JP2015228539A - 無線機およびコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】アップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一のレピータが複数存在する場合であっても、レピータを経由した交信を問題なく実現できる無線機を提供する。
【解決手段】無線機1a、1cで生成されるパケットは、ヘッダ部に送信先および送信元の無線機を識別する識別子、ならびにこれらの無線機1a、1cが位置するエリア2a、2bに設置されたレピータ3a、3bを識別する識別子のデータが含まれ、データ部にA/D変換および符号化された音声信号のデータが含まれる。無線機1cのコントローラは、通信用のレピータとして設定されたレピータ3bのダウンリンク周波数と同一周波数の無線信号を受信したとき、当該無線信号のパケットに含まれる送り先レピータの識別子がレピータ3bの識別子とは異なるレピータ3aの識別子である場合、送信用のパケットを生成する際に、送り元レピータの識別子としてレピータ3aの識別子を設定する。
【選択図】図5

Description

本発明は、デジタル方式の音声通信を採用した無線機、およびその無線機の機能を実現するコンピュータプログラムに関する。
近年、アマチュア無線等の世界において、より高速の通信を実現し、またクリアな音声での交信を楽しむために、音声通信のデジタル化とネットワーク化が普及しつつある(例えば特許文献1参照)。アマチュア無線のデジタル音声通信においては、音声信号は符号化されてデジタル信号に変換され、パケット化された後に送信される。
以下、図8を参照して、デジタル方式の音声通信を採用したアマチュア無線システムについて簡単に説明する。
図8に示すアマチュア無線システム100では、複数の無線機1(1a〜1h)をカバーするエリア2(2a〜2d)毎にレピータ3(3a〜3d)が設置されている。図8の例では、レピータ3aがカバーするエリア2aに無線機1a、1bが存在し、レピータ3bがカバーするエリア2b内に無線機1c、1dが存在する。同様に、レピータ3cがカバーするエリア2cに無線機1e、1fが存在し、レピータ3dがカバーするエリア2d内に無線機1g、1hが存在する。なお、エリア2の数および各エリアに存在する無線機1の数は、特に限定されない。
隣接するレピータ3a、3bおよび3c、3d間は、太線の矢印で示すように、マイクロ波を利用して音声およびデータが多重化された状態で送信される。レピータ3a、3bで結ばれたサービスエリアをゾーン5a、レピータ3c、3dで結ばれたサービスエリアをゾーン5bという。複数のゾーン5(5a、5b、5c)の間は、ゲートウェイ4a、4bを介してインターネット6で結ばれている。
インターネット6上には管理サーバ7が設置されている。管理サーバ7には、無線システム100の各無線機1a〜1hがどのゾーン、エリアに位置するかを示す情報が格納されており、この情報を利用することによってインターネット6を経由してのゾーン間通信が可能となる。
上述のアマチュア無線システム100においては、音声信号がパケット化され、かつパケットのヘッダ部に送信先、送信元のコールサイン等を示すデータが付加されたことに伴い、アナログ音声通信ではできなかった多くの機能を実現できるようになった。
例えば、図8のアマチュア無線システム100を用いることで、以下に示す様々なモードの交信を行うことができる。
(1)各エリア2内での無線機1同士の直接の交信
(2)各エリア2内での無線機1同士のレピータ3を経由した交信
(3)同一ゾーン5内の異なるエリア2の無線機1同士のレピータ3を経由した交信
(4)異なるゾーン5の無線機1同士のゲートウェイ4とインターネット6を経由した交信
特開2007−43232号公報
上述したアマチュア無線システムで実現可能な通信モードのうち、レピータを中継して交信を行うモードにおいては、交信の際、無線機の送信周波数および受信周波数を、自局が位置するエリアをカバーするレピータのアップリンクおよびダウンリンクの周波数に設定する。
一方、各レピータのアップリンクおよびダウンリンクの周波数は、近接するエリア間で混信が生じないように離して設定されているが、使用できる周波数帯域が限られていることから、アップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一のレピータが存在する。例えば、共にアップリンク周波数が434.49MHz、ダウンリンク周波数が439.49MHzの2つのレピータがある。
これらアップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一のレピータは、混信を考慮して十分離れた場所に設置されているが、電波環境の良い場所で無線機を使用すると、周波数が同一であることから、無線機が位置するエリアに設置されたレピータではなく、異なるエリアに設置されたレピータからのダウンリンク信号を受信することがある。
