JP4064255B2 - リモコン信号送信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔操作がなされる被遠隔操作機器に対し、所定の遠隔操作信号を送信するリモコン信号送信装置に関し、特に、テレビやVTRのような放送用受信装置を遠隔操作するリモコン信号送信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、テレビやVTR等の放送用受信装置を遠隔制御するリモコン信号送信装置(以下、単にリモコン装置と称する)としては、リモコン装置への命令を入力する際に、リモコン装置の表面等に設けられた各種の操作ボタンを押下するようにしたものが一般的である。
【0003】
しかしながら、近年の放送用受信装置では多数の機能を有しているものも多く、多種の操作ボタンの中から所望の操作ボタンを選択することが煩わしいと感じられる場合も多い。
【0004】
特に、近年急速に普及しつつあるBSデジタル放送では、文字と画像のサービスであるデータ放送(双方向サービスのものを含む)や、放送する番組内容を表示するEPG(電子番組表)のデータも放送されている。これらのサービスにおいては、放送用受信装置の表示画面上に並んでいる複数の選択要素(例えば図6参照)のうちから1つを選択する操作が必要になる。
【0005】
このように複数の選択要素のうちから1つを選択するには、リモコン装置を用い、上、下、左、右それぞれの方向へ移動させるリモコンボタンを適宜押下して、表示画面内でフォーカス(カーソル)を移動させ、所望の選択要素にフォーカス(カーソル)が一致した状態において“決定”のリモコンボタンを押下するのが一般的であった。したがって、所望の情報を得るまでに、多数のリモコンボタンを押下する必要があり、随時、放送用受信装置の表示画面とリモコンボタンとを見比べながら操作する必要があった。
【0006】
このようなボタン操作の煩雑化を緩和するため、操作者がリモコンを振ると、その振った方向とその振る速さに応じて、所定のリモコンコードを放送用受信装置に送信するようにしたものが知られている。
【0007】
【特許文献1】
特開平4−334197号公報(特許2641638号)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術においては、リモコンを移動させる方向とその速さに応じて、送信されるリモコンコードが決定されるため、その判定のための回路、または、ソフトウェアが必要になることや、不確定性によるリモコンコードの判定のバラツキなどの問題があった。
【0009】
すなわち、操作者は、どの程度の速さでリモコンを振れば有効な操作となるか判断に迷う場合があり、また振る速さによって、異なるリモコンコードが決定される場合には、その操作が難しくなるという問題があった。
【0010】
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、リモコン信号送信装置のリモコンコードの設定を不正確なものとすることなく、その設定操作を簡便なものとし得るリモコン信号送信装置を提供とすることを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための、本発明のリモコン信号送信装置は、遠隔操作がなされる被遠隔操作機器に対し、所定の遠隔操作信号を送信するリモコン信号送信装置であって、
当該リモコン信号送信装置の傾き姿勢を検出する傾き姿勢検出手段と、
前記リモコン信号送信装置の傾き姿勢と対応するようにして予め定義されたリモコン信号を記憶するリモコン信号記憶手段と、
前記傾き姿勢検出手段により検出された傾き姿勢に基づき、所定のリモコン信号を前記リモコン信号記憶手段から読み出すリモコン信号読出手段と、
前記リモコン信号読出手段から読み出されたリモコン信号を前記被遠隔操作機器に対して送出するリモコン信号送出手段とを備え、
前記傾き姿勢検出手段における、前記リモコン信号送信装置の傾き姿勢を検出する回路は、当該リモコン信号送信装置の非操作時には電源入力がオフ状態とされ、当該リモコン信号送信装置の任意の操作要素が操作された場合に前記電源入力がオン状態とされ、前記操作要素が操作された時点から所定時間が経過した時点で前記電源入力がオフ状態とされるように構成されていることを特徴とするものである。
【0013】
また、前記回路の電源入力がオン状態とされた時点において前記傾き姿勢検出手段により検出された、前記リモコン信号送信装置の傾き姿勢を、該電源入力がオフ状態となるまで基準姿勢として記憶保持する基準姿勢記憶手段と、
