JP4078730B2 - ポータブルプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、少なくとも交流電源及びバッテリ電源のいずれも駆動電源として使用可能であるポータブルプリンタ、またはバッテリ電源を駆動電源とするポータブルプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、記録媒体にインク液滴を噴射して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドのノズル面をキャップで覆い、回復駆動源を駆動して回復動作を行う回復手段とを備え、少なくとも交流電源及びバッテリ電源のいずれも駆動電源として使用可能で、そのいずれか1つを使用して、前記記録ヘッド及び回復駆動源が駆動されるポータブルプリンタは知られている。
【0003】
ところで、そのようなポータブルプリンタは、バッテリ電源は電源容量が小さいので、電源の消耗をできるだけ少なくしたいという要求があり、例えば、バッテリ電源を駆動電源としている場合は、記録ヘッドによる記録速度を、交流電源を駆動電源とする場合よりも遅くする等して、電源の消耗を低減することが行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
また、パージシーケンスの回復動作は、消費電力が大きく、バッテリ電源の消耗の重要な要因であり、回復動作においても、バッテリ電源の消耗を抑制したいという要求がある。
【0005】
【0006】
この発明は、バッテリ電源を駆動電源とするものにおいて、回復動作時の消費電力を低減できるポータブルプリンタを提供する。
【0007】
【課題を解決するための手段】
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
請求項1の発明は、記録媒体にインク液滴を噴射して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドのノズル面をキャップで覆い、回復駆動源を駆動して回復動作を行う回復手段と、前記記録ヘッド及び前記回復手段の駆動電源としてのバッテリ電源とを備えるポータブルプリンタにおいて、前記駆動電源の電源容量を検出し、その容量が設定値を越えるか否かを判別する容量判定手段と、前記回復駆動源を駆動制御する駆動手段と、前記容量判定手段よりの信号を受け、前記電源容量が前記設定値を下回るとき、前記駆動手段を制御して、前記回復手段の動作回数を制限する制御手段とを備えるものである。
【0014】
請求項1の発明によれば、容量判定手段によって、バッテリ電源の電源容量が設定値を下回ると判定されると、制御手段によって、駆動手段が制御され、回復手段の動作回数が制限され、バッテリ電源の消耗が低減され、節電が図られる。
【0015】
請求項2の発明は、請求項1のポータブルプリンタにおいて、さらに、前記回復手段に対する要求回復動作回数が設定回数を越えるか否かを検出する回復動作回数検出手段を備え、前記制御手段が、前記電源容量が前記設定値を下回り、かつ前記回復動作回数検出手段よりの信号を受け、前記要求回復動作回数が設定回数を越えるとき、前記回復手段の動作回数を制限するものである。
【0016】
請求項2の発明によれば、電源容量が前記設定値を下回り、かつ要求回復動作回数が設定回数を越えるとき、制御手段によって、前記回復手段の動作回数が制限される。よって、要求回復動作回数が設定回数を越えていない場合は、要求回復動作回数だけ、回復動作が行われることになり、その要求回復動作回数だけ回復動作を行いたいという使用者の意思が尊重される。
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に沿って説明する。
【0024】
図1は本発明に係るポータブルプリンタの概略構成を示す説明図である。同図において、ポータブルプリンタ1は、そのケーシング2内に、記録用紙3(記録媒体)を搬送するために、左右方向に延びる回転軸(図示せず)によって、円筒状のプラテンローラ4が回転可能に支承されている。プラテンローラ4は、後述の紙送りモータ20にて回転駆動されるものであり、給紙カセット又は手差し給紙部から供給された記録用紙3を、複数の記録ヘッド5,6,7,8に対面させながら搬送するものであり、いわゆる紙送り機構LMの一部を構成している。前記記録ヘッド5〜8は、ノズル面が略水平になるように設けられており、下側に位置する記録用紙3に対しノズルからインク液滴を下向きに噴射して記録動作を行うインクジェット式である。
