JP2007174265A - ワイヤレスlanシステム、ステーション端末装置およびクレードル - Google Patents

ワイヤレスlanシステム、ステーション端末装置およびクレードル Download PDF

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Abstract

【課題】ワイヤレスLANのネットワークレンジを拡張でき、ベース装置から十分に離れた所でステーション端末装置を用いることができるようにする。
【解決手段】ステーション端末装置300およびクレードル400には、それぞれステーション端末装置300がクレードル400に装着されているか否かを検出する手段を設ける。ステーション端末装置300がクレードル400に装着されていないとき、クレードル400は、ワイヤレス中継器として、ベース装置200との間、およびステーション端末装置との間で、ワイヤレスLAN信号を送受信する。ステーション端末装置300がクレードル400に装着されているとき、クレードル400は、ベース装置200との間、およびステーション端末装置300との間の、ワイヤレスLAN信号の送受信を停止し、ベース装置200とステーション端末装置300との間で直接、ワイヤレスLAN信号が送受信される。
【選択図】図1

Description

この発明は、ベース装置、ステーション端末装置およびクレードルによって構成されるワイヤレスLAN(Wireless Local Area Network)システム、およびワイヤレスLANシステムを構成するステーション端末装置およびクレードルに関する。
アクセスポイントであるベース装置と、ステーション端末装置とによって、ワイヤレスLANシステムを構成することが考えられている。
また、クレードルとして、デジタル機器を装着することができ、かつネットワーク通信機能を持ったものが考えられている。
具体的に、特許文献1(特開2002−312155号公報)には、ホスト演算装置と表示装置をネットワーク接続する場合に、クレードルをホスト演算装置に有線接続して、表示装置をクレードルに装着したときには、クレードルによって表示装置とホスト演算装置が有線接続され、表示装置をクレードルに装着しないときには、表示装置とホスト演算装置が無線接続されるように、表示装置をクレードルに装着するか否かによって、表示装置とホスト演算装置との接続が自動的に切り替えられるようにすることが示されている。
また、特許文献2(特開2000−232599号公報)や特許文献3(特開2005−190101号公報)には、ネットワーク接続されたクレードルを介して、外部のPC(パーソナルコンピュータ)などから、クレードルに装着されたデジタル機器を操作し、または外部のPCなどとデジタル機器との間でデータを共有することが示されている。
なお、特許文献4(特開2004−304720号公報)には、携帯電話端末を充電するクレードルにアクセスポイント機能を持たせ、クレードルに携帯電話端末を装着したとき、クレードルにワイヤレスLAN接続されるPCなどの外部機器と、携帯電話端末が接続される移動体通信網との間のブリッジ接続を実現することによって、PCなどの外部機器から、クレードル、携帯電話端末および移動体通信網を介してインターネットに接続できるようにすることが示されている。
上に挙げた先行技術文献は、以下の通りである。
特開2002−312155号公報 特開2000−232599号公報 特開2005−190101号公報 特開2004−304720号公報
しかしながら、特許文献1に示されたシステムでは、クレードルをホスト演算装置に有線接続するため、クレードルの置き場所につき、自由度がないだけでなく、表示装置をクレードルに装着しないとき、表示装置とホスト演算装置との間で直接、ワイヤレスLANが形成されるため、ワイヤレスLANのネットワークレンジ(ネットワーク通信が可能な距離ないしエリア)を拡張することができず、ホスト演算装置から十分に離れた所で表示装置を用いることはできない。特許文献2〜4に示された方法でも、同様である。
そこで、この発明は、ベース装置、ステーション端末装置およびクレードルからなるワイヤレスLANシステムにおいて、ワイヤレスLAN接続設定などについてのユーザの操作の負担を軽減した簡便な方法によってワイヤレスLANのネットワークレンジを拡張することができ、ベース装置から十分に離れた所でステーション端末装置を用いることができるようにしたものである。
この発明のワイヤレスLANシステムは、
ベース装置、ステーション端末装置およびクレードルからなるワイヤレスLANシステムであって、
前記クレードルは、
当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されているか否かを検出する手段を備え、
この検出手段によって、当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されていないことが検出されたときには、ワイヤレス中継器として、前記ベース装置との間、および前記ステーション端末装置との間で、ワイヤレスLAN信号を送受信し、
前記検出手段によって、当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されていることが検出されたときには、前記ベース装置との間、および前記ステーション端末装置との間の、ワイヤレスLAN信号の送受信を停止するとともに、充電器として、前記ステーション端末装置を充電する、
ことを特徴とする。
