JP4073523B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信要求によって画像データを受信する機能を有したファクシミリ装置において、特に、通話料金の安価な通信回線を使用して画像データの送受信を行うものに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のファクシミリ装置においては、1回線により画像データの送受信を行っていた。
【0003】
また、発信側の情報を認識し通信回線を切り替える制御方法として、特開昭63−87068号公報に記載されたものがあった。
このファクシミリ装置は、音声案内に応答し内容によって電話とファクシミリとを切り替えるものであった。
【0004】
また、特開平5−219275号公報には、回線の使用率によって使用する電話回線を切り替えるファクシミリ装置が記載されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
特開平5−219275号公報のものは、回線の使用頻度によって受信される回線が切り替わるものであり、しかも、一方の電話回線からもう一方の電話回線に切り替え画像データを送受信する場合は、オペレータにより接続を手動により切り替え操作を行う必要があった。
【0006】
本発明は、標準の通信手段のTSI信号から発信側の電話番号を認識し、発信側が使用している回線と自局が選択可能な契約回線との通話料の価格差を判断し、自局から発信し直した方が安価で済む場合は、ファクシミリの画像データを送信要求で受信することによって通信コストを抑えることが可能なファクシミリ装置を提供することを目的とするものである。
【0007】
また、発信側が登録している電話番号から契約している通信回線を認識し、受信側が契約している通信回線の方が発信側の通話料金よりも安価なときは、もう1つの回線を利用してファクシミリの画像データを送信要求で受信する。
これによって契約している回線の通話料金の価格差を利用して安価な回線から認識した発信側の電話番号を発信し、自動的に安価な通話回線を利用することでトータルの通信コストを抑えることが可能なファクシミリ装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、請求項記載のファクシミリ装置は、送信要求によって画像データを受信する機能を有したファクシミリ装置において、
送受信する電話回線を複数有する複数回線接続手段と、
発信側の発信元番号を認識する発信元番号認識手段と、
上記発信元番号認識手段により認識した電話番号を登録する登録手段と、
複数の電話回線のうち、第1の通信回線とは種別の異なる第2の通信回線を使用して該登録手段に登録された電話番号を発信する発信手段と、
上記発信手段により第2の通信回線の前手順が成立した時点で、第1の通信回線による通信の前手順を終了して第1の通信回線を切断し、第2の通信回線で送信要求を行う送信要求制御手段とを備えている。
【0010】
請求項記載のファクシミリ装置は、上記発信元番号認識手段により認識した発信元番号から発信側が契約している通信回線を認識する通信回線認識手段と、発信側が契約している通信回線と、着信側が契約している通信回線との通話料金を比較する通話料金比較手段と、該通話料金比較手段による比較結果に基づいて通話料金の安価な通信回線を選択する通信回線選択手段と、上記発信元番号認識手段により認識した電話番号を登録する登録手段と、複数の電話回線のうちの第2の電話回線を使用して該登録手段に登録された電話番号を発信する発信手段と、上記通信回線選択手段により選択された通信回線が、発信側から使用された第1の通信回線よりも第2の通信回線の方が安価な場合に、第2の通信回線の前手順が成立した時点で、第1の通信回線による通信の前手順を終了して第1の通信回線を切断し、第2の通信回線で送信要求を行う送信要求制御手段とを備えている。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明のファクシミリ装置を備えたデジタル複写機の実施形態を説明する。
図1は本発明のファクシミリ装置を備えたデジタル複写機の基本構成を機能的に説明するブロック図、図2はデジタル複写機の断面図である。
【0012】
