JP2009071614A - 波長制御ネットワークシステム及び波長制御方法 - Google Patents

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Atsushi Taniguchi
篤 谷口
Akira Hirano
章 平野
Hidehiko Takara
秀彦 高良
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Abstract

【課題】波長が溢れたときに波長を割り当てる波長管理技術と波長群間に歯抜けが発生してしまった場合に、波長を再配置する。
【解決手段】本発明は、複数のノード装置と複数の波長スイッチ装置を備え、多波長の光信号で通信を行う光通信システムにおいて、ノード装置または波長スイッチ装置または集中管理装置が、複数波長の光信号を使ってノード装置間を接続するための接続要求メッセージを受信すると、要求された数の連続した空き波長がない場合には、他のノード装置が使用中の波長を再配置することによって、要求された数の連続した空き波長を確保し、確保した空き波長を使って要求のあったノード装置間の接続を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、波長制御ネットワークシステム及び波長制御方法に係り、特に、簡易にかつ高速にはリンクを生成する光制御ネットワークを提供するための波長制御ネットワークシステム及び波長制御方法に関する。
近年分散コンピューティングシステム(分散システム)は、従来の科学用の計算グリッドのみならず、ビジネス分野でも使用されるようになり、Webサーバ、ストリーミングサーバ、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ等についても検討されている。更に、Webを使ったアプリケーションを提供する技術検討も進められており、メモリ量がTビットを超える複数のパーソナルコンピュータが相互に通信をするような技術の検討が進められている。このようなシステムでは、複数のサーバ間を高速に切り替えてかつ大容量を通信できるネットワークが必要である。
図18に従来の光制御ネットワークを説明するための図である。
同図に示すシステムには、ルータ等の複数のノード装置A,B,C及び波長スイッチ装置400を有する。各ノード装置100には、ノード制御通信部200が接続または、内蔵されている。ノード装置100は、それぞれ、クライアント装置収容部110、インタフェース130、波長多重分割装置140を有し、ノード制御信号通信部200は、通信インタフェース210を有する。波長スイッチ装置400は、スイッチ制御信号通信部300を接続または内蔵している。スイッチ制御信号通信部300は、ノード制御通信部200と通信するための通信インタフェース310と、スイッチ制御部350を有する。
各ノード装置100は、クライアント装置収容部110を介して複数のユーザ装置と接続されており、ノード装置間で通信を行うときは、RSVP(Resource Reservation Protocol)やRSVP-TE(Traffic Engineering)等のシグナリングを用いて各ノード装置のIF(Interface)を予約して光パスを生成することで通信が可能になる(例えば、特許文献1参照)。
また、近年バックボーン用として波長スイッチを使って1波長ずつ光をスイッチングするのではなく、複数波長を纏めてスイッチする波長群パスを使った光ネットワークが検討されている。これによりスイッチ規模の削減、及びパスの管理運用への負担の低減が期待できる。
このような波長群ネットワークには波長の設定を同時に変更できる波長スイッチもしくは波長群スイッチが必須である。GMPLS(Generalized Multi Protocol Label Switching)でのシグナリングによる対地間の波長群パスの制御方法も検討されている(例えば、非特許文献2参照)。
特開2000−259537号公報 R. Douville et. al, "Extensions to generalized MPLS in support of waveband switching" Internet draft draft-douville-ccamp-gmpls-waveband-extensions-01.txt, June
しかしながら、上記図18に示す従来の波長スイッチ装置を用いれば、波長を切り替えて対地間に波長群パスを割り当てることが可能であるが、図19(a)に示すノード装置の許容波長以上に予約が来た場合は、要求波長を受け付けることができないため、空き波長ができるまで待つしかない。また、波長群で通信を行う場合、図19(b)のように波長群と波長群との間に歯抜けが発生し、新たな要求波長より少ない波長の歯抜けが発生しまう場合がある。この場合、新たな別の波長帯に分けてパスを張ることになり、波長群毎に分散、雑音特性等も異なるため管理が複雑になる。
本発明は、上記の転移鑑みなされたもので、波長の設定を同時に変更できる波長スイッチを使うことで、波長が溢れたときに波長を割り当てる波長管理技術と波長群間に歯抜けが発生してしまった場合に、波長を再配置する波長再配置技術を含む波長制御ネットワーク装置及び波長制御方法を提供することを目的とする。
図1は、本発明の原理構成図である。
本発明(請求項1)は、制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段200を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置100と、
制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段300を内蔵または接続し、ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置400と、
ノード装置100間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路10と、
ノード制御信号通信手段200及びスイッチ制御信号通信手段300で通信を行うノード制御信号通信路20と、
を備えた波長制御ネットワークシステムにおいて、
ノード装置100は、
送受信ポートに設けられる波長分割多重手段140と、
クライアント装置からのデータを宛先ノード装置毎に分け、波長を束ねる、もしくは、多重化する波長群生成手段120と、を有し、
ノード制御信号通信手段200は、
ノード装置100間で使用している波長を管理するテーブルを有するノード波長管理手段220と、
波長数が溢れた場合に各ノードの使用している波長数を再割当する波長割当手段230と、
接続する宛先のノード装置のノード制御信号通信手段に対し、送信元のノード装置を特定する情報と該宛先のノード装置を特定する情報と必要な波長数を含む接続要求メッセージを送信する手段と、
接続要求メッセージを受け取った場合に、当該ノード装置のノード波長管理手段を参照して空き波長インタフェース数を確認し、要求された分の空き波長インタフェースがある場合は要求された波長数をノード装置間の通信に割り当て、要求された分の空き波長がない場合は、当該ノード装置内の波長割当手段230で送信先ノード装置に接続されている他のノード装置の波長を再配置し、該他のノード装置のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信し、スイッチ制御装置400のスイッチ制御信号通信手段300にスイッチ設定要求メッセージを送信する手段と、
を有し、
波長スイッチ装置400のスイッチ制御信号通信手段300は、
ノード装置100から送信されたスイッチ設定要求メッセージに対し、空き波長を使ってノード装置間に波長リンクを生成する手段を有する。
本発明(請求項2)は、制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
ノード制御信号通信手段及びスイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
を備えた波長制御ネットワークシステムにおいて、
ノード装置は、
クライアント装置からのデータを宛先ノード装置に毎に分け、波長を束ねる、もしくは、多重化する波長群生成手段と、
