JP2008301225A - マルチレイヤネットワークにおける経路探索方法及び装置及びプログラム - Google Patents

マルチレイヤネットワークにおける経路探索方法及び装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチレイヤネットワークにおける通信路の計算を可能にする。
【解決手段】本発明は、マルチレイヤネットワークからネットワーク構成の情報及びノードの情報を収集し、ユーザ要求を受信し、ユーザ要求、ネットワークの構成情報及びネットワークの機器の情報を参照して、ネットワーク機器の種類、ノード内接続・ノード間接続に基づいて接続行列を作成し、これらの情報を参照して経路計算により得られた中継点候補について、所定の条件を用いて経路チェック及びコストチェックを行い、経路探索終了後に、経路探索により得られた中継点候補からなる経路リストを読み出して、所定のリミテーション条件に基づいてリミテーションチェックを行い、その結果をユーザに通知する。
【選択図】図1

Description

本発明は、マルチレイヤネットワークにおける経路探索方法及び装置及びプログラムに係り、特に、マルチレイヤネットワークの通信路を計算するためのマルチレイヤネットワークにおける経路探索方法及び装置及びプログラムに関する。
従来、NRM(資源管理システム)では、マルチレイヤネットワークにおいて、ネットワークと定期的にネットワーク状態の情報を交換して経路計算に必要な情報、もしくは、その情報の一部を収集し、利用者からの要求に応じて始点と終点を定めて通信路を計算すると考えられてきた。しかしながら、実際は、マルチレイヤネットワークにおいて通信路を計算できないという問題があった。そこで、例えば、図50に示すように、NRMの管理者がマルチレイヤネットワークをレイヤ毎に分割し、シングルレイヤネットワーク毎に管理者の目方で定めたシングルレイヤ用の始点−終点をNRMに指定し、NRMは、シングルレイヤネットワーク毎に中継経路を計算し、シングルレイヤネットワークの中継経路を足し合わせ、マルチレイヤネットワークにおける始点−終点間の通信路を計算していた(例えば、非特許文献1、非特許文献2参照)。
また、従来の帯域予約サービスでは、多種の通信装置及び複数のレイヤを備えるマルチレイヤネットワークにおいて、ユーザ要求に応じた動的な経路探索を実際に実行できないため、事前設計された経路候補群にユーザ要求を割り当てる静的な経路探索を、経済的に不向きであるが一般的に利用している。動的な探索を行う場合には、各レイヤ毎に始点と終点を指定する必要があり、また、レイヤ毎及び単位時間毎に接続行列を生成して経路を探索する手法が用いられている(例えば、特許文献1参照)。
竹房あつ子、他「グリッドにおける計算資源と光パスネットワーク資源のコアロケーション実験」SACSIS(Symposium on Advanced Computing systems and Infrastructures) 2006 竹房あつ子、他「ミドルウェア連携による計算・ネットワーク資源の日米間グリッドコアロケーション実験」第164回計算機アーキテクチャ・第109回ハイパフォーマンスコンピューティング合同研究発表会 特開2004−266443号公報
しかしながら、上記従来の技術では、以下のような問題がある。
第1の課題としては、NRMは、レイヤの境界となるノードの内部においてセクション/リンクをどのようにスイッチング/クロスコネクションできるのか判断していなかった。さらに、NRMはレイヤ毎に予約/設定される通信路の多重化関係の正常性も判断していなかった。そして、通過メディアタイプの正常性を確認していなかった。
第2の課題としては、VLAN(Virtual Local Area Network)もしくはMPLS(Multi-Protocol Label Switching)などの論理ヘッダによって経路制御するレイヤを含むマルチレイヤネットワークにおいて、NRMは指定された通信容量の他に、VLANタグ、もしくはShimヘッダなどのオーバーヘッダによる実効帯域の変化分を見積もっていなかった。
第3の課題としては、パケット群を複数の通信路にロードバランスして転送するマルチレイヤネットワークの場合、NRMは、複数の通信路にパケット群をロードバランスするための条件を考慮して通信路群を計算していなかった。
第4の課題としては、波長/光レイヤを含むマルチレイヤネットワークの場合、NRMは、波長レイヤにおいて経路上で利用可能な波長(及び、通過メディアタイプの正常性)を考慮して経路を計算していなかった。
第5の課題としては、トランスペアレント伝送装置を含むマルチレイヤネットワークの場合、経路上のトランスペアレント伝送区間の距離(及び、通過メディアタイプの正常性)を考慮して経路計算していなかった。
第6の課題としては、スケジュールドのマルチレイヤネットワークの場合、NRMは、ネットワーク資源の予約状況(スケジューリング状態)を考慮して通信路を計算していなかった。
第7の課題としては、これまでのネットワークは、基本的にレイヤ毎、さらにレイヤ内のベンダ毎にネットワーク管理が異なっていたため、複数に分離されたネットワークの管理を統合し、自動制御することが技術的に困難であった。
第8の課題としては、従来は、ユーザ要求に応じた静的な経路探索を行う場合には、要求以上の容量の経路候補を割り当てる傾向があるため不経済であり、また、障害発生や機器更改などの際に全経路候補を再計算するまで新たなユーザ要求を受け付けることができないという問題がある。また、ユーザ要求に応じた動的な経路探索を行う場合には、レイヤ間を複数リンクで接続するため、各レイヤの始点と終点を指定しないと経路探索ができない。また、PXCやMSPPがポート間切替に制限を有するため、探索経路と設定可能な経路に違いを生じる。さらに、レイヤ毎、及び単位時間毎に接続行列を生成して経路を探索するために経路探索処理に時間がかかるという問題がある。
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、上記の問題を解決し、複数に分離されたネットワークの管理を統合し、マルチレイヤネットワークにおいて通信路の計算が可能な経路探索方法及び装置及びプログラムを提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項1)は、マルチレイヤネットワークにおける経路探索方法であって、
経路探索装置において、
ユーザ端末から通信路(経路)の予約、経路の問い合わせを含むユーザ要求を受信し、データ管理記憶手段に格納するユーザ要求受信ステップ(ステップ1)と、
データ管理記憶手段に格納されているユーザ要求、ネットワークの構成情報及びネットワークの機器の情報を参照して、ネットワーク上のノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設置し、さらに、ノード内の接続及びノード間の接続を点に基づいて接続行列を作成し、該データ管理記憶手段に格納する接続行列生成ステップ(ステップ2)と、
ユーザ要求の始点を最初の中継点候補として算出経路記憶手段に格納するステップ(ステップ3)と、
算出経路記憶手段から未選択の中継点候補を選択する経路情報取得ステップ(ステップ4)と、
経路情報取得ステップにおいて、ユーザ要求の宛先以外の中継点候補が存在する場合には(ステップ6、Yes)、未選択の中継点を選択する中継点選択ステップ(ステップ7)と、
データ管理記憶手段の接続行列を参照して、選択された中継点の隣接点を探索する隣接点探索ステップ(ステップ8)と、
隣接点探索ステップで探索された隣接点以外の隣接点が無い場合は(ステップ9、No)、経路情報取得ステップ(ステップ4)以降の処理を繰り返すステップと、
隣接点探索ステップで探索された隣接点以外の隣接点がある場合は(ステップ9、Yes)、算出経路記憶手段に探索された隣接点を中継点候補として記録し(ステップ10)、該中継点候補について、所定の条件を用いて経路チェック及びコストチェックを行い(ステップ11)、該条件を満足する隣接点を中継点として算出経路記憶手段の中継点情報を更新し(ステップ13)、隣接点探索ステップ(ステップ8)以降の処理を繰り返すチェックステップと、
経路情報取得ステップ(ステップ4)において、ユーザ要求の宛先と同じ中継点候補だけが存在する場合には、(ステップ6、No)、算出経路記憶手段に格納されている中継点候補のリストを読み込んで、所定の条件によるリミテーションチェックを行い(ステップ14)、条件を満たす場合には(ステップ15、Yes)、該中継点候補を確定経路記憶手段に格納する(ステップ16)リミテーションチェックステップと、を行う。
また、本発明(請求項2)は、隣接点探索ステップ(ステップ8)において、選択された中継点候補について隣接点がないと判定された場合には、算出経路記憶手段の当該中継点の利用を停止する。
また、本発明(請求項3)は、チェックステップにおいて、中継点候補が所定の条件を満たさない場合には、該中継点候補の隣接点の利用を停止する。
また、本発明(請求項4)は、マルチレイヤネットワークから定期的または任意のタイミングでネットワーク構成の情報及びネットワーク機器の情報を収集し、データ管理記憶手段に格納するネットワーク情報収集ステップを更に行い、
ネットワーク情報収集ステップにおいて、
ネットワーク機器情報として、ノードの種類として、PXC、T−PXC、MSPP付き通信装置、Router、レイヤ2/レイヤ3スイッチの情報、もしくは、これらの一部の情報を収集し、データ管理記憶手段に格納し、
接続行列生成ステップ(ステップ2)において、
データ管理記憶手段を参照して、通過点となるノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設定し、ノードの種類に応じて、ノード内の接続及びノード間の接続関係を接続行列としてデータ管理記憶手段の接続行列領域に設定する。
また、本発明(請求項5)は、チェックステップ(ステップ11)において、
経路チェックとして、算出経路記憶手段に格納されている中継点候補に基づいて、T−PXC区間、PXC及びT−PXC区間、UNI区間、MSPP付き通信装置区間を算出し、
これらの区間について、経路条件として、
T−PXC区間に、Router、MSPP付き通信装置、PXCが入っていないこと;
PXC及びT−PXC区間にRouter、MSPP付き通信装置が入っていない、かつ、隣接装置がない、もしくは隣接装置がRouter、MSPP付き通信装置であることこと;
UNI区間のメディアタイプが同じであること;
MSPP付き通信装置区間にRouterが入っていない、かつ、隣接装置がない、もしくは隣接装置がRouterであること;
Router同士の接続であること;
RouterとMSPP付き通信装置の接続であること;を用いてチェックする。
また、本発明(請求項6)は、チェックステップ(ステップ11)において、
コストチェックとして、中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段及び算出経路記憶手段を参照して、始点から隣接点までの利用可能時間帯を求め、ユーザ要求の要求時間帯と比較する利用可能時間帯チェックステップ、
中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段及び算出経路記憶手段を参照して、通信開始時刻から通信終了時刻における始点から隣接点間の残余容量を求め、ユーザ要求の通信容量と比較する残余容量チェックステップ、
中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段及び算出経路記憶手段を参照して、通信開始時刻から通信終了時刻における始点から隣接点間の遅延時間を求め、ユーザ要求の遅延時間と比較する遅延時間チェックステップ、
中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段及び算出経路記憶手段を参照して、Ethernet(登録商標)VLANタグID,LSPのShimヘッダラベル、光パスの波長ラベル、及びSONET/SDHのTDMタイムスロット番号を含むラベルについて、始点から中継点間の利用可能ラベルと中継点と隣接点間の利用可能ラベルを比較して利用可能なラベルを決定する利用可能ラベルチェックステップ、
中継点候補に基づいて算出経路記憶手段を参照して、トランスペアレント区間を探索し、該トランスペアレント区間≦システム管理者の設定する許容トランスペアレント距離であるかを判定するトランスペアレント伝送路距離チェックステップ、
中継点候補に基づいて算出経路記憶手段を参照して、PXC・T−PXC区間のUNIインタフェースに相当する通過点を探索し、終端の両方のインタフェースが同じであるかを判定するUNIタイプチェックステップ、の少なくともいずれか1つを行う。
また、本発明(請求項7)は、リミテーションチェックステップ(ステップ14)において、
算出経路記憶手段に格納されている経路リストの中継点候補を読み込んで、序列条件に基づいてグループ分けし、通過Router数、残余容量に基づいて経路を選択する。
また、本発明(請求項8)は、データ管理記憶手段に格納されている予約リストから予約されている通信路の点のSwitching Capabilityを抽出し、予め抽出区間毎の通信路の設定/削除の時間とその方法が設定されている通信路制御記憶手段を参照して、該Switching Capabilityと同じSwitching Capabilityとなる通信路の区間を抽出し、該通信路制御記憶手段に設定されている通信路の設定また削除の時間が到来したら、該通信路の設定または削除を行うステップを更に行う。
