JP2005159942A - 複数レイヤパス設定方法及び複数レイヤパス設定プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 ネットワークにおいて、下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの状況を考慮してリンクコストを計算し、上位レイヤパスの経路を適切に選択する手段を提供する。
【解決手段】 一つのノードは、隣接データリンクDB1、データリンクDB2、隣接制御リンクDB3、リンク情報設定手段4、リンク情報交換手段5、リンクコスト計算手段6及び経路選択手段7から構成される。リンク情報設定手段4は、隣接データリンクDB1のデータリンク情報10及び隣接制御リンクDB3の制御リンク情報30を設定する。リンク情報交換手段5は、制御リンク情報30を用いて、データリンク情報10を対向ノードと交換する。リンクコスト計算手段6は、データリンクDB2の各データリンク情報10に対応するデータリンクのリンクコストを計算する。経路選択手段7は、上位レイヤパスを設定するとき、下位レイヤパスのリンクコストに基づいて、経路を選択する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、異なるレイヤ(ネットワークの階層)におけるデータ交換機能を有するノードが混在するネットワークにおいて、各ノード間に複数のレイヤにおける接続パスを設定する複数レイヤパス設定方法及び複数レイヤパス設定プログラムに関する。
現在、大規模で大容量なデータ転送を実現する高度な光ネットワーク技術が注目されている。例えば、GMPLS(Generalized Multi-Protocol Label Switching)は、パケット、TDM(Time Division Multiplexing、時分割多重方式)、光波長、光ファイバという複数の異なるレイヤとそのパス(信号の通る経路)の統一的な制御管理を可能にする技術である(非特許文献1及び非特許文献2参照)。
このようなネットワーク技術において、複数レイヤのリソースを考慮し、上位レイヤの接続パスを設定する場合、必要に応じて、下位レイヤの接続パスを設定するための経路の選択方法としては、ノード間の物理的な接続パスである下位レイヤリンクのリンクコストを1、その下位レイヤリンクを直列接続した物理的な経路である下位レイヤパスのリンクコストをα、上位レイヤにおけるデータ交換機能を利用するときのコストをβとして、各経路のコストを計算し、その計算したコストが最小である経路を選択するものがある。
栗本崇、他6名、「マルチレイヤサービスネットワークアーキテクチャの提案」、信学技報、社団法人 電子情報通信学会 フォトニックネットワーク研究会、2003年9月 日本電信電話株式会社、他4社、"「複数レイヤによるGMPLSシグナリング相互接続実験に成功」"、[online]、2003年5月20日、[2003年11月10日検索]、インターネット<URL: HYPERLINK "http://www.mitsubishielectric.co.jp/news-data/2003/pdf/0520-b.pdf" http://www.mitsubishielectric.co.jp/news-data/2003/pdf/0520-b.pdf>
しかしながら、従来の経路の選択方法では、下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの状況が全く考慮されずにリンクコストが決定されているという問題がある。このため、例えば、2本の下位レイヤパスがあった場合、一方の下位レイヤパスは10本の下位レイヤリンクを経由して設定されており、他方の下位レイヤパスは1本の下位レイヤリンクを経由して設定されていたとしても、両者は等しく扱われてしまう。このときは、下位レイヤリンクの個数によるコストを考慮して、1本の下位レイヤリンクを経由する下位レイヤパスを選択するのが望ましい。また、下位レイヤリンクのリンクコストを等しく1としているため、下位レイヤリンクのリソースの状況が考慮されない。例えば、残余リソースが100ある下位レイヤリンクと、残余リソースが1しかない下位レイヤリンクとが等しく扱われてしまう。このときは、今後の拡張性や負荷分散の観点から、残余リソースが100ある下位レイヤリンクを選択するのが望ましい。
そこで、本発明は、前記問題に鑑み、異なるレイヤにおけるデータ交換機能を有するノードが混在するネットワークにおいて、下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの状況を考慮してリンクコストを計算することによって、上位レイヤの接続パスの経路を適切に選択する手段を提供することを課題とする。
