JP2010284415A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】普図変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、直前に実行された普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとは異なる普図変動テーブルを取得する。
【選択図】図56
Description
そして、この識別情報の変動途中でリーチが発生すると、様々な演出を実行するようにしているが、このリーチの出現率などは長時間遊技を行う間に画一化されてしまい、遊技者に飽きを生じさせる虞があるため、遊技のおもしろさを継続させるために、設定時間が経過する毎に変動モードを切り替え、その変動モードに応じた変動パターンテーブルからリーチパターンを選択するようにした遊技機が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを実行可能な変動表示装置を備え、
前記変動表示ゲームの停止結果態様が予め定めた特別結果態様となった場合に、遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機において、
複数の普通図柄を変動表示する普図変動表示ゲームを実行可能な普図変動表示装置と、
前記普図変動表示装置において普図変動表示ゲームの普図停止結果態様が予め定めた普図特別結果態様となった場合に、閉状態から開状態に変換される普通変動入賞装置と、
前記普図変動表示ゲームにおける実行時間を設定するための普図変動テーブルを複数記憶した普図変動テーブル記憶手段と、
前記普図変動テーブル記憶手段に記憶された複数の普図変動テーブルのうち一の普図変動テーブルを取得する普図変動テーブル取得手段と、
前記普図変動テーブル取得手段によって取得された一の普図変動テーブルに基づいて、前記普図変動表示ゲームの実行時間の設定を行う普図変動時間設定手段と、
前記特別結果態様の導出に伴い発生する特別遊技状態の終了から所定回数の前記変動表示ゲームを実行するまでの期間を特定遊技状態とする特定遊技状態発生手段と、
を備え、
前記普図変動テーブル取得手段は、
前記特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、直前に実行された普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとは異なる普図変動テーブルを取得することを特徴とする。
また、「変動表示装置」は、液晶表示装置、CRT(陰極線管)表示装置などの単体の装置であっても、また、これら装置と多数の発光素子を配列した表示装置、回転ドラムを使用したメカ式の表示装置などとの組み合わせでもよく、画像表示可能な領域を含んでいればよい。
従って、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームにおいて、普図変動テーブルが切り替えられた間に集中的に普通変動入賞装置へ遊技球を入賞させることが可能となるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせることができるようになる。
前記普図変動テーブル記憶手段は、
第1普図変動テーブルと、該第1普図変動テーブルよりも前記普図変動表示ゲームの変動時間が短い変動パターンを設定可能な第2普図変動テーブルと、を含み、
前記普図変動テーブル取得手段は、
前記変動表示ゲームの停止結果態様が予め定めた特別結果態様となった場合に、前記特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、前記第2普図変動テーブルを取得し、
前記特別結果態様とならない場合に、前記特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、前記第1普図変動テーブルを取得することを特徴とする。
従って、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームにおいては、普通変動入賞装置が開状態となる頻度が高くなり、単位時間当たりの変動表示ゲームの実行回数を増加させることができるようになる。
少なくとも前記変動表示ゲームにおける実行時間を設定するための変動テーブルを複数記憶した変動テーブル記憶手段と、
前記変動表示ゲームを実行する場合に前記変動テーブル記憶手段に記憶された複数の変動テーブルのうち一の変動テーブルを取得する変動テーブル取得手段と、
前記変動テーブル取得手段によって取得された一の変動テーブルに基づいて、前記変動表示ゲームの実行時間の設定を行う変動時間設定手段と、
前記変動表示ゲームの停止結果態様を表示する導出表示時間を設定する導出表示時間設定手段と、
を備え、
前記導出表示時間設定手段は、
予め定められた特定の変動表示ゲームについて、前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合の前記導出表示時間として、通常導出表示時間よりも導出表示時間が長い特殊導出表示時間を設定する特殊導出表示時間設定手段を含み、
前記変動テーブル取得手段は、
前記特定の変動表示ゲーム以外の変動表示ゲームの変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した変動テーブルを取得し、
前記特定の変動表示ゲームの変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した変動テーブルとは異なる変動テーブルを取得可能であることを特徴とする。
従って、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいて、変動表示ゲームの変動テーブルを切り替え、また、当該特定の変動表示ゲームの導出表示時間を通常導出表示時間よりも長くすることで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を抱かせることができるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
前記変動テーブルは、通常変動テーブルと、該通常変動テーブルよりも前記変動表示ゲームにおける演出の発生頻度が高い特殊変動テーブルと、を含むことを特徴とする。
また、特殊変動テーブルが取得されることとなる期間に演出を集中させることができるようになり、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
前記特別結果態様の導出に伴い発生する特別遊技状態の終了から所定回数の前記変動表示ゲームを実行するまでの期間を特定遊技状態とする特定遊技状態発生手段を備え、
前記特殊導出表示時間設定手段は、
前記特定遊技状態における前記特別遊技状態の終了からの前記変動表示ゲームの実行回数が特定回数となる変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合の前記導出表示時間として、前記特殊導出表示時間を設定することを特徴とする。
従って、特定遊技状態において特別遊技状態の終了からの変動表示ゲームの実行回数が特定回数となる変動表示ゲームにおいて特殊導出表示時間を設定することで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を遊技者に抱かせることができるようになり、当該特定遊技状態における特定回数以降の変動表示ゲームに期待感を持たせることができる。
また、特殊導出表示時間の設定や、変動テーブルの変更のタイミングを予め知ることができ、特定回数に向けて期待感を高めることができる。
前記変動テーブル取得手段は、
前記特定遊技状態における前記特別遊技状態の終了からの前記変動表示ゲームの実行回数が第1所定回数となるまでの前記変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合に、前記特殊変動テーブルを取得することを特徴とする。
前記変動テーブル取得手段は、
前記特定遊技状態における前記特別遊技状態の終了からの前記変動表示ゲームの実行回数が、前記所定回数となる前の第2所定回数となる変動表示ゲームから前記所定回数となるまでの前記変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合に、前記特殊変動テーブルを取得することを特徴とする。
前記特殊導出表示時間において所定の演出を行う演出制御手段を備え、
前記特定遊技状態発生手段は、前記特定遊技状態とする変動表示ゲームの実行回数を予め定められた複数通りの回数のうちから選択する特定遊技状態継続数選択手段を含み、
前記導出表示時間設定手段は、
前記特定遊技状態継続数選択手段の選択肢として設定されている回数と同回数目の変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合の前記導出表示時間として前記特殊導出表示時間を設定するように構成され、
前記演出制御手段は、
前記所定の演出として、前記特定遊技状態が継続するか否かの報知に係る演出を実行することを特徴とする。
従って、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームにおいて、普図変動テーブルが切り替えられた間に集中的に普通変動入賞装置へ遊技球を入賞させることが可能となるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせることができるようになる。
第1実施形態のパチンコ遊技機100は、内部の遊技領域1a内に遊技球を発射して(弾球して)遊技を行うもので、その前側上半部のガラス板の奥側には、遊技領域1aを構成する遊技盤1が設置されている。