また、本発明(請求項9)は、ユーザの信号をVLAN、もしくはLSPを含むヘッダ付信号に変換してネットワークに収容する場合、
ユーザ要求受信ステップにおいて、
ユーザ要求の通信容量にヘッダ分の通信容量を加えた通信容量を算出し、算出された通信容量をデータ管理記憶手段に格納する。
図2は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項9)は、マルチレイヤネットワークにおける経路探索装置であって、
ユーザ端末から通信路(経路)の予約、経路の問い合わせを含むユーザ要求を受信し、データ管理記憶手段170に格納するユーザ要求受信手段111と、
データ管理記憶手段170に格納されているユーザ要求、ネットワークの構成情報及びネットワークの機器の情報を参照して、ネットワーク上のノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設置し、さらに、ノード内の接続及びノード間の接続を点に基づいて接続行列を作成し、該データ管理記憶手段170に格納する接続行列生成手段130と、
ユーザ要求の始点を最初の中継点候補として算出経路記憶手段180に格納するステップと、該算出経路記憶手段180から未選択の中継点候補を選択する経路情報取得ステップと、経路情報取得ステップにおいて、ユーザ要求の宛先以外の中継点候補が存在する場合には、未選択の中継点を選択する中継点選択ステップと、該データ管理記憶手段170の接続行列を参照して、選択された中継点の隣接点を探索する隣接点探索ステップと、該隣接点探索ステップで探索された隣接点以外の隣接点が無い場合は、経路情報取得ステップ以降の処理を繰り返すステップと、該隣接点探索ステップで探索された隣接点以外の隣接点がある場合は、算出経路記憶手段180に探索された隣接点を中継点候補として記録するステップと、からなる一連の処理を行うアルゴリズムを有し、経路探索を行う経路探索手段120と、
経路探索手段120で探索された中継点候補について、所定の条件を用いて経路チェック及びコストチェックを行い、該条件を満足する隣接点を中継点として算出経路記憶手段180の中継点情報を更新するチェック手段145と、
経路探索手段120の経路情報取得ステップにおいて、ユーザ要求の宛先と同じ中継点候補だけが存在する場合には、算出経路記憶手段180に格納されている中継点候補のリストを読み込んで、所定の条件によるリミテーションチェックを行い、条件を満たす場合には、該中継点候補を確定経路記憶手段に格納するリミテーションチェック手段160と、を有する。
また、本発明(請求項10)は、マルチレイヤネットワークから収集されたネットワーク構成の情報及びネットワーク機器の情報を収集し、データ管理記憶手段170に格納するネットワーク情報収集手段112を更に有し、
ネットワーク情報収集手段112は、
ネットワーク機器情報として、ノードの種類として、PXC、T−PXC、MSPP付き通信装置、Router、レイヤ2/レイヤ3スイッチの情報、もしくは、これらの一部の情報を収集し、データ管理記憶手段170に格納する手段を含み、
接続行列生成手段130は、
データ管理記憶手段170を参照して、通過点となるノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設定し、ノードの種類に応じて、ノード内の接続及びノード間の接続関係を接続行列としてデータ管理記憶手段170の接続行列領域に設定する手段を含む。
また、本発明(請求項11)は、チェック手段145において、
経路チェックとして、
経路探索手段120で得られ、算出経路記憶手段180に格納されている中継点候補に基づいて、T−PXC区間、PXC及びT−PXC区間、UNI(User Network Interface)区間、または、MSPP付き通信装置区間を算出する手段と、
これらの区間について、経路条件として、
T−PXC区間に、Router、MSPP付き通信装置、PXCが入っていないこと;
PXC及びT−PXC区間にRouter、MSPP付き通信装置が入っていない、かつ、隣接装置がない、もしくは隣接装置がRouter、MSPP付き通信装置であることこと;
UNI区間のメディアタイプが同じであること;
MSPP付き通信装置区間にRouterが入っていない、かつ、隣接装置がない、もしくは隣接装置がRouterであること;
Router同士の接続であること;
RouterとMSPP付き通信装置の接続であること;
を用いてチェックする手段と、を含む。
また、本発明(請求項12)は、チェック手段145において、
コストチェックとして、
中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段170及び算出経路記憶手段180を参照して、始点から隣接点までの利用可能時間帯を求め、ユーザ要求の要求時間帯と比較する利用可能時間帯チェック手段、
中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段170及び算出経路記憶手段180を参照して、通信開始時刻から通信終了時刻における始点から隣接点間の残余容量を求め、ユーザ要求の通信容量と比較する残余容量チェック手段、
中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段170及び算出経路記憶手段180を参照して、通信開始時刻から通信終了時刻における始点から隣接点間の遅延時間を求め、ユーザ要求の遅延時間と比較する遅延時間チェック手段、
中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段170及び算出経路記憶手段180を参照して、Ethernet(登録商標)VLANタグID,LSPのShimヘッダラベル、光パスの波長ラベル、及びSONET/SDHのTDMタイムスロット番号を含むラベルについて、始点から中継点間の利用可能ラベルと中継点と隣接点間の利用可能ラベルを比較して利用可能なラベルを決定する利用可能ラベルチェック手段、
中継点候補に基づいて算出経路記憶手段180を参照して、トランスペアレント区間を探索し、該トランスペアレント区間≦システム管理者が設定する許容トランスペアレント距離であるかを判定するトランスペアレント伝送距離チェック手段、
中継点候補に基づいて算出経路記憶手段180を参照して、PXC・T−PXC区間のUNIインタフェースに相当する通過点を探索し、終端の両方のインタフェースが同じであるかを判定するUNIタイプチェック手段、の少なくともいずれか1つを含む。
また、本発明(請求項13)は、リミテーションチェック手段160において、
経路探索手段120が終了した後に、算出経路記憶手段180に格納されている経路リストの中継点候補を読み込んで、序列条件に基づいてグループ分けし、通過Router数、残余容量に基づいて経路を選択する手段を含む。
また、本発明(請求項14)は、予め抽出区間毎の通信路の設定/削除の時間とその方法が設定されている通信路制御記憶手段と、
データ管理記憶手段に格納されている予約リストから予約されている通信路の点のSwitching Capabilityを抽出し、通信路制御記憶手段を参照して、該Switching Capabilityと同じSwitching Capabilityとなる通信路の区間を抽出し、該通信路制御記憶手段に設定されている通信路の設定また削除の時間が到来したら、該通信路の設定または削除を行う通信路制御手段と、を更に有する。
本発明(請求項15)は、コンピュータに、請求項9乃至14記載の経路探索装置の機能を実行させるプログラムである。
上記のように本発明によれば、VC−4−16c、GbE,OC192,WDM(Wavelength Division Multiplexing)ファイバ等の伝送メディアを構成するVC4,ポート、波長などの最小物理単位に基づいて接続行列を作成し、さらに、ノードの種類に応じてノード内の接続関係についても接続行列に反映させることにより、経路計算時にレイヤの境界となるノードの内部においてスイッチング、クロスコネクションが可能か否かを正確に判断できる。このように、本発明の接続行列の生成は、全レイヤ、全単位時間、通信ノード間の接続関係及びノード内部のインタフェース間の接続関係を共通の接続行列で表現し、シングルレイヤ経路探索とを組み合わせたことにより、動的な経路探索を実現することができる。
また、経路チェックを行うことにより、経路のレイヤ構造、スイッチング能力(Switching Capability)、経路上の中継点の通過可否を管理することができる。
また、コストチェックを行うことにより、利用可能な経路を選別することができる。
さらに、経路探索結果に対してリミテーションチェックを行うことにより、最終的に利用可能な経路を選択することができる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
まず、経路探索の対象となるネットワーク上に存在するネットワーク機器について説明する。
本発明が扱うネットワーク機器には、PXC(Photonic Cross Connect)、T−PXC(Transparent-Photonic Cross Connect)、MSPP(Multi Service Provisioning Platform)付き通信装置、ルータ(Router)がある。
PXCは、入力されたデータ信号の波長情報に基づいてデータ信号の出力経路を選択して転送するスイッチであり、各ポートに信号の再生中継処理を行うためのインタフェースを有する。
T−PXCは、入力されたデータ信号の波長情報に基づいてデータ信号の出力経路を選択して転送するスイッチであり、各ポートに信号の再生中継処理を行うためのインタフェースは具備しない。
MSPP付き通信装置は、入力されたデータ信号のヘッダ情報(IPアドレスやMACアドレス)、もしくはタイムスロット(VC3/VC4)に基づいてデータ信号の出力経路を選択して転送するスイッチであり、各ポートに信号の再生中継処理を行うためのインタフェースを具備する。ヘッダ情報に基づいて転送処理を実施するのか、タイムスロットに基づいて転送処理を実施するのか、という判断は、システム管理者の事前設定に基づいて設定される。
Routerは、入力されたデータ信号のヘッダ情報(IPアドレスやMACアドレス)に基づいて、データ信号の出力経路を選択して転送するスイッチであり、各ポートに信号の再生中継処理を行うためのインタフェースを有する。
上記の各ネットワーク機器とも、SNMP(Simple Network Management Protocol),OSPF(Open Shortest Path First)、もしくは両方のプロトコルをサポートし、NRMからの問い合わせに対して当該ノードの具備するインタフェースなどの情報及び設定情報を応答する。
図3は、本発明の一実施の形態における経路探索装置の構成を示す。
同図に示す経路探索装置(NRM)100は、コア部110、経路探索部120、通信路制御部125、接続行列作成部130、経路チェック部140、コストチェック部150、リミテーションチェック部160、データ管理データベース(DB)170、通信路制御データベース(DB)175、算出経路管理データベース(DB)180、確定経路管理データベース(DB)190から構成される。なお、同図では、これらのDBがNRM100内に設ける例を示しているが、この例に限定されることなく、NRM100の外部に設けてもよい。
コア部110は、ユーザ端末200やシステム管理者の端末(図示せず)からの入力を受け付けると共に、ネットワークからネットワーク構成情報及びネットワーク上のネットワーク機器(資源)の情報を収集し、データ管理DB170に格納する。ネットワークの構成及びネットワーク機器に関する情報を収集する場合には、Telnet、TL1(Transaction Language 1)、OSPF(Open Shortest Path First)、SNMP(Simple Network Management Protocol)、BGP(Border Gateway Protocol)、PCEP(Path Computation Element Protocol)等のいずれかを用いて、定期的または、任意のタイミング(例えば、ユーザからの要求を受信した時点)で収集する、または、手動で設定することも可能である。また、予約された通信を含む通信路を管理する機能及びネットワーク機器の制御を行う。
経路探索部120は、データ管理DB170及びユーザから入力された情報に基づいて経路計算を行い、算出途中の情報を算出経路DB180に、算出された最終的な経路を確定経路DB190に格納する。
通信路制御部125は、データ管理DB170と通信路制御DB175を参照して、ある区間の通信路について設定・削除を行う。
接続行列作成部130は、データ管理DB170を参照して、ノード間の伝送メディア(VC4−16C、GbE,OC192,WDMファイバ等)の最小物理単位(VC4,VC3,VC3−Xc(X=1,3,6…)、VC4−Xc(X=1,4,16…)、VC3−Xv(X=1,3,6…)、VC4−Xv(X=1,4,16…)、ポート、波長等)毎に点を設置し、さらに、ノード内の接続及びノード間の接続を点に基づいて接続行列を作成し、データ管理DB170の接続行列領域に格納する。詳細については後述する。
経路チェック部140は、経路のレイヤ構造、スイッチング能力(Switching Capability)、経路上の中継点の通過可否を管理するために、経路チェックアルゴリズムを用いて経路探索部120で作成され、算出経路DB180に格納されている中継点候補が所定の経路条件を満足するかを判定する。
