JP4064099B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、変動表示遊技の始動記憶を所定上限値までの範囲で記憶可能であると共に、特定条件の成立と関連して特定遊技状態を発生させる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、パチンコ遊技機等の遊技機においては、始動入賞口(普通変動入賞装置が兼ねていることが多い)へ遊技球が入賞する等の始動条件の成立に応じて変動表示装置(例えば、液晶表示装置等)で、複数種類の識別情報を変動表示させる変動表示遊技を行うようになっているものがある。さらに、このような遊技機では、前記変動表示遊技の結果が、予め定められた特別表示態様となること(例えば、識別情報の組み合わせが「7,7,7」のぞろ目などになること)に関連して、遊技者に有利な特別遊技状態(いわゆる大当たり状態などと呼ばれる、遊技球の大量獲得が容易な状態)が発生するようになっている。
【0003】
また、前記遊技機では、変動表示遊技中や特別遊技状態の継続中等の所定遊技状態中に、始動入賞口への入賞があった場合には、変動表示遊技の始動記憶を、所定上限値(例えば4個)までの範囲で記憶可能となっているものが多い。そして、変動表示遊技や特別遊技状態等の終了時に、始動記憶があれば、続いて当該始動記憶に基づく変動表示遊技を開始するようになっている。
【0004】
またさらに、この種のパチンコ遊技機では、遊技球の普図始動ゲートの通過(補助始動条件の成立)に基づき、普通図柄表示装置において、普図が変動表示する補助遊技が行われ、その表示結果が所定の結果態様になった場合に、始動入賞口(特図始動入賞口)を兼ねた普通変動入賞装置が開放されて、前記始動条件の成立し易い補助当たり状態が発生するようになっている。
【0005】
また、例えば、大当たり状態が発生したときの特別表示態様が「3,3,3」、「7,7,7」などの所定の特別表示態様であった場合等、特定条件が成立した場合には、その大当たり状態の終了後、変動入賞装置が開放される際の開放時間を延ばすと共に、変動表示装置における変動表示遊技の変動表示時間を短縮して(例えば、通常時30秒の変動表示時間を6秒に短縮して)、変動表示遊技の単位時間当たりの実行可能回数を増加させる時短状態などの特定遊技状態を発生させるパチンコ遊技機も知られている。
【0006】
さらに、遊技機によっては、前記特定遊技状態の発生と同時に、又は特定遊技状態の発生とは別に、特定遊技状態において変動表示時間が短縮される時短変動表示遊技等の継続可能な変動表示回数が決定されるものもあり、この変動表示回数が、所定の条件の成立に基づき、変更可能となっているものもある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記したような従来の遊技機においては、特別遊技状態中や特定遊技状態中等の始動入賞口に遊技球が入賞しやすい場合でも、所定値に決められた始動記憶の上限値(例えば4個)を上回った分は始動記憶として記憶されず、遊技者はこれにより損をしたような気分になっていた。
【0008】
本発明は、前記のような問題点を解決するためになされたもので、始動記憶を記憶可能な上限値を変更可能とし、該上限値は、特定遊技状態に関連して変更される遊技機を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、
請求項1記載の発明は、複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示装置と、
遊技球が入賞しやすい開状態と入賞し難い閉状態とに変換可能な変動入賞装置と、
該変動入賞装置への遊技球の入賞に基づいて、前記変動表示装置において変動表示遊技を行い、該変動表示遊技の結果が、予め定められた特別表示態様となることに関連して、遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能な制御を行う制御装置と、
を有する遊技機において、
前記制御装置は、
前記変動表示遊技の始動記憶を所定上限値までの範囲で記憶可能な始動記憶手段と、
特定条件の成立と関連して、前記変動入賞装置の開状態への変換に関わる制御を遊技者にとって有利な状態にした特定遊技状態を、当該特定遊技状態中の前記変動表示遊技の実行回数に所定回数の制限を付けて発生させる特定遊技状態発生手段と、
前記特定遊技状態の継続可能な変動表示遊技の回数を複数種類の変動表示遊技回数の中から選択決定する特定遊技状態継続可能回数決定手段と、
を備え、
前記始動記憶手段は、
前記特定遊技状態継続可能回数決定手段の選択決定と関連して、始動記憶の上限値を変更可能とする始動記憶上限値変更手段を備え、
前記始動記憶上限値変更手段は、前記特定遊技状態継続可能回数決定手段が決定した変動表示遊技の回数が多いほど、始動記憶の上限値を増加させることを特徴としている。
【0010】
ここで、遊技機としては、球を遊技媒体とする弾球遊技機、例えば、パチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、或いは雀球遊技機などが挙げられる。
識別情報には、数字、文字、記号及びキャラクタ、並びに色彩など、視覚により識別可能な識別図柄(識別標識)等が含まれる。
変動表示装置は、液晶表示装置、CRT(陰極線管)表示装置、多数の発光素子を配列した表示装置、回転ドラムを使用したメカ式の表示装置などの単体の装置であっても、また、これら装置の組み合わせでも良い。
始動記憶には、変動表示遊技の開始指示や、識別情報の組み合わせ態様等に関するデータ(乱数値)が含まれており、遊技球の始動入賞口(ここでは変動入賞装置が兼ねている)への入賞をセンサなどが検知する等の始動条件の成立に基づき発生し、この始動記憶に基づいて、該当する制御装置が変動表示遊技を開始させる制御を行うようになっている。
また、所定遊技状態中(例えば、変動表示遊技中や特別遊技状態の継続中等の、始動記憶に基づいて次の変動表示遊技をすぐに開始できない状態中)に、始動記憶が発生した場合には、通常時には所定上限値(例えば4個)までの範囲で記憶可能となっている。前記始動記憶が記憶されている場合には、変動表示遊技の開始条件が成立(前の変動表示遊技が終了する、又は特別遊技状態が終了する等)したら、次の変動表示遊技を開始し、当該始動記憶を消化するようになっている。
「変動表示遊技の結果が、予め定められた特別表示態様となる」とは、例えば、停止表示された識別情報の組み合わせが「7,7,7」のぞろ目などの予め定められた特定の状態となることである。
特別遊技状態とは、通常遊技時に比べて多数の遊技媒体(遊技価値)を獲得し易い遊技状態をいい、例えば、第1種のパチンコ遊技機における大入賞口(特別変動入賞装置ともいう。)の開放、第3種のパチンコ遊技機における権利発生の状態、或いは電動役物を複数備えた一般電役機における電動役物を連続して開放させる状態などがある。