送受信ポートに設けられる波長多重分割手段と、を有し、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段は、
波長情報を管理するスイッチ波長管理手段と、
波長を再割り当てする波長割当手段と、
複数のノード装置間に張られた1からMまでの波長の設定を変更するスイッチ制御手段と、を有し、
ノード装置のノード制御信号通信手段は、
宛先ノード装置と接続する際に、経由する波長スイッチ装置のスイッチ制御手段に対し、送信元のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と、送信先のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と必要な波長数を含むスイッチ設定要求メッセージを送信する手段を有し、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段は、
ノード装置のノード信号制御通信手段からスイッチ設定要求メッセージを受信すると、スイッチ波長管理手段を参照して、連続で割り当てられる空き波長がある場合は波長を割り当て、連続で割り当てられる空き波長がない場合は、波長割当手段により他のノード装置の波長を再配置し、他のノード装置のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信し、空き波長を使って要求のあったノード装置間に波長を生成する手段を有する。
本発明(請求項3)は、制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
ノード制御信号通信手段及びスイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
を備えた波長制御ネットワークシステムにおいて、
ノード装置間で使用している波長を管理するテーブルを持つ波長管理手段と、
波長数が溢れた場合に、各ノードの使用している波長数を再割当する波長割当手段と、
を有し、ネットワークを管理する集中管理装置を有し、
ノード装置は、
クライアント装置からのデータを宛先のノード装置毎に分け、波長を束ねる、もしくは、多重化する波長群生成手段と、
を有し、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段は、
複数のノード装置間に張られた1からMまでの波長の設定を変更するスイッチ制御手段を有し、
ノード装置のノード制御信号通信手段は、
宛先のノード装置と接続する際に、集中管理装置に対して、送信元のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と送信先のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と必要な波長数を含むスイッチ設定要求メッセージを送信する手段を有し、
集中管理装置は、
ノード装置からスイッチ設定要求メッセージを受信し、波長管理手段を参照して、連続で割り当てられる空き波長がある場合は、波長を割り当て、連続で割り当てられる空き波長がない場合は、波長割当手段により他のノード装置の波長を再配置または、波長数を変更し、他のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信し、波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段にスイッチ変更メッセージを送信する手段を有し、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段は、
空き波長を使って集中管理装置からのスイッチ変更メッセージに基づいてノード装置間に波長を生成する手段を有する。
図2は、本発明の原理を説明するための図である。
本発明(請求項4)は、制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
ノード制御信号通信手段及びスイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
を備えたシステムにおける波長制御方法において、
送信元のノード装置のノード制御信号通信手段が、
接続する宛先のノード装置のノード制御信号通信手段に対し、送信元のノード装置を特定する情報と該宛先のノード装置を特定する情報と必要な波長数を含む接続要求メッセージを送信するステップ(ステップ1)を行い、
宛先のノード装置が、
接続要求メッセージを受信すると、ノード装置間で使用している波長を管理するテーブルを有するノード波長管理手段を参照して空き波長インタフェース数を確認し(ステップ2)、要求された分の空き波長インタフェースがある場合は要求された波長数をノード装置間の通信に割り当てる(ステップ3)ステップと、
接続要求メッセージで要求された分の空き波長がない場合は、送信先ノード装置に接続されている他のノード装置の波長を再配置し、もしくは、波長数を変更する(ステップ4)ステップと、
他のノード装置のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信し(ステップ5)、スイッチ制御装置のスイッチ制御信号通信手段にスイッチ設定要求メッセージを送信する(ステップ6)ステップと、を行い、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段が、
ノード装置から送信されたスイッチ設定要求メッセージに対し、空き波長を使ってノード装置間に波長リンクを生成する(ステップ7)ステップを行う。
本発明(請求項5)は、制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
ノード制御信号通信手段及びスイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
を備えたシステムにおける波長制御方法において、
ノード装置のノード制御信号通信手段が、
宛先ノード装置と接続する際に、経由する波長スイッチ装置のスイッチ制御手段に対し、送信元のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と、送信先のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と必要な波長数を含むスイッチ設定要求メッセージを送信するステップを行い、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段が、
ノード装置のノード信号制御通信手段からスイッチ設定要求メッセージを受信すると、スイッチ波長管理手段を参照して、連続で割り当てられる空き波長がある場合は波長を割り当てるステップと、
連続で割り当てられる空き波長がない場合は、他のノード装置の波長を再配置し、他のノード装置のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信するステップと、
空き波長を使って要求のあったノード装置間に波長を生成するステップと、を行う。
また、本発明(請求項6)は、請求項4または5において、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段が、
スイッチ設定要求メッセージを受信した時に、連続で割り当てられる波長がない場合は、スイッチ波長管理手段から最も空き波長が多い波長群Aを探し出し、該波長群Aの短波長側(または、長波長側)に隣接する波長群Bの短波長側(または長波長側)に空き波長があるか調べるステップと、
空き波長がある場合は、最も空き波長の多い波長群Aにリンク波長群B相当の波長を設定するように波長群Bを使っているノード装置に通知し、スイッチを設定後に現在使っている波長群Bから設定した波長群Aにフォワーディングテーブルを変更するように、ノード装置に要求するステップと、
フォワーディングテーブルを書き換えることによりトラフィックを移し変えるステップと、
設定したリンクにトラフィックを移し変えた後に、元に波長群Bを削除するステップと、
空き波長がなった場合は、波長群Bの短波長側(または長波長側)にある波長群Cの短波長側(または長波長側)に空き波長がないか調べるステップと、
空き波長がある場合は、上記のステップを繰り返す。
