JP4054145B2 - 塗布液塗布装置及び塗布液塗布方法 - Google Patents

塗布液塗布装置及び塗布液塗布方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ウェブに塗布液を塗布する塗布液塗布装置及び塗布液塗布方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
感光性平版印刷版(以下「PS版」という)は、一般にコイル状のアルミニウム版(以下「ウエブ」という)に、例えば、砂目立て、陽極酸化、化成処理等の表面処理を単独又は適宜組み合わせて行い、次いで、塗布液が塗布された後、乾燥工程へ回される。
【0003】
ところで、塗布液の塗布方法の1つとして、図6に示すように、搬送されるウェブ10に回転しながら接触するワイヤバー12で、ウェブ10との間に液溜まり14を形成し、ワイヤバー12でウェブ10に塗布液を塗布するバー塗布方法がある。
【0004】
しかし、ウエブ同士の接合部10Aでは段差に起因する塗布スジが発生したり、ワイヤバー12の表面を傷めたりする故障が発生するので、図7に示すように、接合部10Aの前で一旦ワイヤバー12を下げて塗布を終了し、接合部10Aがワイヤバー12を通過させた後、再度ワイヤバー12をウェブ10に接触させて塗布を開始する方法が採られている。
【0005】
ところが、接合部10Aの前後において、塗布を終了した部分と塗布を再開した部分では、定常部を上回る塗布量の厚塗り部が発生する。このような厚塗り部は、乾燥工程において完全に乾燥せず、乾燥工程の後において、ウエブ面に接触する搬送ローラに塗布膜が転写して、塗布膜が転写した搬送ローラから以後のウエブ面に再転写するという不都合が生じていた。
【0006】
これを防止するために、乾燥工程において、乾燥風の温度や風量を上げることも考えられるが製品の品質上問題がある。一方、乾燥時間を長くして対応すると、乾燥設備のライン長を延長するか、又はライン速度を下げる必要があり、多大な設備コストがかかり、また生産性も落ちる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事実を考慮し、生産性を落とさず、また設備コストをかけることなく、ウエブの接合部の前後で、定常部を上回る塗布量の厚塗り部の発生を防止し、且つ未塗布部分をできるだけ短くすることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明では、回転するバーが、昇降手段により上昇して搬送される接合部を有するウエブに接触すると、バーとウエブの間に形成された液溜まりから、バーへ塗布液が送られる。液溜まりには、送液管から塗布液が送液され水位が一定に保たれるので、搬送されるウエブに連続して平面性に優れた塗膜が形成される。
【0009】
ここで、ウエブの接合部では、接合部の手前で、昇降手段がバーを下げ、ウエブから離して塗布動作を終了する前に、伸縮容器が伸張して内容積を増大させ、送液管を流れる塗布液を吸引する。これにより、送液管から液溜まりへ送液される塗布液が減少して、液溜まりの水位が下がる。このため、塗布を終了した部分とその前の定常塗布部分との塗布量がほぼ一定となり、部分的に厚塗り部が発生しない。
【0010】
また、接合部が通過すると、昇降手段がバーを上昇させウエブに接触させて塗布動作を開始する前に、伸縮容器が収縮して内容積を減少させ、送液管へ塗布液を吐出する。これにより、送液管から液溜まりへ送液される塗布液が通常に戻り、液溜まりの水位が上がる。このため、塗布を開始した部分とその後の定常塗布部分との塗布量がほぼ一定となり、部分的に厚塗り部が発生しない。
【0011】
なお、液溜まりの水位を下げるタイミング、及び液溜まりの水位を上げるタイミングは、塗布液塗布装置の構成、定常部の塗布量、バーの長さ、ウエブの搬送速度により大きく影響されるため実験的に求める必要があるが、水位を下げるタイミングが遅いと、厚塗り部が発生し、タイミングが早いと、接合部の手前で塗布されない部分が長くなり経済的でない。また、水位を上げるタイミングが早いと、厚塗り部が発生し、タイミングが遅いと、接合部の後ろで塗布されない部分が長くなる。