上記のワイヤレスLANシステムでは、ステーション端末装置がクレードルに装着されていないとき、クレードルがワイヤレス中継器(リピータ)として機能して、クレードルを介してベース装置とステーション端末装置との間でワイヤレスLAN信号が送受信されるので、クレードルをベース装置から離れた所に設置することによって、ワイヤレスLANのネットワークレンジを拡張することができ、ベース装置から十分に離れた所でステーション端末装置を用いることができる。
以上のように、この発明によれば、ベース装置、ステーション端末装置およびクレードルからなるワイヤレスLANシステムにおいて、ワイヤレスLAN接続設定などについてのユーザの操作の負担を軽減した簡便な方法によってワイヤレスLANのネットワークレンジを拡張することができ、ベース装置から十分に離れた所でステーション端末装置を用いることができる。
[1.システムの概略:図1]
図1は、この発明のワイヤレスLANシステムの概略構成を示す。
この発明のワイヤレスLANシステム100は、ベース装置200、ステーション端末装置300、およびクレードル400によって構成される。
ベース装置200は、モデムやルータに接続されるなど、アクセスポイントとして機能し、必要に応じて、TV(テレビジョン)チューナが内蔵または接続され、ハードディスクレコーダやDVDプレーヤなどの外部機器が接続される。
ステーション端末装置300は、ワイヤレスLAN対応のPCや受信モニタ装置で、コネクタ部301が設けられ、内蔵されたバッテリーによって駆動される。
クレードル400は、ステーション端末装置300が載置される面に、ステーション端末装置300のコネクタ部301と嵌合するコネクタ部401が設けられ、充電器として、ステーション端末装置300に内蔵されたバッテリーを充電する電源部を備え、電源プラグ409が電源コンセントに挿入されることによって、ベース装置200とは別に電源が供給されるとともに、ベース装置200との間、およびステーション端末装置300との間で、ワイヤレス通信が可能とされる。
このワイヤレスLANシステム100では、図1に示すようにステーション端末装置300をクレードル400に装着しないときには、後述のように、クレードル400がワイヤレス中継器(リピータ)として機能して、クレードル400を介してベース装置200とステーション端末装置300との間でワイヤレスLAN信号が送受信され、ステーション端末装置300をクレードル400に装着したときには、クレードル400を介したベース装置200とステーション端末装置300との間のワイヤレスLAN通信が停止して、ベース装置200とステーション端末装置300との間で直接、ワイヤレスLAN信号が送受信されるとともに、クレードル400が充電器として機能して、クレードル400の電源部によって、ステーション端末装置300に内蔵されたバッテリーが充電される。
[2.ベース装置:図2]
図2に、ベース装置200の一例を示す。
ベース装置200は、上位機能部としてのホスト装置部202に、インタフェース203を介してワイヤレスLANモジュール210が接続され、ワイヤレスLANモジュール210にアンテナ204が接続される。
ワイヤレスLANモジュール210は、制御部211、信号処理部212、変復調部213、周波数変換部214、RF送受信部215および周波数シンセサイザ部216によって構成される。制御部211は、CPU、ROM、RAMなどを備えるマイクロコンピュータである。
ベース装置200のワイヤレスLAN信号受信時には、制御部211は、受信用の切り替え制御信号SRによって、RF送受信部215、周波数変換部214、変復調部213および信号処理部212の各回路の切り替えスイッチを受信側に切り替え、各回路の受信用の能動素子に電源を供給し、各回路の送信用の能動素子への電源供給を遮断して、各回路を受信状態に切り替える。
同時に、制御部211は、周波数シンセサイザ制御信号CTによって周波数シンセサイザ部216を制御し、周波数シンセサイザ部216から周波数変換部214に供給されるRFローカル信号RFLを固定することによって、ワイヤレスチャンネルを任意のチャンネルに固定する。
これによって、任意のワイヤレスチャンネルにおいて受信状態になったベース装置200では、使用環境中に何らかのRF信号があって、そのRF信号がアンテナ204で受信されたとき、そのRF信号が、RF送受信部215内のフィルタを通過し、RF送受信部215内の増幅回路で増幅された後、RF受信信号RFRとして周波数変換部214に供給される。
周波数変換部214では、そのRF受信信号RFRが、周波数変換部214内のミキサで、周波数シンセサイザ部216からのRFローカル信号RFLによってダウンコンバートされ、IF受信信号IFRとして変復調部213に供給される。
変復調部213では、そのIF受信信号IFRが、変復調部213内のミキサで、周波数シンセサイザ部216からのIFローカル信号IFLによって、ベースバンド信号にダウンコンバートされる。
さらに、変復調部213の復調回路で、そのベースバンド信号からデータが復調され、その復調されたデータが、受信データRDとして信号処理部212に供給される。
信号処理部212は、その受信データRDのデータ形式から、受信データRDがワイヤレスLAN信号であるか否かを判定し、受信データRDがワイヤレスLAN信号としての所定フォーマットを備え、かつワイヤレスLAN信号として意味の取れるデータになっている場合にのみ、その受信データRDを復調信号RSとして制御部211に供給する。