また、本発明(請求項7)は、請求項4または5において、
ノード装置が、受信した接続要求メッセージの要求波長が、空き波長インタフェース数よりも多い場合に、当該ノード装置と通信している他の全てのノード装置を含め利用している、もしくは、要求している波長数から、1波長ずつ減らした後の空き波長数が再び当該ノード装置への要求波長で収まるかを確認するステップと、
収容できる波長インタフェース数に収まらない場合は、上記のステップを繰り返すステップと、
波長インタフェース数に収まった場合は、その波長数で他のノード装置に波長数変更メッセージを送信するステップと、
波長スイッチ装置にスイッチを設定するための波長制御メッセージを送信するステップと、を行う。
また、本発明(請求項8)は、請求項7において、
ノード装置が、
通信時にサービスクラス情報を含む接続要求メッセージを送信するステップと、
宛先のノード装置に繋がっている全てのノード装置の波長数を減らす際に、要求ノード及びスイッチを使用している他のノードのサービスクラスを比較し、サービスクラスの低いサービスから1波長減らし、当該ノード装置の収容できる波長数を収まるかを確認するステップと、を行う。
本発明(請求項9)は、制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
ノード制御信号通信手段及びスイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
ネットワークを管理する集中管理装置
を備えたシステムにおける波長制御方法において、
ノード装置のノード制御信号通信手段が、
宛先のノード装置と接続する際に、送信元のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と送信先のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と必要な波長数を含むスイッチ設定要求メッセージを集中管理装置に送信するステップを行い、
集中管理装置が、
ノード装置からスイッチ設定要求メッセージを受信し、ノード装置間で使用している波長を管理するテーブルを持つ波長管理手段を参照して、連続で割り当てられる空き波長がある場合は、波長を割り当てるステップと、
連続で割り当てられる空き波長がない場合は、他のノード装置の波長を再配置もしくは、波長数を変更するステップと、
他のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信するステップと、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段にスイッチ変更メッセージを送信するステップと、を行い、
波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段が
空き波長を使って集中管理装置からのスイッチ変更メッセージに基づいてノード装置間に波長を生成するステップを行う。
上記のように本発明によれば、ノード装置または波長スイッチ装置または集中管理装置が、複数波長の光信号を使ってノード装置間を接続するための接続要求メッセージを受信すると、要求された数の連続した空き波長がない場合には、他のノード装置が使用中の波長を再配置することによって要求された数の連続した空き波長を確保し、確保した空き波長を使って要求のあったノード装置間の接続を行うことにより、複数波長の光信号を使う1つのパスを分散、雑音特性等が異なる複数の波長帯に分けて張るようなことが避けられ、システムにおける波長管理が容易になる。
以下、図面と共に本発明の実施の形態を説明する。
[第1の実施の形態]
本実施の形態では、波長再割当を可能にするための仕組みを説明する。
図3、図4、図5は、本発明が適用されるシステム構成を示す。
図3は、本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成(その1)を示す。
図3に示すノード装置100A,Bは、クライアント装置のトラフィックを収容するクライアント装置収容部110、クライアント装置からのデータを宛先ノード装置毎に分割し、多重化する波長群生成部120、インタフェース管理部130、波長分割多重装置140及び制御信号の通信を行うノード制御信号通信部200を有する。
ノード装置100A,Bのノード制御信号通信部200は、通信インタフェース210、ノード間で使用している波長を管理する波長テーブルを有するノード波長管理部220、波長数が溢れた場合に各ノード装置の使用している波長数を再割当する波長割当部230を有する。なお、同図に示すノード制御信号通信部200は、ノード装置100に接続されているが、この例に限定されることなく、ノード装置100内に内蔵されていてもよい。
図3に示す波長スイッチ装置400は、スイッチ制御信号通信部300に接続され、スイッチ制御信号通信部300は、入力側・出力側の通信インタフェース310と、波長スイッチ装置400を制御するスイッチ制御部350を有する。なお、同図に示すスイッチ制御信号通信部300は、波長スイッチ装置400に接続されているが、波長スイッチ装置400に内蔵されていてもよい。
ノード装置100A,100Bは、伝送路10を介して、M(Mは2以上の整数)波長の信号光の通信を行う。
ノード制御信号通信部200A,200Bは、スイッチ制御信号通信部300との間でノード制御信号通信路20を介して通信を行う。
図3では、一例としてクライアント装置−ノード装置−波長スイッチ装置−ノード装置−クライアント装置でつながっているが、複数のノード装置や波長スイッチが繋がった構成でもよい(例:クライアント装置−ノード装置1−ノード装置2−波長スイッチ装置1−波長スイッチ装置2−ノード装置−クライアント装置)。なお、本発明は、トポロジに依らずスター型、リング型、フルメッシュ型でもよい。
また、次のように、ノード装置の両端に波長スイッチが繋がる構成でもよい(例:クライアント装置−ノード装置−波長スイッチ装置−ノード装置−波長スイッチ装置−ノード装置−クライアント装置)。
図4は、本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成(その2)を示す。
図3の構成では、ノード装置100のノード制御信号通信部200にノード波長管理部220と波長割当部230を設けたが、図4に示すシステムでは、波長スイッチ装置400のスイッチ制御信号通信部300にスイッチ波長管理部320と波長割当部330を備えた構成である。スイッチ波長管理部320、波長割当部330は、図3におけるノード制御信号通信部200内のものと同様の機能を有する。
なお、図4の構成においても、ノード制御信号通信部200は、ノード装置100に接続されているが、ノード装置100に内蔵されていてもよい。また、同様に、スイッチ制御信号通信部300も波長スイッチ装置400に接続されているが、波長スイッチ装置400に内蔵されていてもよい。
図5は、本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成(その3)を示す。
同図は、集中管理装置500を備え、当該集中管理装置500にスイッチ波長管理部520、波長割当部530を設けた構成である。
上記の図3〜図5の構成において、ノード装置100は、クライアント装置収容部110においてクライアント装置(図示せず)のトラフィックを収容しており、クライアント装置のデータを波長群生成部120によって宛先ノードに応じてクライアントの信号を分け、波長分割多重装置140で多重化している。
ネットワーク管理者、もしくはノード装置100、もしくは、クライアント装置が、波長制御ネットワークに入るトラフィック量、もしくは、要求に応じてそれぞれのノード間を何波長でつなぐ必要があるかを判断する。接続する波長数が決まったノード装置は、接続先の波長スイッチ装置(光スイッチ装置)400、ノード装置(もしくはノード装置のみ)100に対し、接続要求メッセージを送信する。当該接続要求メッセージには、送信元のノードを特定する情報(アドレスやノードID等)と宛先のノードを特定する情報(アドレスやノードID等)と要求する波長数(例えば、5波長等)を含む。更に、複数波長を纏めて管理するVLANタグを付け、接続先に波長群を特定するVLAN情報を送ってもよい。