該基準姿勢記憶手段に記憶された基準姿勢と、その後の時点において前記傾き姿勢検出手段により検出された、前記リモコン信号送信装置の傾き姿勢との差分に基づき、前記その後の時点において検出された前記傾き姿勢が有効な操作によるものか否かを判定する有効操作判定手段とを備え、
前記リモコン信号読出手段は、前記有効操作判定手段が有効な操作によるものと判定した前記傾き姿勢についてのみ、該傾き姿勢に応じた前記所定のリモコン信号を前記リモコン信号記憶手段から読み出すように構成されていることが好ましい。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態に係るリモコン信号送信装置について、図面を参照しつつ説明する。
【0015】
本実施形態に係るリモコン信号送信装置(以下、リモコン装置と称する)は、リモコン操作がなされるテレビやVTR等の放送用受信装置に対し、所定のリモコン信号を送信するリモコン装置において、このリモコン装置の傾き姿勢を検出し、その検出された傾き姿勢に応じたリモコン信号を送信することで、リモコン装置のボタン操作の簡略化を図るようにしたものである。
【0016】
すなわち、本実施形態に係るリモコン装置10は、具体的には、図1に示すように構成されており、所定のリモコン命令を入力するための複数のボタン群からなるリモコンボタン11と、リモコン装置10の傾き姿勢を検出するための加速度センサ12を備えている。また、予め、リモコン装置10の傾き姿勢とリモコン命令との関係が記憶されており、加速度センサ12により得られた、任意のタイミングにおけるリモコン装置10の傾き姿勢の入力に応じて、これに対応するリモコン命令を出力する記憶部13と、加速度センサ12に電力を供給する電源15と、電源15からの電力を加速度センサ12に供給するか否かのオン/オフを切替えるスイッチ16とを備えている。また、これら各部間のデータの入出力を制御するとともに、スイッチ16のオン/オフ切替信号を出力するマイクロコンピュータ(マイコン)17と、記憶部13から出力されたリモコン命令を送信用のリモコン信号に変調し、変調されたリモコン信号を所定の放送用受信装置に対して送信するリモコン信号変調/送信部14とを備えている。
【0017】
上記ボタン11は、一般的な放送用受信装置に対応させたリモコン装置10では、例えばその概略構成を示す図2において、リモコン装置10の外表面に設けられた、1〜12のチャンネル用ボタン11A、電源ボタン11B、BSチャンネル切替用ボタン11C、画面上でフォーカス(カーソル)が移動した要素を有効とするための決定ボタン11D、および種々の項目を設定するために、項目表示画面を表示させる設定ボタン11Eとを備えており、各ボタン11の押下操作に応じて、赤外発光LED(図示せず)からの赤外線による所定のリモコン信号21が出力されるようになっている。
【0018】
また、図2に示すリモコン装置10は、従来のものに比べてボタン11の数が大幅に削減されている。これは、本実施形態のものにおいては、ボタン11とともに、リモコン装置10の傾き姿勢自体がリモコン命令を入力するための要素となっているからである。
【0019】
また、上述したように、リモコン装置10を傾けると、その傾き量は加速度センサ12によって検出される。加速度センサ12は、加速度の向きを決定する際に重力の向きを基準としており、傾き姿勢を感知するセンサとしても用いることができるため、本実施形態においては、加速度センサ12により、重力の向きと垂直な面内における直交する2軸方向の傾き量を検出し、この検出値に応じたデジタル信号を出力するようにしている。
【0020】
放送用受信装置の表示画面上に並んでいる複数の要素のうちから1つの要素を選択するには、画面内におけるフォーカス(カーソル)を移動させたい方向と同一または対応する方向に、このリモコン装置10を傾けることで、その方向に傾けた回数、あるいはその方向に傾けている時間に亘ってフォーカスを移動させ、所望の要素上にフォーカス(カーソル)が位置している状態で決定ボタン11Dを押下する。
【0021】
そのため、リモコン装置10のボタン11は、上記フォーカスの移動操作完了後に1回だけ押下すればよく、リモコン装置10のボタン操作の簡略化を図ることができる。
【0022】
また、上記リモコン装置10の傾き量を検出する回路は、電源15からの電力を加速度センサ12に供給するか否かのオン/オフを切替えるスイッチ16と、スイッチ16のオン/オフ切替信号を出力するマイクロコンピュータ17を備えることにより、リモコン装置10の非操作時には電源入力をオフ状態とし、リモコン装置10の任意のボタン11が押下されると電源入力をオン状態とし、所定時間(例えば3分間)に亘りボタン11の押下操作がなされない状態が継続すると電源入力をオフ状態として消費電力を節約する機能を有するようになっている。
