JP4068411B2 - シート繰出装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、長尺の帯状シートが巻回された複数のシートロールから帯状シートを連続的に繰り出すシート繰出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
容器等に装着されるシュリンクラベル等の筒状のラベルは、多数のラベルが繋がった状態でシート状に折り畳まれた長尺帯状のラベル形成基材を、ラベリング装置において順次切断することで個別のラベルを形成しながら容器等に装着するのが一般的であり、こういった長尺帯状のラベル形成基材のような帯状シートは、通常、ロール状に巻回されたシートロールとして供給されるため、ラベリング装置には、複数のシートロールから帯状シートを円滑かつ連続的に繰り出すことができるように、複数のシートロールを相互に接続した状態で多段に積み重ねたシートロール群から積極的に帯状シートを繰り出すシート繰出装置が並設されている。
【0003】
こういったシート繰出装置としては、例えば、図5及び図6に示すようなものがある。このシート繰出装置50は、図7に示すように、長尺の帯状シートSが巻回された複数のシートロールSRを相互に接続した状態で多段に積み重ねたシートロール群RGを回転可能に装着するシートロール装着台51と、このシートロール装着台51に装着されたシートロール群RGを回転させる駆動モータ52と、先端部が上下方向に揺動するように基端部が軸支された揺動アーム53とを備えており、シートロール群RGから繰り出された帯状シートSは、複数のターンバー54a〜54eを介して順次案内され、揺動アーム53の先端部の上方に固定設置された複数の固定ローラ55と、揺動アーム53の先端部に取り付けられた複数の可動ローラ53aとに交互に掛け渡された状態で、ラベリング装置等の帯状シートの引出装置に導かれている。
【0004】
このシート繰出装置50は、シートロール群RGを回転させることによって、帯状シートSを各シートロールSRから順次繰り出すようになっているが、帯状シートSを繰り出しているシートロールSRは、帯状シートSを繰り出すに従って徐々に小径になっていくので、一定の回転数でシートロール群RGを回転させると、帯状シートSの繰出速度が徐々に小さくなっていき、一定の速度で帯状シートSを引き出そうとしている引出装置側における帯状シートSの引出速度と、シート繰出装置50側における帯状シートSの繰出速度とがバランスしなくなり、シートロール群RGから円滑に帯状シートSを繰り出すことができなくなる。
【0005】
このように、引出装置側における帯状シートSの引出速度と、シート繰出装置50側における帯状シートSの繰出速度とがバランスしなくなると、揺動アーム53が揺動し始めるので、このシート繰出装置50では、揺動アーム53が所定状態に保持されるように、シートロール群RGの回転数、即ち、シートロール群RGを回転させている駆動モータ52の回転数を制御することで、各シートロールSRの径変化に影響を受けることなく、常時、引出装置側における帯状シートSの引出速度とシート繰出装置50側における帯状シートSの繰出速度とが適切な範囲内でバランスするように、シートロール群RGから帯状シートSを連続的に繰り出すことができるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、帯状シートSが、表面滑り性の良好な素材によって形成されている場合は、上述したシート繰出装置50によって、帯状シートSを円滑に繰り出すことができるが、例えば、帯状シートSが、表面滑り性の悪い素材によって形成された弾性伸縮性シートのような場合は、帯状シートSを案内している複数のターンバー54a〜54eに対する接触抵抗が大きくなるので、ターンバー54a〜54e部分で帯状シートSを円滑に繰り出すことができなくなることがあり、それに伴って揺動アーム53が上方側に回動し始めることになる。
【0007】
このように、揺動アーム53が上方側に回動し始めると、揺動アーム53を所定の高さ位置に保持しようとして、駆動モータ52の回転数が上昇し、シートロールSRからの帯状シートSの繰出量が大きくなるので、その結果、シートロールSRから繰り出された帯状シートSに弛みが発生し、その弛みを吸収しようとして、揺動アームが下方側に回動し始めることになるが、揺動アームが下方側に回動するだけでは、その弛みを確実に吸収することができず、シートロール装着台51におけるシートロール群RGの回転軸に帯状シートSがからみついたり、シートロールSRから繰り出された帯状シートSがターンバー54a〜54e部分で垂れ下がってしまい、帯状シートSを繰り出すことができない状態に陥ってしまうといった問題が発生するおそれがある。