波長接続要求を受け取った波長スイッチ装置400(またはノード装置)は、スイッチ(またはノード)波長管理部320(ノード装置の場合はノード波長管理部220)を参照することによって要求波長数を張ることができる波長番号を探し出す。
送信ノード装置は波長スイッチ装置400(または宛先ノード装置)から空いている波長番号を受け取ることによりその波長でパスを生成することが可能となる。光スイッチの設定は、送信ノード装置にメッセージを送る時に、宛先ノード−波長スイッチ装置−送信ノードという順番で設定してもよいし、送信ノードにメッセージを送るのと同時に宛先ノードがスイッチを設定してもよい。
また、集中管理装置500がある場合(図5)は、ノード装置100が集中管理装置500にパスを設定したという情報を集中管理装置500に送信する。
波長スイッチ装置400が、複数の波長スイッチが繋がっている場合の波長群割当例を示す。
図6は、本発明の一実施の形態におけるフルメッシュネットワークのネットワーク例である。
同図では、ノード装置100をW1〜W5、波長スイッチ装置400をS1〜S8とした。ここからTCP/IPにおける経路選択(ルーティング)プロトコルであるOSPF(Open Shortest Path First)を基にして送信ノード装置W1から宛先ノード装置W2まで2波長での最短経路を探索する。図7は、本発明の第1の実施の形態におけるOSPFのリンクステートデータベースの例を示す。
通常OSPFでは、このリンクステートデータベースを元に接続関係とコストから最短パスツリーを作成し、そこからルーティングテーブルを作成するが、本発明では、各ノード装置100、各波長スイッチ装置400(または、集中管理装置(図5の構成の場合))は図8(a)(b)に示すような波長テーブルを持つ。ここでは、計算を簡単にするため、空き波長がある場合は「1」、ない場合は「0」とした。最初に送信ノード装置W1は、図7のリンクステートデータベースから波長スイッチ装置S1に繋がっていて、波長スイッチ装置S1は、波長スイッチ装置S2に繋がっていることがわかる。波長スイッチ装置S1は図8(a)、波長スイッチ装置S2は図8(b)の波長テーブルをスイッチ波長管理部320に持ち、波長スイッチ装置S1と波長スイッチ装置S2の波長テーブルを掛け合わせると、図8(c)のように両方の空き波長がわかる。これにより波長番号3,4と10,11で2波長連続して空いていることがわかる。同様にして、図7のリンクステートデータベースから波長スイッチ装置S2が波長スイッチ装置S3と波長スイッチ装置S5に繋がっていることがわかる。そこで、波長スイッチ装置S1とS2とS3、S1とS2とS5の波長テーブルを掛け合わせて空き波長数を求める。この結果を、図9(a),(b)とする。波長スイッチ装置S3では2波長ないが、波長スイッチ装置S5は波長番号3,4に2波長あることがわかる。この場合、波長スイッチ装置S2にノード装置が繋がっていれば経路候補として保留し、繋がっていなければS3を経路候補から外す。ここでは、波長スイッチ装置S2はノード装置W3に繋がっているので保留とし、S5の経路で探索する。同様にして経路を求めていく。同じ空き波長数ある場合は、その両経路を残し、コストの小さい方の経路で探索する。以上の計算により図10に示すような波長数を満たす経路を探すことができる。
次に、波長スイッチ装置S5の先の経路で2波長空いていなかったとする。この場合、保留にしてあった波長スイッチS3の経路について調べる。ここからは、波長スイッチ装置S2の波長テーブルとその後の波長スイッチ装置の波長テーブルを掛け合わせていく。これを調べていった結果を図11とすると、波長7,8で2波長空いていることがわかる。この場合は、送信ノード装置W1からノード装置W3まで波長番号3,4で接続し、ノード装置W3で波長を変換し、ノード装置W3からノード装置W8までは波長番号7,8で接続することにより波長を設定することが可能となる。ノード装置W3は、クライアント装置を収容する波長群生成部がなくてもよいので、波長変換機能を持った装置を波長スイッチ装置、もしくは波長スイッチ装置につながる部分に分散的に配置しておいてもよい。要求波長数より広い波長が得られた場合は、短波長側(または長波長側)に詰めるように波長を配置する。
後者の例で、ノード装置W3がない場合は、パスを張ることができないため、後述する第2の実施の形態に示すような波長再割当を実施するか、波長群の分割が送信ノード装置で許可されるのであれば、波長を分割して送ることとなる。
以上の波長情報は、波長テーブルとして個々のノード装置100のノード波長管理部220及び、波長スイッチ装置400のスイッチ波長管理部320が持っていてもよいし、定期的、もしくは、ノード装置100や波長スイッチ装置400が追加された時にノード装置、または、波長スイッチ装置間で波長情報を交換し、全てのノード装置100、及び、波長スイッチ装置400が波長テーブルを持っていてもよい。この場合、波長スイッチ装置400の数が多くなると、それぞれの波長スイッチ装置400が持つ波長テーブルの数が大きくなってしまうので、ネットワークを複数のエリアに分割し、エリアのゲートウェイを決め、エリア内の波長スイッチ装置間でテーブルを交換する等の方法が必要である。
また、図5に示すネットワークを管理する集中管理装置500が波長テーブルを持ち、空き波長の探索を行う、または、波長群の管理をしていてもよい。
以上により、要求したノード装置間の空き波長群を見つけ出すことができる。
[第2の実施の形態]
第1の実施の形態に示したように、複数波長で接続を生成する場合、ノード装置W3が存在しない場合は、波長間に十分な空き波長が空いていないため連続して波長を割り当てられない場合が発生する。そこで、波長再配置することが重要となる。そこで、本実施の形態では、波長再配置について説明する。
本実施の形態のシステム構成は、第1の実施の形態における図3〜図5に従うものとする。
スイッチ制御通信部300のスイッチ波長管理部320が定期的に波長配置を監視する、もしくは、接続要求もしくは、削除要求メッセージを受け取るタイミングで波長配置を再割当する。
図12は、本発明の第2の実施の形態における波長再割当を説明するためのフローチャートである。
最初に、波長スイッチ装置400が1つの場合を示す。
ノード装置100からα波長の接続要求(波長要求)メッセージを受信したとする(ステップ101)。スイッチ制御信号通信部300のスイッチ波長管理部320、もしくは、ノード制御信号通信部200のノード波長管理部220は、定期的あるは波長要求があった際に、波長テーブルを参照し、空き波長を割り当てるかどうか判断する(ステップ102)。空き波長間隔に波長数を割り当てられない場合は(ステップ102、ない)、最も多い空き波長の部分を対象とする(ステップ103)。波長群A(波長数N)と波長群B(波長数M)の間に最も多い波長数Lの空き波長があったとする(ステップ104、ある)。空き波長の短波長側にある(または、長波長側にある)波長群(A,B)の短波長側にある(または、長波長側にある)波長を確認し、空き波長であれば、空き波長がある方の波長群を移行する波長群とする(ステップ105)(この場合A側に空き波長0があるとする)。0波長の空き波長に波長数Nの波長を設定する(ステップ106)。次に、送信ノード装置のIF管理部130のフォワーディングテーブルを書き換えることで、波長群AにあったN波長の通信を空き波長0側に作ったNへ切り替える。そして、元のAにあったN波長を開放する(ステップ107)。
一方、短波長側(もしくは長波長側)に空き波長がない場合は(ステップ104、ない)、更にその波長群を対象とし(ステップ108)、さらにその短波長(もしくは長波長)に空き波長がないかどうか波長テーブルを参照して調べる(ステップ104)。ある場合は(ステップ104、ある)、その波長を移動する波長とする。この波長を移動すると最初に空き波長がなかった部分(LとN)に空き波長ができるので、再度この過程を実行することで、波長再割当が可能となる。
