JP4061854B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、形成されたトナー像の記録媒体への転写を良好に行う像担持ベルトを備えた画像形成装置、およびその像担持ベルトの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、電子写真技術による複写機やプリンタ等の画像形成装置が知られている。
【0003】
また、今日では、イエロー、マゼンタ、シアンのカラートナーと黒トナーによる、カラー複写機やカラープリンタ等が急速に普及してきている。
【0004】
これらカラー複写機やカラープリンタ等には、軟化溶融トナーを用いて現像する現像器が通常用いられるとともに、画像形成速度や形成する画像の画質を向上するため中間転写ベルトが用いられることが多い。
【0005】
この、溶融トナーを用いて現像する画像形成装置であって、さらに中間転写ベルトを備えたカラー画像の画像形成装置は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色の各画像信号をそれぞれの色に対応する画像形成ユニットに入力し、各画像形成ユニットにおいてそれぞれの色に対応する、溶融トナーからなるトナー像を形成し、これらのトナー像を循環移動する中間転写ベルト上に重ね合わせた状態に順次転写(以下、この転写を一次転写と称する。)することによって、中間転写ベルト表面に溶融トナーからなるトナー像を形成する。さらに、中間転写ベルトの表面に、中間転写ベルト上に転写された、溶融トナーからなるトナー像を挟むように記録媒体を重ね合わせて、中間転写ベルトおよび記録媒体に挟まれた、溶融トナーからなるトナー像を加熱し、さらに加圧することによって、中間転写ベルト上のトナー像を記録媒体に転写(以下、この転写を二次転写と称する。)および定着して記録媒体上に画像を形成する。
【0006】
この画像形成における二次転写時に、中間転写ベルト表面上の、溶融トナーからなるトナー像と、中間転写ベルト表面との間の離型性が悪いと、記録媒体上での画像が不完全なものとなり、また、中間転写ベルトに残留した未転写トナーが、以降の画像形成に悪影響を与える原因にもなる。
【0007】
このため、二次転写の際に中間転写ベルトと、中間転写ベルト表面に形成された、溶融トナーからなるトナー像との離型性の向上を図るため、中間転写ベルトの表面にシリコンやフッソ系の有機材料からなる離型層を形成した画像形成装置が特開昭63−298381号公報や特公昭64−1028号公報や特開平5−107950号公報に開示されている。すなわち、これらの各公報には、溶融トナーからなるトナー像を二次転写するにあたって中間転写ベルト自体の加熱が必要であることから、耐熱性を有する金属やポリイミド樹脂によって形成された基層と、その基層に積層された、シリコンやフッソ系の有機材料からなる離型層とからなる中間転写ベルトが開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、これらの各公報に記載された中間転写ベルトの、基層を形成する金属やポリイミド樹脂は、離型層を形成するシリコンやフッソ系の有機材料に比べて硬質であるため、基層と離型層との間には、硬度の違いによる機械的応力が生じ、離型層が基層から剥離する恐れがある。また、離型層の表面は常に高温にさらされるため、上記各公報に開示された離型層では耐熱性が充分でなく熱劣化の恐れがある。
【0009】
さらに、上記特開平5−107950号公報に開示された画像形成装置には、表面に離型層が形成された中間転写ベルトを用いる他に、離型層を設けてもなお二次転写の際に中間転写ベルト上に残留してしまう未転写トナーを機械的に除去するトナー掻き取り部材が備えられている。
【0010】
しかしながら、トナー掻き取り部材が残留トナーを機械的に除去するためには、中間転写ベルトに摺接する必要があり、このトナー掻き取り部材の摺接によって、離型層が機械的ダメージを受け易く、トナー掻き取り部材を設けることは、別の問題を引き越す。またそもそも、トナー掻き取り部材は、二次転写後の残留トナー対策であって、二次転写の際のトナーの離型性を向上させるものではない。
【0011】
このように、基本的にはどの公報に開示された技術も、二次転写の際のトナーの離型性向上については、表面にシリコンやフッソ系の有機材料からなる離型層が形成された中間転写ベルトを用いる事で対処しているのが現状であり、中間転写ベルト表面が機械的応力や熱劣化を受けると、二次転写の際の、中間転写ベルト表面に形成されたトナー像と中間転写ベルト表面との間の安定した離型性を維持することが原理的に不可能になる。
【0012】
さらに近年、記録媒体へトナー像を定着させるための定着エネルギーを低下させる試みも活発化しており、軟化点の低いトナーの使用も多数試みられている。しかし、この様な軟化点の低いトナーは、通常のトナーよりも一般的に付着力が高いため、中間転写ベルトの離型性をいっそう向上させる必要がある。
【0013】
このように現在まで、二次転写の際の、中間転写ベルト表面に形成されたトナー像と中間転写ベルト表面との間の安定した離型性を維持できる画像形成装置は提案されていない。
【0014】
本発明は、上記の様な問題点に鑑みてなされたものであり、像担持ベルト表面と、像担持ベルト表面に形成されたトナー像との間の安定した離型性を維持することで、安定した高品位の画像形成が行われる画像形成装置を提供すること、及び像担持ベルト表面と、像担持ベルト表面に形成されたトナー像との間の安定した離型性を有する像担持ベルトの製造方法を提供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成する本発明の画像形成装置は、所定の方向に循環移動しながら表面にトナー像が形成される像担持ベルトと、該像担持ベルト表面に画像情報に基づくトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像形成手段によりトナー像が形成された像担持ベルトの表面に、該像担持ベルト表面のトナー像を間に挟むように記録媒体を重ね合わせて、これら像担持ベルトおよび記録媒体に挟まれたトナー像を加熱し、さらに加圧する加熱加圧手段とを有し、該加熱加圧手段により上記像担持ベルト上のトナー像を上記記録媒体に転写および定着して該記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
上記像担持ベルトが、樹脂層と、該樹脂層に積層された、表面にトナー像が形成される離型層とを有するものであり、
上記離型層は、上記樹脂層よりも、形成されたトナー像を上記記録媒体に転写するときの、該トナー像との離型性を向上させる有機材料と、上記樹脂層よりも、機械的強度及び耐熱性を向上させる無機材料とからなる有機・無機複合材料で形成されたものであることを特徴とする。
【0016】
また、上記本発明の画像形成装置は、
上記無機材料が金属アルコキシドであって、上記有機材料がポリジメチルシクロヘキサンであることや、
上記樹脂層が、108Ω・cm以上1011Ω・cm以下の体積抵抗率を有するものであることや、
上記離型層が、2μm以上200μm以下の層厚を有するものであることや、
上記離型層が、0.01μm以上5μm以下の算術平均粗さを有するものであることがそれぞれ好ましい。
【0017】
さらに、本発明の画像形成装置において、前記像担持体ベルトが、この像担持体ベルトの裏面に、この像担持体ベルトの移動方向の導電性および熱伝導性に対しこの像担持体ベルトの厚み方向の導電性および熱伝導性を相対的に向上させる異方導伝性層を有するものであることも好ましい。
【0018】
また、上記目的を達成する本発明の像担持ベルトの製造方法は、樹脂層と、該樹脂層に積層された離型層とを有し、所定の方向に移動しながら該離型層の表面にトナー像が形成される像担持ベルトの製造方法において、
金属化合物と有機化合物との混合溶液をゾル化させるゾル化工程と、
該ゾル化工程によってゾル化した混合溶液をゲル化させるゲル化工程と、
該ゲル化工程によってゲル化した混合溶液を上記樹脂層の上に積層させて上記離型層を形成する積層工程とを有することを特徴とする。
【0019】
ここで、上記本発明の像担持ベルトの製造方法は、上記樹脂層の表面に紫外線を照射する紫外線照射工程を有し、
