JP4061334B2 - 照明カバー及び照明器具 - Google Patents

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本発明は、屋内照明や屋外照明用の照明器具に係り、略平行光を照射する光源モジュールの配光を制御する照明カバー及び照明器具に関する。
従来、平行光を照射する光源モジュールが知られている。例えば特許文献1には、白色LEDとロッドと方向変換部材とリフレクターで構成され、白色LEDが互いに所定間隔を開けて円環状に複数設けられ、複数の白色LEDのそれぞれに対応して白色LEDの近傍からリフレクターの焦点に向かって延びるようにロッドが設けられ、疑似光源となる焦点位置の方向変換部材がロッドを介して入射される白色LEDの光の進行方向を変更してリフレクターに出射し、リフレクターから平行光を照射する光源モジュールが開示されている。
特開2005−250394号公報
ところで、平行光を照射する光源モジュールを用いて屋内照明や屋外照明の照明器具を構成する場合、その平行光を低コスト且つ簡単に制御して適切な配光を得ることや、空間デザインに適応して配光を容易に変更できることが求められる。
本発明は上記課題に鑑み提案するものであり、光源モジュールの略平行光を低コスト且つ簡単に制御して適切な配光を得ることができると共に、空間デザインに適応して配光を容易に変更することができる照明カバー及び照明器具を提供することを目的とする。
本発明の照明カバーは、屋内外照明用の照明器具の略平行光を照射する光源モジュールの光照射方向に設置される透光性の照明カバーであって、背面に規則的に配設された略山形の凸条若しくは凸部で、光源モジュールの照射光の配光を制御することを特徴とする。
また、本発明の照明カバーでは、照明カバーの略山形の凸条若しくは凸部の裾に外方に凸のアール部を形成することが好ましい。また、略山形の凸部を略円錐形の凸部若しくは略ピラミッド形の凸部とする構成や、或いは略山形の凸条をストライプ状に配設する、若しくは略山形の凸部を格子状若しくは千鳥状若しくは同心円状に配設する構成とすると好適である。また、一つの照明カバーに於ける略山形の凸条、略山形の凸部の傾斜部(側面)の傾斜角は、例えば略中央領域の凸条や凸部の傾斜角を大きく、方形カバーの左右端部近傍や円形カバーの外周領域近傍の凸条や凸部の傾斜角を小さくするなど、照明カバーの面の所定領域毎に凸条や凸部の傾斜角を異ならせる構成や、方形カバーの一方の端部から他方の端部に向かって、若しくは円形カバーの中央から外周に向かって、凸条や凸部の傾斜角を漸次若しくは段階的に大きくするなど、照明カバーの面に沿って領域が移行するに従い凸条や凸部の傾斜角を変化させる構成等とすることが可能である。
また、本発明の照明カバーは、前記略山形の凸条の側面若しくは前記略山形の凸部の側面の傾斜角度を、前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にすることを特徴とする。また、本発明の照明カバーは、前記略山形の凸条の側面若しくは前記略山形の凸部の側面を、前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって傾斜角度が段階的に漸次急峻になる複数の斜面領域で構成し、前記傾斜角度が急な前記斜面領域ほど正面視水平方向の長さを長く形成することを特徴とする。また、本発明の照明カバーは、前記複数の斜面領域の正面視水平方向の長さを、各斜面領域に入射して照明カバーから放射される各放射角の照明光の照度が略均一になるように設定することを特徴とする。また、本発明の照明カバーは、前記光源モジュールの照射光の平均光束密度が異なる複数の照射領域に対し、前記凸条若しくは前記凸部をそれぞれ対応して設けることを特徴とする。また、本発明の屋内照明用の照明器具は、本発明の照明カバーと、略平行光を照射する光源モジュールとを備えることを特徴とする。更に、本発明の照明器具は、前記光源モジュールを隣接して複数並設し、前記並設した複数の光源モジュールに対応して前記照明カバーを単数設けることを特徴とする。
また、本発明の照明カバー或いは屋内外照明用の照明器具は、所定の指向性を有するLEDの光源と、前記LED光源の照射光を反射するリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールと、前記光源モジュールの光照射方向に設置される透光性の照明カバーと、を備える屋内外照明用の照明器具に於ける照明カバー或いは屋内外照明用の照明器具であって、前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照明面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にし、前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする。また、本発明の照明カバー或いは屋内外照明用の照明器具は、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面を、前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって傾斜角度が段階的に漸次急峻になる複数の斜面領域で構成し、前記傾斜角度が急な斜面領域ほど正面視水平方向の長さを長く形成若しくは面積を大きく形成することを特徴とする。また、本発明の照明カバー或いは屋内外照明用の照明器具は、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面を、前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって傾斜角度が曲線状に漸次急峻になるように構成することを特徴とする。
