JP4067005B2 - 車両照会システム、および車両照会方法 - Google Patents

車両照会システム、および車両照会方法 Download PDF

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Description

この発明は、盗難車両や指名手配車両等の摘発や、交通違反車両に対する取り締まりが正確に、且つ迅速で効率的に行える車両照会システム、および車両照会方法に関する。
従来、地域を巡回中の警察官等は不審車両を発見した場合、まず発見した不審車両が盗難車両や指名手配車両等であるかどうかを確認する。具体的には、不審車両の発見者である警察官等が、電話や無線等でこの不審車両のナンバープレート番号をセンタのオペレータに連絡し、この車両が盗難車両や指名手配車両等であるかどうかの確認を要求する。センタには、盗難車両や指名手配車両等が登録されたデータベースにアクセスできる機器(端末装置)が設置されている。不審車両の確認要求を受け付けたオペレータは、今回通知されたナンバープレート番号の車両がデータベースに登録されている盗難車両や指名手配車両等の車両であるかどうかを確認する。そして、オペレータは、確認結果を今回不審車両の確認を要求してきた警察官等に電話や無線等で伝える。警察官等は、オペレータから伝えられた確認結果に応じて行動する。例えば、発見した不審車両が盗難車両や指名手配車両等でなければ、駐停車違反等の交通違反車両であるかどうか等を判断し、交通違反車両であれば違反キップの発行等、違反者に対して該当する賞罰を与える作業を行う。一方、この不審車両が盗難車両や指名手配車両等であれば、その車両の摘発にかかる作業を行う。
また、走行中の車両のナンバープレートを撮像するカメラと、このカメラの撮像画像を取り込んで、撮像された車両のナンバープレート番号を認識し、通信網を介してナンバープレート番号をセンタ装置へ送信する端末装置と、端末装置から送信されてきたナンバープレート番号を用いて、その車両について予め登録されているデータ(所有者の交通違反にかかる賞罰履歴等)と照合し、車両を運転している者が適正な運転者であるかどうか等を判定し、その判定結果を端末装置に返信するセンタ装置と、を有するシステムが提案されている(特許文献1)。このシステムを利用して交通検問を行うと、検問所で停車させる車両を、車両を運転している者が免許停止中である等、交通規則に違反している可能性が高い車両に絞り込むことができる。言い換えれば、交通規則に違反している可能性が低い車両については、停車させることなく検問所を通過させることができる。これにより、検問所付近での交通渋滞の発生が抑えられる。
また、走行中の車両のナンバープレート自動認識装置に関しては、特許文献2などが知られている。しかしながら、ナンバープレート認識における誤読や不読などが生じる可能性があり、100%のナンバープレート認識は不可能である。
特開2004−94459号公報 特開平6−180793号公報
しかしながら、地域を巡回中の警察官等は、上述したように、電話や無線等で発見した不審車両のナンバープレート番号をセンタに連絡し、この不審車両が盗難車両や指名手配車両等であるかどうかを確認している。このように、発見した不審車両が盗難車両や指名手配車両等であるかどうかを確認する場合、センタに電話や無線をかける等の作業がともなう。このため、不審車両の発見から、この不審車両が盗難車両や指名手配車両等であるかどうかの確認結果が得られるまでに要する時間が長くかかる。また、現場の警察官等からの不審車両の確認要求を受け付けるオペレータをセンタに配置しなければならない。このようなことから、盗難車両や指名手配車両等の摘発が迅速且つ効率的に行えていないという問題があった。
また、地域住民等の一般人の多くは、不審車両を発見しても、その不審車両のナンバープレート番号を警察等の関係機関に電話等で連絡することを面倒に感じ、発見した不審車両の情報を警察等の関係機関に連絡しないことが多い。したがって、一般人から提供される不審車両についての情報が少ないという問題もあった。
なお、特許文献1で提案されているシステムは、路上に設置したカメラの撮像エリアを通過する車両を撮像するものであるため、カメラの撮像エリアを通過しない盗難車両や指名手配車両等については検知できない。したがって、駐車場や路上に長期間駐停車されている盗難車両や指名手配車両等の摘発に利用することができない。
また、特許文献2のような認識装置では、盗難車両や指名手配車両等であるかどうかの確認が誤読や不読により正確に行えないという場合があった。
この発明の目的は、誤読や不読といった事態をなくし、正確にナンバープレートを認識し、盗難車両や指名手配車両等の摘発や、駐停車違反等の交通違反を繰り返している車両の所有者に対する取り締まり等が正確に、且つ迅速で効率的に行え、さらに一般人から提供される不審車両についての情報を増大させることができる車両照会システム、および車両照会方法を提供することにある。
この発明の車両照会システムは、上記課題を解決するために以下の構成を備えている。
(1)相手局との通信を実行する第1の通信手段と、
車両を撮像する撮像手段と、を備えた携帯端末と、
相手局との通信を実行する第2の通信手段と、
対象車両毎に、ナンバープレート番号を含む車両情報が登録された対象車両データベースを記憶する記憶手段と、を備えたセンタ装置と、を有し、
前記携帯端末は、前記第1の通信手段を利用して、前記撮像手段で撮像した車両が対象車両であるかどうかを問い合わせる車両の照会要求を、前記撮像手段が撮像した車両の画像とともに前記センタ装置へ送信する照会要求送信手段を備え、
前記センタ装置は、前記携帯端末から送信されてきた前記車両の照会要求を前記第2の通信手段で受信したときに、この車両の照会要求とともに送信されてきた撮像画像を処理して、この車両のナンバープレート番号について複数の認識候補を取得するナンバープレート番号取得手段と、
前記ナンバープレート番号取得手段が取得した、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号をキーにして、前記記憶手段が記憶する前記対象車両データベースを検索し、この最も確度の高いナンバープレート番号の車両が対象車両であるかどうかを照会する照会手段と、
前記第2の通信手段を利用して、前記ナンバープレート番号取得手段が取得した複数の認識候補、および、この複数の認識候補の中で、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号についての前記照会手段照会結果を含む認識結果確認要求を、今回車両の照会要求を送信してきた携帯端末に送信する認識結果確認要求送信手段と、を備えている。
この構成では、一般に普及しているカメラ付きの携帯電話が携帯端末として利用できる。照会要求送信手段が撮像手段により撮像された車両の画像を、対象車両、例えば盗難車両、指名手配車両、であるかどうかを問い合わせる照会要求とともに、センタ装置に送信する。携帯電話網を介したデータ通信で照会要求をセンタ装置に送信する構成としてもよいし、センタ装置がインタネット上で公開しているページで照会要求を受け付ける構成としてもよい。
センタ装置では、携帯端末から送信されてきた照会要求を受け付けると、ナンバープレート番号取得手段がこの照会要求とともに受け付けた車両の画像を処理して、この車両のナンバープレート番号について複数の認識候補を取得する。そして、照会手段は対象車両が登録されている対象車両データベースを検索し、今回取得した最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号の車両が対象車両であるかどうかを照会する。そして、認識結果確認要求送信手段が、前記ナンバープレート番号取得手段が取得した複数の認識候補、および、この複数の認識候補の中で、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号についての前記照会手段の照会結果を含む認識結果確認要求を、今回車両の照会要求を送信してきた携帯端末に送信する。
