JP3823867B2 - 通信ネットワーク制御システム、制御方法、ノード及びプログラム - Google Patents

通信ネットワーク制御システム、制御方法、ノード及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信ネットワーク制御システム、制御方法、ノード及びプログラムに関し、特に複数個の属性の異なるリンクから構成され、階層化された通信ネットワークにおける通信ネットワーク制御システム、制御方法、ノード及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数個の属性の異なるリンクから構成される通信ネットワークにおいて、送信元ノードから宛先ノードまでパス設定を可能にする通信ネットワーク制御方式として、例えば、ITU−T勧告G.805や、特開平11−177562号公報等に示すものがある。
【0003】
ITU−T勧告G.805では、複数個の属性の異なるリンクから構成される複雑な通信ネットワークを整理する手法として、サブネットワークの概念を取り入れ、ネットワークにレイヤ構造の関係を用いている。
【0004】
例えば、図12に示す通信ネットワークは図13に示すレイヤネットワーク構成になる。ここで、ドメイン−A、ドメイン−B、ドメイン−C、ドメイン−D、ドメイン−FはSTS−1(Synchronous Transport Signal-1)の粒度でスイッチングを行うノードから構成されるサブネットワークである。又、ドメイン−GはOC−48(Optical Carrier-48)の粒度でスイッチングを行うノードから構成されるサブネットワークである。ドメイン−A、ドメイン−B、ドメイン−C、ドメイン−D、ドメイン−Fは全てドメイン−Gを経由して接続されている。
【0005】
従って、図12に示す通信ネットワークは図13に示すようにドメイン−A、ドメイン−B、ドメイン−C、ドメイン−D、ドメイン−Fを含むSTS−1レイヤと、ドメイン−Gを含むOC−48レイヤとから構成されるレイヤネットワークとなる。
【0006】
STS−1の粒度でスイッチングを行うクロスコネクトの一例としてSONET(Synchronous Optical Network)クロスコネクトが挙げられる。図14はSONETクロスコネクトの概念図である。同図に示すようにSONETクロスコネクトは入力ポートから入力した信号をタイムスロット単位に異なる出力ポートに切り替えて出力することが可能である。このとき、タイムスロットにラベルを割当て、入力ラベルと出力ラベルの対応を管理することにより、タイムスロットで伝送されるデータをLSP(LABEL Switched Path) として扱うことが可能となる。同図はポート1に入力した信号の#1のタイムスロットのデータがポート4から出力する信号の#3のタイムスロットに切替えられて出力される様子を示している。
【0007】
又、OC−48の粒度でスイッチングを行うクロスコネクトの一例として波長クロスコネクトが挙げられる。図15は波長クロスコネクトの概念図である。同図に示すように波長クロスコネクトは入力信号のタイムスロットの順序を保持したまま波長毎に切替えて出力信号として出力するものである。このとき、波長(ポート)にラベルを割当て、入力ラベルと出力ラベルの対応を管理することにより波長で伝送されるデータをLSPとして扱うことが可能となる。同図はポート1の波長のデータがポート4の波長に切替えて出力される様子を示している。
【0008】
図16は、特開平11−177562号公報に示す通信ネットワーク制御方式の構成図である。同図に示すように、この通信ネットワーク制御方式は、オペレーティングシステム801と、レイヤネットワーク情報収集機能802と、レイヤネットワーク作成機能803と、接続可能点探索機能804と、仮想リンク生成機能805と、パス設定機能806とから構成されている。
【0009】
そして、レイヤネットワーク情報収集機能802が、ネットワークドメインのオペレーティングシステム801から同一レイヤ内のネットワーク情報(伝送速度の種別、同期網か非同期網かの別等)を収集すると、レイヤネットワーク作成機能803に対しレイヤネットワークの作成要求を送出する。レイヤネットワーク作成機能803は、作成要求を受けて、ネットワーク情報及び下位のレイヤネットワークがあるときは下位のレイヤネットワークから収集した接続可能性情報に基づき当該レイヤネットワークを作成する。
【0010】
なお、下位レイヤからの接続可能性情報は、レイヤネットワーク情報収集機能802が直接収集してレイヤネットワーク作成機能803にネットワーク情報と共に与えても良く、またレイヤネットワーク作成機能803が、レイヤネットワーク情報収集機能802を介して収集することでも良い。次に、仮想リンク生成機能805が、作成したレイヤネットワークのアクセスポイント間の接続可能性情報として仮想リンクを、下位のレイヤネットワークから収集した接続可能性情報に基づき生成する。
【0011】
つまり、仮想リンクを生成する機能を有するレイヤネットワークには下位のレイヤネットワークが存在し、この下位のレイヤネットワークにおいても、レイヤネットワーク作成機能803が同様にレイヤネットワークを作成し、接続可能点探索機能804が、その作成したレイヤネットワークのアクセスポイント間の接続可能性を探索し、接続可能性情報を生成し、上位のレイヤネットワークへ通知するようになっている。
【0012】
このように、通信ネットワークを、各ネットワークドメインのオペレーティングシステム801から収集したネットワーク情報に基づき作成したレイヤ構造のネットワークに分けて管理する際に、特開平11−177562号公報による発明では、各レイヤネットワーク(正確には最下位のレイヤネットワークを除く)において、接続可能性情報として仮想オブジェクトリンクを設定する。
【0013】
図17は、特開平11−177562号公報に示す通信ネットワーク制御方式を図12に示す通信ネットワークに適用した場合のレイヤネットワークの構成例である。図17を参照すると、このレイヤネットワークは、STS−1レイヤとOC−48レイヤとで構成される。STS−1レイヤは、ドメイン−A、ドメイン−B、ドメイン−C、ドメイン−D、ドメイン−Fの5つのサブネットワークを有する。ドメイン−A、ドメイン−B、ドメイン−C、ドメイン−D、ドメイン−Fには、それぞれクライアント(X,Y,Z,U,V,W)があり、それぞれの中継ノード(a,b,c,d,e,f)間に太い白線で示す仮想リンク(Virtual Link)が設定されることが示されている。
【0014】
また、OC−48レイヤは、ドメイン−Gのサブネットワークを有する。このドメイン−Gにはノード(A,B,C,D,E,F)がある。
【0015】
さらに、IETF(Internet Engineering Task Force )で議論されているGMPLS(Generalized Multiprotocol Label Switching )では、上位レイヤスイッチ(IP(Internet Protocol)ルータ、ATM(Asynchronous Transfer Mode)スイッチなど)をカットスルーして下位レイヤスイッチ(光クロスコネクト、SONETクロスコネクトなど)でスイッチングされるパスによってこのパスの送信元ノードと宛先ノードの間に生じる仮想リンクにFowarding Adjacency(FA)と言う概念を導入している。FAには複数本の上位レイヤパスが収容可能である。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、ITU−T勧告G.805に基づくレイヤリングされた通信ネットワーク制御方式にあっては、図13に示すように、STS−1レイヤにおける2つのサブネットワーク間のパスは、下位のOC−48レイヤネットワークのパスがEND−TO−ENDに設定されて初めて生成する事が可能となる。従って、上位のレイヤネットワーク(STS−1)においては、下位のレイヤネットワーク(OC−48)のパスが設定されていることを知っているときは下位レイヤパスの端点にあたる上位レイヤサブネットワークの中継ノード間が接続可能であることを知ることができる。一方、下位レイヤネットワーク(OC−48)のパスが設定されていることを知らないと上位レイヤサブネットワークの中継ノード間が接続可能であるか不明である。
【0017】
このため、ITU−T勧告G.805では、例えば、図18において、OC−48レイヤでノードA−ノードC間とノードC−ノードE間にパスが設定されていて、新たにSTS−1レイヤでドメインAからドメインDへのEND−TO−ENDのパスを設定したい場合、ドメインAでは、STS−1レイヤの仮想リンクがノードa−ノードc(ノードb経由)間とノードc−ノードe(ノードd経由)間に存在することが判っているため、その仮想リンクを経由してドメインA−ドメインD間にEND−TO−ENDのSTS−1のパスを設定する。しかし、ノードa−ノードe間直結のOC−48のパスを設定し、そのパスを仮想リンクとしてドメインA−ドメインD間にEND−TO−ENDのSTS−1のパスを設定することは不可能であるため、STS−1パスのルートは最短ではなく、リソースを有効に活用することができないという問題点があった。
【0018】
又、特開平11−177562号公報による発明では、上述のケースは解決可能であるが、図19に示すように、OC−48レイヤでノードA−ノードF間にパスが設定されていて、新たにSTS−1レイヤでドメインAからドメインDへのEND−TO−ENDのパスを設定したい場合は、ノードA−ノードF間のパスに空きが存在するとして、ノードF−ノードE間に新たにOC−48のパスを設定すれば、ドメインAからドメインDへのEND−TO−ENDのSTS−1のパスを設定する事が可能である。
【0019】
しかし、STS−1レイヤではドメインA−ドメインD間に仮想リンクがないことしか判らず、ドメインF−ドメインD間に仮想リンクを設定すればノードfを経由してドメインA−ドメインD間にSTS−1パスを設定できることは判らないため、OC−48レイヤへはドメインA(ノードa)−ドメインD(ノードe)間のOC−48パスの設定を要求することになる。これにより、ノードa−ノードf間にOC−48パスが重複してしまい、リソースを有効に活用することができないという新たな問題点が発生する。
【0020】
本発明の第1の目的は、上記問題点を解決するため、属性の異なるリンクから構成されるネットワークにおいて送信元ノードから宛先ノードまで第1のパスを設定する際のネットワークリソースを有効に活用可能な通信ネットワーク制御システムを提供することにある。また、本発明の第2の目的は、送信元ノードから宛先ノードまで第1のパスを設定するために必要となる第1のパスを収容可能な第2のパスを自動的に生成する能力を有する通信ネットワーク制御システムを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために本発明による通信ネットワーク制御システムは、複数個の属性の異なるリンクから構成される分散制御型通信ネットワークにおいて、送信元ノード1から宛先ノード2へ第1のパス3を使用して通信データを転送する際、該第1のパス3を設定するにあたり、第1のパス3の経路上にあり、かつ、送信元ノード1が管理するリンク属性と異なるリンクを管理するノード6からノード7までの区間に第1のパス3を収容可能な第2のパス8を設定するパス設定手段を含んでおり、