同図に示すように、この実施形態のデジタル複写機には、操作部1、スキャナ部2、画像処理部3、FAX部4、プロセス部5、給紙部6、手差し給紙部7、定着部8、及びソータ9が備えられている。
【0013】
スキャナ部2は、透明ガラスから成る原稿載置台10、両面対応原稿送り装置(RADF)11、およびスキャナユニット12から構成されている。
【0014】
RADF11は複数枚の原稿を一度にセットしており、自動的に原稿を一枚ずつ原稿載置台10に給送して、オペレータの選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニット12に読み取らせるように構成されている。
【0015】
スキャナユニット12は、原稿を露光するランプリフレクタアセンブリ13、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)14に導くための複数の反射ミラー15及び原稿からの反射光像をCCD14に結像させるためのレンズ16を含んでいる。
【0016】
操作部1はオペレータがデジタル複写機を操作するために必要な操作表示画面、キースイッチ、動作警告灯を備えている。
【0017】
プロセス部5には感光体17表面に静電潛像を作り現像して可視像(トナー像)としてコピー用紙に転写する。
【0018】
PPC(PLAIN PAPER COPIER)は、帯電、露光、転写、除電の5つの基本工程と、感光体17を繰り返し使用するために転写後、感光体17表面を清掃(クリーニング)する構成の6工程でコピーを作る。
【0019】
デジタル複写機に含まれる画像処理部3は、画像データ入力部18、画像処理部3、画像データ出力部19、RAM等から構成されるメモリ20、及び、中央処理演算装置(CPU)21を備えている。図3はデジタル複写機の画像処理部の構成を示すブロック図である。
【0020】
画像データ入力部18はCCD部18a、ヒストグラム処理部18b、及び、誤差拡散処理部18cを含んでいる。画像データ入力部18はCCD14から読み込まれた原稿の画像データを2値化変換して、2値のデジタル量としてヒストグラムを取りながら、誤差拡散法により画像データを処理してメモリ20に一旦記憶するように構成されている。
【0021】
すなわち、CCD部18aでは画像データの各画素濃度に応じたアナログ電気信号がA/D変換された後、MTF補正、白黒補正またはガンマ補正が行われ、256階調(8ビット)のデジタル信号としてヒストグラム処理部18bへ出力される。
【0022】
ヒストグラム処理部18bでは、CCD部18aから出力されたデジタル信号が256階調の画素濃度別に加算され濃度情報(ヒストグラムデータ)が得られるとともに、必要に応じて得られたヒストグラムデータはCPU21に送られ、または、画素データとして誤差拡散処理部18cへ送られる。
【0023】
誤差拡散処理部18cでは、疑似中間処理の一種である誤差拡散法、すなわち、2値化の誤差を隣接画素の2値化判定に反映させる方法により、CCD部18aから出力された8ビット/画素のデジタル信号が1ビット(2値)に変換され、原稿における局所領域濃度を忠実に再現するための再配分演算が行われる。
【0024】
画像処理部3は、多値化処理部3a及び合成処理部3b、濃度変換処理部3c、変倍処理部3d、画像プロセス部3e、誤差拡散処理部3f並びに圧縮処理部3gを含んでいる。
【0025】
画像処理部3は、入力された画像データをオペレータが希望する画像データに最終的に変換する処理部であり、メモリ20に最終的に変換された出力画像データとして記憶されるまで、この処理部にて処理するように構成されている。
但し、画像処理部3に含まれている上述の各処理部は必要に応じて機能するものであり、機能しない場合もある。
すなわち、多値化処理部3aでは、画像データ入力部18の誤差拡散処理部18cで2値化されたデータが再度256階調に変換される。
【0026】
合成処理部3bでは、画素毎の論理演算、すなわち、論理和、論理積または排他的論理和の演算が選択的に行われる。この演算の対象となるデータは、メモリ20に記憶されている画素データ及びパターンジェネレータ(PG)からのビットデータである。
【0027】
濃度変換処理部3cでは、256階調のデジタル信号に対して、所定の階調変換テーブルに基づいて入力濃度の関係が任意に設定される。