【0012】
請求項2に記載の発明では、回転するバーが搬送される接合部を有するウエブに接触して塗布液を塗布すると共に、バーとウエブとの間に構成された液溜まりで、表面性に優れた塗布膜をウエブに形成する。
【0013】
ここで、ウエブ接合部では、接合部の手前でバーがウエブから離れて塗布動作を終了する前に、塗布液を吸引して液溜まりの水位を下げる。これより、塗布を終了した部分とその前の定常塗布部分との塗布量がほぼ一定となり、部分的に厚塗り部が発生しない。このため、乾燥処理したとき、接合部の手前において未乾燥部分が発生しない。
【0014】
また、接合部が通過すると、バーがウエブへ接触して塗布動作を開始する前に、塗布液を吐出し液溜まりの水位を上げる。これより、塗布を開始した部分とその後の定常塗布部分との塗布量がほぼ一定となり、部分的に厚塗り部が発生しない。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
【0016】
図1に示すように、本形態に係る塗布液塗布装置16は、ウェブ10の搬送方向と直交する方向へ延出するロール状のワイヤバー12を備えている。このワイヤバー12は、中央部にV字状の溝20が形成された支持ブロック18に全長に亘って回転可能に支持されている。これにより、ワイヤバー12は自重による撓みが防止されている。
【0017】
また、本実施例では、ワイヤバー12を構成するバーの径が10mmで(6mm〜25mm、好ましくは6mm〜15mm)、外周面に径0.3mm(0.07mm〜1.0mm、好ましくは0.07mm〜0.6mm)のワイヤ(図示省略)が巻いてある。そして、ワイヤバー12の回転によりワイヤで形成された隙間が、後述する液溜まり14から所定量の塗布液を持ち出して、ウェブ10に塗布液を塗布する構成である。なお、ワイヤの材質は、金属であれば問題はないが、特にステンレス鋼が優れている。
【0018】
また、ワイヤを巻いたワイヤバーに替えて、バーの外周面に溝を切った溝切りバーでもよい。この場合、溝のピッチは軸方向に0.05〜0.6mmが適当であり、断面形状としては正弦曲線や台形状のものがよいが、これに限定されず、所望の塗布量を得るために最適な形状を工夫してもよい。
【0019】
さらに、ワイヤバー及び溝切りバーと共に、耐摩耗性を向上させるために、表面にメッキを施した方が好ましい。メッキとしては、特にハードクロムメッキが適している。
【0020】
一方、支持ブロック18は、リフター22の上に載せられている。このリフター22が所定のタイミングで昇降して、ワイヤバー12をウェブ10に対して接離させる。また、リフター22には、支持ブロック18と協働して液溜まり14を構成するL型の堰部材24が配置されている。堰部材24の頂部とウェブ10との間には、メニスカスが形成されている。
【0021】
堰部材24の下方には、液溜まり14へ塗布液を送液する送液管26が接続されている。送液管26には、送液ポンプ28が設けられており、補充槽30に貯留された塗布液を液溜まり14へ送る。
【0022】
さらに、堰部材24の左側には、液溜まり14からオーバーフローした塗布液を受けるオーバーフロー槽32が設けられている。このオーバーフロー槽32へ流れた塗布液はリターン管34を介して補充槽30へ戻される。
【0023】
一方、塗布液に対して耐久性に優れた金属或いは樹脂等の部材で成形された蛇腹状の伸縮容器36が、送液管26に連結されている。この伸縮容器36は図示しないホルダーに保持されており、油圧又は空圧のシリンダー38のロッド41で底部を押し引きすることで、伸縮して内容積を拡大縮小させる。
【0024】