制御部211は、必要に応じて、その復調信号(受信データ)RSを、インタフェース203を介してホスト装置部202に送出する。
一方、アクセスポイントであるベース装置200は周期的にビーコン信号を送出するが、その送出にあたっては、制御部211が有する専用のタイマーがリセットされるタイミングで、制御部211は、信号処理部212にビーコンフレーム送出要求信号RQを供給するとともに、送信用の切り替え制御信号SWによって、信号処理部212、変復調部213、周波数変換部214およびRF送受信部215の各回路を送信状態に切り替える。
その送信状態で、ビーコンフレーム送出要求信号RQは、送信データSDとして変復調部213に供給され、変復調部213で、周波数シンセサイザ部216からのIFローカル信号IFLによって、IF送信信号IFSにアップコンバートされる。
さらに、そのIF送信信号IFSは、周波数変換部214で、周波数シンセサイザ部216からのRFローカル信号RFLによって、RF送信信号RFSにアップコンバートされ、さらに、そのRF送信信号RFSは、RF送受信部215で増幅され、アンテナ204によって電波として空中に送出される。
ビーコンフレームに限らず、データフレームなど、他のフレームの送信の際にも、同様の処理および手続きによって、フレームが送信される。
[3.ステーション端末装置およびクレードル:図3および図4]
(3−1.ステーション端末装置:図3)
図3に、ステーション端末装置300の一例を示す。
ステーション端末装置300は、上位機能部としてのホスト装置部302に、インタフェース303を介してワイヤレスLANモジュール310が接続され、ワイヤレスLANモジュール310にアンテナ304が接続されるとともに、ホスト装置部302およびワイヤレスLANモジュール310に対して、電源部306、装着検出部307、コネクタ通信制御部308、および図1に示したコネクタ部301が接続される。
ワイヤレスLANモジュール310は、図2に示したベース装置200のワイヤレスLANモジュール210と同様に、制御部311、信号処理部312、変復調部313、周波数変換部314、RF送受信部315および周波数シンセサイザ部316によって構成され、ワイヤレスLAN信号の受信および送信に関して、ベース装置200のワイヤレスLANモジュール210と同様に動作する。
ステーション端末装置300では、コネクタ部301に接続された装着検出部307において、コネクタ部301がクレードル400のコネクタ部401に嵌合されたタイミングで、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されたことが検出されるとともに、コネクタ部301がクレードル400のコネクタ部401から外れたタイミングで、ステーション端末装置300がクレードル400から離脱したことが検出され、その検出出力の状態検出信号が、制御部311および電源部306に供給される。
あるいは、例えば、装着検出部307が、内部のタイマーがリセットされるタイミングで周期的に、コネクタ部301がクレードル400のコネクタ部401に嵌合されているか否かを、すなわちステーション端末装置300がクレードル400に装着されているか否かを監視し、その監視出力の状態検出信号が、制御部311および電源部306に供給されるように、構成してもよい。
制御部311は、装着検出部307から状態検出信号を受信したとき、これを状態識別フラグなどのデータに変換して、内部のRAMなどのメモリに記憶保持し、後述の動作切り替えなどの際に参照する。
電源部306は、装着検出部307からの状態検出信号が、ステーション端末装置300がクレードル400に装着された(装着されている)ことを示すときには、コネクタ部301を通じてクレードル400から供給される電源を、内蔵されたバッテリーの充電に使用する。
コネクタ通信制御部308は、後述のようにクレードル400との間でワイヤレスLAN接続設定情報を送受信するためのものである。
(3−2.クレードル:図4)
図4に、クレードル400の一例を示す。
クレードル400は、上位機能部としてのホスト装置部402に、インタフェース403を介してワイヤレスLANモジュール410が接続され、ワイヤレスLANモジュール410にアンテナ404が接続されるとともに、ホスト装置部402およびワイヤレスLANモジュール410に対して、電源部406、装着検出部407、コネクタ通信制御部408、および図1に示したコネクタ部401が接続される。
ワイヤレスLANモジュール410は、ベース装置200のワイヤレスLANモジュール210およびステーション端末装置300のワイヤレスLANモジュール310と同様に、制御部411、信号処理部412、変復調部413、周波数変換部414、RF送受信部415および周波数シンセサイザ部416によって構成され、ワイヤレスLAN信号の受信および送信に関して、ベース装置200のワイヤレスLANモジュール210およびステーション端末装置300のワイヤレスLANモジュール310と同様に動作する。
ステーション端末装置300と同様に、クレードル400では、コネクタ部401に接続された装着検出部407において、コネクタ部401がステーション端末装置300のコネクタ部301に嵌合されたタイミングで、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されたことが検出されるとともに、コネクタ部401がステーション端末装置300のコネクタ部301から外れたタイミングで、ステーション端末装置300がクレードル400から離脱したことが検出され、その検出出力の状態検出信号が、制御部411および電源部406に供給される。
