JP4067751B2 - 車輪軸受装置の加締方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車の車輪を回転自在に支持する車輪軸受装置の転動体に予圧を付与するために行われる車輪軸受装置の加締方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、図4に示すように内方部材2と外方部材4の間に複列の転動体5を介在させた車輪軸受装置1においては、円筒状の内方部材2の一端部3を揺動型の加締用ポンチ7で内側から外側へ向けて加締めることにより前記転動体5に適正な予圧(負の隙間)を付与している。
【0003】
この加締方法としては、ドイツ特許DE19613441A1で知られているように加締部を冷間加工する際に、内方部材2の端部3における荷重−変位曲線を求めて、この変位曲線の終点が必要な予圧量に比例した荷重所定値となるようにポンチ7を制御する方法があり、その他、ポンチ7の下死点を一定にして加締める一般的な方法がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、内方部材2の端部3における荷重−変位曲線を求めて荷重が所定値となるようにポンチ7を制御する加締方法の場合、荷重所定値に対する実加工時の荷重のバラツキや、素材の硬さや寸法のバラツキが、そのまま予圧量にバラツキとして現れて適正な範囲内で予圧量を制御することが難しい。また、ポンチ7の下降速度を上げるほど荷重の勾配が大きくなって荷重制御の精度が悪くなることから、ポンチ7の下降速度を低めに設定して実加工しているために加工能率を上げることが難しい。
【0005】
また、ポンチの下死点を一定にした一般的な加締方法の場合、ポンチの下降速度を上げて加工効率を上げることができ、素材の硬さのバラツキによる予圧のバラツキが少なくなる。しかしながら、素材の寸法のバラツキによって予圧量のバラツキが大きくなることが避けられないという問題を残している。
【0006】
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、予圧量のバラツキを抑制した高信頼度の車輪軸受装置の加締方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、肩部を有する軸部材に複列の内輪部材を嵌合した内方部材と、その内方部材に相対回転可能に配置した外方部材と、その外方部材および前記内方部材の内外周に形成された複列の軌道面間に介在させた複列の転動体とを備え、前記軸部材の一端部を加締用ポンチにより加締めて内輪部材を軸方向に押し込むことで転動体に予圧を付与する車輪軸受装置の加締方法において、前記軸部材の肩部に当接する所定位置まで内輪部材を嵌合し、その内輪部材の端面から軸部材の基準面までの軸方向寸法を測定し、その寸法と基準寸法との差の分だけ前記加締用ポンチの下降端を上下させて前記加締用ポンチの下死点を制御し、軸部材の加締部の作り頭高さが所定値となるように加締めることを特徴とする。
【0008】
ここで、内方部材における軸部材と内輪部材は、駆動車輪の軸受装置と従動車輪の軸受装置で構造が自ずと相違するが、いずれも軸部材の一端部をポンチで加締めて転動体に予圧を付与する構造である。本発明においては、軸部材の加締部の作り頭高さが一定になるように加締める。このような加締方法は、本発明者が軸部材の加締部における加工荷重と加締後の素材変形を詳しく検証した結果得られたものである。
【0009】
請求項2の発明は、外周に車輪取付用フランジと複列の軌道面を有する内方部材と、外周に車体取付用フランジを有し、内周に複列の軌道面を有する外方部材と、前記内外方部材の軌道面間に収容された複列の転動体とを備え、前記内方部材が、車輪取付用フランジと一方の軌道面を有するハブ輪と、そのハブ輪に圧入され、他方の軌道面を有する内輪とからなる車輪軸受装置に適用したものであり、前記内輪をハブ輪に所定位置まで圧入した後、ハブ輪の一端部を加締用ポンチにより加締めることによって転動体に予圧を付与するに際して、前記内輪の端面からハブ輪の基準面までの軸方向寸法を測定し、その寸法と基準寸法との差の分だけ前記加締用ポンチの下降端を上下させて加締用ポンチの下死点を制御し、ハブ輪の加締部の作り頭高さが所定値となるように加締めることを特徴とする。
【0010】
また、請求項3の発明は、外周に車輪取付用フランジと複列の軌道面を有する内方部材と、外周に車体取付用フランジを有し、内周に複列の軌道面を有する外方部材と、前記内外方部材の軌道間に収容された複列の転動体とを備え、前記内方部材が、車輪取付用フランジと一方の軌道面を有するハブ輪と、そのハブ輪に嵌合され、他方の軌道面を有する等速自在継手の外側継手部材とからなる車輪軸受装置に適用したものであり、前記外側継手部材をハブ輪に所定位置まで嵌合した後、外側継手部材の一端部を加締用ポンチにより加締めることによって転動体に予圧を付与するに際して、前記ハブ輪の端面から外側継手部材の基準面までの軸方向寸法を測定し、その寸法と基準寸法との差の分だけ前記加締用ポンチの下降端を上下させて加締用ポンチの下死点を制御し、外側継手部材の加締部の作り頭高さが所定値となるように加締めることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施形態を説明する。
【0012】
図1(A)(B)に示す車輪軸受装置は従動車輪用のもので、外周に複列の軌道面11,12を有する内方部材、つまり、肩部13を有し、一方の軌道面11が形成された軸部材であるハブ輪10およびそのハブ輪10に嵌合され、他方の軌道面12が形成された内輪部材である内輪20と、内周に複列の軌道面31,32を有する外方部材である外輪30と、ハブ輪10および内輪20の軌道面11,12と外輪30の軌道面31,32間に転動自在に介在した複列の転動体40とを主要な構成要素とする。なお、転動体40は保持器50で保持されている。
【0013】
ハブ輪10の外周に車輪取付用フランジ14が周設され、そのフランジ14の円周方向等分位置にホイールディスク締結用ハブボルト15により車輪(図示せず)が固定される。内輪20は、ハブ輪10のフランジ14と反対側に位置する小径軸部に肩部13と当接する所定位置まで圧入されている。また、外輪30は、その外周に周設されたフランジ33により車体(図示せず)に取り付けられる。
【0014】
ハブ輪10および内輪20と外輪30の両端部に位置する環状空間には、一対の密封装置60が配置されている。この密封装置60は、軸受内部に充填された潤滑グリースの漏洩を防止し、また、外部から異物や泥水等が侵入するのを防止する。
【0015】
図1(A)は加締前、図1(B)は加締後の車輪軸受装置を示す。図1(A)は、内輪20がハブ輪10に肩部13と当接する所定位置まで圧入された状態を示し、このときハブ輪10の円筒状端部10aが内輪20の端面21から突出する。図1(B)に示すようにこの突出した端部10aを加締用ポンチ7で加締めることにより、転動体40に適正な予圧量が付与される。
【0016】
ポンチ7は例えば上下揺動式のもので、車輪軸受装置を固定手段(図示せず)により垂直に固定した状態で、ハブ輪10の端部10aの真上からポンチ7を揺動回転させながら下降させ、その端部10aを内輪20の端面21に向けて徐々に加締めて図1(B)に示すような加締部10bを形成する。
【0017】
この実施形態の加締方法は、図1(A)の加締前の状態で、内輪20の端面21からハブ輪10の基準面、例えば端面16までの軸方向寸法T1(以下、単に寸法と称す)を測定し、その寸法T1に応じてハブ輪10の端部10aをポンチ7により加締めるときの下死点を制御して、図1(B)に示すようにポンチ7による加締部10bの作り頭高さHが所定値となるように加締める。この加締方法の詳しい技術内容を図2を参照して説明する。
【0018】
図2中のWは、ポンチ7による加締に要する加工荷重であり、その加締時にハブ輪10で軸方向に働く力をW1,内輪20で軸方向に働く力をW2とし、また、図2や図1(B)に示す加締後において、内輪20の端面21からハブ輪10の端面16までの寸法をT2とする。
【0019】
また、図1(A)に示す寸法T1が大き過ぎも小さ過ぎもしない、いわゆる最適値TxのときのW1とW2の比をKとし、K=(W1/W2)とする。なお、Kは、W1とW2の大小関係を説明するための便宜上のもので、その値を実際に測定して求めるものではない。
【0020】
ここで、図1(B)のポンチ7による加締時において、従来のようにポンチ7の下死点を一定にして加工したとすると、次の(1)〜(3)の不具合が発生する。
【0021】
(1)加締前の寸法T1が前記最適値Txより小さい場合、加締部10bの作り頭高さHが大きくなり、加締部10bが内輪20の端面21と接する面積が小さくなることで、W2がW1に対して相対的に小さくなり、K<(W1/W2)となる。したがって、加締の終了後にポンチ7を上昇させて荷重を除去したとき、ハブ輪10と内輪20が共にスプリングバックで寸法が伸びるが、K=(W1/W2)のときに比べて内輪20の伸び量が小さく、ハブ輪10の伸び量が大きくなる。その結果、加締による予圧の増加分ΔT=T2−T1が減少する。
【0022】
(2)逆に、加締前の寸法T1が前記最適値Txより大きい場合は、加締部10bの作り頭高さHが小さくなり、加締部10bが内輪20の端面21と接する面積が大きくなることでW2がW1に対して相対的に大きくなり、K>(W1/W2)となる。したがって、加締の終了後にポンチ7を上昇させて荷重を除去したとき、ハブ輪10と内輪20が共にスプリングバックで寸法が伸びるが、K=(W1/W2)のときに比べて内輪20の伸び量が大きく、ハブ輪10の伸び量が小さくなる。その結果、加締による予圧の増加分ΔT=T2−T1が増加する。
【0023】
(3)つまり、ポンチ7の下死点を一定にして加締めると、加締前の寸法T1のバラツキによって加締後に荷重を除去したとき、ハブ輪10と内輪20のスプリングバック量の差にバラツキが現れ、その結果、加締による予圧の増加分ΔT=T2−T1のバラツキが大きくなることを避けることは困難であった。
【0024】
そこで、前記(3)の予圧の増加分ΔT=T2−T1のバラツキを抑制するため、図1(B)の加締時におけるポンチ7の下死点を変動させて加締部10bの作り頭高さHを一定にすることで加締部10bが内輪20の端面21と接する面積を一定にして、加締時の加工荷重Wのうちハブ輪10に働く力W1と内輪20に働く力W2の割合(W1/W2)を一定にした。このようにすることで、加締による予圧の増加分ΔT=T2−T1のバラツキが抑制される。具体的には、次の(4)或いは(5)の手法を実行すればよい。
【0025】
(4)図1(A)で示す寸法T1を測定し、この寸法T1が製品の基準寸法である最適値Txより大きい場合は、その差(T1−Tx)の分だけポンチ7の下降端を上昇させることによりポンチ7の下死点を制御する。また、図1(A)で示す寸法T1を測定し、この寸法T1が製品の基準寸法である最適値Txより小さい場合は、その差(Tx−T1)の分だけポンチ7の下降端を下げることによりポンチ7の下死点を制御する。
【0026】
このように寸法に応じてポンチ7の下降端を上下させてポンチ7の下死点を制御することにより、図1(B)の加締部10bの作り頭高さHが所定値となるように加締めることができ、ポンチ7の下死点を自動制御する機能を加締装置に組み込むことで、加工能率を下げることなく車輪軸受装置の転動体に必要な予圧量を正確に付与することができ、予圧量のバラツキが確実に抑制される。
【0027】
(5)前記(4)では、固定状態の車輪軸受装置に対してポンチ7の下降端を上下させることによりポンチ7の下死点を制御する場合について説明したが、車輪軸受装置を昇降台等に載置し、寸法T1に応じて車輪軸受装置を上下動させることによりポンチ7の下死点を制御し、加締部10bの作り頭高さHが所定値となるように加締めるようにしてもよい。