そして、伸縮容器36は、塗布液で満たされており、内容積を増大させると、送液管26を流れる塗布液を吸引する。これにより、送液管26から液溜まり14へ送液される塗布液が減少して、液溜まり14の水位が下がる。また、伸縮容器36が内容積を減少させると、送液管26へ塗布液を吐出する。これにより、送液管26から液溜まり14へ送液される塗布液が通常に戻り、液溜まり14の水位が上がる。
【0025】
なお、伸縮容器36に逆止弁を設け、伸張するときに空気を排出して伸縮動作がスムーズに行えるようにしてもよく、また、排液用の配管を取付けて劣化した塗布液を排出するようにしてもよい。ここでは、収縮時と拡大時の内容積の差が重要であり、伸縮容器36の内容積は自由に設定することができるが、一例として、0.01L〜2Lの範囲が適当である。また、内容積の可変速度も自由に選択できるが、1〜500mL/秒の範囲が適当である。
【0026】
次に、本形態に係る塗布液塗布装置の作用を説明する。
【0027】
ワイヤバー12(バーの径:10mm,ワイヤ径:0.3mm)をウェブ10(厚さ:0.3mm、幅:1000mm)の搬送方向と同方向へ回転させると、液溜まり14から塗布液が持ち出され、ウェブ10に塗布される。このとき、ウェブ10とワイヤバー12の接触部において塗布液の計量機能が発揮され、所定の膜厚で塗布液が塗布される。
【0028】
また、液溜まり14へは送液管26から塗布液が送液され、堰部材24からオーバーフローすることで、水位が一定に保持されている。従って、ウェブ10が連続して搬送されている定常状態では(ライン速度:100m/分)、液溜まり14を介してウェブ10へ塗布液が塗布され、塗布膜の平面性を保たれる。
【0029】
そして、ウェブ10は、乾燥工程へ送られ、乾燥時間30秒、給気風温度:100℃で乾燥処理した。なお、本実施例において、塗布液の組成としては、フェノールレジン:15重量部、染料:0.2重量部、メチルエチルケトン:120重量部、粘度:1.7cpsを使用した。
【0030】
本形態で用いる塗布液としては、高分子化合物の水溶液又は有機溶媒液、顔料分散液、コロイド溶液の何れかであってもよい。また、ウェブの表面、裏面のいずれの面への塗布についても適用できる。さらに、塗布液粘度も特に限定されないが、低い方が適しており、100cp以下、好ましくは50cp以下が適している。
【0031】
ここで、ウェブ10の接合部10Aが通過する所定時間前(本実施例では4秒)に、シリンダー38を駆動して、伸縮容器36の内容積を増大させ、送液管26を流れる塗布液を吸引する。これにより、送液管26の塗布液が伸縮容器36へ流れると、図2に示すように、液溜まり14の水位が下がり始め、次第にワイヤバー12へ塗布液が持ち出されなくなる。その2秒後、リフター22を駆動して、図3に示すように、ワイヤバー12をウェブ10から離間させて塗布を終了させる。
【0032】
次に、ウェブ10の接合部10Aが通過した所定時間後(本実施例では1秒)に、
シリンダー38を駆動して、伸縮容器36の内容積を減少させ、送液管26へ塗布液を吐出する。これにより、図4に示すように、送液管26の塗布液が増加して、液溜まり14の水位が上昇し始める。その3秒後、図5に示すように、リフター22を駆動して、ワイヤバー12を上昇させウェブ10に接触させる。
【0033】
このような構成により、接合部10Aの前後の塗布終了部及び塗布開始部に厚塗り部がなくなり、乾燥処理した後に未乾燥部が生じない。また、塗布液が塗布されない部分を短くできる。
【0034】
ここで、送液ポンプ28のオンオフ制御で液溜まり14の水位を上下させる方法と比較して見る。
【0035】
ウェブ10の接合部10Aが通過する4秒前に送液ポンプ28を停止し、その2秒後、リフター22を駆動して、ワイヤバー12をウェブ10から離間させて塗布を終了させる。
【0036】
次に、ウェブ10の接合部10Aが通過した1秒後に、送液ポンプ28を駆動し、その3秒後、リフター22を駆動して、ワイヤバー12を上昇させウェブ10に接触させる。
【0037】
