JP4051790B2 - シールド掘進機のビット交換方法 - Google Patents

シールド掘進機のビット交換方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、シールド掘進機のビット交換方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
シールド掘進機のカッタービットやカッターディスクの面板は、特に、砂礫地盤を掘削すると摩耗が激しく、掘削途中での交換を余儀なくされることがある。
【0003】
また、立坑の省略や掘進機の台数を減らして、建設費用の低減を要求された場合に、1台の掘進機で長距離掘削を行うときには、砂礫地盤でなくても、カッタービットなどを途中で交換する必要がある。
【0004】
このようなビットなどの交換作業は、従来、シールド掘進機を停止して、切羽を、地上側ないしはシールド掘進機の内部側からセメントミルクなどの薬液を注入して固化させたり、あるいは、凍結工法などにより固化させた後に、カッターチャンバ内に作業員が入ってビットを交換していた。
【0005】
また、これとは別の方法として、シールド掘進機内に特殊なビット挿入装置を設置して、この挿入装置によりビット交換を行ったり、あるいは、カッターディスクの厚みを厚くして、特殊バルブでブラインド孔を塞いで、その隙間から作業員が入って、交換作業を行う方法も提案されている。
【0006】
しかしながら、このような従来のビット交換方法には、いずれも以下に説明する問題があった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、まず、地山を薬液注入や凍結により固化させる方法では、切羽の固化に時間がかかり過ぎ、掘削効率が大幅に低下する。また、ビット挿入装置で交換する方法では、全てのビットの交換が難しく、特殊な装置のために、掘進機の構造が複雑になり、価格も高くなる。
【0008】
さらに、特殊バルブで塞ぐ方法では、カッタディスクの密閉性を保つことが難しく、特殊なビット挿入装置を用いる場合と同様に、掘進機の構造が複雑になり、小口径マシンでの装備は、困難であり、価格も高くなる。
【0009】
本発明は、このような従来の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、シールド掘進機の構造の複雑化を可能な限り回避しつつ、かつ、短期間に安価に交換を行うことができるシールド掘進機のビット交換方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、土砂掘削用のビットと、掘削土砂の取込み用開口部とを備え、回転駆動されるカッターディスクと、このカッターディスクの背面側にチャンバを画成する隔壁が設けられたシールド掘進機のビット交換方法において、前記チャンバ内に拡径・収縮自在なバッグを設置した後に、前記バッグ内に流体を注入して、前記バッグを拡径させて、前記チャンバ内を前記バッグに注入された前記流体で充満させる工程と、この充満工程の後に、前記カッターディスクの前面側の地盤に固化剤を注入して、当該固化剤を固化させることにより地盤改良ゾーンを形成する工程と、前記地盤改良ゾーンの形成工程の後に、前記バックから前記流体を抜くことにより収縮させて前記チャンバ内から除去して、前記チャンバ内を空洞化させる工程とを含むようにした。
このように構成したシールド掘進機のビット交換方法によれば、チャンバ内に拡径・収縮自在なバッグを設置した後に、バッグ内に流体を注入して、バッグを拡径させて、チャンバ内をバッグに注入された流体で充満させ、この後に、カッターディスクの前面側の地盤に固化剤を注入して、当該固化剤を固化させることにより地盤改良ゾーンを形成し、しかる後に、バックから流体を抜くことにより収縮させてチャンバ内から除去して、チャンバ内を空洞化させる。
チャンバ内が空洞化されると、その内部に作業員が入ってビットの交換を行うことができ、このようなビットの交換方法では、要するに、バッグのチャンバ内への設置,拡径,収縮,除去と地盤改良ゾーンの形成とを行うことだけでビットの交換が可能になるので、シールド掘進機の構造の複雑化を回避することができるとともに、安価に交換が行える。
