JP6508859B1 - 排水路構造 - Google Patents

排水路構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6508859B1
JP6508859B1 JP2018133955A JP2018133955A JP6508859B1 JP 6508859 B1 JP6508859 B1 JP 6508859B1 JP 2018133955 A JP2018133955 A JP 2018133955A JP 2018133955 A JP2018133955 A JP 2018133955A JP 6508859 B1 JP6508859 B1 JP 6508859B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drainage
main valve
valve body
valve
pipe
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018133955A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020012266A (ja
Inventor
堅司 山瀬
堅司 山瀬
Original Assignee
成輪有限会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 成輪有限会社 filed Critical 成輪有限会社
Priority to JP2018133955A priority Critical patent/JP6508859B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6508859B1 publication Critical patent/JP6508859B1/ja
Publication of JP2020012266A publication Critical patent/JP2020012266A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)

Abstract

【課題】廃水の流れをスムーズにすることが可能な排水路構造の提供を目的とする。【解決手段】本発明の排水路構造10では、外側パイプ21内に配された内側パイプ30に、内側パイプ30の筒部31と外側パイプ21の内面との間を連絡する連絡壁35が形成され、その連絡壁35に貫通孔36が形成されている。そして、連絡壁35の上面には、貫通孔36よりも一回り大きい可撓性の樹脂シートからなる通気用弁体37が、貫通孔36を覆うように取り付けられ、通気用弁38が構成されている。【選択図】図5

