JP4054991B2 - 吸気装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの吸気路に利用される吸気装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車ガソリンエンジンの軽量化とコスト低減を目的として、エンジンへの吸入空気を各気筒に分配するインテークマニホルドをアルミニウム合金鋳造品から合成樹脂製品とすることが多用されている。
合成樹脂製のインテークマニホルドは、たとえば、4気筒エンジンの場合、その本体に4個の吸気路を形成し、各吸気路内に一本のシャフトにより開閉される吸気制御弁を配する構成となっている。弁は、自動車の走行状態に応じた最適の燃焼効率を得るようアクチュエータによりその開閉が制御される。
【0003】
弁を支持するシャフトは、吸気路とは直交する方向に延在し、弁はこのシャフトにビス止めされている。シャフトは各吸気路間インテークマニホルド本体に支承される。
【0004】
【特許文献1】
特開平7−189706号公報
【特許文献2】
特開平10−299594号公報
【特許文献3】
特開2002−70566号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
吸気路に配される吸気制御弁は、一般には、バタフライ弁が採用されているが、この弁と吸気路を画定する内壁面とのクリアランスを少なくし、弁漏れ量を常に一定値以下とする必要がある。
【0006】
しかしながら、合成樹脂製のインテークマニホルドでは、その本体の成形時の反りや収縮が避けられず、このため、弁を支持するシャフトを支承する本体軸受部の変形、吸気路の断面形状の変形が発生する。
このようなインテークマニホルド本体の成形時の反りや収縮は、吸気路と弁との寸法精度を低下させ、要求される弁漏れ量を満足させ得ない不具合を生じる。さらに、シャフトをインテークマニホルド本体に装着した後の弁のシャフトへのビス止め作業は工数を要する作業となっている。
【0007】
それ故に、本発明は、前述した不具合を解消させることを解決すべき課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述した課題を解決するために、インテークマニホルドのシャフト軸受部を分割し、シャフト軸受部をインテークマニホルド本体と、別部材としてのカバーとで構成し、カバーのフランジを本体の壁面に固定する技術的手段を採用する。
【0009】
この手段の採用は、シャフトを支承する軸受部の成形時の反りや収縮を最小とし、バルブクリアランスの精度を高め得る。
さらに、シャフトと弁とを予め一体成形し、これを本体に配し、カバーを取り付けることで、インテークマニホルド本体に弁を組み付けることができ、弁をシャフトにビス止めする作業に比し、組付工数を大幅に削減できる。
【0010】
好ましくは、弁とシャフトが一体に樹脂成形される。フランジと本体壁面とはレーザー溶着され、フランジまわりにガスケットが配される。
この手段の採用は、本体とカバーとの間の空気漏れをなくし、要求されるバルブクリアランスを確保できる。
【0011】
さらに好ましくは、カバーと本体とは固定部を除いて隙間を残し、製作上生じる公差をここで吸収し、吸気路の形状精度を高める。
【0012】
本発明によれば、吸気路を有するインテークマニホルド本体と、弁付きシャフトと、インテークマニホルド本体のハウジング部の開口部に固定されるカバーとを有し、合成樹脂製のインテークマニホルド本体がハウジング部を有する割体と、吸気路を画定する割体との接合からなり、ハウジング部が吸気路に連通する開口部と、吸気路側方の軸受部と、開口部まわりの取付用壁面とを有し、合成樹脂製の弁付きシャフトが回動自在なシャフトと、シャフトに固定された弁及び軸受を有し、合成樹脂製のカバーが吸気路側方の軸受部と、フランジとを有し、弁付きシャフトの軸受をハウジング部とカバーの軸受部で支承し、カバーのフランジをハウジング部の取付用壁面に固定したことを特徴とする吸気装置が提供される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明の好ましい実施の形態を4気筒のエンジンに適用したインテークマニホルド1を例に以下説明する。
インテークマニホルド1は、合成樹脂材で成形されたインテークマニホルド本体(単に本体ともいう)2と、弁3とシャフト4を一体とした合成樹脂製の弁付きシャフト5と、本体2のシリンダブロック側の開口部10に嵌合される合成樹脂製のカバー6を有す。
【0014】
インテークマニホルド本体2は、離間した4つの吸気路7を形成するよう半体8,9を接合したものである。一方の半体9は、開口部を画定しかつシリンダブロックに固定されるハウジング部11を有し、他方の半体8は、このハウジング部11にシール材12を介して固着されかつ吸気路7の半分を画定する。
【0015】
ハウジング部11は、弁付きシャフト5の軸受13を支承する半円形の軸受部14と、垂直な壁面15とを少なくとも有す。
軸受部14は、吸気路7間と本体2の両端部に夫々配され軸受13を支承する。
【0016】