波長割当部230または330における波長再配置処理では、送信ノードのフォワーディングテーブルだけを書き換えるのであれば、送信ノードのみを電気処理で切り替えるだけなので、ms以下で書き換えることができ、断を発生させずに経路の切替が可能である。文献「A.Taniguchi et al., "Traffic-Driven Distributed LSP Control for MPLS / GMPLS Multi-layer Networks", OptoElectronics and Communications Conference, 5E4, 2006 (Kaoshsiung, Taiwan).」では、MPLSパスからGMPLSパスに切り替える際、フォワーディングテーブルを書き換えることで、パケットロスを発生することなく経路を切り替えた実験を示している。
次に、複数スイッチが接続していた場合を考える。
この場合も定期的もしくは波長要求メッセージをトリガにして、ノード制御信号通信部200の波長割当部230または、スイッチ制御信号通信部300の波長割当部330において波長再割当が行われる。前述の第1の実施の形態のように、スイッチ波長管理部320(ノード波長管理部220)は図13のような波長テーブルを所有しているとする。
まず、波長割当部330(または230)は、スイッチ波長管理部320の(または、ノード波長管理部220の)波長テーブルを参照して、送信ノード装置W1から宛先ノード装置W2の間で最も空き波長があるところを探す。図13では、斜線で示した波長番号「8」が1波長で最も空き波長が得られると考えられる。
次に、空き波長の短波長側にある(または、長波長側にある)波長群(A,B)の短波長側にある(または長波長側にある)波長を確認し、空き波長があるかを調べる。この時波長群(A,B)の送受信ノードは、移動する空き波長の最初と最後のノードの中に収まっていなければならない。もし空き波長があり、かつ空き波長の最初のノードと最後のノードの間に移行する波長群の送受信ノード装置が入っていれば、この波長群を移行する波長群Aとする。ここで移行する送受信ノード装置は波長が「1」から「0」の境目にあるとして判断する(図13の場合は、波長番号6,7の波長スイッチ装置S2〜S4がこれに該当する。波長番号5のS2〜S4の空き波長に波長番号7の波長を設定する。次に、このS2〜S4の波長を使っている送信ノード装置W3にフォワーディングテーブルを波長番号6,7〜5,6へ切り替えるように要求する。このようにして、波長番号7,8に必要波長を用意することができる。)。空き波長がない場合、さらにその波長群を考え、その短波長側(もしくは長波長側)に空き波長がないかどうかを調べ、何度かこの過程を繰り返す。複数移行できる可能性がある場合は、波長配置の回数が少ない方を優先とする。
この手法により、通信断を発生させることなく、波長群を再配置することが可能である。もし、空き波長がなかった場合はその隣の波長群を対象とすることで空き波長を見つけて波長を再配置することができる。これを繰り返すことで必要数の波長を連続的に得ることが可能となる。
さらに、本実施の形態は、特定の波長に発生した障害に対し、障害復旧手段を備えてもよい。これは、各ノード装置が障害検知手段を備え、障害発生時は本発明の手段によって障害が発生した波長群Aを空けることにより障害復旧に使うことができる。
本実施の形態も第1の実施の形態のように集中管理装置が波長テーブルを持ち、波長再割当を行うことも含む。
[第3の実施の形態]
本実施の形態では、波長群生成部120における、波長群の設定方法について、図3、図4に基づいて説明する。
本実施の形態は、波長群を連続して配置した場合と分割して配置した場合の両方を含むこととする。
波長群の設定方法は、それぞれの波長にクライアント装置のトラフィックを対応させる方法と、波長とクライアント装置のトラフィックは対応せずに同じ宛先の波長を多重化、もしくは多重化せずにトラフィックを割り当てる方法とがある。両方とも、波長スイッチ装置間のスイッチの処理が同じなので、波長の設定・管理を一括して行うことができ、また、スイッチ設定・管理に使うメッセージの量を減らすことができるというメリットがある。また、後者は、波長番号とクライアント信号との対応関係は関係なく波長を使うことができるので、柔軟に波長数を設定することが可能となる。
さらに、M本すべての波長を波長群に設定する方法とJ本を波長群に設定し、現用系として使用し、残りのM−J本の波長は予備系として使用することで冗長化する方法とがある。波長を束ねる方法は同じ宛先でもクライアント装置が異なる信号等を別波長に分けて送る。波長数が減少した場合は、送信ノードのインタフェースの設定を変更し、波長群生成部120で多重化したトラフィックを同じ経路に流す。
冗長化する方法では、通常時は現用系をアップ、予備系をダウンさせておき、障害が発生するとノード装置で現用系についているアドレスを予備系のアドレスに付け替え、現用系をダウン、予備系をアップすることでネットワーク設定を変更することなくm秒オーダの障害復旧が可能である。そして、他のノード装置からネットワークを使っていなければ他の波長は全て冗長波長として使うことができるし、他のノードが通信を行うと冗長波長の本数が減少するようにすると、ネットワーク利用効率を高めることができる。また更に、M−J本の波長を使ってノード装置に繋がるクライアント装置のデータのバックアップに使ってもよい。例えば、集中管理装置にデータバックアップ管理手段を備え、データバックアップ管理手段は、波長スイッチの空き波長が多くなるとデータのバックアップを開始する。波長リソースが少なくなるとバックアップを中断し、波長が空くまで待機する。
さらに、本数を束ねる方法は、波長群の一部の波長だけを追加・分割ができると全ての波長分の設定を変更することなく、少ない変更だけで増減する波長のみ切り替えが可能となる。この機能なくても一度たばねていた設定を削除し、波長を増減後再設定してもよい。これにより、波長を増設するときは波長設定後に波長を束ねる設定をし、逆に波長を減らす時は波長を束ねる設定を削除した後にスイッチの設定変更をすることで実現可能である。
さらに、波長群に分けて送ることにより情報漏えいを防ぐことができる。ノード装置の波長群生成部120に暗号鍵生成手段を備えることで、例えば、ノード装置1からノード装置2に送る際、3波長の波長群を使ってデータを送る。3波長に割り振ったデータにはそれぞれ3波長を同時に読み取ることで解読できるような暗号鍵を暗号鍵生成部で取り付ける。例えば暗号鍵を3つに分けて送る、または、波長1の暗号鍵を波長2、波長2の暗号鍵を波長3の暗号鍵を波長1に入れる等の方法がある。これにより、悪意のあるユーザは、波長数がわかり、かつ、3波長を同時に読み取らない限りデータを解読することができない。これにより情報漏えいを防ぐことができる。
[第4の実施の形態]
本実施の形態は、公平に波長数を割り当てるための仕組みを示す。
以下では、図3、図4の構成に基づいて説明する。
図14は、本発明の第4の実施の形態におけるノード装置間の通信シーケンスである。
ノード装置間の通信を行う時は、ノード装置の通信インタフェース210を使って通信を行う。
ノード装置1とノード装置2が通信を開始する場合は、ノード装置1の通信インタフェース210Aからノード装置2の通信インタフェース210Bに接続要求メッセージが送られる。接続要求メッセージには接続元のノード装置を特定する情報(アドレス、ノードID等)と接続先のノード装置を特定する情報(アドレス、ノードID等)と要求する波長(例えば、5波長等)を含んだメッセージである。
メッセージを受け取った受信ノード100装置は、当該ノード装置の所有する波長インタフェースの数をスイッチ波長管理部320、もしくは、ノード装置100の波長管理部220で確認し、要求されている波長数が波長インタフェースの数以下の場合はリンクを生成する。この時に設定した波長数を波長スイッチ装置400のスイッチ波長管理部320は、もしくはノード装置のノード波長管理部220へ通知する。波長管理部220では、自分のノードに繋がっているノードが何波長で繋がっているのかわかる図8のような波長テーブルを持っている。それとは別に空き波長数と利用波長数とを表にした図15の左側3列に示すようなテーブルを持ってもよい。このインタフェースの空き情報は、各ノード装置間で定期的、もしくは波長変更した時に情報交換を行うことでテーブルを更新する。
もし、インタフェース以上の波長要求の通知を受け取ると波長スイッチ装置400、もしくは、ノード装置100の波長管理部320,220は各ノード装置に均一な割合で波長を割り当てるように波長数を調整する。
図16は、本発明の第4の実施の形態における容量制御機能を説明するためのフローチャートを示す。
