JP4058558B2 - パッキンとその装着方法 - Google Patents

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Description

本発明はパッキンとその装着方法に関するものであり、さらに詳しくは、コンクリートブロック等の成形用型枠や、汚水マス、マンホール等の地表埋設用枠体の各種閉蓋等に取付けられて使用されるパッキンとその装着方法に関するものである。
従来、コンクリートブロック等の成形用型枠においては、例えば断面が円形、方形、台形等各種形状となされた長尺のパッキンが使用されており、これらパッキンは組立分解自在な型枠の接続部に沿って取付けられ、該パッキンが型枠の組立時に前記接続部において型枠相互によって圧縮変形されることにより、前記接続部に生じる隙間を閉塞して型枠内に充填した生コンクリート等の液状材料の漏出防止を図るようになされている。
又、汚水マス、マンホール等の地表埋設用枠体の各種閉蓋においては、例えば断面円形のパッキンが閉蓋の周方向に沿う端部垂下縁の外周、若しくは、地表埋設用枠体の蓋受段部の周壁に取付けられ、該パッキンが閉蓋の閉塞時に前記端部垂下縁と蓋受段部との間で圧縮変形されることにより、閉蓋と蓋受段部間に生じる隙間を閉塞して地表埋設用枠体内への雨水等の流入防止や、地表埋設用枠体内から外部への悪臭の発散防止を図るようになされたものも知られている。
しかしながら、前記コンクリートブロック等の成形用型枠にあっては、パッキンは単に型枠の接続部に生じる隙間を閉塞するためのもので、前記隙間からの生コンクリート等の液状材料の漏出防止の役目しか果たさないことから、成形するブロックの隅角部を面取りするような場合には、前記パッキンの装着とは別途に型枠の端縁部、又は接続縁部に沿う型枠内において、突出状、又は、その入り隅部を埋める如き所定形状、例えて断面三角形等の削り出しによる隆起部13、若しくは鋼製目地棒による隆起部13を設ける等して型枠を製作する必要があり(図ア部、イ部)、その製作が煩雑で手間がかかるとともに、図(イ)、(ロ)に示す如く、生コンクリート等の充填作業前に、前記隆起部13を有する分割型枠4a,4cが分割状態にある際には、かかる隆起部13が外方に向け突出して剥き出し状態となるために、その移動や組立時に該所が他部材と衝突したりして度々損傷するという問題点があった。又、前記損傷部分を再生するには、肉盛り研摩する等繊細な作業で大変な手間を要していた。
又、地表埋設用枠体の閉蓋にあっては、パッキンが断面円形となされることが多いため、閉蓋の開閉時にパッキンが地表埋設用枠体の蓋受段部との接触摩擦でずれ動いたり、或いは、閉蓋の開閉性を考慮すると、閉蓋の端部垂下縁と地表埋設用枠体の蓋受段部との間にあるパッキンの変形度合い(パッキンが前記端部垂下縁と蓋受段部により挟圧されて夫々に接する度合い)を余り大きくできず、又、前記変形度合いを大きく設定すると、地表埋設用枠体への閉蓋の嵌合が行い難く、何れの場合においても閉蓋上やその近辺の車両や人の通行等に起因する振動等によって閉蓋が動いてパッキンによる隙間の閉塞状態が不十分となりやすく、パッキンの効果が必ずしも発揮できていない問題点があった。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みてなされたもので、コンクリートブロック等の成形用型枠においては、型枠の接続部における生コンクリート等の液状材料の漏出防止に加え、成形するブロックの隅角部の面取りをも同時に行うことができ、又、地表埋設用枠体の閉蓋においては、地表埋設用枠体内への雨水等の流入防止や、地表埋設用枠体内から外部への悪臭の発散防止効果に優れ、且つ閉蓋のガタツキ防止効果をも奏するパッキンとその装着方法を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため、本発明のパッキンは、断面縦長状舌片部3が、略垂直状をなす内側面3bの上部先端側中途部3dから、略垂直状の外側面3a又は下側の一部を除く下窄み状又は全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面3aの上部先端部3eにわたり上向き傾斜面3fとなされて先細り状に形成され、前記舌片部3の内側面3b又は外側面3aから取付用基部2が突出されることで断面略T形状又はL形状に形成された弾性体からなり、舌片部3が揺動且つ弾性変形可能となされたことを特徴とするものである
又、本発明のパッキンの装着方法は、断面縦長状の舌片部3が、略垂直状をなす内側面3bの先端側中途部3dから、略垂直状の外側面3a又は下側の一部を除く下窄み状若しくは全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面3aの先端部3eにわたり上向き傾斜面3fとなされて先細り状に形成され前記舌片部3の内側面3b又は外側面3aから取付用基部2が突出されることで断面略T形状又はL形状に形成された弾性体からなるパッキン1を、前記舌片部3の内側面3b又は基部2を分割型枠縁部と当接させて、前記先端部3e及び傾斜面3fを型枠縁部から突出させるか、或いは、前記舌片部3の外側面3aを分割型枠縁部と当接させて、前記傾斜面3fと内側面3bを型枠から突出させるとともに、基部2を分割型枠に取付け固定し、舌片部3を分割型枠間に挟着した際に舌片部3の弾性変形に伴いその傾斜面3fを所定形状の面取り形成部に変形させるか、或いは分割型枠上縁部にあって内側面3bを下側にして略水平状にした舌片部3の傾斜面3fを面取り形成部となすものである。
