JP4079384B2 - 護床用コンクリートブロックおよび護床コンクリートブロック工 - Google Patents

護床用コンクリートブロックおよび護床コンクリートブロック工 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は護床用コンクリートブロックおよび護床コンクリートブロック工に係り、河川や湖沼などの法尻や床を形成するための護床用コンクリートブロックおよび該コンクリートブロックによる好ましいブロック工、更には魚道などをも形成した護床ブロック工を提供しようとするものである。
【0002】
【従来の技術】
コンクリートブロックを用いて河川の法尻や床などの護岸や水制や根固めのブロック工を形成することは従来から種々に実施されているが、工場生産されたコンクリートブロック相互を連結することが必要で、このためブロックの側縁部などに連結環を突設し、このような連結環部相互をシャックルなどを用いて連結することが広く採用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記したような従来の護床ブロック工は各ブロックに特別な連結環を一般的に複数個宛取付けるための工作が相当の工数を必要とし、勿論シャックルなどを別に用意することとなると共に、連結施工するためには矢板壁などを形成して河川に無水の状態を形成することが必要であり、相当に多くの工数ないし期間を必要とする不利がある。
【0004】
また上記のように特別な金具を必要とし、ブロックの成形と現場における工数の多いことは何れにしてもコストアップとなり、しかも設定されたブロックの底面部分に急速な底流の発生が避けられず、即ち急速な底流によってブロックの下面に洗掘の発生が避けられないので折角の護床工によっても充分な床固めを期待できないなどの欠点を有している。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記したような従来のものにおける技術的課題を解決することについて検討を重ね、シャックルなどを必要としないで連結関係を構成すると共にブロックの底面側に溝部や凹凸部を形成して急速な底流の発生を適切に回避し、また上部に補助部体を嵌合させて魚道を兼ねた好ましい護床ブロック工を得ることに成功したものであって、以下の如くである。
【0006】
四角形、六角形、八角形のように複数の偶数の側辺を有する正多角形盤状ブロックの表面周縁部に空洞の天然石材突出模様を形成し、各側辺中央部に嵌合突部と該嵌合突部を受け入れる嵌合凹部とを交互に形成したことを特徴とする護床用コンクリートブロック。
【0008】
複数の側辺を有する多角形盤状ブロックの表面に玉石または岩石などの天然石材を埋設したり天然石材突出模様を形成したことを特徴とする前記0006の護床用コンクリートブロック。
【0014】
前記0006または0008の何れか1つに記載の護床用コンクリートブロックの複数個を、それらコンクリートブロックの嵌合突部と嵌合凹部とを相互に嵌合させて設定したことを特徴とする護床コンクリートブロック工。
【0015】
【発明の実施の形態】
上記したような本発明によるものの具体的な実施態様を添附図面に示すものについて説明すると、本発明においては複数の側辺を有する正多角形盤状体として代表的に図1と図2ないし図3に示すような護床用コンクリートブロックを提案するものであって、採用される河川の流速、流量によって必要とされるブロック重量を厚さを変えることによって対応させるが代表的に図2に示すような方形ブロックの場合は一般的に厚さが一辺の長さに対し3分の1〜5分の1、特に4分の1前後である複数側辺の正多角形盤状ブロック1における一方の対向側辺11、11の中間部に幅がブロック1幅の4分の1前後(5分の1〜3.5分の1)であり、突出高さがブロック1幅の8分の1前後(9分の1〜7分の1)である嵌合突部12、12を対設し、また他方の側面13、13には該嵌合突部12を受入れる嵌合凹部14、14を対設したものであり、この方形ブロックにおいては、全周360度を4辺で割った90度を各ブロック回転させ、嵌合凹部に嵌合凸部を突き合わせて据え付けることで矢板壁等で水を堰止めなくても連続して護床工を形成できる。なお前記した正多角形盤状ブロック1の各側辺長さは一般的に1.0m以上であり、またブロック1の重さは300kg以上5.0トン程度である。
【0016】
図1に示すものは本発明による正多角形盤状ブロックとして側辺数が中間的である六角形盤状ブロックが示されているが、それらの各側辺における中央部に嵌合突部12と該嵌合突部12を受入れる嵌合凹部14とが交互に形成されている。このような図1のものに対し図2のものは本発明正多角形盤状ブロックとして側辺数が少ない四角形盤状ブロックの場合を示し、この場合においても嵌合突部12と嵌合凹部14とが各側辺の中央部において交互に形成されていることは図1の場合と同じである。
【0017】
