JPH1137319A - 流路切替バルブ構造及び流路切替バルブ構造体の製造方法 - Google Patents

流路切替バルブ構造及び流路切替バルブ構造体の製造方法

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JPH1137319A
JPH1137319A JP9198903A JP19890397A JPH1137319A JP H1137319 A JPH1137319 A JP H1137319A JP 9198903 A JP9198903 A JP 9198903A JP 19890397 A JP19890397 A JP 19890397A JP H1137319 A JPH1137319 A JP H1137319A
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JP
Japan
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switching valve
flow path
valve
passage
flow
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JP9198903A
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Akira Umiuchi
昭 海内
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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  • Lift Valve (AREA)
  • Multiple-Way Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 管路における切替バルブが設けられた流路分
岐部での流路抵抗を小さく抑えるとともに、組み込み可
能な切替バルブの形状の自由度を高める。 【解決手段】 自動車用エンジンの吸気マニホールドに
おけるバルブボディ33は、燃焼室までの長い流路を構
成する吸気通路13と同短い流路を構成する吸気通路1
5とを有し、これらのいずれかが合流通路17に連通す
るよう切替バルブ39によって切替可能となっている。
バルブボディ33は、分割ラインLによって第1,第
2,第3の各分割体41,43,45に分割されてお
り、これら相互を接合固定する際に、切替バルブ39の
一端が装着されたバルブ軸37を、分岐境界部35にお
ける第1の分割体41と第2の分割体43との間に挟持
させ、これにより切替バルブ39を流路内に組み込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、管路に形成され
た流路分岐部に、流路切り替え用の切替バルブとこの切
替バルブを回動支持するバルブ軸とが設けられた流路切
替バルブ構造及び流路切替バルブ構造体の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の流路切替バルブ構造としては、
例えば図8に示すように、自動車用エンジンの吸気マニ
ホールドに適用されている。この吸気マニホールドは、
これより上流の図示しない吸気管に接続されるフランジ
1と、エンジンのシリンダヘッドに接続されるフランジ
3とを備え、フランジ1には、互いに長さの異なる2本
の分岐通路5,7がそれぞれ接続されている。長い分岐
通路5の下流側端部には容積部9が、短い分岐通路7の
下流側端部には容積部11がそれぞれ設けられ、各容積
部9,11には、それぞれ3本の吸気通路13,15が
接続されている。
【0003】各吸気通路13,15は、下流側で互いに
合流して1本の合流通路17となり、合流通路17の下
流側端部は、前述したフランジ3に接続されて、互いに
異なる燃焼室に連通する。長い分岐通路5に連通する吸
気通路13は、短い分岐通路7に連通する吸気通路15
に比べて長く、このため分岐通路5,容積部9及び吸気
通路13を結ぶ第1吸気通路Aの長さは、分岐通路7,
容積部11及び吸気通路15を結ぶ第2吸気通路Bの長
さに比べて長いものとなっている。
【0004】通常、エンジンでは、回転数によって最適
な吸気通路長さがあり、トルクを効率よく得るために
は、低速回転域では吸気通路長さが長い方がよく、逆に
高速回転域では同長さが短い方がよいとされている。こ
のため、上記図8に示すようなマニホールド構造とした
上で、低速回転域では長い第1吸気通路Aを使用し、高
速回転域に移行した時点で短い第2吸気通路Bを使用す
ることで、全運転域で効率よくトルクを得ることができ
る。
【0005】第1吸気通路Aと第2吸気通路Bとを使い
分けるために、吸気通路13と吸気通路15との合流部
周辺のバルブボディ19の断面図である図9に示すよう
に、各吸気通路13,15のそれぞれに切替バルブ2
1,23が設けられている。切替バルブ21,23は、
バルブボディ19にそれぞれ組み込まれたバルブ軸2