なお、特定遊技状態の発生に関連する特定条件としては、変動表示装置における特別表示態様に関連していても良いし、また、特別表示態様とは別の条件、例えば特別遊技状態中の演出で行われる表示ゲームに関連していても良い。
すなわち、特定条件の成立としては、例えば、変動表示装置における特別表示態様のうち、特に定められた態様となる(特に「1」,「3」,「5」,「7」のぞろ目となる等)こと、特別遊技状態中の演出で行われる表示ゲームにおいて特定の表示態様となることなど、特定遊技状態が発生する条件となる適宜のものが挙げられる。
特定遊技状態継続可能回数決定手段は、特定条件が成立する場合において、特定遊技状態の継続可能な変動表示回数を決定するためのものであり、例えば、特定条件である、特別表示態様が「1」,「3」,「5」,「7」のいずれかのぞろ目となる場合に、そのぞろ目が「1」,「3」,「5」のいずれかであれば変動表示回数が20回、「7」であれば変動表示回数が50回となる等、適宜の条件で適宜の変動表示回数を決定する。さらに、特別遊技状態中の演出で行われる表示ゲームの結果で変動表示回数が決定される等、特別表示態様に関連しない別の条件で変動表示回数が決定されても良い。
なお、特定遊技状態としては、例えば、変動表示回数の制限付きの普図時短状態、変動表示回数の制限付きの普図確変状態、特図確変状態における変動表示回数の制限付きの普図時短状態、特図確変状態における変動表示回数の制限付きの普図確変状態等が挙げられる。
【0011】
この請求項1記載の発明によれば、特定遊技状態継続可能回数決定手段が決定した変動表示遊技の回数が多いほど、始動記憶の上限値を増加させるため、例えば、特別遊技状態(大当たり状態)中や特定遊技状態中等の遊技球が始動入賞口に入賞しやすいときに、始動記憶の上限値を増やす等により、特別遊技状態状態中や特定遊技状態中の遊技球の始動入賞口への入賞をある程度生かすことができ、遊技に変化を持たせ、遊技の興趣を高めることができる。また、始動記憶の上限値を、特定遊技状態に関連した条件に基づいて変更可能としているため、特定遊技状態へ遊技者の関心を引くことができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の遊技機において、
前記特定遊技状態発生手段は、
前記特別遊技状態の発生と関連して、特定遊技状態を発生させることを特徴としている。
【0013】
この請求項2記載の発明によれば、特別遊技状態の発生と特定遊技状態の発生を関連付けることができるため、これらの相乗効果で、より遊技の興趣を高めることができる。
【0014】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の遊技機において、
前記特別表示態様には、複数種類の表示態様が設定可能であり、
前記特定遊技状態継続可能回数決定手段は、
変動表示遊技の結果として表示される特別表示態様の種類に基づき、特定遊技状態の継続可能な変動表示回数を複数種類の変動表示回数の中から選択決定することを特徴としている。
【0015】
この請求項3記載の発明によれば、変動表示遊技の結果として表示される特別表示態様の種類に基づき、特定遊技状態の継続可能な変動表示回数を複数種類の変動表示回数の中から選択決定するため、これに伴い、始動記憶の上限値も、特別表示態様の種類により変更可能となる。これにより、大当たり状態発生時のハラハラ感が一層増し、遊技の興趣を高めることができる。
【0016】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機において、
前記始動記憶上限値変更手段には、
前記特定遊技状態中に特別遊技状態が発生することに基づき、始動記憶の上限値を増加可能とする始動記憶上限値増加手段を含むことを特徴としている。
【0017】
この請求項4記載の発明によれば、特定遊技状態中に特別遊技状態が発生することに基づいて始動記憶の上限値を増加可能とすることにより、特定遊技状態中の大当たりにさらなる有利性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0018】
ここで、始動記憶上限値の増加の仕方としては、例えばそれまでの値の2倍になる等が挙げられる。
【0019】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の遊技機において、
前記始動記憶上限値増加手段は、
前記特定遊技状態中に特別遊技状態が発生した時点での残りの変動表示回数が通常遊技状態の始動記憶上限値よりも大きい場合、当該残りの変動表示回数を始動記憶上限値とすることを特徴としている。
【0020】
ここで、通常遊技状態とは、特別遊技状態と特定遊技状態を除いた遊技状態を言う。
【0021】
この請求項5記載の発明によれば、特定遊技状態中に特別遊技状態が発生した時点での残りの変動表示回数が通常遊技状態の始動記憶上限値よりも大きい場合、当該残りの変動表示回数を始動記憶上限値とすることができるため、特定遊技状態中の早いうちに大当たり状態となったメリットを得ることができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0022】
請求項6記載の発明は、請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機において、
前記始動記憶上限値変更手段は、始動記憶上限値が所定値以下の範囲で変更されるように設定可能であることを特徴としている。
【0023】
ここで、前記所定値とは、例えば略大当たり確率の逆数である等、適宜の値とすればよい。
【0024】
この請求項6記載の発明によれば、始動記憶上限値が所定値以下の範囲で変更されるように設定可能であるため、始動記憶上限値が際限なく増加することを防ぐことができ、遊技の公正を保つことができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0025】
請求項7記載の発明は、請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機において、
前記制御装置は、
遊技状態が特定遊技状態から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常遊技状態の始動記憶上限値以下になるまで、前記変動入賞装置への新たな始動入賞を無効とすることを特徴としている。
【0026】
この請求項7記載の発明によれば、遊技状態が特定遊技状態から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常遊技状態の始動記憶上限値以下になるまで、前記変動入賞装置への新たな始動入賞を無効とすることができる。始動記憶数の上限値が増加するのは大当たり状態中或いは特定遊技状態中のみであるから、通常遊技状態に戻った場合、通常の記憶上限値に戻らなければならない。よって、特定遊技状態終了後新たな始動記憶を受け付けないことで速やかに通常の記憶上限値まで戻してその後の遊技を行うことができ、遊技状態の違いを明確にして遊技の興趣を高めることができる。