【0008】
そこで、この発明の課題は、帯状シートが表面滑り性の悪い素材等によって形成されている場合であっても、円滑に繰り出すことができるシート繰出装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及びその効果】
上記の課題を解決するため、この発明は、長尺の帯状シートが巻回された複数のシートロールから前記帯状シートを連続的に繰り出すことができるように、複数の前記シートロールを相互に接続した状態で多段に積み重ねたシートロール群を回転可能に装着するシートロール装着台と、前記シートロール装着台に装着された前記シートロール群を回転させる回転駆動手段と、前記シートロール群から繰り出された前記帯状シートを所定の送出経路に案内する複数の案内部と、前記シートロール群から前記帯状シートを引き出そうとしている引出装置側における前記帯状シートの引出速度と、前記シートロール群からの前記帯状シートの繰出速度とが略一致するように、前記シートロール群の回転数を制御する制御手段とを備えたシート繰出装置において、前記案内部を介して前記シートロール群から繰り出される前記帯状シートに弛みが生じないように、前記帯状シートを補助的に送出する補助送出手段、前記案内部の下流側に設けられており、前記補助送出手段は、前記シートロール群からシート案内部を介して繰り出された前記帯状シートを挟み込む一対の駆動ローラ及び従動ローラと、最高出力周波数及び最高出力電圧を設定する機能を備えたインバータが付設された、前記駆動ローラを回転させる駆動モータとから構成されており、前記駆動モータは、無負荷状態における前記駆動ローラ及び前記従動ローラによる前記帯状シートの送出速度が、下流側に設置される引出装置による帯状シートの最高引出速度を上回るように、その最高出力周波数が設定されており、しかも、その最高出力周波数における最高出力電圧が、前記帯状シートに適正なテンションがかかった通常状態で、前記帯状シートが繰り出されているときに、定格電流値を上回らないように設定されていることを特徴とするシート繰出装置を提供することにある。
【0010】
以上のように、このシート繰出装置では、案内部を介してシートロール群から繰り出される帯状シートに弛みが発生し始めると、案内部の下流側に設けられた補助送出手段によって、帯状シートが強制的に下流側に送出されるようになっているので、帯状シートに発生し始めた弛みが即座に解消されることになる。
【0011】
従って、帯状シートが表面滑り性の悪い素材等によって形成されている場合であっても、ほとんど弛みのない状態で帯状シートを繰り出すことができるので、従来のシート繰出装置のように、帯状シートがシートロール装着台の回転軸にからみついたり、案内部で垂れ下がったりすることがなく、帯状シートを形成している素材の如何に拘わらず、帯状シートを円滑かつ確実に繰り出すことができる。また、このシート繰出装置では、補助送出手段を構成している駆動ローラを、低トルク、高回転の駆動モータで駆動することによって、シートロール群から繰り出された帯状シートに弛みが発生し始めることに伴って、帯状シートにかかるテンションが小さくなると、駆動ローラの回転数が自然に上昇し、発生し始めた帯状シートの弛み分が即座に送出されるので、繰り出された帯状シートにかかるテンションの変動を検出する検出手段や、帯状シートにかかるテンションの変動に応じて駆動ローラの回転数を可変させる制御手段等が不要となり、帯状シートに弛みが生じないように、帯状シートを送出するといった補助送出手段の機能を、簡単な構成で廉価に実現することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1〜図3に示すように、このシート繰出装置1は、長尺の帯状シートSが巻回された複数のシートロールSRを多段に積み重ねたシートロール群RGを回転させることによって、各シートロールSRから帯状シートSを繰り出すシート繰出部10と、このシート繰出部10から繰り出された帯状シートSを所定の送出経路に沿って案内するシート案内部20と、シート繰出部10からシート案内部20を介して繰り出された帯状シートSを必要に応じて補助的に送出する補助送出部30と、シート繰出装置1から繰り出された帯状シートSを使用するラベリング装置等の引出装置側における帯状シートSの引出速度と、シート繰出装置1における帯状シートSの繰出速度とがバランスしているか否かを検出するバランス検出部40とを備えている。