5,27に取り付けられて、各吸気通路13,15に対
してそれぞれ開閉可能となっている。
【0006】エンジンの低速回転域にて第1吸気通路A
を使用する際には、切替バルブ21を開く一方、切替バ
ルブ23を閉じ、逆に高速回転域にて第2吸気通路Bを
使用する際には、図9で示されているように、切替バル
ブ21を閉じる一方、切替バルブ23を開く。これによ
り、長い第1吸気通路Aと短い第2吸気通路Bとの使い
分けが可能となる。
【0007】図10は、吸気通路15が直線状であるの
に対し、吸気通路13が大きく屈曲した流路形状とした
もので、流路抵抗の少ない吸気通路15にのみ、バルブ
軸29に取付られた切替バルブ31を設けている。この
流路形状では、図10に示すように、切替バルブ31を
閉じることで、吸気通路13が開放されて低速回転域に
対応する第1吸気通路Aが確保され、一方切替バルブ3
1を開くことで、流路抵抗の少ない吸気通路15に吸気
が流れ、高速回転域に対応する第2吸気通路Bが使用さ
れることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した吸
気マニホールドでは、吸入空気が、分岐通路5,7及び
容積部9,11を経て吸気通路13,15から合流通路
17に向けて流れるほか、ピストンが上昇するエンジン
の圧縮行程にて、吸気バルブの開閉タイミングにより燃
焼室から若干の混合気が逆流し上記とは逆方向、つまり
合流通路17から吸気通路13,15に向けて流れる。
【0009】このような吸気の流れの過程において、図
9及び図10に示すように、閉じた切替バルブ21,3
1より合流通路17側の、開放されている吸気通路(図
9では吸気通路15、図10では吸気通路13)と合流
通路17とからなる流路から外れた領域Sは、吸気の流
れない、いわゆるデッドボリュームとなり、これにより
気流の乱れが発生してエンジンの性能低下を引き起こす
という問題がある。
【0010】また、バルブ軸25,27,29が、流路
の中央に配置され、これを中心として切替バルブ21,
23,31が回動する構成であることから、開放状態の
流路を流れる吸気についても、図9における切替バルブ
23に示すように、切替バルブ23及びバルブ軸27が
流路の中央に位置することになって、これらが抵抗とな
り、上記と同様に性能低下を引き起こす。
【0011】さらに、切替バルブ21,23,31は、
円筒形状のバルブボディ19にバルブ軸25,27,2
9を組み付けた後、取り付けるため、組み込める切替バ
ルブ21,23,31の形状には制限があり、例えば流
路形状を形成するような大型バルブの組み込みは不可能
である。
【0012】そこで、この発明は、管路における切替バ
ルブが設けられた流路分岐部での流路抵抗を小さく抑え
るとともに、組み込み可能な切替バルブの形状の自由度
を高めることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、管路における2本の流路と1本
の流路とが相互に接続される流路分岐部に、流路切り替
え用の切替バルブとこの切替バルブを回動支持するバル
ブ軸とが設けられた流路切替バルブ構造において、前記
流路分岐部は、2本の流路のうちの一方と1本の流路の
一部とを含む第1の分割体と、2本の流路のうちの他方
と1本の流路の他の一部とを含む第2の分割体とに分割
され、この第1,第2の各分割体相互は、これら各分割
体相互間における前記2本の流路相互の分岐境界部に、
前記バルブ軸を挟持した状態で接合固定され、このバル
ブ軸に前記切替バルブの一端部が装着されている構成と
してある。
【0014】このような構成の流路切替バルブ構造によ
れば、分岐境界部に設けたバルブ軸を中心に、切替バル
ブが、1本の流路側に向けて突出する他端部が第1の分
割体の内面に接近するよう回動することで、2本の流路
のうちの一方の流路が閉じられ、これにより流路切替動
作がなされる。このときバルブ軸は分岐境界部に位置し
ており、また切替バルブは、他端側が第1の分割体の内
面に接近した状態となっているので、切替バルブ自体が
流路を形成することになり、このため切替バルブ近傍
に、流れのないデッドボリュームの発生はなく、切替バ
ルブ及びバルブ軸が流路の中央に位置することもないこ
とから、これらが大きな流路抵抗を引き起こすこともな
い。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明の構成
において、管路は、エンジンの吸気マニホールドである
構成としてある。
【0016】上記構成によれば、吸気は、吸気マニホー
ルドにおける流路分岐部にて大きな抵抗を受けることな
くスムーズに流れ、エンジンの性能向上が達成される。
【0017】請求項3の発明は、請求項1の発明の構成
において、管路の内壁には、切替バルブの切替位置にて
当接する当接面を備えた段差部が設けられている構成と
してある。
【0018】上記構成によれば、切替バルブが切り替え
られる際に、段差部の当接面に切替バルブが当接し、こ
れによりシールがなされる。