あるいは、例えば、装着検出部407が、内部のタイマーがリセットされるタイミングで周期的に、コネクタ部401がステーション端末装置300のコネクタ部301に嵌合されているか否かを、すなわちステーション端末装置300がクレードル400に装着されているか否かを監視し、その監視出力の状態検出信号が、制御部411および電源部406に供給されるように、構成してもよい。
制御部411は、装着検出部407から状態検出信号を受信したとき、これを状態識別フラグなどのデータに変換して、内部のRAMなどのメモリに記憶保持し、後述の動作切り替えなどの際に参照する。
電源部406は、装着検出部407からの状態検出信号が、ステーション端末装置300がクレードル400に装着された(装着されている)ことを示すときにのみ、ステーション端末装置300に内蔵されたバッテリーの充電用に、コネクタ部401を通じてステーション端末装置300に電源を供給する。
コネクタ通信制御部408は、後述のようにステーション端末装置300との間でワイヤレスLAN接続設定情報を送受信するためのものである。
[4.ワイヤレスLAN接続設定情報の取得:図5〜図7]
ステーション端末装置300がクレードル400に装着されていない状態で、ステーション端末装置300がクレードル400を介してベース装置200とワイヤレスLAN接続するためには、ステーション端末装置300は、ベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報だけでなく、クレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を取得している必要があり、クレードル400は、ベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を取得している必要がある。
ワイヤレスLAN接続設定情報は、ワイヤレスLAN接続のために必要な設定情報で、例えば、IEEE802.11規格に準拠するワイヤレスLAN接続方式であれば、ESSID(Extended Service Set Identifier)やWEP(Wired Equivalent Privacy)キーなどの暗号化設定情報などである。
ただし、ワイヤレスLAN接続設定情報は、ベース装置200、ステーション端末装置300およびクレードル400によってワイヤレスLANシステム100が構成される際、1回取得され、ステーション端末装置300の制御部311内のメモリ、およびクレードル400の制御部411内のメモリに記憶保持されればよい。
ステーション端末装置300は、すでにベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を取得保持しているものとして、ステーション端末装置300におけるクレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報の取得、およびクレードル400におけるベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報の取得は、以下のように、セットアップモードにおいてステーション端末装置300がクレードル400に装着されたとき、実行される。
(4−1.セットアップモード)
ユーザは、ステーション端末装置300およびクレードル400のハードウェアボタンまたはUI(ユーザインタフェース)操作画面上のソフトウェアボタンを押下するなどの操作によって、ステーション端末装置300およびクレードル400をセットアップモードに設定する。
ユーザの操作によって、ステーション端末装置300では、図3にセットアップモード信号として示すように、図3では省略したユーザインタフェース部からホスト装置部302に、セットアップモードに移行することを指示する命令信号が供給され、ホスト装置部302は、インタフェース303を通じて制御部311に、制御信号を送信して、セットアップモードへの移行を指示する。制御部311は、その指示を受信したら、セットアップモードフラグをTRUEに設定して、制御部311内のメモリに保持する。クレードル400も、全く同様の手続きで、セットアップモードに設定される。
(4−2.ワイヤレスLAN接続設定情報の送受信)
さらに、このようにステーション端末装置300およびクレードル400がセットアップモードに設定された状態で、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されることによって、ステーション端末装置300とクレードル400との間では、以下のように、両者のコネクタ部301および401を通じてワイヤレスLAN接続設定情報が送受信される。
ステーション端末装置300では、送信時、制御部311からコネクタ通信制御部308に送信用の切り替え制御信号CWが供給され、コネクタ通信制御部308が送信状態に切り替えられる。コネクタ通信制御部308は、この状態で、制御部311から供給された送信データを、コネクタ通信用信号に変換して、コネクタ部301に供給し、コネクタ部401を通じてクレードル400に送信する。
受信時には、制御部311からコネクタ通信制御部308に受信用の切り替え制御信号CRが供給され、コネクタ通信制御部308が受信状態に切り替えられる。コネクタ通信制御部308は、この状態で、クレードル400からコネクタ部401および301を通じて供給されたコネクタ通信用信号を、制御部311が解釈可能な内部データに変換し、受信データとして制御部311に供給する。
