JP5120223B2 - 遠隔地レピータ・モニタシステムと遠隔地レピータのモニタ方法 - Google Patents

遠隔地レピータ・モニタシステムと遠隔地レピータのモニタ方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信とインターネットを併用する移動体通信技術、特に遠隔地レピータの使用状況のモニタ技術に関する。
図11は、無線通信とインターネットを併用する移動体通信システムの一例であるD−STAR(Digital Smart Technologies for Amateur Radio)システムの概要を示す構成図である。(なお、D−STARは、社団法人日本アマチュア無線連盟の登録商標である。)
このD−STARシステムは、アマチュア無線の無線機1の電波を中継するレピータ局2間の中継回線としてIP(Internet Protocol)ネットワーク(以下、インターネットという)を利用するもので、エリア(通信圏)毎に設けられた複数のレピータ局2と、これらのレピータ局2を制御すると共にインターネット5に接続するための複数のゲートウエイ3を有している。同一のゲートウエイ3に収容されるレピータ局2の間は、高速の専用回線である幹線4を介して接続されている。また、各ゲートウエイ3は、インターネット5を介して相互に接続されるようになっている。また、インターネット5には、各無線機1が現在接続されているレピータ等の接続情報を管理する管理サーバ6が接続されている。
各無線機1は、ユーザを特定するための固有の識別符号であるユーザID(例えば、アマチュア無線のコールサイン)を有している。また、各レピータ局2は、無線による通信範囲を特定するためのアドレスであるエリアID(例えば、アマチュア無線のコールサイン)を有している。一方、各ゲートウエイ3や管理サーバ6には、インターネット上での位置を特定するためのIPアドレスが付与されている。
このようなD−STARシステムにおいて、各ゲートウエイ3は、収容するレピータ局2を介して各エリア内に存在する無線機1の状態を監視し、各無線機1の接続情報等をインターネット5を通して管理サーバ6に通知する。管理サーバ6は、各ゲートウエイ3から通知された無線機1の状態や接続情報等をデータベースに保存し、各ゲートウエイ3からの問い合わせに応じて無線機1の接続情報等を通知するようになっている。
このD−STARシステムで、1つの無線機1aから他の無線機1bへ通信を行う場合、送信元の無線機1aは宛先の無線機1bのユーザIDを指定してレピータ局2aへ音声やデータ等のメッセージを送信する。無線機1aから送信されたメッセージは、その無線機1aが存在するエリアのレピータ局2aで受信され、直接または幹線4を介してゲートウエイ3aに転送される。
ゲートウエイ3aは、宛先の無線機1bのユーザIDを管理サーバ6へ伝え、該当する無線機1bの状態や接続情報等を問い合わせる。そして、管理サーバ6から、宛先の無線機1bを収容するゲートウエイ3bのIPアドレスとレピータ局2bのエリアIDを得て、これらの宛先アドレスを、無線機1aから送信されたメッセージに付加してインターネット5に送信する。
宛先のゲートウエイ3bは、インターネット5を介して受信したメッセージに付加されたエリアIDに従って、そのメッセージを該当するレピータ局2bへ転送する。レピータ局2bは、ゲートウエイ3bから転送されてきたメッセージを無線信号に変換して送信する。これにより、レピータ局2bのエリア内に存在する無線機1bは、送信元の無線機1aからのメッセージを受信することができる。
このように、D−STARシステムは、インターネット5を中継回線として使用することにより、電波が直接届かないような遠距離であっても、移動体間の通信を可能としている。
なお、下記特許文献1には、トランシーバの通話内容をモニタし、インターネットを介して通信圏外のトランシーバ等へ送信する通信システムが記載されている。また、下記特許文献2には、地区毎に設置されて複数の連絡用無線機と送受信を行う無線送受信装置の間をイントラネットで接続し、他の地区の無線送受信装置で連絡用無線機との間で行われている交信内容をモニタするための無線交信モニタシステムが記載されている。
特開2001−136206号公報 特開2002−330108号公報
しかしながら、D−STARシステムでは、遠隔地のレピータ局2にメッセージを送信しようとしても、そのレピータ局2の使用状況が分からず、使用中のために接続できなかったり、そのレピータ局2の通信を結果的に妨害したりするという問題があった。また、前記特許文献1,2によるモニタシステムは、単に他のトランシーバ等の交信内容をモニタすることを目的としたもので、メッセージの中継を行う個々のレピータ局の使用状況をモニタすることはできなかった。
