JP4056591B2 - 加速度センサ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、新規な構成からなる加速度センサに係り、製造上の加工精度がセンサの測定精度を支配し、かつ構造上の制約から直線性誤差が生じて複雑な補正が不可欠である従来の加速度センサの問題を解決するため、3電極構造の簡単な構成となした静電容量型を含む加速度センサに関する。
【0002】
【従来の技術】
静電容量型加速度センサとして、例えば、特開平4−148833号、特開平4−337431号、特開平5−188079号には、固定基板と可撓基板との各対向面に電極を着設して対向配置される静電容量素子を複数対設け、該基板面に平行なXY平面を設定しこれと直交するZ軸のX,Y,Z軸3次元方向の加速度の変化を、複数対の静電容量素子間の静電容量変化に基づき各X,Y,Z軸方向成分の検出を行う構成が提案されている。
【0003】
例えば、図13Bの縦断面に示すごとく、円筒10内に直径方向に配置された固定基板11と、これに所定の間隔を設けて可撓基板12を平行に配置し、固定基板11の下面を示す図13Aに示すごとく、この固定基板11と可撓基板12との各対向面にそれぞれ電極1〜5を着設して静電容量素子C1〜C5を形成する構成からなる。可撓基板12の下面には適当な質量を有して錘となる作動子13を設けてある。
【0004】
詳述するとここでは、該対向面間の外周部に4対、中央部に1対の電極を設けて、静電容量素子C1〜C5を形成した構成、すなわち、電極面にて直交するX,Yの2軸上に配置された各々2つの静電容量素子C1〜C4と、前2軸の中央に静電容量素子C5を配置した構成からなる。
【0005】
上記の構成において、X軸方向に加速度が加わった場合、図14Aに示すごとく、作動子13を有する可撓基板12が変形することにより、固定基板11と可撓基板12との対向面間の各電極1〜5間距離が変化することから、各静電容量素子C1〜C4の静電容量が変化する。また、図14Bに示すごとく、Z軸方向に加速度が加わった場合も同様に各静電容量素子C1〜C4の静電容量が変化する。
【0006】
静電容量の変化より加速度の各成分の検出は、例えば、X軸方向の加速度に対する出力として、静電容量素子C1とC3の静電容量差(C1−C3)、Y軸方向の加速度に対する出力として、静電容量素子C2とC4の静電容量差(C2−C4)、Z軸方向の加速度に対する出力として、静電容量素子C5の静電容量(C5)として検出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記構成の静電容量型加速度センサにおいて、静電容量素子C1〜C5の静電容量に比例した電気信号で演算したX,Y,Z軸の出力は、厳密には加速度に対し直線性を有しない問題がある。また、この場合、X,Y軸出力の感度がZ軸出力に依存することになる問題がある。また、温度変化等により電極ギャップの初期値d0が変化した場合、Z軸の0点シフトに加えX,Y,Z軸の感度シフトが発生する問題がある。
【0008】
さらに、上記構成の静電容量型加速度センサにおいて、静電容量素子C1〜C5に逆比例した電気信号で演算する場合にも、センサの静電容量以外の浮遊容量が無視できないために、上述の各種問題が発生する。
【0009】
以下に、4〜5電極方式での問題点を詳述する。X(Y)軸加速度は、検出軸上に配置された2つの電極の静電容量の差から検出するとされているが、実際にはCV変換した出力の差分を取ることになる。その場合、一般的に実現可能などんなCV変換方式を採用しても、理論的には以下に示す直線性誤差が発生し、それによりX、Y、Zを完全に独立に検出することが不可能になる。
【0010】
【数1】
Figure 0004056591
【0011】
但しdo: 初期ギャップ距離
dx: x加速度による変化量(加速度と比例する量)
dz: z加速度による変化量(加速度と比例する量)
【0012】
このセンサにおいて、加速度に比例すると期待できる物理量は電極間距離の変化量であり、静電容量が加速度に対し直線的に変化することは期待できない。