このような場合、ユーザが受信履歴等により、受信した信号の送り先レピータのコールサインが、自局の無線機が位置するエリアをカバーするレピータのコールサインと異なることを確認し、送信の際の送り元レピータのコールサインを、受信した信号の送り先レピータのコールサインに設定すれば、異なるエリアに設置されたレピータを中継して、他の無線機との交信を行うことができるが、それを怠ると相手局の無線機に電波が届かず、交信を行うことができない。
本発明は、このような従来の問題点に鑑みて成されたもので、アップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一のレピータが複数存在する場合であっても、レピータを経由した交信を問題なく実現できる無線機を提供するものである。
上記目的を達成するため本発明にかかる無線機は、アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換した後、ヘッダ部に送信先および送信元の無線機を識別する識別子、ならびにこれらの無線機が位置するエリアに設置されたレピータを識別する識別子のデータが含まれ、データ部にA/D変換および符号化された音声信号のデータが含まれるパケットを生成し、当該パケットを無線信号に変換して送信し、かつ受信する無線機であって、
前記パケットを生成すると共に無線信号に変換する送信部と、
受信した無線信号を復調して前記パケットを取り出す受信部と、
当該受信部で取り出されたパケットから音声信号を再生する音声コーデックと、
前記送信部、受信部および音声コーデックの動作を制御するコントローラと、を備え、
前記コントローラは、通信用のレピータとして設定された第1のレピータのダウンリンク周波数と同一周波数の無線信号を受信したとき、
当該無線信号のパケットに含まれる送り先レピータの識別子が前記第1のレピータの識別子とは異なる第2のレピータの識別子である場合、
前記送信部でパケットを生成する際に、送り元レピータの識別子として、前記第2のレピータの識別子を設定することを特徴とする。
ここで、前記コントローラは、通信用のレピータとして設定された第1のレピータのダウンリンク周波数と同一周波数の無線信号を受信したとき、
当該無線信号のパケットに含まれる送り先レピータの識別子が前記第1のレピータの識別子と一致する場合、
前記送信部でパケットを生成する際に、送り元レピータの識別子として、前記第1のレピータの識別子を設定することが好ましい。
また前記コントローラのメモリには、複数箇所に設置された前記レピータの位置情報、識別子ならびにアップリンクおよびダウンリンクの周波数のデータを含むリストが格納され、前記コントローラは、前記送信部でパケットを生成する際、前記メモリに格納されたリストから送り元レピータとして1つのレピータを選択することが好ましい。
なお、前記無線機は、1つのレピータを経由して交信を行うもの、もしくは少なくとも2つのレピータ、2つのゲートウェイおよびインターネットを経由して交信を行うもののいずれでもよい。
また本発明にかかるコンピュータプログラムは、コンピュータを、A/D変換され符号化された音声信号を含むパケットのヘッダ部から、送り先および送り元の無線機を識別する識別子、ならびにこれらの無線機が位置するエリアに設置されたレピータを識別する識別子のデータを取り出し、その内容を解析するコントローラとして機能させるコンピュータプログラムであって、
前記コントローラは、通信用のレピータとして設定された第1のレピータのダウンリンク周波数と同一周波数の無線信号を受信したとき、
当該無線信号のパケットに含まれる送り先レピータの識別子が前記第1のレピータの識別子とは異なる第2のレピータの識別子である場合、
前記パケットを生成する際に、送り元レピータの識別子として前記第2のレピータの識別子を設定することを特徴とする。
本発明にかかる無線機を用いれば、アップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一であるが、自局の位置するエリアとは異なるエリアに設置されたレピータからの無線信号を受信した場合であっても、相手局との交信を問題なく実現できる。
本発明の実施の形態1にかかる無線機の構成を示すブロック図である。 無線機によって送信されるパケットの構成を示す図である。 不揮発性メモリに格納されたレピータのリストの一例を示す図である。 折り返し通信における従来のレピータのコールサインの設定方法を説明する図である。 折り返し通信における本発明のレピータのコールサインの設定方法を説明する図である。 レピータのコールサインを設定する際の処理の流れを示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2において、ゲートウェイ通信における本発明のレピータのコールサインの設定方法を説明する図である。 デジタル方式の音声通信を採用したアマチュア無線システムの構成を示す図である。