前記パス設定手段は、第1のパス3の送信元ノード1において第1のパス3を収容可能な第2のパス8の設定が必要であることを判別した際に、第2のパス8の設定情報10を送信元ノード1から送信し第2のパス8の送信元ノード6から宛先ノード7まで第2のパス8の経路に沿って転送して、第2のパス8の設定情報10を受信した第2のパス8の経路上の各ノードが第2のパス8を設定するために自ノードの設定を行うことによりノード6−ノード7間に第2のパス8を設定することと、
この第2のパス8をノード6−ノード7間の仮想リンクとし、第1のパス3の設定情報9を送信元ノード1から第1のパス3の宛先ノード2まで第1のパス3の経路に沿って転送して、第1のパス3の設定情報9を受信した第1のパス3の経路上の各ノードが第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行うことによりノード1−ノード2間に第1のパス3を設定することを特徴とする。
【0022】
又、本発明による他の通信ネットワーク制御システムは、複数個の属性の異なるリンクから構成される分散制御型通信ネットワークにおいて、送信元ノード1から宛先ノード2へ第1のパス3を使用して通信データを転送する際、該第1のパス3を設定するにあたり、第1のパス3の経路上にあり、かつ、送信元ノード1が管理するリンク属性と異なるリンクを管理するノード6からノード7までの区間に第1のパス3を収容可能な第2のパス8を設定するパス設定手段を含んでおり、
前記パス設定手段は、第1のパス3の送信元ノード1において第1のパス3を収容可能な第2のパス8の設定が必要であることを判別した際に、第1のパス3の設定情報9に第2のパス8の設定情報10を付加し、第1のパス3の設定情報9を第1のパス3の送信元ノード1から第2のパス8の送信元ノード6まで第1のパス3の経路に沿って転送して、第1のパス3の設定情報9を受信したノード1−ノード6間の第1のパス3の経路上の各ノードが第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行い、第2のパス8の設定情報10を第2のパス8の送信元ノード6から宛先ノード7まで第2のパス8の経路に沿って転送して、第2のパス8の設定情報10を受信した第2のパス8の経路上の各ノードが第2のパス8を設定するために自ノードの設定を行うことによりノード6−ノード7間に第2のパス8を設定することと、
この第2のパス8をノード6−ノード7間の仮想リンクとし、第1のパス3の設定情報9を第2のパス8の宛先ノード7から第1のパス3の宛先ノード2まで第1のパス3の経路に沿って転送して、第1のパス3の設定情報9を受信したノード7−ノード2間の第1のパス3の経路上の各ノードが第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行うことにより第1のパス3を設定することを特徴とする。
【0023】
又、本発明による他の通信ネットワーク制御システムは、複数個の属性の異なるリンクから構成される分散制御型通信ネットワークにおいて、送信元ノード1から宛先ノード2へ第1のパス3を使用して通信データを転送する際、該第1のパス3を設定するにあたり、第1のパス3の経路上にあり、かつ、送信元ノード1が管理するリンク属性と異なるリンクを管理するノード6からノード7までの区間に第1のパス3を収容可能な第2のパス8を設定するパス設定手段を含んでおり、
前記パス設定手段は、第1のパス3の設定情報9を第1のパス3の送信元ノード1から宛先ノード2まで第1のパス3の経路に沿って転送し、第1のパス3の設定情報9を受信した第1のパス3の経路上の各ノードは前記ノード6から第1のパス3を収容可能な第2のパス8の設定判別を行い、第2のパス8の設定が必要でないと判断した場合は第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行ったのち第1のパス3の設定情報9を第1のパス3の経路上の隣接ノードに転送し、第2のパス8の設定が必要であると判断した場合は第1のパス3の設定情報9を第2のパス8の設定情報10に付加し、前記第2のパス8の設定情報10を第1のパス3の経路上の隣接ノードに転送し、第2のパス8の設定情報10を受信した第1のパス3の経路上の各ノードが第2のパス8を設定するために自ノードの設定を行うことによりノード6−ノード7間に第2のパス8を設定することと、
この第2のパス8をノード6−ノード7間の仮想リンクとし、第2のパス8の設定情報10を受信した第2のパス8の宛先ノード7は第2のパス8の設定情報10に付加されていた第1のパス3の設定情報9を第2のパス8の宛先ノード7から第1のパス3の宛先ノード2まで第1のパス3の経路に沿って転送して、第1のパス3の設定情報9を受信したノード7−ノード2間の第1のパス3の経路上の各ノードが第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行うことにより第1のパス3を設定することを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。まず、本発明の概要を述べておく。図12の従来の通信ネットワークの構成図において、本発明はクライアント(Cliant)Xが接続されたノードSXC1からクライアント(Cliant)Zが接続されたノードSXC8までのパスを設定する方法に関する。そのパスとして最終的にはノードSXC1−SXC2−SXC3−OXC4−OXC5−OXC6−SXC7−SXC8の経路が選択されるのであるが、ノードSXC1〜3,7,8はSTS−1レイヤに属しているのに対し、OXC4〜6はSTS−1レイヤとは属性の異なるOC−48レイヤに属しているのである。
【0041】
このような場合、従来の通信ネットワークでは例えばSTS−1レイヤのノードSXC3は下位レイヤであるOC−48レイヤのノ−ドOXC4〜6間の接続(リンク)がどのようになっているかが分からなかったのであるが、本発明では送信元ノードであるSXC1は予めこの接続情報(ノ−ドOXC4〜6間のみならず、この通信ネットワーク内の全てのノ−ドSXC及びノ−ドOXCの接続情報:これを以下、トポロジという)を保持しているのである。従って、ノードSXC1はノードSXC1とSXC8間にどのようなパスの設定が可能であるかが分かっている。後は所望のパス設定のためのシグナリングを行うだけである。
【0042】
まず、第1の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る通信ネットワーク制御システムの第1の実施の形態の構成図である。図1において、通信ネットワーク制御システムは一例としてノードSXC1〜3,7,8と、ノードOXC4〜6と、クライアント(Client) 9,10とを含んで構成される。これらは、図12のノードSXC1〜3,7,8と、ノードOXC4〜6と、クライアント(Client) X,Zにそれぞれ対応する。
【0043】
図1に戻り、ノードSXC1〜3,7,8はSONETクロスコネクトを表し、ノードOXC4〜6は波長クロスコネクトを表している。さらに、ノードSXC1〜3,7,8はSTS−1でスイッチングを行い、ノードOXC4〜6はOC−48でスイッチングを行う。又、各ノード1〜8間のリンク帯域は一例として2.4Gb/sであることを前提とする。
【0044】
なお、通信ネットワークを構成する各ノード1〜8は、通信ネットワーク内の属性の異なるリンクを全て包含したトポロジのデータベース212(後述する図10参照)を有している。
【0045】
各ノード1〜8は、自ノードに隣接するリンクの識別子・入力/出力の区別・帯域・スイッチング粒度をリンクの属性(リンク属性情報)211(図10参照)として記憶し管理する機能と、そのリンク属性情報211をネットワーク内に広告する機能と、接続するクライアント9,10からパス設定要求21があったとき、要求するパス以上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用して、即ち、上述のトポロジデータベース212を参照して、要求されるパス以上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクの中からメトリック(コスト)最小な経路(以下、経路情報という)を求める機能を有している。
【0046】
さらに、求めた経路情報とLSP(Label Switched Pass)の帯域とフレーミングの情報(LSP属性情報)とを経路に沿って宛先ノードまで伝達するために、隣接するノードにそれらの情報を伝達する機能(シグナリング22)と、伝達された情報に従い設定するLSPにラベルを割り当て自ノードのクロスコネクトスイッチを制御する機能と、LSPの識別子とLSPに割り当てた入力ラベル/出力ラベルの対応をラベル管理テーブル214(図10参照)として管理する機能と、経路上の次のノードのスイッチング粒度と設定するLSPの粒度を比較する機能と、次ノードのスイッチング粒度が設定するLSPの粒度より大きいと判明したときに経路情報から設定するLSPの粒度でスイッチング可能な次のノードを求めそのノードを下位レイヤのLSPの宛先ノードに設定する機能とを有している。
【0047】
さらに、次ノードでスイッチング可能な下位レイヤのLSPの帯域とフレーミングの情報を経路に沿って宛先ノードまで伝達する機能(シグナリング23)と、自ノードが宛先ノードのときLSP設定情報を受け取ると送信元ノードに向けてLSPの設定が完了したことを通知する機能(シグナリング24,25)と、自ノードが送信元ノードのときLSPの設定完了情報を受け取るとそのLSPに関する情報(LSP属性情報)213(図10参照)を管理する機能と、自ノードが送信元ノードのとき設定したLSPが下位レイヤのLSPでまだ上位レイヤのパスに対して空き帯域があるときにネットワーク内にこの下位レイヤのLSPをこのLSPの宛先ノードとの間のリンクとして広告する機能とを有している。
【0048】
次に、第1の実施の形態の動作について説明する。図2及び図3は各ノード1〜8の動作を示すフローチャートである。即ち、図2は送信元ノード(本実施形態ではSXC1)の動作を、図3はその他のノード(本実施形態ではSXC2,3,7,8及びOXC4〜6)の動作をそれぞれ示している。なお、各ノード1〜8は送信元ノードとしての機能と、それ以外のノードとしての機能との両機能を有している。
【0049】
まず、図1及び2を参照すると、送信元クライアント9から宛先クライアント10までのSTS−1のパス設定要求21を受け取った送信元ノードSXC1(図2のステップS1およびS2でYES)は、要求するパス以上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める(図2のステップS3)。即ち、ノードSXC1は自ノードが有するトポロジデ−タベ−ス212のデータを利用してメトリック(コスト)最小な経路を求める。
【0050】
そして、経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポートとタイムスロットを第1のLSP11に割り当て、第1のLSP11に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(図2のステップS4)。そして、求めた経路に沿って、第1のLSP11を設定するためのシグナリング22を開始する(図2のステップS5)。
【0051】