【0019】請求項4の発明は、請求項3の発明の構成
において、当接面と切替バルブとの間には、流路を流れ
る流体が流通可能な隙間が設けられている構成としてあ
る。
【0020】上記構成によれば、当接面と切替バルブと
の間のシール面には、隙間を通して流体が流れるので、
この流体中に不純物などが含まれる場合には、不純物の
シール面への固着が回避される。
【0021】請求項5の発明は、管路に形成された流路
分岐部に、流路切り替え用の切替バルブとこの切替バル
ブを回動支持するバルブ軸とが設けられた流路切替バル
ブ構造体の製造方法において、前記バルブ軸に切替バル
ブの一端部を装着し、このバルブ軸及び切替バルブを、
流路軸線に沿う分割ラインを境にして少なくとも二つに
分割された分割体相互間に前記バルブ軸を挟持して配置
した状態で、前記分割体相互を接合固定する製造方法と
してある。
【0022】上記製造方法によれば、切替バルブは、バ
ルブ軸を二つの分割体相互間に挟持して分割体相互を接
合固定することで、流路分岐部内に収容配置できるの
で、例えば流路形状を形成するような大型バルブの組み
込みも可能となり、組み込み可能な切替バルブの形状の
自由度が高まる。
【0023】請求項6の発明は、請求項5の発明の製造
方法において、各分割体は樹脂製であり、この各分割体
相互の接合固定は、射出成形金型にセットした各分割体
の接合部周縁に溶融樹脂を射出して溶着することによっ
てなされるものとしてある。
【0024】上記製造方法によれば、分割体相互間に挟
持されたバルブ軸及び、組み込まれた切替バルブに対し
て外力が加わらず、良好なバルブ構造体が製造できる。
【0025】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、バルブ軸は分
岐境界部に位置しており、また切替バルブは、切替位置
にて他端側が一方の分割体の内面に接近した状態となっ
ているので、切替バルブ自体が流路を形成することにな
り、このため切替バルブ近傍に、流れのないデッドボリ
ュームの発生はなく、切替バルブ及びバルブ軸が流路の
中央に位置することもないことから、これらが流れの抵
抗となることもなく、したがって流路分岐部での流路抵
抗を小さく抑えることができる。
【0026】請求項2の発明によれば、吸気は、吸気マ
ニホールドにおける流路分岐部にて大きな抵抗を受ける
ことなくスムーズに流れるので、エンジン性能を向上さ
せることができる。
【0027】請求項3の発明によれば、切替バルブの周
縁部端面と管路内壁との間の寸法精度が緩和され、製造
コストを低下させることができる。
【0028】請求項4の発明によれば、当接面と切替バ
ルブとの間のシール面には、隙間を通して流体が流れる
ので、この流体中に不純物などが含まれる場合には、不
純物のシール面への固着が回避され、切替バルブの作動
不良を防止することができる。
【0029】請求項5の発明によれば、切替バルブは、
バルブ軸を二つの分割体相互間に挟持して分割体相互を
接合固定することで流路分岐部内に収容配置できるの
で、例えば流路形状を形成するような大型バルブの組み
込みも可能となり、組み込み可能な切替バルブの形状の
自由度をが高めることができる。また、バルブ軸と切替
バルブとが一体となったものを組み込むことができ、製
造コストの低下を図ることができる。
【0030】請求項6の発明によれば、分割体相互間に
挟持されたバルブ軸及び、組み込まれた切替バルブに対
して外力が加わらず、良好なバルブ構造体を製造するこ
とができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づき説明する。
【0032】図1は、この発明の実施の一形態を示す流
路切替バルブ構造の前記図9に相当する断面図で、図2
はこの流路切替バルブ構造を備えた吸気マニホールドの
前記図8に相当する斜視図である。上記図1及び図2に
おいては、前記図8及び図9と同様の構成要素には同一
符号を付してある。
【0033】上記図1における流路分岐部を構成するバ
ルブボディ33には、2本の流路を構成する吸気通路1
3と吸気通路15との分岐境界部35にバルブ軸37が
設けられ、このバルブ軸37は、図2に示すように、三
つの吸気通路に共通したものとなっている。切替バルブ
39は、一端が上記バルブ軸37に装着され、他端側が
1本の流路を構成する合流通路17側に向けて突出して
配置されており、図1に示すように、実線位置と二点鎖
線位置との間を切替移動可能である。
【0034】バルブボディ33は樹脂製であり、バルブ
軸37を通る分割ラインLを境にして複数に分割されて
いる。ここでの分割ラインLは、バルブ軸37を通り、
流路に沿って合流通路17に向けて延長されて合流通路
17を上下に二分するラインLaと、吸気通路15を上
下に二分するラインLbと、上記ラインLa及びLb相互
を上下方向に連結するラインLcとで構成されている。
これによりバルブボディ33は、吸気通路15の一部及
び合流通路17の一部を含み、ラインLa,Lb,Lc
によって分割される第1の分割体41と、吸気通路13