以下、本発明の実施の形態にかかる無線機について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
<無線機の構成と機能>
図1に、デジタル音声通信を採用した本発明の実施の形態1にかかる無線機の構成を示す。無線機1は、マイク11、スピーカ12、AF増幅器13、音声コーデック14、送信部15、送受切替部16、アンテナ17および20、受信部18、GPSレシーバ19、コントローラ21、操作部26ならびに表示部28で構成されている。図中、太線の矢印は音声信号やデータの流れを示し、細線の矢印は制御系統の信号の流れを示している
マイク11は、送信用の音声を入力としてアナログ音声信号を生成し、その音声信号をAF増幅器13に出力する。一方、スピーカ12は、AF増幅器13から出力されたアナログ音声信号を音声に変換する。
AF(Audio Frequency)増幅器13は、マイク11から入力されたアナログ音声信号を増幅して音声コーデック14に供給する。また、音声コーデック14から供給された受信音声のアナログ音声信号を増幅してスピーカ12に出力する。
音声コーデック14は、AF増幅器13から供給されたアナログ音声信号をA/D(アナログ/デジタル)変換および符号化して送信部15に出力する。音声コーデック14はまた、受信部18から供給されたデジタル音声信号を復号化し、更にD/A(デジタル/アナログ)変換した後、AF増幅器13に出力する。
送信部15は、音声コーデック14から供給されたデジタル音声信号に無線通信用のヘッダを付すと共に、後述するPTTスイッチ27の出力に基づいて分割し、図2に示す送信用のパケットを生成する。パケットの構成については、後に図2を用いて詳述する。送信部15は更に、パケットを構成するデジタルデータで搬送波を変調し、必要に応じて周波数変換を行い、送受切替部16を介してアンテナ17から送信する。
送受切替部16は、PTTスイッチ27が押されてオンになると送信部15からの信号をアンテナ17に導き、PTTスイッチ27が放されてオフになるとアンテナ17の受信信号を受信部18に導く。
受信部18は、コントローラ21からの指示信号に従って受信周波数を切り替え、受信周波数に同調して受信信号を増幅し、更に復調してパケットを再生する。そして再生したパケットからヘッダ部を取り除いて音声コーデック14に供給する。
GPS(Global Positioning System)レシーバ19は無線機1の位置情報を取得するための装置で、アンテナ20で受信した電波に基づいて計測された緯度と経度の情報を含むパケットをコントローラ21に供給する。
コントローラ21は無線機1の動作を制御する。コントローラ21は、CPU(Central Processing Unit)22、CPU22の動作を規定するプログラムを記憶したROM(Read Only Memory)23、CPU22のワークメモリとして機能するRAM(Random Access Memory)24、およびレピータのコールサイン等のデータを格納する不揮発性メモリ25を備えている。
操作部26は、種々の入力やユーザの指示をコントローラ21に伝達する。操作部26にはPTT(Push To Talk)スイッチ27が含まれている。PTTスイッチ27は、押す(オンにする)と送受切替部16が送信側に切り替わってアンテナ17から送信が行われ、放す(オフにする)と、送受切替部16が受信側に切り替わり、受信した音声信号の復調が行われる。
表示部28は液晶ディスプレイ等で構成され、種々のデータを表示するのに用いられる。表示部28の画面には、無線機1がアマチュア無線信号を受信したこと(呼び出しがあったこと)や、送信元(自局)や送信先(相手局)のコールサイン、ニックネーム等が表示される。
<パケットの構成>
次に、図2を参照して、送信部15で生成されるパケットの構成を説明する。パケットの構成は、デジタル方式の音声通信の一連のデータを、どのような順番でどのようにまとめて送信するかを示したものである。
パケットPaはヘッダ部Phとデータ部Pdとで構成されている。ヘッダ部Phには、同期信号h1、フラグh2、送り先レピータのコールサインh3、送り元レピータのコールサインh4、送信先コールサインh5、送信元コールサインh6が含まれている。
ヘッダ部Phのうち同期信号h1は、入力信号の同期をとり、またこれより信号であることを表す信号である。フラグh2は、レピータ経由通信、直接通信、レピータ制御信号等を表すデータであり、複数ビットのデータで構成されている。
送り先レピータのコールサインh3は、例えば送信先の無線機が位置するエリアに設置されたレピータのコールサイン、送り元レピータのコールサインh4は送信元の無線機が位置するエリアに設置されたレピータのコールサインである。また送信先コールサインh5は、送信する相手局の無線機のコールサイン、送信元コールサインh6は、自局の無線機のコールサインである。これらのコールサイン(h3〜h6)は、送信先および送信元の無線機、更には無線信号を中継するレピータを識別するための識別子としての役割を果たす。なお送信先コールサインh5については、不特定の局を呼び出すCQとすることもできる。
