JP4064106B2 - おしゃぶり乳首およびこのようなおしゃぶり乳首を有するおしゃぶり - Google Patents
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Description
本発明は、おしゃぶり乳首をおしゃぶりシールドに固定するための固定区分を有しているシャフト部分と、固定区分とは逆の側の、シャフト部分よりも幅広い頭部分とを備えているおしゃぶり乳首に関する。
【0002】
さらに本発明は、このようなおしゃぶり乳首を有するおしゃぶりに関する。
【0003】
ECC虫歯(ECC=early childhood caries)は3歳以下の子供の第1歯に生ずる虫歯の主タイプである。既に7か月の年齢で子供の虫歯が発生する。実験の示したところでは、瓶食事の使用は連鎖球菌およびラクトバジレン(Lactobazillen)の成長を促進し、その際両方の有機体は虫歯の発生と関連がある。しかしながら、子供が鎮静のために、食事の摂取に役立たないおしゃぶり、たとえばおしゃぶり乳首を使用する場合には、バクテリアおよび連鎖球菌の全数がわずかである。食事、たとえばミルクあるいは希薄な粥をとる場合に、食事は子供の口内で有機体のための食事のように作用し、したがってその成長が促進され、虫歯が形成される。これに対し、子供がおしゃぶり乳首を吸っている場合には、多量の唾液が子供の口内に存在し、このことはバクテリア、連鎖球菌などの数を減少させ、これによって虫歯形成の危険を低下させる。
【0004】
子供の口内における唾液腺の位置、子供の口内における唾液流の重力および形式に基づいて、しかしながら、本発明をもたらした実験の示すところでは、比較的にわずかな唾液しか小さな子供の歯にまで達せず、したがって特にそこでバクテリアコロニーが比較的に妨げなしに成長することができ、ECC虫歯、特にベビー瓶症候群(歯の衰弱)を引き起こす。
【0005】
US 5 275 619 A においては、外面が滑らかなおしゃぶり乳首を有するおしゃぶりが記載されており、その際おしゃぶり乳首はシャフト部分と幅の広い頭部分とを有している。頭部分には、おしゃぶり乳首を補強するための内面のリブが設けられている。このおしゃぶり乳首(および背景技術による比較可能なおしゃぶり乳首)は唾液生成を単にわずかに励起するだけであり、特に歯に対する唾液流が保証されないという欠点を有している。
【0006】
DE 197 01 969 A1 は他面において、中空円筒状の、いぼ状突起を備えたシャフトを有するおしゃぶり乳首を開示している。これらのいぼ状突起によって、一面では顎の血行をよくし、もしくは歯の形成を補助し、かつ他面では歯の痛みを和らげる作用−噛みリングの形式で−を達成しようとするものである。唾液生成の励起はこの場合やはり生ぜず、歯領域への(補強された)唾液流もわずかである。
【0007】
本発明の目的はしたがって、冒頭で述べた形式のおしゃぶり乳首を改良し、強い唾液生成を励起し、歯に対する唾液流を保証して、最適の口内生理的寄生菌を歯の領域においても得るようにすることである。
【0008】
冒頭で述べた形式の本発明によるおしゃぶり乳首の特徴とするところは、頭部分がその外面に少なくとも1つの厚くされた領域を有しており、これは少なくとも1つの隆起した部分を形成しており、かつ厚くされた領域内に少なくとも1つの唾液流動通路が設けられている点に存する。このように構成されたおしゃぶり乳首により、おしゃぶりの際に、頭部分外側の厚くされた領域、換言すれば隆起した部分が「唾液励起隆起」として口内部および特に唾液腺の領域をマッサージし、したがって唾液生成が強く励起されることが達成される。唾液はしかしながら後方の口領域内にとどまらず、唾液流動通路によって前方の歯に向かって導かれ、そこでその抗バクテリア作用を発揮し、虫歯形成をこれにより充分に阻止する。この場合、単に1つの唾液流動通路を設けることが可能であるが、しかしながら多数の唾液流動通路を厚くされた領域に設けると、それだけ多量の唾液が歯に導かれるので、好ましくは複数の唾液流動通路が設けられる。
【0009】