一方、送信元ノードSXC1から第1のLSP11を設定するためのシグナリング22を受け取ったノードSXC2(図2のステップS1、S2でNO及び図3のステップS11でYES)は、先ず経路情報を確認し自ノードが第1のLSP11の宛先ノードであるか否かを確認する(図3のステップS12,S13)。ノードSXC2は宛先ノードでないので(ステップS13にてNO)、経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・タイムスロットを第1のLSP11に割り当て、第1のLSP11に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(図3のステップS14)。
【0052】
次に、第1のLSP11のフレーミングと次ノードSXC3のスイッチング粒度を比較し(図3のステップS16)、次ノードSXC3が第1のLSP11のフレーミングをスイッチング可能なので(ステップS17にてYES)、LSP11設定のためのシグナリング22を経路上の次ノードSXC3に向けて送信する(図3のステップS23)。
【0053】
ここで、SXC3においては、SXC2の場合と同様にステップS11,S12,S13,S14,S16、S17と進み、次ノードOXC4のスイッチング粒度が第1のLSP11のフレーミングよりも大きいため(ステップS17にてNO)、トポロジデ−タベ−ス212に記憶しているリンクの属性(スイッチング粒度の情報)を参照して、第1のLSP11の経路に沿って次に第1のLSP11のフレーミングをスイッチング可能なノードSXC7を求め、SXC7を宛先ノードとして第1のLSP11を収容可能な第2のLSP12を設定するためのシグナリング23をOXC4に対して行う(図3のステップS18)。
【0054】
このとき、第2のLSP12の送信元ノードSXC3は経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポートと空き波長(出力ラベル)とを第2のLSP12に割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する。
【0055】
一方、第2のLSP12を設定するためのシグナリング23を受け取ったノードOXC4(図2のステップS1、S2でNO及び図3のステップS11)は、第1のLSP11のシグナリング22と同様に、先ず経路情報を確認し(図3のステップS12)、自ノードが第2のLSP12の宛先ノードであるか否かを確認する(図3のステップS13)。そして、自ノードが宛先ノードでないことを確認したら(ステップS13にてNO)、経路上の次ノードOXC5との間に存在するリンクの空きポート・波長を第2のLSP12に割り当て、第2のLSP12に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(図3のステップS14)。
【0056】
又、図1のネットワーク構成とは異なるが、もし、第2のLSP12のフレーミングと次ノードのスイッチング粒度を比較した結果(図3のステップS16)、次ノードのスイッチング粒度が第2のLSP12のフレーミングよりも大きくスイッチングが可能でないときは(図3のステップS17にてNO)、第2のLSP12の経路に沿って次に第2のLSP12のフレーミングをスイッチング可能なノードを求め、そのノードを宛先ノードとして第2のLSP12を収容可能な第3のLSPを設定するためのシグナリングを行う(図3のステップS18)。このようにして、必要な限り、下位レイヤのLSPを設定するためのシグナリングが順次行われる。なお、OXC5,6もOXC4と同様の処理を行う。
【0057】
一方、第2のLSP12の宛先ノードSXC7がOXC6から第2のLSP12設定のためのシグナリング23を受け取ると(図2のステップS1、S2でNO及び図3のステップS11でYES)、先ず経路情報を確認し(図3のステップS12),自ノードが第2のLSP12の宛先ノードであるか否かを確認する(図3のステップS13)。そして、自ノードが宛先ノードであることを確認したら(ステップS13にてYES)、第2のLSP12に対して入力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、経路に沿って、各ノードの設定が完了したことを通知するシグナリング24を第2のLSP12の送信元ノードSXC3に向けて送信する(図3ステップS15)。
【0058】
これに対し、第2のLSP12の送信元ノードSXC3が前述のステップS18の処理を終えた後に、第2のLSP12の設定が完了したことを通知するシグナリング24を受け取ると(図3のステップS19)、第2のLSP12を第2のLSP12の送信元ノードSXC3と第2のLSP12の宛先ノードSXC7間の仮想リンクとするため、第2のLSP12の送信元ノードSXC3の出力ポート・タイムスロットと第2のLSP12の宛先ノードSXC7の入力ポート・タイムスロットをLSP12のIDとともに管理し、この仮想リンクを利用して第1のLSP11を設定するため、第1のLSP11設定のシグナリング22をSXC7に向けて(具体的にはSXC3−OXC4−OXC5−OXC6−SXC7の経路で)送信する(図3のステップS20)。
【0059】
又、このSXC3−SXC7間のリンク情報は第2のLSP12の送信元ノードSXC3と第2のLSP12の宛先ノードSXC7の双方で、リンク属性情報記憶領域211に記憶し管理する。
【0060】
次に、第1のLSP11の宛先ノードSXC8がSXC7から第1のLSP11設定のためのシグナリング22を受け取ると(図2のステップS1、S2にてNO及び図3のステップS11にてYES)、先ず経路情報を確認し(図3ステップS12)、自ノードが第1のLSP11の宛先ノードであるか否かを確認する(図3のステップS13)。そして、自ノードが宛先ノードであることを確認したら(ステップS13にてYES)、LSP11設定情報で指定された宛先クライアント10に接続するポート・タイムスロットを第1のLSP11に割り当て、第1のLSP11に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、同時にスイッチを設定する。
【0061】
そして、第1のLSP11のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、経路に沿ってLSP11の設定が完了したことを通知するシグナリング25を第1のLSP11の送信元ノードSXC1に向けて送信する(図3のステップS15)。具体的には、SXC8−SXC7−OXC6−OXC5−OXC4−SXC3−SXC2−SXC1の経路で送信する。
【0062】
この第1のLSP11の設定完了のシグナリング25を受け取った各ノード7,3,2,1(図3のステップS24)は、第1のLSP11のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、経路に沿ってLSP11の設定が完了したことを通知するシグナリング25を第1のLSP11の送信元ノードSXC1に向けて送信する(図3のステップS25)。これで、ノード8,7,3,2の動作は終了となる。
【0063】
一方、前述の図2のステップS5にて、求めた経路に沿って、第1のLSP11を設定するためのシグナリング22を開始した送信元ノードSXC1が、第1のLSP11の設定が完了したことを通知するシグナリング25を受け取ると(図2のステップS6)、送信元クライアント9から宛先クライアント10までのEND−TO−ENDのパスの設定が完了する。又、SXC3はSXC3−SXC7間の第2のLSP12をリンクとして広告し、これを受けた各ノードは、トポロジデ−タベ−ス212のデータを更新する。即ち、各ノードはトポロジデ−タベ−ス212に、リンクが存在するという情報を追加し、トポロジデ−タベ−ス212のデータを更新する。また、このとき、リンクが仮想リンクであるという情報も付加して記憶してもよい。
【0064】
なお、上記実施形態において、次ノードのスイッチング粒度と設定するLSPの粒度とを比較し次ノードのスイッチング粒度が設定するLSPの粒度より大きいと判明したときに下位レイヤLSPを設定していたが、その他の方法として、ネットワーク内の各ノードにノードを識別するためのIDを割り振る際に、レイヤの違いが区別できるようにIDを割り振り、LSP設定の際に経路の次ノードのノードIDを確認することにより自ノードとレイヤが異なることを判別し、下位レイヤLSPを設定する方法や、比較するリンク属性としてトランスペアレンシ、ネットワーク管理者、装置製造者なども考えられる。
【0065】
又、上記実施形態において、第2のLSP12の送信元ノードSXC3が第2のLSP12の設定が完了したことを通知するシグナリング24を受け取った後、第2のLSP12をSXC3−SXC7間の仮想リンクとして第1のLSP11設定のシグナリング22をSXC7に向けて送信していたが、第2のLSP12の送信元ノードSXC3が第2のLSP12を設定するためのシグナリング23を第1のLSPの経路上にあり、かつSXC3に隣接するノードに向けて送信すると同時に、第2のLSP12をSXC3−SXC7間の仮想リンクとして第1のLSP11設定のシグナリング22を第2のLSP12の宛先ノードSXC7に向けて送信する方法も考えられる。
【0066】
又、上記実施形態において、第2のLSP12の送信元ノードSXC3は第2のLSP12を設定するためのシグナリング23と第1のLSP11設定のシグナリング22を別々に送信していたが、第1のLSP11設定のシグナリング22を第2のLSP12設定のシグナリング23に付加して送信し、第2のLSP12の宛先ノードSXC7において第2のLSP12設定のシグナリング23に付加されていた第1のLSP11設定のシグナリング22を取り出し、第1のLSP11と第2のLSP12のためのラベル割当等の設定を行った後、第1のLSP11設定のシグナリング22を第1のLSPの経路上にあり、かつSXC7に隣接するノードに向けて送信する方法も考えられる。
【0067】
このとき、第2のLSP12の送信元ノードSXC3が第2のLSP12の宛先ノードSXC7を識別していたが、第1のLSP11設定のシグナリング22を付加した第2のLSP12設定のシグナリング23を受信した各ノードが自ノードのスイッチング粒度と第1のLSP11のフレーミングとを比較することにより自ノードが第2のLSP12の宛先ノードであるか否かを判断する方法も考えられる。
【0068】
次に、第2の実施の形態について説明する。図4は本発明に係る通信ネットワーク制御システムの第2の実施の形態の構成図である。なお、後述するノード31〜38は第1の実施の形態におけるノード1〜8と同様に通信ネットワーク内の属性の異なるリンクを全て包含したトポロジのデータベース212(後述する図10参照)を有している。
【0069】
図4を参照すると、本発明の第2の実施の形態の通信ネットワークを構成する各ノード31〜38は、リンクの識別子・入力/出力の区別・帯域・スイッチング粒度をリンクの属性として管理する機能と、このリンク属性情報をネットワーク内に広告する機能と、接続するクライアント39,40からパス設定要求51があったとき、要求するパス以上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める機能とを有している。
【0070】
さらに、経路上の全てのノードのスイッチング粒度と設定するLSPの粒度を比較する機能と、設定するLSPの粒度より大きなスイッチング粒度を有するノードが存在すると判明したときにそのノードを下位レイヤLSPの送信先ノードに指定する機能と、設定するLSPの粒度でスイッチング可能な経路上の次のノードを求めそのノードを下位レイヤLSPの宛先ノードに指定する機能と、同様な手段でさらに下位レイヤのLSPの送信先ノードと宛先ノードを指定する機能と、下位LSPの送信先ノードと宛先ノードを経路情報内に明示する機能とを有している。
