JP4063109B2 - 電子楽器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏者の演奏レベルを客観的に確認することができる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、楽器の演奏レベルを点数で評価し表示するものがある。例えば、特許文献1の電子楽器では、鍵盤楽器を演奏練習する際、練習しようとする演奏情報と鍵を操作した情報を比較して“正押鍵数”/“演奏情報イベント数”等で正解率を算出し、逐次リアルタイム表示するようにしている。また、特許文献2の楽器演奏データ評価装置では、所定の評価項目について教習者の課題曲演奏による楽器演奏データと同一曲の模範演奏データを比較し、所定の評価基準に従って点数を計算して演奏を評価するようにしている。
【0003】
【特許文献1】
特公平5−76032号公報(第4図:82〜89)
【特許文献2】
特公平7−120138号公報(図3:S14)
【0004】
しかしながら、従来の方法では、単に演奏レベルを点数で評価するだけで、正確な判定ができない。例えば、機種固有の点数表示になってしまい、客観性乃至一般性が無い。また、1回限りの評価であって蓄積がないので、上達の経緯をみることができないという欠点もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、模範楽曲に対して演奏操作を比較して得た評価データを蓄積しておき、蓄積された複数回の評価データから、複数回にわたる演奏操作に対して演奏を評価・解析する機能を楽器本体に持たせ、特に、レパートリー曲やその曲数などのレパートリー情報を演奏評価・解析に含ませることにより、より一般性のある演奏評価・解析結果を得ることができ、演奏者の演奏レベルを分かり易く知らせることができる電子楽器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明の主たる特徴に従うと、楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段(5,E5)と、ユーザにより操作される演奏操作子(6)と、演奏操作子(6)の操作状態を、楽曲データ記憶手段から読み出される楽曲データの内容と比較して、該演奏操作子のユーザ演奏操作を評価し、評価情報(DEn)を生成する演奏評価手段(E65,E67)と、この評価情報(DEn)を含む演奏評価データ(DHn)を蓄積する演奏評価データ蓄積手段(5,E67)と、過去に蓄積された複数の演奏評価データ(DH:DH1〜DHn)を解析し、少なくともユーザの上達経緯を表わす情報(レパートリー情報DR等)を含む演奏解析データ(DA)を生成する履歴評価解析手段(E7)と、通信ネットワーク(CN)を介してサーバ(SV)にアクセスし、演奏評価データ(DH)乃至演奏解析データ(DA)を送信すると共に、サーバ(SV)に蓄積された他の電子楽器ユーザの演奏評価データ乃至演奏解析データを受信する通信手段(12,E7,E8)と、履歴評価解析手段で生成された演奏解析データ(DA)或いは上記通信手段で受信された演奏評価データ乃至演奏解析データを表示する表示手段(7,E8)とを具備する電子楽器(ED)が提供される。なお、括弧書きは、後述の実施例における参照記号や用語等を表わす。
【0007】
〔発明の作用〕
この発明による電子楽器(ED)では、ユーザが演奏操作子(6)を演奏操作する度に演奏操作状態が模範の楽曲データの内容と比較・評価されて演奏練習回毎に評価情報(DEn)が生成され(E65,E67)、この評価情報(DEn)を含む演奏評価データ(DHn)が演奏履歴情報記憶手段(5)に蓄積される(E67)。演奏評価の解析時は、過去に蓄積された複数回にわたる演奏評価データ(DH:DH1〜DHn)の解析に基づいて、演奏解析データ(DA)が生成され(E7)、表示手段(8)に表示される(E8)。ここで、過去に累積された演奏評価データ(DH:DH1〜DHn)から作成される演奏解析データ(DA)には、少なくともユーザの上達経緯を表わす情報(レパートリー情報DR等)が含まれる。
【0008】
従って、この発明によれば、複数回の演奏練習の評価を解析した結果によって、演奏上達の経緯を知ることができるだけでなく、評価内容が平均化された一般性・客観性のある解析データ(DA)に基づき演奏者の演奏レベルを確認することができる。
【0009】