【0013】
直線性誤差の代表例1として、1/C→Vに変換する場合がある。現実的には、センサ容量Cとは、対向電極部容量(理論上のセンサ容量)だけでは無く、必ず有限の浮遊容量(センサ内部及び回路部)が存在することになり、その浮遊容量分との和としてCV変換することになる。そのため、浮遊容量が非線形項となり、直線性誤差が発生する。X、Y、Z出力の直線性の劣化とX、Yの感度にZ加速度が影響するという他軸干渉が発生する。
【0014】
直線性誤差の代表例2として、CV比例変換の場合がある。上述した式に明らかなように加速度に比例する量は、Cの分母にあるためCV比例変換の場合は、出力電圧が加速度に直線的に変化しない。そのため、X、Y、Z出力の直線性の劣化とX、Yの感度にZ加速度が影響するという他軸干渉が発生する。
【0015】
【数2】
Figure 0004056591
【0016】
【数3】
Figure 0004056591
【0017】
上述の2つの直線性誤差の問題があるため、精度を要求される場合にはその後の何らかの補正が必要になる。その補正に関しては、上記代表例1の場合、出力されたX、Y、Zの出力から完全に真のX、Y、Z加速度を補正演算によって得ることは困難である。
【0018】
また、上記代表例2の場合は、補正演算方法を提案(特開平8−313552号)したが、厳密に補正するには、非常に複雑な計算式となり、現実的に発生するその他の補正(調整)項である、加工誤差による他軸感度や主軸感度及び0点などを含めて、補正演算を実施する場合は特に複雑になり、例えば、社団法人電気学会の物理センサ研究会における資料(1996年11月11日、12日発表の資料番号PS−96−15「静電容量型3軸加速度センサの補正について」)で報告されているごとく、近似式による補正演算を行うことになる。しかし、その場合、近似による誤差が無視できない場合があり、さらに高精度の要求に対しては、この方式では満足できない場合が生じる。
【0019】
従来の加速度センサでは、X、Y検出軸は4つの固定電極の配置により決まり、Z軸は可動電極面の配置により決定される。また、加工誤差が他軸感度となって現れるため、非常に高精度の加工技術が要求される。
【0020】
すなわち、従来の加速度センサでは、X、Y検出軸は4つの固定電極の配置により、Z軸は可動電極面の配置により決定されること、また、加工誤差が他軸感度となって現れるため、直線性誤差の問題が生じてしまい、何らかの補正が不可欠であり、補正に際しても複雑な演算が必要でセンサの製造加工に際する精度が厳しくかつ厳密な補正を行うにも限度があり、かかる加速度センサを安定的にかつ大量に製造ずることが極めて困難であった。
【0021】
この発明は、従来の加速度センサが、構造上の制約から直線性誤差の問題が生じて、複雑な補正が不可欠であること、また、製造上の加工精度がセンサの測定精度を支配している現実に鑑み、直線性誤差の問題が生じ難く、製造上の加工精度がセンサの測定精度を決定することがないよう、新規な構成からなる静電容量型を含む加速度センサの提供を目的としている。
【0022】
【課題を解決するための手段】
発明者は、直線性誤差の問題が生じ難く、製造上の加工精度がセンサの測定精度を決定することがない構成について種々検討した結果、3個の固定電極を持つセンサヘッドを用いて各電極からの信号をデジタル演算することにより、X、Y、Zの直交した3軸方向の加速度の検出が可能であり、目的が達成できることを知見した。本発明は、「電極対が3組のみであり、各電極対の固定電極が同一平面内に配置され、センサ上に予め規定したX−Y−Z直交座標系に作用する3軸方向の加速度Ax、Ay、Azに対して、それぞれ個別に感度を有する少なくとも1組の電極対をもつ加速度センサであって、加速度 Ax Ay および Az を下記の三元一次連立方程式(A)式に基づいて算出する加速度センサ。」を要旨とする。
j Az+b j Ax+e j Ay=f j ・・・(A)
ここで、f j =c j /(V j −d j ) (j=1,2,3)
