JP4067561B1 - 失語症練習支援装置の自動訓練システム - Google Patents

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Abstract

【課題】従来の失語症の言語訓練装置は、画面に複数枚の絵カードが提示できても問題として提示できる絵カードが一枚だけであった為、同じ問題を提示する確率が高く、また、言語聴覚士が事前に練習者の言語能力に適した訓練条件のデータを練習者毎に設定する為、訓練条件設定に費やす時間と労力が負担となり、各練習者の失語症の程度に効果的な言語訓練を提供するには限界があった。
【解決手段】本発明は、自動訓練条件設定手段11により自動訓練に用いる言語カードデータの小分類と、1つの問題における絵データの表示数と正解数、1回の自動言語訓練における総問題数と問題提示モードとを設定し、表示絵データランダム抽出手段12及び問題データランダム抽出手段13でランダムに抽出することで同じ問題が生成される確率を極めて低くでき、言語聴覚士の負担も大幅に減少させ、各練習者に効果的な言語訓練を提供することで解決するものである。
【選択図】図1

Description

本発明は、正解からなる問題データの音声を提示し、その問題音声に対応する絵データを表示絵データの中からポインティングにより選択させ、正しく理解できかを判定する失語症練習支援装置に関し、特に、正解数と表示絵数と総問題数とを事前に設定し、1問出題する度に設定数の言語カードデータをランダムに抽出して問題を生成し、総問題数だけ自動に繰返す失語症練習支援装置の自動訓練システムに関するものである。
失語症の言語訓練には、「聞く側面」、「読む側面」、「話す側面」、「書く側面」の各言語機能に適した訓練があり、これらのうち「理解訓練」や「呼称訓練」に関する言語訓練装置が提供されている。理解訓練には、聞いた言葉をどれだけ理解できたかを確認する訓練(聞く側面の「聴覚的理解訓練」)と、目で見た絵カードの名前を文字群から選択して完成させる訓練(読む側面の「視覚的理解訓練」)があり、呼称訓練には、絵カードの呼称を失語症練習者の大脳より呼び出して発声させる訓練(話す側面の「呼称訓練」)がある。
従来の絵データをポインティングさせる失語症の理解訓練における言語訓練装置は、提示された音声に対応する絵カードを画面上から選択させるものである。具体的には、言語聴覚士により患者の言語能力に適した訓練条件データを設定しておき、画面に3枚、4枚または6枚の絵カードを提示した後に1枚の絵カードの問題音声を提示し、訓練を行う患者により画面に提示された絵カードから問題音声に対応するものを1枚、マウスやタッチパネルにより選択させ、問題音声と選択した絵カードが一致すると絵カード上に○印を表示して患者に正答であることを示し、次の問題に進む。選択した絵カードが誤答の場合は、患者は再度同じ問題の解答を行い、誤答が3回続いた場合や、15秒間反応がない場合は正しい答えを表示する失語症の言語訓練の技術が、非特許文献1に記載されている。
田沼 貴夫他,インターネット環境を利用した失語症患者用言語訓練システムの開発,電子情報通信学会技術研究報告書 Vol.102 No.594 ET2002−84〜94〔教育工学〕,社団法人電子情報通信学会,2003.01.17,第102巻 第594号
しかしながら、上記の如く従来の失語症の言語訓練装置は、画面に複数枚の絵カードを提示できても、問題として音声提示できる絵カードは一枚だけであった。このため、同じ問題を提示する確率が高く、初期の練習者には効果的な問題内容やレベルであっても、既に訓練を重ねて来た練習者には既に解いた問題内容やレベルとなり、効果的な結果が得られない問題点がある。失語症の種類や程度は千差万別であり、各失語症の練習者に最も適した効果的な言語訓練を提供する必要がある。そこで、各練習者の失語症の程度及び言語訓練期間に応じた難易度の言語訓練の問題が生成でき、練習者は最も適した効果的な結果を得られることが望まれていた。
また、言語聴覚士(言葉や聞こえなど、コミュニケーションに障害のある方や周囲の方々に対して、医師・看護師・理学療法士・作業療法士・教育関係者・療育関係者などと連携をとりながら、相談・評価・訓練・指導などの専門的な援助を行う人)は、失語症の言語訓練の実行前に、失語症の練習者の言語能力に適した訓練条件データを練習者毎に設定する必要がある。このため、練習者の数に比例して、言語聴覚士の訓練条件設定に費やす時間と労力が増加する傾向にあるため、僅かな訓練条件の内容を設定するだけで失語症の練習者の言語能力に対応でき、また練習者一人あたりの訓練条件設定に費やす時間と労力を大幅に減少できることも望まれていた。
更に、失語症の言語訓練は訓練回数に比例して効果も上がるため、失語症の練習者は言語聴覚士により新しい訓練条件データが設定されるまでは、反復して同じ問題内容の訓練条件データで言語訓練を行う。しかし、失語症の練習者であっても反復して同じ問題を解くことにより正解を暗記してしまうので、効果は大幅に減少する。言語聴覚士が頻繁に新しい訓練条件データを設定できれば良いが、上述したように訓練条件データの設定には多くの時間と労力を要するため困難である。そこで、反復して同じ訓練条件データの言語訓練を行っても、問題と正解を暗記できない言語訓練の提供が望まれていた。
本発明は、上述した問題点に鑑みて為されたものであり、絵データ、前記絵データの呼称に対応する文字データ、前記絵データの呼称に対応する音声データとから成る複数の失語症の言語訓練の言語カードデータを用いて、表示部に前記絵データを表示した後に前記絵データの呼称に対応する音声データを提示し、失語症の練習者に前記音声データに該当する前記絵データを選択させ、正しく選択できたかを判定する失語症練習支援装置において、前記複数の失語症の言語訓練の言語カードデータを複数の小分類に分類して管理する言語カードデータベースと、失語症の自動言語訓練に用いる前記小分類と、1つの問題で画面表示する前記絵データの表示数と、1つの問題に含まれる正解数と、1回の失語症の自動言語訓練で行われる総問題数と、1回の失語症の自動言語訓練における問題提示モードとを設定する自動訓練条件設定手段と、設定された前記小分類の中から、前記失語症の言語訓練の言語カードデータを前記表示数だけランダムに抽出し、表示絵データとする表示絵データランダム抽出手段と、ランダムに抽出された前記表示絵データの中から、前記正解数だけランダムに抽出し、問題データとする問題データランダム抽出手段と、ランダムに抽出された前記問題データの前記絵データに対応する前記音声データを前記言語カードデータベースより呼び出し、問題音声として音声提示する問題音声提示手段と、前記問題音声を元に失語症の練習者が表示部上のタッチパネルをポインティングして回答し、問題を正しく理解できたかを判定する正誤判定手段と、前記問題データの前記絵データに対応する前記音声データ及び前記文字データを正解データとして一定間隔で失語症の練習者に提示する正解提示手段とを有し、設定した前記小分類よりランダムに抽出した前記表示絵データの中から、設定した前記正解数の前記失語症の言語カードデータをランダムに抽出した前記問題データの前記問題音声を提示し、失語症の練習者の回答より問題を正しく理解できているかを判定して、設定した前記総問題数の回数だけ失語症の自動言語訓練が繰返されることで解決するものである。
また、本発明では、前記表示絵データランダム抽出手段によりランダムに抽出された前記表示絵データを表示部に並べて失語症の練習者に提示する表示絵データ提示手段は、前記問題提示モードの設定に応じて、前記表示絵カードランダム抽出手段あるいは前記問題音声提示手段の後に続けて実行されることを特徴とする。
更に、本発明では、前記正誤判定手段は、失語症の練習者により一定時間前記タッチパネルがポインティングされずに経過すると、前記正解提示手段を起動させて前記問題データに対応する前記音声データ及び前記文字データを提示し、失語症の練習者に効果的な理解訓練を提供することを特徴とする。
更に、本発明では、前記自動訓練条件設定手段により前記正解数を複数問に設定し、失語症の練習者に応じて失語症の自動訓練の難易度を設定することを特徴とする。
更に、本発明では、前記表示絵カードランダム抽出表示手段及び前記問題データランダム抽出手段は、抽出の都度乱数表を用い、失語症の言語訓練毎に毎回異なる前記表示絵データ及び前記問題データの組み合わせを提供することを特徴とする。
上述したように、本発明の失語症練習支援装置は、自動訓練条件設定手段により自動言語訓練に用いる言語カードデータの小分類と、1つの問題における絵データの表示数及び正解数と、1回の言語訓練における総問題数及び問題提示モードとを設定することで、1問出題する都度、表示絵データランダム抽出手段により小分類の中から表示数だけ言語カードデータをランダムに抽出し、問題データランダム抽出手段により表示絵データの中から正解数だけ言語カードデータをランダムに抽出して問題データを生成し、問題音声提示手段により問題データの絵データに対応する音声データを提示する。これにより、画面表示する表示絵データの表示数と、問題データ数である正解数とを調整することで、各練習者の失語症の程度に応じた難易度の言語訓練の問題を生成でき、失語症の各練習者に最も適した効果的な結果を提供することを実現した。
そして、乱数表を用いてランダムに抽出するので、出題の都度、異なる内容の表示絵データ及び問題データを生成できる。これにより、失語症の練習者が同じ訓練条件データで言語訓練を反復しても、同じ問題が出題されることが極めて少なくなるので、問題と正解が暗記できず、より効果的な言語訓練の提供を実現した。
また、自動訓練条件設定手段により僅かな訓練条件の内容を指定するだけで、簡単に失語症の各練習者の言語能力に適した訓練条件を設定できる。これにより、失語症の練習者を指導する言語聴覚士が個々の言語能力にあった訓練条件を設定するために費やしてきた時間と労力を、大幅に減少することができる。
更に、自動訓練条件設定手段で設定した総問題数を自動的に訓練できる。これにより、言語聴覚士が一人であっても同時に複数の練習者の言語訓練に立ちあえ、失語症の練習者の言語訓練を同様に効率良く行える。