また、この発明による電子楽器(ED)では、通信ネットワーク(CN)を介してサーバ(SV)に演奏評価乃至解析データ(DH,DA)が送信され(E7)、該サーバ(SV)から受信した他の電子楽器ユーザの演奏評価データ乃至演奏解析データが表示手段(8)に表示される(E8)。従って、この発明によれば、さらに、電子楽器ユーザの演奏練習に関するデータを公開したり、他の電子楽器ユーザの演奏練習状況を参照することができる。
【0010】
なお、演奏評価データ(DHn)については、比較された模範の楽曲データの曲種情報〔練習パートを含む〕(DMn)を含ませることができる。また、演奏操作子(6)は、所定の演奏条件(A〜Dモード等)の下でユーザにより操作され、この演奏条件に関する条件情報(DPn)を各演奏評価データ(DHn)に含ませてもよく、この場合は、更にユーザの演奏条件(A〜Dモード等)に夫々対応する評価を得ることができる。
【0011】
また、履歴評価解析手段(E7)については、評価情報(DE)に基づいて、履歴評価解析手段により合格の評価が得られた楽曲データに関するレパートリー情報(DR)を演奏解析データ(DA)として生成するように構成することができる。このレパートリー情報(DR)は、例えば、各演奏評価データ(DH)に含まれる評価情報(DE)に基づいて弾けるようになったと判断される得意楽曲〔合格点(例えば、80点以上)が与えられた楽曲〕の曲目や曲数などを表わす。このように、レパートリー曲やその曲数などのレパートリー情報(DR)を演奏解析データ(DA)に含ませることにより、演奏者は卑近な情報で具体的に演奏レベルを確認することができる。
【0012】
レパートリー情報(DR)には、この外に、得意楽曲の演奏スキル(演奏パラメータ、曲種、A〜Dモード別の評価点)、得意楽曲とするに要した上達度〔練習回数、練習時間、練習頻度(“所定練習時間以上の練習回数/練習開始から合格までの期間”)、上達スピード(練習開始から合格までの期間)〕などを含ませることができる。なお、演奏解析データ(DA)は、過去に累積された演奏評価データから作成したデータを意味し、演奏評価の合否に拘わらず、ユーザが過去に練習した楽曲又は現在練習中の楽曲に関する情報を含む。例えば、これらの楽曲につき、曲リストやジャンルを列記したり、最新の演奏スキル、練習頻度(“所定練習時間以上の練習回数/練習開始から現在までの期間”)を抽出したり、或いは、練習日時や、練習回数、練習時間などの各履歴を整理するなどによって得られる種々のデータを演奏解析データ(DA)とすることができる。
【0013】
さらに、通信手段(12,E7,E8)については、レパートリー情報(DR)の内容が所定の条件を満足するときにサーバ(SV)からサービスされる楽曲データを受信し、受信された楽曲データを楽曲データ記憶手段(5,E5)に記憶するように構成することもできる。つまり、サーバ(SV)は、レパートリー情報(DR)に基づいて練習成果が所定の条件(例:合格の演奏評価を得た楽曲数=100曲)を満足すると判定した場合に、新たな楽曲データを所定数(例:3曲)だけ無償で電子楽器(ED)にダウンロードすることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ、この発明の好適な実施例を詳述するが、これは単なる一例であって、この発明の精神を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0015】
〔ハードウエア構成〕
図1は、この発明の一実施例による電子楽器のハードウエア構成を示すシステムブロック図である。この電子楽器EDは、図1の破線内に示すように、中央演算処理装置(CPU)1、書き込み可能ランダムアクセスメモリ(RAM)2、読出専用メモリ(ROM)3、タイマー4、外部記憶装置5、鍵盤装置等の演奏操作子から成る演奏操作子装置6、設定用操作子からなるパネル操作子装置7、ディスプレイなどの表示器を備える表示器装置8、音源部9、効果付与機能を有するDSP回路10、サウンドシステム11及び通信インターフェース12などを備え、これらの装置1〜12は、バス13を介して互いに接続されている。
【0016】
所定プログラムを実行するCPU1、ワーキングメモリとして機能するRAM2、実行されるプログラムを記憶するROM3、プログラムの実行中の時間を計測するタイマ4、及び外部記憶装置5は、信号処理システムを構成する。すなわち、電子楽器全体を制御するCPU1は、タイマー4によるクロックを利用して種々の制御プログラムに従って対応する制御を実行し、例えば、楽曲データ(自動演奏データともいう)や演奏操作子装置6の演奏操作により生成される演奏データに基づく演奏練習、演奏評価、回線接続などの処理を中心的に遂行する。
【0017】
