JP4051068B2 - ディスク収納ケース - Google Patents

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Description

本発明は、CDやDVD等のディスクを収納するためのディスク収納ケースに関し、特に、ケースからディスクを取出し又はケースにディスクを収納する際に、ディスクを損傷する虞れがないように安全としたディスク収納ケースを提供する。
従来、ディスク収納ケースは、種々の構造のものが提案されており、本出願人においても多くの発明を提案している。
CDやDVD等のディスクは、中心孔を貫設していることが周知であり、一般的に、このようなディスクを収納するためのケースは、基端側を相互に連結されたヒンジ部を介して開閉自在とされ自由端側を接離自在として合掌される第一分割ケースと第二分割ケースにより収納室を形成している。
ディスクが収納室の内部で遊動すると破損する虞れがあるので、通常、第一分割ケースにボス部が設けられており、該ボス部をディスクの中心孔に嵌脱自在に嵌挿せしめるように構成している。
ボス部は、従来より種々の構成のものが知られているが、放射方向のスリットにより分割された複数の爪片を構成したものが一般的であり、ボス部の上方からディスクの中心孔を同心円上に配置した状態で押し下げると、複数の爪が求心方向に変形することにより中心孔に通過され、その後、複数の爪が復元することにより中心孔の内周縁に嵌合し、これによりディスクを抜止め状に係止すると共に遊動不能に保持する。ディスクを取外す場合は、ボス部の頂部を指先で押してやると、複数の爪が求心方向に変形し、中心孔の通過を許すので、ディスクを取り上げることができる。
ところが、大容量のデジタルデータを記録したCDやDVDのディスクDは、湾曲等により変形されると、データを消失してしまう虞れがある。このため、従来のようにディスクをボス部の爪片に係脱せしめる構成では、例えば、ユーザがディスクをボス部から取外す際、中心孔をボス部に係合したままディスクの周縁を持ち上げると、ディスクを変形させてしまう危険がある。
また同様に、ディスクの取付け又は取外しに際し、ユーザがボス部に対する中心孔の嵌脱を乱暴に行うと、爪片により中心孔からディスクに向けてクラックを生じる虞れがあり、このようなクラックは、データ消失の致命的原因となる。
特に、このようなディスクは、基板の表裏両面に被覆板を接着剤により接着した3層サンドイッチ構造に構成されているところ、従来、CDにおいては、中心孔の部分にも十分に接着剤が設けられているが、DVDにおいては、中心孔の周囲に接着剤を設けていないディスクが存在しており、この場合、中心孔に臨む部分において表裏の被覆板が基板に接着されていないため、ボス部に対するディスクの取付けと取外しを繰返して行うと、中心孔からクラックを容易に生じるという重大な問題がある。
そして、このようなデータの消失は、録音済のCDや録画済のDVDを貸与するレンタルショップにおいて深刻な問題を提起している。
特開平9−301468号公報 実開平5−54297号公報
前述のような問題点は、ディスクを保持するための爪付きのボス部を採用せずに、例えば、ディスクを挿脱自在に挿入する袋付きの保持プレートを設けることにより解決することができる。このような保持プレートを設けたディスク収納ケースは、本出願人において先に特願2003ー205702号として提案したところである。
そこで、この先願に係るディスク収納ケースによれば、ディスクは、ケースの自由端側から基端側に向けてディスク周部を保持プレートの袋部に対して挿入すれば、ディスクの周部が保持プレートに保持され、中心孔には何らの外力も作用しないので、前述のようなボス部に対する取付けと取外しの際に脆弱な中心孔の内周縁を損傷するというような問題を生じることがない。
ところが、その一方において、ディスクは、保持プレートに対して前記基端側と自由端側の間においてディスク面に沿って遊動自在であるため、もしも、ディスクが所定位置よりも前記自由端側に偏位せしめられた状態で、第一分割ケースと第二分割ケースを合掌すると、ディスクの偏位した自由端側のディスク周縁が両分割ケースの合掌部分に挟まれてしまい、該周縁部分を損傷する危険がある。或いは、両分割ケースの合掌部分にディスク周縁を挟むものが存在しない場合には、周縁部分を損傷しないが、ディスクがケース内で保持されず自由に遊動してガタツキを生じ、これによるディスク損傷や記録ソフトデータ破損の危険がある。
