JP4058454B1 - カメラ撮影サポートシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが建造物や風景などの被写体を、カメラで撮影するにあたり、その撮影方法についてサポートを行うカメラ撮影サポートシステムを提供する。
【解決手段】カメラは、カメラのユーザが選択した被写体の情報に基づいて、被写体情報提供サーバから、該被写体の情報を取得する被写体情報取得部と、位置情報検出部で検出したカメラの位置情報と、取得した被写体の情報における位置情報とに基づいて、カメラと被写体との間の距離を算出する距離算出部と、算出した距離とカメラのレンズの画角とに基づいて、カメラの撮影方法の判定を行う撮影アドバイス処理部と、判定した結果に対応するアドバイスを通知する通知部と、を有しており、被写体情報提供サーバは、被写体の情報を記憶しており、カメラからの問い合わせに対応する被写体の情報を検索して、その結果を、問い合わせを行ったカメラに渡す、カメラ撮影サポートシステムである。
【選択図】図1

Description

本発明は、カメラのユーザが建造物や風景などの被写体を、位置情報検出部を備えたカメラで撮影するにあたり、その撮影方法についてサポートを行うカメラ撮影サポートシステムに関する。
プロカメラマンでない素人のユーザがカメラ撮影を行うにあたり、一番苦労するのが、被写体をどのような構図で撮ると良いか、どのような位置から撮影したら良いのか、といった点である。そのため、下記特許文献1乃至特許文献3には、不良構図と呼ばれる、一般的に好ましくないとされる構図についてアドバイスを行う発明が開示されている。
また下記特許文献4には、カメラのユーザが写真を撮影した後に、その写真における撮影状態を分析することによって、ユーザの傾向を分析して撮影方法のアドバイスを行う発明が開示されている。
更に下記特許文献5及び特許文献6には、ユーザが適切な撮影条件のもと撮影が行えるようにアドバイスをしたり、その設定を行ったりする発明が開示されている。
特開平6−337467号公報 特開2000−333045号公報 特開2003−338955号公報 特開2004−112054号公報 特開2004−80205号公報 特開2002−10133号公報 特開平8−184436号公報
特許文献1乃至特許文献3に開示されている発明を用いることによって、ユーザは不良構図にならない写真を撮影することは出来る。しかしそもそも被写体について、カメラを縦にして撮影するか、横にして撮影するか、どの位置から撮影したら良いのか、といったことまでユーザのサポートをすることは出来ない。この点、特開2001−257920号公報や特開2005−333628号公報には、カメラの位置を検出することによって、自動的に被写体を撮影する方法が開示されているが、撮影が自動化されているため、移動している車両から撮影したり、ヘリコプターから空撮するなどの特殊な環境下においては有効かも知れないが、一般のユーザがカメラ撮影を行うことに適するものではない。
また特許文献4の発明は、ユーザが撮影した写真(画像データ)を分析する必要があることから、予め何枚かの写真を少なくとも撮影していなければならない。その為、例えば、観光旅行で観光名所の被写体などを撮影する場合には、先に何枚か撮ってそれに対して分析を行ってアドバイスを受ける、といったことは実質的に行えない。
更に特許文献5及び特許文献6の発明を用いることによって、撮影環境のアドバイスを受けることは出来るものの、上述の問題点である、カメラを縦に構えて撮影したらよいのか、横に構えて撮影したらよいのか、どの位置から撮影をしたらよいのか、といった点は分からない。加えて特許文献7の発明では、被写体の位置情報を画像に記録することは出来るものの、上述と同様に、どのような構図で撮ったらよいのか、どの位置から撮影をしたらよいのか、といった点は分からない。