コストチェック部150は、利用可能な経路を選別するためのコストチェックアルゴリズムを用いて、算出経路DB180に格納されている中継点候補が所定のコスト条件を満足するかを判定し、満足する中継点候補を算出経路DB180に格納する。
リミテーションチェック部160は、算出経路DB180から中継点候補からなる経路リストを読み出して、最終的に利用可能な経路を選択するために、リミテーションチェックアルゴリズムを用いて所定のリミテーション条件を満足するかを判定する。
データ管理DB170は、図4に示すように、ネットワーク構成リスト、最小物理単位(ポート、VC3、波長)の間の予約情報テーブル、利用可能資源リスト、及び接続行列作成部130で作成された接続行列、及び受信したユーザ要求を格納する。
図5は、コア部110よりSNMP,OSPF等により収集され、データ管理DB170に格納されるネットワーク構成のリストの例である。同図に示すテーブルは、点の識別情報、点のID、PID(IPアドレス、Ifindex、TDMスロット番号)、インタフェースのメディアタイプ、インタフェースの利用可能なSwitching Capability、インタフェースの物理容量(必要に応じてシステム管理者によって調整される場合もある)、利用可能ラベル(必要に応じてシステム管理者によって調整される場合もある)、ノードID,ノード種別等からなる。
また、図6は、データ管理DB170に格納される最小物理単位の間の予約情報テーブルの例である。予約情報テーブルには、予約番号、受信時刻、開始時刻、終了時刻、クロスコネクションによって制限される点のID(始点、終点、通過点)、クロスコネクションの種類(Switching Capability)、予約容量を含む。
また、図7は、ユーザにより本予約された場合の予約情報テーブルの例であり、図6の予約情報テーブルに本予約された通信路群が追加されて格納されている。
図8は、データ管理DB170に格納される利用可能資源リストの例であり、当該利用可能資源リストは、図6または図7の予約情報テーブルから生成される。利用可能資源リストは、点の識別情報、点のID,PID、メディア、利用可能なSwitching Capability、物理容量、利用可能ラベル、ノードID、ノード種別、時間の区切り情報(時刻+利用可能容量+時刻)を含む。なお、利用可能容量(Switching Capability)は、
時刻#x-時刻#yの間の利用可能容量=物理容量−予約情報テーブル上の時刻#x-時刻#yに係る既予約群の予約容量
により求められる。
図9は、データ管理DB170に格納される接続行列のイメージであり、最小物理単位を点(1,2,3,…)としてノード間接続・ノード内接続の可否を"0"(接続不可)、"1"(接続可)で表した表であり、各最小物理単位の1つのマス毎に図10に示す情報が格納される。
データ管理DB170に格納される接続行列については後述する。
算出経路DB180は、経路探索部120で算出された始点から中継点までの計算結果であり、複数の中継点候補を格納する。算出経路DB180には、経路探索部120で算出された結果として、
1)通過点群のID;
2)通過セクション群のセクションID;
3)通過ノード群のノードID;
4)通過ノード群の種別(Router、MSPP付き通信装置、PXC、Transparent-PXC等);
5)通過点群のSwitching Capability;
6)利用可能な時間帯;
7)利用可能な容量;
8)遅延時間;
9)利用可能なCoS;
10)利用可能なラベル;
11)トランスペアレント伝送距離;
12)利用停止フラグ;
を格納する。探索を始点から開始し、中継経路が複数となる場合、上記のデータ構造が複数(経路数分)格納される。上記の12)利用停止フラグは、経路探索部130より当該通過点(中継点)が利用停止となった場合に"1"が設定される。
通信制御DB175は、経路探索部130で求められた通信路を設定・削除するための情報を格納する。図11に通信路制御DB175の構成を示す。通信制御DB175は、抽出区間、Switching Capabilityの種別、開始時刻、終了時刻を格納する。
確定経路DB190は、リミテーションチェック部160でチェックされた結果が格納される。リミテーションチェック部160では、経路チェック部140及びコストチェック部150でチェックされた結果、所定の条件を満足する経路が格納された算出経路DB180を参照することになる。データ構成は、前述の算出経路DB180の構成にチェック結果を加えたものである。
次に、経路探索装置の動作の概要を説明する。
図12は、本発明の一実施の形態における概要動作のフローチャートである。
なお、以下の処理の前提として、コア部110において、ネットワーク情報及びネットワーク機器(資源)情報を収集してデータ管理DB170に格納しておくものとする。
ステップ101) コア部110がユーザ端末200からのユーザ要求を受信する。
ステップ102) コア部110において、ユーザ要求の処理内容を選択する。ユーザ要求が既に予約されている通信路の問い合わせである場合はステップ105に移行し、通信路の予約や問い合わせである場合は、ステップ103に移行する。なお、ここでは、処理内容を判定する際には、ユーザ要求に含まれる要求区分で判定するものとする。
ステップ103) 経路探索部120、接続行列作成部130、経路チェック部140、コストチェック部150、リミテーションチェック部160、データ管理DB170、算出経路DB180が連携して経路を探索し、最終的に求められた経路を確定経路DB190に格納する。詳細については後述する。
ステップ104) コア部110が、最終的に確定経路DB190に格納された経路探索の結果を取得し、ステップ106に移行する。
ステップ105) ステップ102において既に予約されている通信路の問い合わせの場合には、コア部110においてデータ管理DB170の予約情報テーブルを参照して、予約されている通信路に関する情報を取得する。
ステップ106) コア部110は、ユーザ要求に対して取得した経路探索の結果をユーザ端末200に送信する。
次に、上記のステップ103における経路探索の処理を説明する。
図13は、本発明の一実施の形態のマルチレイヤネットワークにおける経路探索処理のフローチャートである。
ステップ201) コア部110において、ユーザ端末200からユーザ要求として、ソース(SP:Source)、宛先(DP:Destination)、通信開始時刻(ST :Start Time)、通信終了時刻(ET: End Time)、通信容量(Ca: Capacity)、遅延時間(DT: Delay)、クラス(Cos:Class)を取得してデータ管理DB170に格納する。
さらに、ユーザの信号をVLAN、もしくはLSPなどのヘッダ付信号に変換して収容する場合、コア部110は、通信容量(Ca:Capacity)にヘッダ分の通信容量を追加した通信容量(Ca+ヘッダ分)も格納する。ユーザの信号をVLAN,もしくは、LSPなどのヘッダ付信号に変換して収容する場合、この通信容量(Ca+ヘッダ分)に基づいて経路が探索される。
Caの場合と、Ca+ヘッダ分の場合との間で通信容量の違いはあるが、経路探索の方法は同じである。
以下に、ヘッダ分の算出方法の一例を示す。
本例は、ユーザが1514バイトのEthernet(登録商標)信号群で100Mbps(Ca)を要求する場合、かつ1GbpsのEthernet(登録商標)リンク上のVLANタグID=1のVLANトンネルに収容する場合の算出例である。VLANタグのヘッダはEthernet(登録商標)パケットあたり4バイト分である。また、1秒間あたりのEthernet(登録商標)信号数は、{100Mbps÷(1514×8)}の値の切り上げ値=8257である。故に、ヘッダによる増加分は、
8257×4×8≒104kbps
最終的にネットワークに収容される通信容量(小数点以下を切り上げた場合)は、
100Mbps+104kbps≒101Mbps
となる。
ステップ202) 接続行列作成部130において、データ管理DB170を参照して接続行列を作成する。詳細については後述する。
ステップ203) 経路探索部120において、始点(SP)と宛先(DP)が一致したら探索処理を終了する。一致しない場合はステップ204に移行する。
ステップ204) 経路探索部120では、経路計算が開始されたかを判定し、開始された場合は、ステップ209に移行し、開始されていない場合はステップ205に移行する。
ステップ205) 経路探索部120は、算出経路DB180の中継点候補を探索する。
ステップ206) 取得した中継点候補に未選択の中継点があるかを判定し、ない場合には経路が探索できなかったため「経路なし」をコア部110を介してユーザ端末200に通知する。中継点がある場合は、ステップ207に移行する。
ステップ207) 経路探索部120は、算出経路DB180を参照し、宛先以外の利用可能な中継点が算出経路DB180に存在するかを判定し、該当する中継点のみが存在する場合に、ステップ210に移行する。
ステップ208) 経路探索部120は、未選択かつ利用可能で、更に宛先以外の中継点を選択し、ステップ211に移行する。
ステップ209) ステップ204において計算が開始されている場合は、始点を算出経路DB180に中継点として設定し、ステップ211に移行する。
ステップ210) 経路探索部120は、算出経路DB180上に宛先と一致する中継点(群)のみが記憶されている時点で、確定経路DB190上に経路リストを完成させ、ステップ219に移行する。
ステップ211) データ管理DB170の接続行列を参照して、隣接点を探索する。
ステップ212) 隣接点がある場合には、ステップ214に移行し、ない場合はステップ213に移行する。
ステップ213) 隣接点がない場合には、算出経路DB180の中継点候補の中継点の利用を停止し、ステップ205に戻る。ここで、中継点の利用の停止とは、算出経路DB180の当該中継点について利用できない旨のフラグを付与する(利用停止フラグ=1)、または、算出経路DB180から当該中継点候補を削除することを指す。
ステップ214) 経路探索部120は、算出経路DB180にステップ211で得られた隣接点を中継点候補として記録する。
ステップ215) 経路チェック部140は、算出経路DB180からステップ214で記録されている始点から中継点候補までの経路を読み込んで、経路チェック用のアルゴリズムを用いて経路条件を満足するかを判定し、満足する場合は、ステップ216に移行し、満足しない場合は、ステップ217に移行する。
ステップ216) コストチェック部150は、経路チェック部140のチェックに引き続き、始点から中継点候補までの経路について、コストチェック用のアルゴリズムを用いてコスト条件を満足するかを判定し、満足する場合はステップ218に移行し、満足しない場合はステップ217に移行する。
ステップ217) 経路探索部120は、算出経路DB180の当該隣接点の利用を停止し、ステップ211に移行する。ここで、隣接点の利用の停止とは、算出経路DB180の利用停止フラグを「1」とする(利用停止しない場合は「0」)ことを意味する。また、この例に限定されることなく、算出経路DB180に利用停止フラグを設定しない場合は、当該DB180から当該隣接点(中継点候補)を削除するようにしてもよい。
ステップ218) ステップ215及びステップ216において条件を満足している場合は、経路探索部120は、当該隣接点を中継点情報として算出経路DB180を更新し、ステップ211に移行する。
ステップ219) リミテーションチェック部160において、算出経路DB180の経路リストを読み込んで、リミテーションチェックアルゴリズムを用いてリミテーション条件を満足するかを判定し、満足する場合は、当該経路を確定経路DB190に書き込み、探索を完了し、探索された経路をユーザ端末200に通知し、満足しない場合は「経路なし」をユーザ端末200に通知する。
<接続行列作成>
次に、上記のステップ202の接続行列作成部130における接続行列の作成について説明する。本発明では、ノード間の接続のみを考慮して計算に必要なネットワークの接続行列を生成するのではなく、ネットワーク上のノード内のインタフェースについても接続可否を判定し、ノード内接続行列についてもネットワークの接続行列に組み込む。
図14は、本発明の一実施の形態における接続行列作成の流れを示す図である。
第1ステップ) コア部110で前述のTelnet、TL1、OSPF、SNMP、BGP、PCEP等のプロトコル、または、手動によりネットワークから収集されたネットワーク情報を図5に示すようなフォーマットにしてデータ管理DB170に格納する。
第2ステップ) 接続行列作成部130が、図5に示すような最小物理単位間の予約情報テーブルを参照する。このとき、ノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設置していく。例えば、ノード1のI/F(1)、ノード2のI/F(2)、ノード2の2つのI/F(3)(4)、ノード3の5つのI/F(6)(7)(8)(9)(10)のように、インタフェースを点として設定する。
