JP4061423B2 - 気化器のl型ジョイント - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、機関に向けて供給される混合気の濃度及び量を調整、制御する気化器に関し、そのうち特に浮子室への燃料の供給を行なうL型の燃料ジョイントあるいは浮子室内の上部を大気へ開放する為のL型のエアベントジョイント等の気化器のL型ジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
気化器においてL型ジョイントは燃料パイプ、エアベントパイプ等によく使用されるものであり、これは単一の気化器を複数の機関へ共通して使用する際、その配管の自由度を高め、汎用性の高い気化器を得る為に必要となる。従来の気化器のL型ジョイントについて図3により説明する。L型ジョイントLは、挿入管部L1と接続管部L2とにより形成され、挿入管部L1の左方端より接続管部L2が曲折して形成される。又、挿入管部L1の右方の挿入端1から接続管部L2の接続端2に向かって流路3が貫通して形成される。すなわちL型ジョイントLの内方に流路3が穿設される。一方、挿入管部L1の外周には2個の環状をなすシールリング溝4、4が穿設されるとともに1個の環状をなす係止溝5が穿設される。前記シールリング溝4は挿入端1側に形成され、係止溝5は接続管部L2側に形成される。又、気化器を構成する気化器本体あるいは浮子室本体等の本体6にはジョイント挿入孔7が穿設され、このジョイント挿入孔7は本体6の端面6Aに開口する。そして、前記L型ジョイントは以下によって本体6に取着される。L型ジョイントLのシールリング溝4内にはゴム材料よりなるOリング、角リング等のシール部材8が嵌着され、かかる状態において挿入管部L1はジョイント挿入孔7内へ挿入され、このときシールリング溝4はジョイント挿入孔7内に進入し、係止溝5はジョイント挿入孔7内には進入しない。次いで本体6の端面6A上にU字形の溝を備える2又状の係止板9を配置するもので、このときU字形の溝が挿入管部L1の係止溝5内に挿入され、次いで、係止板9を止めネジ10によって本体6に螺着固定される。以上によるとL型ジョイントLは、係止溝5と係止板9とによってジョイント挿入孔7より脱出することが阻止され、一方その回転は許容される。又、ジョイント挿入孔7と挿入管部L1との間の間隙はシール部材8によってシールされる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
かかる従来の気化器のL型ジョイントによると、係止板9を必要とすることから部品点数及び組付け工数が増加し、気化器の製造コストを効果的に低減することができない。
【0004】
本発明になる気化器のL型ジョイントは、前記不具合に鑑み成されたもので、L型ジョイントの取付けに係わる部品点数及び組付け工数を削減し、安価な気化器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決する為の手段】
本発明になる気化器のL型ジョイントは、前記目的達成の為に、L型ジョイントは、挿入管部と挿入管部の端部より曲折する接続管部と、挿入管部の挿入端から接続管部の接続端に向かって開口する流路とを備え、前記挿入管部の外周には、その挿入端側に環状をなすシールリング溝が穿設されるとともに接続管部側に環状をなす係止溝が穿設され、
一方、本体には、ジョイント挿入孔の長手軸心線X−Xに直交するとともにジョイント挿入孔を横断し、左側端にネジ孔が穿設されるとともに右側端にネジ孔に連なるバカ孔が穿設され、前記L型ジョイントの挿入管部のシールリング溝及び係止溝5を本体に穿設せるジョイント挿入孔内に挿入配置するとともにバカ孔からネジ孔に向けて止めネジを螺着配置し、ジョイント挿入孔を横断する止めネジを、係止溝内に臨んで挿入配置したことを特徴とする。
【0006】
【作用】
L型ジョイントの挿入管部の係止溝内に止めネジが挿入されて螺着配置されたことにより、挿入管部がジョイント挿入孔より脱出することが抑止されるとともにL型ジョイントの回転が許容される。又、ジョイント挿入孔と挿入管部との間隙はシール部材にてシールされる。
【0007】
【実施例】
以下、本発明になる気化器のL型ジョイントの一実施例について図1、図2により説明する。図1はL型ジョイントの縦断面図、図2は図1のA−A線における縦断面図である。L型ジョイントLは、挿入管部L1と接続管部L2とにより形成され、挿入管部L1の左方端より接続管部L2が曲折して形成される。又、挿入管部L1の右方の挿入端1から接続管部L2の接続端2に向かって流路3が貫通して形成される。すなわちL型ジョイントLの内方に流路3が穿設される。前記挿入管部L1は後述するジョイント挿入孔内に挿入配置され、接続管部L2には、図示せぬ燃料パイプ、エアベントパイプ等が接続される。一方、挿入管部L1の外周には2個の環状をなすシールリング溝4、4が穿設されるとともに1個の環状をなす係止溝5が穿設される。前記シールリング溝4は挿入端1側に形成され、係止溝5は接続管部L2側に形成される。本例では係止溝5の溝深さを充分に大きく取る為、係止溝5が穿設される挿入管部L1の外径を大径とした。又、気化器を構成する気化器本体あるいは浮子室本体等の本体6にはジョイント挿入孔7が穿設され、このジョイント挿入孔7は本体6の端面6Aに開口する。このジョイント挿入孔7は本体6において燃料流入路あるいはエアベント通路を兼ねる。そして、前記L型ジョイントは以下によって本体6に取着される。L型ジョイントLのシールリング溝4内にはゴム材料よりなるOリング、角リング等のシール部材8が嵌着され、かかる状態において挿入管部L1はジョイント挿入孔7内へ挿入される。このとき、シール部材8を含むシールリング溝4及び係止溝5はジョイント挿入孔7内に進入して配置される。
【0008】
20は、ジョイント挿入孔7の長手軸芯線X−Xに直交して本体6に穿設されるネジ孔であり、図2において本体6の右側端6Bから左側端6Cに向かって穿設されるとともに係止溝5内に臨むよう穿設される。本例において右側端6Bにはネジ孔20に連なるバカ孔22が開口する。
【0009】
そして、ジョイント挿入孔7内に配置される挿入管部L1の係止溝5内に向けて止めネジ21が本体6の右側端6Bのバカ孔(22)からネジ孔20内に螺着配置される。以上によると、止めネジ21が挿入管部L1の係止溝5内に固定配置されることによってL型ジョイントLがジョイント挿入孔7より脱出することが阻止され、一方係止溝5の回転は止めネジ21によって阻止されることがないのでL型ジョイントLの回転は許容される。又ジョイント挿入孔7と挿入管部L1との間の間隙はシール部材8によってシールされる。
【0010】
従って、L型ジョイントLは、その回転が許容され、且つジョイント挿入孔7からの洩れが抑止される。又、止めネジ21を取り外すことによってL型ジョイントLのメンテナンス作業を容易に行なうことができる。
【0011】
【発明の効果】
以上の如く、本発明になる気化器のL型ジョイントによると、従来と同様にネジ孔及び止めネジを必要とするも、従来の係止板が不要となったもので部品点数の削減と組付け工数を削減でき、もって安価な気化器のL型ジョイントを提供できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明になる気化器のL型ジョイントの一実施例を示す縦断面図。
【図2】 図1のA−A線における縦断面図。
【図3】 従来の気化器のL型ジョイントの縦断面図である。
【符号の説明】
L L型ジョイント
L1 挿入管部
L2 接続管部
4 シールリング溝
5 係止溝
6 本体
7 ジョイント挿入孔
Claims (1)
- L型ジョイント(L)は、挿入管部(L1)と挿入管部(L1)の端部より曲折する接続管部(L2)と、挿入管部(L1)の挿入端1から接続管部(L2)の接続端(2)に向かって開口する流路(3)とを備え、前記挿入管部の外周には、その挿入端1側に環状をなすシールリング溝(4)が穿設されるとともに接続管部(L2)側に環状をなす係止溝(5)が穿設され、
一方、本体(6)には、ジョイント挿入孔(7)の長手軸心線(X)−(X)に直交するとともにジョイント挿入孔(7)を横断し、左側端(6C)にネジ孔(20)が穿設されるとともに右側端(6B)にネジ孔(20)に連なるバカ孔(22)が穿設され、前記L型ジョイントの挿入管部のシールリング溝(4)及び係止溝(5)を本体(6)に穿設せるジョイント挿入孔(7)内に挿入配置するとともにバカ孔(22)からネジ孔(20)に向けて止めネジ(21)を螺着配置し、ジョイント挿入孔(7)を横断する止めネジ(21)を、係止溝(5)内に臨んで挿入配置してなる気化器のL型ジョイント。
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