Description

本発明は、排水路構造に関する。
従来、この種の排水路構造として、排水路の途中に、通常は閉塞され、流下する廃水によって開放される排水用弁を備えたものが知られている。この排水路構造では、排水用弁の開閉により、廃水が上から下へと流れることを許容しつつ臭気の遡上や虫の侵入を防止する(例えば、特許文献1参照)。
実用新案登録第3155258号公報(図6,段落[0036],[0037])
しかしながら、上記した従来の排水路構造では、下流側の圧力が高まると廃水がスムーズに流れないという事態が生じ得る。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、廃水の流れをスムーズにすることが可能な排水路構造の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明は、排水路の途中部分が常閉のメインバルブで通常は閉塞され、流下する廃水が前記メインバルブを開弁させて通過する排水路構造であって、前記排水路の内面から張り出し、前記メインバルブを支持しかつ前記排水路を上流側と下流側とに区画する支持壁と、前記支持壁を貫通する通気孔と、前記通気孔を通常は閉塞し、下流側からの圧力によって開弁するサブバルブと、を備える排水路構造である。
請求項2の発明は、前記排水路の内面との間に隙間を空けて配され、内側を廃水が流下可能な内側通路部材を備え、前記支持壁は、前記内側通路部材と前記排水路の内面との間を連絡し、前記メインバルブは前記内側通路部材の下端部に配され、前記サブバルブは前記支持壁に配されている請求項1に記載の排水路構造である。
請求項3の発明は、前記排水路及び前記内側通路部材は上下方向に延び、前記支持壁は、下流側に向かうにつれて縮径したテーパー状をなして、前記内側通路部材の上端縁に接続している請求項2に記載の排水路構造である。
請求項4の発明は、前記サブバルブは、薄板状の可撓性部材からなるサブ弁体を、前記通気孔を覆うように前記支持壁に上流側から重ねてなる請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の排水路構造である。
請求項5の発明は、前記排水路及び前記内側通路部材は上下方向に延び、前記通気孔は断面円形状をなし、前記サブバルブは、最大径が前記通気孔の断面よりも大きい球状又は下向き円錐状のサブ弁体を前記支持壁の上方に配してなり、通常は前記サブ弁体が前記通気孔を閉塞し、下流側から圧力を受けると、前記サブ弁体が前記支持壁から浮かび、前記通気孔が開放される請求項2に記載の排水路構造である。
請求項6の発明は、前記支持壁における前記通気孔の開口縁部には、前記通気孔に向かうにつれて下方へ傾斜した傾斜部が形成されている請求項に記載の排水路構造である。
請求項7の発明は、前記支持壁は、前記内側通路部材の外面の上端寄り位置に接続し前記排水路に設けられ、前記支持壁に上方から対向し、前記内側通路部材の上端との間の隙間が前記サブ弁体の前記最大径よりも小さい対向部を有する請求項5又は6に記載の排水路構造である。
請求項8の発明は、上下方向に延びる排水路の途中部分が常閉のメインバルブで通常は閉塞され、流下する廃水が前記メインバルブを開弁させて通過する排水路構造であって、前記排水路内に上下動可能に配され、内側を廃水が流下可能な内側通路部材と、前記内側通路部材から側方に張り出す環状弁体が、前記排水路に形成された弁座部に上方から当接してなり、常には、前記内側通路部材と前記排水路の内面との間の環状隙間を閉塞し、下流側からの圧力によって前記環状弁体が前記弁座部から離間し、前記環状隙間が開放されるサブバルブと、を備え、前記内側通路部材の下端部は下方へ膨出しながら縮径した水溜め部となっていて、前記メインバルブは、前記水溜め部内に配された中空のメイン弁体が、通常は、前記水溜め部の下端部に形成されたメイン弁口を閉塞し、廃水が前記水溜め部に溜まると浮力により前記メイン弁体が浮いて前記メイン弁口から離間し、廃水が下流側へ流下することを許容する排水路構造である。
請求項9の発明は、前記排水路には、前記メイン弁口に上方から対向し、前記メイン弁体の移動を規制する規制部を有する請求項8に記載の排水路構造である。
請求項10の発明は、上下方向に延びる排水路の途中部分が常閉のメインバルブで通常は閉塞され、流下する廃水が前記メインバルブを開弁させて通過する排水路構造であって、前記排水路内に上下動可能に配され、内側を廃水が流下可能な内側通路部材と、前記内側通路部材から側方に張り出す環状弁体が、前記排水路に形成された弁座部に上方から当接してなり、常には、前記内側通路部材と前記排水路の内面との間の環状隙間を閉塞し、下流側からの圧力によって前記環状弁体が前記弁座部から離間し、前記環状隙間が開放されるサブバルブと、を備え、前記メインバルブは、前記内側通路部材の下端部に形成されたメイン弁口と、前記メイン弁口の下方に配されて、弾性部材により前記メイン弁口に下方から当接するように付勢され、排水を受けて前記メイン弁口を開放するメイン弁体と、を有する排水路構造である。
請求項11の発明は、前記内側通路部材及び前記メイン弁体の全体形状が中心軸に対して対称になっている請求項8乃至10の何れか1の請求項に記載の排水路構造である。
本開示の排水路構造によれば、廃水が流下することを許容するメインバルブとは別に、通気孔を下流側からの圧力によって開閉するサブバルブが備えられているので、下流側からの圧力が上流側へ逃がされ、廃水の流れをスムーズにすることができる。
本開示に係る第1実施形態の排水路構造の側断面図 トラップパイプの側断面図 弁体保持具周辺の拡大断面図 トラップパイプの側断面図 トラップパイプの側断面図 第2実施形態に係るトラップパイプの側断面図 通気用弁が開弁している状態のトラップパイプの側断面図 第3実施形態の排水路構造の側断面図 排水用弁が開弁している状態のトラップパイプの側断面図 第4実施形態の排水路構造の側断面図 排水用弁が開弁している状態のトラップパイプの側断面図 第5実施形態に係るトラップパイプの側断面図 通気用弁が開弁している状態のトラップパイプの側断面図 第6実施形態の排水路構造の側断面図 第7実施形態の排水路構造の側断面図 第8実施形態のトラップパイプの側断面図 変形例に係るトラップパイプの側断面図 変形例に係るトラップパイプの側断面図 変形例に係る排水路構造の側断面図 (A)変形例に係る排水路構造の側断面図,(B)変形例に係る排水路構造の側断面図 変形例に係る排水路構造の側断面図 変形例に係る排水路構造の側断面図