第3ステップ) 接続行列作成部130が、図5に示すネットワーク構成リストと図6または図7に示す予約情報テーブルから図8に示すような利用可能資源リストを生成してデータ管理DB170に格納し、ノード内の接続及び、ノード間の接続を点に基づいて接続行列を作成する。当該利用可能資源リストに基づいて、図9の右側に示すような接続行列を生成し、データ管理DB170に格納する。このときノードの種類(Router,MSPP付き通信装置、PXC)に応じて内部の点間接続が異なる。例えば、図14に示すノード3においては、(5)のI/Fと(8)(9)の点、(6)のI/Fと(7)(8)の点、(7)のI/Fと(6)(9)の点、(8)のI/Fと(5)(6)の点、(9)のI/Fと(5)(7)の点が接続されているので、この関係を接続行列としてデータ管理DB170の接続行列領域に設定していく。図9に示す接続行列の"1"は物理的な接続ありを示し、"0"は物理的な接続なしを示している。各接続行列のマス目毎に図10に示す情報を保持する。
第4ステップとして、図10に示す接続行列の各マス目の遅延時間と伝送距離は、システム管理者から設定される。図10の項番11の遅延時間は、市中で利用されているプロトコルでは遅延時間を求められないだけで、例えば、NRMがノードにログインし、Pingコマンドを用いて隣接ノードとの間の遅延時間を求めることが可能な場合はシステム管理者が設定しなくともよい。図10の項番12の伝送距離は、遅延時間の情報を交換する市中のプロトコルが存在しないため、例えば、NRMが上記の方法を用いて、隣接ノード間の遅延を求める。このとき、隣接ノード間の伝搬距離は、
Pingの測定時間/2(=遅延時間)[msec]×1/5[km/μsec]
により求められる。
上記の処理を繰り返し行うことで、図14に示すように初期段階では、ノード間の接続に関する接続行列が生成され、完成後は、ノード内の接続に関する接続行列が生成され、データ管理DB170に格納される。図14に示すインタフェース間の線毎に物理容量や予約状況などに応じて特性が異なる。
なお、作成された接続行列は、ユーザ端末200から要求された始点に応じて、始点が#1となるように作り直す。
次に、ノード種別毎の接続行列生成パターンについて説明する。
図15は、本発明の一実施の形態における接続行列のための通過点・セクション情報を説明するための図である。
通過点とセクションを図15に示す位置・意味に規定した場合、データ管理DB170上に設定される通過点とセクションが持つべき情報を以下のように定義する。
通過点情報は、Ether(登録商標)link、VC3/VC4,VC3/VC4−xc毎に以下のように定義される。
1.通過点の識別番号(経路計算上)
2.PID(Ethernet(登録商標),VC4,VC3,VC4−16c,VC4−64v,VC3−192c等)
3.メディアタイプ
4.セクション(10GbE、GbE,OC192アンドのリンク)のID
5.利用可能なSwitching Capability
6.物理容量
7.利用可能ラベル(波長、VLAN−tag、ID,Shim labelなど(VC−4/VC−3を含まない)
8.予約情報
8−1.予約開始時刻−予約終了時刻(NMSでは時間情報を削除)
8−1−1.残余容量、もしくは予約された通信容量
8−1−2.クロスコネクションが制限される隣接の通過点ID
8−1−3.CoS(利用クラス)
8−1−4.ラベル(波長、VLAN-tagID、Shim label)
9.通過点の存在する装置のノードID
10.通過点のID(IPアドレス、IfIndex、TDM(Time Division Multiplexing)スロット番号など)
また、始点通過点−終点通過点のセクション情報として、
・遅延量
・伝送距離
が定義される。
また、ノードIDは、
・ノード種別(Router/MSPP付き通信装置/PXC/T−PXC)
が定義される。
次に、ノード種別毎の接続行列について説明する。
図16は、本発明の一実施の形態におけるMSPP付き通信装置内部の接続行列の例(その1)である。同図において、「○」は図9の接続行列のマス目の"1"を示し、「×」は図9のマス目"0"と同じ意味を表し、接続不可能を示している。図16では、同図(A)において、MSPP付き通信装置の#1のポートが10GbE,#2のポートがGbE,#3のポートがVC−4/Vc−3、#4のポートがGbE、#5のポートがVC−4/VC,#6のポートが10GbEである場合、同図(B)に示すように自由にクロスコネクションが可能であることを示している。従って、当該MSPP付き通信装置では、同図(B)のように、全て探索可能となる。但し、GbEが他のGbEとの間でクロスコネクション可能な数が制限される場合は、その制限を接続行列に反映させる必要がある。
図17は、本発明の一実施の形態におけるMSPP付き通信装置内部の接続行列の例(その2)である。同図(A)のようにVC−3/VC−4と他のVC−3/VC4がクロスコネクションされている場合、セクション間は同図(B)のような接続関係となる。例えば、#1のポートのVC−4/VC3と#5のポートのVC−4/VC−3とは接続できない。
図18は、本発明の一実施の形態におけるMSPP付き通信装置内部の接続行列の例(その3)である。同図(A)のように#1のポートの(10−)GbEと#4のポートのVC−3/VC−4がクロスコネクションされている場合、セクション間は、同図(B)のような接続関係となる。
次に、接続行列作成部130におけるRouter内部の接続行列作成について説明する。
図19は、本発明の一実施の形態におけるRouter内部の接続行列の例(その1)である。
Routerは、OC192,10GbE,GbEなどの間を自由にスイッチング可能であるので、接続行列作成部130は、図20(B)のような接続行列を作成する。但し、図20(A)に示すように、Linkと他のLinkがルーティング/スイッチング接続されている場合、セクション間は、図20(B)の接続行列で示される接続関係となる。なお、Port-VLAN、Tag-VLANでスイッチングを実施されている場合においても図15(B)のセッションの接続関係は維持される。
次に、接続行列作成部130におけるPXC内部の接続行列について説明する。
図21は、本発明の一実施の形態におけるPXC内部の接続行列の例(その1)である。
接続行列作成部130は、PXCについて、図21(A)に示すような10GbE,GbE,OC768,OCh−3,Och−2などのNNI(Network Network Interface)の間で同図(B)に示すような接続行列を作成する。但し、ROADM(Reconfigurable Optical Add/Drop Multiplexer)の場合のように、UNI(User Network Interface)とNNIの接続関係が制限されている場合には、その制限を接続行列に反映させ、制限があるマトリックスに「×」を設定する。さらに、異なるメディアタイプ(リンク種別:波長)の違いでクロスコネクション可能な接続関係が制限される場合も、その制限を接続行列に反映させる。
図22は、本発明の一実施の形態におけるPXC内部の接続行列の例(その2)である。
また、PXCについて、図22(A)に示すような10GbE,GbE,OC768,OC192,OCh−3、Och−2などのUNI−NNI間では、同図(B)に示すような接続行列を作成する。
図23は、本発明の一実施の形態におけるPXC内部の接続行列の例(その3)である。
PXCについて、図23(A)のように、OC192と他のOC192がクロスコネクションされている場合、セクション間は、同図(B)のような接続行列となる。なお、同図(C)に示すように、Router/MSPP付き通信装置とPXCとの間におけるUNIの定義は、(T−)PXCとPXC以外の通信装置との接続用のインタフェースとなり、PXCとPXCとの間におけるNNIの定義は、(T−)PXCと(T−)PXCとの接続用のインタフェースとなる。
次に、接続行列作成部130におけるTransparent−PXC(T−PXC)内部の接続行列作成について説明する。
図24は、本発明の一実施の形態におけるTransparent-PXC内部の接続行列の例である。
接続行列作成部130は、T−PXCについて、図24(A)に示すように10GbE,GbE,OC768,OC192,Och−3,OCh−2などのUNI−NNI間で同図(B)に示すような接続行列を作成する。T−PXCは、PXCと比べてNNI側の物理インタフェースのメディアタップの情報がない。
<経路探索>
次に、経路探索部120における算出経路DB180上のデータの操作の流れを説明する。
図25、図26は、本発明の一実施の形態における算出経路DB上のデータの操作の流れを示す図である。
第1ステップ:最初に始点(ソース)を算出経路DB180に設定し(図13、ステップ209)、経路探索の途中で図25(A)に示す経路探索データを算出経路DB180に格納する(図13:ステップ205)
第2ステップ:データ管理DB170の接続行列を参照し、「通過点1」を中心に隣接している点を全て探索し(図13:ステップ211)、図25(B)に示す経路探索データを算出経路DB180に格納する(図13:ステップ214)。このとき、探索済みとなった同図(A)の2つの「通過点1」については、図25(B)に示すように利用停止とし、利用停止フラグを「1」とする。
第3ステップ:次に、データ管理DB170の接続行列を参照し、「通過点2」及び「通過点3」を中心にして隣接している点を全て探索し(図13:ステップ211)、図25(C)に示す経路探索データを算出経路DB180に格納する(図13:ステップ214)。このとき、図25(B)において利用停止となった「通過点1」に加え、2つの「通過点2」1つの「通過点3」についても図25(C)に示すように探索済みのため利用停止とし、利用停止フラグを「1」とする。
第4ステップ:次に、始点〜終点だけが残るまで経路探索を繰り返し(図13:ステップ211〜214)、図26(D)に示す経路探索データを経路リストとし、算出経路DB180に格納する(図13:ステップ210)。
上記の経路探索における算出経路DB180のデータの流れを説明する。
図27は、本発明の一実施の形態における経路探索処理におけるデータの流れを示す図である。以下では、説明の簡単化のため算出経路DB180における前述の項目番号1)〜4)を用いて説明する。
段階#1では、データ構造として、1)「通過点群のID」(始点)が算出経路DB180に設定され(データ構造#1)、このとき、始点aが設定されるのみで経路はまだ設定されない。
段階#2では、データ構造として、1)「通過点群のID」と2)「通過セクション群のセクションID」が設定され、このとき、経路情報として始点aから通過点b間の経路αが設定される(データ構造#2)。また、1)「通過点群ID」と3)「通過ノード群のノードID」が設定され、経路情報として始点a−通過点cの経路βが設定される(データ構造#3)。
段階#3では、データ構造#2から、データ構造として、1)「通過点群のID」と3)「通過ノード群のノードID」が設定され、このとき、経路情報として始点をa−通過点b−dとする経路α−γが設定される(データ構造#4)。
段階#4では、段階#3のデータ構造#3から、データ構造として、1)「通過点群のID」、2)「通過セクション群のセクションID」、4)通過ノード群の種別が設定され、経路情報として始点a−通過点cの経路βと始点c−通過点dの経路δが設定される。
図27の算出経路DB180におけるデータ構造のうち、例えば、データ構造#1からデータ構造#2に更新された場合には、データ構造#1は、探索済みのため利用停止とし、利用停止フラグを「1」とする。同図の例において、段階#1でデータ構造#1が生成され、段階#2でデータ構造#1からデータ構造#2が設定され、段階#3でデータ構造#2からデータ構造#4が生成される。この場合は、データ構造#1、データ構造#2が最終的に探索済みのため利用停止とし、利用停止フラグを「1」とする。
なお、上記では、探索済みとなった経路について探索済みのために利用停止とするフラグを「1」としたが、算出経路DB180の経路候補から削除するようにしてもよい。
<経路チェック>
次に、図13のステップ215の経路チェック部140における経路チェック動作について説明する。経路チェックは、データ管理DB170のノードの種類毎の接続行列を参照して、
(1)T−PXC区間の経路の確認、利用可能ラベル、伝送距離の確認;
(2)T−PXC及びPXC区間の経路確認、光パス経路の確認;
(3)MSPP付き通信装置区間の経路確認、VC−3/VC−4パスの確認;
(4)Router区間、Router−MSPP付き通信装置区間の経路確認、L2リンクの確認;
を行う。
図28は、本発明の一実施の形態における経路状態チェックの動作のフローチャートである。
ステップ301) 経路チェック部140は、算出経路DB180を参照して始点〜隣接点間のT−PXC区間を算出する。現在選択されている隣接点及び選択されている始点から中継点までの通過ノード群の種別を参照し、経路上のT−PXCを探索し、探索されたT−PXC連続区間(群)を算出経路DB180上にリスト化する。
上記の(1)のT−PXC区間を確認する場合は、図29(A),(B),(C)に示すようにT−PXC区間にRouter、MSPP付き通信装置、PXCなどが入っていないことをチェックする。図29(A)ではPXCとPXCのトランスペアレント区間にはRouter、MSPP付き通信装置、PXCが入っていないのでチェック結果は「OK」となる。図29(B)のT−PXCとT−PXCのトランスペアレント区間にもRouter、MSPP付き通信装置、PXCは入っていないのでチェック結果は「OK」となる。図29(C)のPXCとT−PXCのトランスペアレント区間にもRouter、MSPP付き通信装置、PXCは入っていないのでチェック結果は「OK」となる。
なお、算出結果は、算出経路DB180の4)「通過ノード群の種別」、5)「通過点群のSwitching Capability」に反映される。また、データ管理DB170の要求された通信容量に対しても反映される。さらに、後述するコストチェック時のトランスペアレント伝送距離のコストチェックにも利用される。