ROM3には、この電子楽器を制御するための各種制御プログラムが記憶されており、これらの制御プログラムには、基本的な楽音情報処理と共に、演奏ガイドを伴う演奏練習処理や、演奏評価・解析処理、回線接続処理などに関するプログラム及びこれらのプログラムの処理に付随する各種テーブル及び各種データが含まれる。また、RAM2は、各種制御プログラムを実行するのに必要な各種データを一時記憶するためのレジスタ、フラグなどを含む。
【0018】
外部記憶装置5は、自動演奏や演奏練習に用いられる種々の楽曲データや、各楽曲の演奏練習の評価・解析により得られる演奏履歴情報(演奏評価・解析データ)を記憶しておくと共に、各種制御プログラムを記憶することができ、ハードディスク(HD)の外に、コンパクトディスク・リード・オンリィ・メモリ(CD−ROM)やフレキシブルディスク(FD)等の記憶媒体が用いられる。
【0019】
演奏操作子装置6、パネル操作子装置7及び表示器装置8は、演奏入力やこの電子楽器内の各部の設定を行うための入力操作システムを構成する。演奏操作子装置6は、楽音の発音を指示する主演奏操作子として鍵盤装置を備え、発音中の演奏信号に対してサスティンやピッチベンド処理などの指示を行う補助的な演奏操作子として、ペダル(フットスイッチ)やホイールなどを備える。ユーザは、これらの演奏操作子を操作することにより、演奏データをリアルタイムで電子楽器EDに入力し、楽音の発音指示を行うことができる。また、パネル操作子装置7は、電子楽器の各部や機能について種々の設定(「パネル設定」)を行うために、スイッチやダイヤルなどの各種パネル設定操作子を備える入力装置である。
【0020】
また、表示器装置8は、LCD(液晶表示器)やCRTなどのディスプレイや、各種インジケータ/ランプを備え、操作子装置6,7の操作に対する確認、案内、援助などを行うために、ディスプレイの表示画面又はインジケータ/ランプの点灯状態により設定状態や演奏情報を表示する。特に、演奏操作子装置6の鍵盤装置の各鍵に対応して夫々ガイドランプ(例:LEDランプ)が設けられ、これらのガイドランプは、楽曲データの練習パート(ユーザパート)の進行に従って点灯し、ユーザに対して、次に演奏操作すべき鍵を指示する演奏ガイドを行う。なお、演奏ガイドの具体化手段については、別途、音声報知手段(サウンドシステム11と共用も可)を設けて音声で行うものや、音声と上述のランプとを併用するもの(組み合わせたもの)など、どのようなタイプのものでもよい。
【0021】
音源部9、DSP回路10及びサウンドシステム11は、発音システムを構成する。すなわち、音源部9は、RAM2、ROM3などから読み出される楽曲データ(練習時は下地パート)や、演奏操作子装置6から指示される演奏データに応じて、演奏信号を生成し、DSP回路10は、この楽音信号を基に所望の効果を付与した演奏信号を形成し、サウンドシステム11は、この演奏信号をDACでアナログ化した後、アンプで増幅してスピーカから発音する。
【0022】
通信インターフェース12は、インターネットなどの通信ネットワークCNと繋がり、通信ネットワークCNを経由してサーバ(サーバコンピュータ)SVに電子楽器EDを接続し、楽曲データや評価データなどなどの種々の情報の授受を行なうのに用いられる。複数の電子楽器端末EDとサーバSVとにより、楽曲データ授受機能を有する総合演奏評価システムが構成される。
【0023】
サーバSVは、詳細な構成を図示しないが、電子楽器EDと同様に、CPU、RAM、ROM、外部記憶装置などを備え、パネル操作子装置や表示器装置は必要に応じて設けられるが、演奏操作子装置、音源、DSP、サウンドシステムなどは備えていない。サーバSVの外部記憶装置には、多数の楽曲データがデータ記憶領域に蓄積されており、また、ユーザ情報記憶領域には、複数の電子楽器端末EDを夫々使用する各ユーザ(ID)毎に、既に提供した楽曲データの曲目を表わす曲目情報、演奏評価データや演奏解析データなどの演奏履歴情報が蓄積されている。サーバSVは、各電子楽器EDで演奏練習するための楽曲データを各電子楽器EDの外部記憶装置5にダウンロードしたり、各ユーザの演奏履歴情報を各電子楽器EDからアップして、他の各ユーザに提供することができる。
【0024】
〔動作フロー例及びメニュー画面例〕
図2は、この発明の一実施例による電子楽器及びサーバから成る総合演奏評価システムのメイン処理の動作例を表わすフローチャートであり、図3は、メイン処理における演奏練習処理の動作例を表わすフローチャートである。また、図4は、この発明の一実施例による電子楽器のディスプレイに表示されるメニュー画面の一例を示し、図4(1)は、電子楽器立上げ後のメインメニュー画面例であり、図4(2)は、メインメニュー画面の「サーバにアクセス」を指示した際にサーバからの画面データに基づいて表示されるサーバメニュー画面例である。