データ部Pdは、デジタル化された音声フレームd1と、小さな静止画やメモ等のデータを含むデータフレームd2が交互に配置され、最後にパケットの終わりを示す終話フレームd3が付加されている。
<アマチュア無線の交信動作>
次に、図1および図2に示す無線機を用いたアマチュア無線の交信動作について説明する。以下、任意のエリア内の無線機1が、レピータ3を中継して同じエリア内の不特定の局を呼び出す場合、具体的には、図8のエリア2a内の無線機1aが、同じエリア内の無線機(ここでは無線機1b)を呼び出す場合について説明する。
ユーザは交信に先立ち、無線機1aの操作部26を操作して、交信に必要な情報、具体的には、送信元(自局)コールサインや送り元レピータに関する情報(コールサイン、アップリンクおよびダウンリンクの周波数等)を不揮発性メモリ25に格納しておく。
不揮発性メモリ25には、予め、位置情報を含むレピータに関するデータを掲載したリストが格納されている。リストには、国内外に設置されている全てのレピータに関する6種類のデータD1〜D6が含まれる。
図3にリストの一例を示す。データD1はレピータ3が設置されている場所の住所を示す名称である。データD2はレピータ3の位置情報であり、緯度を示すデータLATと経度を示すデータLONを含んでいる。例えば、A町に設置されたレピータの位置情報は(LAT1、LON1)で表される。
データD3はレピータ毎に付与されたコールサインである。またデータD4、D5およびD6は、レピータ3と無線機1との間で通信を行う際の周波数に関するデータであり、D4はダウンリンク周波数、すなわちレピータ3から無線機1への送信周波数を示す。
一方、アップリンク周波数、すなわち無線機1からレピータ3への送信周波数は、データD4、D5およびD6を用いて算出される。データD6はダウンリンクの周波数D4とアップリンクの周波数の差分(オフセット)を示し、データD5はその差分をシフトする方向を示す。データD5が+の場合、データD6の値をデータD4の値に加えることにより、またデータD5が−の場合、データD6の値をデータD4の値から引くことにより、アップリンクの周波数が得られる。
レピータを中継するモードでの交信に先立ち、ユーザは上述のリストから通信に用いるレピータを選択しなければならない。具体的には、ユーザは無線機1aの操作部26を操作し、GPSレシーバ19から出力される緯度と経度の情報を表示部28に表示して現在の位置を確認すると共に、送り元レピータとして、その位置を含むエリア2aをカバーするレピータ3aをリストから選択し、そのレピータ3aを送り元レピータとして設定する。
なお、自局が位置するエリアをカバーするレピータが予めわかっている場合は、GPSレシーバを使用せずに、直接、上述のリストから送り元レピータを選択するようにしてもよい。
次にユーザは、設定された送り元レピータのコールサインおよび不特定に局を呼び出す際のコールサインCQCQCQを指定して、呼び出しを指示する。なお、本ケースでは送り先レピータは存在しないため、送り先レピータのコールサインの設定は行わない。
操作部26から入力された情報および不揮発性メモリ25から読み出された送り元レピータの情報は、コントローラ21によって送信部15に通知され、コントローラ21の指示に従って送信部15でパケットが生成される。図2に示したようにパケットPaのヘッダ部Phには、送り元レピータ3aのコールサインh4、送信先が不特定であることを示すコールサインh5、および送信元(自局)である無線機1aのコールサインh6の各情報が含まれる。
また、不揮発性メモリ25から読み出された情報に基づいて、送信部15の送信周波数が送り元レピータ3aのアップリンク周波数に設定され、受信部18の受信周波数が送り元レピータ3aのダウンリンク周波数に設定される。
送信部15で生成され高周波信号に変換されたパケットPaは、送受切替部16およびアンテナ17を介して送信される。無線機1aから送信された無線信号は、レピータ3aによって中継され、エリア2a内に存在する無線機1bに到達する。
無線機1bで受信した無線信号は、アンテナ17および送受切替部16を介して受信部18に供給され、受信部18で復調されてパケットPaが再生される。更に、受信部18で再生されたパケットPaからヘッダ部Phが取り除かれ、音声コーデック14に供給される。
音声コーデック14に供給された音声データは復号化され、さらにアナログの音声信号に変換されてAF増幅器13に供給される。AF増幅器13で増幅された音声信号はスピーカ12から出力され、送信元のユーザの声が再生される。「CQ」の呼び出しに対して交信を希望するユーザは、PTTスイッチ27を押して応答する。
一方、受信部18で再生されたパケットPaはコントローラ21に供給される。コントローラ21のCPU22は、ECC(Error Check Code)チェックなどにより、受信したパケットPaが有効なパケットであるか否かを判別する。