【0023】
また、リモコン装置10は、それを操作する人の癖などによって、無意識にある傾き姿勢で把持されると考えられる。そこで、上記リモコン装置10の傾き量を検出する回路は、リモコン装置10の電源入力がオン状態とされた時点において加速度センサ12により検出されたリモコン装置10の傾き姿勢を、電源入力がオフ状態となるまで基準姿勢として記憶部13に記憶保持し、この記憶保持された基準姿勢と、その後の時点において加速度センサ12により検出された、リモコン装置10の傾き姿勢との差分に基づき、その後の時点において検出された傾き姿勢が有効な操作によるものか否かをマイコン17により判定し、この判定が有効な操作によるものと判定した場合にのみ、マイコン17により、この傾き姿勢に応じた所定のリモコン信号を記憶部13から読み出すように構成されている。
【0024】
したがって、操作者が意識してリモコン装置10を傾けた場合にのみ、所定のリモコン信号送信操作をなすことが可能となり、リモコン装置10を把持する操作者の癖により、あるいはリモコン装置10を不用意に把持したために、予期しないリモコン信号送信操作がなされる、というような不都合を防止することができる。
【0025】
なお、記憶部13に記憶保持されている基準姿勢は、次にリモコン装置10の電源入力がオン状態とされた時点において検出されるリモコン装置10の基準姿勢により上書きされる。
【0026】
【実施例】
以下、本発明を適用することが特に有用なものの1つであるBSデジタル受信機のリモコン装置の実施例を、上述した図1、および図3、4、5、6を用いて説明する。
【0027】
なお、図3は、BSデジタル受信機のリモコン装置10aのボタン11の配置例を示すものであり、図4は、リモコン装置10a(加速度センサ12)の傾き量と出力パルスのデューティー比との関係の一例を表すグラフであり、また図5は、リモコン装置10aの傾き姿勢に応じた傾き量が検出されることを説明するための図であり、また、図6はBSデジタル放送のデータ放送を利用する際のリモコン装置10aの操作例を示すものである。ここで、本実施例のリモコン装置10aは、基本的には、上記実施形態において説明したリモコン装置10の構成および機能を全て備えている。
【0028】
図1において、複数のボタン群からなるリモコンボタン11が押下されると、マイコン17が押下されたボタン11を認識し、そのボタン11に対応したリモコン信号のコードが記憶部13から読み出される。このコードに応じて、マイコン17がPCM(パルス・コード・モジュレーション)のリモコン信号を生成する。このリモコン信号はリモコン信号変調/送信部14で赤外線信号を変調した後、BSデジタル受信機へ送信される。
【0029】
このような信号の生成、変調、送信方法は、市販されているBSデジタル受信機に付属するリモコン装置と同様の方法が用いられる。また、リモコンボタン11は、上記市販のBSデジタル受信機付属のリモコン装置と同様の機能を有していればよいが、図3に示すように、画面上で要素のフォーカス(カーソル)を“上・下”、“左・右”方向ヘそれぞれ移動させるボタンを省略するように構成することもできる。
【0030】
ここで、図4を用いて、加速度センサ12の傾き量と、この加速度センサ12からの出力パルスとのデューティー比について説明する。加速度センサ12は、リモコン装置10aの傾き量を検出すると、これに応じて、図4(b)に示すように、パルス周期T2(固定)とHレベル期間T1(可変)との比であるデューティー比がT1/T2となるようなパルス信号を出力する。すなわち、リモコン装置10aの傾き姿勢が水平となっているときにはデューティー比が0.5のパルス信号を出力し、これを基準として、左側に傾いているとき(傾き量が負)にはデューティー比が0.5よりも小さく、右側に傾いているとき(傾き量が正)にはデューティー比が0.5よりも大きくなるようなパルス信号が出力される。
【0031】
図4のグラフはこのことを示すものであり、リモコン装置10aの前側(前後方向の軸)が上下方向に傾いた場合にも、同様のパルス信号が出力される。ただし、この上下方向の傾き量に応じたパルス信号は、上記の左右方向のパルス信号とは識別可能な構成とし、リモコン装置10aが傾けられると、加速度センサ12からは、2つの軸方向の傾き量毎にそれぞれ独立したパルス信号をマイコン17に送出する。
【0032】
このことを図5を用いて、より具体的に説明する。このリモコン装置10aにおいては、図5(a)に示すように、前後方向および左右方向の直交する2軸方向の傾き姿勢がそれぞれ検出される。ここで、図5(b)はこのリモコン装置10aを図5(a)中のYの位置から見た図であり、図5(c)はこのリモコン装置10aを図5(a)中のXの位置から見た図である。
