JP4061240B2 - テレビ会議システム,テレビ会議方法,アドホックパーティサービス提供システムおよび人材マッチングサービス提供システム - Google Patents
テレビ会議システム,テレビ会議方法,アドホックパーティサービス提供システムおよび人材マッチングサービス提供システム Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は,テレビ会議技術に関し,特に,無線タグ等の無線送信機からの電波の検知状況に基づき,会議参加希望者を自動的に接続するテレビ会議システムおよび方法とそれを利用したサービス提供システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のテレビ会議システムは,利用者,または代行者が事前に接続場所,接続時刻を予約し,会議の開始と終了に当たってはテレビ会議端末を操作し接続・切断を行っている。しかしながら,テレビ会議システムの端末操作は,機種ごとに操作方法が異なり煩雑である。
【0003】
また,発信側の利用者は接続する相手の予約した会議場所の接続番号を知っている必要があるが,端末が高価であり,会議場は共用であることが多く,会議のたびに相手が予約した場所を確認し,異なる接続先番号への接続操作をすることになる。また,場所ではなく,相手を指定する通信として,カメラ付携帯電話等もあるが,長時間の利用では回線使用料が高いうえ,カメラの撮影範囲や映像が小さいことなどから会議には不向きである。
【0004】
なお,上記テレビ会議システムに関して,無線送信機からの電波の検知状況に基づき会議参加希望者を自動的に接続するような技術を記載した先行技術文献は特に見当たらない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
従来のテレビ会議システムでは,会議場所に設置されている端末へ接続を行うため,会議に先立って,接続場所,接続時刻を予約し,接続先の会議場所をお互いに事前に連絡し,会議開始に当たっては接続番号を確認の上,端末操作により会議設定がなされている。
【0006】
しかし,上記のように,テレビ会議システムの操作は機種ごとの操作方法が異なり煩雑であり,本来は,携帯電話のように,場所ではなく接続相手を指定して相手の居場所へ接続できることが望ましい。また,上記のように,カメラ付携帯電話等では,長時間利用する場合に回線使用料が高いうえ,カメラの撮影範囲や映像が小さいことなどからテレビ会議には不向きである。
【0007】
本発明は,上記従来技術の問題点を解決し,固定設置されたテレビ会議端末を利用しつつ,自動的に相手が指定されるようにし,あるいは,電子メール,携帯電話,インターネットなどユーザの慣れ親しんだ方法で相手を指定し,煩雑な操作を必要とすることなく自動的に相互の会議場所に設置されたテレビ会議端末を接続することができるシステムを提供することを目的とする。
【0008】
本発明により,利用者に固定設置テレビ会議システムの容易な利用方法を提供することができる。また,容易に利用できるテレビ会議システムを使用して,従来,会議を中心に利用されてきたシステムをパーティや出会いの場の提供などのサービス分野での利用を実現することができる。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために本発明は,以下のような特徴的構成を有する。
【0010】
(1)無線送信機利用テレビ会議方法およびシステム
複数の会議場所に撮影用カメラ,モニタ,マイク,スピーカおよび無線受信機を設置し,無線タグ等の無線送信機を保持した利用者は,このような会議室の一つへ入室する。無線送信機ごとの「接続用グループ」が事前登録されており,現在接続できる相手が存在する際には,自動的にテレビ会議の接続を行う。
【0011】
(2)無線送信機ごとの接続相手の事前登録システム
上記(1)の無線送信機利用テレビ会議システムの利用に先立って,利用者が,事業者および代理店から無線送信機を受領した際に,通信端末または携帯通信端末,携帯電話などを利用して通信ネットワーク上にある管理用コンピュータに,任意の「接続用グループ」を作成することができる接続用グループ登録手段を設ける。この接続用グループ登録手段を用いて,利用者は「接続用グループ」を複数作成し登録することも可能である。
【0012】