US 3 946 888 A から、外側のリブ形の厚みを有しているおしゃぶり乳首は公知である。これらのリブはしかしながら、US 3 946 888 A によるおしゃぶりは瓶おしゃぶりであって、したがって呑み瓶によって食事をとることによって、唾液が付加的に口から洗われ、栄養が有機体の栄養媒体となることを別としても、おしゃぶりを補強するものである。EP 0 757 909 A1 には、やはり瓶おしゃぶりが記載されており、これはシャフトの外周に延びるリブを有していて、このリブは吸引力を作用させる場合におしゃぶり部分の同時の運動を生ぜしめて、舌の上面から食事の残りをきれいにするためのものである。FR 2 302 724 A から、類似の瓶おしゃぶりが明らかであり、これは波形の外面を有していて、吸い込み力を作用させる場合におしゃぶりの縦伸張を可能にする。US 4 623 069 A も類似の瓶おしゃぶりを記載しており、これはこの場合2つの互いに内外に折り返された壁から成っている。これによって2つの室が生じ、これらの室は、可とう性に適合すること、および吸い込み運動および噛み運動の際の側方の圧力に対する二重に増強された抵抗を生ぜしめることに役立つ。さらに、DE 197 16 534 A1 は瓶おしゃぶりを記載しており、これは少なくとも1つのその広幅側に隆起および/または凹所を有している。この瓶おしゃぶりも、やはり規定により単に呑む間だけ口内に保持されるものであって、その際前述の欠点が与えられている。GB 2 463 A.D. 1873 はさらに噛みプレートを示しており、これは種々の形の隆起および凹所を有している。これらの隆起および凹所は顎のマッサージ、小さな子供の口内で良好に保持されること、および歯の磨きに役立つ。この場合しかしながら「全口の」吸い込みは不可能である。それは噛みプレートは扁平に構成されていて、したがって唾液の生成は活発に行われず、また唾液が歯に導かれないからである。
【0010】
本発明によるおしゃぶり乳首において、小さな子供の歯に最適の唾液流が保証されるようにするために、さらに唾液流動通路がシャフト部分の方向に延びているようにすると、有利である。この場合、唾液流動通路は固定区分の中心に向かってかつまた両側に向かって斜めに延びているようにすることができ、したがって唾液流は側方の歯にも達成される。
【0011】
さらに、少なくとも1つの唾液流動通路が直線状に延びていると有利である。これによって唾液は迅速にかつ直接に歯に案内される。
【0012】
有利には、少なくとも1つの唾液流動通路が波形にもしくはジクザグ形に延びている。これによって幅広い領域がその都度ただ1つの、直線状の唾液流動通路よりも長い唾液流動通路によって、覆われて、多量の唾液が唾液流動通路内に集められることが保証される。
【0013】
特に有利な実施形の特徴とするところは、少なくとも2つの互いに平行に延びている唾液流動通路が設けられていることである。これらの唾液流動通路はこの場合直線状にも、また波形もしくはジグザグ形にも延びることができる。多数の互いに平行に延びる唾液流動通路が設けられている場合には、歯の方向での持続的な唾液流が保証されており、その際唾液は単に中央の前歯に案内されるだけでなしに、歯の全体の前領域に案内され、そこから唾液は側方にさらに流れることができる。
【0014】
さらに、少なくとも2つの互いに交差している唾液流動通路が設けられていると、有利である。この場合、唾液流動通路はたとえばおしゃぶり乳首の縦軸腺に対して斜めに延びることができ、したがって多数の唾液流動通路が設けられている場合には、十時形の模様を形成する。この形式で唾液流はおしゃぶり乳首の頭部分にわたって一様に分配され、唾液はすべての歯に達する。
【0015】
これらすべての唾液流動通路の異なった実施形においては、その都度の唾液流動通路の横断面も異なって構成可能である。唾液流動通路はたとえば三角形、長方形あるいは多角形または丸くすることができる。この場合、唾液流動通路が容易に浄化されて、アンダカットが回避可能であることが重要である。最大限可能な唾液流動通路の深さは厚くされた領域の厚さにも関連しており、唾液流動通路の幅並びに2つの唾液流動通路の間の厚くされた領域の幅は異なって構成することができる。
【0016】
厚くされた領域の少なくとも1つの隆起した部分が横断面を長方形および/または三角形および/または円形に構成されていると有利である。唾液形成の励起のための局所的な隆起部を形成するこれらの隆起した部分の種々異なる横断面形は、唾液腺の活発化に種々に作用する。さらに、特定の横断面の使用は小さな子供の口の敏感性にも関連しており、その際たとえば三角形の横断面は敏感でない口もしくは幾分か年をとった子供の口に使用することができ、これに対し口内の損傷、炎症その他の敏感な箇所もしくは未熟児または乳児の場合には丸い横断面が好ましい。それは丸い横断面は柔らかいマッサージを保証するからである。
【0017】
有利な実施形の特徴とするところは、種々異なる唾液流動通路の構成が頭部分の厚くされた領域に設けられていることである。たとえば、頭部分の厚くされた領域には、直線状の、互いに交差する唾液流動通路、および別の厚くされた領域には互いに平行に延びる、波形の唾液流動通路を設けることができる。
