JP4052041B2 - 赤外線センサとその製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、赤外線センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、メンブレン構造を有する赤外線センサは、メンブレンの上に赤外線吸収膜と熱検出用部材(感温薄膜等)を形成し、赤外線を赤外線吸収膜にて吸収し、それに伴なう熱を熱検出用部材を用いて電気信号にして取り出すようにしている。この場合、メンブレンの一方の面において赤外線吸収膜と熱検出用部材が配置された構造となるため、製造しにくくなっている。
【0003】
また、この赤外線センサの製造工程における赤外線吸収膜の配置は次のようにして行われている。熱検出用部材を形成した後において、赤外線吸収膜として、金や白金薄膜などの薄い金属膜を蒸着によって形成している(特開平7−318420号公報、特開平6−342942号公報等)。また、熱検出用部材を形成した後において、赤外線吸収膜として、カーボンを蒸着によって形成している。
【0004】
しかしながら、前者の場合、比較的高価な上、形成された薄膜に強度がないためにチップに切り出す際や組み付け工程内でその表面に触れることによって薄膜が無くなってしまったりすることがあった。また、後者の場合、蒸着後のエッチングが困難なためメタルマスクによる蒸着を行うためにそのパターン精度や位置合わせ精度が悪く、チップが大きくなってしまう欠点があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような背景の下になされたものであって、その目的は新規な構成にて製造が容易となる赤外線センサを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
赤外線センサの構造として、請求項1に記載の発明によれば、メンブレンの一方の面に赤外線吸収膜が、他方の面に熱検出用部材が配置されるため、赤外線吸収膜を形成するのが容易となる。また、メンブレンにおける赤外線吸収膜の配置領域に窪みを設けることにより、赤外線吸収膜の配置領域を限定することができる。つまり、窪みを設けた領域のみに赤外線吸収膜を配置することができる。
【0009】
また、請求項に記載の発明においては、半導体基板の上の所定領域に犠牲層を形成するとともに当該犠牲層の上を含めた半導体基板の上にメンブレンとなる絶縁膜を形成し、この絶縁膜の上に、熱検出用部材を、その一部が前記犠牲層と重なるように形成する。そして、半導体基板における犠牲層を形成した面とは反対の面から同半導体基板の所定領域をエッチングして半導体基板に貫通孔を形成するとともに犠牲層を除去する。さらに、半導体基板の貫通孔内における犠牲層を除去してできた窪みにペースト状の赤外線吸収膜の材料を滴下して熱検出用部材の一部が赤外線吸収膜と重なるように配置する。これにより、請求項に記載の赤外線センサを製造することができ、この際、赤外線吸収膜を所定の領域に容易に配置(形成)することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、この発明を具体化した一実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、センサの全体構成を示す概略の縦断面図であり、回路形成用チップ1の上にセンサチップ10が重ねた状態で実装されている。センサチップ10の平面図を図2に示すとともに、センサチップ10の下面図を図3に示す。なお、図3においては図1のパッシベーション膜19を省いている。
【0011】
本実施形態においては、メンブレン構造を有するサーモパイル式赤外線センサに具体化している。また、図1の上方から赤外線が照射される。
