JP4076750B2 - 対向ピストン型ディスクブレーキ - Google Patents

対向ピストン型ディスクブレーキ Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、自動車の制動に使用する対向ピストン型ディスクブレーキの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車の制動を行なう為に、ディスクブレーキが広く使用されている。ディスクブレーキによる制動時には、車輪と共に回転するロータを挟む状態で設けた1対のパッドを、ピストンによりこのロータの両側面に押し付ける。この様なディスクブレーキとして従来一般的には、懸架装置に対し固定で上記1対のパッドを変位自在に支持したサポートに対して、ピストンを内蔵したキャリパを変位自在に支持した、キャリパ浮動式のディスクブレーキが使用されていた。この様なキャリパ浮動式のディスクブレーキの場合には、上記ピストンは上記ロータの片側(自動車への組み付け状態で車体の幅方向中央側となるインナ側)にのみ設けている。
【0003】
これに対して、ロータの両側にピストンを設け、制動時にはこれら両ピストンにより1対のパッドをこのロータの両側面に押し付ける、対向ピストン型と呼ばれるディスクブレーキが、優れた制動力を得られる事から、高性能車を中心に、近年普及してきている。図8は、この様な対向ピストン型ディスクブレーキのうち、実開平5−27364号公報に記載されたものを示している。この対向ピストン型ディスクブレーキ1は、ロータ2を挟む位置にアウタ側ボディ3及びインナ側ボディ4から成るキャリパ5を設け、これら各ボディ3、4内にアウタシリンダ及びインナシリンダを、それぞれの開口部を上記ロータ2を介して互いに対向させた状態で設けている。そして、これらアウタシリンダ及びインナシリンダ内にアウタピストン及びインナピストンを、油密に、且つ上記ロータ2の軸方向に関する変位自在に嵌装している。又、上記アウタ側ボディ3にはアウタパッドを、上記インナ側ボディ4にはインナパッドを、それぞれ上記ロータ2の軸方向に変位自在に支持している。制動時には、上記アウタシリンダ及びインナシリンダ内に圧油を送り込み、上記アウタピストン及びインナピストンにより、上記アウタパッド及びインナパッドを、上記ロータ2の内外両側面に押し付ける。
【0004】
上述の様な対向ピストン型ディスクブレーキの場合、一般的には、図9に示す様に、互いに同径の(アウタ及びインナ)シリンダ41、41並びに(アウタ及びインナ)ピストン42、42を複数ずつ設け、これら各ピストン42、42により、それぞれ単一の(インナ側及びアウタ側)パッド43を押圧する様に構成している。従って、制動時に上記各ピストン42、42がこのパッド43を構成するライニング44をロータ2(図8参照)の側面に押し付ける力の大きさは、このロータ2の回入側も回出側もほぼ同じとなる。
【0005】
これに対して特公昭48−9875号公報には、図10に示す様に、比較的小径とした回入側のシリンダ41a及びピストン42aと、比較的大径とした回出側のシリンダ41b及びピストン42bとにより、単一のパッド43を押圧する構造が記載されている。そして、この様な構造により、パッド43を構成するライニング44とロータ2との摩擦面からこのパッド43に加わるモーメントに拘らず、この摩擦面の面圧を均一にして、上記ライニング44の偏摩耗を抑える事ができるとされている。
【0006】
更に、実公平5−47295号公報には、図11に示す様に、比較的小径とした中央部のシリンダ41a及びピストン42aと、比較的大径とした回出側のシリンダ41b及びピストン42bと、中程度の径とした回入側のシリンダ41c及びピストン42cとにより、単一のパッド43を押圧する構造が記載されている。そして、この様な構造により、このパッド43の変形を抑えて、制動時の感触を良好にできるとされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