【0027】
なお、始動入賞とは、始動記憶を伴う遊技球の入賞のことを言う。すなわち、変動入賞装置への新たな始動入賞を無効とするとは、変動入賞装置に遊技球が入賞したときに、始動記憶が行われずに前記変動入賞装置への入賞に対する払い出しのみが行われる場合と、始動記憶も行われず前記変動入賞装置への入賞に対する払い出しも行われない場合がある。
【0028】
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機において、
前記変動入賞装置を遊技盤における遊技領域に備えていると共に、
該遊技領域に向けて遊技球を発射可能な発射装置を備えており、
前記制御装置は、
遊技状態が特定遊技状態から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常遊技状態の始動記憶上限値以下になる、或いは、前記変動表示装置における変動表示遊技の結果が特別表示態様で停止表示されるまで、前記発射装置を発射停止することを特徴としている。
【0029】
この請求項8記載の発明によれば、遊技状態が特定遊技状態から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常遊技状態の始動記憶上限値以下になる、或いは、前記変動表示装置における変動表示遊技の結果が特別表示態様で停止表示されるまで、発射装置からの遊技球の発射を停止するため、前記変動入賞装置に遊技球が始動入賞して始動記憶数が増えることがなく、始動記憶数を速やかに通常の記憶上限値まで戻してその後の遊技を行うことができ、遊技状態の違いを明確にして遊技の興趣を高めることができる。
また、請求項7の発明を伴う場合には、新たな始動入賞を無効としている間に遊技球を発射して球を無駄にすることを防止できるため、より明確に遊技状態の違いを認識することができる。これにより、さらに遊技の興趣を高めることができる。
なお、前記変動表示装置における変動表示遊技の結果が特別表示態様で停止表示されたときには、遊技球を発射しないと遊技者が不利な状態になる(多量の賞球を得る機会を逸する)ため、発射装置の遊技球の発射停止を解除して発射可能にする。
【0030】
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれかに記載の遊技機において、
前記変動表示装置は、
特定遊技状態中は、マルチ画面にして複数の変動表示遊技を同時に行い、複数の始動記憶を同時消化可能であることを特徴としている。
【0031】
この請求項9記載の発明によれば、特定遊技状態中、記憶上限値が増加された結果、多くの始動記憶が溜まってしまうことがあるが、これをマルチ画面で迅速に消化できるため、時間がない遊技者でも安心して遊技を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0032】
【発明の実施の形態】
〔第1の実施の形態〕
以下、図面を参照して、本発明に係る第1の実施の形態について説明する。
本実施の形態は、本発明に係る遊技機の適例としてのパチンコ遊技機、特に、いわゆる「第1種」に属するタイプのパチンコ遊技機について説明を行うものである。
【0033】
図1及び図2に示すように、この実施の形態のパチンコ遊技機100は、内部の遊技領域1a内に遊技球を発射して遊技を行うもので、その前面枠111の前側上半部におけるガラス板の奥側には、遊技領域1aを構成する遊技盤1が設置されている。
【0034】
この遊技盤1のガイドレール2で囲まれた遊技領域1aには、普図始動ゲート6,6、特別図柄(特図)表示装置4、普通図柄(普図)表示装置7、普図変動表示遊技の結果如何によって開閉部材9a,9aを開(遊技球が入賞しやすい開状態)閉(遊技球が入賞し難い閉状態)させる特図始動入賞口を兼ねた変動入賞装置(ここでは普通変動入賞装置を指す)9、特図変動表示遊技の結果如何によって大入賞口5bを閉じた状態(遊技者にとって不利な状態)から開放状態(遊技者にとって有利な状態)に変換するサイクル遊技を行う特別変動入賞装置5、一般入賞口8,…、サイドランプ12,12、風車と呼ばれる打球方向変換部材14,…、多数の障害釘(図示省略)などが配設されている。遊技領域1aの最下端部中央にはアウト球を回収するためのアウト穴13が設けられている。
【0035】
普通図柄表示装置7は、例えば、7セグメント型のLEDなどによって構成され、普通図柄(例えば、図柄、数字、記号などの識別情報)の変動表示遊技が行われるようになっている。また、特別変動入賞装置5の開閉扉5aの右側には、普図始動ゲート6,6に遊技球が入賞(普図の始動入賞)して普図変動表示遊技が未処理となっている未処理回数を表示する普図始動記憶表示装置(普通図柄始動記憶表示装置)6aが配設されている。
【0036】
普通変動入賞装置(本発明における変動入賞装置)9は左右一対の開閉部材9a,9aを具備し、この開閉部材9a,9aは、通常時は遊技球が1個流入可能な程度の間隔で閉じた状態(遊技球が入賞し難い閉状態)を保持しているが、普図表示装置7の変動表示遊技の結果が予め定められた所定の停止態様(例えば、「7」)となることに関連して、逆「ハ」の字状に開いて普通変動入賞装置9に遊技球が流入し易い状態(遊技球が入賞しやすい開状態)に変換されるようになっている。
この普通変動入賞装置9は、特図の始動入賞口も兼ね、その内部(入賞領域)に特図始動センサ9b(図3)を備えている。また、普図始動ゲート6,6内には、該普図始動ゲート6,6を通過した遊技球を検出するための普図始動センサ6b,6b(図3)が設けられている。
【0037】
特別変動入賞装置5は、アタッカー形式の開閉扉5aによって開閉される大入賞口5bを備えている。開閉扉5aはその上端側が手前側に倒れる方向に回動して開放可能になっていて、特図の変動表示遊技の結果が予め定められた特定の組み合わせ態様(例えば、「7,7,7」のぞろ目等の特別表示態様)となることに関連して大当たり状態(特別遊技状態)が発生した場合に、大入賞口5bが開放されるようになっている。この大入賞口5bの内部(入賞領域)には、該大入賞口5bに入った遊技球を検出するためのカウントセンサ5c(図3)と、大入賞口5bに入った遊技球のうち継続入賞領域(V入賞領域)に流入した遊技球を検出するための継続センサ5d(図3)が配設されている。
また、各一般入賞口8,…の内部(入賞領域)には、該一般入賞口8,…に入った遊技球を検出するための入賞口センサ8a,…(図3)が配設されている。
【0038】