しかし、この方法では、接合部10Aの前後の塗布終了部及び塗布開始部に厚塗り部が発生し、乾燥処理した後に乾燥せず、製品としてPS版に転写故障が発生した。
【0038】
ここで、PS版の全体の製造工程を簡単に説明しておく。
【0039】
PS版は、99.5重量%アルミニウムに、銅を0.01重量%、チタンを0.03重量%、鉄を0.3重量%、ケイ素を0.1重量%含有するJIS―A1050アルミニウム材の厚み0.30mm圧延板を、400メッシュのパミストン(共立窯業製)の20重量%水性懸濁液と、回転ナイロンブラシ(6,10−ナイロン)とを用いてその表面を砂目立てした後、よく水で洗浄した。
【0040】
これを15重量%水酸化ナトリウム水溶液(アルミニウム4.5重量%含有)に浸漬してアルミニウムの溶解量が5g/m2 になるようにエッチングした後、流水で水洗した。さらに、1重量%硝酸で中和し、次に0.7重量%硝酸水溶液(アルミニウム0.5重量%含有)中で、陽極時電圧10.5ボルト、陰極時電圧9.3ボルトの矩形波交番波形電圧(電流比r=0.90、特公昭58−5796号公報実施例に記載されている電流波形)を用いて160クーロン/dm2の陽極時電気量で電解粗面化処理を行った。水洗後、35℃の10重量%水酸化ナトリウム水溶液中に浸漬して、アルミニウム溶解量が1g/m2 になるようにエッチングした後、水洗した。次に、50℃30重量%の硫酸水溶液中に浸漬し、デスマットした後、水洗した。
【0041】
さらに、35℃の硫酸20重量%水溶液(アルミニウム0.8重量%含有)中で直流電流を用いて、多孔性陽極酸化皮膜形成処理を行った。すなわち電流密度13A/dm2 で電解を行い、電解時間の調節により陽極酸化皮膜重量2.7g/m2 とした。ジアゾ樹脂と結合剤を用いたネガ型感光性平版印刷版を作成する為に、この支持体を水洗後、70℃のケイ酸ナトリウムの3重量%水溶液に30秒間浸漬処理し、水洗乾燥した。
【0042】
以上のようにして得られたアルミニウム支持体は、マクベスRD920反射濃度計で測定した反射濃度は0.30で、JIS B00601に規定する中心線平均粗さRaは0.58μmであった。
【0043】
次に上記支持体にメチルメタクリレート/エチルアクリレート/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸ナトリウム共重合体(平均分子量約6万)(モル比50/30/20)の1.0重量%水溶液をロールコーターにより乾燥後の塗布量が0.05g/m2 になるように塗布した。
【0044】
さらに、塗布液として下記感光液−1を、本形態で用いたバーコーターを用いて塗布し、110℃で45秒間乾燥させた。乾燥塗布量は2.0g/m2 であった。
【0045】
感光液−1
ジアゾ樹脂−1 0.50g
結合剤−1 5.00g
スチライトHS−2(大同工業(株)製) 0.10g
ビクトリアピュアブルーBOH 0.15g
トリクレジルホスフェート 0.50g
ジピコリン酸 0.20g
FC−430(3M社製界面活性剤) 0.05g
溶剤
1−メトキシ−2−プロパノール 25.00g
乳酸メチル 12.00g
メタノール 30.00g
メチルエチルケトン 30.00g
水 3.00g
【0046】
上記のジアゾ樹脂―1は、次ぎのようにして得たものである。まず、4−ジアゾジフェニルアミン硫酸塩(純度99.5%)29.4gを25℃にて、96%硫酸70mlに徐々に添加し、かつ20分間攪拌した。これに、パラホルムアルデヒド(純度92%)3.26gを約10分かけて徐々に添加し、該混合物を30℃にて、4時間攪拌し、縮合反応を進行させた。なお、上記ジアゾ化合物とホルムアルデヒドとの縮合モル比は1:1である。この反応生成物を攪拌しつつ氷水2リットル中に注ぎ込み、塩化ナトリウム130gを溶解した冷濃厚水溶液で処理した。この沈澱物を吸引濾過により回収し、部分的に乾燥した固体を1リットルの水に溶解し、濾過し、氷で冷却し、かつ、ヘキサフルオロリン酸カリ23gを溶解した水溶液で処理した。最後に、この沈澱物を濾過して回収し、かつ風乾して、ジアゾ樹脂−1gを得た。
