JP4074720B2 - タグプリンタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はタグプリンタに係り、特に値札などの糸付き単葉タグにバーコードなどの印字データを印字するタグプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】
タグプリンタは、衣料品や装飾用品などの値札として使用されるタグの表面にバーコード等の印字データを印字する装置である。このタグプリンタは、一般に、積層された状態で収納部に収容されているタグを供給機構によって下側から1枚ずつ横方向に取り出して印字部に供給し、該印字部でタグの表面に所定の印字データを印字するように構成されている。そして、供給機構には、一般に吸着パッドが使用されており、収納部に収納されているタグの下面を吸着パッドで吸着保持し、該吸着パッドを横方向にスライドさせることにより、タグを収納部から引き出すようにしている。
【0003】
ところで、タグは1枚が薄く軽いものであるので、下面から吸着パッドで吸着する場合、上方から負荷をかけて吸着パッドが吸着しやすいようにする必要がある。このため、通常、収納部に収納されているタグには錘が乗せられて、タグを下側に押しつけるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の錘は、単に上下方向にのみ移動可能に支持されているだけのため、位置調整ができなかった。一方、タグには様々なサイズのものがあり、吸着パッドで吸着しやすくするためには、そのタグのサイズに合わせて錘の位置も変える必要がある。その一方で、その位置決め作業は、誰もが簡単に行うことができるようにする必要がある。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、錘の位置決めを簡単に行うことができるタグプリンタを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するために、積層された状態で収納部に収容されるとともに、上部に錘が乗せられたタグを下側から1枚ずつ供給機構によって横方向に取り出して印字部に供給し、該印字部で表面に所定の印字データを印字するタグプリンタにおいて、前記錘の支持機構は、前記収納部の上部に水平に支持されたアームと、前記アームの先端部に形成されたガイド穴と、前記ガイド穴に嵌入されて前記アームの軸線方向と直交する方向に摺動自在に支持されるとともに、一部に形成された縮径部を前記ガイド穴に嵌め合わせることにより、前記アームに対して回転可能に支持されるロッドと、からなり、前記錘は、一端が前記ロッドの先端部に連結されて前記収納部に収納されたタグの上に乗せられるとともに、前記ロッドを前記縮径部で半回転させることにより反転されて、設置位置を可変することを特徴とする。
【0007】
本発明によれば、錘は、ロッドに形成された縮径部をアームに形成されたガイド穴に嵌め合わせることにより、回転可能に支持される。そして、この状態でロッドを半回転させることにより、錘は反転されて設置位置が可変する。これにより、タグのサイズに合わせて選択的に錘の位置を変えることができ、簡単に錘を適正位置に位置させることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下添付図面に従って、本発明に係るタグプリンタの好ましい実施の形態について詳説する。
【0009】
図1は、本発明に係るタグプリンタの実施の形態の構成を示す斜視図である。同図に示すように、本実施の形態のタグプリンタ10は、主としてタグ12の表面に所定の印字データを印字する印字部14と、タグ12が収納される収納部16と、収納部16に収納されたタグ12を印字部14に供給するタグ供給部18と、収納部16に収納されたタグ12に錘を乗せる錘部20と、から構成されている。
【0010】
印字部14は、サーマル印字ヘッド21とプラテンローラ22とを備えており、このサーマル印字ヘッド21とプラテンローラ22との間に供給されたタグ12の表面に図示しない熱転写カーボンリボンを用いて所定の印字データを印字する(タグ12が発熱色式の場合は、熱転写カーボンリボンは不要。)。
【0011】
なお、この印字部14はタグ12の供給方向と直交する方向にタグ12を送って印字する。この結果、図2において横方向(右→左)から供給されるタグ12は、印字部14で印字されながら正面方向に繰り出されることとなる。
【0012】
収納部16は印字部14と並列して配置されており、多数枚のタグ12が積層された状態で収納される。この収納部16は、タグ12が載置されるステージ24を有している。
【0013】
