JP2003522312A6 - 衛生廃棄管システムの空気流入許容弁 - Google Patents
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Abstract
衛生廃棄管システムの空気流入許容弁本発明は、システムの水溜めを保護すると共に汚染された空気が廃棄管から大気に排出されることを防ぐために廃棄管システムにおける圧力降下に応じて廃棄管システムに空気の流入を許容する弁に関する。弁は弁本体(10)を備え、弁本体は大気に通じる少なくとも2個の空気流入開口(30)を備え、各開口(30)は廃棄管システムに向かう通路(14)と交互に配置され、上記開口及び通路(14)はほぼ弁シール水準(H)にある水平面での横断面を考慮したときに弁ハウジング(20)のなかで等しく分配されている。常態の閉位置では弁座(24)に着座する弁部材(34)は、上記開口(30)を上記通路(14)から分け、直径に沿って互いに対向する2本の通路(14)に直交して直径に沿って互いに対向する2個の開口(30)を有する弁の実施形態では実質的に蝶形のシール面を有している。弁本体において釣り合いのとれた空気流の分配を得るために、開弁機能要素(24、34、64)を通る空気流の通路の総計した面が、実質的に空気流入開口(30)の総計した面に等しい。
Description
【0001】
発明の属する分野 本発明は衛生廃棄管システムに接続される空気流入許容弁に関し、これはシステムの水溜めを保護し、廃棄管又は下水管システムが周囲の大気に通じることを防ぐためのものであり、上記弁は上記管システムに圧力降下が生じたときに自動的に開いて外部の大気の管システムへの流入を許容する。
【0002】
建築物の排水及び通気システムは、通常運転状態において器具の排出により生じる不安定な水の急激な落下により垂直に積み重ねられた上記システムのなかで誘発される空気流の成立にかかわってくる。住むに適した空間を汚染された臭いから守るために各器具は普通、水溜めシールにより保護されている。排水システムにおける水の急激な落下による変動は、時折の空気圧力の変動を引き起こし、これは時々水溜めシールを、システムの急激な低圧力による吸い上げによるか、水の過重による空気通路の閉鎖に続く背圧の結果として、かき乱す可能性がある。
【0003】
従来の技術の記載 これらの不便を避けるために特別に設計された空気流入許容弁が紹介されており、廃棄管システムが大気圧以下の状態になることに応じて上記弁が開くので、廃棄管システムを建築物の屋根の外に通気させる必要を避ける可能性を提供している。
【0004】
好ましくは、上記弁は、一時的に開いた弁膜を通る間に、弁の空気流入口から廃棄管システムへの最大可能な流入空気流を保証するように設計される。
【0005】
本出願人の名義の特許文献US4,232,706は自動弁装置を開示している。ここで弁の本体を構成する垂直管は、上端にベンチュリの形をした絞りを備え、これとカバーとが協同して周囲空気の流入口を形成しており、絞りの外側に環状の弁部材が配置され、これは新気が垂直廃棄水管に侵入することを許容する間に管内に負圧が生じたときに上下方向に沿って動くことができ、圧力が平衡し又は過剰圧力となったときに閉位置を占めて汚染された空気の排出を防止する。
【0006】
上記弁は環状の周囲開口を備えており、これは環状弁部材が持ち上がっている場合、空気流入口を廃棄管に関連して垂直管に向けて分配する。この装置は一般にベンチュリ形の管のために空気流入口の能力の増加という良い結果を得ることができるにもかかわらず、特別な状況で環状空気流入口と廃棄管への通路との間に乱れが生じる。この乱れは、持ち上がり位置にある環状弁部材の外周側から来る空気流の全てが、環状弁の全部よりも直径が小さく一般的に小さな部分である管システムの中央の管部分に集中させられるように力をうけるときに起こり、空気流入口の能力を減らすといえる。
【0007】
この種の弁では、円形又は環状の弁部材は一般にそれぞれ円形のシール面を有する2個の同心の弁座に支えられる。弁部材が変形し又はゆがんだ場合、弁部材が2個のシール面のうち少なくとも1個と共に必要な気密的閉鎖を行うことにおいて問題が起こり得る。
【0008】
特許文献CH201565は、他の空気流入許容弁を開示している。この弁は、直径に沿って対向する2個の空気流入開口を有しており、これは直径に沿って対向して円盤形の弁部材の上面を廃棄管システムに接続する2本の周囲溝と交互に配置されている。この弁の空気流の分配、特に2本の狭い溝を通るものは非常に限定されているので、この種の弁は単一の衛生器具にしか使うことができない。