本発明は、上記課題を解決したディスク収納ケースを提供するものであり、その手段として構成したところは、中心孔を貫設したCD又はDVD等のディスクを収納するディスク収納ケースであり、基端側(2a,3a)を相互に連結されたヒンジ部(4)を介して開閉自在とされ自由端側(2b,3b)を接離自在として合掌される第一分割ケース(2)と第二分割ケース(3)によりディスク(D)の収納室(5)を形成した構成において、前記収納室(5)は、前記基端側(2a,3a)と自由端側(2b,3b)の間でディスク(D)を該ディスク面に沿って遊動自在となるように保持する保持手段(10)を備えており、ディスク(D)を所定位置よりも前記自由端側(2b,3b)に偏位せしめた状態で、第一分割ケース(2)と第二分割ケース(3)を合掌したとき、該自由端側(2b,3b)のディスク周縁に接することによりディスクを基端側(2a,3a)に向けて案内移動する姿勢制御手段(22)を第一分割ケース(2)と第二分割ケース(3)の対向部に設けており、前記姿勢制御手段(22)は、自由端側(2b,3b)から基端側(2a,3a)に向けて延びるリブにより構成され、該リブの高さを自由端側(2b,3b)から基端側(2a,3a)に向けて次第に低くするテーパ状ガイド縁(25,26)を形成し、該テーパ状ガイド縁(25,26)をディスク周縁に接することによりディスク(D)を案内移動するように構成して成る点にある。
本発明の実施形態において、前記ディスクの案内移動方向に交差する方向をケース幅方向としたとき、前記姿勢制御手段(22)は、第一分割ケース(2)に設けられた第一姿勢制御手段(23)を構成する複数のリブ(23a-23d)をケース幅方向に間隔をあけて列設し、第二分割ケース(3)に設けられた第二姿勢制御手段(24)を構成する複数のリブ(24a-24c)
をケース幅方向に間隔をあけて列設し、第一姿勢制御手段(23) 及び第二姿勢制御手段(24)を構成するリブ(23a-23d) (24a-24c)に前記テーパ状ガイド縁(25,26)を形成しており、第一分割ケース(2)と第二分割ケース(3)を合掌したとき、一方の姿勢制御手段(23)を構成するリブ(23a-23d)の隣り合うリブ間に、他方の姿勢制御手段(24)を構成するリブ(24a-24c)が噛合状に挿入されるように構成している。
本発明によれば、ディスクDをケースの収納室5に収納する際、ディスクDは、従来のように中心孔Cをボス部に嵌脱自在に嵌合される構成ではなく、保持手段10によりケースの基端側2a、3aと自由端側2b、3bの間でディスク面に沿って遊動自在に保持された状態で収納室5に収納され、或いは収納室5から取出される。このため、ディスクの収納及び取出しの何れにおいても、ディスクDの中心孔Cには従来の爪片による嵌脱動作のような外力が作用しないので、ディスクを湾曲変形したり、中心孔からクラックを生じたりする虞れは全くない。
ところで、ディスクDは、保持手段10に対して前記基端側2a、3aと自由端側2b、3bの間においてディスク面に沿って遊動自在であるため、もしも、ディスクが所定位置よりも前記自由端側2b、3bに偏位せしめられた状態で、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌すると、ディスクDの偏位した自由端側のディスク周縁が両分割ケース2、3の硬い合掌部分に挟まれてしまい、該周縁部分を損傷する危険がある。或いは、両分割ケース2、3の合掌部分にディスク周縁を挟むものが存在しない場合には、周縁部分を損傷することはないが、ディスクDがケース内で保持されず自由に遊動してガタツキを生じ、これによりディスク自体を損傷したり記録ソフトデータを破壊する危険がある。
この点に関して、請求項1に記載の本発明によれば、ディスクDを所定位置よりも前記自由端側2b、3bに偏位せしめた状態で、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌したとき、該自由端側2b、3bのディスク周縁に接することによりディスクDを基端側2a、3aに向けて案内移動する姿勢制御手段22を設けており、該姿勢制御手段22は、自由端側2b、3bから基端側2a、3aに向けて延びるリブにより構成され、該リブの高さを自由端側2b、3bから基端側2a、3aに向けて次第に低くするテーパ状ガイド縁25、26を形成している。