【0071】
さらに、求めた経路情報とLSPの帯域とフレーミングの情報を経路に沿って宛先ノードまで伝達する機能と、伝達された情報に従い設定するLSPにラベルを割り当て自ノードのクロスコネクトスイッチを制御する機能と、自ノードが下位レイヤLSPの送信先ノードに指定されたとき上位レイヤLSPの設定情報を下位レイヤLSP設定情報に付加する機能と、下位レイヤのLSPの帯域とフレーミングの情報を経路に沿って下位レイヤLSPの宛先ノードまで伝達する機能と、自ノードが下位レイヤLSPの送信先ノードのとき下位レイヤLSP設定完了情報を受け取ると付加されていた上位レイヤLSP設定完了情報を取り出し上位レイヤ設定完了情報を上位レイヤLSPの送信先ノードまで伝達する機能とを有している。
【0072】
さらに、自ノードが下位レイヤLSPの宛先ノードのとき下位レイヤLSP設定情報を受け取ると付加されていた上位レイヤLSP設定情報を取り出し上位レイヤ設定情報を上位レイヤLSPの宛先ノードまで伝達する機能と、自ノードが下位レイヤLSPの宛先ノードのとき上位レイヤLSPの設定完了情報を受け取るとその情報を下位レイヤLSP設定完了情報に付加し経路に沿って下位レイヤLSPの送信先ノードまで伝達する機能と、自ノードが上位レイヤLSPの宛先ノードのとき上位レイヤLSP設定情報を受け取ると上位レイヤLSPの送信元ノードに向けて上位レイヤLSPの設定が完了したことを通知する機能と、自ノードが送信元ノードのときLSPの設定完了情報を受け取るとそのLSPに関する情報を管理する機能と、自ノードが送信元ノードのとき設定したLSPが下位レイヤのLSPでまだ上位レイヤのパスに対して空き帯域があるときにネットワーク内にこの下位レイヤのLSPをこのLSPの宛先ノードとの間のリンクとして広告する機能とを有している。
【0073】
図5は図4に示した本発明の第2の実施の形態におけるSXC31の動作を示すフローチャートであり、図6及び図7は図4に示した本発明の第2の実施の形態におけるSXC32,33,37,38,OXC34〜36の動作を示すフローチャートである。これら図4〜図7を参照して本発明の第2の実施の形態の動作について説明する。
【0074】
図5において、送信元クライアント39から宛先クライアント40までのSTS−1のパス設定要求51を受け取ったSXC31は(図5ステップS30及びS31にてYES)は、要求するパス以上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める(ステップS32)。
【0075】
次に、送信元ノードSXC31は、設定するLSP41のフレーミングと経路上の全てのノードのスイッチング粒度を比較し(ステップS33)、設定するLSP41のフレーミングでスイッチング不可能なノードが存在するか否かを判断する(ステップS34)。そして、設定するLSP41のフレーミングでスイッチング不可能なノードが存在する場合は(ステップS34にてYES)、そのノードが存在する区間がLSP41を収容可能な第2の下位レイヤLSP42を設定する区間としてシグナリング時に送信する経路情報に記述する(ステップS35)。
【0076】
そして、経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・タイムスロットを第1のLSP31に割り当て、第1のLSP31に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(図5ステップS37)。次に、求めた経路に沿って第1のLSP41を設定するためのシグナリング52を開始する(ステップS38)。
【0077】
一方、第1のLSP41を設定するためのシグナリング52を受け取った次ノードSXC32は(図5のステップS30、S31にてNO及び図6のステップS40にてYES)、経路情報を確認し(ステップS41)、自ノードが第1のLSP41の宛先ノードでないので(ステップS42にてNO)、さらに経路情報内の第2のLSP42設定区間情報を確認し(ステップS52)、自ノードが第2のLSP42の送信元ノードでないので(ステップS53にてNO)、経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・タイムスロットを第1のLSP41に割り当て、第1のLSP41に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(ステップS54)。そして、LSP41設定のためのシグナリング52を経路上の次ノードSXC33に向けて送信する(図6ステップS55)。
【0078】
一方、ノードSXC33は図5のステップS30、S31にてNO、図6のステップS40にてYES、S41,S42,S52,S53と進み、自ノードが第2のLSP42の送信元ノードに指定されているので(ステップS53にてYES)、経路情報内に明示されている第2のLSP42の宛先ノードSXC37を確認し(図6のステップS58)、第1のLSP41設定情報を第2のLSP42設定のためのシグナリングに付加する(ステップS59)。
【0079】
そして、経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・タイムスロットを第2のLSP42に割り当て、第2のLSP42に対して出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(図6のステップS60)。次に、LSP42設定のためのシグナリング53を経路上の次ノードOXC34に向けて送信する(図6のステップS61)。
【0080】
一方、第2のLSP42を設定するためのシグナリング53を受け取ったノードOXC34は、図5のステップS30、S31にてNO、図6のステップS40にてYES、S41,S42にてNOと進み、経路情報内の第3のLSP設定区間情報を確認し(ステップS52)、自ノードが第3のLSPの送信元ノードではないので(ステップS53にてNO),経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・波長を第2のLSP42に割り当て、第2のLSP42に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(ステップS54)。そして、LSP42設定のためのシグナリング53を経路上の次ノードOXC35に向けて送信する(ステップS55)。
【0081】
一方、ステップS53にて自ノードが第3のLSPの送信元ノードに指定されているときは(ステップS53にてYES)、経路情報内に明示されている第3のLSPの宛先ノードを確認し(図7のステップS58)、第2のLSP42設定情報を第3のLSP設定のためのシグナリングに付加する(ステップS59)。そして、経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・波長を第3のLSPに割り当て、第3のLSPに対して出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(図6のステップS60)。次に、第3のLSP設定のためのシグナリングを経路上の次ノードに向けて送信する(ステップS61)。
【0082】
このようにして、必要な限り、下位レイヤのLSPを設定するためのシグナリングが順次行われる。なお、ノードOXC35、36もノードOXC34と同様の処理を行う。
【0083】
一方、第2のLSP42の宛先ノードSXC37が図5のステップS30、S31にてNO、図6のステップS40にてYESと進んで、第2のLSP42設定のためのシグナリング53をノードSXC36から受け取ると、経路情報を確認し(ステップS41)、自ノードが第2のLSP42の宛先ノードであると判別するので(ステップS42にてYES)、第2のLSP42設定情報に付加された第1のLSP41設定情報の有無を確認し(ステップS43)、付加されていた第1のLSP41設定情報が有るので(ステップS43にてYES)、経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・タイムスロットを第1のLSP41に割り当て、第1のLSP41に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する(ステップS45)。そして、第1のLSP41設定のためのシグナリング52を経路上の次ノードSXC38に向けて送信する(ステップS46)。
【0084】
第1のLSP41の宛先ノードSXC38が図5のステップS30、S31にてNO、図6のステップS40にてYESと進んで、第1のLSP41設定のためのシグナリング52をノードSXC37から受け取ると、経路情報を確認し(ステップS41)、自ノードが第1のLSP41の宛先ノードであると判別するので(ステップS42にてYES及びステップS43にてNO)、LSP41設定情報で指定された宛先クライアント40に接続するポート・タイムスロットを第1のLSP41に割り当て、第1のLSP41に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、同時にスイッチを設定する。そして、第1のLSP41のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、経路に沿って、第1のLSP41の設定が完了したことを通知するシグナリング54を第1のLSP41の送信元ノードSXC31に向けて送信する(ステップS44)。
【0085】
一方、上述のステップS46で第1のLSP41設定のためのシグナリング52を経路上の次ノードSXC38に向けて送信した第2のLSP42の宛先ノードSXC37が、第1のLSP41の設定が完了したことを通知するシグナリング54をノードSXC38から受け取ると(ステップS47)、宛先ノードSXC37は第1のLSP41のLSP属性情報と第2のLSP42のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し(ステップS48)、第2のLSP42を第2のLSP42の送信元ノードSXC33と第2のLSP42の宛先ノードSXC37間の仮想リンクとするため、第2のLSP42の送信元ノードSXC33の出力ポート・タイムスロットと第2のLSP42の宛先ノードSXC37の入力ポート・タイムスロットをLSP42のIDとともに管理し(ステップS49)、第1のLSP41の設定完了情報を第2のLSP42設定完了したことを通知するシグナリングに付加する(ステップS50)。そして、宛先ノードSXC37は第2のLSP42の設定が完了したことを通知するシグナリング55を第2のLSP42の送信元ノードSXC33に向けて送信する(ステップS51)。
【0086】
一方、上述のステップS55にてLSP42設定のためのシグナリング53を経路上の次ノードOXCに向けて送信した第2のLSP42の中間ノードOXC34〜36が、第2のLSP42の設定が完了したことを通知するシグナリング55を宛先ノードSXC37から受け取ると(ステップS56)、第2のLSP42のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、第2のLSP42の設定が完了したことを通知するシグナリング55を第2のLSP42の送信元ノードSXC33に向けて送信する(ステップS57)。
【0087】
