JP4079712B2 - 遠隔始動制御装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遠隔始動制御装置に関し、より詳細には、イモビライザ機能を有した車両に装備するための遠隔始動制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近、イモビライザと称する盗難防止機能を備えた車両が増加してきている。イモビライザ機能(エンジン用)を実現するには、図8に示すように、ある特定のコードを記憶すると共に、発信機能を有したチップ3をグリップ部2に内蔵するイグニッションキー1と、キーシリンダ4と、キーシリンダ4に取り付けられたトランスポンダ5と、車両固有のコードを記憶すると共に、盗難防止としての機能を有したイモビライザ部6と、エンジン始動などの制御を行うエンジン制御部7とを必要としている。
【0003】
運転者によりイグニッションキー1がキーシリンダ4へ挿入される(又はイグニッションキー1が、イグニッションスイッチのACC出力位置、もしくはIG出力位置まで回動される)と、キー挿入検知信号がHigh状態となり、これを受けたイモビライザ部6が起動信号を信号線L1を介してトランスポンダ5へ送信するようになっている。
【0004】
トランスポンダ5は前記起動信号を受け取ると、キーシリンダ4に挿入されているイグニッションキー1のチップ3と無線交信を行うことによって、チップ3に記憶されている前記特定のコードを取得し、取得した前記特定のコードをクロック信号と共に、信号線L2を介してイモビライザ部6へ出力するようになっている。
【0005】
イモビライザ部6は、トランスポンダ5から送られてきた前記特定のコードが予め記憶されている前記車両固有のコードと一致するか否かを判断し、これらコードが一致すると判断すれば、イグニッションキー1をキーシリンダ4に挿入した運転者が、正規の運転者であると看做し、エンジン制御部7に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を与えるようになっている。
【0006】
また、エンジン制御部7は、前記許可信号を受けた後に、キーシリンダ4から出力されるスタータ信号を受けると、燃料、点火時期などのエンジン制御を行うようになっており、逆に、前記許可信号を受けていない状態で、前記スタータ信号を受けた場合には、前記エンジン制御は行わないようになっている。
【0007】
このように、イグニッションキー1のチップ3に記憶されているコードが、前記車両固有のコードでなければ、エンジン始動ができない。そのため、不正なイグニッションキーやイグニッションスイッチの直結では、エンジンを始動させることができず、車両盗難を防止することができる。
【0008】
他方、遠隔操作により、エンジンなどの機関を始動させるための遠隔始動制御装置が実用化されている。図9に示すように、遠隔始動制御装置18は、運転者が携帯する携帯用送信機19からエンジン始動を指示する信号を受信すると、正規のイグニッションキー11がスタータ出力位置まで回動された場合に出力されるACC信号、IG信号、及びスタータ信号に相当する擬似信号をイグニッションスイッチの信号線L3へ供給し、エンジン制御部17へこれら擬似信号を送信するようになっている。
【0009】
これにより、イグニッションキー11をキーシリンダ14に挿入して回動させなくても、携帯用送信機19からエンジン始動を指示する信号を送信するだけで、エンジンを始動させることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した遠隔始動制御装置18を、上記したイモビライザ機能を有した車両に追加装備する場合、イモビライザ部6に記憶されている車両固有のコードの一致、すなわち正規のイグニッションキー1をキーシリンダ4へ挿入する必要があるため、エンジン制御部7に前記擬似信号(ACC信号、IG信号、及びスタータ信号の擬似信号)を与えたとしても、エンジンを始動させることはできないといった問題がある。
【0011】
このような問題を解決するものとして、遠隔始動制御装置に車両固有のコードを記憶させておき、遠隔操作によりエンジン始動の指示を受けると、前記遠隔始動制御装置からイモビライザ部へ前記車両固有のコードを送信させ、前記イモビライザ部からエンジン制御部に対し、前記許可信号が与えられるようにするといった発明(特開平10−176642号公報(公知例1))や、正規のイグニッションキーから取り出した小型発信機(すなわち、車両固有のコードを記憶するものであり、上記したチップ3に相当する)と、キーシリンダに取り付けられたトランスポンダとをアンテナを介して電気的に接続させ、携帯用送信機からエンジンの始動指示を受けると、前記トランスポンダを作動させ、アンテナを介して、前記小型発信機から発信される前記車両特有のコードを、イモビライザ部へ送信させるといった発明(特開2001−270424号公報(公知例2))がある。
【0012】
しかしながら、公知例1に記載された発明は、前記遠隔始動制御装置へ前記車両固有のコードを記憶させるにあたって、モードの切り換え(設定モードの選択)を行うようになっており、またモードを切り換えるための操作部を新たに必要としており、コストアップになるといった問題がある。他方、公知例2に記載された発明についても、正規のイグニッションキーを別に用意しなければならず、やはりコストアップになるといった問題がある。
【0013】
本発明は上記課題に鑑みなされたものであって、簡単な構成で、かつ安価なコストで、イモビライザ機能を有した車両に装備することのできる遠隔始動制御装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記目的を達成するために本発明に係る遠隔始動制御装置(1)は、所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、コードを記憶するための記憶手段と、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを受け取るたびに、該所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第1の記憶制御手段と、遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0015】
前記所定の操作(例えば、前記所定のコードを記憶すると共に、発信機能を有したチップをグリップ部に内蔵するイグニッションキーがキーシリンダに挿入されるなど)に基づいて出力される前記所定のコードは、例えば、前記イグニッションキーが正規のものである場合、前記車両固有のコードと一致する。
【0016】
上記遠隔始動制御装置(1)によれば、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶されるようになっている。従って、正規のイグニッションキーのキーシリンダへの差し込みなどに基づき出力される前記所定のコード(すなわち、前記車両固有のコード)が、前記記憶手段に記憶されることとなる。
【0017】
また、遠隔操作による前記機関(例えば、エンジンなど)の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコード(すなわち、前記車両固有のコード)が前記始動制御装置へ供給されるようになっている。なお、前記機関としては、例えば、内燃機関自動車のエンジンや、電気自動車のモータなどの動力発生装置が挙げられる。
【0018】
従って、遠隔操作による前記機関の始動指示があった場合にも、正規のイグニッションキーがキーシリンダに差し込まれた場合と同様に、前記始動制御装置へ前記車両固有コードを供給することができ、前記始動制御装置から前記機関の始動の許可を与えることができる。これにより、正規のイグニッションキーをキーシリンダに挿入して回動させなくても、遠隔操作によってエンジンなどを始動させることができる。
【0019】
また、上記遠隔始動制御装置(1)によれば、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを受け取るたびに、該所定のコードが自動的に前記記憶手段へ記憶されるようになっているので、公知例1に開示された発明のように、モードの切り替えを行う必要がないので、使用者の手を煩わせることなく前記記憶手段へ前記所定のコードを記憶させることができる。また、当然のことではあるが、モードの切り替えを行うための操作部を設ける必要もないので、コストの削減を図ることができる。
【0020】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置(2)は、所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、コードを記憶するための記憶手段と、電源が供給された後の最初の前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第2の記憶制御手段と、遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0021】