クレードル400でも、全く同様に、送信時、コネクタ部401および301を通じてステーション端末装置300に信号が送信され、受信時、ステーション端末装置300からコネクタ部301および401を通じて送信された信号が受信される。
以上のような、ステーション端末装置300とクレードル400との間の送受信によって、ステーション端末装置300の制御部311内のメモリに記憶保持されているベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報が、ステーション端末装置300からクレードル400に送信され、クレードル400の制御部411内のメモリに記憶保持されるとともに、クレードル400の制御部411内のメモリに記憶保持されているクレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報が、クレードル400からステーション端末装置300に送信され、ステーション端末装置300の制御部311内のメモリに記憶保持される。
図5に、ステーション端末装置300およびクレードル400が実行する以上のようなワイヤレスLAN接続設定情報送受信処理の一例を示す。
ステーション端末装置300では、ステップ11で、待機ループ処理を実行した後、ステップ12で、セットアップモードフラグがTRUEになっているか否かを判断し、TRUEになっていれば、ステップ12からステップ13に進んで、クレードル400に装着されているか否かを判断し、クレードル400に装着されていれば、ステップ21に進んで、後述のような送受信シーケンス処理を実行した後、ステップ15で、セットアップモードフラグをFALSEにして、ステップ16に進む。
ステップ12でセットアップモードフラグがTRUEになっていないと判断したときには、そのままステップ16に進み、ステップ13でクレードル400に装着されていないと判断したときには、ステップ15で、セットアップモードフラグをFALSEにして、ステップ16に進む。
ステップ16では、システム終了か否かを判断し、システム終了でなければ、ステップ11に戻る。
同様に、クレードル400では、ステップ41で、待機ループ処理を実行した後、ステップ42で、セットアップモードフラグがTRUEになっているか否かを判断し、TRUEになっていれば、ステップ42からステップ43に進んで、ステーション端末装置300が装着されているか否かを判断し、ステーション端末装置300が装着されていれば、ステップ51に進んで、後述のような送受信シーケンス処理を実行した後、ステップ45で、セットアップモードフラグをFALSEにして、ステップ46に進む。
ステップ42でセットアップモードフラグがTRUEになっていないと判断したときには、そのままステップ46に進み、ステップ43でステーション端末装置300が装着されていないと判断したときには、ステップ45で、セットアップモードフラグをFALSEにして、ステップ46に進む。
ステップ46では、システム終了か否かを判断し、システム終了でなければ、ステップ41に戻る。
図6および図7に、図5のステップ21でのステーション端末装置300の送受信シーケンス処理、およびステップ51でのクレードル400の送受信シーケンス処理を示す。
ステーション端末装置300がステップ13でクレードル400に装着されていると判断し、クレードル400がステップ43でステーション端末装置300が装着されていると判断したとき、ステーション端末装置300は、ステップ22で、クレードル400にクレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を要求し、クレードル400は、ステップ52で、その設定情報要求を受信したか否かを判断して、設定情報要求を受信したときには、ステップ53に進んで、ステーション端末装置300にクレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を送信する。
なお、クレードル400は、ステップ52で設定情報要求を受信していないと判断したときには、ステップ54で、タイムアウトしたか否かを判断し、タイムアウトしていなければ、ステップ52に戻って、設定情報要求を受信したか否かを判断し、タイムアウトしたときには、送受信シーケンス処理を終了して、図5に示したステップ45に進む。
ステーション端末装置300は、ステップ22で設定情報要求を送信した後、ステップ23に進んで、クレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を受信したか否かを判断し、クレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を受信したときには、ステップ24に進んで、クレードル400にACKを送信する。
なお、ステーション端末装置300は、ステップ23でワイヤレスLAN接続設定情報を受信していないと判断したときには、ステップ25で、タイムアウトしたか否かを判断し、タイムアウトしていなければ、ステップ23に戻って、ワイヤレスLAN接続設定情報を受信したか否かを判断し、タイムアウトしたときには、送受信シーケンス処理を終了して、図5に示したステップ15に進む。