更に、問題提示モードの設定により、表示絵データの画面表示のタイミングを表示絵データランダム抽出手段の後、あるいは問題音声提示手段の後のいずれかに設定できる。これにより、前者の場合には、表示絵データの表示→問題音声の提示→回答→正誤判定の順に言語訓練が進められるので、問題音声の提示による語想起、絵、言葉の理解を訓練できる。一方、後者の場合には、問題音声の提示→表示絵データの表示→回答→正誤判定の順に言語訓練が進められるので、表示絵データを見ずに、問題音声のみで絵や形を想起し、そして問題音声に対する正解とその順番を脳に記銘させることが訓練できる。
更に、問題音声提示手段の問題音声の提示後、失語症の練習者によりタッチパネルがポインティングされずに一定時間を経過すると、正誤判定手段により正解提示手段が起動され、問題データに対応する音声データ及び文字データが一定間隔で提示される。これにより、失語症の練習者が問題音声の内容を理解できずに無反応の場合に、問題の途中で言語訓練が中断するのを防ぐことができる。また、一定間隔で問題データに対応する絵データを表示しながら、その絵データに対応する音声データと文字データが提示されるので、失語症の練習者は音声データに続けて復唱したり、文字データをみて文字の表記や意味を確認あるいは理解したりと復習することができる。
以下に、本発明の一実施の形態について、図1乃至図6を参照にして詳細に説明する。
まず、図1は、本発明の一実施の形態における失語症の言語訓練の自動訓練システムを説明するブロック図であり、図1(A)は表示絵データ提示手段が表示絵データランダム抽出手段に続く場合であり、図1(B)は表示絵データ提示手段が問題音声提示手段に続く場合である。
図1(A)に示すごとく、失語症練習支援装置1の言語訓練における自動訓練システムは、言語カードデータベース10、自動訓練条件設定手段11、表示絵データランダム抽出手段12、問題データランダム抽出手段13、問題音声提示手段14、正誤判定手段15、正解提示手段16、表示絵データ提示手段17とから構成される。
失語症練習支援装置1とは、失語症の言語訓練を支援する専用のコンピュータ装置で、少なくとも入力部、表示部、記憶部、演算部、出力部とを有する。入力部は、指あるいは専用のペンであり、表示部はディスプレイ上にタッチパネルを設置したものであり、記憶部はコンピュータ内のデータやプログラムを記憶する装置である。演算部はコンピュータの中で装置や各手段の制御、データの計算や加工を行う中枢部であり、記憶部のプログラムを実行し、第1の入力部や記憶部からデータを受け取り、演算や加工をした上で、出力部や表示部に出力をする。出力部は電気信号を音に変える装置であり、具体的にはスピーカである。
言語カードデータベース10とは、失語症の言語訓練で利用される言語カードデータを複数の小分類に分類して管理するデータベースである。言語カードデータとは、単語(呼称)に応じて描画された絵からなる言語カードに、音声情報や文字、文書情報を付加して電子データ化したものである。尚、小分類とは、呼称を基に、自然や動植物、あ〜わ行、地名等にグルーピングして分類化したものであり、詳細は後述の図2で説明する。
具体的には、言語カードデータベース10は絵データ、絵データの単語(呼称)に対応する文字データと音声データ、小分類属性データ、結果データ等の集合である。絵データとは動物、生活用品、あるいはあいさつ等に関する事柄を描画したデータであり、文字データとは絵データに対応した呼称を漢字や仮名で表記したデータであり、音声データとは絵データに対応した呼称を発音した音声データであり、小分類属性データとは言語カードデータの属する小分類を表したデータである。結果データとは言語カードデータ毎に失語症の練習者の練習回数や正解回数等の言語訓練の結果を保存するエリアであり、図示はしないが、言語訓練を終了する時点で結果データの保存処理が行なわれる。
自動訓練条件設定手段11とは、失語症練習支援装置1の言語訓練における自動訓練システムの訓練条件を設定する手段である。具体的には、少なくとも、失語症の自動言語訓練に用いる小分類と、1つの問題で画面表示する絵データの表示数と、1つの問題に含まれる正解数と、1回の失語症の自動言語訓練で行われる総問題数と、1回の失語症の自動言語訓練における問題提示モードとを設定する。尚、訓練条件の設定については後で説明する。
表示絵データランダム抽出手段12とは、前述の自動訓練条件設定手段11で設定した言語カードデータベース10の小分類の中から、失語症の言語訓練の言語カードデータを設定した表示数だけランダムに抽出し、表示絵データとする手段である。具体的には、自動訓練条件設定手段11で小分類「あ行」、表示数「8」と設定した場合は、言語カードデータベース10の「あ行」に分類された全ての言語カードデータ(この場合は223枚とする)の中からランダムに8枚の言語カードデータ(この場合は、A,B,C,D,E,F,G,Hの8枚とする)を抽出して表示絵データとする。