従って、前述のように、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌するときに、ディスクDが所定位置から前記自由端側2b、3bに寄って偏位せしめられている場合でも、リブが前記合掌方向に移動しながらディスクDの周縁に接することにより、テーパ状ガイド縁25、26に沿ってディスクDを所定位置に案内移動することができる。即ち、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌するだけで、その合掌動作と連動して姿勢制御手段22によりディスクDを偏位した位置から所定の位置へと自動的に案内移動できる効果がある。
従って、ディスクDの周縁が第一分割ケース2と第二分割ケース3の合掌部分に挟まれて損傷するような危険はなく安全である。
そして、請求項2に記載の本発明によれば、姿勢制御手段22は、第一分割ケース2に設けられた第一姿勢制御手段23を構成する複数のリブ23a〜23dをケース幅方向(ディスクの案内移動方向に交差する方向)に間隔をあけて列設し、第二分割ケース3に設けられた第二姿勢制御手段24を構成する複数リブ24a〜24cをケース幅方向(ディスクの案内移動方向に交差する方向)に間隔をあけて列設し、第一姿勢制御手段23及び第二姿勢制御手段24を構成するリブ23a〜23d、24a〜24cに前述のようなテーパ状ガイド縁25、26を形成しており、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌したとき、一方の姿勢制御手段23を構成するリブ23a〜23dの隣り合うリブ間に、他方の姿勢制御手段24を構成するリブ24a〜24cが噛合状に挿入されるように構成している。従って、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌したとき、自由端側2b、3bに寄って偏位せしめられたディスクDの周縁を一方のリブリブ23a〜23dのテーパ状ガイド縁25a〜25dと他方のリブ24a〜24cのテーパ状ガイド縁26a〜26cにより挟みながら、ディスクDを収納室5に収納される収納位置まで好適に移動できるという効果がある。
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
(第1実施形態)
図1ないし図4は、本発明の第1実施形態を示している。図示の実施形態において、ディスク収納ケースを構成するケース本体1は、レンタルショップにおいて、録音済のCDや録画済のDVD等のディスクDを収納する貸出用ケースを構成しているが、本発明は、必ずしもこのような貸出用ケースに限定されるものではない。
ケース本体1は、基端側2a、3aを相互に連結されたヒンジ部4を介して開閉自在とされ自由端側2b、3bを接離自在として合掌される第一分割ケース2と第二分割ケース3によりディスクDの収納室5を形成している。図例の場合、ケース本体1は、レンタルのための貸出用ケースを構成しており、分割ケース2、3を開放不能に施錠する施錠手段6、7、8と、分割ケース2、3を閉止した状態で開放不能となるように施錠手段6、7、8を施錠する鍵手段9とを組み合わせることにより使用され、図示省略しているが、鍵手段9による施錠を解錠するための解錠装置が提供される。尚、このような施錠手段、鍵手段、解錠手段は、本発明の直接の目的ではないので、詳細な説明を省略する。
ケース本体1の収納室5には、前記基端側2a、3aと前記自由端側2b、3bの間でディスクDをディスク面に沿って遊動自在となるように保持する保持手段10が設けられており、該保持手段10は、前記自由端側2b、3bから前記基端側2a、3aに向けてディスクDの周部を挿脱自在に挿入保持する保持プレート11により構成されている。そして、第一分割ケース2には、収納室5を縁取るように形成された同心円弧状の円弧状リブその他のリブから成る台座12が設けられており、保持プレート11を該台座12に載置可能となるように構成している。
保持プレート11は、可撓性を有する硬質の合成樹脂板から成るコア板の表裏表面に、合成樹脂繊維の薄い不織布から成る保護シートを重ね合わせ、コア板と保護シートをサンドイッチ状に溶着することにより、尾端側に位置する基板部11aと、先端側に位置する延長部11bを構成しており、基板部11aは、少なくとも上面に合成樹脂フィルム又はシートから成るカバーフィルム13を重ね合わせることにより、基板部11aとカバーフィルム13の間に袋部14を形成している。袋部14は、カバーフィルム13を基板部11aに溶着した円弧状の溶着線により保持プレート11の尾端側に底部を形成し、保持プレート11の先端側に向けて開口する開口部14aを形成している。