前記課題を解決する本発明のうち、請求項1に係る発明は、異なるレイヤにおけるデータ交換機能を有するノードが混在し、隣接するノード間は物理的な接続パスである下位レイヤリンクで接続され、その下位レイヤリンクを直列接続することによって物理的な経路である下位レイヤパスが設定され、その下位レイヤパスの上にデータ転送のための通信接続の単位である上位レイヤパスが設定されるネットワークにおいて、各ノード間に複数のレイヤにおける接続パスを設定する複数レイヤパス設定方法であって、各ノードにおいて、リンク情報設定手段が、自ノードに接続された下位レイヤリンク及び下位レイヤパスを示すデータリンクに関する情報であるデータリンク情報を設定するステップと、リンク情報交換手段が、リンク情報設定手段が設定したデータリンク情報を、自ノードに隣接するノードである隣接ノードと送受信するステップと、リンクコスト計算手段が、リンク情報設定手段が設定したデータリンク情報及びリンク情報交換手段が受信したデータリンク情報に従って、各データリンクのリンクコストを計算するステップと、経路選択手段が、上位レイヤパスを設定するとき、リンクコスト計算手段が計算した各データリンクのリンクコストから、既存の下位レイヤパス及び新設の下位レイヤパスを利用した経路のリンクコストを計算し、その計算結果によってリンクコストが最小である経路を選択するステップとを実行することを特徴とする。
まず、本発明に係るネットワークは、隣接するノード間を接続する物理的な接続パスである下位レイヤリンク、その下位レイヤリンクを直列接続することによって設定される物理的な経路である下位レイヤパス、及び、その下位レイヤパスの上に設定されるデータ転送のための通信接続の単位である上位レイヤパスの3つのレイヤ(ネットワークの階層)を有する。そして、請求項1に係る複数レイヤパス設定方法によれば、各ノードにおいて設定したデータリンク情報(そのノードに接続された下位レイヤリンク及び下位レイヤパスに関する情報)を隣接ノードと送受信する。これによって、各ノードは、ネットワーク内の全てのデータリンク情報を取得することができる。次に、各ノードにおいて、その取得したデータリンク情報に対応するデータリンクのリンクコストを計算する。更に、上位レイヤパスを設定するときには、その計算したリンクコストから、下位レイヤパスを利用した各経路のリンクコストを計算し、その計算結果によってリンクコストが最小である経路を選択する。これによって、上位レイヤパスの経路として、複数の下位レイヤパスから、リンクコストが最小であるものを選択することができる。
請求項2に係る発明は、前記ネットワークにおける複数レイヤパス設定方法であって、所定のノード間に下位レイヤパスを設定するとき、その下位レイヤパスの両端のノードにおいて、リンク情報設定手段が、その下位レイヤパスのデータリンク情報を、その下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの経路情報を含めて設定するステップと、リンク情報交換手段が、データリンク情報を隣接ノードと送受信するステップと、各ノードにおいて、リンクコスト計算手段が、下位レイヤパスのリンクコストを、下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクのリソースに基づいて計算するステップとを実行することを特徴とする。
請求項2に係る複数レイヤパス設定方法によれば、所定のノード間に下位レイヤパスを設定するとき、その両端のノードにおいて、その下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの経路情報を含むデータリンク情報を設定し、そのデータリンク情報を隣接ノードと送受信する。これによって、各ノードは、新たに設定された下位レイヤパスのデータリンク情報を取得することができる。更に、各ノードにおいて、その下位レイヤパスのリンクコストを、その下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクのリソースに基づいて計算する。
請求項3に係る発明は、前記ネットワークにおける複数レイヤパス設定方法であって、各ノードにおいて、リンク情報設定手段が、自ノードに接続された下位レイヤリンク及び下位レイヤパスを示すデータリンクに関する情報であるデータリンク情報を設定するステップと、リンクコスト計算手段が、リンク情報設定手段が設定したデータリンク情報に従って、各データリンクのリンクコストを計算し、その計算したリンクコストをそのデータリンク情報に追加設定するステップと、リンク情報交換手段が、リンク情報設定手段及びリンクコスト計算手段が設定したデータリンク情報を、自ノードに隣接するノードである隣接ノードと送受信するステップと、経路選択手段が、上位レイヤパスを設定するとき、リンク情報設定手段及びリンクコスト計算手段が設定したデータリンク情報及びリンク情報交換手段が受信したデータリンク情報に含まれる各データリンクのリンクコストから、既存の下位レイヤパス及び新設の下位レイヤパスを利用した経路のリンクコストを計算し、その計算結果によってリンクコストが最小である経路を選択するステップとを実行することを特徴とする。
請求項3に係る複数レイヤパス設定方法によれば、各ノードにおいて設定したデータリンク情報に対応するデータリンクのリンクコストを計算する。そして、その計算したリンクコストを含むデータリンク情報を、隣接ノードと送受信する。これによって、各ノードは、ネットワーク内の全てのデータリンク情報(そのデータリンクのリンクコストを含む)を取得することができる。更に、上位レイヤパスを設定するときには、その取得したデータリンク情報のリンクコストから、下位レイヤパスを利用した各経路のリンクコストを計算し、その計算結果によってリンクコストが最小である経路を選択する。これによって、上位レイヤパスの経路として、複数の下位レイヤパスから、リンクコストが最小であるものを選択することができる。また、各ノードは、取得したデータリンク情報に対応するデータリンクのリンクコストを計算する必要がなくなる。
