JP4051940B2 - 画像表示媒体 - Google Patents

画像表示媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP4051940B2
JP4051940B2 JP2002019936A JP2002019936A JP4051940B2 JP 4051940 B2 JP4051940 B2 JP 4051940B2 JP 2002019936 A JP2002019936 A JP 2002019936A JP 2002019936 A JP2002019936 A JP 2002019936A JP 4051940 B2 JP4051940 B2 JP 4051940B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image display
display medium
substrate
medium
substrates
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002019936A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003222914A (ja
Inventor
彰仁 池側
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2002019936A priority Critical patent/JP4051940B2/ja
Publication of JP2003222914A publication Critical patent/JP2003222914A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4051940B2 publication Critical patent/JP4051940B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Electrochromic Elements, Electrophoresis, Or Variable Reflection Or Absorption Elements (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像表示媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日における画像表示は、鉛筆、ペン、絵の具等を用いて紙等の画像表示媒体上に人手により文字、図形等を書き込んだり、コンピュータ、ワードプロセッサ等により作成した文書、図形等をCRTディスプレイ等のディスプレイで表示したり、プリンタで紙等の媒体に出力表示する等によりなされている。
【0003】
また、人手により作成された紙等の媒体上の文書、図形等や、プリンタ出力された紙等の媒体上の文書、図形等を複写機等を用いて別の紙等の媒体上に複写作成したり、ファクシミリ機等で送信して送信先において紙等の媒体上に複写出力することも行われている。
【0004】
これらの画像表示のうち、鉛筆、ペン等を用いて紙等の画像表示媒体に文字、図形等を表示する画像表示や、電子写真方式、インク吹き付け方式、熱転写方式等によるプリンタ、複写機、ファクシミリ機等の画像形成装置によって紙等の画像表示媒体に文字、図形等を表示する画像表示では、高解像度で鮮明に画像表示でき、画像を見るにあたってその画像は人目に優しい。
【0005】
しかし、紙等の画像表示媒体に対して画像表示、画像消去を繰り返すことはできない。鉛筆を用いて文字等を書き込む場合においては、該文字等を消しゴムである程度消すことができるが、該文字等が薄くかかれた場合はともかく、通常の濃さで書かれた場合には完全に消し去ることは困難であり、一旦画像表示された紙等の媒体については、未だ画像表示されていない媒体裏面にも画像表示する場合を除けば、それを再使用することは困難である。
【0006】
そのため、画像表示された紙等の媒体は用済みとなったあとは廃棄されたり、焼却されたりし、多くの資源が消費されていく。プリンタ、複写機等においてはトナーやインクと言った消耗品も消費される。また、新しい紙等の表示媒体、トナー、インク等を得るためにさらに媒体等の資源、媒体等の製作エネルギーが必要となる。このことは今日求められている環境負荷の低減に反する結果となっている。
【0007】
そこで最近、デジタルペーパーと呼ばれる、紙等のように扱え、画像を書き換えることができ、画像を書き換えるときはエネルギ(例えば電力)を消費するがエネルギ供給を停止した後(例えば電源を切った後)も画像を表示したまま表示画像を維持できる(いわゆるメモリ性を有する)画像書き換え可能の可逆性画像表示媒体が提案されている。
【0008】
かかる画像表示媒体は、ディスプレイの様な、いわゆるソフトコピーの利点(書き換え、デジタル情報との結合、省資源などが可能である)と、紙等のような、いわゆるハードコピーの利点(見やすい、持ち運び自由、保存性良好などの利点)を兼ね備えている。
【0009】
このような画像表示媒体のなかには外部電界により画像表示できる材料を用いた画像表示媒体がある。
【0010】
この外部電界により画像表示できる材料を用いた画像表示媒体として従来提案されているものに電気泳動型表示(EPD)媒体や液晶表示媒体がある。
【0011】
電気泳動型表示媒体は、少なくとも一方が透明な2枚の基板をスペーサを介して間隔を開けて対向配置することで密封空間を形成し、その中に、電気泳動能のある粒子をそれとは色の異なる分散媒中に分散させた表示液を充填したもので、静電場にて表示液中の粒子を泳動させることで、粒子の色若しくは分散媒の色で画像表示を行うものである。
【0012】
かかる表示液は通常イソパラフィン系などの分散媒、二酸化チタンなどの微粒子、この微粒子と色のコントラストを付けるための染料、界面活性剤などの分散剤及び荷電付与剤等の添加剤から構成される。
【0013】
液晶表示媒体は、一対の基板とこれら基板間に挟持された液晶とを含むもので、液晶に所定の駆動電圧を印加することで液晶分子の配列を制御し、媒体に入射される外光を変調して目的とする画像の表示を行うものである。かかる液晶表示素子では、通常、液晶は一対の基板間周縁部において挟着されるシール壁で囲まれ、基板間に封入されている。
【0014】
さらに最近では、粉体粒子を用いた媒体、例えば「Japan Hardcopy‘99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体や、乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体が提案されている。
【0015】
「Japan Hardcopy ’99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体は、電極と電荷輸送層とを積層した2枚の基板を所定間隔をおいて対向させて密封空間を形成し、その中に導電性トナー及びこれと色の異なる絶縁性粒子とを封入し、静電場を付与して導電性トナーに電荷注入して帯電させ、該導電性トナーをクーロン力で移動させて画像表示するものである。
【0016】
乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体は、所定の間隔をおいて対向する2枚の基板間に周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の現像剤収容セルを形成し、該各セルに互いに帯電極性の異なる、且つ、互いに光学的反射濃度の異なる少なくとも2種類の、摩擦帯電性を有する乾式現像粒子を含む乾式現像剤を内包したものである。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような外部電界により画像表示できる材料を用いた画像表示媒体、例えば、乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体では、次のような点が指摘される。すなわち、
