JP4063851B2 - 吸気弁 - Google Patents

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    • F16KVALVES; TAPS; COCKS; ACTUATING-FLOATS; DEVICES FOR VENTING OR AERATING
    • F16K24/00Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures
    • F16K24/06Devices, e.g. valves, for venting or aerating enclosures for aerating only

Description

本発明は、低周波域のブザーのような騒音を発生する不具合を適切に防止できる吸気弁に関するものである。
従来、例えば外気を吸入するための外気吸入口部、この外気吸入口部に臨んで位置する弁座部および排水管に連通する開口部を有する本体と、常時は弁座部上に水平姿勢で載置されて外気吸入口部を閉じ排水管内が減圧された際に弁座部から浮き上がって外気吸入口部を開く弁体と、本体に取り付けられ外気吸入口部および開口部を覆うカバー体とを備える吸気弁が知られている(例えば、特許文献1、特許文献2参照)。
実開平5−90065号公報 特開平9−112727号公報
ところで、近年の住宅は、高気密、高断熱、高防音化が進んでいる。そのため、外部の物音が室内に聞こえにくく、相対的に室内の物音が大きく感じられるようになってきている。また、吸気弁の設置箇所については、従来は伸長通気方式で天井内に設置されていたものが、壁面の低い位置にふかし壁を設けてその中に設置されるようになってきたこともあり、吸気弁の作動音が従来よりも大きく聞こえるようになってきている。
これらの状況により、従来では全く気にならなかった吸気弁の作動音を耳障りに感じる人が増え、その対策をとる必要に迫られた。
そこで、本発明者は、実験を重ね、どのような状況下で、吸気弁の作動音が耳障りに感じるかを検証した。
その結果、通常では吸気弁の作動音自身は聞き取れないものの、ある特定の状況において吸気弁の作動音が耳障りに感じることを突き止めた。
そのある特定の状況とは、排水の流下で発生する負圧によって吸気弁の弁体を持ち上げようとする上向きの力と、弁体の質量によって働く重力等の下向きの力とが略釣り合った状況である。
このとき、実際には、排水の流下で発生する負圧は細かく変動しているため、弁体が浮き上がったり弁座部に載ったりという動きが細かく繰り返される。そのため、低周波域の「ブー」というブザーのような音が鳴り響いてしまい、これが耳障りに聞こえるのである。
具体的な例としては、大便器からの排水管近傍に吸気弁を設置した配管の場合では、まず大便器を排水して間もなくは大便器の排水音が大きく、また吸気弁の弁体は弁座部から大きく浮き上がり、吸気弁の作動音は聞き取れない。そして、徐々に排水が収まって排水流下音が小さくなると負圧も小さくなり、弁体を持ち上げようとする力と弁体の自重とが略等しい状態になる。この際に、負圧の細かな圧力変動により、弁体が弁座に接触した瞬間の反動と圧力変動による弁体の上昇のタイミングが一致した場合に接触側が大きく跳ね上がり、その反対側が下がって弁座を叩くという動きを繰り返す。つまり、弁体がシーソーの如く激しく動くことになり、低周波域のブザーのような騒音が発生する。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、弁体を持ち上げようとする力と弁体の自重とが略等しい状態時に、排水管内の負圧の細かな変動によって弁体が弁座部を叩いて低周波域のブザーのような騒音を発生する不具合を適切に防止できる吸気弁を提供することを目的とする。