普通変動入賞装置7の内部には第2特図始動口SW7d(図2に図示)が備えられ、この第2特図始動口SW7dによって遊技球を検出することに基づき、補助遊技としての第2特図変動表示ゲームを開始する始動権利が発生するようになっている。この第2特図変動表示ゲームを開始する始動権利は、所定の上限数(例えば4)の範囲内で第2始動記憶として記憶される。そして、この第2始動記憶は、第2特図記憶表示器19(図2に図示)にて表示される。
なお、変動パターンのうち、前半変動パターンとは、例えば、リーチ発生までの変動表示態様を意味し、後半変動パターンとは、リーチ発生以降の変動表示態様を意味するものである。なお、変動パターンのうち、前半変動パターン及び後半変動パターンの変動表示態様は、例えば、リーチが発生して変動中の中図柄領域が一旦停止、又は低速変動を開始するまでを前半変動パターンとし、それ以降の変動表示を後半変動パターンとする等、適宜変更できる設計であっても良い。
すなわち、遊技制御装置30(ROM31b)が、少なくとも変動表示ゲームにおける実行時間を設定するための変動テーブルを複数記憶した変動テーブル記憶手段をなす。
また、遊技制御装置30(ROM31b)が、少なくとも変動表示ゲームの実行時間を所定タイミングで分割してなる前半部の実行時間を設定するための前半変動テーブルを複数記憶した前半変動テーブル記憶手段をなす。
また、遊技制御装置30(ROM31b)が、少なくとも変動表示ゲームの実行時間を所定タイミングで分割してなる後半部の実行時間を設定するための後半変動テーブルを複数記憶した後半変動テーブル記憶手段をなす。
また、遊技制御装置30(ROM31b)が、普図変動表示ゲームにおける実行時間を設定するための普図変動テーブルを複数記憶した普図変動テーブル記憶手段をなす。
遊技制御装置30の遊技用ワンチップマイコン31では、普図始動ゲート4に備えられたゲートSW4aからの遊技球の検出信号の入力に基づき、普図の当り判定用乱数値を抽出してROM31bに記憶されている判定値と比較し、普図変動表示ゲームの当り外れを判定する処理を行う。そして、普図表示器5に、識別図柄を所定時間変動表示した後、停止表示する普図変動表示ゲームを表示する処理を行う。この普図変動表示ゲームの結果が当りの場合は、普図表示器5に特別結果態様を表示するとともに、普電SOL7bを動作させ、普通変動入賞装置7の開閉部材7a,7aを所定時間(例えば、0.5秒間)上述のように開放する制御を行う。なお、普図変動表示ゲームの結果がはずれの場合は、普図表示器5にはずれの結果態様を表示する制御を行う。
また、この16R大当りが、大当たり終了後高確率状態に移行することを報知しない第5特定図柄の導出により発生する16R大当りの場合、当該16R大当り終了後に第2特定遊技状態に移行する。
また、この2R大当りが大当たり終了後高確率状態に移行することを報知せず、かつ、大当たり終了後時短動作状態となる第3特定図柄(2R確変大当り)又は第4特定図柄(2R通常大当り)の導出により発生する2R大当りの場合、当該2R大当り終了後に第2特定遊技状態に移行する。
また、この2R大当りが大当たり終了後高確率状態に移行することを報知せず、かつ、大当たり終了後時短動作状態とならない第6又は第7特定図柄の導出により発生する2R大当りの場合、当該2R大当り終了後に第3特定遊技状態に移行する。
また、第8特定図柄の導出により発生する小当りの終了後は第3特定遊技状態に移行する。
一方、第1特定遊技状態に移行した状態で、2R大当り(2R確変大当り又は2R通常大当り)又は小当りに当選すると、第2特別遊技状態へ移行する。
一方、第2特定遊技状態に移行した状態で、2R大当り(2R確変大当り又は2R通常大当り)又は小当りに当選すると、第2特別遊技状態へ移行する。
さらに、第2特定遊技状態に移行した状態で、規定の特図変動表示ゲーム回数を消化し、かつ、当該第2特定遊技状態に移行する契機となった特図変動表示ゲームにおける大当たり図柄が第3特定図柄(2R確変大当り)の場合は、第1特定遊技状態へ移行する。
また、第2特定遊技状態に移行した状態で、規定の特図変動表示ゲーム回数を消化し、かつ、当該第2特定遊技状態に移行する契機となった特図変動表示ゲームにおける大当たり図柄が第4特定図柄(2R通常大当り)の場合は、通常遊技状態へ移行する。
一方、第3特定遊技状態に移行した状態で、2R大当り(2R確変大当り又は2R通常大当り)又は小当りに当選すると、第2特別遊技状態へ移行する。
さらに、第3特定遊技状態に移行した状態で、規定の特図変動表示ゲーム回数を消化し、かつ、当該第3特定遊技状態に移行する契機となった特図変動表示ゲームにおける大当たり図柄が第6特定図柄(2R確変大当り)の場合は、第1特定遊技状態へ移行する。
また、第3特定遊技状態に移行した状態で、規定の特図変動表示ゲーム回数を消化し、かつ、当該第2特定遊技状態に移行する契機となった特図変動表示ゲームにおける大当たり図柄が第7特定図柄(2R通常大当り)又は第8特定図柄(小当り)の場合は、通常遊技状態へ移行する。
メイン処理では、プログラム全体の制御を行うようになっている。図5,6に示すように、このメイン処理は、プログラム開始時の処理と、停電発生時の状態へ復帰するための処理と、メインループの処理と、停電発生時の処理とがある。
次に、タイマ割込み処理について説明する。図7に示すように、このタイマ割込み処理においては、まず、レジスタのデータを待避する処理(ステップa)を行う。次に、各種センサ(第1特図始動口SW13d、第2特図始動口SW7d、ゲートSW4a、入賞口SW12a,12a,…、カウントSW10c、ガラス枠開放SW146、遊技機枠開放SW121、球切れSW122、など)からの入力を処理する入力処理(ステップb)を行う。そして、各種処理でセットされた出力データに基づき、ソレノイド(大入賞口SOL10b、普電SOL7b)等のアクチュエータの駆動制御を行う出力処理(ステップc)を行う。
次に、上述のタイマ割込み処理における特図ゲーム処理の詳細について説明する。
特図ゲーム処理では、第1特図始動口SW13d及び第2特図始動口SW7dの入力の監視と、特図変動表示ゲームに関する処理全体の制御、特図の表示の設定を行う。図8に示すように、特図ゲーム処理では、まず、第1特図始動口SW13d及び第2特図始動口SW7dについて始動口スイッチ監視処理(ステップg1)を行う。なお、始動口スイッチ監視処理(ステップg1)の詳細については後述する。
一方、このゲーム処理タイマがタイムアップしたか否かの判定(ステップg3)において、ゲーム処理タイマがタイムアップしていない場合(ステップg3;No)は、ゲーム処理タイマの更新(タイマのカウント値を1デクリメント)を行ってステップg19に移行し、第1特図表示器8もしくは第2特図表示器9の変動制御を行う特図変動制御処理(ステップg19)を行い、特図ゲーム処理を終了する。
そして、第1特図表示器8もしくは第2特図表示器9の変動制御を行う特図変動制御処理(ステップg19)を行い、特図ゲーム処理を終了する。
次に、上述の特図ゲーム処理における始動口スイッチ監視処理の詳細について説明する。図9に示すように、始動口スイッチ監視処理では、まず、第1始動入賞口13への始動入賞があるか否かの判定(ステップg101)を行う。なお、第1始動入賞口13に始動入賞があるか否かの判定(ステップg101)は、第1特図始動口SW13dから出力される遊技球の検出信号の有無により判定を行う。
一方、普通変動入賞装置7への始動入賞があると判定された場合(ステップg104;Yes)は、第2特図保留数(第2始動記憶数)を取得する。
一方、特図保留数が4以上であるか否かの判定(ステップg105b)において、特図保留数が4以上でない場合(ステップg105b;No)は、特図保留数を1インクリメントする処理(ステップg105c)を行う。
一方、この大当り乱数が大当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg105i4)において、大当り乱数が大当り判定値と一致しない場合(ステップg105i4;No)は、特図保留記憶に記憶された保留数に対応する始動口入賞演出情報テーブルを取得する処理(ステップg105i6)を行う。ここでは、抽出された大当り乱数の乱数値が大当り判定値と一致しない場合(ステップg105i4;No)であるので、例えば、図12に示す始動口入賞演出コマンド1〜4のうち、特図保留記憶に保留された記憶が「はずれ・N(ノーマル)リーチ以下」であることを指示する始動口入賞演出コマンド1に対応した始動口入賞演出情報1、「はずれ・SP(スペシャル)1リーチ」であることを指示する始動口入賞演出コマンド2に対応した始動口入賞演出情報2又は「はずれ・SP(スペシャル)2リーチ」であることを指示する始動口入賞演出コマンド3に対応した始動口入賞演出情報3の何れかが選択されるような始動口入賞演出情報テーブルを取得することとなる。
また、普通変動入賞装置(普通電動役物)7の開放延長がなされているか否かの判定(ステップg105i2)において、普通変動入賞装置(普通電動役物)7の開放延長がなされている場合(ステップg105i2;Yes)、及び、遊技状態が大当り中であるか否かの判定(ステップg105i3)において、遊技状態が大当り中である場合(ステップg105i3;Yes)は、特図保留情報判定処理を終了する。そして、図10に示す特図始動口スイッチ共通処理に戻り、特図始動口スイッチ共通処理を終了する。さらに、図9に示す始動口スイッチ監視処理に戻り、始動口スイッチ監視処理を終了する。
一方、第2始動入賞があるか否かの判定(ステップg104)において、第2始動入賞がない場合(ステップg104;No)は、始動口スイッチ監視処理を終了する。
また、普通変動入賞装置7への不正入賞数が上限値か否かの判定(ステップg103)において、普通変動入賞装置7への不正入賞数が上限値である場合(ステップg103;Yes)は、始動口スイッチ監視処理を終了する。