「接続用グループ」の作成者は,そのグループの管理者となり,「接続用グループ」への参加者の登録・承認を行うことができ,無線送信機を保持する家族,友人,仕事仲間などの無線送信機の識別コードを登録することができる。識別コードが登録された無線送信機を保持する者は,通信端末または携帯通信端末,携帯電話などを使用して会議を行う前に,インターネットによるWebアクセスや電子メール等により管理用コンピュータにグループへの参加意思を通知する。
【0013】
その後,本システムのテレビ会議端末が設置された会議場所へ入室するだけで,無線送信機の出力する識別コードが無線受信機により検知され,自動的に参加意思を通知した接続用グループのテレビ会議に参加することになる。最初に接続用グループに参加した際には「接続要求者」として,他の「接続要求者」が現れるのを待つ。2人以上の「接続要求者」が現れた時点で,システムは自動的に相互のテレビ会議端末の接続を行う。
【0014】
(3)アドホックパーティサービス提供システム
上記(1)と(2)のシステムを利用して,テレビ会議端末をカラオケ店など飲食サービスの提供できる店舗に設置し,複数の場所をテレビ会議により接続して,遠隔パーティを実現する。参加者は最寄の会場(会議場)で出席する。各会場の幹事は無線送信機を保有して,各会場同士を接続する。遠隔会場を接続して一体感のあるパーティを実現可能とする。
【0015】
(4)人材マッチングサービス提供システム
上記(1)と(2)のシステムを利用して,結婚相手紹介業,転職紹介業等の会社が,登録されたメンバー間の出会いを可能とする。登録メンバーは希望の条件を事前に登録し,紹介業者は,業者保有のデータベース等を利用して,登録条件同士のマッチングを行い,接続することのできる相手(識別コード,接続番号)を選ぶ。登録利用者は,都合のよい時間に,都合のよい場所で,テレビ会議システムを介して条件の合致した相手との会話ができる。
【0016】
すなわち,本発明は,複数の異なる会議場内のユーザ間の通信を行うテレビ会議システムであって,前記複数の異なる会議場内にそれぞれ設置されるテレビ会議端末と,前記各テレビ会議端末に対応して設置され,会議場内のユーザが所持する無線送信機から発信される当該無線送信機に固有の識別コードを検知する無線受信機と,前記テレビ会議端末とネットワークを介して接続されるテレビ会議管理装置とを備え,前記無線受信機は,前記無線送信機に固有の識別コードを検知した場合に,検知した識別コードと当該無線受信機の無線受信機番号とを,直接または前記テレビ会議端末を介して前記テレビ会議管理装置へ送信する手段を備え,前記テレビ会議管理装置は,前記無線送信機に固有の識別コードと接続用グループとの対応情報を,通信端末,携帯通信端末または携帯電話の通信手段を用いたアクセスによって識別用コード管理テーブルに登録する手段と,前記無線送信機に固有の識別コードと接続用グループとの対応情報を前記識別用コード管理テーブルによって管理する手段と,前記無線受信機から送られてきた無線送信機に固有の識別コードに基づき,前記識別用コード管理テーブルの対応情報を参照してその識別コードの接続用グループを特定する手段と,接続用グループを特定した結果,同じ接続用グループに属する複数の識別コードを受信したことを検出した場合に,それらの各識別コードとともに受信した無線受信機番号に対応するテレビ会議端末を自動的に接続し,それらのテレビ会議端末間のテレビ会議を制御する手段とを備えることを特徴とする。
【0017】
また,本発明は,前記テレビ会議システムにおいて,前記テレビ会議管理装置のテレビ会議を制御する手段が,前記無線受信機による前記無線送信機に固有の識別コードの検知が行われなくなったときに,前記テレビ会議端末間の接続を自動切断する手段を備えることを特徴とする。
【0018】
また,本発明は,前記テレビ会議システムを利用して,同一種類または異なる種類のサービスを提供する異なる店舗内のユーザが利用するテレビ会議端末間の接続を行い,前記異なる店舗内のユーザ間のアドホックパーティを実現することを特徴とする。
【0019】
また,本発明は,前記テレビ会議システムを利用することにより,人材紹介業者の人材データベースを用いて,相互に接続を希望するユーザが利用するテレビ会議端末間の接続を行い,人材のマッチングを実現することを特徴とする。
【0020】
本発明を用いることにより,固定設置型のテレビ会議システムの簡易な接続を実現するシステムと,これを利用した応用サービスを提供することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は,本発明の第1の実施の形態に係るテレビ会議システムの構成の概要を示す図である。図1に示すテレビ会議システムは,ネットワーク4を介して接続されるテレビ会議管理装置1と,複数の異なる会議場2,3に設置されるテレビ会議端末20および無線受信機31の組とから構成される。会議参加者は,それぞれ発信する識別コードがあらかじめ割り当てられている無線送信機30を所持する。テレビ会議管理装置1は,管理用コンピュータ10,接続用コンピュータ11,会議制御装置12から構成される。管理用コンピュータ10,接続用コンピュータ11,会議制御装置12は,会議場の1つに設置してもよいし,専用の管理場所へ設置してもよい。
【0022】
テレビ会議端末20は,端末全体の制御を行うコンピュータからなる端末制御部21,会議参加者の音声を入力するマイクおよび会議参加者を撮影するカメラなどからなる入力部22,相手会議参加者の音声を出力するスピーカおよび相手会議参加者の映像を出力するモニタなどからなる出力部23から構成される。
【0023】
入力部22は,各会議場に入室した利用者の画像,音声を入力する。出力部23は,他の会議場内の接続相手先から送信された画像,音声を出力する。また,端末制御部21は,他の会議場内の接続相手と通信する画像,音声の圧縮・伸長等を行う。
【0024】
無線送信機30は,会議場2または会議場3に入室する利用者が携帯し,例えば,無線タグが該当する。無線送信機30は,自発的に電波を発信し,発信情報には送信機ごとに異なる識別コードが含まれている。無線受信機31は,会議場内の比較的短い距離の範囲内にある無線送信機30からの電波を受信し,図2に示すような情報要素(無線受信機番号と識別コード)を管理用コンピュータ10へ直接または端末制御部21を介して送信する。
【0025】
管理用コンピュータ10は,図3に示すような識別用コード管理テーブルを持ち,識別用コード管理テーブルにより,無線送信機30の識別コードと参加を希望する接続用グループとの対応情報,および接続に関する状態を管理している。接続に関する状態は,図4に示すように当該識別コードが「接続待機」「接続中」「利用不可」のいずれの状態であるかを示す。
【0026】
図4に示すように,識別コードが「利用不可」状態であるときに識別コード検知があると,「接続待機」状態に遷移し,さらに,接続相手があると,「接続中」状態に遷移する。「接続待機」状態または「接続中」状態において,一定時間識別コード検知がないと,「利用不可」状態に遷移する。
【0027】
また,管理用コンピュータ10は,図5に示すような無線受信機管理テーブルを持ち,無線受信機管理テーブルにより,無線受信機31とテレビ会議端末20の端末接続番号(電話番号相当)の対応情報を管理している。
【0028】
管理用コンピュータ10は,無線受信機31から情報要素(無線受信機番号と識別コード)を受信すると,無線受信機番号をもとに図5に示す無線受信機管理テーブルから該当する端末接続番号を検索し,また,識別コードをもとに図3に示す識別用コード管理テーブルから接続用グループを検索し,同一の接続用グループで接続待機状態の識別コードがあるかどうかを調べる。同一の接続用グループで既に受信して接続待機状態になっている他の識別コードがあれば,その相手の識別コードの無線受信機番号から端末接続番号を検索する。
【0029】
相互の端末接続番号が判明したところで,管理用コンピュータ10は,接続用コンピュータ11に端末接続番号を通知する。接続用コンピュータ11は,SIP(Session Initiation Protocol) やH.323などのテレビ会議接続用通信プロトコルを用いて,それぞれのテレビ会議端末同士を相互に接続する。もし,テレビ会議端末を3つ以上接続する場合には,接続状況管理,音声・映像のミキシングのために,会議制御装置12を利用してもよい。なお,複数のテレビ会議端末を接続するための会議制御装置12および接続用コンピュータ11の構成については,周知技術であるため,ここでの詳細な説明は省略する。
【0030】
テレビ会議は,無線送信機30の電波を無線受信機31が一定時間受信できなくなったとき,すなわち,利用者が無線送信機30の電源断等により電波の送信を停止するか,会議場外に退出して電波が無線受信機31に届かなくなったときに自動的に終了する。
【0031】
図6に,本発明の第1の実施の形態におけるフローチャートを示す。まず,会議登録を行う(ステップS1)。この会議登録は,管理用コンピュータ10が利用者からの要求により,図3に示す識別コード管理テーブルにおいて,識別コードと接続用グループとを対応づける情報を登録する処理である。利用者は,新しい接続用グループを作成して登録することもできるし,既に作成されている接続用グループを指定して,自分が所有する無線送信機31の識別コードをその接続用グループに割り当てることもできる。利用者から管理コンピュータ10への登録依頼は,例えば図示省略した携帯端末や携帯電話を用いてインターネットのWebアクセスをすることなどにより,随時行うことができる。なお,会議登録(ステップS1)は,会議の都度行う必要はなく,接続用グループの新規登録または変更(接続相手の変更)をする場合だけ,行えばよい。
【0032】
利用者は会議に参加したい場合,最寄りの会議場に入場する(ステップS2)。会議場は,テレビ会議端末20と無線受信機31とが設置されている場所であり,ここでは無線送信機30が発する電波を無線受信機31が受信できる範囲の場所をいう。無線受信機31は,無線送信機30が発する電波の有無を監視し,無線受信機31が電波を受信し,電波から識別コードを検知した場合には,無線受信機番号と識別コードとを管理用コンピュータ10に通知する(ステップS3,S4)。
【0033】
無線受信機番号と識別コードの通知を受けた管理用コンピュータ10は,図3に示す識別コード管理テーブルから同じ接続用グループの接続相手を探査し(ステップS5),相手の有無を判断する(ステップS6)。相手がいない場合には,接続待ちとして,図3に示す識別コード管理テーブルにおける状態フィールドに「接続待機」を設定し,一定時間待機して他の同一接続用グループの利用者からの会議参加要求を待つ(ステップS7)。相手がいる場合には,図5に示す無線受信機番号管理テーブル中の端末接続番号を探査して(ステップS8),接続可否を判断する(ステップS9)。
【0034】
そのテレビ会議端末が既に会議中であり,接続ができない場合にはステップS3に戻り,接続ができる場合には会議参加者のテレビ会議端末を接続し(ステップS10),会議中とする(ステップS11)。すなわち,図3に示す識別コード管理テーブルにおいて,状態フィールドを「接続中」の状態にする。以後,無線受信機31による識別コードの検知の有無を判断し(ステップS12),識別コードが検知される間はステップS11に戻り,テレビ会議を継続する。識別コードが検知されなくなると,テレビ会議端末20の接続を切り(ステップS13),処理を終了する。
【0035】
図7は,本発明の第2の実施の形態に係るアドホックパーティサービス提供システムの概要を示す図である。本発明の第2の実施の形態においては,上記本発明の第1の実施の形態に係るテレビ会議システムを利用する。図7において,5はチェーン店本部または委託業者のテレビ会議管理装置であり,管理用コンピュータ10,接続用コンピュータ11,会議制御装置12を備える。
【0036】
41はA店,42はB店,43はC店,44はD店であり,各店はチェーン店(例えば,カラオケチェーン店)である。各店はネットワーク4を通じてチェーン店本部または委託業者のテレビ会議管理装置5と接続される。また,各店は,図1に示す本発明の第1の実施の形態と同様のテレビ会議端末20,無線受信機31を備えている。
【0037】
無線送信機30を各チェーン店の会員に渡し,無線受信機31とテレビ会議端末20を,例えば飲食のサービスが提供できるA店41〜D店44の各カラオケチェーン店等に設置し,運用する。無線受信機31は,無線送信機30からの電波を受信し,受信機番号と識別コードを管理用コンピュータ10へ送信する。
【0038】
管理用コンピュータ10は,受信機番号から端末接続番号を検索,また,識別コードから接続用グループを検索し,同一の接続用グループで接続待機状態の識別コードの情報を受信しているかを検索し,受信していれば,無線受信機番号から端末接続番号を検索する。
【0039】
相互の端末接続番号が判明したところで,管理用コンピュータ10は,接続用コンピュータ11に端末接続番号を通知し,接続用コンピュータ11は,SIPやH.323などのテレビ会議接続用通信プロトコルを用いて,各店内のテレビ会議端末20同士を相互に接続する。
【0040】
本発明の第2の実施の形態を用いることにより,会員は,最寄のチェーン店のいずれかの店に入ることで,会員同士のパーティを自動的に開始することができる。なお,3つ以上の店内のテレビ会議端末20同士を接続する場合には,接続状況管理,音声・映像のミキシングのために,会議制御装置12を利用する。
【0041】
図8は,本発明の第3の実施の形態を示す図であり,上記本発明の第1の実施の形態を異業種,個人を含むシステム形態のものに適用した例を示す。図8において,6は接続事業者のテレビ会議管理装置であり,管理用コンピュータ10,接続用コンピュータ11,会議制御装置12を備える。
【0042】
45はE店(レストラン),46はF店(カラオケBOX),47はG店(インターネットカフェ),48は個人利用者の自宅書斎,49はX社会議室である。E店45,F店46,G店47,自宅書斎48,X社会議室49は,テレビ会議端末20,無線受信機31を備え,それぞれネットワーク4を通じて接続事業者6のテレビ会議管理装置と接続される。
【0043】
例えば,自宅書斎48内に設置された無線受信機31は,自宅書斎48内の利用者が保持する無線送信機30からの電波を受信し,受信機番号と識別コードを管理用コンピュータ10へ送信する。管理用コンピュータ10は,受信機番号から端末接続番号を検索,また,識別コードから接続用グループを検索し,同一の接続用グループで接続待機状態の識別コードの情報を受信しているかを検索し,受信していれば,受信機番号から端末接続番号を検索する。
【0044】
相互の端末接続番号が判明したところで,管理用コンピュータ10は,接続用コンピュータ11に端末接続番号を通知し,接続用コンピュータ11は,SIPやH.323などのテレビ会議接続用通信プロトコルを用いて,自宅書斎48,各店またはX社会議室49内のテレビ会議端末20同士を相互に接続する。
【0045】
図9は,本発明の第4の実施の形態に係る人材マッチングサービス提供システムを示す図である。図9中,7は紹介業者のテレビ会議管理装置,70は紹介業者の人材データベースであり,テレビ会議管理装置7内の管理用コンピュータ10と接続されている。図9のシステムの他の構成要素は,図1に示す第1の実施の形態に係るテレビ会議システムと同様である。
【0046】
本発明の第4の実施の形態では,紹介業者のテレビ会議管理装置7は,本発明の第1の実施の形態に係るテレビ会議システムを利用して,管理用コンピュータ10と紹介業者の人材データベース70とを連動させて,相互の登録条件にマッチした相手同士を接続する。すなわち,紹介業者のテレビ会議管理装置7は,人材紹介業者の人材データベース70を用いて,ユーザの希望条件に合致したユーザ同士が所持する無線送信機30に固有の識別コードを同一接続用グループに設定し,前記各ユーザが所持する無線送信機30が発信する識別コードを検知して,前記各ユーザが利用するテレビ会議端末20間の接続を行う。本発明の第4の実施の形態によれば,求人求職,結婚相手等の人材のマッチングを適切かつ簡易に実現するシステムを容易に構築することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば,固定設置型のテレビ会議システムの簡易な接続を実現することが可能になり,これを利用した種々の新しい応用サービスを提供することができるようになる。
【0048】
利用者は,無線タグなどの無線送信機を所持するだけで,テレビ会議端末が設置された任意の会議場で,希望するグループのテレビ会議に直ちに参加することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るテレビ会議システムの構成の概要を示す図である。
【図2】無線受信機から管理用コンピュータへ送信される情報を示す図である。
【図3】識別コードと接続用グループの対応情報を管理する識別コード管理テーブルの例を示す図である。
【図4】管理用コンピュータが保持する接続に関する状態の遷移を示す図である。
【図5】無線受信機と端末接続番号との対応情報を管理する無線受信機管理テーブルの例を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態のフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係るアドホックパーティサービス提供システムの概要を示す図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施の形態に係る人材マッチングサービス提供システムを示す図である。
【符号の説明】
1 テレビ会議管理装置
2,3 会議場
4 ネットワーク(NW)
5 チェーン店本部または委託業者のテレビ会議管理装置
6 接続事業者のテレビ会議管理装置
7 紹介業者のテレビ会議管理装置
10 管理用コンピュータ
11 接続用コンピュータ
12 会議制御装置
20 テレビ会議端末
21 端末制御部
22 入力部
23 出力部
30 無線送信機
31 無線受信機
41〜49 各店舗,個人,企業の会議場
70 人材データベース
Claims (5)
- 複数の異なる会議場内のユーザ間の通信を行うテレビ会議システムであって,
前記複数の異なる会議場内にそれぞれ設置されるテレビ会議端末と,
前記各テレビ会議端末に対応して設置され,会議場内のユーザが所持する無線送信機から発信される当該無線送信機に固有の識別コードを検知する無線受信機と,
前記テレビ会議端末とネットワークを介して接続されるテレビ会議管理装置とを備え,
前記無線受信機は,
前記無線送信機に固有の識別コードを検知した場合に,検知した識別コードと当該無線受信機の無線受信機番号とを,直接または前記テレビ会議端末を介して前記テレビ会議管理装置へ送信する手段を備え,
前記テレビ会議管理装置は,
前記無線送信機に固有の識別コードと接続用グループとの対応情報を,通信端末,携帯通信端末または携帯電話の通信手段を用いたアクセスによって識別用コード管理テーブルに登録する手段と,
前記無線送信機に固有の識別コードと接続用グループとの対応情報を前記識別用コード管理テーブルによって管理する手段と,
前記無線受信機から送られてきた無線送信機に固有の識別コードに基づき,前記識別用コード管理テーブルの対応情報を参照してその識別コードの接続用グループを特定する手段と,
接続用グループを特定した結果,同じ接続用グループに属する複数の識別コードを受信したことを検出した場合に,それらの各識別コードとともに受信した無線受信機番号に対応するテレビ会議端末を自動的に接続し,それらのテレビ会議端末間のテレビ会議を制御する手段とを備える
ことを特徴とするテレビ会議システム。 - 請求項1に記載のテレビ会議システムにおいて,
前記テレビ会議管理装置のテレビ会議を制御する手段は,前記無線受信機による前記無線送信機に固有の識別コードの検知が行われなくなったときに,前記テレビ会議端末間の接続を自動切断する手段を備える
ことを特徴とするテレビ会議システム。 - 複数の異なる会議場内にそれぞれ設置されるテレビ会議端末と,前記テレビ会議端末に対応して複数の異なる会議場内に設置され,会議場内のユーザが所持する無線送信機から発信される当該無線送信機に固有の識別コードを検知する無線受信機と,前記テレビ会議端末とネットワークを介して接続されるテレビ会議管理装置とから構成されるテレビ会議システムにおけるテレビ会議方法であって,
前記テレビ会議管理装置が,前記無線送信機に固有の識別コードと接続用グループとの対応情報を,通信端末,携帯通信端末または携帯電話の通信手段を用いたアクセスによって識別用コード管理テーブルに登録し管理する過程と,
前記無線受信機が,前記無線送信機に固有の識別コードを検知した場合に,検知した識別コードと当該無線受信機の無線受信機番号とを,直接または前記テレビ会議端末を介して前記テレビ会議管理装置へ送信する過程と,
前記テレビ会議管理装置が,前記無線受信機から送られてきた無線送信機に固有の識別コードに基づき,前記識別用コード管理テーブルの対応情報を参照してその識別コードの接続用グループを特定し,前記接続用グループを特定した結果,同じ接続用グループに属する複数の識別コードを受信したことを検出した場合に,それらの各識別コードとともに受信した無線受信機番号に対応するテレビ会議端末を自動的に接続する過程とを有する
ことを特徴とするテレビ会議方法。 - 請求項1または請求項2に記載のテレビ会議システムを利用したアドホックパーティサービス提供システムであって,
同一種類または異なる種類のサービスを提供する異なる店舗内に,それぞれ前記テレビ会議端末と前記無線受信機とを設置し,
各店舗内にいるユーザが所持する無線送信機が発信する電波の検知情報に基づいて,各店舗内のテレビ会議端末間の接続を行い,前記異なる店舗内のユーザ間のアドホックパーティを実現する
ことを特徴とするアドホックパーティサービス提供システム。 - 請求項1または請求項2に記載のテレビ会議システムを利用した人材マッチングサービス提供システムであって,
人材紹介業者の人材データベースを用いて,ユーザの希望条件に合致したユーザ同士が所持する無線送信機に固有の識別コードを同一接続用グループに設定する手段と,
前記各ユーザが所持する無線送信機が発信する識別コードを検知して,前記各ユーザが利用するテレビ会議端末間の接続を行う手段とを備える
ことを特徴とする人材マッチングサービス提供システム。
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