請求項1記載の吸気弁は、外気を吸入するための外気吸入口部、この外気吸入口部に臨んで位置する弁座部、および、排水管に連通する開口部を有する本体と、常時は前記弁座部上に水平姿勢で載置されて前記外気吸入口部を閉じ、前記排水管内が減圧された際に前記弁座部から浮き上がって前記外気吸入口部を開く弁体と、前記本体に取り付けられ、前記外気吸入口部および前記開口部を覆うカバー体とを備え、前記弁体が傾斜姿勢になるように、前記弁体の重心が前記弁体の中央部からずれているものである。
請求項2記載の吸気弁は、請求項1記載の吸気弁において、弁体は、外周側に複数の案内部を有し、カバー体は、前記案内部を上下方向に沿って案内する複数の案内溝部を有し、前記案内部の上端部および下端部の少なくともいずれか一方には、傾斜状または円弧状の滑動部分が形成されているものである。
請求項3記載の吸気弁は、請求項1記載の吸気弁において、弁体は、中央部に軸状の案内部を有し、本体は、前記案内部を上下方向に沿って案内する案内円筒状部を有し、前記案内部は、外径寸法が前記案内円筒状部の内径寸法と略同じ径大丸軸部分と、この径大丸軸部分の下端に連設され、下方に向って徐々に縮径する円錐台部分と、この円錐台部分の下端に連設され、外径寸法が前記案内円筒状部の内径寸法より小さい径小丸軸部分とを有するものである。
請求項4記載の吸気弁は、請求項1記載の吸気弁において、弁体は、中央部に円筒状の案内部を有し、カバー体は、前記案内部を上下方向に沿って案内する案内軸状部を有し、前記案内軸状部は、外径寸法が前記案内部の内径寸法より小さい径小丸軸部分と、この径小丸軸部分の下端に連設され、下方に向って徐々に拡径する円錐台部分と、この円錐台部分の下端に連設され、外径寸法が前記案内部の内径寸法と略同じ径大丸軸部分とを有するものである。
請求項5記載の吸気弁は、請求項1ないし4のいずれか一記載の吸気弁において、弁体は、弁座部と接触して外気吸入口部を閉じる弾性材料からなる密閉部材と、この密閉部材に取り付けられた弁本体部材とにて構成され、前記弁本体部材の外周側一部に、前記弁本体部材の他の部分に比べて質量が大きい錘部が形成されているものである。
請求項1に係る発明によれば、弁体を持ち上げようとする力と弁体の自重とが略等しい状態になった場合に、弁体のうち重心がずれた側の部分が先に弁座部に接触し、弁体が弁座に接触した瞬間の反動と負圧の細かな圧力変動による弁体の上昇のタイミングが一致したとしても、接触側が大きく跳ね上がって反対側が下がることがない。すなわちシーソーのように激しく暴れ回ることが無く、低周波域のブザーのような騒音を発生する不具合を適切に防止できる。
請求項2に係る発明によれば、弁体の案内部の上端部および下端部の少なくともいずれか一方には傾斜状または円弧状の滑動部分が形成されているため、排水管内が大気圧に戻り、弁体が傾斜姿勢から水平姿勢に姿勢変更する際に、弁体の案内部がカバー体の案内溝部に引っ掛ることがなく、弁体を確実に水平姿勢に戻すことができる。
請求項3に係る発明によれば、弁体の軸状の案内部が、外径寸法が本体の案内円筒状部の内径寸法と略同じ径大丸軸部分と、径大丸軸部分の下端に連設され下方に向って徐々に縮径する円錐台部分と、円錐台部分の下端に連設され外径寸法が本体の案内円筒状部の内径寸法より小さい径小丸軸部分とを有するため、排水管内が大気圧に戻り、弁体が傾斜姿勢から水平姿勢に姿勢変更する際に、弁体の案内部が本体の案内円筒状部に引っ掛ることがなく、弁体を確実に水平姿勢に戻すことができる。
請求項4に係る発明によれば、カバー体の案内軸状部が、外径寸法が弁体の案内部の内径寸法より小さい径小丸軸部分と、径小丸軸部分の下端に連設され下方に向って徐々に拡径する円錐台部分と、円錐台部分の下端に連設され外径寸法が弁体の案内部の内径寸法と略同じ径大丸軸部分とを有するため、排水管内が大気圧に戻り、弁体が傾斜姿勢から水平姿勢に姿勢変更する際に、弁体の案内部がカバー体の案内軸状部に引っ掛ることがなく、弁体を確実に水平姿勢に戻すことができる。
請求項5に係る発明によれば、吸気弁で最も重要な気密性に大きく影響を与える密閉部材に錘部が形成しないため、所望の密閉性能を確実に得ることができる。
本発明の吸気弁の一実施の形態を図1ないし図8を参照して説明する。
