JP4050455B2 - 大容量竪型ボールミルの潤滑装置 - Google Patents

大容量竪型ボールミルの潤滑装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、大容量竪型ボールミルの潤滑装置に関する。
ボールミルは主としてPCB やダイオキシン等で汚染された土壌を無害化処理するため、大量の土を微粉化するために用いられる。汚染された土壌は地球上に大量に存在するので、相当効率よく進めなければならず、例えば1回のバッチ処理で50kg程度以上の大量の土を微粉砕するものが、求められている。本発明はかかる大容量ボールミルの潤滑装置に関する。
なお、本発明は土の微粉砕に用いるほか、種々の物の粉砕にも用いられ、処理量が50kg未満のものにも適用可能である。
【0002】
【従来の技術】
ボールミルを用いた粉砕技術は既に公知であり、例えば、特公平6−79677号公報、特開平3−193127号公報、特許第2570537号公報、特許第2586778号公報、特許第2904392号公報などに記載されている。
これらのボールミルは、2〜4台のミルポットを備え、各ミルポットを自転させると共に、各ミルポットを支持するテーブルも回転させ、ミルポットに自転と公転をさせるようにしたものである。またミルポット内には多数の鋼球が入れられており、被粉砕物がミルポット内で鋼球と衝突することにより、微粉に粉砕されるようにしたものである。
しかるに前記従来のボールミルは、非常に少量の粉砕物を処理するもので、例えば処理量が100gとか、あるいは1kg程度までにすぎない。
このため、ミルポットの自転を支持する軸受は、グリース挿入式のものを用いて、軸受内に挿入されたグリースによって軸受の潤滑を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかるに、粉砕物の処理量を多くするためにミルポットを大型化すると、軸受に加わる負荷が大きくなるから、この負荷を支持する軸受を大型化しなければならない。軸受を大型化した場合、グリース封入式の軸受では、封入したグリースに加わる遠心力が大きくなるため、グリースが軸受の外周側に偏り、内周側ではグリースが不足し、軸受の潤滑が不良になるという問題がある。
また、軸受に加わる負荷が大きくなると、軸受においても摩擦によって発生する熱が大きくなるので、その熱によって、封入されたグリースが変質し、グリースの潤滑性能が低下するという問題がある。
【0004】
本発明は上記事情に鑑み、1回に大量の土を微粉化することができ、高回転、高負荷で運転しても、軸受の潤滑を確実に行うことができ、軸受の破損を防ぐことができる大容量竪型ボールミルの潤滑装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の大容量竪型ボールミルの潤滑装置は、立てて配置された中心軸と、該中心軸の上方部分に取付けられたポット支持枠と、該ポット支持枠に、前記中心軸を中心として対称となる位置に回転自在に取付けられた複数個のミルポットとからなり、前記ミルポットを自転させながら、前記中心軸のまわりを公転させるようにしたボールミルにおいて、前記ポット支持枠が、前記中心軸の上方部分の上端部に取付けられた上テーブルと、下端部に取付けられた下テーブルとからなり、前記上テーブルには、前記ミルポットの上端を回転自在に支持する上ラジアル軸受が設けられており、前記下テーブルには、前記ミルポットの下端を回転自在に支持する下ラジアル軸受が設けられており、前記中心軸の上端から途中まで、軸心上に穿孔された軸内給油路と、前記中心軸の上端部に取付けられ、外部の給油管から前記軸内給油路に潤滑油を供給するための潤滑油用の回転継手と、前記軸内給油路と前記上ラジアル軸受との間を連通させる上潤滑油供給路と、前記軸内給油路と前記下ラジアル軸受との間を連通させる下潤滑油供給路と、前記上ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