更に図3においては側辺数の多い八角形盤状ブロックが示されているが、この場合においても各側辺における中央部に嵌合突部12と嵌合凹部14とが交互に形成されている。また図4のものは図2の四角形盤状ブロックのコーナー部に角取り部を形成したブロック全般としては同じく八角形であるが、嵌合突部12と嵌合凹部14の配設については1つおきの各側辺中央部において交互に形成されている。
【0018】
図5と図6には上記のような盤状ブロック1を連繋設定して護床ブロック工を形成する構成関係が示され、図5のものは図1に示したブロック1によるもので亀甲型に各ブロック1が組込まれ水流などの外部作用力に対し安定な設定をなし得ることは明らかである。図6のものは図2に示したブロック1による護床ブロック工であって整然たる組合わせ状態を形成し得ることは明らかである。また図3に示したコンクリートブロックを用いた護床ブロック工は図7の如くであり、コーナー部が四角形の空間部33が形成されるが図2の四角形盤状ブロックと組み合わせることで一面に敷き詰めることができ、パズルの如くなりより強固に安定する。なお、図4に示したコンクリートブロックによる護床ブロック工は図8の如くであるが、連繋されたブロック間に空間部34が形成され、これらの空間部34はブロックの厚さ方向における通水および魚類などの出入を図らしめる。
【0019】
更に本発明においては図9と図10のようなコンクリートブロックを得ることができ、即ち上記のような複数側辺を有する正多角形盤状ブロック1の底面に中央部で直交状に交叉し、ブロック1のコーナ部からコーナ部に達し、中央位置で交叉した凹溝2を形成したもので、このものは河川の流れ方向に対し凹溝2が45゜の方向を採って設置されることによりブロック底面における底流の速度を減少して洗掘を防止し、また水底部棲息魚などの住み処や魚道として機能する。前記凹溝2の幅は入口部(底面)でブロック幅の6分の1前後(5.5分の1〜7分の1)、奥部(谷部)でブロック幅の9分の1前後(8分の1〜10分の1)の断面的に台形をなし、その深さはブロック厚さの3分の1前後(2.5分の1〜4分の1)である。
【0020】
図9と図10に示したものは、前記嵌合突部12および嵌合凹部14がそれぞれ円弧状(半円状)のものであるのに対し、図11に示したものは台形状の嵌合突部12aと嵌合凹部14aを設けた場合が示されており、凹溝2については図9、図10のものが台形断面であるのに対し図11のものは円弧状断面であるが、そうした嵌合突部12、12a、嵌合凹部14、14aのブロック1に対する寸法関係、あるいは凹溝2の寸法関係は前記したところと同様である。
【0021】
なお上記した図9および図10のものは正方形盤状ブロック1の角部に角取り面15が形成され、従って前記した凹溝2はそうした角取り面15に開口されていることは各図に示されている通りであり、このようなブロック1を嵌合突部12と嵌合凹部14を嵌合させて配列した状態は後述する図15および図17の如くであって、角取り面15が突き合わされた状態で配設されることにより各ブロック間に厚さ方向の角形孔9が形成されることは図示の如くで、前記図7、図8について説明したところと同様であり、図15の角形孔9はブロック1の底面に連通していて上部からの魚類出入を図らしめ、洪水時などの増水時における一時退避所や休憩場所となる。図15は流速を落とすため凹溝2を表面側として配設したものであって、また斯かる角形孔9に対しては適宜石材や建設廃材であるコンクリート塊などを充填して水生昆虫や稚魚などの水中生物棲息部となし、また石材間通水による礫間接触酸化で河川水の浄化を図らしめ、図17における角形孔9においてはブロック底部における凹溝2に進入した流水を上方に放流してブロック工の安定化を図る。
【0022】
上記したような図9〜図11のものに対して前述した図5に示したようなブロック上面に保持部材取付部3を配設して丸太状部材4を杭状として取付けた状態は図12に示す如くであり、また底面に円形凹溝を形成したブロックに対し丸太状部材4を間隔を採って横設し多段の格子枠状に組んで枠状部5として取付けた状態は別に図13として示す如くであり、更に図1に示したブロックを嵌合連結させて配設しその上面に丸太状部材を杭状として取付けたものと、枠状部5を取付けたものとを適宜に併用せしめ水制を兼ねた護床ブロック工として河川などの底部に連繋設定した状態は図14として示す如くである。
【0023】
即ち、図12のように略一定高さの丸太状部材4を杭状として配設したブロックを図14に示すように河川の流れ方向に対し直角方向として岸部から突設することによって透過性水制工を構築し丸太状部材4が水の流れを減速乱流させて多種多様な流れを形成し、また流れの背面側に土砂が堆積して渕や瀬を形成し、更に水制工の下流側には大きな湾処の淀み部を作って何れにしても魚類等の生育に適した条件を構成し、杭の高さを変化させることによって水鳥などの止り木とすることもできる。図13のように多段枠状5としたものにおいてはその中に天然石材や前記した建設廃材としてのコンクリート塊32などを装入充填させて木工沈床を形成し河川中に浮島あるいは水制工としての作用を得しめ、石材間の通水で水の浄化を図ると共に小魚や水中昆虫などの棲息、避難に適した条件を形成する。なお図13に示したような多段枠状体の上部にヤシ繊維材や石綿繊維などの天然繊維やスポンジ等の植生部材を設置することにより、ヨシやアシあるいはガマなどの水辺植物を生育せしめることができ、即ちこのような自然生育植物による浄化や緑化によって自然に適合した景観を形成することができる。