図1および図2において、1は吸気弁で、この吸気弁1は、例えば高層ビル等の各階に設けられた便器のトラップに横管等を介して接続された縦管である排水管2の上端部に嵌合接続される樹脂製の本体(ボディ)3と、本体3の外周側に嵌着された樹脂製のカバー体4と、本体3とカバー体4との間に形成された弁室6内に昇降可能に配設された1つの略円形環状の弁体5とを備えている。
本体3は、図1ないし図4に示すように、排水管2の上端部外周面に内周面が嵌合接続される上下面開口状の略円筒状の管接続部11を有している。管接続部11は、下部の径大部11aと、上部の径小部11bとにて構成されている。管接続部11の径小部11bの上面開口が管接続部11を介して排水管2に連通する開口部12となっている。
管接続部11の径小部11bの外周側には、管接続部11と同心状に位置する略円形の環状部13が周方向に間隔をおいて配置された複数の連結板部14を介して一体に設けられている。環状部13の下部外周側にはカバー嵌合受け部15が一体に設けられ、このカバー嵌合受け部15にカバー体4の下部が嵌着されている。
そして、管接続部11の上端と環状部13の上端との間に外気を吸入するための外気吸入口部16が形成され、弁体5が接離する環状の弁座部17がその外気吸入口部16に臨んで位置する。弁座部17は、管接続部11の上端面18と、環状部13の上端面19とにて構成されている。
弁体5は、図1および図2に示すように、常時すなわち本体3の開口部12に連通する排水管2内が大気圧の際は弁座部17上に水平姿勢で載置されて外気吸入口部16を閉じ、排水管2内が減圧された際に排水管2内に外気を吸入するために弁座部17から浮き上がって外気吸入口部16を開くものである。そして、排水管2内の負圧に基づく弁体5を持ち上げようとする力と弁体5の自重とが略等しい状態時に、弁体5のうち重心がずれた側の部分が先に弁座部17に接触するような傾斜姿勢をとるように、弁体5の重心が弁体5の中央部から外周側にずれている。
弁体5は、弁室6内で本体3の弁座部17と面状に接触して外気吸入口部16を気密状に閉じる弾性材料からなるシート状の密閉部材(ゴムシート)21と、この密閉部材21に取り付けられた樹脂製の案内部材である弁本体部材(シートガイド)22とにて構成されている。
密閉部材21は、図5および図6に示すように、ゴム等の弾性材料にて一体に形成されたもので、円形環状の板部23と、板部23に周方向に等間隔をおいて一体に立設された軸状の複数の係合突部24と、係合突部24の上下方向中間部外周に一体に突設された環状の係止部25とを有している。
弁本体部材22は、図7および図8に示すように、ABS等の樹脂材料にて一体に形成されたもので、略円形状の内側リング部26と、この内側リング部26と同心状に位置する略円形状の外側リング部27と、両リング部26,27を跨ぐように一体に設けられ周方向に間隔をおいて垂直面に沿って位置する略三角板状の案内部28とを有している。
内側リング部26には、密閉部材21の係合突部24と係合して係止部25にて係止される係合孔部29が周方向に等間隔をおいて複数形成されている。案内部28の上下方向に延在する外端縁の上端部および下端部の両方には、円弧状(または傾斜状)の滑動部分30が形成されている。
また、弁本体部材22の外周側一部には、弁本体部材22の他の部分に比べて質量が大きい錘部31が形成されており、この錘部31の存在によって弁体5の重心が弁体5の中央部からずれている。すなわち例えば、弁本体部材22の外側リング部27の一部に上下方向の厚さ寸法が外側リング部27の他の部分の厚さ寸法より厚い肉厚部分32が形成され、この肉厚部分32が弁本体部材22の錘部31となっている。
カバー体4は、図1ないし図4に示すように、底面が開口した略円筒状に形成され、本体3の外気吸入口部16および開口部12を覆うものである。カバー体4は、上面部35と、この上面部35の外周部から下方に向って突出する側周面部36とを有している。
この側周面部36の内周面には、カバー体4の中心側に向って開口し弁体5の案内部28を上下方向に沿って案内する上下方向の複数の案内溝部37が周方向に等間隔をおいて一体に設けられている。各案内溝部37は、それぞれ上下方向に延在する1対の突条38にて構成されている。
