JP4062255B2 - 画像形成装置及びそのクリーニング方法 - Google Patents
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Description
本発明は、画像形成装置及びそのクリーニング方法ならびにクリーニング装置に関する。
背景技術
従来、紙等の記録媒体に記録を行う記録装置として、例えばインクジェットヘッドを備えた画像形成装置が知られている。この画像形成装置は、紙等のシート状の記録媒体を搬送する搬送機構を備えており、搬送機構には、記録媒体の搬送手段として搬送ベルトが設けられている。搬送機構では、印字される記録媒体の搬送枚数が多くなるに伴い、搬送ベルトに紙粉やインク乾燥粉等の異物が付着することになる。このように搬送ベルトに付着した異物や汚れは、搬送ベルトの経路に設けられたブレードによる掻き取り、静電吸着、粘着吸着あるいはバキューム吸着等の方法を用いたり、含水ローラやブラシを当接したりして取り除かれるようになっていた。
しかしながら、上記のような従来技術では、搬送ベルトの表面にさらにゴミ等の異物やインク等が付着していると、次第にクリーニング機能が低下し、十分なクリーニング効果が得られないという問題点があった。又、ブレードやブラシのような機械的なクリーニングでは、ブレードやブラシが搬送ベルトをクリーニングする際、搬送ベルトの材質によってはブレードやブラシにより搬送ベルトに傷が付く可能性があった。
一方、記録媒体を直接クリーニングする装置や方法も従来より種々知られている。
例えば、以下の特許文献1では、記録媒体上に残存する粉塵を、記録媒体の搬送経路に設定された繰り出しローラから粘着シートを繰り出して粉塵を当該粘着シートに付着させ、その粘着シートを繰り出しローラの上方に設置された回収ローラに巻き取るという技術が開示されている。
しかしながら、この技術の場合は常に1対の繰り出しローラと回収ローラが必要であり、特に回収ローラのためのスペースが必要となる。更に、粘着シートを回収ローラに巻き取るための巻取駆動装置などの機構が必要となり、その結果として画像形成装置が大型になったり、画像形成装置の機構全体が複雑になる可能性があるという問題があった。
又、粘着シートを表面に貼り付けたクリーニングローラでクリーニングを行うことも提案されているが、その場合は、クリーニング能力が低下した粘着シートを手作業などにより新しい粘着シートに更新しなければならないという問題があった。
[特許文献1]
特開2000−318864号公報
発明の開示
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、記録媒体を搬送する搬送手段の搬送面を常に清潔に保つことができる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る画像形成装置は、記録媒体を搬送する搬送面を有する搬送手段と、前記搬送面に当接して該搬送面をクリーニングするためのクリーニング面を有するシートを巻き回してなり、回転可能に取り付けられたシートローラと、クリーニングを行うときには、前記シートが巻きつけられる方向に前記シートローラが回転するよう前記搬送手段を駆動し、前記クリーニング面を更新するときには、前記シートが巻き出される方向に前記シートローラが回転するよう前記搬送手段を駆動する駆動制御手段とを備えたことを特徴とする。
このように構成すると、駆動制御手段を適切に制御することにより前記搬送手段を予め定めた通りに駆動して前記搬送面のクリーニング及びクリーニング能力が低下した前記シートの更新を手作業によらず全て自動的に行うことができ、その結果、前記搬送手段の搬送面を常に清潔に保つことができる。
又、クリーニング及び前記シートの更新が前記シートローラを前記搬送面に当接させ、前記シートローラの回転方向を制御することにより、前記シートローラのみによってクリーニング動作及びシート更新が行われるので、前記シートを巻き取りあるいは回収するための回収ローラが不要となり、その結果、画像形成装置をコンパクトに構成することができる。
前記搬送手段は、少なくとも2個のローラ間に回動可能に張架され、前記記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えるとよい。
それにより、前記記録媒体を2個のローラ間に張架された搬送ベルトによって搬送することができる。
前記搬送ベルトの搬送面は、シリコン系樹脂製の粘着部材を備えるとよい。
それにより、搬送面に付着する粉塵などの異物を捕獲することができる。又、搬送面の粘着部材の粘着力により、記録媒体が搬送面の予め定められた位置に保持され、記録媒体の搬送中に加わる振動や衝撃による記録媒体の搬送面からの位置ずれを防止することができる。
前記シートローラが、前記2個のローラのいずれかの近傍に配置されているとよい。
そのように配置すると、前記シートローラを前記搬送ベルトの搬送面に当接させる場合に前記シートローラを前記2個のローラ間に張架された搬送ベルトの2個のローラ間の中間部分ではなくローラ部に確実に当接させることができる。更に、後述のように、前記シートが前記搬送面の前記2個のローラ間の直線部分に前記シートローラから巻き出されるため、前記シートが前記搬送面から不用意に剥がれることを防止することができる。
前記シートローラを前記搬送面に当接又は離間させるための移動手段を備えるとよい。
そうすると、クリーニング時には、そのような移動手段により前記シートローラを前記搬送面に当接させて前記搬送面をクリーニングし、クリーニングを行わないときには前記シートローラを前記搬送面から離間させておくことができる。これにより、前記シートは常に所望の接着力を前記搬送面に対して発揮することができる。従って、前記搬送面のより良好なクリーニングが可能となる。
又、前記シートの更新時には、そのような移動手段により、前記シートローラを前記搬送面に当接させて前記シートを所定の量だけ巻き出し更新することができる。
前記移動手段が、前記シートローラを回転可能且つ着脱可能に支持する支持部を有するとよい。
そうすると、前記シートローラを前記支持部に回転可能且つ着脱可能に取付けることができるので、前記シートローラの交換が容易になる。
前記移動手段が、付勢手段により前記シートローラを前記搬送面に付勢しているとよい。