弁付きシャフト5は、吸気路7を開閉する弁3と、図示しないアクチュエータにより回動されるシャフト4と、シャフト4の適所に配された軸受13とからなり、弁3、シャフト4及び軸受13は合成樹脂材により一体成形される。
図示例は、4気筒エンジン用のものであるから弁3は4個離間してシャフト4に形成されており、その形状は吸気路7の断面形状により決められる。軸受13は、弁3の両側、さらには弁3の間に少なくとも1個配すると良い。
【0017】
カバー6は、吸気路7の断面形状と略同一の断面形状のポート16を4個有する横長のもので、軸受13の一部を支承する半円形の軸受部17をポート16間に有し、ポート16を画定する基体18の上下にはフランジ19が形成される。このフランジ19はレーザーを用いて本体2の壁面15に溶着される。
【0018】
インテークマニホルド1は、その本体2を構成する半体8,9を個別に射出成形し、両半体8,9を溶着することでその主要部を構成する。
半体9のハウジング部11は、他方の半体8の成形時の反りや収縮の影響を受けず、軸受部14の位置や吸気路7の断面形状を設計上許容される交差内に収められる。
【0019】
カバー6の軸受部17に弁付きシャフト5の軸受部13の一部を納め、残部を軸受部14に納めながら、カバー6を本体2の開口部10内に挿入する。両軸受部14,17でシャフト4を支承しかつ弁3が吸気路7内の正しい位置に配されているのを確認し、フランジ19を垂直な壁面15に当接させる。
この状態の下で、フランジ19にレーザーを照射し、フランジ19と壁面15とを溶着させる。かくして、インテークマニホルド1が形成される。
【0020】
基体18の張出部20とハウジング部11の壁面21との間にガスケット22を配し、シリンダブロック(図示なし)とのシールを確保する。
【0021】
図2の示す組立状態で、カバー6は、そのフランジ19がハウジング部11の壁面15に溶着されているのみで、その基体18はハウジング部11の壁面と隙間を残して対向する。これにより、弁3の吸気路7に対する位置を正しく選定できる。又、カバー6のハウジング部11に対する位置選定により、シャフト4の軸心を軸受部14,17の中心に一致させ得るので、成形時の反りや収縮によるシャフト4の偏心はない。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、インテークマニホルド本体の一方の半体に軸受部を有するハウジング部を設け、さらに、この軸受部を別部材として成形されるカバーの軸受部と成形後合体させるので、成形時の本体の反りや収縮が原因で弁の開閉操作を重くしたり、弁が吸気路の内壁面を擦ったりといった不具合はない。
【0023】
さらに、弁、シャフト及び軸受を一体成形したものを用いることができ、組付工数を短縮できる。
カバーとハウジング部とはフランジと壁面との当接面以外では接触しないので、弁まわりの吸気路断面形状は弁形状に適合したものとなる。フランジの壁面への溶着はシール性を高めかつシリンダブロックとのシールのためのガスケットの取付スペースをフランジまわりに確保でき、シール性を一層高める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例としてのインテークマニホルドの分解斜視図である。
【図2】図1の矢視II−IIより見た断面図である。
【図3】本体のハウジング部の断面図である。
【図4】カバーの断面図である。
【符号の説明】
1 インテークマニホルド
2 本体
3 弁
4 シャフト
5 弁付きシャフト
6 カバー
7 吸気路
8,9 半体
10 開口部
11 ハウジング部
13 軸受
14,17 軸受部
15 垂直な壁面
16 ポート
18 基体
19 フランジ
20 張出部
22 ガスケット
Claims (5)
- 吸気路を有するインテークマニホルド本体と、弁付きシャフトと、インテークマニホルド本体のハウジング部の開口部に固定されるカバーとを有し、合成樹脂製のインテークマニホルド本体がハウジング部を有する割体と、吸気路を画定する割体との接合からなり、ハウジング部が吸気路に連通する開口部と、吸気路側方の軸受部と、開口部まわりの取付用壁面とを有し、合成樹脂製の弁付きシャフトが回動自在なシャフトと、シャフトに固定された弁及び軸受を有し、合成樹脂製のカバーが吸気路側方の軸受部と、フランジとを有し、弁付きシャフトの軸受をハウジング部とカバーの軸受部で支承し、カバーのフランジをハウジング部の取付用壁面に固定し、
カバーとハウジング部はカバーのフランジとハウジング部の取付用壁面のみで接触することを特徴とする吸気装置。 - カバーとハウジング部との間にガスケット用溝が形成されている請求項1記載の吸気装置。
- ハウジング部とカバーの軸受部が吸気路内に形成され両軸受部を合わせることで断面円形の軸受となる請求項1記載の吸気装置。
- カバーのフランジとハウジング部の取付用壁面とがレーザーにより接合されている請求項1記載の吸気装置。
- 弁がバタフライ弁である請求項1記載の吸気装置。
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