JP4076171B2 - 光tdmネットワーク管理方法、光tdmネットワーク管理プログラム、そのプログラムを記憶した記憶媒体および光tdmネットワーク管理装置 - Google Patents

光tdmネットワーク管理方法、光tdmネットワーク管理プログラム、そのプログラムを記憶した記憶媒体および光tdmネットワーク管理装置 Download PDF

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Description

本発明は、光TDMネットワーク管理方法、光TDMネットワーク管理プログラム、そのプログラムを記憶した記憶媒体および光TDMネットワーク管理装置に関する。
近年、データトラヒックの増加に伴い、大容量の光伝送方式への需要が高まっている。この光伝送方式として、WDM(Wavelength Division Multiplex)等の波長多重方式や、光TDM等の時分割多重方式が提案されている。
波長多重方式は、光ネットワークを構成しているノード間で大容量の波長パスを静的または動的に設定することで、データ転送を実現する方法である。
この方法では、大容量の帯域をそのまま使用できる反面、フローごとに大容量の帯域を分割することができないため、小さい帯域を要求するフローを多重化して伝送するといった用途の場合、帯域の有効利用が実現できない。
この問題を解決する一手法として注目されているのが、光時分割多重(光TDM、光Time Division Multiplexing)技術である。光TDM技術では、大容量の波長パスをフレームと呼ばれる周期で分割し、さらにフレームをスロットと呼ばれる長さで分割する。
各スロットにはそれぞれ異なるトラヒックフローを割り当てることができ、かつ、同一フローに属するトラヒックは、連続するフレームにおける、先頭から数えて同じ位置に存在するスロットに収容される。通常、フローごとにあて先は異なる。
このため、ネットワーク内のノードで、フローのあて先に応じて、スロットに収容されるデータをスイッチングする必要があるが、各ノードはスロットの位置を指標として、データのスイッチングを行う。このスロットの位置を指標としたスイッチ先は、あらかじめ各スイッチ(ノード)に記憶されている。
このときの光スイッチのスイッチング動作を、図9を用いて説明する。図9は、光TDM技術における光スイッチのスイッチング動作を説明する図である。
ここでは、光TDMネットワーク70が、ノード(境界ルータ40(40S,A,B,C)および光スイッチ30)と、各ノードを接続するリンク50(50S,A,B,C)とを含んで構成されるものとする。光スイッチ30は、リンク50Sで境界ルータ40Sから送信されたスロット番号2のデータは、境界ルータ40Bへスイッチングされ、スロット番号4,5のデータは、境界ルータ40Aへスイッチングされる。また、リンク50Cで境界ルータ40Cから送信されたスロット番号2のデータを、境界ルータ40Bへスイッチングする。
現在、光TDM技術として、以下の非特許文献1に記載された方式が提案されている。
N.Huang,et al,"A Novel All-Optical Transport Network with Time-Shared Wavelength Channels, "IEEE JSAC vol18, No.10, pp.1863-1875
非特許文献1では、光TDM技術の基本原理を紹介している。この方法では、各ノードのスイッチングスピードは非常に高速であり、スロットごとにスイッチングが行えることを前提としている。つまり、各ノードは少なくともスロットが流れてくる速度以上の速さでスイッチングができることを前提としている。
しかし、現在光ネットワーク用に開発されている光スイッチのうち、高速なものはナノ秒単位の間隔でスイッチングが可能であるが、非常に高価であり、かつ大規模なスイッチの設計が困難であるという問題点がある。
したがって、現時点で光TDM技術を実用化するためには、現在商用で提供されているマイクロ秒やミリ秒でのスイッチング速度しか実現できない光スイッチを使用することも考慮に入れる必要があるが、このような光スイッチでは、スイッチングの時間がスロット長を越えてしまう場合も起こりうる。
つまり、スロット(データ)が流れてくる速さに、光スイッチのスイッチング速度が追いつかず、光スイッチのスイッチング中に大容量のデータが消失してしまう場合がある。
そこで、本発明は、前記した問題を解決し、スイッチング速度が低速な光スイッチでも光TDM方式の伝送を可能とする光TDMネットワーク管理装置等を提供することを課題とする。
前記した課題を解決するため、本発明は、光時分割多重方式により光伝送を行う光TDMネットワークのノードのスイッチング制御を行う光TDMネットワーク管理装置を、各種情報の入出力を行う入出力インタフェースと、前記光TDMネットワークを構成するノードの識別情報と、前記ノードを接続するリンクの識別情報と、前記リンクの識別情報ごとに前記リンクが接続する前記ノードの出力ポートおよび入力ポートの識別情報とを示したトポロジ情報と、前記リンクの識別情報ごとに、前記ノードが光時分割多重方式の伝送の各スロットに割り当てる出力ポートの識別情報を示したスロット割り当て情報とを格納する記憶装置と、前記入出力インタフェース経由で、新規パス設定要求メッセージを受信するメッセージ通信部と、前記新規パス設定要求メッセージに含まれる新規パスの経路上のノードの識別情報と前記トポロジ情報とを参照して、前記新規パスにおける各ノードの出