【0025】
図2において、電子楽器端末ED側では、まず、電源投入により所定プログラムの実行が開始され、RAM2の内容がクリアされると共に、電子楽器の初期化が行われて図4(1)に例示されるメインメニュー画面がディスプレイ(8)に表示される(ステップE1)。このメインメニュー画面例では、図示のように、サーバにアクセス、練習曲の選択、演奏ガイドモードの設定、その他の設定、演奏練習、演奏評価の確認、自動演奏、…、等々の動作モードを、端末EDを使用している端末ユーザが選択的に指示することができる。例えば、メインメニュー画面上の「サーバにアクセス」を指示すると、通信インターフェース12を介してネットワーク回線接続処理が行われ、ユーザは、電話線を使ってサーバSVにアクセスすることができる(ステップE2)、このアクセスの際には、端末EDを使用しているユーザに個別のユーザIDデータを含む端末ユーザ情報を端末EDからサーバSVに送信する(E2)。
【0026】
一方、サーバSV側では、電源投入後、所定プログラムが実行されて電子楽器へのサービス処理ソフトウエアが立ち上げられ、これにより、サーバRAMの内容がクリアされ、ネットワーク接続などの初期の設定が実行される(ステップS1)。そして、新たなユーザからの接続要求の受信待機状態とし、当該ユーザが使用している端末EDから通信ネットワークCNを介して、サーバSVのサービスを受けるための接続要求があるかを監視している。また、サーバSVは、接続確認された端末EDからの情報やコマンドの内容を認証・判定すると、これに対応して各端末ユーザに提供すべきサービスの種類や送信すべきデータの種類を決定し、この決定に応じた情報を端末EDに返信する。
【0027】
そこで、上述のように、或る電子楽器端末EDからのアクセスがあったときは(E2)、サーバSVは、送信されてきたユーザ情報を受け付けてこれを認証し当該端末との接続を確認した上、新たな演奏履歴情報を外部記憶装置のユーザ情報記憶領域に格納すると共に、当該端末ユーザに提供可能なサーバSVのサービスを表わすサーバメニュー画面データを当該端末EDに返信する(ステップS2)。端末EDでは、受信されたサーバメニュー画面がディスプレイ(8)に表示されるので、ユーザは、必要とする所望のサービスをこのサーバメニュー画面から選択的に指示することにより、これに対応するサービスをサーバSVから受けることができる。サーバSVが各端末EDに提供し得るサービスには、例えば、図4(2)のサーバメニュー画面に示すように、楽曲データの提供(新規楽曲データの送信案内)、他の電子楽器端末ユーザの一般演奏履歴情報(演奏評価乃至解析データ)の提供、ポイント案内、…等々がある。
【0028】
つまり、サーバSVでは、電子楽器端末EDから指示されたサービスに対応するサービスメニューを送信し、端末EDでサービスメニューから所望の項目を選択すると、選択された項目に対応するサービス(当該項目に合致するデータ)を当該端末EDに提供する。なお、対応するサービスメニュ−を端末EDに送信した場合、通常は、当該端末EDからサービスの要求が返信されるが、端末EDからアクセス終了信号を受信したり、端末EDからの反応がない場合は、当該端末EDとの接続を終了する。
【0029】
このように、この総合演奏評価システムでは、電子楽器端末EDにおけるメインメニュー画面〔図4(1)〕又はサーバメニュー画面〔図4(2)〕に対して、ユーザがパネル操作子装置7を用いて、動作モード項目又はサービス項目の選択指定などの所定の選択操作を行うと、これらの選択操作で指示された項目に対応する動作モード又はサービスが得られる。なお、メインメニュー中の「練習曲の選択」及び「演奏評価の確認」の動作モードでは、サーバメニュー画面の表示過程を経由することなく、サーバSVのサーバメニュー1,2に相当するサービスを受けることができる。以下、(1)楽曲ダウンロード、(2)演奏練習及び(3)演奏評価確認の3つの代表的な処理動作例について説明する。
【0030】
(1)楽曲ダウンロード〔E3〜E5,S3〜S5〕
前述したにようにメインメニュー画面〔図4(1)〕からサーバSVにアクセスした場合、これに応答してサーバSVから送信されたサーバメニュー画面〔図4(2)〕が電子楽器端末EDで受信され、この画面がディスプレイ(8)に表示される。従って、この場合に、ユーザは、端末EDでの演奏練習に用いられる新たな楽曲(練習曲)をサーバSVからダウンロードしたいときには、このサーバメニュー画面の「楽曲データの提供」を選択指示すると(E3)、曲目データを請求するコマンド(サービス要求情報)がサーバSVに送信される。