例えば、図15のb)のようにノード装置1,2にそれぞれ5波長と10波長の空きがあるときに、8波の波長要求を受け取ると(ステップ301)、ノード装置1は、5波長しか割り当てられないため、要求数の波長を割り当てることができない(ステップ302、No)。そこで、経由する波長スイッチ装置、もしくは宛先のノード装置の波長管理部320,220で管理している、使用している全ての波長、及び要求している波長に対して1波長減らし(ステップ303)、再度宛先のノード装置の持つ波長内に収まるかを試みる(ステップ302)。しかし、7波長に対し、ノード1装置の空き波長数が6波長なので割り当てられない(ステップ302、No)。そこで、再び1波長ずつ要求を減らすと波長要求数は6波長に対し、空き波長数は7波長になるため(ステップ302、Yes)、波長を割り当てることができる。そこで、宛先のノード装置は接続しているノード装置に対し波長数を変更するようにメッセージを送る(ステップ304、Yes)。送信元のノード装置に対しては要求波長数を変更するようにメッセージを送る(ステップ305)。これにより、公平な波長割当が可能となる(ステップ306)。なお、ノード装置1に波長が残っているが、これはノード装置1,3に割り当ててもよいし、ノード装置1,2に割り当ててもよいし、割り当てなくてもよい。これはネットワークのポリシによる。
この時、宛先のノード装置から全接続ノードに設定変更を送ると時間がかかるため、ネットワークの集中管理装置500に各ノード装置に設定変更するメッセージを送るように伝え、集中管理装置500から各ノードに対し設定変更メッセージを送ると設定変更にかかる時間を短縮できる。このとき波長数変更無効になっているものと波長数1波長になっているものは波長数を減らさないこととする。
また、ノード装置1−2間の通信が終了すると波長数を元の要求どおりに戻すこともできる。つまり、他ノード装置からの要求がなければ全ての波長を利用可能であり、全てのノード装置が通信を行うと公平に波長が割り振られる。ここでは最小の数を1としたが、これは1以上でなければリンクがきれてしまうため、1以上であればいくつでもよい。この値により全てのノード装置が使用した時の最小で割り当てられる波長が決まる。
なお、本実施の形態も集中管理装置が波長管理を持ち、各ノード間の波長数を公平に割り当ててもよい。
[第5の実施の形態]
本実施の形態では、第4の実施の形態のノードの割当にサービスクラス機能を付加した場合を説明する。
例えば、ストリーミングをしている場合とデータをダウンロードしている場合とでは、ストリーミングデータの方が波長数減少による影響を受けやすい。そこで、サービスクラスで分け、サービスクラスによって波長割当を変えてもよい。
例えば、ストリーミングをしている場合とデータをダウンロードしている場合とではストリーミングデータの方が波長数減少による影響を受けやすい。そこで、サービスクラスで分け、サービスクラスによって波長割当を変えてもよい。
図17は、本発明の第5の実施の形態における波長割当部の容量制御機能にサービスクラスを含んだ場合のフローチャートである。
送信ノードから宛先ノード(または波長スイッチ装置)が波長要求メッセージを受け取ると(ステップ401)、宛先ノードのノード波長管理部220(または、波長スイッチ装置のスイッチ波長管理部320)で要求波長と空き波長数を比較する(ステップ402)。空き波長数が要求波長数を比べ多い場合(ステップ402、Yes)、波長が割り当てられる(ステップ406)。空き波長数が要求波長数と比べ少ない場合(ステップ402、No)、波長数が第2の実施の形態で示した最小の波長数の場合を除き、要求ノードや既に接続している他のノードのサービスクラスを比較し、サービスクラスの小さいノードから1波長ずつ削減していく(ステップ403)。サービスクラスは波長数変更が随時有効なクラス3、波長数変更を極力行わないクラス2、波長数変更を行わないクラス1と定義し、サービスクラス3から波長数を削減し、3がない場合は、クラス2の波長から削減する。
これにより空き波長数が要求波長数と比べて多くなった場合は、波長を削減するノード装置に対して波長数変更メッセージを送り、波長割当が可能となる。少ない場合は、第2の実施の形態のように上記の過程を繰り返す。
また、波長番号毎にサービスクラスを分けて同じノード間の通信でも波長毎にサービスを分けてもよい(例えば、ノード装置1−2間に使用している波長数6波長のうち波長番号1−3はサービスクラス3、波長番号4,5はサービスクラス2、波長番号6はサービスクラス1等)。これにより、同じノードからのトラフィックでも本当に重要なトラフィックだけに高いサービスクラス情報を付加することができ、きめ細やかな設定が可能となる。
なお、上記の各実施の形態におけるノード装置、波長スイッチ装置、集中管理装置の機能をプログラムとして構築し、これらの装置として利用されるコンピュータにインストールする、または、ネットワークを介して流通させることが可能である。
なお、本発明は、上記の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲内において種々変更・応用が可能である。
本発明は、分散システム、インターネット等に用いられる波長群ネットワークの波長制御に適用可能である。
本発明の原理構成図である。 本発明の原理を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成図(その1)である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成図(その2)である。 本発明の第1の実施の形態におけるシステム構成図(その3)である。 本発明の第1の実施の形態におけるフルメッシュネットワークのネットワークの例である。 本発明の第1の実施の形態におけるOSPFのリンクステートデータベースの例である。 本発明の第1の実施の形態における波長スイッチS1〜S2の経路を説明するための図である。 本発明の第1の実施の形態における波長スイッチ装置S2〜S3,S2〜S5の経路探索を説明する表である。 本発明の第1の実施の形態における経路探索で得られた波長テーブルを示す表である。 本発明の第1の実施の形態における経路探索で波長が得られなかったときの波長テーブルを示す表である。 本発明の第2の実施の形態における波長再割当を説明するためのフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態における波長再配置を説明するための波長テーブルを示す表である。 本発明の第4の実施の形態におけるノード装置間の通信シーケンスでえある。 本発明の第4の実施の形態における空き波長数と利用波長数の表である。 本発明の第4の実施の形態における容量制御機能を説明するためのフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態における波長割当部の容量制御機能にサービスクラスを含んだ場合のフローチャートである。 従来の光制御ネットワークシステムを説明するための図である。 従来の課題を説明するための図である。
符号の説明
10 伝送路
20 ノード制御信号通信路
100 ノード装置
110 クライアント装置収容部
120 波長群生成部、波長群生成手段
130 インタフェース(IF)管理部
140 波長分割多重装置、波長分割多重手段
200 ノード制御信号通信部、ノード制御信号通信手段
210 通信インタフェース(IF)
220 ノード波長管理部、ノード波長管理手段
230 波長割当部、波長割当手段
300 スイッチ制御信号通信部、スイッチ制御信号通信手段
310 通信インタフェース(IF)
320 スイッチ波長管理部
330 波長割当部
350 スイッチ制御部
400 波長スイッチ装置
500 集中管理装置
520 スイッチ波長管理部
530 波長割当部

Claims (9)

  1. 制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
    制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、前記ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
    ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
