JP4057288B2 - クレーンのフック水平移動制御装置 - Google Patents

クレーンのフック水平移動制御装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、伸縮ブームの伸縮駆動とウインチ装置の巻上げ巻下げ駆動を連動させてフックを地面等に沿って水平方向に移動させるようにしたクレーンのフック水平移動制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
トラック搭載型クレーンは、図3に示す如く基台1上に旋回自在に取付けた旋回ポスト2と、当該旋回ポスト2に起伏自在に取付けられ基端側ブームセクション3a内に順次先端側ブームセクション3b、3c、3dを伸縮自在に嵌挿した伸縮ブーム3と、当該伸縮ブーム3の基端側ブームセクション3aと先端側ブームセクション3b間および先端側ブームセクション3b、3c間に夫々介装され伸縮制御弁4からの制御油で伸縮駆動して伸縮ブーム3を伸縮させる伸縮シリンダ5と、ウインチ制御弁7からの制御油で正逆回転駆動するウインチモータ8により巻上げ巻下げ駆動するウインチ装置9と、当該ウインチ装置9から繰出されたワイヤロープ10により伸縮ブーム先端部から巻上げ巻下げ自在に吊下げられたフック11とで構成されている。
【0003】
また、前記伸縮制御弁4、起伏制御弁およびウインチ制御弁7とが共通の油圧ポンプ6からの圧油の供給を受けるよう構成されている。
【0004】
このように構成したトラック搭載型クレーンは、伸縮ブーム3の先端部から吊下したフック11に荷物を吊持して、伸縮ブーム3を伸縮並びに起伏駆動すると共に、ウインチ装置9を巻上げ巻下げ駆動して荷物を任意な位置に移動させ、クレーン作業を行うようになっている。
【0005】
ところで、この種のクレーンを用いた荷物移動作業の1つに、伸縮ブーム3の伸縮動および起伏動を用いてフック11に吊持した荷物を半径方向に移動させる荷物移動作業があるが、この荷物移動作業を行う場合荷物の吊下げ高さHをあまり変動させないで移動させるのが安全上望ましい。しかしながら、従来のクレーンは伸縮ブーム3を伸長させればフック11が上昇し、逆に伸縮ブーム3を縮小させればフック11が下降して荷物の吊下げ高さHが大きく変動するものであった。
【0006】
このため、ブーム起伏面内でのフックの水平な移動方向と速度を指示する操作指令手段からの操作信号により前記伸縮制御弁4およびウインチ制御弁7を同時に連動して操作してフックが地面等に沿って水平方向に移動する、いわゆるフック水平移動制御装置が開発されていた。フック水平移動制御装置は、フックを半径を増大する方向に移動させる際には、前記伸縮制御弁4を伸縮ブーム3が伸長するよう操作するとともに前記ウインチ操作弁7をフック巻下げ操作し、フックを半径を減少する方向に移動させる際には、前記伸縮制御弁4を伸縮ブーム3が縮小するよう操作するとともに前記ウインチ制御弁7をフック巻上げ操作するよう構成されている。
【0007】
図4に従来のフック水平移動制御装置の説明図を示す。図4において、15はフック水平移動制御装置であり、当該フック水平移動制御装置15は、伸縮制御弁4の切換方向と切換量に関する伸縮操作信号aを出力する伸縮操作手段16と、伸縮ブーム3の実際のブーム長さLを検出してブーム長さ検出信号Laを出力するブーム長さ検出手段17、伸縮ブーム3の実際のブーム起伏角度Θを検出して起伏角検出信号Θaを出力するブーム起伏角度検出手段18、ワイヤロープ10の実際の繰出長さSを検出して繰出長さ検出信号Saを出力するワイヤ繰出長さ検出手段19、及びこれら各手段16、17、18、19からの操作信号a、ブーム長さ検出信号La、起伏角検出信号Θa、及び繰出長さ検出信号Saを受取り前記伸縮制御弁4とウインチ制御弁7を切換制御するための弁制御信号を出力するコントローラ20とで構成されている。
【0008】
前記ブーム長さ検出手段17は、基端側ブームセクション3aに対する最先端側ブームセクション3dの離隔距離を連続的に検出するものであり、例えば基端側ブームセクション3aにコード巻取器の本体を取付け、当該巻取器から繰出したコードの先端部を最先端側ブームセクション3dの先端部に止着して、伸縮ブーム3の伸縮動に連動して繰出されるコードの繰出量をポテンショメータ等を用いて電気的に検出する従来公知の繰出量検出機能付きコード巻取器で構成している。