ステージ24は弾性体(例えばポリエチレンテレフタレートやナイロン6などの合成樹脂や、ステンレスや銅などの金属)によって板状に形成されており(いわゆる板バネ状に形成されている)、一端(図2において右端)がベースプレート46上に固定されている。また、このステージ24には、図3に示すように、タグ12の供給方向に沿って後述する吸着パッド50、50、50の通路24A、24A、24A及びスリット24Bが形成されている。このステージ24は、前述したように弾性体で形成されているため支持部を支点にして柔軟に撓むことができる。
【0014】
なお、装置の手前側と奥側とでステージ24の長さが異なるのは、装置の手前側には後述するように重送防止プレート30を設置するため、この重送防止プレート30とステージ24とが接触しないようにするためである。
【0015】
ステージ24の左側には側板26が垂直に立設されており、この側板26にタグ12の側縁部が押し当てられることにより、タグ12の横方向の位置決めがなされる。
【0016】
側板26の下部には、図2に示すようにタグ12が通過するゲート28が形成されている。ゲート28の上部には、ゴム製の重送防止プレート30が取り付けられており、この重送防止プレート30が、ゲート28を通過するタグ12の上面に接触することにより、重送が防止される。
【0017】
一方、ステージ24の右側にはタグガイド32が設けられている。このタグガイド32は、図2及び図3に示すように、横位置調整台34、高さ調整フレーム36、横幅調整板38、補助ステージ40、先端位置決め板42及び縦幅調整板44から構成されている。
【0018】
横位置調整台34は、ベースプレート46上に摺動自在に設けられており、横方向に移動して位置調整を行う。この横位置調整台34上には、一対のガイドロッド48、48が垂直に立設されており、このガイドロッド48、48に高さ調整フレーム36が摺動自在に設けられている。
【0019】
高さ調整フレーム36は、ガイドロッド48、48に摺動自在に設けられた一対の摺動子36A、36Aと、その一対の摺動子36A、36Aを連結する一対のガイドバー36B、36B(一方のみ図示)とから構成されており、摺動子36A、36Aに設けられた固定ネジ36C、36Cを締めつけることによりガイドロッド48、48に固定することができる。
【0020】
横幅調整板38は、高さ調整フレーム36の摺動子36A、36Aに取り付けられており、この横幅調整板38と側板26との間にタグ12が収納される。この横幅調整板38と側板26との間隔は、前記横位置調整台34を横方向にスライドさせることにより可変する。
【0021】
補助ステージ40は、横幅調整板38の下部に取り付けられており、タグ12の右側部が載置される。この補助ステージ40は、前記高さ調整フレーム36をガイドロッド48、48に沿って上下動させることにより上下する。
【0022】
先端位置決め板42は、横幅調整板38の先端部を垂直に折り曲げて形成されており、この先端位置決め板42にタグ12の先端縁が押し当てられることにより、タグ12の縦方向の位置決めがなされる。
【0023】
縦幅調整板44は、前記高さ調整フレーム36の一対のガイドバー36B、36Bに摺動子44Aを介して摺動自在に設けられている。この縦幅調整板44はガイドバー36Bに沿って摺動することにより前記先端位置決め板42に対して前後移動し、摺動子44Aに設けられた固定ネジ44B、44Bを締めつけることによって任意の位置に固定することができる。タグ12は、この縦幅調整板44と先端位置決め板42との間に収納される。
【0024】
前記のごとく構成された収納部16において、タグ12は、側板26と横幅調整板38、及び先端位置決め板42と縦幅調整板44によって画される空間に積層された状態で収納される。
【0025】
タグ供給部18は、収納部16に収納されたタグ12を下から一枚ずつ引き出す吸着パッド50、50、50と、その吸着パッド50、50、50で引き出したタグ12を印字部14に供給する上下一対のフィードローラ54、56とから構成されている。
【0026】
一対のフィードローラ54、56は、印字部14と収納部16との間に配置されている。このうち上側のフィードローラ54(以下、「駆動フィードローラ54」という。)には、図示しないモータが連結されており、このモータを駆動することにより、駆動フィードローラ54は回転する。一方、下側のフィードローラ56(以下、「従動フィードローラ56」という。)にはモータは連結されておらず、ベースフレーム60の先端に形成された長孔62、62に、そのシャフト56Aの両端が嵌入されている。これにより、下側のフィードローラ56は、回動自在に支持されるとともに、上下動自在に支持される。
【0027】
吸着パッド50は、スライドフレーム64上に設けられており、タグ12の供給方向と直交する方向に直列して配置されている。この吸着パッド50には、図示しないバキュームポンプが連結されており、このバキュームポンプを駆動することにより、タグ12の下側面が真空吸着される。
【0028】
なお、この3つの吸着パッド50、50、50は選択的に駆動することができ、タグ12のサイズに合わせて使用する。すなわち、例えばタグ12の長さが短い場合は、装置手前側の2つの吸着パッド50、50のみを使用し、長い場合は3つの吸着パッド50、50、50すべてを使用する。
【0029】
吸着パッド50が設けられたスライドフレーム64は、その両側部に左右一対のカムフォロア66、68が前後方向に所定の間隔をもって配設されている。このカムフォロア66、68は、ベースフレーム60の両側壁面60A、60Aに形成されたカム溝70、72に嵌入されている。
【0030】
ここで、前記カムフォロア66、68が嵌入されているカム溝70、72は、それぞれ先端から後端側に向けて水平部が形成されるとともに、後端部に所定の傾斜部が形成されている。このため、スライドフレーム64は、図2中右方向から左方向にスライドする際、一度斜め下側に向かってスライドしたのち、水平にスライドすることとなる。
【0031】
また、前記ベースフレーム60にはモータ74が設けられており、該モータ74のスピンドルには駆動ギア76が固着されている。駆動ギア76は従動ギア78と噛合しており、該従動ギア78はベースフレーム60に設けられた軸受80に回動自在に支持されている。この従動ギア78の上面部には、図4に示すように回転中心から偏芯した位置にカムフォロア82が立設されており、該カムフォロア82はスライドフレーム64に形成されたカム溝84に嵌入されている。
【0032】
前記モータ74を駆動すると駆動ギア76が回転し、この駆動ギア76の回転が従動ギア78に伝達され、カムフォロア82が偏芯回転する。そして、この偏芯回転するカムフォロア82とカム溝84の作用によって、スライドフレーム64が前後移動する。この際、スライドフレーム64は、前述したように、図2中右方向から左方向にスライドする際、一度斜め下側に向かってスライドしたのち水平にスライドする。
【0033】
そして、このスライドフレーム64がスライドすることにより、吸着パッド50が、図3に実線で示す吸着位置から同図に二点破線で示す供給位置に移動する。このとき、吸着パッド50は、スライドフレーム64と同様に一度斜め下側に向かってスライドしたのち、水平にスライドする(吸着位置から供給位置に移動する場合)。
【0034】
また、前記スライドフレーム64がスライドすることにより、前記従動フィードローラ56が上昇し、駆動フィードローラ54に当接する。すなわち、図2に示すように、スライドフレーム64の先端部にはテーパ部64Aが形成されており、スライドフレーム64が前進すると、このテーパ部64Aに従動フィードローラ56のシャフト56Aが押し上げられて、従動フィードローラ56が上昇する。吸着パッド50によって収納部16から引き出されたタグ12は、この上昇した従動フィードローラ56と駆動フィードローラ54の間に供給され、該一対のフィードローラ54、56に挟持される。挟持されたタグ12は、パッド50による吸着が解除されたのち、駆動フィードローラ54が図示しないモータに駆動されることにより、印字部14に供給される。
【0035】
錘部20は、図5に示すように、前記収納部16に収納されたタグ12の上に乗せられる錘90と、その錘90を支持する錘支持機構92とから構成されている。
【0036】
錘支持機構92は、揺動自在なアーム94と、そのアーム94の先端に摺動自在に設けられたロッド96とから構成されている。
【0037】
アーム94は、前記収納部16の上方に配設されている。このアーム94の基端部は、側板26の上部にピン98を介して回動自在に支持されている。アーム94の基端部近傍には、第1ストッパ100と第2ストッパ102が設けられており、アーム94は、この第1ストッパ100と第2ストッパ102の間を垂直方向に揺動する。そして、第1ストッパ100に係止されることにより水平に保持され、第2ストッパ102に係止されることにより、持ち上げられた状態で保持される。
【0038】
ロッド96は、断面が正方形の棒状に形成されており、その先端部近傍には、断面が円形に形成された縮径部96aを有している。このロッド96は、前記アーム94の先端に形成されたガイド穴104に嵌入されて摺動自在に支持されている。ここで、このガイド穴104の断面は、ロッド96の断面と同じ正方形状に形成されており、これによりロッド96は回転せずにガイド穴104内を摺動する。
【0039】
しかし、ロッド96を摺動させて先端部近傍に形成された縮径部96aをガイド穴104に嵌め合わせると、縮径部96aはガイド穴104内を回動し、これにより、ロッド96はアーム94に対して回転することができる。
【0040】
錘90は、直方体形状に形成されており、一端が前記ロッド96の先端部にピン106を介して連結されている。ここで、ロッド96は錘90の上面一端に形成された連結穴90aに挿入されてピン106で結合されており、該連結穴90aは、錘90の長手方向に沿って長方形状に形成されている(横幅はロッド96とほぼ同じ長さで、縦幅がロッド96よりも若干長めに形成されている。)。このため、錘90はピン106を中心として微小角度の範囲で揺動することができる。これは、次の理由による。すなわち、糸付きタグに関しては、収納部16に積層した状態で収納すると、糸が付いている側が盛り上がり傾斜してしまうので、この傾斜に柔軟に対応して錘90を載置することができるようにするため、錘90を微小角度範囲で揺動自在に支持している。
【0041】
前記のごとく構成された本実施の形態のタグプリンタ10の作用は次のとおりである。
【0042】
まず、オペレータは、収納部16にタグ12をセットする。すなわち、側板26と横幅調整板38、及び先端位置決め板42と縦幅調整板44によって画される空間にタグ12を積層した状態で収納する。
【0043】
この際、図6(a)に示すように、収納部16内に錘90が位置している場合は、これを引き上げてタグ12を収納する。すなわち、まず、ロッド96をガイド穴104に沿って引き上げる。次いで、アーム94を持ち上げ、装置奥側に倒して第2ストッパ102に係止させる。これにより、錘90が収納部16から退避する。
【0044】
図6(b)に示すように、オペレータは、この錘90が退避した収納部16にタグ12を収納する。なお、このタグ12の収納に際して、オペレータは、タグ12の左側縁部(図3における左側縁部)が側板26に当接するように横幅調整板38の位置を調整するとともに、タグ12の先端が先端位置決め板42に当接するように縦幅調整板44の位置を調整する。
【0045】
収納部16にタグ12を収納後、オペレータは、アーム94を装置手前側(図6における左側)に倒し、第1ストッパ100に係止させる。これにより、アーム94が水平に保持される。次いで、ロッド96をガイド穴104に沿って降下させる。これにより、図6(c)に示すように、錘90が収納部16に収納されたタグ12の上に載置される。この際、タグ12が糸の厚みで傾斜している場合は、そのタグ12の傾斜に沿って錘90が傾き、錘90の下面がタグ12の表面に密着して、タグ12を均等に押圧する。
【0046】
ところで、図6(a)〜(c)に示したタグ12の収納例は、タグ12のサイズが小さい場合であり、この場合、吸着パッド50は装置手前側の2つのみを使用する。そして、錘90は、装置手前側に位置させ、タグ12のほぼ中央に位置させる。
【0047】
これに対して、タグ12のサイズが大きい場合、すなわち、3つの吸着パッド50をすべて使用するような場合は、次のように、錘90を載置する。
【0048】
まず、錘90の向きを変える。これは次のようにして行う。まず、図7(a)に示すように、ロッド96をガイド穴104に沿って引き上げるとともに、アーム94を持ち上げ、装置奥側に倒して第2ストッパ102に係止させる。
【0049】
次に、ロッド96をガイド穴104に沿ってスライドさせることにより、ロッド先端部近傍に形成されている縮径部96aをガイド穴104に嵌め合わせる。これにより、ロッド96はアーム94に対して回転可能になる。
【0050】
次に、ロッド96を180°回転させる。これにより、図7(b)に示すように、錘90の向きが反転する。
【0051】
次に、アーム94を装置手前側に倒し、第1ストッパ100に係止させる。これにより、アーム94が水平に保持される。
【0052】
次に、ロッド96の角部をガイド穴104に嵌め合わせ、ガイド穴104に沿って降下させる。これにより、図7(c)に示すように、錘90が収納部16に収納されたタグ12の上に載置される。
【0053】
これにより、サイズが大きいタグ12であっても、タグ12のほぼ中央位置に錘90を載置することができる。
【0054】
以上のようにして、タグ12を収納し、錘90を乗せたところで、装置を稼働する。なお、このとき吸着パッド50は、図3に実線で示す吸着位置に位置している。そして、この状態において、各吸着パッド50は、最下層のタグ12の下面に接触している。
【0055】
まず、図示しないバキュームポンプが稼働される。これにより、最下層のタグ12の先端下側面が吸着パッド50に真空吸着される。
【0056】
次に、モータ74が駆動され、タグ12を吸着保持した吸着パッド50が印字部14に向かって前進する。ここで、この吸着パッド50は、斜め下側にスライドしてタグ12をゲート28から引き出す。この際、タグ12が載置されたステージ24は弾性体によって形成されているので、タグ12が撓むと、そのタグ12の撓みに対応して撓むことができる。これにより、タグ12をスムーズにゲート28から引き出すことができ、タグ12の供給不良や折れ曲がりが生じるのを防止することができる。
【0057】
なお、このように、タグ12を斜め下側に引き出すことにより、吸着パッド50で吸着保持したタグ12と、その上のタグ12との間に強制的に隙間が形成され、吸着パッド50で吸着保持したタグ12のみを確実に収納部16からゲート28を通して引き出すことができる。
【0058】
ゲート28を通過した吸着パッド50は、水平にスライドして図3に二点破線で示す供給位置に移動する。そして、この供給位置に吸着パッド50が移動することにより、駆動フィードローラ54と従動フィードローラ56との間にタグ12が供給され、その駆動フィードローラ54と従動フィードローラ56との間にタグ12の先端部分が挟持される。すなわち、吸着パッド50が前進することにより、その吸着パッド50の吸着保持されたタグ12の先端が、駆動フィードローラ54と従動フィードローラ56との間に供給されるが、この吸着パッド50の前進と同時に従動フィードローラ56が上昇して、供給されたタグ12の先端部分を挟持する。
【0059】
吸着パッド50が供給位置に移動し、その吸着パッド50の吸着保持されたタグ12の先端がフィードローラ54、56に挟持されると、バキュームポンプ(図示せず)の駆動が停止される。これにより、吸着パッド50によるタグ12の吸着が解除される。
【0060】
次に、駆動フィードローラ54に連結された図示しないモータが駆動される。これにより、タグ12が印字部14のサーマル印字ヘッド21とプラテンローラ22との間に供給される。サーマル印字ヘッド21とプラテンローラ22との間に供給されたタグ12は、そのサーマル印字ヘッド21によって表面に所定の印字データを印字され、正面側に繰り出される。
【0061】
一方、フィードローラ54、56にタグ12を受け渡した吸着パッド50は、吸着位置に復帰して、次に印字するタグ12を保持して待機する。そして、先に供給したタグ12の印字終了後、再び供給位置に移動してフィードローラ54、56にタグ12を供給する。
【0062】
以下、順次同様の作業を繰り返して、収納部16に収納されている全てのタグ12、12、…に所定の印字データを印字して処理する。
【0063】
このように、本実施の形態のタグプリンタ10では、タグ12のサイズに応じて錘90の位置を変えることができるので、常に適正位置に錘90を位置させることができる。
【0064】
また、錘90の設置位置は2か所のみで、面倒な位置合わせも必要とせず、錘90を反転させるだけという簡単な操作で、錘90の位置決めをすることができる。これにより、誰でも簡単に錘90の位置決めを正確に行うことができ、装置の取り扱いが容易になる。
【0065】
なお、錘90は、吸着パッド50を2つのみ使用する場合(タグサイズが小さい場合)は、装置手前側に位置させ、すべての吸着パッド50を使用する場合(タグサイズが大きい場合)は装置奥側に位置させるようにする。これにより、錘90の設定位置が明確になり、取り扱いがより容易になる。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るタグプリンタによれば、錘はタグのサイズに合わせて選択的に錘の位置を変えることができ、簡単に錘を適正位置に位置させることができる。これにより、装置の取り扱いが容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るタグプリンタの実施の形態の構成を示す斜視図
【図2】本発明に係るタグプリンタの実施の形態の構成を示す正面図
【図3】収納部の構成を示す平面図
【図4】タグ供給部の構成を示す平面図
【図5】錘部の構成を示す斜視図
【図6】本実施の形態のタグプリンタの作用の説明図
【図7】本実施の形態のタグプリンタの作用の説明図
【符号の説明】
10…タグプリンタ
12…タグ
14…印字部
16…収納部
18…タグ供給部
20…錘部
50…吸着パッド
54…駆動フィードローラ
56…従動フィードローラ
90…錘
92…錘支持機構
94…アーム
96…ロッド
96a…縮径部
104…ガイド穴
Claims (3)
- 積層された状態で収納部に収容されるとともに、上部に錘が乗せられたタグを下側から1枚ずつ供給機構によって横方向に取り出して印字部に供給し、該印字部で表面に所定の印字データを印字するタグプリンタにおいて、
前記錘の支持機構は、
前記収納部の上部に水平に支持されたアームと、
前記アームの先端部に形成されたガイド穴と、
前記ガイド穴に嵌入されて前記アームの軸線方向と直交する方向に摺動自在に支持されるとともに、一部に形成された縮径部を前記ガイド穴に嵌め合わせることにより、前記アームに対して回転可能に支持されるロッドと、
からなり、前記錘は、一端が前記ロッドの先端部に連結されて前記収納部に収納されたタグの上に乗せられるとともに、前記ロッドを前記縮径部で半回転させることにより反転されて、設置位置を可変することを特徴とするタグプリンタ。 - 前記アームは、垂直方向に揺動自在に支持されるとともに、水平位置でストッパに係止されることを特徴とする請求項1記載のタグプリンタ。
- 前記錘は、前記ロッドに対して連結部を中心に微小角度揺動自在に支持されていることを特徴とする請求項1又は2記載のタグプリンタ。
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