【0018】
有利には、横断面を種々に構成された隆起した部分を有する種々の厚くされた領域が設けられている。この形式で、小さな子供に好みに応じて、一方の側あるいは他方の側に、一方または他方の厚くされた領域を上方の口蓋の方向に有しているおしゃぶり乳首を使用することができ、したがって両方の厚くされた領域の種々異なる構成によって、口内におけるおしゃぶり乳首の位置に応じて、種々異なる活発化が保証されている。この活発化の交代によって唾液生成が強く励起される。
【0019】
別の有利な実施形では、各唾液流動通路の底とおしゃぶり乳首の内面との間の厚さが、厚くされた領域の外方のおしゃぶり乳首の内面と外面との間の厚さに等しい。この実施形は製作が簡単であり、さらにこれによって、おしゃぶり乳首の最適の壁厚が保証され、一面ではおしゃぶり乳首の長い耐用寿命を保証しかつ唾液流動通路の適当な深さを保証するために充分に厚く、他面ではおしゃぶり乳首が全体として適当な程度に可とう性であるように充分に薄い。
【0020】
有利には、唾液流動通路に隣接して、固定区分とは逆の側の端部に、隆起部が設けられている。この隆起部は特別に後方の口蓋領域を活発にし、このことは、強い唾液生成を生ぜしめる。
【0021】
おしゃぶり乳首もしくはおしゃぶりシールドは、有利には、次のように構成されている。すなわち、おしゃぶりを使用する場合に、厚くされた領域が口内の上および/または下に位置し、これによって唾液生成の励起が特に効果的であるように、構成されている。このことはたとえば次のことによって達成される。すなわち、おしゃぶりシールドが楕円形あるいはレムニスケート形(たとえばUS 5 403 349 A を見よ)に構成されていて、したがっておしゃぶり−円形の横断面を有するおしゃぶり乳首の場合でも−は常に単に一方または他方の側を上方に向けて、しかし横に向けてではなしに、口内に受容さるることができる。それはおしゃぶりシールドがおしゃぶり乳首の口内の位置をあらかじめ定めるからである。
【0022】
特に有利なおしゃぶり乳首は、楕円形の横断面を有している。この形式で、おしゃぶり乳首の口内における位置はおしゃぶり乳首の形状によってあらかじめ定められている。おしゃぶり乳首の「扁平な」面は口内でおしゃぶり乳首の上面もしくは下面を形成している。この場合、単に一方の扁平な面が少なくとも1つの厚くされた領域を有することができるが、しかしながらおしゃぶり乳首の両方の扁平な面に厚くされた領域を構成するのが有利である。この形式で、小さな子供の口内のおしゃぶり乳首の位置は上下に関して、重要ではなく、歯に対する強い唾液流がいつでも保証されている。
【0023】
厚くされた領域を取り囲んでいる滑らかな縁領域が設けられていると、有利である。特に楕円形横断面のおしゃぶり乳首の場合に、縁領域の厚肉化はすなわち、実験の示したところでは、補強を生ぜしめないで、驚くべきことには、おしゃぶり乳首の簡単な噛み切りを生ぜしめる。
【0024】
もちろん、厚くされた領域の面を細長く、丸く、星形などに構成することが可能であり、その際、頭部分の一方の領域が他方の領域とは異なって厚くされた領域の面形状を有することができる。
【0025】
好ましくはおしゃぶり乳首はシリコン、ラテックス、ゴムもしくはプラスチックから製作されている。この場合製作のためには、おしゃぶり乳首を厚くされた部分を含めて同一の材料から製作されていると簡単であるが、しかしながらおしゃぶり乳首を1つの材料から、かつ厚くされた領域を支持体として別の材料から製作することも可能である。この場合その都度の材料の選択はおしゃぶり乳首の所望の厚さにも関連しており、その際もちろん健康に関する観点も注意すべきである。
【0026】
さらに本発明によればおしゃぶり乳首を有するおしゃぶりも提案され、これは前述のようなおしゃぶり乳首を有している。おしゃぶり乳首はこの場合、その固定区分をもっておしゃぶりシールドに自体公知の形式で、たとえば締め付け、接着などによって取り付けられる。
【0027】
本発明は、以下において図面に示した好ましい実施例によってさらに説明する。しかしながら本発明はこの実施例の限定されるものではない。
【0028】