次に、上述の特図ゲーム処理における特図普段処理の詳細について説明する。図13に示すように、特図普段処理では、まず、第2始動記憶数(第2特図保留数)が0か否かの判定(ステップg501)を行う。
一方、この客待ちデモに設定がなされているか否かの判定(ステップg503)において、客待ちデモに設定がなされていない場合(ステップg503;No)は、客待ちコマンドをセットする処理(ステップg504)、特図普段動作の設定テーブルを設定する処理(ステップg505)、コマンド設定処理(ステップg506)を行い、特図普段処理を終了する。
一方、この大当り乱数値が大当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg507c)において、大当り乱数値が大当り判定値と一致しない場合(ステップg507c;No)は、ステップg507dをスキップしてステップg507eへ移行する。
一方、この大当り乱数値が小当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg507f)において、大当り乱数値が小当り判定値と一致しない場合(ステップg507f;No)は、ステップg507gをスキップしてステップg507hへ移行する。
一方、大当りフラグ2に大当り情報が設定されているか否かの判定(ステップg507j)において、大当りフラグ2に大当り情報が設定されていない場合(ステップg507j;No)は、ステップg507mへ移行する。
一方、取得された大当り乱数値が大当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg20)において、取得された大当り乱数値が大当り判定値と一致しない場合(ステップg21;No)は、取得された大当り乱数値が小当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg21)を行う。
一方、取得された大当り乱数値が小当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg21)において、取得された大当り乱数値が小当り判定値と一致しない場合(ステップg21;No)は、選択テーブル変更フラグの有無、遊技状態及び始動記憶(保留数)(第1特図変動表示ゲームの後半変動パターンを設定する場合は第1始動記憶、第2特図変動表示ゲームの後半変動パターンを設定する場合は第2始動記憶)に対応する変動パターン決定用乱数1判定テーブルを取得する処理(ステップg23)を行う。
すなわち、遊技制御装置30が、変動表示ゲームを実行する毎に変動テーブル記憶手段に記憶された複数の変動テーブルのうち一の変動テーブルを取得する変動テーブル取得手段をなす。
また、遊技制御装置30が、変動テーブル取得手段によって取得された一の変動テーブルに基づいて、変動表示ゲームの実行時間の設定を行う変動時間設定手段をなす。
また、遊技制御装置30が、変動表示ゲームを実行する毎に後半変動テーブル記憶手段に記憶された複数の後半変動テーブルのうち一の後半変動テーブルを取得する後半変動テーブル取得手段をなす。
また、遊技制御装置30が、後半変動テーブル取得手段によって取得された一の後半変動テーブルに基づいて、変動表示ゲームの後半部の実行時間の設定を行う後半変動時間設定手段をなす。
一方、この大当り乱数値が大当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg509c)において、大当り乱数値が大当り判定値と一致しない場合(ステップg509c;No)は、ステップg509dをスキップしてステップg509eへ移行する。
一方、この大当り乱数値が小当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg509f)において、大当り乱数値が小当り判定値と一致しない場合(ステップg509f;No)は、ステップg509gをスキップしてステップg509hへ移行する。
一方、この大当りフラグ1に大当り情報が設定されているか否かの判定(ステップg509j)において、大当りフラグ1に大当り情報が設定されていない場合(ステップg509j;No)は、ステップg509mへ移行する。
次に、上述の特図ゲーム処理における特図変動開始処理2の詳細について説明する。図17に示すように、特図変動開始処理2では、まず、変動パターン設定処理(ステップg601)を行う。具体的には、図18に示すように、変動パターン設定処理(ステップg601)では、まず、特図変動表示ゲームの変動パターンのうち、前半変動パターンを決定するための変動パターン決定用乱数3を抽出する処理(ステップg601a)を行い、消化順序が1番目の始動記憶(第1特図変動表示ゲームの場合は第1始動記憶、第2特図変動表示ゲームの場合は第2始動記憶)に係る大当り乱数値を取得する処理(ステップg601b)を行う。そして、取得された大当り乱数値が大当り判定値と一致するか、すなわち大当りか否かの判定(ステップg601c)を行う。
一方、この取得された大当り乱数値が大当り判定値と一致するか否かの判定(ステップg601c)において、取得された大当り乱数値が大当り判定値と一致しない場合(ステップg601c;No)は、取得された大当り乱数値が小当り判定値と一致するかの判定(ステップg601d)を行う。
一方、この取得された大当り乱数値が小当り判定値と一致するかの判定(ステップg601d)において、取得された大当り乱数値が小当り判定値と一致しない場合(ステップg601d;No)は、選択テーブル変更フラグの有無、遊技状態及び始動記憶数(第1特図変動表示ゲームの場合は第1始動記憶数、第2特図変動表示ゲームの場合は第2始動記憶数)に対応する変動パターン決定用乱数3判定テーブルを取得する処理(ステップg601f)を行う。
また、遊技制御装置30が、変動表示ゲームの実行時間を所定タイミングで分割してなる前半部の実行時間の設定を行う前半変動時間設定手段をなす。
よって、遊技制御装置30が、変動表示ゲームを実行する毎に変動テーブル記憶手段に記憶された複数の変動テーブルのうち一の変動テーブルを取得する変動テーブル取得手段をなす。
また、遊技制御装置30が、変動テーブル取得手段によって取得された一の変動テーブルに基づいて、変動表示ゲームの実行時間の設定を行う変動時間設定手段をなす。
一方、当該特図変動開始処理2が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものであるか否かの判定(ステップg602)において、当該特図変動開始処理2が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものでない場合(ステップg602;No)は、第2特図の乱数セーブ領域をシフトする処理(ステップg604)を行う。これにより、第2始動記憶数が1減算されることとなる。
一方、当該特図変動開始処理2が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものであるか否かの判定(ステップg607)において、当該特図変動開始処理2が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものでない場合(ステップg607;No)は、飾り特図2コマンドのMODEデータをセットする処理(ステップg609)を行う。
一方、当該特図変動開始処理2が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものであるか否かの判定(ステップg613)において、当該特図変動開始処理2が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものでない場合(ステップg613;No)は、飾り特図2保留数のMODEデータをセットする処理(ステップg615)を行う。
次に、上述の特図ゲーム処理における特図変動開始処理3の詳細について説明する。図19に示すように、特図変動開始処理3では、ゲーム処理タイマにセットされた前半変動パターンに対応する時間値の経過後、後半変動時間のセーブ領域に格納した時間値をゲーム処理タイマにセットする処理(ステップg701)を行い、特図変動中処理設定テーブルを設定する処理(ステップg702)を行い、特図変動開始処理3を終了する。
次に、上述の特図ゲーム処理における特図変動中処理の詳細について説明する。図20に示すように、特図変動中処理では、まず、当該特図変動中処理が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものであるか否かの判定(ステップg801)を行う。
一方、当該特図変動中処理が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものであるか否かの判定(ステップg801)において、当該特図変動中処理が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものでない場合(ステップg801;No)は、表示装置41において実行される飾り特図2変動表示ゲームの飾り特図2停止コマンドをセットする処理(ステップg803)を行う。
一方、この変動表示ゲームの遊技結果が大当りであるか否かの判定(ステップg805)において、変動表示ゲームの遊技結果が大当りでない場合(ステップg805;No)は、当該特図変動中処理の実行中にある変動表示ゲームの遊技結果が小当りであるか否かの判定(ステップg807)を行う。
一方、この変動表示ゲームの遊技結果が小当りであるか否かの判定(ステップg807)において、変動表示ゲームの遊技結果が小当りでない場合(ステップg807;No)は、時短遊技状態中にカウントされる特殊停止監視カウンタの値が特定値(「0」、「20」、「40」、「60」及び「80」のうちの何れかの値)であるか否かの判定(ステップg808)を行う。