図1において、センサチップ10を構成する単結晶シリコン基板11には上下面に開口する貫通孔12が形成されている。この貫通孔12はシリコン基板11の上面からマスク材13を用いて異方性エッチングを行うことにより形成したものである。シリコン基板11の下面には絶縁膜14,15が積層されている。絶縁膜14,15は、シリコン窒化膜(SiN膜)やシリコン酸化膜(SiO2膜)等の熱伝導率の低い絶縁膜が使用される。この絶縁膜14,15にて貫通孔12の下面側開口部が塞がれている。
【0012】
このようにして、貫通孔12の一方の開口部に絶縁膜14,15が同開口部を塞ぐように形成され、これにより半導体基板としてのシリコン基板11を用いて支持したメンブレンが構成されている。
【0013】
メンブレンの一方の面(図1での下面)において絶縁膜14,15の積層体には、n型不純物をドープしたポリシリコン膜16がパターニングされるとともに、それを覆うようにして絶縁膜17が形成されている。さらに、絶縁膜17の表面にはアルミ薄膜18がパターニングされ、その一部がn型ポリシリコン膜16と接触している。詳しくは、図3に示すように、n型ポリシリコン膜16とアルミ薄膜18とはその一部が重なるように交互に多数延設されている。即ち、帯状のn型ポリシリコン膜16と帯状のアルミ薄膜18とが直列に、かつ、一部が重なるように延設されている。
【0014】
さらに、図1においてアルミ薄膜18を覆うようにパッシベーション膜19が形成され、パッシベーション膜19にはシリコン酸化膜、あるいはTEOS膜が使用されている。
【0015】
メンブレンの他方の面(図1での上面)、つまり、貫通孔12の内部での絶縁膜14,15の露出部分において中央部分の所定領域には窪み(凹部)24が形成され、この窪み24には赤外線吸収膜25が配置されている。赤外線吸収膜25の材料にはカーボンが使われている。
【0016】
図1,2に示すように赤外線吸収膜25は貫通孔12内のメンブレンの中央部において四角形状をなすように配置されている。赤外線吸収膜25の配置領域の下方において、図3に示すように、n型ポリシリコン膜16とアルミ薄膜18との第1の重なり部(接合部)20が位置するとともに、第2の重なり部(接合部)21が赤外線吸収膜25の無い箇所(赤外線吸収膜25よりも外側)に位置している。よって、赤外線吸収膜25による赤外線吸収によって接合部20の温度は上昇する。また、接合部20が貫通孔12の開口部(メンブレン)に位置し、接合部21が貫通孔12の開口部(メンブレン)よりも外側(基板11における貫通孔12の無い部位)に位置している。この接合部20と接合部21が一対をなし、この対が多数形成され、ゼーベック係数を持つ熱電対群(サーモパイル)が構成されている。接合部20が温接点となり、接合部21が冷接点となる。
【0017】
このように、シリコン基板11に異種材料16,18が交互に多数直列に延設され、一つおきの接合部20の配置位置には赤外線吸収膜25が配置されている。これにより、温接点20の部分は貫通孔12により熱容量が小さく、冷接点21はシリコン基板11上に形成されているためシリコン基板11がヒートシンクの役目を果たす。
【0018】
また、温接点20と冷接点21の温度差により発生する起電力が、異種材料(16,18)による熱電対を直列接続した直列回路の両端子22,23(図3参照)から取り出される。つまり、サーモパイル(熱電対群)は、直列に接続され、第1端子22と第2端子23でセンサ出力を取り出す構造となっており、出力を大きくするため通常、数十本〜百本程度の熱電対が接続されている。
【0019】
そして、赤外線が入射すると、図1,2における赤外線吸収膜25に吸収される。そして、熱に変わる。この熱によりn型ポリシリコン膜16とアルミ薄膜18との重なり部(接合部)20,21に起電力が発生する。この起電力がセンサ信号として外部に送られる。
【0020】
より具体的には、人体などから赤外線が放射されると、赤外線吸収膜25に赤外線が吸収され、温度上昇が起こる。その結果、赤外線吸収膜25に対応する位置に配置された温接点20の温度が上昇する。冷接点21は、シリコン基板11がヒートシンクとなっているため温度上昇は起きない。その結果、温接点20と冷接点21間に温度差が生じ、ゼーベック効果により起電力が発生する。この起電力により温度測定が可能となる。