図10(A)に乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体の一例の概略断面図を示し、図10(B)に図10(A)に示す画像表示媒体における第1基板とこれに形成された隔壁等の斜視図を示す。
【0018】
図10(A)に示す画像表示媒体は、第1基板1と第2基板6とを含んでいる。これら基板1、6は両者間に所定の間隔をおいて対向している。基板1、6の間には、隔壁2が設けられており、これら隔壁2により両基板間ギャップが所定のものに確保されている。すなわち隔壁2は両基板1、6間のスペーサを兼ねている。また両基板1、6が隔壁2により相互に連結固定されている。
【0019】
隔壁2はまた、現像剤収容セル7(図10(B)も参照)を形成する仕切り壁でもある。隔壁2は、図10(B)に示すように、所定方向(図中Y方向)に略平行又は平行に延びているとともに第1基板1内面のY方向に直交する方向(図中X方向)に所定間隔をおいて互いに略平行又は平行に立設形成されている複数の仕切り壁2aと、X方向に略平行又は平行に延びているとともに第1基板1内面のY方向における両端部に互いに略平行又は平行に立設形成されている仕切り壁2bとからなっている。これにより、それぞれが周囲を仕切り壁2a、2bで囲まれた複数の現像剤収容セル7が形成されている。
【0020】
第1基板1と隔壁2とは、例えば一体的に形成されており、第1基板1の隔壁2に囲まれた凹部(現像剤収容セル)7に、相互に摩擦帯電した負帯電性の白色現像粒子3及び正帯電性の黒色現像粒子4を含む乾式現像剤Dが収容されている。第1基板1における隔壁2、及び第2基板6は、隔壁2の頂部に配置された接着剤や粘着剤等からなる接着層5にて互いに接着されている。なお、第1基板1及び隔壁2も接着剤や粘着剤等からなる接着層にて互いに接着されることがある。
【0021】
この画像表示媒体では、黒く表示させたい画素には負極性の電圧を、白く表示させたい画素には正極性の電圧を、外部からそれぞれ印加する。このようにして表示データに応じた電圧を各々印加して、現像粒子をかたよらせて画像形成する。
【0022】
かかる画像表示媒体においては、上下2枚の基板1、6としてフレキシブルなフィルム基板を用いることがあり、このような場合、媒体取扱い等の際に画像表示媒体に曲げが生じる。
【0023】
例えば、上下2枚の基板1、6にフィルム基板を用いた画像表示媒体について、媒体を所定の曲率半径の丸棒に巻きつけることで基板と隔壁との剥離性を調べる媒体の曲げテストを行うと、通常の取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げに対しても上下2枚の基板1、6のうち少なくとも一方の基板と隔壁2とが剥がれてしまうことがある。このように基板1、6のうち少なくとも一方の基板と隔壁2とが剥がれてしまうと、例えば、基板から剥がれた仕切り壁2aを間にして隣り合う現像剤セル7において内包されている白色現像粒子3や黒色現像粒子4が互いに隣の現像剤セル7へ移動してしまい、該隣り合う現像剤セルの表示画像濃度が不均一となって、良好な表示画像を維持できない。
【0024】
なお、ここでは乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体を例にとって説明したが、前記の電気泳動型表示媒体、「Japan Hardcopy ’99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体などの外部電界により画像表示できる材料を用いた画像表示媒体についても同様である。また、液晶表示媒体のような、上下2枚の基板間において外部電界により画像表示できる材料がシール壁でシールされているような画像表示媒体では、上下2枚の基板のうち少なくとも一方の基板とシール壁とが剥がれると、該材料がシール壁外に漏れ出し、表示不良の原因となる。
【0025】
そこで本発明は、所定の間隔をおいて対向する2枚の基板と、前記2枚の基板間に形成され、周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の収容セルと、前記各セルに内包され、外部電界により画像表示できる材料とを有している画像表示媒体であって、通常の媒体取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げに対しては基板と仕切り壁との剥離を十分抑制でき、ひいては良好な画像表示が長期にわたり可能となる画像表示媒体を提供することを課題とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】
本発明者は前記課題を解決するため研究を重ねたところ、次のことを見出した。すなわち、
所定の間隔をおいて対向する2枚の基板と、前記2枚の基板間に形成され、周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の収容セルと、前記各セルに内包され、外部電界により画像表示できる材料とを有している画像表示媒体においては、
a)前記各隣り合うセル間の仕切り壁が互いに略平行又は平行であるとき、該略平行又は平行な仕切り壁の配列ピッチを広く(例えば500μm以上に)することで、
b)前記2枚の基板のうち少なくとも一方の基板として、弾性体からなっているものを採用することで、或いは、
c)前記仕切り壁を1枚のフィルムを折り曲げたもので形成することで、
いずれにしても通常の媒体取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げに対しては基板と仕切り壁との剥離を十分抑制できることがわかった。
【0027】
本発明はかかる知見に基づくものであり、前記課題を解決するため、次の第1から第3の画像表示媒体のうち特に第3の画像表示媒体を提供する。なお、以下の第1、第2の画像表示媒体は参考までに示すものである。
(1)第1の画像表示媒体(参考画像表示媒体)
所定の間隔をおいて対向する2枚の基板と、
前記2枚の基板間に形成され、周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の収容セルと、 前記各セルに内包され、外部電界により画像表示できる材料とを有している画像表示媒体において、
前記各隣り合うセル間の仕切り壁は互いに略平行又は平行であり、該略平行又は平行な仕切り壁の配列ピッチが500μm以上である画像表示媒体。
(2)第2の画像表示媒体(参考画像表示媒体)
所定の間隔をおいて対向する2枚の基板と、
前記2枚の基板間に形成され、周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の収容セルと、 前記各セルに内包され、外部電界により画像表示できる材料とを有している画像表示媒体において、
前記2枚の基板のうち少なくとも一方の基板が弾性体からなっている画像表示媒体。
(3)第3の画像表示媒体(本発明に係る画像表示媒体)
所定の間隔をおいて対向する2枚の基板と、
前記2枚の基板間に形成され、周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の収容セルと、 前記各セルに内包され、外部電界により画像表示できる材料とを有している画像表示媒体において、
前記仕切り壁が1枚のフィルムを折り曲げたもので形成されている画像表示媒体。
【0028】
第1及び第2の画像表示媒体では、例えば、媒体を構成する2枚の基板のうち少なくとも一方の基板と前記仕切り壁とが接着剤や粘着剤等からなる接着層にて互いに接着される。
【0029】
本発明に係る第3の画像表示媒体では、例えば、媒体を構成する2枚の基板と前記仕切り壁を形成する1枚の折り曲げられたフィルムの該2枚の基板に対向する外面とが接着剤や粘着剤等からなる接着層にて互いに接着される。この場合、前記2枚の基板と前記仕切り壁を形成する1枚の折り曲げられたフィルムとの接着面積を大きくでき、それだけ基板と仕切り壁との接着性が向上する。
【0030】