力ポートの識別情報を検索し、前記検索した各ノードの出力ポートの識別情報と、前記スロット割り当て情報とを参照し、各リンクのスロットのうち、既に出力ポートが割り当てられている第1のスロットおよび前記検索した出力ポートとは異なる出力ポートが割り当てられているスロットを中心とした前後所定スロット数の範囲にある第2のスロットには新規パスの割り当てを不可とする識別子を記した新規パスの割り当て可能性リストを作成するメッセージ処理部と、前記新規パスの割り当て可能性リストを参照して、前記新規パスの経路上にある各ノードのスイッチング制御のスケジュール情報を作成し、前記スケジュール情報およびクロックを参照して、前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を出力するタイミングを取得するスケジュール管理部と、前記スケジュール管理部で取得したタイミングで前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を前記入出力インタフェース経由で、出力するスイッチ設定部を備える構成とした。その他の構成については、後記する実施の形態で述べる。
本発明によれば、光スイッチのスイッチング速度が低速な場合でも、光TDM方式の伝送を可能とすることができる。また、光スイッチのスイッチング中に光信号を流すことによる大容量データの消失確率を低くすることができる。つまり、光TDM方式で、データが流れてくる速度に光スイッチのスイッチ速度が追いつかず、大容量のデータが消失してしまう確率を低くすることができる。したがって、光TDM方式の伝送においてデータ再送作業の発生する確率を低くできるので、光TDM方式の伝送効率を向上させることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態(以下、実施の形態とする)について、図面を参照して詳細に説明する。
まず、図1を用いて、本実施の形態の光伝送システムについて説明する。図1は、本実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。
図1に示すように光伝送システムは、光TDMネットワーク70と、光スイッチ30のスイッチング制御を行う光TDMネットワーク管理装置10(以下、管理装置10とする)とを含んで構成される。
光TDMネットワーク70(以下、ネットワーク70とする)は、ノード(境界ルータ40(40S,A,B,C)および光スイッチ30)、これらのノードを接続するリンク50(50S,A,B,C)とで構成される。
なお、このリンク50は、例えば光ファイバ等である。
このネットワーク70を通過するデータは、ネットワーク70の境界ルータ40に設定されている論理パスにしたがい伝送される。この論理パスでは、光信号が伝送媒体となり、光スイッチ30でスイッチングされ、あて先となるネットワークの出口(出口となる境界ルータ40)ヘ転送される。データを運ぶ光信号の帯域は、スロットと呼ばれる時間長で分割され、論理パスはスロット単位で時分割多重される。
なお、このときの論理パスの設定は、境界ルータ40のCPUがパス設定プログラムを実行することにより実現される。このパス設定プログラムは、本実施の形態では、境界ルータ40に格納されるものとして説明するが、管理装置10に格納され実行されるようにしてもよい。
なお、図1では、管理装置10は1つしか描いていないが、複数の管理装置10で構成されていてもよい。また、管理装置10は、1つの光スイッチ30を管理するようにしてもよいし、複数の光スイッチ30を管理するようにしてもよい。さらに、ノード(境界ルータ40(40S,A,B,C)および光スイッチ30)およびこれらのノードを接続するリンク50(50S,A,B,C)の個数も、図1に描いた個数に限定されるものではない。
ここで、図2を用いて、境界ルータ40に格納されるパス設定プログラムについて説明する。図2は、本実施の形態のパス設定プログラムのモジュール構成を示したブロック図である。
パス設定プログラムは、境界ルータ40のインタフェース部(図示せず)経由で、新規パスの経路情報、パスの帯域、当該パスで要求するスロット番号(要求スロット番号)等のパス情報を受け付ける入力受付部81と、このパス情報を新規パス設定要求メッセージに変換するメッセージ生成部82と、変換した新規パス設定要求メッセージを境界ルータ40のインタフェース部経由で管理装置10へ送信し、前記インタフェース部経由で管理装置10からのパス設定完了メッセージを受信するメッセージ通信部83と、前記パス設定完了メッセージに基づいて、境界ルータ40から新規パスに乗せてデータを送信するか否かを判断するデータ送信判断部84とを含んで構成される。
これらのモジュールから構成されるパス設定プログラムは、境界ルータ40のCPU(図示せず)により実行される。
なお、このときのパスの経路情報は、このパスで経由するノード(光スイッチ30および境界ルータ40)のアドレス情報と、光スイッチ30の管理を行う管理装置10のアドレス情報とを含むものとする。
ここで、パス設定プログラムに基づく境界ルータ40の動作を簡単に説明する。
まず、この境界ルータ40のインタフェース部を経由して入力受付部81でパス情報の入力を受け付けると(ステップS201)、メッセージ生成部82がパス情報に基づき、新規パス設定要求メッセージを生成(作成)する(ステップS202)。このときの新規パス設定要求メッセージには、新規パスの経路情報、新規パスの帯域、当該パスで要求するスロット番号(要求スロット番号)等を含めるようにする。