そこで本発明者は、上記問題点を解決すべく、位置情報検出部を備えたカメラを用いて、そのカメラのユーザに、被写体について、カメラを縦に構えて撮影したらよいのか、横に構えて撮影したらよいのか、どの位置から撮影したらよいのか、などをアドバイスすることによりサポートを行う、カメラ撮影サポートシステムを発明した。
請求項1の発明は、位置情報検出部を有するカメラと、被写体情報提供サーバとを有するカメラ撮影サポートシステムであって、前記カメラは、前記カメラのユーザが選択した被写体に基づいて、前記被写体情報提供サーバから、該被写体の情報として、少なくとも幅、高さ及び位置の情報を取得する被写体情報取得部と、前記位置情報検出部で検出したカメラの位置情報と、前記取得した被写体の情報における位置情報とに基づいて、カメラと被写体との間の距離を算出する距離算出部と、前記算出した距離とカメラのレンズの画角及びズームの各倍率に対応した画角とを用いて、前記カメラの垂直方向及び水平方向の撮影可能範囲を算出し、その撮影可能範囲と前記取得した被写体の幅、高さの情報とを比較して、前記撮影可能範囲の所定の大きさに前記被写体が収まるかを判定することで、前記撮影者がカメラを横に構えるか、縦に構えるか及び前記ユーザが用いる倍率を含む、前記被写体の撮影を行う際のカメラ撮影のアドバイスを判定する撮影アドバイス処理部と、前記処理結果に対応するアドバイスを通知する通知部と、を有しており、前記被写体情報提供サーバは、被写体の情報を記憶しており、前記カメラからの問い合わせに対応する前記被写体の情報を検索して、その結果を、問い合わせを行ったカメラに渡す、カメラ撮影サポートシステムである。
本発明のように構成することで、ユーザは、どのように撮影したらよいのか、のアドバイスをカメラから受け取ることが出来る。これによって、ユーザは被写体に応じた的確な撮影を行いやすくなる。
また、カメラ撮影のアドバイスを行うための処理を行うのに際して、カメラの画角と、被写体までの距離とに基づいて撮影可能範囲を算出し、その撮影可能範囲と被写体の高さや幅とを比較するとよい。これによって、被写体が切れてしまったりすることはなく的確に撮影することが出来る。更に本発明のように構成することによって、ユーザが被写体を撮影するに際し、カメラをどのように構えたらよいのか、の他、ユーザがどの程度の倍率を使用したらの良いのか、を知ることが出来る。今まではユーザが感覚で倍率を調節した後に、ファインダーや表示装置からユーザが被写体を見て、被写体が撮影可能かどうかを確認していた。そしてその倍率では被写体が切れてしまったり、小さかったりする場合には、再度、倍率の調節を行い、ファインダーや表示装置からユーザが被写体を見て、被写体が撮影可能かどうかを確認することを繰り返していた。しかしこれでは手間がかかる。そこで本発明のように構成することによって、どの倍率を使用すればよいのか、をユーザが知ることが出来るので、いちいちファインダーから確認する手間を省くことが出来る。
請求項2の発明において、前記カメラは、更に、レンズが向いている方位を検出する方位検出部、を有しており、前記撮影アドバイス処理部は、更に、前記被写体の高さまたは幅の情報に基づいて、前記撮影可能範囲の所定の大きさに該被写体の高さまたは幅がなるような、前記カメラと被写体との間の距離を算出し、前記算出した距離と前記方位検出部で検出した方位とを用いて、前記ユーザが現在位置からどれだけ移動して撮影をしたらよいのかを判定する、カメラ撮影サポートシステムである。
本発明のように構成することによって、ユーザが被写体を撮影するに際し、カメラをどのように構えたらよいのか、の他、ユーザがどれだけ移動したらよいのか、を知ることが出来る。今までは、撮影位置にユーザが移動した後に、カメラを構えてファインダーや表示装置からユーザが被写体を見て、被写体が撮影可能かどうかを確認していた。そしてその位置からでは被写体が切れてしまったり、小さかったりする場合には、再度、移動してもう一度、ファインダーや表示装置からユーザが被写体を見て、撮影可能かどうかを判定することを繰り返していた。しかしこれでは手間がかかる。そこで本発明のように構成することで、どれだけ移動したらよいのか、をユーザが知ることが出来るので、いちいちファインダーから確認する手間を省くことが出来る。