第1から第3の画像表示媒体によると、第1の画像表示媒体では前記各隣り合うセル間の仕切り壁は互いに略平行又は平行であり、該略平行又は平行な仕切り壁の配列ピッチが500μm以上であるので、また、第2の画像表示媒体では前記2枚の基板のうち少なくとも一方の基板が弾性体からなっているので、さらに、第3の画像表示媒体では前記仕切り壁が1枚のフィルムを折り曲げたもので形成されているので、いずれにしても通常の媒体取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げに対しては基板と仕切り壁との剥離(例えば、2枚の基板のうち少なくとも一方の基板と仕切り壁とが互いに接着されている場合、該接着されている基板と仕切り壁との剥離)を十分抑制でき、ひいては良好な画像表示が長期にわたり可能となる。
(1)第1の画像表示媒体においては、
前記2枚の基板として、例えば、フレキシブルな樹脂フィルム基板、具体的にはポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート等からなっている樹脂フィルム基板を挙げることができる。基板の厚さとしては5μm〜100μm程度を、ヤング率としては50MPa〜50GPa程度を、引っ張り強さとしては50MPa〜50GPa程度を例示できる。但し、それに限定されるものではない。
【0031】
前記仕切り壁の材質としてはポリウレタン、シリコンゴム、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂を例示できる。また、幅としては5μm〜100μm程度を、高さとしては5μm〜300μm程度を、ヤング率としては5MPa〜50GPa程度を例示できる。但し、それに限定されるものではない。
【0032】
前記2枚の基板のうち少なくとも一方の基板と前記仕切り壁とが接着剤や粘着剤等からなる接着層にて互いに接着されている場合、該接着層の厚さとしては、それには限定されないが、1μm〜50μm程度を例示できる。
【0033】
なお、接着層の材質としては、各種光硬化型接着剤、熱硬化性接着剤、ホットメルト接着剤を例示できる。接着層の材質については、第2、第3の画像表示媒体においても同様である。
(2)第2の画像表示媒体においては、
前記弾性体からなっている基板として、例えば、シリコーンゴム、EPDM(エチレンプロピレンジエンモノマー)、ウレタンゴム、アクリルゴム、フッ素ゴム等のゴム材料からなっている基板を挙げることができる。
【0034】
前記2枚の基板のうちいずれか一方の基板が弾性体からなっている基板である場合、該弾性体からなっている基板の厚さとしては10μm〜150μm程度を、ヤング率としては1MPa〜100MPa程度を、硬度としてはHS10〜HS90程度を、引っ張り強さとしては5MPa〜30MPa程度を例示できる。他方の基板としては、例えば、フレキシブルな樹脂フィルム基板、具体的にはポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート等からなっている樹脂フィルム基板を挙げることができる。この他方の基板の厚さとしては10μm〜150μm程度を、ヤング率としては50MPa〜50GPa程度を、引っ張り強さとしては50MPa〜50GPa程度を例示できる。但し、それに限定されるものではない。
【0035】
前記2枚の基板のうちいずれの基板も弾性体からなっている基板である場合、該弾性体からなっている基板の厚さとしては10μm〜150μm程度を、ヤング率としては1MPa〜100MPa程度を、硬度としてはHS10〜HS90程度を、引っ張り強さとしては5MPa〜30MPa程度を例示できる。但し、それに限定されるものではない。
【0036】
前記仕切り壁の材質としてはポリウレタン、シリコンゴム、熱可塑性樹脂、光硬化性樹脂を例示でき、また幅としては5μm〜100μm程度を、高さとしては5μm〜300μm程度を、ヤング率としては5MPa〜50GPa程度を例示できる。但し、それに限定されるものではない。
【0037】
いずれにしても前記各隣り合うセル間の仕切り壁は、互いに略平行又は平行であってもよい。この場合、該略平行又は平行な仕切り壁の配列ピッチとしては、それには限定されないが、300μm〜2000μm程度を例示できる。
【0038】
前記2枚の基板のうち少なくとも一方の基板と前記仕切り壁とが接着剤や粘着剤等からなる接着層にて互いに接着されている場合、前記仕切り壁に接着されている基板は前記弾性体からなっている基板であることが望ましい。いずれにしても該接着層の厚さとしては、それには限定されないが、1μm〜50μm程度を例示できる。
(3)本発明に係る第3の画像表示媒体においては、
前記2枚の基板として、例えば、フレキシブルな樹脂フィルム基板、具体的にはポリカーボネート、ポリエーテルスルホン、ポリエチレンテレフタレート等からなっている樹脂フィルム基板を挙げることができる。基板の厚さとしては5μm〜100μm程度を、ヤング率としては50MPa〜50GPa程度を、引っ張り強さとしては50MPa〜50GPa程度を例示できる。但し、それに限定されるものではない。
【0039】
前記仕切り壁を形成する1枚のフィルムとしては、例えば、フレキシブルな樹脂フィルム、具体的にはポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン、ポリプロピレン等からなっている樹脂フィルムを挙げることができる。フィルムの厚さとしては5μm〜50μm程度を、ヤング率としては20MPa〜50GPa程度を、引っ張り強さとしては20MPa〜50GPa程度を例示できる。但し、それに限定されるものではない。
【0040】
いずれにしても前記1枚のフィルムを折り曲げたもので形成されている前記各隣り合うセル間の仕切り壁は、互いに略平行又は平行であってもよい。この場合、該略平行又は平行な仕切り壁の高さとしては20μm〜300μm程度を、配列ピッチ(1枚のフィルムの折り曲げピッチ)としては200μm〜2000μm程度を例示できる。但し、それに限定されるものではない。
【0041】
前記仕切り壁を形成する1枚の折り曲げられたフィルムにおける折り曲げ状態としては、側面視で(側面からみて)コの字状部分と逆向きのコの字状部分とが交互に連続する折り曲げ状態であり、平面視で(平面からみて)上向き開放溝と下向き開放溝とが平行又は略平行に交互に連続する折り曲げ状態を代表例として挙げることができる。
【0042】
前記2枚の基板と前記仕切り壁を形成する1枚の折り曲げられたフィルムの該2枚の基板に対向する外面とが接着剤や粘着剤等からなる接着層にて互いに接着されている場合、該接着層の厚さとしては、それには限定されないが、1μm〜50μm程度を例示できる。
【0043】
第1から第3の画像表示媒体としては、既述の(a) 電気泳動型画像表示媒体、(b) 液晶表示媒体、(c) 「Japan Hardcopy ’99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体等を例示することができる。
【0044】
(a) 電気泳動型表示媒体は、既述のとおり、少なくとも一方が透明な2枚の基板をスペーサを介して間隔を開けて対向配置することで密封空間を形成し、その中に、電気泳動能のある粒子をそれとは色の異なる分散媒中に分散させた表示液を充填したもので、静電場にて表示液中の粒子を泳動させることで、粒子の色若しくは分散媒の色で画像表示を行うものである。
【0045】
第1から第3の画像表示媒体が電気泳動型画像表示媒体である場合、前記外部電界により画像表示できる材料は電気泳動能のある粒子をそれとは色の異なる分散媒中に分散させた表示液であり、該表示液が前記収容セルに内包される。
【0046】
(b) 液晶表示媒体は、既述のとおり、一対の基板とこれら基板間に挟持された液晶とを含むもので、液晶に所定の駆動電圧を印加することで液晶分子の配列を制御し、媒体に入射される外光を変調して目的とする画像の表示を行うものである。かかる液晶表示素子では、例えば、液晶は一対の基板間周縁部において挟着されるシール壁で囲まれ、基板間に封入されている。言ってみれば液晶は代表的には一つのセルに封入される。
【0047】
第1から第3の画像表示媒体が液晶表示媒体である場合、前記外部電界により画像表示できる材料は液晶であり、該液晶が前記収容セルに内包される。なお、この液晶表示媒体については、実際上は前記収容セルが一つであるので、第2の画像表示媒体の前記2枚の基板のうち少なくとも一方の基板が弾性体からなっているような構成が、媒体の曲げに対して強い構成となる。