また、本発明の屋内外照明用の照明器具は、所定の指向性を有するLEDの光源と、前記LED光源の照射光を反射するリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールと、前記光源モジュールの光照射方向に設置される透光性の照明カバーと、を備える屋内外照明用の照明器具であって、前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照明面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にし、前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする。また、本発明の屋内外照明用の照明器具は、所定の指向性を有するLEDの点状の光源と、前記LED光源の照射光を反射する放物線形傘状のリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールを、行列状若しくは列状に複数並設し、前記並設した複数の光源モジュールに対応して、前記複数の光源モジュールの光照射方向に透光性の照明カバーを設置し、前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照明面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にし、前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする。また、本発明の屋内外照明用の照明器具は、所定の指向性を有するLEDの点状の光源と、前記LED光源の照射光を反射する放物線形傘状のリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールを、行列状若しくは列状に複数並設し、前記光源モジュールの各々に対応して、前記光源モジュールの光照射方向に透光性の照明カバーを設置し、前記照明カバーの背面の中央に略山形の凸部を設け、且つその周囲に略山形の凸条を設け、前記凸部及び前記凸条の各々に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照明面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸部の側面及び前記凸条の側面の傾斜角度を前記凸部の頂部及び前記凸条の頂部に向かって漸次急峻にし、前記凸部及び前記凸条により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする。
また、本発明の照明カバー或いは屋内外照明用の照明器具は、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面若しくは前記凸部及び前記凸条の側面の傾斜角度を、I=E・h /cos θ4(I:光束、E:照明面に対する照度、h:LED光源から照明面までの距離、θ4:照明カバーの放射光の放射角)に基づき設定することを特徴とする。
また、本発明の照明カバー或いは屋内外照明用の照明器具は、所定の指向性を有するLEDの光源と、前記LED光源の照射光を反射するリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールと、前記光源モジュールの光照射方向に設置される透光性の照明カバーと、を備える屋内外照明用の照明器具に於ける照明カバー或いは屋内外照明用の照明器具であって、前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、前記凸条若しくは前記凸部の裾に外方に凸のアール部を形成し、前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする。
尚、本願の発明には、各発明や各実施形態等の構成の他に、これらの部分的な構成を他の構成に変更して特定したもの、或いはこれらの構成に他の構成を付加して特定したもの、或いはこれらの部分的な構成を部分的な作用効果が得られる限度で削除して特定した上位概念化したものも含まれる。
本発明の照明カバーや照明器具は、透光性の照明カバーの背面に規則的に配設した略山形の凸条若しくは凸部で照射光の配光を制御することにより、光源モジュールから照射される略平行光を低コスト且つ簡単に制御して適切な配光を得ることができると共に、空間デザインに適応して配光を容易に変更することができる。また、照明カバーで配光制御することができることから、光源モジュールを共通化、標準化することが可能となる。