なお、入力されたパス情報は、境界ルータ40のメモリ(図示せず)に記憶しておく。
次に、メッセージ生成部82は、新規パス設定要求メッセージをメッセージ通信部83に受け渡す。そして、メッセージ通信部83は、この新規パス設定要求メッセージを境界ルータ40のインタフェース部(図示せず)経由で、当該新規パス上のノードを管理する管理装置10へ送信する(ステップS203)。このとき、新規パス設定要求メッセージのあて先である管理装置10(管理装置10のアドレス情報)は、境界ルータ40のメモリに記憶されたものを参照する。
この後、境界ルータ40は、メッセージ通信部83で、新規パス上のノードを管理する各管理装置10から新規パス設定完了メッセージを受信すると(ステップS204)、順次これをデータ送信判断部84へ受け渡す。データ送信判断部84は、メモリに記憶された新規パスの経路上のすべての管理装置10から新規パス設定完了メッセージを受信したと判断したとき(ステップS205)、境界ルータ40へ新規パスによるデータ送信命令を出力する(ステップS206)。
一方、新規パス上のいずれかの管理装置10から新規パス設定完了メッセージを受信できなかったときは、境界ルータ40に新規パスによるデータ送信命令は出力しないようにする。
このようにすることで、境界ルータ40は、新規パス上の各ノードで新規パスの設定が可能であることを確認した上で、データを送信することができる。
次に、図3を用いて、図1の管理装置10の構成を説明する。図3は、図1の管理装置の構成を示したブロック図である。
管理装置10は、管理装置10全体の制御をするCPU7と、メモリ8と、各種情報の入出力を行う入出力インタフェース9と、ネットワーク70(図1参照)を構成するノードおよびリンク50の識別情報等を示したトポロジ情報160、各リンク50の時間区間(タイムスロット)の割り当て状況を示すスロット割り当て情報161、各光スイッチ30の切り替えスケジュールに関する情報であるスケジュール情報162、光スイッチ制御プログラム(光TDMネットワーク管理プログラム)163等を記憶する記憶装置16とを含んで構成される。この記憶装置16は、例えばハードディスクにより実現され、管理装置10は、例えばコンピュータにより実現される。
記憶装置16のトポロジ情報160は、図1のネットワーク70を構成するノード(境界ルータ40および光スイッチ30)と、各ノードを接続するリンク50に関する情報を示したものである。
例えば、このトポロジ情報160は、ネットワーク70を構成するリンク50ごとに、リンク50の両端のノードの識別情報(アドレス情報)と、そのノードの出力ポート(出力用インタフェース)および入力ポート(入力用インタフェース)の識別情報(アドレス情報)とを示したものである。
このトポロジ情報160は、本実施の形態の光TDMネットワーク管理方法を実行する前に、管理装置10が公知のトポロジ情報作成プログラムにより作成し、記憶装置16に格納しておくものとする。
スロット割り当て情報161は、リンク50の識別情報ごとに、光時分割多重方式の伝送の各スロットに割り当てられた出力ポートの識別情報(出力インタフェースのアドレス情報)を示した情報である。すなわち、各スロットがどの出力ポートへ出力するスロットかを示した情報である。
このスロット割り当て情報161は、管理装置10が公知のプログラムに基づき、各光スイッチ30から取得し、記憶装置16に格納するものとする。
図4を用いて、スロット割り当て情報161を説明する。図4は、図3のスロット割り当て情報を説明した図である。
例えば、図4の領域800のスロット割り当て情報161は、リンク50Aのスロット番号1,4のスロットには出力ポート32aへの出力が割り当てられ、スロット番号6,7のスロットには出力ポート32bが割り当てられ、その他のスロットには出力ポートの割り当てはされていないことを示している。
すなわち、図4のリンク50Aの一端に接続される光スイッチ30は、スロット番号1,4のデータについては出力ポート32aから出力し、スロット番号6,7のデータについては出力ポート32bから出力することを示している。
図3の説明に戻る。スケジュール情報162は、光スイッチ30の切り替え(スイッチング)をするタイミングおよびそのタイミングにおけるスイッチング先の出力ポートを示す情報である。このスケジュール情報162は、(1)光スイッチ30の切り替え(スイッチング)をするタイミングおよびそのタイミングにおけるスイッチング先の出力ポートを具体的に示した情報であってもよいし、(2)リンク50の識別情報ごとに、各スロットに割り当てられた出力ポートの識別情報(例えば、IPアドレス情報)、1スロットの時間長(ms)、次の先頭スロット(スロット番号1のスロット)が開始されるまでの時間等、スロット数等を示した情報であってもよい。
なお、後記する管理装置10のスケジュール管理部13は、このスケジュール情報162とクロック17とを参照して、光スイッチ30がスイッチングをすべきタイミングを取得する(タイミングをはかる)。そして、光スイッチ30がスイッチングをすべきタイミングがきたとき、スイッチ設定部14に光スイッチ30へスイッチングの設定情報(制御信号)を出力させる。
続いて、図5を用いて光スイッチ制御プログラム163を説明する(適宜図1から図4参照)。図5は、本実施の形態の光スイッチ制御プログラムのモジュール構成を示す図である。