【0009】
また、前記ブーム起伏角度検出手段18は、前記伸縮ブーム3の対地起伏角を連続的に検出するもので、例えば自由垂下状態の重錘に対する伸縮ブーム3の対地起伏角をポテンショメータ等を用いて電気的に検出する従来公知の角度検出器で構成している。
【0010】
また、前記ワイヤ繰出長さ検出手段19は、ウインチ装置9から繰出されるワイヤロープ10の繰出長さを連続的に検出するもので、例えばワイヤロープ10を巻き取ったウインチ装置9のドラム回転数をロータリエンコーダ等を用いて電気的に検出する回転検出手段で構成している。
【0011】
また、前記コントローラ20は、伸縮操作手段16からの操作信号a、ブーム長さ検出手段17からのブーム長さ検出信号La、ブーム起伏角度検出手段18からの起伏角検出信号Θa、及びワイヤ繰出長さ検出手段19からの繰出長さ検出信号Saの各信号を受取って、次の如く演算処理を行うようになっている。
【0012】
また、21は伸縮制御弁制御信号出力部であり、当該伸縮制御弁制御信号出力部21は前記伸縮操作手段16からの伸縮操作信号aに基き、前記伸縮制御弁4を伸縮操作信号aが指示する弁切換方向と弁切換量に切換えるための伸縮制御弁制御信号20aを生成し、この信号20aを伸縮制御弁4の弁切換手段4aに出力するようになっている。これにより、伸縮制御弁4は、伸縮操作信号aに対応した弁切換方向と弁切換量で切換制御され、伸縮制御弁4からの制御油が伸縮シリンダ5に供給されて伸縮ブーム3が伸縮駆動するのである。
【0013】
22は、基準弁切換量出力部であり、当該基準弁切換量出力部22は前記伸縮操作手段16からの伸縮操作信号a及びブーム起伏角度検出手段18からの起伏角検出信号Θaに基き、現在のブーム起伏角度Θにおける伸縮ブーム3が、前記伸縮制御弁制御信号20aで切換制御された伸縮制御弁4からの制御油により伸縮駆動した際に前記フック11の吊下げ高さHを変動させないために必要なウインチ制御弁7の弁切換方向と基準弁切換量f(a,Θ)を算出するようになっている。具体的には、弁切換方向は、伸縮操作信号aの弁切換方向がブーム伸長側であればウインチ巻下げ側の信号を出力し、反対にブーム縮小側であればウインチ巻上げ側の信号を出力するようになっている。
【0014】
23は、前記ブーム長さ検出手段17からのブーム長さ検出信号Laと前記ブーム起伏角度検出手段18からの起伏角検出信号Θaに基き、伸縮ブーム3の長さ変動に関わらず、フック11の吊下げ高さを一定に維持させるに必要なワイヤロープ11の繰出長さSwを算出する必要ワイヤ繰出長さ算出部である。
【0015】
24は前記伸縮操作信号aが入力された時点における前記必要ワイヤ繰出長さ算出部23が算出した必要ワイヤ繰出長さSw0を記憶する演算初期ワイヤ繰出長さ記憶部であり、25は前記伸縮操作信号aが入力された時点におけるワイヤ繰出長さ検出手段19が検出したワイヤ繰出長さS0を記憶する検出初期ワイヤ繰出長さ記憶部である。
【0016】
また、26は前記演算初期ワイヤ繰出長さ記憶部24に記憶した初期必要ワイヤ繰出長さSw0と必要ワイヤ繰出長さ算出部23が現在算出している必要ワイヤ繰出長さSwとの差Sw−Sw0を算出する演算ワイヤ繰出長さ変動量算出部であり、27は前記検出初期ワイヤ繰出長さ記憶部25に記憶した初期ワイヤ繰出長さS0とワイヤ繰出長さ検出手段19が現在検出しているワイヤ繰出長さSとの差S−S0を算出する検出ワイヤ繰出長さ変動量算出部である。
【0017】
また、28は前記演算ワイヤ繰出長さ変動量算出部26で求めたワイヤ繰出長さ変動量Sw−Sw0と、前記検出ワイヤ繰出長さ変動量算出部27で求めたワイヤ繰出長さ変動量S−S0を一致させるために必要なウインチ制御弁7の補正弁切換量δSを求める補正弁切換量算出部である。
【0018】
また、29は前記基準弁切換量出力部22が算出した基準弁切換量f(a,Θ)を前記補正弁切換量算出部28で求めた補正弁切換量δSで補正して、修正弁切換量f(a,Θ)+δSを求める修正弁切換量算出部である。
【0019】
また、30は前記修正弁切換量算出部29が算出した修正弁切換量f(a,Θ)+δSを受取り、ウインチ制御弁7をこの受取りに係る修正弁切換量f(a,Θ)+δSで切換制御するためのウインチ制御弁制御信号20bを出力するウインチ制御弁制御信号出力部である。
