JP4071775B2 - 眼科手術用覆布 - Google Patents

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    • A61B2046/205Adhesive drapes

Description

本発明は、眼科での手術等に際して用いられる眼科手術用覆布に関するものである。
外科手術に際しては、手術野を無菌状態に保つ目的で手術野以外の身体表面をドレープで覆うことが一般に行われており、例えば白内障治療手術の様な眼の手術を行うにあたっては、手術野に対応した位置を開孔した眼科手術用覆布(例えば90cm×90cmや120cm×120cmの不織布)が用いられている。この覆布を使用するにあたっては、一般に手術台に仰臥した患者の眼の部分に覆布の開孔を合わせ、開孔の周縁に貼着された両面粘着テープで眼の回りに貼り付けて固定する。
ところで眼の周りは、鼻や額,こめかみ,ほお骨と連続した複雑な凹凸を有しているので、上記の様に両面粘着テープで貼り付けたつもりであっても、覆布の復元力によって凹部分が持ち上がり、手術中に剥がれてしまうことがある。そしてこの様にしてテープ面の貼り付け部に所々隙間ができると、この隙間から手術の際の洗浄液や血液等が覆布の内側(肌側)に漏れてしまうことがある。
従って上記両面粘着テープとしては皮膚に強力に付着できるものが望ましいものの、あまりに強力な粘着テープであると、手術後に覆布を取り除くときに患者に苦痛を与えたり、また皮膚表面を剥がす等の損傷を与えたりするおそれがある。殊に老人の場合では皮膚が脆弱になっているので、接着力が強すぎることは問題である。
また患者によって皮膚の状態は様々で、ある患者では両面粘着テープが皮膚に付着し難く、貼付箇所に隙間を生じてしまうのに対し、他の患者では同様の粘着テープを用いても強く付着し過ぎて剥がす際に皮膚を傷つける場合もある。
そこで上記の問題を解消したものとして、覆布の手術野開孔の周縁部裏面側に肉厚のゲル状粘着剤層を設けた眼科手術用覆布が提案されている(特許文献1参照)。この覆布では、上記肉厚のゲル状粘着剤層が伸縮することによって覆布の復元力が吸収されるから、手術中に容易に剥がれない。またこの様に容易に剥がれないから、ゲル状粘着剤層として比較的粘着力の低い材料を用いることができ、手術後に剥離する際に皮膚を殆ど傷つけないという効果を奏する。
特開2003−325544号公報
上記の如く特許文献1の覆布によれば、開孔の周縁にぴったりと貼り付けることができるものであるが、貼着箇所からの洗浄液等の肌側への漏れの原因は、上述した覆布の復元力による凹部分の持ち上がりだけではなく、貼着操作時の貼り付け不良による場合もある。つまり上記の如く眼の周りは複雑な凹凸を呈しているので、貼付に際して覆布がシワになり易く、従って丁寧に貼り付けないと、隙間を生じたままとなるのである。
そこで本発明の目的は、開孔周囲において隙間を生じさせずに貼り付けるという操作を容易に行うことのできる眼科手術用覆布を提供することにある。
本発明に係る眼科手術用覆布は、眼科手術野に対応した開孔を備え、該開孔の周縁部を皮膚に貼り付けて用いる眼科手術用覆布であって、少なくとも前記周縁部がポリウレタンフィルムにより構成され、該ポリウレタンフィルムの皮膚側面に粘着剤層が設けられたものであることを特徴とする。尚本明細書及び特許請求の範囲において、フィルムと称した場合にはシートが含まれ、シートと称した場合にはフィルムが含まれる。
従来では専ら覆布に用いる布やシートに孔を開けただけであり、開孔の周縁部についても覆布の他の部分と同じ素材であって、伸び難いものである為に、眼の周りの凹凸に追従し難く、皺になり易かった。しかし本発明では上述の様に、開孔周縁部にポリウレタンフィルムを用いており、このポリウレタンフィルムは柔軟性に富み良く伸びる素材であるから、眼の周りの様な凹凸のある箇所に貼り付けるに際して、該凹凸に沿って伸ばしながら貼り付けることができ、従って皺が寄り難く、容易に隙間を生じさせずに貼付することができる。尚、皮膚への貼着はポリウレタンフィルムの皮膚側面に設けられた上記粘着剤層によって成される。