先程も説明したように、前記所定の操作(例えば、前記所定のコードを記憶すると共に、発信機能を有したチップをグリップ部に内蔵するイグニッションキーがキーシリンダに挿入されるなど)に基づいて出力される前記所定のコードは、例えば、前記イグニッションキーが正規のものである場合、前記車両固有のコードと一致する。
【0022】
上記遠隔始動制御装置(2)によれば、電源が供給された後(例えば、車両に搭載され、バッテリーに接続された後)の最初の前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶されるようになっている。従って、正規のイグニッションキーのキーシリンダへの差し込みなどに基づき出力される前記所定のコード(すなわち、前記車両固有のコード)が、前記記憶手段に記憶されることとなる。
【0023】
また、遠隔操作による前記機関(例えば、エンジンなど)の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコード(すなわち、前記車両固有のコード)が前記始動制御装置へ供給されるようになっている。なお、前記機関としては、例えば、内燃機関自動車のエンジンや、電気自動車のモータなどの動力発生装置が挙げられる。
【0024】
従って、遠隔操作による前記機関の始動指示があった場合にも、正規のイグニッションキーがキーシリンダに差し込まれた場合と同様に、前記始動制御装置へ前記車両固有コードを供給することができ、前記始動制御装置から前記機関の始動の許可を与えることができる。これにより、正規のイグニッションキーをキーシリンダに挿入して回動させなくても、遠隔操作によってエンジンなどを始動させることができる。
【0025】
また、上記遠隔始動制御装置(2)によれば、電源が供給された後(例えば、車両に搭載され、バッテリーに接続された後)の最初の前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶されるようになっている。換言すれば、電源が供給された後の2回目以降の前記所定の操作に基づいて出力される前記所定コードは前記記憶手段に記憶されないようになっている。従って、不正なコードや誤ったコードが前記記憶手段に書き込まれるのを防止することができる。
【0026】
また、上記遠隔始動制御装置(2)についても、公知例1に開示された発明のように、モードの切り替えを行う必要がないので、使用者の手を煩わせることなく前記記憶手段へ前記所定のコードを記憶させることができ、また、モードの切り替えを行うための操作部を設ける必要もないので、コストの削減を図ることができる。
【0027】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置(3)は、上記遠隔始動制御装置(1)又は(2)において、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段を備え、該適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記第1又は前記第2の記憶制御手段が、前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させるものであることを特徴としている。
【0028】
ところで、上記遠隔始動制御装置(1)又は(2)では、前記所定の操作(例えば、前記所定のコードを記憶すると共に、発信機能を有したチップをグリップ部に内蔵するイグニッションキーがキーシリンダに挿入されるなど)に基づいて出力される前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させるようになっているが、例えば、キーシリンダへ挿入されたイグニッションキーが正規のものでなかった場合には、誤ったコード(すなわち、前記車両固有のコードでないもの)が前記記憶手段へ記憶されることとなり、遠隔操作によるエンジンなどの機関の始動を行うことができないといった問題がある。
【0029】
しかしながら、上記遠隔始動制御装置(3)によれば、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断された場合に限り、前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶されるようになっているので、誤ったコードが記憶されるのを防止することができる。
【0030】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置(4)は、上記遠隔始動制御装置(3)において、前記適否判断手段が、前記機関の状態に基づいて、前記判断を行うものであることを特徴としている。
【0031】
上記遠隔始動制御装置(4)によれば、前記所定の操作(例えば、前記所定のコードを記憶すると共に、発信機能を有したチップをグリップ部に内蔵するイグニッションキーがキーシリンダに挿入されるなど)に基づいて出力される前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かの判断が、前記機関(例えば、エンジンなど)の状態に基づいて行われる。
【0032】
例えば、正規のイグニッションキーがキーシリンダに挿入され、スタータ出力位置まで回動された場合、エンジンは始動する。換言すれば、エンジンを始動させることができた操作に基づき出力されたコードは、前記車両固有のコード(すなわち前記記憶手段へ記憶させるのに適したコード)と看做すことができる。従って、前記機関の状態に基づいて、前記判断を行うことによって、該判断の精度を高くすることができる。
【0033】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置(5)は、所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、コードを記憶するための記憶手段と、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、該適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第3の記憶制御手段と、遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0034】
上記遠隔始動制御装置(5)によれば、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶されるようになっている。従って、正規のイグニッションキーのキーシリンダへの差し込みなどに基づき出力される前記所定のコード(すなわち、前記車両固有のコード)が、前記記憶手段に記憶されることとなる。
【0035】
また、遠隔操作による前記機関(例えば、エンジンなど)の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコード(すなわち、前記車両固有のコード)が前記始動制御装置へ供給されるようになっている。なお、前記機関としては、例えば、内燃機関自動車のエンジンや、電気自動車のモータなどの動力発生装置が挙げられる。
【0036】
従って、遠隔操作による前記機関の始動指示があった場合にも、正規のイグニッションキーがキーシリンダに差し込まれた場合と同様に、前記始動制御装置へ前記車両固有コードを供給することができ、前記始動制御装置から前記機関の始動の許可を与えることができる。これにより、正規のイグニッションキーをキーシリンダに挿入して回動させなくても、遠隔操作によってエンジンなどを始動させることができる。
【0037】
また、上記遠隔始動制御装置(5)によれば、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断された場合に限り、前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶されるようになっているので、誤ったコードが記憶されるのを防止することができる。
【0038】
また、上記遠隔始動制御装置(5)についても、公知例1に開示された発明のように、モードの切り替えを行う必要がないので、使用者の手を煩わせることなく前記記憶手段へ前記所定のコードを記憶させることができ、また、モードの切り替えを行うための操作部を設ける必要もないので、コストの削減を図ることができる。
【0039】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置(6)は、上記遠隔始動制御装置(5)において、前記適否判断手段が、前記機関の状態に基づいて、前記判断を行うものであることを特徴としている。
【0040】
上記遠隔始動制御装置(6)によれば、前記所定の操作(例えば、前記所定のコードを記憶すると共に、発信機能を有したチップをグリップ部に内蔵するイグニッションキーがキーシリンダに挿入されるなど)に基づいて出力される前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かの判断が、前記機関(例えば、エンジンなど)の状態に基づいて行われる。