請求項4に係る発明は、前記ネットワークにおける複数レイヤパス設定方法であって、リンクコスト計算手段が、下位レイヤパスのリンクコストを、αを所定の定数とし、下位レイヤパスが経由する各下位レイヤリンクについて、α/(下位レイヤパスの残余リソース+下位レイヤリンクの残余リソース)を合計した値として計算し、下位レイヤリンクのリンクコストを、1/(下位レイヤリンクの残余リソース)として計算するステップを実行することを特徴とする。
請求項4に係る複数レイヤパス設定方法によれば、下位レイヤパスのリンクコストに対して、下位レイヤパスの残余リソース及び下位レイヤリンクの残余リソースを反映させる。また、下位レイヤリンクのリンクコストに対して、下位レイヤリンクの残余リソースを反映させる。これによって、下位レイヤパスの残余リソースと、下位レイヤリンクの残余リソースとを同じ尺度(帯域、すなわち、単位時間あたりのデータ転送量[GB/sec])で評価できる。なお、αは、所定の定数であり、新設の下位レイヤパスのリンクコストに対して、既存の下位レイヤパスのリンクコストの計算値を調整する係数である。
請求項5に係る発明は、前記ネットワークにおける複数レイヤパス設定方法であって、パス設定手段が、経路選択手段が選択した上位レイヤパスの経路が新設の下位レイヤパスを利用するとき、下位レイヤリンクの上に下位レイヤパスを設定し、その設定した下位レイヤパスの上に上位レイヤパスを設定するステップを実行することを特徴とする。
請求項5に係る複数レイヤパス設定方法によれば、上位レイヤパスを設定する経路として、既存の下位レイヤパスではなく、新設の下位レイヤパスを利用するときは、まず、既存の下位レイヤリンクの上に下位レイヤパスを新たに設定し、その設定した下位レイヤパスの上に上位レイヤパスを設定する。
請求項6に係る発明は、コンピュータに、前記各複数レイヤパス設定方法を実行させる複数レイヤパス設定プログラムである。
請求項1に係る発明によれば、上位レイヤパスの経路として、複数の下位レイヤパスから、そのリンクコストが最小であるものを選択することができるので、下位レイヤパス及び下位レイヤリンクの状況を考慮した、適切な経路選択を行うことができる。
請求項2に係る発明によれば、新たに設定された下位レイヤパスのリンクコストを、その下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクのリソースに基づいて計算するので、下位レイヤパスのリンクコストに対して、その下位レイヤパスを形成する下位レイヤリンクのリソースの状況を反映させることができる。
請求項3に係る発明によれば、上位レイヤパスの経路として、複数の下位レイヤパスから、そのリンクコストが最小であるものを選択することができるので、下位レイヤパス及び下位レイヤリンクの状況を考慮した、適切な経路選択を行うことができる。また、各ノードは、取得したデータリンク情報に対応するデータリンクのリンクコストを計算する必要がなくなるので、各ノードの負荷を削減することができる。
請求項4に係る発明によれば、データリンクのリンクコストの計算に際して、下位レイヤパスの残余リソースや下位レイヤリンクの残余リソースを反映させるので、データリンクのリンクコストを、単純なホップ数(経由するノードの個数又は下位レイヤリンクの個数)だけではなく今後の拡張性を含む、適切な指標とすることができる。
請求項5に係る発明によれば、上位レイヤパスを設定する経路として新設の下位レイヤパスを利用することができるので、新規に上位レイヤパスを設定するとき、既存の下位レイヤパスを利用するべきか、新規の下位レイヤパスを利用するべきか、更に、どの経路を選択するべきかを判断することができ、経路選択の幅を広げることが可能になる。
請求項6に係る発明によれば、コンピュータに複数レイヤパス設定プログラムを実行させることにより、複数レイヤパス設定方法を実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
≪第1の実施の形態≫
第1の実施の形態は、ネットワークを構成するノード間でデータリンク情報を交換した後、上位レイヤパスの経路選択を行うノードで、データリンク情報に対応する全てのデータリンクについてリンクコストを計算し、その計算したリンクコストに基づいて経路選択を行うものである。
<ネットワークの構成と概要>
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るネットワークの構成を示す。このネットワークには、所定のレイヤにおけるデータ交換機能を有する、2種類のノードが混在している。一方のノードは、図1において太い円柱で示される上位レイヤ交換機能ノードであり、ノードA、B及びCが該当する。この上位レイヤ交換機能ノードは、例えば、パケット内の識別情報を用いてパケットを交換する機能を持ち、具体的には、MPLS(Multi-Protocol Label Switching)対応ルータなどによって実現される。ここで、MPLSとは、パケットにラベルという識別子を付加し、MPLS対応ルータ間はそのラベルだけを参照してパケットの送受信を行うことによって、パケット転送を高速化する技術である。
