JP3788618B2 - ディスク収納ケース - Google Patents

ディスク収納ケース Download PDF

Info

Publication number
JP3788618B2
JP3788618B2 JP2003205702A JP2003205702A JP3788618B2 JP 3788618 B2 JP3788618 B2 JP 3788618B2 JP 2003205702 A JP2003205702 A JP 2003205702A JP 2003205702 A JP2003205702 A JP 2003205702A JP 3788618 B2 JP3788618 B2 JP 3788618B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
locking
disc
disk
case
holding plate
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003205702A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005053491A (ja
Inventor
保 中筋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KABUSHIKI KAISHA SAN-EI
Original Assignee
KABUSHIKI KAISHA SAN-EI
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KABUSHIKI KAISHA SAN-EI filed Critical KABUSHIKI KAISHA SAN-EI
Priority to JP2003205702A priority Critical patent/JP3788618B2/ja
Publication of JP2005053491A publication Critical patent/JP2005053491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3788618B2 publication Critical patent/JP3788618B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Packaging For Recording Disks (AREA)

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、CDやDVD等のディスクを収納するためのディスク収納ケースに関し、特に、ケースからディスクを取出し又はケースにディスクを収納する際に、ディスクを損傷する虞れがないように安全としたディスク収納ケースを提供する。
【背景技術】
【0002】
従来、ディスク収納ケースは、種々の構造のものが提案されており、本出願人においても多くの発明を提案している。
【0003】
図12に示すように、CDやDVD等のディスクDは、中心孔Cを貫設していることが周知であり、一般的に、このようなディスクを収納するためのケース1は、相互に連結されたヒンジ部2を介して開閉自在に合掌される第一分割ケース4aと第二分割ケース4bにより収納室5を形成している。
【0004】
ディスクDが収納室5の内部で遊動すると破損する虞れがあるので、通常、第一分割ケース4aにボス部8が設けられており、該ボス部8をディスクDの中心孔Cに嵌脱自在に嵌挿せしめるように構成している。
【0005】
ボス部8は、従来より種々の構成のものが知られているが、放射方向のスリットにより分割された複数の爪片8aを構成したものが一般的であり、ボス部8の上方からディスクDの中心孔Cを同心円上に配置した状態で押し下げると、複数の爪8aが求心方向に変形することにより中心孔Cを通過せしめ、その後、複数の爪8aが復元することにより中心孔Cの内周縁に嵌合し、これによりディスクDを係止する。ディスクDを取外す場合は、ボス部8の頂部を指先で押してやると、複数の爪8aが求心方向に変形し、中心孔Cの通過を許すので、ディスクDを取り上げることができる。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
大容量のデジタルデータを記録したCDやDVDのディスクDは、湾曲等により変形されると、データを消失してしまう虞れがある。このため、従来のようにディスクDをボス部8の爪片8aに係脱せしめる構成では、例えば、ユーザがディスクDをボス部8から取外す際、中心孔Cをボス部8に係合したままディスクDの周縁を持ち上げると、ディスクDを変形させてしまう危険がある。
【0007】
また同様に、ディスクDの取付け又は取外しに際し、ユーザがボス部8に対する中心孔Cの嵌脱を乱暴に行うと、爪片8aにより中心孔CからディスクDに向けてクラックを生じる虞れがあり、このようなクラックは、データ消失の致命的原因となる。
【0008】
特に、このようなディスクDは、基板の表裏両面に被覆板を接着剤により接着した3層サンドイッチ構造に構成されているところ、従来、CDにおいては、中心孔Cの部分にも十分に接着剤が設けられているが、DVDにおいては、中心孔Cの周囲に接着剤を設けていないディスクが存在しており、この場合、中心孔Cに臨む部分において表裏の被覆板が基板に接着されていないため、ボス部8に対するディスクDの取付けと取外しを繰返して行うと、中心孔Cからクラックを容易に生じるという重大な問題がある。
【0009】
そして、このようなデータの消失は、録音済のCDや録画済のDVDを貸与するレンタルショップにおいて深刻な問題を提起している。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記課題を悉く解決したディスク収納ケースを提供するものであり、その手段として構成したところは、中心孔を貫設したCD又はDVD等のディスクを収納するディスク収納ケースであり、相互に連結されたヒンジ部を介して開閉自在に合掌される第一分割ケースと第二分割ケースにより収納室を形成し、挿入方向に関して挿入端と反対側の反対端を有する円形のディスクの周部を挿脱自在に保持する保持プレートを収納室に収納する構成であり、