本発明は、適切なタイミングで宛先の無線機1を呼び出すために、遠隔地のレピータ局2の通信状況をモニタすることが可能な、遠隔地レピータ・モニタシステムと遠隔地レピータのモニタ方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る遠隔地レピータ・モニタシステムは、移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタするための遠隔地レピータ・モニタシステムであって、モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを前記インターネットに送信すると共に、該インターネットを介して受信したモニタデータを無線で送信するモニタ端末と、前記レピータ局の通信圏内に配置され、該レピータ局から前記移動体端末に送信されるメッセージを傍受し、前記インターネットを介して送信された前記モニタ要求コマンドに応じて、その傍受したメッセージを該インターネットを通して前記モニタデータとして前記モニタ端末へ送信するモニタ局とを備えることを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る遠隔地レピータ・モニタシステムは、移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタするための遠隔地レピータ・モニタシステムであって、モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドをインターネットに送信すると共に、該インターネットを介して受信したモニタデータを無線で送信するモニタ端末と、前記レピータ局の通信圏内に配置され、該レピータ局から移動体端末に送信されるメッセージを傍受し、前記インターネットを介して受信したモニタ指示コマンドに応じて、その傍受したメッセージを該インターネットを通して送信するモニタ局と、モニタ端末から受信した前記モニタ要求コマンドに従って前記モニタ局に前記モニタ指示コマンドを送信し、該モニタ局で傍受されて送られてきた前記メッセージを前記モニタデータとして該モニタ端末に送信するモニタサーバとを備えることを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る遠隔地レピータ・モニタシステムは、移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタするための遠隔地レピータ・モニタシステムであって、モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを前記インターネットに送信すると共に、該インターネットを介して受信したモニタデータを無線で送信するモニタ端末を備え、前記ゲートウエイは、前記収容するレピータ局を介して前記移動体端末に送信するメッセージを、前記モニタ要求コマンドに応じて前記インターネットを通して前記モニタデータとして前記モニタ端末へ送信するように構成されたことを特徴とする。
本発明の第4の観点に係る遠隔地レピータ・モニタシステムは、移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタするための遠隔地レピータ・モニタシステムであって、モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを前記インターネットに送信すると共に、該インターネットを介して受信したモニタデータを無線で送信するモニタ端末と、前記モニタ端末から受信した前記モニタ要求コマンドに従って前記インターネットにモニタ指示コマンドを送信し、該インターネットを通して前記レピータ局から送られてきたメッセージを前記モニタデータとして該モニタ端末に送信するモニタサーバとを備え、前記ゲートウエイは、前記収容するレピータ局を介して前記移動体端末に送信するメッセージを、前記モニタ指示コマンドに応じて前記インターネットを通して前記モニタサーバへ送信するように構成されたことを特徴とする。
モニタ端末は、モニタデータを移動体端末で受信可能な電波形式を使用して送信するように構成しても良い。また、前記移動体端末は移動無線局用の無線機とし、前記移動体端末及びレピータ局の識別符号には無線局のコールサインを用いることができる。
本発明の第5の観点に係る遠隔地レピータのモニタ方法は、移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタする遠隔地レピータのモニタ方法であって、モニタ端末が、モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを、該レピータ局の通信圏内に配置されたモニタ局に前記インターネットを介して送信する処理と、前記モニタ局が前記モニタ要求コマンドを受信した後、前記レピータ局から前記移動体端末に送信されるメッセージを傍受し、その傍受したメッセージをモニタデータとして前記モニタ端末に前記インターネットを介して転送する処理と、前記モニタ端末が、前記モニタ局から転送された前記モニタデータを、前記移動体端末で受信可能な電波形式に変換して送信する処理とを順次行うことを特徴とする。