【0048】
(c) 「Japan Hardcopy ’99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体は、既述のとおり、電極と電荷輸送層とを積層した2枚の基板を所定間隔をおいて対向させて密封空間を形成し、その中に導電性トナー及びこれと色の異なる絶縁性粒子とを封入し、静電場を付与して導電性トナーに電荷注入して帯電させ、該導電性トナーをクーロン力で移動させて画像表示するものである。
【0049】
第1から第3の画像表示媒体が「Japan Hardcopy ’99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体である場合、前記外部電界により画像表示できる材料は導電性トナー及びこれと色の異なる絶縁性粒子であり、該導電性トナー及び絶縁性粒子が前記収容セルに内包される。
【0050】
以上のほか、第1から第3の画像表示媒体として、
所定の間隔をおいて対向する2枚の基板と、
前記2枚の基板間に形成され、周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の現像剤収容セルと、
前記各セルに内包された乾式現像剤とを有しており、
該乾式現像剤は、互いに帯電極性の異なる、且つ、互いに光学的反射濃度の異なる(別の言い方をすれば、「コントラストの異なる」或いは「色の異なる」)少なくとも2種類の、摩擦帯電性を有する乾式現像粒子を含んでいる乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体も挙げることできる。
【0051】
第1から第3の画像表示媒体が乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体である場合、前記外部電界により画像表示できる材料は互いに帯電極性の異なる、且つ、互いに光学的反射濃度の異なる少なくとも2種類の、摩擦帯電性を有する乾式現像粒子を含んでいる乾式現像剤であり、該乾式現像剤が前記収容セルに内包される。
【0052】
かかる乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体は、1)画像表示、画像消去を繰り返し行うことができ、よって従来の画像形成に関係する紙等の画像表示媒体、現像剤、インク等の消耗品の使用を低減することができ、それだけ今日の環境負荷低減に応えることができる、2)高コントラストで、それだけ高品質な画像を表示できる、3)高解像度で、それだけ高品質の画像を表示できる、画像表示のための駆動電圧が低く済む等の利点がある。
【0053】
前記乾式現像剤に含まれる2種類の乾式現像粒子のうち少なくとも一方は磁性現像粒子としてもよい。このように磁性粒子を含む現像剤は画像表示にあたり、磁場にて磁気攪拌力を作用させて現像粒子を動き易くすることができる。
【0054】
第1の画像表示媒体では、前記略平行又は平行な仕切り壁の配列ピッチは500μm以上であるが、上限値としては、それに限定されないが、20mm程度を例示できる。なお、この第1の画像表示媒体が、例えば「Japan Hardcopy‘99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体や乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体のように、粉体粒子を前記収容セルに内包するタイプの媒体や、電気泳動型画像表示媒体のように、表示液を前記収容セルに内包するタイプの媒体である場合、粉体粒子や泳動粒子のかたより防止等を考慮すると、前記略平行又は平行な仕切り壁の配列ピッチは2mm以下であることが望ましい。
【0055】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。参考例画像表示媒体についても図面を参照して説明する。
【0056】
本発明の実施形態の例として、また、参考例画像表示媒体として、乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体の場合を例にとって説明する。
【0057】
図1は参考画像表示媒体(ここでは乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体)の一例の概略構成を示すものであり、図1(A)は画像表示媒体の画像表示前の断面図であり、図1(B)は画像表示時の一例の断面図である。また、図2は図1に示す画像表示媒体の一部を拡大した概略断面図であり、図3及び図4は図1及び図2に示す画像表示媒体における第1基板とこれに形成された隔壁等の斜視図及び平面図である。
【0058】
図1及び図2に示す画像表示媒体11は、第1及び第2の2枚の基板111、112を含んでいる。これら基板111、112は両者間に所定のギャップをおいて対向している。基板111、112の間には、隔壁113が設けられており、これら隔壁113により両基板間ギャップが所定のものに確保されている。すなわち隔壁113は両基板111、112間のスペーサを兼ねている。また両基板111、112が隔壁113により相互に連結固定されている。
【0059】
媒体を構成する2枚の基板のうち少なくとも一方(画像観察側に配置するもの)は表示画像を視認できるように光透過性を有するものとする。ここでは、第1基板111は透明樹脂フィルム基板であり、画像観察側の基板とされる。一方、第2基板112は必ずしも透明である必要はないが、ここでは第1基板111と同様、透明樹脂フィルムで形成されている。
【0060】
隔壁113はまた、収容セル(ここでは乾式現像剤収容セル)116を形成する仕切り壁でもある。隔壁113は、図3及び図4に示すように、所定方向(図中Y方向)に略平行又は平行に延びているとともに第1基板111内面のY方向に直交する方向(図中X方向)に所定間隔をおいて互いに略平行又は平行に立設形成されている複数の仕切り壁113aと、X方向に略平行又は平行に延びているとともに第1基板111内面のY方向における両端部に互いに略平行又は平行に立設形成されている仕切り壁113bとからなっている。これにより、それぞれが周囲を仕切り壁113a、113bで囲まれた複数の現像剤収容セル116が形成されている。
【0061】
各隣り合うセル116間の仕切り壁113aは、既述の通り互いに略平行又は平行であり、幅α、高さhで、配列ピッチをptとして形成されている。
【0062】
第1基板111の隔壁113に囲まれた凹部(現像剤収容セル)116には、外部電界により画像表示できる材料(ここでは相互に摩擦帯電した負帯電性の白色現像粒子(白色のトナー)WP及び正帯電性の黒色現像粒子(黒色のキャリア)BPを含む乾式現像剤)DLが収容されている。第1基板111における隔壁113、及び第2基板112は、隔壁113の頂部に配置された接着層119aにて互いに接着されている。
【0063】
また、第1、第2基板111、112の周囲は、図1に示すように、エポキシ樹脂系接着剤119bにより封止されている。
【0064】
かくして各セル116は密閉されており、該セルから現像剤DLが漏れ出ることはない。
【0065】
なお、2枚の基板のうち一方の基板の内面に電極(好ましくは透明電極)が形成されており、他方の基板の内面に前記電極に対向する電極が形成されていてもよい。この場合、他方の基板内面の電極は画素ごとに形成された個別電極群からなっていてもよい。
【0066】
図1及び図2に示す画像表示媒体11について、さらに具体的に説明すると、第1基板111及び第2基板112は、ここではヤング率が500MPa、引っ張り強さが約200MPaのポリエチレンテレフタレート(PET)からなるものである。第1基板111の厚さH1は、ここでは25μmであり、第2基板112の厚さH2は、ここでは12.5μmである。
【0067】