他方のノードは、図1において立方体で示される下位レイヤ交換機能ノードであり、ノードD、E及びFが該当する。この下位レイヤ交換機能ノードは、例えば、光ファイバを媒体としたデータ転送において光波長を交換する機能を持ち、具体的には、OXC(Optical Cross Connect、光クロスコネクト)装置などによって実現される。ここで、OXCとは、光ファイバから入力した光信号を、内部的に一度電気信号に変換することなく、光のままスイッチ処理を行い、別の光ファイバに出力する技術である。なお、ネットワークにおいて、3種類以上のレイヤにおけるデータ交換機能を有するノードが混在していてもよい。
各ノード間は、下位レイヤリンク及び制御リンクによって接続されている。下位レイヤリンクは、ノード間でデータの送受信を行うための媒体であり、具体的には、光ファイバなどによって実現される。図1において、下位レイヤリンクは細い円柱で示されている。制御リンクは、ノード間で制御情報を送受信するための媒体であり、具体的には、光ファイバ、その他の通信線などによって実現される。図1において、制御リンクは実線で示されている。
更に、その下位レイヤリンクを利用して、上位レイヤ交換機能ノード間に下位レイヤパスが設定され、その下位レイヤパスの上に、上位レイヤパスが設定される。下位レイヤパスは、複数の下位レイヤリンクを直列に接続したものであり、上位レイヤ交換機能ノード間におけるデータ転送の物理的な経路を定義するものである。上位レイヤパスは、コネクション(データ転送のための通信接続状態)の単位であり、実際のデータ転送における転送元のノード、転送先のノード、使用リソース(帯域)などを定義するものである。図1に示すように、下位レイヤパスA−Bは、下位レイヤリンクA−D、D−E及びE−Bの上に設定され、下位レイヤパスB−Cは、下位レイヤリンクB−E、E−F及びF−Cの上に設定されている。また、上位レイヤパスA−Cは、下位レイヤパスA−B及びB−Cの上に設定されている。
<ノードの構成と概要>
図2は、本発明の第1の実施の形態に係るノードの構成を示す。一つのノードは、隣接データリンクDB(Data Base、データベース)1、データリンクDB2、隣接制御リンクDB3、リンク情報設定手段4、リンク情報交換手段5、リンクコスト計算手段6及び経路選択手段7から構成される。
隣接データリンクDB1は、そのノードに接続されるデータリンクである隣接データリンクに関する情報を格納する。ここで、データリンクとは、下位レイヤリンク及び下位レイヤパスの総称である。図1では、ノードAにおいて、隣接データリンクとは、下位レイヤリンクA−D及び下位レイヤパスA−Bが相当する。データリンクに関する情報であるデータリンク情報10には、ノードID11、リンクIFID(InterFace ID)12、対向ノードID13、対向リンクIFID14、リンク種別15、リソース16、残余リソース17及び経路情報18がある。
ノードID11は、そのノードに固有の符号であり、IP(Internet Protocol)アドレスなどを使用する。なお、本実施の形態の説明では、便宜上、図1に示すようにA〜Fのアルファベットを使用することによって、ノードを特定するものとする。リンクIFID12は、ノードがデータリンクを指定するための符号であり、特に、そのノード側のリンクIFIDを格納するものである。ここで、データリンクは、接続される2つのノードに対応して、2つの固有のリンクIFIDを持つものとする。対向ノードID13は、そのノードがデータリンクによって接続される相手先ノード、すなわち、対向ノードのノードIDである。対向リンクIFID14は、ノードがデータリンクを指定するための符号であり、特に、対向ノード側のリンクIFIDを格納するものである。
リンク種別15は、そのデータリンク情報10が、下位レイヤリンクの情報であるか、又は、下位レイヤパスの情報であるかを示すものである。それによって、リソース16、残余リソース17及び経路情報18の内容が異なる。
リンク種別15が下位レイヤリンクであるとき、リソース16は、下位レイヤリンクが有する最大リソースを示し、残余リソース17は、リソース16から現在使用中のリソースを除いた未使用のリソースを示す。残余リソース17は、新たに利用可能なリソースであると言うこともできる。ここで、リソースとは、帯域(単位時間あたりのデータ転送量[GB/sec])を意味するが、特に、下位レイヤリンクのリソース16には、例えば、光ファイバを通過することが可能な光の波長の数と、その波長あたりの帯域との積を格納する。そして、下位レイヤリンクの残余リソース17には、未使用の波長の数と、その波長あたりの帯域との積を格納する。なお、リンク種別15が下位レイヤリンクであるとき、経路情報18には、何も格納されず、空欄になる。
リンク種別15が下位レイヤパスであるとき、リソース16は、下位レイヤパスが有する最大リソースを示し、残余リソース17は、リソース16から現在使用中のリソースを除いた未使用のリソースを示す。特に、下位レイヤパスのリソース16には、下位レイヤパスが設定されたときに割り当てられた波長あたりの帯域を格納する。そして、下位レイヤパスの残余リソース17には、その割り当てられた帯域から、上位レイヤパスが実際に使用する帯域を除いた分を格納する。更に、リンク種別15が下位レイヤパスであるとき、経路情報18が格納される。この経路情報18は、その下位レイヤパスがどのノードを経由しているかを示す。例えば、図1では、ノードAにおいて、下位レイヤパスA−Bに対する経路情報18として、A−D−E−Bが設定される。なお、このとき、下位レイヤパスが経由する各下位レイヤリンクの光波長は、異なっていてもよい。