【0013】
前記シートロール群RGを構成しているシートロールSRは、図7に示すように、相互に回転しないように、周り止めされた状態で多段に積み重ねることができるリールRにそれぞれ装着されており、各シートロールSRは、上段のシートロールSRにおける帯状シートSの巻始部分を隣接する下段のシートロールSRにおける帯状シートSの巻終部分に接続するといった具合に、順次接続されており、多段に積み重ねられた複数のシートロールSR間にわたって帯状シートSを連続的に繰り出すことができるようになっている。
【0014】
前記シート繰出部10は、シートロール群RGを回転可能に装着するシートロール装着台11と、このシートロール装着台11に装着されたシートロール群RGを回転させる駆動モータ12とから構成されており、駆動モータ12には、その回転数を変化させることができるように、インバータが付設されている。なお、シートロール装着台11には、フロア上を水平移動させるためのキャスタ13が取り付けられている。
【0015】
前記シート案内部20は、シート繰出部10から繰り出された帯状シートSを方向転換させる5本のターンバー21〜25を備えており、5本のターンバー21〜25のうち、中間のターンバー23を介して相互に離れた位置に設けられている2本のターンバー22、24については、帯状シートSがその幅方向の全長にわたって略均一に接触するように、湾曲させてある。従って、シート繰出部10によってシートロール群RGから繰り出された帯状シートSは、5本のターンバー21〜25によって順次方向転換しながら、所定の送出経路に沿って補助送出部30まで案内されるようになっている。
【0016】
前記補助送出部30は、シート繰出部10からシート案内部20を介して繰り出された帯状シートSを挟み込む一対の駆動ローラ31及び従動ローラ32と、駆動ローラ31を回転させる駆動モータ33とから構成されており、駆動モータ33には、最高出力周波数及び最高出力電圧を設定する機能を備えたインバータが付設されている。
【0017】
前記駆動モータ33は、無負荷状態における駆動ローラ31及び従動ローラ32による帯状シートSの送出速度が、下流側に設置される引出装置による帯状シートSの最高引出速度を上回るように、その最高出力周波数が設定されており、しかも、その最高出力周波数における最高出力電圧を通常より低く設定することによって、低トルク、高回転で駆動されるようになっている。
【0018】
従って、補助送出部30の上流側において、帯状シートSにテンションがかかった状態、即ち、駆動モータ33に負荷がかかった状態で、帯状シートSが繰り出されているときは、そのときの帯状シートSの繰出速度に同調するように、最高出力周波数に対応する最大回転数を下回る低い回転数で駆動ローラ31が回転することになるが、補助送出部30の上流側において、帯状シートSに弛みが発生し始めることによって、帯状シートSにかかるテンションが小さくなると、即ち、駆動モータ33にかかる負荷が小さくなると、駆動ローラ31の回転数が上昇し、補助送出部30の上流側において、帯状シートSに弛みが生じないように、帯状シートSを強制的に送出するようになっている。なお、駆動モータ33への最高出力電圧は、帯状シートSに適正なテンションがかかった通常状態で、帯状シートSが繰り出されているときに、駆動モータ33の定格電流値を上回らないように、設定しなければならないことはいうまでもない。
【0019】
前記バランス検出部40は、先端部が上下方向に揺動するように基端部が軸支された揺動アーム41と、揺動アーム41の先端部に取り付けられた2個の可動ローラ42と、揺動アーム41の先端部の上方に固定設置された2個の固定ローラ44とを備えており、補助送出部30から送出された帯状シートSは、2個の可動ローラ42及び2個の固定ローラ44に交互に掛け渡された状態で、下流側に設置されるラベリング装置等の引出装置に送出されるようになっている。
【0020】
従って、引出装置側における帯状シートSの引出速度がシート繰出装置1における帯状シートSの繰出速度より大きい場合は、揺動アーム41の先端部が上昇し、引出装置側における帯状シートSの引出速度がシート繰出装置1における帯状シートSの繰出速度より小さい場合は、揺動アーム41の先端部が降下するので、揺動アーム41が揺動するか否かによって、引出装置側における帯状シートSの引出速度と、シート繰出装置1における帯状シートSの繰出速度とがバランスしているか否かを検出することができる。
【0021】