そして、例えば、時短動作状態中の特図変動表示ゲーム数が「60回」であり、停止時間3がセットされたときの特図変動表示ゲームの実行回数が「20回」又は「40回」の場合、セットされた停止時間3の間、図27(1),(2)に示すように、表示装置41の画面上に表示された「継続やったね!!」及び「終了ざんねん…」の文字の横で提灯お化けが上下に飛び跳ねる演出表示を行い、図27(3)に示すように、提灯お化けが「継続やったね!!」の文字に重畳表示され、図27(4)に示すように、時短動作状態が継続したことを報知する演出表示を行う。また、停止時間3がセットされたときの特図変動表示ゲームの実行回数が「60回」の場合、セットされた停止時間3の間、図27(1),(2)に示すように、表示装置41の画面上に表示された「継続やったね!!」及び「終了ざんねん…」の文字の横で提灯お化けが上下に飛び跳ねる演出表示を行い、図27(5)に示すように、提灯お化けが「終了ざんねん…」の文字に重畳表示され、図27(6)に示すように、時短動作状態が終了したことを報知する演出表示を行う。なお、このような演出の制御は、遊技制御装置30から送信された情報に基づき演出制御装置40が制御するようになっている。
一方、この特殊停止監視カウンタの値が特定値であるか否かの判定(ステップg808)において、特殊停止監視カウンタの値が特定値でない場合(ステップg808;No)は、図26(1),(4)に示すように、停止時間2(通常停止図柄表示時間(通常導出表示時間))(800ms)をセットする処理(ステップg810)を行い、特図表示中処理設定テーブルを設定する処理(ステップg811)を行い、特図変動中処理を終了する。
また、遊技制御装置30が、予め定められた特定の変動表示ゲームについて、停止結果態様が特別結果態様とならない場合の導出表示時間(停止図柄表示時間)として、通常導出表示時間(通常停止図柄表示時間)よりも導出表示時間が長い特殊導出表示時間(特殊停止図柄表示時間)を設定する特殊導出表示時間設定手段をなす。
また、演出制御装置40が、特殊導出表示時間において所定の演出を行う演出制御手段をなす。
次に、上述の特図ゲーム処理における特図表示中処理の詳細について説明する。図21に示すように、特図表示中処理では、まず、当該特図表示中処理が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものであるか否かの判定(ステップg901)を行う。
一方、当該特図表示中処理が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものであるか否かの判定(ステップg901)において、当該特図表示中処理が第1特図変動表示ゲームの変動に対するものでない場合(ステップg901;No)は、特図2大当りフラグのアドレスを取得する処理(ステップg904)、特図2ファンファーレ設定テーブルをセットする処理(ステップg905)を行い、ステップg906へ移行する。
次に、上述の特図ゲーム処理における大当り終了処理の詳細について説明する。図24に示すように、大当り終了処理では、まず、大当り図柄が第1又は第2特定図柄か否かの判定(ステップg1301)を行う。
また、遊技制御装置30が、特定遊技状態とする変動表示ゲームの実行回数を予め定められた複数通りの回数のうちから選択する特定遊技状態継続数選択手段をなす。
次に、上述の特図ゲーム処理における小当り終了処理の詳細について説明する。図25に示すように、小当り終了処理では、このときの小当り図柄に基づいて特殊停止監視カウンタに「19」、「39」、「59」、「79」又は「99」の何れかの値をセットする処理(ステップg1701)を行い、次いで、選択テーブル変更フラグをセットする処理(ステップg1702)を行い、普段動作設定テーブルを設定する処理(ステップg1703)を行い、小当り終了処理を終了する。
ここで、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様が確変大当りの場合のテーブル切替パターンIは、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様が通常大当りの場合のテーブル切替パターンIIに対応するものであり、当該確変大当りの場合のテーブル切替パターンIIは、当該通常大当りの場合のテーブル切替パターンIに対応するものである。従って、何れのテーブル切替パターンが選択されたかによって、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様が確変大当りである可能性を示唆することが可能となる。
そして、図15に示す後半変動パターン設定処理及び図18に示す変動パターン設定処理において、選択されたテーブル切替パターンI又はテーブル切替パターンIIを参照し、特図変動表示ゲームの実行回数(1〜19回、20回、21〜39回…100回)に応じて変動パターン決定用乱数1判定テーブル及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルを取得する。具体的には、例えば、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様が図柄251の場合であって、テーブル切替パターンIが選択された場合、図31,図33(2)に示すように、時短動作状態における1〜19回目の変動パターン決定用乱数1判定テーブル及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルは、変動パターン決定用乱数1判定テーブルB及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルB、20回目の変動パターン決定用乱数1判定テーブル及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルは、変動パターン決定用乱数1判定テーブルA及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルA、21〜39回目の変動パターン決定用乱数1判定テーブル及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルは、変動パターン決定用乱数1判定テーブルA及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルA、…、100回目の変動パターン決定用乱数1判定テーブル及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルは、変動パターン決定用乱数1判定テーブルB及び変動パターン決定用乱数3判定テーブルBとなる。
これにより、特殊導出表示時間設定手段によって、予め定められた特定の変動表示ゲームについて、停止結果態様が特別結果態様とならない場合の導出表示時間として、通常導出表示時間よりも導出表示時間が長い特殊導出表示時間を設定することができ、変動テーブル取得手段によって、特定の変動表示ゲーム以外の変動表示ゲームの変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した変動テーブルを取得し、特定の変動表示ゲームの変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した変動テーブルとは異なる変動テーブルを取得可能であるので、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいて、直前に実行された変動表示ゲームの変動テーブルとは異なる変動テーブルに切り替えることが可能となる。
従って、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいて、変動表示ゲームの変動テーブルを切り替え、また、当該特定の変動表示ゲームの導出表示時間を通常導出表示時間よりも長くすることで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を抱かせることができるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
また、特殊変動テーブルが取得されることとなる期間に演出を集中させることができるようになり、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
これにより、特定遊技状態における特別遊技状態の終了からの変動表示ゲームの実行回数が特定回数となる変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの停止結果態様が特別結果態様とならない場合の導出表示時間として、特殊導出表示時間を設定することができる。
従って、特定遊技状態において特別遊技状態の終了からの変動表示ゲームの実行回数が特定回数となる変動表示ゲームにおいて特殊導出表示時間を設定することで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を遊技者に抱かせることができるようになり、当該特定遊技状態における特定回数以降の変動表示ゲームに期待感を持たせることができる。
また、特殊導出表示時間の設定や、変動テーブルの変更のタイミングを予め知ることができ、特定回数に向けて期待感を高めることができる。