CPU22は、有効と判別されたパケットPaのヘッダ部PhのデータをRAM24に格納すると共に、ヘッダ部Phの情報を解析する。CPU22は、解析結果に基づいて、受信したパケットPaの送信先コールサインや送信元コールサインを表示部28に表示する。
<レピータのコールサインの設定方法>
次に、アップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一のレピータが存在する場合において、自局の無線機が位置するエリアとは異なるエリアのレピータから送信された無線信号を受信したときのレピータのコールサインの設定方法について、従来の方法と比較しながら説明する。
以下、図4〜図6および前述の図8を参照して、1台のレピータを中継して交信を行う場合(以降、「折り返し通信」という)について説明する。
図4は、折り返し通信における従来のレピータのコールサインの設定方法を説明する図、図5は、折り返し通信における本発明のレピータのコールサインの設定方法を説明する図、図6は、その際のコントローラでの処理の流れを示すフローチャートである。
最初に、図4に基づいて従来のレピータのコールサインの設定方法を説明する。図8に示すように、レピータを中継するモードの通信において、例えばエリア2bに位置する無線機1cはレピータ3bを用いて通信を行うが、ここでは同じゾーン5a内のエリア2aに設置されたレピータ3aのアップリンクおよびダウンリンクの周波数がレピータ3bのそれらと同一であると仮定して説明を行う。
図4(a)に、交信を行う無線機1aおよび1c間の通信経路を示す。また図4(b)に、自局の無線機(以降、単に「自局」という)1cおよび相手局の無線機(以降、単に「相手局」という)1aにおいて、送信パケットを作成する際の無線機およびレピータのコールサインのリストを示す。
図4(b)において、相手局1aのリストは、相手局1aから送信されるパケットのヘッダ部に書き込まれるコールサインのリスト、レピータ3aのリストは、相手局から送信されたパケットをレピータ3aで受信し、そこで書き直されたコールサインのリスト、自局1cのリストは、送信の際にパケットのヘッダ部に書き込まれるコールサインのリストである。なお、レピータ3aにおいて受信したパケットのコールサインを書き換えるのは、様々な通信モードに対応するためである。
相手局1aおよび自局1cのリストのうち、「UR」は送信先のコールサイン、「RPT1」は送り元レピータのコールサイン、RPT2は送り先レピータのコールサイン、「MY」は自局のコールサインである。本実施の形態では、相手局1aが、不特定の局に対して呼び出しを行うものとする。
またレピータ3aのリストのうち、「CALLED」は送信先の無線機のコールサイン、「RXRPT1」は送信元の無線機からの無線信号を受信したレピータのコールサイン、「RXRPT2」は送信先の無線機へ無線信号を送信するレピータのコールサイン、「CALLER」は送信元のコールサインである。
図に示すように、相手局1aのコールサインはJA1XXX、エリア2aに設置されたレピータ3aのコールサインはJP1AAA、エリア2bに設置されたレピータ3bのコールサインはJP2BBB、自局1cのコールサインはJA2YYYとする。なお、「NOT USED」は送り先レピータが用いられないことを示し、またコールサインの右側に添えられた文字「A」は、同一エリアに周波数帯が異なるレピータが設置されている場合に周波数帯区分を区別するための識別子である。
待機状態においては、自局1cの送信周波数および受信周波数は、前述のリストから読み出された情報に基づいて、自局1cの位置するエリア2bをカバーするレピータ3bのアップリンク周波数およびダウンリンク周波数にそれぞれ設定される。
この状態において、レピータ3bとアップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一のレピータ3aを経由して、相手局1aから無線信号が送信された場合、ダウンリンク周波数が同一であることから、電波環境が良好な場所では、自局1cが、相手局1aから送信された無線信号を受信できる。
相手局1aとの交信を希望するユーザが、交信のため自局1cのPTTスイッチ27を押すと、コントローラ21からの情報に基づいて送信部15でパケットが生成され、更に高周波信号に変調されてアンテナ17から送信される。
その際、送り元レピータとして、自局の位置するエリア2bをカバーするレピータ3bが設定されているため、パケットのヘッダ部には、送り元レピータのコールサインとして、レピータ3bのコールサインJP2BBB_Aが設定される。
このため、自局1cから送信された無線信号は、エリア2bに設置されたレピータ3bによって中継されるが、レピータ3bのエリア2bには相手局1aは存在しないため、相手局との交信を行うことができない。
次に、図5および図6に基づいて、本発明におけるレピータのコールサインの設定方法を説明する。図5に示すように、無線機およびレピータの通信経路ならびに無線機およびレピータのコールサインは、図4と変わりがない。