【0020】
そして、当該ウインチ制御弁制御信号出力部30が出力したウインチ制御弁制御信号20bは、ウインチ制御弁7の弁切換手段7aに出力されて当該ウインチ制御弁7をウインチ制御弁制御信号20bが指示する弁切換方向と修正弁切換量f(a,Θ)+δSに切換えるのである。そして、当該ウインチ制御弁制御信号20bで切換制御されたウインチ制御弁7からの制御油は、ウインチモータ8に供給されてウインチ装置9を巻上げ巻下げ駆動するのである。
【0021】
この際、当該ワイヤ駆動目標量(ワイヤ繰出長さ変動量Sw−Sw0)とワイヤ繰出長さ検出手段19で検出した実際のワイヤ繰出長さの変動量S−S0を一致させる如きウインチ制御弁7の補正弁切換量δSを求め、当該補正弁切換量δSで基準弁切換量f(a,Θ)を補正して得られた修正弁切換量f(a,Θ)+δSでウインチ制御弁7を切換制御してウインチ装置9を巻上げ巻下げ駆動すれば、いわゆるフィードフォワード制御とフィードバック制御の併用制御により極めて正確にフック11を水平移動制御できるのである。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述したフック水平移動制御装置においてはフィードバック制御が行われる側の制御弁すなわちウインチ制御弁7は修正弁切換量f(a,Θ)+δSに関連して制御量が決定されるものであり、補正弁切換量δSは本来的に正負の値を取りうるものである。そして、前記伸縮制御弁4とウインチ制御弁7に共通の油圧ポンプ6から並列的に作動油が供給されるようになっているものであるため、油圧ポンプ6から供給可能な最大油量が前記基準弁切換量f(a,Θ)に対する前記伸縮制御弁4およびウインチ制御弁7が必要とするトータル必要油量と同じとなる場合がありうる。この状態で、ウインチ制御弁7に補正弁切換量δSが正の値を持つ修正弁切換量f(a,Θ)+δSが入力されると、油圧ポンプ6からの供給油量が不足するためウインチ制御弁7を通過する油量が当該弁の操作制御量と比例せず、所定の制御が行われないという問題があった。
【0023】
また、前記伸縮制御弁4とウインチ制御弁7に圧力補償弁をもたない場合には伸縮シリンダ5とウインチモータ8の負荷格差が大きいときには、所定の制御ができなくなるという問題があった。
【0024】
そこで本願発明は、フィードフォワード制御を基本制御とし、さらに両方の制御弁を所定の条件で制御弁絞込み側にのみフィードバック制御することにより、伸縮制御弁4とウインチ制御弁7に共通の油圧ポンプ6から並列的に作動油が供給されるようになっているもの、または当該両制御弁に圧力補償弁を持たないものであっても所定の制御が可能となるフック水平移動制御装置を提供しようとするものである。
【0025】
以上説明した従来のフック水平移動制御装置は伸縮制御弁4とウインチ制御弁7を制御することによりフック水平移動制御しようとするものであるが、起伏制御弁13とウインチ制御弁7を制御することによっても同様にフック水平移動制御できるものである。
【0026】
そこで、本願第2の発明としてフィードフォワード制御を基本制御とし、さらに両方の制御弁を所定の条件で制御弁絞込み側にのみフィードバック制御することにより、起伏制御弁13とウインチ制御弁7に共通の油圧ポンプ6から並列的に作動油が供給されるようになっているもの、または当該両制御弁に圧力補償弁を持たないものであっても所定の制御が可能となるフック水平移動制御装置をも提供しようとする。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本願請求項1に記載されたクレーンのフック水平移動制御装置は、旋回台に取付けられて伸縮制御弁からの制御油により作動する伸縮シリンダでもって伸縮し、起伏制御弁からの制御油により作動する起伏シリンダでもって起伏動作する伸縮ブーム、旋回台に取付けられてウインチ制御弁からの制御油により作動するウインチモータでもって巻上巻下動作するウインチ装置、および、ウインチ装置から引き出されたワイヤロープを介してブーム先端部から吊下したフックとを具備してなり、前記伸縮制御弁、起伏制御弁およびウインチ制御弁が共通の油圧ポンプから圧油の供給を受けるよう構成してなるクレーンのフック水平移動制御装置であって、
・伸縮制御弁の切換方向と切換量に関する伸縮操作信号を出力する伸縮操作手段、
