JP4058558B2 - パッキンとその装着方法 - Google Patents
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Description
又、汚水マス、マンホール等の地表埋設用枠体の各種閉蓋においては、例えば断面円形のパッキンが閉蓋の周方向に沿う端部垂下縁の外周、若しくは、地表埋設用枠体の蓋受段部の周壁に取付けられ、該パッキンが閉蓋の閉塞時に前記端部垂下縁と蓋受段部との間で圧縮変形されることにより、閉蓋と蓋受段部間に生じる隙間を閉塞して地表埋設用枠体内への雨水等の流入防止や、地表埋設用枠体内から外部への悪臭の発散防止を図るようになされたものも知られている。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、コンクリートブロック等の成形用型枠においては、型枠の接続部における生コンクリート等の液状材料の漏出防止に加え、成形するブロックの隅角部の面取りをも同時に行うことができ、又、地表埋設用枠体の閉蓋においては、地表埋設用枠体内への雨水等の流入防止や、地表埋設用枠体内から外部への悪臭の発散防止効果に優れ、且つ閉蓋のガタツキ防止効果をも奏するパッキンとその装着方法を提供することを課題としている。
又、舌片部の外側面側の取付用基部を固定して使用するに際し、基部によって上記と同様な効果を奏するとともに、舌片部がその内側面に押圧力を受けると容易に弾性変形する作用を奏し、上記と同様に型枠において生コンクリート等の液状材料の漏出防止及び成形するブロックの面取り形成の効果が発揮される。
ここで、舌片部の外側面が下側の一部を除く下窄み状、又は全体に渡る下窄み状となされ、その下部他端部が分割型枠の外周面と略合致せしめられて取付け固定され、且つ舌片部の中途部からの上向き傾斜面及び先端部が分割型枠の内面側に突出されると、前記外周面より外周方向に食み出して傾倒する舌片部の外側面がその屈曲部、又は前記他端部を支点としてより揺動、弾性変形し易い状態となり、上記押圧作用による型枠内の生コンクリート等の液状材料の漏出が一層効果的に防止される。
即ち、先細り状で外周方向に傾倒せる舌片部が、他方の分割型枠の押圧力に相応して外側面の屈曲部、又は下部他端部を支点として揺動する弁作用を奏するため、前記漏出防止が確実に図られるとともに、例え相接すべき一方の分割型枠と他方の分割型枠との間に多少の隙間(但し、外側面の先端部と屈曲部、又は他端部との間の横幅寸法以内)があっても、前記弁作用によって該所からの漏出が好適に阻止される。
更に、一方の分割型枠の組立前等、分解状態にあってそのパッキン、特に舌片部の上向き傾斜面や先端部が外方に向け突出する剥き出し状態となり、その移動や組立時にかかる先端部が他部材と衝突等しても、当該パッキンは全体が弾性体からなり緩衝性を有してなるため、その損傷が未然に防止されて繰り返し使用が可能であるとともに、万一損傷してもパッキンのみを取替え取付けるだけで、安価且つ迅速に一方の分割型枠を再生できる。
更に、前記と同様に、一方の分割型枠の組立前等、分解状態にあってそのパッキン、特に舌片部の外突せる先端部が他部材と衝突等しても、緩衝性を有するためにその損傷が未然に防止されて繰り返し使用が可能であり、万一損傷してもパッキンのみを取替え取付けるだけで、安価且つ迅速に一方の分割型枠を再生できる。
図1は本発明の一実施の形態に係るパッキン1を示し、当該パッキン1は、断面略L形状の弾性長尺体をなすべく、断面縦長状の舌片部3の略垂直状をなす内側面3bの略中位に、その上側付根部3cを位置させて水平状に突設せる基部2が一体的に追設されてなり、かかる基部2を取付部、又、略起立状の舌片部3を弾性変形部となす。舌片部3は前記内側面3bの上部先端側の中途部3dから、その下部他端部3a′へ向け下窄み状の傾斜面をなす外側面3aの上部先端部3eにわたる上面が上向き傾斜面3fとなされて先細り状に形成されてなる。舌片部3の外側面3aは、図1(ロ)に示す如き全体が下窄み状の一様な傾斜面となされてもよいし、同図(ハ)に示す如く、所定の中間位置で屈曲部3gを介して屈曲されて下窄み状の傾斜面となされてもよいし、同図(ニ)に示す如く、所定の中間位置で屈曲部3gを介して屈曲されて下側の一部が略垂直状をなす下窄み状の傾斜面となされてもよい。又、同図(ホ)に示す如く、基部2及び舌片部3にわたり複数の空所16が点在して設けられ、柔軟性が高められてもよい。
尚、上記各パッキン1の材質は、天然又は合成ゴム、ウレタン、ナイロン、シリコン等合成樹脂のパッキンに汎用の弾性体であればよく、とくに限定するものではない。
まず、図3及び図6(イ)は本発明のパッキン1をコンクリートブロック等の成形用型枠に使用した例を示す。
図3及び図6(イ)において、4は型枠であって、例えば円形、矩形、多角形、楕円形等各種の枠形状のブロックを成形すべく構成され、環又は枠状の底版をなす分割型枠4aと、外周枠をなす分割型枠4bと、内周枠をなす分割型枠4cとからなる上面開放型となされ、これら分割型枠4a,4b,4cが組立分解自在となされており、図3及び図6(イ)はその要部(組立時)のみを示してなる。
而して、前記組立前の状態にあっては、舌片部3の先端部3eが分割型枠4aの内面側(上面側)に突出する剥き出し状態になり、その移動時や後述の組立時に、かかる外側面3aの先端部3eが他部材と衝突する等しても、当該パッキン1は全体が弾性体からなり、且つ舌片部3が揺動、弾性変形可能となされているために、その損傷が未然に防止されて繰り返し使用できるとともに、万一損傷等してもパッキン1のみを取替え取付けるだけで迅速に分割型枠4aを再生できる。
この時、舌片部3の外側面3aが分割型枠4bの内側面と略垂直状に圧着されて、これに伴い分割型枠4a,4bの接続部に生じる隙間が確実に閉塞されると同時に、舌片部3の中途部3dから先端部3eにわたる上向き傾斜面3fが面取り形成用の所定の形状をなすべく変形し、型枠4の一部を構成する。
ここで、面取り形成部をなす上向き傾斜面3fの大きさは、自由で所望寸法に設定可能であるが、特に面寸法が小さく細い所謂糸面を成形するべく、かかる上向き傾斜面3fを小さくなしても、上記各作用を同様に奏して好適な使用が行える。
尚、底版をなす分割型枠4aと、内周枠をなす分割型枠4cとの接続部においても、上記と同様に本発明のパッキン1を介在させることで、液状材料5の漏出防止が図られ、又、成形ブロックの面取りが同時に行われることは無論であるが、図3ア部にあっては、従来の断面円形のパッキン7が介在されて分割型枠4a,4cの接合によって前記パッキン7が圧縮変形され、前記接続部に生じる隙間が閉塞されて、型枠4内の液状材料5の漏出防止が図られる例を示している。
この場合の型枠4の組立状態にあっても、上記と同様に本発明のパッキン1を介在させることで、液状材料5の漏出防止が図られ、又、成形ブロックの面取りが同時に行われることは無論であるが、分割型枠4bの押圧力に相応し、外側面3aの屈曲部3gを支点として揺動する舌片部3の弁作用により、その上位部が分割型枠4bと部分接触して相互間の隙間を充足し、該所からの液状材料5の漏出防止と成形されるブロックの隅角部の面取りを可能となしている。
ここで、前記隙間を充足すべく圧縮変形する舌片部3は、外側面3aの屈曲部3gから上位の部分だけ(図7のX寸法部分)となり、その断面積が減少するため、分割型枠4bの押圧力に対しより揺動、弾性変形し易く、分割型枠4bとの密着性を向上せしめるとともに、繰り返し作用する押圧力に対して舌片部3が塑性化し難いという作用、効果を奏する。