前記保持プレートは、挿入されたディスクの中心孔よりも尾端側に位置する基板部と、該ディスクの中心孔の近傍部を含んで先端側に位置する延長部を構成するコア板を備えており、前記基板部は、該基板部に重ね合わせられたカバーフィルムにより、保持プレートの尾端側に底部を有し、挿入されたディスクの中心孔よりも尾端側に位置して先端側に向く開口部を有する袋部を形成し、前記延長部は、袋部に挿入されたディスクの中心孔とほぼ合致して連通する中央切欠孔を形成すると共に、該中央切欠部から延長部の先端に向けて切欠縁をほぼ平行に延設することにより該先端に開口する開放切欠部を形成することにより、該ディスクの反対端に近傍する周縁とほぼ合致するように円弧を描く先端縁を備えた一対のフォーク部を構成して成る点にある。
【0011】
前記延長部は、フォーク部の側縁が袋部に挿入されたディスクの周縁よりも内側に位置するように、該側縁に凹部を形成している
【0012】
保持プレートは、表面に不織布から成る保護シートを重ね合わせて溶着したコア板により基板部と延長部を構成している
【0014】
本発明によれば、ディスクをケースの収納室に収納する際、ディスクは、従来のように中心孔をボス部に嵌脱自在に嵌合される構成ではなく、該ディスクの周部を保持プレートに挿脱自在に保持された状態で収納室に収納され、或いは収納室から取出される。このため、ディスクの収納及び取出しの何れにおいても、ディスクの中心孔には従来の爪片による嵌脱動作のような外力が作用しないので、ディスクを湾曲変形したり、中心孔からクラックを生じたりする虞れが全くなく、安全を保証することができる。
【0015】
ところで、例えば、ケースのディスク収納室にマットを敷設し、該マット上にディスクを載置し収納せしめるような構成とした場合は、ケースを閉じた状態で、ディスクが収納室内で遊動する虞れがあり、しかも、ケースを開いたとき、ディスクが収納室から不慮に跳び出し落下して破損する虞れがある。更に、ケースを開いてディスクを収納室から取出す際にも、ディスクの表面がケースの側壁に摺擦され、損傷する危険がある。
【0016】
この点に関して、本発明によれば、保持プレートは、ディスクの周部を挿脱自在に保持する構成であるから、ディスクを遊動せしめることなく好適に保持することができ、しかも、ケースを開いたときディスクが不慮にケースから脱落することを防止する。このようなディスクの保持は、例えば、袋部を保持プレートに形成することにより達成される。
【0017】
特に、本発明によれば、保持プレート70は、挿入されたディスクDの中心孔Cよりも尾端側の基板部70aに袋部74を形成すると共に、該ディスクDの中心孔Cの近傍部を含んで先端側に位置する延長部70bにフォーク部79、79を形成しており、該フォーク部79、79は該ディスクDの反対端d2に近傍する周縁とほぼ合致するように円弧を描く先端縁81a、81aを備えている。従って、ディスクDは、挿入端d1を挿入方向に向けることにより、袋部74に挿脱自在に挿入することができ、挿入時には、前記挿入端d1の反対側の反対端d2の近傍まで延びるフォーク部79、79により好適に保持される。即ち、保持プレート70は、開放切欠部78と両側縁の凹部80、80の部分を除いてディスクDの全面を保持する。そして、フォーク部79、79を構成する延長部70bは、ディスクDの中心孔Cとほぼ合致して連通する中央切欠部77から先端に向けて切欠縁78a、78aをほぼ平行に延設することにより該先端に開口された開放切欠部78を形成しているので、ユーザが指先でディスクDを摘持することにより袋部74に挿脱せしめる際、中心孔Cに掛けた人指し指を、切欠縁78a、78aにより規定された開放切欠部78を介して、外部空間と中央切欠部77の間において自由に移動させることができるという効果がある。即ち、袋部74に対してディスクDを挿入するときは、人指し指を中心孔Cに掛けたまま、該人指し指を開放切欠部78に進入し中央切欠部77まで移動すれば良く、反対に、袋部74からディスクDを抜き取るときは、人指し指を中心孔Cに掛けたまま、該人指し指を中央切欠部77から開放切欠部78に沿って移動し、該開放切欠部78の開口から脱出させれば良い。
【0018】
そして、請求項2に記載の本発明によれば、フォーク部79の側縁が袋部74に挿入されたディスクDの周縁よりも内側に位置するように、該側縁に凹部80を形成しているので、ユーザが指先でディスクDを摘持する際に、例えば、人指し指をディスクDの中心孔Cに掛け、親指を前記凹部80に指向せしめた状態でディスクDの周縁に掛ければ、前述のようなディスクDの挿脱時における移動中に、親指をフォーク部79の周縁に干渉せずに自由に移動できるという効果がある
【0019】
また、請求項3に記載の本発明によれば、保持プレート70の基板部70a及び延長部70bが不織布から成る保護シート72により被覆されているので、ディスクDをフォーク部79の表面に沿って滑らせながら袋部74に対して挿脱せしめる際に、ディスクDの表面を傷つけることがないという効果がある
【0020】
以下図面に基づいて本発明の好ましい実施形態を詳述する。
【0021】
(ケース本体の概略構成)
図示の実施形態において、ディスク収納ケースを構成するケース本体1は、レンタルショップにおいて、録音済のCDや録画済のDVD等のディスクDを収納する貸出用ケースを構成しているが、本発明は、必ずしもこのような貸出用ケースに限定されるものではない。
【0022】
図1ないし図5に示すように、ケース本体1は、ヒンジ部2を介して開閉自在に合掌せしめられる自由端3a、3bを備えた第一分割ケース4aと第二分割ケース4bの一対により収納室5を形成しており、該ケース本体1は、ディスクDの周部を挿脱自在に保持する保持プレート70を備えている。そして、レンタルのための貸出用ケースを構成するため、図6ないし図11に示すような分割ケース4a、4bを開放不能に施錠する施錠手段6と、施錠手段6による施錠を解錠するための解錠装置7とを組み合わせることにより使用される。
【0023】
ケース本体1は、ディスクDを挿脱自在に保持する保持プレート70を収納せしめる収納室5と、該収納室5を縁取る同心円状の円弧状リブ9、10とを第一分割ケース4aに形成しており、第二分割ケース4bにより収納室5を含んで第一分割ケース4aを施蓋するように構成されている。この際、第一分割ケース4aは、平板壁11aの両側縁に側壁12a、12aを立設した皿状に形成されており、前記円弧状リブ9、10のうち、内周側の円弧状リブ9の両端から収納室5を横断する方向に延びる台座リブ9a、9aを延設すると共に、収納室5のほぼ中央に臨んで台座リブ9a、9aを分断せしめた切欠部9bを形成している。また、第二分割ケース4bは、同様に、平板壁11bの両側縁に側壁12b、12bを形成した皿状に形成されており、一対の分割ケース4a、4bを合掌せしめたとき、相互に側壁12a、12bが入れ子式に嵌合せしめられる構成とされている。更に、第二分割ケース4bは、ヒンジ部2に連結された後壁13bを備えており、側壁12b、12bと後壁13bにより平板壁11bの三方を囲まれている。