【0028】
変倍処理部3dでは、指示された変倍率に応じて、入力される既知データにより補間処理を行うことによって、変倍後の対象画素に対する画素データ(濃度値)が求められ、副走査が変倍された後に主走査が変倍処理される。
【0029】
画像プロセス部3eでは、入力された画素データに対して様々な画像処理が行われ、また、特徴抽出等データ列に対する情報収集が行われ得る。
【0030】
誤差拡散処理部3fでは、ランレングスという符号化により2値データが圧縮される。また、画像データの圧縮に関しては、最終的な出力画像データが完成した時点で最後の処理ループにおいて圧縮が機能する。
【0031】
画像データ出力部19は、復元部19a、多値化処理部19b、誤差拡散処理部19c及びレーザ出力部19dを含んでいる。
【0032】
画像データ出力部19は、圧縮状態でメモリ20に記憶されている画像データを復元し、もとの256階調に再度変換し、2値データより滑らかな中間調表現となる4値データの誤差拡散を行い、レーザ出力部19dへデータを転送するように構成されている。
すなわち、復元部19aでは圧縮処理部3gによって圧縮された画像データが復元される。
【0033】
多値化処理部19bでは、画像処理部3の多値化処理部3aと同様な処理が行われる。誤差拡散処理部19cでは画像データ入力部18の誤差拡散処理部18cと同様な処理が行われる。
【0034】
レーザ出力部19dでは、図に示していないシーケンスコントローラからの制御信号に基づき、デジタル画素データがレーザのON/OFF状態となる。
【0035】
尚、画像データ入力部18及び画像データ出力部19において扱われるデータは、メモリ20の容量の削減のため、基本的には2値データの形でメモリ20に記憶されているが、画像データの劣化を考慮して4値のデータの形で処理することも可能である。
【0036】
デジタル複写機のファクシミリ部4は、FAXメイン部4a、FAXサブ部4b、TEL/LIU部4cから構成されている。
【0037】
FAXメイン部4aは、FAX回線制御やFAX機能のコントロールを主に行っている。
【0038】
FAXサブ部4bは、複写機本体との画像I/Fとプリンタ機能としての画像展開を主に行っている。
【0039】
TEL/LIU部4cは、回線との物理的接続と、基本的な電話制御の機能を主に行っている。
【0040】
以上の構成を有しているデジタル複写機における実施形態1の動作を詳述する。図5はデジタル複写機のファクシミリ制御部22のブロック図であり、回線A通信制御部22a、回線B通信制御部22b、回線選択部22c、画像記録部22dからなり、画像記録部22に画像読み取り部23と画像出力部24とが接続されている。図6は実施形態1の通信手順のフローチャートである。
【0041】
まず、回線Aを受信すると(S1)、フェイズA手順(呼設定)を行い(S2)、図4の通信制御シーケンスで示される通信の伝送手順が行われたとき、フェイズBのTSI信号検出によって発信側の電話番号を認識する(S3)。
【0042】
発信側の電話番号が認識されると、認識した電話番号を送信する相手先の電話番号に登録し(S4)、回線AをフェイズE(回線断)の手順によって一旦、前手順の段階で強制的に通信を終了する(S5)。
【0043】
通信が終了した後、今度は、受信側から前述の登録した送信先に送信要求を行い(S6)、回線を切断した後、発信側の電話番号にダイヤルし、フェイズA手順により回線Aに接続し(S7)、接続後、フェイズB(メッセージ前手順:通信能力決定)手順を行い(S8)、フェイズC(画像情報伝送)手順により画像データを受信し(S9)、フェイズD(メッセージ後手順)手順を行い(S10)、フェイズE(呼解除)手順を行い(S11)、受信を終了する。
【0044】
このようにフェイズA〜Eを実行することによって、送信側のメモリに記録されている画像データを送信要求により受信する。
【0045】
これは、受信局が発信側(送信側)よりも安価な通信回線と契約を行っているとき、受信の前手順の段階で一旦通信を終了し、その送信をした発信側に安価な回線を使って送信要求を行い画像データを得ることにより、発信側からの送信をそのまま受信するよりも通信料金の安価な回線を使用することにより、トータルの通信コストを安価に抑えることができる。
【0046】
上記のS3で発信側の電話番号が認識できなかった場合は、回線Aの接続を継続し、フェイズC(S12)、フェイズD(S13)、フェイズE(S14)を実行し、画像データの受信を行う。
【0047】
次に、本発明のデジタル複写機の実施形態2の通信手順を図7とともに説明する。この実施形態2は発信側(送信側)と受信側が共に複数回線を所有するファクシミリ装置を所持している場合であって、発信側に送信要求でダイヤルすべき電話番号を予め登録しておく。この電話番号は、発信側が有する複数回線のうち最初に送信する回線とは別の回線の電話番号でる。
【0048】
まず、回線Aを受信すると(S21)、フェイズA手順(呼設定)を行い(S22)、図4の通信制御シーケンスで示される通信の伝送手順が行われたとき、フェイズBのTSI信号検出によって発信側の電話番号を認識する(S23)。
【0049】
発信側の電話番号が認識されると、認識した電話番号を送信する相手先の電話番号に登録し(S24)、登録した相手先の電話番号により回線Bを使用して送信要求を行い(S25)、回線Bに対してフェイズA手順(呼設定)を行い(S26)、回線Bに対するフェイズA手順が終了すると、回線AをフェイズE(回線断)の手順によって一旦、前手順の段階で強制的に通信を終了する(S27)。
【0050】
回線Aの通信が終了した後、回線Bに対してフェイズB(メッセージ前手順:通信能力決定)手順を行い(S28)、フェイズC(画像情報伝送)手順により画像データを受信し(S29)、フェイズD(メッセージ後手順)手順を行い(S30)、フェイズE(呼解除)手順を行い(S31)、受信を終了する。
【0051】
このようにフェイズA〜Eを実行することによって、送信側のメモリに記録されている画像データを送信要求により受信する。
【0052】
上記のS23で発信側の電話番号が認識できなかった場合は、回線Aの接続を継続し、フェイズC(S32)、フェイズD(S33)、フェイズE(S34)を実行し、画像データの受信を行う。
【0053】
上記実施形態2によれば、回線Aの回線の切断処理を行う前に回線Bによる接続動作が終了しているので、送信先の番号を登録してからフェイズEの手順を終了するまでの通信時間を短縮することができる。
【0054】
例えば、受信側が安価な通信回線と契約しているとき、受信の前手順でもう1つの回線を使用して、送信してきた発信側に安価な回線を使って送信要求を行い、画像データを得るので、発信側からの送信をそのまま受信するよりも通信料金の安価な回線を使用することにより、トータルの通信コストを安価に抑えることができる。
【0055】
次に、本発明のデジタル複写機の実施形態3の通信手順を図8及び図9とともに説明する。この実施形態3は、上記の実施形態2を改良したものであり、受信したTSI信号から市外識別番号を認識し、認識した回線がNCC(中継事業者識別番号)であるか否かによって通話料が安価な方の回線を自動的に選択する構成になっている。送信要求で受信する方が安価になる場合は、自動的に安価な回線を使用するように制御するものである。
また、この実施形態3では、発信側(送信側)と受信側の局が複数回線を所有するファクシミリ装置を所持している場合のみ成立し、ここでも発信元に送信要求でダイヤルすべき電話番号を予め登録するしておく必要がある。
【0056】
まず、回線Aを受信すると(S41)、フェイズA手順(呼設定)を行い(S42)、図4の通信制御シーケンスで示される通信の伝送手順が行われたとき、フェイズB手順(S43)を行い、TSI信号検出によって発信側の市外識別番号と電話番号を認識する(S44)。
【0057】
発信側の市外識別番号と電話番号が認識されると、認識した電話番号を送信する相手先の電話番号に登録し(S45)、認識した市外識別番号から中継事業者番号を判断する(S46)とともに、登録した相手先の電話番号により回線Bを使用して送信要求を行い、回線Bに対してフェイズA手順(呼設定)を行い、回線Bに対するフェイズA手順が終了すると、回線AをフェイズE(回線断)の手順によって一旦、前手順の段階で強制的に通信を終了する(S47)。
【0058】
回線Aの通信が終了した後、回線Bに対して送信要求を行い(S48)、フェイズA(S49)、フェイズB(S50)、フェイズC(S51)、フェイズD(S52)、フェイズE(53)の手順を順次行い受信を終了する。
【0059】
