JP4064053B2 - デジタルアンプ用コイル素子 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マルチサラウンド音響システム等において用いられる、デジタルオーディオアンプのフィルタ用などのコイルに関する。
【0002】
【従来の技術】
図3はデジタルオーディオアンプの1チャンネル分の概略回路図である。図3においてAMPはデジタルアンプ、L,CはローパスフィルタLPFを構成するインダクタとコンデンサであり、これらデジタルアンプAMP,ローパスフィルタLPFはサラウンド方式により1チャンネルについて2個必要である。SPはスピ−カである。
近年、デジタルオーディオアンプにおいてはサラウンド機能が脚光を浴び、多チャンネル化している。このサラウンド機能において、図3の回路を1チャンネル分として4チャンネルから8チャンネル用いるのが一般的である。この回路においてローパスフィルタLPFとして使用されるインダクタLは、10〜100Wの出力を出すデジタルオーディオアンプでは2〜10Aの電流を流すために大きな形状となる。
図4に、従来使用されているインダクタの断面図を示す。
図4において、31はドラムコア、32はドラムコア31に巻回されたコイル、33はポットコア33である。ドラムコア31に巻回されたコイル32にポットコア33を被せた構成のものが一般的に使用されている。このインダクタは形状が大きいことからチャンネル数が増えると実装面積が大きくなり、装置として大型となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、インダクタの使用個数を減らし、実装面積をおさえ、装置の小型化を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、外径が異なる2つの鍔を有する第1のコアの巻線部に巻回された第1のコイルと、第1のコイルを被って第1の磁路を形成するポット型の第2のコアを設ける。そして、第2のコアの外周に巻回された第2のコイルと第2のコイルを被って第2の磁路を形成するポット型の第3のコアを設ける。さらに、第1のコアの外径の大きい鍔に第2のコアの開口面である底面と第3のコアの開口面である底面を接着等で固定して、第1の磁路と第2の磁路が各々閉磁路となるように配置することを特徴とする。
または、断面がE字状の筒型の第1のコアに、第1のコアの中脚に巻線が形成された空芯コイルを挿着して第1の磁路を形成する。そして、第1のコアの外周に巻回された第2のコイルと、第2のコイルを被って第2の磁路を形成するポット型の第3のコアを設ける。さらに、第1のコアの開口面である底面と第2のコアの開口面である底面に平板状の第3のコアを接着等で固定して、第1の磁路と該第2の磁路が各々閉磁路となるように配置することを特徴とする。
さらに、第2のコイルとして予め巻線が形成された空芯コイルを使用することによりコイル形成が容易となる。
【0005】
【発明の実施の形態】
本発明のデジタルアンプ用コイル素子は、外径が異なる2つの鍔を有する第1のコアの巻線部に巻回された第1のコイルと、第1のコイルを被って第1の磁路を形成するポット型の第2のコアと、第2のコアの外周に巻回した第2のコイルと、第2のコイルを被って第2の磁路を形成するポット型の第3のコアを設け、第1のコアの外形の大きい鍔に第2のコアの底面と第3のコアの底面を接着して、第1の磁路と第2の磁路が各々閉磁路となるように配置する。
または、断面がE字状の筒型の第1のコアに、第1のコアの中脚に巻線が形成された空芯コイルを挿入して第1の磁路を形成する第1のコイルと、第1のコアの外周に巻回された第2のコイルと、第2のコイルを被って第2の磁路を形成するポット状の第3のコアを有し、第1のコアの底面と第2のコアの底面に平板状の第3のコアを接着して、第1の磁路と第2の磁路が各々閉磁路となるように配置する。
さらに、第2のコイルとして予め巻線が形成された空芯コイルを使用することによりコイル形成が容易となる。
【0006】
【実施例】
本発明のデジタルアンプ用コイル素子の実施例を図1乃至図2を用いて説明する。
図1(A)は下鍔の広いドラムコアを用いた本発明のデジタルアンプ用コイル素子の実施例の一つである断面図である。
図1(A)において、1は下鍔の広いドラムコアである第1のコア、2は第1のコア1に巻回された第1のコイル、3は第1のコイル2が巻回された第1のコア1を内包できるポット型の第2のコア、4は第2のコア3の側面外周に巻回された第2のコイル、5は第2のコイル4が巻回された第2のコア3を内包できるポット型の第3のコアである。第2のコア3の底面と第3のコア5の底面は第1のコア1の下鍔上面に各々配置して接着する。また、第1のコア1の下鍔の底面には外部回路と接続する複数の端子6を設け、第1のコイル2および第2のコイル4の各端末を接続する。
【0007】