    前記ノード制御信号通信手段及び前記スイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
    を備えた波長制御ネットワークシステムにおいて、
    前記ノード装置は、
    送受信ポートに設けられる波長分割多重手段と、
    クライアント装置からのデータを宛先ノード装置毎に分け、波長を束ねる、もしくは、多重化する波長群生成手段と、
    を有し、
    前記ノード制御信号通信手段は、
    ノード装置間で使用している波長を管理するテーブルを有するノード波長管理手段と、
    波長数が溢れた場合に各ノードの使用している波長数を再割当する波長割当手段と、
    接続する宛先のノード装置のノード制御信号通信手段に対し、送信元のノード装置を特定する情報と該宛先のノード装置を特定する情報と必要な波長数を含む接続要求メッセージを送信する手段と、
    前記接続要求メッセージを受け取った場合に、当該ノード装置のノード波長管理手段を参照して空き波長インタフェース数を確認し、要求された分の空き波長インタフェースがある場合は要求された波長数をノード装置間の通信に割り当て、要求された分の空き波長がない場合は、当該ノード装置内の波長割当手段に送信先ノード装置に接続されている他のノード装置の波長を再配置させ、該他のノード装置のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信し、前記波長スイッチ装置のスイッチ制御信号通信手段にスイッチ設定要求メッセージを送信する手段と、
    を有し、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段は、
    前記ノード装置から送信された前記スイッチ設定要求メッセージに対し、空き波長を使って前記ノード装置間に波長リンクを生成する手段を有する
    ことを特徴とする波長制御ネットワークシステム。
  2. 制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
    制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、前記ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
    ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
    前記ノード制御信号通信手段及び前記スイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
    を備えた波長制御ネットワークシステムにおいて、
    前記ノード装置は、
    クライアント装置からのデータを宛先ノード装置に毎に分け、波長を束ねる、もしくは、多重化する波長群生成手段と、
    送受信ポートに設けられる波長多重分割手段と、を有し、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段は、
    波長情報を管理するスイッチ波長管理手段と、
    波長を再割り当てする波長割当手段と、
    前記複数のノード装置間に張られた1からMまでの波長の設定を変更するスイッチ制御手段と、を有し、
    前記ノード装置の前記ノード制御信号通信手段は、
    宛先ノード装置と接続する際に、経由する前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御手段に対し、送信元のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と、送信先のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と必要な波長数を含むスイッチ設定要求メッセージを送信する手段を有し、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段は、
    前記ノード装置の前記ノード信号制御通信手段から前記スイッチ設定要求メッセージを受信すると、前記スイッチ波長管理手段を参照して、連続で割り当てられる空き波長がある場合は波長を割り当て、連続で割り当てられる空き波長がない場合は、前記波長割当手段に他のノード装置の波長を再配置させ、他のノード装置のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信し、空き波長を使って要求のあったノード装置間に波長を生成する手段を有する
    ことを特徴とする波長制御ネットワークシステム。
  3. 制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
    制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、前記ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
    ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
    前記ノード制御信号通信手段及び前記スイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
    を備えた波長制御ネットワークシステムにおいて、
    前記ノード装置間で使用している波長を管理するテーブルを持つ波長管理手段と、
    波長数が溢れた場合に、各ノードの使用している波長数を再割当する波長割当手段と、
    を有し、ネットワークを管理する集中管理装置を有し、
    前記ノード装置は、
    クライアント装置からのデータを宛先のノード装置毎に分け、波長を束ねる、もしくは、多重化する波長群生成手段と、
    を有し、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段は、
    前記複数のノード装置間に張られた1からMまでの波長の設定を変更するスイッチ制御手段を有し、
    前記ノード装置の前記ノード制御信号通信手段は、
    宛先のノード装置と接続する際に、前記集中管理装置に対して、送信元のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と送信先のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と必要な波長数を含むスイッチ設定要求メッセージを送信する手段を有し、
    前記集中管理装置は、
    前記ノード装置から前記スイッチ設定要求メッセージを受信し、前記波長管理手段を参照して、連続で割り当てられる空き波長がある場合は、波長を割り当て、連続で割り当てられる空き波長がない場合は、前記波長割当手段に他のノード装置の波長を再配置または、波長数を変更させ、他のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信し、前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段にスイッチ変更メッセージを送信する手段を有し、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段は、
    空き波長を使って前記集中管理装置からの前記スイッチ変更メッセージに基づいて前記ノード装置間に波長を生成する手段を有する
    ことを特徴とする波長制御ネットワークシステム。
  4. 制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
    制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、前記ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
    ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
    前記ノード制御信号通信手段及び前記スイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