特別図柄表示装置4は、例えば、液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)からなる変動表示装置4aを備え、前記普通変動入賞装置9への遊技球の入賞に基づいて、この変動表示装置4aで、複数種類の特別図柄(例えば、図柄、数字、記号などの識別情報)が変動表示されることにより、特図の変動表示遊技が可能となっている。
【0039】
なお、この実施の形態の変動表示装置4aは、後述する特定遊技状態中は、図8に示すように、変動表示装置をマルチ画面(ここではA,B,C,Dの4画面)にして複数の変動表示遊技(ここでは4つ)を同時に行っても良いように構成されており、複数の始動記憶(ここでは4個)を同時消化可能となっている。なお、このマルチ画面における各々の画面としては、本来の表示画面を一部省略して小さく表示したものが例示される。
後述するように、特定遊技状態中は、記憶上限値が増加された結果、多くの始動記憶が溜まってしまうことがあるが、このような構成とすることにより、多くの始動記憶をマルチ画面で迅速に消化できるため、時間がない遊技者でも安心して遊技を行うことができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0040】
また、後述する制御装置には、普通変動入賞装置9に遊技球が入賞して特図変動表示遊技が未処理となっている始動記憶を所定上限値までの範囲で記憶可能な始動記憶手段(ここでは後述する遊技制御装置20が相当する)を備えており、特別図柄表示装置4の上部には、前記始動記憶の数(未処理回数)を表示する特図の始動記憶表示装置(特別図柄始動記憶表示装置)4bが設けられている。この実施の形態では、記憶可能な始動記憶の上限値は、通常時は4個となっており、現在の始動記憶数が4個のときに遊技球が普通変動入賞装置9に入賞しても、始動記憶はそれ以上増えないようになっている。さらに、後述する始動記憶上限値変更手段によって、始動記憶の上限値が、例えば6個,20個,50個等に変更可能となっており、上限値が変更された際には、変更された上限値の範囲で始動記憶表示装置4bに現在の始動記憶数が表示されるようになっている。なお、通常時の始動記憶の上限値について、ここでは4個としたが、4個に限るものではなく、適宜個数としても良い。
【0041】
さらに、この実施の形態では、前記始動記憶表示装置4bは、通常始動記憶表示器4cと、特別始動記憶表示器4dを備えている。
前記通常始動記憶表示器4cは、通常時の始動記憶上限値以下の始動記憶数(ここでは、通常時の始動記憶の上限値は4個)を表示するものであり、4個のLEDで構成されている。そして、始動記憶が1増加する毎に1のLEDが点灯表示され、始動記憶が1消化される毎に1のLEDが消灯するようになっている。前記特別始動記憶表示器4dは、始動記憶上限値変更手段によって始動記憶の上限値が変更(増加)された場合において、前記通常始動記憶表示器4cで現在の始動記憶数が表示しきれないとき(始動記憶が5個以上あるとき)に、通常時の始動記憶上限値を超えた始動記憶数(通常始動記憶表示器4cで表示できない分の始動記憶数)を表示するものである。ここでは、7セグメント型のLEDが3個並んだ構成、すなわち3桁の数字が表示できる構成となっている。
【0042】
次に、前記始動記憶表示装置4bの表示態様について、図9を用いて説明する。
前記したように、この実施の形態における遊技機100は、通常時は始動記憶の上限値が4個となっており、通常時における現在の始動記憶数は、図9の(a)に示すように、通常始動記憶表示器4cのみを用いて表示するようになっている。なお、図9の(a)は、3個の始動記憶を有している状態である。
【0043】
また、後述する特定遊技状態と関連して、始動記憶の上限値が通常時とは異なる値に変更されている場合(例えば上限値が40個に増加されている場合)には、図9の(b)に示すように、通常始動記憶表示器4cでの表示に加え、通常時の始動記憶上限値(ここでは4個)を超えた始動記憶数を特別始動記憶表示器4dが表示するようになっている。なお、図9の(b)は、24個(通常始動記憶表示器4cに4個表示+特別始動記憶表示器4dに20個表示)の始動記憶を有している状態である。
【0044】
そして、始動記憶が5個以上ある場合には、始動記憶が1増加する毎に特別始動記憶表示器4dの数字が1増加され、始動記憶が1消化される毎に特別始動記憶表示器4dの数字が1減少されるようになっている。また、始動記憶が4個以下となった場合には、通常時と同様に、始動記憶が1増加する毎に1のLEDが点灯表示され、始動記憶が1消化される毎に1のLEDが消灯するようになっている。
【0045】
このように、通常時の始動記憶数を表示する始動記憶表示器と、特定遊技状態時に通常時の上限値を超えた分の始動記憶数を表示する始動記憶表示器とを有していると、一目で特定遊技状態における始動記憶数を認識することができる。また、この表示装置は、通常時には、変動時間を表示したり、停止図柄予告を行ったりすることに使用することもでき、様々な演出が可能となり、遊技の興趣を高めることができる。
【0046】
さらに、パチンコ遊技機100の横隣には、遊技球貸出用のプリペイドカード(図示省略)が挿入されるカード挿入口501を有するカードユニット500が設けられている。
また、パチンコ遊技機100の前面下部には上皿ユニット130が設けられ、この上皿ユニット130には、排出された遊技球(賞球、貸球)を貯留する上皿105が設けられている。この上皿105には、カード挿入口501にプリペイドカードを挿入した状態で押圧操作することで上皿105への貸球の排出動作を要求する球貸スイッチ108b、カード挿入口501に挿入されたプリペイドカードの返却動作を要求するためのカード返却スイッチ108c、カード挿入口501に挿入されたプリペイドカードに関する情報を表示する貸球用表示部108a、上皿105の遊技球を抜き取って下皿107に流下させるための球抜き操作レバー11等がそれぞれ設けられている。
【0047】
さらに、上皿ユニット130の下側には、上皿105に収容しきれない遊技球を収容する下皿107、遊技領域1aに向けて遊技球を発射する発射装置103における発射操作を行うための操作ハンドル104、灰皿10などが設置されている。この灰皿10の後方には、各種報知(例えば、賞球排出報知、異常報知など)や遊技演出を行うためのスピーカ(図示省略)が設置され、灰皿10周囲の壁面には、スピーカ用の放音孔(図示省略)が設けられている。
【0048】
図3は、制御装置を構成する遊技制御装置20と他の制御装置の主要制御ブロック図である。
この実施例における制御装置は、遊技に関する制御を統括的に行う遊技制御装置20と、該遊技制御装置からの送信データに基づいて演出に関する制御を行う表示制御装置40、装飾制御装置50、音制御装置60などとを有する構成になっている。
【0049】