【0024】
更に本発明によるものは前記したような凹溝2側を表面としたブロック工を形成することができ、即ち図15としてそうした設定状態が示されており、流速の速い河川においてはその流れ方向に対し45°の傾斜角を採って設定された凹溝2はその流速を低減して遊泳力の弱い魚類の通路となり、また流水の少ない条件下においてはその流路となる。凹溝2の交点である角形孔9は休息場や洪水時の避難場所となり、またこの孔に石材やコンクリート塊32を充填して水生昆虫の棲息場としても機能せしめ、また河川底面の凹凸を吸収し、ブロック1を河川底に沿った安定状態に設定せしめる。
【0025】
図16には図9および図10に示したようなブロック1において底面の凹溝2を断面円形状として形成したものが示され、しかも該ブロックの表面に玉石や割石などの天然石材を埋設し、あるいは擬玉石または擬岩状のような天然石立体模様6を形成したブロック1aが示され、このような天然石材や立体模様6によって水の流れを変化させ、特に上下方向に変化させることによって空気を水の中に取込んで溶存酸素量を高め、同時に攪拌作用して水質浄化を図るようにしたものが示されている。このような天然石材や立体模様6は場合によってはブロック1a自体が天然の河川床に準じた外観を形成することはその配設関係を示した図17の如くであって、上記のような天然石材または立体的模様6部分には水草や藻類が着生して魚類などの餌場を提供する。また底面の凹溝2や角形孔9は前述した如くで魚の通り道や休息所ないし隠れ場のある自然の河川底にマッチした護床工を提供することができる。なおブロック1aには適宜にブロック表面の立体的模様6の間に凹み部10を形成することで一時休憩場である澱み部を形成することができる。
【0026】
図16、図17に示したような天然石立体模様6はこれに代えて後述する図27と図28に示すように幾何学的立体模様7を形成し、あるいはブロック1の中央部に凹部8を幾何学的に形成したブロック1bとすることができる。即ち前記立体模様7は水流に変化を与えることは上述した立体模様6と同様であるが、別に図27として示すように立体模様7が各コーナ部に突設されたものにおいて底面に図28のように形成された幾何学的凹部8を図29のように前記立体模様7を4個集合させて形成される集合立体模様16とし、このような集合立体模様16を前記した図28に示すような幾何学的凹部8に対して、別に図32に示すように段重ねして嵌合設定するならば上下層のブロックが相互に係合し強固に集合一体化した大重量の護床ブロック工を形成することができ、法面水際部などの護岸壁としたり、河川の横断面に対し中央部を一段低くすることにより簡易な砂防ダムなどとして採用し得る。
【0027】
図18〜図20には本発明によるもう1つのブロックとして魚種や魚の体力に見合った多様な魚道を形成することができるようにされた粗石斜面型ブロックが示され、図21と図22にはその連繋配設状態の断面図と平面的関係が示されている。即ち、このブロックは図21に示すように急流落差部に対し傾斜状に設定されるものであって、各ブロックにはその表面に図18において示されているように大小の高さの異なった多数の天然石材を埋設し、あるいは天然石材様の擬石または擬岩模様6を配設し、しかも部分的に澱み部となる凹み部10や遊泳力の弱い魚種の休息場、鳥類からの避難場所となる空洞状擬岩模様20をコーナー部に形成したもので、このようなブロック1cで図21のように河川床を形成することにより水はその石材または模様や凹み部10の間にその大きさや高さの相異および配設関係から多様に流速、水深の変化した水流を形成することになり、遊泳する魚は夫々の魚種や体力(遊泳力)に応じた水流を選んで遡上または流下し得るものである。
【0028】
即ち落差を有する水路において単に堰を設けたのでは殆んどの魚が遡上できないことになり、上流で産卵または孵化ないし放流した稚魚等は堰部からの落下による衝撃ないし圧力で内蔵を損傷あるいは弱化せしめられることとなるのに対し、上記のように大小多数の石材または石材状模様6の配設されたブロック1cを設定することによって流速や水量(水深)が多様に異った複合流を形成せしめ、適切に選択された遡上または流下を可能となし得る。またブロック1cのコーナー部に股がって下部に出入口を設けた空洞状擬岩模様20が形成され、遊泳力の弱い魚種は一気に遡上できないので休息が必要であるが、水深が浅いので鳥などの攻撃を受け、餌となり易いが、庇ないしカバーつきとすることにより上方から見えないことになり安心して休息できる退避所として有効に利用され、遡上、流下が容易にできる。
【0029】
図23〜図26には空洞状擬岩模様を各周辺部の中間に配置し、部分的に凹部を形成した本発明による護床用コンクリートブロック1dが示されており、ブロック1dの中央部の如きに澱み部となる凹み部10を形成すると共に上述した図17までのものと同様の石材または石材状模様6とブロック1dの中間部における既述したような嵌合突部12aまたは嵌合凹部14a部分に空洞状擬石模様20を形成したものである。