    を備えたシステムにおける波長制御方法において、
    送信元のノード装置のノード制御信号通信手段が、
    接続する宛先のノード装置のノード制御信号通信手段に対し、送信元のノード装置を特定する情報と該宛先のノード装置を特定する情報と必要な波長数を含む接続要求メッセージを送信するステップを行い、
    前記宛先のノード装置が、
    前記接続要求メッセージを受信すると、ノード装置間で使用している波長を管理するテーブルを有するノード波長管理手段を参照して空き波長インタフェース数を確認し、要求された分の空き波長インタフェースがある場合は要求された波長数をノード装置間の通信に割り当てるステップと、
    前記接続要求メッセージで要求された分の空き波長がない場合は、送信先ノード装置に接続されている他のノード装置の波長を再配置し、もしくは、波長数を変更するステップと、
    前記他のノード装置のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信し、前記スイッチ制御装置の前記スイッチ制御信号通信手段にスイッチ設定要求メッセージを送信するステップと、を行い、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段が、
    前記ノード装置から送信された前記スイッチ設定要求メッセージに対し、空き波長を使って前記ノード装置間に波長リンクを生成するステップを行う
    ことを特徴とする波長制御方法。
  5. 制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
    制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、前記ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
    ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
    前記ノード制御信号通信手段及び前記スイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
    を備えたシステムにおける波長制御方法において、
    前記ノード装置の前記ノード制御信号通信手段が、
    宛先ノード装置と接続する際に、経由する前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御手段に対し、送信元のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と、送信先のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と必要な波長数を含むスイッチ設定要求メッセージを送信するステップを行い、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段が、
    前記ノード装置の前記ノード信号制御通信手段から前記スイッチ設定要求メッセージを受信すると、前記スイッチ波長管理手段を参照して、連続で割り当てられる空き波長がある場合は波長を割り当てるステップと、
    連続で割り当てられる空き波長がない場合は、他のノード装置の波長を再配置し、他のノード装置のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信するステップと、
    空き波長を使って要求のあったノード装置間に波長を生成するステップと、
    を行うことを特徴とする波長制御方法。
  6. 前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段が、
    前記スイッチ設定要求メッセージを受信した時に、連続で割り当てられる波長がない場合は、前記スイッチ波長管理手段から最も空き波長が多い波長群Aを探し出し、該波長群Aの短波長側(または、長波長側)に隣接する波長群Bの短波長側(または長波長側)に空き波長があるか調べるステップと、
    空き波長がある場合は、最も空き波長の多い波長群Aにリンク波長群B相当の波長を設定するように波長群Bを使っているノード装置に通知し、スイッチを設定後に現在使っている波長群Bから設定した波長群Aにフォワーディングテーブルを変更するように、前記ノード装置に要求するステップと、
    前記フォワーディングテーブルを書き換えることによりトラフィックを移し変えるステップと、
    設定したリンクにトラフィックを移し変えた後に、元に波長群Bを削除するステップと、
    空き波長がなった場合は、前記波長群Bの短波長側(または長波長側)にある波長群Cの短波長側(または長波長側)に空き波長がないか調べるステップと、
    空き波長がある場合は、上記のステップを繰り返す
    請求項4または、5記載の波長制御方法。
  7. 前記ノード装置において、
    受信した前記接続要求メッセージの要求波長が、空き波長インタフェース数よりも多い場合に、当該ノード装置と通信している他の全てのノード装置を含め利用している、もしくは、要求している波長数から、1波長ずつ減らした後の空き波長数が再び当該ノード装置への要求波長で収まるかを確認するステップと、
    収容できる波長インタフェース数に収まらない場合は、上記のステップを繰り返すステップと、
    波長インタフェース数に収まった場合は、その波長数で他のノード装置に波長数変更メッセージを送信するステップと、
    前記波長スイッチ装置にスイッチを設定するための波長制御メッセージを送信するステップと、
    を行う請求項4または5記載の波長制御方法。
  8. 前記ノード装置において、
    通信時にサービスクラス情報を含む接続要求メッセージを送信するステップと、
    宛先のノード装置に繋がっている全てのノード装置の波長数を減らす際に、要求ノード及びスイッチを使用している他のノードのサービスクラスを比較し、サービスクラスの低いサービスから1波長減らし、当該ノード装置の収容できる波長数を収まるかを確認するステップと、
    を行う請求項7記載の波長制御方法。
  9. 制御信号の通信を行うノード制御信号通信手段を内蔵または接続するN(Nは3以上の整数)個のノード装置と、
    制御信号の通信を行うスイッチ制御信号通信手段を内蔵または接続し、前記ノード装置から送信されたM(Mは2以上の整数)波長の信号光の方路を切替可能な波長スイッチ装置と、
    ノード装置間においてM波長の信号光の通信を行う伝送路と、
    前記ノード制御信号通信手段及び前記スイッチ制御信号通信手段で通信を行うノード制御信号通信路と、
    ネットワークを管理する集中管理装置
    を備えたシステムにおける波長制御方法において、
    前記ノード装置の前記ノード制御信号通信手段が、
    宛先のノード装置と接続する際に、送信元のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と送信先のノード装置を特定するアドレスまたはノードIDを含む情報と必要な波長数を含むスイッチ設定要求メッセージを前記集中管理装置に送信するステップを行い、
    前記集中管理装置が、
    前記ノード装置から前記スイッチ設定要求メッセージを受信し、前記ノード装置間で使用している波長を管理するテーブルを持つ波長管理手段を参照して、連続で割り当てられる空き波長がある場合は、波長を割り当てるステップと、
    連続で割り当てられる空き波長がない場合は、他のノード装置の波長を再配置もしくは、波長数を変更するステップと、
    他のノード制御信号通信手段に接続変更メッセージを送信するステップと、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段にスイッチ変更メッセージを送信するステップと、を行い、
    前記波長スイッチ装置の前記スイッチ制御信号通信手段が
    空き波長を使って前記集中管理装置からの前記スイッチ変更メッセージに基づいて前記ノード装置間に波長を生成するステップを行う
    ことを特徴とする波長制御方法。
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