【0041】
例えば、正規のイグニッションキーがキーシリンダに挿入され、スタータ出力位置まで回動された場合、エンジンは始動する。換言すれば、エンジンを始動させることができた操作に基づき出力されたコードは、前記車両固有のコード(すなわち前記記憶手段へ記憶させるのに適したコード)と看做すことができる。従って、前記機関の状態に基づいて、前記判断を行うことによって、該判断の精度を高くすることができる。
【0042】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置(7)は、上記遠隔始動制御装置(5)又は(6)において、前記第3の記憶制御手段が、電源が供給された後、最初に前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードと判断された前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させるものであることを特徴としている。
【0043】
上記遠隔始動制御装置(7)によれば、電源が供給された後(例えば、車両に搭載され、バッテリーに接続された後)、最初に前記記憶手段へ記憶させるのに適したと判断されたコードだけが前記記憶手段へ記憶されるようになっているので、不正なコードや誤ったコードが前記記憶手段に書き込まれるのを防止することができる。
【0044】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置(8)は、上記遠隔始動制御装置(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているコードと一致するか否かを判断する一致判断手段と、前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、前記一致判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段に記憶されているコードと一致しないと判断され、かつ前記適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記記憶手段へ記憶させるコードを前記所定のコードに書き換える第4の記憶制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0045】
ところで、前記記憶手段に記憶されているコードの書き換えなどが一切できないと、例えば、前記機関(例えば、エンジンなど)の始動を許可する前記始動制御装置が交換され、前記車両固有のコードが変更されたりすると不都合を生じてしまう。
【0046】
上記遠隔始動制御装置(8)によれば、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているコードと一致しないと判断され、かつ前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記記憶手段へ記憶させるコードの書き換えが行われる。従って、前記始動制御装置が交換され、前記車両固有のコードが変更されたとしても、対応可能な装置を実現することができる。
【0047】
また、本発明に係る遠隔始動制御装置(9)は、上記遠隔始動制御装置(1)〜(7)のいずれかにおいて、前記記憶手段が、複数のコードの記憶が可能であり、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する含有判断手段と、前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、前記含有判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段に記憶されていないと判断され、かつ前記適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードを前記記憶手段へ追加させる第5の記憶制御手段とを備えていることを特徴としている。
【0048】
上記遠隔始動制御装置(9)によれば、前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されていないと判断され、かつ前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードが前記記憶手段へ追加記憶される。従って、異なる正規のコードを複数記憶させておくことができるので、利用範囲を拡大させることができる。
【0049】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る遠隔始動制御装置の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。なお、ここでは図8に示したエンジン始動システムと同様の構成部分については同符号を付している。
【0050】
前記エンジン始動システムは、車両固有のコードを記憶すると共に、発信機能を有したチップ3をグリップ部2に内蔵するイグニッションキー1と、キーシリンダ4と、キーシリンダ4に取り付けられたトランスポンダ5と、車両特有のコードを記憶すると共に、盗難防止としての機能を有したイモビライザ部6と、エンジン始動などの制御を行うエンジン制御部7と、遠隔始動制御装置31と、携帯用送信機37とを含んで構成されている。
【0051】
遠隔始動制御装置31はマイコン32と、携帯用送信機37から送信されてくる信号を受信するためのアンテナ33、及び受信手段34と、遠隔用IDコードが記憶されたEEPROM35と、前記車両固有のコードを記憶するためのEEPROM36とを含んで構成されている。また、遠隔始動制御装置31はエンジンが始動しているか否かの判断に用いるためのオルタネータ駆動信号を取り込むことや、トランスポンダ5に接続されているスイッチ5aの開閉を制御することができるようになっている。
【0052】
携帯用送信機37はマイコン(図示せず)と、遠隔始動制御装置31に対して所定の信号を送信するためのアンテナ38と、遠隔用IDコードが記憶されたEEPROM(図示せず)と、遠隔地よりエンジンの始動を指示するための釦スイッチ39aと、エンジンの停止を指示するための釦スイッチ39bとを含んで構成されている。
【0053】
携帯用送信機37のマイコンは、釦スイッチ39aが押下されると、前記遠隔用IDコードとエンジン始動の指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ38から外部へ送信し、他方、釦スイッチ39bが押下されると、前記遠隔用IDコードとエンジン停止の指示コードとを含んで構成される信号をアンテナ38から外部へ送信するようになっている。
【0054】
運転者によりイグニッションキー1がキーシリンダ4へ挿入される(又はイグニッションキー1が、イグニッションスイッチのACC出力位置、もしくはIG出力位置まで回動される)と、キー挿入検知信号がHigh状態となり、これを受けたイモビライザ部6がパルス状の起動信号を信号線L1を介してトランスポンダ5へ送信し、車両固有のコードを要求するようになっている。
【0055】
トランスポンダ5は前記起動信号を受け取ると、キーシリンダ4に挿入されているイグニッションキー1のチップ3と無線交信を行うことによって、チップ3に記憶されているコードを取得し、取得した前記コードをクロック信号と共に、信号線L2を介してイモビライザ部6へ出力するようになっている。
【0056】
イモビライザ部6は、トランスポンダ5から送られてくる前記コードが予め記憶されている車両固有のコードと一致するか否かを判断し、これらコードが一致している(すなわち、正規のイグニッションキー1がキーシリンダ4に挿入されている)と判断すれば、エンジン制御部7に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を与えるようになっている。
【0057】
一方、トランスポンダ5から送られてきたコードが、前記車両固有のコードと一致しなかった場合には、少し時間をおいて再度、前記起動信号をトランスポンダ5へ送信するようになっている。なお、この動作は両コードが一致するまで繰り返し続けられる(但し、上限は設定されている)。
【0058】
また、エンジン制御部7は、前記許可信号を受けた後に、キーシリンダ4から出力されるスタータ信号を受け取ると、燃料、点火時期などのエンジン制御を行うようになっており、逆に、前記許可信号を受けていない状態で、前記スタータ信号を受けた場合には、前記エンジン制御は行わないようになっている。
【0059】
このように、イグニッションキー1のチップ3に記憶されているコードが、イモビライザ部6に記憶されている前記車両固有のコードと同一のコードでなければ、エンジン始動はできない。そのため、不正なイグニッションキーやイグニッションスイッチの直結では、エンジンを始動させることができず、車両盗難を防止することができる。なお、遠隔始動制御装置31は信号線L1〜L3と接続されており、これら信号線L1〜L3を使って各種信号を送信したり、受信したりすることができるようになっている。