図9に示した一般的な構造の場合、制動の繰り返しに伴うライニング44の偏摩耗が著しくなり易い。この原因は、制動時にこのライニング44とロータ2の側面との摩擦に基づいてこのライニング44に、裏板45とキャリパ5との当接部を中心とする、図9で反時計方向のモーメントが加わる為である。この様なモーメントにより、制動時に於ける上記ライニング44と上記ロータ2の側面との当接圧は、このロータ2の回入側(図9の右側)で大きく、回出側(図9の左側)で小さくなる。この結果、上記ライニング44の摩耗量が、回入側で多く、回出側で少なくなる。しかも図9に示した従来一般的な構造の場合には、上記ロータ2の両側にそれぞれ1枚ずつのパッドを設けており、このロータ2の周方向に関する上記ライニング44の長さが長い為、このライニング44の両端部での摩耗量の差が相当に大きくなる。この様にライニング44の両端部での摩耗量の差が大きくなると、(最も摩耗が進んだ部分の厚さで交換時期が定まる為)このライニング44を備えたパッド43の耐久性が損なわれるだけでなく、制動時に振動や異音が発生し易くなる。
【0008】
図10、11に示した構造の場合には、上記ライニング44の偏摩耗を抑えたり、制動時の感触を向上させる事はできるが、上記ロータ2の両側にそれぞれ1枚ずつのパッド43を設けた構造はそのままである為、制動能力を向上させつつ制動時に振動や騒音が発生する事を防止する面からは不適当な構造である。即ち、制動力を向上させる為にはロータ2の有効半径、即ち、パッド43のライニング44が押し付けられる部分の半径を大きくすると共に、このパッド43を押圧する為にキャリパ5に内蔵するシリンダの数を多くする事が考えられ、一部で実施されている。例えば、上記ロータ2の円周方向に関する上記キャリパ5の長さ寸法を大きくすると共に、このキャリパ5のアウタ側とインナ側とに4個ずつ、キャリパ5全体で8個のシリンダ及びピストンを組み込む構造がある。
【0009】
この様にアウタ側とインナ側とに多くの(4個の)ピストンを組み込む構造の場合、アウタ側のパッドとインナ側のパッドとをそれぞれ1枚ずつとすると、上記ロータ2の円周方向に関するこのパッド43の長さ寸法が大きくなり過ぎる。この結果、制動時に於ける上記ロータ2の振れや熱変形に対する上記パッド43の追従性が悪化し、制動時に発生する振動や騒音が大きくなり易くなる。この為に従来から、上記ピストンの数を増やした場合に、アウタ側のパッドとインナ側のパッドとをそれぞれ複数ずつに分割する事が考えられている。但し、単にパッドとピストンとを複数に分割しただけでは、これら各パッドのライニングとロータの側面との摩擦状態を適正にしにくく、高い制動能力と制動時に於ける振動並びに異音の発生防止とを両立させる事が難しい。
本発明の対向ピストン型ディスクブレーキは、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の対向ピストン型ディスクブレーキは、キャリパと、アウタシリンダ及びインナシリンダと、複数のピストンと、複数のパッドとを備える。
このうちのキャリパは、互いに一体に結合されたアウタボディ部及びインナボディ部を有し、車輪と共に回転するロータを挟んで設けられている。
又、上記アウタシリンダ及びインナシリンダは、上記アウタボディ部及びインナボディ部に、互いに対向する状態で、それぞれ複数ずつ設けられている。
又、上記各ピストンは、上記各シリンダ内に、油密に且つ上記ロータの軸方向に関する変位自在に嵌装されている。
又、上記各パッドは、上記ロータの軸方向に関する変位を自在として支持されている。
【0011】
特に、本発明の対向ピストン型ディスクブレーキに於いては、上記複数ずつのアウタシリンダ及びインナシリンダのうち、上記ロータの回転方向に関して両端部に存在する第一、第四両アウタシリンダ及び第一、第四両インナシリンダの内径を、上記ロータの回転方向に関して中間部分に存在する第二、第三両アウタシリンダ及び第二、第三両インナシリンダの内径よりも小さくして、円周方向に関して上記各シリンダの配列状態を対称にしている。これと共に、上記第一、第四両アウタシリンダ及び第一、第四両インナシリンダに嵌装された第一、第四両アウタピストン及び第一、第四両インナピストンにより押圧される第一、第四各パッドと上記ロータとの摩擦面積を、上記第二、第三両アウタシリンダ及び第二、第三両インナシリンダに嵌装された第二、第三両アウタピストン及び第二、第三両インナピストンにより押圧される第二、第三各パッドと上記ロータとの摩擦面積よりも狭くする事により、上記第一、第四各パッドと上記ロータとの摩擦面の面圧と、上記第二、第三各パッドと上記ロータとの摩擦面の面圧とを、実質的に等しく、即ち、設計上、或は製造上不可避な誤差を除いて等しくしている(±10%以内に抑えている)