伸縮ブームの長さを検出するブーム長さ検出手段、
伸縮ブームの起伏角度を検出するブーム起伏角度検出手段、
ウインチ装置からのワイヤロープの繰出し長さを検出するワイヤ繰出長さ検出手段、
伸縮操作手段からの操作信号、ブーム長さ検出手段からの検出ブーム長さ、ブーム起伏角度検出手段からの検出ブーム起伏角度、および、ワイヤ繰出長さ検出手段からの検出ワイヤ長さを受取り、操作信号が指示する移動方向と速度で前記フックをブーム起伏軌跡面内で水平に移動させるのに必要な、伸縮制御弁の操作方向と制御量およびウインチ制御弁の操作方向と制御量を演算算出すると共に、伸縮制御弁およびウインチ制御弁を演算算出に係る操作方向と制御量に切換えるための伸縮制御弁制御信号およびウインチ制御弁制御信号を生成して、伸縮制御弁およびウインチ制御弁にそれぞれ出力するよう構成したコントローラ、とで構成し、
前記コントローラは、前記操作信号入力時点から検出ブーム長さ、検出ブーム起伏角度、および、検出ワイヤ長さの関数として求められるフック算出高さの上下変化を継続的に算出し、
・前記操作信号が作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻下げ方向への切換量を低減させ、
・前記操作信号が作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記伸縮制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、伸縮制御弁制御信号による伸縮制御弁の伸長方向への切換量を低減させ、
・前記操作信号が作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記伸縮制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、伸縮制御弁制御信号による伸縮制御弁の縮小方向への切換量を低減させ、
・前記操作信号が作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻上げ方向への切換量を低減させる、ことを特徴としている。
【0028】
上記構成のフック水平移動制御装置のコントローラは、フィードフォワード制御を基本制御とし、さらに両方の制御弁を所定の条件で制御弁絞込み側にのみフィードバック制御するようにしたので、伸縮制御弁とウインチ制御弁に共通の油圧ポンプから並列的に作動油が供給されるようになっているものであっても供給油量不足という問題が発生せず、または当該両制御弁に圧力補償弁を持たないものであっても上記フィードバック制御により伸縮シリンダとウインチモータの負荷格差を補償するので所定の制御が可能となるのである。
【0029】
本願請求項2に記載されたクレーンのフック水平移動制御装置は、旋回台に取付けられて伸縮制御弁からの制御油により作動する伸縮シリンダでもって伸縮し、起伏制御弁からの制御油により作動する起伏シリンダでもって起伏動作する伸縮ブーム、旋回台に取付けられてウインチ制御弁からの制御油により作動するウインチモータでもって巻上巻下動作するウインチ装置、および、ウインチ装置から引き出されたワイヤロープを介してブーム先端部から吊下したフックとを具備してなり、前記伸縮制御弁、起伏制御弁およびウインチ制御弁が共通の油圧ポンプから圧油の供給を受けるよう構成してなるクレーンのフック水平移動制御装置であって、
・起伏制御弁の切換方向と切換量に関する起伏操作信号を出力する起伏操作手段、
伸縮ブームの長さを検出するブーム長さ検出手段、
伸縮ブームの起伏角度を検出するブーム起伏角度検出手段、
ウインチ装置からのワイヤロープの繰出し長さを検出するワイヤ繰出長さ検出手段、
起伏操作手段からの操作信号、ブーム長さ検出手段からの検出ブーム長さ、ブーム起伏角度検出手段からの検出ブーム起伏角度、および、ワイヤ繰出長さ検出手段からの検出ワイヤ長さを受取り、操作信号が指示する移動方向と速度で前記フックをブーム起伏軌跡面内で水平に移動させるのに必要な、起伏制御弁の操作方向と制御量およびウインチ制御弁の操作方向と制御量を演算算出すると共に、起伏制御弁およびウインチ制御弁を演算算出に係る操作方向と制御量に切換えるための起伏制御弁制御信号およびウインチ制御弁制御信号を生成して、起伏制御弁およびウインチ制御弁にそれぞれ出力するよう構成したコントローラ、とで構成し、
