JP4077159B2 - 自転車管理システム - Google Patents

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    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62HCYCLE STANDS; SUPPORTS OR HOLDERS FOR PARKING OR STORING CYCLES; APPLIANCES PREVENTING OR INDICATING UNAUTHORIZED USE OR THEFT OF CYCLES; LOCKS INTEGRAL WITH CYCLES; DEVICES FOR LEARNING TO RIDE CYCLES
    • B62H5/00Appliances preventing or indicating unauthorised use or theft of cycles; Locks integral with cycles

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、主として盗難や放置などの防止を目的として自転車を個別に管理する自転車管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
自転車は手軽に利用できる乗り物として既に普及しているが、環境問題などに対する一般の意識の向上に伴い、排気ガスや道路渋滞の原因とならない自転車の利用度が今後ますます高まることが見込まれる。ところで、運転免許も不要でこのように非常に手軽な移動手段である自転車は、比較的安価で車体も小さいために気軽に公道上に駐輪されてしまったり、盗難にあったりといったことが起こり得る。
【0003】
従来は、主として防犯上の観点から、地域毎に自転車の登録制度が整備され、一部ではこの登録が義務付けられている。これは、自転車購入時等に記入された登録書のデータを管理するとともに、防犯登録番号が印刷された小型のラベルを自転車に貼り付けておき、盗難の疑いのある自転車が発見された場合には無線通信等を利用して人間の音声によって上記データの照会を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来技術では、次のような問題がある。
第1の問題は、管理されているデータの照会に時間がかかりすぎることである。つまり、データを照会するためには、まずその自転車に貼られているラベルに印刷された防犯登録番号を人間の目で読み取り、無線通信等によってセンター側を呼び出し、読み取った防犯登録番号を音声によってセンター側に伝え、センター側ではそれを聞き取った人間が台帳をめくったり検索端末にその防犯登録番号を入力したりして初めて、目的とするデータにアクセスすることができる。このような作業は時間効率が悪いだけでなく、センター側にも常に人間を配置しておかなければならずコストがかかる。
【0005】
第2の問題は、従来技術を用いてデータ照会を行うためには人間の目によって防犯登録番号を読み取ることが必須であるが、夕方・夜間・早朝などにおいては、周りが暗くてラベル上の情報を読み取りにくいということが起こり得ることである。まわりが暗い状況でもラベル印刷事項を読み取るためには、人間が懐中電灯などを携帯する必要があり、面倒である。
【0006】
第3の問題は、上記第1の問題から派生する問題であり、走行している自転車をわざわざ長時間停めて上記のような調査のための照会を行うことは、自転車利用者にとっても時間の無駄となり、調査に対する理解・協力を得にくい。
【0007】
第4の問題も、上記第1の問題から派生する問題である。盗難への対処だけでなく、社会問題化している違法駐輪自転車や放置自転車に対しても上記のような登録制度を活用することが望ましいが、膨大な数の自転車に対して1台1台人手と時間をかけてその持ち主を特定することは行えないのが実情である。より効率的にデータを照会できるようにすることにより、盗難車だけでなく、違法駐輪自転車や放置自転車にも対処できるようにすることが求められる。
【0008】
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、効率的に自転車の所有者やその他の情報を取得することができ、これにより盗難や放置等への対処を行うことのできる自転車管理システムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、自転車に取り付けられたタグからタグ識別情報を読み取るタグ読み取り部と、前記タグ識別情報に関連付けられた自転車属性情報を記憶するデータ記憶部と、前記タグ識別情報をキーとして前記データ記憶部を検索することにより取得された前記自転車属性情報に基づいて出力信号を出力する出力部とを備えることを特徴とする自転車管理システムを要旨とする。
なお、ここで、タグ識別情報としては、例えば、防犯登録番号などを用いることとする。上記のような構成により、タグ読み取り部によって自転車に取り付けられたタグからタグ識別情報を読み取り、読み取ったタグ識別情報をキーとしてデータ記憶部を検索することにより当該タグ識別情報に関連付けられた自転車属性情報を取得し、この自転車属性情報に基づく出力信号を出力することが可能となる。なお、自転車属性情報とは、例えば、自転車登録者の氏名や住所や電話番号などである。
【0010】
また、本発明の自転車管理システムにおいては、前記タグ読み取り部は、前記タグに設けられたICチップから非接触で前記タグ識別情報を読み取るものであることを特徴とする。