【0030】
即ち、これら図23〜図26を単なる河床に使用したときは澱み部となる凹み部10の形成によって魚の休憩場が得られ、流下する土砂の堆積によって水棲昆虫などの住み場ともなる。またブロック1dの境界部に股がって擬石模様20が形成されると共に該擬石模様20の内部が空洞部として貯水し、単なる護床工とした場合は遊泳魚類などの休養または退避所となる。また図21に示すように粗石斜面式魚道とした場合においては前述した図18〜図22と同様の効果を得ることができることは云うまでもないことである。
【0031】
なお前述した図27のように幾何学的立体模様7が突出したもので図29のように配列設定することで水流に変化を与えることは上記の如くである。また図28のように幾何学的凹部8を底面側に形成したもので上向きとしてブロック1bを図31に示す如く配列設定したものはその上を河川水が流れることによって各凹部8内に澱み部が形成され、魚類などが遡上する場合において一時的な休み場を提供することができる。またこの状態で図29においては底部の凹部8が、図31においては底部の立体模様7が河川床の凹凸に対処し安定な設定を図ることは前述したところと同じである。
【0032】
この図27に示したようにブロック1bの角部に幾何学的立体模様7を配設して根固め工とした場合においても前記した図12に示したものと同様に丸太状部材4を配設することができることは図30に示す如くで、このように丸太状部材4を配設した透過性水制工は図30のように配設された護床ブロック工において集合立体模様16による水流変化と丸太状部材4による前記図12による作用の双方を結合した水制作用を得しめる。更に図13のように丸太状部材4を格子枠形として組んだ井桁枠状部5を形成して天然石材やコンクリート塊を装填することによって木工沈床を形成することができ、例えば図30に示すように岸部から直角方向に突出させて設置することによって好ましい水制工を得ることができる。
【0033】
図33と図34はブロック上に凹入屈曲した流路18を形成した本発明による護床用コンクリートブロック1eおよびその連繋設定された護床コンクリートブロック工状態が示され、また図35と図36にはこのようなコンクリートブロック1e上にストレートな流路を形成するようにした本発明護床ブロックおよびその連繋設定状態が示されている。
【0034】
即ち、これらのブロック1eにおいては何れもブロック1eの上面中央部に方形凹部17が形成され、また該方形凹部17と周縁を連結する連結凹溝18が同じく上面に形成され、図34のブロックは方形凹部17の端部寄りに連結凹溝18が形成されたもので、図36のものは連結凹溝18をブロック1eの中央部に設けたものであって、ブロック1e上を流れる水は方形凹部17部分で澱み状態となり、図33に示したものの凹溝18は左右に振り分けられて直線の流路とならないような幾何学的模様としたもので、水流を蛇行させると共に分流するので流速を遅くでき、ブロック上面における凹部17および凹入流路18の各部において流速、水深が異なり、魚種の大小や遊泳力の違いによる最適の流路を選択せしめ、特に急流部の根固め工としてその底部流速低減を図るのに適している。また図35、図36に示したものの凹溝18内では流路が直線状となり、流速が大で遡上、流下が最短となるが、この場合には淀み状態の方形凹部17が近接して形成されているので魚類などの遊泳通過に特別な困難さはなく、特に流速の遅い下流側の根固め工に適している。なお何れのブロックも方形凹部17と凹溝18部分で充分な水深を確保できるので鳥類からの保護としても機能する。
【0035】
図40には図37〜図39に示すような突出部19を中間に形成した補助コンクリートブロック21を用いてこの図40に1例を示すように嵌合させ、別に図41と図42に示すように河川落差部の傾斜面に沿ってブロック1fを配設し、補助ブロック21を流水方向を横断する方向として設定する全面越流型の階段式魚道あるいは部分越流型のアイスハーバー式魚道の場合が示されている。即ちブロック1f上に形成された流路が浅くされると共に直線状のもののみとして補助ブロック21を嵌合設定するようにしたもので、補助ブロック21において溢流が形成され、またこの補助ブロックより上流側はプール式に貯水された階段式魚道を形成することができる。補助ブロック21における突出部19にはその両側に該補助ブロック21の側方に突出した係止段31を形成してよい。
【0036】