前記コントローラは、前記操作信号入力時点から検出ブーム長さ、検出ブーム起伏角度、および、検出ワイヤ長さの関数として求められるフック算出高さの上下変化を継続的に算出し、
・前記操作信号が作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻上げ方向への切換量を低減させ、
・前記操作信号が作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記起伏制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、起伏制御弁制御信号による起伏制御弁の倒伏方向への切換量を低減させ、
・前記操作信号が作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記起伏制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、起伏制御弁制御信号による起伏制御弁の起仰方向への切換量を低減させ、
・前記操作信号が作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻下げ方向への切換量を低減させる、ことを特徴とするものである。
【0030】
上記構成のフック水平移動制御装置のコントローラは、フィードフォワード制御を基本制御とし、さらに両方の制御弁を所定の条件で制御弁絞込み側にのみフィードバック制御するようにしたので、起伏制御弁とウインチ制御弁に共通の油圧ポンプから並列的に作動油が供給されるようになっているものであっても供給油量不足という問題が発生せず、または当該両制御弁に圧力補償弁を持たないものであっても上記フィードバック制御により起伏シリンダとウインチモータの負荷格差を補償するので所定の制御が可能となるのである。
【0031】
【発明の実施の形態】
第1の実施の形態
図1に請求項1に記載された発明に対応する第1の発明の実施の形態にかかる具体的な構成を示す。
【0032】
なお、第1の発明の実施の形態に係るフック水平移動制御装置は、従来技術として説明したフック水平移動制御装置を有する伸縮ブーム及びウインチ装置の駆動油圧回路に適用したものであり、以下の説明ではクレーンの全体構成及び駆動油圧回路の共通部分の各符号等は同義のものとして詳細な説明を省略するものとする。
【0033】
図1の40はフック高さ変化算出部であり、演算ワイヤ繰出長さ変動量算出部26で求めたワイヤ繰出長さ変動量Sw−Sw0と、検出ワイヤ繰出長さ変動量算出部27で求めたワイヤ繰出長さ変動量S−S0を受取り、操作信号入力時点からのフック算出高さの上下変化を継続的に算出するものである。
【0034】
41は伸縮制御弁切換量低減信号出力部であって、前記フック高さ変化算出部40で算出したフック算出高さの上下変化に基き、伸縮制御弁制御信号出力部21へ伸縮制御弁切換量低減信号δtを出力するものである。具体的には次の2つの制御を行うものである。
1)前記伸縮操作信号aが作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記伸縮制御弁制御信号40aの生成出力過程に介入し、伸縮制御弁制御信号による伸縮制御弁4の伸長方向への切換量を低減させる。
2)前記伸縮操作信号aが作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記伸縮制御弁制御信号40aの生成出力過程に介入し、伸縮制御弁制御信号による伸縮制御弁4の縮小方向への切換量を低減させる。
【0035】
42はウインチ制御弁切換量低減信号出力部であって、前記フック高さ変化算出部40で算出したフック算出高さの上下変化に基き、ウインチ制御弁制御信号出力部30へウインチ制御弁切換量低減信号δuを出力するものである。具体的には次の2つの制御を行うものである。
3)前記伸縮操作信号aが作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号40bの生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻下げ方向への切換量を低減させる。
4)前記伸縮操作信号aが作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻上げ方向への切換量を低減させる。