上記積層工程が、上記紫外線照射工程を経た樹脂層の上に、ゲル化した混合溶液を積層させて上記離型層を形成する工程であることが好ましい。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0021】
なお、記録媒体としては、用紙類を例に説明するが、用いられる用紙の種類などは特に限定しない。
【0022】
図1は、本発明に関する実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。
【0023】
本実施形態の画像形成装置1は、カラー画像形成装置であって、トナーの色数に対応した、複数の画像形成ユニットを用いて、中間転写ベルトの送りに同期させて各画像形成ユニットでそれぞれの色のトナー像を形成し、それらトナー像を中間転写ベルト上に重ね合わせ、用紙に転写同時定着するものである。また、画像形成装置1に使用されるトナーは、軟化溶融トナーである。
【0024】
図1に示された画像形成装置1は、駆動用制御ボード10、スキャナ20、IOTユニットすなわち画像形成ユニット30、転写ロール40、搬送ロール50、所定の方向に循環移動する中間転写ベルト60、加熱機構を有する定着ロール70、定着ロール70に対向するように設けられた圧力ロール80、及び冷却ファン90を備えている。本実施形態では、画像形成ユニット30が、本発明にいうトナー像形成手段に相当し、中間転写ベルト60が、本発明にいう像担持ベルトに相当する。なお、互いに対向する定着ロール70と圧力ロール80との間には、不図示の用紙供給部から搬送された用紙2が送られる。
【0025】
イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のカラートナーと黒(K)トナーそれぞれのトナー像をそれぞれ独立して形成する各画像形成ユニット30の中には、現像ロール31と、感光ドラム32とが備えられている。現像ロール31は、現像器を構成する部材のうちの一つであって、表面にトナー層が形成されるものである。
【0026】
本実施形態の画像形成装置1は、駆動用制御ボード10に連動して、画像信号に応じたレーザー光を照射するスキャナー20を通して感光ドラム32上に潜像を形成する。感光ドラム32上に形成された潜像は、現像ロール31の表面に形成されたトナー層のトナーによって現像され、トナー像になる。感光ドラム32の表面それぞれに形成されたトナー像は、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に、所定の方向に循環移動する中間転写ベルト60に転写ロール40の転写電界により重ね合わせた状態に順次転写(以下、この転写を一次転写と称する。)される。
【0027】
その後、定着ロール70の加熱機構により中間転写ベルト60上のトナー像のトナーは溶融され、溶融状態のトナーからなるトナー像が、互いに対向する定着ロール70と圧力ロール80との間に突入する直前に、用紙2が送られてくる。ここで、定着ロール70と圧力ロール80との押圧力により、溶融状態のトナーは中間転写ベルト60から離型し、送られてきた用紙2上に粘着転写(以下、この転写を二次転写と称する。)されるとともに用紙2に定着され、いわゆる転写同時定着が行われる。その後、中間転写ベルト60は放熱しながら搬送ロール50に送られる間に、冷却ファン90による送風によって、現像に影響の発生しない温度まで冷却される。
【0028】
次に、画像形成装置1の各構成部材につき、詳しい構成やメカニズムを説明する。
【0029】
図1に示した画像形成ユニット30中の感光ドラム32はOPC感材(有機感材)が使用され、不図示の、コロナ放電による非接触帯電方式の帯電器によって、−350Vに帯電される。すなわち背景部電位は−350Vである。一方、潜像電位は−100Vである。
【0030】
本実施形態の現像方式は、非磁性一成分方式を採用する。現像ロール31は、直径10mmのアルミを切削加工の後に、サンドブラスト処理をし、JIS規格B0601(1994)に基づく算術平均粗さRa(以下、単に表面粗さRaと称する)0.1〜5.0μm程度の凹凸を設け、その後、表面に陽極酸化処理を施した物である。なお、現像ロールは、表面に導伝粉を分散させた樹脂層を有するものであっても良い。
【0031】
また、現像ロール31の表面には、層形成部材が圧接されている。層形成部材は、ステンレス鋼板に硬度が50〜60度程度のシリコーンゴムを貼り合わせたものであって、いわゆるドクター方式に設定されている。なお、その圧接圧力は15〜20g/cm2程度である。
【0032】
使用されるトナーは、スチレン樹脂、アクリル樹脂もしくは、ポリエステル樹脂などの各種熱可塑性樹脂中に顔料や含金属アゾ染料系などの極性制御材を分散し、粉砕したもので、分級により5〜8μm(平均粒径が7μm)の大きさに調整されている。具体的には、富士ゼロックス社製、「A COLOR 935」用マゼンタ、シアン、イエロー、ブラックトナーである。
【0033】
転写ロール40は、直径15mmの半導電性スポンジ材からなる体積抵抗率が108Ω・cm程度のものである。また、この転写ロール40には、不図示の帯電器によって、感光ドラム32上に形成されたトナー像とは逆極性のバイアス電圧が印加される。
【0034】
次に、本実施形態の中間転写ベルトについて説明する。
【0035】
本実施形態の中間転写ベルト60の、トナー像が一次転写される面とは反対の面、すなわち裏面は、転写ロール40と接する。このため、本実施形態の中間転写ベルト60は、この転写ロール40に印加されたバイアス電圧によって、トナー像の電位とは逆極性の電位に帯電される。また、本実施形態の中間転写ベルト60の裏面は、定着ロール70とも接する。よって、定着ロール40が有する加熱機構からの熱がこの中間転写ベルト60の裏面に供給され、この熱供給により、中間転写ベルト60は加熱される。
【0036】
続いて、このような中間転写ベルト60の構造について、図2を用いて説明する。
【0037】
図2は、中間転写ベルトの部分拡大断面図である。
【0038】
図2に示すように、本実施形態の中間転写ベルト60は、基層61と、樹脂層62と、離型層63とが、この記載順に積層されたものである。
【0039】
基層61及び樹脂層62は、芳香族系ポリイミド樹脂材料からなるものであって、遠心成型法によりシームレス化されており、溶剤にピロロドン溶液を使用して、250℃の雰囲気で30分間、アニール処理が施されたものである。基層61と樹脂層62とを合わせた層厚は60μmである。
【0040】
さらに樹脂層62は、体積抵抗が、本実施形態では108Ω・cm程度になるよう抵抗調整された層である。すなわち、導電性の酸化スズフィラーと半導電性の酸化亜鉛フィラーを、2:8の割合でポリイミド樹脂に対して約5%混入させた層である。このような抵抗調整を行った層を設けることで、一次転写の際に、静電転写による中間転写ベルト上でのトナー像形成が可能になる。なお、樹脂層62の体積抵抗が、108Ω・cm〜1011Ω・cmの範囲になるよう抵抗調整することが、一次転写の際のトナーの飛び散りを防止でき、好ましい。
【0041】
ここで、基層を金属のステンレス鋼シートで作成し、上述と同様の抵抗調整を施した樹脂層を、その基層の上に積層させてもよい。
【0042】
また、図3及び図4に示すような異方導伝性層を有する態様としてもよい。
【0043】
図3は、図2に示した中間転写ベルトとは異なる態様の中間転写ベルトを裏面側から見たときの部分拡大図であり、図4は、図3に示す中間転写ベルトの部分拡大断面図である。
【0044】
この図3及び図4に示す中間転写ベルト60’は、図2に示した中間転写ベルト60の裏面に異方導伝性層64を設けたものである。この異方導伝性層64は、基層61の、離型層63が設けられた側の面とは反対側の面の全面に、銅の金属膜を蒸着し、蒸着された金属膜をエッチング加工することによって得られた層である。したがって、この異方導伝性層64は、この中間転写ベルト60’の裏面、すなわち転写ロール40や定着ロール70に接する面を形成するものである。異方導伝性層64は、蒸着された金属膜をエッチング加工することで形成された複数の金属部材641を有する。この金属部材641の、中間転写ベルト60’の移動方向の長さは500μmであり、厚みは20μmである。また、金属部材641は、この中間転写ベルト60’の全幅にわたって延在するものであって、中間転写ベルト60’の移動方向に関し200μmおきに、中間転写ベルト60’の全周にわたって設けられている。さらに、中間転写ベルト60’の厚みに対する金属部材641の厚みの比率は、この中間転写ベルト60’の全周長に対する、金属部材641の、中間転写ベルト60’の移動方向の長さの比率よりも高い。このような金属部材6101を複数有する異方導伝性層64は、転写ロール40に印加されているバイアス電圧による電流を、この中間転写ベルト60’の厚み方向に流し、逆にこの中間転写ベルト60’の移動方向には、芳香族系ポリイミド樹脂材料からなる基層61の、金属部材641と金属部材641との間に位置する部分で遮断する。すなわち、異方導伝性層64によって、この中間転写ベルト60’の移動方向の導電性に対しこの中間転写ベルト60’の厚み方向の導電性は相対的に向上されている。したがって、この中間転写ベルト60’の、図1に示すようなプレニップ部N1やポストニップ部N2での空隙領域において放電現象が生じることを防止することができるため、トナーが散らばることを防ぐことができる。また、金属部材641の熱伝導率と基層61を形成する芳香族系ポリイミド樹脂材料の熱伝導率とでは、金属部材641の熱伝導率の方が約4倍以上も大きい。このため、定着ロール70に設けられた加熱機構によって異方導伝性層64に与えられる熱は、この中間転写ベルト60’の厚み方向には、この金属部材641によって伝達されるが、この中間転写ベルト60’の移動方向には、基層61の、金属部材641と金属部材641との間に位置する部分によって伝達されない。すなわち、異方導伝性層64によって、この中間転写ベルト60’の移動方向の熱伝導性に対しこの中間転写ベルト60’の厚み方向の熱伝導性は相対的に向上されている。したがって、この中間転写ベルト60’に転写されたトナー像を溶融する際の熱損失が低下し、図2に示した中間転写ベルト60よりも20%も少ない加熱エネルギーで、トナー像を溶融することができる。
【0045】
樹脂層62の上に積層された離型層63は、ゾル−ゲル反応を用いて得られる有機・無機複合材料からなるものである。
【0046】
まず、離型層63の製造方法について図5を用いて説明する。
【0047】
図5は、離型層の製造方法を説明するための図である。
【0048】
本実施形態では、樹脂層62よりも離型性を向上させる有機材料として、ポリジメチルシロキサンを使用する。これは以下に示すような、
【0049】
【化1】
Figure 0004061854
【0050】
化学式のものが使用される。
【0051】
また、樹脂層62よりも機械的強度及び耐熱性を向上させる無機材料として、金属アルコキシド(化学式;M(OR)4,式中、Rはアルキル基、Mは金属原子を表す。)が使用されるが、その中でも、チタンやアルミ系のものが好ましい。
【0052】
これらの有機材料と無機材料とからなる有機・無機複合材料の製造には、ゾル−ゲル法が用いられる。ゾル−ゲル反応の際の加水分解時の反応温度を約80℃として、これらの有機材料と無機材料とからなる混合溶液をゾル化させ、さらに同様の温度で、ゲル化させる。すなわち、金属アルコキシド材料としての、Ti又はAl系の金属粒子分散水溶液中に、ポリジメチルシロキサンを混入した混合溶液を、反応温度約80℃のもとゾル化させる。この際、加水分解により、金属アルコキシドの金属原子の周りが一旦OH基になる(図5参照。なお、図5中のMは金属原子を表し、本説明ではTi又はAlとなる)。その後、同様の温度のもと、図5に示すように、縮合重合反応によって、ゾル化した混合溶液中の水分(H2O)を蒸発させてゲル化させ、必要とする金属原子同士を酸素結合させる。
【0053】
本実施形態では、新日本製鉄株式会社製の、耐熱温度が約270℃であるTi系金属アルコキシドを使用する。有機材料であるポリジメチルシロキサンとの重量%は金属アルコキシドがポリジメチルシロキサンの約30%程度である。
【0054】
なお、これらの無機材料と有機材料との配合比や有機材料の分子量を変更することで、耐久性を優先させた離型層や、離型性を優先させた離型層の作成が可能になる。
【0055】
次に、このゲル状態の混合溶液を、樹脂層62の表面にディップコート(浸積塗布法)にて積層させる。
【0056】
ここで、この離型層の層厚について、図6を用いてさらに説明する。
【0057】
図6は、離型層の層厚を変化させて、本実施形態の画像形成装置を用いて得た実験結果のグラフである。
【0058】
図6の横軸は、離型層の層厚を表し、単位はμmである。一方、縦軸は、二次転写時の離型層からのトナーの離型性を表すものであって、一次転写で形成されたトナー像のトナー量に対して、二次転写直後に離型層の表面にどれだけトナーが残留していたかを%表示するものである。
【0059】
図6に示されたグラフには、離型層の層厚が2μm未満では、離型性が悪化しているが、2μm以上では、良好な離型性が得られることが示されている。しかしながら、いくら離型層の層厚を厚くしても、2μm以上では離型性の向上は見られず、残留トナー量は一定であり、逆に、離型層の熱容量が大きくなってしまい、必要以上に定着エネルギーが必要になる弊害が生じる。このため、離型層の層厚は、200μm以下であることが好ましい。なお、離型層の耐久性の点からも、離型層の層厚は2μm以上は必要である。
【0060】
よって、離型層の層厚は、2μm以上200μm以下であることが好ましく、本実施形態では離型層の層厚が約5μm程度になるようにディップコートする。
【0061】
また、樹脂層62の表面にディップコートする際には、事前に樹脂層62の表面に紫外線を照射して樹脂層62の表面にOH基ができるよう、化学的に改質しておくことが好ましい。紫外線を照射する事で、紫外線が当たった空気中の酸素がオゾンに変化し、そのオゾンが、芳香族系ポリイミド材料からなる樹脂層62の表面にOH基やCO基を作成する。その作成されたOH基などに、ゲル状態の混合溶液中に残っているOH基などが結合するため、化学的に樹脂層62と離型層63とが強固に接着される。
【0062】
その後、中間転写ベルト60全体を約200℃で乾燥させることによって、樹脂層62表面に有機材料と無機材料とが分子間結合した離型層が焼成される。
【0063】
ここで、用紙に定着した画像のグロス制御は、転写同時定着においては、一般的に、中間転写ベルトの表面粗さRaにより制御する。また、二次転写時のトナーの離型性にも、離型層の表面粗さRaは影響を及ぼすため、以下、図7を用いて詳述する。
【0064】
図7は、離型層の表面粗さRaを変化させて本実施形態の画像形成装置を用いて得た実験結果のグラフである。
【0065】
図7の横軸は、離型層の表面粗さRaを表し、単位はμmである。一方、縦軸は、二次転写時の離型層からのトナーの離型性を表すものであって、一次転写で形成されたトナー像のトナー量に対して、二次転写直後に離型層の表面にどれだけトナーが残留していたかを%表示するものである。
【0066】
図7に示されたグラフでは、離型層の表面粗さRaが0.01μm未満及び5μmより大きいと、離型性が悪化している。これは、離型層の表面粗さRaが0.01μm未満では、離型層の表面で溶融したトナーの接触角が必要以上に低くなるからであり、離型層63の表面粗さRaが5μmより大きいと、離型層63の凹凸にトナーがトラップされてしまうからである。
【0067】
よって、離型層の表面粗さRaは、0.01μm以上5μm以下であることが好ましく、本実施形態の離型層63の表面粗さRaは、0.06μmに調整される。
【0068】
このように、離型層63の材料に有機および無機材料が、酸素結合した物を使用することで、通常使用されている以下に示すような、
【0069】
【化2】
Figure 0004061854
【0070】
化学式(式中、Rは水素原子、低級アルキル基を表し、mおよびnは酸素−硅酸結合単位の結合数を表す。)のシリコン化合物などに比べ、無機材料の特徴から耐熱性が高く、かつ高い機械的強度を併せもつことが可能になる。メカニズムとしては、上記化学式で表されたシリコン化合物の、表層に存在する水素原子や、低級アルキル基が、帯電器(不図示)による帯電工程によって発生した空気中のオゾンや熱により酸化されやすい。しかしながら、本実施形態では、離型層63の形成にゾル−ゲル法を用い、金属原子の周りを一旦OH基にし、その後、縮合重合反応により水分を蒸発させることによって、必要とする金属原子同士を酸素結合させるため、オゾンや熱により酸化されにくく、安定した離型性を維持することができる。又、本実施形態では、無機材料として金属アルコキシドを用いたため、離型層63に金属系の耐熱性と機械的強度を持たせる事が可能になり、有機材料としてポリジメチルシロキサンを用いたため、離型層63に基本的な離型性も持たせる事が可能になる。
【0071】
なお、中間転写ベルト60が循環移動するプロセススピードは、80mm/sec(A4横:20ppm相当)である。
【0072】
定着ロール70は、直径40mmのステンレス鋼材で、厚さ0.5mmのものを使用し、加熱機構としての熱源には、定格電力が550Wのタングステンランプを使用する。なお、定着ロール70と熱源とで定着器を構成する。
【0073】
次に、定着時の圧力ロール80は、直径30mmのアルミの円筒に肉厚が約50μm程度のゴムの弾性層が設けられたものである。
【0074】
最後に、搬送ロール50の軸方向に設置された長尺な冷却ファン90で、クリーニングが終了した中間転写ベルト60の表面を約40℃程度まで冷却し、再度、トナー像を形成する工程へと移行する。
【0075】
このような構成の画像形成装置1では、中間転写ベルトと、中間転写ベルト表面に形成されたトナー像との安定した離型性を維持することができ、その結果、安定した高品位の画像形成が行える。
【0076】
以上説明した、本実施形態の画像形成装置1は、用紙に転写同時定着するものであったが、本発明の画像形成装置は、転写後に定着を行う画像形成装置であってもよい。
【0077】
また、離型層の有機材料として、ポリジメチルシロキサンを用いたが、シロキサンに属するものであれば好ましく、その他の有機材料であってもよい。
【0078】
【実施例】
本願発明に係る中間転写ベルトを作製し、画像形成装置の画像形成性能を把握するための実験を行ったので、以下、実施例として、その結果を説明する。
(実施例1)
実施例1に用いた画像形成装置は、基本的なプロセス全体の構成は上記実施形態の画像形成装置(図1参照)とほぼ同様の構成がとられたものを用いたが、圧力ロール80と冷却ファン90との間に、中間転写ベルト上に残留した未転写トナーを除去するトナー掻き取り部材を、中間転写ベルトに摺接した状態で配置した。本実施例の画像形成装置の具体的な仕様は、以下の表1に示す通りである。
【0079】
【表1】
Figure 0004061854
【0080】
表1は、各構成部材や設定条件等の項目を左側に記し、右側にその具体的構成や設定条件を記して、横1列ずつ表したものである。すなわち、最初の1行目は、感光ドラムは、OPC感材からなるものであったことを意味する。
【0081】
富士ゼロックス社製J紙を用紙として使用し、本実施例の画像形成装置で画像形成を行った結果、高品位なカラー画像が安定して得られた。
(実施例2)
中間転写ベルトの離型層を、機械的強度よりも離型性能に重点をおいたものに変更した点以外は、実施例1と同じ画像形成装置を用いた。
【0082】
本実施例では、中間転写ベルトの離型層の原料である金属アルコキシドを、実施例1のTi系のものからAl系のものに変更し、ジメチルシロキサンに対する重量比を約20%としてゾル−ゲル反応によって有機・無機複合材を得て、この有機・無機複合材を離型層として用いた。離型層の層厚は、実施例1と同じく5μmとした。
【0083】
このような離型性能に重点をおいた離型層によって、転写後の残留トナーはほぼゼロになり、残留トナーを回収するトナー掻き取り部材は不要になることが確認された。
【0084】
また、富士ゼロックス社製R紙を用紙として使用し、本実施例の画像形成装置で画像形成を行った結果、高品位なカラー画像が安定して得られた。
(実施例3)
画像形成プロセスは実施例1と同じ、実施例1の画像形成装置よりも大型で、高速画像形成可能な画像形成装置を使用した。また、中間転写ベルトの離型層を、離型性能よりも機械的強度を優先させたものに変更した。すなわち、実施例1と同じTi系金属アルコキシドを用いたが、ジメチルシロキサンに対する重量比を50%にしてゾル−ゲル反応によって得た有機・無機複合材を離型層に用いた。離型層の層厚は、実施例1と同じく5μmとした。
【0085】