したがって、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号が正しいときには、照会結果を携帯端末に迅速に送信することができる。
したがって、警察官等は、カメラ付きの携帯電話等の携帯端末を携帯して地域を巡回し、不審車両を発見したときに、その不審車両を携帯端末で撮像するという簡単な操作で、その車両が盗難車両や指名手配車両等の対象車両であるかどうかをセンタ装置に問い合わせ、その照会結果をセンタ装置から得ることができる。また、センタ装置側では、従来のように、警察官等からの不審車両の照会要求を受け付けるオペレータを配置する必要がないので、人手を削減することができる。これにより、盗難車両や指名手配車両等の摘発が迅速、且つ効率的に行える。また、地域住民等の一般人も、携帯端末で不審車両を撮像するという簡単な操作を行うだけで、その不審車両にかかる照会要求をセンタ装置に送信することができる。これにより、一般人からの不審車両にかかる情報提供を増大させることができ、不審車両にかかる情報収集が効率的に行える。
(2)相手局との通信を実行する第1の通信手段と、
車両を撮像する撮像手段と、を備えた携帯端末と、
相手局との通信を実行する第2の通信手段と、
対象車両毎に、ナンバープレート番号を含む車両情報が登録された対象車両データベースを記憶する記憶手段と、を備えたセンタ装置と、を有し、
前記携帯端末は、前記撮像手段で撮像した車両の画像から、この車両のナンバープレート部分の画像を切り出す画像切出手段と、
前記第1の通信手段を利用して、前記撮像手段で撮像した車両が対象車両であるかどうかを問い合わせる車両の照会要求を、前記画像切出手段が切り出したナンバープレートの画像とともに前記センタ装置へ送信する照会要求送信手段を備え、
前記センタ装置は、前記携帯端末から送信されてきた前記車両の照会要求を前記第2の通信手段で受信したときに、この車両の照会要求とともに送信されてきた撮像画像を処理して、この車両のナンバープレート番号について複数の認識候補を取得するナンバープレート番号取得手段と、
前記ナンバープレート番号取得手段が取得した、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号をキーにして、前記記憶手段が記憶する前記対象車両データベースを検索し、この最も確度の高いナンバープレート番号の車両が対象車両であるかどうかを照会する照会手段と、
前記第2の通信手段を利用して、前記ナンバープレート番号取得手段が取得した複数の認識候補、および、この複数の認識候補の中で、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号についての前記照会手段照会結果を含む認識結果確認要求を、今回車両の照会要求を送信してきた携帯端末に送信する認識結果確認要求送信手段と、を備えている。
この構成では、(1)と異なり、画像切出手段が撮像手段により撮像された車両の画像からナンバープレートの画像を切り出し、照会要求送信手段が切り出されたナンバープレートの画像を、対象車両、例えば盗難車両、指名手配車両、であるかどうかを問い合わせる照会要求とともに、センタ装置に送信する。したがって、携帯端末からセンタ装置に送信す照会要求に含まれる画像のデータ量を抑えることができる。
(3)記携帯端末は、前記センタ装置から送信されてきた前記認識結果確認要求を前記第1の通信手段で受信したときに、今回受信した認識結果を表示部に表示させ、この認識結果に対して確認または訂正を受け付け、ここで受け付けた確認または訂正に基づく確認結果を前記第1の通信手段を利用して前記センタ装置へ送信する確認結果送信手段を備え、
さらに、前記センタ装置は、携帯端末から送信されてきた前記認識結果確認要求に対する応答である確認結果に基づいて、ナンバープレート番号を確定するナンバープレート番号確定手段と、
前記第2の通信手段を利用して、前記ナンバープレート番号確定手段が確定したナンバープレート番号および、このナンバープレート番号についての前記照会手段の照会結果を、今回車両の照会要求を送信してきた携帯端末、または今回照会要求を送信してきた携帯端末に応じた1または複数の関係機関の機器に送信する照会結果送信手段と、を備えている。
この構成では、帯端末の確認結果送信手段が、この認識結果確認要求により認識結果の確認が要求されているナンバープレート番号の確認、または訂正を受け付け、その結果をセンタ装置に返信する。携帯端末を所持している者、すなわちセンタ装置に照会要求を送信した車両を携帯端末で撮像した者、がナンバープレート番号の確認、または訂正にかかる入力操作を行う。したがって、最も確度の高いナンバープレート番号が誤っていた場合、携帯端末を所持している者は、残りの候補に正しいナンバープレート番号があれば、それを選択することや訂正することで認識結果確認要求に対する確認結果をセンタ装置へ送信することができる。そして、センタ装置のナンバープレート番号確定手段が、携帯端末から送信されてきた確認結果に基づいて、今回照会要求が送信されてきた車両のナンバープレート番号を確定する。したがって、センタ装置が誤ったナンバープレート番号で対象車両データベースを検索し、その結果を関係機関に送信するのを防止できる。
)前記携帯端末の照会要求送信手段は、前記撮像手段で撮像した車両の撮像画像が表示部に表示されている状態であるときに、所定の入力操作が行われると、前記照会要求を前記センタ装置へ送信する。
この構成では、携帯端末からセンタ装置に照会要求を送信するまえに、携帯端末の表示部に撮像された車両の撮像画像を表示するようにしているので、車両が適正に撮像できたかどうかを、携帯端末を所持している者に確認させることができる。
)前記携帯端末は、ファインダ画像が表示部に表示されているときに、車両の撮像画像におけるナンバープレートの適正な大きさを示すガイド枠を表示するガイド枠表示手段を備えている。
この構成では、携帯端末の表示部に表示されたガイド枠により、車両の撮像画像におけるナンバープレートの適正な大きさ、すなわち画像処理でナンバープレート番号を認識するのに適した大きさを、携帯端末を所持している者に認識させることができる。
)前記センタ装置の記憶手段に記憶されている前記対象車両データベースは、照会目的ごとの車両の属性で分類されている。
この構成では、車両の属性、例えば盗難車両、指名手配車両、駐車違反の常習車両、で分類して登録した対象車両データベースを記憶手段に記憶しているので、車両の属性を指定して照会を行うこともできる。
(7)前記車両の属性は、手配車両、ブラックリスト車両、VIP車両のいずれかである。
)前記携帯端末の照会要求送信手段は、自端末の位置を示す位置情報を含む照会要求を前記センタ装置へ送信し、
前記センタ装置の照会結果送信手段は、今回照会要求を送信してきた携帯端末の位置に応じて、照会結果を送信する1または複数の機関の機器を判断する。
この構成では、センタ装置が、携帯端末から送信されてきた照会要求に対する照会結果を、この照会要求を送信してきた携帯端末の位置に応じた機器に送信することができる
この発明によれば、盗難車両や指名手配車両等の摘発が正確に、且つ迅速で効率的に行える。また、一般人からの不審車両にかかる情報提供を増大させることができ、不審車両にかかる情報収集が効率的に行える。
さらに、交通違反車両を管理するデータベースの構築が容易に行え、交通違反者の管理等にかかる手間を削減することができる。
以下、この発明の実施形態である車両照会システムについて説明する。