【0036】
上述したフック水平移動制御装置45のコントローラ50の作用は以下のとおりである。前記伸縮制御弁切換量低減信号出力部41とウインチ制御弁切換量低減信号出力部42は前記フック高さ変化算出部40でのフック高さ変化が所定値を越えると、上述したようにその切換量を減少させるとフック高さ変化量を減少させることができる方の制御弁切換量低減信号出力部が対応する制御弁制御信号出力部に制御弁切換量低減信号を出力するのである。それにより、フック高さの上下方向変化が少なくなるようにフィードバック制御されるのである。
【0037】
第2の実施の形態
図2に請求項2に記載された発明に対応する第2の発明の実施の形態にかかる具体的な構成を示す。
【0038】
図2の40はフック高さ変化算出部であり、演算ワイヤ繰出長さ変動量算出部26で求めたワイヤ繰出長さ変動量Sw−Sw0と、検出ワイヤ繰出長さ変動量算出部27で求めたワイヤ繰出長さ変動量S−S0を受取り、操作信号入力時点からのフック算出高さの上下変化を継続的に算出するものである。また、53は起伏操作手段であり、起伏制御弁13の弁切換方向と切換量に関する起伏操作信号bを出力するものである。
【0039】
51は起伏制御弁切換量低減信号出力部であって、前記フック高さ変化算出部40で算出したフック算出高さの上下変化に基き、起伏制御弁制御信号出力部54へ起伏制御弁切換量低減信号δvを出力するものである。具体的には次の2つの制御を行うものである。
1)前記起伏操作信号bが作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記起伏制御弁制御信号50aの生成出力過程に介入し、起伏制御弁制御信号による起伏制御弁13の倒伏方向への切換量を低減させる。
2)前記起伏操作信号bが作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記起伏制御弁制御信号50aの生成出力過程に介入し、起伏制御弁制御信号による起伏制御弁13の起仰方向への切換量を低減させる。
【0040】
42はウインチ制御弁切換量低減信号出力部であって、前記フック高さ変化算出部40で算出したフック算出高さの上下変化に基き、ウインチ制御弁制御信号出力部30へウインチ制御弁切換量低減信号δuを出力するものである。具体的には次の2つの制御を行うものである。
3)前記起伏操作信号bが作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号40bの生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁7の巻上げ方向への切換量を低減させる。
4)前記起伏操作信号bが作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号40bの生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁7の巻下げ方向への切換量を低減させる。
【0041】
上述したフック水平移動制御装置55のコントローラ60の作用は以下のとおりである。前記起伏制御弁切換量低減信号出力部51とウインチ制御弁切換量低減信号出力部42は前記フック高さ変化算出部40でのフック高さ変化が所定値を越えると、上述したようにその切換量を減少させるとフック高さ変化量を減少させることができる方の制御弁切換量低減信号出力部が対応する制御弁制御信号出力部に制御弁切換量低減信号を出力するのである。それにより、フック高さの上下方向変化が少なくなるようにフィードバック制御されるのである。
【0042】
【発明の効果】
請求項1に記載されたフック水平移動制御装置のコントローラは、フィードフォワード制御を基本制御とし、さらに対象とする制御弁を所定の条件で制御弁絞込み側にのみフィードバック制御するようにしたので、伸縮制御弁とウインチ制御弁に共通の油圧ポンプから並列的に作動油が供給されるようになっているものであっても供給油量不足という問題が発生せず、または当該両制御弁が圧力補償弁を持たないものであっても上記フィードバック制御により伸縮シリンダとウインチモータの負荷格差を補償するので所定の制御が可能となるのである。
【0043】