ステップ302) 経路チェック部140は、算出経路DB180を参照して始点〜隣接点間のPXC区間を算出し、経路チェックを行う。PXC区間の算出は、現在算出されている隣接点及び選択されている始点から中継点までの通過ノード群の種別を参照し、経路上のPXC及びT−PXCを探索する。探索された(T−)PXCの連続区間(群)をリスト化して、算出経路DB180に格納する。
図30(A)は、PXC及びT−PXC区間にRouter、MSPP付き通信装置などが入っていないことをチェックする例である。PXC及びT−PXCの隣接装置がない、または、隣接装置がRouter、MSPP付き通信装置である場合はチェック結果が「OK」となる。同図(A)の場合は、PXC/T−PXCに隣接する装置がRouterまたはMSPP付き通信装置であるので、チェック結果は「OK」となる。
また、上記の(A)に加え、同図(B)のようにUNI区間のメディアタイプが同じである必要がある。同図の例では、PXCまたはT−PXCとRouterまたはMSPP付き通信装置との間のUNI区間は同じメディアタイプであるので、この例のチェック結果は「OK」となる。
なお、算出結果は、算出経路DB180の5)「通過点群のSwitching Capability」に反映される。また、データ管理DB170の要求容量に対しても反映される。さらに、後述するコストチェック時のUNI−I/Fのコストチェックにも利用される。
ステップ303) 経路チェック部140は、算出経路DB180を参照して始点〜隣接点間のMSPP付き通信装置区間を算出してチェックを行う。現在選択されている隣接点及び選択されている始点から中継点までの通過ノード群の種別を参照し、経路上のPXC及びT−PXCの存在を仮想的に"ファイバによって接続されている"ように置換する。経路上のMSPP付き通信装置連続区間を探索し、探索された(T−)PXCの連続区間(群)をリスト化して、算出経路DB180に格納する。
経路チェック部140は、図31に示すように、MSPP付き通信装置とMSPP付き通信装置間にRouter等が入っておらず、MSPP付き通信装置に隣接装置がない、または隣接装置がRouterである場合にはチェック結果を「OK」とする。
ステップ304) 経路チェック部140は、算出経路DB180を参照して始点〜隣接点間のRouter区間または、Router−MSPP付き通信装置区間を算出して経路チェックを行う。現在選択されている隣接点及び選択されている始点から中継点までの通過ノード群の種別を参照して、経路上のPXC及びT−PXCの存在を仮想的に"ファイバによって接続されている"ように置換し(実質的には、算出経路DB180の通過ノードの種別のデータを置換しない)、経路上のMSPP付き通信装置連続区間の存在を仮想的に削除する(算出経路DB180の通過ノードの種別については実質的に削除しない)。なお、MSPP付き通信装置連続区間の削除によって伝送路が分断される場合は、分断して管理する。次に、算出経路DB180を参照して経路上のRouter及びMSPP付き通信装置の連続区間を探索し、探索されたRouter/MSPP付き通信装置の連続区間(群)をリスト化して算出経路DB180に格納する。
経路チェック部140は、図32に示すように、RouterとRouterまたは、RouterとMSPP付き通信装置が接続されている場合はチェック結果を「OK」とする。
なお、上記のステップ301〜304における区間の算出例は、一例であり、上記の算出方法に限定されるものではない。
<コストチェック>
次に、コストチェック部150におけるステップ216のコストチェックについて説明する。
コストチェックは、前述の経路チェックが終了し、所定の経路条件を満足する算出経路DB180に格納されている中継点候補に対して、
(1)利用可能時間帯;
(2)残余容量;
(3)遅延時間;
(4)利用可能ラベル;
(5)トランスペアレント区間の伝送距離;
(6)(T−)PXC網UNIタイプ;
のチェックを行う。
まず、(1)の利用可能時間帯についてのチェックについて説明する。
図33は、本発明の一実施の形態におけるコストチェック−利用可能時間帯のチェックのフローチャートである。
ステップ401) コストチェック部150は、ステップ214で算出経路DB180に記録された始点−隣接点間について、利用可能時間帯を算出する。具体的には以下のようにして算出する。図34は、本発明の一実施の形態における始点−隣接点までの利用可能時間帯の算出処理のフローチャートである。
ステップ4011) 始点と中継点が一致する場合はステップ4016に移行し、一致しない場合はステップ4012に移行する。
ステップ4012) 算出経路DB180の「利用可能な時間帯」、または、データ管理DB170の「始点から中継点までの利用可能時間帯」を参照する。ここでは、算出経路DB180のデータを用いるものとする。
ステップ4013) データ管理DB170の利用資源リストの時間区切りを参照して通過点(中継点)から隣接点までの利用可能時間帯を求める。
ステップ4014)上記のステップ4012の「利用可能な時間帯」とステップ4013の「中継点から隣接点までの利用可能時間帯」とをアンド条件で合算する。
ステップ4015) アンド条件で合算した結果を「始点から隣接点までの利用可能時間帯」としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ4016) ステップ4011において、始点と中継点が一致した場合は、始点を隣接点とし、データ管理DB170の「隣接点における利用可能時間帯」を参照する。
ステップ4017) 上記ステップ4016の参照結果を「始点から隣接点までの利用可能時間帯」としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ402) データ管理DB170のユーザ端末200から要求された時間帯とステップ401で算出されメモリ(図示せず)に格納されている利用可能時間帯とを比較する。
ステップ403) 要求時間帯(通信開始時刻−通信終了時刻)⊆利用可能時間帯であればステップ404に移行し、そうでなければステップ406に移行する。
ステップ404) 算出経路DB180の中継点情報と利用可能な時間帯を更新する。
ステップ405) 次のコストチェックまたは、中継点情報の更新の処理に移行する。
ステップ406) ステップ403において、要求時間帯(通信開始時刻−通信終了時刻)⊆利用可能時間帯でなければ、算出経路DB180の隣接点の利用を停止するため、当該ノードに対して利用停止フラグをONにする。
次に、(2)の残余容量のチェックについて説明する。
図35は、本発明の一実施の形態におけるコストチェック−残余容量のチェックのフローチャートである。
ステップ501) 算出経路DB180を参照して、ユーザ要求の通信開始時刻−通信終了時刻間における始点−隣接点間の残余容量を算出する。具体的には以下のようにして算出する。図36は、本発明の一実施の形態における開始時刻−終了時刻間における始点−隣接点までの残余容量の算出処理のフローチャートである。なお、当該処理の前提として、図34の処理により利用可能時間帯が制限されている。
ステップ5011) 始点と中継点が一致する場合は、ステップ5012に移行し、一致しない場合はステップ5016に移行する。
ステップ5012) 算出経路DB180の「利用可能な容量」、または、データ管理DB170の「始点から中継点までの残余容量」を参照する。なお、ここでは算出経路DB180のデータを用いるものとする。
ステップ5013) 図34の処理により得られた利用可能時間帯に対応するデータ管理DB170の「通過点における残余容量」(群)を参照する。
ステップ5014) ステップ5012の「始点から中継点までの残余容量」とステップ5013の「通過点における残余容量」(群)の最小値を算出する。
ステップ5015) 上記の算出結果を「始点から隣接点までの残余容量」としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ5016) ステップ5011において、始点と中継点が一致する場合は、始点を隣接点とし、図34の処理により得られた利用可能時間帯に対応するデータ管理DB170の「残余容量」(群)を参照する。
ステップ5017) 上記ステップ5016の参照結果の最小値を「始点から隣接点までの残余容量」としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ502) ユーザ要求で要求された通信容量とステップ501で算出された残余容量を比較する。
ステップ503) 残余容量が>0であれば、ステップ504に移行し、そうでなければステップ506に移行する。
ステップ504) 算出経路DB180の中継点情報・残余容量を更新する。
ステップ505) 次のコストチェック(ステップ216)または中継点情報の更新を行う(ステップ218)。
ステップ506) ステップ503において、残余容量≦0であれば、算出経路DB180の隣接点の利用を停止するため、当該ノードに対して利用停止フラグをONにする。
次に、(3)の遅延時間のチェックについて説明する。
図37は、本発明の一実施の形態におけるコストチェック−遅延時間のチェックのフローチャートである。
ステップ601) コストチェック部150において、データ管理DB170と算出経路DB180を参照して通信開始時刻から通信終了時刻間における、中継点候補と隣接点の間の遅延時間を算出する。具体的には以下のようにして算出する。図38は、本発明の一実施の形態における始点−隣接点までの利用可能時間帯の算出処理のフローチャートである。なお、当該処理の前提として、図34の処理により利用可能時間帯が制限されている。
ステップ6011) 始点と中継点が一致すればステップ6016に移行し、一致しなければステップ6012に移行する。
ステップ6012) 算出経路DB180の「遅延時間」、または、データ管理DB170の「始点から中継点までの遅延時間」を参照する。ここでは、算出経路DB180のデータを用いるものとする。
ステップ6013) データ管理DB170の「通過点における遅延時間」を参照する。
ステップ6014) ステップ6012の「遅延時間」とステップ6013の「通過点における遅延時間」とを合計する。
ステップ6015) ステップ6014の合計結果を「始点から隣接点までの遅延時間」としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ6016) ステップ6011において始点と中継点が一致する場合は、遅延時間を「0(ゼロ)」としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ602) ユーザ端末200から要求され、データ管理DB170に格納されている遅延時間(DT)と、算出されメモリ(図示せず)に格納されている遅延時間を比較する。
ステップ603) ユーザから要求された要求遅延時間(DT)≦算出された遅延時間である場合は、ステップ604に移行し、そうでない場合はステップ606に移行する。
ステップ604) 当該中継点の情報及び求められた遅延時間を算出経路DB180に書き込む。
ステップ605) 次のコストチェックまたは、中継点情報の更新処理に移行する。
ステップ606) ステップ603において、要求遅延時間(DT)>遅延時間である場合は、算出経路DB180の隣接点の利用を停止するため、当該ノードに対して利用停止フラグをONにする。
次に、(4)の利用可能ラベルのチェックについて説明する。
図39は、本発明の一実施の形態におけるコストチェック−利用可能ラベルのチェックのフローチャートである。
ステップ801) コストチェック部150は、算出経路DB180を参照して、PXC/TとPXC区間を探索する。
ステップ802) 始点−中継点間の利用可能ラベルと中継点と隣接点間の利用可能ラベルの比較による利用可能ラベルを算出する。具体的には以下のようにして算出する。図40は、本発明の一実施の形態における始点−隣接点までの利用可能時間帯の算出処理のフローチャートである。なお、当該処理の前提として、図34の処理により利用可能時間帯が制限されている。
ステップ8021) 始点と中継点が一致する場合はステップ8026に移行し、一致しない場合はステップ8022に移行する。
ステップ8022) 算出経路DB180の「利用可能なラベル」、または、データ管理DB170の「始点から中継点までの利用可能なラベル」を参照する。なお、ここでは、算出経路DB180のデータを用いるものとする。
ステップ8023) ステップ8022で参照した「利用可能時間帯」に対応するデータ管理DB170の「通過点における予約済みのラベル」(群)と、図34で求められた「利用可能時間帯」に対応するデータ管理DB170の「通過点における利用可能なラベル」(群)を参照し、それらの差分を「隣接点における利用可能なラベル」(群)としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ8024) ステップ8022で参照した「利用可能なラベル」(群)とステップ8023の「隣接点における利用可能なラベル」(群)をアンド条件で合算する。
ステップ8025) ステップ8024の合算結果を、「始点から隣接点までの利用可能なラベル」(群)としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ8026) ステップ8021において始点と中継点が同一である場合は、始点を隣接点と考え、図34の処理により求められた利用可能時間帯に対応するデータ管理DB170の「通過点における予約済みラベル」(群)を参照する。