又、上述のステップS61にてLSP42設定のためのシグナリング53を経路上の次ノードOXC34に向けて送信した送信元ノードSXC33が、第2のLSP42の設定が完了したことを通知するシグナリング55を次ノードOXC34から受け取ると(図7のステップS62)、送信元ノードSXC33は付加されていた第1のLSP41設定完了情報を確認し、第1のLSP41のLSP属性情報と第2のLSP42のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し(ステップS63)、第2のLSP42を第2のLSP42の送信元ノードSXC33と第2のLSP42の宛先ノードSXC37間の仮想リンクとするため、第2のLSP42の送信元ノードSXC33の出力ポート・タイムスロットと第2のLSP42の宛先ノードSXC37の入力ポート・タイムスロットをLSP42のIDとともに管理し(ステップS64)、経路に沿って、第1のLSP41が第2のLSP42をSXC33−SXC37間のリンクとして使用していることと第1のLSP41の設定が完了したことを通知するシグナリング54を第1のLSP41の送信元ノードSXC31に向けて送信する(ステップS65)。
【0088】
そして、上述のステップS55にてLSP41設定のためのシグナリング52を経路上の次ノードSXC33に向けて送信した第1のLSP41の中間ノードSXC32が、第1のLSP41の設定が完了したことを通知するシグナリング54を次ノードSXC33から受け取ると(ステップS56)、第1のLSP41のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、第1のLSP41の設定が完了したことを通知するシグナリング54を第1のLSP41の送信元ノードSXC31に向けて送信する(ステップS57)。
【0089】
そして、上述のステップS38にて求めた経路に沿って第1のLSP41を設定するためのシグナリング52を開始した第1のLSP41の送信元ノードSXC31が、第1のLSP41の設定が完了したことを通知するシグナリング54をノードSXC32から受け取ると(図5ステップS39)、送信元クライアント39から宛先クライアント40までのEND−TO−ENDのパスの設定が完了する。又、SXC33は第2のLSP42をSXC33−SXC37間のリンクとして広告する。
【0090】
次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。図8は本発明に係る通信ネットワーク制御システムの第3の実施の形態の構成図である。なお、後述するノード61〜68は第1の実施の形態におけるノード1〜8と同様に通信ネットワーク内の属性の異なるリンクを全て包含したトポロジのデータベース212(後述する図10参照)を有している。
【0091】
まず、第3の実施の形態の特徴について述べておく。第3の実施の形態は送信元ノードにおいて設定するLSP71のフレ−ミングと経路上の全てのスイッチング粒度を比較する(図5のステップS33参照)という点において第2の実施の形態と共通するが、第1のLSP71設定情報を第2のLSP72設定のためのシグナリング53に付加して次ノードに向けて送信(図7のステップS59〜S61参照)しないという点で第2の実施の形態と共通しない。第3の実施の形態では第1の実施の形態と同様に、第1のLSP71設定のためのシグナリングと第2のLSP72設定のためのシグナリングは別個に行われる。
【0092】
一方、第3の実施の形態が第1及び第2の実施の形態と異なる点は、送信元ノードSXC61から第2のLSP72を設定するためのシグナリング82を途中のノードSXC62を通過して第2のLSP72の送信元ノードSXC63へ送信し、かつ送信元ノードSXC63から第2のLSP72の設定が完了したことと第2のLSP72がSXC63−SXC67間のリンクであることを通知するシグナリング83を途中のノードSXC62を通過して第1のLSP71の送信元ノードSXC61へ送信する点である。
【0093】
このように、第3の実施の形態の動作の大部分は第1及び第2の実施の形態と共通するため、第3の実施の形態ではフローチャートの表示を省略する。
【0094】
図8を参照すると、通信ネットワーク制御システムを構成する各ノード61〜68は、リンクの識別子・入力/出力の区別・帯域・スイッチング粒度をリンクの属性として管理する機能と、該リンク属性情報をネットワーク内に広告する機能と、接続するクライアント69,70からパス設定要求81があったとき、要求するパス以上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める機能と、経路上の全てのノードのスイッチング粒度と設定するLSPの粒度を比較する機能と、設定するLSPの粒度より大きなスイッチング粒度を有するノードが存在すると判明したときにそのノードを下位レイヤLSPの送信先ノードに指定する機能とを有している。
【0095】
さらに、設定するLSPの粒度でスイッチング可能な経路上の次のノードを求めそのノードを下位レイヤLSPの宛先ノードに指定する機能と、同様な手段でさらに下位レイヤのLSPの送信先ノードと宛先ノードを指定する機能と、下位レイヤLSPの経路情報内に下位レイヤLSPの送信元ノードと宛先ノードを明示する仕組みと、下位レイヤLSPの経路情報と下位レイヤLSPの帯域とフレーミングの情報を経路に沿って下位LSPの宛先ノードまで伝達する機能と、LSP設定情報の経路情報を確認し自ノードが経路内にないときは自ノードの制御はせずにそのまま次のノードにLSP設定情報をフォワードする機能とを有している。
【0096】
さらに、LSP設定情報の経路情報を確認し自ノードが経路内にあるときは伝達された情報に従い設定するLSPにラベルを割り当て自ノードのクロスコネクトスイッチを制御する機能と、下位レイヤLSPの宛先ノードに指定されたとき下位LSP設定情報を受け取ると上位レイヤLSPの送信元ノードに向けて下位レイヤLSPの設定が完了したことを通知する機能と、下位レイヤLSPの送信先ノードに指定されたとき下位レイヤLSPの設定完了情報を受け取ると下位レイヤのLSPに関する情報を管理する機能とを有している。
【0097】
さらに、上位レイヤLSPの送信先ノードのとき下位レイヤLSPの設定完了情報を受け取るとこの下位レイヤLSPをこのLSPの送信先ノードと宛先ノードとの間のリンクとし上位レイヤLSPの経路情報を作成する機能と、上位レイヤLSPの経路情報と上位レイヤLSPの帯域とフレーミングの情報を経路に沿って上位LSPの宛先ノードまで伝達する機能と、上位レイヤLSPの宛先ノードのとき上位レイヤLSP設定情報を受け取ると上位レイヤLSPの送信元ノードに向けて上位レイヤLSPの設定が完了したことを通知する機能と、上位レイヤLSPの送信元ノードのとき上位レイヤLSPの設定完了情報を受け取るとそのLSPに関する情報を管理する機能と、下位レイヤLSPの送信元ノードのとき設定したLSPがまだ上位レイヤのパスに対して空き帯域があるときにネットワーク内にこの下位レイヤのLSPをこのLSPの宛先ノードとの間のリンクとして広告する機能とを有している。
【0098】
次に、図8の本発明の第3の実施の形態の動作について説明する。同図において、送信元クライアント69から宛先クライアント70までのSTS−1のパス設定要求81を受け取った送信元ノードSXC61は、要求するパス以上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める。
【0099】
次に、送信元ノードSXC61は、設定するLSP71のフレーミングと経路上の全てのノードのスイッチング粒度を比較し、設定するLSP71のフレーミングでスイッチング不可能なノードが存在するか否かを判断する。ここで、ノードOXC64〜OXC66はSTS−1粒度のスイッチングができないため、ノードSXC63〜SXC67の区間に下位レイヤLSP72を設定する必要があると判断する。そして、ノードSXC63〜SXC67の区間を経路情報に記述した第2のLSP72を設定するためのシグナリング82を第2のLSP72の送信元ノードSXC63に向けて送信する。
【0100】
一方、途中のノードSXC62では第2のLSP72を設定するためのシグナリング82を受信すると経路情報を確認し、経路内にノードSXC62がないため自ノードの制御はせずに第2のLSP72を設定するためのシグナリング82をノードSXC63に送信する。
【0101】
第2のLSP72の送信元ノードSXC63が送信元ノードSXC61から第2のLSP72を設定するためのシグナリング82を受信すると経路情報を確認し、ノードSXC63が第2のLSP72の送信元ノードに指定されていることを判別すると、経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・波長を第2のLSP72に割り当て、第2のLSP72に対して出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する。そして、ノードSXC63はLSP72設定のためのシグナリング82を経路上の次ノードに向けて送信する。
【0102】
第2のLSP72の中間ノードOXC64がノードSXC63から送信されたLSP72を設定するためのシグナリング82を受信すると、経路情報を確認し、自ノードが第2のLSP72の宛先ノードでないと判別すると経路上の次ノードとの間に存在するリンクの空きポート・波長を第2のLSP72に割り当て、第2のLSP72に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する。そして、LSP72設定のためのシグナリング82を経路上の次ノードノードSXC65に向けて送信する。
【0103】
このノードOXC64が行った処理と同様の処理がノードOXC65及び66でも行われる。
【0104】
第2のLSP72の宛先ノードSXC67がノードOXC66から送信された第2のLSP72を設定するためのシグナリング82を受信すると、経路情報を確認し、自ノードが第2のLSP72の宛先ノードであると判別すると、第2のLSP72に対して入力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にして管理し、第2のLSP72のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、経路に沿って、第2のLSP72の設定が完了したことを通知するシグナリング83を第2のLSP72の送信元ノードSXC63に向けて送信する。
【0105】
第2のLSP72の中間ノードOXC66が第2のLSP72の設定が完了したことを通知するシグナリング83を受信すると、第2のLSP72のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、第2のLSP72の設定が完了したことを通知するシグナリング83を次ノードOXC65へ送信する。同様に、ノードOXC65からノードOXC64へ、ノードOXC64からノードOXC63へ同様のシグナリング83が送信される。
【0106】
第2のLSP72の送信元ノードSXC63がノードOXC64から送信された第2のLSP72の設定が完了したことを通知するシグナリング83を受信すると、送信元ノードSXC63は第2のLSP72のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、第2のLSP72を第2のLSP72の送信元ノードSXC63と第2のLSP72の宛先ノードSXC67間の仮想リンクとするため、第2のLSP72の送信元ノードSXC63の出力ポート・タイムスロットと第2のLSP72の宛先ノードSXC67の入力ポート・タイムスロットをLSP72のIDとともに管理し、第2のLSP72の設定が完了したことと第2のLSP72がSXC63−SXC67間のリンクであることを通知するシグナリング83を第1のLSP71の送信元ノードSXC61に向けて送信する。又、このリンク情報は第2のLSP72の送信元ノードSXC63と第2のLSP72の宛先ノードSXC67の双方で、リンク属性情報記憶領域211に記憶し管理する。
【0107】
第1のLSP71の送信元ノードSXC61が第2のLSP72の設定が完了したことを通知するシグナリング83を受信すると、第2のLSP72をSXC63−SXC67間のリンクとして第1のLSP71の経路情報を作成し、経路上の次ノードSXC62との間に存在するリンクの空きポート・タイムスロットを第1のLSP71に割り当て、第1のLSP71に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する。
【0108】
次に、送信元ノードSXC61は求めた経路(SXC61−SXC62−SXC63−SXC67−SXC68)に沿って、第1のLSP71を設定するためのシグナリング84を経路上の次ノードSXC62に向けて送信する。
【0109】
第1のLSP71の中間ノードSXC62が送信元ノードSXC61から送信された第1のLSP71を設定するためのシグナリング84を受信すると、経路情報を確認し、自ノードが第1のLSP71の宛先ノードでないと判別すると経路上の次ノードSXC63との間に存在するリンクの空きポート・タイムスロットを第1のLSP71に割り当て、第1のLSP71に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する。そして、LSP71設定のためのシグナリング84を経路上の次ノードSXC63に向けて送信する。
【0110】
第1のLSP71のノードSXC63がノードSXC62から送信された第1のLSP71を設定するためのシグナリング84を受信すると、経路情報を確認し、自ノードが第1のLSP71の宛先ノードでないと判別すると経路上の次ノードSXC67との間に存在するリンクLSP72の空きポート・タイムスロットを第1のLSP71に割り当て、第1のLSP71に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する。そして、LSP71設定のためのシグナリング84を経路上の次ノードSXC67に向けて送信する。
【0111】
第1のLSP71の中間ノードSXC67がノードSXC63から送信された第1のLSP71を設定するためのシグナリング84を受信すると、経路情報を確認し、自ノードが第1のLSP71の宛先ノードでないと判別すると経路上の次ノードSXC68との間に存在するリンクの空きポート・タイムスロットを第1のLSP71に割り当て、第1のLSP71に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、場合によっては同時にスイッチを設定する。そして、ノードSXC67はLSP71設定のためのシグナリング84を経路上の次ノードSXC68に向けて送信する。
【0112】
第1のLSP71の宛先ノードSXC68がノードSXC67から送信された第1のLSP71を設定するためのシグナリング84を受信すると、経路情報を確認し、自ノードが第1のLSP71の宛先ノードであると判別すると、LSP71設定情報で指定された宛先クライアント70に接続するポート・タイムスロットを第1のLSP71に割り当て、第1のLSP71に対して入力ラベルと出力ラベルを割り当て、LSP IDとラベルを組にしてラベル管理テーブル214に記憶して管理し、同時にスイッチを設定する。そして、宛先ノードSXC68は第1のLSP71のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、経路に沿って、第1のLSP71の設定が完了したことを通知するシグナリング85を第1のLSP71の送信元ノードSXC61に向けて送信する。
【0113】
第1のLSP71の中間ノードSXC67,SXC63,SXC62が宛先ノードSXC68から送信された第1のLSP71の設定が完了したことを通知するシグナリング85を受信すると、第1のLSP71のLSP属性情報を自ノードで登録・管理し、第1のLSP71の設定が完了したことを通知するシグナリング85を第1のLSP71の送信元ノードSXC61に向けて送信する。
【0114】
第1のLSP71の送信元ノードSXC61がこの第1のLSP71の設定が完了したことを通知するシグナリング85を受け取ると、送信元クライアント69から宛先クライアント70までのEND−TO−ENDのパスの設定が完了する。又、SXC63はSXC63−SXC67間の第2のLSP72をFAリンクとして広告する。
【0115】
次に、第4の実施の形態について説明する。図9は本発明に係る通信ネットワーク制御システムの第4の実施の形態の構成図である。なお、後述するノード91〜100は第1の実施の形態におけるノード1〜8と同様に通信ネットワーク内の属性の異なるリンクを全て包含したトポロジのデータベース212(後述する図10参照)を有している。
【0116】
同図において、OXCは波長クロスコネクト、SXCはSONETクロスコネクト、L2SWはATM(Asynchronous Transfer Mode)クロスコネクトを表し、OXCはOC−48でスイッチングを行い、SXCはSTS−1でスイッチングを行い、L2SWはATMセル単位でスイッチングを行い、SXC−SXC,SXC−OXC,OXC−OXC間のリンク帯域は2.4Gb/s、L2SW−L2SW,L2SW−SXC間のリンク帯域は150Mb/sとする。
【0117】
各ノードは、接続するクライアント103,104からパス設定要求があったとき、要求するパス以上の帯域を有し、かつ、あるスイッチング粒度以下のノードを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める機能を有する。又、下位レイヤのLSPを設定する区間の判別方法ならびに設定方法は前述の第1〜第3の実施の形態のうちのいずれかとする。
【0118】
このように、第4の実施の形態の動作の大部分は第1〜第3の実施の形態と共通するため、第4の実施の形態でもフローチャートの表示を省略する。
【0119】
次に、第4の実施の実施の形態の動作を説明する。各ノードが経路計算を行うとき、要求するパス以上の帯域を有し、かつ、スイッチング粒度がSTS−1以下のノードを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求めるとする。
【0120】
まず、ノードL2SW91に接続するクライアント103からノードL2SW91に対し、ノードL2SW100に接続するクライアント104までの1.5Mb/sのパス設定要求があると、L2SW91は1.5Mb/s以上の帯域を有し、かつスイッチング粒度がSTS−1以下のノードを使用してノードL2SW100までのメトリック(コスト)最小な経路を求める。
【0121】
従って、L2SW91−L2SW92−SXC93−SXC94−OXC101−OXC102−SXC98−SXC99−L2SW100の経路ではなく、L2SW91−L2SW92−SXC93−SXC94−SXC95−SXC96−SXC97−SXC98−SXC99−L2SW100の経路が定められる。
【0122】
そして、本発明の第1〜第3の実施の形態に示した下位レイヤLSP設定方法により、L2SW92−L2SW100間にSTS−1のLSP106を設定し、LSP106をL2SW92−L2SW100間のリンクに使用してノードL2SW91〜L2SW100のLSP105を設定する。
【0123】
なお、上記実施形態では、経路計算に制限を与える方法として、あるスイッチング粒度以上のノードを経路とするときは連続するホップ数を制限して使用するとしてもよい。
【0124】
又、経路計算に制限を与える方法として、ネットワーク内の各ノードに対して属するエリアを識別するためのIDを割り振り、このIDを利用してエリアで制限するとしても良い。
【0125】
又、経路計算に制限を与える方法として、ネットワーク内の各ノードに対してノードの属性を識別するためのIDを割り振り、このIDを利用してノードの属性で制限するとしても良い。
【0126】
次に、第5の実施の形態について説明する。第5の実施の形態は通信ネットワーク制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関するものである。第1〜第4の実施の形態で述べたノードの各々は図2,3,5,6及び7にフローチャートで示される処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを有している。即ち、ノード内のコンピュータ(後述するスイッチコントローラ)はノード内のメモリ(不図示)に格納されたそのプログラムを読み出し、そのプログラムに従って自ノードを制御する。その制御内容については既に述べたのでその説明を省略する。
【0127】
【実施例】
以下、本発明に係る通信ネットワーク制御システムを構成するノードの実施例について説明する。まず、第1実施例から説明する。第1実施例は前述の第1の実施の形態におけるノードの実施例である。図10は第1〜第4の実施の形態におけるノードの一例の構成図である。同図を参照すると、ノード200はスイッチコントローラ201と、クロスコネクトスイッチ203と、図2,3,5,6及び7にフローチャートで示される処理をコンピュータに実行させるためのプログラム220とを含んで構成されており、このノード200がクライアント207と接続されている。
【0128】
又、スイッチコントローラ201はリンク属性情報を記憶する記憶領域211と、トポロジデータベースを記憶する記憶領域212と、LSP属性情報を記憶する記憶領域213と、ラベル管理テーブルを記憶する記憶領域214とを含んで構成されている。なお、以降の説明において便宜上リンク属性情報を211、トポロジデータベースを212、LSP属性情報を213、ラベル管理テーブルを214とそれぞれ表示する。
【0129】
スイッチコントローラ201は、リンク204,210の識別子・入力/出力の区別・帯域・スイッチング粒度などのリンク属性情報211を管理する機能と、このリンク属性情報211をネットワーク内に広告するため制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、ネットワーク内の他ノードから収集したリンク属性情報からトポロジデータベース212を構築する機能と、接続するクライアント207からクライアント用制御チャネル206を介してパス設定要求があったとき、トポロジデータベース212を使用して要求するパス上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める機能とを有している。
【0130】
さらに、求めた経路情報とLSPの帯域とフレーミングの情報などを含むLSP設定情報を制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、伝達されたLSP設定情報に従い設定するLSPにラベルを割り当て自ノードのクロスコネクトスイッチ203を制御する機能と、LSPの識別子とLSPに割り当てた入力ラベル/出力ラベルの対応をラベル管理テーブル214として管理する機能とを有している。