【0021】
本実施形態では、n型ポリシリコン膜16とアルミ薄膜18にて熱検出用部材が構成され、メンブレンにおいてこの膜16,18の重なり部(温接点)20が位置し、赤外線吸収膜25から熱の供給を受ける。
【0022】
ここで、前述したようにメンブレンの中央部に窪み24を設けて、この窪み24の内部に赤外線吸収膜25を配置している。これにより、赤外線吸収膜25が基板11の貫通孔12の側面(テーパ部)に接触しておらず、メンブレンに配した温接点20のみに熱を伝えることができる。つまり、温接点(メンブレン)と冷熱部(基板の厚肉部)を熱的に遮断した状態を保つことができる。換言すれば、メンブレンが十分に大きい場合には赤外線吸収膜25と基板11の貫通孔12の側面(テーパ部)とが接触することはないが、メンブレンが小さくなると赤外線吸収膜25と基板11の貫通孔12の側面(テーパ部)とが接触しやすくなる。これに対し窪み24内に赤外線吸収膜25を配することによりメンブレンが小さい場合においても赤外線吸収膜25と基板11の貫通孔12の側面(テーパ部)とが接触することはない。
【0023】
一方、図1において、センサチップ10は回路形成用チップ1の上においてハンダ30により回路形成用チップ1と電気的に接続されている。また、センサチップ10に形成した複数のパッド26を用いてハンダ31を介して回路形成用チップ1の上にセンサチップ10が機械的に連結固定されている。回路形成用チップ1には信号処理回路が形成され、センサチップ10での検出信号(サーモパイルの出力)の増幅等を行うようになっている。
【0024】
ハンダ30,31は、センサチップ10のサーモパイルの出力を回路形成用チップ1に電気的に接続するとともに冷接点等の熱を回路形成用チップ1に逃がす役割をも果たす。特に、適切な熱伝導を得るためにハンダ31を設けている。
【0025】
次に、製造方法を説明する。
まず、図4に示すように、ウエハ状シリコン基板11を用意し、その上面での所定領域に犠牲層としてのポリシリコン膜40を形成する。このポリシリコン膜40の上を含めた基板11の上にメンブレンとなる絶縁膜14,15を成膜する。さらに、絶縁膜15の上にn型不純物をドープしたポリシリコン膜16をパターニングするとともに、その上に絶縁膜17を形成する。そして、絶縁膜17の所定領域に開口部(コンタクトホール)を形成した後、その上にアルミ薄膜18をパターニングする。つまり、図3に示すように、n型ポリシリコン膜16とアルミ薄膜18とをその一部が重なるように交互に多数延設する。さらに、図4のアルミ薄膜18の上を含めて絶縁膜17の上にパッシベーション膜19を形成する。
【0026】
その後、図5に示すように、シリコン基板11の上下を逆にしてシリコン基板11の裏面にシリコン窒化膜13をパターニングする。このシリコン窒化膜13をマスクとしてシリコン基板11をウェットエッチングする。このエッチングにより図6に示すようにシリコン基板11に貫通孔12が形成される。このエッチングの際に、犠牲層として設けたポリシリコン膜40(図4,5参照)も同時に除去する。つまり、ポリシリコンは、シリコンに比べエッチング選択比が低く、貫通孔12の形成時に同時に除去される。このポリシリコン膜40の除去した領域に窪み(凹部)24が形成される。
【0027】
引き続き、図7に示すように、ディスペンサを用いて、前述の窪み21の内部にペースト状の赤外線吸収膜25の材料(カーボンペースト)を滴下する。そして、焼成して赤外線吸収膜25を形成する。このようにして得られた赤外線吸収膜25は付着力が強い。
【0028】
なお、焼成することなく十分な強度が得られる場合には焼成なしでもよい。
この赤外線吸収膜25の形成の時に窪み24を用いることにより、赤外線吸収膜25と、基板11における貫通孔12の側面(テーパ部)とが接触することがない。つまり、赤外線吸収膜25と、基板11での貫通孔12の側面とが接触しやすいが、これを避けるために、窪み21を形成してカーボンペーストが中央部に集まるような形状としている。