ステップ8027) 始点を隣接点に基づいて、図34で求められた利用可能時間帯に対応するデータ管理DB170の「通過点における利用可能なラベル」(群)を参照する。
ステップ8028) ステップ8027における「通過点における予約ラベル」(群)と、ステップ8026における「通過点における予約済みラベル」(群)の差分を利用可能なラベル(群)としてメモリ(図示せず)に格納する。
ステップ803) 上記のステップ802でメモリ(図示せず)に格納されている利用可なラベルを読み出して、当該利用可能ラベル>0であればステップ804に移行し、そうでなければステップ806に移行する。
ステップ804) 算出経路DB180の中継点情報の利用可能ラベルをステップ802においてメモリ(図示せず)に格納されている利用可能ラベルで更新する。
ステップ805) 次のコストチェックまたは中継点情報の更新処理に移行する。
ステップ806) ステップ803において、利用可能ラベル>0でない場合は、算出経路DB180の隣接点の利用を停止するため、当該ノードに対して利用停止フラグをONにする。
ここで、図40の処理におけるラベル処理例を説明する。
図41は、本発明の一実施の形態における利用可能ラベルの算出処理におけるネットワークモデルを示す。
図41は、ネットワークトポロジと、利用可能なラベルを示している。
まず、図41のデータ管理DB170のネットワークトポロジに示される始点の点1を中継点として、算出経路DB180に格納する。このとき、中継点がもつべき情報として算出経路DB180に格納されるのは、
点1:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(1,2,3,4,5,6,7,8)
となる。
次に、データ管理DB170の接続行列と算出経路DB180の中継点がもつべき情報を参照して経路探索を行う。データ管理DB170のネットワークトポロジで中継点の点1から隣接点を探すと、点2と点4がある。経路チェック及びコストチェック等の処理(ここでは、これらのチェックの説明は省略する)を行い、算出経路DB180内の中継点がもつべき情報は、
点1−点2:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(1,2,3,4,5,6,7,8)
点1−点4:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(2,4,5,6,7)
となり、これらを算出経路DB180に格納する。
次に、データ管理DB170のネットワークトポロジから中継点の点2の隣接点を探索すると、点3と点5がある。このときの処理として、点1−点2の利用可能ラベル(中継点が持つべき情報)と点2−点3の利用可能ラベル(通過点/隣接点における情報)のAND(&&)をとる。
(1,2,3,4,5,6,7,8)&&(1,3,4,6,8)⇒(1,3,4,6,8)
この(1,3,4,6,8)が点1−点2−点3の利用可能ラベルとなる。
同様に、点1−点2の利用可能ラベル(中継点が持つべき情報)と点2−点5の利用可能ラベル(通過点/隣接点における情報)のAND(&&)をとる。
(1,2,3,4,5,6,7,8)&&(3,4,5)⇒(3,4,5)
この(3,4,5)が点1−点2−点5の利用可能ラベルである。
算出経路DB180(以下、利用可能容量、利用可能時間などを計算し、反映されていない例)には、
点1−点2−点3:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(1,3,4,6,8)
点1−点4:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(2,4,5,6,7)
となり、これらが算出経路DB180に格納される。
中継点を点4とした場合は、隣接点は点5と点7があり、上記と同様のラベル処理を実行すると以下のようなデータが算出経路DB180に格納される。
点1−点2−点3:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(1,3,4,8)
点1−点2−点5:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(3,4,5)
点1−点4−点5:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(4,5,6,7)
点1−点4−点7:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(2,6,7)
上記の処理を繰り返し、
中継点を点3とする場合、中継点を点5(上から2番目の経路について)とする場合、中継点を点5(上から3番目の経路について)とする場合、中継点を点7とする場合について処理すると、
点1−点2−点3−点6:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(1,6,8)
点1−点2−点5−点6:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(3,5)
点1−点2−点5−点8:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベルなし
点1−点2−点5−点6:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(3,4,5)
上記の利用可能ラベルのない経路は使用できないため、算出経路DB180から消去する、または、利用停止のフラグをONにする。
点1−点4−点5−点6:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(5)
点1−点4−点5−点8:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(7)
点1−点4−点7−点8:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベルなし
上記の利用可能ラベルのない経路は使用できないため、算出経路DB180から消去する、または、利用停止のフラグをONにする。
最終的に算出経路DB180内の中継点がもつべき情報に記憶される経路候補(群)は以下のようになる。
点1−点2−点3−点6−点9:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(1)
点1−点2−点5−点6−点9:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(5)
点1−点2−点5−点6−点9:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(4,5)
点1−点4−点5−点6−点9:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(5)
点1−点4−点7−点8−点9:利用可能容量:利用可能時間:利用可能ラベル(7)
上記の算出経路DB180の候補群からリミテーションチェックにより経路候補を絞り込み、選択された候補を確定経路DB190に格納する。
次に、(5)のトランスペアレント伝送距離のチェックについて説明する。
図42は、本発明の一実施の形態におけるトランスペアレント伝送距離のチェックのフローチャートである。以下では、トランスペアレント区間を比較する際に、予めシステム管理者から入力された許容トランスペアレント距離がメモリ(図示せず)に格納されているものとする。
ステップ901) コストチェック部150は、算出経路DB180を参照して、トランスペアレント区間を探索する。
ステップ902) 探索されたトランスペアレント区間≦システム管理者により設定された許容トランスペアレント距離であるかを判定し、そうである場合は、ステップ903に移行し、そうでない場合はステップ905に移行する。
ステップ903) 算出経路DB180の中継点情報として、トランスペアレント区間を更新する。
ステップ904) 次のコストチェックまたは中継点情報を更新する処理に移行する。
ステップ905) ステップ903において、トランスペアレント区間≦システム管理者の設定する許容トランスペアレント距離でない場合は、算出経路DB180の隣接点の利用を停止する。
次に、(6)のUNI−I/Fのチェックについて説明する。
図43は、本発明の一実施の形態におけるコストチェック−UNI−IFチェックのフローチャートである。
ステップ1001) コストチェック部150は、算出経路DB180を参照して、PXC/TとPXC区間のUNIインタフェースに相当する通過点を探索する。
ステップ1002) 終端のPXC/TとPXCの両方のインタフェースが同じであるかを判定し、同じであればステップ1003に移行し、異なっていればステップ1005に移行する。
ステップ1003) 中継点候補を中継点とし、中継点情報及びUNIインタフェースの内容を算出経路DB180に書き込む。
ステップ1004) 次のコストチェックまたは、中継点情報を更新する処理に移行する。
ステップ1005) 算出経路DB180の隣接点の利用を停止する。
なお、上記のコストチェックの算出方法は、一例であり、上記の方法に限定されるものではない。
<リミテーションチェック>
次に、経路探索処理終了後に行われるリミテーションチェック部160におけるリミテーション条件の判定(ステップ219)について説明する。
リミテーションチェック部160は、経路探索部120により算出経路DB180上に生成された経路リストを読み込んで、以下の条件に基づいて整理する。
第1条件:一番目に厳しい条件<VCAT(Virtual Concatenation)なし>
・通過Router数の同一条件;
・通過Routerの同一条件;
・通過のMSPP付き通信装置区間の始点及び終点の同一条件;
・全通過メディアタイプの同一条件;
・全通過セクションの同一条件;
第2条件:二番目に厳しい条件<VCATあり>
・通過Router数の同一条件;
・通過Routerの同一条件;
・通過のMSPP付き通信装置区間の始点及び終点の同一条件;
・全通過メディアタイプの同一条件;
第3条件:三番目に厳しい条件<RLB(Routing Load balancing(OSPF/BGP用)>
・通過Router数の同一条件;
・通過Routerの同一条件;
・通過メディアタイプの同一条件;
以下に具体的な処理を説明する。
図44は、本発明の一実施の形態におけるリミテーションチェックのフローチャートであり、図45は、本発明の一実施の形態におけるリミテーションチェックの動作例である。
ステップ2001) リミテーションチェック部160は、算出経路DB180の経路リストを読み込む(図45、状態1)。
ステップ2002) 前述の第1条件に基づいて経路リストの経路をグループにソートし、メモリ(図示せず)に格納する(図45、状態2)。
ステップ2003) 全グループのうち、通過Router数の少ないグループを探索する。
ステップ2004) 探索されたグループから1つのグループを選択する(図45、状態3)。
ステップ2005) 選択されたグループの残余容量の総容量を算出する。
ステップ2006) グループ群の残余容量の総容量の少ないグループを探索する。
ステップ2007) グループの1つを選択する(図45、状態4)。
ステップ2008) 総容量が≧Ca(通信容量)であればステップ2013に移行し、そうでなければステップ2009に移行する。
ステップ2009) メモリ(図示せず)中に未探索グループがあるかを判定し、ある場合はステップ2010に移行し、ない場合はステップ2011に移行する。
ステップ2010) 選択されたグループについて利用停止とし(利用停止フラグ=1)、ステップ2003に移行する。
ステップ2011) VCAT利用が可能で、かつ第2条件についての処理を行っているかを判定し、そうである場合はステップ2027に移行し、そうでない場合はステップ2012に移行する。
ステップ2012) RLBTが利用可能で、かつ、第3条件について処理を行っているかを判定し、そうであればステップ2028に移行し、そうでなければ「経路なし」をコア部110を介してユーザに通知する。
ステップ2013) データ管理DB170の利用可能資源リストを、当該データ管理DB170上のワーク領域に複製する。
ステップ2014) グループ内の残余容量の少ない経路を選択する。
ステップ2015) 選択可能な残余容量の少ない経路がある場合はステップ2016に移行し、ない場合はステップ2006に移行する。
ステップ2016) 選択可能な経路を選択する。
ステップ2017) 選択された経路上の各点において予約される予約容量分をデータ管理DB170上の利用可能資源リスト上の利用可能容量から差し引く。
ステップ2018) 選択された経路の全ての点について利用可能容量≧0である場合は、ステップ2021に移行し、そうでない場合は、ステップ2019に移行する。
ステップ2019) グループから選択された経路を消去し、ステップ2020に移行する。
ステップ2020) データ管理DB170の利用可能資源リストを差し引く前の状態に戻し、ステップ2014に移行する。
ステップ2021) 選択された経路の残余容量が≧Ca(通信容量)である場合はステップ2025に移行し、そうでない場合はステップ2022に移行する。