【0131】
さらに、リンク属性情報211とLSP設定情報から経路上の次のノードのスイッチング粒度と設定するLSPの粒度を比較する機能と、次ノードのスイッチング粒度が設定するLSPの粒度より大きいと判明したときに経路情報とトポロジデータベース212から設定するLSPの粒度でスイッチング可能な次のノードを求めそのノードを下位レイヤのLSPの宛先ノードに設定する機能と、次ノードでスイッチング可能な下位レイヤのLSPの帯域とフレーミングの情報などを含むLSP設定情報を経路に沿って宛先ノードまで伝達するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能とを有している。
【0132】
さらに、自ノードが宛先ノードのときLSP設定情報を受け取ると送信元ノードに向けてLSPの設定が完了したことを通知するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、自ノードが送信元ノードのときLSPの設定完了情報を受け取るとそのLSP属性情報213を管理する機能と、自ノードが送信元ノードのとき設定したLSPが下位レイヤのLSPでまだ上位レイヤのパスに対して空き帯域があるときにネットワーク内にこの下位レイヤのLSPをこのLSPの宛先ノードとの間のリンクとしてリンク属性情報211を管理する機能と、該リンク属性情報211を制御チャネル202を介して広告する機能とを有している。
【0133】
次に、第2実施例について説明する。第2実施例は前述の第2の実施の形態におけるノードの実施例である。図10を参照すると、スイッチコントローラ201は、リンク204,210の識別子・入力/出力の区別・帯域・スイッチング粒度などのリンク属性情報211を管理する機能と、このリンク属性情報211をネットワーク内に広告するため制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、ネットワーク内の他ノードから収集したリンク属性情報からトポロジデータベース212を構築する機能と、接続するクライアント207からクライアント用制御チャネル206を介してパス設定要求があったとき、トポロジデータベース212を使用して要求するパス上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める機能とを有している。
【0134】
さらに、トポロジデータベース212とLSP設定情報から経路上の全てのノードのスイッチング粒度と設定するLSPの粒度を比較する機能と、設定するLSPの粒度より大きなスイッチング粒度を有するノードが存在すると判明したときにそのノードを下位レイヤLSPの送信先ノードに指定する機能と、トポロジデータベース212とLSP設定情報から設定するLSPの粒度でスイッチング可能な経路上の次のノードを求めそのノードを下位レイヤLSPの宛先ノードに指定する機能とを有している。
【0135】
さらに、同様な手段でさらに下位レイヤのLSPの送信先ノードと宛先ノードを指定する機能と、下位LSPの送信先ノードと宛先ノードを経路情報内に明示する機能と、求めた経路情報とLSPの帯域とフレーミングなどのLSP設定情報を経路に沿って宛先ノードまで伝達するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、伝達されたLSP設定情報に従い設定するLSPにラベルを割り当て自ノードのクロスコネクトスイッチ203を制御する機能と、LSPの識別子とLSPに割り当てた入力ラベル/出力ラベルの対応をラベル管理テーブル214として管理する機能とを有している。
【0136】
さらに、下位レイヤLSPの送信先ノードに指定されたとき上位レイヤLSP設定情報を下位レイヤLSP設定情報に付加する機能と、下位レイヤのLSPの帯域とフレーミングなどのLSP設定情報を経路に沿って下位レイヤLSPの宛先ノードまで伝達するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、自ノードが下位レイヤLSPの送信先ノードのとき下位レイヤLSP設定完了情報を受け取ると付加されていた上位レイヤLSP設定完了情報を取り出し上位レイヤ設定完了情報を上位レイヤLSPの送信先ノードまで伝達するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能とを有している。
【0137】
さらに、自ノードが下位レイヤLSPの宛先ノードのとき下位レイヤLSP設定情報を受け取ると付加されていた上位レイヤLSP設定情報を取り出し上位レイヤ設定情報を上位レイヤLSPの宛先ノードまで伝達するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、下位レイヤLSPの宛先ノードのとき上位レイヤLSPの設定完了情報を受け取るとその情報を下位レイヤLSP設定完了情報に付加し経路に沿って下位レイヤLSPの送信先ノードまで伝達するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能とを有している。
【0138】
さらに、自ノードが上位レイヤLSPの宛先ノードのとき上位レイヤLSP設定情報を受け取ると上位レイヤLSPの送信元ノードに向けて上位レイヤLSPの設定が完了したことを通知するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、自ノードが送信元ノードのときLSPの設定完了情報を受け取るとそのLSP属性情報213を管理する機能と、送信元ノードのとき設定したLSPが下位レイヤのLSPでまだ上位レイヤのパスに対して空き帯域があるときにネットワーク内にこの下位レイヤのLSPをこのLSPの宛先ノードとの間のリンクとしてリンク属性情報211を管理する機能と、そのリンク属性情報211を制御チャネル202を介して広告する機能とを有している。
【0139】
次に、第3実施例について説明する。第3実施例は前述の第3の実施の形態におけるノードの実施例である。図10を参照すると、スイッチコントローラ201は、リンク204,210の識別子・入力/出力の区別・帯域・スイッチング粒度などのリンク属性情報211を管理する機能と、このリンク属性情報211をネットワーク内に広告するため制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、ネットワーク内の他ノードから収集したリンク属性情報からトポロジデータベース212を構築する機能と、接続するクライアント207からクライアント用制御チャネル206を介してパス設定要求があったとき、トポロジデータベース212を使用して要求するパス上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める機能とを有している。
【0140】
さらに、トポロジデータベース212とLSP設定情報から経路上の全てのノードのスイッチング粒度と設定するLSPの粒度を比較する機能と、設定するLSPの粒度より大きなスイッチング粒度を有するノードが存在すると判明したときにそのノードを下位レイヤLSPの送信先ノードに指定する機能と、トポロジデータベース212とLSP設定情報から設定するLSPの粒度でスイッチング可能な経路上の次のノードを求めそのノードを下位レイヤLSPの宛先ノードに指定する機能と、同様な手段でさらに下位レイヤのLSPの送信先ノードと宛先ノードを指定する機能とを有している。
【0141】
さらに、下位レイヤLSPの経路情報内に下位レイヤLSPの送信元ノードと宛先ノードを明示する機能と、下位レイヤLSPの経路情報と下位レイヤLSPの帯域とフレーミングなどのLSP設定情報を経路に沿って下位LSPの宛先ノードまで伝達するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、LSP設定情報の経路情報を確認し自ノードが経路内にないときは自ノードの制御はせずに制御チャネル202を介して隣接する次のノードのスイッチコントローラにLSP設定情報を転送する機能とを有している。
【0142】
さらに、LSP設定情報の経路情報を確認し自ノードが経路内にあるときは伝達された情報に従い設定するLSPにラベルを割り当て自ノードのクロスコネクトスイッチ203を制御する機能と、LSPの識別子とLSPに割り当てた入力ラベル/出力ラベルの対応をラベル管理テーブル214として管理する機能と、自ノードが下位レイヤLSPの宛先ノードに指定されたとき下位LSP設定情報を受け取ると上位レイヤLSPの送信元ノードに向けて下位レイヤLSPの設定が完了したことを通知するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、自ノードが下位レイヤLSPの送信先ノードに指定されたとき下位レイヤLSPの設定完了情報を受け取ると下位レイヤのLSP属性情報213を管理する機能とを有している。
【0143】
さらに、自ノードが上位レイヤLSPの送信元ノードのとき下位レイヤLSPの設定完了情報を受け取るとこの下位レイヤLSPをこのLSPの送信元ノードと宛先ノードとの間のリンクとして上位レイヤLSPの経路情報を作成する機能と、このリンクをリンク属性情報211で管理する機能と、上位レイヤLSPの経路情報と上位レイヤLSPの帯域とフレーミングなどのLSP設定情報を経路に沿って上位LSPの宛先ノードまで伝達するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能とを有している。
【0144】
さらに、自ノードが上位レイヤLSPの宛先ノードのとき上位レイヤLSP設定情報を受け取ると上位レイヤLSPの送信元ノードに向けて上位レイヤLSPの設定が完了したことを通知するために制御チャネル202を介して隣接するノードのスイッチコントローラに転送する機能と、上位レイヤLSPの送信元ノードのとき上位レイヤLSPの設定完了情報を受け取るとそのLSP属性情報213を管理する機能と、下位レイヤLSPの送信元ノードのとき設定したLSPがまだ上位レイヤのパスに対して空き帯域があるときにネットワーク内にこの下位レイヤのLSPをこのLSPの宛先ノードとの間のリンクとしてリンク属性情報211を管理する機能と、そのリンク属性情報211を制御チャネル202を介して広告する機能とを有している。
【0145】
次に、第4実施例について説明する。第4実施例は前述の第4の実施の形態におけるノードの実施例である。図10を参照すると、スイッチコントローラ201は、接続するクライアント207からクライアント用制御チャネル206を介してパス設定要求があったとき、トポロジデータベース212を使用して要求するパス以上の帯域を有し、かつ、あるスイッチング粒度以下のノードを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める機能を有している。
【0146】
下位レイヤのLSPを設定する区間の判別方法ならびに設定方法は前述の第1〜第3の実施の形態のうちのいずれかとする。
【0147】
次に、第5実施例について説明する。第5実施例は本発明に係る通信ネットワーク制御システムを構成するノードの他の一例に関するものである。図11はノードの他の一例の構成図である。同図を参照すると、通信ネットワーク制御システムはノード300と、ネットワークマネ−ジャ320とを含んで構成されている。
【0148】