前記した図37〜図40において夫々示されているように、補助ブロック21においては中央部の如きに切欠部22が低く形成されることにより全面が越流し、しかも中央部とその両側で溢流の水深、速度が変化した全面越流型階段式魚道となり、魚種、魚体の如何によって適宜の位置を選択して通過することができ、図42に示すような突出部19の背面下部部分は休憩場所となる。また前記切欠部22を深く形成することにより切欠部22のみから溢流し、両端部部分が静水域のプール部となって、遊泳力の弱い魚の休憩場所となり、越流型アイスハーバー式魚道とすることができる。なお補助ブロック21その底部において図38または図39に示すような通口23またはそれと交叉方向の通口24を形成し、流れる水の少い条件下においても水流が堰止められることなく魚道を形成し、あるいは通常状態において休息部ないし穴居魚の棲息部とすることができる。更に、この図38、図39のものにおいて突出部19の形状を断面円弧状として流水をスムースにさせるものであり、図38のものはその表面を岩石状模様として自然景観に即応するようにしたものである。
【0037】
図45〜図48には前記した図37〜図39とは別の補助ブロック21として溢流部が一側において高く、他側において低くなるような段差を採って形成された若干例が示されている。即ち図45〜図47のものは高低の一様な段差を採って形成された場合であって、この補助ブロックの用法としては図42のような水流方向を横断した設定状態で一段毎に180°反転させて設定することにより流下形成される流路を蛇行させ、その流速、水深を変化させることができ、勿論低い段差部を同じ側として流路を直線状に形成せしめ、更には複数列のブロック列において対称的に段差部を位置せしめ水流の幅を広くすることができ、何れにしても形成される流水の幅、勾配などを対象とする魚種に即応せしめ自在な魚道を形成し、また季節の如何などに応じて適宜に変化させることができる。なお図46に示すような玉石模様、図47のような岩模様とすることにより自然景観にマッチさせ得ることは前述同様である。また図48のものは傾斜状に段差を形成した場合であり、これらのものは図37〜図39のものをも含めその何れかを適宜に選んで図40のようにブロック1fに取付けることができ、またこのような補助ブロック21のみを各種準備しておくことにより同じ図40のようなブロック1fを用いて単なる根固めとし、あるいは溢流状態がそれぞれに異なった魚道を兼ねる本発明の護床コンクリートブロックとして簡易且つ低コストに提供することができる。
【0038】
図49には図1に示したような六角形状ブロック1に関して前述した図33〜図36に示したような凹入した流路18および中央凹部35を形成したものとし、このようなブロック1を連繋配設した根固めとしての護床コンクリートブロック工の状態が示されている。即ち中央凹部35は正六角形状をなすことは図示の如くで、そのような中央凹部35の各側辺中央部方向に前記流路18が配設され、また嵌合突部12と嵌合凹部14との嵌合によって設定されることは図示の如くであるが、このようにして連繋設定されたものは方向性のない根固めコンクリートブロックとなり、河川の流水方向に対しどのような方向に配設連繋しても常に安定状態の設定をなすことができる。
【0039】
本発明によるものは一般的には図14、図15、図17、図21、図22、図26、図29〜図32、図34、図36、図41、図42に示すように多数個のコンクリートブロック1または1a〜1fを連繋設定することにより容易に水際の護岸、水制、根固め、魚道、砂防等の護床コンクリートブロック工を形成することができる。このように連繋して設定された各コンクリートブロック1〜1fは嵌合突部12、12aが嵌合凹部14、14aに嵌合設定されていることからして河川流などの作用を受けても変動することが相互間で抑制されて、所定の設定状態を維持することができる。
【0040】
前記した図9〜図42のものは比較的簡易な構成となる図2に示した四角型や図4の八角形コンクリートブロックに関して示したが、同様の関係は前記した図1または図3に示したようなコンクリートブロックに関しても略同様に実施することができることは明らかである。即ち図1に示したような正六角形状をなしたコンクリートブロックまたは図3に示すような正八角形状をなしたコンクリートブロックの場合においては凹溝2が例えば図9〜図13、図16のように正四角形状のコーナー部に角取り部を形成した八角形のコンクリートブロックの四角形のコーナ部にあたる間に設けられることに代え、例えば図49に示したように対向側辺の中央部間に設けられることによりブロックを連繋状態に設定した場合に凹溝2が相互に連結した流路として形成されることは明らかであって、このように側辺の中央部間に設けられた凹溝2は正確に45°方向を採ることはないとしても河川の水流方向に対し適当な傾斜角を採って設定されることは明らかで図9〜図13、図16などに関して上述したような作用効果を同様に得しめることができる。
【0041】
なお前記したような補助コンクリートブロック21を用いる場合において、特に図37〜図39、図45〜図48に示すように突出部19の両側に係止段31、31を対設したものを用いるような場合などにおいて流量が多かったり、流速が速くて補助ブロックが自立しにくい場合図43または図44に示すような固定連結構造を採用することができる。即ち図42のようにブロックAの基礎部Cと補助ブロックBの係止段31との間にボルトなどの固結手段26またはインサート筋27や座金28を用い、また適宜にコンクリート30を充填し、鋼製ボックス29の如きと前記したような固結手段26、27、28とを一体化した強固な固定ないし連結を図るものである。