図1は、この発明の実施形態である車両照会システムの構成を示す概略図である。この実施形態の車両照会システムは、センタに設置されているセンタ装置1と、センタ装置1に対して車両の照会要求を行う複数の携帯電話2と、を有している。また、センタには、図1に示すようにLAN等のネットワークを介してセンタ装置1に接続された端末装置5が設置されている。この端末装置5では、センタ装置1が記憶するデータベースの更新や検索等にかかる入力操作が行える。センタ装置1は、車両毎に登録情報が登録された登録車両情報データベース、盗難車両や指名手配車両などの手配車両が登録された手配車両データベース、常習的に交通違反を繰り返している所有者の車両をブラックリスト車両として登録したブラックリストデータベース、重要顧客や要人が使用するVIP車両を登録したVIPデータベースや、ナンバープレートの画像を処理してナンバープレート番号を認識するときに用いる画像処理用文字データベース等を記憶している。携帯電話2は、図示していない無線基地局や、携帯電話網を介してセンタ装置1とデータ通信が行える。携帯電話2は、画像を撮像するディジタルカメラ機能を備えたカメラ付き携帯電話である。また、携帯電話2には、センタ装置1に対して車両の照会要求を行う車両照会モードが設けられている。さらに、センタ装置1には、手配車両(盗難車両や指名手配車両)の摘発や、交通規則違反車両を取り締まることができる権限を有する警察官等が所持している携帯電話2毎にその識別コードが登録されている。言い換えれば、手配車両の摘発や、交通規則違反車両を取り締まる権限を有しない人(以下、一般人と言う。)が所持する携帯電話2の識別コードについては、センタ装置に登録されていない。携帯電話2が、この発明で言う携帯端末に相当する。
図2は、この発明の実施形態である車両照会システムにおけるセンタ装置の構成を示すブロック図である。センタ装置1は、本体の動作を制御する制御部10と、上述した登録車両情報データベース等を記憶する記憶部11と、携帯電話2とのデータ通信を制御する通信部12と、携帯電話2から送信されてきたナンバープレートの画像を処理してナンバープレート番号を認識する画像処理部13と、LAN等のネットワークを介して接続されている端末装置5との間におけるデータの入出力を制御する入出力I/F部14と、を備えている。制御部10には、警察官等が所持している携帯電話2の識別コードを登録したメモリが設けられている。記憶部11には、上述した登録車両情報データベース、手配車両データベース、ブラックリストデータベース、VIPデータベース、画像処理用文字データベース等が記憶されている。登録車両情報データベースには、車両毎にナンバープレート番号、所有者、車種、年式等の車両情報が登録されている。また、手配車両データベースには、手配車両毎にナンバープレート番号、所有者、車種、年式、色等の車両情報が登録されている。ブラックリストデータベースには、車両毎にナンバープレート番号、所有者、車種、年式、色等の車両情報が登録されている。VIPデータベースには、ナンバープレート番号、所有者、車種、年式等の車両情報が登録されている。このように、記憶部11には、車両の属性で分類された複数のデータベースが記憶されている。また、ここでは、警察官等が所持している携帯電話2の識別コードを制御部10のメモリに登録する構成としているが、これをデータベース化して、記憶部11に記憶させてもよい。通信部12は、携帯電話2から送信されてきた車両の照会要求の受信や、この照会要求を送信してきた携帯電話2、別の携帯電話2、または警察署等の関係機関に設置されている機器に送信を行う。センタ装置1は、照会結果を送信する相手局を、照会要求を送信してきた携帯電話2に応じて決定する。センタ装置1は、照会要求に対する照会結果を送信しない場合もある。画像処理部13は、携帯電話2から照会要求とともに送信されてきたナンバープレートの画像を処理し、ナンバープレート番号を認識する画像処理を行う。この画像処理では、記憶部11が記憶する画像処理用文字データベースを利用する。
図3は、この発明の実施形態である車両照会システムにおける携帯電話の構成を示すブロック図である。携帯電話2は、本体の動作を制御する制御部20と、相手局とのデータ通信を制御する通信部21と、装置本体に対する入力操作を行う操作部22と、画像を撮像する撮像部23と、撮像部23で撮像された画像を処理する画像処理部24と、撮像部23におけるファインダ画像や撮像画像等を表示する表示部25と、GPSにより自端末の現在位置を検出する位置検出部26と、を備えている。携帯電話2は、インタネット上で公開されているページにアクセスする機能を有している。制御部20は、現在時刻を計時する時計機能を有している。通信部21は、無線基地局や携帯電話網を介した相手局との通信を制御する。ここで言う相手局は、上述したセンタ装置1に限らず、他の機器(他の携帯電話や、インタネット上でページを公開しているサーバ等)も含んでいる。操作部22には、複数のキーが設けられており、これらのキー操作により本体に対する入力が行われる。撮像部23はCCD等の光電変換素子を用いて撮像エリアを撮像する、所謂ディジタルカメラである。画像処理部24は、撮像部23が撮像した撮像画像から一部を切り出す処理や、撮像画像の回転等、撮像画像を加工する処理を行う。表示部25は、液晶等の表示画面を有し、撮像部23におけるファインダ画像や撮像画像等をこの表示画面に表示する。
この実施形態の車両照会システムは、地域を巡回中の警察官や、地域住民である一般人等が、不審車両等を発見したときに、所持している携帯電話2を利用して発見した不審車両をセンタ装置1に照会するシステムである。以下、この車両照会システムの動作について説明する。
図4は、車両照会モード時における携帯電話の動作を示すフローチャートであり、図5はセンタ装置における照会動作を示すフローチャートである。携帯電話2は、車両照会モードが選択されている間、図4に示す処理を実行する。地域を巡回中の警察官や、地域住民である一般人が、不審車両等を発見し、その不審車両をセンタに照会するときに、所持している携帯電話2において車両照会モードを選択する。携帯電話2は、車両照会モードが選択されると、図4に示す処理を開始する。携帯電話2は、まず撮像部23のカメラ機能を起動する(s1)。このとき、表示部25は、ファインダ画像(撮像部23で撮像されている撮像エリアの画像)を表示画面に表示する。また、携帯電話2は、撮像画像における車両のナンバープレートの適正な大きさを示すガイド枠を、表示部23の表示画面に表示する(s2)。図6は、このガイド枠が表示された表示画面を示す図である。図6では、表示画面におけるファインダ画像を省略している。s2で表示されたガイド枠は、ナンバープレートをこの枠に合わせて撮像したときに、1画素が約2mm四方の解像度になる大きさに調整されている。携帯電話2は、撮像部の画素数や、ズーム状況等により表示画面に表示するガイド枠の大きさを調整する機能を有しており、この機能によりs2で表示するガイド枠の大きさを調整している。
携帯電話2は、この状態で操作部22に設けられているシャッタボタンが操作されるのを待つ(s3)。携帯電話2を所持している者は、発見した不審車両を撮像する操作を行う。具体的には、表示部25の表示画面に表示されているファインダ画像を見ながら、手に持っている携帯電話2本体を動かして、不審車両のナンバープレートがガイド枠と略同じ大きさになるように撮像部23の撮像エリアを調整し、操作部22のシャッタボタンを操作する。携帯電話2は、シャッタボタンが操作されたときに撮像部23が撮像していた画像を撮像画像として本体のメモリに取り込む(s4)。また、表示部25の表示画面における表示を、ファインダ画像から今回メモリに取り込んだ撮像画像に切り換える(s5)。図7は、s5において撮像画像が表示された表示画面を示す図である。図7に示すように、このとき表示画面にはガイド枠も表示されている。