これにより、特殊導出表示時間設定手段によって、予め定められた特定の変動表示ゲームについて、停止結果態様が特別結果態様とならない場合の導出表示時間として、通常導出表示時間よりも導出表示時間が長い特殊導出表示時間を設定することができ、変動テーブル取得手段によって、特定の変動表示ゲーム以外の変動表示ゲームの変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した変動テーブルを取得し、特定の変動表示ゲームの変動テーブルとして、直近に導出された特別結果態様に応じて決定される変動テーブルを取得することができるので、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいて、直近に導出された特別結果態様に応じて直前に実行された変動表示ゲームの変動テーブルとは異なる変動テーブルに切り替えることが可能となる。
従って、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいて、直近に導出された特別結果態様に応じて変動表示ゲームの変動テーブルを切り替え、また、当該変動表示ゲームの導出表示時間を通常導出表示時間よりも長くすることで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を抱かせることができるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
また、特別結果態様と、その後の変動表示ゲームの実行態様とを関連付けることも可能となる。
これにより、特定遊技状態発生手段によって、特別結果態様の導出に伴い発生する特別遊技状態の終了から所定回数の変動表示ゲームを実行するまでの期間を特定遊技状態とすることができ、特定遊技状態継続数選択手段によって、直近に導出された特別結果態様に応じて特定遊技状態とする変動表示ゲームの実行回数を予め定められた複数通りの回数のうちから選択することができるので、特殊導出表示時間設定手段により特殊導出表示時間を設定する期間を変化させることができ、変動表示ゲームの演出をより一層多彩に変化させることができる。
これにより、例えば、図28に示すように、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様が図柄120の場合、時短動作状態における特図変動表示ゲーム数40回のうち、前半である1〜19回目は変動パターン決定用乱数1判定テーブルBが取得され、後半である21〜39回目は変動パターン決定用乱数1判定テーブルAが取得され、前半にリーチ(演出)が頻繁に発生することとなる。
すなわち、変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、特定遊技状態における特別遊技状態の終了からの変動表示ゲームの実行回数が第1所定回数となるまでの変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの停止結果態様が特別結果態様とならない場合に、特殊変動テーブルを取得したこととなる。
これにより、特定遊技状態における特別遊技状態の終了からの変動表示ゲームの実行回数が第1所定回数となるまでの変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの停止結果態様が特別結果態様とならない場合に、特殊変動テーブルを取得することができるので、特定遊技状態の序盤で変動表示ゲームにおける演出の頻度が高くなり、特別遊技状態の終了から短時間で再度特別結果態様となることへの期待感を遊技者に抱かせることができる。
一方、図28に示すように、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様が図柄121の場合、時短動作状態における特図変動表示ゲーム数40回のうち、前半である1〜19回目は変動パターン決定用乱数1判定テーブルAが取得され、後半である21〜39回目は変動パターン決定用乱数1判定テーブルBが取得され、後半にリーチ(演出)が頻繁に発生することとなる。
すなわち、変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、特定遊技状態における特別遊技状態の終了からの変動表示ゲームの実行回数が、所定回数となる前の第2所定回数となる変動表示ゲームから所定回数となるまでの変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの停止結果態様が特別結果態様とならない場合に、特殊変動テーブルを取得したこととなる。
これにより、特定遊技状態における特別遊技状態の終了からの変動表示ゲームの実行回数が、所定回数となる前の第2所定回数となる変動表示ゲームから当該所定回数となるまでの変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの停止結果態様が特別結果態様とならない場合に、特殊変動テーブルを取得することができるので、特定遊技状態の終盤で変動表示ゲームにおける演出の頻度が高くなり、当該特定遊技状態において再度特別結果態様となることへの期待感を最後まで好適に持続させることができる。
そして、当該変動パターン決定用乱数1判定テーブルBにおけるN(ノーマル)リーチの発生率は、変動パターン決定用乱数1判定テーブルAにおけるN(ノーマル)リーチの発生率よりも高い。
これにより、変動パターン決定用乱数1判定テーブルBが取得された場合には、変動パターン決定用乱数1判定テーブルAが取得された場合に比べて、演出としてNリーチが発生した場合でも大当りとなる可能性が高くなり、大当りが発生したことに対する意外性を持たせることができる。
なお、特図変動表示ゲームの結果態様が当り(特別結果態様)の場合における変動パターン決定用乱数1判定テーブルBのNリーチの発生率は、これに限らず、図34(2)に示すように、SP1リーチ及びSP2リーチの発生率に比べ極端に高く設定するようにしても良い。
これにより、変動パターン決定用乱数1判定テーブルBが取得された場合には、演出としてNリーチが発生した場合でも大当りとなる可能性がさらに高くなり、大当りが発生したことに対する意外性をより一層持たせることができる。
これにより、変動パターン決定用乱数1判定テーブルBが取得された場合には、大当りに対する期待度が高いが発生確率の低いSP2リーチを頻繁に発生させることができるようになり、遊技者に希少価値の高い演出を見させることができる。
これにより、特図変動表示ゲームの結果態様が外れ結果態様の場合には、リーチが発生しないため、特図変動表示ゲームの消化を早めることができ、特図変動表示ゲームの結果態様が当りの場合には、SP2リーチの発生により大当りが確定するため、遊技者にSP2リーチが発生することへの期待感を持たせることができる。
以下に、実施形態1におけるパチンコ遊技機100の変形例1について説明する。
なお、変形例1のパチンコ遊技機100は、実施形態1のパチンコ遊技機100と略同様の構成を有しており、主に異なる部分について説明する。
これにより、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様が大当りであり、当該大当り終了後の時短動作状態における特図変動表示ゲームの実行回数が20回、40回、60回、80回、もしくは100回に達したとき、当該特図変動表示ゲームでは必ずリーチが発生するとともに、停止結果態様を表示する時間が通常よりも長くなる。
すなわち、変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、特定の変動表示ゲームについて取得する変動テーブルとして、変動表示ゲームにおいてリーチを発生させる変動パターンのみを設定可能なリーチ変動テーブルを取得することとなる。
従って、変動表示ゲームの導出表示時間を通常導出表示時間よりも長くすることで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を抱かせることができる。
また、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいてリーチを発生させることで、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
また、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいてリーチを発生させることで、遊技者の意識を変動表示ゲームに集中させ、この意識を集中させた状態で停止結果態様を表示することで、特殊導出表示時間の設定に基づき停止結果態様が表示されたことを見逃してしまわないようにすることができる。
以下に、実施形態1におけるパチンコ遊技機100の変形例2について説明する。
なお、変形例2のパチンコ遊技機100は、実施形態1のパチンコ遊技機100と略同様の構成を有しており、主に異なる部分について説明する。
従って、テーブル切替パターンIが選択された当該特図変動表示ゲームのそれぞれの実行回数における結果態様が、完全外れの態様の場合の変動パターンの変動時間は、当該実行回数が増える毎に段階的に長くなる。
一方、テーブル切替パターンIIが選択された当該特図変動表示ゲームのそれぞれの実行回数における結果態様が、完全外れの態様の場合の変動パターンの変動時間は、当該実行回数が増える毎に段階的に短くなる。
従って、テーブル切替パターンIが選択された当該特図変動表示ゲームのそれぞれの実行回数における結果態様が完全外れの態様の場合、各特図変動表示ゲームの変動パターンの変動時間は、当該実行回数が増える毎に段階的に短くなる。
一方、テーブル切替パターンIIが選択された当該特図変動表示ゲームのそれぞれの実行回数における結果態様が完全外れの態様の場合、各特図変動表示ゲームの変動パターンの変動時間は、当該実行回数が増える毎に段階的に長くなる。
すなわち、変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、特定の変動表示ゲームに対して取得する変動テーブルを、所定の取得順序に従って取得することとなる。