問題データランダム抽出手段13とは、前述の表示絵データランダム抽出手段12でランダムに抽出した表示絵データの中より、前述の自動訓練条件設定手段11で設定した正解数だけ言語カードデータをランダムに抽出し、問題データとする手段である。具体的には、自動訓練条件設定手段11で正解数「4」と設定した場合は、8枚の表示絵データ(A,B,C,D,E,F,G,H)の中からランダムに4枚の言語カードデータ(この場合は、B,C,E,Hの4枚とする)を抽出して問題データとする。
問題音声提示手段14とは、前述の問題データランダム抽出手段13でランダムに抽出した問題データの絵データに対応する音声データを、練習者に問題音声として出力部から音声提示する手段である。
正誤判定手段15とは、問題音声をもとに、失語症の練習者が表示部上のタッチパネルをポインティングして回答した表示絵データの正誤を判定、すなわち失語症の練習者が問題音声の内容を正しく理解できたかを判定する手段である。そして、失語症の練習者が一定時間タッチパネルをポインティングしない(無回答の)場合には、後述の正解提示手段16を起動する手段でもある。具体的には、全問正解の場合には、表示画面に大きく正解表示(○)とともに正解音(チャイム音1)をスピーカより出力し、全問不正解や無回答の場合には、表示画面に大きく不正解表示(×)とともに不正解音(ブザー音)をスピーカより出力する。また、失語症の練習者に応じて、練習者の回答が、一部不正解の場合は、表示画面に大きく一部不正解表示(△)とともに一部不正解音(チャイム音2)をスピーカより出力する。
正解提示手段16とは、問題データの絵データに対応する音声データ及び文字データを正解データとし、絵データを表示しながら正解データを一定間隔で失語症の練習者に提示する手段である。具体的には、正解データの提示間隔を「1秒」と設定し、正解データが「B,C,E,H」の場合は、
Bの絵データのハイライト表示と同時にBの音声データと文字データ==(1秒)
==Cの絵データのハイライト表示と同時にCの音声データと文字データ==(1
秒)==Eの絵データのハイライト表示と同時にEの音声データと文字データ==
(1秒)==Hの絵データのハイライト表示と同時にHの音声データと文字データ
==(1秒)
のように一定間隔で絵データ、音声データ及び文字データが提示される。
その後、4秒乃至6秒間、正解の絵データのハイライトが続くため、失語症の練習者はこの間を正解復唱のために利用できる。
具体的には、順次ハイライト表示される正解の絵データおよび文字データを見て、それぞれの正しい音声データを聞いた後に続くハイライト表示期間に、練習者は絵データの内容を復習できる。
尚、音声データと文字データを提示している間は、該当する絵データをハイライト表示させたり、絵データ上の一部に●印を点滅させたりして視覚的に目立たせても良い。
表示絵データ提示手段17とは、前述の表示絵データランダム抽出手段12によりランダムに抽出された表示絵データを表示部に並べて失語症の練習者に提示する手段である。前述の自動訓練条件設定手段11で設定した問題提示モードにより、画面表示のタイミングを表示絵データランダム抽出手段12の後(図1(A)参照)、あるいは問題音声提示手段14の後(図1(B)参照)のいずれかに設定できる。前者の場合(絵画面表示)には、問題音声を提示する前に表示絵データが提示されており、後者の場合(絵画面非表示)には、問題音声を提示した後に表示絵データが提示される。
具体的に自動言語訓練とは、自動訓練条件設定手段11で小分類(この場合は、あ行(223枚))と、表示数(この場合は、8枚)と、正解数(この場合は、4枚)と、総問題数(この場合は、30問とする)とを設定することで、1問出題する都度、表示絵データランダム抽出手段12により「あ行」に属する223枚の言語カードデータの中からランダムに8枚の表示絵データ(この場合は、A,B,C,D,E,F,G,H)を抜き出し、更に問題データランダム抽出手段13により8枚の表示絵データの中からランダムに4枚を抜き出して問題データ(この場合は、B,C,E,H)を作成する。そして、問題音声提示手段14により問題音声データ(B,C,E,H)が提示され、正誤判定手段15により練習者がポインティングした回答(この場合は、B,C,E,Hとする)の正誤判定がされ、その結果(この場合は、全問一致なので「全問正解(○)」とする)を提示し、正解提示手段16による正解データの提示を利用して練習者による復習が行われる。これら一連の言語訓練が、設定した総問題数だけ自動で繰返されて終了する。
尚、表示絵データと問題データとをそれぞれランダムに抜き出すことで同じ問題が出題される確率が極めて低くなり、言語訓練を長期間続けている失語症の練習者であっても、毎回異なる内容の問題を解くことができ、効果的な言語訓練を行える。
また、同一の練習者の訓練条件を設定する言語聴覚士が異なる場合でも、問題の作成要領のバラツキがなくなり、同じ問題を出題する可能性も極めて少なくできる。
次に、図2は本発明の一実施の形態における言語カードデータの小分類を説明する表である。
図2に示すごとく、言語カードデータベース10は絵データの呼称に基づいて複数の小分類に分類し、管理されている。具体的には、2111枚の言語カードデータが、絵データの呼称に基づいて3種類の大分類パターンに分類され、更に大分類のパターン別に小分類に分類されている。
第1のパターンは「基本順」であり、2111枚の言語カードデータが5個の小分類に分類され管理されている。具体的には、小分類は、[1]第一集(500枚)、[2]第二集(500枚)、[3]第三集(500枚)、[4]第四集(500枚)、[5]111カード(111枚)から成る。基本順とは、呼称の内容を難易度順に分類したものであり、「第一集」が一番易しく、数字が大きくなるにつれて難易度があがり、「111カード」が一番難しい。
第2のパターンは「カテゴリー順」であり、全ての言語カードデータが11個の小分類に分類され管理されている。具体的には、小分類は、[1]自然(63枚)、[2]動植物(175枚)、[3]人・キャラクター(258枚)、[4]飲食物(129枚)、[5]衣服・持ち物(145枚)、[6]日用品(171枚)、[7]道具(121枚)、[8]交通建物(236枚)、[9]スポーツ(226枚)、[10]動詞(361枚)、[11]その他(形容詞(36枚)、県庁所在地(47枚)、都道府県名(47枚)、その他(97枚))から成る。尚、1枚の言語カードデータが複数個の小分類(この場合は、「自然」と「動植物」の2分類とする。)に重複して分類されていることもある。
第3のパターンは「五十音順」であり、全ての言語カードデータが12個の小分類に分類され管理されている。具体的には、小分類は、[1]あ行(223枚)、[2]か行(306枚)、[3]さ行(275枚)、[4]た行(254枚)、[5]な行(364枚)、[6]は行(302枚)、[7]ま行(110行)、[8]や行(52行)、[9]ら行(51枚)、[10]わ行(14枚)、[11]地名(102枚)、[12]文章(361枚)から成る。尚、第2のパターン同様に、1枚の言語カードデータが複数個の小分類に重複して分類されていることもある。
次に、図3は本発明の一実施の形態における自動訓練条件設定手段により表示される条件設定の画面の一例であり、図3(A)は自動訓練メニュー画面であり、図3(B)は自動訓練メニュー画面の条件設定エリアの拡大図である。
図3(A)に示すごとく、自動訓練メニュー画面110は、小分類選択・表示エリア111、条件設定ボタン112とから構成される。
小分類選択・表示エリア111は、言語カードデータベース10の言語カードデータの一覧を小分類毎にツリー状に表示し、言語訓練に用いる言語カードデータを小分類単位あるいは言語カードデータ単位で選択するエリアである。
具体的には、分類選択ボタン111a、分類別言語カード表示欄111b、転送ボタン111c、戻るボタン111d、選択済み言語カード表示欄111eとから構成される。
分類選択ボタン111aとは、言語カードデータベース10の分類パターンを選択させるボタンであり、具体的には、図2に示す表の大分類の中から選択する。分類選択ボタン111aを押下すると、「基本順」、「カテゴリー順」、「五十音順」の3種類の大分類を記載した一覧が表示され、その中より所望の大分類(この場合は、「基本順」とする)を選択する。
分類別言語カード表示欄111bとは、分類選択ボタン111aで選択した大分類のパターン別に、小分類に分類した言語カードデータの一覧が、ツリー状に表示される欄である。図示したように、各小分類(この場合は、「第一集」である)に属する言語カードデータがツリー状に表示されている。
転送ボタン111cとは、分類別言語カード表示欄111bで選択した小分類あるいは言語カードデータ単位の言語カードデータを、後述の選択済み言語カード表示欄111eへ転送するボタンである。具体的には、分類別言語カード表示欄111bで「第一集」を選択し、転送ボタン111cを押下すると、第一集に分類される500枚の言語カードデータが転送される。尚、選択した言語カードデータの絵データが転送ボタン111cの下方にあるイラスト欄に表示されるので、内容を確認しながら作業をすることができる。
戻るボタン111dとは、後述の選択済み言語カード表示欄111eから言語カードデータを削除し、自動訓練メニュー画面110から失語症の練習者のメニューを選択する画面(図示せず)に戻るボタンである。尚、転送ボタン同様、選択した絵データを戻るボタン111dの上方のイラスト欄に表示させることができる。
選択済み言語カード表示欄111eとは、言語訓練用に選択された言語カードデータの一覧を表示する欄である。具体的には、図示したように、転送された「第一集」の言語カードデータが表示されている。尚、選択した内容を簡単に把握できるように、選択済み言語カード表示欄111eの下方のコメント欄に、選択した内容(この場合は、「基本順 第一集」とする)を記載してもよい。
条件設定ボタン112は、自動言語訓練を行うための条件設定画面をポップアップ表示させるボタンである。図3(B)に示すような条件設定エリア113で、自動訓練条件設定手段11により、自動言語訓練に用いる小分類と、1つの問題で画面表示する絵データの表示数と、1つの問題に含まれる正解数と、1回の失語症の自動言語訓練で行われる総問題数と、1回の失語症の自動言語訓練における問題提示モードとが少なくとも設定される。
具体的には、図3(B)に示すように、条件設定エリア113は、言語訓練の条件データの作成日時と、訓練予定日と、カード枚数欄113aと、問題枚数欄113bと、訓練回数欄113cと、正解提示間隔欄113dと、音声/文字/絵の提示モード欄113eと、回答待ち時間設定欄113fと、音声速度選択欄113g等の設定ボックス等とから構成される。
作成日時とは、言語訓練の訓練条件のデータを作成した日時であり、訓練予定日は、言語訓練を行う予定日である。
カード枚数欄113aとは、自動訓練条件設定手段11で設定する1つの問題で画面表示する絵データの表示数である。具体的には、1〜6枚、8〜9枚、16枚のいずれかから表示数を選択する。
問題枚数欄113bとは、自動訓練条件設定手段11で設定する1つの問題に含まれる正解数である。具体的には、1〜5問のいずれかから正解数を選択する。
訓練回数欄113cとは、自動訓練条件設定手段11で設定する1回の失語症の自動言語訓練で行われる総問題数である。具体的には、10、20、30、40、50、60、100のいずれかから総問題数を選択する。
正解提示間隔113dとは、正解提示手段16により順次提示される複数の正解絵データ毎の正解提示間隔である。正解提示は正解絵データのハイライト表示、音声データ出力、文字データ表示によって行われる。具体的には、正解の絵データ毎の正解提示間隔欄に直接数値(この場合は、1秒とする)を入力して設定する。
音声/文字/絵の提示モード欄113eとは、自動訓練条件設定手段11で設定する表示絵データ提示手段17の表示絵データを提示するタイミングの選択である。具体的には、絵画面表示、絵画面非表示のいずれかから選択する。
回答待ち時間設定欄113fとは、失語症の練習者が無回答の場合に、正誤判定手段15で正解提示手段16を起動させる時間である。具体的には、10、15、20、30秒のいずれかから選択する。
音声速度選択欄113gとは、音声データの読み上げ速度を設定する欄である。具体的には、ゆっくり、普通、速くのいずれかから選択する。
次に、図4(A)は本発明の一実施の形態における練習画面の一例を表した図であり、図4(B)は判定結果が全問正解の場合を表示した状態の一例であり、図4(C)は判定結果が全問不正解の場合を表示した状態の一例であり、図4(D)は判定結果が一部不正解の場合を表示した状態の一例である。尚、ここでは自動訓練条件設定手段11により、小分類「第一集」、表示数「8」枚、正解数「4」問、正解提示間隔「1」秒と設定して自動言語訓練を行った場合を例に説明する。
図4(A)に示すごとく、練習画面200は、絵データ表示エリア201、開始ボタン202、終了ボタン203、文字表示欄204とから構成される。
絵データ表示エリア201は、表示絵データランダム抽出手段12により小分類からランダムに抽出した表示絵データを、表示絵データ提示手段17により画面表示するエリアである。具体的には、図示したように「第一集」の小分類よりランダムに抽出した、「足」、「牛」、「御飯」、「大根」、「猫」、「相撲」、「亀」、「手」の8枚の絵データが表示される。絵データ表示エリア201は、表示数に応じて均等に分割し割り当てられる。
開始ボタン202は、言語訓練を開始させるボタンである。具体的には、開始ボタン202上のタッチパネルをポインティングすると、問題データランダム抽出手段13が起動され、それ以降の一連の手段による処理が自動で行なわれる。通常、開始ボタンは、自動言語訓練の一問目で一回指示すれば、設定した総問題数の言語訓練が自動で行なわれる。
終了ボタン203は、言語訓練を終了させるボタンである。具体的には、自動言語訓練の途中で終了したい場合には、終了ボタン203上のタッチパネルをポインティングして強制的に終了させる。
文字表示欄204は、正解提示手段16により正解データの絵データに対応する文字データを提示する表示欄である。具体的には、正解データの1つが「大根」であった場合には、大根の絵データをハイライト表示あるいは●印を点滅させながら(図示せず)、スピーカより「大根」の音声データを出力すると同時に、文字表示欄204に「大根」の文字データを提示する。
尚、表示部上にはタッチパネルが設置されていて、失語症の練習者は絵データ上のタッチパネルに触れて選択するので、失語症の程度が重度の練習者であっても容易に操作することができる。
ここで、正誤判定手段15による判定結果の表示画面を説明する。
正誤判定手段15により全問正解と判定された場合には、図4(B)に示すごとく、絵データ表示エリア201に大きく全問正解表示(○)がされるとともに、正解音(チャイム音1)がスピーカより出力される。
また、正誤判定手段15により全問不正解と判定された場合には、図4(C)に示すごとく、絵データ表示エリア201に大きく全問不正解表示(×)がされるとともに、不正解音(ブザー音)がスピーカより出力される。
更に、正誤判定手段15により一部不正解と判定された場合には、図4(D)に示すごとく、絵データ表示エリア201に大きく一部不正解表示(△)がされるとともに、一部不正解音(チャイム音2)がスピーカより出力される。
そして、正解の場合は、正解表示の後に「正解です」というメッセージ音声がスピーカより出力された後に、不正解の場合は、一部不正解表示あるいは不正解表示の後に「正解はこれです」というメッセージ音声がスピーカより出力された後に、正解提示手段16により上述した正解データの提示が1秒間隔で行なわれる。
尚、ここでは8枚の絵データを表示し、4問の問題音声を提示する場合の理解訓練を例にしているが、練習者の失語症の程度に応じて表示絵データや問題データ数を増減することにより、容易に問題の難易度を練習者毎に調整することができる。
次に、図5は本発明の一実施の形態における言語訓練中の表示画面の一例を表した図である。
図5に示すごとく、自動訓練条件設定手段11の問題提示モードを問題音声提示手段14の後(絵画面非表示)に設定することにより、問題音声提示手段14で問題音声データが提示されるまでは、絵画面非表示画面300が表示され、一定間隔をおいて、表示絵データ提示手段17により表示絵データが表示される。失語症の練習者は、練習画面200(図4(A)参照)の表示絵データが非表示の状態で、問題音声のみを聞くことになる。
これにより、失語症の練習者は、表示絵データ提示手段17により画面表示されるまでは、問題音声データを大脳に記銘しておく必要があるため、表示絵データランダム抽出手段12の後に表示する場合(問題提示モードが絵画面表示の場合)と比較して言語訓練の難易度を大幅に上げることもできる。
また、問題音声を聞く→絵データをみる→ポインティングで回答・正誤判定→復唱という言語訓練パターンと、絵データをみる→問題音声を聞く→ポインティングで回答・正誤判定→復唱という言語訓練パターンの2通りの言語訓練を提供することもできる。
最後に、図6は本発明の一実施の形態における言語訓練の処理フロー図である。尚、ここでは表示絵データ提示手段17が表示絵データランダム抽出手段12の後に実行される場合、すなわち問題提示モードが絵画面表示の場合を例に説明していく。
まず、自動訓練条件設定手段11により失語症の言語訓練に用いる小分類や、1つの問題での表示絵数や正解数、1回の自動言語訓練での総問題数や問題提示モードを設定し(ステップS1)、続いて自動言語訓練開始の指示がされたか否かが判断される(ステップS2)。
自動言語訓練の練習開始の指示がされた場合は(ステップS2のYES)、ステップS1で設定した訓練条件が演算部に設定されて各手段が起動される。まず、表示絵データランダム抽出手段12により、自動訓練条件設定手段11で設定した小分類から表示数分の言語カードデータ(表示絵データ)がランダムに抽出され、表示絵データ提示手段17により表示絵データが表示部に表示される(ステップS3)。一方、練習開始の指示がされず終了する場合は(ステップS2のNO)、後述のステップS13に処理が進み、訓練条件を記憶部に保存して終了する。
次に、問題データランダム抽出手段13により、表示絵データの中から正解数だけランダムに言語カードデータを抽出して、問題データを生成し(ステップS4)、問題音声提示手段14により問題データの絵データに対応する音声データが、問題音声データとしてスピーカより出力される(ステップS5)。
続いて、失語症の練習者により表示部上のタッチパネルがポインティングされたか否かが判断される(ステップS6)。失語症の練習者により回答された場合(ステップS6のYES)は、正誤判定手段15によりそれらの回答の正誤が判定される(ステップS7)。
〔全問一致の場合〕
全問一致の場合とは、失語症の練習者が問題音声データと、それに対応するポインティングした絵データとが全問正しく理解できた場合であり、表示部に正解表示(○)をすると共にスピーカより正解音(チャイム音1)が出力される(ステップS8)。
〔一部不一致の場合〕
一部不一致の場合とは、失語症の練習者が問題音声データと、それに対応するポインティングした絵データとが一部不正解の場合であり、表示部に一部不正解表示(△)をすると共にスピーカより一部不正解音(チャイム2)が出力される(ステップS9)。
〔全問不一致の場合〕
全問不一致の場合とは、失語症の練習者の問題音声データと、それに対応するポインティングした絵データとが全問不正解の場合であり、表示部に不正解表示(×)をすると共にスピーカより不正解音(ブザー音)が出力される(ステップS10)。尚、失語症の練習者が無回答の場合(ステップS6のNo)の場合にも、ステップS10の処理が行われる。
そして各メッセージ音声の後に、正解提示手段16により、正解データの絵データをハイライト表示させるとともに、絵データに対応する音声データと文字データとを一定間隔で提示させる(ステップS11)。
続いて、総問題数を終了したか否かの判断がされ(ステップS12)、自動訓練条件設定手段11により設定した総問題数をクリアしていない場合(ステップS12のNO)は、前述のステップS3以降の処理が続けられる。一方、総問題数をクリアした場合(ステップS12のYES)は、正誤判定結果や訓練条件を記憶部に記録(保存)して(ステップS13)、自動言語訓練の全ての処理は終了する。
尚、ここでは、表示絵データ提示手段17により表示絵データランダム抽出手段12の後に続けて画面表示する場合を説明したが、問題音声提示手段14の後に続けて画面表示する場合(絵画面非表示の場合)には、ステップS5の後に続けて表示絵データ提示手段17により画面表示が行われる。
また、ステップS1で言語聴覚士が設定した訓練条件をステップS13で記憶部に保存することにより、失語症の練習者は訓練条件を用いて自宅で同様の言語訓練を自動で行うことができる。
(A)〜(B)は、本発明の一実施の形態における失語症練習支援装置の言語訓練における自動訓練システムを説明する図である。 本発明の一実施の形態における言語カードデータの小分類を説明する表である。 (A)〜(B)は、本発明の一実施の形態における自動訓練条件設定手段により表示される条件設定の画面の一例である。 (A)〜(D)は、本発明の一実施の形態における練習画面の一例を表した図である。 本発明の一実施の形態における言語訓練中の表示画面の一例を表した図である。 本発明の一実施の形態における自動言語訓練のフロー図である。
符号の説明
1 失語症練習支援装置
10 言語カードデータベース
11 自動訓練条件設定手段
12 表示絵データランダム抽出手段
13 問題データランダム抽出手段
14 問題音声提示手段
15 正誤判定手段
16 正解提示手段
17 表示絵データ提示手段
110 自動訓練メニュー画面
200 練習画面
300 絵画面非表示画面

Claims (5)

  1. 絵データ、前記絵データの呼称に対応する文字データ、前記絵データの呼称に対応する音声データとから成る複数の失語症の言語訓練の言語カードデータを用いて、表示部に前記絵データを表示した後に前記絵データの呼称に対応する音声データを提示し、失語症の練習者に前記音声データに該当する前記絵データを選択させ、正しく選択できたかを判定する失語症練習支援装置において、
    前記複数の失語症の言語訓練の言語カードデータを複数の小分類に分類して管理する言語カードデータベースと、
    失語症の自動言語訓練に用いる前記小分類と、1つの問題で画面表示する前記絵データの表示数と、1つの問題に含まれる正解数と、1回の失語症の自動言語訓練で行われる総問題数と、1回の失語症の自動言語訓練における問題提示モードとを設定する自動訓練条件設定手段と、
    設定された前記小分類の中から、前記失語症の言語訓練の言語カードデータを前記表示数だけランダムに抽出し、表示絵データとする表示絵データランダム抽出手段と、
    ランダムに抽出された前記表示絵データの中から、前記正解数だけランダムに抽出し、問題データとする問題データランダム抽出手段と、
    ランダムに抽出された前記問題データの前記絵データに対応する前記音声データを前記言語カードデータベースより呼び出し、問題音声として音声提示する問題音声提示手段と、
    前記問題音声を元に失語症の練習者が表示部上のタッチパネルをポインティングして回答し、問題を正しく理解できたかを判定する正誤判定手段と、
    前記問題データの前記絵データに対応する前記音声データ及び前記文字データを正解データとして一定間隔で失語症の練習者に提示する正解提示手段とを有し、
    設定した前記小分類よりランダムに抽出した前記表示絵データの中から、設定した前記正解数の前記失語症の言語カードデータをランダムに抽出した前記問題データの前記問題音声を提示し、失語症の練習者の回答より問題を正しく理解できているかを判定して、設定した前記総問題数の回数だけ失語症の自動言語訓練が繰返されることを特徴とする失語症練習支援装置の自動訓練システム。
  2. 前記表示絵データランダム抽出手段によりランダムに抽出された前記表示絵データを表示部に並べて失語症の練習者に提示する表示絵データ提示手段は、前記問題提示モードの設定に応じて、前記表示絵カードランダム抽出手段あるいは前記問題音声提示手段の後に続けて実行されることを特徴とする請求項1に記載の失語症練習支援装置の自動訓練システム。
  3. 前記正誤判定手段は、失語症の練習者により一定時間前記タッチパネルがポインティングされずに経過すると、前記正解提示手段を起動させて前記問題データに対応する前記音声データ及び前記文字データを提示し、失語症の練習者に効果的な理解訓練を提供することを特徴とする請求項1に記載の失語症練習支援装置の自動訓練システム。
  4. 前記自動訓練条件設定手段により前記正解数を複数問に設定し、失語症の練習者に応じて失語症の自動訓練の難易度を設定することを特徴とする請求項1に記載の失語症練習支援装置の自動訓練システム。
  5. 前記表示絵カードランダム抽出表示手段及び前記問題データランダム抽出手段は、抽出の都度乱数表を用い、失語症の言語訓練毎に毎回異なる前記表示絵データ及び前記問題データの組み合わせを提供することを特徴とする請求項1に記載の失語症練習支援装置の自動訓練システム。
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