出する上排油路と、前記下ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出する下排油路とからなり、前記上潤滑油供給路が、前記中心軸に対して放射状に配設された放射径路を備えており、前記上排油路が、中心軸から見て、前記上ラジアル軸受の中心より外側であって、前記上ラジアル軸受の中心から半径方向外向きに配設され、前記下潤滑油供給路が、前記中心軸に対して放射状に配設された放射径路を備えており、前記下排油路が、中心軸から見て、前記下ラジアル軸受の中心より外側であって、前記下ラジアル軸受の中心から半径方向外向きに配設されたことを特徴とする。
請求項の大容量竪型ボールミルの潤滑装置は、請求項記載の発明において、前記下テーブルより下方に、前記ミルポットを自転させる前記ミルポット自転機構が設けられており、該ミルポット自転機構が、基礎円の中心が、前記中心軸と同心である太陽歯車と、前記ミルポットの下端に取付けられた遊星歯車と、前記下テーブルに回転自在に取り付けられ、前記太陽歯車と前記遊星歯車の間に噛み合わされた遊び歯車とからなる遊星歯車機構であり、前記上排油路の下端を、前記下テーブルより下方かつ前記遊び歯車より上方であって、平面視で前記遊び歯車の中心よりも外方かつ前記遊び歯車の外端縁よりも中心軸側に設け、前記下排油路の下端を、前記下テーブルより下方かつ前記遊び歯車より上方であって、平面視で前記遊び歯車の中心よりも外方かつ前記遊び歯車の外端縁よりも中心軸側に設けたことを特徴とする。
【0006】
請求項1の発明によれば、潤滑油を外部の給油管から軸内給油路に回転継手を通して供給することができる。軸内給油路内の潤滑油を、上潤滑油供給路および下潤滑油供給路を通して、上ラジアル軸受および下ラジアル軸受に供給でき、潤滑に使用した潤滑油は上排油路および下排油路を通って外部に排出できる。そして、中心軸の回転は、中心軸上の回転継手によって吸収できるので、中心軸の回転によって供給管から軸内給油路への潤滑油の供給が阻害されることがない。よって、ミルポットを高回転高負荷で運転しても、上下のラジアル軸受に確実に潤滑油を供給することができる。また、上下のラジアル軸受には外部の給油管から常に新しい潤滑油が供給されることになるので、潤滑油の温度上昇による潤滑性能の低下を抑えることができ、しかも、軸受を冷却する効果も得られる。よって、高回転高負荷で運転しても軸受が破損することを防ぐことができる。さらに、中心軸を回転させると、上下潤滑油供給路内の潤滑油には、中心軸に対して外向きに遠心力が加わるが、この遠心力の方向が潤滑油の流れる方向と同じになるので、軸内給油路から軸受に潤滑油がスムーズに流れる。そして、上下の排油路内において、潤滑油に働く遠心力の方向と潤滑油の流れる方向がほぼ同じになる。このため、軸受内の潤滑油は、上下の排油路内を通ってスムーズに軸受から排出され、軸受内の潤滑油の圧力が高くなることもない。よって、潤滑油の供給圧が低くても、潤滑油を軸受に確実に供給することができる。
請求項の発明によれば、下テーブルが中心軸とともに回転すると、下テーブルに取り付けられた遊び歯車は、中心軸の回りを公転する。この上下の廃油路の下端は、遊び歯車より上方で、平面視で遊び歯車の中心より外方かつ遊び歯車の外端縁よりも中心軸側に設けられている。このため、遊び歯車が公転すると、上下の排油路の下端から排出された潤滑油は、公転している遊び歯車にふりかかる。この遊び歯車は、太陽歯車と遊星歯車の両方と噛み合っているので、遊び歯車にふりかかった潤滑油によって、遊び歯車と遊星歯車の噛み合せ部分および遊び歯車と太陽歯車の噛み合わせ部分を潤滑することができる。したがって、ミルポット自転機構の歯車を潤滑するための特別な潤滑機構を設けなくても、ミルポット自転機構の歯車への潤滑を確実かつ容易に行うことができ、ボールミルの構造を簡単にすることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】