前記揺動アーム41の回動軸には、揺動アーム41の角度を検出するポテンションメータ43が取り付けられており、このポテンションメータ43によって検出された揺動アーム41の角度信号が図示しない制御手段に入力され、この制御手段によって、揺動アーム41が所定の角度に保持されるように、駆動モータ12の回転数がフィードバック制御されるようになっている。これによって、各シートロールSRの径変化に影響を受けることなく、下流側に設置されるラベリング装置等の引出装置側における帯状シートSの引出速度とシートロール群RGからの帯状シートSの繰出速度とがバランスし、引出装置がシートロール群RGから帯状シートSを円滑に引き出すことができるようになっている。
【0022】
以上のように構成されたシート繰出装置1における帯状シートSの繰出動作について、図4を参照しながら説明する。駆動モータ12を回転させることによって、最上段のシートロールSRからの帯状シートSの繰り出しが開始されると(同図(a)▲1▼)、シートロールSRの径が徐々に小さくなっていくが、上述したように、このシート繰出装置1では、揺動アーム41が所定の角度に保持されるように、駆動モータ12の回転数が制御されるので、シートロールSRの回転数が徐々に大きくなり(同図(a)▲1▼〜▲2▼)、シートロールSRの径変化に影響を受けることなく、下流側に設置されるラベリング装置等の引出装置側における帯状シートSの引出速度とシートロール群RGからの帯状シートSの繰出速度とが適切な範囲でバランスした状態で、引出装置によってシートロール群RGから帯状シートSが円滑に引き出される。
【0023】
このように、引出装置側における帯状シートSの引出速度とシートロール群RGからの帯状シートSの繰出速度とがバランスした状態で、帯状シートSが円滑に送出されているときは、補助送出部30の上流側において、帯状シートSにテンションがかかった状態となっているので、上述したように、補助送出部30の駆動ローラ31は、帯状シートSの繰出速度に同調するように、最大回転数を下回る低い回転数で定速回転している(同図(b)▲1▼〜▲3▼)。
【0024】
ここで、帯状シートSが表面滑り性の悪い素材によって形成されているため、ターンバー21〜25に対する接触抵抗が大きくなり、帯状シートSを円滑に繰り出すことができなくなると(同図(a)▲2▼)、引出装置側における帯状シートSの引出速度とシートロール群RGからの帯状シートSの繰出速度とのバランスが一時的に崩れるので、このアンバランスを吸収するために、揺動アーム41が上方側に回動し始めるが、揺動アーム41の回動を抑えようとして、駆動モータ12の回転数が急激に上昇することになる(同図(a)▲2▼〜▲3▼)。また、同図(b)には示していないが、帯状シートSの繰出不良が発生すると、補助送出部30における帯状シートSの送出速度が一時的に低下するので、これに伴って、駆動ローラ31の回転数が若干低下することになる。
【0025】
このように、駆動モータ12の回転数が急激に上昇すると、シートロール群RGからの帯状シートSの繰出量が一時的に大きくなって、ターンバー21〜25部分で帯状シートSに弛みが発生し始め(同図(a)▲3▼)、補助送出部30の上流側において、帯状シートSにかかるテンションが小さくなるので、上述したように、駆動ローラ31の回転数が上昇し、補助送出部30が帯状シートSの弛み分を強制的に送出し始める(同図(b)▲3▼)。
【0026】
このように、補助送出部30によって、帯状シートSの弛み分が強制的に送出されると(同図(a)▲4▼)、補助送出部30の上流側において、帯状シートSにかかるテンションも大きくなるので、一時的に上昇した駆動ローラ31の回転数が初期の回転数まで低下し(同図(b)▲4▼)、帯状シートSの引出速度とシートロール群RGからの帯状シートSの繰出速度とがバランスした状態に復帰する。
【0027】
以上のように、このシート繰出装置1では、ターンバー21〜25を介してシートロール群RGから繰り出される帯状シートSに弛みが発生し始めると、ターンバー21〜25の下流側に設けられた補助送出部30によって、帯状シートSの弛み分が強制的に下流側に送出されるようになっているので、帯状シートSに発生し始めた弛みが即座に解消されることになる。
【0028】
従って、帯状シートSが表面滑り性の悪い素材によって形成されている場合であっても、ほとんど弛みのない状態で帯状シートSを繰り出すことができるので、従来のシート繰出装置のように、帯状シートがシートロール装着台の回転軸にからみついたり、ターンバー部分で垂れ下がったりすることがなく、帯状シートSを形成している素材の如何に拘わらず、帯状シートSを円滑かつ確実に送出することができる。