クレードル400は、ステップ53でワイヤレスLAN接続設定情報を送信した後、ステップ55に進んで、ステーション端末装置300からACKを受信したか否かを判断し、ACKを受信したときには、ステップ56に進んで、ステーション端末装置300にベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を要求する。
なお、クレードル400は、ステップ55でACKを受信していないと判断したときには、ステップ57で、タイムアウトしたか否かを判断し、タイムアウトしていなければ、ステップ55に戻って、ACKを受信したか否かを判断し、タイムアウトしたときには、送受信シーケンス処理を終了して、ステップ45に進む。
ステーション端末装置300は、ステップ24でACKを送信した後、ステップ26に進んで、設定情報要求を受信したか否かを判断して、設定情報要求を受信したときには、ステップ27に進んで、クレードル400にベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を送信する。
なお、ステーション端末装置300は、ステップ26で設定情報要求を受信していないと判断したときには、ステップ28で、タイムアウトしたか否かを判断し、タイムアウトしていなければ、ステップ26に戻って、設定情報要求を受信したか否かを判断し、タイムアウトしたときには、送受信シーケンス処理を終了して、ステップ15に進む。
クレードル400は、ステップ56で設定情報要求を送信した後、ステップ58に進んで、ベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を受信したか否かを判断し、ベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を受信したときには、ステップ59に進んで、ステーション端末装置300にACKを送信して、送受信シーケンス処理を終了し、ステップ45に進む。
なお、クレードル400は、ステップ58でワイヤレスLAN接続設定情報を受信していないと判断したときには、ステップ61で、タイムアウトしたか否かを判断し、タイムアウトしていなければ、ステップ58に戻って、ワイヤレスLAN接続設定情報を受信したか否かを判断し、タイムアウトしたときには、送受信シーケンス処理を終了して、ステップ45に進む。
ステーション端末装置300は、ステップ27でワイヤレスLAN接続設定情報を送信した後、ステップ29に進んで、クレードル400からACKを受信したか否かを判断し、ACKを受信したときには、送受信シーケンス処理を終了して、ステップ15に進む。
なお、ステーション端末装置300は、ステップ29でACKを受信していないと判断したときには、ステップ31で、タイムアウトしたか否かを判断し、タイムアウトしていなければ、ステップ29に戻って、ACKを受信したか否かを判断し、タイムアウトしたときには、送受信シーケンス処理を終了して、ステップ15に進む。
以上の方法によれば、ユーザは、ステーション端末装置300にクレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を書き込み、クレードル400にベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を書き込む、といった煩雑な操作をすることなく、ステーション端末装置300およびクレードル400をセットアップモードに設定して、ステーション端末装置300をクレードル400に装着するだけの、簡単な操作によって、ステーション端末装置300にクレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を取得させ、クレードル400にベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を取得させることができる。
[5.ステーション端末装置およびクレードルの動作切り替え:図8および図9]
ワイヤレスLANシステム100では、システム稼動時、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されているか否かに応じて、以下のようにステーション端末装置300およびクレードル400の動作が自動的に切り替えられる。
(5−1.ステーション端末装置の動作切り替え:図8)
図8に、ステーション端末装置300の制御部311が実行する動作切り替え処理の一例を示す。
ステーション端末装置300の制御部311は、起動後、ステップ71で、待機ループ処理として、上記の装着検出部307から供給される状態検出信号を監視し、ステップ72で、装着検出部307から状態検出信号を受信したか否かを判断する。
そして、装着検出部307から状態検出信号を受信しなかったときには、ステップ72からステップ74に進んで、ワイヤレスLAN接続が確立されているか否かを判断し、ワイヤレスLAN接続が確立されていなければ、ステップ74からステップ75に進み、一方、装着検出部307から状態検出信号を受信したときには、ステップ72からステップ73に進んで、その受信した状態検出信号を状態識別フラグに変換し、制御部311内のメモリに保持して、ステップ75に進む。
状態識別フラグは、例えば、状態検出信号がステーション端末装置300がクレードル400から離脱された(クレードル400に装着されていない)ことを示すときには、TRUEとされ、状態検出信号がステーション端末装置300がクレードル400に装着された(装着されている)ことを示すときには、FALSEとされる。
ステップ75では、すでに設定保持されている状態識別フラグ、またはステップ73で設定保持した状態識別フラグから、ステーション端末装置300(自装置)がクレードル400に装着されているか否かを判断する。