【0060】
次に、実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置31におけるマイコン32の行う処理動作▲1▼−1(メインルーチン)を図2に示したフローチャートに基づいて説明する。まず、初期化を行うことによってフラグやカウンタなどをクリアにし(ステップS1)、次に、アンテナ33及び受信手段34を介して、信号の受信があったか否かを判断する(ステップS2)。信号の受信があったと判断すれば、受信した信号に含まれるIDコードがEEPROM35に記憶されている遠隔用IDコードと一致するか否かを判断する(ステップS3)。
【0061】
受信した信号に含まれるIDコードが前記遠隔用IDコードと一致する(すなわち、正規の運転者が携帯する携帯用送信機37から送信されてくる信号を受信した)と判断すれば、次に、前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれているか否かを判断し(ステップS4)、前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれていると判断すれば、ステップS5へ進んで、エンジンを始動させるための処理を行い(詳細は図3参照)、その後、ステップS8へ進んで、後述するプログラム処理を行い、続いてステップS9へ進んでその他の処理を行い、そしてステップS2へ戻る。
【0062】
一方、前記信号にエンジン始動の指示コードが含まれていないと判断すれば、次に、前記信号にエンジン停止の指示コードが含まれているか否かを判断し(ステップS6)、前記信号にエンジン停止の指示コードが含まれていると判断すれば、キー挿入信号、ACC信号、及びIG信号のいずれもオフとするエンジン停止の処理を行ってエンジンを停止させる(ステップS7)。なお、前記信号にエンジン始動、エンジン停止のいずれの指示コードも含まれていないと判断すれば、そのままステップS8へ移る。
【0063】
また、ステップS2において、信号の受信はないと判断したり、ステップS3において、信号の受信はあったが、正規の運転者が携帯する携帯用送信機37から送信されてきた信号を受信したのではないと判断した場合には、エンジン始動やエンジン停止などの処理を行う必要がないので、そのままステップS8へ移る。
【0064】
次に、実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置31におけるマイコン32の行う処理動作▲1▼−1a(図2におけるステップS5のエンジン始動処理)を図3に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲1▼−1aは携帯用送信機37が操作されることにより、遠隔地からエンジン始動が指示された場合に行われる動作である。
【0065】
まず、遠隔始動用フラグfを1にし(ステップS11)、次に、正規のイグニッションキー1がIG信号出力位置まで回動された場合に出力されるキー挿入検知信号、ACC信号、及びIG信号に相当する擬似信号をイグニッションスイッチの信号線L3へ供給して、イモビライザ部6へこれら擬似信号を送信し、イモビライザ部6を作動させると共に(ステップS12)、スイッチ5aを閉鎖させて、トランスポンダ5の電源をカットし、トランスポンダ5の作動を禁止させる(ステップS13)。
【0066】
次に、作動したイモビライザ部6から出力される起動信号を受信したか否かを判断し(ステップS14)、前記起動信号を受信していないと判断すれば、ステップS14へ戻って、前記起動信号が送信されてくるのを待つ。一方、前記起動信号を受信したと判断すれば、カウンタcを0にし(ステップS15)、次に、EEPROM36に記憶されているコードを信号線L2を介してイモビライザ部6へ送信し(ステップS16)、その後、所定の期間(例えば、2秒間)内にイモビライザ部6から前記起動信号を再び受信したか否かを判断する(ステップS17、S18)。前記起動信号は本来、トランスポンダ5に対して送信されるものであるが、トランスポンダ5の作動が禁止されているので、別段問題が生じることはない。
【0067】
イモビライザ部6は、信号線L2を介して送信されてくるコードを受信すると、受信したコード(すなわち、EEPROM36に記憶されているコード)が予め登録されている車両固有のコードと一致するか否かを判断し、これらコードが一致すると判断すれば、エンジン制御部7に対して、エンジン始動を許可するための許可信号を送信すると共に、その後の前記起動信号の再送信を行わないようになっている。他方、受信したコードが前記車両固有のコードと一致しないと判断すれば、前記起動信号の再送信を繰り返すようになっている。
【0068】
従って、EEPROM36に記憶されているコードの送信後、2秒以内に前記起動信号を再受信しないということは、EEPROM36に記憶されているコードが前記車両固有のコードと一致し、イモビライザ部6からエンジン制御部7に対して、前記許可信号が送信されたことを示している。
【0069】
逆に、EEPROM36に記憶されているコードの送信後、2秒以内に前記起動信号を再受信するということは、EEPROM36に前記車両固有のコードと一致するコードが登録されていない、あるいは(EEPROM36に前記車両固有のコードと一致するコードが登録されていたとしても)イモビライザ部6でノイズ等により不一致と判定されたことを示している。
【0070】
ステップS17、S18において、2秒以内にイモビライザ部6から前記起動信号を再受信しない(すなわち、EEPROM36に記憶されているコードが、前記車両固有のコードと一致し、イモビライザ部6からエンジン制御部7に対して、前記許可信号が送信された)と判断すれば、スイッチ5aを開放させて、トランスポンダ5の電源カットを解除する(ステップS19)。
【0071】
次に、イグニッションキー1がスタータ出力位置まで回動された場合に出力されるスタータ信号に相当する擬似信号を所定の期間(例えば、2秒間)継続してイグニッションスイッチの信号線L3へ供給し、エンジン制御部7へ前記擬似信号を送信する(ステップS20)。
【0072】
その後、所定の期間(例えば、4秒間)の待機時間を設けてから(ステップS21)、オルタネータ駆動信号に基づいて、エンジンが始動しているか否かを判断し(ステップS22)、エンジンが始動していると判断すれば、遠隔始動用フラグfを0にする(ステップS23)。一方、エンジンが始動していないと判断すれば、ステップS20へ戻り、前記スタータ信号に相当する前記擬似信号を再び送信する。
【0073】
ところで、ステップS17において、イモビライザ部6から前記起動信号を再び受信したと判断すれば、イモビライザ部6に車両固有のコードと同一のコードが届いていないため、まず、カウンタcに1を加算し(ステップS24)、次に1を加算したカウンタcが所定値c’(例えば、10回)以上であるか否かを判断する(ステップS25)。
【0074】
カウンタcが所定値c’未満であると判断すれば、ステップS16へ戻って、EEPROM36に記憶されているコードをイモビライザ部6へ再び送信する。他方、カウンタcが所定値c’以上である、すなわちEEPROM36に記憶されているコードをc’回送信しているにも拘らず、イモビライザ部6で一致判定がなされないと判断すれば、EEPROM36には前記車両固有のコードが登録されていない、あるいはノイズ等の影響でイモビライザ部6にコードが正常に届いていないと看做し、そのままステップS23へ進んで、遠隔始動用フラグfを0にし、そして処理動作▲1▼−1aを終了する。
【0075】
次に、実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置31におけるマイコン32の行う処理動作▲1▼−2(図2におけるステップS8のプログラム処理)を図4に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲1▼−2はEEPROM36に正規のイグニッションキー1のチップ3に登録されている車両固有のコードを書き込むための動作である。
【0076】
まず、イモビライザ部6より信号線L1へ供給された起動信号を受信したか否かを判断し(ステップS30)、前記起動信号を受信したと判断すれば、ステップS31へ進み、他方、前記起動信号を受信していないと判断すれば、そのまま処理動作▲1▼−2を終了する。
【0077】
イモビライザ部6より信号線L1へ前記起動信号が供給されるのは、次の2通りである。
イ)運転者によりイグニッションキー1がキーシリンダ4へ挿入され(又はイグニッションキー1が、イグニッションスイッチのACC出力位置、もしくはIG出力位置まで回動され)、キーシリンダ4より信号線L3へキー挿入検知信号などが供給された場合。
ロ)運転者により携帯用送信機37の釦スイッチ39aが押下され、遠隔始動制御装置31より信号線L3へキー挿入検知信号などの擬似信号が供給された場合。なお、この場合には遠隔始動用フラグfが1となる(図3のステップS11、S12参照)。