但し、(A)式式中の各記号の意味は下記の通りである。
aj bj cj ej または dj Ax,Ay,Az に関する三元一次連立方程式の係数
fj :c j /(V j −d j )の計算値
Vj :各電極における出力電圧
【0023】
また、発明者は、上記の構成からなる加速度センサにおいて、各電極の平面形状の図心がX−Y座標系平面で同一直線上にない加速度センサ、各電極の平面形状の図心がX−Y座標系平面にZ軸中心に3等分された位置にそれぞれある加速度センサ、並びに、X−Y座標系平面にZ軸を中心にした所要半径の円周上に3等分して3電極を配置して、Z軸方向に3つの電極対を対向配置したことを特徴とする加速度センサを併せて提案する。
【0024】
さらに、発明者は、ビームによる支持構造を有する可撓基板の可動部下面に重錘体を設けて上面を固定基板と対向配置し、該可動部上面に電極を対向配置した可動電極を有するガラス板及び/又は半導体基板の積層構造からなり、可動電極の傾きを含めた初期位置からの相対位置を検出する手段を有し、電極の該位置情報より3軸方向の加速度Ax、Ay、Azを求めることを特徴とする加速度センサを併せて提案する。
【0025】
また、発明者らは、上記と同様の積層構造を静電容量型となした加速度センサにおいて、
ガラス層下面にメタル電極が所要パターンで3電極分が成膜された固定電極層と、周囲をビームで支持された半導体基板にパターンニングにより支持構造を設けて形成する可動部の厚みを相対的に厚くした重錘体を有する可撓基板層と、可撓基板層が載置され重錘体が過負荷時に当接してストッパーとなるシリコン層との3層構造からなる静電容量型加速度センサを併せて提案する。
【0026】
また、発明者は、上記の静電容量型加速度センサにおいて、
ガラス層が所要パターンで設けた円錐や角錐状の貫通孔を有し、下面のメタル電極の導通が貫通孔を介して行われる構成、
所要パターンで設けた円錐や角錐状の貫通孔を有するガラス基板と半導体基板が貫通孔の円錐頂部側で接合された複合板の両面に所要パターンで設けた電極同士が上記貫通孔で半導体を介して導通した構成の複合板層を可撓基板層の上面に電極を対向配置して接合され、内部が密閉された構成の静電容量型加速度センサ
を併せて提案する。
【0027】
さらに、発明者は、
ガラス層下面にメタル電極が所要パターンで3電極分が成膜された固定電極層と、周囲をビームで支持されて上面が前記電極に対して所定空隙を介して対向配置されて上下動可能に共通電極を構成するシリコン製の可動電極層と、可動電極の下に陽極接合にて接合された錘並びに可動電極層の周囲を支持する台座層と、可動電極層と接合された錘が過負荷時に当接してストッパーとなるシリコン層との4層構造からなる静電容量型加速度センサを併せて提案する。
【0028】
【発明の実施の形態】
この発明による3軸加速度センサは、従来の4個又は5個の固定電極からの信号の差又は和を取ることによりX、Y、Zの出力を得ていた方式に対して、各電極からの信号をデジタル演算することを前提として、3個の固定電極を持つセンサヘッドを使ってX、Y、Zの直交した3軸方向の加速度の検出することを特徴としている。
【0029】
固定電極の構造以外は、従来の3軸加速度センサと同じであり、同一平面内に配置された固定電極と、その固定電極とほぼ平行に配置された可動電極からなる。その可動電極には重錘体が形成されており、重心がずれた位置に配置されている。固定電極は、面重心が電極平面内の同一直線上にない3個で構成されている。全方向に対して均一な感度、精度を得るためには、120°間隔で配置された同じ大きさの扇型電極が望ましい。
【0030】
以下では、同一形状、等間隔配置ではない図1に示すごとく一般化した電極構造の場合について考える。図ではC1,C2,C3の3個の電極、固定電極または可動電極を同一平面内で配置した一例を示す。各電極容量、ただしアライメントずれを考慮しない場合は以下の式で表される。
【0031】
【数4】
Figure 0004056591
【0032】
【数5】
Figure 0004056591
【0033】
ここで
ε : 誘電率
j : 各電極の面積
doj : 各電極の面重心での初期電極間距離
Ax、Ay、Az : 各軸方向の加速度の大きさ
Kz : Z方向加速度に対する電極変位感度
Kxj、Kyj : X又はY方向加速度に対する電極変位感度
αj : 各電極中心の位置を極座標で表した時の角度(正のX軸を0°とし、CCW方向の角度)
Cpj : 浮遊容量
【0034】
次に、アライメントずれ及びCV変換ゲインのばらつきを考慮したときの出力電圧をVj、電極のCV変換ゲインをGjとし、アライメントずれによる変換行列をKlm(l、m=x、y、z)とすると、下記Vj式となり、j=1、2、3で、係数を整理して下記の(4)式、すなわち、加わった加速度に対するセンサの出力電圧の関係式が得られた。
【0035】
Vj=Gj{εSj/(do1+Kz×(KzxAx+KzyAy+KzzAz)+Kxj×(KxxAx+KxyAy+KxzAz×cosαj+Kyj×(KyxAx+KyyAy+KyzAz)×sinαj)+Cpj}
(j=1、2、3)
【0036】
【数6】
Figure 0004056591
【0037】
また、出力電圧から速度を得る方法として、式(4)を変形すると次の式が得られる。
ajAz+bjAx+ejAy=fj ・・・(5)
ここで、fj=cj/(Vj−dj) と置いた。・・・(6)
【0038】
出力電圧から加速度を知るというのは、代数的には(5)式の(Ax、Ay、Az)に関する三元一次方程式を3つ連立して解くということである。従って、未知数3つに対し、3つの式で、解くことができるのであるから、電極は3つで十分であることがわかる。
【0039】
以下の連立方程式の解を求める。
1Az+b1Ax+e1Ay=f1・・・(7)
2Az+b2Ax+e2Ay=f2・・・(8)
3Az+b3Ax+e3Ay=f3・・・(9)
【0040】
(7)、(8)、(9)式より解を求め(解の公式より)、(6)式でVjの式に戻すと、下記式を得る。
Ax={(a23−a32)(c1/(V1−d1))+(a13−a31)(c2/(V2−d2))+(a21−a12)(c3/(V3−d3))−(a32−a23+a13−a31+a21−a12)}/D・・・(10)
Ay={(a23−a32)(c1/(V1−d1))+(a31−a13)(c2/(V2−d2))+(a12−a21)(c3/(V3−d3))−(a23−a32+a31−a13+a12−a21)}/D・・・(11)
Az={(b23−b32)(c1/(V1−d1))+(b31−b13)(c2/(V2−d2))+(b12−b21)(c3/(V3−d3))−(b23−b32+b31−b13+b12−b21)}/D・・・(12)
【0041】
【数7】
Figure 0004056591
【0042】
加速度算出に際して、式(10)、(11)、(12)より係数をまとめると、下記式を得る。各センサ毎に、15個の係数を予め決めてやることにより、出力電圧を上式で演算することで、3軸の加速度を得ることができる。
【0043】
【数8】
Figure 0004056591
【0044】
この3軸加速度センサは、可動電極の位置、すなわち、傾きを含めた初期位置からの相対位置が任意の加速度ベクトル(X、Y、Z軸加速度)に対し一義的に決まることから、その可動電極の位置を検出することにより逆に加速度を得ようとするものである。可動電極の位置は、一直線上にない3点からの距離が決まれば決定できるので、このように3つの電極で十分であることがわかる。
【0045】
従って、この発明による速度センサは、可動電極の位置を決定できる情報さえ得られれば良いことになる。可動電極の傾きを含めた初期位置からの相対位置を検出する手段としては、レーザー干渉法によるものや、近接させたプローブからのトンネル電流を検出する方法、あるいは可動電極を支持するビーム上に設けた圧電材料やピエゾ抵抗の変化を検出する方法等が適宜採用できる。
【0046】
また、可動電極の位置を3点で決定する場合、各電極の平面形状の図心がX−Y座標系平面にZ軸中心を通る同一直線上にないことが必要であり、さらに好ましくは、実施例の図3のごとく、各電極の平面形状の図心がX−Y座標系平面にZ軸中心に3等分された位置にそれぞれある構成であり、最も誤差の少ないのは3点がなるべく等間隔で配置されている場合であり、120°間隔で配置するのが望ましい。
【0047】
以下に、この発明による静電容量型加速度センサの種々の構成を図面に基づいて詳述する。図2、図3に示すごとく、ガラス基板の片面にメタル電極を成膜して固定電極層20となし、X−Y座標系平面にZ軸を中心にした所要半径の円周上に3等分して3電極を配置して、Z軸方向に3つの電極対を対向配置した構成からなる静電容量素子C1〜C3を形成するため、シリコン基板をバルク・マイクロマシニーング技術で加工して4本ビームで可動電極を支持する可撓基板層21の構造となした。さらに、可動電極の下に陽極接合にて重錘体23を接合し、重錘体23の移動空間を確保するための台座層22と過負荷時のストッパーとなるシリコン基板層24を積層した4層構造からなる静電容量型加速度センサを作製した。
【0048】
なお、図2に示す電極配置で、各静電容量素子C1〜C3の電極の平面形状における図心P1〜P3は、X−Y座標系平面にZ軸中心を通る同一直線上になく、かつZ軸中心に3等分された位置にそれぞれ位置する構成である。
【0049】
また、可撓基板層21との各対向面に配置したガラス板の固定電極層20は、対向面の電極より外部へリードするために、ここでは、周辺に設けた切り欠き隙間より可撓基板層21上に電極取り出しパット25を設けてリード26を接続可能にしてある。
【0050】
図4に示す静電容量型加速度センサは、ストッパーとなるシリコン基板層24上に、シリコン基板厚みを利用して相対的に形成した重錘体23を付設した可撓基板層21と、所要半径の円周上に3等分して3電極20a,20b(図示は2電極分のみ)を設けたガラス基板からなる固定電極層20を順次積層した3層構造からなる。
【0051】
図5に示す静電容量型加速度センサは、図4の3層構成を4層となして内部を密封可能にした構成であり、以下に製造過程を説明する。サンドブラスト加工などにて所要パターンで設けた円錐や角錐状の貫通孔を設けたガラス基板からなる固定電極層20)と半導体基板30を、貫通孔の円錐頂部側で陽極接合し、半導体基板30の上面の全面に外部電極31、固定電極層20には所要パターンで電極20a,20bを設ける。すなわち、低抵抗のBドープドシリコン基板などの半導体基板30の上面全面には、Al,Au,Cuなどの全面メタル形成、蒸着やめっき法により外部電極31を設けることができ、下面のガラス基板側にはメタルマスク等を用いた蒸着パターニング等の手法により形成することができる。
【0052】
別途、シリコン基板などの半導体基板に乾式又は湿式のエッチング技術にてビーム21aによる支持構造を設けて形成する可動部21bの厚みを相対的に厚くして重錘体を設けた可撓基板層21を作製する。可撓基板層21上に前記のガラス複合板の固定電極層20の対向電極20a,20bを対向させて積層して陽極接合する。図5に示すごとくいわゆるザグリを形成したシリコン基板層24上に、この可撓基板層21を積層し陽極接合するが、この際、接合時の雰囲気調整を行うことにより、積層体内部のガスを制御しておくことができる。
【0053】
一体化された積層体の上面の外部電極31および半導体基板30の厚みに相当する深さで、例えばダイシングソーなどにて、図5に示すごとく絶縁溝32を所要パターンで形成して、対向電極20a,20bと接続されている半導体基板30部分を電気的に分離して、分離された半導体基板30部分に設けられた上面の外部電極31より対向電極20a,20bとの導通を確保する。
【0054】
図4、図5の静電容量型加速度センサにおける可撓基板層21は、1枚の半導体基板より作製したが、図6に示すごとく、2枚の半導体基板を接合した基板あるいは半導体基板21とガラス基板27を接合した基板よりエッチング技術にてビーム21aによる支持構造を設けて形成するに際し、半導体あるいはガラス基板1枚分の厚みを重錘体とすることも可能である。
【0055】
【実施例】
上述の図2と同様の製造方法で、図7に示す異形の電極を、その電極の平面形状における図心P1〜P3がX−Y座標系平面にZ軸中心を通る同一直線上になく、かつZ軸中心に3等分された位置にそれぞれ配置して、静電容量素子C1〜C3を有する4層構造からなる静電容量型加速度センサを作製した。
【0056】
この発明による静電容量型加速度センサを使用し、前述した演算方法にて、設定したX−Y−Z座標系の各軸回りにセンサの姿勢を変化させた時の重力の加速度を測定した。図8〜図10に軸回転角と測定電圧との関係を示すが、図8はX軸回転、図9はY軸回転、図10はZ軸回転を示す。なお、グラフ中、□印は静電容量素子C1、◇印は静電容量素子C2、△印は静電容量素子C3の測定電圧を示す。
【0057】
入力した加速度の計算値と測定値との誤差は、各軸回りとも±1%以下であった。また、演算後の出力(加速度)を軸回転角との関係を図11、補正演算後の出力(加速度)を実際の加速度との関係を図12に示すが、入出力のリニアリティが極めてすぐれており、Z軸加速度のx,y出力感度への影響も全く観測されず、他軸感度もほとんど発生していないことが分かる。
【0058】
【発明の効果】
この発明による3電極構成の静電容量型加速度センサは、可動電極の相対位置が任意のX、Y、Z軸加速度に対し一義的に決まるため、可動電極の位置を検出することにより加速度を得ることができる構成であり、この前提条件が崩れない範囲であれば、電極配置、面積、初期電極間距離及びアライメントの誤差は、性能には全く影響しない利点がある。
【0059】
従って、製造に際しての固定電極のパターニングでのメタルマスク方式の採用や陽極接合でのアライメント精度の緩和等、プロセスの選択範囲が広がり、製造性が良く、安価に提供できる利点がある。また、従来の静電容量型に比較して電極数が少なく、チップサイズのシュリンク及びパッケージングが容易になり、安定した性能を有する加速度センサを安価に提供できる。
【0060】
特に、演算システムにデジタル演算を採用する場合、従来の4個もしくは5個の電極で、差分出力としてX、Y軸出力を得るという方法のメリットがなくなるのに対して、この発明の加速度センサを採用することは極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による3電極を有する加速度センサの作動原理を説明するためのX−Y座標説明図である。
【図2】この発明による静電容量型加速度センサの電極配置例を示すガラス基板の平面説明図である。
【図3】この発明による静電容量型加速度センサの縦断説明図である。
【図4】この発明による静電容量型加速度センサの他の構成を示す縦断説明図である。
【図5】この発明による静電容量型加速度センサの他の構成を示す縦断説明図である。
【図6】この発明による静電容量型加速度センサの他の構成を示す縦断説明図である。
【図7】この発明による静電容量型加速度センサの他の電極配置例を示すガラス基板の平面説明図である
【図8】この発明による静電容量型加速度センサの測定電圧をX軸回転角との関係で示すグラフである。
【図9】この発明による静電容量型加速度センサの測定電圧をY軸回転角との関係で示すグラフである。
【図10】この発明による静電容量型加速度センサの測定電圧をZ軸回転角との関係で示すグラフである。
【図11】この発明による静電容量型加速度センサの測定に基づく演算後の出力(加速度)を軸回転角との関係で示すグラフであり、AはX軸回転、BはY軸回転、CはZ軸回を示す。なお、グラフ中、実線がX軸、破線がY軸、一点鎖線がZ軸の回転角を示す。
【図12】この発明による静電容量型加速度センサの測定に基づく補正演算後の出力(加速度)を実際の加速度との関係で示すグラフであり、AはX軸回転、BはY軸回転、CはZ軸回を示す。
【図13】Aは静電容量型加速度センサの固定基板の下面を示す説明図であり、Bは静電容量型加速度センサの縦断説明図である。
【図14】AはX軸方向の加速度が作用した状態を示す静電容量型加速度センサの縦断説明図であり、BはZ軸方向の加速度が作用した状態を示す静電容量型加速度センサの縦断説明図である。
【符号の説明】
1,2,3,4,5 電極
10 円筒
11 固定基板
12 可撓基板
13 作動子
1〜C5 静電容量素子
20 固定電極層
20a,20b 電極
21 可撓基板層
21a ビーム
21b 可動部
22 台座層
23 重錘体
24 シリコン基板層
25 電極取り出しパット
26 リード
27 ガラス基板
30 半導体基板
31 外部電極
32 絶縁溝

Claims (10)

  1. 電極対が3組のみであり、各電極対の固定電極が同一平面内に配置され、センサ上に予め規定したX−Y−Z直交座標系に作用する3軸方向の加速度Ax、Ay、Azに対して、それぞれ個別に感度を有する少なくとも1組の電極対をもつ加速度センサであって、加速度 Ax Ay および Az を下記の三元一次連立方程式(A)式に基づいて算出する加速度センサ。
    j Az+b j Ax+e j Ay=f j ・・・(A)
    ここで、f j =c j /(V j −d j ) (j=1,2,3)
    但し、(A)式式中の各記号の意味は下記の通りである。
    aj bj cj ej または dj Ax,Ay,Az に関する三元一次連立方程式の係数
    fj :c j /(V j −d j )の計算値
    Vj :各電極における出力電圧
  2. 請求項1において、各電極の平面形状の図心がX−Y座標系平面で同一直線上にない加速度センサ。
  3. 請求項1において、各電極の平面形状の図心がX−Y座標系平面にZ軸中心に3等分された位置にそれぞれある加速度センサ。
  4. 請求項1において、X−Y座標系平面にZ軸を中心にした所要半径の円周上に3等分して3電極を配置して、Z軸方向に3つの電極対を対向配置した構成からなる加速度センサ。
  5. 請求項1において、ビームによる支持構造を有する可撓基板の可動部下面に重錘体を設けて上面を固定基板と対向配置し、該可動部上面に電極を対向配置した可動電極を有するガラス板及び/又は半導体基板の積層構造からなり、可動電極の傾きを含めた初期位置からの相対位置を検出する手段を有し、電極の該位置情報より3軸方向の加速度Ax、Ay、Azを求める加速度センサ。
  6. 請求項1において、ビームによる支持構造を有する可撓基板の可動部下面に重錘体を設けて上面に固定基板を対向配置し、該可動部上面に電極を対向配置した可動電極を有するガラス板及び/又は半導体基板の積層構造からなる静電容量型の加速度センサ。
  7. 請求項6において、ガラス層下面にメタル電極が所要パターンで3電極分が成膜された固定電極層と、周囲をビームで支持されて上面が前記電極に対して所定空隙を介して対向配置されて上下動可能に共通電極を構成するシリコン製の可動電極層と、可動電極の下に陽極接合にて接合された錘並びに可動電極層の周囲を支持する台座層と、可動電極層と接合された錘が過負荷時に当接してストッパーとなるシリコン層との4層構造からなる静電容量型の加速度センサ。
  8. 請求項6において、ガラス層下面にメタル電極が所要パターンで3電極分が成膜された固定電極層と、周囲をビームで支持された半導体基板にパターンニングにより支持構造を設けて形成する可動部の厚みを相対的に厚くした重錘体を有する可撓基板層と、可撓基板層が載置され重錘体が過負荷時に当接してストッパーとなるガラス層との3層構造からなる静電容量型の加速度センサ。
  9. 請求項8において、ガラス層が所要パターンで設けた円錐や角錐状の貫通孔を有し、下面のメタル電極の導通が貫通孔を介して行われる静電容量型の加速度センサ。
  10. 請求項8において、所要パターンで設けた円錐や角錐状の貫通孔を有するガラス基板と半導体基板が貫通孔の円錐頂部側で接合された複合板の両面に所要パターンで設けた電極同士が上記貫通孔で半導体を介して導通した構成の複合板層を可撓基板層の上面に電極を対向配置して接合され、内部が密閉された静電容量型の加速度センサ。
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