前記のような情報以外に、シーケンスナンバや廃棄までの時間(図示せず)などを保持してもよい。ここで、シーケンスナンバは、データリンク情報10の新旧を表す番号であり、そのノードがそのデータリンク情報10を生成した順番を示す。廃棄までの時間は、後記するリンク情報交換によって受信したデータリンク情報を廃棄するまでの時間を指定するものである。具体的には、所定のデータリンク情報10を受信してから、廃棄までの時間内にそのデータリンク情報10を再度受信しなければ、そのデータリンク情報10が無効になったものと判断して、保持しているデータリンク情報10を廃棄する。
データリンクDB2は、隣接データリンクDB1に格納されているデータリンク情報10、及び、隣接制御リンクDB3に含まれる制御リンク情報30が示す制御リンクを通して他のノードから受信したデータリンク情報10を格納している。
隣接制御リンクDB3は、そのノードに接続される制御リンクである隣接制御リンクに関する情報を格納している。図1では、ノードAにおいて、隣接制御リンクとは、制御リンクA−Dが相当する。制御リンクに関する情報である制御リンク情報30には、ノードID31、リンクIFID32、対向ノードID33及び対向リンクIFID34がある。その内容は、データリンク情報10と同様である。
なお、隣接データリンクDB1、データリンクDB2及び隣接制御リンクDB3は、MPLS対応ルータやOXC装置に内蔵又は外部接続されるハードディスク装置、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶媒体によって実現される。
リンク情報設定手段4は、隣接データリンクDB1に格納されるデータリンク情報10及び隣接制御リンクDB3に格納される制御リンク情報30を設定する。特に、下位レイヤパスが設定されたとき、その下位レイヤパスの両端のノードにおいて、リンク情報設定手段4が、経路情報18を含む下位レイヤパスのデータリンク情報10を、隣接データリンクDB1に格納する。その後、隣接データリンクDB1に格納されたデータリンク情報10を、データリンクDB2にも格納する。
リンク情報交換手段5は、隣接制御リンクDB3に格納された制御リンク情報30が示す制御リンクを用いて、データリンクDB2に格納されたデータリンク情報10を対向ノードと交換する。すなわち、対向ノードのデータリンクDB2と、そのノードのデータリンクDB2が同一になるように同期をとる。
リンクコスト計算手段6は、データリンクDB2に格納された各データリンク情報10に対応するデータリンクのリンクコストを計算する。リンクコストの内容及び計算方法については後記する。
経路選択手段7は、上位レイヤパスを設定するとき、リンクコスト計算手段6が計算したリンクコスト及び新たに設定可能な下位レイヤパスのリンクコストに基づいて、上位レイヤパスが利用する下位レイヤパスの経路を選択する。
なお、リンク情報設定手段4、リンク情報交換手段5、リンクコスト計算手段6及び経路選択手段7は、MPLS対応ルータやOXC装置内の所定のメモリに格納されたプログラムがCPU(Central Processing Unit)によって実行されることで実現される。これは、後記する第2の実施の形態及び第3の実施の形態においても同様である。
<ノードの動作>
図3のフローチャートに沿って、本発明の第1の実施の形態に係るノードの動作について説明する(適宜図1及び図2参照)。まず、リンク情報設定手段4は、そのノードにおけるリンク情報を設定する(ステップS301)。そのリンク情報としては、隣接データリンクDB1に格納されるデータリンク情報10及び隣接制御リンクDB3に格納される制御リンク情報30がある。このとき、リンク種別15が下位レイヤパスであるデータリンク情報10については、経路情報18を含めて設定されることになる。具体的な設定方法としては、オペレータの入力操作によって設定されたり、ノードに電源が投入されたときの初期化の一環である他のノードとのネゴシエーション動作によって設定されたりする。リンク情報設定手段4は、そのノードに接続された全てのデータリンクに関する情報であるデータリンク情報10を隣接データリンクDB1に格納した後、そのデータリンク情報10をデータリンクDB2にも格納する。
次に、リンク情報交換手段5は、ネットワーク全体のデータリンク情報10を交換する(ステップS302)。具体的には、隣接制御リンクDB3に格納された制御リンク情報30が示す制御リンクを用いて、データリンクDB2に格納されたデータリンク情報10を対向ノードに送信する一方、その対向ノードのデータリンクDB2に格納されたデータリンク情報10を受信する。そして、その受信したデータリンク情報10と、既にデータリンクDB2に格納されているデータリンク情報10とを比較照合する。このとき、受信したデータリンク情報10が、新規の情報であれば、データリンクDB2に格納する。受信したデータリンク情報10と、既にデータリンクDB2に格納されているデータリンク情報10とが同一のデータリンクの情報であれば、前記シーケンスナンバなどによって判断した結果、新しい方のデータリンク情報10をデータリンクDB2に記憶する。これは、リソース16、残余リソース17及び経路情報18を最新の状態にするためである。リンク情報交換手段5は、このような動作を全ての隣接ノードに対して定期的に繰り返す。これによって、各ノードのデータリンクDB2にネットワーク内の全てのデータリンク情報10が収集されることになる。