また、請求項2に記載されたフック水平移動制御装置のコントローラは、フィードフォワード制御を基本制御とし、さらに対象とする制御弁を所定の条件で制御弁絞込み側にのみフィードバック制御するようにしたので、起伏制御弁とウインチ制御弁に共通の油圧ポンプから並列的に作動油が供給されるようになっているものであっても供給油量不足という問題が発生せず、または当該両制御弁が圧力補償弁を持たないものであっても上記フィードバック制御により起伏シリンダとウインチモータの負荷格差を補償するので所定の制御が可能となるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるフック水平移動制御装置の説明図である。
【図2】実施形態2におけるフック水平移動制御装置の説明図である。
【図3】本発明のフック水平移動制御装置を取付けるクレーンの説明図である。
【図4】従来のフック水平移動制御装置の説明図である。
【符号の説明】
1;基台
2;旋回ポスト
3;伸縮ブーム
4;伸縮制御弁
5;伸縮シリンダ
6;油圧ポンプ
7;ウインチ制御弁
8;ウインチモータ
9;ウインチ装置
10;ワイヤロープ
11;フック
12;起伏シリンダ
13;起伏制御弁
15、45、55;フック水平移動制御装置
16;伸縮操作手段
17;ブーム長さ検出手段
18;ブーム起伏角度検出手段
19;ワイヤ繰出長さ検出手段
20、50、60;コントローラ
21;伸縮制御弁制御信号出力部
22;基準弁切換量出力部
23;必要ワイヤ繰出長さ算出部
24;演算初期ワイヤ繰出長さ記憶部
25;検出初期ワイヤ繰出長さ記憶部
26;演算ワイヤ繰出長さ変動量算出部
27;検出ワイヤ繰出長さ変動量算出部
28;補正弁切換量算出部
29;修正弁切換量算出部
30;ウインチ制御弁制御信号出力部
40;フック高さ変化算出部
41;伸縮制御弁切換量低減信号出力部
42;ウインチ制御弁切換量低減信号出力部
51;起伏制御弁切換量低減信号出力部
53;起伏操作手段
54;起伏制御弁制御信号出力部
20a、40a;伸縮制御弁制御信号
20b、40b;ウインチ制御弁制御信号
50a;起伏制御弁制御信号
a;伸縮操作信号
b;起伏操作信号
La;ブーム長さ検出信号
Θa;起伏角検出信号
Sa;ワイヤ繰出長さ検出信号
Sw;必要ワイヤ繰出長さ
δs;補正弁切換量
δt;伸縮制御弁切換量低減信号
δu;ウインチ制御弁切換量低減信号
δv;起伏制御弁切換量低減信号

Claims (2)

  1. 旋回台に取付けられて伸縮制御弁からの制御油により作動する伸縮シリンダでもって伸縮し、起伏制御弁からの制御油により作動する起伏シリンダでもって起伏動作する伸縮ブーム、旋回台に取付けられてウインチ制御弁からの制御油により作動するウインチモータでもって巻上巻下動作するウインチ装置、および、ウインチ装置から引き出されたワイヤロープを介してブーム先端部から吊下したフックとを具備してなり、前記伸縮制御弁、起伏制御弁およびウインチ制御弁が共通の油圧ポンプから圧油の供給を受けるよう構成してなるクレーンのフック水平移動制御装置であって、
    ・伸縮制御弁の切換方向と切換量に関する伸縮操作信号を出力する伸縮操作手段、
    伸縮ブームの長さを検出するブーム長さ検出手段、
    伸縮ブームの起伏角度を検出するブーム起伏角度検出手段、
    ウインチ装置からのワイヤロープの繰出し長さを検出するワイヤ繰出長さ検出手段、
    伸縮操作手段からの操作信号、ブーム長さ検出手段からの検出ブーム長さ、ブーム起伏角度検出手段からの検出ブーム起伏角度、および、ワイヤ繰出長さ検出手段からの検出ワイヤ長さを受取り、操作信号が指示する移動方向と速度で前記フックをブーム起伏軌跡面内で水平に移動させるのに必要な、伸縮制御弁の操作方向と制御量およびウインチ制御弁の操作方向と制御量を演算算出すると共に、伸縮制御弁およびウインチ制御弁を演算算出に係る操作方向と制御量に切換えるための伸縮制御弁制御信号およびウインチ制御弁制御信号を生成して、伸縮制御弁およびウインチ制御弁にそれぞれ出力するよう構成したコントローラ、とで構成し、
    前記コントローラは、前記操作信号入力時点からの検出ブーム長さ、検出ブーム起伏角度、および、検出ワイヤ長さの関数として求められるフック算出高さの上下変化を継続的に算出し、