そうすると、クリーニング面の更新によりシートローラの直径が小さくなっても、前記シートローラを付勢手段により前記搬送面に常に当接させることができる。
前記移動手段は、前記シートローラを回転可能に支持するとともに、前記シートローラの回転軸に平行な軸のまわりを回動可能に支持され、前記付勢手段により前記シートローラを前記搬送面に付勢する回動レバーと、前記付勢手段の付勢力に抗して前記シートローラを前記搬送面から離間させるように前記回動レバーを回動させるカムとを有するとよい。
このように構成すると、カムにより前記付勢手段の付勢力に抗して回動レバーを該回動レバー上の予め定めた点を中心として回転させ、前記シートローラを前記搬送面から確実に離間させたり当接させることができる。
前記カムは、前記シートローラが前記搬送面から離れた位置と、前記シートローラが前記搬送面に接触する位置との間を切り換えるカム面を有するとよい。
そうすると、カムを駆動することによりカム面と回動レバーとの当接位置を変更するだけで確実に回動レバーを回転させ、前記シートローラを前記搬送面から離れた位置と前記シートローラが前記搬送面に接触する位置との間を切り換えることができる。
前記カムが、回転カムであるとよい。
前記シートが巻き出される方向に前記シートローラが回転される回転量を規制するために、前記シートローラの回転を停止させる回転停止手段を備えるとよい。
このように構成すると、前記シートを前記シートローラから予め定めた量だけ巻き出した後、前記回転停止手段により前記シートローラの回転を停止させることができる。
前記回転停止手段は、前記カムと一体に形成されているとよい。
そうすると、前記回転停止手段を前記カムに対してコンパクトに構成することができる。
前記シートには、巻き付け方向とほぼ直交する方向に予め定めた長さの間隔で切れ目が形成されているとよい。
それにより、前記シートローラの回転が停止したとき、搬送手段がなおも駆動されるようにしておくと、搬送手段の搬送面に巻き出された前記シートを巻き付け方向とほぼ直交する方向に沿って切れ目で切断することができる。
前記クリーニング面が、接着部材から構成され、該接着部材の前記搬送面に付着する異物に対する接着力が該異物の前記搬送面に対する接着力よりも大きいとよい。
それにより、前記搬送面に付着した異物が前記クリーニング面に確実に捕獲されるので、前記搬送面から異物を好適に除去することができる。
前記シートは、前記ローラの近傍において前記搬送面から自動的に剥離されるように前記ローラの直径と回転速度及び前記シートの接着力と強度が選ばれているとよい。
そうすると、前記シートを前記ローラの近傍において前記搬送面から剥離させる機構あるいは装置を特別に設ける必要がないので、画像形成装置をよりコンパクトに構成することができる。
前記接着部材が、前記粘着部材とは異なる系の樹脂で形成されるとよい。
例えば、前記シートが当接する前記搬送面が備える粘着部材がシリコン系樹脂製であり、前記シートのクリーニング面が備える接着部材がシリコン系とは異なる系の樹脂製であるので、前記搬送面の粘着部材と前記クリーニング面の接着部材との間に働く付着力は、他の系の粘着材の組み合わせの場合に比べて弱い。そのため、クリーニング面が搬送面に付着する異物をより好適に捕獲し、この異物を捕獲した前記シートの排出もより滑らかに行うことができる。
前記駆動制御手段が、前記搬送面のクリーニングの要否を判定するクリーニング要否判定手段を備えるとよい。
それにより、前記搬送面のクリーニングの必要時期を知ることができる。
前記クリーニング要否判定手段が、前記記録媒体の画像形成領域への搬送枚数を検出する搬送枚数検出手段を備え、該搬送枚数が予め定めた枚数に達したとき、前記搬送面のクリーニングを必要と判定するとよい。
このようにすると、前記記録媒体の画像形成領域への搬送枚数が予め定めた枚数に達したときに前記搬送面のクリーニングが必要と判断することができる。
前記駆動制御手段が、前記シートの更新の要否を判定するシート更新要否判定手段を備えるとよい。
それにより、前記シートの更新の必要時期を知ることができる。
前記シート更新要否判定手段が、前記シートによる前記搬送面のクリーニング回数を検出するクリーニング回数検出手段を備え、該クリーニング回数が予め定めた回数に達したとき、前記シートの更新を必要と判定するとよい。
このようにすると、前記シートによる前記搬送面のクリーニング回数が予め定めた回数に達したときに前記シートの更新が必要と判断することができる。
前記駆動制御手段が、前記クリーニング要否判定手段によって、前記搬送面のクリーニングが必要と判定されたことに応じて、前記シートローラを前記移動手段により前記搬送面に当接させる移動制御手段を有するとよい。
前記駆動制御手段が、前記シート更新要否判定手段によって、前記シートの更新が必要と判定されたことに応じて、前記搬送手段の移動方向を変え、それにより前記シートを予め定めた長さだけ巻き出し前記搬送面に貼着させるとよい。
本発明に係るクリーニング装置は、記録媒体を搬送する搬送手段の搬送面をクリーニングするためのクリーニング装置であって、前記搬送面に当接して該搬送面をクリーニングするためのクリーニング面を有するシートを巻き回してなり、回転可能に取り付けられたシートローラと、該シートローラのクリーニング面を前記搬送面に当接あるいは離間させるための移動手段であって、クリーニング時には、前記シートローラのクリーニング面を前記搬送面に当接させる移動手段と、クリーニング面を更新するために前記シートが巻き出されたとき、前記シートを切断するための切断手段とを備えることを特徴とする。
更に、本発明に係る画像形成装置のクリーニング方法は、記録媒体を搬送する搬送面を有する搬送手段と、前記搬送面に当接して該搬送面をクリーニングするためのクリーニング面を有するシートを巻き回してなり、回転可能に取り付けられたシートローラと、前記シートローラを前記搬送面に当接又は離間させるための移動手段と、前記搬送手段を駆動する駆動制御手段と、を備えた画像形成装置のクリーニング方法であって、クリーニング時には、前記移動手段により前記シートローラのクリーニング面を前記搬送面に当接させ、前記駆動制御手段により前記シートが巻きつけられる方向にシートローラが回転するよう前記搬送手段を駆動し、それにより前記搬送面を前記シートローラによってクリーニングさせ、前記クリーニング面の更新時には、前記シートが巻き出される方向にシートローラが回転して、前記シートが予め定めた長さだけ巻き出されて前記搬送面に貼着するよう前記駆動制御手段により前記搬送ベルトの回転方向を逆転させることを特徴とする。