【0029】
また、このシート繰出装置1では、補助送出部30を構成している駆動ローラ31を、低トルク、高回転の駆動モータ33で駆動することによって、シート繰出部10から繰り出された帯状シートSに弛みが発生し始めることに伴って、帯状シートSにかかるテンションが小さくなると、駆動ローラ31の回転数が自然に上昇し、発生し始めた帯状シートSの弛み分が即座に送出されるようになっているので、繰り出された帯状シートSにかかるテンションの変動を検出する検出手段や、帯状シートSにかかるテンションの変動に応じて駆動ローラの回転数を可変させる制御手段等が不要となり、帯状シートに弛みが生じないように、帯状シートを送出するといった補助送出部の機能を、簡単な構成で廉価に実現することができる。
【0030】
なお、上述した実施形態では、揺動アーム41が所定の状態に保持されるように、シートロール群RGの回転数を制御することで、引出装置側における帯状シートの引出速度とシートロール群RGから繰り出される帯状シートSの繰出速度とをバランスさせるようにしているが、これに限定されるものではなく、例えば、固定ローラ44の下方側に自由に昇降する可動ローラを設けると共に固定ローラ44と可動ローラとに帯状シートSを掛け渡し、可動ローラが所定の高さ位置に保持されるように、シートロール群RGの回転数を制御することも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかるシート繰出装置の一実施形態を示す平面図である。
【図2】同上のシート繰出装置を示す側面図である。
【図3】同上のシート繰出装置における天板部分を取り外した状態を示す平面図である。
【図4】(a)、(b)は同上のシート繰出装置における帯状シートの繰出動作を説明するための動作説明図である。
【図5】従来のシート繰出装置を示す平面図である。
【図6】同上のシート繰出装置を示す側面図である。
【図7】シート繰出装置に装着されるシートロール群を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 シート繰出装置
10 シート繰出部
11 シートロール装着台
12 駆動モータ(回転駆動手段)
20 シート案内部
21、22、23、24、25 ターンバー(案内部)
30 補助送出部(補助送出手段)
31 駆動ローラ
32 従動ローラ
33 駆動モータ
40 バランス検出部
41 揺動アーム
42 可動ローラ
43 ポテンションメータ
44 固定ローラ
S 帯状シート
SR シートロール
RG シートロール群

Claims (1)

  1. 長尺の帯状シートが巻回された複数のシートロールから前記帯状シートを連続的に繰り出すことができるように、複数の前記シートロールを相互に接続した状態で多段に積み重ねたシートロール群を回転可能に装着するシートロール装着台と、
    前記シートロール装着台に装着された前記シートロール群を回転させる回転駆動手段と、
    前記シートロール群から繰り出された前記帯状シートを所定の送出経路に案内する複数の案内部と、
    前記シートロール群から前記帯状シートを引き出そうとしている引出装置側における前記帯状シートの引出速度と、前記シートロール群からの前記帯状シートの繰出速度とが略一致するように、前記シートロール群の回転数を制御する制御手段とを備えたシート繰出装置において、
    前記案内部を介して前記シートロール群から繰り出される前記帯状シートに弛みが生じないように、前記帯状シートを補助的に送出する補助送出手段、前記案内部の下流側に設けられており、
    前記補助送出手段は、前記シートロール群からシート案内部を介して繰り出された前記帯状シートを挟み込む一対の駆動ローラ及び従動ローラと、最高出力周波数及び最高出力電圧を設定する機能を備えたインバータが付設された、前記駆動ローラを回転させる駆動モータとから構成されており、
    前記駆動モータは、無負荷状態における前記駆動ローラ及び前記従動ローラによる前記帯状シートの送出速度が、下流側に設置される引出装置による帯状シートの最高引出速度を上回るように、その最高出力周波数が設定されており、しかも、その最高出力周波数における最高出力電圧が、前記帯状シートに適正なテンションがかかった通常状態で、前記帯状シートが繰り出されているときに、定格電流値を上回らないように設定されていることを特徴とするシート繰出装置。
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