本発明の第6の観点に係る遠隔地レピータのモニタ方法は、移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタする遠隔地レピータのモニタ方法であって、モニタ端末が、モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを、モニタサーバに前記インターネットを介して送信する処理と、前記モニタサーバが、前記モニタ要求コマンドに応じてモニタ指示コマンドを、前記モニタ対象のレピータ局の通信圏内に配置されたモニタ局に前記インターネットを介して送信する処理と、前記モニタ局が前記モニタ指示コマンドを受信した後、前記レピータ局から前記移動体端末に送信されるメッセージを傍受し、その傍受したメッセージを前記モニタサーバに前記インターネットを介して転送する処理と、前記モニタサーバが、前記モニタ局から転送されたメッセージをモニタデータとして、前記モニタ端末に前記インターネットを介して転送する処理と、前記モニタ端末が、前記モニタサーバから転送された前記モニタデータを、前記移動体端末で受信可能な電波形式に変換して送信する処理とを順次行うことを特徴とする。
本発明の遠隔地レピータ・モニタシステムは、モニタ端末からインターネットを介してモニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを送信し、モニタ要求コマンドを受信したモニタ局が、その通信圏内のレピータ局から前記移動体端末に送信されるメッセージを傍受して、その傍受したメッセージをインターネットを通してモニタデータとしてモニタ端末へ転送し、これを受信したモニタ端末が、無線に変換して送信するように構成されている。従って、モニタ端末と移動体端末を用いて、インターネットを介して遠隔地のレピータ局の通信状況を随時モニタすることにより、宛先のレピータ局の通信状況に応じて、適切なタイミングで宛先の無線機を呼び出すことができるという効果がある。
[第1の実施形態]
図1に示すように、本発明の第1の実施形態のデータ通信システムは、D−STARシステムを基本構成としたもので、図11中の要素と共通の要素には共通の符号が付されている。
このデータ通信システムは、アマチュア無線の無線機1の電波を中継するレピータ局2間の中継回線としてインターネット5を利用するD−STARシステムにおいて、指定したレピータ局2の通信状況をモニタする機能を追加したものである。
レピータ局2は通信圏であるエリア毎に設けられ、これらのレピータ局2は、ゲートウエイ3を介してインターネット5に接続されている。なお、同一のゲートウエイ3に収容されるレピータ局2の間は、高速の専用回線である幹線4を介して接続されている。
各ゲートウエイ3は、収容するレピータ局2とインターネット5との間の接続を制御するもので、インターネット5を介して相互に接続されるようになっている。また、インターネット5には、各無線機1が現在接続されているレピータ等の接続情報を管理する管理サーバ6が接続されている。
更に、このデータ通信システムは、レピータ局2の通信状況をモニタするために、モニタ端末10、モニタサーバ20及びモニタ局30を備えている。これらのモニタ端末10、モニタサーバ20及びモニタ局30は、すべてインターネット5に接続されており、それぞれインターネット上での位置を特定するために、固有のIPアドレスが付与されている。
モニタ端末10は、モニタ対象のレピータ局2を指定してモニタの開始や終了を要求するモニタ要求コマンドを、インターネット5を介してモニタサーバ20に送信し、このモニタ要求コマンドに応じてモニタサーバ20から送られてくるレピータ局2のモニタデータを、微弱電波を使って無線機1に転送するものである。
このモニタ端末10は、例えば図2に示すように、オペレータがモニタ対象のレピータ局2を指定して、モニタの開始や終了を要求するためのモニタ要求コマンドを入力したり、このコマンドに対する応答を監視するための操作部11を有している。操作部11にはコマンド送信部12が接続され、このコマンド送信部12が、入力されたコマンドを所定の形式のメッセージに変換してインターネット接続部13へ与えるようになっている。インターネット接続部13は、コマンド送信部12から与えられたメッセージ(則ち、モニタ要求コマンド)にインターネット・プロトコルに従ったヘッダを付加してインターネット5を介してモニタサーバ20に送信するものである。また、インターネット接続部13は、モニタサーバ20からインターネット5を介して受信したメッセージ(則ち、レピータ局2から転送されてきたモニタデータ)をモニタデータ受信部14に渡す機能を有している。
モニタデータ受信部14は、レピータ局2から転送されたてきたモニタデータを所定の形式に変換して無線送信部15に与えるものである。また、モニタデータ受信部14は、モニタサーバ20からの応答を、操作部11に出力する機能を有している。無線送信部15は、モニタデータ受信部14から与えられるモニタデータに同期符号等の無線部ヘッダを付加し、微弱電波を使用して送信アンテナ16から送信するものである。なお、微弱電波は、電波法上変調方式や占有帯域に制限を受けない微弱なレベル(例えば、送信出力245pW程度)のもので、送信周波数としては、高調波を利用して無線回路を簡素化するために、430MHz帯の場合は432.00MHz、1.2GHz帯の場合は1296.00MHzが使用される。この送信アンテナ16から送信された無線信号は、近傍に配置された無線機1で受信されるようになっている。