隔壁113は、第1基板111上に感光性樹脂を塗布し、該感光性樹脂上のセル領域以外の領域に所定の光を照射し、さらに未露光領域(セル領域)のみを溶出させることで、仕切り壁113aの幅αが50μm、高さhが150μm、配列ピッチptが500μm以上になるように形成したものであり、ヤング率がアクリル板程度のものである。なお、第1基板111と隔壁113とは一体的に形成されていてもよいし、接着層にて互いに接着されていてもよい。
【0068】
接着層119aは、ここでは厚さh1が25μmのアクリル粘着剤からなる接着層である。
【0069】
第1基板111の隔壁113に囲まれた凹部(現像剤収容セル)116に、現像剤DLが凹部116の容量に対して現像剤DLの体積割合が約30%となるように調整されて入れられている。
【0070】
前記セルにおける現像粒子及び現像剤の詳細は次のとおりである。
・白色現像粒子WP
熱可塑性ポリエステル樹脂(軟化点121℃、ガラス転移点67℃)100重量部と、酸化チタン(石原産業社製:CR−50)40重量部と、負荷電制御剤としてサリチル酸亜鉛錯体(オリエント化学社製:ボントロンE−84)5重量部とをヘンシェルミキサーで十分に混合した後、2軸押し出し機で混練後冷却した。
【0071】
該混練物を粗粉砕し、その後ジェット粉砕機で粉砕し、風力分級して、体積平均粒径が約10μmの白色微粉末を得た。
【0072】
その後に疎水性シリカ粒子(日本アエロジル社製:アエロジルR−972)0.3重量部を加え、ヘンシェルミキサーにより混合処理を行い白色現像粒子WPを得た。
・黒色現像粒子BP
スチレンーnブチルメタクリレート系樹脂(軟化点132℃、ガラス転移点65℃)100重量部と、カーボンブラック(ライオン油脂社製,ケッチェンブラック)を2重量部と、シリカ(日本アエロジル社製 ♯200)を1.5重量部と、マグネタイト系磁性粉(RB−BL チタン工業社製)500重量部とをヘンシェルミキサーで充分混合した後、ベント二軸混練装置で混練した。
【0073】
この混練物を冷却後フェザーミルで粗粉砕した後、ジェットミルで微粉砕し、これを風力分級機で分級して、体積平均粒径が約20μmの黒色粒子BPを得た。
・現像剤DL
こうして得られた白色粒子WPと黒色粒子BPについて、白色粒子30g、黒色粒子70gの割合でポリエチレン製のボトルに入れ、ボールミル架台にて回転させて30分間混合攪拌を行い現像剤DLを得た。白色粒子は負極性に、また黒色粒子は正極性に帯電していた。
【0074】
この画像表示媒体11では、図1(B)に示すように、黒く表示させたい画素には負極性の電圧を、白く表示させたい画素には正極性の電圧を、外部からそれぞれ印加する。このようにして表示データに応じた電圧を各々印加して、現像粒子WP、BPをかたよらせて画像形成する。
【0075】
このとき、図1(A)に示すように、画像表示媒体11の表側(画像観察側)もしくは裏側(画像観察側とは反対側)に回転磁極を有する回転磁極ローラR2を回転させながら画像表示媒体全面を順次走査していくことで、内包粒子を攪拌させることができ、粒子移動速度を高めることができる。なお、図1に鎖線で示すN極とS極を交互に配置した磁石板MGを図中矢印A方向に振動させてもよい。
【0076】
図1及び図2に示す画像表示媒体11によると、各隣り合うセル116間の仕切り壁113aは互いに略平行又は平行であり、該略平行又は平行な仕切り壁113aの配列ピッチが500μm以上であるので、通常の媒体取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げに対しては基板111、112と仕切り壁113a、113bとの剥離(例えば、接着層119aにて接着されている基板112と仕切り壁113aとの剥離)を十分抑制でき、ひいては良好な画像表示が長期にわたり可能となる。
【0077】
図5に乾式現像剤内包型の参考画像表示媒体の他の例の一部を拡大した概略断面図を示す。図5に示す画像表示媒体12は図1及び図2に示す画像表示媒体11において樹脂フィルム基板である第2基板112に代えて、弾性体からなっている第2基板122を設けたものである。他の点は図1及び図2に示す媒体と同様であり、図5の媒体において、図1及び図2の媒体と基本的に同じ構成、作用を有する箇所には同じ参照符号を付してある。以下に図5に示す媒体について図1及び図2の媒体と異なる点を中心に説明する。
【0078】
第2基板122は、ここでは熱可塑性ウレタンエラストマー(弾性体)からなっている基板、具体的には、厚さH3が50μm、ヤング率が20MPa、硬度がHS50、引っ張り強さが19.61MPa(200kgf/cm2 )のウレタンゴムからなっている基板である。
【0079】
図5に示す画像表示媒体12によると、第2基板122が弾性体からなっているので、通常の媒体取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げに対しては基板と仕切り壁との剥離を十分抑制でき、ひいては良好な画像表示が長期にわたり可能となる。
【0080】
図6に本発明に係る乾式現像剤内包型の画像表示媒体のの概略構成図を示す。図6(A)は画像表示媒体の画像表示前の断面図であり、図6(B)は画像表示時の一例の断面図である。また、図7に図6に示す画像表示媒体の一部を拡大した概略断面図を示し、図8に図6及び図7に示す画像表示媒体の一部を切り欠いて示す平面図を示す。
【0081】
図6から図8に示す画像表示媒体13は、全体が矩形の媒体であり、第1及び第2の2枚の基板111、基板112及びこれら両基板間の隔壁113を含んでいる。
【0082】
第1基板111及び第2基板112は、ここでは厚さH1及びH2が25μm、ヤング率が500MPa、引っ張り強さが約200MPaのPETからなるものである。
【0083】
隔壁113は、図8に示すように、媒体13の長手方向に略平行又は平行に延びているとともに第1基板111内面の媒体13の短手方向に所定間隔をおいて互いに略平行又は平行に並んでいる複数本の仕切り壁113aと、媒体短手方向に略平行又は平行に延びているとともに第1基板111内面の媒体長手方向における両端部に互いに略平行又は平行に並んでいる仕切り壁113bとからなっている。
【0084】
仕切り壁113aは、ここでは1枚のフィルム110を断面凹凸形状になるように90°乃至略90°に折り曲げたもので形成されている。すなわち仕切り壁113aを形成する1枚の折り曲げられたフィルム110における折り曲げ状態は、ここでは側面視で(側面からみて)コの字状部分と逆向きのコの字状部分とが交互に連続する折り曲げ状態であり、平面視で(平面からみて)上向き開放溝と下向き開放溝とが平行又は略平行に交互に連続する折り曲げ状態である。
【0085】
かかる1枚のフィルム110を折り曲げたものは、例えば、所定厚さの樹脂フィルムを、断面凹凸形状部分を有する一方の型の凹部(又は凸部)と断面凹凸形状部分を有する他方の型の凸部(又は凹部)とが互いに対向するように配置された二つの型の間に通すことで作製することができる。1枚のフィルム110は、ここでは、厚さαが20μm、ヤング率が500MPa、引っ張り強さが約200MPaのPETからなるフィルムである。
【0086】
各隣り合う仕切り壁113aの間に現像剤収容セル116が提供されており、各セル116には、相互に摩擦帯電した白色現像粒子WP及び黒色現像粒子BPを含む現像剤DLが凹部116の容量に対して現像剤DLの体積割合が約30%となるように調整されて入れられている。なお、現像剤DLは図1及び図2に示す媒体11に用いたものと同様のものである。
【0087】
各隣り合うセル116間の仕切り壁113aは、既述の通り互いに略平行又は平行であり、幅αが20μm、高さhが150μm、配列ピッチ(フィルム110の折り曲げピッチ)ptが300μmのものである。
【0088】
基板111、112と仕切り壁113aを形成する1枚の折り曲げられたフィルム110の基板111、112に対向する外面とは厚さh2が10μmの接着剤からなる接着層119cにて互いに接着されている。さらに言えば、1枚の折り曲げられたフィルム110の基板111、112に対向する外面のみにポリウレタン系接着剤を薄く塗布したのち、基板111、112を該接着剤に密着させ、該接着剤を硬化させることで、フィルム110と基板111、112とが接着層119cにて互いに接着されている。この場合、2枚の基板111、112と仕切り壁113aを形成する1枚の折り曲げられたフィルム110との接着面積を大きくでき、それだけ基板111、112と仕切り壁113aとの接着性が向上する。このとき、2枚の基板111、112のフィルム110との接着面にはそれぞれコロナ放電によるコロナ処理を施している。これにより基板111、112と仕切り壁113aとの接着性がさらに向上する。