従って、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいて、変動テーブルを所定の取得順序に従った変動テーブルに切り替えることにより、変動テーブルの切り替えに法則があることを遊技者に感じさせて興趣を高めることができる。また、当該変動表示ゲームの導出表示時間を通常導出表示時間よりも長くすることで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を抱かせることができるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
以下に、実施形態1におけるパチンコ遊技機100の変形例3について説明する。
なお、変形例3のパチンコ遊技機100は、実施形態1のパチンコ遊技機100と略同様の構成を有しており、主に異なる部分について説明する。
そして、変形例3におけるパチンコ遊技機100は、後半変動パターンに関しては予め設定された変動パターン決定用乱数1判定テーブルAに基づき決定する。したがって、図15に示す後半変動パターン設定処理とは異なり、図43に示すように、選択テーブル変更フラグの有無を参照せずに、変動パターン決定用乱数1判定テーブルの取得を行う。そして、図42(2),(3)に示すように、前半変動パターンを決定するための変動パターン決定用乱数3判定テーブル(前半変動パターン決定用乱数3判定テーブルA又は前半変動パターン決定用乱数3判定テーブルB)のみを切り替えるようになっている。
すなわち、前半変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、特定の変動表示ゲーム以外の変動表示ゲームの前半変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した前半変動テーブルを取得し、特定の変動表示ゲームの前半変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した前半変動テーブルとは異なる前半変動テーブルを取得可能としたこととなる。
従って、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいて、変動表示ゲームの前半変動テーブルを切り替え、また、当該特定の変動表示ゲームの導出表示時間を通常導出表示時間よりも長くすることで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を抱かせることができるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。また、変動テーブルのうち前半変動テーブルのみを切り替えるので、変動表示ゲームの結果態様に左右されることなく、変動テーブルの切り替えを行うことができる。
具体的には、例えば、リーチなしの後半変動パターンが選択されている場合は、前半変動パターンとして、前半変動パターン番号「06」の擬似連STEP3及び前半変動パターン番号「07」の擬似連STEP4は選択されないように設定がなされている。また、Nリーチを発生させる後半変動パターンが選択されている場合は、前半変動パターンとして、前半変動パターン番号「02」の短縮変動、前半変動パターン番号「03」の超短縮変動、前半変動パターン番号「06」の擬似連STEP3及び前半変動パターン番号「07」の擬似連STEP4は選択されないように設定がなされている。
具体的には、例えば、リーチなしの後半変動パターンが選択されている場合は、前半変動パターン決定用乱数3判定テーブルAが取得された場合とは異なり、前半変動パターンとして、前半変動パターン番号「06」の擬似連STEP3及び前半変動パターン番号「07」の擬似連STEP4が選択されるように設定がなされている。また、Nリーチを発生させる後半変動パターンが選択されている場合は、前半変動パターン決定用乱数3判定テーブルAが取得された場合とは異なり、前半変動パターンとして、前半変動パターン番号「06」の擬似連STEP3が選択されるように設定がなされている。
これにより、変動パターン決定用乱数3判定テーブルBが取得された場合には、変動パターン決定用乱数3判定テーブルAが取得された場合には実行される可能性の無い演出を実行することができるようになる。
よって、変動パターン決定用乱数3判定テーブルAが取得された場合には実行される可能性の無い演出の発生率は、通常確率状態の場合に比べて、高確率状態の方が高く設定されているため、これにより、遊技状態が高確率状態であることを示唆することができる。
図43に示すように、変形例3のパチンコ遊技機100は、ステップg30及びステップg31では選択テーブル変更フラグの有無については判断しないようになっている。これにより、変動パターン決定用乱数3判定テーブルのみを切り替えるようにしている。
一方、図44(2)に示すように、変動パターン決定用乱数3判定テーブルとして前半変動パターン決定用乱数3判定テーブルBが取得され、前半変動パターンとして「通常変動」が選択されるとともに後半変動パターンとして「Nリーチを発生させるパターン」が選択された場合は、該通常変動の変動時間において、役物駆動モータ42を所定時間正転駆動させ後、該所定時間逆転駆動させる制御を1回行い、また、前半変動パターンとして「通常変動」が選択されるとともに後半変動パターンとして「SP1リーチを発生させるパターン」が選択された場合は、該通常変動の変動時間において、役物駆動モータ42を所定時間正転駆動させた後、該所定時間逆転駆動させる制御を2回行うようにしても良い。
また、演出動作役物50の動作態様によって、いずれの後半変動パターンが発生するかについても示唆することができるようになる。
従って、テーブル切替パターンIが選択された当該特図変動表示ゲームのそれぞれの実行回数における結果態様が外れ結果態様であり且つ前半変動パターンが通常変動の場合、前半変動時間は、当該実行回数が増える毎に段階的に長くなる。一方、テーブル切替パターンIIが選択された当該特図変動表示ゲームのそれぞれの実行回数における結果態様が外れ結果態様であり且つ前半変動パターンが通常変動の場合、前半変動時間は、当該実行回数が増える毎に段階的に短くなる。
従って、テーブル切替パターンIが選択された当該特図変動表示ゲームのそれぞれの実行回数における結果態様が、外れ結果態様であり、かつ、前半変動パターンが通常変動の場合の前半変動時間は、当該実行回数が増える毎に段階的に短くなる。一方、テーブル切替パターンIIが選択された当該特図変動表示ゲームのそれぞれの実行回数における結果態様が、外れ結果態様であり、かつ、前半変動パターンが通常変動の場合の前半変動時間は、当該実行回数が増える毎に段階的に長くなる。
これにより、特図変動表示ゲームが実行される毎に、当該特図変動表示ゲームの前半変動時間が段階的に長くなるか短くなるかによって、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様を示唆することができるようになる。
以下に、本発明の上記実施形態1におけるパチンコ遊技機100の変形例4について説明する。
なお、変形例4の遊技機は、実施形態1のパチンコ遊技機100と略同様の構成を有しており、主に異なる部分について説明する。
特殊停止図柄表示時間をセットすることとなる。
より具体的には、特図変動中処理(図20参照)のステップg908における特定値に「40」及び「60」の値をセットすることとなる。
より具体的には、特図変動中処理(図20参照)のステップg908における特定値に「20」及び「80」の値をセットすることとなる。
すなわち、特殊導出表示時間設定手段(遊技制御装置30)は、直近に発生した特別結果態様に基づいて定められた特定の変動表示ゲームについて、停止結果態様が特別結果態様とならない場合の導出表示時間として、通常導出表示時間よりも導出表示時間が長い特殊導出表示時間を設定することとなる。
これにより、特殊導出表示時間の設定パターンを複雑にすることができる。
従って、変動表示ゲームにおける特殊導出表示時間の出現率が画一化してしまうことを防止することができるので、遊技者に飽きを生じさせることなく、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
また、直近に導出された特図変動表示ゲームにおける特別結果態様が通常大当りの場合と確変大当りの場合とで、特殊停止図柄表示時間の選択パターンを異ならせることで、直近に導出された特図変動表示ゲームの結果態様を示唆することができるようになる。
以下に、本発明の上記実施形態1におけるパチンコ遊技機100の変形例5について説明する。
なお、変形例5の遊技機は、実施形態1のパチンコ遊技機100と略同様の構成を有しており、主に異なる部分について説明する。
そして、図47に示すように、例えば、変動パターン決定用乱数1判定テーブルとして後半変動パターンテーブルAが選択決定された場合よりも、後半変動パターンテーブルBが選択決定された場合の方が、リーチ(Nリーチ、SP1リーチ又はSP2リーチ)が発生する確率が高くなるように設定されている。
上述のように、変形例5のパチンコ遊技機100では、図48に示すように、ステップg601i及びステップg601jでは選択テーブル変更フラグの有無については判断しないようになっている。これにより、変動パターン決定用乱数1判定テーブルのみを切り替えるようにしている。
すなわち、後半変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、特定の変動表示ゲーム以外の変動表示ゲームの後半変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した後半変動テーブルを取得し、特定の変動表示ゲームの後半変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した後半変動テーブルとは異なる後半変動テーブルを取得可能としたこととなる。