【0047】
結合剤−1は、2−ヒドロキシエチルメタクリレート/アクリロニトリル/メチルメタクリレート/メタクリル酸共重合体(重量比50/20/26/4、平均分子量75,000、酸含量0.4meq/g)の水不溶性、アルカリ水可溶性の皮膜形成性高分子である。
【0048】
スチライトHS−2(大同工業(株)製)は、結合剤よりも感脂性の高い高分子化合物であって、スチレン/マレイン酸モノ−4−メチル−2−ペンチルエステル=50/50(モル比)の共重合体であり、平均分子量は約100,000であった。このようにして作成した感光層の表面に下記の様にしてマット層形成用樹脂液を吹き付けてマット層を設けた。
【0049】
マット層形成用樹脂液としてメチルメタクリレート/エチルアクリレート/2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸(仕込重量比65:20:15)共重合体の一部をナトリウム塩とした12%水溶液を準備し、回転霧化静電塗装機で霧化頭回転数25,000rpm、樹脂液の送液量は4.0ml/分、霧化頭への印加電圧は−90kV、塗布時の周囲温度は25℃、相対湿度は50%とし、塗布液2.5秒で塗布面に蒸気を吹き付けて湿潤させ、ついで湿潤した3秒後に温度60℃、湿度10%の温風を5秒間吹き付けて乾燥させた。マットの高さは平均約6μm、大きさは平均約30μm、塗布量は150mg/m2 であった。
【0050】
【発明の効果】
本発明は上記構成としたので、生産性を落とさず、また設備コストをかけることなく、ウエブの接合部の前後で、定常部を上回る塗布量の厚塗り部の発生を防止し、且つ未塗布部分をできるだけ短くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態に係る塗布液塗布装置において塗布液の流れを示す概略図である。
【図2】本形態に係る塗布液塗布装置において塗布液の流れを示す概略図である。
【図3】本形態に係る塗布液塗布装置において塗布液の流れを示す概略図である。
【図4】本形態に係る塗布液塗布装置において塗布液の流れを示す概略図である。
【図5】本形態に係る塗布液塗布装置において塗布液の流れを示す概略図である。
【図6】従来の塗布液塗布装置において塗布液の流れを示す概略図である。
【図7】従来の塗布液塗布装置において塗布液の流れを示す概略図である。
【符号の説明】
12 ワイヤバー(バー)
14 液溜まり
22 リフター(昇降手段)
26 送液管
36 伸縮容器

Claims (2)

  1. 回転接触して搬送される接合部を有するウエブに塗布液を塗布するバーと、
    前記バーを前記ウエブに対して接離させる昇降手段と、
    前記バーと前記ウエブの間に形成される液溜まりと、
    前記液溜まりへ塗布液を送液する送液管と、
    前記送液管に設けられ、前記接合部の手前で前記バーが前記ウエブから離れて塗布動作を終了する前に伸張して塗布液を送液管から吸引し、また、前記接合部の通過後、前記バーが前記ウエブへ接触して塗布動作を開始する前に収縮して塗布液を送液管へ吐出する伸縮容器と、
    を有することを特徴とする塗布液塗布装置。
  2. 回転接触して搬送される接合部を有するウエブに塗布液を塗布すると共に、ウエブに対して接離可能なバーと、前記バーと前記ウエブの間に形成される液溜まりと、を備えた塗布装置に用いられ、
    前記接合部の手前で前記バーが前記ウエブから離れて塗布動作を終了する前に、塗布液を吸引し前記液溜まりの水位を下げ、また、前記接合部の通過後、前記バーが前記ウエブへ接触して塗布動作を開始する前に、塗布液を吐出し前記液溜まりの水位を上げることを特徴とするウエブへの塗布液塗布方法。
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