【0031】
これに対して、サーバSVは、当該コマンド(サービス要求情報)から「新規楽曲データの送信案内」であることを認識し、これに応じて、当該端末EDに対応するユーザ情報記憶領域に蓄積されている演奏履歴情報を参照し、当該端末EDのユーザに適した新たな楽曲データの曲目リストを表わす曲目一覧データを送信する(ステップS3)。つまり、サーバSVは、当該端末ユーザの演奏履歴に応じてダウンロードをする曲目に限定を加えることができる。
【0032】
端末EDでは、サーバSVからの曲目一覧データの受信に応じて、当該端末ユーザ個々に合わせられた楽曲の曲目リストがディスプレイ画面(8)に表示されるので、ユーザは、このリスト中から所望の曲目を選択的に指示して所望の楽曲データを請求することができる(ステップE4)。サーバSVは、請求された楽曲データをデータ記憶領域から読み出して端末EDに送信し(ステップS4)、送信データに対応する課金及びサービスポイント付加処理を行う(ステップS5)。従って、端末EDのユーザは、この楽曲データを受信して外部記憶装置5に記憶し、所望の練習曲データを取得することができる(ステップE5)。
【0033】
(2)演奏練習処理〔E6、図3〕
電子楽器端末EDにおいて、ユーザがメインメニュー画面〔図4(1)〕から、順次、「練習曲の選択」、「演奏ガイドモードの設定」及び「演奏練習」を選択指示することにより、演奏練習処理ルーチン(図2:ステップE6)の動作モードとし図3のフローに従って所望の楽曲データにつき所望の演奏ガイド条件で演奏練習を行い演奏操作の評価を得ることができる。この演奏練習に当っては、まず、練習曲となる楽曲データを選択して端末EDのRAM2にセット(ロード)し、次に、演奏ガイドモード(練習モード)を設定する(ステップE61)。ここで、練習曲を選択する際は、ユーザがメインメニュー画面の「練習曲の選択」を指示すると、楽曲選択メニュー画面(図示せず)が表示されるので、この楽曲選択メニュー画面にて、練習曲を表わす楽曲データを格納している楽曲データ源を指定し、指定された楽曲データ源から所望の楽曲データを取得する。
【0034】
例えば、楽曲選択メニュー画面上の「既得楽曲」を指示した場合は、外部記憶装置5に既に格納されている楽曲データの曲目リストがディスプレイ(8)に表示されるので、この曲目リストから所望の曲目を任意に指示すると、当該曲目の楽曲データが外部記憶装置5からRAM2上に読み出されセットされる。
【0035】
一方、楽曲選択メニュー画面上の「新規練習曲」を指示した場合には、自動的に、通信インターフェース12を介してサーバSVへの回線接続処理が行われ、ユーザIDと共に、「新たな楽曲データを提供してほしい」旨のコマンド(サービス要求情報)が端末EDからサーバSVに送信される(図2E3と同様)。サーバSVは、これに応じて、当該ユーザに適した新たな楽曲データの曲目一覧データを送信する(S3と同様)。端末EDでは、この曲目一覧データに基づきディスプレイ(8)に表示される曲目リストからユーザが所望の曲目を指示すると(E4と同様)、サーバSVは当該曲目の楽曲データを送信してくるので(S4と同様)、これをRAM2上にセットする(所要時に外部記憶装置5に記録)。
【0036】
このようにして練習曲となる楽曲データをセットした後は、「演奏ガイドモードの設定」を指示することにより演奏ガイドモード選択画面を表示し、所望の演奏ガイドモードをこの画面から指示して設定する。ここで、演奏練習に用いられる楽曲データ(自動演奏データ)について簡単に説明しておく。楽曲データは、複数パートのデータから成っており、演奏ガイドモードが設定されている場合、ユーザが指定した任意のパートを“マイナスワン”して、マイナスワンの対象とされたパートの楽曲データが演奏ガイドのデータとして使われる。
【0037】
つまり、マイナスワン対象のパートは、ユーザが練習しようとするパートであって、「練習パート」又は「ユーザパート」と呼ばれる。また、「下地パート」とは、楽曲データのうち、練習パート(ユーザパート)以外の演奏練習時に鳴らす必要があるパート(例えば、練習パート以外の全パートを鳴らすときは“マイナスワン”された楽曲データ)をいう。例えば、ユーザがメロディパートを演奏しようとする際には、伴奏パートを下地パートとして発音システム9〜11から自動演奏することができる。なお、演奏ガイドモードが設定しない場合は、単に、楽曲データの通常の自動演奏〔図4(1)“7”〕を楽しむことになる。
【0038】
選択可能な演奏ガイドモードは、例えば、図3のステップE61の枠内にA〜Dモードで示すように、次の〔1〕〜〔4〕で説明する4モードがある:
〔1〕Aモード:各鍵に対応して設けられたガイド用LEDランプの点灯等による演奏ガイドなしで、ユーザの演奏操作(押鍵等)が有るか無いかに関係なく、楽曲データ(自動演奏データ)の下地パートの自動演奏を進める。
〔2〕Bモード:楽曲データの練習パート(ユーザパート)の情報に従って順次各鍵LEDランプを点灯することで、ユーザに押鍵すべき鍵の位置を報知するモードであり、楽曲データの演奏については、Aモードと同じく、ユーザの演奏操作の有無に関係なく自動的に進行させる。
〔4〕Cモード:Bモードと同様に、各LEDランプの点灯で押鍵位置をユーザに知らせるが、ユーザが正しい押鍵をするまでは、自動演奏を先には進めずその位置に留まらせる所謂“ウエィティング(Waiting)モード”である。
〔4〕Dモード:Bモードと同様に、LED点灯によりで押鍵位置を知らせるモードであるが、ユーザが何らかの鍵を操作するまでは、自動演奏を先に進めずに止めておく所謂“エニィキー(AnyKey)モード”である。このモードでは、自動演奏を進行するには、どの鍵が押されてもよく、従って、押鍵操作による発音タイミングの指示を待つことになる。
【0039】
さて、楽曲データをセットし演奏ガイドモードを設定した後は、メインメニューの「演奏練習」を指示することにより演奏練習を開始することができる。楽曲データの先読出しステップ(ステップE62)で、セットされた楽曲データの先読出しを行い、設定されたガイドモードに従って各鍵ガイド用LEDランプを駆動する(ステップE63:但し、Aモード設定時はスルー)。これに伴い、ユーザが演奏操作子(6)を操作して、ガイドモードに応じた演奏操作条件をクリアすると(ステップE63)、演奏操作子(6)により生成される演奏データ及び楽曲データの下地パートが音源部9に与えられ、両データに応じた楽音信号が音源部9から発生される(ステップE64)。
【0040】
ここで、現在設定されている練習モードがA又はBモードである場合は、演奏操作条件の判定ステップ(E63)を経ることなく、直ちに、楽音信号生成ステップ(E64)に進む。一方、現在の練習モードがCモード(正しい鍵が押されるまで待つWaitingモード)又はDモード(任意の押鍵があるまで待つAnyKeyモード)に設定されている場合は、同判定ステップ(E63)で演奏操作条件を判定する。すなわち、Cモードでは、楽曲データの練習パート(マイナスワン対象)のデータに対応する鍵について演奏操作があるかを判定し、練習パートと同じ鍵のキーオンを待ち(E63→NO)、このキーオンがあると(E63→YES)楽音信号生成ステップ(E64)に進む。また、Dモードでは、任意鍵のキーオンを待ち(E63→NO)、どこかの鍵がキーオンされると(E63→YES)そのタイミングで楽音信号生成ステップ(E64)に進む。
【0041】
楽音信号生成ステップ(E64)では、演奏操作子(6)のユーザ操作に基づく演奏データに対応した楽音の発生が発音システム9〜11に指示される。例えば、ユーザによる鍵盤操作が所定鍵のキーオン(押鍵)であれば、その鍵に割り当てられた演奏信号を生成して対応する楽音を発生し、キーオフ(離鍵)操作があれば、対応する発音中の演奏信号を停止し、また、ピッチベンドホイールやサスティンペダル操作など、他の演奏操作子の操作があれば、その操作に応じて演奏信号を制御する。また、マイナスワン対象以外の下地パートの楽曲データに対応した楽音の発音も発音システム9〜11に指示される。つまり、楽曲データのうち、ユーザが練習するパートは自動演奏されず、ユーザの演奏に基づく楽音が発音され、下地パートについては、楽曲データに応じた楽音が発音される。
【0042】
演奏操作子(6)の各演奏操作に基づいて楽音信号生成が行われると(E64)、当該演奏操作毎の演奏評価が行われ評価データdeが生成される(ステップE65)。この演奏評価は、楽曲データの練習パートの各内容と実際に鍵操作された各状態(演奏データの各内容)との違いに基づいて行われる。例えば、図5に示されるように、鍵の押し間違い(押鍵ミス)があったか、鍵盤の押すキーオンタイミング又は鍵盤を離すキーオフタイミングのずれ(タイミングミス、例えば、ウエイティング時間)、鍵盤を押す強さ(ベロシティ)などの演奏パラメータについて、楽曲データの練習パートの模範パラメータと比較した違いを数値で表わし、評価データdeとして算出する。この評価データdeは、演奏操作の正解度合いを表わし、模範パラメータとの差が大きいほど数値が下げられる。
【0043】