携帯電話2は、この状態で撮像した不審車両の照会要求をセンタ装置1に送信するか、または不審車両の撮像をやり直す(撮り直し)かの入力を待つ(s6、s7)。携帯電話2を所持している者は、表示部25の表示画面に表示されている撮像画像を確認し、不審車両のナンバープレートが略正面から、且つガイド枠と略同じ大きさに撮像されているかどうか、すなわち不審車両のナンバープレートが適正に撮像できたかどうか、を確認する。ここで、不審車両のナンバープレートが適正に撮像されていないと判断すると、操作部22において不審車両の撮像をやり直しにかかる入力操作を行う。携帯電話2は、不審車両の撮像のやり直しにかかる入力操作が行われると、表示部25の表示画面における表示を撮像画像からファインダ画像に戻すとともに、s4でメモリに取り込んだ撮像画像のデータを破棄し(s8、s9)、s3に戻る。
一方、携帯電話2は、撮像した不審車両の照会要求をセンタ装置1に送信にかかる入力操作が行われると、画像処理部24においてs4でメモリに取り込んだ不審車両の撮像画像から、ナンバープレート部分の画像を切り出す切出処理を行うとともに(s10)、位置検出部26においてGPS機能を利用して自端末の現在位置を取得する(s11)。携帯電話2は、s10で切り出したナンバープレート部分の画像、s11で検出した自端末の現在位置、自端末の識別コードとともに、不審車両の照会を要求する照会要求をセンタ装置1に送信する(s12)。
このように、この実施形態の車両照会システムでは、撮像部23で撮像した不審車両の撮像画像を携帯電話2を所持している者に確認させてから、この不審車両についての照会要求をセンタ装置1に送信させるようにしている。したがって、ピントズレ等が原因でナンバープレートがボケている撮像画像や、撮像画像におけるナンバープレートが小さい撮像画像等、センタ装置1側で後述する処理が適正に行えない可能性が高い撮像画像を用いた照会要求がセンタ装置1に対して行われるのを防止できる。
また、携帯電話2は、撮像部23で撮像した撮像画像をそのままセンタ装置1に送信するのではなく、この撮像画像から切り出したナンバープレート部分の画像をセンタ装置1に送信する。したがって、携帯電話2からセンタ装置1へ照会要求を送信するときのデータ量が抑えられる。これにより、携帯電話2からセンタ装置1への照会要求の送信にかかる通信コストが抑えられるとともに、通信時間の短縮が図れる。さらに、照会要求とともに、携帯電話2の位置をセンタ装置1に送信しているので、センタ装置1側で不審車両が撮像された位置(携帯電話2の位置)も特定できる。
センタ装置1は、携帯電話2から送信されてきた照会要求を通信部12で受信すると、図5に示す照会動作を開始する。センタ装置1は、今回受信した照会要求とともに送信されてきたナンバープレート部分の画像を画像処理部13で処理してナンバープレート番号を認識する(s21)。s21では、記憶部11が記憶する画像処理用文字データベースを利用する。センタ装置1は、s21で認識したナンバープレート番号をキーにして、記憶部11が記憶する登録車両情報データベース、手配車両データベース、ブラックリストデータベース、VIPデータベースなどをそれぞれ検索する車両照会処理を行う(s22)。s22では、その車両が盗難車両や指名手配車両等の手配車両であるかどうかの判定(手配車両データベースの検索)、常習的に交通違反を繰り返しているブラックリスト車両であるかどうかの判定(ブラックリストデータベースの検索)、重要顧客や要人が使用するVIP車両であるかどうかの判定(VIPデータベースの検索)、その車両の登録情報(所有者、車種、年式等の情報)の取得(登録車両情報データベースの検索)等が行われる。センタ装置1は、s22にかかる照会処理を完了すると、今回照会要求とともに送信されてきた、携帯電話2の識別コードから、この携帯電話2を所持している者が、手配車両(盗難車両や指名手配車両)の摘発や、交通規則違反車両を取り締まる権限を有する警察官等の人物であるかどうかを判定する(s23)。s23にかかる判定は、今回照会要求を送信してきた携帯電話2の識別コードが登録されている識別コードであるかどうかにより行われる。
センタ装置1は、s23で警察官等の人物であると判定すると、s23にかかる照会処理で得た情報、手配車両であるかどうか、VIP車両であるかどうか、交通違反を繰り返し行っている車両であるかどうか、その車両の登録情報等を、今回照会要求を送信してきた携帯電話2に送信する(s24)。そして、センタ装置1は、今回の車両の照会要求に対する照会結果から、関係機関への連絡が必要であるかどうかを判定する(s25)。例えば、手配車両等であれば、摘発にかかる応援や、この車両を移動させるレッカー車等が必要であることから関係機関への連絡が必要であると判定する。また、VIP車両であれば、警護や周辺の警備が必要であることから関係機関への連絡が必要であると判定する。また、手配車両やVIP車両でなく、ブラックリスト車両にも登録されていない車両であれば、関係機関への連絡が必要でないと判定する。センタ装置1は、s25で関係機関への連絡が必要であると判定すると、今回の照会要求とともに送信されてきた携帯電話2の現在位置を示す情報から、今回照会要求を送信してきた者の現在位置周辺の警察署等の関係機関を判断し、今回の照会結果をここで判断した1または複数の関係機関に設置されている機器に送信し(s26)、本処理を終了する。
携帯電話2は、s12でセンタ装置1に照会要求を送信すると、センタ装置1から照会結果が送信されてくるか(s13)、別の不審車両の照会にかかる入力操作が行われるか(s14)、車両照会モードの終了にかかる入力操作が行われるの待つ(s15)。センタ装置1から照会結果が送信されてこない携帯電話2を所持している一般人は、別の不審車両を照会する入力操作、または車両照会モードの終了にかかる入力操作を行う。携帯電話2は、別の不審車両の照会にかかる入力操作が行われると、s2に戻って上記処理を繰り返す。このとき、表示部25は、ファインダ画像を表示画面に表示する。また、車両照会モードの終了にかかる入力操作が行われると、本処理を終了する。このとき、撮像部23のカメラ機能を停止する。
一方、センタ装置1から照会結果が送信されてくる携帯電話2を所持している警察官等は、別の不審車両の照会にかかる入力操作や、車両照会モードの終了にかかる入力操作を行うことなく、センタ装置1から照会要求に対する照会結果が送信されてくるのを待つ。携帯電話2は、センタ装置1から送信されてきた照会結果を受信すると、図8に示すように、センタ装置1から送信されてきた照会結果を表示部25の表示画面に表示する(s16)。図8は、センタ装置1における照会結果が盗難車両であった場合を示している。警察官等は、携帯電話2の表示画面に表示された照会結果を見て、その車両に対する照会結果を確認し、行動する。例えば、不審車両が手配車両であった場合には、運転手や関係者の捜索を行う。また、不審車両がブラックリストデータベースに登録されている、交通違反を繰り返している車両であれば、その車両の所有者に対する指導等を行う。携帯電話2は、s16でセンタ装置1から送信されてきた照会結果を表示すると、別の不審車両の照会にかかる入力操作が行われるか(s17)、車両照会モードの終了にかかる入力操作が行われるの待つ(s18)。s17はs14と同じ処理であり、s18はs15と同じ処理である。
このように、この実施形態の車両照会システムは、手配車両を摘発する権限を有していない一般人の携帯電話2から不審車両の照会要求が送信されてきた場合、この照会要求に対する照会結果は今回照会要求を送信してきた携帯電話2に送信しない。したがって、一般人が不審車両の照会要求を行っても、その不審車両の所有者の個人情報が照会要求を行った一般人に漏洩することはなく、個人のプライバシーも確保できる。また、センタ装置1に対する不審車両の照会要求が、携帯電話2で不審車両の画像を撮像し、センタ装置1への照会要求の送信にかかる入力操作を行うという簡単な操作で行える。これにより、一般人からの不審車両にかかる情報提供を増大させることができ、不審車両にかかる情報収集が効率的に行える。さらに、センタ側では、不審車両の照会要求を受け付けるオペレータを配置する必要がないので、人手を削減することができる。したがって、盗難車両や指名手配車両等の摘発が迅速、且つ効率的に行える。
また、携帯電話2が照会要求とともに、自端末の現在位置をセンタ装置1に送信するので、センタ装置1が携帯電話2の現在位置、すなわち不審車両が撮像された場所、を得ることができる。これにより、センタ装置1は、不審車両が撮像された場所の最寄りの関係機関に対して応援要請等を行うことができる。例えば、不審車両が手配車両であった場合には、運転手や関係者の捜索や、この不審車両を移動させるレッカー車の配車を、最寄りの警察署等の関係機関に要請する。また、不審車両がVIP車両であれば、近辺の警備や、交通整理等を最寄りの関係機関に要請する。また、駐車中であれば、車両の窓の清掃や車両の点検等にかかる要請を行わせることもできる。
また、上記実施形態では、携帯電話2から照会要求を送信したときに、登録車両情報データベース、手配車両データベース、ブラックリストデータベース、およびVIPデータベースなどをそれぞれ検索するとしたが、携帯電話2からどのデータベースに対して照会を要求するかを指定できるようにしてもよい
なお、上記実施形態では、携帯電話2とセンタ装置1との通信が携帯電話網を介したデータ通信で行われる場合を例にして説明したが、センタ装置1がインタネット上で公開しているページで照会要求を受け付ける構成としてもよい。
次に、この発明の別の実施形態について説明する。この実施形態では、携帯電話2からの照会要求を受信したセンタ装置1において、ナンバープレートの画像からナンバープレート番号の誤認識を防止する機能を上述の実施形態のシステムに追加し、センタ装置1における照会を正確にさせたシステムである。この実施形態の車両照会システムも図1に示す構成であり、センタ装置1および携帯電話2は図2、および図3に示す構成である。ここでは、上述した車両照会システムと相違する部分について説明する。
図9は、この実施形態の車両照会システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートであり、図10は、この実施形態の車両照会システムにおけるセンタ装置の動作を示すフローチャートである。この実施形態の車両照会システムの携帯電話2は、図4に示したs1〜s12の処理を実行する。携帯電話2は、s12の処理を完了すると、センタ装置1からナンバープレート番号の認識結果の確認要求が送信されてくるのを待つ(s31)。
センタ装置1は、携帯電話2から送信されてきた照会要求を受信すると、図5に示したs21にかかる処理を実行する。センタ装置1は、このs21にかかる処理で、ナンバープレート番号の複数の認識候補を得る。ここでは、第1候補〜第4候補の4つの認識候補を得る場合を例にして説明する。s21で得る認識候補における確度は、第1候補が最も高く、第2候補、第3候補、第4候補の順に低くなる。センタ装置1は、s21で得た第1〜第4の認識候補とともにナンバープレート番号の認識結果の確認要求を、今回照会要求を送信してきた携帯電話2に送信し(s41)、携帯電話2からの確認結果を受信するのを待つ(s42)。
携帯電話2は、センタ装置1から送信されてきた認識結果の確認要求を受信すると、図11に示すように、表示部25の表示画面に第1候補から第4の候補のナンバープレート番号を表示する(s32)。そして、携帯電話2は、ナンバープレート番号の確認、訂正にかかる入力を受け付ける(s33)。ここで、携帯電話2を所持している者は、表示部25の表示画面に表示されている第1候補〜第4候補の中に、今回撮像した車両のナンバープレート番号があれば、その候補を選択し確認する入力操作を行う。また、第1候補〜第4候補の中に、今回撮像した車両のナンバープレート番号がなければ、適当な候補を選択し、その候補のナンバープレート番号を今回撮像した車両のナンバープレート番号に訂正する入力操作を行う。携帯電話2は、確認されたナンバープレート番号、または訂正されたナンバープレート番号を、確認結果としてセンタ装置1に送信する(s34)。携帯電話2は、s34にかかる処理を完了すると、図4に示すs13〜s18の処理を行う。
また、センタ装置1は、s42で確認結果を受信すると、その確認結果から得られたナンバープレート番号をキーにして、図5に示したs22にかかる照会処理を行い、その後s23〜s26の処理を行う。また、センタ装置1は、第1候補が適正なナンバープレート番号であったかどうかを判定し(s43)、第1候補が適正なナンバープレート番号であれば本処理を終了する。一方、第1候補が適正なナンバープレート番号でなければ、今回のナンバープレート番号の認識結果と、適正なナンバープレート番号に基づいて記憶部11に記憶している画像処理用文字データベース更新用のデータ出力を行い(s44)、本処理を終了する。s44では、今回のナンバープレート番号の認識処理において、誤認識した原因の特定に用いるデータとして、照会のあったナンバープレート画像と認識結果と、をレポート形式で出力する。
このように、この実施形態の車両照会システムでは、センタ装置1におけるナンバープレート番号の認識結果を携帯電話2に送信し、正確なナンバープレート番号を得るようにしているので、センタ装置1において誤ったナンバープレート番号の車両について照会を行うことがない。したがって、誤ったナンバープレート番号で照会した照会結果が携帯電話2に送信されてしまったり、誤ったナンバープレート番号で照会した照会結果に基づいて、応援要請等を関係機関に連絡してしまうという事態が生じることがない。さらに、ナンバープレート番号の認識を誤ったときには、s44で画像処理用文字データベースを更新するようにしているので、ナンバープレート番号の認識精度を向上させることができる。
また、この発明の別の実施形態にかかる車両照会システムについて説明する。この実施形態では、さらに携帯電話2への照会結果の通知を正確且つ迅速に行う機能を追加したシステムである。この実施形態の車両照会システムも図1に示す構成であり、センタ装置1および携帯電話2は図2、および図3に示す構成である。ここでは、上述した車両照会システムと相違する部分について説明する。図12はこの実施形態の車両照会システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートであり、図13はこの実施形態の車両照会システムにおけるセンタ装置の動作を示すフローチャートである。この実施形態の車両照会システムの携帯電話2は、図4、図9に示したs1〜s12の処理を実行する。携帯電話2は、s12の処理を完了すると、センタ装置1からナンバープレート番号の認識結果の確認要求が送信されてくるのを待つ(s31)。