また、照明カバーの略山形の凸条若しくは凸部の裾に外方に凸のアール部を形成することにより、照明カバーの透過光を凸条若しくは凸部とアール部の双方で拡散し、より均一な照明光を得ることができる。
また、略山形の凸条や凸部の側面の傾斜角度を頂部に向かって漸次急峻にすることにより、放射角の大きな照明光に対して大きい光束を割り当てることが可能となり、照明面の照度の均一性を高めることができる。
また、略山形の凸条や凸部の側面を頂部に向かって傾斜角度が段階的に漸次急峻になる複数の斜面領域で構成し、傾斜角度が急な斜面領域ほど正面視水平方向の長さを長く形成することにより、放射角の大きな照明光に対して大きい光束を割り当てることが可能となり、照明面の照度の均一性を高めることができる。更に、照明光の配光をより正確に制御することができると共に、適切な配光制御が容易になる。
また、斜面領域の正面視水平方向の長さを、各斜面領域に入射して照明カバーから放射される各放射角の照明光の照度が略均一になるように設定することにより、放射角別の光束(光量)を平均照度が均一になるように配分することが可能となり、照明面の照度の均一性を一層高めることができる。
また、光源モジュールの照射光の平均光束密度が異なる複数の照射領域に対し、前記凸条若しくは前記凸部をそれぞれ対応して設けることにより、各所定の平均光束密度の照射領域に於ける光束をそれぞれ拡散し、照明面の照明の均一性を一層高めることができる。
また、光源モジュールを隣接して複数並設し、並設した複数の光源モジュールに対応して照明カバーを設けることにより、各光源モジュールの照射光による照明光を混じり合わせ、照明面の照明の均一性を一層高めることができる。
本発明の照明器具及び照明カバーの実施形態について図面に基づき説明する。
第1実施形態の照明器具10は、図1〜図3に示すように、略平行光を照射する光源モジュール20と、光源モジュール20の光照射方向の光照射領域に設置され、略平行光が照射される透光性の照明カバー30aとを備える。
光源モジュール20は、図1の紙面垂直方向に沿って線状に設けられた光源21と、光源21の略光照射領域に設けられ、正面視放物線形状で図1の紙面垂直方向に沿って設けられたリフレクター22とが筐体23内に収容されたものであり、図に省略した配線で光源21に電源が供給されると共にON・OFFスイッチによる制御基板のON・OFFの切り替えで、制御基板に接続された光源21が点灯、消灯するようになっている。光源21は、放物面のリフレクター22の焦点位置に設置されており、光源21から図示上方へ照射される照射光がリフレクター22で反射され、反射された光が略平行光として図示下方に照射されるようになっている。図示の2点鎖線は光路である。
照明カバー30aは、アクリル樹脂等の透光性の素材で形成された平面視略方形であり、光源モジュール20の下方の所定位置に図に省略した固定具で着脱自在に固定して設置される。照明カバー30aは、前面が略面一である基体31aの背面に正面視略二等辺三角形で略山形の凸条32aが形成されたものであり、凸条32aはストライプ状で規則的に形成されている。図2及び図3に示すように、凸条32aの側面(傾斜部)の両裾には、外方に凸になった第1アール部33aがそれぞれ形成されていると共に、凸条32a・32aの第1アール部33a・33a間には、弧形の溝状である第2アール部34aが形成されている。
光源モジュール20からの略平行光が照明カバー30aを透過して照明カバー30aから出射する出射光の基本的な放射角θ4は、スネルの法則、即ち、空気の屈折率n1(≒1)、照明カバー30aの素材の屈折率n2とすると、図3のθ1〜θ4について、n1・sinθ1=n2・sinθ2、n2・sinθ3=n1・sinθ4、θ3=θ1−θ2が成立することから、凸条32a斜面への入射光の入射角θ1と等しい凸条32a斜面の水平方向からの傾斜角θ1と、照明カバー30aの素材の屈折率n2とにより主として規定される。従って、必要な放射角θ4と照明カバー30aの素材に応じて、凸条32a斜面の傾斜角θ1を設定して凸条32aを形成する。
また、照明カバー30aの凸条32aを形成するピッチP、凸条32aの両裾の第1アール部33a・33aの外端間の幅L、凸条32aの第1アール部33a・33aの上端間の幅l、第1アール部33aの曲率半径等は、光の拡散や照度分布の均一化の向上や適切化の観点等から、必要に応じて適宜設定することが可能である。例として、照明カバー30aを屈折率n2=約1.4〜1.5のアクリル樹脂で形成する場合に、凸条32a斜面の傾斜角θ1を30°〜60°、ピッチPを2.0〜6.5mm、幅Lを1.9〜6.4mm、幅lを1.3〜4.4mm、第1アール部33aの曲率半径を1.8〜7.0mm等とする。
尚、上記構成に於いて、光源21には、例えば発光ダイオード(LED)、蛍光灯、白熱灯など適宜の光源を用いることが可能であり、又、指向性を有するLEDを光源として用いる場合等には、それに応じてリフレクター22の形状を調整し、光源モジュール20が略平行光を照射するようにするとよい。また、光源モジュール20は、屋内照明や屋外照明に必要な照度が得られ、且つ略平行光を照射する構造のものであれば適宜であり、例えば特許文献1の構造で屋内照明や屋外照明に必要な照度が得られるLEDを使用したものや、前面がフレネル面、背面が面一であるフレネルレンズに背面側からLEDの照射光を入射し、略平行光を出射する光源モジュール等としてもよい。また、光源モジュール20は、一つの照明カバー30aに対して一つとしてもよいが、本実施形態の一つの照明カバー30aに対して3つなど複数とすると、照度分布の一層の均一化を図れて好適である。また、照明カバー30aの凸条32aの正面視形状は二等辺三角形以外の三角形でもよい。また、後述の第5実施形態の如く、多数形成される凸条32aの傾斜面(側面)の傾斜角を必要な配光に応じて漸次或いは段階的に変化させてもよく、後述の凸部32b、32c、32dについても同様である。
上記第1実施形態の照明器具10は、凸条32aの形状等、換言すれば照明カバー30aで、略平行光を制御して適切な配光を得ることができる。従って、光源モジュール20が照射する略平行光を低コスト且つ簡単に制御して適切な配光を得ることができる。また、照明カバー30aは容易に着脱して変更可能であることから、空間デザインに合わせて容易に配光を変更することができる。また、照明カバー30aで配光制御できることから、光源モジュール20を共通化、標準化することが可能となる。また、照明カバー30aの透過光を凸条32aに加え、凸レンズ状の第1アール部33a、凹レンズ状の第2アール部34aで拡散できることから、照度分布をより均一化することができる。
次に、第1実施形態の照明カバー30aの変形例として、第2、第3実施形態の照明カバー30b、30cについて説明する。尚、第2、第3実施形態の照明カバー30b、30cが用いられる照明器具の光源モジュールや、照明カバー30b、30cの光源モジュールに対する配置、固定構造は第1実施形態と同様であり、照明カバー30b、30cが異なることのみ相違する。
第2実施形態の照明カバー30bは、アクリル樹脂等の透光性の素材で形成された略円形であり、図4に示すように、前面が略面一である基体31bの背面に略円錐状で略山形の凸部32bが形成されており、凸部32bは格子状で規則的に形成されている。凸部32bの側面(傾斜部)の裾には、外方に凸になった第1アール部33bが円周状に形成されている。凸部32bの側面の水平からの傾斜角は上記凸条32a斜面の傾斜角θ1と同様に設定することが可能であり、更に、凸部32bを形成するピッチP、凸部32bの第1アール部33bの外端の直径L、凸部32bの第1アール部33bの上端の直径(凸部32bの側面下端の直径)l、第1アール部33bの曲率半径等は、第1実施形態と同様に必要に応じて適宜設定することが可能である。尚、凸部32bは、格子状に代え、千鳥状に規則的に形成する構成等としてもよい。例として、照明カバー30bを屈折率n2=約1.4〜1.5のアクリル樹脂で形成する場合に、凸部32b斜面の傾斜角θ1を30°〜60°、ピッチPを2.0〜6.5mm、直径Lを1.9〜6.4mm、直径lを1.3〜4.4mm、第1アール部33bの曲率半径を1.8〜7.0mm等とする。
また、第3実施形態の照明カバー30cは、アクリル樹脂等の透光性の素材で形成され、図5に示すように、前面が略面一である基体31cの背面に略ピラミッド状で略山形の凸部32cが形成され、凸部32cは格子状で規則的に形成されている。凸部32cの側面(傾斜部)の裾には、外方に凸になった第1アール部33cが周状に形成されている。凸部32cの側面の水平からの傾斜角は上記凸条32a斜面の傾斜角θ1と同様に設定することが可能であり、更に、凸部32cを形成するピッチP、凸部32cの第1アール部33cの正面視外端間の幅L、凸部32cの第1アール部33cの正面視上端間の幅l、第1アール部33cの曲率半径等は、第1、第2実施形態と同様に必要に応じて適宜設定することが可能である。例として、照明カバー30cを屈折率n2=約1.4〜1.5のアクリル樹脂で形成する場合に、凸部32c斜面の傾斜角θ1を30°〜60°、ピッチPを2.0〜6.5mm、幅Lを1.9〜6.4mm、幅lを1.3〜4.4mm、第1アール部33cの曲率半径を1.8〜7.0mm等とする。
次に、第4実施形態の照明器具及び照明カバー30dについて説明する。
第4実施形態の照明器具は、図6及び図7に示すように、略平行光を照射する光源モジュール20dと、光源モジュール20dの光照射方向の光照射領域に設置され、略平行光が照射される透光性の照明カバー30dとを備える。
光源モジュール20dは、図6に示すように、点状の光源21dと、光源21dの略光照射領域に設けられ、碗状の放物面を有するリフレクター22dとが筐体23d内に収容されたものである。光源21dは、放物面のリフレクター22dの焦点位置に設置されており、図示の2点鎖線で示すように、光源21dから図示上方へ照射される照射光がリフレクター22dで反射され、反射された光が略平行光として図示下方に照射される。その他の構成は第1実施形態の光源モジュール20と同様である。
照明カバー30dは、アクリル樹脂等の透光性の素材で形成された略円形であり、光源モジュール20dに対して1対1で光照射方向に配設される。図7に示すように、前面が略面一である基体31dの背面には略円錐状で略山形の凸部32dが形成されており、凸部32dは同心円状で規則的に形成されている。凸部32dの側面(傾斜部)の裾には、外方に凸になった第1アール部33dが円周状に形成されている。凸部32dの側面の水平からの傾斜角は上記凸条32a斜面の傾斜角θ1と同様に設定することが可能であり、更に、凸部32dの配設位置を規定する同心円のピッチ、凸部32dの第1アール部33dの外端の直径L、凸部32dの第1アール部33dの上端の直径l、第1アール部33dの曲率半径等は、第1実施形態と同様に、光の拡散や照度分布の均一化の向上や適切化の観点等から必要に応じて適宜設定することが可能である。例として、前記同心円のピッチを2.0〜6.5mmとし、他の数値範囲は第2実施形態と同様の数値範囲とすることが可能である。その他の照明カバー30dの光源モジュール20dに対する配置、固定構造は第1実施形態と同様である。
上記第2〜第4実施形態の照明器具も、凸部32b〜32dの形状等、換言すれば照明カバー30b〜30dで、略平行光を低コスト且つ簡単に制御して適切な配光を得ることができる。また、照明カバー30b〜30dは着脱自在で容易に変更可能であることから、空間デザインに合わせて容易に配光を変更することができる。また、照明カバー30b〜30dで配光制御できることから、光源モジュールを共通化、標準化することが可能となる。また、照明カバー30b〜30dの透過光を凸部32b〜32dに加え、凸レンズ状の第1アール部33b〜33dで拡散できることから、照度分布をより均一化することができる。
次に、第5実施形態の照明器具及び照明カバー30eについて説明する。
第5実施形態の照明器具10eは、蛍光灯型の照明器具であり、図8及び図9に示すように、略平行光を照射する光源モジュール20eと、光源モジュール20eの光照射方向の光照射領域に設置され、前記略平行光が照射される透光性の照明カバー30eとを備える。
光源モジュール20eは、点状の光源21eと、放物線形の傘状に形成されたリフレクター22eとで構成され、光源21eは下向きに配置してリフレクター22eの頂部に設けられている。光源21eには、所定の指向性で光を照射するLEDが複数内装され、前記複数のLEDは、直接下方へ照射する光と、リフレクター22eに向けて照射しリフレクター22eで反射して下方へ照射する光とが略平行になるように配置されている。光源21eには、第1実施形態と同様に、図に省略した配線で電源が供給され、ON・OFFスイッチによる制御基板のON・OFFの切り替えで、前記制御基板に接続された光源21eが点灯・消灯するようになっている。図示の2点鎖線は光源21eの照射光の光路である。
光源モジュール20eは、光照射方向を下向きにして、細長の直方体形で下面が開放している筐体11eの上部に内装されており、筐体11eには複数の光源モジュール20eが互いに隣接して行列状又は列状で配設される。本例では、筐体11eに平面視8行2列の光源モジュール20eが配設されている。また、筐体11eの下端開口には平面視長方形の照明カバー30eが設けられ、照明カバー30eは前記下端開口の周囲側壁に図に省略した固定具で着脱自在に固着される。
照明カバー30eは、アクリル樹脂等の透光性の素材で形成され、一方の面が略面一の基体31eの他方の面に正面視略山形の凸条32eが形成されたものである。凸条32eは所定ピッチのストライプ状で規則的に形成されており、321eは凸条32eの頂部に相当する稜線、322eは凸条32e・32e間の谷線である。
凸条32eは、図10及び図11に示すように、谷線322eから稜線321eに向かって傾斜角度が漸次急になる斜面を有し、前記斜面は下に凸の略放物線状になっており、凸条32eの上側から照射される略平行光の照明カバー30eに対する入射角θ1及び放射角θ4を、稜線321eに近い部分ほど大きくし、谷線322eに近い部分ほど小さくすることが可能になっている。
更に、本実施形態の凸条32eは、谷線322eから稜線321eに向かって傾斜角度が段階的に漸次急峻になる斜面を有し、前記入射角θ1及び放射角θ4を、稜線321eに近い斜面領域ほど大きくし、谷線322eに近い斜面領域ほど小さくすることが可能になっている。前記斜面領域の段階的な傾斜角度(=入射角θ1)は、例えば照明カバー30eが0度の次に小さい放射角から最大放射角まで所定角度刻みの放射角θ4で照明光を放射するように対応設定されている。
また、前記段階的な斜面領域のうち傾斜角度が急な斜面領域ほど正面視の長さが長く、面積が大きくなっており、入射角θ1の大きな斜面領域の面積が大きく、入射角θ1の小さな斜面領域の面積が小さくなっている。前記傾斜角度が段階的に異なる各斜面領域の前記正面視水平方向の長さ或いは面積は、所定角度刻みの各放射角θ4による床面など照明面に対する照度Eが略均一になるようにして、I=E・h/cosθ4(I:光束(入射面が受光する照度×入射面の水平投影面の面積)、h:光源から床面など照明面までの距離)に基づき設定される。具体的には、凸条32eの全体が受光する略平行光の照度を一定と仮定し、且つE・h=一定とすることを前提に、0度の次に小さい放射角から最大放射角まで所定角度刻みの放射角θ4について1/cosθ4を各々算出して合計し、その合計値に対する各1/cosθ4の比率で前記正面視水平方向の長さ(面積)を配分して、前記正面視水平方向の長さ(面積)が設定、換言すれば光束Iが設定される。
図10の例は、照明カバー30eの凸条32e側に照射される略平行光を、照明カバー30eが5度〜45度まで5度刻みの放射角θ4にし、照明光として基体31eの下面から放射する構成であり、谷線322eから稜線321eに向かって傾斜角度が段階的に漸次急峻となる9個の斜面領域A1〜A9の各傾斜角度(=入射角θ1)は、前記5度〜45度までの5度刻みの放射角θ4に対応して設定されている。即ち、前記傾斜角度(=入射角θ1)は、段階的に放射角θ4を設定し、上記スネルの法則(n1・sinθ1=n2・sinθ2、n2・sinθ3=n1・sinθ4、θ3=θ1−θ2、n1:空気の屈折率、n2:照明カバー30eの素材の屈折率)により、前記設定した放射角θ4から前記傾斜角度(=入射角θ1)を求めて設定される。また、図10の例では、5度〜45度まで5度刻みの放射角θ4について1/cosθ4を各々算出して合計し、その合計値に対する各1/cosθ4の比率で前記正面視水平方向の長さ(面積)を配分して、各斜面領域A1〜A9の正面視水平方向の長さ或いは面積が稜線321eに近づくに従い漸次長く或いは大きくなるように設定されている。
図11の凸条32eには上側から略平行光が入射され、例えば稜線321eに隣接する傾斜角度と面積が大きい斜面領域A9は、より多くの光束を受光し且つ放射角θ4がより大きくなるように屈折し、放射角45度で多くの光束を照明光として放射する。また、比較的谷線322eに近く傾斜角度と面積が比較的小さい斜面領域A3は、少なめの光束を受光し且つ放射角θ4が比較的小さくなるように屈折し、放射角15度で比較的少なめの光束を照明光として放射する。そして、放射角θ4が大きく照明面までの距離が長い照明光の照明面での照度と、放射角θ4が小さく照明面までの距離が短い照明光の照明面での照度が略同一となり、各放射角θでの照明光の照明面での照度がそれぞれ略同一となるので、照明面を略均等の照度で照明することが可能である。
また、光源モジュール20eが略平行に照射する照明光は、中央が明るく周辺に近づくと僅かに明るさが低下するが、例えば図12に示すように、光源モジュール20eの照射光の全体照射領域LRが、平均光束密度が段階的に異なる同心円状の複数の照射領域LR1〜LR3で構成される場合、凸条32eの長手方向と直交する方向に、各照射領域LR1、LR2、LR3にそれぞれ対応するように凸条32eを設けてもよい。図12の例では、光源モジュール20eにより、照明カバー30eに境界B1、B2で区切られる3個の円形の照射領域LR1、LR2、LR3が形成され、これに対応して照明カバー30eに複数の同幅の凸条32eが等ピッチで連続して設けられており、前記中央の照射領域LR1の直径と、その外周のドーナツ形の照射領域LR2、LR3の各々の幅がそれぞれ凸条32eと略同一になっている。尚、照射領域LR1、LR2、LR3の光束密度比率は例えば10:5:1.5など適宜である。
上記光源モジュール20eの照射光は、照明カバー30eにより、各々所定の平均光束密度を有する照射領域LR1、LR2、LR3の光束をそれぞれ所定の放射角で拡散し、床面など照明面の照明の均一性をより高めることができる。更に、照明器具10eは、光源モジュール20eを隣接して並設し、照明カバー30eで前記拡散を行うことにより、各光源モジュール20eの照射光による照明光が混じり合い、床面など照明面の照明の均一性をより一層高めることができる。
尚、図12の凸条32eが同形で等ピッチの連続形状である照明カバー30eは、製造作業が容易となって好適であるが、前記照射領域LR1〜LR3の直径や幅が異なる場合には、それぞれ対応する幅で凸条32eを形成する照明カバー30eとすることも可能である。また、各照射領域LR1等に対応させずに凸条32eを設けることも可能である。また、凸条32eの側面の傾斜角度は、稜線321eに向かって段階的に漸次急峻にする他、稜線321eに向かって曲線状に漸次急峻にする構成としてもよい。また、照明器具の最大放射角、所定角度刻みの所定角度は上記例以外にも適宜であり、例えば最大放射角を60度或いは30度等、前記所定角度刻みの所定角度を1度、3度或いは10度等としてもよい。
上記第5実施形態の照明器具10eは、凸条32eの形状、照射領域LR〜LR3に対する凸条の対応配置、及び光源モジュール20eの隣接した並設配置の各々で照明の均一性を高め、複合的な構成で照明面の照明の均一性を飛躍的に向上することができる。更に、第1実施形態と同様に、照明カバー30eで低コスト且つ簡単に配光制御を行うことができる。また、照明カバー30eは容易に着脱して変更可能であることから、空間デザインに合わせて容易に配光を変更することができる。また、照明カバー30eで配光制御できることから、光源モジュール20eを共通化、標準化することが可能となる。
尚、上記各実施形態や変形例の構成は適用可能な範囲で他の実施形態の構成に用いることが可能であり、例えば第5実施形態の照明器具10eに於いて、光源モジュール20eを第1実施形態と同様に、図8の紙面垂直方向に沿って線状に設けられる光源21eと、図8の紙面垂直方向に沿って設けられる正面視略放物線状のリフレクター22eとで構成してもよい。
また、第5実施形態の円形の光源モジュール20eに対し、中央に円錐形若しくは多角錐形の凸部を設け、その周囲に同心円状の山形の凸条を形成した照明カバーを設ける構成とすることも可能である。例えば図12の照射領域LR1に対応して円錐形の凸部を設け、照射領域LR2、LR3のそれぞれに対応して山形の凸条を設けてもよい。前記中央の凸部や前記同心円状の凸条の側面は第5実施形態の凸条32eの斜面と同様の漸次傾斜角度が変化する斜面とすることが可能であり、又、前記凸部や凸条の側面を傾斜角度が段階的に漸次急峻となる複数の斜面領域で構成し、傾斜角度が急な斜面領域ほど正面視水平方向の長さを長くするようにしてもよい。また、第5実施形態では、8行2列の16個の光源モジュール20eに対応して1つの照明カバー30eを設ける構成としたが、1つの照明カバー30eに対応して設ける光源モジュール20eの個数は単数又は適宜の複数とすることが可能であり、更には、1つの光源モジュール20eに対応して複数の照明カバー30eを設けることも可能である。
本発明は、例えば室内照明の照明器具やその照明カバーとして利用することができる。
第1実施形態の照明器具及び照明カバーを示す縦断正面説明図。 第1実施形態の照明カバーの部分背面図。 第1実施形態の照明カバーの部分拡大説明図。 (a)は第2実施形態の照明カバーの部分背面図、(b)は第2実施形態の照明カバーの部分縦断面正面図。 (a)は第3実施形態の照明カバーの部分背面図、(b)は第3実施形態の照明カバーの部分縦断面正面図。 第4実施形態の照明器具及び照明カバーを示す縦断正面説明図。 (a)は第4実施形態の照明カバーの部分背面図、(b)は第4実施形態の照明カバーの部分縦断面正面図。 第5実施形態の照明器具及び照明カバーを示す縦断正面説明図。 第5実施形態の照明器具の底面説明図。 第5実施形態の照明カバーの凸条を示す部分縦断面図。 第5実施形態の照明カバーの凸条に於ける照明光の屈折を説明する説明図。 第5実施形態に於ける照明カバーと照度分布領域の関係を説明する説明図。
符号の説明
10、10e…照明器具
20、20d、20e…光源モジュール
21、21d、21e…光源
22、22d、22e…リフレクター
23、23d、11e…筐体
30a、30b、30c、30d、30e…照明カバー
31a、31b、31c、31d、31e…基体
32a、32e…凸条
321e…稜線
322e…谷線
32b、32c、32d…凸部
33a、33b、33c、33d…第1アール部
34a…第2アール部
LR…全体照射領域
LR1、LR2、LR3…照射領域
B1、B2…照射領域の境界

Claims (10)

  1. 所定の指向性を有するLEDの光源と、前記LED光源の照射光を反射するリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールと、
    前記光源モジュールの光照射方向に設置される透光性の照明カバーと、
    を備える屋内外照明用の照明器具に於ける照明カバーであって、
    前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、
    前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照明面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にし、
    前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする照明カバー。
  2. 前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面を、前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって傾斜角度が段階的に漸次急峻になる複数の斜面領域で構成し、前記傾斜角度が急な斜面領域ほど正面視水平方向の長さを長く形成若しくは面積を大きく形成することを特徴とする請求項1記載の照明カバー。
  3. 前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面を、前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって傾斜角度が曲線状に漸次急峻になるように構成することを特徴とする請求項1記載の照明カバー。
  4. 前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を、I=E・h /cos θ4(I:光束、E:照明面に対する照度、h:LED光源から照明面までの距離、θ4:照明カバーの放射光の放射角)に基づき設定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の照明カバー。
  5. 所定の指向性を有するLEDの光源と、前記LED光源の照射光を反射するリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールと、
    前記光源モジュールの光照射方向に設置される透光性の照明カバーと、
    を備える屋内外照明用の照明器具に於ける照明カバーであって、
    前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、
    前記凸条若しくは前記凸部の裾に外方に凸のアール部を形成し、
    前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする照明カバー。
  6. 所定の指向性を有するLEDの光源と、前記LED光源の照射光を反射するリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールと、
    前記光源モジュールの光照射方向に設置される透光性の照明カバーと、
    を備える屋内外照明用の照明器具であって、
    前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、
    前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照明面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にし、
    前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする屋内外照明用の照明器具。
  7. 所定の指向性を有するLEDの点状の光源と、前記LED光源の照射光を反射する放物線形傘状のリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールを、行列状若しくは列状に複数並設し、
    前記並設した複数の光源モジュールに対応して、前記複数の光源モジュールの光照射方向に透光性の照明カバーを設置し、
    前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、
    前記凸条若しくは前記凸部に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照明面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面の傾斜角度を前記凸条の頂部若しくは前記凸部の頂部に向かって漸次急峻にし、
    前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする屋内外照明用の照明器具。
  8. 所定の指向性を有するLEDの点状の光源と、前記LED光源の照射光を反射する放物線形傘状のリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールを、行列状若しくは列状に複数並設し、
    前記光源モジュールの各々に対応して、前記光源モジュールの光照射方向に透光性の照明カバーを設置し、
    前記照明カバーの背面の中央に略山形の凸部を設け、且つその周囲に略山形の凸条を設け、
    前記凸部及び前記凸条の各々に略平行光で入射して各放射角で放射される放射光による照明面に対する照度が略均一になるように設定して、前記凸部の側面及び前記凸条の側面の傾斜角度を前記凸部の頂部及び前記凸条の頂部に向かって漸次急峻にし、
    前記凸部及び前記凸条により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする屋内外照明用の照明器具。
  9. 前記凸条の側面若しくは前記凸部の側面若しくは前記凸部及び前記凸条の側面の傾斜角度を、I=E・h /cos θ4(I:光束、E:照明面に対する照度、h:LED光源から照明面までの距離、θ4:照明カバーの放射光の放射角)に基づき設定することを特徴とする請求項6〜8の何れかに記載の屋内外照明用の照明器具。
  10. 所定の指向性を有するLEDの光源と、前記LED光源の照射光を反射するリフレクターとを有し、前記LED光源の照射光を略平行光にして照射する光源モジュールと、
    前記光源モジュールの光照射方向に設置される透光性の照明カバーと、
    を備える屋内外照明用の照明器具であって、
    前記照明カバーの背面に略山形の凸条若しくは凸部を規則的に配設すると共に、
    前記凸条若しくは前記凸部の裾に外方に凸のアール部を形成し、
    前記凸条若しくは前記凸部により、前記光源モジュールの略平行光の照射光の配光を制御することを特徴とする屋内外照明用の照明器具。
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