【0078】
ステップS30において、前記起動信号を受信したと判断すれば、次に、遠隔始動用フラグfが1であるか否かを判断する(ステップS31)。遠隔始動用フラグfが1である、すなわちキーシリンダ4にはイグニッションキー1が挿入されていないと判断すれば、そのまま処理動作▲1▼−2を終了する。
【0079】
一方、遠隔始動用フラグfが1でない、すなわち、キーシリンダ4にイグニッションキー1が挿入されていると判断すれば、次に、トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコード(すなわち、トランスポンダ5がイグニッションキー1のチップ3と無線通信を行うことによって得られるコード)を受信したか否かを判断する(ステップS32)。
【0080】
前記コードを受信していないと判断すれば、ステップS32へ戻って、前記コードが送信されてくるのを待つ。一方、前記コードを受信したと判断すれば、タイマtを0にしてスタートさせ(ステップS33)、次に、オルタネータ駆動信号に基づいて、エンジンが始動しているか否かを判断する(ステップS34)。
【0081】
トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコードは、遠隔始動制御装置31だけでなく、イモビライザ部6でも受信されるので、前記コードが車両固有のコードと一致する場合(すなわち、正規のイグニッションキー1がキーシリンダ4に挿入されている場合)には、エンジン制御部7に対して、前記許可信号が与えられることとなる。
【0082】
そのため、正規のイグニッションキー1がスタータ出力位置まで回動された場合には、エンジンが始動することとなる。換言すれば、エンジンの始動を検知することができれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断することができる。
【0083】
従って、ステップS34において、エンジンが始動していると判断すれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断し、トランスポンダ5から送信されてきた前記コード(車両固有のコード)をEEPROM36に記憶させる(ステップS35)。
【0084】
一方、エンジンが始動していないと判断すれば、タイマt が所定の期間T
(例えば、6秒)経過しているか否かを判断し(ステップS36)、タイマtが所定の期間T経過していないと判断すれば、ステップS34へ戻り、再び、エンジンが始動しているか否かの判断を行う。他方、タイマtが所定の期間T経過したと判断すれば、EEPROM36へのコードの書き込みを行わずに、そのまま処理動作▲1▼−2を終了する。
【0085】
なお、所定の期間Tに、エンジンが始動しないのは、正規のイグニッションキー1がキーシリンダ4に挿入されていない場合や、正規のイグニッションキー1がキーシリンダ4に挿入されたとしても、所定の期間Tが経過するまでに、スタータ出力位置まで回動されていない場合である。
【0086】
また、ここではエンジンが始動したときに、受信したコードをEEPROM36に記憶させる場合について説明したが、別の実施の形態では、エンジン始動に関係なくコード受信のたびに、受信したコードをEEPROM36に記憶させるようにしても良い。その場合、ステップS33、S34、S36の処理動作を削除すれば良い。
【0087】
上記実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置によれば、イグニッションキー1のキーシリンダ4への挿入に基づき出力される車両固有のコードがEEPROM36へ記憶されるようになっている。また、遠隔操作によるエンジンの始動指示を受けると、EEPROM36に記憶されているコード(すなわち、前記車両固有のコード)がイモビライザ部6へ供給されるようになっている。
【0088】
従って、遠隔操作によるエンジンの始動指示があった場合にも、イグニッションキー1がキーシリンダ4に差し込まれた場合と同様に、イモビライザ部6へ前記車両固有コードを供給することができ、イモビライザ部6からエンジンの始動の許可を与えることができる。これにより、イグニッションキー1をキーシリンダ4に挿入して回動させなくても、遠隔操作によってエンジンなどを始動させることができる。
【0089】
また、イグニッションキー1のキーシリンダ4への挿入に基づいて前記車両固有のコードが出力されると、該車両固有のコードが自動的にEEPROM36へ記憶されるようになっているので、公知例1に開示された発明のように、モードの切り替えを行う必要がないので、使用者の手を煩わせることなく、通常の始動操作を行うだけでEEPROM36へ前記車両固有のコードを記憶させることができる。また、当然のことではあるが、モードの切り替えを行うための操作部を設ける必要もないので、コストの削減を図ることができる。
【0090】
さらに、上記実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置によれば、イグニッションキー1のキーシリンダ4への挿入に基づいて出力されるコードを、EEPROM36へ記憶させるにあたって、エンジンが始動したか否かを確認しているので、誤ったコードが記憶されるのを防止することができる。
【0091】
次に、実施の形態(2)に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムについて説明する。但し、前記エンジン始動システムについては、遠隔始動制御装置31、及び遠隔始動制御装置31を構成するマイコン32を除いて、図1に示したエンジン始動システムの構成と同様であるため、遠隔始動制御装置、及びマイコンには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0092】
また、実施の形態(2)に係る遠隔始動制御装置31Aにおけるマイコン32Aの行う処理動作▲2▼−1(メインルーチン)、処理動作▲2▼−1a(エンジン始動処理)については、それぞれ図2に示した処理動作▲1▼−1、図3に示した処理動作▲1▼−1aと同様であるため、ここではその説明を省略する。
【0093】
実施の形態(2)に係る遠隔始動制御装置31Aにおけるマイコン32Aの行う処理動作▲2▼−2を図5に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲2▼−2は図2におけるステップS8のプログラム処理の変形例であり、また、EEPROM36に正規のイグニッションキー1のチップ2に登録されている車両固有のコードを書き込むための動作である。
【0094】
まず、イモビライザ部6より信号線L1へ供給された起動信号を受信したか否かを判断し(ステップS40)、前記起動信号を受信したと判断すれば、ステップS41へ進み、他方、前記起動信号を受信していないと判断すれば、そのまま処理動作▲2▼−2を終了する。
【0095】
イモビライザ部6より信号線L1へ前記起動信号が供給されるのは、先程も説明したように、次の2通りである。
イ)運転者によりイグニッションキー1がキーシリンダ4へ挿入され(又はイグニッションキー1が、イグニッションスイッチのACC出力位置、もしくはIG出力位置まで回動され)、キーシリンダ4より信号線L3へキー挿入検知信号などが供給された場合。
ロ)運転者により携帯用送信機37の釦スイッチ39aが押下され、遠隔始動制御装置31Aより信号線L3へキー挿入検知信号などの擬似信号が供給された場合。なお、この場合には遠隔始動用フラグfが1となる(図3のステップS11、S12参照)。
【0096】
ステップS40において、前記起動信号を受信したと判断すれば、次に、遠隔始動用フラグfが1であるか否かを判断する(ステップS41)。遠隔始動用フラグfが1である、すなわちキーシリンダ4にはイグニッションキー1が挿入されていないと判断すれば、そのまま処理動作▲2▼−2を終了する。
【0097】
一方、遠隔始動用フラグfが1でない、すなわち、キーシリンダ4にイグニッションキー1が挿入されていると判断すれば、次に、EEPROM36に既に何らかのデータが記憶されているか否かを判断する(ステップS42)。EEPROM36にデータが記憶されている、すなわちクリアな状態でない(車両固有のコードが登録されている可能性が高い)と判断すれば、誤ったコードに書き換えないように、そのまま処理動作▲2▼−2を終了する。他方、EEPROM36がクリアな状態であると判断すれば、トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコード(すなわち、トランスポンダ5がイグニッションキー1のチップ3と無線通信を行うことによって得られるコード)を受信したか否かを判断する(ステップS43)。
【0098】
前記コードを受信していないと判断すれば、ステップS43へ戻って、前記コードが送信されてくるのを待つ。一方、前記コードを受信したと判断すれば、タイマtを0にしてスタートさせ(ステップS44)、次に、オルタネータ駆動信号に基づいて、エンジンが始動しているか否かを判断する(ステップS45)。