[第1実施形態]
以下、本開示の第1実施形態を図1〜図5に基づいて説明する。図1には、住居のシンク94に繋がった排水管90の排水路構造10が示されている。排水管90の途中には、トラップパイプ20が接続されている。なお、排水管90のうちトラップパイプ20より上流側の上流側パイプ91は、シンク94の底壁から下方に延びてクランク状に折れ曲がり、さらに下方に直線状に延びたところでトラップパイプ20と接続している。また、排水管90のうちトラップパイプ20より下流側の下流側パイプ92は、ジャバラになっていて、居住空間の外に繋がっている。
図2に示すように、トラップパイプ20は、上流側パイプ91及び下流側パイプ92と接続する外側パイプ21内に内側パイプ30が一体形成されてなる。図2に示すように、外側パイプ21の上端部には内面に雌螺子部21Nが形成されている。外側パイプ21の内面のうち雌螺子部21Nの下端位置からは、内側に張り出した張り出し壁22と、張り出し壁22の内周縁から上方に突出した環状突片23とが形成されている。この環状突片23と雌螺子部21Nとの間の環状溝22Mにはゴムパッキン24が備えられている。上流側パイプ91は、雌螺子部21Nに螺合され、その下端部がゴムパッキン24及び環状突片23の上端面に突き当てられている。上流側パイプ91の内面と環状突片23の内面とは面一になっている。また、外側パイプ21の下端部には外面に雄螺子部21Mが形成されていて、下流側パイプ92と螺合している。
なお、外側パイプ21の外面のうち、雌螺子部21Nと雄螺子部21Mとの間には、下方に向かうにつれ縮径したテーパー部21Tが形成されている。
図2に示すように、内側パイプ30は、外側パイプ21に沿って延びた筒部31と、筒部31の上端縁と外側パイプ21の内面との間を上方に向かうにつれて拡径して連絡する連絡壁35と、を有している。連絡壁35は、外側パイプ21の内面のうち張り出し壁22の下方位置に連絡している。
筒部31の下端部は、例えば、下方から上方に向かって斜めにカットされていて、その開口は、排水用弁32の弁口32Aとなっている。また、斜めカット面の上端部には、弁口32Aを開閉する可撓性の樹脂シートが排水用弁体34として固定されている。
詳細には、筒部31の下端部における斜めカット面の上端部は、下端側よりも水平に近づくように湾曲している。その上端部の下には、湾曲形状に合うように上方に湾曲した上面を有する弁体保持具33が取り付けられている。図3に示すように、弁体保持具33の上面からは筒部31へと凸部33Aが突出している。筒部31の下端部には凸部33Aと凹凸係合する凹部31Aが形成されている。そして、排水用弁体34には凸部33Aが貫通する貫通孔34Aが形成されている。弁体保持具33の凸部33Aは、排水用弁体34の貫通孔34Aを貫通しつつ筒部31の凹部31Aに凹凸係合するように圧入されている。
そして、図2に示すように、排水用弁体34により、通常は弁口32Aが閉弁され、図4に示すように筒部31内を廃水が流下してくると、その廃水におされて排水用弁体34が撓み、弁口32Aが開弁する。
さて、図2に示すように、連絡壁35には、外周を4等分する位置にそれぞれ貫通孔36が形成されている。貫通孔36は断面正方形状をなし、その上端は連絡壁35の上端と同じ高さになっている。
連絡壁35の上面には、貫通孔36よりも一回り大きい可撓性の樹脂シートからなる通気用弁体37が、貫通孔36を覆うように取り付けられ、通気用弁38が構成されている。なお、通気用弁体37は、例えば、連絡壁35における貫通孔36の開口縁の側方上部に接着されている。そして、通気用弁体37により、通常は貫通孔36が閉弁されていて、下流側から圧力がかかると、図5に示すように、通気用弁体37が上方へ撓み、貫通孔36が開放される。
本実施形態の排水路構造10の構成に関する説明は以上である。次に、この排水路構造10の作用効果について説明する。図2に示すように、シンク94から排水管90に水が流れ込まない状態では、弁口32Aと貫通孔36とが閉塞されているため、排水管90内の流路が分断される。これにより、排水管90の下流側から臭気や虫が遡上することが防がれる。
そして、図4に示すように、シンク94から排水管90に廃水が流れると、その廃水は、トラップパイプ20に至り、内側パイプ30の排水用弁体34を押し開いて、トラップパイプ20より更に下流側へと流れる。なお、連絡壁35が内側へ傾斜しているので、廃水が筒部31へスムーズに誘導される。
そして、水が通過すると、再び排水用弁体34が弁口32Aを閉塞する。ここで、弁体保持具33の上面が上方に湾曲していることで、排水用弁体34が撓んで筒部31側へと付勢されるので、排水用弁体34と筒部31との密着性が向上する。連絡壁35
ところで、排水管90の図示しない下流側での水の挙動等によって下流側の圧力が瞬間的に高くなることがある。このとき、廃水が上流側から流れ込むと、水の流れが悪くなってしまう事態が起こり得る。
これに対し、本実施形態の排水路構造10では、下流側から圧力がかかると開放される通気用弁38が備えられているので、下流側の圧力を上流側に逃がし、水の流れが悪くなることを防ぎ、水の流れをスムーズにすることができる。また、下流側の圧力を上流側に逃がせないと、その圧力を排水用弁体34が受けることとなり、排水用弁体34が筒部31側に押し込まれて破損してしまうことが考えられるが、そのような事態も防がれる。
[第2実施形態]
以下、本開示の第2実施形態を図6及び図7に基づいて説明する。本実施形態の排水路構造10Aでは、通気用弁38Aの構造が第1実施形態と異なっている。以下、詳細に説明する。なお、以降の図においては、上流側パイプ91及び下流側パイプ92は省略されている。
本実施形態の排水路構造10Aでは、トラップパイプ20の外側パイプ21が、上側の第1パイプ21Aと下側の第2パイプ21Bとから構成されている。図6に示すように、第1パイプ21Aの外面には、上下方向の中間部に段差部21Dが形成されていて、段差部21Dより下側の径が上側の径より大きくなっている。第1パイプ21Aの内面には、上端部と下端部にそれぞれ雌螺子部21Nと雌螺子部21Kとが形成されている。上側の雌螺子部21Nは上流側パイプ91と螺合する。