【0033】
図5(b)に示すように、リモコン装置10aの右側を、傾きの基準値(水平位置)から重力の向きへ傾けると左右方向軸の傾き量を示すデューティー比が0.5より大きくなる。逆に左側を、傾きの基準値(水平位置)から重力の向きへ傾けるとこのデューティー比が0.5より小さくなる。
【0034】
一方、図5(c)に示すように、リモコン装置10aの後側を傾きの基準値から重力の向きへ傾けると、リモコン装置10aの前側は上方向に傾き(やや上方向を向き)、前後方向軸の傾き量を示すデューティー比が0.5より大きくなる。逆にリモコン装置10aの前側を傾きの基準値から重力の向きへ傾けると、リモコン装置10aの前側は下方向に傾き(やや下方向を向く)、デューティー比が0.5より小さくなる。
【0035】
なお、加速度センサ12は電源入力がオン状態とされている場合には、常にリモコン装置10aの傾き量(傾き姿勢)を検知し、図4(b)に示すごときパルス信号をマイコン17に送出する。
【0036】
マイコン17は、加速度センサ12に電力が供給されている期間において、記憶部13に記憶保持されている基準姿勢値Aと、リモコン装置10aを傾けた時に出力された傾き姿勢値Bとの相対値であるB−Aを算出し、その値が、“上・下”、“左・右”それぞれの方向において、所定の基準値を超えたら(上記デューティー比の絶対値が所定値を超えたら)、その方向に軸が傾けられた(有効な傾き姿勢である)と判定する。そして、このように判定されると、市販されているBSデジタル受信機のリモコンボタンの“上・下”および“左・右”の各方向矢印ボタンを押下した場合と同様のリモコン信号を生成し、リモコン信号変調/送信部14で赤外線を変調してBSデジタル受信機へ送信する。
【0037】
なお、上述したように、上記前後の軸が傾くことにより、リモコン装置10aの前側が上下方向に傾き、操作者にとって、このリモコン装置10aを傾ける操作が、設定画面上でフォーカス(カーソル)を上下方向に移動させる操作と感覚的に合致することになる。
【0038】
次に、上述したBSデジタル受信機のリモコン装置10aによる、BSデジタル放送のデータ放送を利用する際の操作例について図3および図6を用いて説明する。この例においては、BSデジタル放送受信機31にハイビジョン用のディスプレイ32が接続されており、ディスプレイ32の表示画面内にBSデジタル放送のデータ放送に関する各要素33が表示されている。
【0039】
まず、BSデジタル放送において、データ放送を利用するためには、図3に示すごときリモコン装置10aの「d」ボタン11Fを押下する。この時点でスイッチ16がオン状態となるため、加速度センサ12の電源入力がオン状態となり、傾きの基準値が記憶部13に記憶される。次に、リモコン装置10aを“上・下”、“左・右”いずれかの方向へ複数回傾け(あるいは所定時間に亘って傾け)、図6に示す如きデータ放送の設定画面上において、フォーカス(カーソル)を所望の要素33の位置まで移動させる。この状態で「決定」ボタン11Gを押下すると、所望のデータ放送番組が受信される(図6の例では、台風情報のデータ放送が受信される)。
【0040】
なお、上述した実施例においては、リモコン装置10aの基本的な機能について説明しているが、状況に応じてその他の機能を付加することは勿論可能である。例えば、操作者が意図する“傾き”の傾き量は操作者によって異なるため、その差異を補償するための“傾き”の感度調節機能を備えるようにしてもよい。
【0041】
具体的には、リモコン装置10aが傾けられたと判定する傾き量のしきい値を数種類決め、予めマイコン17に記憶させておき、操作者がリモコン装置10aを使用する際に、必要に応じて、ボタン操作等によってそのしきい値を選択するようにしてもよいし、操作者がボタン操作等によって所望のしきい値に設定するようにしてもよい。
【0042】
また、上記リモコン装置10aを所定時間傾けた場合の機能は、パソコン等を用いて設定および設定変更が可能となるように構成してもよい。
【0043】
また、本発明のリモコン信号送信装置の傾き姿勢検出手段としては上記加速度センサに限られるものではなく、リモコン信号送信装置の傾き姿勢を良好に検出し、その検出値に応じた信号を出力し得るものであればその他の種類のセンサを用いることが可能である。
【0044】
また、上記のように、傾き姿勢を検出する直交の2軸を、前後方向および左右方向としているが、その他の直交する2軸とすることも可能である。
【0045】