【0009】
特許文献EP0409506は、環状の周囲空気流入口が1本の半径方向の通路を介して円盤形弁部材の下面に通じている弁装置を開示している。この通路は弁部材が開いたときに廃棄管システムへの空気流をかき乱す。明らかに、空気流通路の悪しき分配が空気流入口での重大な乱れを引き起こす、弁の空気流入能力に負の効果をもたらす。
【0010】
発明の概要 本発明の第1の目的は、空気流入開口と廃棄管に向かう通路との間の弁機能要素の付近に最適な分配を与えることにより、弁の空気の乱れをできるだけ多く避ける自動空気流入許容弁を提供することにある。
【0011】
本発明の第2の目的は、弁における最適の空気の分配を可能とし、弁部材への最大の持ち上げ力を提供する良く釣り合いのとれた弁部材の形状及びこれに対応する弁座開口を提供し、単一のシール面を有して閉じ状態にある弁部材の漏れの問題を減らす弁座を提供することにある。
【0012】
本発明の第3の目的は、凝縮水の排出及び収集を改良し、これをそらせて廃棄管に入れる複数の手段を備えた弁本体の内面を提供することにある。
【0013】
本発明の第4の目的は、空気流入開口と廃棄管への通路の双方で、弁ハウジングの成形物に直接に格子網を合体させ、廃棄管システムに過剰圧力又は火災が生じた場合に弁部材を支えるためにいくつかの格子要素に大きくした部分を設けることにある。
【0014】
本発明の第5の目的は、成形工程で直接に得られるたった3個の構成要素で構成して製造容易な衛生廃棄管システムの空気流入許容弁を提供することにある。
【0015】
以上の目的は、添付した請求項で更に詳述した本発明の原理に従って達成される。
【0016】
本発明の多くの特質、有利な点、特徴は、以下の本発明の弁の実施形態の記載に現れ、図面が参考になる。
【0017】
好ましい実施形態の記載 図1に示すように、本発明に属する空気流入許容弁は、衛生廃棄水管システムの一部である衛生廃棄管(図示せず)に接続されるように適合された垂直管状部材12を備えた下部を有する弁本体10を備えている。
【0018】
この発明によれば、管状部材12の上端は先端で閉じた円錐形の制限部13を有している(図2をみること)。この管状部材12の円錐上部13には、動物や虫のような妙な物体が廃棄管システムに入ることを防止するための成形された格子16をそれぞれ有して直径に沿って対向する2本の通路14が設けられている。
【0019】
管状部材12の円錐上部13は、管状部材12から上方に延び、管状部材12の円錐部13の上部先端を横切る水平面Hにほぼ位置する上縁22を有する長円形の椀形ハウジング20に囲まれている。
【0020】
椀形ハウジング20と管状部材12の円錐上部13との間の空間は仕切り26により互いに直交して対向して配列された第1及び第2の室の対に小分けされている。
【0021】
第1の室の対は仕切り26と円錐部13の閉鎖部分28とで範囲が定められ、椀形ハウジング20の開口30を経て周囲の空気に通じている。
【0022】
第2の室の対は仕切り26と椀形ハウジング20とで範囲が定められ、管状部材12の円錐部13の通路14を経て下の管状部材12に通じている。
【0023】
仕切り26の上縁はほぼ水平面Hに位置し、弁座24を形成するように構成されている。
【0024】
弁部材34は仕切り26の上縁に支えられており、常態で弁座24に着座して廃棄管システムの内圧が少なくとも大気圧に等しいときに第1の室18の対を第1の室19の対から隔離している。
【0025】
弁部材34は内圧が大気圧よりも下がることに応じて弁座24から上に持ち上げられ、これによって第1の室18の対を第2の室19の対に通じさせ、よって大気が、下の管状部材12に接続された廃棄管システムに入ることを許容する。
【0026】
弁部材34及びこれに対応する弁座24は、長円形の椀形ハウジング20の内側の長手方向に沿って位置する蝶形に形成されたものであることが好ましい。
【0027】
椀形ハウジングの開口30には更に弁部材34の異物との干渉を避けるための格子36が設けられている。
【0028】
図1ないし図6に示す実施形態によれば、管状部材12の円錐部の閉じた先端には、下方に向いて延び、弁部材34のための固定された雌ガイド手段として配置された閉じた凹陥部32が設けられ、弁部材34にはその目的のために凹陥部32と類似の寸法を持つ突起35(可動雄ガイド手段)が設けられている。
【0029】