次に、上記吸気弁1の作用等を説明する。
常時すなわち本体3の開口部12に連通する排水管2内が大気圧の場合は、弁体5は、図1に示されるように、弁体5の自重によって本体3の弁座部17上に水平姿勢で載置され、密閉部材21と弁座部17との接触によって外気吸入口部16を閉じる。
一方、便器等の使用によって排水管2内が減圧され、排水管2内が負圧になると、弁室6内も負圧になり、弁体5は、この弁体5を持ち上げようとする外気の圧力により本体3の弁座部17上から浮き上がって外気吸入口部16を開き、その結果、外気が外気吸入口部16から弁室6内に吸入され、開口部12および管接続部11内を通って排水管2内に流入し、排水管2内の圧力が上昇する。
この弁体5の上昇の際、弁体5の案内部28がカバー体4の案内溝部37にて案内されるため、弁体5は外気から受ける上向きの力によって案内溝部37に沿ってスムーズに上昇する。
そして、徐々に排水が収まって排水管2内の負圧も小さくなり、弁体5を持ち上げようとする力と弁体5の自重とが略等しい状態、つまり弁体5が外気吸入口部16を開くか閉じるかの微妙な圧力バランスの状態になると、弁体5は、図2に示すように、弁体5のうち重心がずれた側の部分が先に、つまり錘部31が形成された側の部分が先に、弁座部17に接触する。このため、排水管2内の負圧が細かに変動したとしても、弁体5はその傾斜姿勢を維持し、弁体5がシーソーの如く激しく動くことはない。
排水管2内が大気圧に戻ると、弁体5の案内部28がカバー体4の案内溝部37にて案内され、弁体5が傾斜姿勢から水平姿勢に戻る。この姿勢変更の際、案内部28の外端縁の上端部および下端部に円弧状(または傾斜状)の滑動部分30が形成されているため、弁体5の案内部28がカバー体4の案内溝部37に引っ掛ることはない。
そして、このような吸気弁1によれば、便器等の使用によって排水管2内が減圧状態になった際に、外気吸入口部16から外気を排水管2内に吸入することで便器等のトラップの封水の吸出し等を防止でき、また、排水管2内が大気圧状態の常時には弁体5で外気吸入口部16を閉じることができ、外気吸入口部16から下水の臭気が漏れることを防止できる。
しかも、弁体5を持ち上げようとする力と弁体5の自重とが略等しい状態になった場合に、弁体5のうち重心がずれた側の部分が先に弁座部17に接触し、弁体5が傾斜姿勢になるため、排水管2内の負圧の細かな変動によって弁体5が弁座部17を叩くようなことがなく、低周波域のブザーのような騒音を発生する不具合を適切に防止できる。
また、排水管2内が大気圧に戻り、弁体5が傾斜姿勢から水平姿勢に姿勢変更する際に、弁体5の案内部28がカバー体4の案内溝部37に引っ掛ることがなく、弁体5を確実に水平姿勢に戻すことができる。
次に、本発明の吸気弁の他の実施の形態を図9ないし図14を参照して説明する。
図9および図10において、41は吸気弁で、この吸気弁41は、例えば戸建て住宅の2階に設けられた便器のトラップに横管等を介して接続された縦管である排水管42の上端部に嵌合接続される樹脂製の本体(ボディ)43と、本体43の外周側に嵌着された樹脂製のカバー体44と、本体43とカバー体44との間に形成された弁室46内に昇降可能に配設された2つの略円形状の弁体45とを備えている。
本体43は、図9ないし図12に示すように、やや長手状に形成されたもので、長手方向中央部に排水管42の上端部外周面に内周面が嵌合接続される上下面開口状の略円筒状の管接続部51を有している。管接続部51の上面開口が管接続部51を介して排水管42に連通する開口部52となっている。
また、本体43は、長手方向両端側の上面部に外気を吸入するための外気吸入口部56を有し、弁体45が接離する環状の弁座部57がその外気吸入口部56に臨んで位置する。さらに、本体43は、外気吸入口部56の中央位置に配設された上下方向の案内円筒状部53を有している。また、本体43の外周側にはカバー嵌合受け部55が一体に設けられ、このカバー嵌合受け部55にカバー体44の下部が嵌着されている。
