JP4075427B2 - ステアリング通信システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ステアリングホイールのホイールパッドに設けられたスイッチを操作することにより、当該ステアリングホイールの回動部分に設けられた送信手段からインストルメントパネルの所定位置に設けられた受信手段へ向けて光信号を送信するステアリング通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、運転中のスイッチ操作を容易にするため、ステアリングホイールのホイールパッドに複数のスイッチを設定し、ステアリングホイールから手を放さなくても指でスイッチ操作ができるようにしたシステムがある。この場合、機械的な構成で、回転するステアリングホイールから非回転部分である車体側のコントローラにスイッチの信号を安定的に伝送しようとすれば、スリップリングやロールコネクタが必要となる。しかし、スイッチの数が増えると、構造が複雑化・大型化するため、無線通信化することが検討されている。
【0003】
特開平10−29540号公報には、この種の技術が開示されている。簡単に説明すると、この公報に開示された技術では、ステアリングホイールのホイールパッドには、複数のスイッチが設定されている。また、ホイールパッド内には、送信回路及び発光素子が配設されている。一方、メータクタスタ側には、受光素子及び受信回路が配設されている。これにより、ドライバがスイッチ操作すると、ホイールパッドの発光素子から赤外線が出射されて、メータクタスタ側の受光素子によって受光される。受光された信号光は受信回路で処理されて、所定の操作を実行する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記システムを使ってステアリングホイール及びメータクラスタ間で赤外線通信を行おうとした場合、光におよそ±45度の方向性があるため、ステアリングホイールを±45度(=90度)以上回転させると、通信不可能な状態が生じる。実際に需要者ニーズに合うステアリング通信システムを構築しようとした場合には、少なくとも±80度程度の範囲で安定した通信が可能であることが要求されるものと思われる。
【0005】
本発明は上記事実を考慮し、安定した通信可能領域を拡大することができるステアリング通信システムを得ることが目的である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の本発明に係るステアリング通信システムは、ステアリングホイールのホイールパッドに設けられたスイッチを操作することにより、当該ステアリングホイールの回動部分に設けられた送信手段からインストルメントパネルの所定位置に設けられた受信手段へ向けて光信号を送信するステアリング通信システムであって、前記送信手段は、インストルメントパネルに配設されると共に反射光を一箇所に集光させる機能を有する所定の曲面形状を成した透明反射体へ向けて信号光を出射し、前記受信手段は、当該透明反射体によって反射光が集光される位置に配設されている、ことを特徴としている。
【0007】
請求項2記載の本発明に係るステアリング通信システムは、請求項1記載の発明において、前記信号光は、赤外線ビームである、ことを特徴としている。
【0009】
請求項1記載の本発明によれば、ステアリングホイールのホイールパッドに設けられたスイッチを操作すると、ステアリングホイールの回動部分に設けられた送信手段から光信号が送信され、インストルメントパネルの所定位置に設けられた受信手段に受信される。これにより、ステアリングホイール及びインストルメントパネル間での通信が可能となる。
【0010】
ここで、本発明では、一般にインストルメントパネルには例えばメータガラス等の透明反射体が配設されていることに着目し、反射光を一箇所に集光させる機能を有する所定の曲面形状を成した透明反射体を用い、送信手段から当該透明反射体へ向けて信号光を出射させ、その反射光を一箇所に集光させて、その位置に配設された受信手段に受信させるようにした。このため、送信手段から出射された信号光は、当該透明反射体で反射されて確実に受信手段に受信される。従って、ステアリングホイールを90度以上回転させた状態で、スイッチ操作をしても、送信手段から出射された信号光を受信手段に確実に受信させることが可能となる。
【0015】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