図1Aにおいては、横断面が楕円形で表面構造を備えたおしゃぶり乳首2を有するおしゃぶり1が示されており、その際おしゃぶり乳首2は、おしゃぶり1をたとえばレムニスケート形のあるいは楕円形のおしゃぶり1のおしゃぶりシールド5に固定するための固定区分4を備えたシャフト部分3と、固定区分4とは逆の側の幅広い頭部分6とを有している。頭部分6には両方の扁平な面に厚くされた領域7が設けられており、この厚くされた領域は唾液流動通路8(以下においては短く「流動通路」と呼ぶ)を有しており、この流動通路は波形でかつ互いに交差しており、唾液励起隆起部である個々の隆起した部分7′によって与えられている。厚くされた領域7は小さな子供の口内で唾液生成を励起し、唾液は流動通路8によってシャフト3もしくは固定区分4の方向に、ひいては小さな子供の歯に案内される(図1Aの矢印参照)。おしゃぶり1の固定区分4は、くさび部9と、おしゃぶりシールド5の開口の壁10との間に締め付けられている。おしゃぶりシールド5は別の開口11を有しており、これは非常呼吸開口として機能し、並びに−通気開口として−小さい子供の顔の皮膚の口の領域の良好な乾きを保証する。おしゃぶりシールド5にはさらにキャップ形のつまみ12が取り付けられている。
【0029】
図1Bは図1Aに示したおしゃぶり乳首2の半分の横断面を示し、その際おしゃぶり乳首2の楕円形の横断面も認めることができる。厚くされた領域の隆起した部分7′は横断面を長方形に構成されている。
【0030】
図2Aおよび2Bにおいては、その全体的な構造では同じおしゃぶり1′が示されているが、しかしながらおしゃぶり乳首2は変化せしめられていて、その際流動通路8は図1Aおよび1Bのように波形であるが、しかしながら互いに平行に延びるように構成されている。図1Aにおけるように、厚くされた領域7は頭部分6の中央領域に設けられており、その際縁領域は滑らかである。この形式で、おしゃぶり乳首2の噛み切りが良好に阻止される。
【0031】
たとえば、おしゃぶり乳首の一方の面が図1Aおよび1Bのように、かつ第2の面が図2Aおよび2Bのように構成されているおしゃぶり乳首の構成も考えられる。
【0032】
図3A、3Bおよび図4A、4Bは別の厚くされた領域7および流動通路8を備えたおしゃぶり乳首2を有するおしゃぶり1′′もしくは1′′′を示し、その際図3Aは直線状の、互いに交差している流動通路8を示し、図4Aは直線状の、互いに平行に延びる流動通路8を示す。図4Aにおいてはさらに、シャフト部分3とは逆の側の端部に付加液な隆起部13が設けられており、これによって乳児の口の後方の口蓋領域を特別に活発化し、このことは唾液生成をなお強く励起する。この場合においても、たとえばおしゃぶり乳首2の一方の面が図3Aおよび3Bの示す構成を有していて、おしゃぶり乳首の他方の面が図4Aおよび4Bによって構成されているようにすることができる。
【0033】
たとえば図示の4つのおしゃぶり乳首の表面構造の任意の組み合わせもしくは両方の面にただ1つの特定構造を有するおしゃぶり乳首2あるいは単に一方の面が特定構造化されているおしゃぶり乳首2を設けることができる。
【0034】
図5A、5Bおよび5Cは厚くされた領域7の種々の隆起した部分7a,7b,7cを横断面図で示し、その際図5Aの隆起した部分7aは三角形の横断面を有し、図5Bの隆起した部分7bは四角形、特に台形の横断面を有し、図5Cの隆起した部分7cは丸い横断面を有している。図5Aの流動通路8aは横断面が台形であり、図5Bの流動通路8bは横断面が三角形であり、図5Cの流動通路8cは横断面が丸い。図5Aの流動通路8aは、図5Bの流動通路8bあるいは図5Cの流動通路8cよりも著しく幅広い。
【0035】
以上の実施形は単に例として述べたものであり、もちろん隆起した部分および流動通路の別の形状、たとえば横断面が長方形の流動通路8または厚くされた領域7の隆起した部分7′も考えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1A】 おしゃぶりの乳首を有するおしゃぶりを、部分的に断面して示した図である。
【図1B】 このおしゃぶりの乳首の頭部分の部分的横断面図である。
【図2A】 異なった表面構造の乳首を有するおしゃぶりを、部分的に断面して示した図である。
【図2B】 このおしゃぶりの乳首の頭部分の部分的横断面図である。
【図3A】 異なった表面構造の乳首を有するおしゃぶりを、部分的に断面して示した図である。
【図3B】 このおしゃぶりの乳首の頭部分の部分的横断面図である。
【図4A】 異なった表面構造の乳首を有するおしゃぶりを、部分的に断面して示した図である。
【図4B】 このおしゃぶりの乳首の頭部分の部分的横断面図である。
【図5A】 厚くされた領域の隆起した部分および唾液流動通路の横断面図である。
【図5B】 異なった構成の厚くされた領域の隆起した部分および唾液流動通路の横断面図である。
【図5C】 異なった構成の厚くされた領域の隆起した部分および唾液流動通路の横断面図である。
【符号の説明】