センタ装置1は、携帯電話2から送信されてきた車両の照会要求を受信すると、図5や図10に示したs21にかかる処理を実行する。センタ装置1は、このs21にかかる処理で、ナンバープレート番号の1または複数の認識候補を得る。ここでは、上述した実施形態と同様に、第1候補〜第4候補の4つの認識候補を得る場合を例にして説明する。s21で得る認識候補における確度は、上述した実施形態と同様に第1候補が最も高く、第2候補、第3候補、第4候補の順に低くなる。また、センタ装置1は、今回照会要求とともに送信されてきた、携帯電話2の識別コードから、この携帯電話2を所持している者が、手配車両(盗難車両や指名手配車両)の摘発や、交通規則違反車両を取り締まることができる権限を有する警察官等の人物であるかどうかを判定する(s61)。このs61にかかる処理は、上述したs23にかかる処理と同じである。センタ装置1は、s61で警察官等の人物でないと判定した場合、後述するs62にかかる車両照会処理を行わず、後述するs63以降の処理を実行する。一方、センタ装置1は、s61で警察官等の人物であると判定すると、少なくとも第1候補のナンバープレート番号をキーにして記憶部11が記憶するデータベースを検索し、その車両が盗難車両や指名手配車両等の手配車両であるかどうか等を判定する車両照会処理を行う(s62)。このステップ62にかかる処理は、上述したs22にかかる処理と同じである。センタ装置2は、s62にかかる処理を完了すると、s61で得た第1〜第4の認識候補、およびs62で得た第1候補のナンバープレート番号に対する照会結果とともにナンバープレート番号の認識結果の確認要求を、今回照会要求を送信してきた携帯電話2に送信し(s63)、携帯電話2からの確認結果を受信するのを待つ(s64)。
携帯電話2は、センタ装置1から送信されてきた認識結果の確認要求を受信すると、表示部25の表示画面に第1候補から第4の候補のナンバープレート番号を表示する(s32)(図11参照)。そして、携帯電話2は、ナンバープレート番号の確認、訂正にかかる入力を受け付ける(s33)。ここで、携帯電話2を所持している者は、表示部25の表示画面に表示されている第1候補〜第4候補の中に、今回撮像した車両のナンバープレート番号があれば、その候補を確認する入力操作を行う。また、第1候補〜第4候補の中に、今回撮像した車両のナンバープレート番号がなければ、適当な候補を選択し、その候補のナンバープレート番号を今回撮像した車両のナンバープレート番号に訂正する入力操作を行う。携帯電話2は、確認されたナンバープレート番号、または訂正されたナンバープレート番号を、確認結果としてセンタ装置1に送信する(s34)。さらに、携帯電話2は、s34にかかる処理を完了すると、今回確認されたナンバープレート番号が第1候補であり(s51)、今回の確認要求とともに照会結果が送信されてきていれば(s52)、この確認結果を表示部25の表示画面に表示し(s53)、s17以降の処理を行う。
s53では、手配車両(盗難車両や指名手配車両)の摘発や、交通規則違反車両を取り締まることができる権限を有する警察官等の人物が所持している携帯電話2であれば、照会結果が表示される。反対に、一般人が所持している携帯電話2であれば照会結果が表示されない。
また、センタ装置1は、携帯電話2からの確認結果を受信すると、第1の候補が確認されているかどうかを判定し(s65)、第1の候補が確認されていれば、s25以降の処理を実行する。一方、第1の候補が確認されていなければ、その確認結果から得られたナンバープレート番号をキーにして、図5に示したs22にかかる照会処理を行い、その後s23〜s26の処理を行う。さらに、センタ装置1は、今回のナンバープレート番号の認識結果と、適正なナンバープレート番号に基づいて記憶部11に記憶している画像処理用文字データベース更新用のデータ出力を行い(s66)、本処理を終了する。s66にかかる処理は、s44にかかる処理と同じである。
このように、この実施形態の車両照会システムでは、認識結果確認要求を送信するときに、最も確度の高いナンバープレート番号(第1候補のナンバープレート番号)について照会結果を送信するようにしているので、第1候補が適正であった場合に、携帯電話2において照会結果が得られるまでの時間を短縮することができる。したがって、手配車両等の摘発にかかる行動が迅速に行える。また、誤った認識結果での照会結果を返信したり、応援要請などを関係機関に連絡してしまうといった事態が生じることがない。
また、この発明の別の実施形態について説明する。この実施形態の車両確認システムは、図1に示す構成であるが、携帯電話2が図3に示した構成に加えて、撮像部23で撮像した画像を蓄積的に記憶する撮像画像記憶部29を備えている(図14参照)点で相違している。この実施形態の車両照会システムは、盗難車両、指名手配車両等、発見時に迅速に対応する必要性がある車両ではなく、駐停車違反や速度オーバ等の交通違反車両や交通違反ではないが他人に迷惑がかかるように駐停車されている車両(以下、迷惑車両と言う。)等、をブラックリストデータベースに登録し、管理するためのシステムである。
なお、この実施形態では、携帯電話2にかえて、携帯電話機能を備えていないPDA等の携帯端末を利用することもできる。
携帯電話2は、地域を巡回中の警察官等が所持している。図15はこの発明の別の実施形態である携帯電話の動作を示すフローチャートである。地域を巡回中の警察官等は、交通違反車両や、迷惑車両を発見すると、携帯電話2を車両照会モードで動作させる。携帯電話2は、車両照会モードが選択されると、図15に示す処理を開始する。携帯電話2は、まず撮像部23のカメラ機能を起動し(s71)、撮像画像における車両のナンバープレートの適正な大きさを示すガイド枠を、表示部23の表示画面に表示する(s72)。このs71、s72にかかる処理は、上述したs1、s2にかかる処理と同じである。このとき、表示部25の表示画面には、ファインダ画像および上述したガイド枠が表示されている。このガイド枠は、ナンバープレートをこの枠に合わせて撮像したときに、1画素が約2mm四方の解像度になる大きさに調整されている。携帯電話2は、撮像部の画素数や、ズーム状況等により表示画面に表示するガイド枠の大きさを調整する機能を有しており、この機能によりs2で表示するガイド枠の大きさを調整している。
携帯電話2は、この状態で操作部22に設けられているシャッタボタンが操作されるのを待つ(s73)。携帯電話2を所持している者は、表示部25の表示画面に表示されているファインダ画像を見ながら、手に持っている携帯電話2本体を動かして、車両のナンバープレートがガイド枠と略同じ大きさになるように撮像部23の撮像エリアを調整し、操作部22のシャッタボタンを操作する。携帯電話2は、シャッタボタンが操作されたときに撮像部23が撮像していた画像を撮像画像として本体のメモリに取り込む(s74)。また、表示部25の表示画面における表示を、ファインダ画像から今回メモリに取り込んだ撮像画像に切り換える(s75)。
携帯電話2は、今回撮像した車両の撮像画像を記憶するか、または車両の撮像をやり直す(撮り直し)かの入力を待つ(s76、s77)。携帯電話2を所持している者は、表示部25の表示画面に表示されている撮像画像を確認し、車両のナンバープレートが略正面から、且つガイド枠と略同じ大きさに撮像されているかどうか、すなわち車両のナンバープレートが適正に撮像できたかどうか、を確認する。ここで、車両のナンバープレートが適正に撮像されていないと判断すると、操作部22において車両の撮像のやり直しにかかる入力操作を行う。携帯電話2は、車両の撮像のやり直しにかかる入力操作が行われると、表示部25の表示画面における表示を撮像画像からファインダ画像に戻すとともに、s74でメモリに取り込んだ撮像画像のデータを破棄し(s78、s79)、s73に戻る。
一方、携帯電話2は、画像処理部24においてs74でメモリに取り込んだ不審車両の撮像画像から、ナンバープレート部分の画像を切り出す切出処理を行うとともに(s80)、位置検出部26においてGPS機能を利用して自端末の現在位置を取得する(s81)。また、携帯電話2は今回撮像した車両について、交通違反の種別(駐停車違反、速度オーバ等)や迷惑行為の種別の入力を受け付ける(s82)。携帯電話2は、s80で切り出したナンバープレート部分の画像、s81で検出した自端末の現在位置(車両を撮像した場所)、現在時刻(車両を撮像した時刻)、およびs82で入力を受け付けた交通違反の種別または迷惑行為の種別を対応づけて、撮像画像記憶部29に記憶する(s83)。