第1パイプ21Aには、段差部21D付近から内側に張り出した張り出し部26が形成されている。張り出し部26の上面26Uには、雌螺子部21Nとの間に、ゴムパッキン24が配される環状溝26Mが形成されている。張り出し部26の内側面26Sは、上面26Uの内周端から下方に向かうにつれて第1パイプ21Aの内側へ傾斜した傾斜部26Tと、傾斜部26Tの下端から垂直下方に延びた垂直部26Vと、を有している。張り出し部26の下面26Kは、垂直部26Vの下端から、外側に向かうにつれて上方へ傾斜した傾斜部26Eと、傾斜部26Eの外周端から水平に延びた水平部26Fとを有し、水平部26Fの外周端部には、ゴムパッキン25が取り付けられる環状溝26Lが形成されている。
第2パイプ21Bには、上端部に第1パイプ21Aの下側の雌螺子部21Kと螺合する雄螺子部21Lが形成され、下端部に下流側パイプ92と螺合する雄螺子部21Mが形成されている。なお、第2パイプ21Bの上端は、ゴムパッキン25に突き合わされる。
さて、内側パイプ30は、第2パイプ21Bに一体形成されている。連絡壁35Xは、筒部31の外面の上端寄り位置と第2パイプ21Bの内面との間を水平に伸びている。連絡壁35Xには断面円形の貫通孔36Xが4カ所に形成されている。連絡壁35Xの上面のうち貫通孔36Xの開口近傍は、貫通孔36Xに向かうにつれて下方へ傾斜したテーパー部35Tになっている。また、筒部31の内面は、張り出し部26の垂直部26Vの内側面と面一になっていて、筒部31の上端は、第1パイプ21Aの傾斜部26と対向する傾斜部31Tとなっている。
そして、張り出し部26と連絡壁35Xとの間には、4つの貫通孔36Xをそれぞれ閉塞するように球状の中空ボール40が4つ備えられている。この中空ボール40は、テーパー部35Tによって貫通孔36Xに誘導され、貫通孔36Xを閉塞している。また、中空ボール40は、貫通孔36Xの下側から圧力を受けると浮き上がるような重さになっている。なお、張り出し部26の垂直部26Vの下端と筒部31の上端との間の隙間は、中空ボール40の直径よりも小さくなっていて、中空ボール40が抜けないようになっている。
本実施形態の排水路構造10Aによれば、下流側の圧力が高まると、図7に示すように、中空ボール40が貫通孔36Xから押し上げられるので、下流側の圧力を上流側に逃がすことができる。これにより、第1実施形態と同様、水の流れをスムーズにすることができる。また、排水用弁体34の破損が防がれる。また、第1パイプ21Aの垂直部26Vが筒部31の内面と面一になっていて、かつ、筒部31の上端が内側へ向けて傾斜しているので、第1パイプ21Aから流下した廃水が筒部31内に誘導され、貫通孔36X側には流れにくいようになっている。これにより、中空ボール40が廃水の水圧を受けることが防がれ、廃水が流れているときにも、圧を抜くことができる。さらに、廃水が貫通孔36X側には流れにくいため、連絡壁35Xにゴミが付着したりべとついたりして中空ボール40により閉塞できなくなるという事態が抑制される。
なお、本実施形態では、通気用弁38Aの弁体が球状であったが、これに限られるものではなく、例えば、下向きの円錐状等であってもよい。また、廃水の流下に支障をきたす程度の圧力を下から受けると浮き上がるような重さであれば、中空でなくてもよい。
[第3実施形態]
以下、本開示の第3実施形態を図8及び図9に基づいて説明する。本実施形態の排水路構造10Bでは、排水用弁32Bの構造が第1実施形態と異なっている。
具体的には、図8に示すように、内側パイプ30の筒部31の内側には、支持バー41が差し渡されている。支持バー41の中央部からは支持シャフト41Bが垂下していて、支持シャフト41Bには、例えばバネからなる弾性部材42が備えられている。支持シャフト41Bの下端寄り位置には弾性部材42を抜け止めする抜け止め部41Cが設けられている。
そして、支持シャフト41Bには、貫通孔43A,43Bを上下に有するボール状の弁体43が直動可能に支持されている。なお、本実施形態の弁体43では、下側の膨出量が上側の膨出量よりも大きくなっているが、逆であってもよいし、下側の膨出量と上側の膨出量とが同じであってもよい。
弁体43は内側に空洞部を有し、支持シャフト41B及び弾性部材42が弁体43の内側へと入り込んでいる。詳細には、弁体43の上側の貫通孔43Aは弾性部材42よりも内径が小さく、貫通孔43Aの開口縁が弾性部材42と当接していて、これにより、弁体43が弾性部材42によって上方に付勢されている。また、貫通孔43Aの周囲には弾性部材42を囲むように下方に張り出すフランジ部43Cが設けられている。なお、貫通孔43Bは、抜け止め部41Cが当接することで閉塞され、支持シャフト41Bのうち抜け止め部41Cより下方部分が貫通孔48Bの内側に入り込んでいる。
弁体43の直径は筒部31の下端部の内径よりも大きくなっていて、弁体43が弾性部材42によって上方に付勢されることで筒部31の下端部に当接し、通常は筒部31の下端部の弁口32Aを弁体43が閉塞している。なお、筒部31の下端部は、弁体43の表面に合わせて僅かに湾曲している。
そして、上流側から排水が流れてきた際は、図9に示すように、廃水によって弁体43が下方に付勢されて弁体43が筒部31の下端部から離れ、開放された弁口32Aから廃水が流れる。廃水が通過した後は、弾性部材42に付勢されて再び弁体43が弁口32Aを塞ぐ。
本実施形態においても、下流からの圧力によって通気用弁38を開閉することで、水の流れをスムーズにすることができる。また、弁体43が筒部31に食い込むことが防がれる。なお、弁体43との密着性を高めるために、筒部31の下端部を、ゴムやシリコン等の弾性部材により構成してもよい。抜け止め部41Cや弁体43も同様である。また、弁体43の上下動をスムーズにするために軽い材料からなる弁体を用いてもよい。
なお、本実施形態の排水用弁32Bを、上記第2実施形態及び他の実施形態の排水路構造の排水用弁に代えて用いてもよい。
[第4実施形態]