前記遊技制御装置20は、CPU(Central Processing Unit)21a、RAM(Random Access Memory)21b、ROM(Read Only Memory)21c等を有する遊技用マイクロコンピュータ21、入力I/F23a、出力I/F23b、発振器22等により構成されて、遊技に関する統括的な制御を行うものである。
【0050】
このうち、CPU21aは、制御部、演算部を備え、演算制御を行う他、特図や普図の変動表示遊技に関連する各種乱数値なども生成している。各種乱数値には、特図の大当たり判定用乱数値や普図の当たり判定用乱数値、および時短判定用乱数値などが含まれる。
【0051】
RAM21bは、普通変動入賞装置9内に設けられた特図始動センサ9bのオン信号(特図始動信号)の記憶、当該始動信号に応じて発生する特図始動記憶(変動表示遊技に関する乱数値等が含まれる)、及び、普図始動ゲート6,6に設けられた普図始動センサ6b,6bのオン信号(普図始動信号)の記憶の記憶領域、CPU21aで生成される各種乱数値の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域、並びに、CPU21aの作業領域を備えている。
【0052】
ROM21cには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、特図や普図の変動表示遊技の遊技内容を決定するための各種判定値(例えば、特別遊技状態の発生を判定するための判定値)などが書き込まれている。
【0053】
また、入力I/F23aには、図示しないローパスフィルタ及びバッファーゲートを介して、特図始動センサ9b、普図始動センサ6b,6b、継続センサ5d、カウントセンサ5c、一般入賞口8,…の内部に設けられ該一般入賞口8,…に入った遊技球を検出するための入賞口センサ8a,…などが接続され、それら各センサから出力される検出信号が入力I/F23aを介してCPU21aに出力されるようになっている。
【0054】
一方、出力I/F23bには、CPU21aから出力される各種の制御信号が入力され、これら制御信号は、出力I/F23bにより中継されて、図示しない出力ポート及びドライバーを介して、普通図柄表示装置7、特別変動入賞装置5の開閉扉5aの駆動手段としての大入賞口ソレノイド5e、普通変動入賞装置9の開閉部材9a,9aの駆動手段としての普通電動役物ソレノイド6c、遊技制御装置20の制御下で排出ユニット(図示省略)の排出制御を行う排出制御装置30、遊技制御装置20の制御下で特別図柄始動記憶表示装置4b及び普通図柄始動記憶表示装置6aの表示制御、各種装飾ランプ・LED等の点灯・点滅制御を行う装飾制御装置50、遊技制御装置20の制御下で変動表示装置4aの表示制御を行う表示制御装置40、遊技制御装置20の制御下でスピーカ(図示省略)の出力制御を行う音制御装置60、操作ハンドル104の操作に基づいて発射装置103の制御を行う発射制御装置70、盤用外部出力部81などに出力されている。
【0055】
この遊技制御装置20のCPU21aは、例えば、特図始動センサ9bや普図始動センサ6b,6bからのオン信号(始動信号)の入力等に基づき、RAM21bに記憶されている乱数値を抽出し、該抽出した乱数値と、予めROM21cに記憶されている判定値との比較により、遊技者に対して付与する遊技価値(例えば、特図の大当たりなど)を決定すると共に、該決定に基づいて、表示制御装置40に表示に関するデータを送って変動表示装置4aに変動表示を行わせたり、音制御装置60に音に関するデータを送ってスピーカより出力される効果音を制御したり、装飾制御装置50に装飾に関するデータを送ってサイドランプ12,12等の各種装飾ランプ・LEDの点灯・点滅状態を制御したりする。
【0056】
例えば、特図の大当たり判定用乱数値と特図の大当たり判定値とが一致する場合には、表示制御装置40に表示に関するデータを送って変動表示装置4aの変動表示遊技を特定の識別情報の組み合わせ態様(例えば、「7,7,7」などの特別表示態様)で停止させ、大当たり状態と呼ばれる特別遊技状態を発生させる。
この特別遊技状態は、特別変動入賞装置5の開閉扉5aが所定時間(例えば、29.5秒間)開放して閉じるサイクルを1ラウンドとし、各ラウンド中、遊技球が大入賞口5b中の継続入賞領域の継続センサ5dに検出されることを条件に所定ラウンド(例えば、15ラウンド)まで継続される遊技である。但し、各ラウンド中、大入賞口5bに遊技球が所定個数(例えば、10個)入賞したときはその時点でそのラウンドを終了する。各ラウンド中、大入賞口5bへの入賞個数は、カウントセンサ5cにより検出されてRAM21bに記憶され、所定個数に達すると開閉扉5aが閉じられてそのラウンドの特別遊技状態が終了する。
このように、パチンコ遊技機においては、変動表示装置4aに表示される識別情報の変動表示遊技の結果、予め定められた特別表示態様となることに関連して、遊技者に有利な特別遊技状態が発生して遊技者に対し所定の遊技価値(賞球の大量獲得の機会など)を付与可能となる。
【0057】
また、この実施の形態では、制御装置に備えられた特定遊技状態発生手段(ここでは、遊技制御装置20が相当する)によって、特定条件の成立と関連して、特定遊技状態が発生するようになっている。ここで、特定遊技状態とは、変動入賞装置の開状態への変換に関わる制御を遊技者にとって有利な状態にした変動表示遊技を所定回数(継続可能な変動表示回数)行うことが可能な遊技状態をいう。前記特定遊技状態の例としては、前記変動入賞装置(普通変動入賞装置)9が開状態となる際の開放時間が延びると共に、前記変動表示装置4aにおける変動表示遊技の変動表示時間が短縮された時短変動表示遊技が所定回数行われる時短状態や、確変状態等が挙げられる。なお、時短状態や確変状態中には、普図の変動表示の変動表示時間が短縮されたりしても良い。さらに、特定遊技状態は回数による期限設定の他、時間による期限設定(例えば、10分間時短変動表示遊技が行われる等)をしても良い。
【0058】
また、特定条件とは、特定遊技状態を発生させる条件(または特定遊技状態を発生させる条件の一部)となるものであり、ここでは、特別遊技状態の発生と関連したものとなっている。
具体的には、変動表示装置4aにおける変動表示遊技の結果が、特別遊技状態を発生させる特別表示態様(例えば、「2,2,2」等のぞろ目)となった場合に、さらに当該特別表示態様の種類が所定の条件を満たした場合(例えば、ぞろ目となった数字が「1」,「3」,「5」,「7」のいずれかである場合)に特定条件が成立したとして、これに関連して、特定遊技状態を発生させるようになっている。
なお、特定条件としては、前記したような変動表示装置4aにおける特別表示態様に関連したものに限らず、特別表示態様とは別の条件、例えば特別遊技状態中の演出で行われる表示ゲームで特定の表示がなされるという条件等、適宜の条件で良い。
【0059】