以下、図1〜図4を用いて、本発明に係るステアリング通信システムの第1実施形態について説明する。
【0016】
図1には本実施形態に係るステアリング通信システム10の全体構成が斜視図で示されており、又図2には当該ステアリング通信システム10の全体構成が縦断面図で示されている。これらの図に示されるように、ステアリング通信システム10は、ステアリングホイール12のホイールパッド14側の構成と、インストルメントパネル16のメータクラスタ部(メータフード部)18側の構成とで成り立っている。
【0017】
ホイールパッド14の頂部14Aの両サイドには、複数のスイッチ20、22が配設されている。左側のスイッチ20、右側のスイッチ22の用途は任意に選択可能であるが、例えば、左側のスイッチ20についてはカーオーディオシステム、カーエアコンシステム、カーナビゲーションシステムといった用途に、又右側のスイッチ22についてはスピードコントロールシステム等の用途に使用することができる。
【0018】
上述したホイールパッド14の上側の側部14Bの中央部には、赤外線による信号光を出射する送信部30が配設されている。送信部30としては、発光素子である赤外線発光ダイオード等が適用可能である。また、左側のスイッチ20、右側のスイッチ22と送信部30との間には、図示しない送信回路が配設されている。なお、送信部30及び前記送信回路が本発明における「送信手段」に相当する。
【0019】
一方、インストルメントパネル16の所定位置(本実施形態では、メータクラスタ部18の底部18Aの中央付近)には、受信部34が配設されている。メータクラスタ部18の底部18Aには、受信部34での信号光の受信を可能とするための開口部35(図2参照)が形成されており、受信部34は当該開口部35に臨むように配置されている。なお、受信部34としては、受光素子であるフォトトランジスタ等が適用可能である。また、受信部34は、図示しない受信回路を介して前述したカーオーディオシステム、カーエアコンシステム、カーナビゲーションシステム、スピードコントロールシステム等の各種システム36(図2参照)と接続されている。なお、受信部34及び前記受信回路が本発明における「受信手段」に相当する。
【0020】
ここで、本実施形態では、メータクラスタ部18が備えている「透明反射体」としてのガラス面40の略中央部へ向けて信号光が出射されるように、送信部30の配設位置及び光出射方向が設定されている。なお、前記ガラス面40は、図2に示される如く、略円弧面状にラウンドされた無反射ガラス面として構成されている。さらに、上述した受信部34は、メータクラスタ部18の底部18Aにおいて、前記ガラス面40によって反射光が集光される位置に設定されている。
【0021】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0022】
図1に示されるように、ステアリングホイール12を中立位置に保持した状態(非回転状態)で、ホイールパッド14に設けられた左側のスイッチ20或いは右側のスイッチ22のいずれかを操作すると、図示しない送信回路を介して送信部30から赤外線ビームB1が出射される(光信号が送信される)。出射された赤外線ビームB1は、インストルメントパネル16のメータクラスタ部18のガラス面40で反射して、光路を変更して反射光B1’となり、メータクラスタ部18の底部18Aに設けられた開口部35を通って受信部34に受信(受光)される。これにより、ステアリングホイール12及びインストルメントパネル16間での通信が可能となる。
【0023】
ここで、上記構成のステアリングホイール12を例えば矢印P方向(図1において左側)へ約90度回転させたとする。この場合、ステアリングホイール12の回転に伴って送信部30も同一角度だけ回転される(約90度回転したときの送信部30を二点鎖線で示す)。この状況下において、上記と同様に、左側のスイッチ20或いは右側のスイッチ22のいずれかを操作すると、位相が約90度ずれた位置にある送信部30からメータクラスタ部18のガラス面40へ向けて赤外線ビームB2が出射される。出射された赤外線ビームB2は、メータクラスタ部18のガラス面40上において前述した赤外線ビームB1とは異なる位置に当たる。しかし、このガラス面40は反射光を一箇所に集光させる機能を有する所定の曲面形状を成しているため、ガラス面40で反射した赤外線ビームB2の反射光B2’は、受信部34に受信(受光)される。
【0024】