以下、本開示の第4実施形態を図10及び図11に基づいて説明する。図10に示すように、本実施形態の排水路構造10Cでは、第2実施形態と同様に、トラップパイプ20の外側パイプ21が、上側の第1パイプ21Aと下側の第2パイプ21Bとから構成されている。本実施形態の張り出し部26では、内側面26Sは、上面26Uの内周端から下方に向かうにつれて第1パイプ21Aの内側へ傾斜していて、下面26Kは、水平に延びている。内側面26Sと下面26Kとの間には、内側下方へ突出した環状突出部26Dが形成されている。
本実施形態の排水路構造10Cでは、排水用弁32Cの構造が第1実施形態と異なっている。詳細には、図10に示すように、内側パイプ30Xにおける筒部31Xの下端部が下方へ膨出しながら縮径した水溜め部44となっている。この水溜め部44の下端中央に、排水用弁32Cの弁口44Aが形成されている。また、筒部31Xには、弁口44Aの開口縁から下方へ垂下した垂下壁44Bが設けられている。
水溜め部44内には、ボール状の中空弁体45が配されている。この中空弁体45は、弁口44Aよりも大きく、通常時は、弁口44Aを閉塞している。同図に示すように、環状突出部26Dの内径は中空弁体45の直径よりも小さくなっている。また、連絡壁35は、環状突出部26Dよりも外側に位置している。
そして、図11に示すように、上流側から廃水が流れてきて水溜め部44にたまると、浮力で中空弁体45が浮いて弁口44Aから離れ、開放された弁口44Aから廃水が流れる。廃水が通過した後は、中空弁体45が自重により元の位置に戻り、再び中空弁体45が弁口44Aを閉塞する。このとき、環状突出部26Dの内径が中空弁体45の直径よりも小さくなっているので、中空弁体45が抜け出ることが防がれる。
本実施形態においても、下流からの圧力によって通気用弁38を開閉することで、水の流れをスムーズにすることができる。また、連絡壁35が環状突出部26Dよりも外側に位置していて、環状突出部26Dの内側を通過した廃水が通気用弁38の通気用弁体37上を流れることが抑制されるので、通気用弁体37が廃水の水圧を受けることが防がれ、廃水が流れているときにも、圧を抜くことができる。
なお、本実施形態では、中空弁体45がボール状であったが、弁口44Aを閉塞できれば、これに限られるものではなく、例えば、下向きの円錐状等であってもよい。また、本実施形態の排水用弁32Cを、上記第2実施形態及び他の実施形態の排水路構造の排水用弁に代えて用いてもよい。
[第5実施形態]
以下、本開示の第5実施形態を図12及び図13に基づいて説明する。本実施形態の排水路構造10Dでは、内側パイプ46が外側パイプ21内に上下動可能に遊嵌されている。以下に詳細を説明する。
図12に示すように、第2パイプ21Bの内面における上端寄り位置には、上側部分が下側部分よりも大径となった段差部21Hが形成されている。この段差部21Hの内側周縁は、通気用弁38Dの弁座部47となっていて、弁座部47の内側と内側パイプ46との間に環状隙間48(図13参照)が設けられている。
内側パイプ46の上端部は、上方に向かってラッパ状に拡径し、環状弁体49になっている。そして、図12に示すように、環状弁体49が弁座部47に上方から当接すると、環状隙間48が閉じられる。図13に示すように、内側パイプ46が上方に移動して環状弁体49が弁座部47から上方に離間すると、環状隙間48が開かれる。また、内側パイプ46の上端開口に、環状突出部26Dの内側の全体が対向している。内側パイプ46の下端部は、第4実施形態の排水用弁32Cと略同じ構造になっている。本実施形態では、排水用弁32Cを含む内側パイプ46の構造が、中心軸に対して対称となっている。
本実施形態によれば、下流側から圧力を受けると環状弁体49がその圧力を受け、内側パイプ46が上方に押し上げられる。これにより環状弁体49が弁座部47から上方に離間して、環状隙間48が開放し、圧力が上流側へ逃がされる。また、内側パイプ46の上端開口に、環状突出部26Dの内側の全体が対向しているので、廃水が環状弁体43側に流れて、ゴミが環状隙間48に溜まることが防がれる。さらに、排水用弁32Cを含む内側パイプ46の構造が、中心軸に対して対称となっているので、内側パイプ46の重心が中心軸上に位置し、内側パイプ46が垂直に動きやすくなる。これにより、対称でないものと比べて内側パイプ46が弁座部47に対して傾きにくくなり、閉弁時に環状隙間48が空いてしまうことが抑制され、臭気や虫の遡上が防止がされる。なお、第1〜4の実施形態では、内側パイプが外側パイプと一体になっているので、閉弁時の臭気や虫の遡上の防止の確実性が増す。
[第6実施形態]
以下、本開示の第6実施形態を図14に基づいて説明する。第1〜5の実施形態では、排水路構造がシンク94に繋がる排水管90に備えられていたが、本実施形態では、洗濯機が配置される洗濯部屋の床面又は、床面に据え付けられた洗濯パンの底面(以下、「床面95」という)に開口した排水孔90Eに排水路構造10Eが備えられている。
図14に示すように、排水孔90Eの上端部には、トラップパイプ20Eが取り付けられている。トラップパイプ20Eは、排水孔90Eの内面に当接するパイプ上部50と、排水孔90Eの内面との間に環状空間を有するパイプ下部51と、パイプ上部50とパイプ下部51との間をテーパー状に連絡する連絡壁52と、を有している。そして、パイプ下部51に第1実施形態と同じ排水用弁32が備えられ、連絡壁52に第1実施形態と同じ通気用弁38が備えられている。
トラップパイプ20Eにおけるパイプ上部50の上端部にはフランジ部50Aが張り出している。床面95における排水孔90Eの開口縁は環状凹部95Aとなって段付き状に陥没している。これにより、フランジ部50Aが環状凹部95A内に収まり、フランジ部50Aの外縁部の上面と床面95とが面一になっている。
また、トラップパイプ20Eにおけるパイプ上部50には、洗濯機から延びる排水ホース88の先端部を支持するホース支持部材53が備えられている。詳細には、ホース支持部材53は、排水ホース88の先端部を受容する筒体53Aの外面から張り出し壁53Bが外方へ張り出してなり、この張り出し壁53Bがパイプ上部50に嵌合している。
本実施形態の排水路構造10Eによれば、第1実施形態の排水路構造10と同様に、下流側から臭気や虫が遡上することが防がれると共に、下流側から圧力がかかると通気用弁38がその圧力を上流側に逃がし、水の流れが悪くなることが防がれる。
[第7実施形態]
本実施形態の排水路構造10Fは、図15に示されている。図15に示されたトラップパイプ20Fは、風呂場に形成された排水孔90Eに取り付けられている。トラップパイプ20Fは、上記第6実施形態のトラップパイプ20Eのホース支持部材53の代わりに、廃水をパイプ下部51に誘導する漏斗部材54を有している。
本実施形態の排水路構造10Fにおいても、第1実施形態の排水路構造10と同様に、下流側から臭気や虫が遡上することが防がれると共に、下流側から圧力がかかると通気用弁38がその圧力を上流側に逃がし、水の流れが悪くなることが防がれる。
なお、本実施形態のトラップパイプ20Fをシンクの排水孔に用いてもよい。また、漏斗部材54が設けられていなくてもよい。
[第8実施形態]
本実施形態の排水路構造10Gは、図16に示されている。図16に示されたトラップパイプ20は、第5実施形態と同様に、内側パイプ46Gが外側パイプ21内に上下動可能に遊嵌されている。そして、内側パイプ46Gの下端部に、弁体43が弾性部材42により付勢された、第3実施形態と同じ排水用弁32Bが備えられている。また、本実施形態では、トラップパイプ20に、張り出し部26の内周縁から垂下した延長パイプ55が備えられていて、この延長パイプ55の下端が、内側パイプ46G内に配されている。本実施形態では、弁体43を含む内側パイプ46Gの構造が、中心軸に対して対称となっている。
本実施形態によれば、第5実施形態と同様に、下流側から圧力を受けると環状弁体49がその圧力を受け、内側パイプ46Gが上方に押し上げられる。これにより環状弁体49が弁座部47から上方に離間して、環状隙間48が開放し、圧力が上流側へ逃がされる。また、張り出し部26の内周縁から垂下した延長パイプ55の下端が内側パイプ46G内に配されているので、廃水が環状弁体49側に流れることがより規制される。
なお、本実施形態では、弁体43がボール状であったが、図17に示すように、弁体が平板状であってもよい。また、第3実施形態の排水用弁32Bの弁体を平板状としてもよい。また、本実施形態の内側パイプ46Gの排水用弁32Bを、第1実施形態の排水用弁32に置き換えてもよい。
[他の実施形態]
(1)上記第1実施形態では、外側パイプ21が一体となっていたが、図18に示すように、外側パイプ21が上側の第1パイプ21Aと下側の第2パイプ21Bとに分かれていてもよい。このとき、同図に示すように、内側パイプ30が上側の第1パイプ21Aと一体になっていてもよいし、下側の第2パイプ21Bと一体になっていてもよい。
(2)上記第1,3〜4,6,7の実施形態では、貫通孔36の上端と連絡壁35の上端とが同じ高さになっていたが、貫通孔36の上端が連絡壁35の上端より低い位置に配されていてもよい。
(3)上記第1,3〜4,6,7の実施形態では、通気用弁体37が貫通孔36よりも一回りだけ大きい構成であったが、通気用弁体37をさらに大きくしてもよい。
(4)上記第1〜4,6,7の実施形態では、通気用弁38が4箇所に配されていたが、これに限られるものではなく、3箇所以下であってもよいし、5箇所以上であってもよい。
(5)上記第1,3,4,6,7の実施形態では、通気用弁38の貫通孔36が、テーパ状の連絡壁35に形成されていたが、これに限られるものではない。例えば、図19に示すように、上流側パイプ60の下端部を外側から覆うように下流側パイプ61が接続されていて、通気用弁38の貫通孔36が、上流側パイプ60と下流側パイプ61とにより二重構造になった部分の上流側パイプ60に形成されていてもよい。
(6)上記第1,2,6,7の実施形態では、筒部31の下端部は、下方から上方に向かって斜めにカットされていたが、斜めにカットされていなくともよい。
(7)排水用弁又は通気用弁は、機械的に開閉する構成であってもよい。
(8)上記第1〜5,8の実施形態では、排水路構造がシンク94から繋がる排水管90に備えられていたが、洗面台のボウルから繋がる排水管に備えられていてもよい。
(9)上記第1〜5,8の実施形態では、排水管90は、シンク94の底壁から下方に延びてクランク状に折れ曲がっていたが、逆U字状に上方に折り返された後、さらにU字状に下方に折り返された構成であってもよいし、折れ曲がりがなく、直線状になっていてもよい。
(10)上記第1,2,6,7の実施形態では、排水用弁体34が、筒部31と弁体保持具33との間に固定される構成であったが、筒部31の下端部に切り込みが形成され、その切り込みに固定される構成であってもよい。
(11)図20(A)及び(B)に示すように、排水管90内に設けらたテーパ壁80や平板81に、排水用弁32及び通気用弁38を備えた構成であってもよい。
(12)図21に示すように、外側パイプ21の張り出し壁22の内側部分の全体が、筒部31の上端開口に対向する構成であってもよい。この場合、廃水が連絡壁35側に流れにくくなるので、廃水が流れているときにも、通気用弁38が開閉可能となり、圧を抜くことができる。また、図22に示すように、外側パイプ21の張り出し壁22から延びた延長パイプ55が筒部31内に遊嵌される構成であってもよい。この場合、廃水が連絡壁35側に流れることがさらに防がれる。
10,10A〜G 排水路構造
20,20E,20F トラップパイプ
21 外側パイプ
21A 第1パイプ
21B 第2パイプ
26 張り出し部(対向部)
26D 環状突出部(規制部)
30,30X 内側パイプ
31,31X 筒部(内側通路部材)
32,32B,32C 排水用弁(メインバルブ)
32A 弁口(メインバルブ、メイン弁口
34 排水用弁体(メインバルブ)
35,35X 連絡壁(支持壁)
35T テーパー部(傾斜部)
36,36X 貫通孔(サブバルブ、通気孔
37 通気用弁体(サブ弁体)
38,38A,38D 通気用弁(サブバルブ)
40 中空ボール(サブバルブ、サブ弁体
41 支持バー
42 弾性部材
43 弁体(メインバルブ、メイン弁体
44A 弁口(メインバルブ、メイン弁口
45 中空弁体(メインバルブ、メイン弁体
46, 46G 内側パイプ(内側通路部材)
47 弁座部
48 環状隙間
49 環状弁体
90 排水管

Claims (11)

  1. 排水路の途中部分が常閉のメインバルブで通常は閉塞され、流下する廃水が前記メインバルブを開弁させて通過する排水路構造であって、
    前記排水路の内面から張り出し、前記メインバルブを支持しかつ前記排水路を上流側と下流側とに区画する支持壁と、
    前記支持壁を貫通する通気孔と、
    前記通気孔を通常は閉塞し、下流側からの圧力によって開弁するサブバルブと、を備える排水路構造。
  2. 前記排水路の内面との間に隙間を空けて配され、内側を廃水が流下可能な内側通路部材を備え、
    前記支持壁は、前記内側通路部材と前記排水路の内面との間を連絡し、
    前記メインバルブは前記内側通路部材の下端部に配され、
    前記サブバルブは前記支持壁に配されている請求項1に記載の排水路構造。
  3. 前記排水路及び前記内側通路部材は上下方向に延び、
    前記支持壁は、下流側に向かうにつれて縮径したテーパー状をなして、前記内側通路部材の上端縁に接続している請求項2に記載の排水路構造。
  4. 前記サブバルブは、薄板状の可撓性部材からなるサブ弁体を、前記通気孔を覆うように前記支持壁に上流側から重ねてなる請求項1乃至3の何れか1の請求項に記載の排水路構造。
  5. 前記排水路及び前記内側通路部材は上下方向に延び、
    前記通気孔は断面円形状をなし、
    前記サブバルブは、最大径が前記通気孔の断面よりも大きい球状又は下向き円錐状のサブ弁体を前記支持壁の上方に配してなり、通常は前記サブ弁体が前記通気孔を閉塞し、下流側から圧力を受けると、前記サブ弁体が前記支持壁から浮かび、前記通気孔が開放される請求項2に記載の排水路構造。
  6. 前記支持壁における前記通気孔の開口縁部には、前記通気孔に向かうにつれて下方へ傾斜した傾斜部が形成されている請求項に記載の排水路構造。
  7. 前記支持壁は、前記内側通路部材の外面の上端寄り位置に接続し
    前記排水路に設けられ、前記支持壁に上方から対向し、前記内側通路部材の上端との間の隙間が前記サブ弁体の前記最大径よりも小さい対向部を有する請求項5又は6に記載の排水路構造。
  8. 上下方向に延びる排水路の途中部分が常閉のメインバルブで通常は閉塞され、流下する廃水が前記メインバルブを開弁させて通過する排水路構造であって、
    前記排水路内に上下動可能に配され、内側を廃水が流下可能な内側通路部材と、
    前記内側通路部材から側方に張り出す環状弁体が、前記排水路に形成された弁座部に上方から当接してなり、常には、前記内側通路部材と前記排水路の内面との間の環状隙間を閉塞し、下流側からの圧力によって前記環状弁体が前記弁座部から離間し、前記環状隙間が開放されるサブバルブと、を備え、
    前記内側通路部材の下端部は下方へ膨出しながら縮径した水溜め部となっていて、
    前記メインバルブは、前記水溜め部内に配された中空のメイン弁体が、通常は、前記水溜め部の下端部に形成されたメイン弁口を閉塞し、廃水が前記水溜め部に溜まると浮力により前記メイン弁体が浮いて前記メイン弁口から離間し、廃水が下流側へ流下することを許容する排水路構造。
  9. 前記排水路には、前記メイン弁口に上方から対向し、
    前記メイン弁体の移動を規制する規制部を有する請求項8に記載の排水路構造。
  10. 上下方向に延びる排水路の途中部分が常閉のメインバルブで通常は閉塞され、流下する廃水が前記メインバルブを開弁させて通過する排水路構造であって、
    前記排水路内に上下動可能に配され、内側を廃水が流下可能な内側通路部材と、
    前記内側通路部材から側方に張り出す環状弁体が、前記排水路に形成された弁座部に上方から当接してなり、常には、前記内側通路部材と前記排水路の内面との間の環状隙間を閉塞し、下流側からの圧力によって前記環状弁体が前記弁座部から離間し、前記環状隙間が開放されるサブバルブと、を備え、
    前記メインバルブは、前記内側通路部材の下端部に形成されたメイン弁口と、前記メイン弁口の下方に配されて、弾性部材により前記メイン弁口に下方から当接するように付勢され、排水を受けて前記メイン弁口を開放するメイン弁体と、を有する排水路構造。
  11. 前記内側通路部材及び前記メイン弁体の全体形状が中心軸に対して対称になっている請求項8乃至10の何れか1の請求項に記載の排水路構造。
JP2018133955A 2018-07-17 2018-07-17 排水路構造 Active JP6508859B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018133955A JP6508859B1 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 排水路構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018133955A JP6508859B1 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 排水路構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6508859B1 true JP6508859B1 (ja) 2019-05-08
JP2020012266A JP2020012266A (ja) 2020-01-23