待機状態においては、図4を用いて説明したのと同様に、自局1cの送信周波数および受信周波数は、自局のエリア2bをカバーするレピータ3bのアップリンク周波数およびダウンリンク周波数にそれぞれ設定される。
この状態において、相手局1aからの無線信号がレピータ3aを中継して送信された場合、ダウンリンク周波数が同一であることから、自局1cは相手局1aからの無線信号を受信する(ステップS1)。
コントローラ21は、受信部18で復調されたパケットから、送り先レピータのコールサインを抽出して、そのコールサインを確認する(ステップS2)。通常の通信、すなわちその無線信号が、通信用のレピータとして設定されたレピータ3bを中継して送信されたものである場合、送り先レピータのコールサインは、レピータ3bのコールサインJP2BBB_Aである。
従って、この場合(ステップS3でYes)は、ユーザがPTTスイッチ27を押したとき、コントローラ21は、前述したように、送信部15において、レピータ3bのコールサインを送り元レピータのコールサインとしたパケットを生成し、アンテナ17から送信する。
これに対し、図5に示すように、自局1cが受信したパケットの送り先レピータのコールサインは、レピータ3aのコールサインJP1AAA_Aであり、通信用のレピータとして設定されたレピータ3bのコールサインと一致しない(ステップS3でNo)。
この場合、コントローラ21は、パケットのヘッダ部に書き込む送り元レピータのコールサインを、受信信号に含まれるレピータ3aのコールサインJP1AAA_Aに変更し、RAM24に一時的に格納する(ステップS4)。
ユーザが交信のためPTTスイッチ27を押すと、コントローラ21は、RAM24からレピータ3aのコールサインJP1AAA_Aを読み出し、そのコールサインを送り元レピータのコールサインとするヘッダ情報を送信部15に送信する。送信部15はそのヘッダ情報に基づいてパケットを生成する(ステップS5)。
送信部15で高周波信号に変換され、アンテナ17から送出された無線信号は、アップリンク周波数が同一であることから、レピータ3aおよび3bで受信される。レピータ3aおよび3bは、受信したパケットのヘッダ部に書き込まれた送り元レピータのコールサインが自己のコールサインと一致するか否か確認し、自己のコールサインと一致しない場合は、中継を行わない。従って、自局1cから送信された無線信号は、レピータ3aにおいてのみ中継される。
レピータ3aが設置されたエリア2aには相手局1aが存在するため、レピータ3aから転送された無線信号は相手局1aで受信され、自局1cから送信された音声が再生されて交信が行われる(同ステップS5)。
上述したように、本発明では、相手局からの無線信号を受信した場合、パケットに含まれる送り先レピータのコールサインを確認し、そのコールサインが通信用レピータとして設定されたレピータのコールサインと異なる場合には、送信用のパケットを作成する際に、送り元レピータのコールサインとして、受信信号のパケットに含まれる送り先レピータのコールサインを設定する。
このようにすれば、自局から送信された無線信号は、相手局からの無線信号が中継されたレピータを経由して相手局に届くため、交信が可能となり、アップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一のレピータが存在することによる不都合を解消できる。
(実施の形態2)
実施の形態1では、本発明にかかるレピータのコールサインの設定方法を折り返し通信に適用した場合について説明した。本実施の形態では、本発明にかかるレピータのコールサインの設定方法を、インターネットおよびゲートウェイを経由して無線機間で交信を行う場合(以降、「ゲートウェイ通信」という)に適用した場合について説明する。なお、無線機1の構成および機能は、図1〜図3を用いて説明した無線機のそれと変わりがない。
最初に、前述の図8を参照して、ゲートウェイ通信について簡単に説明する、ゲートウェイ通信は、異なるゾーンに設置されたレピータ同士を、ゲートウェイを経由してインターネットで接続することにより、遠く離れたゾーン間での交信を可能とするものである。
ゲートウェイ通信においては、ゲートウェイ間の接続は管理サーバ7によって行われる。管理サーバ7のメモリには、各無線機1がどのエリア2に位置するのかを示す情報が格納されており、ゲートウェイ通信を行う際には、相手局と自局が位置する2つのエリアが特定され、管理サーバ7によって通信に使用する2つのゲートウェイ4が指定される。
図7は、ゲートウェイ通信におけるレピータのコールサインの設定方法を説明する図である。以下の説明では、図5および図6を用いて説明した折り返し通信の場合と異なる内容を中心に行う。
最初に、図8に基づいて、交信に用いる無線機1cおよび1eの位置関係を説明する。相手局の無線機1eはゾーン5bのエリア2cに位置し、自局の無線機1cはゾーン5aのエリア2bに位置する。相手局1eと自局1cは、レピータ3bおよび3a、ゲートウェイ4a、インターネット6、ゲートウェイ4bならびにレピータ3cを経由して交信を行う。