つぎに、本発明の実施形態を図面に基づき説明する。
図1は大容量竪型ボールミルの縦断面図、図2は本実施形態の大容量竪型ボールミルの潤滑装置の要部拡大断面図である。図1および図2に示すように、本実施形態の大容量竪型ボールミルは、中心軸1、ベースフレーム10、ポット支持枠20、ミルポット30等を主たる構成要素としている。
【0008】
まず、中心軸1を説明する。
中心軸1は立てて配置されており、その軸方向のほぼ中間点から下方は下方部分1Aといい、上方は上方部分1Bという。前記下方部分1Aは後述する軸受を介してベースフレーム10で支えられる部分である。前記上方部分1Bはポット支持枠20を介してミルポット30を保持する部分である。
【0009】
つぎに、ベースフレーム10を説明する。
中心軸1の下方部分1Aは、ベースフレーム10内に挿入され、下軸受部11および上軸受部15を介して、ベースフレーム10によって、回転自在に支持されている。下軸受部11は、中心軸1の下方部分1Aの下端部を回転自在に支持しており、上軸受部15は、中心軸1の下方部分1Aの上端部を回転自在に支持している。
このため、ベースフレーム10内に挿入された下方部分1Aは、その下端部と上端部とを、下軸受部11および上軸受部15にそれぞれ支持されているので、中心軸1は、垂直に立った状態で回転することができる。
【0010】
つぎに、ポット支持枠20を説明する。
前記中心軸1の上方部分1Bには、ポット支持枠20が取り付けられている。このポット支持枠20は、ミルポット30の上端および下端をそれぞれ回転自在に支持するための上テーブル21および下テーブル25から構成されている。
【0011】
まず上テーブル21を説明する。
図1および図2に示すように、上テーブル21は、水平な円板状をしており、その中心に上ボス21b が設けられたものである。この上テーブル21の上ボス21b は、中心軸1の上方部分1Bの上端部に嵌入され、キー等によって中心軸1の上方部分1Bに固定されている。
【0012】
この上テーブル21には、その上面と下面とを貫通するカートリッジ取付孔21h が形成されている。このカートリッジ取付孔21h には、カートリッジ61が着脱自在に固定されている。このカートリッジ61の下端内面には、リング状に軸受支持板61a が形成されており、カートリッジ61の上端には、板状の軸受固定部材61b が取り付けられている。
これら軸受支持板61a と軸受固定部材61b との間において、カートリッジ61の内面には、公知のラジアル軸受である上ラジアル軸受62が取付けられている。
【0013】
つぎに、下テーブル25を説明する。
図1および図2に示すように、前記下テーブル25は、水平な円板状をしており、その中心に下ボス25b が設けられたものである。この下テーブル25の下ボス25b は、中心軸1の上方部分1Bの下端部に嵌入され、キー等によって中心軸1の上方部分1Bに固定されている。この下テーブル25には、その上面と下面とを貫通する軸受取付孔25h が形成されている。
【0014】
軸受取付孔25h の下方には、下スリーブ受部26が設けられている。この下スリーブ受部26は、上端が下テーブル25の下面に固定されており、その中央に軸受取付孔25h と同軸で、内径が軸受取付孔25h の内径より小さい上下方向に貫通する貫通孔が形成されたものである。この貫通孔の下端部内面には、公知の軸受であるスラスト軸受26b が設けられている。
また、下テーブル25の上面には、板状の軸受取付板27が取り付けられており、下スリーブ受部26の上端と軸受取付板27の下面との間において、軸受取付孔25h の内面には、公知のラジアル軸受である下ラジアル軸受72が取付けられている。
【0015】
このため、中心軸1を軸廻りに回転させると、上テーブル21および下テーブル25は、いずれも水平面内で回転するから中心軸1を中心にして後述するミルポット30を公転させることができる。ミルポット30を公転させる駆動源は図示しないモータであるが、ミルポット30を公転させるための公転機構については特に制限はない。