【0089】
媒体13の周縁部において両基板111、112はヒートシールされて封止部130とされている。封止部130のうち縦仕切り壁113aの長手方向における両端部に連設されて各セルの両端部を封止している部分130a(図8参照)はセル116を形成する仕切り壁113bを兼ねている。
【0090】
図6から図8に示す画像表示媒体13によると、仕切り壁113aが1枚のフィルム110を折り曲げたもので形成されているので、通常の媒体取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げに対しては基板と仕切り壁との剥離を十分抑制でき、ひいては良好な画像表示が長期にわたり可能となる。
【0091】
本発明の実施形態の例として、ここでは乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体の場合について説明したが、既述の電気泳動型画像表示媒体、液晶表示媒体、「Japan Hardcopy ’99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体などの外部電界により画像表示できる材料を用いた画像表示媒体についても同様である。
【0092】
このうち電気泳動型画像表示媒体について以下に説明し、液晶表示媒体、「Japan Hardcopy ’99 論文集 PP249 〜252 」で紹介されている画像表示媒体については、ここでは説明を省略する。
【0093】
図9に電気泳動型画像表示媒体14の構造例を示す。
【0094】
図9に示す画像表示媒体14は、透明支持基板146に支持された電界発色層140を備えている。電界発色層140は帯電着色粒子141を絶縁性液体142中に分散させた現像液143を透明導電層144と絶縁層145の間に密封したものである。絶縁性の液体142には高純度石油(例えばエッソ社 商品名アイソパー)を用い、これにイオン性界面活性剤及び染料を含有させ、有機物粒子141を混合して現像液143としてある。このイオン性界面活性剤が顔料を含有した有機物着色粒子141に吸着して該粒子が電気化学的に安定的に帯電する。この帯電着色粒子141が液142中に分散して電気泳動の性質を示す。
【0095】
この媒体14は、電界が加わらないか、所定の電界とは逆電界が加わっているときは、絶縁性液体142中の染料の色が見えているが、静電潜像が書き込まれると、帯電着色粒子141が透明導電層144の方へ移動し、その顔料が見える。
【0096】
この媒体14は媒体内の絶縁性液体142に分散している帯電現像粒子(ここでは帯電着色粒子)141に対し表示しようとする画像に対応して静電場を形成することで画像表示させることができる。
【0097】
以上構造例を示したが、ここでは電気泳動型画像表示媒体を用いるときは、図1及び図2に示す媒体11、図5に示す媒体12或いは図6から図8に示す媒体13において現像剤DLに代えて各セルに、帯電着色粒子141を絶縁性液体142中に分散させた現像液143を封入した電気泳動型画像表示媒体11〜13を用いる。
【0098】
但し、現像液143の封入は、第1、第2の基板を液注入口を残して貼り合わせたのち該注入口から各セルに気泡が混入しないように入れ、その後注入口をヒートシールして行ってある。
【0099】
各セルにおける現像液の詳細は次のとおりである。
【0100】
イソパラフィン系炭化水素(エクソン化学(株)製 アイソパG)100mlに黒色染料(BASF社製 スーダンブラックX60)1gを添加して十分に溶解混合させ、着色液体を作製した。
【0101】
これに二酸化チタン粒子(石原産業社製 CR−50)の10gと、0.5wt%のスルホールBa−30N((株)松村石油研究所製バリウムスルホネート)のIPソルベント1620溶液の70gとを混合し、サンドグラインダー(IGARASHI KIKAI SEIZO CO.,Ltd.製)を用い、メディアとして直径1mmのガラスビーズ(150cc)を用いて、ウォータージャケット付1/8GLべッセルにて、冷却水温度20℃、ディスク回転数2000rpmで15時間処理することにより湿式グラインディングした。
【0102】
この濃厚液体現像剤100重量部に、IPソルベント1620を900重量部加えて希釈して、T.K.オートホモミクサーM型(特殊機化工業(株)製)を用いて10000rpmにて5分間分散処理することにより現像液を得、これを現像液143として用いた。
【0103】
次に画像表示媒体の曲げ実験を行ったので、それについて以下に説明する。
【0104】
図1及び図2に示すタイプの画像表示媒体11について、各隣り合うセル116間の仕切り壁113aの幅α、高さh、配列ピッチptをそれぞれ変えた16種類の媒体11a〜11pを作製し、これらの媒体を用いて曲げ実験を行った。これを実験例1とした。
【0105】
また図5に示すタイプの画像表示媒体12について、各隣り合うセル116間の仕切り壁113aの幅α、高さh、配列ピッチptをそれぞれ変えた4種類の媒体12a〜12dを作製し、これらの媒体を用いて曲げ実験を行った。これを実験例2とした。
【0106】
さらに図6から図8に示すタイプの画像表示媒体13について、1枚のフィルム110の材質、厚さα、折り曲げピッチptをそれぞれ変えた4種類の媒体13a〜13dを作製し、これらの媒体を用いて曲げ実験を行った。これを実験例3とした。
【0107】
なお、実験に用いたいずれの媒体についても大きさはA4サイズ(210mm×297mm)とし、各隣り合うセル116間の仕切り壁113aが延びている方向を媒体の長手方向とした。
【0108】
かかる媒体の曲げ実験は、表示媒体の長手方向を丸棒の軸方向に合わせて、丸棒に約半周巻きつきる動作を表示媒体の表側及び裏側について連続して行った。この動作を行った後、基板と隔壁との剥離状況を目視にて確認した。なお、丸棒として、曲率半径がぞれぞれ5mm、20mm、50mm、100mmの4種類のものを用いた。そして丸棒の曲率半径が20mm以上のときの曲げを通常の取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げとした。
【0109】
この媒体曲げ実験において、上下2枚の基板111、112のうち少なくとも一方の基板から剥がれた隔壁の本数が5本以上観察されたときは「×」、1本〜4本観察されたときは「△」、剥離がなかったときは「○」として基板と隔壁との剥離状態を評価した。
【0110】
なお、媒体における仕切り壁の幅、高さ、配列ピッチは、表示画像におけるコントラストに影響する。そこで実験例1、2では、仕切り壁の幅、高さ、配列ピッチをそれぞれ変えた媒体について、白色表示時の反射濃度及び黒色表示時の反射濃度を測定し、コントラストを求めた。コントラストが4以上のときを良好なコントラストとした。
【0111】
現像剤DLとして、白色のトナーWPと黒色のキャリアBPとの混合物であって白色のトナーWPと黒色のキャリアBPの合計重量に対する白色のトナーWPの重量割合が約30重量%の混合物を用いた。この混合物をセル116の容量に対して体積充填量が約30%になるように各セル116内に充填した。
【0112】
画像濃度は以下の条件で測定した。すなわち、媒体に±1.2V/μmの電界を外部電界により形成し、且つ、外部磁界として図1(A)に示す回転磁極ローラR2や磁石板MGのようなマグネットにより約500ガウスの交番磁界を20回作用させたときの媒体表面の反射濃度(+1.2V/μmの電界形成時には白色表示画像濃度、−1.2V/μmの電界形成時には黒色表示画像濃度)をマクベス濃度計で測定した。
【0113】
コントラストは、濃度計の測定値から次式を用いて算出した。
【数1】
Figure 0004051940
(実験例1)