弁部材34は蝶形の弁座24に合う特別の形状を持ち、これは2つの異なる材料で実現しており、主たる部分34を硬いプラスチック材料で、外縁部38を軟らかいプラスチック材料で形成している。
【0030】
これら2つの部分は本出願人の名義の欧州特許EP0701504に説明された方法で熱溶融により合体されることが好ましい。
【0031】
弁部材34が常態の閉位置にあるときに、しっかりした閉じ状態が得られるように、弁部材34のうち軟らかくて撓みやすい外縁38のみが弁座24に接触している(図3をみること)。
【0032】
更に弁ハウジングにおける凝縮水の淀みを防ぐための手段が設けられている。
【0033】
図3及び図4に示すように、椀形ハウジング20の上縁22と弁座24との間の領域には、落下した凝縮水の滴が廃棄管システムに接続された管状部材12に向いて排出されることを容易にするように、底が丸く形成された排水溝23が設けられている。
【0034】
流入する空気の流れを改良するために、開口30の格子36が、図8及び図9に見られるような流線形又は液滴状の横断面を持つ要素によりつくられている。
【0035】
好ましくは、上記格子要素の少なくとも2つ37に、廃棄管システムに重大な過剰圧力が生じたときに弁部材34を支えることができるように、大きくして平らにした上部領域を設ける。また、廃棄管システムが火災のときに、弁部材34の耐火性の主たる部分を格子要素37により支えることができる。実際に、廃棄管システムに重大な過剰圧力又は火災が生じたときには、軟らかくて撓みやすい外縁38のために、弁部材34は下に向いて引かれ、弁座24の水準よりも下側に打ちつけられる。
【0036】
勿論、通路14の格子16の要素を流線形の液滴状の横断面となるように形成することもできる。
【0037】
最後に、弁本体10は、椀形ハウジング20の上部縁22を完全に気密となるように閉鎖する上部蓋40により閉じられている。
【0038】
上部蓋40の側壁42は、凝縮水の排出を容易とするために僅かに円錐となっている。同じ理由により、上部蓋40の上壁は、僅かに丸くなっており、上記壁の内面には凝縮水を外縁に向けて排出するためのリブ44が放射状に配列されている。
【0039】
廃棄管の圧力が大気圧よりも下がった場合、下面が大気圧に通じ上面が廃棄管の圧力に通じている弁部材34は即座に上へ向かって動き、大気を、開口30と、弁座24と弁部材34の外縁38との間の垂直の隙間とを通して管状部材12の通路14のほうに入れ廃棄管システムに入れる。
【0040】
本発明に属する弁、そして特に弁機能要素、すなわち弁部材34及び弁座24の特別の蝶形面は、一方で弁部材の最大の持ち上がり力をもたらし、他方で弁本体のなかの空気流通路の良く釣り合いがとれた分配をもたらす。
【0041】
この空気流の良く釣り合いがとれた分配を得るためには、開弁機能要素24、34を通る空気流通路部分の総計した面が実質的に空気流入開口30の総計した面に等しいことが重要である。
【0042】
最適な弁能力のためには、開弁機能要素24、34を通る空気流通路の総計した面が実質的に、管状部材12の内側の面に等しいばかりでなく、弁機能要素から廃棄管システムに向かう通路14の総計した面に等しいことが重要である。
【0043】
弁の機能、そして特に弁部材34の弁座24からの持ち上げ力を改良するためには、弁座24の外縁の内側での総計した面と、座24と椀形ハウジング20の内側との間に残されたところの総計した面(低圧となりうる区域を表している)との比が好ましくは1よりも小さいことが重要である。
【0044】
2個よりも多い開口が、2本よりも多い通路と交互に設けられた場合、弁座とこれに対応する弁部材の形は適合されなければならないだろう。蝶形の弁部材の代わりに三角形又は三つ葉形の弁部材を用いることができる。
【0045】
他の実現可能な弁部材の案内装置を表現した本発明の他の実施形態を図10に示す。
【0046】
この実施形態によれば、上部蓋50の内面には、ほぼ水平の水準Hまで下に向いて延び、弁部材64の主たる部分に設けられた対応する凹陥部62(可動雌ガイド手段)に係合する少なくとも2つの突起52(固定された雄ガイド手段)が設けられている。
【0047】
弁部材64の時折の持ち上がり時、上記弁は上部蓋50に固定された突起52を用いて凹陥部62により案内される。この場合、案内する凹陥部62は弁部材64が持ち上がっている間は流入空気流から一部を引っ込めるので、流入空気流はなお増加する。
【0048】
案内特性を改良するために、突起52を金属でつくることもできる。
【0049】