演奏評価(E65)の後、演奏練習をを停止する指示がなされたか否かを判定し(ステップE66)、このような停止指示がなければ(E66→NO)、楽曲データ先読出しステップ(E62)に戻って、上述した演奏ガイド、演奏操作、楽音発生及び演奏評価(E63〜E65)を繰り返す。従って、演奏練習が継続している間、評価ステップ(E65)にて評価値deがどんどん加算・更新されていき、最終的には、一曲全体にわたる総合評価値DEnが得られる。
【0044】
そして、楽曲データが最後まで演奏されて終了したときや、ユーザにより演奏操作を停止する旨の指示操作をしたときは、停止指示がなされて(E66→YES)、楽曲データの自動演奏及び演奏ガイドを停止する処理が行われると共に、いままで評価したものをまとめた演奏評価データDHnが作成され外部記憶装置5に記録されて(ステップE67)、この演奏処理フローを終了する。
【0045】
この演奏評価データDHnの作成に当っては、演奏練習が終了した時点(E66→YES)で、例えば、加算された各演奏パラメータ毎の評価データdeの値(正解値)を夫々百分率(%)で換算して(パラメータが模範と悉く一致する場合=100%)最終的な演奏評価値を算出してこれを評価情報DEnとする。そして、(a)練習の対象とした楽曲データの曲種情報DMn〔曲目番号、練習パート及び曲風・ジャンル(演歌、童謡、ジャズ、…)〕、(b)練習の日時や(c)演奏ガイドのモード種別(A〜D)などの演奏条件情報DPn、(d)最終的な演奏評価値(各回の評価点数)を表わす評価情報DEn等が、今回の演奏評価データDHnとして、既に記録されている過去の各演奏練習回の演奏評価データDH1〜DHn−1に加えて、外部記憶装置5に記録される。
【0046】
(3)演奏評価確認〔E7〜E8,S6〜S7〕
電子楽器端末EDのディスプレイ(8)に表示されたメインメニュー画面の項目から「演奏評価の確認」をユーザが指示すると、図5に示されるように、過去に蓄積された演奏評価データ(履歴評価情報)DH(=DH1〜DHn)に基づいて複数回にわたる演奏練習結果を評価する演奏評価確認モードに入り、評価確認すべき「評価種類」のリストが表示される。ここで、所望の評価種類を選択的に指示すると、指示された評価種類に対応して、外部記憶装置5に蓄積されている当該ユーザの過去の演奏評価データDHが解析・加工されて演奏解析データDAが生成され、ディスプレイ画面(8)に表示されると共に外部記憶装置5に記録され、この場合、既に記録された同一種類の演奏解析データは更新される(ステップE7)。
【0047】
解析される評価種類は、図5に例示されるように、(e)レパートリー曲情報(例えば、所定評価点以上の演奏回数が所定回数以上の曲目番号や曲数。必要に応じて、ジャンル別の算出やグラフ表示を可能とする。)、(f)レパートリー演奏スキル・上達度〔例えば、合格楽曲のA〜Dモードでの評価点の推移(スキル)、当該楽曲の演奏を練習し始めてから所定評価点(例えば、“80”点)が得られるまでの日数(上達スピード)等〕、(g)総練習回数〔曲目別(例えば、現在練習中の楽曲の演奏練習のために楽曲データを何回再生したか)。必要に応じて練習パート別や曲風・ジャンル別の値等も算出する。〕、(h)これまでの練習楽曲の総数や練習頻度、等々がある。なお、(e),(f)のレパートリー情報DRは、例えば、A又はBモードでの演奏練習で、最後まで弾くことができ、所定評価点(例:各演奏パラメータ全ての評価値又は平均評価値が“80”点)が所定回(例:3回)得られて合格と判定された曲に関係する情報をいう。
【0048】
ディスプレイ画面には、このような内容の解析結果データが表示されるだけでなく、更に第三者の演奏練習における評価を参照する「演奏評価の対比」が必要かどうかがユーザに打診するコメントが表示され、演奏評価の対比を希望するコマンドを入力することができる。このコマンドが入力されると、自動的にサーバSVへのネットワーク回線接続処理が実行され、端末EDのユーザが希望する演奏評価の種類と、当該種類に対応する演奏解析データ及び前回送信後の演奏評価データ(演奏履歴情報)を含む端末データがサーバSVに送信される(E7)。
【0049】
サーバSVでは、外部記憶装置のユーザ情報記憶領域に当該端末EDからの端末データ(演奏履歴情報)を格納して対応情報を更新すると共に、ユーザ情報記憶領域に蓄積されている多数の演奏履歴情報の中から、当該端末ユーザが求めている評価種類に対応する他電子楽器ユーザの演奏履歴情報を当該端末EDに送信し(ステップS6)、新たな端末データを参照して新たに合格した楽曲があれば、当該端末ユーザのレパートリーポイントをインクリメントするポイント処理を行う(ステップS7)。なお、送信される他ユーザの演奏解析データについては、既に蓄積している多数のユーザの演奏履歴情報に加えて、現在サービス要求しているユーザのデータを加えて処理したものを送信してもよい。また、送信先となる個々の端末ユーザの要求に対応させた情報を作り込むようにしてもよい。