【0099】
トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコードは、遠隔始動制御装置31Aだけでなく、イモビライザ部6でも受信されるので、前記コードが車両固有のコードと一致する場合(すなわち、正規のイグニッションキー1がキーシリンダ4に挿入されている場合)には、エンジン制御部7に対して、前記許可信号が与えられることとなる。
【0100】
そのため、正規のイグニッションキー1がスタータ出力位置まで回動された場合には、エンジンが始動することとなる。換言すれば、エンジンの始動を検知することができれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断することができる。
【0101】
従って、ステップS45において、エンジンが始動していると判断すれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断し、トランスポンダ5から送信されてきた前記コード(車両固有のコード)をEEPROM36に記憶させる(ステップS46)。
【0102】
一方、エンジンが始動していないと判断すれば、タイマtが所定の期間T(例えば、6秒)経過しているか否かを判断し(ステップS47)、タイマtが所定の期間T経過していないと判断すれば、ステップS45へ戻り、再び、エンジンが始動しているか否かの判断を行う。他方、タイマtが所定の期間T経過したと判断すれば、EEPROM36へのコードの書き込みを行わずに、そのまま処理動作▲2▼−2を終了する。
【0103】
上記実施の形態(2)に係る遠隔始動制御装置によれば、EEPROM36がクリアな状態(例えば、車両に搭載され、バッテリに接続された直後の状態、すなわち電源は供給された直後の状態)であるときに限り、イグニッションキー1のキーシリンダ4への挿入に基づいて出力されるコードが、EEPROM36へ記憶されるようになっている。換言すれば、電源が供給された後、1度EEPROM36にコードが書き込まれると、それ以降のイグニッションキー1のキーシリンダ4への挿入に基づいて出力されるコードはEEPROM36に記憶されないようになっている。従って、不正なコードや誤ったコードがEEPROM36に書き込まれるのを防止することができる。
【0104】
次に、実施の形態(3)に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムについて説明する。但し、前記エンジン始動システムについては、遠隔始動制御装置31、及び遠隔始動制御装置31を構成するマイコン32を除いて、図1に示したエンジン始動システムの構成と同様であるため、遠隔始動制御装置、及びマイコンには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0105】
また、実施の形態(3)に係る遠隔始動制御装置31Bにおけるマイコン32Bの行う処理動作▲3▼−1(メインルーチン)、処理動作▲3▼−1a(エンジン始動処理)については、それぞれ図2に示した処理動作▲1▼−1、図3に示した処理動作▲1▼−1aと同様であるため、ここではその説明を省略する。
【0106】
実施の形態(3)に係る遠隔始動制御装置31Bにおけるマイコン32Bの行う処理動作▲3▼−2を図6に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲3▼−2は図2におけるステップS8のプログラム処理の変形例であり、また、EEPROM36に正規のイグニッションキー1のチップ2に登録されている車両固有のコードを書き込むための動作である。
【0107】
まず、イモビライザ部6より信号線L1へ供給された起動信号を受信したか否かを判断し(ステップS50)、前記起動信号を受信したと判断すれば、ステップS51へ進み、他方、前記起動信号を受信していないと判断すれば、そのまま処理動作▲3▼−2を終了する。
【0108】
ステップS50において、前記起動信号を受信したと判断すれば、次に、遠隔始動用フラグfが1であるか否かを判断する(ステップS51)。遠隔始動用フラグfが1である、すなわちキーシリンダ4にはイグニッションキー1が挿入されていないと判断すれば、そのまま処理動作▲3▼−2を終了する。
【0109】
一方、遠隔始動用フラグfが1でない、すなわち、キーシリンダ4にイグニッションキー1が挿入されていると判断すれば、次に、EEPROM36へのコードの書き込みを行ったことを示す書込用フラグfが1であるか否かを判断する(ステップS52)。書込用フラグfが1である、すなわちEEPROM36へのコードの書き込みが行われている(車両固有のコードが登録されている可能性が高い)と判断すれば、誤ったコードに書き換えないように、そのまま処理動作▲3▼−2を終了する。他方、書込用フラグfが1でないと判断すれば、トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコード(すなわち、トランスポンダ5がイグニッションキー1のチップ3と無線通信を行うことによって得られるコード)を受信したか否かを判断する(ステップS53)。
【0110】
前記コードを受信していないと判断すれば、ステップS53へ戻って、前記コードが送信されてくるのを待つ。一方、前記コードを受信したと判断すれば、タイマtを0にしてスタートさせ(ステップS54)、次に、オルタネータ駆動信号に基づいて、エンジンが始動しているか否かを判断する(ステップS55)。
【0111】
トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコードは、遠隔始動制御装置31Bだけでなく、イモビライザ部6でも受信されるので、前記コードが車両固有のコードと一致する場合(すなわち、正規のイグニッションキー1がキーシリンダ4に挿入されている場合)には、エンジン制御部7に対して、前記許可信号が与えられることとなる。
【0112】
そのため、正規のイグニッションキー1がスタータ出力位置まで回動された場合には、エンジンが始動することとなる。換言すれば、エンジンの始動を検知することができれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断することができる。
【0113】
従って、ステップS55において、エンジンが始動していると判断すれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断し、トランスポンダ5から送信されてきた前記コード(車両固有のコード)をEEPROM36に記憶させ(ステップS56)、その後、書込用フラグfを1にする(ステップS57)。
【0114】
一方、エンジンが始動していないと判断すれば、タイマt が所定の期間T
(例えば、6秒)経過しているか否かを判断し(ステップS58)、タイマtが所定の期間T経過していないと判断すれば、ステップS55へ戻り、再び、エンジンが始動しているか否かの判断を行う。他方、タイマtが所定の期間T経過したと判断すれば、EEPROM36へのコードの書き込みを行わずに、そのまま処理動作▲3▼−2を終了する。
【0115】
上記実施の形態(3)に係る遠隔始動制御装置によれば、イグニッションキー1のキーシリンダ4への挿入に基づいて出力されるコードであり、EEPROM36へ記憶させるのに適したコード(すなわち、エンジンを始動させることのできるコード)が、書込用フラグfが0である状態(例えば、車両に搭載され、バッテリに接続された直後の状態、すなわち電源は供給された直後の状態)のときに限り、EEPROM36へ記憶されるようになっている。従って、不正なコードや誤ったコードがEEPROM36に書き込まれるのを防止することができる。
【0116】
次に、実施の形態(4)に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムについて説明する。但し、前記エンジン始動システムについては、遠隔始動制御装置31、及び遠隔始動制御装置31を構成するマイコン32を除いて、図1に示したエンジン始動システムの構成と同様であるため、遠隔始動制御装置、及びマイコンには異なる符号を付し、その他の説明をここでは省略する。
【0117】
また、実施の形態(4)に係る遠隔始動制御装置31Cにおけるマイコン32Cの行う処理動作▲4▼−1(メインルーチン)、処理動作▲4▼−1a(エンジン始動処理)については、それぞれ図2に示した処理動作▲1▼−1、図3に示した処理動作▲1▼−1aと同様であるため、ここではその説明を省略する。
【0118】
実施の形態(4)に係る遠隔始動制御装置31Cにおけるマイコン32Cの行う処理動作▲4▼−2を図7に示したフローチャートに基づいて説明する。なお、処理動作▲4▼−2は図2におけるステップS8のプログラム処理の変形例であり、また、EEPROM36に正規のイグニッションキー1のチップ2に登録されている車両固有のコードを書き込むための動作である。
【0119】