また、この実施の形態の制御装置には、前記特定遊技状態における継続可能な変動表示回数を複数種類の変動表示回数の中から選択決定する特定遊技状態継続可能回数決定手段(ここでは遊技制御装置20が相当する)を有している。この特定遊技状態継続可能回数決定手段による、特定遊技状態の継続可能な変動表示回数の選択決定の例としては、特定遊技状態の発生が決定された際に揃ったぞろ目の数字によって、変動表示回数を選択決定する等が挙げられる。具体的には、特別表示態様を構成するぞろ目が「1」,「3」,「5」のときは変動表示回数を20回、ぞろ目が「7」のときは変動表示回数を50回とするように予め定められている場合が挙げられる。
【0060】
なお、遊技制御装置20のCPU21aは、入賞口センサ8a,…、特図始動センサ9b、カウントセンサ5cから入賞球の検出信号が入力された場合に、それら検出信号に基づいて、排出制御装置30に賞球データを送って、排出ユニットより所要数の賞球を排出させる制御も行う。
【0061】
次に、前記特定遊技状態と始動記憶の上限値の関係について説明する。
本発明においては、前記始動記憶手段が始動記憶上限値変更手段(ここでは遊技制御装置20が相当する)を備えており、この始動記憶上限値変更手段によって、特定遊技状態に関連した条件に基づき(ここでは特定遊技状態継続可能回数決定手段の選択決定と関連して)、始動記憶の上限値を変更可能としている。
この実施の形態においては、変動表示遊技の結果として停止表示される特別表示態様の種類(図柄の種類)に基づく複数種類の変動表示回数の中から、特定遊技状態継続可能回数決定手段が、特定遊技状態の継続可能な変動表示回数(例えば、時短変動表示遊技の表示可能回数)を選択決定し、その選択決定された変動表示回数によって、始動記憶上限値変更手段が、始動記憶の上限値を変更可能となっている。
【0062】
前記始動記憶上限値変更手段が行う処理、ここでは時短記憶上限設定処理について、図4を用いて具体的に説明する。この実施の形態における時短記憶上限設定処理は、大当たり状態(特別遊技状態)が発生する毎に行われるようになっている。
【0063】
まず、遊技球が変動入賞装置(普通変動入賞装置9)に入賞して、特別遊技状態(大当たり状態)が発生した場合に、当該特別遊技状態の発生を決定した特別表示態様を構成するぞろ目の図柄の種類(ここでは、図柄は「0」〜「9」の10種類となっている)を特定する(ステップS11)。
そこで、図柄が「4」又は「8」のときは、特定条件が成立せずに時短状態(特定遊技状態)とならず(時短回数0)、よって始動記憶上限値も通常値の4個となる(ステップS12)。
また、図柄が「0」、「2」、「6」のいずれかのときは、特定条件が成立して時短状態(特定遊技状態)となり、特定遊技状態継続可能回数決定手段により時短回数(継続可能な変動表示回数)が40回と決定され、その結果、始動記憶上限値変更手段によって始動記憶上限値が6個とされる(ステップS13)。
さらに、図柄が「1」、「5」、「9」のいずれかのときは、特定条件が成立して時短状態(特定遊技状態)となり、特定遊技状態継続可能回数決定手段により時短回数(継続可能な変動表示回数)が100回と決定され、その結果、始動記憶上限値変更手段によって始動記憶上限値が20個とされる(ステップS14)。
またさらに、図柄が「3」又は「7」のときは、特定条件が成立して時短状態(特定遊技状態)となり、特定遊技状態継続可能回数決定手段により時短回数(継続可能な変動表示回数)が200回と決定され、その結果、始動記憶上限値変更手段によって始動記憶上限値が50個とされる(ステップS15)。
【0064】
以上のように、この実施の形態においては、始動記憶を記憶可能な上限値を変更可能であるため、例えば、特別遊技状態(大当たり状態)中や特定遊技状態中等の遊技球が始動入賞口に入賞しやすいときに、始動記憶の上限値を増やす等により、特別遊技状態中や特定遊技状態中の遊技球の始動入賞口への入賞をある程度生かすことができ、遊技に変化を持たせ、遊技の興趣を高めることができる。また、始動記憶の上限値を、特定遊技状態に関連した条件に基づいて変更可能としているため、特定遊技状態へ遊技者の関心を引くことができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0065】
また、特別遊技状態の発生と特定遊技状態の発生を関連付けることができるため、これらの相乗効果で、より遊技の興趣を高めることができる。
【0066】
さらに、変動表示遊技の結果として表示される特別表示態様の種類に基づき、特定遊技状態の継続可能な変動表示回数を複数種類の変動表示回数の中から選択決定するため、これに伴い、始動記憶の上限値も、特別表示態様の種類により変更可能となる。これにより、大当たり状態発生時のハラハラ感が一層増し、遊技の興趣を高めることができる。
【0067】
なお、本実施の形態では、特定遊技状態(時短状態)の期限は、特定遊技状態継続可能回数決定手段による、継続可能な変動表示回数で決定されていたが、これに限らず、他の手段を設けて、特定遊技状態が行われる時間で期限設定しても良い。これに伴い、特定遊技状態が継続される時間が変更となり、当該継続時間の変更の決定に基づき、始動記憶上限値変更手段によって始動記憶の上限値が変更される。
【0068】
〔第2の実施の形態〕
この第2の実施の形態を含む以下の実施の形態のパチンコ遊技機100は、改めて説明する点の他は前記第1の実施の形態と同様であるので、同様の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
【0069】
この第2の実施の形態では、始動記憶上限値変更手段が、前記特定遊技状態中に特別遊技状態が発生することに基づき、始動記憶の上限値を増加可能とする始動記憶上限値増加手段を含むようになっている。この実施の形態における時短記憶上限設定処理は、遊技球が変動入賞装置(普通変動入賞装置9)に入賞する毎に行われるようになっている。以下、図5を用いて、具体的に説明する。
【0070】
まず、遊技球が変動入賞装置(普通変動入賞装置9)に入賞したら、そのとき、時短状態(特定遊技状態)中か否かの判定を行う(ステップS21)。
ここで、時短状態中でない場合には、記憶上限値(始動記憶上限値)の増加に対するリミッターとして始動記憶上限値変更手段に設けられている時短中カウンタをクリアして(ステップS28)、当該時短記憶上限設定処理を終了する。
前記ステップS21で時短状態中であると判定されたときには、次に当該遊技球の変動入賞装置9への入賞によって大当たり状態(特別遊技状態)が発生するか否かの判定を行う(ステップS22)。
【0071】
ここで、大当たり状態が発生しないときには、そのまま処理を終了する。
一方、大当たり状態が発生する場合には、時短中カウンタを+1(ステップS23)した後、当該時短中カウンタが5以上になったか否かの判定を行う(ステップS24)。
【0072】