前記シールド掘進機は、筒状の外スキンプレートと、この外スキンプレートの内面側に前後移動自在に設けられた内スキンプレートとを備え、前記カッターディスクおよび隔壁を前記内スキンプレート側に設け、前記固化剤を注入する際に、前記内スキンプレートを前記外スキンプレート内に収納させるように後退移動させながら、前記地盤改良ゾーンを形成することができる。
この構成によれば、固化剤を注入する際に、内スキンプレートを外スキンプレート内に収納させさせるように後退移動させながら、地盤改良ゾーンを形成する。
従って、地盤改良ゾーンの一部が外スキンプレート内に形成され、外スキンプレート側の地盤改良ゾーンは、地盤土砂などの不純物の混入しない高品質なものとなり、改良ゾーンの強度,止水性が大幅に改良される。
また、外スキンプレート内に地盤改良ゾーンの一部を形成すると、外スキンプレートを防護工として利用できるので、安全性も大きく向上する。
さらに、地盤改良ゾーンを形成するための固化剤は、少量で済むので、突発的なビット交換が必要になった場合でも簡単に対応するとこができる。
また、固化剤の注入作業をシールド掘進機の内部から行うようにすると、すべての作業が坑内から行えるので、より一層コストダウンを図ることができる。
前記シールド掘進機は、前記チャンバ内に泥土を充満して切羽に対抗させる泥土圧方式のものであって、前記バッグを前記チャンバ内に挿入する前に、前記チャンバ内に充満されている泥土を圧気補助により排出することができる。
また、前記シールド掘進機は、前記チャンバ内に掘削土砂とともに泥水を充満して切羽に対抗させる泥水方式のものであって、前記バッグを前記チャンバ内に挿入する前に、前記チャンバ内に充満されている泥水を、掘削土砂が混入されていない良液泥水に置換することができる。
さらに、前記流体は、圧縮空気などの気体または水などの液体から選択することができる。
前記バックは、前記隔壁に設けられた開閉弁に着脱自在に装着される封入装置に収納することができる。
この構成によれば、必要に応じて封入装置を開閉弁に装着することができるので、ビット交換が不要な際に隔壁の背面側の障害物を少なくすることができる。
前記封入装置は、前記開閉弁に固設されるケーシングと、このケーシング内に蛇腹状に折り畳まれて収納されている前記バッグと、このバッグの中心に挿通され、前記バッグの軸方向の両端が外周に固設されたガイドロッドとを有し、前記開閉弁の開弁状態で、前記ガイドロッドを移動させることにより前記バッグを前記チャンバ内に挿入させた後に、前記ガイドロッドから前記流体を前記バッグ内に注入してこれを拡径させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について、添付図面に基づいて詳細に説明する。図1から図7は、本発明にかかるシールド掘進機のビット交換方法の一実施例を示している。
【0012】
同図に示したシールド掘進機10は、先端側に設けられたカッターディスク12と、このカッターディスク12を回転自在に支持する円筒状の掘進機本体14とを有している。
【0013】
カッターディスク12は、図2にその正面側の詳細を示すように、所定の厚みを備えた円盤状の面板12aと、この面板12aの中心に突設されたセンタービット12bと、面板12aの背面側中心に延設された回転軸12cとを備えている。
【0014】
面板12aの前面には、複数の掘削ビット12dが、中心から外方に向けて複数個が十字状に、かつ、2列状に突設されており、2列状に設けられた掘削ビット12dの両側に、スリット状の掘削土砂の取込み用開口部12eがそれぞれ設けられている。
【0015】
また、面板12aの内部には、2列状に配置された掘削ビット12dの中心にあって、ジャッキの駆動により径方向に出没するコピーカッタまたはオーバーカッタ12fが内蔵されている。
【0016】
掘進機本体14は、両端が開口した中空筒状の外スキンプレート16と内スキンプレート18とを有していて、内スキンプレート18は、外スキンプレート16の内部に軸方向に沿って前後移動自在に設けられている。
【0017】
内,外スキンプレート18,16間には、両者間の間隔を保持する環状のガイド部材20と、土砂の内部側への侵入を阻止する環状の土砂シール22とが介装されている。
【0018】
カッターディスク12は、面板12aが内スキンプレート18とほぼ同じ外径に形成されていて、内スキンプレート18の前面側に配置されており、コピーカッタまたはオーバーカッタ12fを突出させた状態で掘削すると、外スキンプレート16の直径とほぼ同じ外径の掘削が行われる。