モニタサーバ20は、モニタ端末10とモニタ局30の間のコマンドやモニタデータを仲介するもので、モニタ端末10から送られてきたモニタ要求コマンドに応じて、インターネット5を介して該当するモニタ局30にモニタデータの転送の開始や終了を指示するモニタ指示コマンドを送信し、そのモニタ局30から転送されてくるモニタデータを、要求元のモニタ端末10にインターネット5を介して転送するものである。
このモニタサーバ20は、例えば図3に示すように、インターネット5を介してモニタ端末10やモニタ局30との間で、インターネット・プロトコルに従ってコマンドやモニタデータの送受信を行うインターネット接続部21を有している。インターネット接続部21には、コマンド送受信部22とモニタデータ送受信部23が接続されている。
コマンド送受信部22は、モニタ端末10から受信したモニタの開始や終了を要求するモニタ要求のコマンドに従って、モニタ対象のレピータ局2に対応するモニタ局30に対してモニタの開始や終了を指示するモニタ指示コマンドを送信するものである。このコマンド送受信部22には、レピータ局2のエリアIDと、これに対応するモニタ局30のIPアドレスを対応付けるためのテーブルを有するアドレス情報蓄積部24が接続されている。
モニタデータ送受信部23は、モニタ局30から受信したモニタデータを、そのモニタ要求を行ったモニタ端末10に転送するものである。このモニタデータ送受信部23には、転送処理のためにモニタデータを一時的に蓄積するためのモニタデータバッファ25が接続されている。
モニタ局30は、同じエリア内にあるレピータ局2から送信される無線信号を傍受し、モニタサーバ20からインターネット5を介して与えられるモニタ指示コマンドに基づいて、傍受した通信内容をモニタデータとしてインターネット5を介してモニタサーバ20に転送するものである。
このモニタ局30は、例えば図4に示すように、レピータ局2から送信される無線信号を受信するための受信アンテナ31と無線受信部32を有しており、この無線受信部32で受信したモニタデータがモニタデータ転送部33に与えられるようになっている。モニタ局30は、更に、インターネット5を介してモニタデータをモニタサーバ20に転送すると共に、このモニタサーバ20から与えられるモニタ要求コマンドを受信するために、インターネット接続部34とコマンド受信部35を有している。
コマンド受信部35は、モニタサーバ20からモニタ開始指示コマンドを受信したときに、モニタデータ転送部33に対して、無線受信部32で受信したモニタデータを転送するように指示するものである。これにより、無線受信部32で受信されたモニタデータは、モニタデータ転送部33からインターネット接続部34に出力され、更にインターネット5を介してモニタサーバ20に転送されることになる。なお、コマンド受信部35は、モニタサーバ20からモニタ終了指示コマンドを受信したときには、モニタデータ転送部33に対して、モニタデータの転送を終了させるための指示を行うようになっている。
次に、図5を参照しつつ、図1のデータ通信システムにおけるモニタ処理の動作を説明する。
図5の手順S1において、オペレータは、モニタ端末10の操作部11から、モニタの対象とするレピータ局2のエリアID(例えば、アマチュア無線局のコールサイン)を指定し、手順S2において、モニタの開始を要求するために「開始ボタン」を押下する。これにより、手順S3において、モニタ端末10のコマンド送信部12は、目的のレピータ局のコールサインとモニタ開始要求のメッセージを含むモニタ開始要求コマンドを生成する。コマンド送信部12で生成されたモニタ開始要求コマンドは、インターネット・プロトコルに従ったヘッダが付加され、図6に示すようなコマンド・パケットに組み立てられて、インターネット接続部13からインターネット5に送信される。このとき、コマンド・パケットのIP(Internet Protocol)ヘッダ中の送信元アドレスはモニタ端末10のIPアドレスであり、宛先アドレスはモニタサーバ20のIPアドレスである。
手順S3でモニタ端末10からインターネット5上に送信されたモニタ開始要求コマンドは、手順S4において、モニタサーバ20のインターネット接続部21で受信され、コマンド送受信部22に渡される。
手順S5において、コマンド送受信部22はアドレス情報蓄積部24を参照し、目的のレピータ局2のエリアID(コールサイン)に対応するモニタ局30のIPアドレスを調べ、このモニタ局30に対するモニタ開始指示のメッセージを含むモニタ開始指示コマンドを生成する。モニタ局30に対するモニタ開始指示コマンドは、コマンド・パケットに組み立てられて、インターネット接続部21からインターネット5に送信される。このときのコマンド・パケットの形式は、図6に示すものとほぼ同様であるが、送信元アドレスはモニタサーバ20のIPアドレスであり、宛先アドレスはモニタ局30のIPアドレスである。