ここで、カウンタが5以上となっていない場合、つまり4以下のときには、記憶上限値を2倍する(ステップS25)。詳しく説明すると、記憶上限値が4個のとき、すなわちそれまで通常状態であったとき(時短中カウンタが0→1になったとき)には2倍して8個とし、記憶上限値が8個のとき(時短中カウンタが1→2になったとき)には16個、記憶上限値が16個のとき(時短中カウンタが2→3になったとき)には32個、記憶上限値が32個のとき(時短中カウンタが3→4になったとき)には64個となる。
【0073】
また、時短中カウンタが5以上のときは、これ以上始動記憶が増加しないようにリミッターが働き、記憶上限値を4個に設定する(ステップS27)。そして、以後、時短状態が続く限りは記憶上限値が4個のままとなる。
その後、大当たり遊技処理(ステップS26)を行う。
【0074】
このように、本実施の形態においては、特定遊技状態中に特別遊技状態が発生することに基づいて始動記憶の上限値を増加可能とすることにより、特定遊技状態中の大当たりにさらなる有利性を持たせることができ、遊技の興趣を高めることができる。
また、始動記憶上限値が所定値(ここでは64個)以下の範囲で変更されるように設定可能であるため、始動記憶上限値が際限なく増加することを防ぐことができ、遊技の公正を保つことができ、遊技の興趣を高めることができる。
なお、ここでは記憶上限値が2倍になるように増加させたが、これに限らず、他の法則に従って増加させるようにしても良い。
【0075】
〔第3の実施の形態〕
この第3の実施の形態では、前記始動記憶上限値増加手段は、前記時短状態(特定遊技状態)中に特別遊技状態が発生した時点での残りの変動表示回数が通常遊技状態の始動記憶上限値よりも大きい場合、当該残りの変動表示回数を始動記憶上限値とするようになっている。この実施の形態における時短記憶上限設定処理は、遊技球が変動入賞装置(普通変動入賞装置9)に入賞する毎に行われるようになっている。以下、図6を用いて、具体的に説明する。
【0076】
まず、遊技球が変動入賞装置(普通変動入賞装置9)に入賞したら、そのときの入賞が時短状態中の大当たりか否かの判定を行う(ステップS31)。
ここで、時短状態中でない場合、又は大当たり状態とならない場合(双方の場合も含む)には、当該時短記憶上限設定処理を終了する。
前記ステップS31で時短状態中かつ大当たり状態(特別遊技状態)発生であるときには、次に残りの変動表示回数(時短変動表示遊技の表示可能回数の残り回数)が通常遊技状態の始動記憶上限値(ここでは4個)よりも大きいか否か、すなわち残り時短回数が5以上か否かの判定を行う(ステップS32)。ここで、残り時短回数が4以下のときには、記憶上限値(始動記憶上限値)を4に設定した(ステップS35)後、大当たり遊技処理を行う(ステップS34)。
一方、前記ステップS32において、残り時短回数が5以上の場合、残り時短回数を記憶上限値に設定し(ステップS33)、その後、大当たり遊技処理(ステップS34)を行う。
【0077】
このように、本実施の形態においては、特定遊技状態中に特別遊技状態が発生した時点での残りの変動表示回数が通常遊技状態の始動記憶上限値よりも大きい場合、当該残りの変動表示回数を始動記憶上限値とすることができるため、特定遊技状態中の早いうちに大当たり状態となったメリットを得ることができ、遊技の興趣を高めることができる。
【0078】
なお、前記各実施の形態において、遊技状態が時短状態(特定遊技状態)から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常時の始動記憶上限値以下になるまで、変動入賞装置への新たな始動入賞を無効としても良い。
さらに、遊技状態が時短状態(特定遊技状態)から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常時の始動記憶上限値以下になる、或いは、前記変動表示装置における変動表示遊技の結果が特別表示態様で停止表示されるまで、発射装置を発射停止するようにしても良い。
【0079】
以下、図7を用いて、発射装置が遊技球の発射を停止するか否かの判定を行う発射停止処理について詳しく説明する。なお、発射装置103は、前記制御装置によって制御されており、ここでは、遊技制御装置20及び発射制御装置70によって制御されている。
また、この実施の形態における発射停止処理は、時短変動表示遊技の表示可能回数(特定遊技状態の変動表示回数)が0になって、遊技状態が時短状態(特定遊技状態)から通常遊技状態に戻った後、始動記憶が1消化される毎に行われるようになっている。
【0080】
まず、始動記憶が5以上か否かの判定を行う(ステップS41)。ここで、始動記憶が5以上ないとき、すなわち4以下のときは、発射停止は行わず、そのまま発射停止処理を終了する。このときの始動記憶に基づく変動表示遊技は、通常の変動表示遊技が行われ、時短変動表示遊技(特定遊技状態の表示態様)では行われない。
ステップS41で、始動記憶が5以上のときは、次に大当たり状態(特別遊技状態)が発生したか否かの判定を行う(ステップS42)。すなわち、大当たり状態が発生すれば、始動入賞が無効となっていても、大当たり状態における特別変動入賞装置5への入賞があるため、遊技球を発射した方が遊技者の利益となるからである。ここで、大当たり状態が発生していなければ、発射装置から遊技球を発射しないようにする発射停止処理を行い(ステップS45)、処理を終了する。なお、このとき始動記憶が4以下になるまでは、時短変動表示遊技で始動記憶が処理される。これにより、始動記憶を早く減少させることができる。始動記憶数が4以下になったら、通常の変動表示遊技を行う。
また、大当たり状態が発生しているときには、始動記憶の消化を停止して、発射装置から遊技球を発射可能にする発射可能処理を行い(ステップS43)、その後、大当たり遊技処理を行う(ステップS44)。なお、このときも普通変動入賞装置(始動入賞口)9に遊技球が入賞しても始動記憶は増えない(新たな始動入賞を無効とする)ようになっている。
【0081】
このように、本実施の形態では、遊技状態が特定遊技状態から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常遊技状態の始動記憶上限値以下になるまで、前記変動入賞装置への新たな始動入賞を無効とすることができる。始動記憶数の上限値が増加するのは大当たり状態中或いは特定遊技状態中のみであるから、通常遊技状態に戻った場合、通常の記憶上限値に戻らなければならない。よって、特定遊技状態終了後新たな始動記憶を受け付けないことで速やかに通常の記憶上限値まで戻してその後の遊技を行うことができ、遊技状態の違いを明確にして遊技の興趣を高めることができる。
【0082】
また、本実施の形態では、遊技状態が特定遊技状態から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常遊技状態の始動記憶上限値以下になる、或いは、前記変動表示装置における変動表示遊技の結果が特別表示態様で停止表示されるまで、発射装置からの遊技球の発射を停止するため、前記変動入賞装置に遊技球が始動入賞して始動記憶数が増えることがなく、始動記憶数を速やかに通常の記憶上限値まで戻してその後の遊技を行うことができ、遊技状態の違いを明確にして遊技の興趣を高めることができる。