このように構成された本発明のデジタルアンプ用コイル素子は図1(B)の点線で示すように第1の閉磁路m1と第2の閉磁路m2を形成する。 第1の閉磁路m1は第1のコイル2によって発生した磁束が第1のコア1の上鍔から第2のコア3にはいり、第2のコア3の底面から第1のコア1の下鍔を通るループを形成する。そして、第2の閉磁路m2は第2のコイル4で発生した磁束が第2のコア3から第3のコア5にはいり、第3のコア5の底面から第1のコア1の下鍔を通るループを形成する。このように、第1のコイル2と第2のコイル4はそれぞれ閉磁路を構成することから1チャンネルで必要とされるインダクタの2個分を1素子で提供できる。また、第3のコア5を用いることにより電磁遮蔽が構成できるために外部からの電磁ノイズの影響を受けないインダクタを提供できる。このように、本発明のデジタルアンプ用コイル素子は1つの素子で第1のコイル2と第2のコイル4を2つのコア(第1のコア1と第2のコア3)を共有することにより2個分のインダクタを構成することができる。
【0008】
つぎに、図2は断面がE字型をした筒状のコアを用いた本発明のデジタルアンプ用コイル素子の他の実施例である断面図である。
図2において、11は中脚12と外脚13を有し断面がE字型をした筒状の第1のコア、14は予め巻線された空芯コイルを第1のコアの中脚12に装着した第1のコイル、15は予め巻線された空芯コイルを外脚13の外周に装着した第2のコイル、16は第2のコイル15を装着した第1のコア11を内包できるポット型の第2のコア、17は第1のコアの外脚13の底面と第2のコア16の底面を接着する平板状の第3のコア、18は第3のコア17に第1のコイル14と第2のコイル15の各端末を外部回路と接続する複数の外部端子である。
【0009】
このように構成された本発明のデジタルアンプ用コイル素子は図2(B)の点線で示すように第1の閉磁路m3と第2の閉磁路m4を形成する。第1の閉磁路m3は第1のコイル14によって発生した磁束が第1のコア11の中脚12から外脚13を通り、外脚13の底面から第3のコア17にはいり、第3のコア17から第1のコア11の中脚12の底面にはいるループを形成する。そして、第2の閉磁路m4は第2のコイル15で発生した磁束が第1のコア11の外脚13から第2のコア16にはいり、第2のコア16の底面から第3のコア17を通り第1のコア11の外脚13の底面にはいるループを形成する。このように、第1のコイル14と第2のコイル15はそれぞれ閉磁路を構成することから1チャンネルで必要とされるインダクタの2個分を1素子で提供できる。また、第3のコア16を用いることにより電磁遮蔽が構成できるために外部からの電磁ノイズの影響を受けないインダクタを提供できる。
このように、本発明のデジタルアンプ用コイル素子は1つの素子で第1のコイル14と第2のコイル15を2つのコア(第1のコア11と第3のコア17)を共有することにより2個分のインダクタを構成することができる。
【0010】
以上、本発明のデジタルアンプ用コイル素子の実施例を述べたが、これらの実施例に限られるものではない。例えば、各々のコアは円筒形状のものや角型形状であっても良く、また、外部ノイズの影響がない回路または装置に使用する場合は外周のポットコアを外すことにより、コストダウンおよび軽量化に貢献できる。さらにまた、外部端子をフレーム端子電極または印刷電極等にすることにより面付け用(直付け)として実装工数の低減を図ることができる。
【0010】
【発明の効果】
このように、本発明のデジタルアンプ用コイル素子は1チャンネルで必要とされるインダクタの2個分を1素子で提供できることから、従来は8個(4チャンネル)から16個(8チャンネル)必要とされていたインダクタが本発明のデジタルアンプ用コイル素子を使用することにより4個から8個と半分の個数となるほか、実装工数も半分となる。そのために実装面積も大幅に縮小でき、装置の小型化が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタルアンプ用コイル素子の第1の実施例を示す断面図と磁束分布である。
【図2】本発明のデジタルアンプ用コイル素子の第2の実施例を示す断面図と磁束分布である。
【図3】デジタルアンプに使用される1チャンネル分の概略回路図。
【図4】従来のデジタルアンプに使用されているインダクタの断面図。
【符号の説明】
1 第1のコア
2 第1のコイル
3 第2のコア
4 第2のコイル
5 第3のコア
6 端子

Claims (3)

  1. 外径が異なる2つの鍔を有する第1のコアの巻線部に巻回された第1のコイルと、該第1のコイルを被い第1の磁路を形成するポット型の第2のコアと、該第2のコアの外周に巻回された第2のコイルと、該第2のコイルを被って第2の磁路を形成するポット型の第3のコアを有し、該第1のコアの外径の大きい鍔に該第2のコアの開口面と該第3のコアの開口面を接着し、該第1の磁路と該第2の磁路が各々閉磁路となるように配置したことを特徴とするデジタルアンプ用コイル素子。
  2. 断面がE字状の筒型のコアを有する第1のコアに、該第1のコアの中軸に巻線が形成された空芯コイルを挿着して第1の磁路を形成する第1のコイルと、該第1のコアの外周に巻回された第2のコイルと、該第2のコイルを被って第2の磁路を形成するポット型の第2のコアを有し、該第1のコアの開口面と該第2のコアの開口面に平板状の第3のコアを接着し、該第1の磁路と該第2の磁路が各々閉磁路となるように配置したことを特徴とするデジタルアンプ用コイル素子。
  3. 前記第2のコイルは巻線が形成された空芯コイルとした請求項1または請求項2記載のデジタルアンプ用コイル素子。
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