又、本発明のパッキンの装着方法は、断面長状の舌片部3が、略垂直状をなす内側面3bの上部先端側中途部3dから、下側の一部を除く下窄み状又は全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面3aの上部先端部3eにわたり上向き傾斜面3fとなされて先細り状に形成され前記舌片部3の内側面3b下部から取付用基部2が突出されることで断面略L形状に形成された弾性体からなるパッキン1を、前記内側面3bが上側で略水平状をなすべく舌片部3を横向きにして基部2を閉蓋9の端部垂下縁9aの下端部に取付け、舌片部3の下側となる外側面3aの先端部3eと反対側他端部3a′を端部垂下縁9aの下端に略合致させて外側面3aをその先端部3eに向け斜め下方に延びる傾斜面となし、少なくとも前記先端部3e及び傾斜面3fを端部垂下縁9aから周方向へ外突させて固定し、舌片部3を上下に回動且つ弾性変形可能とするものである。
本発明のパッキンは、断面縦長状舌片部が、略垂直状をなす内側面の上部先端側中途部から、略垂直状の外側面又は下側の一部を除く下窄み状、又は全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面の上部先端部にわたり上向き傾斜面となされて先細り状に形成され、前記舌片部の内側面又は外側面から取付用基部が突出されることで断面略T形状又はL形状に形成された弾性体からなり、舌片部が揺動且つ弾性変形可能となされているために、舌片部の内側面側の取付用基部を固定して使用するに際し、基部によりパッキンと一方の分割型枠や閉蓋との当接(取付け)長さを増大させて相互間の一体性を向上させて固定できるとともに、舌片部の外側面の先端部より下側にある屈曲部、又は下部他端部を支点として舌片部が容易に揺動、弾性変形可能な状態となり、舌片部がその外側面に押圧力を受けて圧縮変形する作用を奏し、型枠において生コンクリート等の液状材料の漏出防止及び成形するブロックの面取り形成、並びに、地表埋設用枠体において防水、防臭及び閉蓋のガタツキ防止等の効果が発揮される。
又、舌片部の外側面側の取付用基部を固定して使用するに際し、基部によって上記と同様な効果を奏するとともに、舌片部がその内側面に押圧力を受けると容易に弾性変形する作用を奏し、上記と同様に型枠において生コンクリート等の液状材料の漏出防止及び成形するブロックの面取り形成の効果が発揮される。
又、本発明のパッキンの装着方法は、断面縦長状の舌片部が、略垂直状をなす内側面の先端側中途部から、略垂直状の外側面又は下側の一部を除く下窄み状若しくは全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面の先端部にわたり上向き傾斜面となされて先細り状に形成され前記舌片部の内側面又は外側面から取付用基部が突出されることで断面略T形状又はL形状に形成された弾性体からなるパッキンを、前記舌片部の内側面又は基部を分割型枠縁部と当接させて、前記先端部及び傾斜面を型枠縁部から突出させか、或いは、前記舌片部の外側面を分割型枠縁部と当接させて、前記傾斜面と内側面を型枠から突出させるとともに、基部を分割型枠に取付け固定するために、かかる基部がパッキンと分割型枠との当接(取付け)長さを増大せしめて相互間の一体性を向上させ、又、コンクリートブロック等の組立分解自在な成形用型枠の接続部において、隣接すべき一方の分割型枠の外周面上縁に欠設せる段部の周回面に舌片部の内側面を当接して、その舌片部の外側面を突出させて取付けることで、型枠の組立時に、前記分割型枠の外周面と他方の分割型枠の内側面との間に舌片部が挟着され、外周方向に食み出す外側面が押圧されるとともに、圧縮変形を生じて接続部に生じる隙間が閉塞されて型枠内の生コンクリート等の液状材料の漏出を確実に防止できる
ここで、舌片部の外側面が下側の一部を除く下窄み状、又は全体に渡る下窄み状となされ、その下部他端部が分割型枠の外周面と略合致せしめられて取付け固定され、且つ舌片部の中途部からの上向き傾斜面及び先端部が分割型枠の内面側に突出されると、前記外周面より外周方向に食み出して傾倒する舌片部の外側面がその屈曲部、又は前記他端部を支点としてより揺動、弾性変形し易い状態となり、上記押圧作用による型枠内の生コンクリート等の液状材料の漏出が一層効果的に防止される。
即ち、先細り状で外周方向に傾倒せる舌片部が、他方の分割型枠の押圧力に相応して外側面の屈曲部、又は下部他端部を支点として揺動する弁作用を奏するため、前記漏出防止が確実に図られるとともに、例え相接すべき一方の分割型枠と他方の分割型枠との間に多少の隙間(但し、外側面の先端部と屈曲部、又は他端部との間の横幅寸法以内)があっても、前記弁作用によって該所からの漏出が好適に阻止される。
又、隣接すべき一方の分割型枠の外側面下部にある段部に取付用基部を取付け、舌片部の外側面を前記下部に当接させることで、舌片部の上向き傾斜面と内側面が分割型枠の内側に突設され、且つ、該内側面を分割型枠の下端縁の外周面より外周方向に食み出して取付けることで、型枠組立時に、前記分割型枠の外周面と他方の分割型枠の外側面との間に舌片部が挟着され、圧縮変形を生じて接続部に生じる隙間が閉塞されて、型枠内の生コンクリート等の液状材料の漏出を確実に防止できる。
又、舌片部の中途部から先端部にわたる上向き傾斜面が、所定形状の面取り形成部に変形して型枠の一部を構成するため、成形するブロックの隅角部の面取り、特に、面寸法が小さく細い所謂糸面の成形も同時に容易且つ正確に行える。
更に、一方の分割型枠の組立前等、分解状態にあってそのパッキン、特に舌片部の上向き傾斜面や先端部が外方に向け突出する剥き出し状態となり、その移動や組立時にかかる先端部が他部材と衝突等しても、当該パッキンは全体が弾性体からなり緩衝性を有してなるため、その損傷が未然に防止されて繰り返し使用が可能であるとともに、万一損傷してもパッキンのみを取替え取付けるだけで、安価且つ迅速に一方の分割型枠を再生できる。
しかも、分割型枠の周方向に沿う端縁部において、舌片部をその内側面を下側にして略水平状となし、該内側面が前記周回せる上縁部に取付け固定されると、舌片部の傾斜面がその先端部から下向き状を呈し所定形状の面取り形成部となって型枠内に突出し、成形するブロックの上隅角部の面取りが行えるとともに、型枠内に充填したコンクリート等の液状材料の上面仕上げをコテ等によって行うに際し、分割型枠の上面に略水平状に裸出して該上面を構成するパッキンの外側面が前記コテ等と接し、その摺動を滑らか、且つ抵抗なくスムーズに行わせ、又、弾性体からなるパッキンと液状材料は付着し難いために、液状材料の硬化前及び硬化後に、パッキン上から液状材料を除去し易いという利点がある。
更に、前記と同様に、一方の分割型枠の組立前等、分解状態にあってそのパッキン、特に舌片部の外突せる先端部が他部材と衝突等しても、緩衝性を有するためにその損傷が未然に防止されて繰り返し使用が可能であり、万一損傷してもパッキンのみを取替え取付けるだけで、安価且つ迅速に一方の分割型枠を再生できる。
又、本発明のパッキンの装着方法は、断面長状の舌片部が、略垂直状をなす内側面の上部先端側中途部から、下側の一部を除く下窄み状又は全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面の上部先端部にわたり上向き傾斜面となされて先細り状に形成され前記舌片部の内側面下部から取付用基部が突出されることで断面略L形状に形成された弾性体からなるパッキンを、前記内側面が上側で略水平状をなすべく舌片部を横向きにして基部を閉蓋の端部垂下縁の下端部に取付け、舌片部の下側となる外側面の先端部と反対側他端部を端部垂下縁の下端に略合致させて外側面をその先端部に向け斜め下方に延びる傾斜面となし、少なくとも前記先端部及び傾斜面を端部垂下縁から周方向へ外突させて固定し、舌片部を上下に回動且つ弾性変形可能とするために、かかる閉蓋を地表埋設用枠体の上方からその蓋受部に閉塞する際、前記舌片部の外側面が蓋受部の周壁に摺動しつつ押圧されることで舌片部が上方に向け回動して圧縮変形し、前記と同様に弁作用を奏して閉蓋の端部垂下縁と蓋受部間に生じる隙間を確実に閉塞し、延いては地表埋設用枠体内への雨水等の流入及び地表埋設用枠体内から外部への悪臭の発散防止、並びに閉蓋のガタツキやガタツキによる騒音発生防止効果が十分発揮できる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
は本発明の実施の形態に係るパッキン1を示し、当該パッキン1は、断面略L形状の弾性長尺体をなすべく、断面縦長状の舌片部3の略垂直状をなす内側面3bの略中位に、その上側付根部3cを位置させて水平状に突設せる基部2が一体的に追設されてなり、かかる基部2を取付部、又、略起立状の舌片部3を弾性変形部となす。舌片部3は前記内側面3bの上部先端側の中途部3dから、その下部他端部3a′へ向け下窄み状の傾斜面をなす外側面3aの上部先端部3eにわたる上面が上向き傾斜面3fとなされて先細り状に形成されてなる。舌片部3の外側面3aは、図(ロ)に示す如き全体が下窄み状の一様な傾斜面となされてもよいし、同図(ハ)に示す如く、所定の中間位置で屈曲部3gを介して屈曲されて下窄み状の傾斜面となされてもよいし、同図(ニ)に示す如く、所定の中間位置で屈曲部3gを介して屈曲されて下側の一部が略垂直状をなす下窄み状の傾斜面となされてもよい。又、同図(ホ)に示す如く、基部2及び舌片部3にわたり複数の空所16が点在して設けられ、柔軟性が高められてもよい。
即ち、上記舌片部3は、下側の一部を除く下窄み状又は全体に渡る下窄み状の外側面3aと略垂直状の内側面3bとにより、基部2との付根部3cから先端側の中途部3dに向かって漸次厚肉状となされ、中途部3d付近でその厚みが最大となされて先端部3eに向け漸次薄肉状となされるとともに、取付け固定される基部2を支点として揺動、弾性変形可能となされている。又、舌片部3の前記中途部3dから先端部3eにわたる上向き傾斜面3fは、図1及び図(ロ)に示すように、所定勾配をなす平面状の傾斜面となされてもよいし、或いは、図(イ)及び(ハ)に示すように、所定曲率をなす凹又は凸湾曲状の傾斜面となされてもよい。
又、基部2は、略均一な厚みを有する水平板片状となされてパッキン1の取付部を形成しているが、その断面形状は上記図のものに限定されず基本的に舌片部3と一体化されて略L形状をなすべき形状であればよく、例えば当該基部2が取付け固定される他部材との一体性を増すべく、図(ロ)に示すように、その上面及び/又は下面が傾斜面となされたり、同図(ハ)に示すように、端部に凸部2a及び/又は凹部2bが設けられたりする他、その表面に適宜凹凸が付される等、前記基本形状の範囲内で適宜変形されてもよい。
尚、上記各パッキン1の材質は、天然又は合成ゴム、ウレタン、ナイロン、シリコン等合成樹脂のパッキンに汎用の弾性体であればよく、とくに限定するものではない。
次に、本発明のパッキンの使用例について説明する。
まず、図3及び図6(イ)は本発明のパッキン1をコンクリートブロック等の成形用型枠に使用した例を示す。
3及び図6(イ)において、4は型枠であって、例えば円形、矩形、多角形、楕円形等各種の枠形状のブロックを成形すべく構成され、環又は枠状の底版をなす分割型枠4aと、外周枠をなす分割型枠4bと、内周枠をなす分割型枠4cとからなる上面開放型となされ、これら分割型枠4a,4b,4cが組立分解自在となされており、図3及び図6(イ)はその要部(組立時)のみを示してなる。
しかして、前記底版をなす分割型枠4aと、外周枠をなす分割型枠4bとの接続部において、型枠4の組立前の状態では、図6(ロ)に示す如く、底版をなす分割型枠4aの外周面4a′上縁に欠設せる段部の周回面14に沿って、前記図1(ロ)に示す断面略L形状のパッキン1の略垂直状をなす舌片部3の内側面3bが当接されるとともに、周回面14の下位に該周回面14と連続して穿設した水平状のほぞ穴にその基部2が嵌め込まれ、舌片部3の外側面3aの下部他端部3a′が分割型枠4aの外周面4a′と略合致せしめられて舌片部3が略起立状に取付け固定され、且つ舌片部3の中途部3dからの上向き傾斜面3f及び先端部3eが前記分割型枠4aの内面側(上面側)に突出されることにより、パッキン1の外側面3aが分割型枠4aの外周面4a′より外方に食み出して傾倒する如くなされる。即ち、型枠4の組立前の状態において、舌片部3の外側面3aが、分割型枠4aに取付け固定されたその他端部3a′を支点として揺動、弾性変形可能な状態となされる。
而して、前記組立前の状態にあっては、舌片部3の先端部3eが分割型枠4aの内面側(上面側)に突出する剥き出し状態になり、その移動時や後述の組立時に、かかる外側面3aの先端部3eが他部材と衝突する等しても、当該パッキン1は全体が弾性体からなり、且つ舌片部3が揺動、弾性変形可能となされているために、その損傷が未然に防止されて繰り返し使用できるとともに、万一損傷等してもパッキン1のみを取替え取付けるだけで迅速に分割型枠4aを再生できる。
前記型枠4の組立時においては、図6(イ)に示すように、底版をなす分割型枠4aの外周面4a′と、外周枠をなす分割型枠4bの内側面との間に舌片部3が挟着され、該舌片部3の外周方向に食み出して傾倒する外側面3aが前記分割型枠4bの内側面により押圧されて舌片部3が圧縮変形されるとともに、中途部3dから先端部3eにわたる上向き傾斜面3fも圧縮変形される。
この時、舌片部3の外側面3aが分割型枠4bの内側面と略垂直状に圧着されて、これに伴い分割型枠4a,4bの接続部に生じる隙間が確実に閉塞されると同時に、舌片部3の中途部3dから先端部3eにわたる上向き傾斜面3fが面取り形成用の所定の形状をなすべく変形し、型枠4の一部を構成する。
ここで、面取り形成部をなす上向き傾斜面3fの大きさは、自由で所望寸法に設定可能であるが、特に面寸法が小さく細い所謂糸面を成形するべく、かかる上向き傾斜面3fを小さくなしても、上記各作用を同様に奏して好適な使用が行える。
従って、本発明のパッキン1によって、型枠4内に充填された生コンクリート等の液状材料5の前記接続部の隙間からの漏出防止が図られるとともに、パッキン1が面取り形成部として型枠4の一部を構成して、成形するブロックの隅角部の面取りが同時に行える。(図に上記パッキン1によって隅角部6aが面取りされ、面取り部15が成形されたブロック6の要部を一例として示す。)
尚、底版をなす分割型枠4aと、内周枠をなす分割型枠4cとの接続部においても、上記と同様に本発明のパッキン1を介在させることで、液状材料5の漏出防止が図られ、又、成形ブロックの面取りが同時に行われることは無論であるが、図ア部にあっては、従来の断面円形のパッキン7が介在されて分割型枠4a,4cの接合によって前記パッキン7が圧縮変形され、前記接続部に生じる隙間が閉塞されて、型枠4内の液状材料5の漏出防止が図られる例を示している。
、本発明に係る断面略L形状のパッキン1は、前記の如く一方の分割型枠4aに取付け固定されることで他方の分割型枠4bにより挟圧される他、図6(ハ)に示す如く、組立分解自在な型枠8の接続部において、一方の分割型枠8aに、その下面部でパッキン1の基部2を挟持せしめ、舌片部3の中途部3dからの上向き傾斜面3fを分割型枠8aの内面側に突出させるとともに、その内側面3bを分割型枠8aの周回面14に当接して舌片部3を取付け固定することで、かかるパッキン1が他方の分割型枠8bとの間に挟着される等して、型枠4,8に組み付け使用されるため、パッキン1と分割型枠4a,8aとの当接(取付け)長さが増大し、且つ上記の如くパッキン1の基部2を分割型枠4a,8aに嵌合又は挟持せしめて相互の一体性を増し、パッキン1が分割型枠4a,8aから離脱するのを阻止することができる。
又、図(イ)における型枠4の組立状態にあっては、分割型枠4bの内面が、分割型枠4aの外周面4a′よりもその下面で少許外突せる当り部4dに当接して外周面4a′と相接することなく相互間に比較的大きな隙間を存してなるが、該隙間の寸法が型枠4の分解時におけるパッキン1の傾倒せる外側面3aの先端部3eと他端部3a′間の横幅寸法X以内であることを前提として、分割型枠4bの押圧力に相応し、外側面3aの他端部3a′を支点として揺動する舌片部3の弁作用により、かかる外側面3aの上位部が分割型枠4bと部分接触して前記隙間を充足し、該所からの液状材料5の漏出防止と成形されるブロックの隅角部の面取りを可能となしている。ここで、上記当り部4dは、繰り返し弾性変形せるパッキン1が過度な変形から派生して塑性化することを予防し、その耐久性を向上せしめるが、かかる当り部4dが設けられずして、分割型枠4a,4bの不完全な接続状態から相互間に隙間が発生しても、上記横幅寸法X以内の隙間寸法であれば、パッキン1が上記弁作用を奏することは無論である。
又、図及び図の下半部は、舌片部3の外側面3aが、その下位に略垂直面を有するべく所定の中間位置で屈曲部3gを介して屈曲されて下窄み状の傾斜面となされた断面略L形状のパッキン1の場合を示し、この場合も前記図(イ)、(ロ)の場合と同様にして分割型枠4aに取付け固定されて他方の分割型枠4bにより挟圧されるものである。
この場合の型枠4の組立状態にあっても、上記と同様に本発明のパッキン1を介在させることで、液状材料5の漏出防止が図られ、又、成形ブロックの面取りが同時に行われることは無論であるが、分割型枠4bの押圧力に相応し、外側面3aの屈曲部3gを支点として揺動する舌片部3の弁作用により、その上位部が分割型枠4bと部分接触して相互間の隙間を充足し、該所からの液状材料5の漏出防止と成形されるブロックの隅角部の面取りを可能となしている。
ここで、前記隙間を充足すべく圧縮変形する舌片部3は、外側面3aの屈曲部3gから上位の部分だけ(図のX寸法部分)となり、その断面積が減少するため、分割型枠4bの押圧力に対しより揺動、弾性変形し易く、分割型枠4bとの密着性を向上せしめるとともに、繰り返し作用する押圧力に対して舌片部3が塑性化し難いという作用、効果を奏する。
又、図は、本発明のパッキンの他の実施形態を示し、当該パッキン1′は、略起立状の舌片部3の内側面3bの下位に略水平状の取付用基部2が突設された断面略L形状の弾性体となされ、舌片部3の略垂直状をなす内側面3bの先端側中途部3dから略垂直状をなす外側面3aの先端部3eにわたり上向き傾斜面3fが設けられてなるが、該傾斜面3fや基部2の形状はこれに限定されず前述と同様に種々変形されてもよいし、その材質も前記パッキン1と同様となされる。
前記パッキン1′は、図の上半部に示すように、その外側面3aを上側にして舌片部3を略水平方向、基部2を略垂直方向にして分割型枠4bの上縁部に取付け、その傾斜面3fを先端部3eから下向きとして分割型枠4bの上縁部から内方に突出させ、型枠4の組立状態において、開放した上部周縁部に沿って傾斜面3fが面取り形成用として型枠4の一部を構成する。即ち、舌片部3の内側面3bが分割型枠4bの上縁部に当接されるとともに、前記先端部3e及び傾斜面3fが前記型枠上縁部から内方に突出され、上縁部の外周に設けた垂直状のほぞ穴にその基部2が嵌め込まれて取付け固定される。(尚、図の上右側のパッキン1′は内側面3bと隣接する基部2の面が傾斜面となされて基部2が下方に末広がり状を呈する。)
この場合のパッキン1′は、分割型枠4bの内方に突出する傾斜面3fが成形するブロックの上隅角部の面取りを可能になすとともに、成形時に上部開放部に臨む液状材料5の上面でのコテ等による仕上げに際して、コテ等を舌片部3の外側面3a上を抵抗なく滑らかに移動させることができるとともに、弾性体からなるパッキン1′と液状材料5は付着し難いために、液状材料5の硬化前及び硬化後にパッキン1′上から液状材料5が除去しやすくなる等、パッキン1′が仕上げ作業の効率化に寄与する。
又、前記パッキン1′は、前記図(イ)、(ロ)の場合と同様にして分割型枠4aに取付け固定されてもよく、例えて図10に示すように、分割型枠4aの外周面4a′より舌片部3の外側面3bを少許突出させて取付けることで、他方の分割型枠4bにより挟圧されるものである。