光スイッチ制御プログラム163は、新規パス設定要求メッセージの受信および新規パス設定完了メッセージの送信を行うメッセージ通信部11と、前記各メッセージの内容を解析し、新規パス設定要求メッセージで要求されたスロットに新規パスを割り当てられるか否かを判断するメッセージ処理部12と、スイッチングの設定情報(スイッチング制御信号)を出力するスイッチ設定部14と、スケジュール情報162を更新するとともに、更新したスケジュール情報162にしたがって、スイッチ設定部14に光スイッチ30へスイッチングの設定情報(スイッチング制御信号)を出力させるスケジュール管理部13と、クロック17とを含んで構成される。
これらの各構成要素の動作(各モジュールによるCPU7の実行手順)の詳細については、フローチャートを用いて後記する。
次に、図6を用いて、光スイッチ30の構成を説明する(適宜図1から図5参照)。図6は、図1の光スイッチの構成を示すブロック図である。
光スイッチ30は、光信号を所定のあて先に届くようにスイッチングする装置である。この光スイッチ30の設定情報は、前記した管理装置10から送信されたものを用いるものとする。
光スイッチ30は、入力ポート31(31a,b)と、出力ポート32(32a,b)と、同期部33と、スイッチング部34と、設定処理部35とを含んで構成される。
入力ポート31(31a,b)は、リンク50からのデータ入力を受け付ける入力インタフェースである。出力ポート32(32a,b)は、リンク50へのデータ出力を行う出力インタフェースである。
スイッチング部34は、波長パスをスロットに応じて切り替える機能を持ち、鏡や光導波路等のスイッチング用素子により構成される。
同期部33は、スロットの先頭を各入力ポート31(31a,b)でそろえるものである。同期部33は、スロットの先頭の同期をとることにより、光スイッチ30の切り替えタイミングをそろえ、切り替え時間等による伝送不能状態を短くすることができる。
設定処理部35は、管理装置10から送信されたスイッチングの設定情報を解析し、スイッチング部34におけるフローへのスロットの割り当てやスイッチングのタイミングを決定し、この結果をスイッチング部34に出力する。この設定処理部35は、具体的にはCPUにより構成される。
前記した各構成要素の詳細は、後記するフローチャートを用いて説明する。
次に、適宜図1から図6、図8を参照しつつ、図7を用いて、管理装置10の光TDMネットワーク管理方法(具体的には、管理装置10のCPU7による光スイッチ制御プログラム163の実行処理手順)について説明する。
図7は、図1の管理装置のパス設定手順を示したフローチャートである。図8は、パス設定の概念を説明する図である。
図8において、境界ルータ40(40S,A,B)は光スイッチ30を介して接続されている。境界ルータ40Sと光スイッチ30とを接続するリンクをリンク50A、光スイッチ30と境界ルータ40Aとを接続するリンクをリンク50B、光スイッチ30と境界ルータ40Bとを接続するリンクをリンク50Cとする。また、管理装置10Aは、境界ルータ40Sを管理する管理装置とし、管理装置10Bは境界ルータ40Aを管理する管理装置とする。
リンク50Aのスロット割り当て情報161は、図8の領域610に例示するように、スロットを10個持っており、そのうちスロット番号1,4には出力ポート32aにスイッチングされるパスが割り当てられ、スロット番号6,7には出力ポート32bにスイッチングされるパスが割り当てられている。
ここでは、境界ルータ40Sが要求する新規パスは、境界ルータ40S、光スイッチ30および境界ルータ40Aを経由するものであり、新規パスの設定用にスロット番号2のスロットを要求するものとする。
また、図8の光スイッチ30の1回のスイッチングに要する時間は、タイムスロットの1スロット分の時間より長く、2スロット分の時間以下であるものとする。
すなわち、後記するステップS703の処理において、メッセージ処理部12は、スロット割り当て情報161のスロットiに割り当てられている出力ポートOiと、新規パスの出力ポートPo(出力ポート32a)とが異なるものであるとき、新規パス割り当て不可と判断するスロット数の範囲(m)を前後1スロットとする。
まず、図7のステップS701では、管理装置10のメッセージ通信部11(図5参照)が、入出力インタフェース9(図3参照)経由で、境界ルータ40Sから新規パス設定の要求メッセージ(新規パス設定要求メッセージ)を受信する。そして、このメッセージをメッセージ処理部12へ出力する。
なお、このときの新規パス設定要求メッセージには、新規パスを割り当てるスロットの番号(スロット番号2)、新規パスの経路情報(光スイッチ30および境界ルータ40Aを経由するという情報)等が含まれるものとする。
管理装置10のメッセージ処理部12は、新規パス設定要求メッセージに含まれる経路情報と、自身の記憶装置16に格納されたトポロジ情報160とを参照して、光スイッチ30(リンク50A)における新規パスの出力ポート32(出力ポート32のアドレス情報)を検索する(ステップS702)。
例えば、メッセージ処理部12は、光スイッチ30および境界ルータ40Aを経由するという経路情報から、トポロジ情報160を検索して「新規パスはリンク50Aとリンク50Bとを経由し、このとき経由する光スイッチ30は出力ポート32aからデータを出力する」という情報を取得する。
次に、メッセージ処理部12は、ステップS702で検索した出力ポート(出力ポート32a)、ステップS701で新規パス設定要求メッセージに含まれていたスロット番号(スロット番号2)と、スロット割り当て情報161(図8の領域610参照)とに基づいて、各スロットで新規パスの割り当て可能か否かを判断する。