本発明によれば、持ち上げ及び下がりが連鎖する間の弁部材の案内は、弁部材の一部である固定雌ガイド32及び雄ガイド35により得てもよいし、固定雄ガイド52及び弁部材に合体された可動雌ガイド62により得てもよい。
【0050】
実験は本発明の弁の能力が、現存する空気流入許容弁と比較して著しく改良されていることを示した。
【0051】
ここで記載された実施形態の目的は、請求の範囲で表現された本発明の範囲から外れることのない他の変形例を可能としながら本発明を例示したに過ぎないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の弁の分解図であり、3つの主たる構成要素を示す。
【図2】
図1に類似する組立てられた弁の断面図である。
【図3】
図2の細部を拡大して示す図であり、そこには弁座に支えられた弁部材を含む弁の機能要素が示されている。
【図4】
弁本体の下部の平面図であり、2つの空気流入開口と廃棄管に向かう2つの通路がそれぞれ示されている。
【図5】
図4のA−A線に沿った詳細な断面図である。
【図6】
図のB−B線に沿った弁本体の下部の横断面図である。
【図7】
図の矢Pからみた弁本体の下部の側面図である。
【図8及び図9】
それぞれ図7のC−C線及びD−D線に沿った一部断面図である。
【図10】
図2に一致する断面図であるが、本発明に属する組立てられた弁の他の実施形態を示している。
【符号の説明】
10 弁ハウジングの下部
12 管状部材
13 12の上部円錐部
14 弁の上部に向く通路
16 通路の格子
18 第1の室の対
19 第2の室の対
20 長円形の椀形ハウジング
22 ハウジング20の上縁
24 弁座
23 排水溝
26 仕切り
28 円錐部13の閉鎖部分
30 空気流入開口
32 凹陥部
34 弁部材
35 突起(雄ガイド)
36 空気流入開口の格子
37 支持格子要素
38 34の外縁
40 上部蓋
42 側壁
44 リブ
50 上部蓋
52 突起
62 凹陥部(雌ガイド)
64 弁部材
発明の属する分野 本発明は衛生廃棄管システムに接続される空気流入許容弁に関し、これはシステムの水溜めを保護し、廃棄管又は下水管システムが周囲の大気に通じることを防ぐためのものであり、上記弁は上記管システムに圧力降下が生じたときに自動的に開いて外部の大気の管システムへの流入を許容する。
【0002】
建築物の排水及び通気システムは、通常運転状態において器具の排出により生じる不安定な水の急激な落下により垂直に積み重ねられた上記システムのなかで誘発される空気流の成立にかかわってくる。住むに適した空間を汚染された臭いから守るために各器具は普通、水溜めシールにより保護されている。排水システムにおける水の急激な落下による変動は、時折の空気圧力の変動を引き起こし、これは時々水溜めシールを、システムの急激な低圧力による吸い上げによるか、水の過重による空気通路の閉鎖に続く背圧の結果として、かき乱す可能性がある。
【0003】
従来の技術の記載 これらの不便を避けるために特別に設計された空気流入許容弁が紹介されており、廃棄管システムが大気圧以下の状態になることに応じて上記弁が開くので、廃棄管システムを建築物の屋根の外に通気させる必要を避ける可能性を提供している。
【0004】
好ましくは、上記弁は、一時的に開いた弁膜を通る間に、弁の空気流入口から廃棄管システムへの最大可能な流入空気流を保証するように設計される。
【0005】
本出願人の名義の特許文献US4,232,706は自動弁装置を開示している。ここで弁の本体を構成する垂直管は、上端にベンチュリの形をした絞りを備え、これとカバーとが協同して周囲空気の流入口を形成しており、絞りの外側に環状の弁部材が配置され、これは新気が垂直廃棄水管に侵入することを許容する間に管内に負圧が生じたときに上下方向に沿って動くことができ、圧力が平衡し又は過剰圧力となったときに閉位置を占めて汚染された空気の排出を防止する。
【0006】
上記弁は環状の周囲開口を備えており、これは環状弁部材が持ち上がっている場合、空気流入口を廃棄管に関連して垂直管に向けて分配する。この装置は一般にベンチュリ形の管のために空気流入口の能力の増加という良い結果を得ることができるにもかかわらず、特別な状況で環状空気流入口と廃棄管への通路との間に乱れが生じる。この乱れは、持ち上がり位置にある環状弁部材の外周側から来る空気流の全てが、環状弁の全部よりも直径が小さく一般的に小さな部分である管システムの中央の管部分に集中させられるように力をうけるときに起こり、空気流入口の能力を減らすといえる。
【0007】
