JP4061127B2 - ストロボ発光制御装置 - Google Patents
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Description
【技術分野】
この発明は,ストロボ発光制御装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
カメラなどに用いられるオート・ストロボは,被写体にストロボ光を出射し,被写体からの反射光を受光センサにより受光する。受光センサから出力された信号が積分回路により積分される。積分値が所定のしきい値となることによりストロボの発光が停止させられる。
【0003】
しかしながら,受光センサにより受光可能な範囲内に光源(外光)があると,ストロボの反射光だけでなく,その光源からの出射光も受光センサにより受光される。光源からの出射光にもとづいて得られる信号も積分回路において積分される。このために,本来ストロボ光が停止されるべき時よりも早い時に積分値が所定のしきい値となってしまい,得られる画像は暗くなってしまうことがある。
【0004】
【発明の開示】
この発明は,ストロボ発光制御において外光の影響を排除することを目的とする。
【0005】
この発明によるストロボ発光制御装置は,入射する光の受光量に応じた信号を出力する受光素子,被写体にストロボ光を照射するようにストロボ発光装置を制御するストロボ発光制御回路,上記ストロボ発光装置におけるストロボ発光時に上記受光素子から出力される第1の信号から,上記ストロボ発光装置におけるストロボ非発光時に上記受光素子から出力されていた第2の信号を減算する減算回路,上記減算回路により減算された信号を積分する積分回路,および上記積分回路の積分量にもとづいて,ストロボ発光を停止するように上記ストロボ発光装置を制御するストロボ発光停止制御回路を備えていることを特徴とする。
【0006】
この発明によるストロボ発光制御装置に適した制御方法を提供するようにしてもよい。すなわち,入射する光の受光量に応じた信号を出力する受光素子および被写体にストロボ光を照射するようにストロボ発光装置を制御するストロボ発光制御回路を備えたストロボ発光制御装置において,上記ストロボ発光装置におけるストロボ発光時に上記受光素子から出力される第1の信号から,上記ストロボ発光装置におけるストロボ非発光時に上記受光素子から出力されていた第2の信号を減算し,減算された信号を積分し,積分量にもとづいて,ストロボ発光を停止するように上記ストロボ発光装置を制御するものである。
【0007】
この発明によると,入射する光の受光量に応じた信号が受光素子から出力される。ストロボ発光制御回路によりストロボ発光が行われていないときには,上記受光センサから第2の信号が出力される(必要に応じて第2の信号を検出する検出回路が設けられよう)。この第2の信号は,受光素子の受光範囲内に外光がある場合には,その外光の光量を示すものである。ストロボ発光制御回路によりストロボ発光が行われているときには,上記受光素子から第1の信号が出力される。この第1の信号は,被写体からのストロボ光の反射光と外光とをあわせたものを示している。
【0008】
減算回路によって,第1の信号から第2の信号が減算される。減算された信号が,積分回路により積分される。積分回路の積分量が所定のしきい値となると,ストロボ発光が停止させられる。
【0009】
積分回路は,外光が排除された信号,すなわち,ストロボ光の反射光を示す信号を積分することとなる。比較的正確にストロボ発光装置の発光停止制御を行うことができる。
【0010】
上記減算回路は,上記第1の信号から,ストロボ発光直前のストロボ非発光時に上記受光センサから出力されていた第2の信号を減算するものであることが好ましい。
【0011】
上記減算回路は,好ましくは,上記ストロボ発光制御回路の制御にもとづくストロボ光の照射から上記ストロボ発光停止制御回路の制御にもとづくストロボ光の発光停止までの間,上記第1の信号から,ストロボ発光直前のストロボ未発光時に上記受光センサから出力されていた第2の信号を減算する。ストロボ発光している間中,外光の影響を排除できる。
【0012】
【実施例の説明】
図1は,この発明の実施例を示すもので,ストロボ制御装置の回路図である。図2は,ストロボ制御装置の各回路に流れる電流等を示すタイム・チャートである。ストロボ制御装置は,電子スチル・カメラに設けられる。この実施例においては,ストロボ制御装置にストロボ3が設けられているが,ストロボ3は,ストロボ制御装置と着脱自在であってもよい。
【0013】
この実施例によるストロボ制御装置は,被写体にストロボ光を照射し,被写体からの反射光を受光し,受光量が所定量となったことによりストロボ発光を停止する自動調光ストロボ制御装置である。ストロボ制御装置は,ストロボ光からの反射光以外の外光の影響を排除するものである。ストロボ光からの反射光以外の外光の影響を排除するために,受光素子において受光された反射光を示す信号から,外光を示す信号が減算される。より詳しくは,以下の説明によって明らかとなろう。
【0014】
ストロボ制御装置には,CPU1が含まれている。ストロボ撮影指令がユーザから与えられ,このストロボ撮影指令がCPU1に入力する。CPU1に与えられたストロボ撮影指令は,発光制御回路2に入力する。発光制御回路2から,ストロボ3の発光制御または停止制御を示す発光/停止制御信号が出力される。与えられる発光/停止制御信号にもとづいてストロボ3の発光または発光停止が制御される。
【0015】
ストロボ制御装置には,フォトトランジスタ(受光素子)4が含まれている。フォトダイオード4のエミッタ端子は,第1のコンデンサ5,電圧制御電流源9,補正電流検出用の差動増幅回路7の正入力端子および比較回路12の正入力端子に接続されている。
【0016】
差動増幅回路7の負入力端子には,第1のしきい値電圧VRを与えるための電源6が接続されている。差動増幅回路7は,正入力端子に与えられる電圧と負入力端子に与えられる第1のしきい値電圧VRとの差電圧を出力する。差動増幅回路7の出力側にはスイッチ回路8が形成されている。スイッチ回路8がオンとなっているときに,差動増幅回路7の出力電圧が電圧制御電流源9に制御信号として与えられる。また,差動増幅回路7の出力端子には,スイッチ回路8を介して第2のコンデンサ10も接続されており,差動増幅回路7の出力電圧に応じて信号電荷が蓄積されていく。
【0017】
比較回路12の負入力端子には,第1のしきい値電圧VRよりも大きな第2のしきい値電圧VRを与える電源11が接続されている。比較回路12は,正入力端子に与えられるコンデンサ5の電圧と負入力端子に与えられる第2のしきい値電圧Vsとの差を示す電圧を出力する。比較回路12からの出力電圧は,発光制御回路2に入力する。
【0018】
フォトトランジスタ4からは入射光量に応じた電流(受光電流)Iiが出力される。フォトトランジスタ4の受光範囲内に光源(外光)があると,ストロボ3が発光していない場合であっても(時刻t1以前),受光電流Iiは第1のコンデンサ5に入力し,第1のコンデンサ5に電荷が蓄積される。電荷が蓄積されることにより,第1のコンデンサ5の端子電圧が序々に上昇する。すると,差動増幅回路7の出力電圧は序々に低下していく。電圧制御電流源9から出力される補正電流Icは,序々に上昇していく。時刻t2になった時点でフォトトランジスタ4から出力される受光電流Iiと電圧制御電流源9から出力される補正電流Icとが等しくなる(時刻t2)。CPU1の制御にもとづいて発光制御回路2から出力されるストロボ発光制御信号がHレベルに立ち上がりストロボ装置3が発光させられる。また,ストロボ発光制御信号がHレベルに立ち上がると同時にスイッチ回路8はオフとされる。すると,第2のコンデンサ10の端子電圧が電圧制御電流源9に制御信号として与えられる。時刻t2の時点では,第2のコンデンサ10には,外光の光量に対応した電荷が蓄積されている。第2のコンデンサ10の端子電圧が電圧制御電流源9に制御信号に与えられる。電圧制御電流源9によって,外光の光量に応じた補正電流Icが生成される。
【0019】
時刻t2の時点においてストロボ発光装置3が発光させられ,ストロボ光が被写体に照射される。被写体からのストロボ光の反射光がフォトトランジスタ4において受光され,受光量に応じた受光電流Iiがフォトトランジスタ4から出力される。ストロボ装置3が発光しているときにフォトトランジスタ4から出力される受光電流Iiには,ストロボ光の反射光を受光することにより得られる電流と外光を受光することにより得られる電流とが含まれている。ストロボ装置3からストロボ光が照射されているときには,フォトトランジスタ4から出力されている受光電流Iiから,上述したように電圧制御電流源9により生成された外光の光量に応じた補正電流Icが引かれる。第1のコンデンサ5には,外光の影響が排除された電流が入力し,ストロボ発光の反射光にもとづく信号電荷が蓄積されることとなる。
【0020】
第1のコンデンサ5に信号電荷が蓄積されるにつれて,第1のコンデンサ5の端子電圧が序々に上昇していく。第1のコンデンサ5の端子電圧は,上述したように比較回路12の正入力端子にも与えられている。第1のコンデンサ5の端子電圧が第2のしきい値Vsを越えると(時刻t3),比較回路12の出力がHレベルからLレベルに立ち下がる。すると,適正露光が行われたと考えられ,ストロボ3のストロボ発光が発光制御装置2により停止させられる。
【0021】
外光の影響を排除してストロボ発光装置3の自動調光制御を行うことができるので比較的正確となる。
【0022】
図3は変形例を示すものでストロボ制御装置の電気的構成の一部を示している。図3において図1に示すものと同一物には同一符号を付している。
【0023】
図1に示すストロボ制御装置においては補正信号Icが,差動増幅回路7,スイッチ回路8,電圧制御電流源9,第2のコンデンサ10などを用いて生成されているが次に示すようにディジタル回路を用いるようにしてもよい。
【0024】
すなわち,第1のコンデンサ5の出力電圧がアナログ/ディジタル変換回路21においてディジタル・データに変換される。ディジタル・データは積分回路22に与えられ,積分される。積分回路22の出力はディジタル/アナログ変換回路23においてアナログ信号に変換される。このアナログ信号が制御信号として電圧制御電流源9に与えられる。ストロボ発光直前の積分回路22の出力にもとづいて得られるアナログ信号により電圧制御電流源9が制御され,補正信号Icが生成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストロボ発光制御装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】ストロボ発光制御装置の各回路に流れる電流等を示すタイム・チャートである。
【図3】変形例を示すもので,ストロボ発光制御装置の電気的構成の一部を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 CPU
2 発光制御回路(ストロボ発光制御回路,ストロボ発行停止制御回路)
3 ストロボ
4 フォトダイオード(受光素子)
5 第1のコンデンサ(積分回路)
6,11 電源
7 差動増幅回路
8 スイッチ回路
9 電圧制御電流源
10 第2のコンデンサ
12 比較回路
Claims (1)
- 入射する光の受光量に応じた受光電流を出力する受光素子,
被写体にストロボ光を照射するようにストロボ発光装置を制御するストロボ発光制御装置,
上記受光素子の出力端子に接続されている第1のコンデンサ,
上記第1のコンデンサの端子電圧と基準電圧との差分を表す電圧を出力する差動増幅回路,
上記差動増幅回路の出力端子に接続されている第2のコンデンサ,
上記差動増幅回路の出力端子と上記第2のコンデンサとの間に接続され,ストロボ発光に応じてオフとなるスイッチ回路,
上記スイッチ回路がオンのときには上記差動増幅回路の出力電圧が制御信号となり,上記スイッチ回路がオフのときには上記第2のコンデンサの端子電圧が制御信号となって補正電流を生成する電圧制御電流源,
上記スイッチ回路がオフとなったことに応じて,上記受光素子から出力される受光電流から上記電圧制御電流源において生成された補正電流が減算された信号成分を積分する積分回路,および
上記積分回路の積分量にもとづいて,ストロボ発光を停止するように上記ストロボ発光装置を制御するストロボ発光停止制御回路,
を備えたストロボ発光制御装置。
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