ステップ2022) 選択された経路の利用確定として、当該経路を確定経路DB190に格納する。
ステップ2023) Caを(Ca−残余容量)に変更する。
ステップ2024) グループから選択された経路を消去し、ステップ2014に移行する。
ステップ2025) ステップ2021において、残余容量<Caである場合は、選択された経路を利用確定として、確定経路DB190に格納する。
ステップ2026) 最終処理として、図46に示すような予約パスリストを生成し、当該処理を終了する。
ステップ2027) 第2条件に基づくグループにソートし、ステップ2003以降の処理を行う。
ステップ2028) 第3の条件に基づくグループにソートし、ステップ2003以降の処理を行う。
なお、上記のステップ2007及びステップ2016において、同条件の複数の選択肢が存在する場合は、
1.乱数で選べること;
2.既予約数の多い選択肢;
3.既予約数の少ない選択肢;
4.上記の1.2.の組み合わせ;
5.上記の1.3.の組み合わせ;
によりグループまたは、経路を選択する。
次に、通信路制御部125の動作について説明する。
通信路制御部125は、データ管理DB170を監視し、当該データ管理DB170に新しい予約が追加された場合に、通信路制御DB175を参照して処理を実行する。
通信路制御DB175は、図11に示すように、始点、少なくとも1つの通過点、終点、容量、Switching Capability、開始時刻、終了時刻、及び、予めシステム管理者により、通信路の設定/削除の時間、通信路の設定方法/削除方法が格納されている。
通信路制御部125は、データ管理DB170の予約リスト上の一つを参照し、既予約の通信路の点のSwitching Capabilityを参照し、新たに登録された通信路と同じSwitching Capabilityとなる区間を抽出する。抽出された区間毎の通信路が物理的な通信路であり、設定または削除される通信路とし、通信路制御記憶部175に設定されている通信路設定時刻に到達した時点で抽出された通信路を設定または、削除する。
図47は、本発明の一実施の形態における通信路制御部の動作のフローチャートである。
ステップ3001) 図7に示すように、データ管理DB170上に新しい予約が追加された場合に、通信路制御部125は、データ管理DB170の追加された予約の始点、通過点、終点、Switching Capability、容量、開始時刻、終了時刻を参照する。
ステップ3002) 通信路制御部125は、通信制御DB175を参照する。
ステップ3003) データ管理DB170において、追加された予約の始点、通過点、終点、Switching Capabilityが同じ特性の通信路が、通信制御DB175に存在するかを判定し、存在する場合はステップ3004に移行し、存在しない場合はステップ3005に移行する。
ステップ3004) 追加された予約の「開始時刻〜終了時刻」と、通信制御DB175上に存在した同じ特性の通信路の「開始時刻〜終了時刻」とのOR条件を取り、その結果を同じ特性の通信路の「開始時刻〜終了時刻」に反映させる。
ステップ3005) ステップ3003において、存在しない場合は、追加された予約によって制御される予定の通信路を通信路制御DB175に記憶する。
上記のステップ3001において、データ管理DB170の既予約の通信路の点のSwitching Capabilityを参照し、同じSwitching Capabilityとなる区間を抽出する。このとき、Switching Capabilityに応じ、パケットレイヤの通信路、TDM(VC3/VC4)レイヤの通信路及び波長例やの通信路は、図48の例に示すような階層構造を構築する。例えば、波長例やの通信路は、TDMレイヤの通信路のトンネル的な役割を果たす。
通信路制御部125では、例えば、追加予約が確保する「抽出区間の通信路」と、既予約が確保済みの「抽出区間の通信路」が時間的に重なる場合には以下のような制御を行う。
例えば、図49に示すような物理的な通信路「リンクA(10Gbps,Ethernet(登録商標)リンク)」例において、既予約#1のみが存在する場合は、リンクAは"10:00"に設定され、"12:00"に削除されればよい。追加予約#2が出現した場合は、リンクAは、"9:00"に設定され、"12:00"に削除されなければならない。
なお、上記の実施の形態における経路探索装置(NRM)の機能をプログラムとして構築し、NRMとして利用されるコンピュータにインストールして実行する、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
また、構築されたプログラムをハードディスクや、フレキシブルディスク、CD−ROM等の可搬記憶媒体に格納しておき、コンピュータにインストールする、または、配布することが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態及び実施例に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、マルチレイヤネットワークにおけるNRMの経路探索に利用可能である。
本発明の原理を説明するための図である。 本発明の原理構成図である。 本発明の一実施の形態における経路探索装置(NRM)の構成図である。 本発明の一実施の形態におけるデータ管理DBの構成を示す図である。 本発明の一実施の形態におけるデータ管理DBのネットワーク構成リストの例である。 本発明の一実施の形態におけるデータ管理DBの最小物理単位の間の予約情報テーブルの例である。 本発明の一実施の形態における本予約された場合の予約情報テーブルの例である。 本発明の一実施の形態における利鴎可能資源リストの例である。 本発明の一実施の形態における接続行列のイメージを示す図である。 本発明の一実施の形態における接続行列の内容である。 本発明の一実施の形態における通信路制御DBの例である。 本発明の一実施の形態における概要動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるマルチレイヤネットワークにおける経路探索処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における接続行列作成の流れである。 本発明の一実施の形態における接続行列のための通過点・セッション情報を説明するための図である。 本発明の一実施の形態におけるMSPP付き通信装置内部の接続行列の例(その1)である。 本発明の一実施の形態におけるMSPP付き通信装置内部の接続行列の例(その2)である。 本発明の一実施の形態におけるMSPP付き通信装置内部の接続行列の例(その3)である。 本発明の一実施の形態におけるRouter内部の接続行列の例(その1)である。 本発明の一実施の形態におけるRouter内部の接続行列の例(その2)である。 本発明の一実施の形態におけるPXC内部の接続行列の例(その1)である。 本発明の一実施の形態におけるPXC内部の接続行列の例(その2)である。 本発明の一実施の形態におけるPXC内部の接続行列の例(その3)である。 本発明の一実施の形態におけるTransparent-PXC(T−PXC)内部の接続行列の例である。 本発明の一実施の形態における経路探索における算出経路DB上のデータの操作の流れを示す図(その1)である。 本発明の一実施の形態における経路探索における算出経路DB上のデータの操作の流れを示す図(その2)である。 本発明の一実施の形態における経路探索処理におけるデータの流れを示す図である。 本発明の一実施の形態における経路状態チェックの動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における経路状態チェック(T−PX区間の算出)を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における経路状態チェック(PXC区間の算出)を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における経路状態チェック(MSPP付き通信装置区間の算出)を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における経路状態チェック(Router区間、Router-MSPP付き通信装置区間の算出)を説明するための図である。 本発明の一実施の形態におけるコストチェック−利用可能時間帯のチェックのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における始点〜隣接点までの利用可能時間帯の算出処理利のフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるコストチェック−残余容量のチェックのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における開始時刻−終了時刻間における始点−隣接点までの残余容量の算出処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるコストチェック−遅延時間のチェックのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における開始時刻−終了時刻間における始点〜隣接点までの遅延時間の算出処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるコストチェック−利用可能ラベルのチェックのフローチャートである。 本発明の一実施の形態における開始時刻−終了時刻間における始点〜隣接店までの利用可能ラベルの算出処理のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における利用可能ラベルの算出処理におけるネットワークモデルを示す図である。 本発明の一実施の形態におけるコストチェック−トランスペアレント伝送距離のチェックのフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるコストチェック−UNI−I/Fのチェックのフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるリミテーションチェックのフローチャートである。 本発明の一実施の形態におけるリミテーションチェックの動作例である。 本発明の一実施の形態における最終処理における予約パスリストの例である。 本発明の一実施の形態における通信路制御部の動作のフローチャートである。 本発明の一実施の形態における通信路制御部の同じSwitching Capability区間の抽出を説明するための図である。 本発明の一実施の形態における追加予約が確保する"抽出区間の通信路"と既予約が確保済みの"抽出区間の通信路"が時間的に重なる場合を示す図である。 従来の経路計算を説明するための図である。
符号の説明
100 経路探索装置(NRM)
110 コア部
111 ユーザ要求受信手段
112 ネットワーク情報収集手段
120 経路探索手段、経路探索部
125 通信路制御部
130 接続行列生成手段、接続行列作成部
140 経路チェック部
145 チェック手段
150 コストチェック部
160 リミテーションチェック手段、リミテーションチェック部
170 データ管理記憶手段、データ管理DB
175 通信路制御DB
180 算出経路記憶手段、算出経路DB
190 確定経路記憶手段、確定経路DB

Claims (16)

  1. マルチレイヤネットワークにおける経路探索方法であって、
    経路探索装置において、
    ユーザ端末から通信路(経路)の予約、経路の問い合わせを含むユーザ要求を受信し、データ管理記憶手段に格納するユーザ要求受信ステップと、
    前記データ管理記憶手段に格納されている前記ユーザ要求、ネットワークの構成情報及びネットワークの機器の情報を参照して、前記ネットワーク上のノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設置し、さらに、ノード内の接続及びノード間の接続を点に基づいて接続行列を作成し、該データ管理記憶手段に格納する接続行列生成ステップと、
    前記ユーザ要求の始点を最初の中継点候補として算出経路記憶手段に格納するステップと、
    前記算出経路記憶手段から未選択の中継点候補を選択する経路情報取得ステップと、
    前記経路情報取得ステップにおいて、前記ユーザ要求の宛先以外の中継点候補が存在する場合には、未選択の中継点を選択する中継点選択ステップと、
    前記データ管理記憶手段の前記接続行列を参照して、選択された中継点の隣接点を探索する隣接点探索ステップと、
    前記隣接点探索ステップで探索された隣接点以外の隣接点が無い場合は、前記経路情報取得ステップ以降の処理を繰り返すステップと、
    前記隣接点探索ステップで探索された隣接点以外の隣接点がある場合は、前記算出経路記憶手段に探索された隣接点を中継点候補として記録し、該中継点候補について、所定の条件を用いて経路チェック及びコストチェックを行い、該条件を満足する隣接点を中継点として算出経路記憶手段の中継点情報を更新し、前記隣接点探索ステップ以降の処理を繰り返すチェックステップと、
    前記経路情報取得ステップにおいて、前記ユーザ要求の宛先と同じ中継点候補だけが存在する場合には、前記算出経路記憶手段に格納されている中継点候補のリストを読み込んで、所定の条件によるリミテーションチェックを行い、条件を満たす場合には、該中継点候補を確定経路記憶手段に格納するリミテーションチェックステップと、
    を行うことを特徴とする経路探索方法。