【0042】
上記したような本発明によるものは、複数の側辺を有する正多角形盤状ブロックにおける各側辺中央部に嵌合突部と該嵌合突部を受入れる嵌合凹部を交互に形成したことにより河川床などに複数個のブロックを沈降設定するに当って各ブロックの嵌合突部を嵌合凹部に係合させることによりブロック相互の連繋を図った設定をなすことができ、従って河川床などから殊更に矢板壁等を形成して排水などをすることなしに所定の設定関係を形成し得る。
【0043】
前記正多角形盤状ブロックが正六角形状であることにより河川、湖沼ないし海岸の底面ないし岸部に設定されて流水または波力を受けた場合において方向性の少ない安定係合設定関係を形成せしめ、嵌合凹部と嵌合突部との嵌合状態を適切に保持して根固め目的を有効且つ適切に達成する。
【0044】
前記正多角形盤状ブロックが正四角形状とされることによりその形状を単純化し、型枠などをも含む全般的な設計製作、管理ないし製品の整理や運搬などを容易とする。
【0045】
前記正多角形盤状ブロックが正八角形状とされたことにより根固め工としての設定状態において多数のブロックが相互にバランスして連繋係合した設定状態を形成し、またその設定状態を安定化する。
【0046】
前述したような正多角形盤状ブロックの表面に玉石または岩石などの天然石材突出模様または幾何学的凹凸模様を形成したことにより形成された根固め工上における流水速度を低減し、また河川周辺の景観を良好とする。更に水草や藻類の着生を容易として魚類などの餌場を形成し、更に粗石斜面型の魚道の如きとしての機能を適切に具備させることができる。
【0047】
前述した正多角形盤状ブロックの表面周縁部に空洞状の天然石材突出模様または幾何学的突出模様を形成したことにより複数個のブロックに股がって大型の突出模様を形成して上記したような流速低減、景観良好などの作用を効果的に得しめ、またその空洞状内部を魚類などの棲息ないし退避域として有効に利用させる。
【0048】
前述した正多角形盤状ブロックの表面に杭または丸太材若しくはそれらのコンクリート質部材による立体的模様を設けたことにより好ましい透過性水制工を形成して適切な水流の変化を図る。
【0049】
複数の側辺を有する正多角形盤状ブロックにおける一方の面に交叉して横断した凹溝を設けたことにより設定されたブロックの底面において適宜に通水し、またブロックと河川の底面との間において好ましい係合関係を形成して安定な設定状態を構成し、しかも適宜に穴居性魚類ないし水中生物の棲息域を形成する。
【0050】
また上記のような正多角形盤状ブロックにおける一方の面(実質的に底面)に交叉した凹溝を設けたことによりこの一方の面を底面として設定せしめて正多角形盤状ブロック底面で通水を可能とし、特に前記凹溝が河川流方向に対し傾斜した方向に設定することにより該凹溝の通水速度を緩慢化してブロック底面における土砂などの洗掘を防止する。しかもこの一方の面をブロックの上面として設定し、即ち水流方向に対し凹溝を傾斜状に設定して水流の速度を制御し、また河川の流水が少量となっても魚類などの通行する細流を確保する。
【0051】
更に上記したような方形盤状ブロックのコーナ部に角取り面を形成し、該角取り面間に交叉した凹溝を設けることにより配設されたブロックのコーナ部間に上下方向の開口を形成して上記した凹溝内における通水を円滑に図り、即ち凹溝内の水を上下方向に給排水せしめて底面のみにおける急激な流水をなからしめて洗掘などを防止すると共に魚類など水中生物の凹溝内進入または退出を容易とする。また開口部に天然石材や建設廃材であるコンクリート塊などを充填することにより空隙部を各種水棲生物の住み処とすると共に流れる河川水の浄化を図る。
【0052】
前記したような各側片中央部に設けられた嵌合突部と嵌合凹部が何れも円弧状であることによってそれら嵌合突部と嵌合凹部間における嵌合を容易且つ的確化し、また連繋設定されたブロック相互間で水流などによる若干の移動を許容し、無用な損傷欠損原因を解消する。なお前記嵌合突部と嵌合凹部が何れも台形状であることによってブロック相互間の嵌合設定を容易とすると共にブロック相互間での移動によってそれら嵌合突部と嵌合凹部間での係合関係を強固ならしめると共にその移動を適度に制限し、安定した設定を可能とする。
【0053】
正多角形盤状ブロックにおける他方の面中央部に凹入部を設けたことによりこの他方の面を上面として設定したときにブロック表面中央に凹所による澱み部を形成して水勢を緩和し、また遊泳魚類などの休憩場所を形成し、更に一方の面におけるコーナ部に方形幾何学模様を突出形成したものとして採用して配設した場合にそれら方形幾何学的模様を集合させた集合立体模様を受入れて積層された配設ブロックの上下方向における結合を図り、水際部の護岸や簡易な砂防ダムとしての機能を得しめることができる。
【0054】
前記のような石材様などの立体模様や凹部を形成した正多角形盤状ブロックの表面における周縁部に空洞状天然石材立体模様を形成したことによりブロックの周縁境界部をこの空洞状天然石材立体模様でカバーして護床工あるいは魚道を兼ねた護床工とした場合、該空洞状天然石材模様内を魚類などの棲息ないし鳥類などの天敵からの退避域として利用させる。