請求項3の発明は、被写体に関する情報を記憶する被写体情報提供サーバとの間で情報の送受信が可能なカメラであって、前記カメラの位置情報を検出する位置情報検出部と、前記カメラのユーザが選択した被写体に基づいて、前記被写体情報提供サーバから、該被写体の情報として、少なくとも幅、高さ及び位置の情報を取得する被写体情報取得部と、前記位置情報検出部で検出したカメラの位置情報と、前記取得した被写体の情報における位置情報とに基づいて、カメラと被写体との間の距離を算出する距離算出部と、前記算出した距離とカメラのレンズの画角及びズームの各倍率に対応した画角とを用いて、前記カメラの垂直方向及び水平方向の撮影可能範囲を算出し、その撮影可能範囲と前記取得した被写体の幅、高さの情報とを比較して、前記撮影可能範囲の所定の大きさに前記被写体が収まるかを判定することで、前記撮影者がカメラを横に構えるか、縦に構えるか及び前記ユーザが用いる倍率を含む、前記被写体の撮影を行う際のカメラ撮影のアドバイスを判定する撮影アドバイス処理部と、前記判定した結果に対応するアドバイスを通知する通知部と、を有するカメラである。
本発明のようにカメラを構成することによって、ユーザは、どのように撮影したらよいのか、のアドバイスをカメラから受け取ることが出来る。これによって、ユーザは被写体に応じた的確な撮影を行いやすくなる。
請求項4の発明は、ユーザに撮影のアドバイスを行うカメラであって、前記カメラの位置情報を検出する位置情報検出部と、被写体に関する情報として、少なくとも幅、高さ及び位置の情報を各被写体毎に記憶している記憶部と、前記カメラのユーザが選択した被写体に基づいて、前記記憶部から、該被写体の情報として、少なくとも幅、高さ及び位置の情報を取得する被写体情報取得部と、前記位置情報検出部で検出したカメラの位置情報と、前記取得した被写体の情報における位置情報とに基づいて、カメラと被写体との間の距離を算出する距離算出部と、前記算出した距離とカメラのレンズの画角及びズームの各倍率に対応した画角とを用いて、前記カメラの垂直方向及び水平方向の撮影可能範囲を算出し、その撮影可能範囲と前記取得した被写体の幅、高さの情報とを比較して、前記撮影可能範囲の所定の大きさに前記被写体が収まるかを判定することで、前記撮影者がカメラを横に構えるか、縦に構えるか及び前記ユーザが用いる倍率を含む、前記被写体の撮影を行う際のカメラ撮影のアドバイスを判定する撮影アドバイス処理部と、前記判定した結果に対応するアドバイスを通知する通知部と、を有するカメラである。
本発明のようにカメラを構成することによって、ユーザは、どのように撮影したらよいのか、のアドバイスをカメラから受け取ることが出来る。これによって、ユーザは被写体に応じた的確な撮影を行いやすくなる。また上述の発明では、被写体情報提供サーバとの間で通信を行う必要があったが、本発明のように被写体に関する情報を記憶部に記憶しておくことによって、そのような必要がなくなる。
また上述の各発明において、カメラ撮影のアドバイスを行うための処理を行うのに際して、カメラの画角と、被写体までの距離とに基づいて撮影可能範囲を算出し、その撮影可能範囲と被写体の高さや幅とを比較するとよい。これによって、被写体が切れてしまったりすることはなく的確に撮影することが出来る。更に本発明のように構成することによって、ユーザが被写体を撮影するに際し、カメラをどのように構えたらよいのか、の他、ユーザがどの程度の倍率を使用したらの良いのか、を知ることが出来る。今まではユーザが感覚で倍率を調節した後に、ファインダーや表示装置からユーザが被写体を見て、被写体が撮影可能かどうかを確認していた。そしてその倍率では被写体が切れてしまったり、小さかったりする場合には、再度、倍率の調節を行い、ファインダーや表示装置からユーザが被写体を見て、被写体が撮影可能かどうかを確認することを繰り返していた。しかしこれでは手間がかかる。そこで本発明のように構成することによって、どの倍率を使用すればよいのか、をユーザが知ることが出来るので、いちいちファインダーから確認する手間を省くことが出来る。