各弁体45は、同一構成のもので、図9および図10に示すように、常時すなわち本体43の開口部52に連通する排水管42内が大気圧の際は弁座部57上に水平姿勢で載置されて外気吸入口部56を閉じ、排水管42内が減圧された際に排水管42内に外気を吸入するために弁座部57から浮き上がって外気吸入口部56を開くものである。そして、排水管42内の負圧に基づく弁体45を持ち上げようとする力と弁体45の自重とが略等しい状態時に、弁体45のうち重心がずれた側の部分が先に弁座部57に接触するような傾斜姿勢をとるように、弁体45の重心が弁体45の中央部から外周側にずれている。
弁体45は、図9、図10、図13、図14に示されるように、弁室46内で本体43の弁座部57と面状に接触して外気吸入口部56を気密状に閉じる弾性材料からなるシート状の密閉部材(ゴムシート)61と、この密閉部材61に取り付けられた樹脂製の案内部材である弁本体部材62とにて構成されている。
密閉部材61は、ゴム等の弾性材料にて円形環状に一体に形成されたものである。弁本体部材62は、例えば本体62aおよびゴムシート押さえ62bからなるもので、ABS等の樹脂材料にて一体に形成されている。
弁本体部材62は、略円形状の板部66と、この板部66の中央部から下方に向って突出し案内円筒状部53にて上下方向に沿って案内される丸軸状の案内部67とを有している。
案内部67は、外径寸法が本体43の案内円筒状部53の内径寸法と略同じ径大丸軸部分68と、この径大丸軸部分68の下端に連設され下方に向って徐々に縮径する円錐台部分69と、この円錐台部分69の下端に連設され外径寸法が本体43の案内円筒状部53の内径寸法より小さい径小丸軸部分70とを有している。
また、弁本体部材62の板部66の外周側一部には、弁本体部材62の板部66の他の部分に比べて質量が大きい錘部71が形成されており、この錘部71の存在によって弁体45の重心が弁体45の中央部からずれている。すなわち例えば、弁本体部材62の板部66の上面外周側一部に、上下方向の厚さ寸法が板部66の他の部分の厚さ寸法より厚い複数の肉厚部分72が並列形成され、これら複数の肉厚部分72にて弁本体部材62の補強を兼ねた錘部71が構成されている。
カバー体44は、図9ないし図12に示すように、底面が開口した略楕円筒状に形成され、2つの外気吸入口部56とこれら2つの外気吸入口部56の間に位置する開口部52とを覆うものである。カバー体44は、上面部75と、この上面部75の外周部から下方に向って突出する側周面部76とを有している。
次に、上記吸気弁41の作用等を説明する。
常時すなわち本体43の開口部52に連通する排水管42内が大気圧の場合は、弁体45は、図9に示されるように、弁体45の自重によって本体43の弁座部57上に水平姿勢で載置され、密閉部材61と弁座部57との接触によって外気吸入口部56を閉じる。
一方、便器等の使用によって排水管42内が減圧され、排水管42内が負圧になると、弁室46内も負圧になり、弁体45は、この弁体45を持ち上げようとする外気の圧力により本体43の弁座部57上から浮き上がって外気吸入口部56を開き、その結果、外気が外気吸入口部56から弁室46内に吸入され、開口部52および管接続部51内を通って排水管42内に流入し、排水管42内の圧力が上昇する。
この弁体45の上昇の際、弁体45の丸軸状の案内部67が本体43の案内円筒状部53にて案内されるため、弁体45は外気から受ける上向きの力によって案内円筒状部53に沿ってスムーズに上昇する。
そして、徐々に排水が収まって排水管42内の負圧も小さくなり、弁体45を持ち上げようとする力と弁体45の自重とが略等しい状態、つまり弁体45が外気吸入口部56を開くか閉じるかの微妙な圧力バランスの状態になると、弁体45は、図10に示すように、弁体45のうち重心がずれた側の部分が先に、つまり錘部71が形成された側の部分が先に、弁座部57に接触する。このため、排水管42内の負圧が細かに変動したとしても、弁体45はその傾斜姿勢を維持し、弁体45がシーソーの如く激しく動くことはない。