  2. 前記隣接点探索ステップにおいて、前記選択された中継点候補について隣接点がないと判定された場合には、前記算出経路記憶手段の当該中継点の利用を停止する
    請求項1記載の経路探索方法。
  3. 前記チェックステップにおいて、前記中継点候補が前記所定の条件を満たさない場合には、該中継点候補の隣接点の利用を停止する
    請求項1記載の経路探索方法。
  4. 前記マルチレイヤネットワークから定期的または任意のタイミングでネットワーク構成の情報及びネットワーク機器の情報を収集し、前記データ管理記憶手段に格納するネットワーク情報収集ステップを更に行い、
    前記ネットワーク情報収集ステップにおいて、
    前記ネットワーク機器情報として、ノードの種類として、PXC(Photonic Cross Connect)、T−PXC(Transparent-Photonic Cross Connect)、MSPP(Multi Service Provisioning Platform)付き通信装置、ルータ(Router)、レイヤ2/レイヤ3スイッチの情報、もしくは、これらの一部の情報を収集し、前記データ管理記憶手段に格納し、
    前記接続行列生成ステップにおいて、
    前記データ管理記憶手段を参照して、通過点となるノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設定し、前記ノードの種類に応じて、ノード内の接続及びノード間の接続関係を接続行列としてデータ管理記憶手段の接続行列領域に設定する
    請求項1記載の経路探索方法。
  5. 前記チェックステップにおいて、
    前記経路チェックとして、前記算出経路記憶手段に格納されている前記中継点候補に基づいて、T−PXC区間、PXC及びT−PXC区間、UNI(User Network Interface)区間、MSPP付き通信装置区間を算出し、
    これらの区間について、前記経路条件として、
    T−PXC区間に、Router、MSPP付き通信装置、PXCが入っていないこと;
    PXC及びT−PXC区間にRouter、MSPP付き通信装置が入っていない、かつ、隣接装置がない、もしくは隣接装置がRouter、MSPP付き通信装置であることこと;
    UNI区間のメディアタイプが同じであること;
    MSPP付き通信装置区間にRouterが入っていない、かつ、隣接装置がない、もしくは隣接装置がRouterであること;
    Router同士の接続であること;
    RouterとMSPP付き通信装置の接続であること;
    を用いてチェックする請求項1記載の経路探索方法。
  6. 前記チェックステップの前記コストチェックにおいて、
    前記中継点候補に基づいて前記データ管理記憶手段及び前記算出経路記憶手段を参照して、始点から隣接点までの利用可能時間帯を求め、前記ユーザ要求の要求時間帯と比較する利用可能時間帯チェックステップ、
    前記中継点候補に基づいて前記データ管理記憶手段及び前記算出経路記憶手段を参照して、通信開始時刻から通信終了時刻における始点から隣接点間の残余容量を求め、前記ユーザ要求の通信容量と比較する残余容量チェックステップ、
    前記中継点候補に基づいて前記データ管理記憶手段及び前記算出経路記憶手段を参照して、通信開始時刻から通信終了時刻における始点から隣接点間の遅延時間を求め、前記ユーザ要求の遅延時間と比較する遅延時間チェックステップ、
    前記中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段及び算出経路記憶手段を参照して、Ethernet(登録商標)VLAN(Virtual Local Area Network)タグID,LSP(Label Switched Path)のShimヘッダラベル、光パスの波長ラベル、及びSONET/SDH (Synchronous Optical NETwork/Synchronous Digital Hierachy)のTDM(Time Division Multiplexing)タイムスロット番号を含むラベルについて、始点から中継点間の利用可能ラベルと中継点と隣接点間の利用可能ラベルを比較して利用可能なラベルを決定する利用可能ラベルチェックステップ、
    前記中継点候補に基づいて前記算出経路記憶手段を参照して、トランスペアレント区間を探索し、該トランスペアレント区間≦システム管理者の設定する許容トランスペアレント距離であるかを判定するトランスペアレント伝送距離チェックステップ、
    前記中継点候補に基づいて前記算出経路記憶手段を参照して、PXC・T−PXC区間のUNIインタフェースに相当する通過点を探索し、終端の両方のインタフェースが同じであるかを判定するUNIタイプチェックステップ
    の少なくともいずれか1つを行う
    請求項1記載の経路探索方法。
  7. 前記リミテーションチェックステップにおいて、
    前記算出経路記憶手段に格納されている経路リストの中継点候補を読み込んで、序列条件に基づいてグループ分けし、通過Router数、残余容量に基づいて経路を選択する
    請求項1記載の経路探索方法。
  8. 前記データ管理記憶手段に格納されている予約リストから予約されている通信路の点のスイッチング能力(Switching Capability)を抽出し、予め抽出区間毎の通信路の設定/削除の時間とその方法が設定されている通信路制御記憶手段を参照して、該Switching Capabilityと同じSwitching Capabilityとなる通信路の区間を抽出し、該通信路制御記憶手段に設定されている通信路の設定また削除の時間が到来したら、該通信路の設定または削除を行うステップを更に行う
    請求項1記載の経路探索方法。
  9. ユーザの信号をVLAN、もしくはLSPを含むヘッダ付信号に変換してネットワークに収容する場合、
    前記ユーザ要求受信ステップにおいて、
    前記ユーザ要求の通信容量にヘッダ分の通信容量を加えた通信容量を算出し、算出された通信容量をデータ管理記憶手段に格納する
    請求項1記載の経路探索方法。
  10. マルチレイヤネットワークにおける経路探索装置であって、
    ユーザ端末から通信路(経路)の予約、経路の問い合わせを含むユーザ要求を受信し、データ管理記憶手段に格納するユーザ要求受信手段と、
    前記データ管理記憶手段に格納されている前記ユーザ要求、ネットワークの構成情報及びネットワークの機器の情報を参照して、前記ネットワーク上のノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設置し、さらに、ノード内の接続及びノード間の接続を点に基づいて接続行列を作成し、該データ管理記憶手段に格納する接続行列生成手段と、
    前記ユーザ要求の始点を最初の中継点候補として算出経路記憶手段に格納するステップと、該算出経路記憶手段から未選択の中継点候補を選択する経路情報取得ステップと、該経路情報取得ステップにおいて、該ユーザ要求の宛先以外の中継点候補が存在する場合には、未選択の中継点を選択する中継点選択ステップと、該データ管理記憶手段の前記接続行列を参照して、選択された中継点の隣接点を探索する隣接点探索ステップと、該隣接点探索ステップで探索された隣接点以外の隣接点が無い場合は、前記経路情報取得ステップ以降の処理を繰り返すステップと、該隣接点探索ステップで探索された隣接点以外の隣接点がある場合は、前記算出経路記憶手段に探索された隣接点を中継点候補として記録するステップからなる一連の処理を行うアルゴリズムを有し、経路探索を行う経路探索手段と、
    前記経路探索手段で探索された前記中継点候補について、所定の条件を用いて経路チェック及びコストチェックを行い、該条件を満足する隣接点を中継点として算出経路記憶手段の中継点情報を更新するチェック手段と、
    前記経路探索手段煮置ける前記経路情報取得ステップにおいて、前記ユーザ要求の宛先と同じ中継点候補だけが存在する場合には、前記算出経路記憶手段に格納されている中継点候補のリストを読み込んで、所定の条件によるリミテーションチェックを行い、条件を満たす場合には、該中継点候補を確定経路記憶手段に格納するリミテーションチェック手段と、
    を有することを特徴とする経路探索装置。
  11. 前記マルチレイヤネットワークから収集されたネットワーク構成の情報及びネットワーク機器の情報を収集し、データ管理記憶手段に格納するネットワーク情報収集手段を更に有し、
    前記ネットワーク情報収集手段は、
    前記ネットワーク機器情報として、ノードの種類として、PXC(Photonic Cross Connect)、T−PXC(Transparent-Photonic Cross Connect)、MSPP(Multi Service Provisioning Platform)付き通信装置、Router、レイヤ2/レイヤ3スイッチの情報、もしくは、これらの一部の情報を収集し、前記データ管理記憶手段に格納する手段を含み、
    前記接続行列生成手段は、
    前記データ管理記憶手段を参照して、通過点となるノード間の伝送メディアの最小物理単位毎に点を設定し、前記ノードの種類に応じて、ノード内の接続及びノード間の接続関係を接続行列としてデータ管理記憶手段の接続行列領域に設定する手段を含む
    請求項10記載の経路探索装置。
  12. 前記チェック手段は、
    前記経路チェックとして、
    前記経路探索手段で得られ、前記算出経路記憶手段に格納されている前記中継点候補に基づいて、T−PXC区間、PXC及びT−PXC区間、UNI(User Network Interface)区間、または、MSPP付き通信装置区間を算出する手段と、
    これらの区間について、前記経路条件として、
    T−PXC区間に、Router、MSPP付き通信装置、PXCが入っていないこと;
    PXC及びT−PXC区間にRouter、MSPP付き通信装置が入っていない、かつ、隣接装置がない、もしくは隣接装置がRouter、MSPP付き通信装置であることこと;
    UNI区間のメディアタイプが同じであること;
    MSPP付き通信装置区間にRouterが入っていない、かつ、隣接装置がない、もしくは隣接装置がRouterであること;
    Router同士の接続であること;
    RouterとMSPP付き通信装置の接続であること;
    を用いてチェックする手段と、
    を含む請求項10記載の経路探索装置。
  13. 前記チェック手段は、
    コストチェックとして、
    前記中継点候補に基づいて前記データ管理記憶手段及び前記算出経路記憶手段を参照して、始点から隣接点までの利用可能時間帯を求め、前記ユーザ要求の要求時間帯と比較する利用可能時間帯チェック手段、
    前記中継点候補に基づいて前記データ管理記憶手段及び前記算出経路記憶手段を参照して、通信開始時刻から通信終了時刻における始点から隣接点間の残余容量を求め、前記ユーザ要求の通信容量と比較する残余容量チェック手段、
    前記中継点候補に基づいて前記データ管理記憶手段及び前記算出経路記憶手段を参照して、通信開始時刻から通信終了時刻における始点から隣接点間の遅延時間を求め、前記ユーザ要求の遅延時間と比較する遅延時間チェック手段、
    前記中継点候補に基づいてデータ管理記憶手段及び算出経路記憶手段を参照して、Ethernet(登録商標)VLANタグID,LSPのShimヘッダラベル、光パスの波長ラベル、及びSONET/SDHのTDMタイムスロット番号を含むラベルについて、始点から中継点間の利用可能ラベルと中継点と隣接点間の利用可能ラベルを比較して利用可能なラベルを決定する利用可能ラベルチェック手段、
    前記中継点候補に基づいて前記算出経路記憶手段を参照して、トランスペアレント区間を探索し、該トランスペアレント区間≦システム管理者が設定する許容トランスペアレント距離であるかを判定するトランスペアレント伝送距離チェック手段、
    前記中継点候補に基づいて前記算出経路記憶手段を参照して、PXC・T−PXC区間のUNIインタフェースに相当する通過点を探索し、終端の両方のインタフェースが同じであるかを判定するUNIタイプチェック手段
    の少なくともいずれか1つを含む
    請求項10記載の経路探索装置。
  14. 前記リミテーションチェック手段は、
    前記経路探索手段が終了した後に、前記算出経路記憶手段に格納されている経路リストの中継点候補を読み込んで、序列条件に基づいてグループ分けし、通過Router数、残余容量に基づいて経路を選択する手段を含む
    請求項10記載の経路探索装置。
  15. 予め抽出区間毎の通信路の設定/削除の時間とその方法が設定されている通信路制御記憶手段と、
    前記データ管理記憶手段に格納されている予約リストから予約されている通信路の点のSwitching Capabilityを抽出し、前記通信路制御記憶手段を参照して、該Switching Capabilityと同じSwitching Capabilityとなる通信路の区間を抽出し、該通信路制御記憶手段に設定されている通信路の設定また削除の時間が到来したら、該通信路の設定または削除を行う通信路制御手段と、を更に有する
    請求項10記載の経路探索装置。
  16. コンピュータに
    請求項10乃至15記載の経路探索装置の機能を実行させることを特徴とするプログラム。
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