ノード300はスイッチコントローラ301と、クロスコネクトスイッチ303と、図2,3,5,6及び7にフローチャートで示される処理をコンピュータに実行させるためのプログラム330とを含んで構成されており、このノード300がクライアント307と接続されている。
【0149】
又、スイッチコントローラ301はリンク属性情報を記憶する記憶領域311と、ラベル管理テーブルを記憶する記憶領域314とを含んで構成されている。
【0150】
ネットワークマネ−ジャ320はトポロジデータベースを記憶する記憶領域312と、LSP属性情報を記憶する記憶領域313と、上記プログラム330と同内容のプログラム331とを含んで構成されている。なお、以降の説明において便宜上リンク属性情報を311、トポロジデータベースを312、LSP属性情報を313、ラベル管理テーブルを314と夫々表示する。
【0151】
ノード300のスイッチコントローラ301は、リンク304,310の識別子・入力/出力の区別・帯域・スイッチング粒度などのリンク属性情報311を管理する機能と、そのリンク属性情報311を制御チャネル302を介してネットワークマネージャ320に転送する機能と、ネットワークマネージャ320から制御チャネル302を介してLSP設定情報を受信したとき伝達された情報に従い設定するLSPにラベルを割り当て自ノードのクロスコネクトスイッチ303を制御する機能と、LSPの識別子とLSPに割り当てた入力ラベル/出力ラベルの対応をラベル管理テーブル314として管理する機能とを有している。
【0152】
一方、ネットワーク全体を統括して管理するネットワークマネージャ320は、ネットワーク内のノードから収集したリンク属性情報からトポロジデータベース312を構築する機能と、クライアント307からクライアント用制御チャネル306を介してパス設定要求があったとき、トポロジデータベース312を使用して要求するパス以上の帯域を有するネットワーク内の全てのリンクを使用してメトリック(コスト)最小な経路を求める機能と、下位レイヤのLSPを設定する区間の判別ならびに設定する機能と、制御チャネル302を介して経路上の各ノードのスイッチコントローラ301にLSP設定情報を送信する機能と、設定したLSP属性情報213を管理する機能とを有している。
【0153】
なお、ネットワークマネージャ320の下位レイヤのLSPを設定する区間の判別方法ならびに設定方法は前述の第1〜第3の実施の形態のうちのいずれかとする。
【0154】
【発明の効果】
本発明による通信ネットワーク制御システムによれば、前記通信ネットワークを構成する各ノードは、前記通信ネットワーク内のリンクを包含したトポロジのデータベースを有しており、そのシステムは自ノードが送信元ノードである場合に前記データベースを参照して宛先ノードまでの所定経路を求める経路算出手段と、自ノードが送信元ノード又は中間ノードである場合に前記所定経路及びこれに関連する情報を経路に沿って前記宛先ノードまで伝達するために、隣接するノードにそれらの情報を伝達する経路情報伝達手段とを含むため、送信元ノードから宛先ノードまで第1のパスを設定する際のネットワークリソースを有効に活用することが可能となる。
【0155】
又、本発明による通信ネットワーク制御方法、ノード及びプログラムも上記通信ネットワーク制御システムと同様の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信ネットワーク制御システムの第1の実施の形態の構成図である。
【図2】各ノード1〜8の動作を示すフローチャートである。
【図3】各ノード1〜8の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明に係る通信ネットワーク制御システムの第2の実施の形態の構成図である。
【図5】第2の実施の形態における各ノードの動作を示すフローチャートである。
【図6】第2の実施の形態における各ノードの動作を示すフローチャートである。
【図7】第2の実施の形態における各ノードの動作を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る通信ネットワーク制御システムの第3の実施の形態の構成図である。
【図9】本発明に係る通信ネットワーク制御システムの第4の実施の形態の構成図である。
【図10】第1〜第4の実施の形態におけるノードの一例の構成図である。
【図11】ノードの他の一例の構成図である。
【図12】従来の通信ネットワークの一例の構成図である。
【図13】従来の通信ネットワークのレイヤ構造の一例の構成図である。
【図14】SONETクロスコネクトの概念図である。
【図15】波長クロスコネクトの概念図である。
【図16】特開平11−177562号公報に示す通信ネットワーク制御方式の構成図である。
【図17】特開平11−177562号公報のレイヤネットワークの構成図である。
【図18】従来のレイヤネットワークの一例の構成図である。
【図19】従来のレイヤネットワークの他の一例の構成図である。
【符号の説明】
1 〜3、7、8 SONETクロスコネクト
4〜6 波長クロスコネクト
9、10 クライアント
11、12 ラベルスイッチングパス
31〜33、37、38 SONETクロスコネクト
34〜36 波長クロスコネクト
39、40 クライアント
41、42 ラベルスイッチングパス
61〜63、67、68 SONETクロスコネクト
64〜66 波長クロスコネクト
69、70 クライアント
71、72 ラベルスイッチングパス
91、92、100 L2SWクロスコネクト
93〜99 SONETクロスコネクト
101、102 波長クロスコネクト
103、104 クライアント
105〜107 ラベルスイッチングパス
200、300 ノード
201、301 スイッチコントローラ
203、303 クロスコネクトスイッチ
207、307 クライアント
211、311 リンク属性情報記憶領域
212、312 トポロジデータベース記憶領域
213、313 LSP属性情報記憶領域
214、314 ラベル管理テーブル記憶領域
220 プログラム
320 ネットワークマネージャ
330、331 プログラム

Claims (3)

  1. 複数個の属性の異なるリンクから構成される分散制御型通信ネットワークにおいて、送信元ノード1から宛先ノード2へ第1のパス3を使用して通信データを転送する際、該第1のパス3を設定するにあたり、第1のパス3の経路上にあり、かつ、送信元ノード1が管理するリンク属性と異なるリンクを管理するノード6からノード7までの区間に第1のパス3を収容可能な第2のパス8を設定するパス設定手段を含んでおり、
    前記パス設定手段は、第1のパス3の送信元ノード1において第1のパス3を収容可能な第2のパス8の設定が必要であることを判別した際に、第2のパス8の設定情報10を送信元ノード1から送信し第2のパス8の送信元ノード6から宛先ノード7まで第2のパス8の経路に沿って転送して、第2のパス8の設定情報10を受信した第2のパス8の経路上の各ノードが第2のパス8を設定するために自ノードの設定を行うことによりノード6−ノード7間に第2のパス8を設定することと、
    この第2のパス8をノード6−ノード7間の仮想リンクとし、第1のパス3の設定情報9を送信元ノード1から第1のパス3の宛先ノード2まで第1のパス3の経路に沿って転送して、第1のパス3の設定情報9を受信した第1のパス3の経路上の各ノードが第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行うことによりノード1−ノード2間に第1のパス3を設定することを特徴とする通信ネットワーク制御システム。
  2. 複数個の属性の異なるリンクから構成される分散制御型通信ネットワークにおいて、送信元ノード1から宛先ノード2へ第1のパス3を使用して通信データを転送する際、該第1のパス3を設定するにあたり、第1のパス3の経路上にあり、かつ、送信元ノード1が管理するリンク属性と異なるリンクを管理するノード6からノード7までの区間に第1のパス3を収容可能な第2のパス8を設定するパス設定手段を含んでおり、
    前記パス設定手段は、第1のパス3の送信元ノード1において第1のパス3を収容可能な第2のパス8の設定が必要であることを判別した際に、第1のパス3の設定情報9に第2のパス8の設定情報10を付加し、第1のパス3の設定情報9を第1のパス3の送信元ノード1から第2のパス8の送信元ノード6まで第1のパス3の経路に沿って転送して、第1のパス3の設定情報9を受信したノード1−ノード6間の第1のパス3の経路上の各ノードが第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行い、第2のパス8の設定情報10を第2のパス8の送信元ノード6から宛先ノード7まで第2のパス8の経路に沿って転送して、第2のパス8の設定情報10を受信した第2のパス8の経路上の各ノードが第2のパス8を設定するために自ノードの設定を行うことによりノード6−ノード7間に第2のパス8を設定することと、
    この第2のパス8をノード6−ノード7間の仮想リンクとし、第1のパス3の設定情報9を第2のパス8の宛先ノード7から第1のパス3の宛先ノード2まで第1のパス3の経路に沿って転送して、第1のパス3の設定情報9を受信したノード7−ノード2間の第1のパス3の経路上の各ノードが第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行うことにより第1のパス3を設定することを特徴とする通信ネットワーク制御システム。
  3. 複数個の属性の異なるリンクから構成される分散制御型通信ネットワークにおいて、送信元ノード1から宛先ノード2へ第1のパス3を使用して通信データを転送する際、該第1のパス3を設定するにあたり、第1のパス3の経路上にあり、かつ、送信元ノード1が管理するリンク属性と異なるリンクを管理するノード6からノード7までの区間に第1のパス3を収容可能な第2のパス8を設定するパス設定手段を含んでおり、
    前記パス設定手段は、第1のパス3の設定情報9を第1のパス3の送信元ノード1から宛先ノード2まで第1のパス3の経路に沿って転送し、第1のパス3の設定情報9を受信した第1のパス3の経路上の各ノードは前記ノード6から第1のパス3を収容可能な第2のパス8の設定判別を行い、第2のパス8の設定が必要でないと判断した場合は第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行ったのち第1のパス3の設定情報9を第1のパス3の経路上の隣接ノードに転送し、第2のパス8の設定が必要であると判断した場合は第1のパス3の設定情報9を第2のパス8の設定情報10に付加し、前記第2のパス8の設定情報10を第1のパス3の経路上の隣接ノードに転送し、第2のパス8の設定情報10を受信した第1のパス3の経路上の各ノードが第2のパス8を設定するために自ノードの設定を行うことによりノード6−ノード7間に第2のパス8を設定することと、
    この第2のパス8をノード6−ノード7間の仮想リンクとし、第2のパス8の設定情報10を受信した第2のパス8の宛先ノード7は第2のパス8の設定情報10に付加されていた第1のパス3の設定情報9を第2のパス8の宛先ノード7から第1のパス3の宛先ノード2まで第1のパス3の経路に沿って転送して、第1のパス3の設定情報9を受信したノード7−ノード2間の第1のパス3の経路上の各ノードが第1のパス3を設定するために自ノードの設定を行うことにより第1のパス3を設定することを特徴とする通信ネットワーク制御システム。
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