つまり、メッセージ処理部12は、スロット割り当て情報161でスロットiに割り当てられている出力ポートOiと、ステップS702で検索した新規パスの出力ポートPo(出力ポート32a)とを比較して、各スロットの新規パスの割り当て可能性を判断する(ステップS703)。
本実施の形態では、メッセージ処理部12は、以下の(1)〜(3)のルールにしたがって、各スロットの新規パスの割り当て可能性を判断する(図7の領域710参照)。
(1)スロット割り当て情報161で、スロットiに割り当てられている出力ポートOiと、新規パスの出力ポートPo(出力ポート32a)とが同じであれば、そのスロットiは新規パスの割り当て不可と判断する。
(2)スロット割り当て情報161で、スロットiに割り当てられている出力ポートOiと、新規パスの出力ポートPo(出力ポート32a)とが異なるものであれば、その前後mスロット分の範囲に存在するスロットの新規パス割り当ては不可と判断する。
(3)スロット割り当て情報161で、スロットiが空のスロットであれば、次のスロットの調査に移る。
すなわち、スロット割り当て情報161において、(1)既に出力ポート32が割り当てられているスロット(請求項における第1のスロット)、つまり図8の領域611のスロット番号1,4,6,7と、(2)ステップS702で検索した出力ポート32aとは異なる出力ポート32が割り当てられているスロットを中心とした前後所定スロット数(mスロット)の範囲にあるスロット(請求項における第2のスロット)、つまりスロット番号5〜8は、新規パスの割り当ては不可と判断する。
なお、このステップS703の処理の詳細については、具体例を用いて後記する。
そして、メッセージ処理部12は、新規パスの割り当て不可と判断したスロットには、新規パスの割り当て不可を示す識別子を書き込む。また、それ以外のスロットは割り当て可を示す識別子を書き込む。つまり、メッセージ処理部12は、各リンク50で新規パスの割り当て可能なスロットを示したリスト(割り当て可能性リスト)を作成する(ステップS704)。そして、このリストを記憶装置16(またはメモリ8)に記憶する。
次に、メッセージ処理部12は、ステップS704で作成した割り当て可能性リストを記憶装置16から読み出して、ステップS701で要求されたスロット番号(スロット番号2)に新規パスが割り当て可能か否か判断する(ステップS705)。
ここで、ステップS701で要求されたスロット番号(スロット番号2)に新規パスが割り当て可能である場合には(ステップS705のYes)、要求されたスロット番号(スロット番号2)への新規パスの設定を許可する(ステップS706)。そして、スケジュール管理部13は、スケジュール情報162に新規パスの設定(新規パスにおける光スイッチ30の出力ポート32a)を書き込み、記憶装置16のスケジュール情報162の内容を更新する。または、新規にスケジュール情報162を作成し、記憶装置16へ格納する。
次に、スケジュール管理部13は、前記更新(作成)したスケジュール情報162に基づいて、スイッチ設定部14経由で、光スイッチ30のスイッチングの設定情報(制御信号)を送信する。
一方、ステップS701で要求されたスロット番号(スロット番号2)に新規パスの割り当てが不可能な場合には(ステップS705のNo)、要求されたスロット番号(スロット番号2)への新規パスの設定を許可せず(ステップS707)、そのまま処理を終了する。
管理装置10は、以上の動作を新規パスが通る予定の各光スイッチ30に行う。そして、新規パスが通る予定の光スイッチ30に新規パスの設定を許可すると、メッセージ処理部12は、メッセージ通信部11から境界ルータ40Sに、新規パス設定完了メッセージを送信する。
境界ルータ40Sは、メッセージ通信部83で、新規パスが通る予定の各光スイッチ30の管理装置10からの新規パス設定完了メッセージを受信すると、境界ルータ40Aに新規パスでデータを送信する。
ここで、前記したパス設定処理のステップS703以降の処理を、図7および図8を用いて、詳細に説明する(適宜図1から図6参照)。
まず、ステップS703では、メッセージ処理部12が、ステップS702で検索した出力ポート(出力ポート32a)、ステップS701で新規パス設定要求メッセージに含まれていた要求スロット番号(スロット番号2)およびリンク50Aのスロット割り当て情報161(図8の領域610)を参照して、スロットiに割り当てられている出力ポートOiと、新規パスの出力ポートPo(出力ポート32a)とを比較していく。ここでは、スロット番号の小さいスロットから比較をしていくこととする。
まず、図8の領域610のスロット番号1についてみると、このスロットは出力ポート32aに出力(スイッチング)されるパスが既に割り当てられている。この出力ポートは新規パスの出力ポートと同じ「出力ポート32a」であるので、前記したステップS703の(1)のルールによりスロット番号1には新規パスの割り当ては不可と判断する。
スロット番号2,3はパス(出力ポート)が割り当てられていない、つまり空スロットなので、次のスロットの調査に移る。
スロット番号4は、出力ポート32aに出力(スイッチング)されるパスが既に割り当てられている。よって、(1)のルールにより、新規パスの割り当ては不可と判断する。
スロット番号5は、空スロットなので、次のスロットの調査に移る。