手順S6において、宛先のモニタ局30のインターネット接続部34は、モニタ開始指示コマンドを受信し、その受信したコマンドをコマンド受信部35に渡す。コマンド受信部35は受信したコマンドによってモニタの開始が指示されていることを確認し、モニタデータ転送部33に対して、受信アンテナ31及び無線受信部32で受信したレピータ局2の無線信号を、モニタデータとして出力するように指示する。
手順S7において、モニタデータ転送部33によるモニタデータの転送処理が開始される。モニタデータ転送部33は、D−STAR形式でレピータ局2から受信した無線パケットの信号を、インターネット・プロトコルに従ったデータ・パケットの信号に変換する。無線パケットは、図7に示すように、ビット同期やフレーム同期の同期パターン、送信元や宛先のコールサイン等のID領域、及び誤り訂正符号(FCS)等を有する無線部ヘッダと、複数の音声フレームとデータフレームが交互に配置されたデータ領域とで構成されている。なお、音声フレームは、アメリカのDVS社で開発されたAMBE(Advanced Multi-Band Excitation)規格のコーデックでデジタル化された圧縮符号となっている。
また、データ・パケットは、図8に示すように、MACヘッダやIPヘッダ等のヘッダ部と、複数の音声フレームとデータフレームが交互に配置されたデータ領域とで構成されている。則ち、モニタデータ転送部33は、D−STAR形式で受信した無線パケットのデータ領域を所定のサイズに分割し、分割したデータ領域毎にインターネット・プロトコルに従って置き換えたヘッダ部を付加して、モニタデータとしてインターネット5に送信する。ここで、IPヘッダの送信元アドレスはモニタ局30のIPアドレスであり、宛先アドレスはモニタサーバ20のIPアドレスである。
手順S8において、モニタサーバ20のモニタデータ送受信部23は、モニタ局30から受信したモニタデータを、転送処理のためにモニタデータバッファ25に蓄積した後、読み出してモニタ端末10に転送する。
手順S9において、モニタ端末10のモニタデータ受信部14は、モニタサーバ20から転送されてきたモニタデータを受信し、これをD−STAR形式の無線パケットに変換して無線送信部15に渡す。このときの無線パケットは、図7に示すものとほぼ同じであるが、無線部ヘッダのIDの「送り先中継局コールサイン」と「相手局コールサイン」を「MONITOR」に書き換え、「送り元中継局コールサイン」と「自局コールサイン1,2」を「スペース」に書き換えたものである。
手順S10において、モニタ端末10の無線送信部15は、モニタデータ受信部14から与えられた無線パケットを、微弱電波を使用して送信アンテナ16から送信する。モニタ端末10の近傍に配置された無線機1は、送信アンテナ16から送信される微弱電波による無線パケットを受信し、そのデータ領域の音声フレームをアナログ信号に変換してスピーカから出力する。
手順S7〜S10の処理は、手順S11において「終了ボタン」が押下されない(手順S11;いいえ)限り、モニタ局30がレピータ局2から無線信号を受信するたびに繰り返して行われる。これにより、オペレータは無線機1から出力される音声信号を聞くことにより、レピータ局2の通信状況を把握することができる。
レピータ局2の通信状況を把握したオペレータは、手順S11において、モニタ端末10の操作部11から、モニタの終了を要求するために「終了ボタン」を押下する(手順S11;はい)。これにより、手順S12において、モニタ端末10のコマンド送信部12は、目的のレピータ局のコールサインとモニタ終了要求のメッセージを含むモニタ終了要求コマンドを生成する。コマンド送信部12で生成されたモニタ終了要求コマンドは、手順S3と同様の処理により、インターネット接続部13からインターネット5に送信される。この後、モニタ端末10の処理は終了する。
一方、手順S12でモニタ端末10からインターネット5上に送信されたモニタ終了要求コマンドは、手順S13において、モニタサーバ20のインターネット接続部21で受信され、コマンド送受信部22に渡される。手順S14において、コマンド送受信部22は、手順S5と同様の処理により、該当するモニタ局30に対するモニタ終了指示コマンドを生成し、インターネット接続部21からインターネット5に送信する。
手順S15において、宛先のモニタ局30のインターネット接続部34は、モニタ終了指示コマンドを受信し、その受信したコマンドをコマンド受信部35に渡す。コマンド受信部35は受信したコマンドによってモニタの終了が指示されていることを確認し、モニタデータ転送部33に対して、モニタデータの転送動作を終了するように指示する。
手順S16において、モニタデータ転送部33によるモニタデータの転送処理が終了し、モニタ局30の処理は終了する。
以上のように、この第1の実施形態のデータ通信システムは、D−STARシステムを基本構成とし、これに遠隔地のレピータ局2の通信状況をモニタするために、モニタ端末10、モニタサーバ20及びモニタ局30を設けている。これにより、既存のD−STARシステムに全く影響を与えることなく、目的のレピータ局2の通信状況をモニタすることが可能になり、適切なタイミングで宛先の無線機1を呼び出すことができるという利点がある。