排水管42内が大気圧に戻ると、弁体45の丸軸状の案内部67が本体43の案内円筒状部53にて案内され、弁体45が傾斜姿勢から水平姿勢に戻る。この姿勢変更の際、弁体45の丸軸状の案内部67が径大丸軸部分68と円錐台部分69と径小丸軸部分70とを有する形状であるため、弁体45の案内部67が本体43の案内円筒状部53に引っ掛ることはない。
そして、このような吸気弁41によれば、上記吸気弁1と同様、便器等の使用によって排水管42内が減圧状態になった際に、外気吸入口部56から外気を排水管42内に吸入することで便器等のトラップの封水の吸出し等を防止でき、また、排水管42内が大気圧状態の常時には弁体45で外気吸入口部56を閉じることができ、外気吸入口部56から下水の臭気が漏れることを防止できる。
しかも、弁体45を持ち上げようとする力と弁体45の自重とが略等しい状態になった場合に、弁体45は弁体45のうち重心がずれた側の部分が先に弁座部57に接触する傾斜姿勢になるため、排水管42内の負圧の細かな変動によって弁体45が弁座部57を叩くようなことがなく、低周波域のブザーのような騒音を発生する不具合を適切に防止できる。
また、排水管42内が大気圧に戻り、弁体45が傾斜姿勢から水平姿勢に姿勢変更する際に、弁体45の案内部67が本体43の案内円筒状部53に引っ掛ることがなく、弁体45を確実に水平姿勢に戻すことができる。
さらに、弁体45の弁本体部材62の外周側一部に複数の肉厚部分72を並設して錘部71を形成することで、弁本体部材62を射出成形する際の成形性を高めて、ヒケ等の成形不良を抑えることができる。
なお、吸気弁41は、弁体45が中央部に下方に向って突出状で軸状の案内部67を有し、本体43が案内部67が挿入されこの案内部67を上下方向に沿って案内する案内円筒状部53を有し、案内部67が径大丸軸部分68と円錐台部分69と径小丸軸部分70とを有する構成について説明したが、例えば図15および図16に示す構成でも、同様の作用効果を奏する。
図15および図16に示す吸気弁41では、弁体45は中央部に上下方向の円筒状の案内部81を有し、カバー体44は弁体45の案内部81を上下方向に沿って案内する上下方向の案内軸状部82を有している。
案内軸状部82は、カバー体44の上面部75から下方に向って突出し弁体45の案内部81内に挿入され案内軸状部82の下端部が略円形の外気吸入口部56の中央に位置する。そして、この案内軸状部82は、外径寸法が弁体45の案内部81の内径寸法より小さい径小丸軸部分83と、この径小丸軸部分83の下端に連設され下方に向って徐々に拡径する円錐台部分84と、この円錐台部分84の下端に連設され外径寸法が案内部81の内径寸法と略同じ径大丸軸部分85とを有している。
そして、外気の吸入によって排水管42内が大気圧に戻ると、弁体45の円筒状の案内部81がカバー体44の案内軸状部82にて案内され、弁体45が傾斜姿勢から水平姿勢に戻る。この姿勢変更の際、カバー体44の案内軸状部82が径小丸軸部分83と円錐台部分84と径大丸軸部分85とを有する形状であるため、弁体45の案内部81がカバー体44の案内軸状部82に引っ掛ることがなく、弁体45を確実に水平姿勢に戻すことができる。
なお、上記各実施の形態では、弁体5,45の外周側一部に肉厚部分32,72を一体に突設して錘部31,71を形成した場合について説明したが、例えば別部材を固着して錘部を形成したり、弁体5,45の一部分のみ材料を変える等して錘部を形成したりしてもよい。
また、吸気弁1において、板状の案内部28が2箇所であれば、弁体5の傾斜方向に合わせて案内溝部37を設ければよいが、板状の案内部28が3箇所以上ある場合は、傾斜方向以外の案内部28は案内溝部37に対して傾斜することになるので、案内溝部37の幅寸法を案内部28の厚さ寸法より若干大きめにすることが好ましい。
さらに、吸気弁1,41は、便器のトラップに連結する排水管への適用には限定されず、例えば洗面所、浴室、流し台、洗濯機等の排水のトラップを有する箇所であれば、いずれのトラップに連結する排水管にも適用できる。