1 おしゃぶり、 1′ おしゃぶり、 1′′ おしゃぶり、 1′′′ おしゃぶり、 2 おしゃぶり乳首、 3 シャフト部分、 4 固定区分、 5 おしゃぶりシールド、 6 頭部分、 7 厚くされた領域、 7′ 隆起した部分、 7a 隆起した部分、 7b 隆起した部分、 7c 隆起した部分、 8 唾液流動通路、 8a 唾液流動通路、 8b 唾液流動通路、 8c 唾液流動通路、 9 くさび部、 10 壁、 11 開口、 12 つまみ、 13 隆起部
Claims (16)
- おしゃぶり乳首(2)をおしゃぶりシールド(5)に固定するための固定区分(4)を有しているシャフト部分(3)と、固定区分(4)とは逆の側の、シャフト部分(3)よりも幅広い頭部分(6)とを備えているおしゃぶり乳首(2)において、
頭部分(6)がその外面に厚くされた領域(7)の構成をした少なくとも1つの唾液励起隆起部を有しており、これは複数の隆起した部分(7′;7a;7b;7c)を形成しており、かつ厚くされた領域(7)内に少なくとも1つの唾液流動通路(8)が設けられており、唾液流動通路(8)が、隣接する隆起した部分(7′;7a;7b;7c)によって制限されて、シャフト部分(3)の方向に延びており、唾液流動通路(8)によって唾液がシャフト部分の方向(3)に、ひいては前方の歯に向かって導かれることを特徴とする、おしゃぶり乳首。 - 少なくとも1つの唾液流動通路(8)が直線状に延びている、請求項1記載のおしゃぶり乳首。
- 少なくとも1つの唾液流動通路(8)が波形もしくはジクザグ形に延びている、請求項1または2記載のおしゃぶり乳首。
- 少なくとも2つの互いに平行に延びている唾液流動通路(8)が設けられている、請求項1から3までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 少なくとも2つの互いに交差している唾液流動通路(8)が設けられている、請求項1から4までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 厚くされた領域(7)の少なくとも1つの隆起した部分(7′)が横断面を長方形に構成されている、請求項1から5までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 厚くされた領域(7)の少なくとも1つの隆起した部分(7a)が横断面を三角形に構成されている、請求項1から6までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 厚くされた領域(7)の少なくとも1つの隆起した部分(7c)が横断面を円形に構成されている、請求項1から7までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 種々異なる唾液流動通路の構成が頭部分(6)の種々の厚くされた領域(7)に設けられている、請求項1から8までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 横断面を種々に構成された隆起した部分(7′,7a,7b,7c)を有する種々の厚くされた領域(7)が設けられている、請求項1から9までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 各唾液流動通路(8)の底とおしゃぶり乳首(2)の内面との間の厚さが、厚くされた領域(7)の外方のおしゃぶり乳首(2)の内面と外面との間の厚さに等しい、請求項1から10までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 唾液流動通路(8)に隣接して、固定区分(4)とは逆の側の端部に、隆起部(13)が設けられている、請求項1から11までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 厚くされた領域(7)を取り囲む滑らかな縁領域が設けられている、請求項1から12までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- おしゃぶり乳首が楕円形の横断面を有している、請求項1から13までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- おしゃぶり乳首が、シリコン、ラテックス、ゴムもしくはプラスチックから製作されている、請求項1から14までのいずれか1項に記載のおしゃぶり乳首。
- 請求項1から15までのいずれか1項に記載の、おしゃぶりシールド(5)およびそれに取り付けられたおしゃぶり乳首(2)を有している、おしゃぶり。
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