更に、モニタ端末10は、D−STARシステムと同じ形式の無線パケットを使用して微弱電波でモニタデータを送信するので、高度な無線送信部15を必要としない。また、D−STARシステム用のコーデックを備えた専用のモニタ受信機を必要とせず、D−STARシステムで使用する無線機1を使用して、レピータ局2の通信状況を把握することができるという利点がある。
[第2の実施形態]
第1の実施形態では、レピータ局2のモニタを行うために、このレピータ局2から送信される電波を傍受するモニタ局30を設けているが、本発明の第2の実施形態のデータ通信システムは、図9に示すように、図1中のゲートウエイ3とモニタ局30に代えて、ゲートウエイにモニタ局の機能を追加したゲートウエイ・モニタ局40を設けている。
即ち、ゲートウエイ・モニタ局40は、従来のゲートウエイとしての機能に加えて、モニタサーバ20からモニタの開始や終了を指示するモニタ指示コマンドに従って、制御下のレピータ局2と無線機1との間で送受信するデータをモニタデータとして、インターネット5を介してモニタサーバ20に転送する機能を備えている。
ゲートウエイ・モニタ局40は、図10に示すように、ゲートウエイとして本来備えているインターネット接続部41とデータ転送部42に加えて、モニタ局として必要なコマンド受信部43とモニタデータ転送部44を有している。コマンド受信部43は、インターネット接続部41に接続され、インターネット5を介してモニタサーバ20からモニタ開始指示コマンドを受信したときに、モニタデータ転送部44に対して、モニタデータの転送を開始するように指示するものである。また、コマンド受信部43は、モニタサーバ20からモニタ終了指示コマンドを受信したときには、モニタデータ転送部44に対して、モニタデータの転送の終了を指示するようになっている。
モニタデータ転送部44は、コマンド受信部43からモニタデータの転送開始の指示を受けたときに、レピータ局2が無線機1との間で送受信するデータを、このレピータ局2から取り込み、モニタデータとしてインターネット接続部41からインターネット5を介してモニタサーバ20への転送を開始するものである。また、モニタデータ転送部44は、コマンド受信部43からモニタデータの転送終了の指示を受けたときには、モニタデータの転送を終了するようになっている。図9におけるその他の構成は、図1と同様である。
この第2の実施形態のデータ通信システムにおけるモニタ処理の動作は、ゲートウエイ・モニタ局40を除き、第1の実施形態とほぼ同様である。
即ち、ゲートウエイ・モニタ局40は、モニタサーバ20からモニタ開始指示コマンドを受信すると、レピータ局2から送信される無線信号を受信するのではなく、このレピータ局2と無線機1との間で送受信するデータと同じデータをモニタデータとして、インターネット5を介してモニタサーバ20に転送する。なお、モニタ端末10の動作は第1の実施形態と同じである。また、モニタサーバ20では、モニタ開始指示コマンドやモニタ終了指示コマンドの宛先がゲートウエイ・モニタ局40のIPアドレスになる他は、第1の実施形態で説明した通りの動作が行われる。
以上のように、この第2の実施形態のデータ通信システムは、D−STARシステムを基本構成とし、これに遠隔地のレピータ局2の通信状況をモニタするために、ゲートウエイに代えてモニタ機能を追加したゲートウエイ・モニタ局40を設けている。これにより、第1の実施形態のような無線受信部を必要とせず、既存のD−STARシステムのゲートウエイとレピータ局に若干の機能を追加するだけで、目的のレピータ局2の通信状況をモニタすることが可能になり、適切なタイミングで宛先の無線機1を呼び出すことができるという利点がある。
更に、モニタ端末10は、モニタデータをD−STARシステムと同じ形式の無線パケットを使用して微弱電波で送信するので、高度な無線送信部15を必要としない。また、専用のモニタ受信機を必要とせず、D−STARシステムで使用する無線機1を使用して、レピータ局2の通信状況を把握することができるという利点がある。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
(a) アマチュア無線のD−STARシステムにおけるレピータ局2のモニタシステムについて説明したが、インターネットやその他の通信網を無線通信の中継回線として使用するデータ通信システムに対して同様に適用可能である。
(b) モニタサーバ20が、モニタ端末10とモニタ局30の間のコマンドやモニタデータの転送を仲介しているが、例えば、モニタ端末10にモニタ局30とレピータ局2の対応を示す情報を持たせたり、管理サーバ6に問い合わせたりすることにより、モニタサーバ20を介さず、モニタ端末10とモニタ局30の間で直接モニタデータ等の転送を行うようにしても良い。
(c) 図2〜図4では、モニタ端末10等の各構成要素を、それぞれ独立した機能を有するハードウエアとして説明したが、コンピュータを用いてプログラムによってこれらの各構成要素の機能を実現しても良い。