続いて、ネットワークのトラフィック量が増大したり、ノードが新設されたことによって、上位レイヤパス計算要求が発生したとき(ステップS303のYes)、リンクコスト計算手段6は、各データリンクのリンクコストを計算する(ステップS304)。なお、上位レイヤパス計算要求が発生していないときには(ステップS303のNo)、そのチェックを繰り返す(ステップS303)。
ここで、リンクコスト計算手段6が行う、リンクコストの計算方法について説明する。データリンク情報10のリンク種別15が下位レイヤリンクであるとき、リンクコストは、次の式1で求めることができる。

下位レイヤリンクのリンクコスト=1/残余リソース・・・式1

式1によれば、下位レイヤリンクのリンクコストは、残余リソースの逆数であり、その下位レイヤリンクを利用できる余地又は拡張性を示すものである。リンクコストは、小さいほど望ましい。ここで、残余リソースは、帯域であるが、波長のような離散的な値しかとれない場合は、波長数と、その波長あたりの帯域との積となる。
また、データリンク情報10のリンク種別15が下位レイヤパスであるとき、リンクコストは、次の式2で求めることができる。

下位レイヤパスのリンクコスト=α×Σ[1/(下位レイヤパスの残余リソース+下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの残余リソース)]・・・式2

ここで、αは、定数であり、新設の下位レイヤパスのリンクコストに対して、既存の下位レイヤパスのリンクコストの計算値を調整する係数である。新設の下位レイヤパスのリンクコストは、そのリソースが上位レイヤパスに割り当てられていないので、式1の下位レイヤリンクのリンクコストを合計することによって求めることができる。既存の下位レイヤパスのリンクコストは、式2によって求めることができる。例えば、αを1より小さくすることによって、上位レイヤパスの経路を選択するとき、下位レイヤパスを新設するより、既存の下位レイヤパスを利用する方を選択しやすくすることができる。また、Σは、その下位レイヤパスが経由する全ての下位レイヤリンクについて合計することを意味する。下位レイヤパスの残余リソースは、下位レイヤパスに割り当てられた波長あたりの帯域から、上位レイヤパスが実際に使用する帯域を除いた分である。従って、(下位レイヤパスの残余リソース+下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの残余リソース)は、下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの残余リソースの実効値であると言うことができる。
図1において、下位レイヤパスA−Bの残余リソースをXとし、下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクA−Dの残余リソースを1波長、D−Eの残余リソースを2波長、E−Bの残余リソースを3波長、1波長あたりの帯域をYとすれば、下位レイヤパスA−Bのリンクコストは、α×[1/(X+1×Y)+1/(X+2×Y)+1/(X+3×Y)]によって求めることができる。
更に、経路選択手段7は、上位レイヤパスの経路を選択する(ステップS305)。具体的には、上位レイヤパスを設定するとき、リンクコスト計算手段6が計算したリンクコスト及び新たに設定可能な下位レイヤパスのリンクコストを比較して、リンクコストが最も小さくなるような下位レイヤパスの経路を選択する。図1において、ノードA−C間に新規に上位レイヤパスを設定する場合、既存の下位レイヤパスA−B及びB−Cを利用することが考えられる。一方、下位レイヤリンクA−D、D−E、E−F及びF−Cの上に、新規の下位レイヤパスA−Cを設定し、その下位レイヤパスA−Cの上に上位レイヤパスA−Cを設定することが考えられる。このとき、式2のαを1とすれば、既存の下位レイヤパスを利用する方が、下位レイヤリンクE−Bの往復分のリンクコストや使用中のリソースによるリンクコストが余計にかかる。従って、新規の下位レイヤパスA−Cを選択することになる。
なお、経路選択手段7は、その下位レイヤパスの残余リソースが、新規に設定する上位レイヤパスの要求する帯域より小さい下位レイヤパスを選択の対象から除いた上で、リンクコスト計算手段6によって計算されたリンクコストを用いて、上位レイヤパスの経路選択を行う。
≪第2の実施の形態≫
本発明の第2の実施の形態は、各データリンクに接続されたノードにおいて、そのデータリンクのリンクコストを計算し、その計算したリンクコストを含むデータリンク情報を交換することで、ネットワーク内の全てのデータリンクのリンクコストを取得するものである。
図4は、本発明の第2の実施の形態に係るノードの構成を示す。図2と比較すると、隣接データリンクDB1及びデータリンクDB2において、リンクコスト19が追加されている。なお、図2と同様に経路情報18が記載されているが、隣接データリンクDB1からデータリンクDB2へのデータリンク情報10の格納やノード間のリンク情報交換においてデータ転送量を削減するために、データリンクDB2には経路情報18を格納しないことにしてもよい。隣接データリンクDB1に格納されるデータリンク情報10のリンクコスト19は、リンクコスト計算手段6によって計算された値が設定され、リンク情報交換手段5が、このリンクコスト19を含むデータリンク情報10を交換し、データリンクDB2を形成する。なお、このとき、リンクコスト計算手段6は、前記のような計算方法を用いるものとする。