請求項5の発明において、前記カメラは、更に、レンズが向いている方位を検出する方位検出部、を有しており、前記撮影アドバイス処理部は、更に、前記被写体の高さまたは幅の情報に基づいて、前記撮影可能範囲の所定の大きさに該被写体の高さまたは幅がなるような、前記カメラと被写体との間の距離を算出し、前記算出した距離と前記方位検出部で検出した方位とを用いて、前記ユーザが現在位置からどれだけ移動して撮影をしたらよいのかを判定する、カメラである。
本発明のように構成することによって、ユーザが被写体を撮影するに際し、カメラをどのように構えたらよいのか、の他、ユーザがどれだけ移動したらよいのか、を知ることが出来る。今までは、撮影位置にユーザが移動した後に、カメラを構えてファインダーや表示装置からユーザが被写体を見て、被写体が撮影可能かどうかを確認していた。そしてその位置からでは被写体が切れてしまったり、小さかったりする場合には、再度、移動してもう一度、ファインダーや表示装置からユーザが被写体を見て、撮影可能かどうかを判定することを繰り返していた。しかしこれでは手間がかかる。そこで本発明のように構成することで、どれだけ移動したらよいのか、をユーザが知ることが出来るので、いちいちファインダーから確認する手間を省くことが出来る。
請求項6の発明では、前記カメラは、更に、前記撮影アドバイス処理部で判定したカメラの倍率に自動調節する、カメラである。
このように倍率を自動調節することによってユーザの負担を軽減することが出来る。
本発明によって、カメラのユーザは、被写体について、カメラを縦にしたらよいのか、横にしたらよいのか、どの位置から撮影したらよいのか、を知ることが出来、被写体を確実に写真に収めるだけではなく、被写体に応じた適切な撮影を行うことが可能となる。
本発明のカメラ撮影サポートシステム1の全体の概念図を図1に示す。またそのシステム構成の一例を図2の概念図に示す。
本発明のカメラ撮影サポートシステム1は、カメラ2と被写体情報提供サーバ3とを有する。被写体情報提供サーバ3のハードウェア構成の概念図を図3に模式的に示す。このサーバには、プログラムの演算処理を実行するCPUなどの演算装置20と、情報を記憶するRAMやハードディスクなどの記憶措置21とを少なくとも有している。コンピュータ上で実現する各機能(各手段)は、その処理を実行する手段(プログラムやモジュールなど)が演算装置20に読み込まれることでその処理が実行される。各機能は、記憶措置21に記憶した情報をその処理において使用する場合には、該当する情報を当該記憶措置21から読み出し、読み出した情報を適宜、演算装置20における処理に用いる。当該コンピュータには、演算装置20の処理結果や記憶措置21に記憶する情報をインターネットやLANなどのネットワークを介して送受信する通信装置24、キーボードやマウスやテンキーなどの入力装置23、ディスプレイなどの表示装置22を有していても良い。
本発明に於ける各手段は、その機能が論理的に区別されているのみであって、物理上あるいは事実上は同一の領域を為していても良い。
被写体情報提供サーバ3には、建造物や風景(山など)(これらを総称して被写体という)の幅や高さの情報を、その位置情報と共に記憶しており、カメラ2からの問い合わせに基づいて、その被写体の幅や高さの情報を渡す。例えば被写体として六本木ヒルズが選択された場合、被写体情報提供サーバ3は、カメラ2から被写体として六本木ヒルズが選択されたことの情報と、その高さ、幅、位置情報の取得要求を受け付ける。この取得要求に基づいて、被写体情報提供サーバ3は、記憶している各種の被写体の情報を検索して、六本木ヒルズの高さ、幅、位置情報を抽出して、カメラ2に渡す。