図7(a)に、自局1cと相手局1eとの間の、レピータ3aおよび3cを経由した通信経路を示す。また図7(b)に、送信用のパケットを作成する際の無線機およびレピータのコールサインのリストを示す。
本実施の形態では、エリア2cに位置する相手局1eがゲートウェイ通信を利用してエリア2aに位置する不特定の局と交信を行うことを前提としている。また実施の形態1と同様に、ゾーン5a内に設置されたレピータ3aのアップリンクおよびダウンリンクの周波数がレピータ3bのそれらと同一であると仮定して説明を行う。
図7に示すように、相手局1eのコールサインはJA3ZZZ、エリア2cに設置されたレピータ3cのコールサインはJP3CCC、エリア2aに設置されたレピータ3aのコールサインはJP1AAA、エリア2bに設置されたレピータ3bのコールサインはJP2BBB、自局1cのコールサインはJA2YYYとする。
図7(b)において、相手局1eのリストは、相手局1eから送信されるパケットのヘッダ部に書き込まれるコールサインのリスト、レピータ3aのリストは、相手局から送信され、ゲートウェイ4およびインターネット6を経由して転送されたパケットをレピータ3aで受信し、そこで書き直されたヘッダ部のコールサインのリスト、自局1cのリストは、自局1cが送信をする際に、パケットのヘッダ部に書き込まれるコールサインのリストである。
図7(b)に示すように、相手局1eからの無線信号を、インターネット6を経由してエリア2aの不特定の局に送信する場合、パケットのコールサインのうち相手局を示すURには、記号「/」と、インターネット6を経由して接続されたレピータ3aのコールサインJP1AAA_Aが書き込まれる。ゲートウェイ通信で指定されたレピータのコールサインの前に記号「/」を付与すると、指定されたレピータから不特定多数の局を呼び出す(CQCQCQ)ことができるようになる。
また送り元レピータのコールサインRPT1および送り先レピータのコールサインRPT2には、レピータ3cのコールサインJP3CCCが書き込まれる。なお、コールサインの添え字「A」は、前述したように周波数帯区分を区別するための識別子であり、添え字「G」は、ゲートウェイ通信であることを示す識別子である。
図7(b)のレピータ3aのリストのうち送信先のコールサインを示すCALLEDには、不特定の局への呼び出しであることを示すCQCQCQが書き込まれる。また送信元の無線機からの無線信号を受信したレピータを示すRXRPT1および送信先の無線機へ無線信号を送信するレピータを示すRXRPT2には、レピータ3aのコールサインJP1AAAが書き込まれる。またRXRPT1のコールサインには、ゲートウェイ通信であることを示す文字「G」が添えられ、RXRPT1のコールサインには、周波数帯区分を区別するための文字「A」が添えられる。
実施の形態1と同様、レピータ3aを経由して相手局1eからの無線信号が送信された場合、レピータ3aおよび3bのダウンリンク周波数が同一であることから、自局1cは相手局1eからの電波を受信できる。
コントローラ21は、受信部15で復調されたパケットから送り先レピータのコールサインを抽出して、そのコールサインが通信用のレピータとして設定されたレピータのコールサインであるか否かを確認する。
通常の通信、すなわちその無線信号が自局1cの位置するエリア2bに設置されたレピータ3bを中継して送信されたものである場合、送り先レピータのコールサインは、レピータ3bのコールサインJP2BBB_Aである。従って、この場合は、ユーザがPTTスイッチ27を押したとき、コントローラ21は、前述したように、送信部15において、レピータ3bのコールサインを送り元レピータのコールサインとしたパケットを生成し、アンテナ17から送信する。
これに対し、図7に示した例では、自局1cが受信した無線信号の送り先パケットのコールサインは、レピータ3aのコールサインJP1AAA_Aである。このコールサインは、通信用のレピータとして設定されたレピータ3bのコールサインではないため、コントローラ21は、送り元レピータのコールサインを、受信信号に含まれる送り先レピータのコールサインJP1AAA_Aに変更し、RAM24に一時的に格納する。
ユーザが交信のためPTTスイッチ27を押すと、コントローラ21は、RAM24からレピータ3aのコールサインJP1AAA_Aを読み出し、そのコールサインを送り元レピータのコールサインとするヘッダ情報を送信部15に送信する。送信部15はそのヘッダ情報に基づいてパケットを生成する。
送信部15で高周波信号に変調され、アンテナ17から送信された無線信号は、レピータ3aおよび3bで中継される。レピータ3aおよび3bは、受信したパケットのヘッダ部に書き込まれた送り元レピータのコールサインが自己のコールサインと一致するか否か確認し、自己のコールサインと一致しない場合は、中継を行わない。従って、自局1cから送信された無線信号は、レピータ3aにおいてのみ中継される。