そして、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されているときには、ステップ75からステップ76に進んで、所定のワイヤレスLAN接続プロトコルを実行してベース装置200にワイヤレスLAN接続し、ステップ79に進む。
一方、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されていないときには、ステップ75からステップ77に進んで、クレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を取得しているか否かを判断し、クレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を取得していなければ、ステップ77からステップ76に進んで、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されているときと同様に、ベース装置200にワイヤレスLAN接続して、ステップ79に進み、クレードル400のワイヤレスLAN接続設定情報を取得していれば、ステップ77からステップ78に進んで、そのワイヤレスLAN接続設定情報によってクレードル400にワイヤレスLAN接続して、ステップ79に進む。
ステップ74でワイヤレスLAN接続が確立されていると判断したときには、ステップ74から、そのままステップ79に進む。
ステップ79では、システム終了か否かを判断し、システム終了でなければ、ステップ71に戻る。
(5−2.クレードルの動作切り替え:図9)
図9に、クレードル400の制御部411が実行する動作切り替え処理の一例を示す。
クレードル400の制御部411は、起動後、ステップ81で、待機ループ処理として、上記の装着検出部407から供給される状態検出信号を監視し、ステップ82で、装着検出部407から状態検出信号を受信したか否かを判断する。
そして、装着検出部407から状態検出信号を受信しなかったときには、ステップ82から、そのままステップ84に進み、一方、装着検出部407から状態検出信号を受信したときには、ステップ82からステップ83に進んで、その受信した状態検出信号を状態識別フラグに変換し、制御部411内のメモリに保持して、ステップ84に進む。
ステップ84では、すでに設定保持されている状態識別フラグ、またはステップ83で設定保持した状態識別フラグから、ステーション端末装置300がクレードル400(自装置)に装着されているか否かを判断する。
そして、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されているときには、ステップ84からステップ85に進んで、ワイヤレスLAN信号の送受信処理を停止して、ステップ91に進む。
一方、ステーション端末装置300がクレードル400に装着されていないときには、ステップ84からステップ86に進んで、クレードル400とベース装置200とのワイヤレスLAN接続が確立されているか否かを判断し、クレードル400とベース装置200とのワイヤレスLAN接続が確立されていなければ、ステップ86からステップ87に進んで、ワイヤレスLAN信号の送受信処理を開始し、さらにステップ88に進んで、ベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を取得しているか否かを判断し、ベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を取得していなければ、ステップ88から、そのままステップ91に進み、ベース装置200のワイヤレスLAN接続設定情報を取得していれば、ステップ88からステップ89に進んで、そのワイヤレスLAN接続設定情報によってベース装置200にワイヤレスLAN接続して、ステップ91に進む。
ステップ86でクレードル400とベース装置200とのワイヤレスLAN接続が確立されていると判断したときには、ステップ86から、そのままステップ91に進む。
ステップ91では、システム終了か否かを判断し、システム終了でなければ、ステップ81に戻る。
ワイヤレスLAN信号の送受信処理の開始以降であれば、クレードル400は、その処理と並行して、ステーション端末装置300からのワイヤレスLAN接続要求を受信して、ワイヤレスLAN接続を確立することができる。
そして、以上の処理によれば、クレードル400は、ステーション端末装置300が装着されていないときに限って、ベース装置200とのワイヤレスLAN接続を確立することができ、ステーション端末装置300が装着されていない状態で、クレードル400がベース装置200およびステーション端末装置300の双方に対してワイヤレスLAN接続を確立したとき、制御部411内のブリッジ接続モジュールによって、ベース装置200とステーション端末装置300との間のパケット中継が実行される。
このパケット中継に関する具体的なワイヤレスLAN接続プロトコルとしては、IEEE802.11仕様で規定されているWDS(Wireless Distribution System)などを用いることができる。