このような構成により、タグ読み取り部が自転車から離れていても、自転車車体の適当な部分に取り付けられたタグからタグ識別情報を読み取ることができる。
【0011】
また、本発明の自転車管理システムにおいては、前記タグ読み取り部は、電磁気信号を用いて前記タグに設けられたICチップから前記タグ識別情報を読み取るものであることを特徴とする。
【0012】
また、本発明の自転車管理システムにおいては、前記データ記憶部は、前記自転車属性情報として少なくとも自転車登録者の氏名および連絡先の情報を有しており、前記出力部は、前記タグ識別情報に関連付けられた氏名および連絡先を表示装置に表示するための信号を出力するものであることを特徴とする。
このような構成により、タグ読み取り部によって読み取られたタグ識別情報をキーとして自転車登録者の氏名および連絡先の情報を取得し、それを表示装置に表示することができる。
【0013】
また、本発明の自転車管理システムにおいては、前記データ記憶部として、着脱可能な記録媒体およびこの記録媒体の読取装置を用いたことを特徴とする。
【0014】
また、本発明の自転車管理システムは、前記出力部からの前記出力信号に基づき自転車が通るゲートの開閉を制御するゲート開閉制御部を備えることを特徴とする。
このような構成により、タグ読み取り部が自転車のタグから読み取ったタグ識別情報をキーとして、当該自転車の属性情報としてゲート開閉に関する情報を取得し、この情報に基づいてゲートの開閉を制御し、これによって自転車がゲートを通過できるかどうかをコントロールできる。
【0015】
また、本発明の自転車管理システムは、前記出力部からの前記出力信号に基づき通信により所定の宛先へ警報を通知する通信端末機能部を備えることを特徴とする。
このような構成により、タグ読み取り部が自転車のタグから読み取ったタグ識別情報をキーとして、当該自転車の属性情報として警報通知を行うか否かを表わす情報を取得し、この情報に基づいて所定の宛先に警報を通知することができる。
【0016】
また、本発明は、自転車を個別に管理することを目的とした自転車用タグであって、前記自転車に取り付けるための加工を施された内側タグ基材と、前記内側タグ基材上に固着されており当該タグを識別するためのタグ識別情報を保持するとともに外部からの信号に応じてこのタグ識別情報の信号を返すタグ識別情報保持手段とを備えることを特徴とする自転車用タグを要旨とする。
ここで、タグ識別情報保持手段とは、例えば電磁気的方法や光学的方法などによって前記のタグ読み取り部から読み取り可能なタグ識別情報を保持するものである。そして、このような構成により、内側タグ基材上に固着された位置においてタグ識別情報を読み取ることができる。
【0017】
また、本発明の自転車用タグにおいては、前記タグ識別情報保持手段は、ICチップおよびアンテナ配線から成るIC回路であり、このIC回路は外部からの電磁気信号に応じて前記タグ識別情報を表わす電磁気信号を返すものであることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の自転車用タグは、自転車に取り付けた状態において前記アンテナ配線の長手方向が自転車の車体フレームと平行になる形状としたことを特徴とする。
このような構成により、自転車用タグを車体フレームに取り付けた状態においてアンテナ配線が曲げられることがない。
【0019】
また、本発明の自転車用タグは、自転車に取り付けた状態において前記内側タグ基材よりも外側に位置する外側タグ基材を備えており、前記タグ識別情報保持手段は、前記内側タグ基材と前記外側タグ基材とに挟まれて固着されており、前記外側タグ基材の表面には前記タグ識別情報と等価な情報が印刷されていることを特徴とする。
このような構成により、外側タグ基材が外部からの衝撃などからタグ識別情報保持手段を保護する役割を果たすとともに、人間の目で、外側タグ基材の表面に印刷されているタグ識別情報と等価な情報を読み取ることができる。
【0020】
また、本発明の自転車用タグは、前記内側タグ基材を自転車に粘着させるための粘着剤の層を設けたことを特徴とする。
このような構成により、粘着剤によってタグを自転車車体に固定させることができる。
【0021】
また、本発明の自転車用タグは、前記粘着層をカバーするための剥離紙を設けたことを特徴とする。
このような構成により、剥離紙は、ごみや埃などが粘着層に付着して粘着力が弱まるのを防止する働きをする。
【0022】
また、本発明の自転車用タグは、前記内側タグ基材と前記タグ識別情報保持手段と自転車に取り付けた状態において前記内側タグ基材および前記タグ識別情報保持手段よりも外側に位置する外側タグ基材とを接着剤によって接合したことを特徴とする。
【0023】
また、本発明の自転車用タグにおいては、前記内側タグ基材と、自転車に取り付けた状態において前記内側タグ基材および前記タグ識別情報保持手段よりも外側に位置する外側タグ基材とを一体成形したことを特徴とする。
【0024】
また、本発明の自転車用タグにおいては、前記内側タグ基材に、タグをリング状に曲げて自転車に取り付けるための留め具を通す穴を空けたことを特徴とする。
【0025】
また、本発明の自転車用タグは、タグをリング状に曲げて自転車に取り付けるための留め具を設けたことを特徴とする。
【0026】
また、本発明の自転車用タグにおいては、前記内側タグ基材は、合成樹脂を材料として用いることを特徴とする。
【0027】
また、本発明の自転車用タグにおいては、前記内側タグ基材は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリイミドのいずれかを材料として用いることを特徴とする。
【0028】
また、本発明の自転車用タグにおいては、前記タグ識別情報保持手段と自転車に取り付けた状態におけるタグ底面との距離を50マイクロメートル以上としたことを特徴とする。
このような構成により、タグ識別情報保持手段が取り付け部分の自転車の車体に50マイクロメートル未満の距離に近付くことがない。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しこの発明の一実施形態について説明する。図1は、同実施形態による自転車管理システムの要部構成を示すブロック図である。図1において、符号1は、自転車に取り付けるタグに設けられたIC(集積回路, Integrated Circuit)チップ(タグ識別情報保持手段)である。また、52はICチップ1からデータを読み取るタグ読み取り部、53は個々のタグを識別する情報とその識別情報に関連付けられた属性情報とを記憶するデータ記憶部、54はデータ記憶部53に記憶されたデータを基に信号を出力する出力部、51はこれら各部を制御する制御部である。なお、タグを識別する情報としては、例えば、従来の技術において述べた防犯登録番号などを用いることとする。
【0030】
次に、この自転車管理システムの動作手順の概要について図1を参照しながら説明する。まず、(1)に示すように、タグ読み取り部52が自転車に取り付けられたタグ上のICチップ1からデータを読み取る。このデータの読み取りは、非接触型ICカードに採用されているものと同様の方式により行う。つまり、タグ読み取り部52が発する電磁波(電磁気信号)により、タグに設けられているアンテナ配線(図示せず)に起電力が生じ、この電力をコンデンサ(図示せず)に蓄えて利用することによりICチップ1が動作する。そして、タグ読み取り部52が発する上記電磁波の信号に応じて、ICチップ1がメモリに記録されたデータを読み出し、このデータを載せた電磁波の信号(電磁気信号)を発する。タグ読み取り部52は、この応答信号を受信することによりデータを読み取る。なお、このデータには、少なくとも個々のタグを識別するためのタグ識別情報(管理番号)が含まれるようにしておく。
【0031】
次に、(2)に示すように、読み取られたタグ識別情報がタグ読み取り部52から制御部51に渡される。そして、制御部51は、(3)に示すようにこのタグ識別情報をキーとしてデータ記憶部53を検索する処理を行い、(4)に示すようにタグ識別情報に関連付けられた属性情報を検索結果として取得する。そして、取得した検索結果のデータに基づく出力信号を、(5)に示すように、出力部54から出力する。
【0032】
次に、自転車に取り付けるタグの構造について説明する。図2(a)は、本自転車管理システムにおいて用いるタグの構造を示す(a)平面図である。また、図2(b)は、図2(a)に示したA−A’における同タグの断面図である。図2(b)に示すように、このタグは、外側タグ基材3、中間タグ基材4、内側タグ基材2の層から成っている。また、外側タグ基材3の層と内側タグ基材2の層との間にICチップ1が設けられている。また、図2(a)において、符号5はICチップ1が外部と通信するためのアンテナ配線、11はタグ表面つまり外側基材3の表面に印刷されたタグ識別情報(管理番号)である。
【0033】
図2(b)に示す断面構造では、内側タグ基材2の厚さはほぼ一様でdとなっている。これにより、ICチップ1とタグ底面つまり内側基材2の底面との距離もdである。つまり、所定の硬さを有する内側基材2を用いることにより、外部の物質がタグの底面方向からd未満の距離でICチップ1に近付くことを防ぐという作用を得ることができる。
【0034】
図3は、図2のような基本構造を有するタグの構造の一具体例を示す断面図である。図3に示すように、このタグは、上から順に、外側タグ基材3、接着剤4A、内側タグ基材2、粘着剤15、剥離紙16の各層が重ねられて構成されている。また、ICチップ1は外側タグ基材3と内側タグ基材2の間に設けられ、接着剤4Aによって固定されている。
【0035】
このタグでは、剥離紙16として粘着剤15から容易に剥れるような表面加工を施した紙を用いているため、この剥離紙16を剥がすことで、粘着剤15の粘着力によってタグを自転車に貼り付けることができる。このとき、内側タグ基材2の層と粘着剤15の層とを合わせた厚さはd1 である。つまり、ICチップ1から自転車に取り付けた状態におけるタグ底面までの距離はd1 である。
【0036】
図4は、図3に示したタグの剥離紙16を剥がして自転車の車体に貼り付けたときの状態を示す断面図であり、この図において破線で示す符号30は自転車の車体の一部を構成する金属製のパイプである。内側タグ基材2等が持つ厚みにより、ICチップ1とパイプ30との間の距離はd1 未満にならないように保たれる。
【0037】
図5は、図2のような基本構造を有するタグの他の具体例を示す断面図である。図5において、符号1はICチップ、7はタグ基材であり、このタグの特徴は、図2に示した外側タグ基材3と中間タグ基材4と内側タグ基材2とが一体として形成されている点である。ここで、内側タグ基材2に相当する部分の厚さ、つまりICチップ1からタグ底面までの距離はd2 である。
なお、このタグ基材7は、図5にも示すように、加工によって両端部が外側に曲げられており、その曲げられた部分それぞれに留め具穴18が空けられている。
【0038】
図6は、図5に示したタグをリング状に曲げて自転車の車体に取り付けたときの状態を示す断面図であり、破線で示す符号30は自転車の車体の一部を構成する金属製のパイプである。このタグは、図6に示すように留め具穴18に留め具19を通して両端を固定することにより、リング状を維持して自転車のパイプ30部分に取り付けられる。そして、この状態において、タグ基材7のうちの、図2に示した内側タグ基材2に相当する部分の厚み(d2 )により、ICチップ1とパイプ30との間の距離はd2 未満にならないように保たれる。
【0039】
図7は、図4あるいは図6に示した方法でタグを自転車に取り付けた状況を示す側面図である。図示するように、ICチップを備えたタグ10が自転車に取り付けられているため、図1に示したタグ読み取り部52をこのタグ10に近づけることにより、タグの識別情報を読み取ることができる。
【0040】
なお、図3あるいは図5に示したようなタグでは、タグ基材(外側タグ基材、内側タグ基材)としては、例えば合成樹脂材料を用いる。これは、より具体的には、ポリエチレンテレフタレート(PET, polyethylene terephthalate)、ポリプロピレン(PP,polypropylene)、ポリエチレン(PE, polyethylene)、ポリカーボネート(PC,polycarbonate)、ポリスチレン(PS,polystyrene)、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS,acrylonitrile-butadiene-styrene copolymer)、ポリ塩化ビニル(PVC,poly vinyl chloride)、ポリウレタン(polyurethane)、ポリイミド(polyimide )などである。このような材料を用いることにより、自転車に取り付けるタグの耐久性および耐衝撃性が良好になるとともに、タグを曲げて取り付ける際に必要な可塑性を得ることができる。
【0041】
また、図1に示す内側タグ基材の厚さdは、50マイクロメートル(μm、「マイクロ」は10の(−6)乗)以上になるようにする。このようにする理由は、この厚さが50マイクロメートル未満である場合には、タグを自転車に取り付けた状態において、ICチップやアンテナ配線と自転車車体のパイプとの間の距離が近すぎるために、電磁波信号が金属製の自転車のパイプによって干渉を受けたり遮蔽されたりして、タグ読み取り部による読み取りを良好に行うことができない可能性があるためである。上記の厚さdを50マイクロメートル以上にすることにより、このような干渉あるいは遮蔽を防止することができる。また、このような厚みを持つ内側タグ基材は、IC回路に対する緩衝材として作用するため、自転車走行時等の振動のIC回路への影響を緩和することができる。
なお、図1に示す厚さdは、図3の構造においては、内側基材2の層と粘着剤15の層とを合わせた厚さd1 に相当する。
また、図1に示す厚さdは、図5の構造においては、ICチップを設けた部分における基材7の厚さd2 に相当する。
つまり、タグに設けられたIC回路と、自転車に取り付けた状態におけるタグ底面との距離が50マイクロメートル以上になるようなタグにすることにより、タグ識別情報の読み取りを良好に行えるようになる。
【0042】
次に、図8〜図11を参照しながら、タグの形状に関していくつかの例を説明する。
図8は、タグの形状の一例を示す斜視図である。図8において、符号1はタグ基材内に埋め込まれているICチップ、5は同じくタグ基材内に埋め込まれておりICチップ1に接続されたアンテナ配線である。このタグの基材は、IC回路近傍部分101と自転車の車体(パイプなど)に巻き付けるための巻き付け部102Aからなっており、図示するように巻き付け部102Aを巻き付けることによって自転車に容易に取り付けられるようになっている点が特徴的である。また、巻き付ける方向がアンテナ配線5の長手方向と垂直であるために、車体のパイプに巻き付けた状態においてアンテナ配線5の長手方向がパイプと平行になる。このため、自転車に装着した状態においてもアンテナ配線が極端に曲がることがなく、タグ識別情報を良好に読み取ることができる。
【0043】
図9は、タグ形状の他の例を示す斜視図である。図8に示した例と同様に、ICチップ1およびアンテナ配線5はタグ基材内に埋め込まれている。タグ基材は、IC回路近傍部101と巻き付け部102Bとからなっている。このタグは、巻き付ける方向がアンテナ配線5の長手方向と垂直であるために、巻き付けた状態においてアンテナ配線5の長手方向が車体パイプと平行になる点は図8に示した例と同じであるが、巻き付け部102Bの幅Wが小さくなっている点が特徴である。このため、基材材料を節約することができるとともに、タグが車体を覆う面積が比較的小さくなるため、自転車の見映えが良い。
【0044】
図10は、タグ形状のさらに他の例を示す斜視図である。図10において、タグ基材111には、ICチップ(図示せず)およびアンテナ配線5が埋め込まれている。また、タグ基材111は、自転車車体への取り付け穴112を設けた形状となっており、この取り付け穴に通したパイプをネジ113によって締め付けられるようになっている。このタグも、自転車に取り付けた状態においてアンテナ配線5の長手方向が車体パイプと平行になっているため、アンテナ配線5を曲げる必要がなく、タグ識別情報の読み取りを良好に行える。
【0045】
以上説明したように、図8〜図10に示した自転車用タグは、自転車に取り付けた状態においてアンテナ配線の長手方向が自転車の車体フレームと平行になるような形状をしている。
【0046】
次に、図1に示した自転車管理システムのより具体的な構成について図11〜図13を参照しながら説明する。
図11は、自転車管理システムの一構成例を示すブロック図である。図11に示すように、本例では、自転車管理システムは管理コンピュータ70とターミナル装置80によって構成される。管理コンピュータ70では、例えば自転車登録者が記入した登録書を元にデータ入力が行われ、そのデータが内部に保持される。また、ターミナル装置60は通信部62を有しており、通信手段を介して管理コンピュータ70と接続されている。ここで、通信手段とは、例えばターミナル装置60と管理コンピュータ70のポート間を直結するケーブルや、公衆電話網や、移動体通信網などである。そして、管理コンピュータ側で登録あるいは更新されたデータを適宜受信し、そのデータをデータ記憶部53に記憶する。このときタグ識別情報の順にデータをソートして記憶したり、タグ識別情報に関する索引情報を作成したりすることにより、タグ識別情報をキーとした検索を高速に行うことができる。そして、検索結果としてデータ記憶部53から読み出された自転車登録者の属性情報は、出力部54を経由して表示装置61に表示される。
【0047】
なお、管理コンピュータ70からターミナル装置60にデータを渡す方法は、上記のような通信手段による方法の他に、コンパクトフラッシュメモリカードやCD−ROM(コンパクトディスクを利用した読み出し専用メモリ)などといった記録媒体を用いても良い。
【0048】
図12は、自転車管理システムの他の構成例を示すブロック図である。図12に示すように、本例では、データ記憶部53は管理コンピュータ70内に設けられている。そして、タグ読み取り部52がICチップからタグ識別情報を読み取ると、通信部62がそのタグ識別情報をキーとした検索要求を管理コンピュータ70に送信する。管理コンピュータ70側では要求された検索処理を行い、データ記憶部53から読み出された検索結果をターミナル装置側の通信部62に返す。このようにして取得された自転車登録者の属性情報は、出力部54を経由して表示装置61に表示される。
【0049】
図13は、自転車登録者に関するデータの構造を示す参考図である。この図に示すように、自転車登録者は表形式のデータで管理されており、管理番号(項目201)、氏名(項目202)、住所(項目203、連絡先)、電話(項目204、連絡先)、登録日(項目205)、車種(項目206)、納付状況(項目207)などのデータ項目を有している。
【0050】
項目201の管理番号は、タグ識別情報としてタグ毎にユニークに割り振られる番号であり、このデータの主キーである。この管理番号としては、例えば防犯登録番号を用いる。また、防犯登録番号とは異なる識別情報を項目201の管理番号として用いる場合、図13に示すデータに防犯登録番号の項目を追加するようにしても良い。項目202〜204の氏名、住所、電話は、それぞれ登録者の氏名、住所、および連絡先の電話番号である。項目205の登録日は、この自転車登録が行われた日付である。項目206の車種は、登録された自転車のメーカやモデル名などに関する情報である。また、自転車登録者が登録料金を所定の期間毎に納付する必要がある場合には、その納付の状況が項目207に記録される。
【0051】
図14は、ターミナル装置(60)の外観の一例を示す正面図および側面図である。図14において、符号52はタグ読み取り部、61は表示装置、81は操作ボタンである。また、図14のターミナル装置は、例えばコンパクトフラッシュメモリカードのような着脱可能な記録媒体によって自転車登録データを外部から提供されることを前提としており、53Bは、その記録媒体を差し込むための着脱可能記録媒体スロットである。なお図14は、この管理番号「12345678」をキーとして登録データから読み出された氏名、住所、および電話番号のデータが表示装置61に表示されている状態を示している。
【0052】
図14に示すターミナル装置は、人間の手で容易に持ち運ぶことができる程度の小型・軽量のハンディターミナルである。このように小型のハンディターミナルを携帯して地域を巡回することにより、放置自転車あるいは盗難の疑いのある自転車を発見した際に、登録されているその自転車の属性情報を表示画面に表示することができる。従って、その巡回者はこの画面を見て、正当な登録者の氏名等を確認したり、必要に応じて登録者の連絡先に連絡を取ったりすることができる。
【0053】
次に、本発明による自転車管理システムを、自転車駐輪場の出入口において自転車が通る入出場用ゲートの制御に応用した実施形態について説明する。図15は、本実施形態の自転車管理システムにおいて駐輪場の入出場ゲートの開閉制御を行うターミナル装置の構成を示すブロック図である。
【0054】
図15において、符号53Aは中央のコンピュータ70で作成された自転車登録データを記録媒体から読み込むための着脱可能記録媒体読み取り装置(データ記憶部)、63は出力部54からの出力信号に基づき入出場ゲート91の開閉を制御するゲート開閉制御部、64は出力部54からの出力信号に基づき携帯電話網を通して所定の宛先に警報通知を行う携帯電話端末機能部(通信端末機能部)である。
【0055】
また、図16は、上記着脱可能記録媒体読み取り装置53Aによって読み取られる自転車登録データの構造を示す参考図である。図16において、項目207は自転車駐輪場の利用料金の納付状況を表わすデータであり、項目208は当該自転車を検知した際に警報通知を行うか否かを値「T」あるいは「F」によって表わすフラグである。
【0056】
上記のような構成のターミナル装置の動作手順は以下の通りである。駐輪場に入場しようとする自転車が入場用のゲートに近付くと、タグ読み取り部52がその自転車に取り付けられたタグのICチップからタグ識別情報を読み取る。そして、制御部51の制御により、このタグ識別情報に対応した属性データを着脱可能記録媒体読み取り装置53Aによって読み取り、制御部51はその納付状況(項目207)に基づいてこの自転車のためにゲートを開くかどうかを判断し、その判断結果に応じた信号が出力部54を介してゲート開閉制御部63に伝達され、入出場ゲート91の開閉制御が行われる。
【0057】
また、その自転車に対応する属性データにおいて警報通知フラグ(項目208)が「T」である場合には、携帯電話端末機能部が所定の電話番号に対して発呼して警報を通知する。例えば、盗難の届けが出された自転車に関して警報通知フラグを「T」に設定しておくことにより、当該盗難自転車が検知されたときに上記のように自動的に警報通知を行うことができる。
【0058】
なお、上記実施形態の発明において、タグは粘着剤あるいは留め具によって自転車に取り付けるものとしたが、自転車への取り付け方法はこれらに限定されない。
【0059】
また、上記実施形態の説明において、着脱可能記録媒体の例として、コンパクトフラッシュメモリカードおよびCD−ROMを挙げたが、これらに限らず他の記録媒体を用いても良い。他の記録媒体とは、例えば、スマートメディア、CD−R(CD Recordable )、CD−RW(CD Rewritable )、DVD−ROM(Digital Versatile Disc ROM)、フロッピーディスク、光磁気ディスク、メモリスティックなどである。
【0060】
また、上記実施形態においては、図15に示したように、警報通知を行う際には携帯電話網を用いることとしたが、他の通信方法により警報を通知することとしても良い。ここで他の通信方法とは、例えば、固定電話網や、PHS(Personal Handy-phone System )網や、インターネットや、警察無線などといった業務用無線通信である。
【0061】
また、その他にも、この発明の具体的な構成は以上の実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、自転車に取り付けられたタグからタグ識別情報を読み取り、データ記憶部を検索することによってこのタグ識別情報に関連付けられた自転車属性情報を取得し、この自転車属性情報に基づいて出力信号を出力するため、中間に人手を介さずに瞬時に自転車属性情報に基づく出力を得ることができる。従って、極めて効率的に登録されている情報の照会を行うことができ、盗難自転車を発見しやすくなるだけでなく、多数の放置自転車への対応も行うことができるようになる。
【0063】
また、この発明によれば、タグに設けられたICチップから電磁気信号を用いて非接触でタグ識別情報を読み取るため、タグからある程度離れた位置からでも読み取りが可能で、また暗い場所などにおいても照明などを照らすことなく読み取りが可能である。また、電磁気信号の指向性をそれほど強くする必要がないため、タグ読み取り部がタグのおおまかな位置に向いていれば、タグの正確な位置がわからなくても読み取りを行うことができる。
【0064】
また、この発明によれば、データ記憶部は、自転車属性情報として少なくとも自転車登録者の氏名および連絡先の情報を有しており、これらの情報を表示装置に表示できるため、盗難の疑いのある自転車に関してその所有者の氏名を知ることができたり、放置自転車に関してその所有者に連絡を取ったりすることが可能となる。
【0065】
また、この発明によれば、データ記憶部として、着脱可能な記録媒体およびこの記録媒体の読取装置を用いるため、システムの構成要素であるハンディタイプのターミナル装置などに、容易に最新の自転車属性情報のデータを配布することができる。
【0066】
また、この発明によれば、出力部からの出力信号に基づき自転車が通るゲートの開閉を制御するゲート開閉制御部を備えるため、データ記憶部に自転車毎にデータ開閉に関する情報を保持しておき、これに基づいてゲートの開閉を制御することにより、駐輪場の入出場ゲートなどにおいて自転車からタグ識別情報を読み取ってゲートを通すかどうかをコントロールすることができる。
【0067】
また、この発明によれば、出力部からの出力信号に基づき通信により所定の宛先へ警報を通知する通信端末機能部を備えるため、例えば、盗難自転車などに関して警報を通知すべき旨の情報をデータ記憶部に保持しておくことにより、そのような自転車のタグを検知した場合には自動的に通報することが可能となり、防犯上の効果が得られる。
【0068】
また、この発明によれば、ICチップおよびアンテナ配線からなるIC回路をタグ基材に固着して設けることにより、タグ読み取り装置は、電磁気信号を用いて離れた位置から自転車に取り付けられたタグの識別情報を読み取ることができる。また、暗い場所やタグの取り付けられている正確な位置がわからないような状況においても、照明を照らしたりすることなく、タグ識別情報の読み取りを行うことができる。
【0069】
また、この発明によれば、自転車用タグは、前記アンテナ配線の長手方向が自転車の車体フレームと平行になる形状としているため、装着状態においてアンテナ配線が極端に曲がることがなく、タグに記録されている情報の読み取りを良好に行うことができる。
【0070】
また、この発明によれば、外側タグ基材がIC回路などのタグ識別情報保持手段をカバーするため、雨などによる劣化や外部からの衝撃からIC回路を保護することが可能となる。また、外側タグ基材の表面にタグ識別情報を文字などによって印刷することによって、人間の目によってもタグ識別情報を読み取ることが可能となる。
【0071】
また、この発明によれば、内側タグ基材を自転車に粘着させるための粘着剤の層を設けたため、容易にタグを自転車に貼り付けることができる。また、この粘着剤の層をカバーする剥離紙を設けたため、ごみや埃の付着を防止して粘着力を維持するとともに、自転車に取り付ける際にはこの剥離紙を容易に剥がすことができる。
【0072】
また、この発明によれば、タグは、内側タグ基材とタグ識別情報保持手段と外側タグ基材とを接着剤によって接合して製造されるものであるため、製造工程を簡単にすることができる。
【0073】
また、この発明によれば、タグは、内側タグ基材に相当する部分と外側タグ基材に相当する部分とを一体成形したものであり、タグ識別情報保持手段はその一体成形された基材内部に埋め込まれるため、接合部分が剥れたりすることなくより一層強固にタグ識別情報保持手段が保護され、耐久性が増す。
【0074】
また、この発明によれば、タグをリング状に曲げて自転車に取り付けるための留め具を通す穴が空けられていたり、その留め具が設けられていたりするため、自転車の車体にしっかりとタグを取り付けてはずれにくくすることができるようになる。
【0075】
また、この発明によれば、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリイミドなどといった合成樹脂を材料として、これらの材料を薄い層にしてタグ基材を構成するため、耐水性に優れ、外部からの衝撃を吸収しやすいタグによってIC回路を保護し、耐久性を高めることができる。また、これらの材料を用いることにより、人間の力によってタグを容易に曲げて自転車に取り付けることができる。
【0076】
また、この発明によれば、タグ識別情報保持手段と自転車に取り付けた状態におけるタグ底面との距離を50マイクロメートル以上としたため、金属パイプなどでできた自転車車体に取り付けた場合にも、自転車車体が電磁波信号に干渉したり遮蔽したりすることなく、タグ読み取り部によって良好にタグ識別情報の読み取りを行うことができる。また、このような厚みを持つ内側タグ基材は、IC回路に対する緩衝材として作用するため、自転車走行時等の振動のIC回路への影響を緩和することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施形態による自転車管理システムの要部構成を示すブロック図である。
【図2】 同実施形態によるタグの構造を示す(a)平面図および(b)断面図である。
【図3】 同実施形態によるタグの構造の一具体例を示す断面図である。
【図4】 図3に示す構造を有するタグを自転車の車体に貼り付けたときの状態を示す断面図である。
【図5】 同実施形態によるタグの構造の他の具体例を示す断面図である。
【図6】 図5に示す構造を有するタグを自転車の車体に取り付けたときの状態を示す断面図である。
【図7】 図4または図6に示す状態でタグを自転車の車体に取り付けたときの側面図である。
【図8】 同実施形態によるタグの形状の一例を示す斜視図である。
【図9】 同実施形態によるタグの形状の一例を示す斜視図である。
【図10】 同実施形態によるタグの形状の一例を示す斜視図である。
【図11】 同実施形態による自転車管理システムの一構成例を示すブロック図である。
【図12】 同実施形態による自転車管理システムの他の構成例を示すブロック図である。
【図13】 同実施形態による自転車登録データの構造を示す参考図である。
【図14】 同実施形態によるターミナル装置の外観を示す正面図および側面図である。
【図15】 この発明を駐輪場の入出場ゲートの制御に応用した実施形態による自転車管理システムの構成を示すブロック図である。
【図16】 同実施形態における自転車登録データの構造を示す参考図である。
【符号の説明】
1 ICチップ
2 内側タグ基材
3 外側タグ基材
4 中間タグ基材
4A 接着剤
5 アンテナ配線
7 タグ基材
10 タグ
15 粘着剤
16 剥離紙
18 留め具穴
19 留め具
51 制御部
52 タグ読み取り部
53 データ記憶部
53A 着脱可能記録媒体読み取り装置
53B 着脱可能記録媒体スロット
54 出力部
60 ターミナル装置
61 表示装置
62 通信部
63 ゲート開閉制御部
64 携帯電話端末機能部
70 管理コンピュータ
81 操作ボタン
91 入出場ゲート

Claims (18)

  1. (a)自転車に取り付けるための加工を施された内側タグ基材と、
    前記内側タグ基材上に固着されており、当該タグを識別するためのタグ識別情報を保持するとともに外部からの信号に応じてこのタグ識別情報の信号を返すタグ識別情報保持手段とを備えたタグと、
    (b)前記タグ識別情報に関連付けられた自転車属性情報を記憶するデータ記憶部と、
    前記タグ識別情報を含む検索要求を受信し、該検索要求に応じて、前記データ記憶部から前記検索要求に含まれる前記タグ識別情報に関連付けられた自転車属性情報を読み出し、該自転車属性情報を前記検索要求に対する応答として検索要求元に対して送信する検索部とを備えた管理コンピュータと、
    (c)前記タグからタグ識別情報を読み取るタグ読み取り部と、
    読み取った前記タグ識別情報を含む検索要求を前記管理コンピュータに送信し、該検索要求に対して前記管理コンピュータが送信した応答に含まれる前記自転車属性情報を受信する属性情報取得部と、
    前記属性情報取得部によって取得した前記自転車属性情報を表示する表示手段とを備えたターミナル装置と、
    からなることを特徴とする自転車管理システム。
  2. 前記タグ読み取り部は、前記タグに設けられたICチップから非接触で前記タグ識別情報を読み取るものであることを特徴とする請求項1に記載の自転車管理システム。
  3. 前記タグ読み取り部は、電磁気信号を用いて前記タグに設けられたICチップから前記タグ識別情報を読み取るものであることを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム。
  4. 前記データ記憶部は、前記自転車属性情報として少なくとも自転車登録者の氏名および連絡先の情報を有しており、
    前記表示部は、前記タグ識別情報に関連付けられた氏名および連絡先を表示することを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム。
  5. 前記タグ識別情報保持手段は、ICチップおよびアンテナ配線から成るIC回路であり、このIC回路は外部からの電磁気信号に応じて前記タグ識別情報を表わす電磁気信号を返すものであることを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  6. 前記タグは、自転車に取り付けた状態において前記アンテナ配線の長手方向が自転車の車体フレームと平行になる形状としたことを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  7. 前記タグは、自転車に取り付けた状態において前記内側タグ基材よりも外側に位置する外側タグ基材を備えており、
    前記タグ識別情報保持手段は、前記内側タグ基材と前記外側タグ基材とに挟まれて固着されており、
    前記外側タグ基材の表面には前記タグ識別情報と等価な情報が印刷されていることを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  8. 前記タグは、前記内側タグ基材を自転車に粘着させるための粘着剤の層を設けたことを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  9. 前記タグは、前記粘着層をカバーするための剥離紙を設けたことを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  10. 前記タグは、前記内側タグ基材と前記タグ識別情報保持手段と自転車に取り付けた状態において前記内側タグ基材および前記タグ識別情報保持手段よりも外側に位置する外側タグ基材とを接着剤によって接合したことを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  11. 前記タグは、前記内側タグ基材と、自転車に取り付けた状態において前記内側タグ基材および前記タグ識別情報保持手段よりも外側に位置する外側タグ基材とを一体成形したことを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  12. 前記タグは、前記内側タグ基材に、タグをリング状に曲げて自転車に取り付けるための留め具を通す穴を空けたことを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  13. 前記タグをリング状に曲げて自転車に取り付けるための留め具を設けたことを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  14. 前記内側タグ基材は、合成樹脂を材料として用いることを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  15. 前記内側タグ基材は、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネート、ポリスチレン、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリイミドのいずれかを材料として用いることを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  16. 前記タグ識別情報保持手段と自転車に取り付けた状態におけるタグ底面との距離を50マイクロメートル以上としたことを特徴とする請求項に記載の自転車管理システム
  17. (a)自転車に取り付けるための加工を施された内側タグ基材と、
    前記内側タグ基材上に固着されており、当該タグを識別するためのタグ識別情報を保持するとともに外部からの信号に応じてこのタグ識別情報の信号を返すタグ識別情報保持手段とを備えたタグと、
    (b)自転車駐輪場の入出場ゲートと、
    (c)前記タグ識別情報と、当該タグ識別情報が検知された場合に所定の宛先に警報通知を行うか否を示す警報通知フラグとが関連付けられて記憶されたデータ記憶部と、
    前記タグを取り付けた自転車が前記入出場ゲートに近づくと、当該自転車に取り付けられた前記タグからタグ識別情報を読み取るタグ読み取り部と、
    通信により所定の宛先へ警報を通知する通信端末機能部と、
    前記タグ読み取り部により読み取ったタグ識別情報に対して警報通知を行うフラグが関係付けられている場合に、前記通信端末機能部によって、前記所定の宛先に警報通知を行う制御部とを備えたターミナル装置と、
    からなることを特徴とする自転車管理システム。
  18. 前記データ記憶部として、着脱可能な記録媒体およびこの記録媒体の読取装置を用いたことを特徴とする請求項17に記載の自転車管理システム。
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