レピータ3aからゲートウェイ4a、インターネット6、ゲートウェイ4bおよびレピータ3cを経由して転送された無線信号は、相手局1eで受信され(図8参照)、自局1cから送信された音声が再生されて交信が行われる。
上述したように、本発明におけるレピータのコールサインの設定方法は、折り返し通信ばかりでなくゲートウェイ通信にも適用できるものであり、アップリンクおよびダウンリンクの周波数が同一の複数のレピータが存在することによる弊害を、送り元レピータのコールサインを書き換えるという簡単な処理によって解消できるものである。
なお、本実施の形態では、任意の2つのエリアのそれぞれに位置する2台の無線機間で交信を行うことを前提として説明したが、本発明は、車載型の無線機のようにエリア間を移動する無線機を用いて交信を行う場合にも適用できることは云うまでもない。
また、本実施の形態のコントローラの機能をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録媒体(例えばCD−ROM)に記録して配布したり、ネットワークで配信したりしてもよい。このコンピュータプログラムは、コンピュータの記録媒体に記録されインストールされる。
1 無線機
2、2a〜2d エリア
3、3a〜3d レピータ
4a、4b ゲートウェイ
5a,5b,5c ゾーン
6 インターネット
7 管理サーバ
11 マイク
12 スピーカ
13 AF増幅器
14 音声コーデック
15 送信部
16 送受切替部
17、20 アンテナ
18 受信部
19 GPSレシーバ
21 コントローラ
25 不揮発性メモリ
26 操作部
27 PTTスイッチ
28 表示部
100 アマチュア無線システム
Pa パケット
Ph ヘッダ部
Pd データ部
D1〜D6 データ

Claims (5)

  1. アナログ音声信号をデジタル音声信号に変換した後、ヘッダ部に送信先および送信元の無線機を識別する識別子、ならびにこれらの無線機が位置するエリアに設置されたレピータを識別する識別子のデータが含まれ、データ部にA/D変換および符号化された音声信号のデータが含まれるパケットを生成し、当該パケットを無線信号に変換して送信し、かつ受信する無線機であって、
    前記パケットを生成すると共に無線信号に変換する送信部と、
    受信した無線信号を復調して前記パケットを取り出す受信部と、
    当該受信部で取り出されたパケットから音声信号を再生する音声コーデックと、
    前記送信部、受信部および音声コーデックの動作を制御するコントローラと、を備え、
    前記コントローラは、通信用のレピータとして設定された第1のレピータのダウンリンク周波数と同一周波数の無線信号を受信したとき、
    当該無線信号のパケットに含まれる送り先レピータの識別子が前記第1のレピータの識別子とは異なる第2のレピータの識別子である場合、
    前記送信部でパケットを生成する際に、送り元レピータの識別子として、前記第2のレピータの識別子を設定することを特徴とする無線機。
  2. 前記コントローラは、通信用のレピータとして設定された第1のレピータのダウンリンク周波数と同一周波数の無線信号を受信したとき、
    当該無線信号のパケットに含まれる送り先レピータの識別子が前記第1のレピータの識別子と一致する場合、
    前記送信部でパケットを生成する際に、送り元レピータの識別子として、前記第1のレピータの識別子を設定する、請求項1に記載の無線機。
  3. 前記コントローラのメモリには、複数箇所に設置された前記レピータの位置情報、識別子ならびにアップリンクおよびダウンリンクの周波数のデータを含むリストが格納され、
    前記コントローラは、前記送信部でパケットを生成する際、前記メモリに格納されたリストから送り元レピータとして1つのレピータを選択する、請求項1または2に記載の無線機。
  4. 前記無線機は、1つのレピータを経由して交信を行うもの、もしくは少なくとも2つのレピータ、2つのゲートウェイおよびインターネットを経由して交信を行うものである、請求項1ないし3のいずれかに記載の無線機。
  5. コンピュータを、A/D変換され符号化された音声信号を含むパケットのヘッダ部から、送り先および送り元の無線機を識別する識別子、ならびにこれらの無線機が位置するエリアに設置されたレピータを識別する識別子のデータを取り出し、その内容を解析するコントローラとして機能させるコンピュータプログラムであって、
    前記コントローラは、通信用のレピータとして設定された第1のレピータのダウンリンク周波数と同一周波数の無線信号を受信したとき、
    当該無線信号のパケットに含まれる送り先レピータの識別子が前記第1のレピータの識別子とは異なる第2のレピータの識別子である場合、
    前記パケットを生成する際に、送り元レピータの識別子として前記第2のレピータの識別子を設定することを特徴とするコンピュータプログラム。
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