この発明のワイヤレスLANシステムの一例の概略を示す図である。 ベース装置の一例を示す図である。 ステーション端末装置の一例を示す図である。 クレードルの一例を示す図である。 ステーション端末装置およびクレードルが実行するワイヤレスLAN接続設定情報送受信処理の一例を示す図である。 ステーション端末装置とクレードルとの間のワイヤレスLAN接続設定情報送受信シーケンスの一例の一部を示す図である。 ステーション端末装置とクレードルとの間のワイヤレスLAN接続設定情報送受信シーケンスの一例の一部を示す図である。 ステーション端末装置の動作切り替え処理の一例を示す図である。 クレードルの動作切り替え処理の一例を示す図である。
符号の説明
主要部については図中に全て記述したので、ここでは省略する。

Claims (6)

  1. ベース装置、ステーション端末装置およびクレードルからなるワイヤレスLANシステムであって、
    前記クレードルは、
    当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されているか否かを検出する手段を備え、
    この検出手段によって、当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されていないことが検出されたときには、ワイヤレス中継器として、前記ベース装置との間、および前記ステーション端末装置との間で、ワイヤレスLAN信号を送受信し、
    前記検出手段によって、当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されていることが検出されたときには、前記ベース装置との間、および前記ステーション端末装置との間の、ワイヤレスLAN信号の送受信を停止するとともに、充電器として、前記ステーション端末装置を充電する、
    ことを特徴とするワイヤレスLANシステム。
  2. 請求項1のワイヤレスLANシステムにおいて、
    セットアップモードにおいて前記ステーション端末装置が前記クレードルに装着されたとき、前記ステーション端末装置は、その記憶部に記憶保持している前記ベース装置のワイヤレスLAN接続設定情報を、前記クレードルに送信して、その記憶部に記憶保持させるとともに、前記クレードルは、その記憶部に記憶保持している前記クレードルのワイヤレスLAN接続設定情報を、前記ステーション端末装置に送信して、その記憶部に記憶保持させることを特徴とするワイヤレスLANシステム。
  3. ベース装置およびステーション端末装置とともにワイヤレスLANシステムを構成するクレードルであって、
    当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されているか否かを検出する手段を備え、
    この検出手段によって、当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されていないことが検出されたときには、ワイヤレス中継器として、前記ベース装置との間、および前記ステーション端末装置との間で、ワイヤレスLAN信号を送受信し、
    前記検出手段によって、当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されていることが検出されたときには、前記ベース装置との間、および前記ステーション端末装置との間の、ワイヤレスLAN信号の送受信を停止するとともに、充電器として、前記ステーション端末装置を充電する、
    ことを特徴とするクレードル。
  4. 請求項3のクレードルにおいて、
    セットアップモードにおいて当該クレードルに前記ステーション端末装置が装着されたとき、当該クレードルの記憶部に記憶保持している当該クレードルのワイヤレスLAN接続設定情報を、前記ステーション端末装置に送信して、その記憶部に記憶保持させるとともに、前記ステーション端末装置から送信された前記ベース装置のワイヤレスLAN接続設定情報を、受信して当該クレードルの記憶部に記憶保持することを特徴とするクレードル。
  5. ベース装置およびクレードルとともにワイヤレスLANシステムを構成するステーション端末装置であって、
    当該ステーション端末装置が前記クレードルに装着されているか否かを検出する手段を備え、
    この検出手段によって、当該ステーション端末装置が前記クレードルに装着されていないことが検出されたときには、ワイヤレス中継器として機能する前記クレードルを介して前記ベース装置との間で、ワイヤレスLAN信号を送受信し、
    前記検出手段によって、当該ステーション端末装置が前記クレードルに装着されていることが検出されたときには、前記ベース装置との間で直接、ワイヤレスLAN信号を送受信するとともに、充電器として機能する前記クレードルによって充電される、
    ことを特徴とするステーション端末装置。
  6. 請求項5のステーション端末装置において、
    セットアップモードにおいて当該ステーション端末装置が前記クレードルに装着されたとき、当該ステーション端末装置の記憶部に記憶保持している前記ベース装置のワイヤレスLAN接続設定情報を、前記クレードルに送信して、その記憶部に記憶保持させるとともに、前記クレードルから送信された前記クレードルのワイヤレスLAN接続設定情報を、受信して当該ステーション端末装置の記憶部に記憶保持することを特徴とするステーション端末装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012044477A (ja) * 2010-08-19 2012-03-01 Eaccess Ltd 通信システム及びモバイルルータ

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