この場合の型枠4の組立状態にあっても、前記と同様に分割型枠4bの内面が分割型枠4aの外周面4a′と相接することなく隙間を存してなるが、分割型枠4bの押圧力に相応し、舌片部3の外側面3a全体が分割型枠4bと接触して前記隙間を充足し、該所からの液状材料5の漏出防止と成形されるブロックの隅角部の面取りを可能となしている。
更に、前記パッキン1′は、前記のように取付け固定されることから分割型枠4a又は4bとの当接(取付け)長さが増大し、その基部2を分割型枠4a又は4bに嵌合せしめて相互の一体性を増し、パッキン1′が分割型枠4a又は4bから離脱するのを阻止できる利点がある。
11(イ)乃至(ト)は本発明のパッキンの他実施の形態を示し、本実施形態のパッキン1は、それぞれ舌片部3の内側面3bから基部2が突設されてなり、(イ)、(ロ)、(ニ)、(ヘ)の場合はそれぞれ分割型枠4aと他の分割型枠4bとの接続部において、一方の分割型枠4aに取付け固定され、(ハ)、(ホ)、(ト)の場合は分割型枠4bの上縁部に面取り形成用として取付けられている。
11(イ)に示すパッキン1は、図(ニ)に示すものと略同形状で外側面3aの屈曲部3g上位が若干変形された断面略L形状となされ、分割型枠4aの外周面4a′上縁に欠設せる段部の周回面に沿って舌片部3の内側面3bが当接され、先端部3e及び傾斜面3fが前記型枠4a上縁部から突出して舌片部3が外周面4a′より外方に傾倒する如くなされ、上記段部の周回面に設けた水平状のほぞ穴にその基部2が嵌め込まれて取付け固定されている。
又、図11(ロ)に示すパッキン1は、外側面3aが略垂直状の舌片部3の内側面3bの中途部から上位に基部2が突設され、分割型枠4aの外周面4a′上縁に欠設せる段部の周回面に沿って舌片部3の内側面3b及び基部2が当接されて取付け固定され、先端部3e及び傾斜面3fが前記型枠4a上縁部から突出するとともに、外側面3aが上記外周面4a′から少許突出されている。
又、図11(ハ)の場合は、同図(ロ)と同形状のパッキン1であって、その外側面3aを上側にして舌片部3を略水平状、基部2を略垂直状にして分割型枠4bの上縁部に取付け固定し、その傾斜面3fを先端部3eから下向きとして分割型枠4bの上縁部から内方に突出させ、上記図と同様に型枠の組立状態において、開放した上部周縁部に沿って傾斜面3fが面取り形成用として型枠の一部を構成するものである。
又、図11(ニ)に示すパッキン1は、外側面3aが略垂直状の舌片部3の内側面3b全体に略鉤形状をなして下方に延びる基部2が突設され、分割型枠4aの外周面4a′上縁に欠設せる段部に舌片部3が位置されて分割型枠4a上面に設けた垂直状ほぞ穴に基部2が嵌め込まれて取付け固定され、先端部3e及び傾斜面3fが型枠4a上縁部から突出するとともに、外側面3aが上記外周面4a′から少許突出されている(図13参照)。
又、図11(ホ)の場合は、同図(ニ)と同形状のパッキン1であって、その外側面3aを上側にして舌片部3を略水平状にし、基部2を分割型枠4bの上縁部の水平状ほぞ穴に嵌め込んで取付け固定し、その傾斜面3fを先端部3eから下向きとして分割型枠4bの上縁部から内方に突出させ、同図(ハ)と同様に、傾斜面3fが面取り形成用として型枠の一部を構成するものである(図13参照)。
又、図11(ヘ)に示すパッキン1は、同図(ロ)に示すものの変形で断面略横T形状となされ、舌片部3を長くしてその内側面3bの略中央部に基部2が突設された点で上記のものと異なり、分割型枠4aの外周面の周回面に沿って舌片部3の内側面3bが当接され、該周回面に設けた水平状のほぞ穴に基部2が嵌め込まれて取付け固定され、先端部3e及び傾斜面3fが前記型枠4a上縁部から突出されている。
又、図11(ト)の場合は、同図(ヘ)と同形状のパッキン1であって、その外側面3aを上側にして舌片部3を略水平状にして、基部2を分割型枠4bの上縁部に取付け固定し、その傾斜面3fを先端部3eから下向きとして分割型枠4bの上縁部から内方に突出させ、同図(ハ)と同様に、傾斜面3fが面取り形成用として型枠の一部を構成するものである。
12(イ)及び(ロ)は本発明のパッキンの他実施の形態を示し、本実施形態のパッキン1は、それぞれそれぞれ舌片部3の外側面3aから基部2が突設されてなり、分割型枠4aと他の分割型枠4bとの接続部において、一方の分割型枠4bに取付け固定されている
同図(イ)に示すパッキン1は、舌片部3の外側面3a略中央部に基部2が突設された断面横T形状となされ、分割型枠4bの外周面4b′に欠設せる段部の周回面に沿って舌片部3の外側面3aが当接され、傾斜面3fが前記型枠4b縁部から突出するとともに内側面3bが外周面4b′より少許外方に突出され、上記段部の周回面に設けた水平状のほぞ穴に基部2が嵌め込まれて取付け固定されている
同図(ロ)に示すパッキン1は、舌片部3の外側面3a下位に基部2が突設された断面略L形状で、舌片部3の内側面3b全体が下窄み状の一様な傾斜面となされ、分割型枠4bの外周面4b′の上側に設けた段部周回面に沿って舌片部3の外側面3aが当接され、傾斜面3fが前記型枠4b縁部から突出するとともに傾斜状の内側面3bが外周面4b′より外方に突出されて舌片部3が外方に傾倒する如くなされ、上記段部周回面に設けた水平状のほぞ穴に基部2が嵌め込まれて取付け固定されている。この場合、分割型枠4aの外周面との接続に際し、内側面3bの中途部3dが前記外周面と最初に点接触し、押圧力がよく利いて舌片部3が変形し易いという利点がある。
更に又、上記の各パッキン1,1′は、例えて図14(イ)及び(ロ)に示す如きその内部を流水部となす水路用、同図(ハ)及び(ニ)に示す如き棒状又は曲折板状の道路用、又、同図(ホ)及び(ヘ)に示す如き板状の閉蓋用等の他、種々の形状、用途のブロック成形用の型枠に取付けられてもよいし、その取付箇所についても成形するブロックの隅角部6aに面取り部15を必要とする箇所における型枠の接続部に取付けられればよく、又、その分割型枠4a,8aへの取付け方法は、例えて接着剤が用いられる等、適宜材料によって適宜手段で行われればよい。
次に、図15は、本発明のパッキン1を汚水マス、マンホール等の地表埋設用枠体の閉蓋に使用した例を示す。
15において、9は閉蓋であって、例えば平面視円形状となされ、その周方向に沿って裏面側に端部垂下縁9aが一体的に設けられてなり、該閉蓋9が例えて平面視円形枠状をなす地表埋設用枠体10の上面内周縁で凹段部状に形成された蓋受部11にその上面が面一状に嵌合されることにより、地表埋設用枠体10の上部開口が閉塞されるようになされている。
しかして、本発明に係る断面略L形状のパッキン1は、閉蓋9の閉塞前の開放時において、図16(ロ)に示すように、舌片部3をその内側面3bを上向けて略水平状にすることで内側面3bに突出した基部2を略垂直状となし、該基部2が閉蓋9の端部垂下縁9aの下端部に欠設された段部の周回面14に沿って取付けられるとともに、前記端部垂下縁9aの下端にその他端部3a′が略合致せしめられることで、舌片部3の下側となる外側面3aが斜め下方に延びる傾斜面をなして外突出し、該舌片部3が基部2との付根部3cを支点として上下に回動、弾性変形可能な状態となされる。
前記閉蓋9を地表埋設用枠体10の上方からその蓋受部11に閉塞する際には、図15及び図16(イ)に示す如く、舌片部3の外側面3aが蓋受部11の周壁11aに摺接して押圧されることにより、舌片部3が付根部3cを支点として上方に向け回動して圧縮変形されるとともに、先端部3e付近の外側面3aが蓋受部11の周壁11aに押圧され、又、他端部3a′付近の外側面3aが蓋受部11の段部11bに押圧され(クッション効果を奏す)て閉蓋9のガタツキ及びガタツキによる騒音発生の防止が図られる。
このとき、閉塞前の開放時の閉蓋9においては、前記舌片部3の下側となる外側面3aが、図16(ロ)に示すように、その他端部3a′から斜め下方に延びる傾斜面となされていることから、前記舌片部3の圧縮変形に際して、該舌片部3がその反発弾性作用により蓋受部11の周壁11aに圧接され、閉蓋9の端部垂下縁9aと蓋受部11の周壁11aとの間に生じる隙間がその下位で確実に閉塞され、車両や人の通行等に起因する振動等によりたとえ閉蓋9が動いても、該動きに追随して上記圧接状態が維持される。
従って、本発明のパッキン1によって、地表埋設用枠体10内への雨水、雨水に混じった砂塵等の流入防止や、地表埋設用枠体10内から外部への悪臭の発散防止が確実に図られる。
尚、地表埋設用枠体10の蓋受部11は、上記図15においては地表埋設用枠体10の上面内周縁に凹状段部が直接的に欠設されているが、図17に示すように、地表埋設用枠体10の上面内周縁に凹状段部を形成すべく、その上面に蓋受枠12が一体的に嵌着されることにより形成されてもよく、又、上記パッキン1に替えて、外側面3aの態様が異なる図(ハ)、(ニ)に示すパッキン1(一部が傾斜状)等が前記と同様に取付けられてもよ
又、本発明のパッキン1の取付けに関して、図18(イ)及び(ロ)に示すように、上記断面略L形状のパッキン1の舌片部3をその内側面3bを上向けて略水平状、基部2を略垂直状となし、該基部2が閉蓋9の端部垂下縁9aの下端部に欠設された段部の周回面14に沿うとともに略垂直状ほぞ穴に嵌め込まれて取付けられ、前記端部垂下縁9aの下端にその他端部3a′が略合致され、舌片部3の外側面3aが斜め下方に延びる傾斜面をなして外突出し、該舌片部3が、端部垂下縁9aの外周下端と略合致する内側面3bの中途部3dを支点として上下に回動、弾性変形可能な状態となされてもよい。この場合も、閉蓋9を地表埋設用枠体10の上方からその蓋受部11に閉塞する際、上記と略同様の作用効果を奏するとともに、基部2がほぞ穴に嵌め込まれてパッキン1と閉蓋9の一体性が更に強固になるという利点がある
尚又、本発明のパッキン1を取付ける閉蓋9の形状は、平面視円形の他、方形、多角形等適宜形状であってもよく、又、地表埋設用枠体10の平面形状も閉蓋9の平面形状に相応した適宜形状であればよい。
本発明のパッキンの一実施の形態を示し、(イ)は一部斜視図、(ロ)は拡大断面図、(ハ)、(ニ)、(ホ)夫々変形例を示す断面図。 (イ)乃至(ハ)は夫々本発明のパッキンの他実施の形態を示す断面図。 本発明のパッキンの使用例及び従来例に係るブロック成形用の型枠の要部断面図。 (イ)及び(ロ)は従来の型枠の分解状態を示す要部拡大断面図。 図3の型枠によって成形されたブロックの要部を示し、右半部は正面図、左半部は断面図。 (イ)及び(ハ)夫々本発明のパッキンの他の使用例に係るブロック成形用の型枠の要部断面図、(ロ)は(イ)における型枠の組立前の状態を示す要部断面図。 本発明のパッキンの変形例の使用例に係るブロック成形用の型枠(組立前)の要部断面図。 発明のパッキンの変形例及び他実施の形態の使用例に係るブロック成形用の型枠を示し、左半部は組立状態(成形時)、右半部は組立前の状態を示す一部省略断面図。 本発明のパッキンの他実施の形態を示す断面図。 本発明のパッキンの他実施の形態を示し、その使用例に係るブロック成形用の型枠(組立前)の要部断面図。 (イ)乃至(ト)は夫々本発明のパッキンの他実施の形態を示し、その使用例に係るブロック成形用の型枠(組立前)の要部断面図。 (イ)及び(ロ)は夫々本発明のパッキンの他の実施の形態を示し、その使用例に係るブロック成形用の型枠(組立前)の要部断面図。 発明のパッキンの他実施の形態の使用例に係るブロック成形用の型枠(組立前)の要部断面図。 (イ)乃至(ヘ)は本発明のパッキンによりその隅角部が面取りされたブロックの斜視図。 発明のパッキンの他の使用例に係る地表埋設用枠体の閉蓋の閉塞時の要部断面図(但し、閉蓋の左半部は地表埋設用枠体を透視した正面図) (イ)は図15のB部拡大図、(ロ)は(イ)における閉蓋の開放時を示す要部断面図。 地表埋設用枠体の他の例を示す要部断面図。 (イ)は本発明のパッキンの他の使用例に係る地表埋設用枠体の閉蓋の閉塞時の要部断面図、(ロ)は(イ)における閉蓋の開放時を示す要部断面図
符号の説明
1,1′ パッキン
2 基部
3 舌片部
3a 外側面
3a′ 他端部
3b 内側面
3c 付根部
3d 中途部
3e 先端部
3f 上向き傾斜面
3g 屈曲部
4,8 型枠
4a,4b,4c,8a,8b 分割型枠
4a′,4b′ 外周面
5 液状材料
9 閉蓋
9a 端部垂下縁
10 地表埋設用枠体
11 蓋受部
11a 周壁
11b 段部
14 周回面

Claims (3)

  1. 断面縦長状舌片部(3)が、略垂直状をなす内側面(3b)の上部先端側中途部(3d)から、略垂直状の外側面(3a)又は下側の一部を除く下窄み状又は全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面(3a)の上部先端部(3e)にわたり上向き傾斜面(3f)となされて先細り状に形成され、前記舌片部(3)の内側面(3b)又は外側面(3a)から取付用基部(2)が突出されることで断面略T形状又はL形状に形成された弾性体からなり、舌片部(3)が揺動且つ弾性変形可能となされたことを特徴とするパッキン。
  2. 断面縦長状の舌片部(3)が、略垂直状をなす内側面(3b)の先端側中途部(3d)から、略垂直状の外側面(3a)又は下側の一部を除く下窄み状若しくは全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面(3a)の先端部(3e)にわたり上向き傾斜面(3f)となされて先細り状に形成され前記舌片部(3)の内側面(3b)又は外側面(3a)から取付用基部(2)が突出されることで断面略T形状又はL形状に形成された弾性体からなるパッキン(1)を、前記舌片部(3)の内側面(3b)又は基部(2)を分割型枠縁部と当接させて、前記先端部(3e)及び傾斜面(3f)を型枠縁部から突出させるか、或いは、前記舌片部(3)の外側面(3a)を分割型枠縁部と当接させて、前記傾斜面(3f)と内側面(3b)を型枠から突出させるとともに、基部(2)を分割型枠に取付け固定し、舌片部(3)を分割型枠間に挟着した際に舌片部(3)の弾性変形に伴いその傾斜面(3f)を所定形状の面取り形成部に変形させるか、或いは分割型枠上縁部にあって内側面(3b)を下側にして略水平状にした舌片部(3)の傾斜面(3f)を面取り形成部となすパッキンの装着方法。
  3. 断面長状の舌片部(3)が、略垂直状をなす内側面(3b)の上部先端側中途部(3d)から、下側の一部を除く下窄み状又は全体に渡る下窄み状の傾斜面をなす外側面(3a)の上部先端部(3e)にわたり上向き傾斜面(3f)となされて先細り状に形成され前記舌片部(3)の内側面(3b)下部から取付用基部(2)が突出されることで断面略L形状に形成された弾性体からなるパッキン(1)を、前記内側面(3b)が上側で略水平状をなすべく舌片部(3)を横向きにして基部(2)を閉蓋(9)の端部垂下縁(9a)の下端部に取付け、舌片部(3)の下側となる外側面(3a)の先端部(3e)と反対側他端部(3a′)を端部垂下縁(9a)の下端に略合致させて外側面(3a)をその先端部(3e)に向け斜め下方に延びる傾斜面となし、少なくとも前記先端部(3e)及び傾斜面(3f)を端部垂下縁(9a)から周方向へ外突させて固定し、舌片部(3)を上下に回動且つ弾性変形可能とするパッキンの装着方法。
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