(d) 送受信メッセージ等のパケットのフレーム構成は、図6〜図8に例示したものに限定されない。適用するシステムに合ったフレーム構成を使用することができる。
(e) モニタ局30では、レピータ局2から送信される無線信号を傍受して、モニタデータとしてモニタサーバ20に転送しているが、無線機1から送信される無線信号(則ち、レピータ局2で受信する無線信号)を傍受して、モニタデータとして転送しても良い。更に、モニタ局30は、レピータ局2で送受信される無線信号を傍受して、モニタデータとして転送しても良い。
(f) 1つのモニタ端末10から1つのモニタ局30に対するモニタ要求コマンドが出された場合の動作について説明したが、複数のモニタ端末10から同じモニタ局30に対するモニタ要求コマンドが出された場合にも対応可能である。このような場合、モニタサーバ20は、複数のモニタ端末10からのモニタ要求コマンドを集約してモニタ指示コマンドを生成してモニタ局30に送信し、このモニタ局30から受信したモニタデータを複数のモニタ端末10に送信するように構成すれば良い。
即ち、モニタサーバ20は、第1のモニタ端末10からあるモニタ局30に対するモニタ開始要求コマンドに応じて、そのモニタ局30にモニタ開始指示コマンドを送信する。その後、第2のモニタ端末10から同じモニタ局30に対するモニタ開始要求コマンドを受信すると、そのモニタ局30には再度モニタ開始指示コマンドを送信することなく、このモニタ局30から受信したモニタデータを第1と第2のモニタ端末10に送信する。そして、モニタ開始要求コマンドを出力したすべてのモニタ端末10からモニタ終了要求コマンドを受信した時点で、モニタ局30にモニタ終了指示コマンドを送信する。これにより、モニタ局30の負荷を軽減することができる。
(g) モニタサーバ20は、モニタデータを転送処理のために一時的に格納するモニタデータバッファ25を有しているが、モニタデータバッファを使用せずに、直ちに転送するように構成しても良い。
本発明の第1の実施形態に係るデータ通信システムを示す構成図である。 図1中のモニタ端末の一例を示す構成図である。 図1中のモニタサーバの一例を示す構成図である。 図1中のモニタ局の一例を示す構成図である。 図1におけるモニタ処理の動作手順を示すシーケンス図である。 インターネット上で転送されるコマンド・パケットのフレーム構成を示す図である。 D−STARシステムによる無線パケットのフレーム構成を示す図である。 インターネット上で転送されるデータ・パケットのフレーム構成を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係るデータ通信システムを示す構成図である。 図9中のゲートウエイ・モニタ局の一例を示す構成図である。 D−STARシステムの概要を示す構成図である。
符号の説明
1 無線機
2 レピータ局
3 ゲートウエイ
4 幹線
5 インターネット
6 管理サーバ
10 モニタ端末
11 操作部
12 コマンド送信部
13,21,34,41 インターネット接続部
14 モニタデータ受信部
15 無線送信部
16 送信アンテナ
20 モニタサーバ
22 コマンド送受信部
23 モニタデータ送受信部
24 アドレス情報蓄積部
25 モニタデータバッファ
30 モニタ局
31 受信アンテナ
32 無線受信部
33,44 モニタデータ転送部
35,43 コマンド受信部
40 ゲートウエイ・モニタ局
42 データ転送部

Claims (8)

  1. 移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタするための遠隔地レピータ・モニタシステムであって、
    モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを前記インターネットに送信すると共に、該インターネットを介して受信したモニタデータを無線で送信するモニタ端末と、
    前記レピータ局の通信圏内に配置され、該レピータ局から前記移動体端末に送信されるメッセージを傍受し、前記インターネットを介して送信された前記モニタ要求コマンドに応じて、その傍受したメッセージを該インターネットを通して前記モニタデータとして前記モニタ端末へ送信するモニタ局と、を備える
    ことを特徴とする遠隔地レピータ・モニタシステム。
  2. 移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタするための遠隔地レピータ・モニタシステムであって、
    モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを前記インターネットに送信すると共に、該インターネットを介して受信したモニタデータを無線で送信するモニタ端末と、
    前記レピータ局の通信圏内に配置され、該レピータ局から前記移動体端末に送信されるメッセージを傍受し、前記インターネットを介して受信したモニタ指示コマンドに応じて、その傍受したメッセージを該インターネットを通して送信するモニタ局と、