保持プレート11の延長部11bは、袋部14にディスクDを挿入したとき、該ディスクDの中心孔Cと連通する中央切欠部15を形成すると共に、該中央切欠部15を前記自由端側に向けて開口16せしめることにより、一対のフォーク部17、17を形成している。
このように構成された保持プレート11は、尾端部により受部18を構成すると共に、尾端縁に近傍して挿着孔19、19を受部18に開設している。
第二分割ケース3のヒンジ部4から連設された後壁3cには、左右一対の突出手段20、20が突設されている。該突出手段20は、図2に示すように、後壁3cから突出するアームから成る押上手段20aと、該押上手段20aの先端部において屈曲するフック部20bを構成している。
保持プレート11に開設した挿着孔19、19と、第二分割ケース3に設けた突出手段20、20は、図2に示すように、挿着孔29に突出手段20を挿脱自在に挿着することにより、保持プレート22を第二分割ケース3に着脱自在に取付ける着脱係止手段を構成すると共に、リフト機構21を構成する。
保持プレート11を第二分割ケース3に取付けた状態で、ディスクDは、自由端側2b、3bから基端側2a、3aに向けて、ディスク周部を袋部14に挿脱自在に挿入保持せしめることができる。ユーザがディスクDを指先で摘持する場合、人指し指を中心孔Cに掛け、親指をディスクDの周縁に掛けるのが一般的であるが、ディスクDを袋部14に挿脱せしめるとき、中心孔Cに掛けた人指し指は、開口16と中心切欠部15の間で自由に移動することができる。この際、フォーク部17の表面を滑りながら袋部14に対して挿脱せしめられるディスクDは、表面に設けられた薄い不織布から成る保護シートに沿って摺擦されるので、ディスクDの表面を傷つけられることはない。
前述のリフト機構21について説明すると、図2(B)に示すように、第二分割ケース3を第一分割ケース2に対して合掌せしめることにより収納室5を閉じた状態で、ディスクDを保持した保持プレート11は、収納室5に定置される。即ち、保持プレート11は、収納室5に設けられた台座12の上に載置され安定する。そこで、図2(A)に示すように、ヒンジ部4を支点として第二分割ケース3を角度θ1まで回動することにより収納室5を開くと、保持プレート11は、突出手段20のフック部20bに同行するように牽引されながら、先端部を第一分割ケース2の上方に向けて角度θ2まで持ち上げられる。この際、第二分割ケースの回動角度θ1と、保持プレート11の回動角度θ2は、θ2<θ1とされる。図示実施形態の場合、所定の厚みを有する受部18の挿着孔19にフック部20bが嵌合状態で挿入され、該受部18の下面に押上手段20aが係合しており、これにより、第二分割ケース3を角度θ1のように回動すると、受部18と、該受部18を押し上げる押上手段20a及びフック部20bにより、保持プレート11を角度θ2のように持ち上げ回動するリフト機構21が構成されている。
従って、図2(A)に示すように、第二分割ケース3を開放したとき、保持プレート11が上向き姿勢で保持され、下側では第一分割2から十分に離間し、上側では第二分割ケース3から十分に離間しているので、ユーザは、保持プレート11の袋部14に対して、ディスクDを容易に挿入し又は容易に取出すことができる。
ところで、第二分割ケース3を開放し、上向き姿勢とされた保持プレート11の袋部14にディスクDの周部を挿入した状態で、第二分割ケース3を閉じる際に、図2(A)に示すように、ディスクDが袋部14の所定位置まで挿入されず、自由端側2b、3bに向けてディスク周部が図示Lで示すように偏位せしめられている場合がある。従って、このようにディスクDが偏位したまま第二分割ケース3を閉じると、ディスクDが収納室5の内部で所定位置に定置されず、ディスクDの表面が収納室5の内部の突起物(図示せず)に接してしまうという問題や、袋部14に完全に挿入保持されていないので、収納室5の内部で自由に動きガタツキを生じる問題や、更には、合掌される第一分割ケース2と第二分割ケース3の対向する突起物(図示せず)等にディスク周部が挟まれ破損するという問題がある。