    ・前記操作信号が作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻下げ方向への切換量を低減させ、
    ・前記操作信号が作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記伸縮制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、伸縮制御弁制御信号による伸縮制御弁の伸長方向への切換量を低減させ、
    ・前記操作信号が作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記伸縮制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、伸縮制御弁制御信号による伸縮制御弁の縮小方向への切換量を低減させ、
    ・前記操作信号が作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻上げ方向への切換量を低減させる、ことを特徴とするクレーンのフック水平移動制御装置。
  2. 旋回台に取付けられて伸縮制御弁からの制御油により作動する伸縮シリンダでもって伸縮し、起伏制御弁からの制御油により作動する起伏シリンダでもって起伏動作する伸縮ブーム、旋回台に取付けられてウインチ制御弁からの制御油により作動するウインチモータでもって巻上巻下動作するウインチ装置、および、ウインチ装置から引き出されたワイヤロープを介してブーム先端部から吊下したフックとを具備してなり、前記伸縮制御弁、起伏制御弁およびウインチ制御弁が共通の油圧ポンプから圧油の供給を受けるよう構成してなるクレーンのフック水平移動制御装置であって、
    ・起伏制御弁の切換方向と切換量に関する起伏操作信号を出力する起伏操作手段、
    伸縮ブームの長さを検出するブーム長さ検出手段、
    伸縮ブームの起伏角度を検出するブーム起伏角度検出手段、
    ウインチ装置からのワイヤロープの繰出し長さを検出するワイヤ繰出長さ検出手段、
    起伏操作手段からの操作信号、ブーム長さ検出手段からの検出ブーム長さ、ブーム起伏角度検出手段からの検出ブーム起伏角度、および、ワイヤ繰出長さ検出手段からの検出ワイヤ長さを受取り、操作信号が指示する移動方向と速度で前記フックをブーム起伏軌跡面内で水平に移動させるのに必要な、起伏制御弁の操作方向と制御量およびウインチ制御弁の操作方向と制御量を演算算出すると共に、起伏制御弁およびウインチ制御弁を演算算出に係る操作方向と制御量に切換えるための起伏制御弁制御信号およびウインチ制御弁制御信号を生成して、起伏制御弁およびウインチ制御弁にそれぞれ出力するよう構成したコントローラ、とで構成し、
    前記コントローラは、前記操作信号入力時点からの検出ブーム長さ、検出ブーム起伏角度、および、検出ワイヤ長さの関数として求められるフック算出高さの上下変化を継続的に算出し、
    ・前記操作信号が作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻上げ方向への切換量を低減させ、
    ・前記操作信号が作業半径増大側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記起伏制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、起伏制御弁制御信号による起伏制御弁の倒伏方向への切換量を低減させ、
    ・前記操作信号が作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの上方への変化が算出された場合には、前記起伏制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、起伏制御弁制御信号による起伏制御弁の起仰方向への切換量を低減させ、
    ・前記操作信号が作業半径減少側へのフックの移動を指示しており且つ、前記フック算出高さの下方への変化が算出された場合には、前記ウインチ制御弁制御信号の生成出力過程に介入し、ウインチ制御弁制御信号によるウインチ制御弁の巻下げ方向への切換量を低減させる、ことを特徴とするクレーンのフック水平移動制御装置。
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