このようにフェイズA〜Eを実行することによって、送信側のメモリに記録されている画像データを送信要求により受信する。
【0060】
上記のS43で発信側の電話番号が認識できなかった場合は、回線Aの接続を継続し、フェイズC(S54)、フェイズD(S55)、フェイズE(S56)を実行し、画像データの受信を行う。
【0061】
上記実施形態3によれば、回線Aの回線の切断処理を行う前に回線Bによる接続動作が終了しているので、送信先の番号を登録してからフェイズEの手順を終了するまでの通信時間を短縮することができる。
【0062】
例えば、受信側が安価な通信回線と契約しているとき、受信の前手順でもう1つの回線を使用して、送信してきた発信側に安価な回線を使って送信要求を行い、画像データを得るので、発信側からの送信をそのまま受信するよりも通信料金の安価な回線を使用することにより、トータルの通信コストを安価に抑えることができる。
【0063】
【発明の効果】
請求項1記載のファクシミリ装置では、通信動作の途中に種別の異なるもう1つの回線を利用して画像データの送信要求を行い画像データを受信することができるので、契約している通話料金の価格差を利用して安価な方の回線で画像データの受信を行うことができるので、トータルの通信コストを抑えるとともに通話時間を短縮することができる。
【0065】
請求項記載のファクシミリ装置では、発信側が登録している電話番号から契約している通信回線を認識し、受信側が契約している通信回線が発信側の通話料金よりも安価なとき、通信動作の途中に受信側のもう1つの回線を利用して画像データの送信要求を行うことにより、契約している回線の通話料金の価格差を利用して自動的に安価な回線を選択し、画像データの受信を行うことができるので、自動的にトータルの通信コストを抑えることができるとともに、通話時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置を備えたデジタル複写機の実施形態の基本構成を示すブロック図である。
【図2】本発明のファクシミリ装置を備えたデジタル複写機の実施形態の断面図である。
【図3】本発明のデジタル複写機の画像処理部の構成を示す制御ブロック図である。
【図4】本発明のデジタル複写機の通信制御シーケンスである。
【図5】本発明のデジタル複写機のファクシミリ制御部を示すブロック図である。
【図6】本発明のデジタル複写機の実施形態1における通信手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明のデジタル複写機の実施形態2における通信手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明のデジタル複写機の実施形態3における通信手順1を示すフローチャートである。
【図9】本発明のデジタル複写機の実施形態3における通信手順2を示すフローチャートである。
【符号の説明】
22 ファクシミリ制御部
22a 回線A通信制御部
22b 回線B通信制御部
22c 回線選択部
22d 画像記録部
23 画像読み取り部
24 画像出力部

Claims (1)

  1. 送信要求によって画像データを受信する機能を有したファクシミリ装置において、
    送受信する電話回線を複数有する複数回線接続手段と、
    第1の通信回線に接続された発信側の発信元番号を認識する発信元番号認識手段と、
    上記発信元番号認識手段により認識した電話番号を登録する登録手段と、
    複数の電話回線のうち第2の通信回線を使用して該登録手段に登録された電話番号を発信する発信手段と、
    上記発信手段により第2の通信回線を用いて上記登録手段に登録された電話番号に発信し、発信側が契約している通信回線と、受信側が契約している通信回線との通話料金を比較し、受信側の通信回線が発信側の通信回線よりも安価であれば、の通信回線の前手順に入った段階で、第1の通信回線の切断処理を行う前に第2の通信回線による接続動作を閉結させ、その後に第1の通信回線による通信の前手順を終了して第1の通信回線を切断し、その後、第2の通信回線で送信要求を行う送信要求制御手段とを備えたことを特徴とするファクシミリ装置。
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