なお、現在時刻は、携帯電話2に設けられている時計機能から得ることができる。
携帯電話2は、s83にかかる処理を完了すると、表示部25の表示画面における表示を撮像画像からファインダ画像に戻すとともに、ガイド枠を表示する(s84)。そして、携帯電話2は、シャッタボタンが操作されるか、車両照会モードの終了にかかる入力操作が行われるのを待つ(s85、s86)。携帯電話2は、シャッタボタンが操作されると、s74以降の処理を繰り返す。一方、車両照会モードの終了にかかる入力操作が行われると、本処理を終了する。
このように、この実施形態の携帯電話2は、撮像された車両のナンバープレート部分の画像、車両を撮像した場所、車両を撮像した時刻、および交通違反の種別または迷惑行為の種別を対応づけて撮像画像記憶部29に記憶する。また、撮像画像記憶部29には、上述の処理が行われる毎に、撮像された車両のナンバープレート部分の画像、車両を撮像した場所、車両を撮像した時刻、および交通違反の種別または迷惑行為の種別を対応づけた情報が蓄積的に記憶される。
なお、s80にかかる処理を行わずに、車両の撮像画像、車両を撮像した場所、車両を撮像した時刻、および交通違反の種別または迷惑行為の種別を対応づけて撮像画像記憶部29に記憶するようにしてもよいが、ここでは撮像画像記憶部29の記憶容量を効率的に利用するために、上述のs80にかかる処理を行っている。
センタ装置1は、携帯電話2が撮像画像記憶部29に記憶している情報を取り込む。例えば、携帯電話2は特定の入力操作が行われたときに、撮像画像記憶部29に記憶している車両毎に、撮像された車両のナンバープレート部分の画像、車両を撮像した場所、車両を撮像した時刻、および交通違反の種別または迷惑行為の種別を通信部21からセンタ装置1へ送信する。センタ装置1は、携帯電話2から送信されてきた情報を順次取り込む。この場合、携帯電話2からセンタ装置1へ送信するデータ量が大きくなることもあるので、通信時間や通信コストが嵩む。そこで、センタ装置1と携帯電話2を有線で接続するか、またはセンタ装置1に有線で接続されている端末装置5等に携帯電話2を有線で接続し、携帯電話2が撮像画像記憶部29に記憶している情報をセンタ装置1に取り込んだほうが効率的である。
センタ装置1は、携帯電話2が撮像画像記憶部29に記憶している情報を取り込むと、この情報に基づいてブラックリストデータベースを更新する。図16は、センタ装置におけるブラックリストデータベースの更新処理にかかる動作を示すフローチャートである。センタ装置1は、携帯電話2から取り込んだ、撮像された車両のナンバープレート部分の画像を処理して、ナンバープレート番号を認識する(s91)。センタ装置1は、s91で認識したナンバープレート番号がすでにブラックリストデータベースに登録されているかどうかを判定する(s92)。s92でブラックリストデータベースに登録されていないナンバープレート番号であると判定すると、今回ナンバープレート番号を認識したナンバープレート部分の画像に対応づけられている車両を撮像した場所、車両を撮像した時刻、および交通違反の種別または迷惑行為の種別をs91で認識したナンバープレート番号に対応づけて、ブラックリストデータベースに登録する新規登録を行う(s93)。
一方、s92でブラックリストデータベースにすでに登録されているナンバープレート番号であると判定すると、今回ナンバープレート番号を認識したナンバープレート部分の画像に対応づけられている車両を撮像した場所、車両を撮像した時刻、および交通違反の種別または迷惑行為の種別を、そのナンバープレート番号に対応づけて登録する追加登録を行う(s94)。センタ装置1は、s91〜s94の処理を繰り返し、携帯電話2から車両毎に取り込んだ情報を全て処理すると(s95)、本処理を終了する。
このように、この実施形態では、警察官等が携帯電話2で交通違反車両や迷惑車両を撮像し、センタ装置1がその車両にかかる情報を携帯電話2から取り込んで、ブラックリストデータベースを更新する。したがって、交通違反車両や迷惑車両を簡単にブラックリストデータベースに登録することができ、交通違反や迷惑行為を繰り返している車両の管理が簡単に行える。
また、上記実施形態では、携帯電話2が撮像された車両のナンバープレート部分の画像、車両を撮像した場所、車両を撮像した時刻、および交通違反の種別または迷惑行為の種別を対応づけて撮像画像記憶部29に記憶するとしたが、携帯電話2がナンバープレートプレート番号を認識し、撮像された車両のナンバープレート番号、車両を撮像した場所、車両を撮像した時刻、および交通違反の種別または迷惑行為の種別を対応づけて撮像画像記憶部29に記憶するように構成してもよい。このようにすれば、撮像画像記憶部29を一層効率的に利用することができる。この場合には、図15に示したs80にかかる処理の後に、図17に示すように車両の撮像画像からナンバープレート番号を認識する処理(s99)を追加すればよい。
なお、この場合には携帯電話2に画像処理により文字を認識する機能を追加する必要がある。
さらに、本システムは交通事故の処理に利用することもできる。例えば、交通事故の発生現場の近くにいる人が、携帯電話2で事故車両を撮像し、センタ装置1に交通事故発生モード通知を行う。センタ装置1には、この交通事故発生モード通知とともに、事故車両のナンバープレート部分の画像や、事故車両を撮像した携帯電話2の現在位置が送信される。センタ装置1は、交通事故発生通知を受信すると、事故車両を撮像した携帯電話2の現在位置から交通事故の発生現場を特定し、交通事故発生現場近くの警察署等の関係機関に交通事故の発生を通知する。これにより、交通事故発生現場に事故処理班を急行させることができる。また、事故車両のナンバープレート番号から、車両の種類等を判断し、救急車やレッカー車を交通事故発生現場に急行させる指示を行ったり、保険会社等に対して交通事故の発生を連絡することができる。
なお、事故車両のナンバープレート部分の画像だけでなく、事故状況が判断できる画像も併せて送信するようにすればよい。
この発明の実施形態である車両照会システムの構成を示す概略図である。 この発明の実施形態である車両照会システムにおけるセンタ装置の構成を示すブロック図である。 この発明の実施形態である車両照会システムにおける携帯電話の構成を示すブロック図である。 この実施形態の車両照会システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートである。 この実施形態の車両照会システムにおけるセンタ装置の動作を示すフローチャートである。 この実施形態の車両照会システムにおける携帯電話における表示画面例を示す図である。 この実施形態の車両照会システムにおける携帯電話における表示画面例を示す図である。 この実施形態の車両照会システムにおける携帯電話における表示画面例を示す図である。 別の実施形態の車両照会システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートである。 別の実施形態の車両照会システムにおけるセンタ装置の動作を示すフローチャートである。 別の実施形態の車両照会システムにおける携帯電話における表示画面例を示す図である。 別の実施形態の車両照会システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートである。 別の実施形態の車両照会システムにおけるセンタ装置の動作を示すフローチャートである。 別の発明の実施形態である車両照会システムにおける携帯電話の構成を示すブロック図である。 別の実施形態の車両照会システムにおける携帯電話の動作を示すフローチャートである。 別の実施形態の車両照会システムにおけるセンタ装置の動作を示すフローチャートである。 別の実施形態の車両照会システムにおけるセンタ装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1−センタ装置