及び合流通路17の一部を含み、ラインLaによって分
割される第2の分割体43と、吸気通路15の一部を含
み、ラインLb,Lcによって分割される第3の分割体4
5とで構成されることになる。
【0035】図3は、図1の拡大されたC−C断面図で
あり、第1,第2の各分割体41,43相互の接合部4
7付近における切替バルブ39の両側縁に対向する部位
には、外側に突出した平面状の突出部49,51が形成
されている。突出部49,51の形成によって図3中で
上下両端に段差部53,55がそれぞれ形成され、段差
部53,55の内面、すなわち第1,第2の各分割体4
1,43のそれぞれの内壁面には、切替バルブ39が、
二点鎖線位置にある状態と実線位置にある状態とで、そ
れぞれ周縁部における一方の面が当接する当接面57,
59が形成される。
【0036】突出部49,51相互は、突き合わせ面6
1にて突き合わされており、この突き合わせ面61近傍
の各突出部49,51の外面には、さらに外側に突出す
るフランジ63,65が形成され、この各フランジ6
3,65相互間に形成された間隙には、各分割体41,
43相互を突き合わせ状態にて射出成形型にセットした
状態で、溶融樹脂が射出供給された後固化した二次射出
樹脂67が設けられている。溶融樹脂の供給によりフラ
ンジ63,65相互は二次射出樹脂67を介して溶着
し、これにより分割体41,43相互が接合固定される
ことになる。
【0037】第1の分割体41と第3の分割体45との
接合についても、上記と同様の射出溶着によってなされ
ている。
【0038】図4は、V型6気筒エンジンに、上記した
切替バルブ構造を備えた吸気マニホールドを装着した例
である。ここでは、図2の吸気マニホールドおけるフラ
ンジ1から下流側の部分が2セット必要となっている。
この吸気マニホールドは、容積部9の部分がブラケット
69によってエンジン本体71の側部に支持されてい
る。
【0039】上記した流路切替バルブ構造においては、
図1に示すように、切替バルブ39を二点鎖線位置とす
ることで、吸気通路13と合流通路17とが連通し、吸
気通路15が閉塞されるので、長い第1吸気通路Aに吸
気が流れて低速回転域に対応可能となる。一方、切替バ
ルブを実線位置とすることで、吸気通路15と合流通路
17とが連通し、吸気通路13が閉塞されるので、短い
第2吸気通路Bに吸気が流れて高速回転域に対応可能と
なる。
【0040】切替バルブ39は、実線位置にあっても、
二点鎖線位置にあっても、それ自体が流路を形成してお
り、バルブ軸37も分岐境界部35に配置されているこ
とから、吸気が流れないデッドボリュームの発生がな
く、バルブ近傍での吸気の大きな乱れがなく、大きな吸
気抵抗が発生することはなく滑らかな流れが実現でき、
エンジン性能が向上する。
【0041】切替バルブ39が、実線位置あるいは二点
鎖線位置にある状態で、周縁部における一方の面が、段
差部53,55に形成した当接面57,59に当接して
シールされるので、切替バルブ39の周縁部端面と第
1,第2の各分割体41,43の内壁との寸法精度が緩
和され、このため機械加工の必要がなく、製造コストを
低く抑えることができる。上記シール面は段差形状部に
設けられているので、シール面として完全な面当てがな
くても、ラビリンス効果によって充分なシール性が確保
できる。
【0042】切替バルブ39及びバルブ軸37は、第
1,第2の各分割体41,43相互を接合固定する際
に、各分割体41,43相互によってバルブ軸37を挟
持した状態で組み込まれるので、流路への組み込み作業
が容易であり、両者を一体化した大型のものでも組み込
み可能である。また、第1,第2の各分割体41,43
相互の接合固定は、両者間における二次射出樹脂67に
よって固着される、射出溶着によって行っているので、
挟み込んだバルブ軸37及び組み込んだ切替バルブ39
に対して大きな外力が加わらず、良好なバルブ構造が得
られる。
【0043】また、切替バルブ39とバルブボディ33
側とのシール面に、エンジン性能上問題のない量の吸気
が流動する隙間を設けることで、閉じた切替バルブ39
のシール面に常に少量の吸気を流動させることができる
ので、気化燃料中に含まれる不純物のシール面への固着
を防止し、切替バルブ39の作動不良を防止することが
できる。
【0044】上記隙間を設ける方法としては、図5に示
すように、切替バルブ39の表面に、多数の突起39a
を設けることが有効である。これにより突起39a相互
間に、吸気が流動する隙間73が形成される。
【0045】図6及び図7は、バルブボディ33の分割
方法の他の例を示している。図6の例は、図1の例に対
し、吸気通路13を上下に二分するラインLd及び、こ
のラインLdとラインLcとを結ぶラインLeを新たに加
え、第4の分割体75を有するものとしている。図7の
例は、図1の例に対し、吸気通路13を上下に二分し、
切替バルブ39に沿って延長されるラインLfを新たに
加え、第4の分割体77を有するものとしてある。分割
方法としては、分割ラインLを、図1におけるラインL
aのみとして第1の分割体41と第2の分割体43との
二つに分割するなど、他の方法も考えられる。
【0046】なお、この発明は、エンジンの吸気マニホ
ールドに限らず、流体の流れる他の管路にも適用可能で
ある。また、分割体相互を接合固定する方法として射出
溶着に限らず、接着などにより行ってもよく、分割体が
金属製の場合には、ボルト止めなども考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の一形態を示す流路切替バルブ
構造の断面図である。
【図2】図1の流路切替バルブ構造を備えた吸気マニホ
ールドの斜視図である。
【図3】図1の拡大されたC−C断面図である。
【図4】図1の流路切替バルブ構造を備えた吸気マニホ
ールドを、V型6気筒エンジンに装着した例を示す斜視
図である。
【図5】図1の流路切替バルブ構造における切替バルブ
とバルブボディとの間のシール面構造の一例を示す断面
図である。
【図6】バルブボディの分割方法の他の例を示す説明図
である。
【図7】バルブボディの分割方法のさらに他の例を示す
説明図である。
【図8】従来の流路切替バルブ構造を備えた吸気マニホ
ールドの斜視図である。
【図9】図8の吸気マニホールドに設けられた流路切替
バルブ構造を示すバルブボディの断面図である。
【図10】従来の流路切替バルブ構造の他の例を示すバ
ルブボディの断面図である。
【符号の説明】
13,15 吸気通路(流路) 17 合流通路(流路) 33 バルブボディ(流路分岐部) 35 分岐境界部 37 バルブ軸 39 切替バルブ 41 第1の分割体 43 第2の分割体 53,55 段差部 57,59 当接面 73 隙間 L 分割ライン

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路における2本の流路と1本の流路と
    が相互に接続される流路分岐部に、流路切り替え用の切
    替バルブとこの切替バルブを回動支持するバルブ軸とが
    設けられた流路切替バルブ構造において、前記流路分岐
    部は、2本の流路のうちの一方と1本の流路の一部とを
    含む第1の分割体と、2本の流路のうちの他方と1本の
    流路の他の一部とを含む第2の分割体とに分割され、こ
    の第1,第2の各分割体相互は、これら各分割体相互間
    における前記2本の流路相互の分岐境界部に、前記バル
    ブ軸を挟持した状態で接合固定され、このバルブ軸に前
    記切替バルブの一端部が装着されていることを特徴とす
    る流路切替バルブ構造。
  2. 【請求項2】 管路は、エンジンの吸気マニホールドで
    あることを特徴とする請求項1記載の流路切替バルブ構
    造。
  3. 【請求項3】 管路の内壁には、切替バルブの切替位置
    にて当接する当接面を備えた段差部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項1記載の流路切替バルブ構造。
  4. 【請求項4】 当接面と切替バルブとの間には、流路を
    流れる流体が流通可能な隙間が設けられていることを特
    徴とする請求項3記載の流路切替バルブ構造。
  5. 【請求項5】 管路に形成された流路分岐部に、流路切
    り替え用の切替バルブとこの切替バルブを回動支持する
    バルブ軸とが設けられた流路切替バルブ構造体の製造方
    法において、前記バルブ軸に切替バルブの一端部を装着
    し、このバルブ軸及び切替バルブを、流路軸線に沿う分
    割ラインを境にして少なくとも二つに分割された分割体
    相互間に前記バルブ軸を挟持して配置した状態で、前記
    分割体相互を接合固定することを特徴とする流路切替バ
    ルブ構造体の製造方法。
  6. 【請求項6】 各分割体は樹脂製であり、この各分割体
    相互の接合固定は、射出成形金型にセットした各分割体
    の接合部周縁に溶融樹脂を射出して溶着することによっ
    てなされていることを特徴とする請求項5記載の流路切
    替バルブ構造体の製造方法。
JP9198903A 1997-07-24 1997-07-24 流路切替バルブ構造及び流路切替バルブ構造体の製造方法 Pending JPH1137319A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001152539A (ja) * 1999-11-29 2001-06-05 Takiron Co Ltd 排水桝
JP2008298043A (ja) * 2007-06-04 2008-12-11 Keihin Corp 内燃機関用吸気マニホールド装置
WO2010043760A1 (en) * 2008-10-13 2010-04-22 Maricap Oy Channel element in material conveyor piping

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