スロット番号6は、出力先が出力ポート32bとなっているパスが割り当てられている。つまり、新規パスの出力先(出力ポート32a)と異なる出力ポートが割り当てられている。したがって、(2)のルールにより、スロット番号6だけでなく、前後1スロット分、すなわちスロット番号5,7も新規パスの割り当ては不可と判断する。
続いて、スロット番号7も新規パスと出力先の異なるパスが収容されているため、(2)のルールにより、スロット番号7と前後1スロット分、すなわちスロット番号6,7,8は新規パスの割り当ては不可と判断する。スロット番号8,9,10は空いているため、次のスロットを調査する。
このように、管理装置10がスロットに新規パス(パスの出力ポート)を設定するとき、スロット割り当て情報161で、新規パスの出力ポート32とは異なる出力ポート32が設定されているスロットについて、そのスロットの前後所定個数分(m個分)のスロットには、新規パスを設定できないようにする。つまり、管理装置10は、異なる出力ポートへ出力するスロット同士を近接させないように、新規パス(出力ポート)の割り当てを行うようにする。
このようにすることで、光スイッチ30のスイッチ速度が低速の場合でも光TDM方式による通信が可能となる。
本実施の形態では、光スイッチ30の1回のスイッチングに要する時間がタイムスロットの1スロット分の時間に収まる時間であると仮定して説明したので、前記したmの値を1としたが、これに限定されるものではない。
すなわち、mの値は1回のスイッチング時間を1スロットあたりの時間で割った数を上回る数のうち、最小の自然数であることが望ましい。このようにすることで低速な光スイッチ30であっても、そのスイッチング能力を最大限に生かしつつ、光TDMによる効率的なデータの伝送を行うことができる。
メッセージ処理部12は、ステップS703の判断結果に基づき、図8の領域611に示すような新規パスの割り当て可能性リストを作成する(ステップS704)。
例えば、図8の領域611に示すリンク50Aの新規パスの割り当て可能性リストは、スロット番号2,3,9,10に新規パス(新規パスの出力ポート32a)を設定することが可能であることを示す。
このあと、ステップS705で、メッセージ処理部12は、前記新規パスの割り当て可能性リストを参照して、ステップS701で要求されたスロット番号(スロット番号2)に新規パスが割り当て可能であると判断したとき(ステップS705のYes)、リンク50Aにおけるスロット番号(スロット番号2)への新規パスの設定を許可する(ステップS706)。
そして、管理装置10Aは、出力先となる境界ルータ40Aの管理装置10Bに向けて、ステップS701で受信した新規パス設定要求メッセージを転送する。このメッセージを受け取った管理装置10Bは、前記したステップS701からステップS707と同様の手順でパスの設定処理を行う。
なお、このときの新規パス設定要求メッセージの転送先(管理装置10B)は、管理装置10Aのメッセージ処理部12が、新規パス設定要求メッセージに含まれる経路情報および既存のルーチングプロトコルに基づき特定するものとする。
つまり、管理装置10Aは、隣に管理装置10Bが存在することと、そこにデータを送る際に通る出力ポートとを、ルーチングプロトコル等を利用して事前にわかっているものとする。また、新規パス設定要求メッセージは、境界ルータ40S(パス設定プログラムがインストールされたノード)を起点として、パスの経路を管理する管理装置10を経由して転送されていくものとする。
管理装置10Bは、管理装置10Aから新規パスの設定要求メッセージを受信すると、このメッセージに含まれる経路情報(光スイッチ30および境界ルータ40Aを経由するという情報)と、自身の記憶装置16に格納されたトポロジ情報160とを参照して、境界ルータ40Aの新規パスの出力ポート32を検索する。
このとき、境界ルータ40Aの出力先は出力ポート32cのみなので、境界ルータ40Aでのスイッチングは発生しない。よって、境界ルータ40Aの新規パスの出力先は、既に割り当てられているパスの出力先(出力ポート32c)と同じである。
したがって、管理装置10Bでリンク50Bの新規パスの割り当て可能性リストにおいて、図8の領域621に示すように、スロット番号2,3,5〜10に新規パスを設定することが可能である(つまり、スロット番号1,4には設定することができない)ことを示すリストを作成する。
そして、メッセージ処理部12は、前記した新規パスの割り当て可能性リストを参照して、ステップS701で要求されたスロット番号2に新規パスが割り当て可能と判断したとき(ステップS705のYes)、メッセージ通信部11および入出力インタフェース9経由で境界ルータ40Sに新規パス設定完了を通知するメッセージを送信する。
これを受信した境界ルータ40Sは、境界ルータ40Aに向かうデータを新規パスに載せて送信する。
このようにすることで、光TDM方式の伝送において、スイッチング速度が低速な光スイッチ30もスイッチとして用いることができるようになる。また、光スイッチ30のスイッチング中に光信号を流すことによる大容量のデータ消失を防止し、データ再送作業の発生する確率を低くできるので、光TDM方式の伝送効率を向上させることができる。
なお、本実施の形態では、管理装置10の新規パス割り当て可能性リストにおいて、新規パス設定要求メッセージで要求したスロット番号に「新規パス割り当て可」とする識別子が書き込まれていたとき、新規パスの割り当てを可能とするようにしたが、新規パス割り当て可能性リストにおいて「新規パス割り当て可」とする識別子が書き込まれている任意のスロットに、新規パスの割り当てを可能とするようにしてもよい。