従って、特殊導出表示時間が設定される特定の変動表示ゲームにおいて、変動表示ゲームの後半変動テーブルを切り替え、また、当該特定の変動表示ゲームの導出表示時間を通常導出表示時間よりも長くすることで、遊技状態に何らかの変化があったのではないかという期待感を抱かせることができるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。また、変動テーブルのうち後半変動テーブルのみを切り替えるので、前半変動テーブルによる演出に左右されることなく、変動テーブルの切り替えを行うことができる。
以下に、本発明の上記実施形態1におけるパチンコ遊技機100の変形例6について説明する。
なお、変形例6の遊技機は、実施形態1のパチンコ遊技機100と略同様の構成を有しており、主に異なる部分について説明する。
図49に示すように、特殊停止監視処理において、特殊停止監視カウンタの値を1デクリメントする処理(ステップg914b)を行った後、現在の遊技状態が第3特定遊技状態であるか否かの判定(ステップg914f)を行う。
すなわち、特定遊技状態発生手段(遊技制御装置30)は、特別遊技状態の終了後、確率が高確率であることを所定期間報知する確変報知特定遊技状態と、特別遊技状態の終了後、確率が高確率であるか否かを所定期間報知しない確率非報知特定遊技状態と、の何れかを発生させ、変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、確率非報知特定遊技状態であり、かつ、導出表示時間設定手段によって通常導出表示時間が設定された場合に、変動テーブル記憶手段に記憶された複数の変動テーブルのうち所定の変動テーブルを取得することとなる。
これにより、確率非報知特定遊技状態であり、かつ、導出表示時間設定手段によって通常導出表示時間が設定された場合に、変動テーブル取得手段によって、変動テーブル記憶手段に記憶された複数の変動テーブルのうち所定の変動テーブルを取得することができるので、確率非報知特定遊技状態であり、かつ、通常導出表示時間が設定される変動表示ゲームにおいて、変動テーブルを所定の変動テーブルに切り替えることが可能となる。
従って、確率非報知特定遊技状態で変動表示ゲームの変動テーブルを切り替えることにより、変動表示ゲームの演出に変化を生じさせ、現在の確率状態が高確率である可能性があることを示唆することができるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせる演出を実行することができるようになる。
これにより、確率非報知特定遊技状態であり、確率が高確率であり、かつ、導出表示時間設定手段によって通常導出表示時間が設定された場合に、変動テーブル取得手段によって、通常変動テーブルよりも特殊変動テーブルを高い割合で取得することができるので、演出の発生頻度により、当該特定遊技状態が高確率であること示唆することができる。
これにより、確率非報知特定遊技状態であり、確率が通常確率であり、かつ、導出表示時間設定手段によって通常導出表示時間が設定された場合に、変動テーブル取得手段によって、特殊変動テーブルよりも通常変動テーブルを高い割合で取得することができるので、演出の発生頻度に基づき、当該特定遊技状態が高確率であること示唆することができる。
従って、遊技状態が第3特定遊技状態の場合、かつ、その遊技状態が高確率状態である場合に、特図変動表示ゲームの実行回数が「1」〜「100」の数字のうち素数に該当する回数となる度に通常よりも長い変動時間の特図変動表示ゲームが発生する頻度が高くなることによって、高確率状態であることを遊技者が推測することができる。
以下に、本発明の上記実施形態1におけるパチンコ遊技機100の変形例7について説明する。
なお、変形例7の遊技機は、実施形態1のパチンコ遊技機100と略同様の構成を有しており、主に異なる部分について説明する。
図52(2)は、通常動作状態(非時短状態)において普通変動入賞装置7が開放される場合の開放時間(普電開放時間)(300ms)及び開放回数(普電開放回数)(1回)と、時短動作状態において普通変動入賞装置7が開放される場合の開放時間(普電開放時間)(1800ms)及び開放回数(普電開放回数)(3回)と、を示す表である。
また、図52(3)は、普図変動パターン判定テーブルAを示す表である。普図変動パターン判定テーブルAを取得した場合、通常動作状態(非時短状態)で設定される普図変動パターンの変動時間は10000msとなり、時短動作状態で設定される普図変動パターンの変動時間は1000msとなる。
また、図52(4)は、普図変動パターン判定テーブルBを示す表である。普図変動パターン判定テーブルBは、遊技状態が第3特定遊技状態になった場合に取得されるテーブルであり、当該テーブルにより設定される普図変動パターンの変動時間は通常動作状態で設定される変動パターンの変動時間より短く、時短動作状態で設定される普図変動パターンの変動時間より長い時間(例えば、2000ms)となる。
次に、上述のタイマ割込み処理における普図ゲーム処理の詳細について説明する。
図53に示すように、普図ゲーム処理では、まず、ゲートスイッチ監視処理(ステップh1)を行い、普電入賞スイッチ監視処理(ステップh2)を行う。
一方、このゲーム処理タイマがタイムアップしたか否かの判定(ステップg4)において、ゲーム処理タイマがタイムアップしていない場合(ステップg3;No)は、ゲーム処理タイマの更新(タイマのカウント値を1デクリメント)を行ってステップh12に移行し、普図表示器5の変動制御を行う普図変動制御処理(ステップg12)を行い、普図ゲーム処理を終了する。
次に、上述の普図ゲーム処理における普図普段処理の詳細について説明する。図54に示すように、普図普段処理では、まず、普図保留数が0か否かの判定(ステップh501)を行う。
一方、普図保留数が0か否かの判定(ステップg501)において、普図保留数が0でない場合(ステップg501;No)は、普図当りフラグに外れ情報を設定する処理(ステップh502)する。
この普図当り乱数は普図当り値と一致するか否かの判定(ステップh504)において、普図当り乱数が普図当り値と一致する場合(ステップh504;Yes)は、普図当りフラグに普図当り情報を設定する処理(ステップh505)を行い、ステップh506へ移行する。
一方、普図当り乱数は普図当り値と一致するか否かの判定(ステップh504)において、普図当り乱数が普図当り値と一致しない場合(ステップh504;No)は、ステップh506へ移行する。
また、遊技状態が第3特定遊技状態であるか否かの判定(ステップh508)において、遊技状態が第3特定遊技状態でない場合(ステップh508;No)は、普図変動パターン判定テーブルAに基づいて普図変動時間を決定する処理(ステップh510)を行う。
一方、終了抽選に当選したか否かの判定(ステップh509)において、終了抽選に当選していない場合(ステップh509;No)は、普図変動パターン判定テーブルBに基づいて普図変動時間を決定する処理(ステップh511)を行う。
すなわち、普図変動テーブル取得手段(遊技制御装置30)は、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、直前に実行された普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとは異なる普図変動テーブルを取得することとなる。
これにより、普図変動テーブル取得手段によって、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、直前に実行された普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとは異なる普図変動テーブルを取得することができる。
従って、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームにおいて、普図変動テーブルが切り替えられた間に集中的に普通変動入賞装置へ遊技球を入賞させることが可能となるので、遊技結果に対して高い期待感を抱かせることができるようになる。
これにより、普図変動テーブル取得手段によって、変動表示ゲームの停止結果態様が予め定めた特別結果態様となった場合に、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、第2普図変動テーブルを取得し、特別結果態様とならない場合に、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、第1普図変動テーブルを取得することができる。
従って、特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームにおいては、普通変動入賞装置が開状態となる頻度が高くなり、単位時間当たりの変動表示ゲームの実行回数を増加させることができるようになる。
すなわち、普図変動時間設定手段(遊技制御装置30)は、普図変動テーブル取得手段によって取得された一の普図変動テーブルに基づいて、普図変動表示ゲームの実行時間の設定を行うこととなる。
具体的には、例えば、図柄331の小当りに当選した場合、普図変動パターン判定テーブルが普図変動パターン判定テーブルBに設定され、チャンスゾーンとして所定の規定回数の特図変動表示ゲームを実行する。
なお、図柄331の小当りに当選した場合、当該特図変動表示ゲームの規定回数は、次回の大当りに当選するまでであるが、終了抽選の当選(ステップh509;Yes)によっても当該普図変動表示ゲームを終了する。
よって、図56に示すように、第3特定遊技状態における普図変動表示ゲームの実行回数は、通常動作状態の実行回数に比べて増加することとなり、その分普図当りの発生頻度が増加する。これにより、普通変動入賞装置7の開放回数も増加することで、当該普通変動入賞装置7に遊技球が入賞し易くなり、第2特図変動表示ゲームを実行し易くすることができる。
以下に、本発明の上記実施形態1におけるパチンコ遊技機100の変形例8について説明する。
なお、変形例8の遊技機は、実施形態1の遊技機100と略同様の構成を有しており、主に異なる部分について説明する。
図57(2)は、第2特図変動表示ゲームにおける大当たり確率(1/20)及び小当り確率(1/400)を示す表である。
図57(3)は、普図当り確率を示す表であり、当該普図当り確率は、変形例7のパチンコ遊技機100と異なり、確率状態が高確率状態であるか否かに関わらず、常に250/251に設定されている。
図57(4)は、普図情報を示す表であり、普電開放時間及び普電開放回数は、変形例7のパチンコ遊技機100と異なり、時短動作状態であるか否かに関わらず、常に普電開放時間は300ms、普電開放回数は1回に設定されている。
図57(5)は、普図変動パターン選択テーブルAを示す表であり、当該普図変動パターン選択テーブルAは、複数の普図変動時間が異なる変動パターン(A001、A002…)を有している。
図57(6)は、普図変動パターン選択テーブルBを示す表であり、当該普図変動パターン選択テーブルBは、普図変動パターン選択テーブルAと同様に複数の普図変動時間が異なる変動パターン(B001、B002…)を有している。また、普図変動パターン選択テーブルBの各変動パターンは、普図変動パターン選択テーブルAの各変動パターンの普図変動時間よりも短くなるように設定されている。
よって、図58に示すように、第3特定遊技状態における普図変動表示ゲームの実行回数は、通常動作状態の実行回数に比べて増加することとなる。そして、変形例8のパチンコ遊技機100では、普図当り確率は常に250/251と高確率に設定されているため、普図変動表示ゲームが実行されると、ほぼ100%に近い確率で普図当りに当選し、変形例7のパチンコ遊技機100の場合よりも普通変動入賞装置7の開放回数が増加する。これにより、普通変動入賞装置7に遊技球が入賞し易くなり、第2特図変動表示ゲームを実行し易くすることができる。
従って、大当り又は小当りの終了後第3特定遊技状態に移行する当りに当選することを契機に普図変動表示ゲームの普図変動表示時間を短縮させ、普図当りの発生頻度を高めることができる。
これにより、普通変動入賞装置7の開放回数が増え、第2特図変動表示ゲームの実行機会が増えることとなり、大当りを引き当てることが困難な遊技機でも、好適にこの困難を緩和することができる。
また、遊技者自身が大当りを引き当てて遊技性が変遷することにより得られる満足感や遊技性を損なうことはない。
5 普図表示器(普通変動表示装置)
7 普通変動入賞装置
30 遊技制御装置(変動テーブル記憶手段、前半変動テーブル記憶手段、後半変動テーブル記憶手段、普図変動テーブル記憶手段、変動テーブル取得手段、前半変動テーブル取得手段、後半変動テーブル取得手段、普図変動テーブル取得手段、変動時間設定手段、前半変動時間設定手段、後半変動時間設定手段、普図変動時間設定手段、導出表示時間設定手段、特殊導出表示時間設定手段、特定遊技状態発生手段、特定遊技状態継続数選択手段、確率設定手段)
40 演出制御装置(演出制御手段)
41 表示装置(変動表示装置)
Claims (8)
- 複数の識別情報を変動表示する変動表示ゲームを実行可能な変動表示装置を備え、
前記変動表示ゲームの停止結果態様が予め定めた特別結果態様となった場合に、遊技者に遊技価値を付与可能な遊技機において、
複数の普通図柄を変動表示する普図変動表示ゲームを実行可能な普図変動表示装置と、
前記普図変動表示装置において普図変動表示ゲームの普図停止結果態様が予め定めた普図特別結果態様となった場合に、閉状態から開状態に変換される普通変動入賞装置と、
前記普図変動表示ゲームにおける実行時間を設定するための普図変動テーブルを複数記憶した普図変動テーブル記憶手段と、
前記普図変動テーブル記憶手段に記憶された複数の普図変動テーブルのうち一の普図変動テーブルを取得する普図変動テーブル取得手段と、
前記普図変動テーブル取得手段によって取得された一の普図変動テーブルに基づいて、前記普図変動表示ゲームの実行時間の設定を行う普図変動時間設定手段と、
前記特別結果態様の導出に伴い発生する特別遊技状態の終了から所定回数の前記変動表示ゲームを実行するまでの期間を特定遊技状態とする特定遊技状態発生手段と、
を備え、
前記普図変動テーブル取得手段は、
前記特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、直前に実行された普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとは異なる普図変動テーブルを取得することを特徴とする遊技機。 - 前記普図変動テーブル記憶手段は、
第1普図変動テーブルと、該第1普図変動テーブルよりも前記普図変動表示ゲームの変動時間が短い変動パターンを設定可能な第2普図変動テーブルと、を含み、
前記普図変動テーブル取得手段は、
前記変動表示ゲームの停止結果態様が予め定めた特別結果態様となった場合に、前記特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、前記第2普図変動テーブルを取得し、
前記特別結果態様とならない場合に、前記特別遊技状態の終了後に開始される普図変動表示ゲームの普図変動テーブルとして、前記第1普図変動テーブルを取得することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 少なくとも前記変動表示ゲームにおける実行時間を設定するための変動テーブルを複数記憶した変動テーブル記憶手段と、
前記変動表示ゲームを実行する場合に前記変動テーブル記憶手段に記憶された複数の変動テーブルのうち一の変動テーブルを取得する変動テーブル取得手段と、
前記変動テーブル取得手段によって取得された一の変動テーブルに基づいて、前記変動表示ゲームの実行時間の設定を行う変動時間設定手段と、
前記変動表示ゲームの停止結果態様を表示する導出表示時間を設定する導出表示時間設定手段と、
を備え、
前記導出表示時間設定手段は、
予め定められた特定の変動表示ゲームについて、前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合の前記導出表示時間として、通常導出表示時間よりも導出表示時間が長い特殊導出表示時間を設定する特殊導出表示時間設定手段を含み、
前記変動テーブル取得手段は、
前記特定の変動表示ゲーム以外の変動表示ゲームの変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した変動テーブルを取得し、
前記特定の変動表示ゲームの変動テーブルとして、直前に実行された変動表示ゲームにおいて取得した変動テーブルとは異なる変動テーブルを取得可能であることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記変動テーブルは、通常変動テーブルと、該通常変動テーブルよりも前記変動表示ゲームにおける演出の発生頻度が高い特殊変動テーブルと、を含むことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記特別結果態様の導出に伴い発生する特別遊技状態の終了から所定回数の前記変動表示ゲームを実行するまでの期間を特定遊技状態とする特定遊技状態発生手段を備え、
前記特殊導出表示時間設定手段は、
前記特定遊技状態における前記特別遊技状態の終了からの前記変動表示ゲームの実行回数が特定回数となる変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合の前記導出表示時間として、前記特殊導出表示時間を設定することを特徴とする請求項4に記載の遊技機。 - 前記変動テーブル取得手段は、
前記特定遊技状態における前記特別遊技状態の終了からの前記変動表示ゲームの実行回数が第1所定回数となるまでの前記変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合に、前記特殊変動テーブルを取得することを特徴とする請求項5に記載の遊技機。 - 前記変動テーブル取得手段は、
前記特定遊技状態における前記特別遊技状態の終了からの前記変動表示ゲームの実行回数が、前記所定回数となる前の第2所定回数となる変動表示ゲームから前記所定回数となるまでの前記変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合に、前記特殊変動テーブルを取得することを特徴とする請求項5又は6に記載の遊技機。 - 前記特殊導出表示時間において所定の演出を行う演出制御手段を備え、
前記特定遊技状態発生手段は、前記特定遊技状態とする変動表示ゲームの実行回数を予め定められた複数通りの回数のうちから選択する特定遊技状態継続数選択手段を含み、
前記導出表示時間設定手段は、
前記特定遊技状態継続数選択手段の選択肢として設定されている回数と同回数目の変動表示ゲームに対し、当該変動表示ゲームの前記停止結果態様が前記特別結果態様とならない場合の前記導出表示時間として前記特殊導出表示時間を設定するように構成され、
前記演出制御手段は、
前記所定の演出として、前記特定遊技状態が継続するか否かの報知に係る演出を実行することを特徴とする請求項7に記載の遊技機。
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