2−携帯電話
11−制御部
12−通信部
13−画像処理部
14−I/F部
21−制御部
22−操作部
23−撮像部
24−画像処理部
25−表示部
26−位置検出部
29−撮像画像記憶部

Claims (9)

  1. 相手局との通信を実行する第1の通信手段と、
    車両を撮像する撮像手段と、を備えた携帯端末と、
    相手局との通信を実行する第2の通信手段と、
    対象車両毎に、ナンバープレート番号を含む車両情報が登録された対象車両データベースを記憶する記憶手段と、を備えたセンタ装置と、を有し、
    前記携帯端末は、前記第1の通信手段を利用して、前記撮像手段で撮像した車両が対象車両であるかどうかを問い合わせる車両の照会要求を、前記撮像手段が撮像した車両の画像とともに前記センタ装置へ送信する照会要求送信手段を備え、
    前記センタ装置は、前記携帯端末から送信されてきた前記車両の照会要求を前記第2の通信手段で受信したときに、この車両の照会要求とともに送信されてきた撮像画像を処理して、この車両のナンバープレート番号について複数の認識候補を取得するナンバープレート番号取得手段と、
    前記ナンバープレート番号取得手段が取得した、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号をキーにして、前記記憶手段が記憶する前記対象車両データベースを検索し、この最も確度の高いナンバープレート番号の車両が対象車両であるかどうかを照会する照会手段と、
    前記第2の通信手段を利用して、前記ナンバープレート番号取得手段が取得した複数の認識候補、および、この複数の認識候補の中で、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号についての前記照会手段照会結果を含む認識結果確認要求を、今回車両の照会要求を送信してきた携帯端末に送信する認識結果確認要求送信手段と、を備えた車両照会システム。
  2. 相手局との通信を実行する第1の通信手段と、
    車両を撮像する撮像手段と、を備えた携帯端末と、
    相手局との通信を実行する第2の通信手段と、
    対象車両毎に、ナンバープレート番号を含む車両情報が登録された対象車両データベースを記憶する記憶手段と、を備えたセンタ装置と、を有し、
    前記携帯端末は、前記撮像手段で撮像した車両の画像から、この車両のナンバープレート部分の画像を切り出す画像切出手段と、
    前記第1の通信手段を利用して、前記撮像手段で撮像した車両が対象車両であるかどうかを問い合わせる車両の照会要求を、前記画像切出手段が切り出したナンバープレートの画像とともに前記センタ装置へ送信する照会要求送信手段を備え、
    前記センタ装置は、前記携帯端末から送信されてきた前記車両の照会要求を前記第2の通信手段で受信したときに、この車両の照会要求とともに送信されてきた撮像画像を処理して、この車両のナンバープレート番号について複数の認識候補を取得するナンバープレート番号取得手段と、
    前記ナンバープレート番号取得手段が取得した、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号をキーにして、前記記憶手段が記憶する前記対象車両データベースを検索し、この最も確度の高いナンバープレート番号の車両が対象車両であるかどうかを照会する照会手段と、
    前記第2の通信手段を利用して、前記ナンバープレート番号取得手段が取得した複数の認識候補、および、この複数の認識候補の中で、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号についての前記照会手段照会結果を含む認識結果確認要求を、今回車両の照会要求を送信してきた携帯端末に送信する認識結果確認要求送信手段と、を備えた車両照会システム。
  3. 記携帯端末は、前記センタ装置から送信されてきた前記認識結果確認要求を前記第1の通信手段で受信したときに、今回受信した認識結果を表示部に表示させ、この認識結果に対して確認または訂正を受け付け、ここで受け付けた確認または訂正に基づく確認結果を前記第1の通信手段を利用して前記センタ装置へ送信する確認結果送信手段を備え、
    さらに、前記センタ装置は、携帯端末から送信されてきた前記認識結果確認要求に対する応答である確認結果に基づいて、ナンバープレート番号を確定するナンバープレート番号確定手段と、
    前記第2の通信手段を利用して、前記ナンバープレート番号確定手段が確定したナンバープレート番号および、このナンバープレート番号についての前記照会手段の照会結果を、今回車両の照会要求を送信してきた携帯端末、または今回照会要求を送信してきた携帯端末に応じた1または複数の関係機関の機器に送信する照会結果送信手段と、を備えている請求項1または2に記載の車両照会システム。
  4. 前記携帯端末の照会要求送信手段は、前記撮像手段で撮像した車両の撮像画像が表示部に表示されている状態であるときに、所定の入力操作が行われると、前記照会要求を前記センタ装置へ送信する請求項1〜のいずれかに記載の車両照会システム。
  5. 前記携帯端末は、ファインダ画像が表示部に表示されているときに、車両の撮像画像におけるナンバープレートの適正な大きさを示すガイド枠を表示するガイド枠表示手段を備えた請求項1〜のいずれかに記載の車両照会システム。
  6. 前記センタ装置の記憶手段に記憶されている前記対象車両データベースは、照会目的ごとの車両の属性で分類されている請求項1〜のいずれかに記載の車両照会システム。
  7. 前記車両の属性は、手配車両、ブラックリスト車両、VIP車両のいずれかである請求項に記載の車両照会システム。
  8. 前記携帯端末の照会要求送信手段は、自端末の位置を示す位置情報を含む照会要求を前記センタ装置へ送信し、
    前記センタ装置の照会結果送信手段は、今回照会要求を送信してきた携帯端末の位置に応じて、照会結果を送信する1または複数の機関の機器を判断する請求項1〜のいずれかに記載の車両照会システム。
  9. 携帯端末が、
    第1の通信部において、車両のナンバープレート部分を含む撮像画像とともに、この車両が対象車両であるかどうかを問い合わせる車両の照会要求をセンタ装置に送信する照会要求送信ステップを、実行し、
    前記センタ装置が、
    前記携帯端末から送信されてきた車両の照会要求を第2の通信部で受信したときに、この車両の照会要求とともに送信されてきた撮像画像を処理して、この車両のナンバープレート番号について複数の認識候補を取得するナンバープレート番号取得ステップと、
    前記ナンバープレート番号取得ステップが取得した、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号をキーにして、記憶部に記憶している、対象車両毎に、ナンバープレート番号を含む車両情報が登録された対象車両データベースを検索し、この最も確度の高いナンバープレート番号の車両が対象車両であるかどうかを照会する照会ステップと、
    前記第2の通信部において、前記ナンバープレート番号取得ステップが取得した複数の認識候補、および、この複数の認識候補の中で、最も確度の高い認識候補のナンバープレート番号についての前記照会ステップの照会結果を含む認識結果確認要求を、今回車両の照会要求を送信してきた携帯端末に送信する認識結果確認要求送信ステップと、を実行する、
    車両照会方法
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