【0016】
また、前記上テーブル21と下テーブル25との間には、複数の連結ロッド28が取り付けられている。これらの連結ロッド28によって、上テーブル21と下テーブル25との間隔が変化しないように、両者を支持している。複数の連結ロッド28は、中心軸1を中心として回転対称な位置に配置されているから、上テーブル21および下テーブル25を均一に支持することができる。
【0017】
つぎに、ミルポット30を説明する。
前記ポット支持枠20には、中心軸1を中心として回転対称となる位置に3つのミルポット30が、取り付けられている。
なお、ポット支持枠20に取り付けるミルポット30の数は、3つに限らず、2つや4つ以上でもよい。
【0018】
各ミルポット30は、その内部に多数の鋼球と土等の被粉砕物を入れる収容室を備えている。このミルポット30の上端および下端には、ミルポット30の中心と同軸で、上下方向に沿って延びた上自転軸35および下自転軸33が設けられている。この上自転軸35および下自転軸33には、上スリーブ63および下スリーブ73がそれぞれ嵌合されており、これらは前記上ラジアル軸受62および前記下ラジアル軸受72によって回転自在に、それぞれ支持されている。
【0019】
したがって、各ミルポット30の下端および上端がポット支持枠20の上テーブル21および下テーブル25によって回転自在に支持されているので、各ミルポット30は自転することができるのである。
【0020】
つぎに、ミルポット自転機構50を説明する。
図2に示すように、ミルポット自転機構50は、太陽歯車51、遊星歯車52および遊び歯車53から基本構成されたものである。
太陽歯車51は、前記ベースフレーム10の上面と、ポット支持枠20の下テーブル25の下面との間において、上軸受部15の外周に取り付けられている。この太陽歯車51は、リング状であって、その外周に、基礎円が前記中心軸1と同心である歯が形成されたものである。
前記上軸受部15は、中心軸1の下方部分1Aの上端部を回転自在に支持しており、中心軸1が回転しても、上軸受部15は回転しないので、上軸受部15の外周に取り付けられた太陽歯車51は、中心軸1が回転しても回転しない。
【0021】
前記太陽歯車51には、遊び歯車53が噛み合わされている。この遊び歯車53は、中心軸1と平行な支持軸54を介してポット支持枠20の下テーブル25に取り付けられており、支持軸54を中心として自転することができるものである。
【0022】
遊星歯車52は、太陽歯車51の外周の歯と噛み合っておらず、前記遊び歯車53と噛み合っている。この遊星歯車52は、前記下スリーブ73の下端に、下スリーブ73と同心に取り付けられている。
【0023】
よって、中心軸1とともにポット支持枠20が回転すると支持軸54を介して下テーブル25に取り付けられた遊び歯車53はポット支持枠20と同じ方向に、中心軸1を中心に公転する。
遊び歯車53は、太陽歯車51と噛み合っており、中心軸1が回転しても、この太陽歯車51は回転しないので、遊び歯車53は、太陽歯車51の外周を転動しながら自転することになる。
遊び歯車53が自転すると、遊び歯車53と噛み合っている遊星歯車52は、遊び歯車53によって回転されるので、ミルポット30は自転する。
【0024】
したがって、ミルポット自転機構50によれば、中心軸1がポット支持枠20とともに回転すれば、ミルポット30を自転させることができる。
【0025】
さて、本実施形態の大容量竪型ボールミルの潤滑装置(以下では単に潤滑装置という)を説明する。
本実施形態の潤滑装置は、回転継手101 、軸内給油路105 、上潤滑油路115 および下潤滑油路130 から構成されたものである。
【0026】
まず、軸内給油路105 を説明する。
前記中心軸1には、その上端から中心軸1の上方部分1Bの上端部の途中まで、その軸心上に軸内給油路105 が穿孔されている。
【0027】
つぎに、回転継手101 を説明する。
中心軸1の上端には、回転継手101 が取り付けられている。この回転継手101 は、その内部に給油管102 と中心軸1の軸内給油路105 とを連通する内部径路を備えている。この内部径路は、給油管102 に取り付けられた固定用径路と、軸内給油路105 に取り付けられた回転径路とからなり、両径路が公知のフローティングシールを介して、液密に連絡されている。このため、たとえ中心軸1が回転しても、回転継手101 によって、外部の給油管102 から、前記軸内給油路105 に潤滑油を供給することができる。
【0028】
つぎに、上潤滑油路110 を説明する。
上潤滑油路110 は、上ラジアル軸受62に軸内給油路105 から新しい潤滑油を供給するための上潤滑油供給路115 と、上ラジアル軸受62内の潤滑油を排出するための上排油路120 とから基本構成されている。
【0029】
まず、上潤滑油供給路115 を説明する。
図1および図3に示すように、前記中心軸1の上方部分1Bの上端部および上テーブル21には、軸内給油路105 と上テーブル21の上面との間を貫通する放射径路116 が中心軸1の中心に対して放射状に形成されている。この放射径路116 は、中心軸1内に形成された軸内放射径路116aと上テーブル21内に形成されたボス内放射径路116bとからなり、その連続部分は、図示しない例えばOリング等によってシールされ、潤滑油が漏れることを防いでいる。
【0030】
上テーブル21の上面において、前記放射径路116 のボス内放射径路116b の一端には、供給管117 の一端が取り付けられている。この供給管117 は、例えばフレキシブルホース等の管であり、中心軸1の中心と上ラジアル軸受62の中心とを結ぶ線となす角度が小さくなるように配設されている。
この供給管117 の他端は、前記軸受固定部材61b の上面において、給油通路118 の一端に取り付けられている。
この給油通路118 は、軸受固定部材61b の上面と下面とを貫通する孔である。
【0031】
上記の放射径路116 、供給管117 および給油通路118 によって、軸内給油路105 と上ラジアル軸受62とが連通されている。
このため、回転継手101 によって給油管102 から軸内給油路105 に供給された潤滑油は、放射径路116 →供給管117 →給油通路118 を通って、上ラジアル軸受62に供給される。
【0032】
なお、上潤滑油供給路115 の放射径路116 、供給管117 および給油通路118 は、平面視で中心軸1に対して放射状に並んで設けてもよい。この場合、潤滑油の流れる方向と遠心力の方向が完全に一致するので、潤滑油の供給排出を最もスムーズに行うことができる。
【0033】
つぎに、上排油路120 を説明する。
図5は、本実施形態の大容量竪型ボールミルの要部拡大平面図である。図2、図3および図5に示すように前記カートリッジ61には、軸受支持板61a の上面とカートリッジ61の外面とを貫通する貫通孔である排油通路121 が形成されている。この排油通路121 は、前記中心軸1にからみて、前記上ラジアル軸受62の中心より外側であって、前記上ラジアル軸受62の中心から半径方向外向きに配設されている。すなわち、排油通路121 の軸方向の想像線L1が、中心軸1の中心と上ラジアル軸受62の中心とを結ぶ線L2となす角度θ1が90°よりも小さくなるように設けられている。
【0034】
カートリッジ61の外面における排油通路121 の一端には、排出管122 の一端が取り付けられている。この排出管122 は、鋼管である。
この排出管122 の他端は、前記ポット支持枠20の下テーブル25の上面における上軸受排出油通路123 の一端に取り付けられている。この上軸受排出油通路123 は、下テーブル25の上面と下面との間を貫通する貫通孔である。
この上軸受排出油通路123 の下端は、平面視で前記ミルポット自転機構50の遊び歯車53の中心よりも外方かつ遊び歯車53の外端縁より中心軸1側に設けられているが、その理由は後述する。
【0035】
このため、上ラジアル軸受62を潤滑した潤滑油は、排油通路121 →排出管122 →上軸受排出油通路123 を通って、下テーブル25の下方に排出されるのである。
【0036】
つぎに下潤滑油路130 を説明する。
下潤滑油路130 は、下ラジアル軸受72に軸内給油路105 から新しい潤滑油を供給するための下潤滑油供給路135 と、下ラジアル軸受72内の潤滑油を排出するための下排油路140 とから基本構成されている。
【0037】
まず、下潤滑油供給路135 を説明する。
図4は、図1のIV-IV 線の概略断面矢視図である。図2および図4に示すように、前記上テーブル21の上ボス21bには、前記放射径路116 のボス内放射径路116b と上ボス21bの外面との間を貫通する上ボス内潤滑油路136 が形成されている。
上テーブル21の上ボス21bの外面において、前記上ボス内潤滑油路136 の一端には、供給管137 の一端が取り付けられている。この供給管137 は鋼管であり、平面視で中心軸1の中心としたラジアル軸受72の中心とを結ぶ線となす角度が小さくなるように配設されている。
この供給管137 の他端は、前記軸受取付板27の外面において、給油通路138 の一端に取り付けられている。この給油通路138 は、軸受取付板27の上面と下面との間を貫通する貫通孔である。
【0038】
上記の上ボス内潤滑油路136 、排油通路121 、供給管137 および給油通路138 によって軸内給油路105 と下ラジアル軸受72とが連通されている。
このため、軸内給油路105 内の潤滑油は、上ボス内潤滑油路136 →供給管137 →給油通路138 を通って、下ラジアル軸受72に供給される。
【0039】
なお、下潤滑油供給路135 の上ボス内潤滑油路136 、排油通路121 、供給管137 および給油通路138 は、平面視で中心軸1に対して放射状に並んで設けてもよい。この場合、潤滑油の流れる方向と遠心力方向が完全に一致するので、潤滑油の供給排出を最もスムーズに行うことができる。
【0040】
つぎに、下排油路140 を説明する。
前記下スリーブ受部26には、下スリーブ受部26の上面と下スリーブ受部26の下面とを貫通する貫通孔である下排油路140 が形成されている。この下排油路140 は、中心軸1からみて、前記下ラジアル軸受72の中心より外側であって、前記下ラジアル軸受72の中心から半径方向外向きに配設されている。すなわち、この下排油路140 の軸方向の想像線L3が、中心軸1の中心と下ラジアル軸受72の中心よりとを結ぶ線L4となす角度θ2が90°より小さくなるように配設されている。この下排油管140 の下端は、平面視で前記ミルポット自転機構50の遊び歯車53の中心より外方かつ遊び歯車53の外端縁より中心軸1側に設けられているが、その理由は後述する。
【0041】
このため、下ラジアル軸受72を潤滑した潤滑油は、下排油路140 を通って、下テーブル25の下方に排出されるのである。
【0042】
つぎに、本実施形態の大容量竪型ボールミルの冷却装置の作用効果を説明する。
本実施形態の大容量竪型ボールミルを作動すると、中心軸1が回転される。中心軸1が回転しても、中心軸1の回転は回転継手101 によって吸収されるので、給油管102 から軸内給油路105 への潤滑油の供給は阻害されない。
【0043】
中心軸1が回転されると、中心軸1とともにポット支持枠20も回転される。すると、上下の潤滑油供給路115 ,120内の潤滑油には、中心軸1に対して外向きに遠心力が加わる。上下の潤滑油供給路115 ,120は、いずれも中心軸1と上下のラジアル軸受62,72とを結ぶ線となす角度が小さくなるように設けられているので、遠心力の方向が、潤滑油の流れる方向とほぼ同じになる。
このため、中心軸1の回転より発生する遠心力によって、上下のラジアル軸受62,72への潤滑油の供給が阻害されることなく、軸内給油路105 から上下のラジアル軸受62,72に向かって、上下の潤滑油供給路115 ,120内を潤滑油がスムーズに流れる。
【0044】
また、上下のラジアル軸受62,72内の潤滑油にも、中心軸1に対して外向きに遠心力が働く。しかし、上排油路120 の排油通路121 および下排油路140 は、中心軸1からみて、上下のラジアル軸受62,72の中心より外側であって、上下のラジアル軸受62,72の中心から半径方向に配設されており、上排油路120 の排油通路121 および下排油路140 の軸方向の想像線L1, L3が中心軸1と上下のラジアル軸受62,72とを結ぶ線L2, L4となす角度θ1, θ2が90°より小さいので、遠心力の方向が潤滑油の流れる方向とほぼ同じになる。
このため、中心軸1の回転によって上下のラジアル軸受62,72から排油通路121 および下排油路140 への潤滑油の排出が阻害されない。
【0045】
さらに、上下のラジアル軸受62,72から排油通路121 および下排油路140 へ潤滑油がスムーズに排出されるので、上下のラジアル軸受62,72内に潤滑油が溜まって、上下のラジアル軸受62,72内の潤滑油の圧力が高くなることはない。
よって、潤滑油の供給圧が低くても、潤滑油を上下のラジアル軸受62,72に確実に供給できる。
【0046】
ポット支持枠20が回転すると、ミルポット自転機構50によってミルポット30が自転される。ミルポット30が自転されると、上下のラジアル軸受62,72には摩擦によって熱が発生するが、上下のラジアル軸受62,72には外部の給油管102 から常に新しい潤滑油が供給されているので、潤滑油の温度上昇による潤滑性能の低下を抑えることができ、しかも、上下のラジアル軸受62,72を冷却する効果も得られる。
【0047】
したがって、本実施形態の大容量竪型ボールミルの冷却装置によれば、高回転高負荷で運転しても、上下のラジアル軸受62,72に確実に潤滑油を供給することができ、潤滑油の温度上昇による潤滑性能の低下を抑えることができ、しかも、上下のラジアル軸受62,72を冷却する効果も得られる。したがって、上下のラジアル軸受62,72が破損することを防ぐことができる。
【0048】
さらに、下テーブル25が中心軸1とともに回転すると、下テーブル25に取り付けられた遊び歯車53は、中心軸1の回りを公転する。
前述したように、上下の排油路120、 140の下端は、遊び歯車53より上方であって、平面視で遊び歯車53の中心よりも外方かつ遊び歯車53の外端縁よりも中心軸1側に設けられている。
このため、遊び歯車53が公転すると、上下の排油路120、 140 の下端から排出された潤滑油は、遊び歯車53にふりかかる。この遊び歯車53は、太陽歯車51と遊星歯車52の両方と噛み合っているので、遊び歯車53にふりかかった潤滑油によって、遊び歯車53と遊星歯車52の噛み合せ部分および遊び歯車53と太陽歯車51の噛み合わせ部分を潤滑することができる。
【0049】
よって、本実施形態の大容量竪型ボールミルの潤滑装置によれば、ミルポット自転機構50への潤滑が確定かつ容易になり、ミルポット自転機構50を潤滑するための特別な潤滑機構を設ける必要がないので、ボールミルの構造を簡単にすることができる。
【0050】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、ミルポットが高回転高負荷で運転しても、上下のラジアル軸受に確実に潤滑油を供給することができ、潤滑油の温度上昇による潤滑性能の低下を抑えることができ、しかも、軸受を冷却する効果も得られる。したがって、軸受が破損することを防ぐことができる。軸内給油路から軸受に潤滑油がスムーズに流れ、しかも上下の排油路内を通ってスムーズに軸受から排出されるので、潤滑油の供給圧が低くても、潤滑油を軸受に確実に供給することができる。
請求項の発明によれば、ミルポット自転機構への潤滑が確実かつ容易になり、ミルポット自転機構を潤滑するための特別な潤滑機構を設ける必要がないので、ボールミルの構造を簡単にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の大容量竪型ボールミルの潤滑装置の縦断面図である。
【図2】本実施形態の大容量竪型ボールミルの潤滑装置の要部拡大図である。
【図3】本実施形態の大容量竪型ボールミルの平面図である。
【図4】図1のIV-IV 線の概略断面矢視図である。
【図5】本実施形態の大容量竪型ボールミルの要部拡大平面図である。
【符号の説明】
1 中心軸
20 ポット支持枠
30 ミルポット
21 上テーブル
25 下テーブル
51 太陽歯車
52 遊星歯車
53 遊び歯車
62 上ラジアル軸受
72 下ラジアル軸受
101 回転継手
102 給油管
105 軸内給油路
115 上潤滑油供給路
116 放射径路
120 下排油路
135 下潤滑油供給路
136 上ボス内潤滑油路
140 下排油路

Claims (2)

  1. 立てて配置された中心軸と、該中心軸の上方部分に取付けられたポット支持枠と、該ポット支持枠に、前記中心軸を中心として対称となる位置に回転自在に取付けられた複数個のミルポットとからなり、前記ミルポットを自転させながら、前記中心軸のまわりを公転させるようにしたボールミルにおいて、
    前記ポット支持枠が、前記中心軸の上方部分の上端部に取付けられた上テーブルと、下端部に取付けられた下テーブルとからなり、
    前記上テーブルには、前記ミルポットの上端を回転自在に支持する上ラジアル軸受が設けられており、
    前記下テーブルには、前記ミルポットの下端を回転自在に支持する下ラジアル軸受が設けられており、
    前記中心軸の上端から途中まで、軸心上に穿孔された軸内給油路と、
    前記中心軸の上端部に取付けられ、外部の給油管から前記軸内給油路に潤滑油を供給するための潤滑油用の回転継手と、
    前記軸内給油路と前記上ラジアル軸受との間を連通させる上潤滑油供給路と、
    前記軸内給油路と前記下ラジアル軸受との間を連通させる下潤滑油供給路と、
    前記上ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出する上排油路と、
    前記下ラジアル軸受内の潤滑油を外部に排出する下排油路とからなり、
    前記上潤滑油供給路が、前記中心軸に対して放射状に配設された放射径路を備えており、
    前記上排油路が、中心軸から見て、前記上ラジアル軸受の中心より外側であって、前記上ラジアル軸受の中心から半径方向外向きに配設され、
    前記下潤滑油供給路が、前記中心軸に対して放射状に配設された放射径路を備えており、
    前記下排油路が、中心軸から見て、前記下ラジアル軸受の中心より外側であって、前記下ラジアル軸受の中心から半径方向外向きに配設された
    ことを特徴とする大容量竪型ボールミルの潤滑装置。
  2. 前記下テーブルより下方に、前記ミルポットを自転させる前記ミルポット自転機構が設けられており、該ミルポット自転機構が、基礎円の中心が、前記中心軸と同心である太陽歯車と、前記ミルポットの下端に取付けられた遊星歯車と、前記下テーブルに回転自在に取り付けられ、前記太陽歯車と前記遊星歯車の間に噛み合わされた遊び歯車とからなる遊星歯車機構であり、
    前記上排油路の下端を、前記下テーブルより下方かつ前記遊び歯車より上方であって、平面視で前記遊び歯車の中心よりも外方かつ前記遊び歯車の外端縁よりも中心軸側に設け、
    前記下排油路の下端を、前記下テーブルより下方かつ前記遊び歯車より上方であって、平面視で前記遊び歯車の中心よりも外方かつ前記遊び歯車の外端縁よりも中心軸側に設けた
    ことを特徴とする請求項記載大容量竪型ボールミルの潤滑装置。
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