前記画像形成装置は、更に、巻き出されている前記シートを切断するための切断手段を備え、巻き出されている前記シートを前記切断手段により切断するステップを備えることを特徴とし、クリーニング終了時には、前記移動手段により前記シートローラを前記搬送面から離間させるステップを備えるクリーニング方法を特徴とする。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明が適用された実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採り得ることは言うまでもない。
以下、本発明による画像形成装置を具体化したインクジェットプリンタについて説明する。図1は、インクジェットプリンタの搬送機構とクリーニング機構の要部を示す図であり、図2は、図1の部分拡大図である。
図1において、インクジェットプリンタの搬送機構1は、搬送手段としての搬送ベルト10、2個の搬送ローラ20、21、搬送ローラ駆動モータ65などで構成されている。クリーニング機構は、シートローラ4などで構成されている。
尚、本実施形態では、図中の右側(図1のR方向側)が記録媒体の搬送方向の上流側であり、図中の左側(図1のL方向側)が記録媒体の搬送方向の下流側となっている。従って、記録媒体である紙75は右側(図1のR方向側)から左側(図1のL方向側)へ搬送される。即ち、搬送ベルト10の記録媒体の搬送方向は反時計回り方向である。
搬送方向の上流側に位置する搬送ローラ20と、搬送方向の下流側に位置する搬送ローラ21との間には無端状の搬送ベルト10が張架されている。搬送ベルト10の材質については、後で詳細に述べる。
搬送方向の上流側の搬送ローラ20の更に上流側には、記録媒体である紙75を供給するための給紙トレイ67と、給紙トレイ67から紙75を取り出すピックアップローラ62が配置されている。
ピックアップローラ62により取り出された紙75は、給紙ガイド60によって搬送ベルト10の上に案内されニップローラ63、64を経由してインクジェットヘッド35の方へ搬送される。
尚、図1において、70は紙75の搬送枚数を検出する搬送枚数検出センサである。
更に、搬送方向の下流側の搬送ローラ21の更に下流側には紙75を搬送機構1の外部へ案内する排紙ガイド61が設けられている。
搬送方向の下流側に位置する搬送ローラ21は、搬送ベルト10の下側(図1のD方向側)に配置された搬送ローラ駆動モータ65で駆動される。本実施形態では、搬送方向の下流側に位置する搬送ローラ21が駆動されているが、搬送ローラ21の代わりに搬送方向の上流側に位置する搬送ローラ20を搬送ローラ駆動モータ65で駆動してもよい。
搬送ベルト10は、前述のように、2個の搬送ローラ20、21によって、搬送方向の上流側と下流側とにそれぞれ形成されたほぼ半円状の円弧部と、搬送ローラ20、21に挟まれて前記円弧部間の上側及び下側にそれぞれ形成されたほぼ直線状の直線部とを形成している。搬送ベルト10の上側直線部の搬送方向のほぼ中央部、即ち紙75への印字領域には、搬送ベルト10の内側面10bに当接して、搬送ベルト10をインクジェットヘッド35に対して水平に保つための金属製板状部材のベルトガイド30が設けられている。このベルトガイド30により、搬送ベルト10は、印字領域で下方から押し付けられた状態となっている。
ここで、図2に示す搬送ベルト10の記録媒体を載置し搬送する搬送面である外側面10aには粘着部材が備えられている。記録媒体である紙75が搬送ベルト10に供給され、搬送される間に、紙75に対して振動や衝撃が加わることがある。これにより、紙75が印字領域に至る前に、あるいは印字領域中であっても紙75が位置ずれを起こしてしまい、良好な印字品質が得られない場合がある。
そこで、紙75が載置される面に粘着部材が貼り付けられていると、粘着部材の粘着力により記録媒体が保持される。従って、少なくとも印字領域を紙75が通過する前後において、紙75に位置ずれを起こすことなく印字を施すことができる。この搬送面に備えられる粘着部材は、シート4aの搬送ベルト10に付着した異物に対する接着力が、搬送ベルト10に備えられた粘着部材の異物に対する粘着力よりも大きいという関係にあればよく、その材質に限定があるわけではないが、粘着部材として例えばシリコン系樹脂製のゴムが好適に用いられる。
又、2個の搬送ローラ20、21の内、搬送方向の下流側の搬送ローラ21の下側(図1のD方向側)には、図2に示すように、クリーニング機構が配置されている。
クリーニング機構は、搬送ベルトをクリーニングするシートローラ4と、シートローラ4のクリーニング面を搬送面に当接あるいは離間させる移動手段としての移動部材3と、クリーニング面を更新するためにシートが巻き出されたとき、シートを切断するための後述の回転停止部材51とを備える。
移動部材3は、図2に示すように、回動レバー6とカム50とから構成されている。回動レバー6は、その一端部においてシートローラ4を軸芯部5aの廻りに回転可能、且つ着脱可能に支持するとともに、軸芯部5aに平行な固定軸としての軸部材7の廻りに回動可能に支持されている。回動レバー6の他端部には付勢手段としての引っ張りばね8が装着されている。このばね8によりシートローラ4は搬送ベルト10の外側面10aに付勢されている。カム50は、ばね8の付勢力に抗してシートローラ4を搬送ベルト10の外側面10aから離間させるように回動レバー6を回転させる。
シートローラ4は、当該シートローラ4を巻き付けるための、図2の奥行き方向に延びる円柱形の芯部材5を備えている。シートローラ4は、粘着質のシート4aが右巻きにロール状に巻かれた状態で構成されており、シート4aの外側面でクリーニング面である粘着面4bが、搬送ベルト10の外側面10aに付着した紙粉やインク乾燥粉などの異物を貼り付かせる接着部材として機能する。
接着部材は、例えばエポキシ系、ビニル系、アクリル系などのようにシリコン系以外の系に属する樹脂製の粘着材で構成されていることが好ましい。