本発明の一実施の形態に係る吸気弁の縦断面図である。 同上吸気弁の弁体の傾斜姿勢時における縦断面図である。 同上吸気弁の本体およびカバー体の縦断面図である。 図3のA−A断面図である。 同上吸気弁の密閉部材の平面図である。 同上吸気弁の密閉部材の縦断面図である。 同上吸気弁の弁本体部材の平面図である。 図7のB−B断面図である。 本発明の他の実施の形態に係る吸気弁の縦断面図である。 同上吸気弁の弁体の傾斜姿勢時における一部縦断面図である。 同上吸気弁の本体およびカバー体の縦断面図である。 図11のC−C断面図である。 同上吸気弁の弁体の縦断面図である。 同上弁体の平面図である。 本発明のさらに他の実施の形態に係る吸気弁の一部縦断面図である。 同上吸気弁の弁体の傾斜姿勢時における一部縦断面図である。
符号の説明
1,41 吸気弁
2,42 排水管
3,43 本体
4,44 カバー体
5,45 弁体
12,52 開口部
16,56 外気吸入口部
17,57 弁座部
21,61 密閉部材
22,62 弁本体部材
28,67,81 案内部
30 滑動部分
31,71 錘部
37 案内溝部
53 案内円筒状部
68 径大丸軸部分
69 円錐台部分
70 径小丸軸部分
82 案内軸状部
83 径小丸軸部分
84 円錐台部分
85 径大丸軸部分

Claims (5)

  1. 外気を吸入するための外気吸入口部、この外気吸入口部に臨んで位置する弁座部、および、排水管に連通する開口部を有する本体と、
    常時は前記弁座部上に水平姿勢で載置されて前記外気吸入口部を閉じ、前記排水管内が減圧された際に前記弁座部から浮き上がって前記外気吸入口部を開く弁体と、
    前記本体に取り付けられ、前記外気吸入口部および前記開口部を覆うカバー体とを備え、
    前記弁体が傾斜姿勢になるように、前記弁体の重心が前記弁体の中央部からずれている
    ことを特徴とする吸気弁。
  2. 弁体は、外周側に複数の案内部を有し、
    カバー体は、前記案内部を上下方向に沿って案内する複数の案内溝部を有し、
    前記案内部の上端部および下端部の少なくともいずれか一方には、傾斜状または円弧状の滑動部分が形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の吸気弁。
  3. 弁体は、中央部に軸状の案内部を有し、
    本体は、前記案内部を上下方向に沿って案内する案内円筒状部を有し、
    前記案内部は、
    外径寸法が前記案内円筒状部の内径寸法と略同じ径大丸軸部分と、
    この径大丸軸部分の下端に連設され、下方に向って徐々に縮径する円錐台部分と、
    この円錐台部分の下端に連設され、外径寸法が前記案内円筒状部の内径寸法より小さい径小丸軸部分とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の吸気弁。
  4. 弁体は、中央部に円筒状の案内部を有し、
    カバー体は、前記案内部を上下方向に沿って案内する案内軸状部を有し、
    前記案内軸状部は、
    外径寸法が前記案内部の内径寸法より小さい径小丸軸部分と、
    この径小丸軸部分の下端に連設され、下方に向って徐々に拡径する円錐台部分と、
    この円錐台部分の下端に連設され、外径寸法が前記案内部の内径寸法と略同じ径大丸軸部分とを有する
    ことを特徴とする請求項1記載の吸気弁。
  5. 弁体は、弁座部と接触して外気吸入口部を閉じる弾性材料からなる密閉部材と、この密閉部材に取り付けられた弁本体部材とにて構成され、
    前記弁本体部材の外周側一部に、前記弁本体部材の他の部分に比べて質量が大きい錘部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか一記載の吸気弁。
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