また上記の通りポリウレタンフィルムは良く伸びる素材であり、復元力による凹部分の持ち上がりの力も小さいから、持ち上がって浮くということも起き難い。
加えてポリウレタンフィルムは伸縮性が良好であり、一旦貼った後に外したとき、初めに貼った際に伸びた箇所が縮んで元に戻るので、再び貼り直すことができる。つまり例えばポリオレフィンフィルムの場合には、一旦伸びると、伸びたままで縮まないから、これの貼り直しを行うとすると、その伸びた箇所が皺になる虞がある。これに対して上述の様にポリウレタンフィルムであれば、皺を生じさせずに貼り直すことができる。
斯様な前記ポリウレタンフィルムとしては、そのMD方向(フィルムの製造流れ方向)及びTD方向(MD方向と直交する方向)における100%伸び時の引張応力(JIS K 7311による)が8.0MPa以下、引張破断時伸び(JIS K 7311による)が500%以上であることが好ましい。
フィルムの引張応力が高すぎると、皮膚に貼付する際に力を要する上、瞼周辺の凹凸への追従性に乏しく、また引張破断時伸びが低すぎると、伸ばした際に破れる虞があるが、上記の様な引張応力及び引張破断時伸びを示すポリウレタンフィルムであれば、弱い力で良く伸びるので、皮膚への貼り付け操作を非常に容易に行えると共に、凹凸への追従性が良好であり、また十分な強度を備える。尚、100%伸び時の引張応力とは、試験片に100%の伸びを与えたときの応力であり、引張破断時伸びとは、試験片を引っ張って破断した時の標線間距離を測定したときの伸び率である。
また上記ポリウレタンフィルムにおける引張強さ(JIS K7311による)が50MPa以上であることが好ましい。50MPa以上であれば、貼付操作中等においてポリウレタンフィルムが破ける心配が殆どないからである。
前記粘着剤層としては、患者の皮膚に対して刺激が少なく、瞼周辺の凹凸形状や皺に対して柔軟に追従できるものが望ましい。そして粘着剤層の粘着力としては高い方が剥がれ難いことから好ましいのであるが、粘着力が高すぎると、手術後に皮膚から剥がす際に皮膚を痛める懸念があるので、あまり強いものを用いることができない。この点において本発明の如くポリウレタンフィルムに設ける場合であれば、上述の様にフィルムが良く伸びて凹部分が持ち上がって浮くということが生じ難いので、粘着剤層として、比較的粘着力の低い素材のもの(例えば180度引きはがし粘着力が0.9〜2.5N/25mm(測定法:JIS Z 0237、試験板;ベークライトパネル))を採用しても、十分な粘着力(剥離強度)が確保されて手術中に容易に剥離することがない。よって比較的皮膚の弱い患者に適応させた弱い粘着力の粘着剤層を用いることが可能となって、手術終了後の覆布剥離時における皮膚の損傷をかなり防ぐことができる。
斯様な前記粘着剤層の粘着力(JIS Z 0237 180度引きはがし粘着力の測定法による)としては、0.9〜2.5N/25mmであることが好ましい。ポリウレタンフィルムに設ける粘着剤層として上記粘着力のものを用いれば、手術中に容易に外れることがなく、また剥がす際に殆ど皮膚を痛めない。
また前記粘着剤層の保持力(JIS Z 0237による(ずれ長さ)(貼付面積12mm×20mm、荷重200gで30分間放置))としては、0.1〜0.5mmであることが好ましい。この程度の保持力を有していれば、一旦瞼周辺に貼着したポリウレタンフィルムが、手術中にずれるということが殆どない。
粘着剤層の厚みとしては20〜50μmが好ましい。この厚みであれば貼着力が十分に確保され、また手術後に覆布を取り外すにあたって、投錨破壊に起因する皮膚への粘着剤残りが生じ難い。このうち特に30μm±10%程度が推奨される。
更に本発明に係る眼科手術用覆布においては、前記ポリウレタンフィルムが透明ないし半透明であることが好ましい。覆布の開孔周縁部を皮膚に貼り付けるにあたって、従来では皮膚への貼着状態が分からないことから、浮き等の隙間を生じたままにしてしまい、この隙間から手術の際の洗浄液等が患者側(裏側)に漏れるということがあったが、上記の如くポリウレタンフィルムが透明ないし半透明であれば、粘着剤層による皮膚への貼着状態を表側(反皮膚側)から容易に目視により確認することができ、従って隙間を生じている箇所を見つけた場合には、ここを押す等してしっかりと貼り付けて塞ぐことが可能となる。
この様なポリウレタンフィルムとしては、全光線透過率(JIS K 7105による)が60〜80%で、この全透過光線に占める拡散透過光率(ヘーズ値)(JIS K 7105による)が60〜85%であることが好ましい。全光線透過率が60〜80%であれば、表側(反皮膚側)からフィルムを通して貼着状態を十分に確認できる程度に透明感があるからである。またヘーズ値が60〜85%であれば、ポリウレタンフィルムがくすむ様になって目立たず、これと相対して手術野の視認性を向上させることが期待できるからである。
加えてポリウレタンフィルムの反皮膚側面の表面グロスとしては20%前後であることが好ましい。20%前後であれば、表面の光沢があまりなく、従って貼着状態を確認し易くなるからである。
またポリウレタンフィルムの厚みとしては、0.04〜0.1mmのものが推奨される。厚みが薄い程、より細かな凹凸に対する追従性が増すことから好ましいものの、十分な強度を確保する観点からは厚い方が良い。これらの観点から上記の如く厚み範囲が望ましい。
本発明に係る眼科手術用覆布によれば、該覆布の開孔周縁部を皮膚に貼り付けるに際し、シワ等の隙間を生じさせずに貼付することが容易に行え、従って作業者の手間が軽減され、加えて隙間なく貼れることで、患者側(覆布裏側)に手術中の洗浄液等が漏れることを防止することができる。
<実施形態1>
図1は本発明の実施形態1に係る眼科手術用覆布20を表側(反皮膚側)から見た図(正面図)であり、図2は図1に示すA−A線断面図である。
この覆布20は、患者を大きく覆う覆布本体21と、手術野開孔周囲の開孔周縁部17から構成され、該周縁部17の皮膚側全面に粘着剤層19が設けられた構造となっている。覆布本体21は撥水性のポリエステル(或いはポリプロピレン)製不織布からなり、周縁部17は伸縮性,柔軟性に優れたポリウレタンフィルムからなり、粘着剤層19はアクリル系樹脂から構成されている。
開孔周縁部17には眼科手術野に対応して開孔62が設けられ(図中、17aは周縁部17の開孔縁を示す)、覆布本体21にはこの開孔62よりも大きく且つ周縁部17の外縁サイズ(図中、17bは周縁部17の外縁を示す)よりも小さい開孔が設けられており(図中、21aは覆布本体21の開孔縁を示す)、図1、2に示す様に、この覆布本体21の開孔内(開孔縁21aの内側)のほぼ中央に周縁部17の開孔62が位置する様に配置されている。そしてこれら周縁部17と覆布本体21は上記粘着剤層19によって貼り付けられている。
覆布本体21の開孔内(開孔縁21aの内側)に露出する粘着剤層19の幅、つまり周縁部17の開孔縁17aから覆布本体21の開孔縁21aの幅(B1、B2、…)は大凡10〜30mmであり、覆布20を手術野開孔62周縁に貼り付けるにあたって適度な大きさである。尚、製品の保管時(或いは運搬時)等においては、粘着剤層19の露出面を覆う様にしてその皮膚側面に離型紙18が貼付されている(図1,2に仮想線(二点鎖線)で示す)。
また覆布本体21の全体形状は四角形で、患者の顔全体(或いはそれ以上)を覆うことのできる大きさ(例えば縦1200mm×横1250mm)となっている。
上記周縁部17の特性について詳しく述べると、厚み0.06mm、硬度85、比重1.19、MD方向の引張強さ69.37MPa(19.61N/5mm)、TD方向の引張強さ70.85MPa(19.63N/5mm)、MD方向の引張破断時伸び589%、TD方向の引張破断時伸び580%、MD方向の5%伸び時の引張応力1.25MPa(0.38N/5mm)、TD方向の5%伸び時の引張応力1.26MPa(0.38N/5mm)、MD方向の10%伸び時の引張応力2.42MPa(0.74N/5mm)、TD方向の10%伸び時の引張応力2.32MPa(0.70N/5mm)、MD方向の20%伸び時の引張応力3.75MPa(1.15N/5mm)、TD方向の20%伸び時の引張応力3.58MPa(1.09N/5mm)、MD方向の30%伸び時の引張応力4.44MPa(1.36N/5mm)、TD方向の30%伸び時の引張応力4.28MPa(1.30N/5mm)、MD方向の50%伸び時の引張応力5.17MPa(1.58N/5mm)、TD方向の50%伸び時の引張応力5.00MPa(1.51N/5mm)、MD方向の100%伸び時の引張応力6.24MPa(1.91N/5mm)、TD方向の100%伸び時の引張応力6.09MPa(1.85N/5mm)、MD方向の200%伸び時の引張応力8.29MPa(2.54N/5mm)、TD方向の200%伸び時の引張応力8.17MPa(2.48N/5mm)、MD方向の300%伸び時の引張応力10.99MPa(3.37N/5mm)、TD方向の300%伸び時の引張応力11.03MPa(3.34N/5mm)、MD方向の引裂強さ141.18kN/m、TD方向の引裂強さ148.77kN/mのポリウレタンフィルムである(尚、測定法は厚みを除いていずれもJIS K 7311による)。
粘着剤層19は、粘着力1.48N/25mm、保持力0.3mmである皮膚低刺激性のアクリル系樹脂からなる(尚、測定法はいずれもJIS Z 0237による)。
次に本実施形態1の覆布20の折り畳み方について説明する。
図3の(a)〜(c),図4の(a)〜(d)及び図5の(a)〜(g)は覆布20の折り畳み手順を表す正面図であって、覆布20の表側(反皮膚側)から見た図である(分かり易くする為、図3,4ではほんの少しだけ斜め方向から画いている)。尚離型紙18は使用直前に剥離するものであるから、製品としては離型紙18が付いたものとなっている(尚便宜上、離型紙18の取り付けられたものも覆布20と称することがある)。
先ず図3(a)に示す様に、覆布20の四辺のうちの一辺21b1を持ち、この辺21b1が周縁部17を覆う程度の深さとなる様にして折り畳む(矢印C)。尚このとき表側(反皮膚側)が折り畳みの内側となる。続いてこの折り畳み縁C1を持ち、折り畳み縁C1が本体開孔縁21aよりもやや外側の位置となる様に内側に折り畳む(図3(b)、矢印D)。次いで覆布20の上記辺21b1を持ち、上記折り畳み縁C1に沿う様にして外側に折り畳む(図3(c)、矢印E)。
次に上記と同様に、辺21b1と対向する辺21b2を持ち、この辺21b2が周縁部17を覆う程度の深さとなる様にして、表側(反皮膚側)を内側に折り畳む(図4(a)、矢印F)。続いてこの折り畳み縁F1を持ち、折り畳み縁F1が本体開孔縁21aよりもやや外側の位置となる様に内側に折り畳む(図4(b)、矢印G)。次いで覆布20の上記辺21b2を持ち、上記折り畳み縁F1に沿う様にして外側に折り畳む(図4(c)、矢印H)。
次に、辺21b1と辺21b2の間の一方の辺21b3を持ち、この辺21b3が周縁部17を覆う程度の深さとなる様にして、表側(反皮膚側)を内側に折り畳む(図4(d)、矢印I)。続いてこの折り畳み縁I1を持ち、折り畳み縁I1が本体開孔縁21aよりもやや外側の位置となる様に内側に折り畳む(図5(a)、矢印J)。次いで覆布20の上記辺21b3を持ち、上記折り畳み縁I1に沿う様にして外側に折り畳む(図5(b)、矢印K)。
次に上記と同様に、辺21b3と対向する辺21b4を持ち、この辺21b4が周縁部17を覆う程度の深さとなる様にして、表側(反皮膚側)を内側に折り畳む(図5(c)、矢印L)。続いてこの折り畳み縁L1を持ち、折り畳み縁L1が本体開孔縁21aよりもやや外側の位置となる様に内側に折り畳む(図5(d)、矢印M)。次いで覆布20の上記辺21b4を持ち、上記折り畳み縁L1に沿う様にして外側に折り畳む(図5(e)、矢印N)。
この様にして折り畳むと、図5(f)に示す様に本体開孔縁21aの内側における周縁部17の全てが視認できる状態となって現れる。尚、図示例の様に辺21b1と辺21b2が折り畳んだ外幅端よりも内側に位置しているのに対して、辺21b3及び辺21b4は折り畳んだ外幅端よりも外側(或いは折り畳んだ外幅端程度)に位置しているが、これは周縁部17が横長の長方形であったり、覆布本体21の大きさによるものである。
その後、辺21b3側と辺21b4側とを合わせる様にして二つ折りにする(図5(f)、矢印O)。以上の様にして折り畳んだ状態の覆布製品が出来上がる(図5(g))。
次にこの覆布20の使用方法について説明する。
先ず図5(g)に示す覆布製品から離型紙18を外して周縁部17の粘着剤層19を露出させ、上記の二つ折りを解きつつ患者の手術野周辺(瞼周辺)に周縁部17を貼り付ける。
このとき、図5(f)や図6[覆布20製品の使用方法を説明する為の正面図]の(a)に示す様に、覆布20は折り畳んだコンパクトな状態でありながらも、本体開孔縁21aの内側における周縁部17の全てが外側から見える。そして周縁部17は柔軟性に富み良く伸びるから、目の周りの凹凸に良好に追従させることができて、粘着剤層19によって皮膚に密着させて貼り付けることができ、しかもこの操作が容易である。詳しく述べると、上記の通り周縁部17のMD及びTD方向の伸びが大凡580%と大きいから、凹凸が激しい場合であっても伸ばして貼ることができて皺が寄り難く、加えて周縁部17のMD及びTD方向の10%伸び時の引張応力が2.4MPa程度、20%伸び時の引張応力が3.7MPa程度であって、大凡1.1N程の力で伸び、他方、瞼周りの凹凸に追従させるには大抵20%程度伸ばすだけで済むから、簡単に隙間を作らない様に貼り付けることができる。
更に周縁部17は半透明であるから貼着状態を表側(反皮膚側)から確認することができる。具体的には貼り付いた箇所と浮いた箇所では色が違って見える。そして浮いている箇所(皺や貼り付けムラ、浮き上がりによって隙間を生じている箇所)があれば、そこを押さえる等してしっかりと密着させることで、簡単に隙間のない様にできる。
加えて貼り直したいときでも、コンパクトに折り畳まれた覆布20であるから、清潔且つ容易に貼り直しを行うことができる。つまり、一旦覆布を展開した後で貼り直す場合は、大きいことから操作し辛く、この為に覆布の様々な箇所を触って汚染する危険があるが、上記の様にコンパクトな状態であれば、汚染の事態を避けることが可能である。また上記の如くコンパクトであるから、一人で操作する場合にも簡単に行うことができる。加えて貼り付け自体の操作についても、周縁部17は復元性が良好であるから、一旦伸びた部分も元に戻り、皺となって残ることが殆どない。
この様にして周縁部17を隙間のない様にして皮膚に貼り付けた後、辺21b3及び辺21b4付近(例えば図6(a)に示す星印の箇所)を掴み、外側にスライドさせて広げる(矢印P)。続いて辺21b1及び辺21b2付近(例えば図6(b)に示す星印の箇所)を掴み、外側にスライドさせて広げる(矢印Q)。
この様にして覆布20が広げられ(図1)、患者を覆布20で覆う操作が完了する。
その後手術を行うが、このとき上記の様に瞼周りの開孔周縁部17はしっかりと密着する様に隙間なく貼り付けられているから、手術の際の洗浄液等は覆布20の裏側(皮膚側)に漏れることが回避される。
<実施形態2>
図7は本発明の実施形態2に係る眼科手術用覆布10を表側(反皮膚側)から見た図である。尚図1,2と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
この覆布10は受液ポケットタイプのものであり、全体の大きさは上記実施形態1のものよりも小さく、覆布本体11の目尻側の部分を折り返して両側縁12,13を接着することにより受液ポケット14を形成したものである。この覆布本体11はポリエチレン製シートでからなり、防水性を示す。ポケット14における反皮膚側のシートには、そのポケット入口14aと平行してその縁近傍に棒状の保形部材16が取り付けられている。この保形部材16は合成樹脂製の塑性変形可能なもの(例えば比較的硬質で変形可能なポリエチレン樹脂製帯状物)である。尚この保形部材16をその略中央部分を突き出す様に折り曲げることにより、ポケット入口14aが大きく開き、手術中の洗浄液等をポケット14内に良好に捕集できる(図8:実施形態2に係る眼科手術用覆布10についてポケット14を広く開けた状態を表す正面図)。実施形態2の覆布10におけるその他の構成は上記実施形態1と同様である。
本実施形態2においても、周縁部17は柔軟性に富み良く伸びるから、目の周りの凹凸に追従し易く、容易に密着させて貼り付けることができる。また周縁部17は半透明であるから、貼着状態を確認しつつ貼れるので、貼り残しを防止できる。
尚実施形態2の覆布10は、これ単独で用いても良いし、或いは例えば大判の覆布(手術野開孔を大きくしたもの)の反皮膚側面に重ねる様にして貼り付け、使用しても良い。
<実施形態3>
図9は本発明の実施形態3に係る眼科手術用覆布30を表側(反皮膚側)から見た図であり、図10は図9に示すR−R線断面図である。尚図において離型紙18も合わせて画いている。また図1,2,7と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
実施形態3の覆布30は、実施形態2の受液ポケットタイプの覆布10を大判の不織布製覆布本体21の反皮膚側に取り付けた構造となっており、不織布製覆布本体21とポリエチレンシート製覆布本体11とは本体開孔縁21a近傍において両面粘着テープ39によって貼り合わされ(それぞれの本体開孔縁21aが丁度合う様に重ねる)、覆布本体11の反皮膚側に周縁部17(粘着剤層19を備えたもの)が貼付された構成となっている(図10)。
本実施形態3の場合も、実施形態1で説明した様に折り畳んだものとすることが推奨される。この折り畳みに際しては、ポケットタイプ部分の覆布10を覆布本体21と一体的に取り扱うと良い。
本実施形態3においても、周縁部17は柔軟性に富み良く伸びるから、目の周りの凹凸に追従し易く、容易に密着させて貼り付けることができる。また周縁部17は半透明であるから、貼着状態を確認しつつ貼れるので、貼り残しが生じるのを防止できる。
<実施形態4>
図11は本発明の実施形態4に係る眼科手術用覆布40の部分断面図である。尚図において離型紙18も合わせて画いている。また図1,2と同じ構成部分については同一の符号を付して重複説明を避ける。
上記実施形態1〜3では覆布本体21,11の表側面(反皮膚側面)に周縁部17(ポリウレタンフィルム)を取り付けた構成のものを示したが、本実施形態4においては、不織布製覆布本体21の裏側面(皮膚側面)に取り付けたものである。この取り付けにあたっては、周縁部17の表側(反皮膚側)と覆布本体21の裏側(皮膚側)を両面粘着テープ49によって貼り付ける。
本実施形態4においても上記実施形態1と同様に、周縁部17は柔軟性に富み良く伸びるから、目の周りの凹凸に追従し易く、容易に密着させて貼り付けることができる。また周縁部17は半透明であるから、貼着状態を確認しつつ貼れるので、貼り残しを防止できる。
<試験>
周縁部17の材料として、エステル系結晶タイプの熱可塑性ポリウレタンフィルム(サンプルA:厚さ60μm、サンプルC:厚さ80μm)、ポリエステル系の熱可塑性ポリウレタンフィルム(サンプルB:厚さ80μm)を用いることとし、これら上記サンプルA,B,Cについて、その特性に関する各種測定を行った。
測定項目は厚み(表1)、引張強さ(JIS K7311)(表1)、引張破断時伸び(JIS K 7311)(表2)、引裂強度(JIS K7311)(表3)、5%,10%,20%,30%,50%,100%,200%,300%伸び時の各引張応力(JIS K 7311)(表4〜11)、フィルムの表側からの全光線透過率及びヘーズ(JIS K 7105、測定寸法:約50mm×50mm、室温:22℃、使用試験機:スガ試験機(株)製直読ヘーズコンピューターHGM-2K)(表12)、TPUグロス(JIS K 7105、光沢計:ミノルタ社製GM-60(角度60°))(表13)である。但しTPUグロスにおいては、サンプルAのみについて測定を行った。
尚各種測定に際しては、1種のサンプルにつき測定の為の試験片を5箇所取り、これらについてそれぞれ測定すると共に、その平均値を求めた。
これらの測定結果について表1〜13に示す。
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上記結果から分かる様に、サンプルA,B,Cはいずれも柔軟で伸縮性が良く、しかも軽い力で伸び、強度も十分に備えたものであり、また半透明で、光沢の少ないものである。従って周縁部17として好適に用いることができる。
以上の如く、例を挙げて本発明を具体的に説明したが、本発明はもとより上記例によって制限を受けるものではなく、前記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
例えば覆布本体の材料としては、上記ポリエステル製(或いはポリプロピレン製)不織布やポリエチレン製シートの他、吸水機能を備えた不織布、またポリプロピレン等のオレフィン系樹脂からなる合成樹脂製フィルム(シート)等であっても良い。
また周縁部17の材料としても上記例に限定されるものではなく、柔軟性があり良く伸びるポリウレタンフィルムから選択すると良い。
本発明の実施形態1に係る眼科手術用覆布を表側(反皮膚側)から見た図(正面図)である。 図1に示すA−A線断面図である。 実施形態1の眼科手術用覆布の折り畳み手順を説明する為の正面図(その1)である。 実施形態1の眼科手術用覆布の折り畳み手順を説明する為の正面図(その2)である。 実施形態1の眼科手術用覆布の折り畳み手順を説明する為の正面図(その3)である。 実施形態1の眼科手術用覆布製品の使用方法を説明する為の正面図である。 本発明の実施形態2に係る眼科手術用覆布を表側(反皮膚側)から見た図(正面図)である。 実施形態2に係る眼科手術用覆布についてポケットを広く開けた状態を表す正面図である。 本発明の実施形態3に係る眼科手術用覆布を表側(反皮膚側)から見た図(正面図)である。 図9に示すR−R線断面図である。 本発明の実施形態4に係る眼科手術用覆布の部分断面図である。
符号の説明
10,20,30,40 眼科手術用覆布
11,21 覆布本体
14 受液ポケット
17 開孔周縁部
17a 周縁部の開孔縁
17b 周縁部の外縁
18 離型紙
19 粘着剤層
21a 覆布本体の開孔縁
62 開孔

Claims (5)

  1. 眼科手術野に対応した開孔を備え、該開孔の周縁部を皮膚に貼り付けて用いる眼科手術用覆布において、
    少なくとも前記周縁部がポリウレタンフィルムにより構成され、該ポリウレタンフィルムの皮膚側面に粘着剤層が設けられ
    前記ポリウレタンフィルムの厚みが0.06〜0.1mmであり、
    前記ポリウレタンフィルムは、そのMD方向及びTD方向における100%伸び時の引張応力(JIS K 7311による)が8.0MPa以下、引張破断時伸び(JIS K 7311による)が500%以上であることを特徴とする眼科手術用覆布。
  2. 前記粘着剤層の粘着力(JIS Z 0237 180度引きはがし粘着力の測定法による)が0.9〜2.5N/25mmである請求項に記載の眼科手術用覆布。
  3. 前記粘着剤層の保持力(JIS Z 0237による(ずれ長さ))が0.1〜0.5mmである請求項1または2に記載の眼科手術用覆布。
  4. 前記ポリウレタンフィルムが透明ないし半透明である請求項1〜のいずれかに記載の眼科手術用覆布。
  5. 前記ポリウレタンフィルムは、その全光線透過率(JIS K 7105による)が60〜80%で、この全透過光線に占める拡散透過光率(ヘーズ値)(JIS K 7105による)が60〜85%である請求項に記載の眼科手術用覆布。
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