    前記モニタ端末から受信した前記モニタ要求コマンドに従って前記モニタ局に前記モニタ指示コマンドを送信し、該モニタ局で傍受されて送られてきた前記メッセージを前記モニタデータとして該モニタ端末に送信するモニタサーバと、を備える
    ことを特徴とする遠隔地レピータ・モニタシステム。
  3. 移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタするための遠隔地レピータ・モニタシステムであって、
    モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを前記インターネットに送信すると共に、該インターネットを介して受信したモニタデータを無線で送信するモニタ端末を備え、
    前記ゲートウエイは、前記収容するレピータ局を介して前記移動体端末に送信するメッセージを、前記モニタ要求コマンドに応じて前記インターネットを通して前記モニタデータとして前記モニタ端末へ送信するように構成された、
    ことを特徴とする遠隔地レピータ・モニタシステム。
  4. 移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタするための遠隔地レピータ・モニタシステムであって、
    モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを前記インターネットに送信すると共に、該インターネットを介して受信したモニタデータを無線で送信するモニタ端末と、
    前記モニタ端末から受信した前記モニタ要求コマンドに従って前記インターネットにモニタ指示コマンドを送信し、該インターネットを通して前記レピータ局から送られてきたメッセージを前記モニタデータとして該モニタ端末に送信するモニタサーバとを備え、
    前記ゲートウエイは、前記収容するレピータ局を介して前記移動体端末に送信するメッセージを、前記モニタ指示コマンドに応じて前記インターネットを通して前記モニタサーバへ送信するように構成された、
    ことを特徴とする遠隔地レピータ・モニタシステム。
  5. 前記モニタ端末は、前記モニタデータを前記移動体端末で受信可能な電波形式を使用して送信することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の遠隔地レピータ・モニタシステム。
  6. 前記移動体端末は移動無線局用の無線機であり、前記移動体端末及び前記レピータ局の識別符号には無線局のコールサインを用いることを特徴とする請求項5記載の遠隔地レピータ・モニタシステム。
  7. 移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタする遠隔地レピータのモニタ方法であって、
    モニタ端末が、モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを、該レピータ局の通信圏内に配置されたモニタ局に前記インターネットを介して送信する処理と、
    前記モニタ局が前記モニタ要求コマンドを受信した後、前記レピータ局から前記移動体端末に送信されるメッセージを傍受し、その傍受したメッセージをモニタデータとして前記モニタ端末に前記インターネットを介して転送する処理と、
    前記モニタ端末が、前記モニタ局から転送された前記モニタデータを、前記移動体端末で受信可能な電波形式に変換して送信する処理とを、
    順次行うことを特徴とする遠隔地レピータのモニタ方法。
  8. 移動体端末との間で無線によってメッセージを送受信するレピータ局を収容する複数のゲートウエイをインターネットを介して接続することにより、前記移動体端末間での通信を実現する通信システムにおいて、前記レピータ局の通信内容をそのレピータ局の通信圏外からモニタする遠隔地レピータのモニタ方法であって、
    モニタ端末が、モニタ対象のレピータ局を指定するモニタ要求コマンドを、モニタサーバに前記インターネットを介して送信する処理と、
    前記モニタサーバが、前記モニタ要求コマンドに応じてモニタ指示コマンドを、前記モニタ対象のレピータ局の通信圏内に配置されたモニタ局に前記インターネットを介して送信する処理と、
    前記モニタ局が前記モニタ指示コマンドを受信した後、前記レピータ局から前記移動体端末に送信されるメッセージを傍受し、その傍受したメッセージを前記モニタサーバに前記インターネットを介して転送する処理と、
    前記モニタサーバが、前記モニタ局から転送されたメッセージをモニタデータとして、前記モニタ端末に前記インターネットを介して転送する処理と、
    前記モニタ端末が、前記モニタサーバから転送された前記モニタデータを、前記移動体端末で受信可能な電波形式に変換して送信する処理とを、
    順次行うことを特徴とする遠隔地レピータのモニタ方法。
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