そこで、このようにディスクDが保持手段10に対して所定位置よりも自由端側2b、3bに偏位せしめられた状態で、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌したとき、該自由端側のディスク周縁に接することによりディスクDを基端側2a、3aに向けて案内移動する姿勢制御手段22が設けられている。
姿勢制御手段22は、自由端側2b、3bに位置して第一分割ケース2と第二分割ケース3の対向部にそれぞれ設けられた第一姿勢制御手段23と第二姿勢制御手段24とから構成されている。図1及び図3に示すように、第一姿勢制御手段23は、第一分割ケース2の平板壁2dから突出し所定間隔をあけて列設された複数の下側リブ23a〜23dにより形成され、第二姿勢制御手段24は、第二分割ケース3の平板壁3dから突出し所定間隔をあけて列設された複数の上側リブ24a〜24cにより形成され、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌したとき、一方のリブ23a〜23dの隣り合うリブ間に他方のリブ24a〜24cが噛合状に挿入されるように構成されている。尚、下側リブ23a〜23dと上側リブ24a〜24cは、図3(A)に示すように、ディスクの案内移動方向(図示矢印F方向)に交差するケース幅方向に間隔をあけて列設されている
第一姿勢制御手段23を構成する下側リブ23a〜23dと、第二姿勢制御手段24を構成する上側リブ24a〜24cは、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌することにより収納室5を閉じた状態で、自由端側2b、3bから基端側2a、3aに向けてそれぞれのリブの高さが次第に低くなるようなテーパ状ガイド縁を形成している。即ち、図3(B)(C)に示すように、下側リブ23a〜23dは、テーパ状ガイド縁25a〜25dを形成し、上側リブ24a〜24cは、テーパ状ガイド縁26a〜26cを形成している。
図3(A)に示すように、収納室5に対して所定の収納位置にあるディスクDの周縁をD1で示し、自由端側2b、3bに向けて偏位した位置にあるディスクDの周縁をD2で示すと、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌することにより収納室5を閉じた状態で、図3(B)(C)に示すように、ディスク周縁D2の下縁が下側リブ23a〜23dのテーパ状ガイド縁25a〜25dの全てに接し、ディスク周縁D2の上縁が上側リブ24a〜24cのテーパ状ガイド縁26a〜26cの全てに接するように、それぞれのテーパ角度が設定されている。
そして、第一姿勢制御手段23を構成する下側リブ23a〜23dと、第二姿勢制御手段24を構成する上側リブ24a〜24cは、図3(A)に示すように、所定の収納位置のディスク周縁D1まで延長されている。
姿勢制御手段22の作用を図4に示している。ディスクDが自由端側2b、3bに向けて偏位せしめられている場合、図4(A)に示すように、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌する直前状態において、ディスクDの周縁は、第一姿勢制御手段23の上に位置している。そこで、図4(B)に示すように、第一分割ケース2を第二分割ケース3に合掌するように近づけると、第二姿勢制御手段24が第一姿勢制御手段23に噛合を開始し、ディスクDの周縁を下側リブ23a〜23dと上側リブ24a〜24cのテーパ状ガイド縁25a〜25d、26a〜26cにより挟みながら、ディスクDを基端側に向けて矢印Fで示すように案内移動する。図4(C)に示すように、第一分割ケース2を第二分割ケース3に合掌し収納室5を閉じると、矢印Fのように基端側に案内移動されたディスクDは、所定の収納位置まで移動された状態で収納室5に収納される。即ち、この第1実施形態の場合、ディスクDは保持手段10の袋部14に対して完全挿入位置まで移動され、該保持手段10を介して収納室5の内部における所定位置で保持される。
(第2実施形態)
図5及び図6は、本発明の第2実施形態を示している。図示の実施形態において、ディスク収納ケースを構成するケース本体1は、CDやDVD等のディスクDを収納する施錠手段を有しないディスク収納ケースを示しているが、施錠手段を設けても良い。