第1基板111として、厚さH1が25μm、ヤング率が500MPa、引っ張り強さが約200MPaのPETからなるフィルム基板(東洋紡社製エステルフィルム)を用いた。
【0114】
隔壁113として、硬化後のヤング率がアクリル板程度の感光性樹脂(積水化学工業社製フォトレック(A−704−6)を用いた。
【0115】
接着層119aの材料として、アクリル粘着剤(積水化学工業社製積水テープ#5511)を用いた。接着層119aの厚さh1は25μmとした。
【0116】
第2基板112として、第1基板111と同様のものを用いた。但し、第2基板112の厚さH2は12.5μmとした。
【0117】
実験は、既述のとおり、仕切り壁113aの幅α、高さh、配列ピッチptをそれぞれ変えた媒体11a〜11pを用い、現像剤DLを各セル116に充填した状態で行った。
【0118】
実験結果を表1に示す。
【0119】
【表1】
Figure 0004051940
以上の結果において、仕切り壁113aの配列ピッチptが500μm以上の媒体11j〜11l、11n〜11pついて見ると、コントラストが4以上で、且つ、丸棒の曲率半径が20mm以上のときの曲げに対する基板と隔壁との剥離は認められなかった。
【0120】
これに対し、配列ピッチptが100μmの媒体11i、11mで丸棒の曲率半径が20mm以上のときの曲げに対する基板と隔壁との剥離が認められ、またコントラストが4より小さかった。配列ピッチptが300μmの媒体11a〜11hのうち媒体11a、11b、11e、11fでは該剥離が認められなかったもののコントラストが4より小さくなっており、媒体11c、11d、11g、11hではコントラストが4以上であったものの該剥離が認められた。
(実験例2)
第2基板として、厚さH3が50μm、ヤング率が20MPa、硬度がHS50、引っ張り強さが19.61MPa(200kgf/cm2 )のウレタンゴムからなる基板122を用いた以外は実験例1の媒体と同様の媒体を用いた。
【0121】
実験は、既述のとおり、仕切り壁113aの幅α、高さh、配列ピッチptをそれぞれ変えた媒体12a〜12dを用い、現像剤DLを各セル116に充填した状態で行った。
【0122】
実験結果を表2に示す。
【0123】
【表2】
Figure 0004051940
表2に示すように、第2基板122として弾性体からなる基板を用いることにより、コントラストが4以上で、且つ、丸棒の曲率半径が5mm以上のときの曲げに対する基板と隔壁との剥離は殆ど認められなかった。
【0124】
次に、第2基板として、厚さH3が70μm、ヤング率が10MPa、硬度がHS40、引っ張り強さが6.86MPa(70kgf/cm2 )のシリコンゴムからなる基板122を用いた以外は実験例1の媒体と同様の媒体を用い、仕切り壁の幅、高さ、配列ピッチを、ウレタンゴムの場合と同様に、それぞれ変えて曲げ実験を行った結果、コントラストが4以上で、且つ、丸棒の曲率半径が5mm以上のときの曲げに対する基板と隔壁との剥離は認められなかった。
(実験例3)
第1基板111及び第2基板112として、厚さH1及びH2が25μm、ヤング率が500MPa、引っ張り強さが約200MPaのPETからなるフィルム基板(東洋紡社製エステルフィルム)を用いた。
【0125】
接着層119cの材料として、接着剤(東洋紡社製バイロン200)を用いた。接着層119cの厚さh2は10μmとした。
【0126】
実験は、既述のとおり、1枚のフィルム110の材質、厚さα、折り曲げピッチptをそれぞれ変えた媒体13a〜13dを用い、現像剤DLを各セル116に充填していない状態で行った。
【0127】
なお、媒体13a及び13cでは、フィルム110として、ヤング率が500MPa、引っ張り強さが200MPaのPETからなるフィルム(東洋紡社製エステルフィルム)を用いた。媒体13bでは、フィルム110として、ヤング率が20MPa、引っ張り強さが20MPaのポリエチレンからなるフィルム(タマポリ社製HS−30)を用いた。また媒体13dでは、フィルム110として、ヤング率が50MPa、引っ張り強さが30MPaのポリプロピレン(PP)からなるフィルム(東洋紡社製パイレン)を用いた。いずれの媒体13a〜13dも仕切り壁113aの高さhは150μmとした。
【0128】
実験結果を表3に示す。
【0129】
【表3】
Figure 0004051940
表3に示すように、丸棒の曲率半径が5mm以上のときの曲げに対する基板と隔壁との剥離は認められなかった。
【0130】
この実験例3で用いた媒体のうちの折り曲げピッチptが300μmのPETからなるフィルムを用いた媒体13cについて、各セル116に現像剤DLを吸引方法で充填し、電界強度±1.2V/μmの電界を外部から作用させた状態で、マグネットにより攪拌したところ、電界強度が+1.2V/μmのときに白色の、また電界強度が−1.2V/μmのときに黒色の表示画像が得られた。このときの画像濃度は、白色表示画像で0.4、黒色表示画像で1.15であった。
【0131】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、所定の間隔をおいて対向する2枚の基板と、前記2枚の基板間に形成され、周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の収容セルと、前記各セルに内包され、外部電界により画像表示できる材料とを有している画像表示媒体であって、通常の媒体取扱い等の普通の使用状態における程度の曲げに対しては基板と仕切り壁との剥離を十分抑制でき、ひいては良好な画像表示が長期にわたり可能となる画像表示媒体を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像表示媒体(ここでは乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体)の一例の概略構成を示すものであり、図(A)は画像表示媒体の画像表示前の断面図であり、図(B)は画像表示時の一例の断面図である。
【図2】図1に示す画像表示媒体の一部を拡大した概略断面図である。
【図3】図1及び図2に示す画像表示媒体における第1基板とこれに形成された隔壁等の斜視図である。
【図4】図1及び図2に示す画像表示媒体における第1基板とこれに形成された隔壁等の平面図である。
【図5】乾式現像剤内包型の画像表示媒体の他の例の一部を拡大した概略断面図である。
【図6】乾式現像剤内包型の画像表示媒体のさらに他の例の概略構成を示すものであり、図(A)は画像表示媒体の画像表示前の断面図であり、図(B)は画像表示時の一例の断面図である。
【図7】図6に示す画像表示媒体の一部を拡大した概略断面図である。
【図8】図6及び図7に示す画像表示媒体の一部を切り欠いて示す平面図である。
【図9】電気泳動型画像表示媒体の構造例を示す図である。
【図10】図(A)は乾式帯電粒子内包型の画像表示媒体の一例の概略断面図であり、図(B)は図(A)に示す画像表示媒体における第1基板とこれに形成された隔壁等の斜視図である。
【符号の説明】
1 第1基板
2 隔壁
2a、2b 仕切り壁
3 白色現像粒子
4 黒色現像粒子
5 接着層
6 第2基板
7 現像剤収容セル
11、12、13、14 画像表示媒体
110 1枚のフィルム
111 第1基板
112 第2基板
113 隔壁
113a、113b 仕切り壁
116 乾式現像剤収容セル
119a、119c 接着層
119b 接着剤
122 弾性体からなっている第2基板
130 封止部
130a 各セル116の仕切り壁長手方向両端部を封止している部分
140 電界発色層
141 帯電着色粒子
142 絶縁性液体
143 現像液
144 透明導電層
145 絶縁層
146 透明支持基板
α 仕切り壁113aの幅
h 仕切り壁113aの高さ
h1 接着層119aの厚さ
h2 接着層119cの厚さ
pt 仕切り壁113aの配列ピッチ
BP 黒色現像粒子(黒色のキャリア)
D 乾式現像剤
DL 乾式現像剤
H1 第1基板111の厚さ
H2 第2基板112の厚さ
H3 第2基板122の厚さ
MG 磁石板
R2 回転磁極ローラ
WP 白色現像粒子(白色のトナー)