【0029】
その後、ウエハ状シリコン基板11をダイシングして各チップに裁断する。そして、図1に示すように、回路形成用チップ1の上にハンダ30,31を介してセンサチップ10を実装する。
【0030】
このようにして、赤外線吸収膜25に関して、密着力に優れ、後工程で接触する懸念のないメンブレン裏面(貫通孔12内)に安価に精度よく形成することができる。
【0031】
また、図7の状態においてメンブレンの一方の面に赤外線吸収膜25が、他方の面に熱検出用の膜16,18が配置(パターニング)されているため、赤外線吸収膜25と熱検出用の膜16,18の外観検査を行うことができる。
【0032】
なお、窪み(凹部)24は必ずしも必要でなく、メンブレンが十分大きい場合には不要とすることができる。
以上のように本実施形態は下記の特徴を有する。
(イ)赤外線センサの構造として、図1に示すように、シリコン基板11を用いて支持したメンブレンに、赤外線吸収膜25および同膜25から熱の供給を受ける熱検出用部材(n型ポリシリコン膜16とアルミ薄膜18)を配した赤外線センサにおいて、メンブレンにおける赤外線が照射される面に赤外線吸収膜25を形成するとともに、メンブレンにおける他方の面に熱検出用部材16,18を形成した。よって、メンブレンの一方の面に赤外線吸収膜25が、他方の面に熱検出用部材16,18が配置されるため、赤外線吸収膜25を形成するのが容易となる。
(ロ)メンブレンにおける赤外線吸収膜25が配置される領域に窪み24を設けたので、赤外線吸収膜25の配置領域を限定することができる。つまり、窪み24を設けた領域のみに赤外線吸収膜25を配置することができる。
(ハ)赤外線センサの製造方法として、図4に示すように、シリコン基板11の上にメンブレンとなる絶縁膜14,15を形成するとともに、この絶縁膜14,15の上に熱検出用部材16,18を形成する。そして、図6に示すように、シリコン基板11における絶縁膜14,15を形成した面とは反対の面から同シリコン基板11の所定領域をエッチングしてシリコン基板11に貫通孔12を形成する。その後、図7に示すように、シリコン基板11の貫通孔12内におけるメンブレンにペースト状の赤外線吸収膜25の材料を滴下する。これにより、(イ)の赤外線センサを製造することができ、この際、赤外線吸収膜25を容易に形成することができる。
(ニ)赤外線センサの製造方法として、図4に示すように、シリコン基板11の上の所定領域に犠牲層40を形成するとともに当該犠牲層40の上を含めたシリコン基板11の上にメンブレンとなる絶縁膜14,15を形成し、この絶縁膜14,15の上に熱検出用部材16,18を形成する。そして、図6に示すように、シリコン基板11における犠牲層40を形成した面とは反対の面から同シリコン基板11の所定領域をエッチングしてシリコン基板11に貫通孔12を形成するとともに犠牲層40を除去する。その後、図7に示すように、シリコン基板11の貫通孔12内における犠牲層40を除去してできた窪み24にペースト状の赤外線吸収膜25の材料を滴下する。これにより、(ロ)の赤外線センサを製造することができ、この際、赤外線吸収膜25を所定の領域に容易に配置(形成)することができる。
【0033】
この(ハ)や(ニ)の製造方法と従来の手法を比較すると次のような差異がある。
従来において熱検出用部材を形成した後において、赤外線吸収膜として、金や白金薄膜などの薄い金属膜を蒸着によって形成すると、比較的高価な上、形成された薄膜に強度が無いためにチップに切り出す際や組み付け工程内でその表面に触れることによって薄膜が無くなってしまったりする。これに対し、本実施形態では赤外線吸収膜25は貫通孔12内のメンブレン上に形成され、後工程において触れない部位に形成することができる。また、従来において熱検出用部材を形成した後において赤外線吸収膜としてカーボンを蒸着によって形成した場合には、蒸着後のエッチングが困難なためメタルマスクによる蒸着を行うためにそのパターン精度や位置合わせ精度が悪く、チップが大きくなってしまう。これに対し、本実施形態では、カーボンを蒸着にて形成しておらずパターン精度や位置合わせ精度が悪いといったことやチップが大きくなってしまうこともない。さらに、赤外線吸収膜25の形成の際にはメンブレンに圧力を加えることなく形成することができ、好ましいものとなる。