カメラ2には位置情報検出部4と被写体情報取得部5と距離算出部6と方位検出部7と撮影アドバイス処理部8と通知部9とを有する。
位置情報検出部4は、GPSなどによりカメラ2の位置情報を検出する。なお位置情報はGPSのほかにも、ICタグなどが読み取られた位置などにより位置を検出したりする方法であっても良い。
被写体情報取得部5は、ユーザが撮影対象とした被写体についての情報、例えば被写体の幅や高さの情報、位置情報などを、インターネットなどのネットワークを介して被写体情報提供サーバ3から取得する。
距離算出部6は、位置情報検出部4で検出したカメラ2の位置情報と、被写体情報提供サーバ3から取得した被写体の位置情報とに基づいて、カメラ2と被写体との距離を算出する。
方位検出部7は、カメラ2に備えられた方位磁針(電子コンパスも含む)に基づいて、カメラ2のレンズがどちらの方位を向いているかを検出する。
撮影アドバイス処理部8は、距離算出部6で算出した、カメラ2から被写体までの距離と、被写体情報取得部5で取得した、被写体の幅、高さの情報に基づいて、被写体が撮影可能範囲に収まるかを判定することで、ユーザがカメラ2で被写体の撮影を行うにあたり、その撮影方法のアドバイスのための処理を行う。また方位検出部7で検出した方位の情報に基づいて、カメラ2のレンズをどちらの方位に向けたらよいのかを判定する。なお撮影方法のアドバイスとしては、カメラを縦に構えたらよいのか、横に構えたらの良いのか、どの位置から撮影したらよいのか、どの倍率で撮影したらよいのか、などがある。
通知部9は、撮影アドバイス処理部8で判定した結果に対応するアドバイスを、ユーザに通知する。例えばカメラ2に設けられた表示装置22にその判定に基づく指示を表示出力したり、音声出力装置により出力したりする。これらの出力により、ユーザはアドバイスをカメラ2から受けることが出来る。判定結果に対応するアドバイスは、判定結果とアドバイスの内容とを予め対応づけて記憶しておき、判定結果に基づいてそれに対応するアドバイスを抽出すればよい。
次に本発明のカメラ撮影サポートシステム1の処理プロセスの一例を図4のフローチャート、図2の概念図を用いて説明する。
まず本発明のカメラ撮影サポートシステム1を利用するユーザは、カメラ2において所定の操作をすることによって、撮影したい被写体を選択する。例えばカメラ2に設けられた入力装置23(ボタンなど)を用いることによって、文字を入力したり、地図から名称を選択したりする、などにより、カメラ2は被写体の選択を受け付ける(S100)。
このようにして被写体が選択されると、位置情報検出部4は、カメラ2の現在位置の情報を検出する(S110)。なおカメラ2の位置情報は、定期的に行っていても良いし、S100の被写体の選択の前に行っていても良い。
そしてS100で選択した情報に基づいて、被写体情報取得部5が、被写体情報提供サーバ3との間で通信を行い、被写体に関する情報、例えば被写体の幅や高さの情報、被写体の位置情報を取得要求を被写体情報提供サーバ3に渡す。この取得要求を被写体情報提供サーバ3が受け取ることによって、予め記憶された被写体に関する情報、例えば被写体の幅や高さの情報、被写体の位置情報を抽出し、それをカメラ2に渡す。
カメラ2は被写体情報提供サーバ3から、被写体に関する情報、例えば被写体の幅や高さの情報、被写体の位置情報を受け取る(S120)。そして距離算出部6は、位置情報検出部4で検出したカメラ2の位置情報と、被写体情報取得部5で取得した被写体の位置情報とに基づいて、カメラ2と被写体との間の距離を算出する(S130)。
そして方位検出部7は、カメラ2のレンズが向いている方向を検出する(S140)。また撮影アドバイス処理部8は、カメラ2と被写体との間の距離、被写体の幅、高さの情報に基づいて、被写体がカメラ2の撮影可能範囲であるかを判定し、撮影によいと思われるカメラ2の構え方(カメラ2を横に構えるか、縦に構えるか)、カメラ2のレンズを向ける方位、位置をどれだけ移動したらよいか、どれだけの倍率を使用したらよいか、などの被写体の撮影方法のアドバイスを判定する(S150)。なおこの判定の際には、カメラ2に搭載されているレンズに対応した、撮影可能な画角、及びズームにしたときの各倍率に対応した撮影可能となる画角の情報が予めカメラ2に記憶されており、この画角の情報を用いる。図5に画角の情報を模式的に示す。
また図6にカメラ2の撮影可能範囲を算出する概念を模式的に示す。図6では被写体の高さが、カメラ2の撮影可能範囲Rに含まれるかを判定する場合を説明する。なお被写体の幅についても、同様に算出可能である。
まずカメラ2の倍率(ズーム)の情報を取得することにより垂直方向画角が分かるので、その情報を抽出する。そして距離算出部6で算出したカメラ2から被写体までの距離Lに基づいて、数1により垂直方向の撮影可能範囲を算出する。
(数1)
R=(L × tanθ)×2
そして算出した撮影可能範囲Rと、被写体情報取得部5で被写体情報提供サーバ3から取得した被写体の高さHの情報とを比較し、撮影可能範囲Rが被写体の高さの情報よりも大きい場合(R>Hの場合)、被写体の垂直方向はカメラ2の撮影可能範囲に含まれていると判定できる。一方、撮影可能範囲Rが被写体の高さの情報よりも小さい場合(R<Hの場合)、被写体の垂直方向はカメラ2の撮影可能範囲には含まれていないと判定できる。この場合を図7に模式的に示す。
このように垂直方向に対する撮影可能範囲の判定と、水平方向に対する撮影可能範囲の判定とに基づいて、被写体がカメラ2の撮影可能範囲であるか否かを判定し、カメラ2を縦、横のどちらで撮影したらよいのかなどを判定する(S150)。撮影可能範囲と、カメラ2のユーザに通知されるアドバイスとの対応関係の一例を図8に模式的に示す。
なおカメラ2の縦、横どちらに構えて撮影したら良いのか、を判定するほか、算出した撮影可能範囲と、被写体の高さまたは幅の情報に基づいて、被写体が撮影可能範囲の所定の大きさになるように、ズームをすること(あるいはズームアウトすること)、もしくは倍率を変更してその所定の大きさになる倍率を使用すること、を判定することも出来る。
更に、算出した撮影可能範囲と、被写体の高さまたは幅の情報に基づいて、被写体が撮影可能範囲の所定の大きさになるように、ユーザが前によること、あるいは後ろに下がること、もしくは前に○○メートルよること、後ろに○○メートル下がること、を判定しても良い。
なお上述の前による距離、後ろに下がる距離、変更する倍率は、画角と撮影可能範囲から容易に算出できる。
例えば距離の判定を行う場合には、被写体の大きさ(高さまたは幅)が撮影可能範囲の所定の大きさとなるように、撮影可能範囲Rを被写体の大きさに基づいて算出する。例えば被写体の大きさが、撮影可能範囲の50%となる場合には、被写体の大きさの2倍を撮影可能範囲Rとして設定する。そして被写体までの距離Lを変数として(画角θと撮影可能範囲Rはこの時点では既に判明している)、上述の数1により距離Lを算出する。そして算出した距離Lと、現在のカメラ2と被写体との距離とを比較することで、移動する距離を算出すればよい。
倍率についても同様に算出できる。被写体の大きさ(高さまたは幅)が撮影可能範囲の所定の大きさとなるように、撮影可能範囲Rを被写体の大きさに基づいて算出する。例えば被写体の大きさが、撮影可能範囲の50%となる場合には、被写体の大きさの2倍を撮影可能範囲Rとして設定する。そして上述の距離Lの代わりに倍率、即ちそれに対応する画角θを変数として(距離Lと撮影可能範囲Rはこの時点では既に判明している)、上述の数1により画角θを算出する。そして算出した画角θに対応する倍率を判定する。