【0050】
端末EDにおいては、サーバSVから送信されてきた所要の他ユーザ演奏履歴情報がダウンロードされ、この情報に基づき他ユーザの演奏評価内容がディスプレイ画面(8)に表示される(ステップE8)。この画面に表示される評価内容には、サーバ内の各ユーザ演奏履歴情報から得られるあらゆる情報が含まれる。
【0051】
なお、サーバSVでのポイント処理(S7)の結果、レパートリーポイントが所定ポイント数(例えば、100曲)に到達した場合には、併せて、所定曲数(例えば、3曲)だけ無償提供する旨のメッセージが送信される。この場合、これに応答して楽曲データの送信希望を返信すると、更に楽曲リストが送られるので、楽曲選択の応答をすれば、対応する楽曲がサーバから送信されてくる(図示せず)。また、このメッセージに了解を返信するとそのまま確認処理は終了するが、別途、サーバメニュー画面〔図4(2)〕を呼び出して「3.ポイント案内」でレパートリーポイントやサービスポイントを確認し、これらのポイントが所定値を超えている場合には同様の無償提供メッセージが送られてくるので、これを利用して無償の楽曲データ提供サービスを受けることができる(図示せず)。
【0052】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、電子楽器本体に、演奏練習回毎に蓄積される複数の演奏評価データを基にして、複数回にわたる演奏操作に対して演奏解析データを作成する機能を持たせているので、演奏解析データから演奏上達の経緯を知り、また、評価内容が平均化された一般性・客観性のある評価データに基づき演奏者の演奏レベルを知ることができる。更に、演奏解析データにレパートリー情報(レパートリー曲や曲数など)といった卑近な情報を含ませることにより、どんな楽曲を演奏できるようになったのかを知ることができる。また、この電子楽器及び他の電子楽器のユーザの演奏評価乃至解析データをサーバとの間で送受し、サーバによって、電子楽器ユーザの演奏練習に関するデータを公開したり、他の電子楽器ユーザの演奏練習状況を参照したり、模範楽曲を或る曲数弾けるようになる等の場合に所定の楽曲データを無料で取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、この発明の一実施例による電子楽器のハードウエア構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、この発明の一実施例による電子楽器及びサーバから成る総合演奏評価システムの一動作例を表わすフローチャートである。
【図3】図3は、この発明の一実施例による演奏処理の一動作例を表わすフローチャートである。
【図4】図4は、この発明の一実施例による電子楽器のディスプレイに表示されるメニュー画面の一例を表わす図である。
【図5】図5は、この発明の一実施例による電子楽器における演奏評価データの蓄積と解析を説明するための図である。
【符号の説明】
de…各演奏操作における評価データ、DH;DH1〜DHn…蓄積された演奏評価データ;各回演奏評価データ、DM;DM1〜DMn…蓄積された曲種情報;各回曲種情報、DP;DP1〜DPn…蓄積された演奏条件情報;各回演奏条件情報、DE;DE1〜DEn…蓄積された評価情報;各回評価情報(Σde)、DA…演奏解析データ、DR…レパートリー情報。

Claims (1)

  1. 楽曲データを記憶する楽曲データ記憶手段と、
    ユーザにより操作される演奏操作子と、
    上記演奏操作子の操作状態を、上記楽曲データ記憶手段から読み出される楽曲データの内容と比較して、該演奏操作子のユーザ演奏操作を評価し、評価情報を生成する演奏評価手段と、
    この評価情報を含む演奏評価データを蓄積する演奏評価データ蓄積手段と、
    過去に蓄積された複数の演奏評価データを解析し、少なくともユーザの上達経緯を表わす情報を含む演奏解析データを生成する履歴評価解析手段と、
    通信ネットワークを介してサーバにアクセスし、上記演奏評価データ乃至演奏解析データを送信すると共に、該サーバに蓄積された他の電子楽器ユーザの演奏評価データ乃至演奏解析データを受信する通信手段と、
    上記履歴評価解析手段で生成された演奏解析データ或いは上記通信手段で受信された他の電子楽器ユーザの演奏評価データ乃至演奏解析データを表示する表示手段と
    を具備することを特徴とする電子楽器。
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