【0055】
正多角形盤状ブロックにおける他方の面中央部に凹入部を設けると共に該凹入部に連通した溝部を嵌合突部または嵌合凹部部分またはその側方の何れかに設けたことによってブロック表面を幾何学模様として多様な流れや澱み部を形成し、立体的模様と同様に魚類の棲息ないし避難場として有効に機能する。
【0056】
前述したようにブロック表面に十字状凹入部を設け、このような凹入部に嵌合する基座部を形成すると共に該基座部に堰止め部を設けた補助部体を嵌合させたことによって一般的手法によって平易に得られるブロックにこの補助部体を嵌合させて堰止め部をもったブロックとなし、即ち比較的小型且つ簡易に得られる補助部体として各種のものを準備することにより同じブロックを用いて多様な堰止め部つきブロックを低コストに提供し、またそれら堰止め部によって全面越流式階段あるいは部分越流式アイスハーバー型魚道としての作用を異にした護床工を自在に形成させる。
【0057】
多段とされた堰止め部または潜孔部を配設し、魚類など水中生物の遊泳力または好みに応じた通過部を補助部体に併設したことにより前記のように嵌合設定される補助部体により多様な魚類など水中生物に即応し魚道を兼ねた護床工を形成する。
【0058】
前記したような護床用コンクリートブロックの複数個を、それらコンクリートブロックの嵌合突部と嵌合凹部とを相互に嵌合させて設定したことにより複数個のコンクリートブロックが相互に連繋された護床コンクリートブロック工を殊更に河川床の水を排除することなしにコンクリートブロックの落し込み操作によって平易に構成させる。
【0059】
上記したような護床コンクリートブロックの複数個をそれらコンクリートブロックの嵌合突部と嵌合凹部とを相互に嵌合させて設定したことにより各根固めコンクリートブロックを簡易に嵌合連繋した設定をなすことができ、従って河川中に矢板壁を形成して充分に排水するような煩雑で相当の作業量を必要とすることなしに適切な根固めコンクリートブロック工を形成せしめ得る。
【0060】
前記したように形成される護床コンクリートブロック工におけるコンクリートブロック間に上述したような補助部体を配設し、該補助部体の係止突部に定着部材を係止させ水平面に対し適度に傾斜させて固定したことにより補助ブロックの幅方向中間における突出部により根固めコンクリートブロック上を流下する水流を堰止めてプールを形成し溢出せしめることができ、この根固めブロック上を遊泳する魚類などに対する好ましい魚道を形成する。
【0061】
【発明の効果】
以上説明したような本発明によるときは矢板壁などを形成して河川などにおける目的施工部を無水状態とすることなしに平易に連結施工することができ、しかも特別な金具や固定部材などを必要としないで、コンクリートブロックを順次に落し込み嵌合突部を嵌合凹部に嵌合させる程度で目的の施工を低コストに達成せしめ、しかもこのような護床工において不可避的な洗掘の如きを適切に防止し得るなどの好ましい効果を有するものであって工業的にその効果の大きい発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコンクリートブロックの1例を示した斜面図である。
【図2】本発明によるコンクリートブロックの比較的簡易な構成例の斜面図である。
【図3】本発明によるコンクリートブロックの比較的複雑な構成例を示した斜面図である。
【図4】図2のコーナー部に角取り部を形成した構成例の斜面図である。
【図5】図1に示したコンクリートブロックで得られる護床ブロック工の平面図である。
【図6】図2に示したコンクリートブロックによる護床ブロック工の平面図である。
【図7】図3と図2に示した各コンクリートブロックを併用した護床ブロック工の平面図である。
【図8】図4に示したコンクリートブロックによる護床ブロック工の平面図である。
【図9】本発明によるコンクリートブロックのもう1つの構成例を示した表面側斜面図である。
【図10】図9に示したものの底面側斜面図である。
【図11】更に別の本発明によるコンクリートブロックの表面側斜面図である。
【図12】図9、図10に示したコンクリートブロックに木材部体を垂立状に取付けたものの1例を示した斜面図である。
【図13】図11に示したコンクリートブロックに木材部体を格子枠の井桁状に取付けたものの斜面図である。
【図14】図9、図10および図12に示したコンクリートブロックの連繋施工したブロック工状態を示した平面図および底面図である。
【図15】図10に示したコンクリートブロックを表面側として連繋施工した護床ブロック工の平面図である。
【図16】本発明によるもう1つのコンクリートブロックを示した斜面図である。
【図17】図16のコンクリートブロックについて連繋施工したブロック工の平面図である。
【図18】本発明によるコンクリートブロックに空洞部を設けたブロックを示した平面図である。
【図19】図18に示したものの側面図である。
【図20】図18、図19に示したブロックについて空洞状擬石模様部の断面を示した平面図である。