【0024】
(保持プレートの構成) 保持プレート70は、図2に示すように、挿入方向に関して挿入端d1とその反対側の反対端d2を有する円形のディスクDを挿脱自在に保持するように構成されており、可撓性を有する硬質の合成樹脂板から成るコア板71の表裏両面に、合成樹脂繊維の薄い不織布から成る保護シート72、72を重ね合わせ、コア板71と保護シート72、72をサンドイッチ状に溶着することにより、尾端側に位置する基板部70aと、先端側に位置する延長部70bを構成している。即ち、図2に鎖線で示すように挿入保持されるディスクDに対して、該ディスクDの中心孔Cよりも尾端側に位置する部分により基板部70aを構成し、該中心孔Cの近傍部を含んで先端側に位置する部分により延長部70bを構成している。
【0025】
基板部70aは、表裏両面に合成樹脂フィルム又はシートから成るカバーフィルム73、73を重ね合わせることにより、基板部70aとカバーフィルム73、73の間に袋部74、74を形成している。各袋部74は、カバーフィルム73を基板部70aに溶着した円弧状の溶着線75により保持プレート70の尾端側に底部74aを形成し、保持プレート70の先端側に向けて開口する開口部74bを挿入されたディスクDの中心孔Cよりも尾端側に位置して形成している。尚、基板部70aの両側縁に設けた溶着線76、76により、コア板71を挟んで重合された表裏両面の保護シート72、72とカバーフィルム73、73の積層体をサンドイッチ状に溶着している。
【0026】
延長部70bは、前記袋部74にディスクDを挿入したとき、該ディスクDの中心孔Cと連通する中央切欠孔77を形成すると共に、該中央切欠孔77から先端側に延びる開放切欠部78を形成することにより、一対のフォーク部79、79を構成している。フォーク部79、79の先端縁81a、81aは、袋部74に挿入されたディスクDの反対端d2に近傍する周縁とほぼ合致する円弧を描いているが、側縁は、該ディスクDの周縁よりも内側に位置するように凹部80、80を形成されている。尚、延長部70bの縁に設けた溶着線81により、コア板71を挟んで重合された表裏両面の保護シート72、72の積層体をサンドイッチ状に溶着している。
【0027】
このように構成された保持プレート70は、尾端部により受部82を構成すると共に、尾端縁に近傍して挿着孔83、83を開設している。
【0028】
(保持プレートの着脱手段とリフト機構の構成)
図1に示すように、第二分割ケース4bの後壁13bには、左右一対の突出手段14、14が突設されており、該突出手段14は、後壁13bから突出するアームから成る押上手段14aと、該押上手段14aの先端部において円弧状に屈曲すると共に先端を平板壁11bに向かわしめるフック部14bを構成している。
【0029】
保持プレート70に開設した挿着孔83、83と、第二分割ケース4bに設けた突出手段14、14は、図3ないし図5に示すように、挿着孔83に突出手段14を挿脱自在に挿着することにより、保持プレート70を第二分割ケース4bに着脱自在に取付ける着脱係止手段84を構成する。尚、上述のように保持プレート70は、表裏両面に袋部73、73を形成しているので、第二分割ケース4bに取付ける際、保持プレート70の表面及び裏面の何れを選択しても良い。
【0030】
保持プレート70を第二分割ケース4bに取付けた状態で、図3に示すように、ディスクDを袋部74に挿脱自在に挿入保持せしめることができる。ユーザがディスクDを指先で摘持する場合、人指し指を中心孔Cに掛け、親指をディスクDの周縁に掛けるのが一般的であるが、ディスクDを袋部74に挿脱せしめるとき、中心孔Cに掛けた人指し指は、フォーク部79の開放切欠部78を介して、外部空間と中央切欠部77の間を自由に移動する。このような移動中、ディスクDの周縁に掛けた親指は、開放切欠部78又は凹部80に指向せしめれば、フォーク部79の周縁に干渉せずに自由に移動する。
【0031】
そして、フォーク部79の表面を滑りながら袋部74に対して挿脱せしめられるディスクDは、薄い不織布から成る保護シート72に沿って摺擦されるので、ディスクDの表面を傷つけられることはない。
【0032】
(リフト機構の構成と作用)
図4に示すように、第二分割ケース4bを第一分割ケース4aに対して合掌せしめることにより収納室5を閉じた状態で、ディスクDを保持した保持プレート70は、収納室5に定置される。即ち、保持プレート70は、収納室5を縁取るように形成された円弧状リブ9と台座リブ9aの上に載置され安定する。特に、保持プレート70のフォーク部79が台座リブ9aに支持されることにより、第一分割ケース4aの平板壁11aから離反されるので、後述する施錠手段6を挿入したとき、収納室5に向けて進入する施錠プレート33がフォーク部79に干渉することはない。また、このように収納室5を閉じた状態で、保持プレート70は、挿着孔83に突出手段14のフック部14bを挿通せしめているので、収納室5の内部で遊動することはない。
【0033】
図5に示すように、ヒンジ部2を支点として第二分割ケース4bを角度θ1まで回動することにより収納室5を開くと、保持プレート70は、突出手段14のフック部14bに同行するように牽引されながら、先端部を第一分割ケース4aの上方に向けて角度θ2まで持ち上げられる。この際、第二分割ケースの回動角度θ1と、保持プレート70の回動角度θ2は、θ2<θ1とされる。
【0034】
図示実施形態の場合、第二分割ケース4bは、突出手段14のアームから成る押上手段14aと平板壁11bの間に挿入空間85を形成し、該挿入空間85に保持プレート70の受部82を遊動自在に挿入せしめている。これにより、第二分割ケース4bを角度θ1のように回動すると、受部82と、該受部82を押し上げる押上手段14aとにより、保持プレート70を角度θ2のように持ち上げ回動するリフト機構86が構成される。
【0035】
従って、図3に示すように、第二分割ケース4bを開放したとき、保持プレート70が上向き姿勢で保持され、下側では第一分割4aから十分に離間し、上側では第二分割ケース4bから十分に離間しているので、ユーザは、保持プレート70の上側の袋部74に対して、ディスクDを容易に挿入し又は容易に取出すことができ、このような挿入又は取出しの際に、ディスクの表面をケース本体1のの一部分に摺擦せしめる虞れはなく、極めて安全に作業を行うことができる。
【0036】