【0083】
また、新たな始動入賞を無効としつつ、発射装置からの遊技球の発射を停止すると、新たな始動入賞を無効としている間に遊技球を発射して球を無駄にすることを防止できるため、より明確に遊技状態の違いを認識することができる。これにより、さらに遊技の興趣を高めることができる。
【0084】
なお、前記変動表示装置における変動表示遊技の結果が特別表示態様で停止表示されたときには、遊技球を発射しないと遊技者が不利な状態になる(多量の賞球を得る機会を逸する)ため、発射装置の遊技球の発射停止を解除して発射可能にする。
【0085】
なお、本発明は、前記の各実施の形態のパチンコ遊技機に限られるものではなく、例えば、その他のパチンコ遊技機、アレンジボール遊技機、雀球遊技機などの遊技機にも適用可能である。
さらに、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は前記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0086】
【発明の効果】
本発明に係る遊技機によれば、特定遊技状態継続可能回数決定手段が決定した変動表示遊技の回数が多いほど、始動記憶の上限値を増加させるため、特別遊技状態状態中や特定遊技状態中の遊技球の始動入賞口への入賞をある程度生かすことができ、遊技に変化を持たせ、遊技の興趣を高めることができる。
また、始動記憶の上限値を、特定遊技状態に関連した条件に基づいて変更可能としているため、特定遊技状態へ遊技者の関心を引くことができ、遊技の興趣を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遊技機として例示するパチンコ遊技機を示す正面図である。
【図2】パチンコ遊技機の遊技盤を示す正面図である。
【図3】制御装置を構成する遊技制御装置と他の制御装置の主要制御ブロック図である。
【図4】時短記憶上限設定処理の一例を示すフローチャートである。
【図5】時短記憶上限設定処理の他の例を示すフローチャートである。
【図6】時短記憶上限設定処理のさらに他の例を示すフローチャートである。
【図7】発射停止処理を示すフローチャートである。
【図8】変動表示装置をマルチ画面にして複数の変動表示遊技を同時に行っている状態の表示画面を示す図である。
【図9】始動記憶表示装置の表示例を示す図である。
【符号の説明】
100 遊技機
4a 変動表示装置
9 普通変動入賞装置(変動入賞装置)
20 遊技制御装置(始動記憶手段、特定遊技状態発生手段、遊技状態継続可能回数決定手段、始動記憶上限値変更手段、始動記憶上限値増加手段)
103 発射装置
Claims (9)
- 複数種類の識別情報を変動表示可能な変動表示装置と、
遊技球が入賞しやすい開状態と入賞し難い閉状態とに変換可能な変動入賞装置と、
該変動入賞装置への遊技球の入賞に基づいて、前記変動表示装置において変動表示遊技を行い、該変動表示遊技の結果が、予め定められた特別表示態様となることに関連して、遊技者に有利な特別遊技状態を発生可能な制御を行う制御装置と、
を有する遊技機において、
前記制御装置は、
前記変動表示遊技の始動記憶を所定上限値までの範囲で記憶可能な始動記憶手段と、
特定条件の成立と関連して、前記変動入賞装置の開状態への変換に関わる制御を遊技者にとって有利な状態にした特定遊技状態を、当該特定遊技状態中の前記変動表示遊技の実行回数に所定回数の制限を付けて発生させる特定遊技状態発生手段と、
前記特定遊技状態の継続可能な変動表示遊技の回数を複数種類の変動表示遊技回数の中から選択決定する特定遊技状態継続可能回数決定手段と、
を備え、
前記始動記憶手段は、
前記特定遊技状態継続可能回数決定手段の選択決定と関連して、始動記憶の上限値を変更可能とする始動記憶上限値変更手段を備え、
前記始動記憶上限値変更手段は、前記特定遊技状態継続可能回数決定手段が決定した変動表示遊技の回数が多いほど、始動記憶の上限値を増加させることを特徴とする遊技機。 - 前記特定遊技状態発生手段は、
前記特別遊技状態の発生と関連して、特定遊技状態を発生させることを特徴とする請求項1記載の遊技機。 - 前記特別表示態様には、複数種類の表示態様が設定可能であり、
前記特定遊技状態継続可能回数決定手段は、
変動表示遊技の結果として表示される特別表示態様の種類に基づき、特定遊技状態の継続可能な変動表示回数を複数種類の変動表示回数の中から選択決定することを特徴とする請求項2記載の遊技機。 - 前記始動記憶上限値変更手段には、
前記特定遊技状態中に特別遊技状態が発生することに基づき、始動記憶の上限値を増加可能とする始動記憶上限値増加手段を含むことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の遊技機。 - 前記始動記憶上限値増加手段は、
前記特定遊技状態中に特別遊技状態が発生した時点での残りの変動表示回数が通常遊技状態の始動記憶上限値よりも大きい場合、当該残りの変動表示回数を始動記憶上限値とすることを特徴とする請求項4記載の遊技機。 - 前記始動記憶上限値変更手段は、始動記憶上限値が所定値以下の範囲で変更されるように設定可能であることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の遊技機。
- 前記制御装置は、
遊技状態が特定遊技状態から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常遊技状態の始動記憶上限値以下になるまで、前記変動入賞装置への新たな始動入賞を無効とすることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の遊技機。 - 前記変動入賞装置を遊技盤における遊技領域に備えていると共に、
該遊技領域に向けて遊技球を発射可能な発射装置を備えており、
前記制御装置は、
遊技状態が特定遊技状態から通常遊技状態になったときには、始動記憶数が通常遊技状態の始動記憶上限値以下になる、或いは、前記変動表示装置における変動表示遊技の結果が特別表示態様で停止表示されるまで、前記発射装置を発射停止することを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の遊技機。 - 前記変動表示装置は、
特定遊技状態中は、マルチ画面にして複数の変動表示遊技を同時に行い、複数の始動記憶を同時消化可能であることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の遊技機。
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