また、本実施の形態では、管理装置10を光TDMによる伝送を行うスイッチ(光スイッチ30)に適用する場合を例として説明したが、通常のTDMによる伝送を行うスイッチに適用するようにしてもよい。
本実施の形態に係る管理装置10および光TDMネットワーク管理方法は、前記したような処理を実行させる光TDMネットワーク管理プログラムおよびパス設定プログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記憶媒体(CD−ROM等)に記憶して提供することが可能である。また、そのプログラムを、ネットワークを通して提供することも可能である。
本実施の形態の光伝送システムの構成を示す図である。 本実施の形態のパス設定プログラムのモジュール構成を示したブロック図である。 図1の管理装置の構成を示したブロック図である。 図3のスロット割り当て情報を説明する図である。 本実施の形態の光スイッチ制御プログラムのモジュール構成を示す図である。 図1の光スイッチの構成を示すブロック図である。 図1の管理装置のパス設定手順を示したフローチャートである。 本実施の形態のパス設定の概念を説明する図である。 光TDM技術における光スイッチのスイッチング動作を説明する図である。
符号の説明
7 CPU
8 メモリ
9 入出力インタフェース
10(10A,B) 管理装置(光TDMネットワーク管理装置)
11 メッセージ通信部
12 メッセージ処理部
13 スケジュール管理部
14 スイッチ設定部
16 記憶装置
17 クロック
30 光スイッチ(ノード)
31(31a,b) 入力ポート
32(32a,b,c) 出力ポート
33 同期部
34 スイッチング部
35 設定処理部
40(40S,A,B,C) 境界ルータ(ノード)
50(50S,A,B,C) リンク
70 ネットワーク(光TDMネットワーク)
81 入力受付部
82 メッセージ生成部
83 メッセージ通信部
84 データ送信判断部
160 トポロジ情報
161 スロット割り当て情報
162 スケジュール情報
163 光スイッチ制御プログラム(光TDMネットワーク管理プログラム)

Claims (6)

  1. 光時分割多重方式により光伝送を行う光TDMネットワークのノードのスイッチング制御を行う光TDMネットワーク管理方法であって、
    各種情報の入出力を行う入出力インタフェースと、
    前記光TDMネットワークを構成するノードの識別情報、前記ノードを接続するリンクの識別情報、前記リンクの識別情報ごとに前記リンクが接続する前記ノードの出力ポートおよび入力ポートの識別情報を示したトポロジ情報と、前記リンクの識別情報ごとに、前記ノードが光時分割多重方式の伝送の各スロットに割り当てる出力ポートの識別情報を示したスロット割り当て情報とを格納する記憶装置と、
    前記入出力インタフェース経由で、新規パス設定要求メッセージを受信するメッセージ通信部と、
    前記新規パス設定要求メッセージに含まれる新規パスの経路上のノードの識別情報および前記トポロジ情報を参照して、前記新規パスにおける各ノードの出力ポートの識別情報を検索し、前記検索した各ノードの出力ポートの識別情報と、前記スロット割り当て情報とを参照し、各リンクのスロットのうち、既に出力ポートが割り当てられている第1のスロットおよび前記検索した出力ポートとは異なる出力ポートが割り当てられているスロットを中心とした前後所定スロット数の範囲にある第2のスロットに、新規パスの割り当てを不可とする識別子を記した新規パスの割り当て可能性リストを作成するメッセージ処理部と、
    前記新規パスの割り当て可能性リストを参照して、前記新規パスの経路上にある各ノードのスイッチング制御のスケジュール情報を作成し、前記スケジュール情報およびクロックを参照して、前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を出力するタイミングを取得するスケジュール管理部と、
    前記スケジュール管理部で取得したタイミングで前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を前記入出力インタフェース経由で、出力するスイッチ設定部とを備える光TDMネットワーク管理装置が、
    前記入出力インタフェース経由で、新規パス設定要求メッセージを受信するステップと、
    前記新規パス設定要求メッセージに含まれる新規パスの経路上のノードの識別情報および前記トポロジ情報を参照して、前記新規パスにおける各ノードの出力ポートの識別情報を検索するステップと、
    前記検索した各ノードの出力ポートの識別情報と、前記スロット割り当て情報とを参照し、各リンクのスロットのうち、既に出力ポートが割り当てられている第1のスロットおよび前記検索した出力ポートとは異なる出力ポートが割り当てられているスロットを中心とした前後所定スロット数の範囲にある第2のスロットに、新規パスの割り当てを不可とする識別子を記した新規パスの割り当て可能性リストを作成するステップと、
    前記新規パスの割り当て可能性リストを前記記憶装置に記憶するステップと、
    前記新規パスの割り当て可能性リストの新規パスの割り当てを不可とする識別子を記したスロット以外のスロットに新規パスの割り当てを行い、前記新規パスの経路上にある各ノードのスイッチング制御のスケジュール情報を作成するステップと、