【図21】図18〜図20のブロックについての連繋施工状態の断面図である。
【図22】図21に示したブロック工についての通口ないし空洞部配設状態の断面を示した平面図である。
【図23】本発明による空洞部を設けた更に別の例を示したコンクリートブロックの平面図である。
【図24】図23に示したものの側面図である。
【図25】図23、24に示したものの空洞部を断面して示した平面図である。
【図26】図23〜25に示したブロックを連繋せしめて得られるブロック工について空洞部の配設状態の断面を示した平面図である。
【図27】本発明によるコンクリートブロックの幾何学的立体模様を配設したものの斜面図である。
【図28】図27のコンクリートブロックの底面に幾何学的凹部を設けたものの背面側からの斜面図である。
【図29】図27に示したコンクリートブロックによって形成されるブロック工の平面図である。
【図30】図27に示したコンクリートブロックに対し木材部材を取付け、また格子状の枠状部を形成したものによって構成されるブロック工の平面図である。
【図31】図28に示したコンクリートブロックによって形成されたコンクリートブロック工の平面図である。
【図32】図27、図28に示したコンクリートブロックによる積層ブロック工の構成関係を示した断面図である。
【図33】本発明による更に別のクリートブロックについての斜面図である。
【図34】図33に示したコンクリートブロックで形成されるブロック工を示した平面図である。
【図35】本発明によるもう1つのコンクリートブロックについての斜面図である。
【図36】図35に示したコンクリートブロックで形成されるブロック工の平面図である。
【図37】本発明における補助コンクリートブロックの1例についての斜面図である。
【図38】本発明における補助コンクリートブロックの別の1例についての斜面図である。
【図39】本発明における補助コンクリートブロックの更に別の1例についての斜面図である。
【図40】図37に示した補助ブロックを本発明コンクリートブロックに取付けた状態の斜面図である。
【図41】図40に示したコンクリートブロックによるブロック工の構成関係を示した平面図である。
【図42】図41の中央部における横断面図である。
【図43】本発明におけるブロック固定構造の1例を示した部分的断面図である。
【図44】図43とは別のブロック固定構造を示した断面図である。
【図45】本発明による補助ブロックの1例を示した斜面図である。
【図46】本発明による補助ブロックの別の例を示した斜面図である。
【図47】本発明による補助ブロックの更に別の例を示した斜面図である。
【図48】本発明による補助ブロックのもう1つの例を示した斜面図である。
【図49】本発明による図1に示したようなコンクリートブロックについて更に中央凹部と凹入流路を配設した別の例を示した平面図である。
【符号の説明】
1 正多角形盤状ブロック
1a 表面に天然石状立体模様を施した正多角形盤状ブロック
1b 表面に幾何学的立体模様を施し底面中央部に嵌合凹部を設けた正多角形盤状ブロック
1c 表面に天然石状立体模様とコーナー部に空洞状擬石模様を設けた正多角形盤状ブロック
1d 表面の側面中央部に空洞状擬石模様を施した正多角形盤状ブロック
1e 表面に屈曲またはストレート流路を形成した正多角形盤状ブロック
1f 補助ブロックを嵌装するようにした正多角形盤状ブロック
2 凹溝
3 保持部材取付部
4 丸太状部材
5 格子状に組んだ枠状部(丸太状部材(4)による)
6 天然石立体模様
7 幾何学的立体模様
8 幾何学的凹部
9 通口
10 凹み部
11 ブロックの一方の側面
12 嵌合突部(円形)
12a 嵌合突部(台形)
13 ブロックの他方の側面
14 嵌合凹部(円形)
14a 嵌合凹部(台形)
15 角取り面
16 集合立体模様
17 方形凹部
18 屈曲凹入した流路
19 突出部
20 空洞状擬石模様
21 補助コンクリートブロック
22 切欠部
23 通口(幅方向)
24 通口(長さ方向)
25 基礎部
26 固結手段
27 インサート筋
28 座金
29 鋼製ボックス
30 充填コンクリート
31 係止段
32 建設廃材としてのコンクリート塊
35 中央凹部

Claims (3)

  1. 四角形、六角形、八角形のように複数の偶数の側辺を有する正多角形盤状ブロックの表面周縁部に空洞の天然石材突出模様を形成し、各側辺中央部に嵌合突部と該嵌合突部を受け入れる嵌合凹部とを交互に形成したことを特徴とする護床用コンクリートブロック。
  2. 複数の側辺を有する多角形盤状ブロックの表面に玉石または岩石などの天然石材を埋設したり天然石材突出模様を形成したことを特徴とする請求項1に記載の護床用コンクリートブロック。
  3. 請求項1〜2の何れか1つに記載の護床用コンクリートブロックの複数個を、それらコンクリートブロックの嵌合突部と嵌合凹部とを相互に嵌合させて設定したことを特徴とする護床コンクリートブロック工。
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