この種の弁では、円形又は環状の弁部材は一般にそれぞれ円形のシール面を有する2個の同心の弁座に支えられる。弁部材が変形し又はゆがんだ場合、弁部材が2個のシール面のうち少なくとも1個と共に必要な気密的閉鎖を行うことにおいて問題が起こり得る。
【0008】
特許文献CH201565は、他の空気流入許容弁を開示している。この弁は、直径に沿って対向する2個の空気流入開口を有しており、これは直径に沿って対向して円盤形の弁部材の上面を廃棄管システムに接続する2本の周囲溝と交互に配置されている。この弁の空気流の分配、特に2本の狭い溝を通るものは非常に限定されているので、この種の弁は単一の衛生器具にしか使うことができない。
【0009】
特許文献EP0409506は、環状の周囲空気流入口が1本の半径方向の通路を介して円盤形弁部材の下面に通じている弁装置を開示している。この通路は弁部材が開いたときに廃棄管システムへの空気流をかき乱す。明らかに、空気流通路の悪しき分配が空気流入口での重大な乱れを引き起こす、弁の空気流入能力に負の効果をもたらす。
【0010】
発明の概要 本発明の第1の目的は、空気流入開口と廃棄管に向かう通路との間の弁機能要素の付近に最適な分配を与えることにより、弁の空気の乱れをできるだけ多く避ける自動空気流入許容弁を提供することにある。
【0011】
本発明の第2の目的は、弁における最適の空気の分配を可能とし、弁部材への最大の持ち上げ力を提供する良く釣り合いのとれた弁部材の形状及びこれに対応する弁座開口を提供し、単一のシール面を有して閉じ状態にある弁部材の漏れの問題を減らす弁座を提供することにある。
【0012】
本発明の第3の目的は、凝縮水の排出及び収集を改良し、これをそらせて廃棄管に入れる複数の手段を備えた弁本体の内面を提供することにある。
【0013】
本発明の第4の目的は、空気流入開口と廃棄管への通路の双方で、弁ハウジングの成形物に直接に格子網を合体させ、廃棄管システムに過剰圧力又は火災が生じた場合に弁部材を支えるためにいくつかの格子要素に大きくした部分を設けることにある。
【0014】
本発明の第5の目的は、成形工程で直接に得られるたった3個の構成要素で構成して製造容易な衛生廃棄管システムの空気流入許容弁を提供することにある。
【0015】
以上の目的は、添付した請求項で更に詳述した本発明の原理に従って達成される。
【0016】
本発明の多くの特質、有利な点、特徴は、以下の本発明の弁の実施形態の記載に現れ、図面が参考になる。
【0017】
好ましい実施形態の記載 図1に示すように、本発明に属する空気流入許容弁は、衛生廃棄水管システムの一部である衛生廃棄管(図示せず)に接続されるように適合された垂直管状部材12を備えた下部を有する弁本体10を備えている。
【0018】
この発明によれば、管状部材12の上端は先端で閉じた円錐形の制限部13を有している(図2をみること)。この管状部材12の円錐上部13には、動物や虫のような妙な物体が廃棄管システムに入ることを防止するための成形された格子16をそれぞれ有して直径に沿って対向する2本の通路14が設けられている。
【0019】
管状部材12の円錐上部13は、管状部材12から上方に延び、管状部材12の円錐部13の上部先端を横切る水平面Hにほぼ位置する上縁22を有する長円形の椀形ハウジング20に囲まれている。
【0020】
椀形ハウジング20と管状部材12の円錐上部13との間の空間は仕切り26により互いに直交して対向して配列された第1及び第2の室の対に小分けされている。
【0021】
第1の室の対は仕切り26と円錐部13の閉鎖部分28とで範囲が定められ、椀形ハウジング20の開口30を経て周囲の空気に通じている。
【0022】
第2の室の対は仕切り26と椀形ハウジング20とで範囲が定められ、管状部材12の円錐部13の通路14を経て下の管状部材12に通じている。
【0023】
仕切り26の上縁はほぼ水平面Hに位置し、弁座24を形成するように構成されている。
【0024】
弁部材34は仕切り26の上縁に支えられており、常態で弁座24に着座して廃棄管システムの内圧が少なくとも大気圧に等しいときに第1の室18の対を第1の室19の対から隔離している。
【0025】
弁部材34は内圧が大気圧よりも下がることに応じて弁座24から上に持ち上げられ、これによって第1の室18の対を第2の室19の対に通じさせ、よって大気が、下の管状部材12に接続された廃棄管システムに入ることを許容する。
【0026】
弁部材34及びこれに対応する弁座24は、長円形の椀形ハウジング20の内側の長手方向に沿って位置する蝶形に形成されたものであることが好ましい。