ケース本体1は、基端側2a、3aを相互に連結されたヒンジ部4を介して開閉自在とされ自由端側2b、3bを接離自在として合掌される第一分割ケース2と第二分割ケース3によりディスクDの収納室5を形成しており、第一分割ケース2には、収納室5を縁取るように形成された同心円弧状の円弧状リブその他のリブから成る台座12が設けられており、ディスクDを該台座12に載置可能となるように構成している。
保持手段10は、収納室5の内部でディスクDの下面を支持するように第一分割ケース2に設けられた支持座27と、該支持座27よりも上方に突出することによりディスクDの中心孔Cに遊挿される突部28と、該突部28から自由端側2b、3bに向けて張り出す係止爪29を備えている。従って、この第2実施形態によれば、保持手段10は、図6(B)に示すように、前記係止爪29を含む突部28をディスクDの中心孔Cに遊挿しディスクDを前記支持座27に支持せしめることができる(このディスク位置を挿脱自在位置という)。従って、ディスクDの中心孔Cを保持手段10に挿脱せしめる際に、中心孔Cの内周縁に外力を作用させることはない。そして、この挿入自在位置から、図6(A)に示すように、ディスクDを基端側2a、3aに向けて移動すれば、前記係止爪29が中心孔Cの周縁の上部に係止することにより、ディスクDを抜止状態に保持する(このディスク位置を係止位置という)。従って、このような抜止保持状態を得る際にも、中心孔Cの内周縁に外力を作用させることはないように構成されている。
そこで、ディスクDは、図6(A)に示す係止位置において収納室5に収納保持された所定位置とするものであるから、図6(B)に示す挿入自在位置においては、保持手段10に対して所定位置よりも自由端側2b、3bに偏位せしめられた状態とされ、この状態第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌したとき、該自由端側のディスク周縁に接することによりディスクDを基端側2a、3aに向けて前記係止位置まで案内移動する姿勢制御手段22が設けられている。姿勢制御手段22は、自由端側2b、3bに位置して第一分割ケース2と第二分割ケース3の対向部にそれぞれ設けられた第一姿勢制御手段23と第二姿勢制御手段24とから構成されており、詳細な図示は省略しているが、図1ないし図4に示した第1実施形態の場合と同様に、第一姿勢制御手段23を所定間隔をあけて列設された下側リブ23a〜23dにより構成し、第二姿勢制御手段24を所定間隔をあけて列設された上側リブ24a〜24cにより構成し、第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌したとき、一方のリブ23a〜23dの隣り合うリブ間に他方のリブ24a〜24cが噛合状に挿入されるように構成しており、自由端側2b、3bから基端側2a、3aに向けてそれぞれのリブの高さが次第に低くなるようなテーパ状ガイド縁を形成している。従って、姿勢制御手段22の構成及び作用は、図2ないし図4の記載と、これに関して上述した説明の記載を援用する。
ところで、第二分割ケース3のヒンジ部4に連設された後壁3cの内側には、ディスクDを係止位置に保持せしめた状態で、ヒンジ部4を支点として第二分割ケース3を回動することにより収納室5を開いたとき、基端側2a、3aからディスク周縁に接してディスクDを前記挿脱自在位置まで移動せしめる姿勢駆動手段30が設けられている。
図6に示すように、ディスクDを支持座27に支持した状態で、ディスクDの下面と第一分割ケース2の平板壁2dとの間に空間Sが形成されるので、前記姿勢駆動手段30は、第二分割ケース3の後壁3cから該空間Sに向けて延びるアーム30aを構成し、該アーム30aの先端縁にディスク周縁に臨む駆動カム面30bを形成している。
そこで、図6(A)に示すように第一分割ケース2と第二分割ケース3を合掌することにより収納室5を閉じ、ディスクDを係止位置に係止保持せしめた状態から、図6(B)に示すように第一分割ケース2を開くと、駆動カム面30bをディスクDの基端側の周縁に接しながらアーム30aが回動することにより、ディスクDを矢印Rで示すように自由端側に向けて移動し、挿脱自在位置まで移動せしめる。従って、ユーザは、第二分割ケース3を開くだけで、ディスクDを係止位置から挿脱自在位置まで自動的に移動させることができるので、その状態でディスクDを保持手段10から持ち上げるだけで収納室5の外部に取出すことができる。
ディスクDをケース本体1に収納するに際しては、第二分割ケース3を開いた状態で、ディスクDの中心孔Cに係止爪29を含む突部28を挿入させ支持壁27に載置することにより挿脱自在位置に定置し(この状態でディスクDの自由端側の周縁が第一姿勢制御手段23の上に臨んでいる)、この状態から第二分割ケース3を閉じると、上述のように姿勢制御手段22によりディスクDが基端側に向けて案内移動され、係止位置まで自動的に移動せしめられ、保持手段10により所定位置で保持される。
本発明の第1実施形態を分解状態で示す斜視図である。 第1実施形態の断面図を示しており、(A)はケース本体を閉じる前の状態を示す断面図、(B)はケース本体を閉じた状態を示す断面図である。 本発明における姿勢制御手段の実施形態の詳細を示しており、(A)は第一姿勢制御手段と第二姿勢制御手段を噛合せしめた状態を示す横断面図、(B)は第一姿勢制御手段を示す側面図、(C)は第二姿勢制御手段を示す側面図である。 姿勢制御手段の作用を示しており、(A)は姿勢制御手段が作用する前の状態を示す断面図、(B)は作用中の状態を示す断面図、(C)は作用が終了した状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態を分解状態で示す斜視図である。 姿勢駆動手段の実施形態を示しており、(A)は姿勢駆動手段が作用する前の状態を示す断面図、(B)は作用中の状態を示す断面図である。
符号の説明
1 ケース本体
2 第一分割ケース
3 第二分割ケース
2a、3a 基端側
2b、3b 自由端側
4 ヒンジ部
5 収納室
10 保持手段
11 保持プレート
12 台座
14 袋部
20 突出手段
21 リフト機構
22 姿勢制御手段
23 第一姿勢制御手段
24 第二姿勢制御手段
23a〜23d 下側リブ
24a〜24c 上側リブ
25a〜25d テーパ状ガイド縁
26a〜26c テーパ状ガイド縁
27 支持座
28 突部
29 係止爪
30 姿勢駆動手段
30b 駆動カム面
D ディスク
C 中心孔

Claims (2)

  1. 中心孔を貫設したCD又はDVD等のディスクを収納するディスク収納ケースであり、基端側(2a,3a)を相互に連結されたヒンジ部(4)を介して開閉自在とされ自由端側(2b,3b)を接離自在として合掌される第一分割ケース(2)と第二分割ケース(3)によりディスク(D)の収納室(5)を形成した構成において、
    前記収納室(5)は、前記基端側(2a,3a)と自由端側(2b,3b)の間でディスク(D)を該ディスク面に沿って遊動自在となるように保持する保持手段(10)を備えており、
    ディスク(D)を所定位置よりも前記自由端側(2b,3b)に偏位せしめた状態で、第一分割ケース(2)と第二分割ケース(3)を合掌したとき、該自由端側(2b,3b)のディスク周縁に接することによりディスクを基端側(2a,3a)に向けて案内移動する姿勢制御手段(22)を第一分割ケース(2)と第二分割ケース(3)の対向部に設けており
    前記姿勢制御手段(22)は、自由端側(2b,3b)から基端側(2a,3a)に向けて延びるリブにより構成され、該リブの高さを自由端側(2b,3b)から基端側(2a,3a)に向けて次第に低くするテーパ状ガイド縁(25,26)を形成し、該テーパ状ガイド縁(25,26)をディスク周縁に接することによりディスク(D)を案内移動するように構成して成ることを特徴とするディスク収納ケース。
  2. 前記ディスクの案内移動方向に交差する方向をケース幅方向としたとき、
    前記姿勢制御手段(22)は、第一分割ケース(2)に設けられた第一姿勢制御手段(23)を構成する複数のリブ(23a-23d)をケース幅方向に間隔をあけて列設し、第二分割ケース(3)に設けられた第二姿勢制御手段(24)を構成する複数のリブ(24a-24c)
    をケース幅方向に間隔をあけて列設し、第一姿勢制御手段(23) 及び第二姿勢制御手段(24)を構成するリブ(23a-23d) (24a-24c)に前記テーパ状ガイド縁(25,26)を形成しており、
    第一分割ケース(2)と第二分割ケース(3)を合掌したとき、一方の姿勢制御手段(23)を構成するリブ(23a-23d)の隣り合うリブ間に、他方の姿勢制御手段(24)を構成するリブ(24a-24c)が噛合状に挿入されるように構成して成ることを特徴とする請求項1に記載のディスク収納ケース。
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