又、上記アウタ側の第一パッドと第二パッドとを同じカートリッジに互いに独立して設けられた保持部にそれぞれ保持し、同じく第三パッドと第四パッドとを同じカートリッジに互いに独立して設けられた保持部にそれぞれ保持し、インナ側の第一パッドと第二パッドとを同じカートリッジに互いに独立して設けられた保持部にそれぞれ保持し、同じく第三パッドと第四パッドとを同じカートリッジに互いに独立して設けられた保持部にそれぞれ保持している。
更に、上記各保持部は、それぞれが、上記ロータに対向する側及びこのロータの外径側に開口した凹部である。そして、それぞれの凹部内に上記各パッドの裏板を摺動自在に内嵌する事により、これら各パッドを上記各カートリッジに対し支持している。
【0012】
【作用】
上述の様に構成する本発明の対向ピストン型ディスクブレーキの場合、ロータの円周方向に関する第一〜第四各パッドの長さを短くできる分、これら第一〜第四各パッドを構成するライニングの摩耗量の、回入側と回出側との間での差を小さくできる。又、上記第一〜第四各パッドのライニングとロータの側面との摩擦面の面圧を、これら各パッド毎にほぼ等しくしている為、これら各パッドのライニングとロータの側面との間の摩擦状態を均一にして安定した制動力を得られる。しかも、上記第一〜第四各パッドのライニングの摩耗量に大きな差が生じない様にして、これら第一〜第四各パッドの寿命に大きな差を生じにくくできる結果、これら第一〜第四各パッドの交換を同時に行っても無駄が生じる事がなくなる。
【0013】
更に、上記ロータの回入側端部に存在する第一アウタシリンダ(又は第四アウタシリンダ)及び第一インナシリンダ(又は第四インナシリンダ)の内径を小さくして、回入側端部で上記第一パッド(又は第四パッド)が上記ロータを挟持する力を小さくしている為、このロータの振れや変形に拘らず、制動時に発生する振動や騒音を抑える事ができる。即ち、上記ロータの回入側では、このロータの振れや変形がほぼそのまま存在する状態である為、この回入側でこのロータを強く挟持すると、上記振動や騒音が発生し易くなる。これに対して本発明の場合には、上述の様に回入側端部で上記第一パッド(又は第四パッド)が上記ロータを挟持する力を小さくしている為、上記振動や騒音を抑えられる。この場合でも、上記ロータの回転方向に関して中間部分に存在する第二、第三両アウタシリンダ及び第二、第三両インナシリンダの内径を大きくしているので、第二、第三各パッドが上記ロータを挟持する力は十分に大きくできて、十分な制動力を得られる。尚、上記第二、第三両アウタシリンダ及び第二、第三両インナシリンダ部分で上記ロータの振れ及び変形は、このロータへの上記第一パッド(又は第四パッド)の押し付けにより抑えられている。従って、上記第二、第三各パッドにより上記ロータを強く挟持しても、大きな振動や騒音が発生する事はない。しかも、本発明の構造は、同じ構造を車両の左右に組み込み可能である。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1〜7は、本発明の実施の形態の1例を示している。本例の対向ピストン型ディスクブレーキ1aを構成するキャリパ5aは、鉄系合金、或はアルミニウム合金等の金属材料を鋳造(ダイキャスト成形を含む)する事により、全体を一体に造ったもので、側面から見た形状が円弧形で、径方向から見た形状が矩形枠状である。この様なキャリパ5aは、それぞれ側面から見た形状が円弧形であるアウタボディ部6の円周方向両端部とインナボディ部7の円周方向両端部とを、それぞれ連結部8a、8bにより連結して成る。そして、これらアウタボディ部6とインナボディ部7と連結部8a、8bとにより四周を囲まれた部分を、ロータ2の一部を進入させる為の制動用空間9としている。
【0015】
上述の様なキャリパ5aのアウタボディ部6及びインナボディ部7には、それぞれアウタシリンダ10a、10bとインナシリンダ11a、11bとを、それぞれ4個所ずつ、合計8個所設けている。本例の場合、上記ロータ2の周方向に関して両端部に設けたアウタシリンダ10a、10aとインナシリンダ11a、11aとを比較的小径にし、同じく中央部に設けたアウタシリンダ10b、10bとインナシリンダ11b、11bとを比較的大径にしている。本例の場合、上記両アウタシリンダ10a、10aのうちの一方が第一アウタシリンダであり、他方が第四アウタシリンダである。又、上記両インナシリンダ11a、11aのうちの一方が第一インナシリンダであり、他方が第四インナシリンダである。又、上記アウタボディ部6とインナボディ部7とで互いに対向する部分に形成したアウタシリンダ10a、10bとインナシリンダ11a、11bとは、互いに同径且つ同心にしている。図示の例は、同じ構造を車両の左右に組み込み可能とすべく、円周方向に関して上記各シリンダ10a、10b、11a、11bの配列状態を対称にしている。
【0016】
この様なアウタシリンダ10a、10b及びインナシリンダ11a、11bには、それぞれ第一〜第四ピストンの何れかに相当する、アウタピストン12a、12b及びインナピストン13a、13bを油密に嵌装している。この為に、これら各シリンダ10a、10b、11a、11bの内周面開口寄り部分に係止したシールリングを上記各ピストン12a、12b、13a、13bの外周面に摺接させている。これら各ピストン12a、12b、13a、13bの外径を上記各シリンダ10a、10b、11a、11bの内径に合わせて変えている事は勿論である。
【0017】
そして、上述した各シリンダ10a、10b、11a、11bの奥部に圧油を給排自在としている。この為に、上記アウタボディ部6及びインナボディ部7の内部に通油孔14a、14bを形成し、これら各通油孔14a、14bの中間部を、上記各シリンダ10a、10b、11a、11bの奥部に開口させている。車両への設置状態で上端部となる上記各通油孔14a、14bの一端部(図1〜3の右端部)はブリーダスクリュー15、15により塞ぎ、同じく下端部となる他端部(図1〜3の左端部)同士は連通管16により互いに連通させている。又、インナボディ部7の中間部に設けた給排口17を、このインナボディ部7内に設けた通油孔14bの中間部に通じさせている。車両への設置状態では、図1〜3に示した塞ぎ栓18を取り外して、上記給排口17にブレーキホースの端部を接続し、このブレーキホースから上記各シリンダ10a、10b、11a、11bへの圧油の給排を自在とする。
【0018】
又、前記キャリパ5aのアウタボディ部6及びインナボディ部7の、互いに対向する内側面には、このキャリパ5aとは別体のカートリッジ19、19を、ねじ止め固定している。これら各カートリッジ19、19は、それぞれ上記キャリパ5aと同じ金属材により、厚肉板状に形成している。上記各カートリッジ19、19は、それぞれの外側面(互いに反対側の面)を上記アウタボディ部6及びインナボディ部7の内側面に突き当てた状態で、それぞれ前記ロータ2の円周方向両端部で内径側、外径側2個所ずつ、合計4個所ずつを、ボルト20a、20bにより、上記アウタボディ部6及びインナボディ部7に対し結合固定している。
【0019】
上記各ボルト20a、20bのうち、上記ロータ2の外周縁よりも径方向内側に位置する内径側のボルト20a、20aは、上記アウタボディ部6及びインナボディ部7を挿通した状態で、上記各カートリッジ19、19に形成したねじ孔に螺合し、更に緊締している。これに対して、上記ロータ2の外周縁よりも径方向外側に位置する外径側のボルト20b、20bは、図6に示す様に、上記アウタボディ部6、インナボディ部7及び上記各カートリッジ19、19を挿通した状態で、スリーブ21に形成したねじ孔に螺合し、更に緊締している。上記各カートリッジ19、19は、この様に、それぞれの4隅部に螺合或は挿通したボルト20a、20bにより、上記キャリパ5aのアウタボディ部6及びインナボディ部7に対し固定している。上記外径側の4個所位置に設けた、合計4本のスリーブ21、21及び8本のボルト20b、20bは、上記アウタボディ部6及びインナボディ部7に対し上記各カートリッジ19、19を支持固定する他、これらアウタボディ部6とインナボディ部7との間隔が開く事を防止して、上記キャリパ5aの剛性を向上させる役目も果たす。
【0020】
上記各カートリッジ19、19には、それぞれ2枚ずつのパッド22a、22bを、上記ロータ2の軸方向(図1、5の表裏方向、図2、3、6の上下方向、図4の左右方向)の変位自在に支持している。この為に、上記各カートリッジ19、19の一部で前記アウタシリンダ10a、10b及びインナシリンダ11a、11bに整合する部分に、保持部23a、23bを、上記各カートリッジ19、19から凹む状態で、上記各パッド22a、22b毎に互いに独立して形成している。言い換えれば、これら各保持部23a、23bは、上記ロータ2に対向する側及びこのロータ2の外径側に開口した凹部としている。それぞれが裏板24a、24bの片面にライニング25a、25bを添着して成る、上記各パッド22a、22bは、それぞれの裏板24a、24bを上記各保持部23a、23bに摺動自在に内嵌する事により、上記各カートリッジ19、19に対し支持している。
【0021】
上記各カートリッジ19、19毎に2枚ずつ支持するパッド22a、22bのうち、前記小径のアウタシリンダ及びインナシリンダ10a、11aに対向する部分に支持したパッド22a、22aは比較的小さいものとし、前記大径のアウタシリンダ及びインナシリンダ10b、11bに対向する部分に支持したパッド22b、22bは比較的大きいものとしている。即ち、図5に示す様に、上記ロータ2の回転方向に関する、これら各パッド22a、22bを構成するライニング25a、25bの長さLは互いに等しくしているが、上記ロータ2の径方向に関する上記各パッド22a、22bを構成するライニング25a、25bの幅W、wは互いに異ならせている。即ち、両端部に設けたパッド22a、22aを構成するライニング25a、25aの幅wを小さく、中央部に設けたパッド22b、22bを構成するライニング25b、25bの幅Wを大きくしている。
【0022】
これら各ライニング25a、25bの幅w、Wの差は、前記各シリンダ10a、10b、11a、11bの断面積差に応じて規制している。具体的には、断面積の小さなシリンダ10a、11aに嵌装したピストン12a、13aにより押圧されるパッド22a、22aを構成するライニングwの幅は小さく、断面積の大きなシリンダ10b、11bに嵌装したピストン12b、13bにより押圧されるパッド22b、22bを構成するライニング25b、25bの幅Wは大きくしている。そして、(両端部に設けた第一、第四パッドである)上記各パッド22a、22aと上記ロータ2との摩擦面の面圧と、(中央部に設けた第二、第三パッドである)上記各パッド22b、22bとこのロータ2との摩擦面の面圧とを、実質的に等しくしている。この為に、互いに組み合わされたライニング25a、25bの有効摩擦面積と、シリンダ10a、10b、11a、11bの断面積との比を、互いに等しくしている。
【0023】
又、図示の例では、上記各パッド22a、22bの裏板24a、24bの一部に、上記ロータ2の径方向外方に突出する突片26、26を形成し、これら各突片26、26に形成したガイド孔27、27に、ガイドピン28を挿通している。これら各ガイドピン28の両端部は、それぞれ前記アウタボディ部6及びインナボディ部7に対し支持している。この様に上記各ガイドピン28を設ける事により、上記各パッド22a、22bが上記各保持部23a、23bの外径側開口部から抜け出る事を防止している。又、上記各ガイドピン28と上記各パッド22a、22bの裏板24a、24bの外周縁部との間に、板ばねであるアンチラトルスプリング29を設けて、上記各保持部23a、23b内で上記各パッド22a、22bががたつく事を防止している。
【0024】
更に、前記各カートリッジ19、19の外端部(互いに反対側の端部)で前記アウタシリンダ10a、10b及びインナシリンダ11a、11bに整合する部分に、それぞれ円孔30a、30bを形成して、これら各シリンダ10a、10b、11a、11bと上記各保持部23a、23bとを連通させている。そして、これら各シリンダ10a、10b、11a、11bに嵌装した、前記アウタ側、インナ側各ピストン12a、12b、13a、13bの先端部を、上記各円孔30a、30b内に位置させると共に、これら各ピストン12a、12b、13a、13bの先端面を、上記各パッド22a、22bを構成する各裏板24a、24bの裏面に突き当てている。
【0025】
そして、上記各円孔30a、30bの内周縁と上記ピストン12a、12b、13a、13bの先端部外周面との間に、それぞれゴムの如きエラストマー等の弾性材製のダストブーツ31a、31bを掛け渡している。この為に、上記各カートリッジ19、19の外側面の一部で上記各円孔30a、30bの内端側開口周縁部に係止段部32a、32bを形成している。上記各カートリッジ19、19を前記アウタ、インナ各ボディ部6、7に支持固定した状態で、上記各係止段部32a、32bとこれら各ボディ部6、7の内側面とにより3方を囲まれる部分が、上記各ダストブーツ31a、31bの外周縁部を係止する為の外径側係合溝となる。これに対して、上記各ピストン12a、12bの先端部で上記各シリンダ10a、10b、11a、11bから突出した部分の外周面に、上記各ダストブーツ31a、31bの内周縁部を係止する為の内径側係止溝33a、33bを形成している。
【0026】
上記各ダストブーツ31a、31bは、それぞれの外周縁部に形成した外径側係止部34a、34bを、上記各係止段部32a、32bを含んで構成する外径側係止溝に係止し、それぞれの内周縁部に形成した内径側係止部35a、35bを上記各内径側係止溝33a、33bに、それぞれ全周に亙って係止している。特に、上記各外径側係止部34a、34bの軸方向片面には、図7に示す様に、全周に亙って突条36a、36bを形成しており、これら各突条36a、36bを前記キャリパ5aのインナボディ部7又はアウタボディ部6の内側面に弾性的に突き当てている。尚、図7に示した2通りの構造のうち、(A)に示した第1例の構造は、上記外径側係止部34a、34bに添着した、金属製で断面L字形の補強リング37を、上記各係止段部32a、32bに嵌合固定したものである。これに対して(B)に示した第2例の構造は、これら各係止段部32a、32bを含んで構成する上記外径側係止溝の開口部の幅を凹部に比べて狭くして、軸方向に肉厚に形成した上記外径側係止部34a、34bを、上記外径側係止溝内に装着したものである。
【0027】
上述の様に構成する本発明の対向ピストン型ディスクブレーキは、図1に示す様に、上記キャリパ5aのインナボディ部7の内周面に設けた取付面38、38を、懸架装置に設けた取付部40に突き当て、このインナボディ部7を外径側から内径側に挿通した1対の取付ボルト39、39により、上記取付部40に結合固定する。
【0028】
制動を行なう場合には、前記給排口17から送り込んだ圧油を、前記各通油孔14a、14b、前記連通管16を介して、前記各シリンダ10a、10b、11a、11bに送り込む。この結果、これら各シリンダ10a、10b、11a、11b内に嵌装された前記各ピストン12a、12b、13a、13bがこれら各シリンダ10a、10b、11a、11bから押し出され、前記各パッド22a、22bを前記ロータ2の外径側側面に向け押し付ける。この結果、このロータ2の両側面と上記各パッド22a、22bを構成する前記各ライニング25a、25bとが摩擦し合って、制動を行なう。
【0029】
特に、本例の対向ピストン型ディスクブレーキ1aの場合には上記ロータ2の円周方向に関する、上記各パッド22a、22bの長さLを短くできる分、これら各パッド22a、22bを構成するライニング25a、25bの摩耗量の、回入側と回出側との間での差を小さくできる。又、上記各パッド22a、22bのライニング25a、25bと上記ロータ2の側面との摩擦面の面圧を、これら各パッド22a、22b毎にほぼ等しくしている為、これら各パッド22a、22bのライニング25a、25bと上記ロータ2の側面との間の摩擦状態を均一にして安定した制動力を得られる。しかも、上記パッド22a、22bのライニング25a、25bの摩耗量に大きな差が生じない様にして、これらパッド22a、22bの寿命に大きな差を生じにくくできる結果、これらパッド22a、22bの交換を同時に行っても無駄が生じる事はない。
【0030】
更に、上記ロータ2の回入側端部に存在するアウタシリンダ10a及びインナシリンダ11aの内径を小さくして、回入側端部で上記各パッド22a、22aが上記ロータ2を挟持する力を小さくしている為、このロータ2の振れや変形に拘らず、制動時に発生する振動や騒音を抑える事ができる。即ち、上記ロータ2の回入側ではこのロータ2が、両側面を何ら拘束される事なく前記キャリパ5aの制動用空間9内に入り込んでくる為、上記ロータ2の振れや変形がほぼそのまま存在する。この状態のまま、上記回入側でこのロータ2を強く挟持すると、上記振動や騒音が発生し易くなる。これに対して本発明の場合には、上述の様に回入側端部で上記各パッド22a、22aが上記ロータ2を挟持する力を小さくしている為、上記振動や騒音を抑えられる。この場合でも、上記ロータ2の回出側に寄った部分に(図示の例では中央部分に)存在するアウタシリンダ10b及びインナシリンダ11bの径を大きくしているので、上記各パッド22b、22bが上記ロータ2を挟持する力は十分に大きくできて、十分な制動力を得られる。尚、上記大径のアウタシリンダ10b及びインナシリンダ11b部分で上記ロータ2の振れ及び変形は、このロータ2への上記回入側端部に設置したパッド22a、22aの押し付けにより抑えられている。従って、(回出側に寄った部分の)上記各パッド22b、22bにより上記ロータ2を強く挟持しても、大きな振動や騒音が発生する事はない。
【0031】
又、図示の例の場合には、上記各パッド22a、22bを支持する為に、前記キャリパ5aと別体のカートリッジ19、19を使用している。これら各カートリッジ19、19に前記各保持部23a、23bを形成する作業は、これら各カートリッジ19、19を上記キャリパ5aにねじ止め固定する以前に行なう事で容易に行なえる。又、このキャリパ5aを構成する前記アウタボディ部6及びインナボディ部7にそれぞれ複数ずつのアウタシリンダ10a、10b及びインナシリンダ11a、11bを形成する作業は、上記各カートリッジ19、19を上記キャリパ5aにねじ止め固定する以前に行なう事で、広いスペースを利用して、容易に行なえる。この為、各部の加工作業を容易にできて、コスト低減を図れる。
【0032】
又、図示の例の場合には、上記各シリンダ10a、10b、11a、11bと上記各ピストン12a、12b、13a、13bとの摺動部への異物侵入防止を図る為のダストブーツ31a、31bを装着する為の外径側係止溝の形成作業を容易に行なえる。即ち、上記各カートリッジ19、19を上記キャリパ5aに結合固定する以前に、前記各係止段部32a、32bを加工する事で、上記各カートリッジ19、19を上記キャリパ5aに結合固定すると同時に上記外径側係止溝を形成できる。従って、この外径側係止溝の形成作業の面からもコスト低減を図れる。
【0033】
更に図示の例の場合には、上記各ダストブーツ31a、31bの外径側係止部34a、34bに前記突条36a、36bを形成し、上記各カートリッジ19、19を上記キャリパ5aに結合固定するのに伴って上記各突条36a、36bを前記アウタボディ部6及びインナボディ部7の内側面に弾性的に突き当てている。この為、上記キャリパ5aのアウタボディ部6及びインナボディ部7と上記各カートリッジ19、19の合わせ面を通じての上記摺動部への異物侵入防止を、面倒な加工を要する事なく、確実に行なえる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、以上に述べた通り構成され作用するので、優れた制動能力を有し、しかも制動時に発生する振動や騒音を抑えられ、且つ、同じ構造を車両の左右に組み込み可能な対向ピストン型ディスクブレーキを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の1例を、インナ側から見た状態で示す正面図。
【図2】一部を切断して図1の上方から見た図。
【図3】図1のA−A断面図。
【図4】同B−B断面図。
【図5】図3のC−C断面図。
【図6】図2のD部拡大図。
【図7】ダストブーツ端部のシール構造の2例を示す、図4のE部拡大図。
【図8】従来から知られている対向ピストン型ディスクブレーキの1例を示す斜視図。
【図9】パッドをロータに押し付ける部分の基本構造を示す略断面図。
【図10】従来から知られている改良された構造の第1例を示す、図9と同様の図。
【図11】同第2例を示す、図9と同様の図。
【符号の説明】
1、1a 対向ピストン型ディスクブレーキ
2 ロータ
3 アウタ側ボディ
4 インナ側ボディ
5、5a キャリパ
6 アウタボディ
7 インナボディ
8a、8b 連結部
9 制動用空間
10a、10b アウタシリンダ
11a、11b インナシリンダ
12a、12b アウタピストン
13a、13b インナピストン
14a、14b 通油孔
15 ブリーダスクリュー
16 連通管
17 給排口
18 塞ぎ栓
19 カートリッジ
20a、20b ボルト
21 スリーブ
22a、22b パッド
23a、23b 保持部
24a、24b 裏板
25a、25b ライニング
26 突片
27 ガイド孔
28 ガイドピン
29 アンチラトルスプリング
30a、30b 円孔
31a、31b ダストブーツ
32a、32b 係止段部
33a、33b 内径側係止溝
34a、34b 外径側係止部
35a、35b 内径側係止部
36a、36b 突条
37 補強リング
38 取付面
39 取付ボルト
40 取付部
41、41a、41b、41c シリンダ
42、42a、42b、42c ピストン
43 パッド
44 ライニング
45 裏板

Claims (1)

  1. 車輪と共に回転するロータを挟んで設けられた、互いに一体に結合されたアウタボディ部及びインナボディ部を有するキャリパと、これらアウタボディ部及びインナボディ部に、互いに対向する状態で設けられた、それぞれ複数ずつのアウタシリンダ及びインナシリンダと、これら各シリンダ内に油密に且つ上記ロータの軸方向に関する変位自在に嵌装された複数のピストンと、この軸方向に関する変位を自在として支持された複数のパッドとを備えた対向ピストン型ディスクブレーキに於いて、上記複数ずつのアウタシリンダ及びインナシリンダのうち、上記ロータの回転方向に関して両端部に存在する第一、第四両アウタシリンダ及び第一、第四両インナシリンダの内径を、上記ロータの回転方向に関して中間部分に存在する第二、第三両アウタシリンダ及び第二、第三両インナシリンダの内径よりも小さくして、円周方向に関して上記各シリンダの配列状態を対称にすると共に、上記第一、第四両アウタシリンダ及び第一、第四両インナシリンダに嵌装された第一、第四両アウタピストン及び第一、第四両インナピストンにより押圧される第一、第四各パッドと上記ロータとの摩擦面積を、上記第二、第三両アウタシリンダ及び第二、第三両インナシリンダに嵌装された第二、第三両アウタピストン及び第二、第三両インナピストンにより押圧される第二、第三各パッドと上記ロータとの摩擦面積よりも狭くする事により、上記第一、第四各パッドと上記ロータとの摩擦面の面圧と、上記第二、第三各パッドと上記ロータとの摩擦面の面圧とを、実質的に等しくすると共に、上記アウタ側の第一パッドと第二パッドとを同じカートリッジに互いに独立して設けられた保持部にそれぞれ保持し、同じく第三パッドと第四パッドとを同じカートリッジに互いに独立して設けられた保持部にそれぞれ保持し、インナ側の第一パッドと第二パッドとを同じカートリッジに互いに独立して設けられた保持部にそれぞれ保持し、同じく第三パッドと第四パッドとを同じカートリッジに互いに独立して設けられた保持部にそれぞれ保持しており、これら各保持部は、それぞれが、上記ロータに対向する側及びこのロータの外径側に開口した凹部であり、それぞれの凹部内に上記各パッドの裏板を摺動自在に内嵌する事により、これら各パッドを上記各カートリッジに対し支持している事を特徴とする対向ピストン型ディスクブレーキ。
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