シート4aには、図5に示すように、巻き付け方向とほぼ直交する方向に延びる切れ目85が巻き付け方向に沿って予め定めた間隔ごとに設けられており、この切れ目85でシート4aがシートローラ4から切り離されるようになっている。
シートローラ4は、搬送ベルト10の外側面10aに接触した状態で、芯部材5の回転に連動して回転することができる。シートローラ4は、搬送ベルト10の外側面10aに当接した状態で、搬送ベルト10が搬送方向(反時計回り方向)に回転する場合には、図4に示すように、シート4aの粘着面4bが搬送ベルト10の下側直線部の外側面10aに貼り付きながら巻き出されていくようになっている。一方、搬送ベルト10が逆方向に回転する場合には、シート4aは搬送ベルト10に貼り付いて巻き出されずにシートローラ4が回転しクリーニングが行われる。
又、芯部材5の軸芯部5aの長さ方向(図2の奥行き方向)の両端部には、シートローラ4及び芯部材5を、搬送ベルト10に当接する方向又は搬送ベルト10から離間する方向に移動させるための回動レバー6の一端が連結されている。
回動レバー6は、両端が丸みを帯びた矩形断面を有するほぼ長方形の板状部材である。回動レバー6のばね8が連結された端部近傍には、軸芯部5aの長さ方向にほぼ平行に延びた円柱形の軸部材7が設けられている。回動レバー6は、この軸部材7を挟んで、搬送方向の下流側に長い方の腕6a(以下、「長腕部6a」という。)を、搬送方向の上流側に短い方の腕6b(以下、「短腕部6b」という。)をそれぞれ有し、長腕部6a側にシートローラ4が連結され、短腕部6b側にばね8が連結されている。
そして、ばね8の回動レバー6に連結された側とは反対側の端部は、インクジェットプリンタのフレームに連結されており、回動レバー6の短腕部6bの先端即ち回動レバー6の上流側の端部を常に下方(図1のD方向)に付勢している。
一方、軸部材7に関して、短腕部6bとは反対側にある長腕部6a側の先端部に連結されたシートローラ4は、常に上方(図1のU方向)即ち搬送ベルト10の外側面10aの方向に付勢されることになる。
又、回動レバー6と搬送ベルト10との間には、回動レバー6に当接して回動レバー6を軸部材7を中心にして回動させるためのカム50が設けられている。
カム50は、カム駆動モータ66により回転される軸52に固定され、軸52とともに時計回り方向及び反時計廻り方向に回動される。
カム50は、芯部材5の軸芯部5aの方向に対して垂直な断面(図2の紙面に平行な断面)がほぼ楕円形の楕円板である。この楕円板は、軸52の中心を通る直線(基準線)を挟んで対称形状となっている。カム50は、シートローラ4が搬送ベルト10の外側面10aから離れた位置と、シートローラ4が搬送ベルト10の外側面10aに接触する位置との間を切り換えるカム面を周面に有する。ここで、シートローラ4が搬送ベルト10の外側面10aに接触する位置としては、シート4aが最後まで巻き出されてシートローラ4の外径が最小になったときに搬送ベルト10の外側面10aに接触する位置までを含む。
カム50の側面には又、芯部材5の軸芯部5aの方向に平行に延びたほぼ長方形の板状部材として形成され、且つカム50に一体的に形成された回転停止手段としての回転停止部材51が、前記基準線に対してほぼ垂直になるように固設されている。
回転停止部材51は、カム50とともに回転され、シートローラ4に接触することによりシートローラ4の回転を規制する。つまり、シート4aがシートローラ4から巻き出される方向にシートローラ4が回転される回転量を規制する。尚、回転停止部材51は、カム50の変位に合わせて変位するように固設されていればよく、例えば、カム50の側面やカム50の回転中心となる軸52に固設されていてもよい。又、回転停止部材51は、カム50とは別体に設けられてもよい。
カム50は、自身に偏心して取り付けられた軸52を中心に回転可能となっている。カム50は、回転量と回転方向を制御可能なカム駆動モータ66、例えばパルスモータによって駆動される。カム50が回転することによって、カム50の外側のカム面が、回動レバー6の長腕部6aの側面に当接しつつ、ばね8の付勢力に逆らって長腕部6aを下方に押圧するので、回動レバー6が軸部材7を中心として時計回り方向又は反時計回り方向に回転することになる。
尚、回動レバー6、軸部材7、カム50及び回転停止部材51は、例えば樹脂あるいは金属から作ることができる。
次に、搬送機構1の排紙側の搬送ローラ21の部分の拡大図を図6に示す。図示のように、搬送ベルト10の下流側の搬送ローラ21の近傍にシートローラ4を配置すると、搬送ベルト10の上流側の搬送ローラ20の近傍に配置された給紙トレイ67との干渉が生じない。シートローラ4が回動レバー6に着脱可能に支持されているため、ユーザーは、搬送機構1のケース80の一部に設けられたカバー80aをヒンジ81廻りに回転させて開き、シートローラ4を回動レバー6の端部に形成された溝に填め込むだけでシートローラ4を交換できる。従って、シートローラ4の保守点検を容易に行うことができる。図6では、回動レバー6の長腕部6aにはシートローラ4をカバー80aの側から挿入又は取り外すための挿脱溝6cが形成され、挿脱溝6cの奥に軸芯部5aを回転可能に受け入れる受け部5dが形成されている。
更に、図1に示すように、搬送方向の上流側に位置する搬送ローラ20の外側には、所定の厚さを有し断面がほぼ半円形のガイド部材38が搬送ベルト10に沿って設けられている。
ガイド部材38は、搬送ベルト10の搬送方向の上流側の搬送ローラ20の円弧部分のほぼ全体を覆っている。ガイド部材38は、後述するが、シートローラ4から切り離され、平らな状態で搬送ベルト10の外側面10a上に残されたシート4aが搬送ベルト10により搬送される際、搬送ローラ20、21の間の搬送ベルト10の下側直線部と搬送方向の上流側の搬送ローラ20の円弧部との交差部近傍で、シート4aが搬送ベルト10から剥がれてしまうことを防止する。
図7は、駆動制御部95を表すブロック線図である。
図7に示すように、駆動制御手段としての駆動制御部95はCPU95a、ROM、RAM、入出力インタフェースを備えたコンピュータ回路として構成され、搬送面のクリーニングの要否を判定するための搬送枚数カウンタ95b、シートの更新の要否を判定するためのクリーニング回数カウンタ95c、及び移動部材3を制御する移動制御手段としての移動制御部95dを備える。CPU95aは、ROMに記録された制御プログラムに従って種々の処理を行い、クリーニング要否判定手段、シート更新要否判定手段としても作動する。