【0034】
なお、図1においてはシリコン基板11に貫通孔12を設け、この貫通孔12の開口部に配した絶縁膜14,15にてメンブレンを構成した。この他にも、図8に示すように、シリコン基板11に凹部50を設け、この凹部50での薄肉部に配した絶縁膜14,15にてメンブレンを構成した場合に適用してもよい。製造の際には、図5において絶縁膜14,15を形成した面とは反対の面からシリコン基板11をエッチングしてシリコン基板11に図8のように凹部50を形成し、さらに、シリコン基板11の凹部50内におけるメンブレンにペースト状の赤外線吸収膜25の材料を滴下することになる。
【0035】
また、サーモパイル式赤外線センサの他にもボロメータ式赤外線センサにおいて適用することができる。ボロメータ式赤外線センサに適用した場合には、メンブレンに配される熱検出用部材は抵抗体薄膜(TCR薄膜)である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態でのセンサの全体構成を示す概略縦断面図。
【図2】センサチップの平面図。
【図3】センサチップの下面図。
【図4】製造工程を説明するための縦断面図。
【図5】製造工程を説明するための縦断面図。
【図6】製造工程を説明するための縦断面図。
【図7】製造工程を説明するための縦断面図。
【図8】別例でのセンサチップを示す概略縦断面図。
【符号の説明】
11…シリコン基板、12…貫通孔、14…絶縁膜、15…絶縁膜、16…n型ポリシリコン膜(熱検出用部材)、18…アルミ薄膜(熱検出用部材)、24…窪み、25…赤外線吸収膜、40…ポリシリコン膜(犠牲層)、50…凹部。

Claims (4)

  1. 半導体基板(11)を用いて支持したメンブレンに、赤外線吸収膜(25)および同膜(25)から熱の供給を受ける熱検出用部材(16,18)を配した赤外線センサにおいて、
    前記メンブレンにおける赤外線が照射される面での赤外線吸収膜(25)の配置領域に窪み(24)を設け、この窪み(24)内に赤外線吸収膜(25)を形成するとともに、メンブレンにおける他方の面に熱検出用部材(16,18)をその一部が前記赤外線吸収膜(25)と重なるように形成したことを特徴とする赤外線センサ。
  2. 前記赤外線吸収膜(25)の材料としてカーボンを用いたことを特徴とする請求項1に記載の赤外線センサ。
  3. 半導体基板(11)を用いて支持したメンブレンに、赤外線吸収膜(25)および同膜(25)から熱の供給を受ける熱検出用部材(16,18)を配した赤外線センサの製造方法であって、
    半導体基板(11)の上の所定領域に犠牲層(40)を形成するとともに当該犠牲層(40)の上を含めた半導体基板(11)の上にメンブレンとなる絶縁膜(14,15)を形成し、この絶縁膜(14,15)の上に、熱検出用部材(16,18)を、その一部が前記犠牲層(40)と重なるように形成する工程と、
    前記半導体基板(11)における前記犠牲層(40)を形成した面とは反対の面から同半導体基板(11)の所定領域をエッチングして半導体基板(11)に貫通孔(12)を形成するとともに前記犠牲層(40)を除去する工程と、
    半導体基板(1)の貫通孔(12)内における前記犠牲層(40)を除去してできた窪み(24)内にペースト状の赤外線吸収膜(25)の材料を滴下して熱検出用部材(16,18)の一部が赤外線吸収膜(25)と重なるように配置する工程と、
    を備えたことを特徴とする赤外線センサの製造方法。
  4. 赤外線吸収膜(25)の材料としてカーボンを用いたことを特徴とする請求項3に記載の赤外線センサの製造方法。
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