前記パッキン1′は、図8の上半部に示すように、その外側面3aを上側にして舌片部3を略水平方向、基部2を略垂直方向にして分割型枠4bの上縁部に取付け、その傾斜面3fを先端部3eから下向きとして分割型枠4bの上縁部から内方に突出させ、型枠4の組立状態において、開放した上部周縁部に沿って傾斜面3fが面取り形成用として型枠4の一部を構成する。即ち、舌片部3の内側面3bが分割型枠4bの上縁部に当接されるとともに、前記先端部3e及び傾斜面3fが前記型枠上縁部から内方に突出され、上縁部の外周に設けた垂直状のほぞ穴にその基部2が嵌め込まれて取付け固定される。(尚、図8の上右側のパッキン1′は内側面3bと隣接する基部2の面が傾斜面となされて基部2が下方に末広がり状を呈する。)
この場合のパッキン1′は、分割型枠4bの内方に突出する傾斜面3fが成形するブロックの上隅角部の面取りを可能になすとともに、成形時に上部開放部に臨む液状材料5の上面でのコテ等による仕上げに際して、コテ等を舌片部3の外側面3a上を抵抗なく滑らかに移動させることができるとともに、弾性体からなるパッキン1′と液状材料5は付着し難いために、液状材料5の硬化前及び硬化後にパッキン1′上から液状材料5が除去しやすくなる等、パッキン1′が仕上げ作業の効率化に寄与する。
この場合の型枠4の組立状態にあっても、前記と同様に分割型枠4bの内面が分割型枠4aの外周面4a′と相接することなく隙間を存してなるが、分割型枠4bの押圧力に相応し、舌片部3の外側面3a全体が分割型枠4bと接触して前記隙間を充足し、該所からの液状材料5の漏出防止と成形されるブロックの隅角部の面取りを可能となしている。
更に、前記パッキン1′は、前記のように取付け固定されることから分割型枠4a又は4bとの当接(取付け)長さが増大し、その基部2を分割型枠4a又は4bに嵌合せしめて相互の一体性を増し、パッキン1′が分割型枠4a又は4bから離脱するのを阻止できる利点がある。
図11(イ)に示すパッキン1は、図1(ニ)に示すものと略同形状で外側面3aの屈曲部3g上位が若干変形された断面略L形状となされ、分割型枠4aの外周面4a′上縁に欠設せる段部の周回面に沿って舌片部3の内側面3bが当接され、先端部3e及び傾斜面3fが前記型枠4a上縁部から突出して舌片部3が外周面4a′より外方に傾倒する如くなされ、上記段部の周回面に設けた水平状のほぞ穴にその基部2が嵌め込まれて取付け固定されている。
又、図11(ロ)に示すパッキン1は、外側面3aが略垂直状の舌片部3の内側面3bの中途部から上位に基部2が突設され、分割型枠4aの外周面4a′上縁に欠設せる段部の周回面に沿って舌片部3の内側面3b及び基部2が当接されて取付け固定され、先端部3e及び傾斜面3fが前記型枠4a上縁部から突出するとともに、外側面3aが上記外周面4a′から少許突出されている。
又、図11(ハ)の場合は、同図(ロ)と同形状のパッキン1であって、その外側面3aを上側にして舌片部3を略水平状、基部2を略垂直状にして分割型枠4bの上縁部に取付け固定し、その傾斜面3fを先端部3eから下向きとして分割型枠4bの上縁部から内方に突出させ、上記図8と同様に型枠の組立状態において、開放した上部周縁部に沿って傾斜面3fが面取り形成用として型枠の一部を構成するものである。
又、図11(ホ)の場合は、同図(ニ)と同形状のパッキン1であって、その外側面3aを上側にして舌片部3を略水平状にし、基部2を分割型枠4bの上縁部の水平状ほぞ穴に嵌め込んで取付け固定し、その傾斜面3fを先端部3eから下向きとして分割型枠4bの上縁部から内方に突出させ、同図(ハ)と同様に、傾斜面3fが面取り形成用として型枠の一部を構成するものである(図13参照)。
又、図11(ヘ)に示すパッキン1は、同図(ロ)に示すものの変形で断面略横T形状となされ、舌片部3を長くしてその内側面3bの略中央部に基部2が突設された点で上記のものと異なり、分割型枠4aの外周面の周回面に沿って舌片部3の内側面3bが当接され、該周回面に設けた水平状のほぞ穴に基部2が嵌め込まれて取付け固定され、先端部3e及び傾斜面3fが前記型枠4a上縁部から突出されている。
又、図11(ト)の場合は、同図(ヘ)と同形状のパッキン1であって、その外側面3aを上側にして舌片部3を略水平状にして、基部2を分割型枠4bの上縁部に取付け固定し、その傾斜面3fを先端部3eから下向きとして分割型枠4bの上縁部から内方に突出させ、同図(ハ)と同様に、傾斜面3fが面取り形成用として型枠の一部を構成するものである。
同図(イ)に示すパッキン1は、舌片部3の外側面3a略中央部に基部2が突設された断面横T形状となされ、分割型枠4bの外周面4b′に欠設せる段部の周回面に沿って舌片部3の外側面3aが当接され、傾斜面3fが前記型枠4b縁部から突出するとともに内側面3bが外周面4b′より少許外方に突出され、上記段部の周回面に設けた水平状のほぞ穴に基部2が嵌め込まれて取付け固定されている。
同図(ロ)に示すパッキン1は、舌片部3の外側面3a下位に基部2が突設された断面略L形状で、舌片部3の内側面3b全体が下窄み状の一様な傾斜面となされ、分割型枠4bの外周面4b′の上側に設けた段部周回面に沿って舌片部3の外側面3aが当接され、傾斜面3fが前記型枠4b縁部から突出するとともに傾斜状の内側面3bが外周面4b′より外方に突出されて舌片部3が外方に傾倒する如くなされ、上記段部周回面に設けた水平状のほぞ穴に基部2が嵌め込まれて取付け固定されている。この場合、分割型枠4aの外周面との接続に際し、内側面3bの中途部3dが前記外周面と最初に点接触し、押圧力がよく利いて舌片部3が変形し易いという利点がある。
図15において、9は閉蓋であって、例えば平面視円形状となされ、その周方向に沿って裏面側に端部垂下縁9aが一体的に設けられてなり、該閉蓋9が例えて平面視円形枠状をなす地表埋設用枠体10の上面内周縁で凹段部状に形成された蓋受部11にその上面が面一状に嵌合されることにより、地表埋設用枠体10の上部開口が閉塞されるようになされている。
しかして、本発明に係る断面略L形状のパッキン1は、閉蓋9の閉塞前の開放時において、図16(ロ)に示すように、舌片部3をその内側面3bを上向けて略水平状にすることで内側面3bに突出した基部2を略垂直状となし、該基部2が閉蓋9の端部垂下縁9aの下端部に欠設された段部の周回面14に沿って取付けられるとともに、前記端部垂下縁9aの下端にその他端部3a′が略合致せしめられることで、舌片部3の下側となる外側面3aが斜め下方に延びる傾斜面をなして外突出し、該舌片部3が基部2との付根部3cを支点として上下に回動、弾性変形可能な状態となされる。
このとき、閉塞前の開放時の閉蓋9においては、前記舌片部3の下側となる外側面3aが、図16(ロ)に示すように、その他端部3a′から斜め下方に延びる傾斜面となされていることから、前記舌片部3の圧縮変形に際して、該舌片部3がその反発弾性作用により蓋受部11の周壁11aに圧接され、閉蓋9の端部垂下縁9aと蓋受部11の周壁11aとの間に生じる隙間がその下位で確実に閉塞され、車両や人の通行等に起因する振動等によりたとえ閉蓋9が動いても、該動きに追随して上記圧接状態が維持される。
尚、地表埋設用枠体10の蓋受部11は、上記図15においては地表埋設用枠体10の上面内周縁に凹状段部が直接的に欠設されているが、図17に示すように、地表埋設用枠体10の上面内周縁に凹状段部を形成すべく、その上面に蓋受枠12が一体的に嵌着されることにより形成されてもよく、又、上記パッキン1に替えて、外側面3aの態様が異なる図1(ハ)、(ニ)に示すパッキン1(一部が傾斜状)等が前記と同様に取付けられてもよい。
尚又、本発明のパッキン1を取付ける閉蓋9の形状は、平面視円形の他、方形、多角形等適宜形状であってもよく、又、地表埋設用枠体10の平面形状も閉蓋9の平面形状に相応した適宜形状であればよい。
2 基部
3 舌片部
3a 外側面
3a′ 他端部
3b 内側面
3c 付根部
3d 中途部
3e 先端部
3f 上向き傾斜面
3g 屈曲部
4,8 型枠
4a,4b,4c,8a,8b 分割型枠
4a′,4b′ 外周面
5 液状材料
9 閉蓋
9a 端部垂下縁
10 地表埋設用枠体
11 蓋受部
11a 周壁
11b 段部
14 周回面
Claims (3)
- 断面縦長状の舌片部(3)が、略垂直状をなす内側面(3b)の上部先端側中途部(3d)から、略垂直状の外側面(3a)又は下側の一部を除く下窄み状又は全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面(3a)の上部先端部(3e)にわたり上向き傾斜面(3f)となされて先細り状に形成され、前記舌片部(3)の内側面(3b)又は外側面(3a)から取付用基部(2)が突出されることで断面略T形状又はL形状に形成された弾性体からなり、舌片部(3)が揺動且つ弾性変形可能となされたことを特徴とするパッキン。
- 断面縦長状の舌片部(3)が、略垂直状をなす内側面(3b)の先端側中途部(3d)から、略垂直状の外側面(3a)又は下側の一部を除く下窄み状若しくは全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面(3a)の先端部(3e)にわたり上向き傾斜面(3f)となされて先細り状に形成され、前記舌片部(3)の内側面(3b)又は外側面(3a)から取付用基部(2)が突出されることで断面略T形状又はL形状に形成された弾性体からなるパッキン(1)を、前記舌片部(3)の内側面(3b)又は基部(2)を分割型枠縁部と当接させて、前記先端部(3e)及び傾斜面(3f)を型枠縁部から突出させるか、或いは、前記舌片部(3)の外側面(3a)を分割型枠縁部と当接させて、前記傾斜面(3f)と内側面(3b)を型枠から突出させるとともに、基部(2)を分割型枠に取付け固定し、舌片部(3)を分割型枠間に挟着した際に舌片部(3)の弾性変形に伴いその傾斜面(3f)を所定形状の面取り形成部に変形させるか、或いは分割型枠上縁部にあって内側面(3b)を下側にして略水平状にした舌片部(3)の傾斜面(3f)を面取り形成部となすパッキンの装着方法。
- 断面縦長状の舌片部(3)が、略垂直状をなす内側面(3b)の上部先端側中途部(3d)から、下側の一部を除く下窄み状又は全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面(3a)の上部先端部(3e)にわたり上向き傾斜面(3f)となされて先細り状に形成され、前記舌片部(3)の内側面(3b)下部から取付用基部(2)が突出されることで断面略L形状に形成された弾性体からなるパッキン(1)を、前記内側面(3b)が上側で略水平状をなすべく舌片部(3)を横向きにして基部(2)を閉蓋(9)の端部垂下縁(9a)の下端部に取付け、舌片部(3)の下側となる外側面(3a)の先端部(3e)と反対側他端部(3a′)を端部垂下縁(9a)の下端に略合致させて外側面(3a)をその先端部(3e)に向け斜め下方に延びる傾斜面となし、少なくとも前記先端部(3e)及び傾斜面(3f)を端部垂下縁(9a)から周方向へ外突させて固定し、舌片部(3)を上下に回動且つ弾性変形可能とするパッキンの装着方法。
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