本発明が図示の実施形態に限定されないことは勿論である。例えば、上記実施形態においては、ディスクDを保持プレート70に挿脱自在に保持せしめる手段として袋部74を示したが、図示のような袋部74に代えて、例えば、ディスクDの周縁を嵌入せしめるような円弧状のリブを設けても良い。また、リフト機構86の構成についても、突出手段14のアームから成る押上手段14aにより保持プレート70の受部82を押し上げる構成とする他、例えば、図3に鎖線で示すように、第二分割ケース4bを所定角度を越えて開放方向に回動したとき、保持プレート70の先端をリフトするように引き上げる引上げ手段87によりリフト機構86を構成しても良い。
【0037】
(保持プレートの第2実施例)
図6は、保持プレート70の第2実施例を示しており、前述したような保持プレート70の複数枚を重ね合わせ、尾端部において固着した構成とされている。尾端部における固着は、上下の保持プレート70、70の尾端部をサンドイッチ状に一体化する溶着手段を採用することができる。
【0038】
(リフト機構の第2実施例)
図7は、リフト機構86の第2実施例を示しており、保持プレート70の尾端から突出する爪片88を第二分割ケース4bの後壁13bに開設した孔89に挿脱自在に挿入係合せしめている。爪片88は、円弧状のフック部88aと、該フック部88aを保持プレート70の尾端に連設せしめる受部82を構成している。
【0039】
この第2実施例によれば、図7(A)に示すように第一分割ケース4aと第二分割ケース4bを閉じた状態で、保持プレート70は、フック部88aを孔89に挿入係合せしめた状態で、ほぼ水平姿勢で定置されている。
【0040】
そこで、第二分割ケース4bをヒンジ部2を支点として開放方向に回動すると、図7(B)に示すように、後壁13bに追従するように爪片88を介して保持プレート70を引き寄せ移動せしめる。この際、保持プレート70の自重により、爪片88の円弧状のフック部88aが孔89の内部で保持プレート70の先端を下降せしめる方向に回動しようとするが、後壁13bの壁面が受部82を押し上げる押上手段14aを構成しているので、上述した実施例と同様に、保持プレート70の先端部を角度θ2まで持ち上げるリフト機構86が構成されている。
【0041】
(リフト機構の第3実施例)
図8は、リフト機構86の第3実施例を示しており、保持プレート70の尾端には直交するフランジ90が固着されている。これに対して、第二分割ケース4bは、ヒンジ部2の上方に位置して後壁13bから突出するアームから成る押上手段14aと、平板壁11bから垂下され後壁13bに近傍する係止片91を設けている。そこで、フランジ90を係止片91と後壁13bの間の空間部に遊動自在に嵌入せしめることにより、保持プレート70の尾端部が第二分割ケース4bに対して着脱自在に係止される。
【0042】
この第2実施例によれば、図8(A)に示すように第一分割ケース4aと第二分割ケース4bを閉じた状態で、保持プレート70は、フランジ90を係止片91に係止せしめた状態で、ほぼ水平姿勢で定置されている。
【0043】
そこで、第二分割ケース4bをヒンジ部2を支点として開放方向に回動すると、図8(B)に示すように、後壁13bに追従するようにフランジ90と係止片91を介して保持プレート70を引き寄せ移動せしめる。この際、保持プレート70の自重により、フランジ90が係止片91の背部において遊動することにより保持プレート70の先端を下降せしめる方向に回動しようとするが、フランジ90がある程度だけ遊動した後は、係止片91の背部に当接し、それ以上の遊動を阻止されるので、第二分割ケース4bの開放方向の回動により係止片91がフランジ90に当接して保持プレート70の先端を引き上げる引上げ手段87を構成する。また、アームから成る押上手段14aが保持プレート70の尾端部下面の受部82を押し上げる。
【0044】
従って、第3実施例によれば、前述した引き上げと押し上げの両者により、保持プレート70の先端部を角度θ2までリフトせしめるリフト機構86が構成される。
【0045】
(施錠装置及び解錠装置)
以下、図6ないし図11に基づいて、施錠装置と解錠装置について説明する。ケース本体1には、施錠路15の開口部15aが形成される。即ち、分割ケース4a、4bを合掌せしめた状態で、分割ケースの自由端3a、3bの間にはスロット状の開口部15aが開口され、平板壁11a、11bの間には開口部15aから収納室5に向けて延びる施錠路15が形成される。図例の場合、開口部15a及び施錠路15は、ケース本体1のほぼ全幅にわたり形成され、該開口部15aを挟んで分割ケース4a、4bの平板壁11a、11bの内側に被嵌合片16、17が設けられている。図例の場合、第一分割ケース4aは、開口部15aの左端に位置して開口する1個のポケット16aと右端に位置して開口する2個のポケット16b、16bによりそれぞれ被嵌合片16を構成し、第二分割ケース4bは、開口部15aの左端に位置して開口する1個のポケット17aと右端に位置して開口する2個のポケット17b、17bにより被嵌合片17を構成している。
【0046】
第二分割ケース4bは、左端のポケット17aと右端のポケット17bの間に位置して、施錠路15の開口部15aに臨むガイド群18を設けると共に、該ガイド群18のほぼ全体にわたり延設され開口部15aの開口縁とほぼ平行に配置されたブリッジ19により収納室5に向けて臨む段状の第一被係止部20を形成している。更に、第二分割ケース4bの平板壁11bには、第一被係止部20の内側で間隔をあけて平行に延びるリブ壁21が設けられ、該リブ壁21により収納室5に向けて臨む第二被係止部22を形成している。前記ガイド群18は、左端のポケット17aと右端のポケット17bの間において間隔をあけて配置された断面T形のガイド片23、23、23と、該ガイド片の間に配置された複数のリブ群から成る縦リブ24、24により構成されている。
【0047】
第一分割ケース4aは、左端のポケット16aと右端のポケット16bの間に位置して、施錠路15の開口部15aを形成する開口縁に歯形状の凹部25を形成すると共に、右端のポケット16bに隣接して、平板壁11aの外側から内側に向けて凹入された凹入部26を設けており、該凹入部26の底壁を平板壁11aに向けて傾斜せしめることによりガイド壁27を形成している。
【0048】
一対の分割ケース4a、4bに設けられた側壁12a、12aは、それぞれ内側に突出する係止片28、29を設けており、分割ケース4a、4bを合掌せしめた状態で、第一分割ケース4aの側壁12aに設けた係止片28と、第二分割ケース4bの側壁12bに設けた係止片29が、施錠路15に対して相互に該施錠路15を越える反対側に位置せしめられるように構成されている。図示実施形態において、第二分割ケース4bの側壁12a、12aには、円弧状リブ9の両端に近傍して内側に突出する補強壁30を形成しており、両分割ケース4a、4bを合掌せしめたとき、第一分割ケース4aの係止片29が第二分割ケース4bの係止片28と補強壁30の間に嵌入される。この状態で、一対の係止片28、29が施錠路15を越える反対側に位置せしめられ、係止片28、29の間の空間により施錠路15の一部分を構成する。
【0049】
第一分割ケース4aは、歯形状に列設された凹部25の両側に位置して収納室5に向けて延びる一対のガイドリブ31、31を形成し、該ガイドリブ31、31は、延長端から相互に対向方向に折曲された折曲端31a、31aを備えている。更に、一対のガイドリブ31、31の間には島状の中間ガイド32が設けられている。
【0050】
施錠手段6は、ケース本体1の開口部15aから施錠路15に挿入される施錠プレート33と、開口部15aを閉鎖する蓋部34を備え、ほぼ全体を可撓性の合成樹脂により一体成形されている。尚、施錠プレート33には盗難防止タグ35(図7参照)が貼着されている。盗難防止タグ35は、店舗の出入口に設置された感知装置に感応するものであり、従って、ケース本体1を店外に持ち出そうとする者があると、これを感知装置が検出し警報を発する。
【0051】
施錠プレート33は、施錠路15に挿入されたとき、補強壁30、30の間に位置せしめられる先端縁36と、係止片28、29の間に挿入される両側縁37、37を備えている。
【0052】
施錠プレート33には、第一抜止めロック手段39を構成する第一係止アーム40と、第二抜止めロック手段41を構成する一対の第二係止アーム42、42が設けられており、蓋部34には、開閉ロック手段43が設けられている。
【0053】
開閉ロック手段43は、施錠路15の開口部15aを挟んで配置されるポケット16a、17aにそれぞれ嵌入されるように蓋部34から施錠プレート25の表裏両面に向けて延びる嵌合片44a、44aと、同様にポケット16b、17bにそれぞれ嵌入されるように蓋部34から施錠プレート25の表裏両面に向けて延びる嵌合片44b、44bを設けており、これにより第一分割ケース4aの嵌合片16と第二分割ケース4bの嵌合片17を離反不能に拘束する。
【0054】
左右の嵌合片44aと44bの間において、施錠手段6の表面側に関して、蓋部34は、第二分割ケース4bのガイド群18に対応する補助係止群44を設けている。この補助係止群44は、施錠プレート33を施錠路15に挿入したとき、断面T形のガイド片23に嵌合されることにより第二分割ケース4bの開放を阻止するスリット付き門形状の係止片45と、縦リブ24に嵌合されるリブ46を含んでいる。
【0055】
施錠手段6の裏面側に関して、蓋部34は、第一分割ケース4aの歯形状の凹部25に噛合される一連の突起47と、凹入部26に嵌入される被係止部48を設けている。
【0056】
第一抜止めロック手段39を構成する第一係止アーム40は、蓋部34とほぼ平行に延びる横杆部と、該横杆部から先端縁36に向けて延びる縦杆部を備えたほぼT形に形成されており、施錠プレート33に開設された窓孔の内部に嵌入状に位置せしめられ、縦杆部の一端を薄肉となる可撓性ヒンジ50を介して施錠プレート33と共に合成樹脂により一体成形されている。横杆部両端には、施錠プレート33の表面から突出する係止突部51、51が設けられており、該係止突部51は、先端縁36に向けて下り勾配となる傾斜ガイド部51a(図9(A)参照)を形成している。図7に示すように、第一係止アーム40の裏面、好ましくは横杆部の裏面、更に好ましくは係止突部51、51の裏面には鉄等の磁性材料から成る磁性体52、52が設けられている。この磁性体52は、施錠手段6を合成樹脂により成形する際にインサート成形することができるが、施錠手段6の成形後に嵌着手段又は接着手段を介して第一係止アーム40の裏面に取付固着しても良い。
【0057】
第二抜止めロック手段41を構成する第二係止アーム42は、第一係止アーム40の縦杆部の両側にほぼ平行に位置して一対が設けられており、施錠プレート33に開設された窓孔の内部に嵌入状に位置せしめられ、先端縁36に向かう一端を薄肉となる可撓性ヒンジ54を介して施錠プレート33と共に合成樹脂により一体成形されている。該ヒンジと反対側に位置する第二係止アーム42の他端には、施錠プレート33の表面から突出する係止突部55が設けられており、該係止突部55は、先端縁36に向けて下り勾配となる傾斜ガイド部55a(図10(A)参照)を形成している。図7に示すように、第二係止アーム42の裏面、好ましくは係止突部55の裏面には鉄等の磁性材料から成る磁性体56が設けられている。この磁性体56は、施錠手段6を合成樹脂により成形する際にインサート成形することができるが、施錠手段6の成形後に嵌着手段又は接着手段を介して第二係止アーム42の裏面に取付固着しても良い。
【0058】
施錠プレート33の裏面において、図7に示すように、第一係止アーム40の横杆部を囲むように窓孔を縁取る額縁壁57が突設されており、一対の第二係止アーム42、42のそれぞれの両側に位置して窓孔を縁取る一対のスライドレール58、59の2組が突設されており、該スライドレール58、59は、先端縁36に至り延びる。
【0059】
そこで、施錠プレート33を先端縁36から施錠路15に挿入する際、第一分割ケース4aの中間ガイド32の両側にそれぞれガイドリブ31を介して形成されたガイド路60、60に対して、前記一対のスライドレール58、59の2組が案内されつつ挿入せしめられる。この際、図示実施形態のように、第一分割ケース4aの左側のポケット16aと側壁12の間に挿入路61を形成し、施錠プレート33の一方の側縁37に裏面側に突出する縁リブ62を設けておけば、施錠プレート33の挿入時に、縁リブ62が挿入路61に進入することにより位置決めガイドとして機能する。施錠プレート33を施錠路15に完全に挿入したとき、額縁壁57をガイドリブ31の折曲端31aと中間ガイド32に当接せしめることにより、施錠プレート33を停止させる。
【0060】
(施錠手段の作用)
第一抜止めロック手段39の作用を図9に示し、第二抜止めロック手段41の作用を図10に示し、開閉ロック手段43の作用を図11に示している。
【0061】
(第一抜止めロック手段の作用)
図9(A)及び図9(B)に示すように、施錠プレート33を施錠路15に挿入する初期段階において、第一係止アーム40は、係止突部51の傾斜ガイド部51aを開口縁に当接せしめられることにより、可撓性ヒンジ50を支点として窓孔49に没入するように傾動せしめられ、これにより施錠プレート33の挿入を可能にする。
【0062】
施錠プレート33が完全に挿入され、係止突部51が第一被係止部20を通過すると、図9(C)に示すように、第一係止アーム40が可撓性ヒンジ50の弾性を介して復元し、係止突部51を第一被係止部20に係止せしめる。これにより、施錠プレート33は施錠路15から抜出し不能にロックされる。
【0063】
第一抜止めロック手段39のロックを解錠する場合は、図9(D)に示すように、第一分割ケース4aの外側から係止突部51の裏面に向けて解錠装置7の磁石63を臨ませる。これにより、磁性体52の磁着を介して、第一係止アーム40が可撓性ヒンジ50の弾力に抗して傾動せしめられ、係止突部51を第一被係止部20から離脱する。この状態で、施錠プレート33は施錠路15から抜出し可能に解錠される。
【0064】
(第二抜止めロック手段の作用)
図10(A)に示すように、施錠プレート33を施錠路15に挿入する初期段階において、第二係止アーム42は、係止突部55の傾斜ガイド部55aを開口縁に当接せしめられることにより、可撓性ヒンジ54を支点として窓孔53に没入するように傾動せしめられ、これにより施錠プレート33の挿入を可能にする。引き続いて施錠プレート33を挿入すると、同様に、図10(B)に示すように、第二係止アーム42の傾動を介して係止突部55が第二被係止部22を通過し、施錠プレート33の挿入を可能にする。
【0065】
施錠プレート33が完全に挿入され、係止突部55が第二被係止部22を乗り越えると、図10(C)に示すように、第二係止アーム42が可撓性ヒンジ54の弾性を介して復元し、係止突部55を第二被係止部22に係止せしめる。これにより、施錠プレート33は施錠路15から抜出し不能にロックされる。
【0066】
第二抜止めロック手段41のロックを解錠する場合は、図10(D)に示すように、第一分割ケース4aの外側から係止突部55の裏面に向けて解錠装置7の磁石64を臨ませる。これにより、磁性体56の磁着を介して、第二係止アーム42が可撓性ヒンジ54の弾力に抗して傾動せしめられ、係止突部55を第二被係止部22から離脱する。この状態で、施錠プレート33は施錠路15から抜出し可能に解錠される。
【0067】
(開閉ロック手段の作用)
図11(A)に示すように、第一分割ケース4aと第二分割ケース4bを合掌せしめた状態で、施錠路15を挟んで被嵌合片16、17が上下に位置し、ポケット16a(16b)、17a(17b)を自由端に開口せしめている。そこで、施錠プレート33を施錠路15に挿入すると、蓋部34の嵌合片44a、44a(44b、44b)がポケットに対向して前進する。
【0068】
施錠プレート33を完全に挿入し、前述のように第一抜止めロック手段39及び第二抜止めロック手段41による抜止めロックが行われると、図11(B)に示すように、蓋部34の嵌合片44a、44a(44b、44b)がポケット16a(16b)、17a(17b)に嵌入し、被嵌合片16、17を係止することにより、第一分割ケース4aと第二分割ケース4bを開放不能にロックする。
【0069】
上記実施形態が図示の構成に限定されないことは勿論である。例えば、上記実施形態は、施錠手段6の抜止めロック手段に関して、第一抜止めロック手段39と第二抜止めロック手段41の2つの手段を構成しているが、何れか一方だけを設け、他方は省略しても良い。或いは、これらに加えて第三の抜止めロック手段を設けても良い。更に、上記実施形態は、施錠手段6による分割ケース4a、4bの開閉ロック手段43に関して、施錠路15を挟んで対向せしめられる被嵌合片16、17に対して施錠手段6の嵌合片44a、44a(44b、44b)を嵌合せしめる構成としたが、上述のように、施錠路15を越える反対側に位置せしめられる係止片28、29の間に施錠プレート33の側縁37を挿入せしめることによっても、分割ケース4a、4bを開放不能にロックできる構成であるから、前記開閉ロック手段43に代えて又は加えて、このような係止片28、29と側縁37により開閉ロック手段43aを構成しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケース本体とディスクを保持するための保持プレートの1実施形態を分解状態で示す斜視図である。
【図2】保持プレートの実施形態を示しており、(A)は中央断面拡大図、(B)は平面図である。
【図3】本発明のケース本体とディスクを保持するための保持プレートの1実施形態を取付状態で示す斜視図である。
【図4】保持プレートのためのリフト機構の作用を示しており、ケース本体を閉じた状態を示す断面図である。
【図5】保持プレートのためのリフト機構の作用を示しており、ケース本体を開いた状態を示す断面図である。
【図6】保持プレートの第2実施例を示す断面図である。
【図7】リフト機構の第2実施例を示しており、(A)はケース本体と閉じたときの作用を示す断面図、(B)はケース本体を開いたときの作用を示す断面図である。
【図8】リフト機構の第3実施例を示しており、(A)はケース本体と閉じたときの作用を示す断面図、(B)はケース本体を開いたときの作用を示す断面図である。
【図9】開放したケース本体と施錠手段の表面側を示す分解斜視図である。
【図10】開放したケース本体と施錠手段の裏面側を示す分解斜視図である。
【図11】ケース本体に施錠手段を挿入する方法を一部破断して示す斜視図である。
【図12】図8のA−A断面における第一抜止めロック手段の作用を示しており、(A)は施錠手段の挿入初期段階を示す断面図、(B)は第一係止アームが傾動した状態を示す断面図、(C)は係止突部が第一被係止部に係止した抜止めロック状態を示す断面図、(D)は抜止めロックを解除する方法を示す断面図である。
【図13】図8のB−B断面における第二抜止めロック手段の作用を示しており、(A)は施錠手段の挿入初期段階を示す断面図、(B)は第二係止アームが傾動した状態を示す断面図、(C)は係止突部が第二被係止部に係止した抜止めロック状態を示す断面図、(D)は抜止めロックを解除する方法を示す断面図である。
【図14】図8のC−C断面における開閉ロック手段の作用を示しており、(A)は施錠手段の挿入初期段階を示す断面図、(B)は開閉ロックした状態を示す断面図である。
【図15】従来のケース本体におけるディスク収納手段を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 ケース本体
3a、3b 自由端
4a、4b 分割ケース
5 収納室
6 施錠手段
7 解錠装置
13b 後壁
14 突出手段
14a アーム部
14b フック部
70 保持プレート
70a 基板部
70b 延長部
71 コアー板
72 保護シート
73 カバーフィルム
74 袋部
74a 底部
74b 開口部
79 フォーク部
82 受部
83 挿着孔
84 着脱手段
86 リフト機構

Claims (3)

  1. 中心孔(C)を貫設したCD又はDVD等のディスクを収納するディスク収納ケースであり、相互に連結されたヒンジ部を介して開閉自在に合掌される第一分割ケースと第二分割ケースにより収納室を形成し、挿入方向に関して挿入端 (d1) と反対側の反対端 (d2) を有する円形のディスク(D)の周部を挿脱自在に保持する保持プレートを収納室に収納する構成であり、
    前記保持プレート(70)は、挿入されたディスク (D) の中心孔 (C) よりも尾端側に位置する基板部(70a)と、該ディスク (D) の中心孔 (C) の近傍部を含んで先端側に位置する延長部(70b)を構成するコア板(71)を備えており、
    前記基板部(70a)は、該基板部(70a)に重ね合わせられたカバーフィルム(73)により、保持プレート(70)の尾端側に底部(74a)を有し、挿入されたディスク (D) の中心孔 (C) よりも尾端側に位置して先端側に向く開口部(74b)を有する袋部(74)を形成し、
    前記延長部(70b)は、袋部(74)に挿入されたディスク(D)の中心孔(C)とほぼ合致して連通する中央切欠孔(77)を形成すると共に、該中央切欠部(77)から延長部(70b)の先端に向けて切欠縁78a、78aをほぼ平行に延設することにより該先端に開口する開放切欠部(78)を形成することにより、該ディスク (D) の反対端 (d2) に近傍する周縁とほぼ合致するように円弧を描く先端縁 (81a) を備えた一対のフォーク部(79)(79)を構成して成ることを特徴とするディスク収納ケース。
  2. 前記延長部(70b)は、フォーク部(79)の側縁が袋部(74)に挿入されたディスク(D)の周縁よりも内側に位置するように、該側縁に凹部(80)を形成して成ることを特徴とする請求項1に記載のディスク収納ケース。
  3. 保持プレート(70)は、表面に不織布から成る保護シート(72)を重ね合わせて溶着したコア板(71)により基板部(70a)と延長部(70b)を構成して成ることを特徴とする請求項1又は2に記載のディスク収納ケース。
JP2003205702A 2003-08-04 2003-08-04 ディスク収納ケース Expired - Fee Related JP3788618B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003205702A JP3788618B2 (ja) 2003-08-04 2003-08-04 ディスク収納ケース

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003205702A JP3788618B2 (ja) 2003-08-04 2003-08-04 ディスク収納ケース

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005053491A JP2005053491A (ja) 2005-03-03
JP3788618B2 true JP3788618B2 (ja) 2006-06-21

Family

ID=34362849

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003205702A Expired - Fee Related JP3788618B2 (ja) 2003-08-04 2003-08-04 ディスク収納ケース

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3788618B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5271194B2 (ja) * 2009-08-07 2013-08-21 株式会社ジャストコーポレーション 複数枚の仕切り板を有すレンタル用ケース

Also Published As

Publication number Publication date
JP2005053491A (ja) 2005-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1363288B1 (en) Disc cartridge
PL199897B1 (pl) Zespół zabezpieczonej kasety do przechowywania nośnika informacji, zespół zabezpieczający nośnik informacji w kasecie, oraz kaseta do przechowywania nośnika informacji
WO2004097830A1 (en) Security device for a disk box
JP3788618B2 (ja) ディスク収納ケース
CN101506889B (zh) 盘的安全防护盒
JP3213302B2 (ja) 情報記憶ディスクの盗難防止装置
US20020136156A1 (en) Disc cartridge
JP4142017B2 (ja) 安全ディスクケース
JP4051068B2 (ja) ディスク収納ケース
TWI307086B (en) Disc cartridge
EP2150956B1 (en) Packages for holding compact discs
JP4062545B2 (ja) ディスク収納ケースにおける施錠装置
JP3321386B2 (ja) Cdケース等の収納容器
JP3693336B2 (ja) 施錠装置を備えたディスク収納ケースにおける解錠方法及び解錠装置
JP3736548B2 (ja) ディスク収納ケースにおける施錠装置
RU2289861C2 (ru) Кассета для диска
JPS6316058Y2 (ja)
JP2880950B2 (ja) 記録ディスクホルダ
JP4119050B2 (ja) ケース用のホルダー
JP4021829B2 (ja) ディスク盗難防止ピース及びディスクケース
JP4074601B2 (ja) 盗難防止ピース付ディスクケース
JP3041730U (ja) 情報記録盤収納シート
JPS6038539Y2 (ja) カセツトケ−ス
JP2006182368A (ja) レンタル用盗難防止対象物
JPH087589Y2 (ja) テープカセット

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050725

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050802

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051115

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051215

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20060307

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20060322

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3788618

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090407

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100407

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110407

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120407

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130407

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140407

Year of fee payment: 8

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees