JP4068910B2 - 映像監視システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばブロードバンドLAN方式を用いた映像監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばスタジアム内あるいはビル内における防災、防犯等を目的として例えばCATV技術を応用したブロードバンドLAN方式による映像監視システムが使用されている。
【0003】
従来のCATV技術を応用したブロードバンドLAN方式による映像監視システムは、所定の監視領域に複数の監視カメラを設置し、各監視カメラにより撮影した画像をそれぞれ変調器により変調した後、周波数多重してブロードバンドLANにより複数の監視室に送出している。各監視室では、各監視カメラからブロードバンドLANにより送られてくる画像をチューナで選択して復調し、モニタに順次表示することにより監視している。また、各監視室では、各監視カメラの監視方向等を制御する機能を有している。
【0004】
また、各監視室には、それぞれ監視領域に設置した防災用センサ、防犯用センサ等から発せられる防災/防犯信号が入力され、その防災/防犯信号に基づいてアラーム動作が行なわれるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の映像監視システムでは、各監視室毎にそれぞれ対応して設けられた防災用センサ、防犯用センサから防災/防犯信号が入力されるようになっており、各監視室毎にアラームを独立して発生している。すなわち各監視室では、他の監視室で発生した防災/防犯信号についてはアラームを発生しないようになっている。このため各監視室は、他の監視室の監視領域で発生した例えば火災等の災害については全く知ることができず、それに対処することができない。また、監視室は、自分の監視領域で災害が発生した場合、他の監視室へ必要に応じて連絡することになるが、災害の対応に追われて連絡ができなかったり、連絡が遅れたりするという問題がある。
【0006】
本発明は上記実情に鑑みてなされたもので、何れの監視領域で防災/防犯信号が発報された場合でも、全ての監視室にアラーム情報を配信することができる映像監視システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、単一の幹線に接続された複数の監視カメラの監視映像信号をそれぞれ前記単一の幹線を介して複数の監視室で受信し、復調器により復調してモニタTVに表示する映像監視システムにおいて、
前記幹線に接続されてシステム全体を管理する管理CPUと、各監視領域に設けられた複数の防災用センサ及び防犯用センサから送られてくる防災/防犯信号を所定の順序でシリアルデータに変換して前記管理CPUに出力する複数の入力端子を備えるS/P変換器と、前記各監視室に設けられ、前記管理CPUの制御のもとに前記復調器を制御する制御用CPUとを具備し、
前記管理CPUは、各センサに対応付けたアラーム用テーブルを具備し、前記シリアルデータのビット位置により各センサを識別して、アラーム情報を生成し、前記アラーム情報を前記幹線により各監視室の制御用CPUに配信し、特定の監視画像を前記モニタTVに表示させることを特徴とする。
【0008】
上記のように管理CPUを設けてシステム全体を管理することにより、全ての監視室の動作を統合して確実且つ円滑に制御できると共に、何れの監視領域で防災/防犯信号が発報された場合でも、全ての監視室にアラーム情報を配信でき、災害、盗難等の発生に迅速に対処することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
図1は、CATV技術を応用したブロードバンドLAN方式による映像監視システムの全体の構成例を示すシステムブロック図である。
【0010】
図1に示すように例えばスタジアムあるいはビル等の監視領域内に複数台の監視カメラ1a、1b、…が設置される。この場合の例では、監視カメラとしてドーム型カメラ1a、雲台付カメラ1b、固定ドーム型カメラ1cを設置した場合について示している。ドーム型カメラ1aは、例えば天井2等に設置され、監視方向を上下左右の任意方向に制御できると共にズーム機能を備えている。雲台付のカメラbは、雲台3により監視方向を上下左右の任意方向に制御できるようになっている。固定ドーム型カメラ1cは、天井2等に設置され、監視方向が固定となっている。1つの幹線には、例えば全体で76台程度のカメラを接続することができるが、複数の監視室から同時に制御できるカメラは例えば16台程度である。
【0011】
上記カメラ1a、1b、…は、例えばNTSC方式の映像信号を監視画像として出力する。上記ドーム型カメラ1aにより撮影された監視画像は、変調器4aで変調された後、同軸ケーブル5a及び混合器6aを介してブロードバンドLANによる幹線20aへ送られる。上記変調器4aで変調された監視画像は、混合器6aにより幹線20aの伝送信号に周波数多重され、双方向増幅器21で増幅された後、詳細を後述する監視室30a、30b、…へ送られる。
【0012】
また、上記監視室30a、30b、…から幹線20aにより送られてくるドーム型カメラ1aに対する制御信号は、混合器6aより同軸ケーブル5aを介してカメラ制御部7に入力される。このカメラ制御部7は、周波数可変の受信用高周波モデム(RFモデム)8により構成される。高周波モデム8は、例えば25〜49MHzの周波数範囲で例えば16チャンネルを設定できる半固定式のもので、上記監視室から送られてくるカメラ制御信号を復調し、ドーム型カメラ1aの方向やズーム倍率等を制御する。なお、各カメラにカメラID番号を設定することにより、1つの高周波モデム8に複数のカメラを接続して制御することが可能である。
【0013】
上記雲台付カメラ1bにより撮影された監視画像は、変調器4bで変調された後、同軸ケーブル5b及び混合器6bを介して幹線20aへ送られる。上記変調器4bで変調された監視画像は、混合器6bにより幹線20aの伝送信号に周波数多重され、双方向増幅器21で増幅された後、監視室30a、30b、…へ送られる。
【0014】
また、上記監視室から幹線20aにより送られてくる雲台付カメラ1bに対する制御信号は、混合器6bより同軸ケーブル5bを介して雲台制御部10に入力される。この雲台制御部10は、例えば周波数可変の受信用高周波モデム(RFモデム)11、MPU12、及びリレー13により構成される。上記高周波モデム11は、例えば25〜49MHzの周波数範囲で例えば16チャンネルを設定できる半固定式のもので、上記監視室から送られてくるカメラ制御信号を復調し、MPU12に入力する。MPU12は、高周波モデム11により復調された制御信号に従ってリレー13を制御し、雲台3の方向、すなわち雲台付カメラ1bの監視方向を制御する。
【0015】
上記固定ドーム型カメラ1cにより撮影された監視画像は、変調器4cで変調された後、同軸ケーブル5c及び混合器6cを介して幹線20aへ送られる。上記変調器4cで変調された監視画像は、混合器6bにより幹線20aの伝送信号に周波数多重され、双方向増幅器21で増幅された後、監視室30a、30b、…へ送られる。
【0016】
上記幹線20aには、分岐器22を介して管理CPU23が接続されると共に、監視室30a、30b、…が接続される。この監視室30a、30b、…は、例えば10個所程度設けられる。
【0017】
上記管理CPU23は、各監視室30a、30b、…に対して全体の管理を行なうもので、監視室30a、30b、…とはポーリングによりデータの授受を行なう。管理CPU23は、入力装置、表示装置(図示せず)を備えている。上記管理CPU23には、監視領域内の各所に設けられている防災用センサ、防犯用センサ(図示せず)から送られてくる複数の防災/防犯信号がS/P(シリアル/パラレル)変換器24を介して入力される。上記防災用センサとしては例えば煙検知センサ、火災検知センサ等が設けられ、防犯用センサとしては例えば赤外線侵入検知センサ、金庫の扉開放検知センサ、ドアの開放検知センサ等が設けられる。
【0018】
上記S/P変換器24は、複数の入力端子を備え、各入力端子に入力される防災/防犯信号をシリアルデータに変換して出力する。上記防災/防犯信号は、例えば通常時は“0”(オフ)、異常を検知した際に“1”(オン)となる信号である。S/P変換器24は、各入力端子に入力される防災/防犯信号を所定の順序でシリアルデータに変換して出力するので、管理CPU23はシリアルデータのビット位置により各センサを識別することができる。
【0019】
また、管理CPU23には、S/P変換器24から出力されるシリアルデータと各監視カメラ1a、1b、…のカメラ番号とを対応付けたアラーム用テーブルを設ける。このアラーム用テーブルには、アラーム情報として例えば各センサと該センサが設置されている監視領域を撮影する監視カメラの番号とを対応付けて設定する。この場合、防災用センサ及び防犯用センサとカメラ番号とを1対1に対応させても良いが、特定領域内にある複数のセンサに対して1台の監視カメラを対応させても良い。管理CPU23は、S/P変換器24からシリアルに出力される防災/防犯信号に基づいてアラーム用テーブルからカメラ番号等のアラーム情報を読出して各監視室30a、30b、…に配信する。
【0020】
次に監視室30aの詳細な構成について説明する。
監視室30aには、制御用CPU31が設けられる。この制御用CPU31には、警報音を発生するアラーム報知用のブザー39が接続されると共に入力装置/表示装置としてタッチパネル32が接続され、更に、監視領域内の各所に設けられている防災用センサ、防犯用センサから送られてくる防災/防犯信号がS/P(シリアル/パラレル)変換器33を介して入力される。この場合、S/P変換器33には、監視室30aの監視領域内の防災/防犯信号だけでなく、必要に応じて他の各紙領域における防災用センサ、防犯用センサからの防災/防犯信号が入力される。上記制御用CPU31に対する入力装置/表示装置としては、タッチパネル32の他、制御用PC(パーソナルコンピュータ)等を使用でき、また、入力装置と表示装置を別個に設けても良い。また、警報音を発生するブザー39に代えてスピーカを使用しても良い。
【0021】
上記S/P変換器33は、上記S/P変換器24と同様に複数の入力端子を備え、各入力端子に入力される防災/防犯信号を所定の順序でシリアルデータに変換して制御用CPU31に出力する。この制御用CPU31には、上記カメラ制御装置2と同様に各センサと各監視カメラ1a、1b、…のカメラ番号とを対応付けたアラーム用テーブルを設けている。制御用CPU31は、防災用センサ、防犯用センサから防災/防犯信号が発報されると、S/P変換器33から出力されるシリアルデータに基づいてアラーム用テーブルからカメラ番号等のアラーム情報を読出し、詳細を後述するようにブザー39及び警報ランプ55を駆動すると共に、4波復調器37a、37b、…のMPU41にカメラ番号を指示し、そのカメラ番号に対応して監視画像を選択してモニタTV54に表示させる。また、同時に制御用CPU31は、上記アラーム用テーブルから読み出したカメラ番号等を含むアラーム情報を管理CPU23に送出する。
【0022】
管理CPU23は、監視室30aからアラーム情報が送られてくると、このアラーム情報を高周波モデム(RFモデム)34を介して各監視室30a、30b、…に配信する。この場合、管理CPU23は、アラーム情報が送られてきた監視室に対しては、アラーム情報を配信しなくても良い。
【0023】
制御用CPU31には、上記高周波モデム34が接続され、この高周波モデム34は分岐器35aを介して幹線20aに接続される。制御用CPU31は、管理CPU23との間で、高周波モデム34を介してデータの授受を行なう。この場合、管理CPU23は、例えば70.08MHzの周波数を使用して制御用CPU31に対するポーリングを行ない、制御用CPU31は44.48MHzの周波数を使用して応答する。
【0024】
制御用CPU31には、更に通信用ドライバ/レシーバ36を介して復調器例えば4波復調器37a、37b、…に接続される。この4波復調器37a、37b、…は、同じ構成であるので、4波復調器37aについて構成を説明する。
【0025】
4波復調器37aは、MPU41、通信用ドライバ/レシーバ42、カメラ制御信号を送信するための可変高周波モデム(可変RFモデム)43、チューナ44a〜44dからなっている。4波復調器37aは、赤外線式リモコン(リモートコントローラ)38から送られてくる赤外線を受光して電気信号に変換する受光部40を備え、この受光部40により変換された電気信号をMPU41に入力する。MPU41は、赤外線式リモコン38から与えられる制御指示に従って動作する。リモコン38は、詳細を後述するように例えばカメラ選択指示、カメラ方向指示、画面選択指示等を与えることができる。
【0026】
MPU41は、リモコン38から操作信号が入力されると、制御用CPU31との間で、通信用ドライバ/レシーバ42、36を介してデータの授受を行ない、制御用CPU31からの指示に従って4波復調器37a内の動作制御を行なう。
【0027】
また、MPU41は、リモコン38により制御したいカメラの番号が指定された場合、制御用CPU31を介して管理CPU23の許可を受けた後、管理CPU23の指示に従って可変高周波モデム43の周波数(チャンネル)を設定し、その後、リモコン操作に応じたカメラ制御信号を可変高周波モデム43を介して出力する。可変高周波モデム43は、管理CPU23から制御用CPU31及びMPU41を介して与えられる制御指令により例えば25〜49MHzの周波数範囲で16チャンネルが可変設定できるようになっており、MPU41から出力されるカメラ制御信号を変調し、分岐器35bを介して幹線20aへ出力する。この幹線20aに出力されたカメラ制御信号は、周波数多重されてカメラ1a、1b、…側に送出される。
【0028】
なお、上記MPU41は、リモコン38により制御したいカメラの番号が指定された場合、制御用CPU31を経由せずに、可変高周波モデム43を介して直接管理CPU23の許可を受け、管理CPU23の指示に従って可変高周波モデム43の周波数(チャンネル)を設定するようにしても良い。
【0029】
そして、上記4波復調器37aには、チューナ44a〜44dの入力側に高周波スイッチ(RF−SW)51a〜51dが接続され、チューナ44a〜44dの出力側に4画面合成器53が接続される。この4画面合成器53には、モニタTV54が接続される。
【0030】
上記高周波スイッチ51a〜51dには、幹線20aにより送られてくる監視画像が分岐器35c及び4分配器52aを介して入力されると共に、他の幹線20bにより送られてくる監視画像が分岐器35d及び4分配器52bを介して入力される。
【0031】
上記リモコン38の操作に従って高周波スイッチ51a〜51d、チューナ44a〜44d、4画面合成器53を制御し、モニタTV54に4画面合成画像、あるいは選択された特定の1画像を表示する。
【0032】
また、上記モニタTV54の近傍には、例えば赤色の警報ランプ55が配置され、災害あるいは盗難等が発生した場合に制御用CPU31によって表示駆動される。
【0033】
監視室30b、…は、上記監視室30aと同様の構成としても良いが、図1に示したようにS/P変換器33を含む防災/防犯信号の入力系統を省略しても良い。この監視室30b、…への入力を省略した防災/防犯信号については、監視室30aに設けられたS/P変換器33、あるいは管理CPU23に接続されたS/P変換器24に入力する。
【0034】
上記のようにS/P変換器33を含む防災/防犯信号の入力系統を省略した監視室30b、…では、管理CPU23から配信されるアラーム情報を制御用CPU31で受信し、指定されたカメラ番号の監視画面をモニタTV54に表示すると共に、ブザー39、警報ランプ55を駆動して災害、盗難等の発生を監視者に知らせる。
【0035】
次に図1に示した映像監視システムの全体の動作を説明する。
まず、カメラ1a、1b、…の変調器4a、4b、4cの周波数をそれぞれ異なるチャンネルに設定すると共に、ドーム型カメラ1aに対する高周波モデム8のチャンネル、及び雲台付カメラ1bに対する雲台制御部10内の高周波モデム11のチャンネルをそれぞれ異なる値に設定する。
【0036】
また、管理CPU23に対し、その入力装置(図示せず)より、例えばカメラ1a、1b、…のカメラID番号(カメラ番号)と制御周波数等を対応付けたカメラ制御管理テーブルを作成して登録する。すなわち、カメラ1a、1b、…に関する各種設定データを管理CPU23に登録する。また、管理CPU23に設けたアラーム用テーブルには、S/P変換器24から出力されるシリアルデータ(防災/防犯信号)と特定のカメラ番号とを対応させて予め記憶させる。
【0037】
また、監視室30a、30b、…においても、タッチパネル32より各種設定を行ない、制御用CPU31に登録する。例えばカメラ1a、1b、…側の変調器4a、4b、…の設定チャンネルとチューナ44a〜44dのチャンネルとの関係等を制御用CPU31に登録する。また、制御用CPU31に設けたアラーム用テーブルには、管理CPU23のアラーム用テーブル同様にS/P変換器33から出力されるシリアルデータ(防災/防犯信号)と特定のカメラ番号とを対応させて予め記憶させる。
【0038】
そして、カメラ1a、1b、…により撮影された映像を監視室30a、30b、…にて監視する場合、MPU41は制御用CPU31の制御のもとに動作し、リモコン38の操作に応じて高周波スイッチ51a〜51d、チューナ44a〜44d、及び4画面合成器53を制御し、選択されたチャンネルの監視画像を4画面合成し、あるいは指定画面を拡大してモニタTV54に表示する。
【0039】
また、MPU41は、リモコン38により制御したいカメラの番号が指定された場合、制御用CPU31を介して管理CPU23に操作要求を出力する。
【0040】
管理CPU23は、例えば監視室30aから操作要求があった場合、他の監視室30b、…の動作状態をチェックし、動作が重複しなければ操作要求を許可し、動作が重複する場合には重複が解消するまで待ち、解消後に監視室30aの制御用CPU31に対して操作要求を許可する。この場合、管理CPU23は、制御用CPU31に対して操作要求を許可する共に、カメラの制御周波数(チャンネル)を指示する。
【0041】
制御用CPU31は、管理CPU23にて操作要求が受付けられると、MPU41に制御指令を送り、可変高周波モデム43の送信チャンネルを管理CPU23により指示されたチャンネルに設定し、カメラ制御指令を幹線20aを介してカメラ1a、1b側に送出する。
【0042】
カメラ1a、1b側では、可変高周波モデム43の設定チャンネルに対応した高周波モデム8あるいは高周波モデム11が可変高周波モデム43からのカメラ制御指令を受付ける。高周波モデム8がカメラ制御指令を受付けた場合には、その制御指令を復調してドーム型カメラ1aの監視方向、フォーカス等を調整する。また、雲台制御部10の高周波モデム11がカメラ制御指令を受付けた場合には、その制御指令を復調してMPU12に出力する。MPU12は、カメラ制御指令に従ってリレー13を駆動し、雲台3を回転させて監視方向を調整する。
【0043】
また、監視室30aでは、監視領域に設けられた防災用センサ及び防犯用センサから送られてくる防災/防犯信号をS/P変換器33で所定ビット数のシリアルデータに変換して制御用CPU31に出力する。防災/防犯信号は、通常の状態では“0”信号であり、S/P変換器33から出力されるシリアルデータも各防災/防犯信号に対応したビットが全て“0”となっている。
【0044】
防災用センサ、防犯用センサが異常を検出すると、そのセンサ出力が“1”となり、S/P変換器33から出力されるシリアルデータは異常を示す防災/防犯信号の対応ビットが“1”になる。
【0045】
制御用CPU31は、防災用センサ、防犯用センサから防災/防犯信号が発報されると、S/P変換器33から出力されるシリアルデータに基づいてアラーム用テーブルからカメラ番号等のアラーム情報を読出し、4波復調器37a、37b、…のMPU41にカメラ番号を指示し、そのカメラ番号に対応して監視画像を選択してモニタTV54に表示させる。
【0046】
更に、制御用CPU31は、ブザー39を駆動して異常の発生を報知すると共に、赤色の警報ランプ55を点灯して異常の発生を監視員に知らせる。監視員は、ブザー39あるいは警報ランプ55によって異常の発生を知り、モニタTV54に表示される異常発生領域の監視画面により詳細を確認して直ちに対処することができる。
【0047】
また、制御用CPU31は、管理CPU23からポーリングサービスを受けた際に、上記アラーム情報を管理CPU23に送信する。管理CPU23は、監視室30aからアラーム情報が送られてくると、全ての監視室30a、30b、…の制御用CPU31に対してアラーム情報を配信する。従って、異常が発生した監視室30a以外の監視室30b、…においても、モニタTV54に異常が発生した領域の監視画面が表示されると共に、ブザー39及び警報ランプ55が駆動される。
【0048】
また、管理CPU23は、監視室30aだけでなく、S/P変換器24を介して入力される防災/防犯信号によって異常を検出した場合においても、全ての監視室30a、30b、…の制御用CPU31に対してアラーム情報を配信する。
【0049】
このため各監視室30a、30b、…は、何れの監視領域で異常が発生した場合でも、管理CPU23から配信されるアラーム情報によって災害あるいは盗難等の発生を直ちに知ることができ、それに対処することができる。
【0050】
上記のように各監視室30a、30b、…に制御用CPU31を設けると共に、システム全体、すなわち各監視室30a、30b、…を管理する管理CPU23を設けることにより、全ての監視室30a、30b、…の動作を統合して確実且つ円滑に制御できると共に、どの監視領域で防災/防犯信号が発報された場合でも、全ての監視室30a、30b…にアラーム情報を配信でき、災害、盗難等の発生に迅速に対処することができる。
【0051】
なお、上記実施形態では、防災/防犯信号を管理CPU23及び監視室30aの制御用CPU31の両方に入力した場合について示したが、全ての防災/防犯信号をS/P変換器24を介して管理CPU23に入力しても良い。また、管理CPU23には防災/防犯信号を入力せず、例えば監視室30a等のS/P変換器33へ防災/防犯信号を入力するようにしても良い。
【0052】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、管理CPUを設けてシステム全体を管理することにより、全ての監視室の動作を統合して確実且つ円滑に制御できると共に、どの監視領域で防災/防犯信号が発報された場合でも、全ての監視室にアラーム情報を配信でき、災害、盗難等の発生に迅速に対処することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る映像監視システムを示す全体のシステム構成図。
【符号の説明】
1a…ドーム型カメラ
1b…雲台付カメラ
1c…固定ドーム型カメラ
2…天井
3…雲台
4a、4b、…、…変調器
5a、5b、…、…同軸ケーブル
6a、6b、…、…混合器
7…カメラ制御部
8…受信用高周波モデム(RFモデム)
10…雲台制御部
11…受信用高周波モデム(RFモデム)
12…MPU
13…リレー
20a、20b…幹線
21…双方向増幅器
22…分岐器
23…管理CPU
24…S/P変換器
30a、30b、…、…監視室
31…制御用CPU
32…タッチパネル
33…S/P変換器
34…高周波モデム
35a、35b、…、…分岐器
36…通信用ドライバ/レシーバ
37a、37b、…、…4波復調器
38…赤外線式リモコン(リモートコントローラ)
39…ブザー
40…受光部
41…MPU
42…通信用ドライバ/レシーバ
43…可変高周波モデム(可変RFモデム)
44a〜44d…チューナ
51a〜51d…高周波スイッチ
52a、52b…4分配器
53…4画面合成器
54…モニタTV
55…警報ランプ

Claims (4)

  1. 単一の幹線に接続された複数の監視カメラの監視映像信号をそれぞれ前記単一の幹線を介して複数の監視室で受信し、復調器により復調してモニタTVに表示する映像監視システムにおいて、
    前記幹線に接続されてシステム全体を管理する管理CPUと、各監視領域に設けられた複数の防災用センサ及び防犯用センサから送られてくる防災/防犯信号を所定の順序でシリアルデータに変換して前記管理CPUに出力する複数の入力端子を備えるS/P変換器と、
    前記各監視室に設けられ、前記管理CPUの制御のもとに前記復調器を制御する制御用CPUとを具備し、
    前記管理CPUは、各センサに対応付けたアラーム用テーブルを具備し、前記シリアルデータのビット位置により各センサを識別して、アラーム情報を生成し、前記アラーム情報を前記幹線により各監視室の制御用CPUに配信し、特定の監視画像を前記モニタTVに表示させることを特徴とする映像監視システム。
  2. 単一の幹線に接続された複数の監視カメラの監視映像信号をそれぞれ前記単一の幹線を介して複数の監視室で受信し、復調器により復調してモニタTVに表示する映像監視システムにおいて、
    前記幹線に接続されてシステム全体を管理する管理CPUと、
    前記各監視室に設けられ、前記管理CPUの制御のもとに前記復調器を制御する制御用CPUと、
    各監視領域に設けられた複数の防災用センサ及び防犯用センサから送られてくる防災/防犯信号を所定の順序でシリアルデータに変換して前記制御用CPUに出力する複数の入力端子を備えるS/P変換器とを具備し、
    前記制御用CPUは、各センサに対応付けされたアラーム用テーブルを具備し、前記シリアルデータのビット位置により各センサを識別して、アラーム情報を生成し、前記アラーム情報を前記幹線を介して前記管理CPUに送出し、該管理CPUは前記アラーム情報を前記幹線により各監視室の制御用CPUに配信し、特定の監視画像を前記モニタTVに表示させることを特徴とする映像監視システム。
  3. 前記各監視室は、前記管理CPUから送られてくるアラーム情報に基づいて警報音を発する警報発生手段を備えたことを特徴とする請求項1又は2記載の映像監視システム。
  4. 前記各監視室は、前記管理CPUから送られてくるアラーム情報に基づいて警報表示を行なう警報ランプを備えたことを特徴とする請求項1、2又は3記載の映像監視システム。
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