【0027】
椀形ハウジングの開口30には更に弁部材34の異物との干渉を避けるための格子36が設けられている。
【0028】
図1ないし図6に示す実施形態によれば、管状部材12の円錐部の閉じた先端には、下方に向いて延び、弁部材34のための固定された雌ガイド手段として配置された閉じた凹陥部32が設けられ、弁部材34にはその目的のために凹陥部32と類似の寸法を持つ突起35(可動雄ガイド手段)が設けられている。
【0029】
弁部材34は蝶形の弁座24に合う特別の形状を持ち、これは2つの異なる材料で実現しており、主たる部分34を硬いプラスチック材料で、外縁部38を軟らかいプラスチック材料で形成している。
【0030】
これら2つの部分は本出願人の名義の欧州特許EP0701504に説明された方法で熱溶融により合体されることが好ましい。
【0031】
弁部材34が常態の閉位置にあるときに、しっかりした閉じ状態が得られるように、弁部材34のうち軟らかくて撓みやすい外縁38のみが弁座24に接触している(図3をみること)。
【0032】
更に弁ハウジングにおける凝縮水の淀みを防ぐための手段が設けられている。
【0033】
図3及び図4に示すように、椀形ハウジング20の上縁22と弁座24との間の領域には、落下した凝縮水の滴が廃棄管システムに接続された管状部材12に向いて排出されることを容易にするように、底が丸く形成された排水溝23が設けられている。
【0034】
流入する空気の流れを改良するために、開口30の格子36が、図8及び図9に見られるような流線形又は液滴状の横断面を持つ要素によりつくられている。
【0035】
好ましくは、上記格子要素の少なくとも2つ37に、廃棄管システムに重大な過剰圧力が生じたときに弁部材34を支えることができるように、大きくして平らにした上部領域を設ける。また、廃棄管システムが火災のときに、弁部材34の耐火性の主たる部分を格子要素37により支えることができる。実際に、廃棄管システムに重大な過剰圧力又は火災が生じたときには、軟らかくて撓みやすい外縁38のために、弁部材34は下に向いて引かれ、弁座24の水準よりも下側に打ちつけられる。
【0036】
勿論、通路14の格子16の要素を流線形の液滴状の横断面となるように形成することもできる。
【0037】
最後に、弁本体10は、椀形ハウジング20の上部縁22を完全に気密となるように閉鎖する上部蓋40により閉じられている。
【0038】
上部蓋40の側壁42は、凝縮水の排出を容易とするために僅かに円錐となっている。同じ理由により、上部蓋40の上壁は、僅かに丸くなっており、上記壁の内面には凝縮水を外縁に向けて排出するためのリブ44が放射状に配列されている。
【0039】
廃棄管の圧力が大気圧よりも下がった場合、下面が大気圧に通じ上面が廃棄管の圧力に通じている弁部材34は即座に上へ向かって動き、大気を、開口30と、弁座24と弁部材34の外縁38との間の垂直の隙間とを通して管状部材12の通路14のほうに入れ廃棄管システムに入れる。
【0040】
本発明に属する弁、そして特に弁機能要素、すなわち弁部材34及び弁座24の特別の蝶形面は、一方で弁部材の最大の持ち上がり力をもたらし、他方で弁本体のなかの空気流通路の良く釣り合いがとれた分配をもたらす。
【0041】
この空気流の良く釣り合いがとれた分配を得るためには、開弁機能要素24、34を通る空気流通路部分の総計した面が実質的に空気流入開口30の総計した面に等しいことが重要である。
【0042】
最適な弁能力のためには、開弁機能要素24、34を通る空気流通路の総計した面が実質的に、管状部材12の内側の面に等しいばかりでなく、弁機能要素から廃棄管システムに向かう通路14の総計した面に等しいことが重要である。
【0043】
弁の機能、そして特に弁部材34の弁座24からの持ち上げ力を改良するためには、弁座24の外縁の内側での総計した面と、座24と椀形ハウジング20の内側との間に残されたところの総計した面(低圧となりうる区域を表している)との比が好ましくは1よりも小さいことが重要である。
【0044】
2個よりも多い開口が、2本よりも多い通路と交互に設けられた場合、弁座とこれに対応する弁部材の形は適合されなければならないだろう。蝶形の弁部材の代わりに三角形又は三つ葉形の弁部材を用いることができる。
【0045】
他の実現可能な弁部材の案内装置を表現した本発明の他の実施形態を図10に示す。
【0046】