又、駆動制御部95はセンサ基板82を介して搬送枚数検出センサ70とクリーニング回数検出センサ71とに連結している。駆動制御部95からの指示は、モータドライバ84を中継して搬送ローラ駆動モータ65及びカム駆動モータ66にそれぞれ伝えられる。
更に、駆動制御部95はヘッドドライバ85を介してインクジェットヘッド35に連結している。
記録媒体は、給紙トレイ67からピックアップローラ62によって取り出され、搬送方向の上流側にある搬送ローラ20側から搬送ベルト10に載置され、ニップローラ63、64により搬送ベルト10の粘着部材に押圧されて粘着部材上に保持される。その後、印字領域まで搬送されインクジェットヘッド35で印字される。印字終了後、記録媒体は搬送ベルト10によって搬送方向の下流側の搬送ローラ21の方へ搬送される。搬送ローラ21において、搬送ベルト10は搬送ローラ21に沿って湾曲されるので記録媒体は搬送ベルト10の粘着部材から剥離し、排紙ガイド61に案内されて搬送機構1の外部へ排出される。
搬送枚数検出センサ70によって検出された記録媒体の搬送枚数は、搬送枚数カウンタ95bでカウントされ、CPU95aはクリーニング要否を判定する。クリーニング回数検出センサ71によって検出されたシートのクリーニング回数は、クリーニング回数カウンタ95cでカウントされ、CPU95aはシート更新の要否を判定する。
次に、搬送ベルト10のクリーニング動作を、図8に示すCPUの動作フローチャートに基づいて説明する。CPU95aは記録媒体を1枚印字する毎に図8のステップ102(以下S102と呼ぶ)で搬送枚数の判定を行い、搬送枚数が予め設定された枚数に達していない場合は以後の処理を行わない。
図8において、S102で記録媒体の搬送枚数を搬送枚数カウンタ95bから読出し、搬送枚数が予め定めた枚数に達したか否かを判定し、達した場合に、印字終了時点で、CPU95aがクリーニングを必要と判定し、クリーニング指示を出力するとともに、搬送ベルト10の回転を停止させる。クリーニング指示は、このように搬送枚数カウンタ95bによる搬送枚数カウントによりCPU95aが判定する指示の他にユーザーの手動スイッチの操作による指示でもよい。
S102のクリーニング指示に基づき、S104にてCPU95aがモータドライバ84を介してカム駆動モータ66を回転させる。それにより図2の状態にあったカム50が時計回り方向に回転して、図3に示すように、回動レバー6をその軸部材7廻りに回転させシートロール4を搬送ベルト10の外側面10aに当接させる。カム駆動モータ66の回転パルス数は、回動レバー6を図2に示すシートローラ4が外側面10aから離間されていた位置から、図3に示すように、シートローラ4の芯部材5の外周面を搬送ベルト10の外側面10aに当接可能な位置に移動させるだけの必要なパルス数でよい。シート4aの未使用分がシートローラ4に残っているときは、シートローラ4の外径は芯部材5よりも大きく、回動レバー6はシートローラ4が搬送ベルト10に当接した状態で回動停止する。
尚、搬送ベルト10の停止とシートローラ4の搬送ベルト10への当接とを同時に行えば時間的ロスがない。
続いて、S106にてCPU95aは、搬送ローラ駆動モータ65を逆回転させ、搬送ベルト10を搬送方向とは逆方向(時計回り方向)に移動させる。この搬送ベルト10の移動に伴ってシートローラ4は反時計回り方向に回転する。クリーニング時のシートローラ4の回転方向は、シートローラ4の芯部材5に対してシート4aの巻き付けられている方向と同じである。換言すればシートローラ4はシート4aを巻き付ける方向に回転され、クリーニング中はシート4aの端部がシートローラ4から巻き出されることはない。この場合、搬送ローラ駆動モータ65の回転パルス数は搬送ベルト10のほぼ1周分である。これにより搬送ベルト10の外側面10aの全面のクリーニングが行われる。
クリーニングが終了すると、S108にて、CPU95aがカム駆動モータ66を逆方向に回転させ、それによりカム50が反時計回り方向に回転して回動レバー6をその軸部材7廻りに回転させ、シートロール4を図3に示す外側面10aに当接していた状態から、図2に示すように、搬送ベルト10の外側面10aから離間した状態にさせる。
次に、S110にて、記録媒体の搬送枚数を計測する搬送枚数カウンタがリセットされる。即ち記録媒体の搬送枚数がゼロにセットされる。
同時に、S112にて、シートのクリーニング回数がクリーニング回数カウンタ95cでカウントされる。
これらの処理が完了するとS114にてクリーニング動作が終了する。
尚、後述するように、カウントされたクリーニング回数に基づいてシート更新の要否が判定される。
次に、搬送ベルト10のシート4aの更新作業を、図9に示すCPUの動作フローチャートに基づき説明する。
図9において、CPU95aはS202でクリーニング回数カウンタ95cからクリーニング回数を読出し、クリーニング回数が予め設定された回数に達したか否かを判定し、達していない場合は以後の処理を行わない。一方、達している場合は、印字終了時点で、シート更新を必要と判断し、更新指示を出力するとともに搬送ベルト10の回転を停止させる。更新指示は、このようにクリーニング回数カウンタ95cによるクリーニング回数のカウントによりCPU95aが判定する指示の他にユーザーの手動スイッチの操作による指示でもよい。
S202の更新指示に基づき、S204にてCPU95aがカム駆動モータ66を回転させる。それにより図2の状態にあったカム50が時計回り方向に回転して、図3に示すように、回動レバー6をその軸部材7廻りに回転させシートローラ4を搬送ベルト10の外側面10aに当接させる。クリーニング時と同様に、カム駆動モータ66の回転パルス数は、回動レバー6を図2に示すシートローラ4が外側面10aから離間されていた位置から、図3に示すようにシートローラ4の芯部材5の周面を搬送ベルト10の外側面10aに当接可能な位置に移動させるだけの必要なパルス数でよい。
続いて、S206にてCPU95aが搬送ローラ駆動モータ65をシート巻き出し方向に回転させる。即ち、搬送ローラ駆動モータ65が搬送ベルト10を記録媒体の搬送方向(図1の反時計回り方向)に移動させるように正転すると、図3に示すように、搬送ベルト10の外側面10aに当接していたシート4aが搬送ベルト10の外側面10aに付着した状態でシートローラ4から巻き出される。
シートローラ4から巻き出されたシート4aは、図4に示すように、搬送ベルト10の下側の直線部分に沿って搬送ローラ21から図1に示す搬送ローラ20の方向へ右方(図1のR方向)に送られる。その場合の搬送ローラ駆動モータ65の回転パルス数はシート4aを更新するのに必要なパルス数でよい。本実施例の場合は、搬送ローラ駆動モータ65の回転パルス数は、シートローラ4のほぼ1周分である。それによりシートローラ4のほぼ1周分のシート4aが更新されることになる。
次に、S208にてCPU95aがカム駆動モータ66を回転させる。それにより、図4に示すように、カム50が図3に示す位置から更に時計回り方向に回転し、カム50に設けられた回転停止部材51がシートローラ4の外周面に当接し、シートローラ4の回転を停止させる。
続いて、S210にてCPU95aが搬送ローラ駆動モータ65を正転させ、搬送ベルト10を記録媒体の搬送方向に更に移動させる。そうすると、S206にてシートローラ4から巻き出されたシート4aは、搬送ベルト10の移動に伴い、図1に示す搬送ローラ20の方向へ右方に移動するが、シートローラ4の回転がカム50の回転停止部材51により停止されているため、シート4aは巻き付け方向にほぼ直角に予め設けられた切れ目85にて切断される。
このとき、切断されたシート4aは、搬送ベルト10とともに搬送される。その後、搬送ベルト10の下側直線部と搬送方向上流側の搬送ローラ20の円弧部との交差部において搬送ベルト10が搬送ローラ20により湾曲するが、シート4aもガイド部材38により湾曲されるため、シート4aは搬送ベルト10から剥がれてしまうことがなく、搬送ベルト10に貼り付いたまま上側直線部まで搬送される。その後、シート4aは搬送ローラ21によって搬送ベルト10のみが湾曲したときに搬送ベルト10から剥離する。搬送方向の上流側の搬送ローラ20側で剥がれなかったシート4aが搬送方向の下流側の搬送ローラ21側で自動的に剥離するのは、搬送ローラ21の直径及びシート4aの粘着力と強度、搬送ローラ21の回転速度等が、シート4aの搬送ローラ21の円弧部での円滑な剥離と排出を実現するために次に示す関係となっているためである。
即ち、シートローラ4による継続した清掃を行う場合、搬送ローラの直径を30mm以下とし、搬送ベルト10に対する粘着シート4aの付着力を3kgf/20mm以下とし、更に、シート基材の強度(クラークこわさ)を45cm3/100)以上としておくと、搬送ベルトの回転速度を800mm/sec以下に設定した場合に、この付着力が搬送ベルト10の回転に与える負荷は小さいことが判明している。更に、搬送ベルト10からシート4aを排出する場合に、仮に搬送方向の下流側の搬送ローラ21の径が25mmであるとすると、その付着力を1kgf/20mm以下にしておけば、排出時に特別な機構を設けなくても、搬送ローラ21が作る搬送ベルト10の曲率の変化だけで自動的にシート4aが搬送ベルト10から剥離する。
尚、付着力は、JISZ0237の粘着テープ試験法を参考として求められたものである。これは、搬送ベルト10のベルト面に対して、粘着部材を2kgの荷重が加えられるローラで3往復押圧し、その後、両者を180度の方向に300mm/secの速さで引き剥がすようにした場合、引き剥がすために要する力に相当する。
前述した切断が終了すると、S212にて、CPU95aがカム駆動モータ66を回転させ、それによりカム50が反時計回り方向に回転して回動レバー6をその軸部材7廻りに回転させ、図4に示すカム50の回転停止部材51によるシートローラ4の回転停止を解除し、回動レバー6をシートローラ4の外側面10aに当接していた状態から、図2に示すように搬送ベルト10の外側面10aから離間した状態にさせる。
次に、S214にてCPU95aが搬送ローラ駆動モータ65を正転させ、搬送ベルト10を記録媒体の搬送方向に更に移動させる。そうすると、シートローラ4から切り離され搬送ベルト10の外側面10aに付着したシート4aは、搬送ベルト10の移動とともに記録媒体の搬送方向に移動し、下流側の搬送ローラ21の円弧部に到達したとき、搬送ベルト10の搬送面10aから自動的に剥離し排紙ガイド61に案内されて搬送機構1の外側へ排出される。
続いて、S216にてクリーニング回数カウンタ95cのクリーニング回数がリセットされる。
これらの処理が完了するとS218にてシート4aの更新作業が終了する。
尚、このようにシートローラ4を搬送方向の下流側の搬送ローラ21の近傍に配置した場合、本実施例ではシート4aが右巻きに巻き付けられたシートローラ4を用いたが、シート4aが左巻きに巻き付けられたシートローラ4を用いてもよい。そうすると、搬送ベルト10が搬送方向に回転してもシートローラ4からシート4aが巻き出されてこないため、搬送ベルト10で記録媒体である紙75を搬送して、当該記録媒体に印字が行われているときにも、その印字領域とは反対側の搬送ローラ21の下部で同時に搬送ベルト10の清掃を行うことができる
又、第2実施形態として2個の搬送ローラのうち搬送方向の上流側に位置する搬送ローラ20の下側に搬送ベルト10をクリーニングするためのシートローラ4を配置することもできる。その場合の構成を図10乃至図12に示す。図10は、第2実施形態において搬送ベルト10からシートローラ14が離間した状態を示す図である。図11は、図10において搬送ベルト10にシートローラ14が当接した状態を示す図である。図12は、図10においてシート14aがシートローラ14から巻き出され、回転規制部材51により、シートローラ14の回転が停止された状態を示す図である。
この場合、図10に示すように、左巻きの粘着シート14aから構成されたシートローラ14が用いられる。シートローラ14は、シートローラ4と同様に芯部材5に巻き付けられている。芯部材5は、その長さ方向両端部が回動レバー6と連結されている。回動レバー6は、自身を回動可能に軸支する軸部材7を挟んで、その一端が芯部材5に連結され、他端がばね8に連結されている。又、回動レバー6を回転させるためのカム50あるいはカム50の回転を停止させるための回転停止部材51もこれまでと同様に設けられている。
シートローラ14で搬送ベルト10を清掃する際には、まず、搬送ベルト10の回転を止めた状態で、シートローラ14を搬送ベルト10のクリーニング面である外側面10aに当接させて、シート14aの外側面である粘着面14bを搬送ベルト10の外側面10aに接触させる。
その状態で搬送ベルト10を記録媒体の第1実施例と同じ方向である搬送方向に移動させると搬送ベルト10の外側面10aがシート14aによってクリーニングされる。
又、シート14aを更新するには、シートローラ14を搬送ベルト10の外側面10aに当接させた状態で、搬送ベルト10を搬送方向と逆方向に回転させて搬送ベルト10の下側直線部の外側面10aにシート14aを付着させて巻き出す。
そして、所定の長さだけシート14aを巻き出した後、シートローラ14が搬送ベルト10の外側面10aに当接した状態のまま、カム50を反時計回り方向に回転させて、カム50に固設された回転停止部材51をシートローラ14の外周面に当接させる。このとき、シートローラ14は、回転停止手段51によってその回転が停止されて回転不可能な状態となっており、シート14aが巻き付け方向にほぼ直角に予め形成された切れ目85で切断される。次いで、カム50を時計回り方向に回転させて、シートローラ14と回転停止部材51との当接を解除する。搬送ベルト10上に残った所定の長さのシート14aは、搬送ベルト10を搬送方向に搬送させることにより、搬送ベルト10の搬送方向の上流側の搬送ローラ20の円弧部分を通過し、上側直線部を通過した後、搬送方向の下流側の搬送ローラ21の円弧部分で自然に搬送ベルト10の外側面10aから剥離し、排紙ガイド61に案内されて搬送機構1の外部へ排出される。
このとき、切断されたシート14aは、搬送ベルト10の下側直線部と搬送方向上流側の円弧部との交差部においても、ガイド部材38が設けられていることによって搬送ベルト10から剥がれてしまうことがなく、搬送ベルト10に貼り付いたまま上側直線部まで搬送される。
尚、上述のように、搬送方向の上流側の搬送ローラ20の下方にシートローラ4を設けた場合は、搬送ベルト10で記録媒体である紙75を搬送して、当該記録媒体に印字が行われているときにも、その印字領域とは反対側の搬送ローラ20の下部で同時に搬送ベルト10のクリーニングを行うことができる。これは、シートローラ14のシート14aが左巻きとなっているためであり、このシートローラ14では、自身が搬送ベルト10の外側面10aに当接した状態で、搬送ベルト10が搬送方向に回転しても、その回転に伴ってシート14aが巻き出されることなく時計回り方向に回転するので、搬送ベルト10の外側面10aに付着したゴミ等の異物をより好適に吸着させることができる。
これまでは、搬送ベルト10とシート4aや14aとの当接又は離間は、主にシート4aや14aが巻かれたシートローラ4や14に連結された移動部材の変位動作に基づいて実現した例を述べた。しかし、当接又は離間の動作は、シートローラ4や14が特定の位置に固定されており、これに対して搬送ベルト10自体が変位して実現するようにしてもよい。この場合、搬送ベルト10のみが変位するようにしても、搬送ベルト10を含む搬送部材全体が変位するようにしてもよい。両者の当接後の粘着シート4aや14aの切断方法は、上述の通りであるが、本発明の主旨を外れない範囲で変更することは可能である。
尚、本実施例では、シート4aや14aが巻き付け方向にほぼ直角の方向に予め定めた間隔の長さで切れ目85が形成されているが、そのような切れ目85を設ける代わりに例えば回転停止部材51がシート4aあるいはシート14aと当接する部分にシート4aあるいはシート14aを切断するための図示しないカッター部を設け、当該カッター部によりシート4aあるいはシート14aを所定の長さで切断するようにしてもよい。
産業上の利用可能性
以上のように、本発明に係る画像形成装置及びそのクリーニング方法は、記録媒体を搬送する搬送面を常に清潔に保つのに有用であり、特に本発明による画像形成装置を具体化したインクジェットプリンタのコンパクトな構成にも適している。
【図面の簡単な説明】
図1は、インクジェットプリンタの搬送機構とクリーニング機構の要部を示す図であり、
図2は、図1の部分拡大図であり、
図3は、図1の部分拡大図で搬送ベルトにシートローラが当接した状態を示す図であり、
図4は、図1の部分拡大図でシートがシートローラから巻き出され、回転停止手段により、シートローラの回転が停止された状態を示す図であり、
図5は、シートローラを示す図であり、
図6は、インクジェットプリンタの搬送機構の排紙側の搬送ローラ部分の拡大図であり、
図7は、駆動制御手段を示すブロック線図であり、
図8は、クリーニング動作を示すフローチャートであり、
図9は、シート更新動作を示すフローチャートであり、
図10は、別の実施形態を示す搬送ローラとシートローラの部分拡大図であり、
図11は、図10において搬送ベルトにシートローラが当接した状態を示す図であり、
そして
図12は、図10においてシートがシートローラから巻き出され、回転停止手段により、シートローラの回転が停止された状態を示す図である。
Claims (26)
- 記録媒体を搬送する搬送面を有する搬送手段と、
前記搬送面に当接して該搬送面をクリーニングするためのクリーニング面を有するシートを巻き回してなり、回転可能に取り付けられたシートローラと、
クリーニングを行うときには、前記シートが巻きつけられる方向に前記シートローラが回転するよう前記搬送手段を駆動し、前記クリーニング面を更新するときには、前記シートが巻き出される方向に前記シートローラが回転するよう前記搬送手段を駆動する駆動制御手段と、
を備えた画像形成装置。 - 前記搬送手段は、少なくとも2個のローラ間に回動可能に張架され、前記記録媒体を搬送する搬送ベルトを備えたことを特徴とする、請求項1記載の画像形成装置。
- 前記搬送ベルトの搬送面は、シリコン系樹脂製の粘着部材を備えたことを特徴とする、請求項2記載の画像形成装置。
- 前記シートローラが、前記2個のローラのいずれかに隣接して配置されていることを特徴とする、請求項2又は3記載の画像形成装置。
- 前記シートローラを前記搬送面に当接又は離間させるための移動手段を備えたことを特徴とする、請求項1ないし4のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記移動手段が、前記シートローラを回転可能且つ着脱可能に支持する支持部を有することを特徴とする、請求項5記載の画像形成装置。
- 前記移動手段が、付勢手段により前記シートローラを前記搬送面に付勢していることを特徴とする、請求項5又は6記載の画像形成装置。
- 前記移動手段は、前記シートローラを回転可能に支持するとともに、前記シートローラの回転軸に平行な軸のまわりを回動可能に支持され、前記付勢手段により前記シートローラを前記搬送面に付勢する回動レバーと、前記付勢手段の付勢力に抗して前記シートローラを前記搬送面から離間させるように前記回動レバーを回動させるカムとを有することを特徴とする、請求項7記載の画像形成装置。
- 前記カムは、前記シートローラが前記搬送面から離れた位置と、前記シートローラが前記搬送面に接触する位置との間を切り換えるカム面を有することを特徴とする、請求項8記載の画像形成装置。
- 前記カムは、回転カムであることを特徴とする、請求項8又は9記載の画像形成装置。
- 前記シートが巻き出される方向に前記シートローラが回転される回転量を規制するために、前記シートローラの回転を停止させる回転停止手段を備えたことを特徴とする、請求項7ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記回転停止手段は、前記カムと一体に形成されていることを特徴とする、請求項11記載の画像形成装置。
- 前記シートは、巻き付け方向とほぼ直交する方向に予め定めた長さの間隔で切れ目が形成されていることを特徴とする、請求項1ないし12のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング面が、接着部材を備え該接着部材の前記搬送面に付着する異物に対する接着力が該異物の前記搬送面に対する接着力よりも大きいことを特徴とする、請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記シートは、前記ローラの近傍において前記搬送面から自動的に剥離されるように前記ローラの直径と回転速度及び前記シートの接着力と強度が選ばれていることを特徴とする、請求項14記載の画像形成装置。
- 前記接着部材が、前記粘着部材とは異なる系の樹脂で形成されたことを特徴とする、請求項14又は15記載の画像形成装置。
- 前記駆動制御手段が、前記搬送面のクリーニングの要否を判定するクリーニング要否判定手段を備えたことを特徴とする、請求項1ないし16のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記クリーニング要否判定手段が、前記記録媒体の画像形成領域への搬送枚数を検出する搬送枚数検出手段を備え、該搬送枚数が予め定めた枚数に達したとき、前記搬送面のクリーニングを必要と判定すること特徴とする、請求項17記載の画像形成装置。
- 前記駆動制御手段が、前記シートの更新の要否を判定するシート更新要否判定手段を備えたことを特徴とする、請求項1ないし18のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記更新要否判定手段が、前記シートによる前記搬送面のクリーニング回数を検出するクリーニング回数検出手段を備え、該クリーニング回数が予め定めた回数に達したとき、前記シートの更新を必要と判定することを特徴とする、請求項19記載の画像形成装置。
- 前記駆動制御手段が、前記クリーニング要否判定手段によって、前記搬送面のクリーニングが必要と判定されたことに応じて、前記シートローラを前記移動手段により前記搬送面に当接させる移動制御手段を有することを特徴とする、請求項17又は18記載の画像形成装置。
- 前記駆動制御手段が、前記更新要否判定手段によって、前記シートの更新が必要と判定されたことに応じて、前記搬送手段の移動方向を変え、それにより前記シートを予め定めた長さだけ巻き出し前記搬送面に貼着させることを特徴とする、請求項19又は20記載の画像形成装置。
- 記録媒体を搬送する搬送手段の搬送面をクリーニングするためのクリーニング装置であって、
前記搬送面に当接して該搬送面をクリーニングするためのクリーニング面を有するシートを巻き回してなり、回転可能に取り付けられたシートローラと、
該シートローラのクリーニング面を前記搬送面に当接あるいは離間させるための移動手段であって、クリーニング時には、前記シートローラのクリーニング面を前記搬送面に当接させる移動手段と、
クリーニング面を更新するために前記シートが巻き出されたとき、前記シートを切断するための切断手段と、
を備えるクリーニング装置。 - 記録媒体を搬送する搬送面を有する搬送手段と、
前記搬送面に当接して該搬送面をクリーニングするためのクリーニング面を有するシートを巻き回してなり、回転可能に取り付けられたシートローラと、
前記シートローラを前記搬送面に当接又は離間させるための移動手段と、
前記搬送手段を駆動する駆動制御手段と、
を備えた画像形成装置のクリーニング方法であって、
クリーニング時には、前記移動手段により前記シートローラのクリーニング面を前記搬送面に当接させ、前記駆動制御手段により前記シートが巻きつけられる方向にシートローラが回転するよう前記搬送手段を駆動し、それにより前記搬送面を前記シートローラによってクリーニングさせ、
前記クリーニング面の更新時には、前記シートが巻き出される方向にシートローラが回転して、前記シートが予め定めた長さだけ巻き出されて前記搬送面に貼着するよう前記駆動制御手段により前記搬送ベルトの回転方向を逆転させる、クリーニング方法。 - 前記画像形成装置は、更に、巻き出されている前記シートを切断するための切断手段を備え、
画像形成装置の使用方法は更に、巻き出されている前記シートを前記切断手段により切断するステップを備える、請求項21記載のクリーニング方法。 - クリーニング終了時には、前記移動手段により前記シートローラを前記搬送面から離間させるステップを備える、請求項21又は22記載のクリーニング方法。
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