    前記スケジュール情報およびクロックを参照して、前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を出力するタイミングを取得するステップと、
    前記取得したタイミングで、前記入出力インタフェースを介して、前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を出力するステップと、
    を実行することを特徴とする光TDMネットワーク管理方法。
  2. 前記光TDMネットワーク管理装置は、前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を出力したとき、新規パスの設定完了メッセージを送信するステップをさらに実行し、
    インタフェース部と、メモリと、前記インタフェース部経由で、新規パスの経路上のノードの識別情報および前記ノードのスイッチング制御を行う光TDMネットワーク管理装置のアドレス情報を含むパス情報の入力を受け付け、前記パス情報をメモリに記憶する入力受付部と、前記パス情報に基づき、前記新規パスの設定要求メッセージを作成するメッセージ生成部と、前記インタフェース部経由で、前記光TDMネットワーク管理装置へ前記新規パスの設定要求メッセージを送信し、前記光TDMネットワーク管理装置から前記新規パスの設定完了メッセージを受信するメッセージ通信部と、前記メモリに記憶された前記光TDMネットワーク管理装置のアドレス情報を参照して、前記新規パスの設定完了メッセージを前記新規パス上のすべての前記光TDMネットワーク管理装置から受信したと判断したとき、前記インタフェース部経由で、データを送信するデータ送信命令を出力するデータ送信判断部と、を備えるノードが、
    前記インタフェース部経由で、新規パスの経路上のノードの識別情報および前記ノードのスイッチング制御を行う光TDMネットワーク管理装置のアドレス情報を含むパス情報の入力を受け付けるステップと、
    前記パス情報を前記メモリに記憶するステップと、
    前記パス情報に基づき、前記新規パスの設定要求メッセージを作成するステップと、
    前記インタフェース部経由で、前記光TDMネットワーク管理装置へ前記新規パスの設定要求メッセージを送信するステップと、
    前記光TDMネットワーク管理装置から前記新規パスの設定完了メッセージを受信するステップと、
    前記メモリの前記光TDMネットワーク管理装置のアドレス情報を参照して、前記新規パスの設定完了メッセージを前記新規パス上のすべての前記光TDMネットワーク管理装置から受信したと判断したとき、前記インタフェース部経由で、前記データ送信命令を出力するステップと、
    をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の光TDMネットワーク管理方法。
  3. コンピュータに請求項1または請求項2に記載の光TDMネットワーク管理方法を実行させることを特徴とする光TDMネットワーク管理プログラム。
  4. 請求項3に記載の光TDMネットワーク管理プログラムを記憶した記憶媒体。
  5. 光時分割多重方式により光伝送を行う光TDMネットワークのノードのスイッチング制御を行う光TDMネットワーク管理装置であって、
    各種情報の入出力を行う入出力インタフェースと、
    前記光TDMネットワークを構成するノードの識別情報、前記ノードを接続するリンクの識別情報、前記リンクの識別情報ごとに前記リンクが接続する前記ノードの出力ポートの識別情報および入力ポートの識別情報を示したトポロジ情報と、前記リンクの識別情報ごとに、前記ノードが光時分割多重方式の伝送の各スロットに割り当てる出力ポートの識別情報を示したスロット割り当て情報とを格納する記憶装置と、
    前記入出力インタフェース経由で、新規パス設定要求メッセージを受信するメッセージ通信部と、
    前記新規パス設定要求メッセージに含まれる新規パスの経路上のノードの識別情報と前記トポロジ情報とを参照して、前記新規パスにおける各ノードの出力ポートの識別情報を検索し、前記検索した各ノードの出力ポートの識別情報と、前記スロット割り当て情報とを参照し、各リンクのスロットのうち、既に出力ポートが割り当てられている第1のスロットおよび前記検索した出力ポートとは異なる出力ポートが割り当てられているスロットを中心とした前後所定スロット数の範囲にある第2のスロットには新規パスの割り当てを不可とする識別子を記した新規パスの割り当て可能性リストを作成するメッセージ処理部と、
    前記新規パスの割り当て可能性リストを参照して、前記新規パスの経路上にある各ノードのスイッチング制御のスケジュール情報を作成し、前記スケジュール情報およびクロックを参照して、前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を出力するタイミングを取得するスケジュール管理部と、
    前記スケジュール管理部で取得したタイミングで、前記新規パスの経路上にあるノードへスイッチング制御信号を前記入出力インタフェース経由で、出力するスイッチ設定部と、
    を備えることを特徴とする光TDMネットワーク管理装置。
  6. 前記所定スロット数は、前記ノードの1回のスイッチング時間を1スロットあたりの時間で割った数を上回る数のうち、最小の自然数であることを特徴とする請求項5に記載の光TDMネットワーク管理装置。
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