この実施形態によれば、上部蓋50の内面には、ほぼ水平の水準Hまで下に向いて延び、弁部材64の主たる部分に設けられた対応する凹陥部62(可動雌ガイド手段)に係合する少なくとも2つの突起52(固定された雄ガイド手段)が設けられている。
【0047】
弁部材64の時折の持ち上がり時、上記弁は上部蓋50に固定された突起52を用いて凹陥部62により案内される。この場合、案内する凹陥部62は弁部材64が持ち上がっている間は流入空気流から一部を引っ込めるので、流入空気流はなお増加する。
【0048】
案内特性を改良するために、突起52を金属でつくることもできる。
【0049】
本発明によれば、持ち上げ及び下がりが連鎖する間の弁部材の案内は、弁部材の一部である固定雌ガイド32及び雄ガイド35により得てもよいし、固定雄ガイド52及び弁部材に合体された可動雌ガイド62により得てもよい。
【0050】
実験は本発明の弁の能力が、現存する空気流入許容弁と比較して著しく改良されていることを示した。
【0051】
ここで記載された実施形態の目的は、請求の範囲で表現された本発明の範囲から外れることのない他の変形例を可能としながら本発明を例示したに過ぎないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】
本発明の弁の分解図であり、3つの主たる構成要素を示す。
【図2】
図1に類似する組立てられた弁の断面図である。
【図3】
図2の細部を拡大して示す図であり、そこには弁座に支えられた弁部材を含む弁の機能要素が示されている。
【図4】
弁本体の下部の平面図であり、2つの空気流入開口と廃棄管に向かう2つの通路がそれぞれ示されている。
【図5】
図4のA−A線に沿った詳細な断面図である。
【図6】
図のB−B線に沿った弁本体の下部の横断面図である。
【図7】
図の矢Pからみた弁本体の下部の側面図である。
【図8及び図9】
それぞれ図7のC−C線及びD−D線に沿った一部断面図である。
【図10】
図2に一致する断面図であるが、本発明に属する組立てられた弁の他の実施形態を示している。
【符号の説明】
10 弁ハウジングの下部
12 管状部材
13 12の上部円錐部
14 弁の上部に向く通路
16 通路の格子
18 第1の室の対
19 第2の室の対
20 長円形の椀形ハウジング
22 ハウジング20の上縁
24 弁座
23 排水溝
26 仕切り
28 円錐部13の閉鎖部分
30 空気流入開口
32 凹陥部
34 弁部材
35 突起(雄ガイド)
36 空気流入開口の格子
37 支持格子要素
38 34の外縁
40 上部蓋
42 側壁
44 リブ
50 上部蓋
52 突起
62 凹陥部(雌ガイド)
64 弁部材
Claims (20)
- 衛生廃棄管システムに接続され、システムの水溜めを保護し、システムから大気への汚染された空気の排出を防ぐために、システム内の減圧に応じて大気が弁機能要素に向かい廃棄管に流入することを許容する空気流入許容弁であって、この弁は弁本体(10)を備え、弁本体は
廃棄管に接続するように設けられ、上部(13)が上に向かって内側に先細になっていて横断面が上端で減少している垂直管状部材(12)と、
管状部材の内部空間から弁機能要素(24、34、64)に向かう少なくとも1本の通路(14)と、
上記上部に被さり管状部材(12)の上端(13)よりも上へ間隔をあけてある上壁を有する蓋部材(40、50)と、
管状部材(12)の上端(13)と蓋部材(40、50)の上壁との間に配置され、管状部材(12)の上端付近を通る水平面の水準(H)に配置されたシール面を有する弁座(24)に支えられ、弁座から上方へ自由に移動できる弁部材(34、64)と、
廃棄管の圧力が大気圧と等しいかそれを超えたときに上記弁部材(34、64)を閉じ、廃棄管の圧力が大気圧よりも下がったときに廃棄管への大気の空気流通路をつくるために上記弁部材(34、64)を開くように、弁部材(34、64)の上面が少なくとも1本の通路(14)を通じて廃棄管システムに通じる間に、弁部材(34、64)の下面に通じる少なくとも1本の大気流入開口(30)とを備え、
弁部材(34、64)が弁座(24)から上に向いて移動されたときの開弁機能要素(24、34、64)を通る空気流通路の総計した面が、少なくとも1個の空気流開入口(30)の総計した面に実質的に等しいことを特徴としている。 - 開弁機能要素(24、34、64)を通る空気流通路の総計した面が、弁機能から廃棄管システムに向かう少なくとも1本の通路(14)の総計した面に実質的に等しい請求項1の空気流入許容弁。