このような判定を行ったのち、通知部9は、撮影アドバイス処理部8で判定した結果に対応するアドバイスを抽出して、カメラ2の表示装置22、音声出力装置などから出力することにより、ユーザに通知する(S160)。例えば「カメラ2を横に構えてください」、「カメラ2のレンズを北方向に向けてください」、「あと○○メートル前に移動してください」、「倍率を○○倍にして下さい」などのメッセージが表示装置22や音声出力装置から出力される。この通知をユーザが見たり、聞いたりして参考にすることによって、ユーザは被写体を撮影するに際し、カメラ2を横に構えたらよいのか、縦に構えたらよいのか、あるいはどれだけ前または後ろに移動したらよいのか、倍率をどれだけにしたらよいのか、を的確に知ることが出来る。
またこのように撮影アドバイス処理部8で判定した結果に基づいて、そのカメラ2を自動的に調節しても良い。例えば倍率が○○倍であることを通知部9で通知する場合、カメラ2の倍率を○○倍に自動的に調節するように構成しても良い。
実施例1ではカメラ2が被写体の情報を被写体情報提供サーバ3から取得する場合を説明したが、被写体の情報をカメラ2の記憶措置21、またはカメラ2が読み取り可能な記録媒体に記憶されていても良い(この記憶措置21や記録媒体を総称して「記憶部」という)。これによって、カメラ2に通信機能がなくても実施例1と同様の処理を実現することが出来るようになる。その場合、カメラ2には被写体情報取得部5を設けずとも良い。
本発明を用いることによって、カメラ2のユーザは、被写体について、カメラを縦にしたらよいのか、横にしたらよいのか、どの位置から撮影したらよいのか、を知ることが出来、被写体を確実に写真に収めるだけではなく、被写体に応じた適切な撮影を行うことが可能となる。
本発明の全体の概念を模式的に示す概念図である。 本発明のシステム構成の一例を模式的に示す概念図である。 本発明の被写体情報提供サーバのハードウェア構成を模式的に示す図である。 本発明の処理プロセスの一例を模式的に示すフローチャートである。 倍率と画角の関係を模式的に示す図である。 撮影可能範囲に被写体が含まれる場合を模式的に示す図である。 撮影可能範囲から被写体がはみ出る場合を模式的に示す図である。 撮影可能範囲と被写体との関係に対応するアドバイスの内容を模式的に示す図である。
符号の説明
1:カメラ撮影サポートシステム
2:カメラ
3:被写体情報提供サーバ
4:位置情報検出部
5:被写体情報取得部
6:距離算出部
7:方位検出部
8:撮影アドバイス処理部
9:通知部
20:演算装置
21:記憶措置
22:表示装置
23:入力装置
24:通信装置

Claims (6)

  1. 位置情報検出部を有するカメラと、被写体情報提供サーバとを有するカメラ撮影サポートシステムであって、
    前記カメラは、
    前記カメラのユーザが選択した被写体に基づいて、前記被写体情報提供サーバから、該被写体の情報として、少なくとも幅、高さ及び位置の情報を取得する被写体情報取得部と、
    前記位置情報検出部で検出したカメラの位置情報と、前記取得した被写体の情報における位置情報とに基づいて、カメラと被写体との間の距離を算出する距離算出部と、
    前記算出した距離とカメラのレンズの画角及びズームの各倍率に対応した画角とを用いて、前記カメラの垂直方向及び水平方向の撮影可能範囲を算出し、その撮影可能範囲と前記取得した被写体の幅、高さの情報とを比較して、前記撮影可能範囲の所定の大きさに前記被写体が収まるかを判定することで、前記撮影者がカメラを横に構えるか、縦に構えるか及び前記ユーザが用いる倍率を含む、前記被写体の撮影を行う際のカメラ撮影のアドバイスを判定する撮影アドバイス処理部と、
    前記処理結果に対応するアドバイスを通知する通知部と、を有しており、
    前記被写体情報提供サーバは、
    被写体の情報を記憶しており、前記カメラからの問い合わせに対応する前記被写体の情報を検索して、その結果を、問い合わせを行ったカメラに渡す、
    ことを特徴とするカメラ撮影サポートシステム。
  2. 前記カメラは、更に、レンズが向いている方位を検出する方位検出部、を有しており、