【0025】
前記プラテンローラ4の上方には、キャリッジ11がプラテンローラ4の軸線に沿って移動可能に設けられている。前記キャリッジ11には、記録ヘッド5〜8を支持するヘッドホルダ9及び後述するインクカートリッジ12,13,14,15が着脱可能に装着される空間が形成されている。前記ヘッドホルダ9は、記録用紙3と反対側を開放した箱状に形成され、記録用紙3側に記録ヘッド5〜8を、そのノズル面が記録用紙3ヘ向くように支持している。
【0026】
なお、記録ヘッド5〜8は、記録領域P1側から、ブラック、イエロー、シアン、マゼンタの順にキャリッジ11の移動方向に並べて配置され、各記録ヘッド5〜8に供給するインクを収容したインクカートリッジ12〜15も各色に対応して複数個設けられている。
【0027】
前記プラテンローラ4の軸線と平行にキャリッジ軸16、ガイドレール17が設けられ、このキャリッジ軸16にはキャリッジ11がスライド可能に嵌挿されている。また、キャリッジ11の上側係合部11aがガイドレール17に案内されるようになっている。前記キャリッジ11はタイミングベルト18の一部に固着され、該タイミングベルト18がタイミングプーリ19A,19B間に巻き掛けられてキャリッジ機構CMが構成され、一方のタイミングプーリ19Aにキャリッジ駆動モータ20が連結されている。キャリッジ11は、記録用紙3と対向する記録領域P1と、その両側の後述する回復・維持領域P2及びフラッシング領域とにわたって移動可能である。
【0028】
記録領域P1の左側の回復・維持領域P2には、パージ機構RM、ワイピング部材26および保存キャップ装置27が配設されている。
【0029】
前記パージ機構RMは、記録ヘッド5〜8のノズル面に密着して被せられる吸引キャップ22と、該吸引キャップ22を通じて、記録ヘッド5〜8内のインクを吸引除去する吸引ポンプ23とを有する吸引手段24とを備え、後述するモータ113で回転されるカム121により、吸引キャップ22が記録ヘッド5〜8の1つに密着する位置とそこから後退した位置とに移動されるとともに、吸引ポンプ23が駆動され、記録ヘッド5〜8内の保存液及び不良インク(気泡が発生したり増粘したインク)が吸引され、廃インクタンク25に排出される。カム121の1回転で、1回のパージ動作が行われ、カム121の回転回数によって任意回数のパージ動作を行うことができる。例えば、前回のパージ動作から3日経過して記録動作を開始するときは、1回のパージ動作、5日経過しているときは2回のパージ動作をそれぞれ記録開始前に自動的に行う。また、インクカートリッジを交換したときは、5回のパージ動作を行って、新しいインクを記録ヘッドに導入し、記録ヘッド5〜8の噴射機能を回復するためにスイッチ操作により強制的に行うときは、1回のパージ動作を行う。これらのプログラムは、後述するROM104に格納され、CPU101の制御のもとに行われる。
【0030】
吸引手段24の記録領域P1側に隣接して、記録ヘッド5〜8のノズル面を拭き払うワイピング部材26が配設されている。ワイピング部材26も上記カム121によって、記録ヘッド5〜8の移動経路に突出する位置と、そこから後退した位置とに移動可能である。また、吸引手段24の記録領域P1とは反対側に、保存キャップ装置27が配設されている。保存キャップ装置27は、記録を行わない際に記録ヘッド5〜8のノズル面を覆いインク蒸発を防止してノズル面が乾燥するのを回避するものである。
【0031】
保存キャップ装置27は、図1に示すように、各記録ヘッド5〜8に1対1で密着して被せられる保存キャップ31,32,33,34を有し、該保存キャップ31〜34を支持するケーシング35が、キャリッジ11の移動方向と平行に延びるガイドロッド部材36にスライド移動及び回動が可能なるように支承されている。キャリッジ11が記録領域P1から回復・維持領域P2側に移動するとき、ケーシング35の係合凸部35aと係合して、保存キャップ31〜34は、キャリッジ11の移動に追従してスライド移動する(図1において左方向)とともに、図示しない傾斜カムの作用により、記録ヘッド5〜8のノズル面に接近して密着する。再びキャリッジ11が記録領域P1方向に移動すると、図示しないバネの作用で保存キャップ31〜34が記録領域P1側に移動しながら記録ヘッド5〜8から離れる。
【0032】