【0028】
なお、加締前の寸法T1は、図1(A)に示すようにハブ輪10の端面16を基準面としたものであるが、ハブ輪10の他の所定箇所、例えばフランジ14の外側端面17を基準面とし、このフランジ14の端面17から内輪20の端面21までの寸法をT1としてもよい。
【0029】
以上の実施形態は従動車輪軸受装置に適用した場合であり、本発明は駆動車輪軸受装置にも適用可能である。例えば、図3(A)(B)は駆動車輪軸受装置を示し、図1(A)(B)と同一部分には同一参照符号を付す。図1の車輪軸受装置と相違するところは、内方部材が、軸部材である等速自在継手の外側継手部材70と内輪部材であるハブ輪80とからなる点にある。なお、図3(A)は加締前、図3(B)は加締後の車輪軸受装置を示す。
【0030】
等速自在継手の外側継手部材70のマウス部72とステム部71の間の外周と、ハブ輪80の外周とに軌道面11,12をそれぞれ形成し、その複列の軌道面11,12と外輪30の内周に形成された複列の軌道面31,32との間に転動体40が収納される。ハブ輪80の外周に周設されたフランジ81にハブボルト82により車輪(図示せず)が固定される。
【0031】
外側継手部材70のステム部71の外周にハブ輪80がスプライン結合させて圧入される。この圧入はハブ輪80の端面が外側継手部材70の肩部73と当接する所定位置まで行われ、このとき、図3(A)に示すようにステム部71の円筒状の端部71aがハブ輪80の外側端面83から突出し、この突出した端部71aをハブ輪80の外側端面83に向けて加締めることにより、図3(B)に示す加締部71bとなる。
【0032】
図3の車輪軸受装置においても、まず、図3(A)に示すようにハブ輪80の外側端面83から外側継手部材70の基準面、つまり、マウス部72の端面74までの寸法T1を測定する。そして、図1の実施形態の場合と同様、その寸法T1と最適値Txの差に対応させてポンチ7の下死点を制御して、外側継手部材70の加締部71bの作り頭高さHが一定となるように加締める。
【0033】
このようにして加締動作を終了すれば、図1の実施形態の場合と同様、加工能率を下げることなく車輪軸受装置における転動体に必要な予圧量を正確に付与することができ、予圧量のバラツキが確実に抑制される。
【0034】
なお、図3の車輪軸受装置の場合、加締前の寸法T1は、マウス部72の端面74を基準面としたものであるが、その他、マウス部72の底部やマウス部72の外周の所定箇所を基準面とすることも可能である。
【0035】
【実施例】
加締用ポンチの下死点を一定にして加締めた従来の方法による比較例と、加締用ポンチの下死点を加締前の寸法T1に応じて制御して加締めた本発明の方法による実施例の実験データを表1に示す。なお、比較例はサンプル数n=48個であり、その内の24個は素材硬さがHRC28であり、残り24個は素材硬さがHRC15である。また、実施例はサンプル数n=10個で、その内の6個は素材硬さがHRC28であり、残り4個は素材硬さがHRC15である。
【0036】
【表1】
Figure 0004067751
【0037】
表1から分かるように、比較例に比べて実施例は、加締前の寸法T1のレンジが約3.7倍(523μm÷143μm)であっても、予圧量の増加分ΔT=T2−T1のレンジが約0.64倍(27μm÷42μm)となり、本発明の有効性が実証された。
【0038】
【発明の効果】
本発明のように、車輪軸受装置の転動体に予圧を付与する加締加工を、加締前の軸部材と内輪部材の相対軸方向寸法に基づいて加締用ポンチの下死点を制御して加締部の作り頭高さが所定値となるようにしたことで、軸部材の加締部の寸法形状や硬度のバラツキにほとんど影響を受けることなく、而も、加締用ポンチによる加工能率を落とすことなく、転動体に必要な予圧量を正確に付与することができ、予圧量のバラツキが抑制されて信頼性の高い車輪軸受装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明に係る実施形態を示す車輪軸受装置の加締前の縦断面図、(B)は加締後の縦断面図である。
【図2】図1の車輪軸受装置の拡大断面図である。
【図3】(A)は本発明に係る他の実施形態を示す車輪軸受装置の加締前の縦断面図、(B)は加締後の縦断面図である。
【図4】従来の技術を説明するための車輪軸受装置の加締時の縦断面図である。
【符号の説明】
7 加締用ポンチ
10 軸部材(ハブ輪)
10a 軸部材(ハブ輪)の一端部
10b 加締部
11,12 軌道面
13 肩部
14 車輪取付用フランジ
16 軸部材(ハブ輪)の基準面(端面)
20 内輪部材(内輪)
21 内輪部材(内輪)の端面
30 外方部材(外輪)
31,32 軌道面
33 車体取付用フランジ
40 転動体
70 軸部材(外側継手部材)
71a 軸部材(外側継手部材)の一端部
71b 加締部
73 肩部
74 軸部材(外側継手部材)の基準面(端面)
80 内輪部材(ハブ輪)
83 内輪部材(ハブ輪)の端面
1 軸方向寸法
H 作り頭高さ

Claims (3)

  1. 肩部を有する軸部材に複列の内輪部材を嵌合した内方部材と、その内方部材に相対回転可能に配置した外方部材と、その外方部材および前記内方部材の内外周に形成された複列の軌道面間に介在させた複列の転動体とを備え、前記軸部材の一端部を加締用ポンチにより加締めて内輪部材を軸方向に押し込むことで転動体に予圧を付与する車輪軸受装置の加締方法において、
    前記軸部材の肩部に当接する所定位置まで内輪部材を嵌合し、その内輪部材の端面から軸部材の基準面までの軸方向寸法を測定し、その寸法と基準寸法との差の分だけ前記加締用ポンチの下降端を上下させて前記加締用ポンチの下死点を制御し、軸部材の加締部の作り頭高さが所定値となるように加締めることを特徴とする車輪軸受装置の加締方法。
  2. 外周に車輪取付用フランジと複列の軌道面を有する内方部材と、外周に車体取付用フランジを有し、内周に複列の軌道面を有する外方部材と、前記内外方部材の軌道面間に収容された複列の転動体とを備え、前記内方部材が、車輪取付用フランジと一方の軌道面を有するハブ輪と、そのハブ輪に圧入され、他方の軌道面を有する内輪とからなる車輪軸受装置において、前記内輪をハブ輪に所定位置まで圧入した後、ハブ輪の一端部を加締用ポンチにより加締めることによって転動体に予圧を付与する車輪軸受装置の加締方法であって、
    前記内輪の端面からハブ輪の基準面までの軸方向寸法を測定し、その寸法と基準寸法との差の分だけ前記加締用ポンチの下降端を上下させて加締用ポンチの下死点を制御し、ハブ輪の加締部の作り頭高さが所定値となるように加締めることを特徴とする車輪軸受装置の加締方法。
  3. 外周に車輪取付用フランジと複列の軌道面を有する内方部材と、外周に車体取付用フランジを有し、内周に複列の軌道面を有する外方部材と、前記内外方部材の軌道間に収容された複列の転動体とを備え、前記内方部材が、車輪取付用フランジと一方の軌道面を有するハブ輪と、そのハブ輪に嵌合され、他方の軌道面を有する等速自在継手の外側継手部材とからなる車輪軸受装置において、前記外側継手部材をハブ輪に所定位置まで嵌合した後、外側継手部材の一端部を加締用ポンチにより加締めることによって転動体に予圧を付与する車輪軸受装置の加締方法であって、
    前記ハブ輪の端面から外側継手部材の基準面までの軸方向寸法を測定し、その寸法と基準寸法との差の分だけ前記加締用ポンチの下降端を上下させて加締用ポンチの下死点を制御し、外側継手部材の加締部の作り頭高さが所定値となるように加締めることを特徴とする車輪軸受装置の加締方法。
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