【0019】
カッターディスク12の背面側には、外周縁が内スキンプレート18に固設された隔壁24が設けられ、この隔壁24と内スキンプレート18とによりカッターディスク12の背面側にチャンバ26が形成されている。
【0020】
このチャンバ26は、開口部12eを介して外部に開放されていて、掘削ビット12dにより掘削された土砂が内部に取り込まれる。カッターディスク12は、回転軸12cが隔壁24に回転自在に支持されている。
【0021】
なお、内スキンプレート18内には、図示を省略しているが、カッターディスク12の回転駆動機構やシールド掘進機10の掘進用ジャッキなど、シールド掘進機として必要な機器が設けられている。
【0022】
一方、隔壁24には、チャンバ26内に入るためのマンホールが設けられるとともに、上下端側に封入装置30の取り付け用開閉弁32が設けられている。この開閉弁32は、例えば、内径が100mm程度のボールバルブであって、隔壁24を貫通して、チャンバ26内と連通するように、隔壁24の外周縁側に複数設けられている。
【0023】
この開閉弁32には、必要に応じて封入装置30が装着される。本実施例の封入装置30は、その詳細を図7に示すように、ケーシング30aと、ガイドロッド30bと、拡径・収縮自在なバッグ30cとを備えている。
【0024】
ケーシング30aは、一端側に開閉弁32に取り付けられるフランジ30dが固設され、他端側にボールバルブ30eが設けられた筒形のものであって、内部に蛇腹状に折り畳まれたバッグ30cが収納されているとともに、フランジ30dには、バッグ30cの挿通可能な貫通穴が設けられている。
【0025】
ガイドロッド30bは、中空なパイプから構成され、ボールバルブ30eを貫通して、後方に延設され、その端部には、例えば、圧縮空気を供給するコンプレッサが接続される。
【0026】
バッグ30cは、その中心軸上にガイドロッド30bが挿通され、ガイドロッド30bの先端に設けられた底板30fと、ガイドロッド30bの中間に設けられたスリーブ30gとに、その両端が固設されている。なお、底板30fとスリーブ30gとの間にガイドロッド30bには、多数の流体排出用の孔が設けられている。
【0027】
本実施例のガイドロッド30bは、バッグ30c内に圧縮空気を注入して、これを拡径させるとともに、開閉弁32に封止装置30を装着した際に、前方側に移動させることにより、バッグ30cチャンバ26内に押し出すことにも使用される。
【0028】
なお、バッグ30cの拡径に用いる流体は、圧縮空気だけでなく窒素などの気体ないしは水などの液体を用いてもよい。次ぎに、シールド掘進機10の掘削ビット12dを交換する方法について、図1から図5に基づいて説明する。
【0029】
磨耗や折損などにより掘削ビット12dの交換を行う際には、シールド掘進機10の掘進を停止して、開閉弁32に封入装置30をそれぞれ装着する(図1,2参照)。シールド掘進機10を停止する際には、コピカッター12fを収縮して、これを面板12a内に収納する。
【0030】
そして、チャンバ26内を以下のように処理する。すなわち、シールド掘進機10が、チャンバ26内に泥土を充満して切羽に対抗させる泥土圧方式のものであれば、チャンバ26内に充満されている泥土を圧気補助により排出する。
【0031】
また、シールド掘進機10が、チャンバ26内に掘削土砂とともに泥水を充満して切羽に対抗させる泥水方式のものであれば、チャンバ26内に充満されている泥水を、掘削土砂が混入されていない良液泥水に置換する。
【0032】
このような処理が終了すると、図2に示すように、開閉弁32に装着した封入装置30を用いて、チャンバ26内に拡径・収縮自在なバッグ30cを挿入した後に、バッグ30c内に圧縮空気を注入して、バッグ30cを拡径させて、チャンバ26内をバッグ30cに注入された圧縮空気で充満させる工程が行われる。
【0033】
チャンバ26内に拡径・収縮自在なバッグ30cを挿入する際には、図8に示す手順でこれが行われる。バッグ30cの挿入は、開閉弁32にフランジ30dを装着した状態で、開閉弁32を開弁し、ガイドロッド30bを前方に移動させて、バッグ30cをチャンバ26内に押し出すことにより行い、バッグ30cが所定の位置に到達すると、ボールバルブ30eを操作して、ガイドロッド30bを固定する。
【0034】
この状態でガイドロッド30bに圧縮空気を供給すると、圧縮空気がガイドロッド30bから蛇腹状に折り畳まれているバッグ30cに排出されるので、バッグ30cは、図8(C)に示すように、拡径する。
【0035】
このとき、ガイドロッド30bがボールバルブ30eにより固定されているので、バッグ30cの軸方向側の膨張が制限され、径方向にだけ膨張させることができる。
【0036】
このようにして、チャンバ26内に圧縮空気を封入することにより拡径させたバッグ30cが充満されると、次ぎに、シールド掘進機10の前方側に地盤改良ゾーン34を形成する工程が行われる。
【0037】
地盤改良ゾーン34を形成する際には、図3に示すように、カッターディスク12とともに内スキンプレート18を後方に移動させて、これを外スキンプレート16内に収納するようにしながら、カッターディスク12から固化剤、例えば、セメントミルクを地盤に注入する。
【0038】
内スキンプレート18の移動は、例えば、スラストジャッキの引き寄せ駆動により行われ、このようにして地盤改良ゾーン34を形成すると、図4に示すように、その一部を外スキンプレート16内に形成することができる。
【0039】
そして、所定の地盤改良ゾーン34が形成されると、隔壁24のマンホールを開放して、バック30cから流体を抜くことにより収縮させて、チャンバ26内のバッグ30cを撤去し、チャンバ26内を空洞化させ、カッターデイスク12を回転させて、掘削ビット12dと地盤改良ゾーン34との間の縁切りを行う。
【0040】
そして、図5に示すように、チャンバ26内に作業員が入り、掘削ビット12dの交換作業を行い、交換が終了すると、シールド掘進機10は、通常の掘進を行う。
【0041】
さて、以上のように構成した交換方法によれば、チャンバ26内に拡径・収縮自在なバッグ30cを挿入した後に、バッグ30c内に流体を注入して、バッグ30cを拡径させて、チャンバ内をバッグ30cに注入された流体で充満させ、この後に、カッターディスク12の前面側の地盤に固化剤を注入して、当該固化剤を固化させることにより地盤改良ゾーン34を形成し、しかる後に、バック30cから流体を抜くことにより収縮させてチャンバ26内から除去して、チャンバ26内を空洞化させる。
【0042】
チャンバ26内が空洞化されると、その内部に作業員が入ってビット12dの交換を行うことができ、このようなビット12dの交換方法では、要するに、バック30cのチャンバ26内への設置,拡径,収縮,除去と地盤改良ゾーン34の形成とを行うことだけでビット12dの交換が可能になるので、シールド掘進機10の構造の複雑化を回避することができるとともに、安価に交換が行える。
【0043】
また、本実施例の場合には、シールド掘進機10は、筒状の外スキンプレート16と、この外スキンプレート16の内面側に前後移動自在に設けられた内スキンプレート18とを備え、カッターディスク12および隔壁24を内スキンプレート18側に設け、固化剤を注入する際に、内スキンプレート18を外スキンプレート16内に収納させるように後退移動させながら、地盤改良ゾーン34を形成する。
【0044】
このため、地盤改良ゾーン34は、その一部が、外スキンプレート16内に形成され、外スキンプレート16側に形成された地盤改良ゾーン34は、地盤土砂などの不純物の混入しない高品質なものとなり、改良ゾーン34の強度,止水性が大幅に改良される。
【0045】
また、外スキンプレート16内に地盤改良ゾーン34の一部を形成すると、外スキンプレート16を防護工として利用できるので、安全性も大きく向上する。
【0046】
さらに、地盤改良ゾーンを形成するための固化剤は、少量で済むので、突発的なビット交換が必要になった場合でも簡単に対応するとこができる。
【0047】
また、固化剤の注入作業をシールド掘進機10の内部から行うようにすると、すべての作業が坑内から行えるので、より一層コストダウンを図ることができる。
【0048】
また、本実施例の場合には、バック30cは、隔壁24に設けられた開閉弁32に着脱自在に装着される封入装置30に収納されていて、必要に応じて封入装置30を開閉弁32に装着することができるので、ビット交換が不要な際に隔壁24の背面側の障害物を少なくすることができる。
【0049】
【発明の効果】
以上、実施例で詳細に説明したように、本発明にかかるシールド掘進機のビット交換方法によれば、シールド掘進機の構造の複雑化を可能な限り回避しつつ、かつ、短期間に安価に交換を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるビット交換方法の最初の工程を示す断面説明図である。
【図2】図1の工程に引き続いて行われる工程の断面説明図である。
【図3】図2の工程に引き続いて行われる工程の断面説明図である。
【図4】図3の工程に引き続いて行われる工程の断面説明図である。
【図5】図4の工程に引き続いて行われる工程の断面説明図である。
【図6】図1の正面図である。
【図7】本発明のビット交換方法で用いる封入装置の断面図である。
【図8】図7の封入装置の使用方法の説明図である。
【符号の説明】
10 シールド掘進機
12 カッターディスク
12a 面板
12c 回転軸
12d 掘削ビット
12e 開口部
14 掘進機本体
16 外スキンプレート
18 内スキンプレート
24 隔壁
26 チャンバ
30 封入装置
30a ケーシング
30b ガイドロッド
30c バッグ
32 開閉弁
34 地盤改良ゾーン

Claims (7)

  1. 土砂掘削用のビットと、掘削土砂の取込み用開口部とを備え、回転駆動されるカッターディスクと、
    このカッターディスクの背面側にチャンバを画成する隔壁が設けられたシールド掘進機のビット交換方法において、
    前記チャンバ内に拡径・収縮自在なバッグを設置した後に、前記バッグ内に流体を注入して、前記バッグを拡径させて、前記チャンバ内を前記バッグに注入された前記流体で充満させる工程と、
    この充満工程の後に、前記カッターディスクの前面側の地盤に固化剤を注入して、当該固化剤を固化させることにより地盤改良ゾーンを形成する工程と、
    前記地盤改良ゾーンの形成工程の後に、前記バックから前記流体を抜くことにより収縮させて前記チャンバ内から除去して、前記チャンバ内を空洞化させる工程とを含むことを特徴とするシールド掘進機のビット交換方法。
  2. 前記シールド掘進機は、筒状の外スキンプレートと、この外スキンプレートの内面側に前後移動自在に設けられた内スキンプレートとを備え、
    前記カッターディスクおよび隔壁を前記内スキンプレート側に設け、
    前記固化剤を注入する際に、前記内スキンプレートを前記外スキンプレート内に収納させるように後退移動させながら、前記地盤改良ゾーンを形成することを特徴とする請求項1記載のシールド掘進機のビット交換方法。
  3. 前記シールド掘進機は、前記チャンバ内に泥土を充満して切羽に対抗させる泥土圧方式のものであって、
    前記バッグを前記チャンバ内に挿入する前に、前記チャンバ内に充満されている泥土を圧気補助により排出することを特徴とする請求項1記載のシールド掘進機のビット交換方法。
  4. 前記シールド掘進機は、前記チャンバ内に掘削土砂とともに泥水を充満して切羽に対抗させる泥水方式のものであって、
    前記バッグを前記チャンバ内に挿入する前に、前記チャンバ内に充満されている泥水を、掘削土砂が混入されていない良液泥水に置換することを特徴とする請求項1記載のシールド掘進機のビット交換方法。
  5. 前記流体は、圧縮空気などの気体または水などの液体から選択されることを特徴とする請求項1記載のシールド掘進機のビット交換方法。
  6. 前記バックは、前記隔壁に設けられた開閉弁に着脱自在に装着される封入装置に収納されていることを特徴とする請求項1,3から5のいずれか1項記載のシールド掘進機のビット交換方法。
  7. 前記封入装置は、前記開閉弁に固設されるケーシングと、このケーシング内に蛇腹状に折り畳まれて収納されている前記バッグと、このバッグの中心に挿通され、前記バッグの軸方向の両端が外周に固設されたガイドロッドとを有し、
    前記開閉弁の開弁状態で、前記ガイドロッドを移動させることにより前記バッグを前記チャンバ内に挿入させた後に、前記ガイドロッドから前記流体を前記バッグ内に注入してこれを拡径させることを特徴とする請求項6記載のシールド掘進機のビット交換方法。
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