このように本実施形態に係るステアリング通信システム10では、ホイールパッド14に設けた送信部30から出射された赤外線ビームBを、メータクラスタ部18のガラス面40で反射させて集光位置に設けた受信部34に受信させる構成としたので、ステアリングホイール12を90度以上回転させた状態で、スイッチ操作をしても、送信部30から出射された赤外線ビームBを受信部34に確実に受信させることが可能となる。その結果、本実施形態によれば、安定した通信可能領域を拡大することができる。
【0025】
さらに、本実施形態に係るステアリング通信システム10では、送信部30及び受信部34は、いずれも一箇所に配設すればよいので、赤外線ビームBの光の方向性(約±45度)を考慮して複数箇所に受信部を設定する構成や、或いは方向性を持たない電波を利用する構成に比べて、コスト削減を図ることができる。特に、本実施形態の場合、既設部品であるメータクラスタ部18のガラス面40を使ってシステムを成立させているので、システム構築のために専用部品を新たに設定する必要もない。従って、コスト面で非常に有利である。
【0026】
なお、上述した本実施形態では、送信部30をホイールパッド14の上側の側部14Bに設けたが、これに限らず、他の部位に送信部を設定してもよい。例えば、図3に示されるように、ステアリングホイール12のリム12Aの裏面側に送信部30を設定する構成を採ってもよい。また、図4に示されるように、ホイールパッド14の裏面側に送信部30を設定する構成を採ってもよい。
【0027】
〔第2実施形態〕
次に、図5〜図12を用いて、第2実施形態について説明する。なお、この第2実施形態は、本発明に係るステアリング通信システムの実施形態ではなく、参考例とする。また、前述した第1実施形態と同一構成部分については、同一番号を付してその説明を省略する。
【0028】
図5には本実施形態に係るステアリング通信システム50の全体構成が斜視図で示されており、又図6には当該ステアリング通信システム50の全体構成が縦断面図で示されている。これらの図に示されるように、本実施形態に係るステアリング通信システム50は、送信部30と受信部34との間に導光体54を介在させ、かかる導光体54を介して送信部30から出射された赤外線ビームBを受信部34に受信(受光)させる点に特徴がある。
【0029】
具体的に説明すると、ステアリングホイール12によって回転されるステアリングコラム(図示省略)の周囲には、略筒状に形成された樹脂製のコラムカバー56が配設されている。導光体54は、コラムカバー56側に配置される第1の導光体58と、メータクラスタ部18側に配置される第2の導光体60と、に分割されている。
【0030】
第1の導光体58は、ステアリングホイール12側から見た場合に下向きのコ字状に形成された入射部58Aと、この入射部58Aの中央からコラムカバー56の長手方向に沿って延設された長尺状の延設部58Bと、によって構成されている。このうち、入射部58Aはコラムカバー56におけるホイールパッド14側に配置されており、ホイールパッド14の裏面側上部に配設された送信部30の移動軌跡に対応して設けられている。
【0031】
一方、第2の導光体60は長尺状に形成されており、メータクラスタ部18の幅方向略中間部に配置されている。図6に示されるように、第2の導光体60の一端部はメータクラスタ部18の底部18Aの下側の所定位置に配設された受信部34に接続されており、又第2の導光体60の他端部はメータクラスタ部18の底部18Aの下方を通ってコラムカバー56側へ向けて配索されている。
【0032】
さらに、図6に示されるように、上述した第1の導光体58の延設部58Bの前端面58B’と第2の導光体60の後端面60Aとは、所定の隙間62をあけて対向して配置されており、ステアリングコラムがチルト操作によって上下動しても、第1の導光体58の前端面58B’と第2の導光体60の後端面60Aとが少なくとも一部においてオーバーラップするように配置されている。
【0033】
次に、本実施形態の作用並びに効果について説明する。
【0034】
図6に示されるように、ステアリングホイール12を中立位置に保持した状態(非回転状態)で、ホイールパッド14に設けられた左側のスイッチ20或いは右側のスイッチ22のいずれかを操作すると、図示しない送信回路を介して実線図示位置にある送信部30から赤外線ビームB1が出射される(光信号が送信される)。出射された赤外線ビームB1は、第1の導光体58の入射部58Aの中央から入射して、延設部58B内をその長手方向に沿って伝播していく。そして、延設部58Bを伝播した赤外線ビームB1は、当該延設部58Bの前端面58B’から出射され、第2の導光体60の後端面60Aに入射される。第2の導光体60に入射された赤外線ビームB2は、第2の導光体60内をその長手方向に沿って伝播して受信部34に受信(受光)される。これにより、ステアリングホイール12及びインストルメントパネル16間での通信が可能となる。
【0035】
ここで、上記構成のステアリングホイール12を左側(半時計方向)へ約90度回転させたとする。この場合、ステアリングホイール12の回転に伴って送信部30も同一角度だけ回転される(約90度回転したときの送信部30を二点鎖線で示す)。しかし、本実施形態の第1の導光体58の入射部58Aはステアリングホイール12側から見て下向きに開口された略コ字状に形成されているため、送信部30が約90度回転したとしても、当該送信部30と対向する位置には依然として入射部58Aが存在している。
【0036】
この状況下において、上記と同様に、左側のスイッチ20或いは右側のスイッチ22のいずれかを操作すると、位相が約90度ずれた位置にある送信部30から第1の導光体58の入射部58Aへ向けて赤外線ビームB1’が出射される。出射された赤外線ビームB1’は、入射部58A内で反射を繰り返しながら、延設部58Bに至る。その後の作用は、前述した場合と同様である。すなわち、延設部58Bに至った赤外線ビームB1’は赤外線ビームB1と同様に延設部58B内を伝播し、延設部58Bの前端面58B’から出射される。出射された赤外線ビームB1は、再び、第2の導光体60の後端面60Aから入射され、赤外線ビームB2となって第2の導光体60内を伝播していき、受信部34に受信(受光)される。
【0037】
このように本実施形態に係るステアリング通信システム50では、送信部30と受信部34との間に導光体54を介在させ、ステアリングホイール12の回転に伴って回転する送信部30から出射される赤外線ビームBを第1の導光体58の入射部58Aで捕え、第2の導光体60を介して受信部34に受信させるように構成したので、ステアリングホイール12を90度以上回転させた状態で、スイッチ操作をしても、送信部30から出射された赤外線ビームBを受信部34に確実に受信させることが可能となる。その結果、本実施形態によっても、安定した通信可能領域を拡大することができる。
【0038】
また、本実施形態に係るステアリング通信システム50では、導光体54をコラムカバー56側に配設される第1の導光体58と、メータクラスタ部18側に配設される第2の導光体60とに分割すると共に、第1の導光体58の延設部58Bの前端面58B’と第2の導光体60の後端面60Aとを所定の隙間62をあけて対向して配置し、更にステアリングコラムがチルト操作によって上下動しても、第1の導光体58と第2の導光体60との対向面同士が少なくとも一部においてオーバーラップするように配置したので、チルト操作がなされたとしても、第1の導光体58及び第2の導光体60による赤外線ビームBの伝播経路が寸断されることはない。その結果、チルト操作がなされているか否かに関わらず、ステアリングホイール12及びインストルメントパネル16間での通信を安定的に行うことができる。
【0039】
さらに、本実施形態に係るステアリング通信システム50においても、前述した第1実施形態と同様に、送信部30及び受信部34は、いずれも一箇所に配設すればよいので、赤外線ビームBの光の方向性(約±45度)を考慮して複数箇所に受信部を設定する構成や、或いは方向性を持たない電波を利用する構成に比べて、コスト削減を図ることができる。
【0040】
また、本実施形態に係るステアリング通信システム50では、導光体54を使って赤外線ビームBを送信部30から受信部34へ伝送する構成であるため、導光体54の形状を任意に変更することができる。従って、設計の自由度を高めることができる。
【0041】
なお、上述した本実施形態では、送信部30の移動軌跡をカバーできる範囲に設定されるという意味において導光体54の中核を成すを第1の導光体58の入射部58Aをコラムカバー56側に設定したが、これに限らず、他の部位に当該入射部58Aに相当する部分を設定してもよい。例えば、図7〜図9に示されるように、インストルメントパネル16に形成されたステアリングコラムの挿通用の開口部70の周囲に下向きに開口されたコ字状の導光体72(図8、図9の斜線部)を設定してもよい。また、図10〜図12に示されるように、インストルメントパネル16のメータクラスタ部18の周縁部に下向きに開口されたコ字状の導光体74(図11、図12の斜線部)を設定してもよい。
【0042】
また、上述した本実施形態では、導光体54をメータクラスタ部18の既存要素とは別体で設ける構成を採ったが、これに限らず、第1実施形態においてガラス面40として説明したメータクラスタ部18のガラス板を利用して導光体を構成してもよい。この場合、同一部品の共用化を図ることができるので、部品点数の増加を招かず、低コスト化を図ることができるという利点がある。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1記載の本発明に係るステアリング通信システムは、送信手段からインストルメントパネルに配設されると共に反射光を一箇所に集光させる機能を有する所定の曲面形状を成した透明反射体へ向けて信号光を出射させ、当該透明反射体によって反射光が集光される位置に受信手段を配設したので、送信手段から出射された信号光を当該透明反射体で一定の方向(即ち、受信手段の配設位置方向)へ反射させることが可能となり、その結果、安定した通信可能領域を拡大することができるという優れた効果を有する。
【0045】
請求項3記載の本発明に係るステアリング通信システムは、請求項2記載の発明において、ステアリングホイールのコラムカバー側に配設される第1の導光体と、インストルメントパネルのメータ側に配設される第2の導光体と、に導光体を分割し、さらに、第1の導光体と第2の導光体とを所定の隙間をあけて対向して配置しかつステアリングコラムがチルト操作によって上下動しても第1の導光体と第2の導光体との対向面同士が少なくとも一部においてオーバーラップするように配置したので、チルト操作がなされたとしても、第1の導光体と第2の導光体による信号光の伝播経路が寸断されることはなく、その結果、チルト操作がなされているか否かに関わらず、ステアリングホイール及びインストルメントパネル間での通信を安定的に行うことができるという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るステアリング通信システムの全体構成を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態に係るステアリング通信システムの全体構成を示す縦断面図である。
【図3】第1実施形態のバリエーション(送信部をステアリングホイールのリムの裏面側に設けた例)を示す図2に対応する縦断面図である。
【図4】第1実施形態のバリエーション(送信部をホイールパッドの裏面側に設けた例)を示す図2に対応する縦断面図である。
【図5】第2実施形態に係るステアリング通信システムの全体構成を示す分解斜視図である。
【図6】第2実施形態に係るステアリング通信システムの全体構成を示す縦断面図である。
【図7】第2実施形態のバリエーション(導光体をインストルメントパネルの開口周辺部に設けた例)を示す図6に対応する縦断面図である。
【図8】図7に示される実施形態を組付状態で示す概略斜視図である。
【図9】図7に示される実施形態の要部であるインストルメントパネルを単品で示す概略斜視図である。
【図10】第2実施形態のバリエーション(導光体をメータクラスタ側に設けた例)を示す図6に対応する縦断面図である。
【図11】図10に示される実施形態を組付状態で示す概略斜視図である。
【図12】図10に示される実施形態の要部であるメータクラスタを中心に示す概略斜視図である。
【符号の説明】
10 ステアリング通信システム
12 ステアリングホイール
14 ホイールパッド
16 インストルメントパネル
20 左側のスイッチ
22 右側のスイッチ
30 送信部(送信手段)
34 受信部(受信手段)
40 ガラス面(透明反射体)
Claims (2)
- ステアリングホイールのホイールパッドに設けられたスイッチを操作することにより、当該ステアリングホイールの回動部分に設けられた送信手段からインストルメントパネルの所定位置に設けられた受信手段へ向けて光信号を送信するステアリング通信システムであって、
前記送信手段は、インストルメントパネルに配設されると共に反射光を一箇所に集光させる機能を有する所定の曲面形状を成した透明反射体へ向けて信号光を出射し、
前記受信手段は、当該透明反射体によって反射光が集光される位置に配設されている、
ことを特徴とするステアリング通信システム。 - 前記信号光は、赤外線ビームである、
ことを特徴とする請求項1記載のステアリング通信システム。
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