    前記撮影アドバイス処理部は、更に、
    前記被写体の高さまたは幅の情報に基づいて、前記撮影可能範囲の所定の大きさに該被写体の高さまたは幅がなるような、前記カメラと被写体との間の距離を算出し、前記算出した距離と前記方位検出部で検出した方位とを用いて、前記ユーザが現在位置からどれだけ移動して撮影をしたらよいのかを判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載のカメラ撮影サポートシステム。
  3. 被写体に関する情報を記憶する被写体情報提供サーバとの間で情報の送受信が可能なカメラであって、
    前記カメラの位置情報を検出する位置情報検出部と、
    前記カメラのユーザが選択した被写体に基づいて、前記被写体情報提供サーバから、該被写体の情報として、少なくとも幅、高さ及び位置の情報を取得する被写体情報取得部と、
    前記位置情報検出部で検出したカメラの位置情報と、前記取得した被写体の情報における位置情報とに基づいて、カメラと被写体との間の距離を算出する距離算出部と、
    前記算出した距離とカメラのレンズの画角及びズームの各倍率に対応した画角とを用いて、前記カメラの垂直方向及び水平方向の撮影可能範囲を算出し、その撮影可能範囲と前記取得した被写体の幅、高さの情報とを比較して、前記撮影可能範囲の所定の大きさに前記被写体が収まるかを判定することで、前記撮影者がカメラを横に構えるか、縦に構えるか及び前記ユーザが用いる倍率を含む、前記被写体の撮影を行う際のカメラ撮影のアドバイスを判定する撮影アドバイス処理部と、
    前記判定した結果に対応するアドバイスを通知する通知部と、
    を有することを特徴とするカメラ。
  4. ユーザに撮影のアドバイスを行うカメラであって、
    前記カメラの位置情報を検出する位置情報検出部と、
    被写体に関する情報として、少なくとも幅、高さ及び位置の情報を各被写体毎に記憶している記憶部と、
    前記カメラのユーザが選択した被写体に基づいて、前記記憶部から、該被写体の情報として、少なくとも幅、高さ及び位置の情報を取得する被写体情報取得部と、
    前記位置情報検出部で検出したカメラの位置情報と、前記取得した被写体の情報における位置情報とに基づいて、カメラと被写体との間の距離を算出する距離算出部と、
    前記算出した距離とカメラのレンズの画角及びズームの各倍率に対応した画角とを用いて、前記カメラの垂直方向及び水平方向の撮影可能範囲を算出し、その撮影可能範囲と前記取得した被写体の幅、高さの情報とを比較して、前記撮影可能範囲の所定の大きさに前記被写体が収まるかを判定することで、前記撮影者がカメラを横に構えるか、縦に構えるか及び前記ユーザが用いる倍率を含む、前記被写体の撮影を行う際のカメラ撮影のアドバイスを判定する撮影アドバイス処理部と、
    前記判定した結果に対応するアドバイスを通知する通知部と、
    を有することを特徴とするカメラ。
  5. 前記カメラは、更に、レンズが向いている方位を検出する方位検出部、を有しており、
    前記撮影アドバイス処理部は、更に、
    前記被写体の高さまたは幅の情報に基づいて、前記撮影可能範囲の所定の大きさに該被写体の高さまたは幅がなるような、前記カメラと被写体との間の距離を算出し、前記算出した距離と前記方位検出部で検出した方位とを用いて、前記ユーザが現在位置からどれだけ移動して撮影をしたらよいのかを判定する、
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載のカメラ。
  6. 前記カメラは、更に、
    前記撮影アドバイス処理部で判定したカメラの倍率に自動調節する、
    ことを特徴とする請求項3から請求項5のいずれかに記載のカメラ。
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