また、前記記録領域P1の右側にフラッシング領域には、廃インク受け部材21が配設されている。廃インク受け部材21は、記録ヘッド5〜8のノズルの目詰まりを解消したり、ノズル内のインクに混入した気泡を除去するために、記録ヘッド5〜8による記録動作の直前に予備噴射したインクを受けるためのものである。
【0033】
次に、前記実施の形態に係るポータブルプリンタ1の制御部を、図2のブロック図を参照しつつ説明する。
【0034】
この制御部は、周知の演算処理装置であるCPU101を中心に構成される。CPU101は、セントロニクスインターフェース102を介して、パーソナルコンピュータ119に接続され、パーソナルコンピュータ119からの記録データを受け、記録を実行するようになっている。
【0035】
前記CPU101は、記録用紙に対する記録を制御する制御手段として機能するもので、操作パネル103が接続されると共に,アドレスバス及びデータバスを通じて、ROM104,RAM105が接続されている。
【0036】
操作パネル103は、用紙サイズその他の種々のパラメータを設定し、それらを表示するものである。操作パネル103は、記録ヘッド5〜8の噴射機能を回復するためにパージ機構を強制駆動するスイッチ、記録品質選択スイッチ106を備える。記録品質選択スイッチ106は、次の表に示すモード1〜3を選択することで、記録品質を選択することができる。例えば、公知のように、媒体上に記録すべきドットデータを、1ドットおき又は数ドットおきに間引くことで、中又は低記録品質を実現し、間引かないことで高記録品質を実現する。
【表1】
ROM104は、プリンタの制御上必要な種々のプログラム類を格納するものである。RAM105は、ホストコンピュータから転送された記録データや、プリンタの制御上必要な種々のパラメータの一時記憶を行うものである。
【0037】
また、CPU101には、アドレスバス及びデータバスを通じて、制御系統をハードウエア回路で構成するゲートアレイ107が接続され、該ゲートアレイ107が、ヘッドドライバ108を通じて、各記録ヘッド5〜8を、キャリッジの位置に基づいて制御するようになっている。なお、ゲートアレイ107は、キャリッジエンコーダ信号が入力されるようになっており、記録すべきドットデータを格納するイメージメモリ109を備える。
【0038】
また、前記CPU101は、モータ駆動回路111,112を介して紙送りモータ113及びキャリッジ駆動モータ20を駆動制御するようになっている。尚、前記紙送りモータ113は、紙送り機構LMの駆動源だけでなく、図示しない切り替え機構によって、パージ機構RMの駆動源(回復駆動源)にもなるように構成されている。なお、駆動源であるモータを共用することなく、専用のパージモータを用いるようにすることも可能である。
【0039】
さらに、CPU101には、吸引ポンプ23が原点位置にあることを検出する原点センサ114、及び新たに供給される記録用紙の先端を検出する給紙センサ115よりの信号が入力される。
【0040】
本プリンタは、内蔵バッテリ電源118,交流電源117又はパーソナルコンピュータ119の電源のいずれをも電源として使用することができる。電源制御部116は、それらの電源から入力された電力にもとづいて、ヘッドドライバ108に供給するヘッド駆動電圧、CPU101及びゲートアレー107等へ供給するロジック電圧、モータ駆動電圧を生成して出力する。また、電源制御部116は、接続された電源の種類に対応する信号、及び負荷変動を含む電源の電圧をCPU101に出力する。
【0041】
CPU101は、電源の種類を判別する駆動電源判別手段101a、パージ動作時、回復駆動源即ち紙送りモータ113の動作(駆動速度及びパージ回数)を制御する制御手段101b、駆動電源の電源容量を検出しその容量が設定値を越えるか否かを判別する容量判別手段101c、プログラム上で要求されたパージ回数が設定回数を越えるか否かを検出する回復動作回数検出手段101d、及び前記表1の各モード設定にもとづく記録動作を制御するモード制御部101eを備える。これらの各手段及び制御部の相互の関係や動作は、図3,4のフローチャートの説明で明らかになる。
【0042】
なお、容量判別手段101cにおける電源容量V1の検出は、バッテリ電源等の開放電圧V0から負荷変動による電圧降下の最大値Vd(電源制御部116から出力した値)を差し引いた値を観測することで行う。そして、電源容量V1がある一定の基準の値である設定値VT1,VT2と比較して、電源容量の適正あるいは不足を判別する。
【0043】
図3,4のフローチャートにもとづいて、本実施形態のパージ動作即ち回復動作の流れを説明する。
【0044】
パージ動作は、スイッチ操作により強制的に行う場合、経過時間あるいは日数等により自動的に挿入される場合、インクカートリッジ交換にともない自動的に行う場合など、それぞれの場合に応じてCPU101は、その動作を開始する。
【0045】
まず、駆動電源判別手段101aにて、接続されている電源の種類が、交流電源117であるか否かを判別する(ステップS1)。交流電源による駆動であれば(ステップS1:Yes)、十分な電源容量を確保できるので、制御手段101bは、その判別信号を受けて、駆動源であるモータ113の回転速度を、第1の設定速度”Fast”に設定し(ステップS2)、モータ113を高速回転してパージ動作を実行する(ステップS3)。このとき、経過日数またはインクカートリッジ交換に対してプログラム上設定されたパージ動作の要求回数は、そのまま実行される。また、前記表1のモード1〜3で選択された記録品質は、そのまま実行され、後述するバッテリ電源による駆動時のようにモードに応じてパージ動作の回数を制限する必要もない。
【0046】
接続されている電源の種類が交流電源117でない場合(ステップS1:No)、即ちバッテリ電源118かパーソナルコンピュータ119からもらった電源である場合、駆動電源判別手段101aからの信号を受けて容量判定手段101cは、駆動電源の電源容量V1を検出し(ステップS4)、さらにその電源容量V1が第1の設定値VT1よりも低いか否かを判定し、低ければ(ステップS5:Yes)、パージ動作を行うに十分な電源容量がないので、制御手段101bは、容量判定手段101cからの信号を受けて、操作パネルなどの表示手段にパージ不可能の表示を行い(ステップS6)、使用者の注意を喚起して、パージ動作を行うことなく終了する。
【0047】
電源容量V1が第1の設定値VT1よりも低くなければ(ステップS5:No)、モード制御部101eは、容量判定手段101cからの信号を受けて、記録品質におけるモード1が選択されているか否かを判定し、モード1が選択されていれば(ステップS7:Yes)、使用者の意志により高い記録品質が求められているので、パージ動作も高い品質になるように、制御手段101bは、モード制御部101eからの信号を受けて、モータ113の回転速度を、第1の設定速度”Fast”に設定し(ステップS2)、パージ動作を実行する(ステップS3)。このとき、プログラム上設定されたパージ動作の要求回数は、そのまま実行される。
【0048】
一方、モード1が選択されていない(ステップS7:No)、即ちモード2,3の中又は低記録品質が選択されているとき、記録品質と節電効果のバランスを図るため、回復動作回数検出手段101dは、いま行おうとするパージ動作においてプログラム上設定された要求回数が2回以上であるか否かを検出する(ステップS8)。2回以上でなければ(ステップS8:No)、制御手段101bは回復動作回数検出手段101dからの信号を受けて、モータ113を前記第1の設定速度よりも遅い第2の設定速度”Slow”に設定し(ステップS9)、パージ動作を実行する(ステップS3)。つまり、モード2,3においてパージ動作が1回ならば、遅い速度で実行し、消費電力を低減する。
【0049】
また、いま行おうとするパージ動作が2回以上であっても(ステップS8:Yes)、記録品質においてモード2(即ち中記録品質)が選択されていない(ステップS10:No)、即ちモード3の低記録品質が選択されている場合には、制御手段101bは回復動作回数検出手段101dからの信号を受けて、パージ動作を2回に制限し(ステップS12)、かつモータ113を遅い第2の設定速度”Slow”に設定して(ステップS9)、パージ動作を実行する(ステップS3)。つまり、モード3の低記録品質においては、パージ動作が2回以上要求されていても、2回に制限しかつ遅い速度で実行し、記録品質を多少犠牲にして消費電力を低減する。
【0050】
また、いま行おうとするパージ動作が2回以上で(ステップS8:Yes)、モード2の中記録品質が選択されているとき(ステップS10:Yes)、容量判定手段101cは、電源容量V1と、第1の設定値VT1よりも高い第2の設定値VT2とを比較し、電源容量V1が第2の設定値VT2よりも低くないとき(ステップS11:No)、つまり、電源容量が比較的十分にあるときは、中記録品質を維持するために、制御手段101bは、容量判定手段101c及び回復動作回数手段101dからの信号を受けて、要求されたパージ動作回数をそのまま、遅い速度で(ステップS9)実行する(ステップS3)。
【0051】
一方、電源容量V1が第2の設定値VT2よりも低いとき(ステップS11:Yes)には、モード3と同様に、パージ動作が2回以上要求されていても、2回に制限しかつ遅い速度で実行し、上記のモード2の記録品質より多少悪くなっても消費電力を低減する。
【0052】
図4は、上記ステップS3でのパージ動作を詳細に表したものである。
【0053】
まず、パージ動作が指示された記録ヘッド5〜8を判別し(S21,S23,S25)、その記録ヘッドを吸引キャップ22と対向する位置へ、キャリッジ11を駆動して移動する(S22,S24,S26,S27)。そして、モータ113を駆動してカム121を1回転すると(ステップS28)、前述のように吸引キャップ22が記録ヘッドに密着、吸引ポンプ23による吸引の1サイクルの動作が行われる。この動作は、プログラム上要求されたパージ回数または前述のように制限された回数だけ、第1あるいは第2の設定速度で繰り返される(ステップS29)。その後、記録ヘッドをフラッシング領域へ移動して、記録ヘッドから予備噴射即ちフラッシングを行う(S30,S31)。他の記録ヘッドに対してもパージ動作の指示があれば、これらの一連の動作が繰り返される(ステップS32)。
【0054】
本実施の形態の場合、パーソナルコンピュータ119から供給される電源は、パーソナルコンピュータ自体がバッテリ電源、交流電源のいずれで駆動されているのか、プリンタ側では判別できないので、バッテリ電源と同等に扱っている。プリンタにおいて、バッテリ電源と交流電源の2種類のみを使用する場合には、駆動電源判別手段101aは、バッテリ電源を使用するか否かを判別するように構成することもできる。
【0055】
【発明の効果】
本発明は、以上に説明したような形態で実施され、以下に述べるような効果を奏する。
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
請求項1の発明は、容量判定手段が、バッテリ電源の電源容量が設定値を下回ると判定すると、制御手段によって、回復手段の動作回数を制限するようにしているので、バッテリ電源の消耗を抑制して、節電を図ることができる。
【0060】
請求項2の発明は、電源容量が前記設定値を下回り、かつ要求回復動作回数が設定回数を越えるとき、制御手段によって、前記回復手段の動作回数を制限するようにしているので、バッテリ電源の消耗を抑制できる。
【0061】
【0062】
【0063】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るポータブルプリンタの内部構造を示す概略構成図である。
【図2】 同プリンタの制御部のブロック図である。
【図3】 パージ処理の流れを示すフローチャート図である。
【図4】 パージ処理の流れを示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1 ポータブルプリンタ
3 記録用紙
5〜8 記録ヘッド
101 CPU
101a 駆動電源判別手段
101b 制御手段録
101c 容量判定手段
101d 回復動作回数検出手段
106 記録品質選択スイッチ
118 交流電源
119 バッテリ電源
Claims (2)
- 記録媒体にインク液滴を噴射して記録を行う記録ヘッドと、該記録ヘッドのノズル面をキャップで覆い、回復駆動源を駆動して回復動作を行う回復手段と、前記記録ヘッド及び前記回復手段の駆動電源としてのバッテリ電源とを備えるポータブルプリンタにおいて、
前記駆動電源の電源容量を検出し、その容量が設定値を越えるか否かを判別する容量判定手段と、
前記回復駆動源を駆動制御する駆動手段と、
前記容量判定手段よりの信号を受け、前記電源容量が前記設定値を下回るとき、前記駆動手段を制御して、前記回復手段の動作回数を制限する制御手段とを備えることを特徴とするポータブルプリンタ。 - さらに、前記回復手段に対する要求回復動作回数が設定回数を越えるか否かを検出する回復動作回数検出手段を備え、
前記制御手段は、前記電源容量が前記設定値を下回り、かつ前記回復動作回数検出手段よりの信号を受け、前記要求回復動作回数が設定回数を越えるとき、前記回復手段の動作回数を制限するところの請求項1記載のポータブルプリンタ。
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