図5は、本発明の第2の実施の形態に係るノードの動作を示す。図3と比較すると、リンクコスト計算手段6によるリンクコスト計算(ステップS502)は、リンク情報交換手段5によるリンク情報交換(ステップS503)より前に実施され、その計算されたリンクコスト19が各隣接データリンクDB1のデータリンク情報10に格納される。その後、リンク情報交換手段5は、データリンク情報10を交換する(ステップS503)。リンクコスト19は既に計算済みのため、経路選択(ステップS505)の前にリンクコスト計算を実施する必要はなくなる。
≪第3の実施の形態≫
本発明の第3の実施の形態は、経路選択結果を用いて、パス設定を行うものである。
図6は、本発明の第3の実施の形態に係るノードの構成を示す。なお、図6は、図2の拡張形態として書いているが、図4の拡張形態も同様に実現することができる。図6は、図2と比較すると、パス設定手段8が追加されている。パス設定手段8は、経路選択手段7によって得られた経路上に、上位レイヤパスを設定する。図1を例として説明すると、経路選択手段7がノードA・ノードC間に新規に設定する上位レイヤパスの経路を選択した場合、経路選択結果として下位レイヤリンクA−D、D−E、E−F及びF−Cが得られたとき、パス設定手段8は、それらの下位レイヤリンクの上に下位レイヤパスA−Cを新設した後、その新設した下位レイヤパスA−Cの上に、上位レイヤパスA−Cを設定する。
図7は、本発明の第3の実施の形態に係るノードの動作を示す。経路選択手段7が上位レイヤパスの経路選択を行った(ステップS705)後、パス設定手段8がその上位レイヤパスを設定する(ステップS706)。そして、その設定された上位レイヤパスが経由するデータリンクに応じて、リンク情報設定手段4が、リンク情報を設定する(ステップS701)。例えば、図1において、下位レイヤパスA−Cが、下位レイヤリンクA−D、D−E、E−F及びF−Cを利用して設定され、その下位レイヤパスA−Cの上に、上位レイヤパスA−Cが設定されたとき、下位レイヤリンクA−D、D−E、E−F及びF−Cの残余リソースが1波長減少し、下位レイヤパスA−Cのデータリンク情報10が、ノードA及びノードCの隣接データリンクDB1に追加される。このときの下位レイヤパスA−Cのリソース16はY、残余リソース17は(Y−Z)、経路情報18は、A−D−E−F−Cとなる。なお、Yは、1波長あたりの帯域であり、Zは、新設された上位レイヤパスA−Cの利用帯域である。隣接データリンクDB1のデータリンク情報10が変更されたため、リンク情報交換手段5がリンク情報の交換を行う(ステップS702)ことによって、全ノードでデータリンクDB2におけるデータリンク情報10の同期がとられる。
なお、パス設定手段8は、MPLS対応ルータやOXC装置内の所定のメモリに格納されたプログラムがCPUによって実行されることで実現される。
以上説明した本発明の実施の形態に係る各ノードはコンピュータ及びプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体に記録することでその記録媒体によって提供することが可能である。また、そのプログラムをネットワーク経由で提供することも可能である。
≪その他の実施の形態≫
以上本発明について好適な実施の形態について一例を示したが、本発明は前記実施の形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
例えば、前記実施の形態では、隣接するノード間の下位レイヤリンクは、それぞれ1個ずつであるように記載したが、そのノード間に複数個の下位レイヤリンクが接続されていてもよい。このとき、下位レイヤパスのデータリンク情報10の経路情報18には、その下位レイヤパスが経由するノードを特定するノードIDではなく、その下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクを特定する情報、例えば、リンクIFIDなどを格納する。
本発明の第1の実施の形態に係るネットワークの構成を示す図である。なお、図1が示す構成は、第2の実施の形態及び第3の実施の形態に共通する。 本発明の第1の実施の形態に係るノードの構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態に係るノードの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係るノードの構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係るノードの動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係るノードの構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態に係るノードの動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 隣接データリンクDB
2 データリンクDB
3 隣接制御リンクDB
4 リンク情報設定手段
5 リンク情報交換手段
6 リンクコスト計算手段
7 経路選択手段
8 パス設定手段

Claims (6)

  1. 異なるレイヤにおけるデータ交換機能を有するノードが混在し、隣接するノード間は物理的な接続パスである下位レイヤリンクで接続され、その下位レイヤリンクを直列接続することによって物理的な経路である下位レイヤパスが設定され、その下位レイヤパスの上にデータ転送のための通信接続の単位である上位レイヤパスが設定されるネットワークにおいて、各ノード間に複数のレイヤにおける接続パスを設定する複数レイヤパス設定方法であって、
    各ノードにおいて、
    リンク情報設定手段が、自ノードに接続された下位レイヤリンク及び下位レイヤパスを示すデータリンクに関する情報であるデータリンク情報を設定するステップと、
    リンク情報交換手段が、前記リンク情報設定手段が設定したデータリンク情報を、自ノードに隣接するノードである隣接ノードと送受信するステップと、
    リンクコスト計算手段が、前記リンク情報設定手段が設定したデータリンク情報及び前記リンク情報交換手段が受信したデータリンク情報に従って、各データリンクのリンクコストを計算するステップと、
    経路選択手段が、上位レイヤパスを設定するとき、前記リンクコスト計算手段が計算した各データリンクのリンクコストから、既存の下位レイヤパス及び新設の下位レイヤパスを利用した経路のリンクコストを計算し、その計算結果によってリンクコストが最小である経路を選択するステップと、
    を実行することを特徴とする複数レイヤパス設定方法。
  2. 所定のノード間に下位レイヤパスを設定するとき、
    その下位レイヤパスの両端のノードにおいて、
    前記リンク情報設定手段が、その下位レイヤパスのデータリンク情報を、その下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクの経路情報を含めて設定するステップと、
    前記リンク情報交換手段が、前記データリンク情報を前記隣接ノードと送受信するステップと、
    各ノードにおいて、
    前記リンクコスト計算手段が、前記下位レイヤパスのリンクコストを、前記下位レイヤパスが経由する下位レイヤリンクのリソースに基づいて計算するステップと、
    を実行することを特徴とする請求項1に記載の複数レイヤパス設定方法。
  3. 異なるレイヤにおけるデータ交換機能を有するノードが混在し、隣接するノード間は物理的な接続パスである下位レイヤリンクで接続され、その下位レイヤリンクを直列接続することによって物理的な経路である下位レイヤパスが設定され、その下位レイヤパスの上にデータ転送のための通信接続の単位である上位レイヤパスが設定されるネットワークにおいて、各ノード間に複数のレイヤにおける接続パスを設定する複数レイヤパス設定方法であって、
    各ノードにおいて、
    リンク情報設定手段が、自ノードに接続された下位レイヤリンク及び下位レイヤパスを示すデータリンクに関する情報であるデータリンク情報を設定するステップと、
    リンクコスト計算手段が、前記リンク情報設定手段が設定したデータリンク情報に従って、各データリンクのリンクコストを計算し、その計算したリンクコストをそのデータリンク情報に追加設定するステップと、
    リンク情報交換手段が、前記リンク情報設定手段及び前記リンクコスト計算手段が設定したデータリンク情報を、自ノードに隣接するノードである隣接ノードと送受信するステップと、
    経路選択手段が、上位レイヤパスを設定するとき、前記リンク情報設定手段及び前記リンクコスト計算手段が設定したデータリンク情報及び前記リンク情報交換手段が受信したデータリンク情報に含まれる各データリンクのリンクコストから、既存の下位レイヤパス及び新設の下位レイヤパスを利用した経路のリンクコストを計算し、その計算結果によってリンクコストが最小である経路を選択するステップと、
    を実行することを特徴とする複数レイヤパス設定方法。
  4. 前記リンクコスト計算手段が、下位レイヤパスのリンクコストを、αを所定の定数とし、下位レイヤパスが経由する各下位レイヤリンクについて、α/(下位レイヤパスの残余リソース+下位レイヤリンクの残余リソース)を合計した値として計算し、下位レイヤリンクのリンクコストを、1/(下位レイヤリンクの残余リソース)として計算するステップを実行することを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の複数レイヤパス設定方法。
  5. パス設定手段が、前記経路選択手段が選択した上位レイヤパスの経路が新設の下位レイヤパスを利用するとき、下位レイヤリンクの上に下位レイヤパスを設定し、その設定した下位レイヤパスの上に上位レイヤパスを設定するステップを実行することを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の複数レイヤパス設定方法。
  6. コンピュータに、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載の複数レイヤパス設定方法を実行させることを特徴とする複数レイヤパス設定プログラム。
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