富士ゼロックス社製R紙を用紙として使用し、高速での印字テストを行った結果、中間転写ベルトの耐久性及び離型性はともに良好であり、高品位なカラー画像が安定して得られ、大型の高速画像形成装置にも本発明が適用できることが確認された。
(実施例4)
中間転写ベルトの基層と樹脂層との双方を、アラミド樹脂フィルムからなるものに変更し、両層合わせた層厚を40μmにした点以外は、実施例3と同じ画像形成装置を用いた。樹脂層は、実施例3と同じく、アラミド樹脂フィルムに、酸化チタンと酸化スズとを分散させ抵抗調整した。
【0086】
富士ゼロックス社製R紙を用紙として使用し、本実施例の画像形成装置で画像形成を行った結果、高品位なカラー画像が安定して得られた。
【0087】
【発明の効果】
以上、説明したように、本発明によれば、像担持ベルトと、像担持ベルト表面に形成されたトナー像との間の安定した離型性を維持することで、安定した高品位の画像形成が行われる画像形成装置を提供することができる。また、像担持ベルトと、像担持ベルト表面に形成されたトナー像との間の安定した離型性を有する像担持ベルトの製造方法も提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に関する実施形態の画像形成装置の構成を示す概略図である。
【図2】中間転写ベルトの部分拡大断面図である。
【図3】図2に示した中間転写ベルトとは異なる態様の中間転写ベルトを裏面側から見たときの部分拡大図である。
【図4】図3に示す中間転写ベルトの部分拡大断面図である。
【図5】離型層の製造方法を説明するための図である。
【図6】離型層の層厚を変化させて、本実施形態の画像形成装置を用いて得た実験結果のグラフある。
【図7】離型層の表面粗さRaを変化させて、本実施形態の画像形成装置を用いて得た実験結果のグラフである。
【符号の説明】
1 画像形成装置
10 駆動用制御ボード
20 スキャナ
30 画像形成ユニット
31 現像ロール
32 感光ドラム
40 転写ロール
50 搬送ロール
60,60’ 中間転写ベルト
61 基層
62 樹脂層
63 離型層
64 異方導伝性層
641 金属部材
70 定着ロール
80 圧力ロール
90 冷却ファン
2 用紙

Claims (4)

  1. 所定の方向に循環移動しながら表面にトナー像が形成される像担持ベルトと、該像担持ベルト表面に画像情報に基づくトナー像を形成するトナー像形成手段と、該トナー像形成手段によりトナー像が形成された像担持ベルトの表面に、該像担持ベルト表面のトナー像を間に挟むように記録媒体を重ね合わせて、これら像担持ベルトおよび記録媒体に挟まれたトナー像を加熱し、さらに加圧する加熱加圧手段とを有し、該加熱加圧手段により前記像担持ベルト上のトナー像を前記記録媒体に転写および定着して該記録媒体上に画像を形成する画像形成装置において、
    前記像担持ベルトが、樹脂層と、該樹脂層に積層された、表面にトナー像が形成される離型層と、裏面に、該像担持ベルトの移動方向の導電性および熱伝導性に対し該像担持ベルトの厚み方向の導電性および熱伝導性を相対的に向上させる異方導伝性層とを有するものであり、
    前記離型層は、前記樹脂層よりも、形成されたトナー像を前記記録媒体に転写するときの、該トナー像との離型性を向上させる有機材料であるポリジメチルシロキサンと、前記樹脂層よりも、機械的強度及び耐熱性を向上させる無機材料である金属アルコキシドとからなる有機・無機複合材料で形成されたものであることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記樹脂層が、10Ω・cm以上1011Ω・cm以下の体積抵抗率を有するものであることを特徴する請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記離型層が、2μm以上200μm以下の層厚を有するものであることを特徴する請求項1記載の画像形成装置。
  4. 前記離型層が、0.01μm以上5μm以下の算術平均粗さを有するものであることを特徴する請求項1記載の画像形成装置。
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