まず、イモビライザ部6より信号線L1へ供給された起動信号を受信したか否かを判断し(ステップS60)、前記起動信号を受信したと判断すれば、ステップS61へ進み、他方、前記起動信号を受信していないと判断すれば、そのまま処理動作▲4▼−2を終了する。
【0120】
ステップS60において、前記起動信号を受信したと判断すれば、次に、遠隔始動用フラグfが1であるか否かを判断する(ステップS61)。遠隔始動用フラグfが1である、すなわちキーシリンダ4にはイグニッションキー1が挿入されていないと判断すれば、そのまま処理動作▲4▼−2を終了する。
【0121】
一方、遠隔始動用フラグfが1でない、すなわち、キーシリンダ4にイグニッションキー1が挿入されていると判断すれば、次に、EEPROM36に既に何らかのデータが記憶されているか否かを判断する(ステップS62)。EEPROM36にデータは記憶されていない、すなわちクリアな状態であると判断すれば、トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコード(すなわち、トランスポンダ5がイグニッションキー1のチップ3と無線通信を行うことによって得られるコード)を受信したか否かを判断する(ステップS63)。
【0122】
前記コードを受信していないと判断すれば、ステップS63へ戻って、前記コードが送信されてくるのを待つ。一方、前記コードを受信したと判断すれば、タイマtを0にしてスタートさせ(ステップS64)、次に、オルタネータ駆動信号に基づいて、エンジンが始動しているか否かを判断する(ステップS65)。
【0123】
トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコードは、遠隔始動制御装置31Cだけでなく、イモビライザ部6でも受信されるので、前記コードが車両固有のコードと一致する場合(すなわち、正規のイグニッションキー1がキーシリンダ4に挿入されている場合)には、エンジン制御部7に対して、前記許可信号が与えられることとなる。
【0124】
そのため、正規のイグニッションキー1がスタータ出力位置まで回動された場合には、エンジンが始動することとなる。換言すれば、エンジンの始動を検知することができれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断することができる。
【0125】
従って、ステップS65において、エンジンが始動していると判断すれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断し、トランスポンダ5から送信されてきた前記コード(車両固有のコード)をEEPROM36に記憶させる(ステップS66)。
【0126】
一方、エンジンが始動していないと判断すれば、タイマtが所定の期間T(例えば、6秒)経過しているか否かを判断し(ステップS67)、タイマtが所定の期間T経過していないと判断すれば、ステップS65へ戻り、再び、エンジンが始動しているか否かの判断を行う。他方、タイマtが所定の期間T経過したと判断すれば、EEPROM36へのコードの書き込みを行わずに、そのまま処理動作▲4▼−2を終了する。
【0127】
ところで、ステップS62において、EEPROM36にデータが記憶されている、すなわちクリアな状態でない(車両固有のコードが登録されている可能性が高い)と判断すれば、次に、トランスポンダ5から信号線L2へ供給されたコード(すなわち、トランスポンダ5がイグニッションキー1のチップ3と無線通信を行うことによって得られるコード)を受信したか否かを判断する(ステップS68)。
【0128】
前記コードを受信していないと判断すれば、ステップS68へ戻って、前記コードが送信されてくるのを待つ。一方、前記コードを受信したと判断すれば、受信した前記コードが、EEPROM36に記憶されているコードとが同じコードであるか否かを判断する(ステップS69)。
【0129】
前記受信したコードが、EEPROM36に記憶されているコードと同じであると判断すれば、コードの書き換えを行う必要がないので、そのまま処理動作▲4▼−2を終了する。一方、前記受信したコードが、EEPROM36に記憶されているコードと同じではないと判断すれば、タイマtを0にしてスタートさせ(ステップS70)、次に、オルタネータ駆動信号に基づいて、エンジンが始動しているか否かを判断する(ステップS71)。
【0130】
エンジンが始動していると判断すれば、前記コードが前記車両固有のコードであると判断し、トランスポンダ5から送信されてきた前記コード(車両固有のコード)をEEPROM36に記憶させる(ステップS72)。すなわち、イグニッションキーが交換され、車両固有のコードが新たなコードに変換されたと判断してコードの書き換えを行う。
【0131】
一方、エンジンが始動していないと判断すれば、タイマtが所定の期間T(例えば、6秒)経過しているか否かを判断し(ステップS73)、タイマtが所定の期間T経過していないと判断すれば、ステップS71へ戻り、再び、エンジンが始動しているか否かの判断を行う。他方、タイマtが所定の期間T経過したと判断すれば、EEPROM36へのコードの書き込みを行わずに、そのまま処理動作▲4▼−2を終了する。
【0132】
上記実施の形態(4)に係る遠隔始動制御装置によれば、イグニッションキー1のキーシリンダ4への挿入に基づいて出力されるある特定のコードが、EEPROM36に記憶されているコードと一致しないと判断され、かつ前記特定のコードがEEPROM36へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、EEPROM36へ記憶させるコードの書き換えが行われる。従って、例えば、イグニッションキーやイモビライザ部6が交換され、車両固有のコードが変更されたとしても、通常の始動操作でもってEEPROM36に変更後の車両固有のコードを記憶させることができる。
【0133】
なお、上記実施の形態(4)に係る遠隔始動制御装置では、車両固有のコードの書き換えを行うようになっているが、別の実施の形態に係る遠隔始動制御装置では、前記車両固有のコードを複数記憶させておくことができるようにし、書き換えではなく、追加記憶させるようにしても良い。
【0134】
また、複数のコードを記憶しているときに、遠隔操作によるエンジン始動の指示が行われた場合には、最新のコード(最後に記憶されたコード)だけをイモビライザ部6へ供給したり、あるいは複数のコードを起動信号を受信する毎に、交互に順番にイモビライザ部6へ供給するようにすれば良い。
【0135】
また、本発明は以上の実施例に限定されるものではなく、例えば、エンジンの始動判定はエンジン回転数など、始動と判定できるものであれば全て適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図2】実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図3】実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図4】実施の形態(1)に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図5】実施の形態(2)に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図6】実施の形態(3)に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図7】実施の形態(4)に係る遠隔始動制御装置におけるマイコンの行う処理動作を示したフローチャートである。
【図8】従来のエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【図9】従来の遠隔始動制御装置が採用されたエンジン始動システムの要部を概略的に示したブロック図である。
【符号の説明】
1 イグニッションキー
4 キーシリンダ
5 トランスポンダ
6 イモビライザ部
31、31A〜31C 遠隔始動制御装置
32、32A〜32C マイコン
35、36 EEPROM

Claims (9)

  1. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを受け取るたびに、該所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第1の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段と
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段とを備え、
    該適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記第1の記憶制御手段が、前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させるものであり、
    前記適否判断手段が、前記機関の状態に基づいて、前記判断を行うものであ
    ことを特徴とする遠隔始動制御装置。