Family

ID=66429923

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018133955A Active JP6508859B1 (ja) 2018-07-17 2018-07-17 排水路構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6508859B1 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020012266A (ja) 2020-01-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5054620B2 (ja) 通気弁
KR101257534B1 (ko) 흡기 밸브
JP4280425B2 (ja) 衛生廃棄管システムの空気流入許容弁
WO2017032171A1 (zh) 一种虹吸式深水封防臭地漏
JP2003522312A6 (ja) 衛生廃棄管システムの空気流入許容弁
JP6508859B1 (ja) 排水路構造
JP3974250B2 (ja) 空気弁
JPH0853910A (ja) 床排水用のトラップ
JP7039466B2 (ja) バルブデバイス
JP6265035B2 (ja) 通気弁装置
JP5060150B2 (ja) 通気弁
CN212001518U (zh) 一种防臭地漏
KR20120026031A (ko) 위생 하수관 시스템용 고용량 통기 밸브
JP5894229B2 (ja) 排水用継手構造と調整リング
JP6927583B2 (ja) 弁付きパイプ
CN207608995U (zh) 漂浮式地漏
CN107386408B (zh) 浮力开闭水封防臭地漏
JP2011190890A (ja) 調節弁
JP2004332284A (ja) 通気機能付き床排水トラップ
TWM577434U (zh) Eddy current drop head
JPH10103549A (ja) 排水用通気弁
JP2004293592A (ja) 吸気弁
TWM416647U (en) Drain diaphragm featuring odor and pest control
JP6068109B2 (ja) 槽体の排水路構造
JP2007255513A (ja) 排水用通気弁

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181101

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20181101

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20181116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20181127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190117

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20190312

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20190401

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6508859

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250