- 開弁機能要素(24、34、64)を通る空気流通路の総計した面が、管状部材(12)の内側の面に実質的に等しい請求項1の空気流入許容弁。
- 弁本体(10)には、弁部材(34、64)が開位置にあるときに大気流入開口(30)と廃棄管システムに向かう通路(14)との間の本体において等しく区切られ且つ釣り合いのとれた空気流の分配を得るようにする手段(20、26)が設けられている請求項1の空気流入許容弁。
- 弁本体(10)が、長円形の椀形ハウジング(20)と、椀形ハウジング(20)の内部を相互に対向し直交して配置された第1の室の対(18)と第2の室の対(19)とに小分けする仕切り(26)とを備え、第1の室の対(18)はハウジング(20)の開口(30)を介して周囲の大気に通じており、第2の室の対(19)は管状部材(12)の上部円錐部(13)の通路(14)を介して下部管状部材(12)及び廃棄管システムに通じている請求項4の空気流入許容弁。
- 第1の室の対(18)及び第2の室の対(19)は、弁本体(10)のなかで良く釣り合いのとれた空気流を得るように、水平横断面(H)において等しく区切られている請求項5の空気流入許容弁。
- 管状部材(12)の上部円錐部(13)が先端で閉じており、そこには少なくとも2本の周囲通路(14)が、それらの間に閉鎖部分(28)を残して設けられている請求項1の空気流入許容弁。
- 弁本体(10)に少なくとも2個の空気流入開口(30)が設けられ、各開口(30)は廃棄管システムに向かう通路(14)と交互に配置され、開口(30)及び通路(14)はほぼ弁シール水準(H)にある水平面での横断面を考慮したときに弁ハウジングのなかで等しく分配されている請求項1の空気流入許容弁。
- 2個の空気流入開口(30)が、直径に沿って互いに対向し、廃棄管システムに向かい直径に沿って互いに対向する2本の通路(14)とそれぞれ直交している請求項8の空気流入許容弁。
- 空気流入開口(30)が、椀形ハウジング(20)における管状部材(12)の円錐部(13)の外側に配置されており、ハウジング(20)はほぼ弁座の水準(H)に位置する上縁(22)を有している請求項5の空気流入許容弁。
- 弁座(24)は連続したシール面を備えており、その下には仕切り(26)が延びており、この仕切りは、管状部材(12)の円錐部(13)の通路(14)と閉鎖部(28)との間で外壁(20)の内側の空間の範囲を定めている請求項1の空気流入許容弁。
- 弁機能要素は、弁座(24)と、対応する弁部材(34、64)とを備え、長円形の弁本体(20)の長手方向に沿って位置して実質的に蝶形のシール面を有している請求項5の空気流入許容弁。
- 蝶形弁座(24)のなかの総計した面と、低圧となりうる区域である座(24)と椀形ハウジング(20)の内側との間に残るところの総計した面との比が、弁部材(34、64)を弁座(24)から持ち上げる最大の力をつくるように、好ましくは1よりも小さい請求項12の空気流入許容弁。
- 開口(30)及び通路(14)には、格子(36、16)がそれぞれ設けられている請求項1の空気流入許容弁。
- 弁部材(34)には、弁本体(10)に設けられた固定雌ガイド手段(32)と協同する雄ガイド手段(35)が設けられている請求項1の空気流入許容弁。
- 弁部材(64)には、弁本体(10)の蓋部材(50)に設けられた固定雄ガイド手段(52)と協同する雌ガイド手段(62)が設けられている請求項1の空気流入許容弁。
- 弁本体(10)の内面には凝縮水の排出を改善する手段(20、23、42、44)が設けられている請求項1の空気流入許容弁。
- 弁部材(34)が2つの異なる材料でできており、主たる部分(34)が硬い材料、好ましくは耐火材料でできており、外縁(38)は軟らくて撓みやすい材料でできている請求項1の空気流入許容弁。
- 格子(16、36)は流線形又は液滴状の横断面を持つ要素によりつくられている請求項14の空気流入許容弁。
- 格子(36)が格子要素を備え、そのうちの少なくとも2つには、廃棄管システムの過剰圧力が生じたとき又は火災のときに弁部材(34)を支える、大きくして平らにした上部領域(37)が設けられている請求項14の空気流入許容弁。
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- 2002-08-07 HK HK02105766.9A patent/HK1044178B/zh not_active IP Right Cessation
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