また、上述した各リモコンボタンの押下操作に応じて、赤外線による所定のリモコン信号を出力する赤外発光LEDは、赤外線の指向性を広くするために複数個用いるようにすることが望ましい。
【0046】
【発明の効果】
本発明のリモコン信号送信装置によれば、傾き姿勢検出手段により検出された傾き姿勢に基づき、所定のリモコン信号が被遠隔操作機器(放送用受信装置)に対して送出されるようにしており、リモコン信号送信装置を移動させる方向とその速さに応じてリモコンコードが決定される従来技術のように、送信されるリモコンコードを決定するための操作が不正確になり易いという問題を解消でき、また、回路構成やソフトウェアも簡素になる。
【0047】
したがって、リモコン信号送信装置のリモコンコードの設定を不正確なものとすることなく、その設定操作を簡便なものとすることができる。
【0048】
また、特にBSデジタル放送におけるデータ放送のように、設定画面上の複数要素の中から、フォーカス(カーソル)を移動させて所望の要素を選択する必要がある場合に、リモコン信号送信装置を傾け、その傾けた方向と同じ方向に上記フォーカスを移動できるようにし、要素を決定(確定)する際にのみリモコン信号送信装置のボタンを押下するように構成することで、リモコン信号送信装置のボタン操作を大幅に簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るリモコン信号送信装置の概略構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態に係るリモコン信号送信装置のリモコンボタン配置の概略を示す図
【図3】本発明の実施例に係るBSデジタル受信機のリモコン装置のボタンの配置例を示す図
【図4】図1に示す加速度センサの傾き量と、この加速度センサからの出力パルスのデューティー比との関係を示すグラフ(a)およびその出力パルスのデューティー比を定義するための図(b)
【図5】図3に示すリモコン装置の傾き姿勢に応じた傾き量が検出されることを説明するための図
【図6】図3に示すリモコン装置の、BSデジタル放送のデータ放送を利用する際の操作例を説明するための図
【符号の説明】
10、10a リモコン装置
11 リモコンボタン
12 加速度センサ
13 記憶部
14 リモコン信号変調/送信部
15 電源
16 スイッチ
17 マイクロコンピュータ
21 リモコン信号
31 BSデジタル放送受信機
32 ディスプレイ
33 要素
Claims (3)
- 遠隔操作がなされる被遠隔操作機器に対し、所定の遠隔操作信号を送信するリモコン信号送信装置であって、
当該リモコン信号送信装置の傾き姿勢を検出する傾き姿勢検出手段と、
前記リモコン信号送信装置の傾き姿勢と対応するようにして予め定義されたリモコン信号を記憶するリモコン信号記憶手段と、
前記傾き姿勢検出手段により検出された傾き姿勢に基づき、所定のリモコン信号を前記リモコン信号記憶手段から読み出すリモコン信号読出手段と、
前記リモコン信号読出手段から読み出されたリモコン信号を前記被遠隔操作機器に対して送出するリモコン信号送出手段とを備え、
前記傾き姿勢検出手段における、前記リモコン信号送信装置の傾き姿勢を検出する回路は、当該リモコン信号送信装置の非操作時には電源入力がオフ状態とされ、当該リモコン信号送信装置の任意の操作要素が操作された場合に前記電源入力がオン状態とされ、前記操作要素が操作された時点から所定時間が経過した時点で前記電源入力がオフ状態とされるように構成されていることを特徴とするリモコン信号送信装置。 - 前記回路の電源入力がオン状態とされた時点において前記傾き姿勢検出手段により検出された、前記リモコン信号送信装置の傾き姿勢を、該電源入力がオフ状態となるまで基準姿勢として記憶保持する基準姿勢記憶手段と、
該基準姿勢記憶手段に記憶された基準姿勢と、その後の時点において前記傾き姿勢検出手段により検出された、前記リモコン信号送信装置の傾き姿勢との差分に基づき、前記その後の時点において検出された前記傾き姿勢が有効な操作によるものか否かを判定する有効操作判定手段とを備え、
前記リモコン信号読出手段は、前記有効操作判定手段が有効な操作によるものと判定した前記傾き姿勢についてのみ、該傾き姿勢に応じた前記リモコン信号を前記リモコン信号記憶手段から読み出すように構成されていることを特徴とする請求項1記載のリモコン信号送信装置。 - 前記傾き姿勢検出手段が加速度センサからなり、該加速度センサは、検出した傾き姿勢の大きさに応じたデューティー比を有するパルス信号を出力することを特徴とする請求項1または2に記載のリモコン信号送信装置。
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