  2. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    電源が供給された後の最初の前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第2の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段と
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段とを備え、
    該適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記第2の記憶制御手段が、前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させるものであり、
    前記適否判断手段が、前記機関の状態に基づいて、前記判断を行うものであ
    ことを特徴とする遠隔始動制御装置。
  3. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    該適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第3の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段とを備え
    前記適否判断手段が、前記機関の状態に基づいて、前記判断を行うものであ
    ことを特徴とする遠隔始動制御装置。
  4. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを受け取るたびに、該所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第1の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているコードと一致するか否かを判断する一致判断手段と、
    前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記一致判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段に記憶されているコードと一致しないと判断され、かつ前記適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記記憶手段へ記憶させるコードを前記所定のコードに書き換える第4の記憶制御手段とを備えていることを特徴とする遠隔始動制御装置。
  5. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    電源が供給された後の最初の前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第2の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているコードと一致するか否かを判断する一致判断手段と、
    前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記一致判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段に記憶されているコードと一致しないと判断され、かつ前記適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記記憶手段へ記憶させるコードを前記所定のコードに書き換える第4の記憶制御手段とを備えていることを特徴とする遠隔始動制御装置。
  6. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    該適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第3の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているコードと一致するか否かを判断する一致判断手段と、
    前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記一致判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段に記憶されているコードと一致しないと判断され、かつ前記適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記記憶手段へ記憶させるコードを前記所定のコードに書き換える第4の記憶制御手段とを備えていることを特徴とする遠隔始動制御装置。
  7. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを受け取るたびに、該所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第1の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段とを備えると共に、
    前記記憶手段が、複数のコードの記憶が可能であり、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する含有判断手段と、
    前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記含有判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段に記憶されていないと判断され、かつ前記適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードを前記記憶手段へ追加させる第5の記憶制御手段とを備えていることを特徴とする遠隔始動制御装置。
  8. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    電源が供給された後の最初の前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第2の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段とを備えると共に、
    前記記憶手段が、複数のコードの記憶が可能であり、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する含有判断手段と、
    前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記含有判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段に記憶されていないと判断され、かつ前記適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段 へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードを前記記憶手段へ追加させる第5の記憶制御手段とを備えていることを特徴とする遠隔始動制御装置。
  9. 所定の操作に基づいて出力される所定のコードを取り込み、
    取り込んだ前記所定のコードが車両固有のコードであるか否かを判断し、これらコードが一致したと判断した場合、エンジンなどの機関の始動を許可する始動制御装置が装備された車両に搭載され、遠隔操作によって前記機関の始動制御を行うための遠隔始動制御装置において、
    コードを記憶するための記憶手段と、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    該適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードを前記記憶手段へ記憶させる第3の記憶制御手段と、
    遠隔操作による前記機関の始動指示信号を受信すると、前記記憶手段に記憶されている前記所定のコードを、前記始動制御装置へ供給する供給制御手段とを備えると共に、
    前記記憶手段が、複数のコードの記憶が可能であり、
    前記所定の操作に基づいて出力される前記所定のコードが、前記記憶手段に記憶されているか否かを判断する含有判断手段と、
    前記所定のコードが、前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであるか否かを判断する適否判断手段と、
    前記含有判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段に記憶されていないと判断され、かつ前記適否判断手段により、前記所定のコードが前記記憶手段へ記憶させるのに適したコードであると判断されると、前記所定のコードを前記記憶手段へ追加させる第5の記憶制御手段とを備えていることを特徴とする遠隔始動制御装置。
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