Claims (3)

  1. 所定の間隔をおいて対向する2枚の基板と、
    前記2枚の基板間に形成され、周囲を仕切り壁で囲まれた1又は2以上の収容セルと、
    前記各セルに内包され、外部電界により画像表示できる材料とを有している画像表示媒体において、
    前記仕切り壁が1枚のフィルムを折り曲げたもので形成されていることを特徴とする画像表示媒体。
  2. 前記2枚の基板のうち少なくとも一方の基板が弾性体からなっている請求項1記載の画像表示媒体。
  3. 前記フィルムは断面凹凸形状になるように折り曲げられており、当該フィルムの前記それぞれの基板と対向する外面と該基板との間が接着層によって互いに接着されている請求項1又は2記載の画像表示媒体。
JP2002019936A 2002-01-29 2002-01-29 画像表示媒体 Expired - Fee Related JP4051940B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002019936A JP4051940B2 (ja) 2002-01-29 2002-01-29 画像表示媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002019936A JP4051940B2 (ja) 2002-01-29 2002-01-29 画像表示媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003222914A JP2003222914A (ja) 2003-08-08
JP4051940B2 true JP4051940B2 (ja) 2008-02-27

Family

ID=27743593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002019936A Expired - Fee Related JP4051940B2 (ja) 2002-01-29 2002-01-29 画像表示媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4051940B2 (ja)

Families Citing this family (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4572509B2 (ja) * 2003-06-11 2010-11-04 富士ゼロックス株式会社 画像表示媒体及び画像表示媒体の製造方法
JP2005164989A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Bridgestone Corp 薄型画像表示用パネルおよびそれを用いたカード、シート、薄型機器
JP4626157B2 (ja) * 2004-02-27 2011-02-02 富士ゼロックス株式会社 画像表示媒体
JP2005308975A (ja) * 2004-04-20 2005-11-04 Nippon Electric Glass Co Ltd ディスプレイ基板
US7679815B2 (en) 2004-07-26 2010-03-16 Bridgestone Corporation Information display panel and information display device
JP2006293150A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Bridgestone Corp 情報表示用パネル
JP2010256930A (ja) * 2010-07-22 2010-11-11 Nippon Electric Glass Co Ltd ディスプレイ基板
WO2016012900A1 (en) * 2014-07-25 2016-01-28 Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. Display device and electronic device
JP7468855B2 (ja) * 2015-09-18 2024-04-16 イー インク コーポレイション 表示装置用基板、表示装置、電子機器および表示装置用基板の製造方法
JP2018017822A (ja) * 2016-07-26 2018-02-01 ソニー株式会社 表示装置および電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003222914A (ja) 2003-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7436379B2 (en) Reversible image display medium
US6515790B2 (en) Reversible image display medium and image display method
US20050179643A1 (en) Image displaying method and image forming apparatus utilizing a reversible image display medium having a high resolution image display
JP2001356650A (ja) 画像形成装置に関する情報の表示方法及び画像形成装置。
JP4051940B2 (ja) 画像表示媒体
US6686940B2 (en) Reversible image display medium
US6801175B2 (en) Image forming apparatus
JP2000347483A (ja) 画像形成方法および画像表示媒体
US6377757B2 (en) Image display method, image forming apparatus and reversible image display medium
US6519424B2 (en) Image forming apparatus
JP2002350905A (ja) 画像表示媒体及び画像表示方法
US20020075513A1 (en) Method of controlling image forming apparatus and recording medium
JP2002174831A (ja) 可逆性画像表示媒体及びその製作方法
JP2001290179A (ja) 可逆性画像表示媒体及び可逆性画像表示方法
JP4062864B2 (ja) 可逆性画像表示媒体
JP4192606B2 (ja) 書換え可能の画像表示媒体の製造方法
JP2001215536A (ja) 可逆性画像表示媒体
JP2002292736A (ja) 樹脂製成形基板の製造方法及び可逆性画像表示媒体の製造方法
JP2002350906A (ja) 可逆性画像表示媒体並びに画像表示方法及び画像表示装置
JP2002214649A (ja) 画像表示媒体
JP2002296623A (ja) 可逆性画像表示媒体の製造方法
JP4419317B2 (ja) 可逆性画像表示媒体
JP4296708B2 (ja) 画像表示方法
JP2002296622A (ja) 可逆性画像表示媒体の製造方法
JP2001215538A (ja) 可逆性画像表示方法及び可逆性画像表示媒体

Legal Events

Date Code Title Description
A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712

Effective date: 20040927

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070814

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071004

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071113

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071126

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101214

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111214

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121214

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131214

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees